章別会話
ノーマル†
オープニングシナリオ†
(字幕テロップ:グレイル傭兵団 砦)
- [ミスト]
- あぁ、この砦に帰ってくるのも
久しぶりだね。
やっぱり、落ち着くなぁ。▼
- [アイク]
- このところ、ずっと依頼が
立て込んでいたからな。▼
今回のクリミアの内乱鎮圧の件も
予想以上に長引いた。
確かに、久々の本拠地だ。▼
- [ティアマト]
- 私たちみたいな貧乏傭兵団にとっては、
仕事がたくさんあるのは
ありがたいことなんだけれどね。▼
- [ミスト]
- お兄ちゃんが、クリミアの
爵位を返さなければ
もうちょっと生活も楽だったのにな。▼
- [アイク]
- ミスト、俺は……▼
- [ミスト]
- わかってる。
ちょっと言っただけよ。▼
私だって、本当は
貴族の窮屈な暮らしなんかよりも、▼
困っている人を助けて、
そのお礼で生活していく
この暮らしのほうがあってるわ。▼
…お父さんの遺した、
この傭兵団も守らなくちゃいけないしね。▼
- [セネリオ]
- アイク、来客です。▼
- [アイク]
- 客?▼
(ライが登場)
- [ライ]
- 久しぶりだな、アイク。
やっと会えたよ。
いつ来てもここは留守ばっかでさ。▼
- [アイク]
- ライじゃないか。
久しぶりだな。▼
ガリア王国の皆は元気か?
獅子王はどうしている?▼
- [ライ]
- あぁ、皆元気だ。
俺たち獣牙族は、いつも皆
元気すぎるくらい元気だよ。▼
- [アイク]
- 3年前の戦いでは、
獣牙族の皆には世話になったからな。
…もちろんライ、お前にも。▼
- [ライ]
- それは、お互い様だろ。▼
- [アイク]
- …3年前世話になったといえば、
この前、クリミア王宮で
白鷺姫リアーネに会ったぞ。▼
何でもずっと俺を捜していたらしい。▼
…何だか知らんが、繰り返し言ってたな。
『にいさまたちを助けて』と。
…何があったか知っているか?▼
- [ライ]
- もう…聞いてしまったのか…
……………突然な話だ。
驚かないで聞いてくれよ?▼
間もなく……戦が始まる。▼
- [アイク]
- なんだと!?▼
- [ライ]
- 獣牙族の国ガリア、鷹の民の国フェニキス、
鴉の民の国キルヴァス……
この三国が組んだラグズ連合と……▼
ベグニオン帝国との間で……▼
- [アイク]
- ……確かに急な話だな。
ベグニオン帝国とラグズとの間には
数百年にも及ぶ確執があるようだが、▼
ここ数年は少しばかり
マシになってたんじゃなかったか?▼
- [ライ]
- 復興したデインから…ラフィエルという
鷺の民の第一王子がお戻りになったんだ。
お前も知りあいのトパックに連れられて…▼
そのラフィエル王子の
語られた話が、
今回の戦の決め手となった……▼
今日は…お前に
その話をするために来たんだ…▼
(画面暗転:ナレーション)
(地名テロップ:ラグズ連合 ガリア軍陣営)
- [ライ]
- ベグニオン国境の城塞都市フラゲルは
もう目と鼻の先だ。▼
夜襲を仕掛け、砦内の帝国兵が
迎撃態勢を整える前に、
一気に攻め落とすぞ。▼
- [スクリミル]
- おう。
ようやくまともな戦いができるな。▼
別に真正面からぶつかっても
俺はよかったんだがな。
こそこそ夜襲などかけたりせずに。▼
- [ライ]
- ………………▼
- [アイク]
- 俺たちの役目は?▼
- [ライ]
- グレイル傭兵団には、
遊撃隊として動いて欲しい。
オレたち獣牙族の苦手とする▼
炎魔法を使う魔道士の一掃と、
”シューター”とかいう兵器の
奪取を頼みたい。▼
- [スクリミル]
- よーし、決まったな!
作戦なんか、もういいだろう?
久々の戦場だ。腕が鳴るというもの。▼
- [ライ]
- いや、スクリミル。
ここはまだおまえが出るほどじゃない。
大将は後ろに控えて命令を出して……▼
- [スクリミル]
- 馬鹿を言え。俺は戦うぞ。
ガリアの大将が、兵たちの後ろに
隠れるような真似できるものか!▼
小賢しい策は、ろくに力ももたぬ
ベオクどもにのみ必要なもの。
さぁ、くだらん会議は終わりだ。▼
(スクリミルが去る)
- [ライ]
- おい、スクリミル…!
……………………▼
- [アイク]
- 大丈夫か?▼
- [ライ]
- あ、あぁ。スクリミルのやつ、
初めての戦場だから張り切ってるんだ。
空回りしなきゃ良いがな…▼
それより、アイク
お前は本当に大丈夫なのか?▼
- [アイク]
- 何がだ?▼
- [ライ]
- いや、その…
つまり、アイクたちはベオクなのに
オレたちラグズの味方なんかして…▼
- [アイク]
- 今回の戦いは、ラグズ連合の方に
正当性があると俺は思う。▼
使者を送っても相手にされない以上、
元老院を話し合いの場に引きずり出すのを
俺たちが手伝うのは、▼
何も悪いことじゃないだろう。
団員の皆も納得しているはずだ。
それに…▼
…何より、頼ってきてくれた友を
無下に追い返すわけにもいかんだろう。▼
- [ライ]
- 恩にきるよ、アイク。▼
(画面暗転後、拠点画面へ)
進撃前†
(地名テロップ:ベグニオン帝国領、フラゲル砦)
- [ノーズ]
- ああ、心配だ…心配でたまらない。
兵はこれだけしかいないのか?
ここはガリアが近いというのに……▼
- [シジオウ]
- おそれながら、ノーズ将軍。
今夜はただの巡回です。
多勢は不要かと。▼
- [ノーズ]
- いや、今にあの森の暗闇から
血に飢えた獣が押し寄せてくるのだ……
きっとそうだ…そうに決まってる!▼
- [シジオウ]
- ノ、ノーズ将軍、落ち着いてください!
毎晩そう仰ってますが
ガリアの襲撃など、過去に一度も…▼
- [帝国兵]
- て…敵襲! 敵襲!
ガリアの獣牙兵ですっ!
獣が攻撃を仕掛けてきました!▼
- [シジオウ]
- な、なんだと!?▼
- [ノーズ]
- ほ、ほら来た! ほら、ほら!
見ろ、私の言ったとおりだろう?
大変だ……どうしよう…どうしよう……▼
(画面暗転後、スクリミル側へ)
- [スクリミル]
- 邪魔する奴は薙ぎ倒せ!
敵を倒せば前に道ができる!
進め! 進め! 進め!▼
(獣牙族が一斉に化身する)
- [アイク]
- ……さすが獅子王を継ぐ者。
ものすごい勢いだな…
よし、俺たちも急ぐぞ!▼
(戦闘開始)
マップ†
左側と中央の仕切りを超えて待機した時†
- [スクリミル]
- 脆い! ベグニオンはこんなものか!
敵将はどこだ!?この俺と勝負しろ!
俺はスクリミル! ガリアの大将だ!▼
- [ノーズ]
- ああっ、
もうあんなところまで迫って来た……
これは、もうだめだ……▼
- [シジオウ]
- そ、そのような発言はお控えください!
兵たちの士気にかかわり…
し、将軍?…どちらへ!?▼
- [ノーズ]
- ここを脱出する。
私は獣たちが怖い…
ムギルに逃げる。▼
- [シジオウ]
- ノーズ将軍……っ!
臆病者め!
半獣ごとき、何をそこまで恐れる…!▼
エンドシナリオ†
- [アイク]
- 無事、制圧完了か?▼
- [ライ]
- あぁ。守備隊は壊滅、
残った兵は東へ逃亡……
首尾は上々ってところだろう。▼
- [スクリミル]
- はっ! もう終わりか?
暴れ足りんな。
敵は残っていないのか?▼
- [アイク]
- 民衆たちに抵抗する意思はない。
降伏した敵兵も武器を捨てている。▼
- [スクリミル]
- そうか……なら、仕方ない…
ベグニオンというのはこの程度か。
弱すぎる!▼
- [ライ]
- …甘くみない方がいいぞ。
今回はうまくいったが、
敵の数はとにかく圧倒的だ。▼
オレたち獣牙族は過去、
ベグニオンにいいように支配されてきた。
それを忘れない方がいい。▼
- [スクリミル]
- その時代は
俺がいなかったからな。▼
- [ライ]
- あのな……▼
(兵の前に歩み出て演説するスクリミル)
- [スクリミル]
- 全軍聞け!
戦いは終わった! 俺たちの勝ちだ!
ラグズはベオクより強い!▼
俺たちは勝つ!
勝って勝って勝って、
そして勝つ!▼
- [セネリオ]
- ……なんとも、
頭の悪そうな演説ですね。▼
- [ティアマト]
- そんな言い方はよしなさい。▼
今では名君として、
ガリアの獣牙族を治めていらっしゃる
あの【獅子王】、カイネギス様だって…▼
若いころは、
彼とそう変わらなかったって聞くわよ。▼
- [アイク]
- 想像できんな。▼
- [ライ]
- ……あいつもいつかは…
落ち着いてくれるんだよ。
多分…… きっとな…………▼
- [スクリミル]
- 次はムギルだ!
俺たちは勝つ! 勝つ! 勝つ!▼
(暗転後、森の中)
- [ティアマト]
- ねぇ、アイク。
今回の戦いのこと、▼
カイネギス様はよく
思い切られたと思わない?
だって、メダリオンのことがあるのに……▼
(蒼炎のメダリオンの一枚絵)
- [ティアマト]
- 『邪神の封じられたメダリオンある限り、
大陸全土を巻き込むような戦乱を
起こしてはいけない』▼
それをご存知のあの方が……何故、
こんな大きな戦を起こしたのかしら?▼
幸い…3年前の戦いでは、
邪神は目覚めなかった。
だけど今度はどうかしら?▼
大陸最大の領土を持つベグニオン帝国と
ラグズ3国もの戦い……▼
邪神復活の危険を、
カイネギス様はどうお考えなのかしら。▼
(再び会話画面に戻り、ライが追加)
- [ライ]
- 横からごめんよ。▼
グレイル傭兵団副長ティアマト殿と
同参謀セネリオ殿は、さすが
細かいところまで、よくお気づきだ。▼
でも、そこは大丈夫。
ぬかりはない…▼
(メダリオンと鷺の民三人の一枚絵)
- [ライ]
- メダリオンはいま、
セリノスの王族の手によって
守られている。▼
今回の戦いで
多量の【負】の気が撒き散らされても…
彼らが呪歌で、それを鎮めてくれるんだ。▼
- [アイク]
- リュシオン、リアーネ…
それにラフィエル王子だったか。▼
- [セネリオ]
- はるか昔…邪神をメダリオンに封じたのは
鷺の民エルラン……
その末裔である彼らは、▼
邪神の封印を解くという【負】の気を、
【微睡】の呪歌によって
抑えることができる――▼
(ふたたび会話画面へ)
- [ティアマト]
- じゃあ、そっちは彼らに任せて…
私たちは戦いに専念すればいいわけね。▼
- [ライ]
- そういうことだ。▼
…今回の戦いは、
グレイル傭兵団の働きに懸かってる。
だから、本当に頼むよ。▼
- [ティアマト]
- まかせておいて。
できる限りのことはするから。
ね、アイク。▼
- [アイク]
- あぁ…そのつもりだ。▼
(画面暗転後セーブ画面へ)
ハード・マニアック†
オープニングシナリオ†
(字幕テロップ:グレイル傭兵団砦)
- [ライ]
- やっと会えたな。
かれこれ半年近くになるかね~…
いつ来てもここは留守ばっかでさ。▼
- [アイク]
- 貧乏傭兵団だからな。
まめに仕事をこなさんと食い詰めるんだ。▼
- [ライ]
- それでも、今回は
でかい仕事をやったんだろ?▼
ルキノさんが
あわや処刑されるってところを、
助けたんだってな?▼
- [アイク]
- 最初に話を聞いたときは、
相変わらずおかしな依頼をする
おっさんだと思ったが……▼
エリンシアに会って納得した。▼
クリミアはもう大丈夫だ。
俺の傭兵団やガリアの助けがなくても…
立派にやれるだろう。▼
- [ライ]
- そうか…
それはよかった。▼
- [アイク]
- そういや、クリミア王宮で
リアーネに会ったぞ。▼
- [ライ]
- !
何か話したのか?▼
- [アイク]
- 話したというか……
リアーネが繰り返しこう言ってただけだ。
『にいさまたちを助けて』とな。▼
他にも色々言ってたが、
俺は古代語がまったく分からん。▼
鴉の爺さんのほうも、
『ベオクには漏らせない情報ですじゃ』
とか言って通訳も説明もしてくれんし。▼
- [ライ]
- 悪気がないとはいえ、
まだ協議中の国の秘事を
外に漏らすとは…困ったもんだ。▼
おまえが古代語できなくて幸いだったよ。▼
- [アイク]
- いったい、どういうことなんだ?▼
- [ライ]
- …あ、あぁ……
……………突然な話だ。
驚かないで聞いてくれよ?▼
- [アイク]
- あぁ。▼
- [ライ]
- 間もなく……戦が始まる。▼
- [アイク]
- なんだと!?▼
- [ライ]
- ガリア、フェニキス、キルヴァス……
この三国が組んでラグズ連合となる。▼
- [アイク]
- …相手は?▼
- [ライ]
- ベグニオン帝国。▼
- [アイク]
- ……確かに急な話だな。
ベグニオンとラグズとの間には
数百年にも及ぶ確執があるようだが、▼
ここ数年は少しばかり
マシになってたんじゃなかったか?▼
- [ライ]
- デインの復興が…
きっかけといけばきっかけか。▼
デイン新王の軍には、
幻の狼の民と…鷺の民の王子がいた。▼
- [アイク]
- 鷺の民の王子なら…
リュシオンたちの血縁か?▼
- [ライ]
- 第一王子だそうだ。
ラフィエルという名で…
いまはガリアに滞在しておられる。▼
そのラフィエル王子の
語られた話が、
今回の戦の決め手となったんだ……▼
(画面暗転:ナレーション)
(地名テロップ:ラグズ連合 ガリア軍陣営)
- [ライ]
- ベグニオン国境の城塞都市フラゲルは
もう目と鼻の先だ。▼
敵はこちらの動きを知らず
備えができていない。
夜襲を仕掛け、一気に攻め落とすぞ。▼
- [スクリミル]
- おう。
ようやくまともな戦いができるな。▼
- [ライ]
- ………
オレたちが抵抗らしい抵抗もなく
帝国領内に進入できたのは…▼
我等ガリアの獣牙族のみが知る
『抜け道』があったからこそだ。▼
逆に言えば、エルツ山脈を通る
あの道がなかったら……
今回の進攻はあり得なかった。▼
- [スクリミル]
- 別に真正面からぶつかっても
俺はよかったんだがな。
こそこそ間道を通るなど性に合わん。▼
- [ライ]
- ………………
城塞都市の門は3つ。
このうち、南東にある門から突入する。▼
砦内の帝国兵が迎撃態勢を整える前に
砦を陥落させるという作戦だ。▼
- [アイク]
- 俺たちの役目は?▼
- [ライ]
- グレイル傭兵団は、
遊撃隊として動いて欲しい。▼
オレたち獣牙族にとって脅威となるのは
ベオクの炎魔法だ……
魔道士を中心に潰していってほしい。▼
- [アイク]
- わかった。▼
- [ライ]
- それから…
オレたちは”シューター”とかいう
兵器を操ることはできない。▼
それを奪取し、
敵を撹乱してくれると助かる。
できるか?▼
- [アイク]
- 俺の傭兵団の弓兵はどちらも優秀だ。
期待を裏切ることはない。▼
- [ライ]
- よし。
じゃあ、まかせる。▼
- [スクリミル]
- よーし、決まったな!
久々の戦場だ。腕が鳴るというもの。▼
- [ライ]
- いや、スクリミル。
ここはまだおまえが出るほどじゃない。▼
おまえは大将だ。
後ろに控えて命令を出してくれれば……▼
- [スクリミル]
- 馬鹿を言え。俺は戦うぞ。
ガリアの大将が、兵たちの後ろに
隠れるような真似できるものか!▼
- [ライ]
- スクリミル、これは戦なんだぞ。▼
こっちの動向が、場合によっては
南海のフェニキス・キルヴァス軍に
影響を及ぼすんだ。▼
ちゃんと計画にのっとってだな…▼
- [スクリミル]
- 小賢しい策は、ろくに力ももたぬ
ベオクどもにのみ必要なもの。
我ら獣牙族には似合わん!▼
ベグニオンの奴らに
俺の力を見せつけてやるまで!!
さぁ、くだらん会議は終わりだ。▼
(スクリミルが去る)
- [ライ]
- おい、スクリミル…!
……………………▼
- [アイク]
- ……▼
(画面暗転後、拠点画面へ)
進撃前†
(地名テロップ:ベグニオン帝国領 フラゲル砦)
- [ノーズ]
- ああ、心配だ…心配でたまらない。
兵はこれだけしかいないのか?
この十倍は必要だ……▼
- [シジオウ]
- おそれながら、ノーズ将軍。
今夜はただの巡回です。
多勢は不要かと。▼
- [ノーズ]
- ここはガリアが近いのだぞ…?
ああ、恐ろしい!▼
あの森の暗闇から血に飢えた獣が
群れをなして押し寄せてくる……
その凶暴な牙を剥き出しにするのだ!▼
あれは遠からぬ未来を
映し出した光景ではないだろうか……?
きっとそうだ…そうに決まってる!▼
- [シジオウ]
- ノ、ノーズ将軍、
落ち着いてください!
誰か、将軍に薬をお持ちしろ!▼
この西方に赴任されてから
毎晩そう仰っておられますが……▼
ガリアの襲撃など、過去一度も
起こったことはないではありませんか。▼
- [ノーズ]
- いや、いやいや、今日は違う。
今夜こそ獣たちは攻めてくる……
ああ、もうおしまいだ……▼
- [帝国兵]
- て…敵襲! 敵襲!▼
- [帝国兵]
- ガリアの獣牙兵ですっ!
獣が攻撃を仕掛けてきました!▼
- [シジオウ]
- な、なんだと!?▼
- [ノーズ]
- ほ、ほら来た! ほら、ほら!
見ろ、私の言ったとおりだろう?
ああ……大変だ……▼
- [シジオウ]
- はっ…お見それしました。
ノーズ将軍、ご命令を。▼
- [ノーズ]
- ……負けた時のための退路は
しっかり確保しておいてくれ。
そうでないと不安でとても戦えない……▼
- [シジオウ]
- ………はっ…▼
(画面暗転後、スクリミル側へ)
- [スクリミル]
- 邪魔する奴は薙ぎ倒せ!
退路など無用だ!
敵を倒せば前に道ができる!▼
進め! 進め! 進め!▼
(一斉に獣牙族が化身する)
- [アイク]
- ……あれが獅子王を継ぐ者か。
なるほど…強い。▼
こっちが何もせんうちに、
戦いが終わりそうな勢いだな。
よし、俺たちも急ぐぞ!▼
(戦闘開始)
マップ†
左と中央の垣根を越えて待機した時†
- [スクリミル]
- 脆い! ベグニオンはこんなものか!
敵将はどこだ!?
俺はスクリミル! ガリアの大将だ!▼
この俺と勝負しろ!
強い奴なんだろうな!
さもなくば、この俺が承知せんぞ!▼
- [ノーズ]
- ああっ、
もうあんなところまで迫って来た……▼
これは、もうだめだな……
我が軍は負ける……
私の目に狂いはない。▼
- [シジオウ]
- そ、そのような発言はお控えください!
兵たちの士気にかかわります。▼
- [ノーズ]
- いや、だめだ。
もうだめだ。きっとだめだ。
私にはわかる。▼
こういう時はいつも負け戦なのだ……▼
- [シジオウ]
- 将軍、どちらへ!?▼
- [ノーズ]
- ここを脱出する。
ムギルに逃げる。▼
- [シジオウ]
- で、ですが……
それでは戦っている兵たちは?▼
- [ノーズ]
- ……確かに兵たちはかわいそうだ。
だがそれよりも私は獣たちが怖い。
逃げる。▼
- [シジオウ]
- ノーズ将軍……っ!▼
臆病者め!
武器も持たない半獣相手に
何をそこまで恐れるのだ……!▼
ライ死亡時†
- [ライ]
- くっ……
俺としたことが………
……油断…して………………
- [スクリミル]
- ライ、貴様っ…!
戦いはこれからなのだぞ!?
俺の副官がそんなんでどうするっ!
しっかりしろ!目を覚まさんか!!
シジオウ初戦†
- [シジオウ]
- 敵軍は半獣だけではないのか……?
人間が、なぜ
半獣の群れに混じっている!?▼
シジオウvsアイク†
- [シジオウ]
- 半獣に与するとは貴様……
一体何者だ?▼
- [アイク]
- グレイル傭兵団のアイク。▼
- [シジオウ]
- その名、聞き覚えがあるぞ。
(ノーマル)神使様から受けた大恩を忘れたのか?
(ハード・マニアック)神使様から受けた大恩を忘れ、
敵方にまわるとは……
その愚かさ、死で償え!▼
シジオウ散り際の台詞†
- [シジオウ]
- 獣ども……
ベグニオンに牙を剥いたな……▼
もう、
おまえたちは引き返せない……
憶えて……おけ……▼
エンドシナリオ†
- [ライ]
- ご苦労さん。
おかげで勝ち戦だ。▼
- [アイク]
- 無事、制圧完了か?▼
- [ライ]
- あぁ。守備隊は壊滅、
残った兵は東へ逃亡……
首尾は上々ってところだろう。▼
- [スクリミル]
- はっ! もう終わりか?
暴れ足りんな。
敵は残っていないのか?▼
- [アイク]
- スクリミル将軍、
民衆たちに抵抗する意思はない。
降伏した敵兵も武器を捨てている。▼
- [スクリミル]
- そうか……ではこれで終わりだな。
戦う気のない連中を
相手にしたところで意味はない。▼
それにしても、
ベグニオンというのはこの程度か。
弱すぎる。▼
- [ライ]
- …甘くみない方がいいぞ。▼
- [スクリミル]
- ん?▼
- [ライ]
- 今回はうまくいったが、
敵の数はとにかく圧倒的だ。▼
オレたち獣牙族は過去、
ベグニオンにいいように支配されてきた。
それを忘れない方がいい。▼
- [スクリミル]
- その時代は
俺がいなかったからな。▼
- [ライ]
- あのな……▼
(兵の前に歩み出て演説するスクリミル)
- [スクリミル]
- 全軍聞け!▼
戦いは終わった! 俺たちの勝ちだ!
ラグズはベオクより強い!
俺たちは最強の種族だ!▼
俺たちは勝つ!
勝って勝って勝って、
そして勝つ!▼
- [セネリオ]
- ……なんとも、
頭の悪そうな演説ですね。▼
- [ティアマト]
- そんな言い方はよしなさい。
簡にして要を得る…
それがいいこともあるわ。▼
さすが、ガリア王を継ぐと
豪語するだけの力はあるようね。
若い獅子は血気盛ん……▼
あのカイネギス様だって、
昔の話をうかがった限りでは▼
いまのスクリミル将軍と、
そう変わらないようだったわよ。▼
- [アイク]
- 想像できんな。▼
- [ライ]
- ……あいつもいつかは…
落ち着いてくれるんだよ。
多分…… きっとな…………▼
- [スクリミル]
- 次はムギルだ!
俺たちは勝つ! 勝つ! 勝つ!▼
(暗転後、森の中)
- [ティアマト]
- ねぇ、アイク。
カイネギス様の話がでたから
というわけじゃないんだけど……▼
今回の戦いのこと、
カイネギス様はよく
思い切られたと思わない?▼
- [アイク]
- どういう意味だ?▼
- [ティアマト]
- だって、メダリオンのことがあるのに。▼
(蒼炎のメダリオンの一枚絵)
- [ティアマト]
- 『邪神の封じられたメダリオンある限り、
大陸全土を巻き込むような戦乱を
起こしてはいけない』▼
それをご存知のあの方が……何故、
こんな戦を起こしたのかしら?▼
- [アイク]
- 俺は単純に…▼
今回のことはあくまで
ラグズ連合とベグニオン帝国…
この2勢力の戦いだから▼
『大陸全土』には当たらんと
考えていたんだが。違うのか?▼
- [セネリオ]
- 『大陸全土』という表現は、
とても曖昧なものだと思いますよ。▼
言葉どおり、大陸中
全ての国が参加した戦いであれば
規模を問わないのか――▼
それとも、大陸全土を巻き込む規模の
戦いが起きればそうなるのか。
僕は後者のほうだと考えていました。▼
- [ティアマト]
- 私もセネリオと同じ。▼
幸い…3年前の戦いでは、
邪神は目覚めなかった。
だけど今度はどうかしら?▼
大陸最大の領土を持つベグニオン帝国と
ラグズ3国もの戦い……▼
邪神復活の危険を、
カイネギス様はどうお考えなのかしら。▼
(再び会話画面に戻り、ライが追加)
- [ライ]
- 横からごめんよ。▼
- [アイク]
- ライ。
- [ライ]
- グレイル傭兵団副長ティアマト殿。
同参謀セネリオ殿。▼
さすがは、スクリミルと同系統の
この団長を支えるだけはある。
細かいところまで、よくお気づきだ。▼
- [ティアマト]
- あら、お褒めいただいて恐縮だわ。
カイネギス王の信任厚き、
ガリア軍副将ライ殿。▼
- [セネリオ]
- ……たとえ冗談でも、
アイクをあんな野獣と
同列に扱わないでほしいですね。▼
- [ティアマト]
- 野獣って…
言いすぎよ、セネリオ!▼
- [セネリオ]
- 本当のことです。▼
- [ライ]
- いいんだよ、ティアマトさん。
悪かったな参謀殿。
確かにスクリミルとアイクは違う。▼
…アイクも猪突猛進型だが……
ちゃんと仲間を信頼してるし、
その意見を聞く耳は持っているからな。▼
- [ティアマト]
- ライ…▼
- [セネリオ]
- ………▼
- [アイク]
- ……獅子王の話に戻そう。
カイネギス殿が、
邪神復活をどう考えているか――▼
ライ、おまえ
なにか聞いていないか?▼
- [ライ]
- もちろん、ぬかりはない。▼
(メダリオンと鷺の民三人の一枚絵)
- [ライ]
- メダリオンはいま、
セリノスの王族の手によって
守られている。▼
今回の戦いでどれだけの
【負】の気が撒き散らされようとも…▼
呪歌の力で、彼らが
それを鎮めてくれるってわけだ。▼
- [アイク]
- リュシオン、リアーネ…
それにラフィエル王子だったか。▼
なるほど…確かに以前、
リュシオンが
そんなようなことを言っていたな。▼
- [セネリオ]
- …邪神をメダリオンに封じたのは
鷺の民エルラン……
その末裔である彼らは、▼
【微睡】の呪歌によって、
封印を解くといわれる【負】の気を…
抑えることができる――▼
(ふたたび会話画面へ)
- [ティアマト]
- じゃあ、そっちは彼らに任せて…
私たちは戦いに専念すればいいわけね。▼
- [ライ]
- そういうことだ。▼
…今回の戦いは、
グレイル傭兵団の働きに懸かってる。
だから、本当に頼むよ。▼
- [ティアマト]
- まかせておいて。
できる限りのことはするから。
ね、アイク。▼
- [アイク]
- あぁ…そのつもりだ。▼
- [セネリオ]
- ………▼
(画面暗転後セーブ画面へ)
コメント†
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