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#navi(contents-page-name): No such page: ファイアーエムブレム 暁の女神/章別会話

ノーマル

オープニング

解放軍陣営内

(テント内、ミカヤ、サザ、タウロニオ、イズカの四名で会議中)

[イズカ]
ウオホン! ではこれから
デイン解放軍総参謀であるところの
私が立案した作戦を説明する。▼
[ミカヤ]
あの、ペレアス王子はどちらに?▼
[イズカ]
戦の細々したことで王子の
お心を煩わせるのは無益だ。
王子は今後一切軍議に出席なされない。▼
これより後は、私の言葉を
王子のお言葉であると心得よ。▼
[ミカヤ]
…そんな……▼
[イズカ]
さて、諸君。
まずはこれを見たまえ。▼

(画面が地図に切り替わる)

[イズカ]
次なる目的地はウムノ収容所!
ここは各地にある収容所の中でも
最大級のものである!▼
[タウロニオ]
捕虜は極めて劣悪な生活を
強いられていると聞く……▼
一刻も早く助け出さねば。▼
[サザ]
最大級の収容所が……
いまの戦力で勝てるのか?▼
[イズカ]
くくっ、
そのような憂慮は天才には無縁。
収容所の側にあるこの湖!▼
ここに、私の発明品である
とびきりの腐敗毒を流し込む!
奴らは半日かけてじわじわと……▼

(再び会議の様子へ)

[ミカヤ]
何を言ってるんですか!?
毒なんて、そんな卑劣なやり方……
わたしは反対です。▼
[イズカ]
な、なななんだと!?▼
お前は、お前は!
この私が高度な思考によって導き出した
この策にけちをつけるというのか!▼
[ミカヤ]
相手がどんなに非道でも、
わたしたちが何をしても
許されるということにはなりません。▼

(サザ、ミカヤを庇う位置に立つ)

[サザ]
そうだ。それに無差別に毒なんか
流し込んだら、捕虜までが犠牲になる。
近隣の村にだって影響が出るだろう。▼
そうなれば…解放軍の掲げる正義に
疑問を持つ者も増えるはずだ。
民衆はついてこなくなる。▼
ペレアス王子の名にも
傷がつくんじゃないのか?▼
[イズカ]
ぬぬ……▼
な、ならば勝手にするがいい!
失敗し全滅した後、
私に泣いて詫びるがいいわ!▼

(イズカ、テントから立ち去る)

[タウロニオ]
……すまぬな、2人とも。
イズカ殿は興奮すると
少々まわりが見えなくなるのだ。▼
[ミカヤ]
こちらこそすみません、
タウロニオ将軍。
わたしのせいで……▼
[タウロニオ]
いや、わしとて同じ気持ちだ。
毒をもって戦おうとは思わぬ。▼
だが、イズカ殿の策に代わるものを
考えねばこちらに勝機がないのも事実だ。▼
[ミカヤ]
……はい。▼
でしたら……
こんな作戦はいかがでしょうか……▼

(画面暗転、拠点モードへ)

進撃前

ウムノ捕虜収容所

[ズール]
何っ!? 敵襲?▼
[帝国兵]
はっ デイン王子率いる解放軍が
門前にて警備の部隊と衝突しております!
ただちに応援を!▼
[ズール]
ふん! 小ざかしい真似を。
わしの直属部隊を残し、
後は全て”謀反軍”の討伐に向かわせよ!▼
[帝国兵]
しかし、それでは
こちらの警備が手薄になるのでは…▼
[ズール]
私を誰だと思っている?
このズールと配下の兵が
目を光らせておるかぎり、▼
なんの心配もいらぬわ。
わかったら、早く行け!▼

(帝国兵、走り去る)

(視点が入り口のミカヤ、サザに移動)

[サザ]
タウロニオ将軍の部隊が
うまくやってくれているようだ。
見張りの数が少ない。
[ミカヤ]
捕虜を解放しつつ
収容所を制圧しなければ。
…行きましょう。▼

(画面暗転、出撃編成画面へ)

進撃後

1ターン目敵フェイズ終了後

(背景:森)

[トパック]
えーっと…
サザがいるのはあの建物かな、
ムワリム?▼
[ムワリム]
おそらくそうですよ、坊ちゃん。▼
[ビーゼ]
…で、結局助けに行くんですか?
それとも様子見ですか?▼
[トパック]
行くにきまってんじゃん!
遅れるなよ、ムワリム! ビーゼ!▼
[ビーゼ]
あ、首領!
待ってください…
って、もう見えない。▼
[ムワリム]
やれやれ。
私たちも、追いかけよう。▼

(画面暗転)
(戦闘マップにトパック、ムワリム、ビーゼが現れる)

[???]
サぁーザぁーーーっ!!▼

(カメラ、サザ側へ)

[サザ]
!?
な…▼
[ミカヤ]
え…▼

(カメラ、再びトパック側)

[トパック]
おれ、来たぞー!
今すぐ助けるからなーっ!!▼
[サザ]
トパック…!?
あの馬鹿……▼

(※ツイハークやジルが出撃している場合、それぞれセリフ挿入)

(カメラ、トパック側へ)

[トパック]
よーっし!
めちゃくちゃ暴れるぞー!▼

(ムワリム、ビーゼが化身し帝国兵へ向かう)

[帝国兵]
うっ…うわああああああ!?
半獣だっ!
半獣が現れた!!▼
[帝国兵]
ひるむな!
獣牙族には炎魔法、
鳥翼族には風魔法が有効なはずだ!!▼

(兵士の一名がトパックに近寄る)

[帝国兵]
あの子供はまだ化身しておらんぞ!
化身前を狙え!!▼
[トパック]
ばーか!
おれは化身しねえよ。
そら、挨拶がわりにくらいな!!▼

(トパック、炎魔法で兵士を倒す)

[帝国兵]
ま、魔道士だ!!
下がれ!
うかつに近づくな!!▼

(カメラがミカヤ周囲へ)

[ミカヤ]
彼らは…
いったい何者なの?
[サザ]
…ちょっとした知り合いだ。
後で紹介するから、
今は戦いに集中してくれ。▼

右下の牢の兵士二人(これ以外はハードと同一)

[元デイン兵]
あんたたちが解放軍……
この恩は絶対に忘れない。▼
生きて帰れたら……
この命は解放軍に捧げる。▼
俺もあんたたちみたいに…戦いたい。▼

クリア後

解放軍野営地

(テント前、ミカヤ、サザ、ペレアス、イズカの四名)

[イズカ]
お、おい!サザ!
先程の彼らは、何処の何者なんだ?
我が解放軍に加わってくれるのか!?▼
[サザ]
…彼らは、ベグニオンから来た、
俺の個人的な知り合いだ。
確かにかなりの手練れだが…▼
いいのか?
これ以上ラグズが軍に加わるとなると、
かなりの反発が起こるぞ。▼
オルグたちがラグズだということは、
何とか隠しているが…
これ以上増えれば、隠しきれないだろう。▼
[イズカ]
そのような反発、
罰を与えて黙らせようではないか。▼
ラグズの高い戦闘能力は、駒として、
今の解放軍に必要なのだ!
ぜひ、ぜひ仲間に引き込んでくれ!▼
[サザ]
あいつら、気のいい奴らだから
こちらがそう望めば
手を貸してくれるだろうけど…▼
それを決めるのは、あんたじゃなくて
王子じゃないのか?▼
[イズカ]
…いいか、サザ。
私の言葉は王子の言葉も同然と
心得るがいい。▼
…そうですな、王子。▼
[ペレアス]
あ、ああ…そうだね。
イズカの思うようにするといい。▼
[サザ]
……▼
[イズカ]
さぁ、わかったら
早く話をつけてきてくれ。
くれぐれもしくじらんようにな。▼

(暗転、テント内)

[サザ]
…どうして
いきなり来るんだよ。
頼んだ件は、どうしたんだ?▼
[トパック]
もちろん、バッチリだよ!▼
思いの外早く終わったからさ、
心配になって、
こっちに応援に駆けつけたってわけ。▼
[ミカヤ]
あの…▼
[トパック]
あ、ごめんな紹介が遅れて。
ミカヤ、だったよな?
おれ、トパック!▼
サザとは3年前、クリミア軍で…っていうか、
アイクの傭兵団で一緒に戦った仲なんだ。▼
[ミカヤ]
…また、アイク将軍…?▼
[トパック]
え?▼
[ミカヤ]
いいえ、なんでもないの。
それで、さっき言ってた
サザの頼んだ件、っていうのは…?▼
[サザ]
実は、俺はデインの現状を
ベグニオンの神使…▼ つまり、(特殊な送り方です)
皇帝は知らないんじゃないか
…って踏んだんだ。▼
神使は、まだ13才と幼いが立派な方だ。
ベグニオン軍の暴挙を知っていたら、
統治者として放置するはずがない。▼
で、トパックを通して
神使に連絡を取ってもらっていたんだ。▼
[トパック]
で、調査結果だけど…
神使は、デインの不穏な空気に気付いて
独自に調査を進めていたらしい。▼
それで、一部の元老院の議員が
裏で糸を引いているってことは
わかったんだけど、▼
証拠がない以上、今はまだ、
おおっぴらには動けないんだって
悔しそうだった。▼
[サザ]
神使はベグニオンの最高権力者
…とは言っても、元老院とは
色々と確執があるからな。▼
[トパック]
それでも、神使は
できるだけの努力はすると
約束してくれた。▼
だから、なんとかもう少しだけ
持ちこたえて欲しい…って。
で、俺たちも助太刀に来たってわけ。▼
[サザ]
なるほど。
つまり…おまえたちの力は
当分、当てにできるってことだな?▼
[トパック]
おう!
親友のおれにまかせろ!!▼
[サザ]
はいはい…。
わかった、わかった…。▼
[トパック]
なんだと!?
相変わらず素直じゃねぇなぁ。▼

(画面暗転)

[ミカヤ]
サザったら…
何だか嬉しそう。▼

(ムワリム登場)

[ムワリム]
坊ちゃんと再会できたことがですか?▼
[ミカヤ]
ええ……
あの子って、小さな頃から
大人びていたから…▼
ずっと面倒をみてきたのに、
あんな顔…はじめて見ます。▼
[ムワリム]
…気をつけてください。
そんな言い方をすると、▼
あなたの見た目と…生きてきた
年数が合わないということを▼
自らばらしているようなものだ。▼
[ミカヤ]
!!▼
[ムワリム]
私達ラグズの中には、
あなたのような方を
ひどく嫌う者もいます。▼
どうか、くれぐれも
気をつけてください。▼

(ムワリム去る)

[ミカヤ]
あ……
………………
………………▼

(画面暗転:セーブ画面へ)

ハード

オープニング

解放軍陣営内

(画面:天幕内)

[イズカ]
ウオホン! ではこれから
デイン解放軍総参謀であるところの
私が立案した作戦を説明する。▼
よいな、皆の者。
一言一句聞きもらさず、
私の言うとおりに動くのだぞ。▼
[ミカヤ]
あの、ペレアス王子はどちらに?▼
[イズカ]
王子は
軍議には出席なされない。▼
[ミカヤ]
なぜですか!?▼
[イズカ]
戦の細々したことで王子の
お心を煩わせるのは無益だ。
私がそう判断した。▼
ここで決定したことは全て、
この私の口から王子に伝えられる。
何も問題はない。▼
[ミカヤ]
…そんな……
王子はそれで
納得しておられるのですか?▼
[イズカ]
勿論だ。
王子は後見人たる私を深く信頼し
全てを一任しておられるのだ。▼
私の言葉は王子の言葉であると心得、
よく耳を傾けるのだぞ。▼
[ミカヤ]
……………▼
[イズカ]
さて、諸君。
まずはこれを見たまえ。▼

(画面が地図に切り替わる)

[イズカ]
次なる目的地はウムノ収容所!
ここは各地にある収容所の中でも
最大級のものである!▼
ウムノには旧デイン軍兵士が
大勢収容されている!
我々はこれを制圧する!▼
[タウロニオ]
反抗する気概を抑止する目的で、
捕虜は極めて劣悪な生活を
強いられていると聞く……▼
一刻も早く助け出さねば。▼
[サザ]
最大級の収容所が……
いまの戦力で勝てるのか?▼
[イズカ]
くくっ、
そのような憂慮、この天才には無縁。▼
収容所の側にある湖!
奴らはそこから飲み水を引いておる。▼
そこに、私の発明品である
とびきりの腐敗毒を流し込む!▼

(画面暗転、再び天幕内)

[ミカヤ]
毒……?▼
[イズカ]
私の計算によれば腐敗毒の樽9つで
湖は致死の毒沼と化す!▼
無味無臭ゆえ、飲んだ者は
何一つ気づくことはない!
素晴らしい!▼
しかもしかも!
即座に死ぬわけではないのだ。
それではすぐにばれてしまうからな。▼
飲んでから半日は何事もなく、
兵たち全員が水を飲んだ後で
じわじわとその体を確実に……!▼
[ミカヤ]
何を言ってるんですか!?
毒なんて、そんな卑劣なやり方……
わたしは反対です!▼
[イズカ]
な、なななんだと!?▼
お前は、お前は!
この私が高度な思考によって導き出した
この策にけちをつけるというのか!▼
おまけに我が子も同然である
腐敗毒を嫌うというのか!▼
なにより、帝国軍になさけなど無用!
あやつらは今まで暴虐の限りを尽くし、
デインの民を苦しめてきたのだぞ!?▼
[ミカヤ]
相手がどんなに非道でも、
わたしたちが何をしても
許されるということにはなりません。▼
やられたらやり返す……
そんなことを続けていたら、
みんなきっと戦う意味を失ってしまう。▼
[イズカ]
奇麗事だ! 偽善だ!
刃で殺す、術で殺す、毒で殺す!
これは戦争なのだぞ!▼
[ミカヤ]
……奇麗事かもしれない。
偽善なら偽善でいい。▼
でも、わたしは女神に恥じるような
戦い方はしたくありません。▼
わたしたちの戦いは復讐ではなく、
デイン解放のためのもの。
だからこそ大義を失ってはならない。▼
……そう思います。▼
[イズカ]
ふん なんという女々しい感傷か!
そのようなくだらぬ情になど
構っていられるか。▼
我々は戦に勝つため、
冷静に思考せねばならぬのだ。▼

(サザ、ミカヤとイズカの間に入る)

[サザ]
……冷静に思考してないのは
参謀殿、あんたのほうだろ。▼
[イズカ]
なんだと!?▼
[サザ]
無差別に毒なんか流し込んだら、
助けるはずだった
デインの捕虜までが犠牲になる。▼
近隣の村にだって影響が出るだろう。▼
そうなれば…解放軍の掲げる正義に
疑問を持つ者も増えるはずだ。▼
ペレアス王子の名にも
傷がつくんじゃないのか?▼
[イズカ]
む……▼
[サザ]
民衆が解放軍を支持するのは、
自分たちを救ってくれると
信じているからだ。▼
それが、味方にまで
毒を盛ったなんて知ったら……
どう思うだろうな?▼
[イズカ]
ぬぬ……▼
[タウロニオ]
イズカ殿。
ここはこの2人に理がある。
他の策を練るべきであろうな。▼
[イズカ]
他の策?
この私の策を否定するというのか!?
ならば勝手にするがいい!▼
おまえたちの浅はかで貧相な頭脳で
私よりも優れた作戦を考えられるのか!?
否だ! 絶対に不可能だと断言する!▼
不愉快だ! まったく不愉快だ!!
失敗し全滅した後、
私に泣いて詫びるがいい!▼

(イズカ、天幕から立ち去る)

[サザ]
……▼
[タウロニオ]
……すまぬな、2人とも。
イズカ殿は興奮すると
少々まわりが見えなくなるのだ。▼
[サザ]
俺は構わない。▼
[ミカヤ]
すみません、タウロニオ将軍。
わたしのせいで……
もっと落ち着いて話し合うべきでした。▼
[タウロニオ]
いや、わしとて同じ気持ちだ。
毒をもって戦おうとは思わぬ。▼
だが、イズカ殿の策を拒むことで
この戦はより厳しいものとなる。
その覚悟は必要だ。▼
[ミカヤ]
……はい。▼
[タウロニオ]
帝国軍は身分の上下が激しく、
統制の取れた組織だ。
だが、逆に硬直化しているともいえる。▼
そこに付け入る隙がある。
ミカヤ殿、わかるか?▼
[ミカヤ]
硬直化した組織は、不測の事態に
弱い……ということですね。
彼らを混乱させることができれば……▼
[タウロニオ]
そうだ、勝機はある。
我らの目的は収容所に囚われた兵の解放。
何も正面からぶつかることはない。▼
[ミカヤ]
でしたら……
こんな作戦はいかがでしょうか……▼

(画面暗転、拠点画面へ)

進撃前

ウムノ捕虜収容所

[ズール]
何っ!? 敵襲?▼
[帝国兵]
はっ デイン王子率いる解放軍が
門前にて兵を展開。
警備の部隊と衝突しております!▼
ただちに応援を!▼
[ズール]
ふん! 小ざかしい真似を。
わしの直属部隊を残し、
後は全て“謀反軍”の討伐に向かわせよ!▼
[帝国兵]
しかし、それでは
こちらの警備が手薄になるのでは…▼
[ズール]
…万が一、この騒ぎに乗じて
侵入せんとする輩がおったとしても、
それは、とんだ浅慮というもの。▼
このズールと配下の兵が
目を光らせておるかぎり、
なんの心配もいらぬ。▼
わかったら、早く行け!▼
[帝国兵]
はっ!▼

(帝国兵、走り去る)
(カメラが入り口のミカヤ、サザに移動)

[サザ]
タウロニオ将軍の部隊が
うまくやってくれているようだ。
見張りの数が少ない。▼
[ミカヤ]
敵が油断している間に
わたしたちが内部から
収容所を制圧しなければならないわ。▼
時間との勝負よ。▼
[サザ]
収容所の内部図面は
頭に叩き込んである。
牢の開放は任せてくれ。▼
[ミカヤ]
それじゃあ、行きましょう。▼

(画面暗転、進撃準備画面へ)

進撃後

1ターン目敵フェイズ終了時

(背景:森)

[トパック]
えーっと……
どっちだ、ムワリム?▼
[ムワリム]
すぐ目の前ですよ、坊ちゃん。
おそらくあの建物の中ですね。▼
[トパック]
サザは、いそうか?▼
[ムワリム]
彼だけでなく…
見知った者が何人かいるようです。▼
[トパック]
まじか!?
う~! なんかワクワクしてきたぜ。▼
[ムワリム]
3年前の戦いを思い出しますね。▼
[ビーゼ]
思い出に浸るのは
別に構わないんですけど…
結局、助けに行くんですか?▼
それとも様子見ですか?▼
[トパック]
行くにきまってんじゃん!
遅れるなよ、ムワリム! ビーゼ!▼
[ビーゼ]
あ、首領!
待ってください…
って、もう見えない。▼
…以前から思ってたんですけど、
うちの首領ってベオクにしては
おかしいほど、すばしっこいですよね?▼
なにかの血、混ざってません?▼
[ムワリム]
さて…ラグズの血が混ざっていたとしても
印が現れなくては、判断はつかない。▼
しかし、そんなことはどうでもいい。
坊ちゃんがお元気で
すこやかに育ってくれれば…それで。▼
[ビーゼ]
…ムワリムさんって、
結構、親ばか気質ですよね。▼
[ムワリム]
悪いか?▼
[ビーゼ]
いいえ。
あ、首領が振り返って呼んでる。
私たちも行きましょうか。▼
[ムワリム]
ああ、行こう。▼

(画面暗転) (画面がマップに戻る)
(トパック、ムワリム、ビーゼ登場)

[トパック]
サぁーザぁーーーっ!!▼

(カメラ、サザ側へ)

[サザ]
!? な…▼
[ミカヤ]
え…▼

(カメラ、再びトパック側)

[トパック]
おれ、来たぞー!
いますぐ助けるからなーっ!!▼
[サザ]
トパック…!?
あの馬鹿……▼

ツイハークが出撃している場合

[ツイハーク]
……頼りになる
助っ人登場か。▼
(ノーマルでは改行なし)

ジルが出撃している場合

[ジル]
いよいよ3年前を思い出すなぁ。
ハールさんも、早く
戻ってくればいいのに…▼

(カメラ、トパック側へ)

[トパック]
よーっし!
めちゃくちゃ暴れるぞ。
ムワリム!▼
[ムワリム]
おまかせ下さい。▼

(ムワリム、化身)

[トパック]
ビーゼも!▼
[ビーゼ]
わかってます。▼

(ビーゼ、化身。ムワリム・ビーゼ、帝国兵へ向かう)'''

[帝国兵]
うっ…うわああああああ!?
半獣だっ!
半獣が現れた!!▼

(トパックの近くに帝国兵3名登場)

[帝国兵]
ひるむな!
獣には炎魔法、
鳥には風魔法が有効なはずだ!!▼

(兵士が1名、トパックに接近)

[帝国兵]
あの子供はまだ化身しておらんぞ!
化身前を狙え!!▼
[トパック]
ばーか!
おれは化身しねえよ。
そら、挨拶がわりにくらいな!!▼

(トパック、エルファイアーで兵士を倒す)

[帝国兵]
ま、魔道士だ!!
下がれ!
うかつに近づくな!!▼

(カメラがミカヤへ)

[ミカヤ]
彼らは…
いったい何者なの?
[サザ]
…ちょっとした知り合いだ。
後で紹介するから、
いまは戦いに集中してくれ。▼
[ミカヤ]
え、ええ…▼

サザ⇒トパック

[サザ]
おい、トパック!▼
[トパック]
おまえ……
なんだよ、それっ!
この裏切り者め!▼
[サザ]
なんだ?
やぶからぼうに……▼
[トパック]
背! 伸びすぎだ!!▼
[サザ]
……何を言いだすかと思えば…
くだらない。▼
[トパック]
おれには大問題なんだよっ!▼
[サザ]
それより、例の件は
どうなった?▼
[トパック]
ああ、それなら……って、
戦いの最中に
のんびり話してらんねーって。▼
後回しだ。あとあと。▼
[サザ]
おい!
………ったく!▼

(トパック・ムワリム・ビーゼ、自軍ユニットに)

ツイハーク⇔トパック

[ツイハーク]
やあ、トパック。
元気そうだな。▼
[トパック]
おー!
いたんだ、ツイハーク!▼
[ツイハーク]
魔道の腕、
かなり上がったみたいだな?▼
[トパック]
とーぜん!
どんな奴でも、ドーンと来いだ!▼
[ツイハーク]
はは じゃあ、
残りの敵は全部まかせるよ。▼
俺は少し休憩しようかな。▼
[トパック]
こらこら。
そんな意味じゃねえってば!▼

ツイハーク⇔ムワリム

[ツイハーク]
ムワリム!▼
[ムワリム]
ツイハーク…
3年ぶりになるな。▼
[ツイハーク]
クリミアの次はデイン…
お互い、慌しいな。▼
[ムワリム]
まったくな。▼
[ツイハーク]
だけど、こうしてまた
共に戦えるのは嬉しいよ。▼
[ムワリム]
あぁ、私もだ。▼

ジル⇔トパック

[ジル]
ねえ、トパック!▼
[トパック]
おー!
ジルじゃん!▼
[ジル]
いっしょに戦ってくれて
ありがとう。助かるわ。▼
[トパック]
いいっていいって!▼
[ジル]
それで、どうして…▼
[トパック]
あ、敵発見!
よーし! おれにまかせろ!!▼
[ジル]
………
落ち着きないのは、
相変わらずなんだなぁ……▼

ジル⇔ムワリム

[ジル]
ムワリムさん…
私のこと、覚えています?▼
[ムワリム]
もちろんだ、ジル。▼
[ジル]
よかった。▼
あ、ところで……
どうしてデインに?▼
[ムワリム]
坊ちゃんに聞いてくれ。
私はただの付き添いだからな。▼
[ジル]
わかりました。
でも…とにかく、▼
力を貸してくれて
ありがとうございます。▼
[ムワリム]
どういたしまして。▼

サザ⇔ムワリム

[サザ]
……どうも。
ひさしぶりです。▼
[ムワリム]
サザくん…
大きくなったね。▼
[サザ]
はい。
その……▼
[ムワリム]
なんだい?▼
[サザ]
“くん”は、ちょっと……▼
[ムワリム]
あぁ、申し訳ない。
もう立派な青年なのに……▼
[サザ]
すみません。▼
[ムワリム]
サザさん、で
いいかな?▼
[サザ]
いや、あの……
呼び捨てでいいんで。▼
[ムワリム]
坊ちゃんのご友人を
呼び捨てにはできないよ。
では、今後ともよろしく。▼
サザさん。▼
[サザ]
や… あの……
…………はぁ………▼

牢獄開錠時

左下の牢の兵士

[元デイン兵]
た、助けに来てくれたのか……?
ありがとう……▼
あきらめなくて良かった……
奇跡の乙女が助けにきてくれる……
みんなでそう信じてがんばってきたんだ……▼

左上の牢の兵士

[元デイン兵]
ありがとう……助かった……
あと数日後だったら……
もう体が持たなかった……▼
俺は北西の門から逃げてみる……
こんなところで死んでたまるか……
絶対生き残ってやる……▼

上の牢の兵士

[元デイン兵]
夢じゃ……ないのか……?
本当に……わしはここから……
出られるのか?▼
ああ……
ありがとう……
ありがとう……▼

右下の牢の兵士二人(ハード)

[元デイン兵]
外の騒ぎは……あんたたちか……?
じゃああんたたちが解放軍……▼
この恩は絶対に忘れない。
生きて帰れたら……
この命は解放軍に捧げる。▼
あんたたちみたいに……
俺も戦いたい。▼

ミカヤ⇔ズール初戦時

[ズール]
陽動だと……?
デインめが、小賢しい真似を……▼
[ミカヤ]
わたしたちはデイン解放軍!
収容所の人々を
いますぐ解放しなさい!▼
[ズール]
馬鹿げたことを……
デインの豚どもは死ぬまで
我らに隷属するのが定めなのだ。▼
豚に自由など無用。
我らに飼われ、使われて死ぬのが
豚の幸せよ。▼
[ミカヤ]
…許せない!▼

ズール初戦時(ミカヤ以外)

[ズール]
ぬうぅっ!
好き勝手に暴れ回りおって
絶対に許さぬぞ!!▼
誰が支配者か、
その身に叩き込んでくれる!▼

ズール撃破時

[ズール]
取るに足らぬ……デイン人ども……▼
なのに……なぜだ……?
なぜ……ここまで……▼

クリア後

解放軍野営地

(背景:テント前)

[イズカ]
お、おい!
あの者たちは何処の何者なんだ?
説明を聞かせてもらおう!▼
[サザ]
…ベグニオンから来た、
俺の個人的な知り合いだ。
敵じゃない。
[イズカ]
そんなことはわかっている!▼
私が聞きたいのは、
彼らが、我が解放軍に
加わってくれるのかどうかだ!!▼
[サザ]
……いいのか?
ラグズが軍に加わるとなると、
かなりの反発が起こるぞ。▼
[イズカ]
ふん!
そのようなこと心配せずともよい!▼
ラグズの戦闘能力は、一般的に
ベオクとは比べ物にならぬほど高い。▼
彼らが軍に参加すれば、
解放軍は大きな力を得るのだ!!▼
そんなことも分からず、
ラグズを排除しようとする者こそ愚か!▼
利敵行為として
厳しい処罰を与えようではないか。▼
[ペレアス]
…………▼
[イズカ]
それでどうなのだ?
彼らに参加の意志はあるのか!?▼
[サザ]
それは……本人たちに
聞いてみないことにはわからない。▼
首領格のトパックは気のいい奴だから…
こちらがそう望めば
手を貸してくれるだろうが。▼
[イズカ]
もちろん!
もちろん、望む!!▼
[サザ]
決めるのは、あんたじゃなくて
王子じゃないのか?▼
[イズカ]
! …いいか。
私の言葉は王子の言葉も同然と
心得るがいい。▼
そうですな、王子。▼
[ペレアス]
あ、あぁ…そうだね。
イズカの思うようにするといい。▼
[サザ]
……▼
[イズカ]
さぁ、分かったら
早く話をつけてきてくれ。▼
デイン解放軍は、
彼らの参戦を強く望んでいる。
くれぐれもしくじらんようにな。▼
[ミカヤ]
…………▼

(画面暗転、背景:天幕内)

[トパック]
いや~!
しっかし、なっつかしいよな。▼
[サザ]
…なんだって、
いきなり来るんだよ。▼
[トパック]
え、だってさ。
サザがおれに頼みごとしてくるなんて
よっぽどのことだと思うじゃん。▼
だから、おれ
いてもたってもいられなくってさ。▼
[サザ]
俺が頼んだ件は、
ちゃんとやってくれたんだろうな?▼
[トパック]
もちろん、そっちもバッチリ。▼
[サザ]
で、どうだって?▼
[ミカヤ]
…ちょっと待って、サザ。
2人だけで話を進めないで、
わたしにもわかるように説明してくれない?▼
[トパック]
あ、ごめんな。
ミカヤ、だったっけ?
サザの家族の。▼
[ミカヤ]
ええ。▼
[トパック]
この軍を率いているんだって?
女の子なのにすげーよな。▼
[ミカヤ]
率いているのはペレアス王子よ。
わたしは、その手助けをしてるだけ。▼
[トパック]
それでもすげーよ!
おれ、トパック!
仲良くしような、ミカヤ!!▼
[ミカヤ]
え、ええ…▼
[サザ]
…ちょっと驚くだろ、
こいつの人懐っこさってさ。▼
[ミカヤ]
うん。
ちょっとだけね…▼
[トパック]
なんだよ、2人でこそこそ
なに話してんだよ!▼
[サザ]
…おまえとは、3年前の戦で
いっしょだったって説明してたんだよ。▼
[ミカヤ]
2人とも…
クリミア軍に所属していたのね?▼
[トパック]
そうだなぁ。
クリミア軍にいたってゆーか……
アイクの下について戦ってたって感じだな。▼
[ミカヤ]
また、その人の話…?▼
[トパック]
え?▼
[ミカヤ]
いいえ、なんでもないの。
それで…
どうして急にデインに?▼
[サザ]
実は、みんなには内緒で……
こいつを通じてベグニオンの神使に
連絡が取れないか試みていたんだ。▼
[ミカヤ]
神使って…
ベグニオン皇帝のことよね。
トパックはそんな人と面識が?▼
[トパック]
面識ってゆーか……
おれはさ、グラーヌ砂漠で
ラグズ奴隷解放軍ってのをやってて、▼
それを助成してくれたのが神使でさ。▼
その関係で、まあ、時々だけど
大神殿に呼ばれて話とかできるんだ。▼
[ミカヤ]
すごいのね。▼
[トパック]
い、いやぁ…
そんな、
たいしたことじゃねえけど。▼
[サザ]
俺は…現在のデインの状態を
神使は知らないんじゃないかって
踏んだんだ。▼
神使は、まだ13歳と幼いが
公平な目を持っている
人格者だと聞いていたからな。▼
で、トパックから神使に、
デインでの駐屯軍の所業を
耳に入れてもらって……▼
その結果を聞こうとしていたところだ。▼
[トパック]
サザの予想とはちょっと違ったかな。▼
神使はデインの状態が
おかしなことになってるんじゃないかって
気づいてて、独自に調査してたみたいだ。▼
[サザ]
そうなのか?▼
[トパック]
それで、元老院の有力議員何人かが
裏で糸を引いてるらしいって
ところまではわかったんだけど……▼
そこからなかなか
尻尾が掴めないみたいで。▼
何かきっかけがないと、
自らが動いてどうにかすることは
できないって言ってた。▼
[ミカヤ]
どうして!?▼
神使はベグニオン皇帝にして女神の使い。
逆らえる者なんか、ベグニオン…▼
いいえ、この世界のどこにも
いないはずでしょう?▼
[トパック]
……建前はそういうことになってるけどな。
ベグニオンはややこしいんだよ、
いろいろと、さ。なんて…▼
おれもよく理解してないんだけど。▼
[サザ]
……▼
[トパック]
それでも、神使は
できるだけのことはしたいって
言ってくれててさ。▼
もし本当にデイン王の遺児がいるなら
活路は見いだせるはずだから、
なんとかもちこたえてほしいって言ってた。▼
そんなら、時間稼ぎをしようかって
おれたちが来たんだ。▼
[サザ]
なるほど。
やっと理解できたよ。▼
つまり…おまえたちの力は
当分、当てにできるってことだな?▼
[トパック]
おう!
親友のおれにまかせろ!!▼
[サザ]
…いつ、俺とおまえが
親友になったんだよ。▼
[トパック]
へへ 照れんなって!
初めはさ、反ラグズ思想の強いデインの
復活か~って思ってたけど…▼
もうアシュナードはいねえし、
ラグズを差別しない国になるってんなら
大歓迎だぜ!▼
[サザ]
おまえ、単純すぎ。▼
[トパック]
なんだよ、サザ。
おれにまた会えてうれしくないのか?▼
[サザ]
全然。これっぽっちも。▼
[トパック]
なんだと!?
聞いたか、ムワリム?
こいつちっとも成長してないぜ。▼
素直じゃねえの。▼
[ムワリム]
まぁ、まぁ。
お2人ともそれぐらいに。▼
[トパック]
いーや!
おれが来て嬉しいって言うまで
ぜったいに許さねえぞ!▼
[サザ]
…ばかばかしい。
寝言は寝てから言え。▼
[トパック]
なんだとっ!?▼

(画面暗転)

[ミカヤ]
サザったら…子供みたい。▼
[ムワリム]
驚きましたか?▼
[ミカヤ]
え、ええ……あの子って、
小さな頃からとても大人びていたので……▼
ずっと面倒をみてきたのに、
あんな顔…はじめて見ます。▼
[ムワリム]
……気をつけてください。
初対面の者に、
迂闊に気を許してはいけない。▼
[ミカヤ]
え…▼
[ムワリム]
そんな言い方をすると、
あなたの見た目と…生きてきた
年数が合わないということを……▼
自らばらしているようなものだ。▼
[ミカヤ]
!!▼
[ムワリム]
ラグズの中には、あなたのような方を
ひどく嫌う者もいます。
どうか、くれぐれも気をつけてください。▼

(ムワリム去る)

[ミカヤ]
あ… …………
…………………………▼

(画面暗転、セーブ画面へ)

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Last-modified: 2011-11-19 (土) 23:27:27
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