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拠点会話†
レニング ☆☆☆†
- [エリンシア]
- …いよいよですね。
いよいよ明日……塔へ向かう。▼
- [ジョフレ]
- エリンシア様……
貴女には我々がついております。▼
- [ユリシーズ]
- 女神アスタルテの試練を乗り越え
見事、使命を果たして見せましょうぞ。▼
- [ルキノ]
- クリミアで待つ民たちだけではなく、
世界中の人たちのために。▼
- [エリンシア]
- ……ええ。
必ず成し遂げましょう。▼
- [???]
- …ずいぶん、勇ましいものだ。▼
- [エリンシア]
- え……!?▼
(ユリシーズ、ジョフレ消え、右にレニング現れる)
- [エリンシア]
- レニング叔父様っ!
お加減はもうよろしいのですか!?▼
- [レニング]
- あぁ、おまえたちのお陰で
こうして無事でいる。▼
- [エリンシア]
- よかった…
本当によかった叔父様……▼
- [ルキノ]
- レニング様………▼
- [レニング]
- ルキノ、よくエリンシアを
支えてくれたようだな。▼
ユリシーズ、ジョフレも…
皆に礼を言わねばならん。▼
- [ルキノ]
- とんでもありません!
エリンシア様と共にあることこそ
我らの願い、我らの喜びなのです。▼
そして……レニング様
それは貴方様に対しても
同じものとお考えくださいませ。▼
- [レニング]
- ……ありがとう。
全てのことに感謝する。▼
時に、ユリシーズ。▼
(ルキノ消え、左にユリシーズ現れる)
- [ユリシーズ]
- はっ。▼
- [レニング]
- 我が腹心であり、何より
抜け目のないそなたのこと
私の望む物は揃えられるか?▼
- [ユリシーズ]
- 勿論です。
我が魔道を捧げし主よ。▼
貴方様の剣、装備一式、愛馬…
全てここに持ち込んでおります。▼
- [レニング]
- 流石。
そなたは変わらず有能だ。▼
- [ユリシーズ]
- 恐れ入ります。▼
- [エリンシア]
- 叔父様、まさか
戦われるつもりなのですか!?
そんな、ご無理をなさらないで…!▼
- [レニング]
- やれやれ…
まるで立場が逆転したようだな。▼
エリンシア、私は
護られるべき姫君ではない。
生まれながらの騎士なのだ。▼
命があり、こうして
動くこともできるのだ。
戦わずにいることなどできぬ。▼
- [エリンシア]
- ………分かりました。▼
では、ここで宣誓して下さい。
決して死ぬことはないと。
もう私を…残して逝かないと。▼
- [レニング]
- 我が騎士としての誇り
祖国クリミアへの愛に懸けて
私はそれを守ると誓おう。▼
女王陛下、私に
貴女の一の騎士として
お守りする名誉をお与えください。▼
- [エリンシア]
- 叔父様ったら…▼
ですが、それを得るには
1つ大きな障害がありましてよ。▼
(ユリシーズ消え、左にジョフレ現れる)
- [ジョフレ]
- レニング様……
たとえ貴方様であったとしても
この座はお譲りできません。▼
- [レニング]
- 外に出たまえ、ジョフレ。▼
君が私に、ただの一度たりと
勝利したことがないことを
思い出させて進ぜようぞ。▼
- [ジョフレ]
- こちらも異存ございません。▼
3年の年月――
私にとって短いものでは
ありませんでしたゆえ。▼
(ジョフレ、レニング消える)
- [エリンシア]
- お、叔父様…!?
ジョフレも……!
ユリシーズ、2人を止めて。▼
(右にユリシーズ現れる)
- [ユリシーズ]
- ふむ 立会い人不在の決闘ほど
締まらないものはありませぬな。
では私も失礼して。▼
(ユリシーズ消える)
- [エリンシア]
- ユリシーズ!▼
(右にルキノ現れる)
- [ルキノ]
- ふふ
よろしいではありませんか。▼
- [エリンシア]
- …意外だわ。
ルキノが彼らの味方をするなんて。▼
- [ルキノ]
- 在りし日のメリオル離宮を
思い起こさせる光景ではありませんか。
明日は…もう無いかもしれない。▼
それなのに、こうして
輝いていた日々の一幕を
見ることができたのですから。▼
私は……とても幸せな気分です。▼
- [エリンシア]
- そうね…
張り詰めていた気持ちが
嘘のように解れている。▼
…私たちも行きましょうか。
最後の夜だからこそ
楽しんで過ごしましょう。▼
- [ルキノ]
- はい、エリンシア様。▼
訪問者 ☆†
- [ユンヌ]
- ……ミカヤに用?
それとも私…?▼
- [ソーンバルケ]
- 女神ユンヌとやらに用があり、
ここへ現れた。▼
- [ユンヌ]
- …あなたは不思議。
あなたはいったい何?▼
- [ソーンバルケ]
- おかしなことを聞く。
自分で創り出したものに
誰何するとは。▼
- [ユンヌ]
- 私は創ってない。
ベオクもラグズも……▼
でも、彼らなら分かる。
変わっていくのを見ていたから。
だけど…あなたは知らない。▼
- [ソーンバルケ]
- その娘と同じはずだが?▼
- [ユンヌ]
- ミカヤだけが特別なんだと思ってた。
私の声を聞けるし
【解放】の呪歌を謡えるから……▼
でも、他にもいるの。
アイクの傍にいる黒い髪の子とか……▼
クリミア女王のところにいる
小さな女の子とか………▼
- [ソーンバルケ]
- 私の暮らす里にも何人かいる。▼
みな、仲間だ。
私と同じ宿命のもの。
呪われし血を持つもの。▼
- [ユンヌ]
- それは…いったい
どんな者たちのことを指すの?▼
- [ソーンバルケ]
- ベオクとラグズの混血によって
生まれ出る子のことだ。▼
ベオクの間では【印付き】
ラグズの間では【親無し】と呼ばれる。▼
- [ユンヌ]
- 両親が…
ベオクとラグズだということ?▼
- [ソーンバルケ]
- 必ずしもそうではない。▼
まず、ベオクとラグズが
結ばれることが珍しい。▼
その間に子が生まれることは
更に稀なことなのだ。▼
そして…
生まれた子のほとんどは
ラグズの特徴を一切有さない。▼
ただのベオクの赤子だ。
なのに、血にラグズの因子は
確実に受け継がれる……▼
- [ユンヌ]
- ………▼
- [ソーンバルケ]
- 受け継がれたラグズの血は突如現れる。
"印"となってな。▼
その娘は幾つだ? 恐らく、
見た目どおりの年ではないはずだ。▼
私たちは…年の取り方が
ベオクたちと異なるからな。▼
ひいているラグズの血にもよるが…
総じて成長が緩やかになる。▼
- [ユンヌ]
- ……ミカヤもそうだと言っている。
あなたの話をとても真剣に聞いている。
続けて。▼
- [ソーンバルケ]
- 体に流れるラグズの血は…
常人ならざる力を与える。▼
それによってベオクに疎まれ
迫害される対象となる。▼
ラグズはもっとひどい。
【親無し】は、最初から
存在しないものとして扱うからな。▼
- [ユンヌ]
- ………▼
- [ソーンバルケ]
- ベオクを騙すことは難しくない。▼
印を見せず、
数年ごとに住処を変えて
人目に付かぬよう生きればいい。▼
ラグズは違う。
奴らは本能で我らを見分ける。▼
…全てにというわけではないが、
鋭い奴には一発で見破られる。▼
普通の奴なら…何か
"違和感"を感じるようだ。▼
まったく気づかないラグズも
大勢いるようだがな…▼
どちらにせよ、ラグズは
自分からは【親無し】には
近づいてこない。▼
何しろ"存在しない"のだからな。▼
- [ユンヌ]
- ……どうして?
どうしてそんな風になったの?▼
- [ソーンバルケ]
- それは、こちらが問いたい。
ラグズとベオクが交わることは禁忌。
女神の怒りに触れるのだと…▼
言い伝えられてきたのだから。▼
- [ユンヌ]
- わたしたちが?
そんなこと知らない。
何も知らないわ!▼
- [ソーンバルケ]
- ………ふ…
はははははははは▼
- [ユンヌ]
- な、何…?▼
- [ソーンバルケ]
- 何もかも、でたらめだったのだ!
何百年もの間…そのでたらめによって
私たちは迫害され続けたのだ。▼
これが笑わずにいられるものか。
くっ くくくく▼
(ソーンバルケ消える)
- [ユンヌ]
- ………………
何かが…おかしい……▼
人たちの歴史は
どこかで歪んでしまった。
いったい何時? 何処で?▼
分からない………
眠っていた私には…何も………▼
ソーンバルケ ☆†
- [ソーンバルケ]
- ……私に何か用か?
女神ユンヌとやら。▼
(左にユンヌ現れる)
- [ユンヌ]
- …あなたは不思議。
あなたはいったい何?▼
- [ソーンバルケ]
- おかしなことを聞く。
自分で創り出したものに
誰何するとは。▼
- [ユンヌ]
- 私は創ってない。
ベオクもラグズも……▼
でも、彼らなら分かる。
変わっていくのを見ていたから。
だけど…あなたは知らない。▼
- [ソーンバルケ]
- その娘と同じはずだが?▼
- [ユンヌ]
- ミカヤだけが特別なんだと思ってた。
私の声を聞けるし
【解放】の呪歌を謡えるから……▼
でも、他にもいるの。
アイクの傍にいる黒い髪の子とか……▼
クリミア女王のところにいる
小さな女の子とか………▼
- [ソーンバルケ]
- 私の暮らす里にも何人かいる。▼
みな、仲間だ。
私と同じ宿命のもの。
呪われし血を持つもの。▼
- [ユンヌ]
- それは…いったい
どんな者たちのことを指すの?▼
- [ソーンバルケ]
- ベオクとラグズの混血によって
生まれ出る子のことだ。▼
ベオクの間では【印付き】
ラグズの間では【親無し】と呼ばれる。▼
- [ユンヌ]
- 両親が…
ベオクとラグズだということ?▼
- [ソーンバルケ]
- 必ずしもそうではない。▼
まず、ベオクとラグズが
結ばれることが珍しい。▼
その間に子が生まれることは
更に稀なことなのだ。▼
そして…
生まれた子のほとんどは
ラグズの特徴を一切有さない。▼
ただのベオクの赤子だ。
なのに、血にラグズの因子は
確実に受け継がれる……▼
- [ユンヌ]
- ………▼
- [ソーンバルケ]
- 受け継がれたラグズの血は突如現れる。
"印"となってな。▼
その娘は幾つだ? 恐らく、
見た目どおりの年ではないはずだ。▼
私たちは…年の取り方が
ベオクたちと異なるからな。▼
ひいているラグズの血にもよるが…
総じて成長が緩やかになる。▼
- [ユンヌ]
- ……ミカヤもそうだと言っている。
あなたの話をとても真剣に聞いている。
続けて。▼
- [ソーンバルケ]
- 体に流れるラグズの血は…
常人ならざる力を与える。▼
それによってベオクに疎まれ
迫害される対象となる。▼
ラグズはもっとひどい。
【親無し】は、最初から
存在しないものとして扱うからな。▼
- [ユンヌ]
- ………▼
- [ソーンバルケ]
- ベオクを騙すことは難しくない。▼
印を見せず、
数年ごとに住処を変えて
人目に付かぬよう生きればいい。▼
ラグズは違う。
奴らは本能で我らを見分ける。▼
…全てにというわけではないが、
鋭い奴には一発で見破られる。▼
普通の奴なら…何か
"違和感"を感じるようだ。▼
まったく気づかないラグズも
大勢いるようだがな…▼
どちらにせよ、ラグズは
自分からは【親無し】には
近づいてこない。▼
何しろ"存在しない"のだからな。▼
- [ユンヌ]
- ……どうして?
どうしてそんな風になったの?▼
- [ソーンバルケ]
- それは、こちらが問いたい。
ラグズとベオクが交わることは禁忌。
女神の怒りに触れるのだと…▼
言い伝えられてきたのだから。▼
- [ユンヌ]
- わたしたちが?
そんなこと知らない。
何も知らないわ!▼
- [ソーンバルケ]
- ………ふ…
はははははははは▼
- [ユンヌ]
- な、何…?▼
- [ソーンバルケ]
- 何もかも、でたらめだったのだ!
何百年もの間…そのでたらめによって
私たちは迫害され続けたのだ。▼
これが笑わずにいられるものか。
くっ くくくく▼
(ソーンバルケ消える)
- [ユンヌ]
- ………………
何かが…おかしい……▼
人たちの歴史は
どこかで歪んでしまった。
いったい何時? 何処で?▼
分からない………
眠っていた私には…何も………▼
竜鱗族 ☆†
- [クルトナーガ]
- 姉上!
ご無事でしたか…!▼
- [アムリタ]
- …………▼
- [クルトナーガ]
- どうなさったのです?
お顔の色が……
それにとても痩せてしまって……▼
- [アムリタ]
- …ペレアス……
わたくしのペレアス………
……どうして…?▼
どうしてなの……!?▼
- [クルトナーガ]
- 姉上! 姉上っ!
どうかお気をしっかり……▼
- [???]
- …クルト様?
そちらにおいでですか?▼
- [クルトナーガ]
- イナ…!?
いまは取り込んでいる。
こっちに来ないでくれ!▼
(左にイナ現れる)
- [イナ]
- !!▼
- [アムリタ]
- ……イナ………
やっと会えましたね。▼
"気"は何度も近く感じたのに
あなたは決して
顔を見せようとはしなかったから。▼
- [イナ]
- …ア、アムリタ様………▼
- [アムリタ]
- ……それも無理はありません。
そなたは、わたくしを
さぞや憎んでいることでしょう。▼
何しろ、そなたの許婚であった
ラジャイオン兄上は…
わたくしのせいで――▼
- [イナ]
- おっしゃらないで下さいっ!
……どうか、もう…
過ぎたこと…ですから……▼
- [アムリタ]
- 罪をなかったことになど
できるの!?
できるわけがないでしょう!▼
さぁ。わたくしを詰り
責めさいなむがいいわ!▼
- [イナ]
- ……お恨みはしていません…
あの方が…決めたことです……▼
ラジャイオンが……
妹であるあなたと…▼
甥である子供の命のために
自らを犠牲にされたのです。▼
それを…あなたを責めるだなんて……
あの方の尊い魂を
冒涜するようなことは…できません。▼
- [アムリタ]
- …っ…う… ……
……… …っ ……▼
- [イナ]
- ………クルト様
内密に祖父が来ています。
どうかお会いになってください……▼
- [クルトナーガ]
- ナーシルが…!?▼
(イナの隣にナーシル現れる)
- [ナーシル]
- クルトナーガ王子、
ご無事で何よりでした。▼
そしてアムリタ様……
おひさしぶりですね。▼
かれこれ90年は
お目にかかっておりませんでした。▼
- [アムリタ]
- ……ナーシル……
そなたは…ゴルドアに戻ったのですか?▼
- [ナーシル]
- はい。▼
- [クルトナーガ]
- ナーシル、どうしてなんだ…!?
どうしてゴルドアは
女神アスタルテについた?▼
父上は何をお考えなのだ?▼
石にされた者を救うため……
ラグズとベオクは手を結んだんだ。
ゴルドアもそうすべきではないか!?▼
- [ナーシル]
- ……そもそもすべては▼
アムリタ様、あなたが
ゴルドアを出奔されたことが
起因しているとご存知ですか?▼
- [アムリタ]
- !?▼
- [クルトナーガ]
- どういう意味だ!?▼
- [ナーシル]
- 竜鱗族は…その化身能力を
攻撃のために使うことを
王命によって禁じられています。▼
あなたはそれを嫌って
国を飛び出されたと聞いています………▼
- [アムリタ]
- …ええ……▼
- [ナーシル]
- 国を出てすぐ…あなたは
デインであの男と出会い結ばれた。▼
だがそれは…
多くの悲劇を巻き起こしました。▼
あなたの捜索にむかった赤鱗の一部隊は、
デイン王に捕らえられ
"なりそこない"にされた。▼
ご存知でしたか?▼
- [アムリタ]
- ……い、いいえ…▼
- [ナーシル]
- アシュナードは…
3年前のあの戦いに、
ゴルドアを加えようとしていた。▼
そのため、デギンハンザー様の
逆鱗に触れるよう………
さまざまな策を弄し、煽り続けたのです。▼
ご存知のとおり、我々ラグズは……
一度戦いの気に飲まれれば冷静さを失い……
それを止めることが困難となります。▼
竜鱗族は…特にその傾向が強い。▼
- [クルトナーガ]
- ………▼
- [ナーシル]
- 戦いの終焉において…
ラジャイオン様がもはや助からないと
わかった時……私は▼
王の暴走は避けられないと思いました。▼
あの時は…まさかアムリタ様が
生きておられるとは思いませんでしたので……▼
民と2人のお子を奪われた王のお怒りは…
如何ほどのものかと……▼
- [イナ]
- ……………▼
- [ナーシル]
- 戦いの終結があと少し遅ければ
デイン王がアイクに討たれなければ……
きっとゴルドアは参戦したことでしょう。▼
デイン軍、そしてそれに与した者…
それらの見境なく全ての者を襲い、
死に絶えさせたことでしょう。▼
そして…【負】の気は大地を覆い
目覚めた女神たちによって…
竜鱗族もまたこの世から消える……▼
それほどの危機が迫っていたのです。▼
- [クルトナーガ]
- ……あ…………▼
- [イナ]
- でも…!
アシュナードは倒されました。▼
セリノスの王族によって
ラジャイオンも心を取り戻したわ。▼
- [アムリタ]
- ………っ… …
う… ……っ …………▼
- [ナーシル]
- そう、あわやというところで…
人たちは一度、破滅を免れていた。▼
ラジャイオン様の亡骸は
私たちが国にお連れしました。▼
報告を受けたデギンハンザー様は…
怒ることも泣くこともなさらず、
ただお1人で…耐えておられました。▼
残された王子のため、民のために…
ご自身を鎮め戦いの道に
走ることはなさらなかった。▼
- [クルトナーガ]
- ………父上………▼
- [ナーシル]
- だが、それも全て…無駄になりました。
ベグニオンとラグズ連合の戦いは
デインとクリミアを巻き込み……▼
クルトナーガ様…
あなたの行動によって▼
ゴルドアもまた無関係では
いられなくなったのです。▼
- [クルトナーガ]
- 私のせい…なのか……
父上が避けようとなさった
戦いを…私が……▼
- [アムリタ]
- いいえ、クルトナーガ!
あなたはわたくしのために……▼
- [イナ]
- クルト様のせいではありません!▼
それに…女神ユンヌは
戦いの【負】の気によってではなく▼
【解放】の呪歌によって
目覚められたのですから………▼
- [ナーシル]
- …呪歌によって…?
それは本当か?▼
- [イナ]
- はい。アイク殿は
そう仰っておられました。▼
- [ナーシル]
- ……それは……
…いや、だが同じことだ。
女神アスタルテは審判を下された。▼
ラグズとベオクは
その決定に従わなくてはいけない。▼
- [イナ]
- ナーシル!
だけど……▼
- [ナーシル]
- ………王のお心を考え
王子をお迎えにあがりました。
どうか私と共に……▼
- [クルトナーガ]
- 女神アスタルテの審判を受け入れたら
みんなが完全に石になる…
それは死と等しいじゃないか!▼
そんなことを
受け入れられるはずがない!!▼
- [ナーシル]
- ……イナ、おまえは?▼
- [イナ]
- 私もクルト様と同じ考えです。▼
- [ナーシル]
- …ならば、私の長話はここまでだ。▼
それでも……できることなら
塔の中で同族が争うことがないよう…
願うばかりだ。▼
(ナーシル消える)
- [イナ]
- ………ナーシル……▼
- [アムリタ]
- ……どうするの、クルト。
あなたは…父上を前にして
戦うことができるのですか?▼
- [クルトナーガ]
- ……………▼
カイネギス ☆☆☆†
- [カイネギス]
- アイクよ。
そなたに渡すものがある。▼
- [アイク]
- これは…▼
- [カイネギス]
- ウルヴァンというらしいな?
そなたの父の墓より拝借して来た。▼
- [アイク]
- なぜ、そんなことを?▼
- [カイネギス]
- さて…わしにもよく分からん。
旅立ちの朝、何ゆえか
グレイルの墓に参りたくなった。▼
立ち寄る旨をジフカに伝えたところ
同じことを考えていたという。▼
- [ジフカ]
- 女神の天啓を得た後でもある。
我らは導かれるようにして
墓へと向かったのだ。▼
- [カイネギス]
- 墓標となっていたその斧に向かった途端、
どうにもこれを
おまえに渡さねばならぬという気になった。▼
グレイルがそう願っていると
何故かそう思えたのだ。▼
- [アイク]
- ……母さんと2人で
どこかから俺たちを見ているのかもな。▼
わかった。
親父の想い、しかと受け取ろう。▼
火消し ☆☆☆†
- [アイク]
- …フォルカ?▼
(左にフォルカ現れる)
- [フォルカ]
- ここだ。▼
- [アイク]
- 相変わらず、
あんたの気配は読めんな。▼
- [フォルカ]
- こちらはそれが商売だ。▼
しばらく見ないうちに
…ずいぶん、でかくなったな。▼
- [アイク]
- 会うやつみんなに言われる。▼
- [フォルカ]
- グレイル殿に似てきたようだ。▼
- [アイク]
- それもな。▼
しかし、ここで
あんたに会うとは思わなかった。
誰かに雇われているのか?▼
- [フォルカ]
- あぁ。▼
- [アイク]
- そうか。
どんな立場であれ
こっち側で戦ってくれるんなら心強い。▼
それで、俺に用ってのは?▼
- [フォルカ]
- 返しておくものがある。▼
- [アイク]
- ! なんだ、この金は?▼
- [フォルカ]
- 以前、おまえに雇われた時に
支払ってもらった5万ゴールド――▼
その中から実報酬と諸経費を引いて
余った分というところだ。▼
- [アイク]
- ずいぶん多い。▼
- [フォルカ]
- 予想よりかなり早く
契約が終了したからな。▼
- [アイク]
- あの時は世話になった。
そういえば礼も言っていない。▼
- [フォルカ]
- 仕事だ。
礼などはいらん。▼
- [アイク]
- けど、あんたの話を聞かなければ
俺は親父の過去を知らずにいた。
ありがとな、フォルカ。▼
- [フォルカ]
- ………
ともかく、余剰金は返す。▼
ではな。▼
(フォルカ消える)
- [アイク]
- もしかして照れたのか?
…意外に可愛げのある奴だ。▼
コメント†
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Last-modified: 2013-02-15 (金) 23:42:55