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ルーナの親子会話†
カンナ(女)†
- [ルーナ]
- カンナ! 急いで敵を倒すわよ!
手加減なんて一切しなくていいからね!▼
- [カンナ]
- お母さん、
なんか今日はすごく気合が入ってるね!▼
- [ルーナ]
- だって、モタモタしてたら
お祭りの時間がどんどんなくなるのよ!▼
そんなの絶対にダメよ!
あたし、すごく楽しみだったんだから!▼
- [カンナ]
- あはは!
お母さんはお祭りが好きなんだね。▼
- [ルーナ]
- 別にそういうわけじゃないけど…
今日だけは特別っていうか…▼
- [カンナ]
- 特別?▼
- [ルーナ]
- お、親子でお祭りにこれるなんて…
あたしたちの暮らしから見れば特別でしょ?▼
だから、すっごく楽しみにしてたのよ!▼
- [カンナ]
- うん、お母さん。あたしも同じ。
お祭りすっごく楽しみだったよ。▼
じゃあ、早く悪い人たちを倒さないと…!▼
- [ルーナ]
- …あれ?
ちょっと待って!▼
- [カンナ]
- なあに、お母さん?▼
- [ルーナ]
- カンナもしかして…少し背が伸びた?▼
- [カンナ]
- うーん…どうだろう?
伸びた気もするし、変わってない気もする。▼
- [ルーナ]
- 伸びてたらまずいわね…
背丈が合わなくなっちゃうわ…▼
- [カンナ]
- 背丈?▼
- [ルーナ]
- な、なんでもないの!
後でのお楽しみなんだから!▼
- [カンナ]
- 後でのお楽しみ!?
なにかあたしにくれるの!?▼
そんなこと言われたら気になっちゃうよ!
戦うのに集中できなくなっちゃう!▼
- [ルーナ]
- それは困ったわね…▼
…じゃあ、いいわ。
教えてあげる。▼
実は後であなたに…
浴衣をあげようと思ってたの。▼
- [カンナ]
- 浴衣!?▼
- [ルーナ]
- いつかこんな日がくるかと思って
あたしが作っておいたものがあるの。▼
赤紫地で桜柄の生地なのよ。
とてもステキなんだから。▼
…今まではあまり
そういうことしてあげられなかったからね。▼
寂しい思いもいっぱいさせただろうし…
だから作ったっていうわけじゃないけど…▼
- [カンナ]
- ありがとう、お母さん!
あたし、大事に着るね!▼
- [ルーナ]
- …そ、そう?
そんなに喜んでくれると作った甲斐があるわね。▼
…あと、背が伸びたら言ってね。▼
これからは…
新しい浴衣なんていくらでも作ってあげるから。▼
- [カンナ]
- うん…
あたし、すごく嬉しい…▼
よーし!
それじゃあ急いで敵を倒しちゃお!▼
早く早く!▼
- [ルーナ]
- あら、いきなり急かしてきたわね。
浴衣の話でやる気になったかしら?▼
- [カンナ]
- え!? だ、だってほら…
お祭りの時間が減ったらお母さん嫌でしょ?▼
べ、別に…早くお母さんの浴衣を
着てみたいわけじゃないんだからね!▼
- [ルーナ]
- ふふふ。
わかってるわよ、カンナ。▼
ディーア†
- [ルーナ]
- 的当てに輪投げにくじ引きまである!
くぅー! 腕が鳴るわね!▼
- [ディーア]
- 母さん、はしゃぎすぎさぜ…
っていうか、まだ戦闘中だし…▼
- [ルーナ]
- なによ、ディーア。
あんたも本当ははしゃぎたいくせに。▼
これだけものが揃ってるんだから、
うきうきするに決まってるでしょ?▼
言っておくけど、お祭りが再開したら
すぐに勝負するわよ? いい?▼
- [ディーア]
- 別にいいぜ…▼
勝つのは俺に決まってるからな…
母さんじゃ相手にならないぜ…▼
- [ルーナ]
- なっ!?
なんですって!?▼
いつからそんな
生意気を言う子になったの!?▼
- [ディーア]
- さあな…▼
でも、生意気なのは…
母さんからの遺伝だぜ…間違いなく…▼
- [ルーナ]
- あ、あたしはそんなに
生意気じゃないわよ。▼
そんな風に言う子には、
手加減なんかしてあげないから。▼
- [ディーア]
- 手加減…
そんなのする気なかっただろ?▼
母さんはいつだって何事にも…
全力でがむしゃらに挑むじゃん…▼
- [ルーナ]
- そ、そんなことないわよ。▼
- [ディーア]
- いいや、ごまかしても無駄だ…
俺にはわかってるし…▼
それに俺は母さんのそんなところを…
一番尊敬してるしな…▼
- [ルーナ]
- ディーア…▼
- [ディーア]
- ほら、さっさと賊を倒そうぜ…▼
なんならどっちが多く倒せるか…
勝負でもしようか?▼
- [ルーナ]
- ええ、望むところよ。▼
手加減なんかしないで、
全力前回でやっちゃうからね。▼
- [ディーア]
- ああ…
母さん…▼
ゾフィー†
- [ルーナ]
- ちょっとゾフィー。
あそこに的当ての屋台があるわよ。▼
- [ゾフィー]
- 本当だね。
母さん、的当てやりたいの?▼
- [ルーナ]
- あ、あたしは別にやりたくないけど…
ゾフィーはやりたいかなって思って。▼
- [ゾフィー]
- やりたくないって言ったわりには
すっごい笑顔だったけど。▼
- [ルーナ]
- そ、そんなことないわよ!
それでどうなの? やるの? やらないの?▼
- [ゾフィー]
- もちろんやるよ!
賊を全部、倒したらね!▼
- [ルーナ]
- じゃあ、勝負するわよ。
どっちが数多く的を倒せるかをね!▼
言っておくけど、
娘だからって手加減はしないから。▼
- [ゾフィー]
- えー、勝負するのかぁ…
普通に楽しむ方がいいなぁ…▼
- [ルーナ]
- なんでよ?
勝負した方が面白くなるのに。▼
- [ゾフィー]
- だって、母さん…
勝負になるとしつこいし…▼
- [ルーナ]
- し、しつこいですって!?
そんなことないわよ! 失礼ね!▼
- [ゾフィー]
- そんなことあるもん。▼
だって、父さんと勝負した時だって
朝まで剣の素振りを続けてたんでしょ?▼
- [ルーナ]
- なっ!?
な、な、なんでそれを知ってるの!?▼
- [ゾフィー]
- もちろん、父さんに聞いたから▼
- [ルーナ]
- サ、サイラスったら余計なことを…▼
- [ゾフィー]
- だから、勝負じゃなくて
純粋に的当てを楽しもうよ!▼
- [ルーナ]
- …仕方ないわね。
じゃあ、今日は勝負事はなしにするわ。▼
純粋にお祭りを楽しみましょ。
せっかくの、母子水入らずだしね。
- [ゾフィー]
- うん!
ありがとう、母さん!▼
ミドリコ†
- [ミドリコ]
- あっ、お母さん…!▼
- [ルーナ]
- なによ、ミドリコ。
そんな焦った顔して…▼
- [ミドリコ]
- べ、べつにあせってなんていないわ。
お母さんのきのせいよ。▼
- [ルーナ]
- あっそ…
でも今、後ろに何か隠したでしょ?▼
- [ミドリコ]
- へっ!?う、ううん!
何もかくしてないわ!▼
- [ルーナ]
- あたしに隠しごとしようったって無駄よ。
ほら、見せてみなさい。▼
- [ミドリコ]
- うう…はい。▼
- [ルーナ]
- え?これって…ぬいぐるみ?
ミドリコの形をしてるわね。▼
可愛くできてるじゃない。
あんたが作ったの?▼
- [ミドリコ]
- そ、そうだけど…
それ、ミドリコじゃなくてお母さんよ。▼
- [ルーナ]
- え、そうなの?
あんたにそっくりに見えるけど。▼
髪が赤くて、二つ結びで、
リボンがついてて…▼
- [ミドリコ]
- うん…だから…▼
- [ルーナ]
- …そっか。
あたしか。▼
- [ミドリコ]
- まぎらわしくてごめんなさい。▼
お母さんのかみがたかわいくて、
ミドリコまねしちゃったから…▼
- [ルーナ]
- うふふ。ミドリコったら…▼
その髪型にした理由、初耳よ。
なんだか照れちゃうわね。▼
でも、なんでこれを持ってたの?▼
- [ミドリコ]
- お母さんのぬいぐるみがあると、
ゆうきがわいてくるから。▼
秘境にいたときから…
心細いときはそうしてたのよ。▼
- [ルーナ]
- !!ミドリコ…▼
ごめんね。
今までさみしい思いをさせて。▼
お母さんは…
子どものそばにいなくちゃダメなのに。▼
それなのに、あたしは…▼
- [ミドリコ]
- ううん。
お母さんはいつもそばにいてくれたわ。▼
秘境からかえるとき、
たくさんおみやげをのこしていってくれた。▼
このぬいぐるみはその中の布で
つくったものよ。だから…▼
お母さんのぬくもりが、
いつもそばにあった。▼
いっつも一緒にいるみたいに
思ってたよ。▼
- [ルーナ]
- あ、あ、あんたって子は…!
ううう~~!!!!▼
- [ミドリコ]
- お母さん、泣いてるの?▼
- [ルーナ]
- 泣いてるわよ!悪い!?
あんたがあまりにいい子だから、あたし…!▼
こんな風に成長してくれたことに
感謝の涙が止まらないわよ!▼
ありがとう、ミドリコ…!
あんたは最高の娘だわ。▼
- [ミドリコ]
- えへへ…うれしい!▼
じゃあ次は、ミドリコのぬいぐるみを
お母さんにつくってあげるね。▼
そうしたらお母さんもきっと
もっとゆうきがでるわ。▼
- [ルーナ]
- うふふ…ありがと。
楽しみにしてるわね。▼
ヒサメ†
- [ヒサメ]
- ああ、よかった。
珍しいものをたくさん買えました。▼
このお茶碗なんて最高です。
つい色違いまで買い占めてしまいました…▼
- [ルーナ]
- ちょっとヒサメ。
そんなに雑貨を買い込んでどうしたのよ。▼
- [ヒサメ]
- 母さん…!▼
べ、別にいいではないですか。
私の勝手です。▼
…か、母さんにとやかく言われる
筋合いはありません。▼
- [ルーナ]
- …………▼
…何よそれ。▼
あなた最近…
たまに、かわいげのない態度を取るわよね。▼
- [ヒサメ]
- …え、あ…ごめんなさい。
どうしても、つい…▼
- [ルーナ]
- ああ、わかったわ。
反抗期ってやつね?▼
- [ヒサメ]
- い、いえ…反抗期ではないと思います…
そうではなくて…▼
多分ですけど…母さんの気質が
たまに出るようになったのではないかと…▼
- [ルーナ]
- はぁ?
何、言ってるのよ!?▼
あたしの気質が出ると、
反抗期みたいな態度になるってわけ?▼
それじゃまるで、
あたしが年がら年中、反抗期みたいじゃない!▼
…ま、まぁ…否定はしないけど…▼
- [ヒサメ]
- …でも、私…
本当に母さんに似てきたと思うんです。▼
昔は買い物などなんとも思わなかったのに、
最近はとても楽しいですし…▼
賊が来るまでは、目に付くものを
片っ端から買い漁ってしまって。▼
- [ルーナ]
- た、確かに…
その雑貨の山にはびっくりしたけど…▼
ま、あたしに似てきてるっていうならいいわ。
ひろーい心で受け止めてあげる。▼
- [ヒサメ]
- ほ、本当ですか…
よかった…▼
- [ルーナ]
- そ、それに…▼
なんか、愛しい我が子って感じで…
より可愛く思えちゃうし…▼
- [ヒサメ]
- えっ…
何か言いましたか?▼
- [ルーナ]
- べ、別に!?
こっちの話よ!▼
それよりそんなに買い物がしたいなら、
賊を倒したあと、付き合ってあげるわ。▼
今日は子どものためのお祭りだから
お金はあたし持ちってことで。▼
- [ヒサメ]
- えーっ!
ほんとですか! ぜひお願いします!▼
- [ルーナ]
- な、何よ? 今のは流れ的に、
あたしっぽく返すところでしょう?▼
- [ヒサメ]
- ご、ごめんなさい…
なかなか難しいですね…▼
えーと…ど、どうしてもって言うなら
付き合ってあげなくもないですよ?▼
こんな感じでしょうか?▼
- [ルーナ]
- うふふ。上出来だわ。
でも、あんたらしく言えば何でもいいのよ。▼
これからはあなたの言葉、
たくさん聞かせてちょうだい。▼
お祭りを回りながら色々話せるの、
楽しみにしてるんだから。▼
- [ヒサメ]
- は、はい!
よろしくお願いします!▼
マトイ†
- [マトイ]
- 母さん。
大丈夫? ケガはない?▼
- [ルーナ]
- ええ、大丈夫よ。
このあたしがケガなんかするはずないわ。▼
- [マトイ]
- さすが、頼もしいわ。
その言葉を聞いて安心しちゃった。▼
あ。あたし、母さんに渡したいものがあるの。
きっと気に入ると思うわ。▼
- [ルーナ]
- なによ。
金銀財宝でもくれるっていうの?▼
- [マトイ]
- さ、さすがにそれはないけど…
賊が来る前に屋台で買っておいたの。▼
はいこれ。いい色のリンゴよ。▼
- [ルーナ]
- あ…▼
- [マトイ]
- 母さん、リンゴが好きって言ってたでしょ?
だから喜ばせようと思って。▼
- [ルーナ]
- …………▼
- [マトイ]
- だ、ダメだった!? リンゴそのものより
リンゴ飴のほうがよかったかしら!?▼
- [ルーナ]
- ううん。そのもののほうがいいわ。
とっても嬉しい。ありがとうね、マトイ。▼
さっきのはちょっと…
昔のことを思い出しちゃって。▼
- [マトイ]
- 昔のこと?▼
- [ルーナ]
- ええ。あたしの大事な人がね、
今のマトイみたいにリンゴをくれたの。▼
あたしに質問を答えさせる対価としてね。▼
- [マトイ]
- ふーん…そんなことがあったのね。
じゃ、あたしも母さんに何か質問してもいい?▼
- [ルーナ]
- ええ。今日は子供のためのお祭りだし、
なんでも答えてあげるわよ。▼
- [マトイ]
- 母さんはあたしに、
どう成長してほしいと思っているの?▼
- [ルーナ]
- そうねえ…
あんたらしく育ってくれればなんでもいいわよ。▼
- [マトイ]
- え? それだけ?
完璧に育ってほしいとか無いの?▼
- [ルーナ]
- 無いわ。完璧になんてなろうとしたら
きっと疲れちゃうもの。▼
まあ出来れば素直に
まっすぐに育ってほしいとは思うけど。▼
そう…可愛さを武器に親に物をねだったり
ひねくれた性格になったりしなければ…▼
- [マトイ]
- …ええと。
それ、自分のこと言ってない?▼
- [ルーナ]
- そんなことないわよ!
例えよ、例え。▼
とにかくあたしは、どんなマトイでも大好きなの。
これからはずっとそばで守ってあげる。▼
あたしはあんたを残して死なないし、
あんたはあたしとツバキが死なせないわ。▼
- [マトイ]
- 母さん…▼
- [ルーナ]
- 今まで寂しい思いをさせて、悪かったわ。
お母さんは子供の傍にいないといけないのに…▼
たくさん我慢させちゃったわね。▼
- [マトイ]
- ううん! 離れてたって、
父さんと母さんの話は聞いてたもの。▼
それに、いつも会いに来てくれるときは
たくさんお土産も持ってきてくれたし。▼
だから…べ、別に…
寂しくなんかなかったんだからね!▼
- [ルーナ]
- マトイ…▼
うふふ。本当は寂しかったのね。
まったく、変なとこあたしに似て…▼
今までのお詫びにはならないけど、
今日はお祭りで何でも買ってあげるわ。▼
何か欲しいものはない?▼
- [マトイ]
- …欲しいものなんてないわ。
母さんと父さんさえ傍にいればいい。▼
約束して、母さん。
これからはそばにいるって。▼
賊を倒しても、お祭りが終わっても、
この戦争が終わっても…▼
傍にいてくれなきゃあたし、
許さないんだから…▼
- [ルーナ]
- ええ…
約束するわ…▼
あたし、もうどこにも行かない。
ずっとマトイのそばにいる。▼
あなたたちのいる場所に、
ずっとここにいるって、そう決めたから…▼
ジークベルト†
- [ルーナ]
- あーん。
どうしようかしらー。▼
こんなに屋台があったら、
欲しい物ばかりで目移りしちゃうわ!▼
この髪飾りもすごく可愛いし。
欲しいなー。▼
でも、少しは買い物を我慢しないと
またジークベルトに怒られちゃうし…▼
というか、この間、買い物し過ぎちゃって
お小遣いも残ってないのよね…▼
- [ジークベルト]
- 母上、どうかしたのかい?▼
- [ルーナ]
- ジークベルト!?
べ、別に何でもないわよ!▼
- [ジークベルト]
- そうか。
それならいいんだけど。▼
ところで母上、
この屋台には綺麗な髪飾りが並んでいるね。▼
- [ルーナ]
- そ、そうね。
別にあたしは欲しいと思わないけど…▼
- [ジークベルト]
- ちょうど大切な人への
贈り物を探していたんだ。▼
母上、申し訳ないけど
選ぶのを手伝ってくれないかな。▼
- [ルーナ]
- そんなの自分で選べばいいのに。
まぁ、手伝ってはあげるけど…▼
- [ジークベルト]
- ありがとう、母上。
すごく助かるよ。▼
- [ルーナ]
- そうね…
これとこれとこれでしょ。▼
あとあこれとこれとこれと
これとこれとこれがいいんじゃない?▼
- [ジークベルト]
- は、母上…
一つに絞ってくれると助かるんだけど…▼
- [ルーナ]
- そ、そうよね!
じゃあ…これなんか可愛いと思うけど。▼
- [ジークベルト]
- じゃあ、それを買おうかな。
お金はここに置いておけばいいよね。▼
…はい、母上。
この髪飾りをもらってくれるかい?▼
- [ルーナ]
- えっ?
あたしに?▼
- [ジークベルト]
- 日頃の感謝を込めて、
ささやかだけど、形で示したかったんだ。▼
- [ルーナ]
- ジークベルト、
さっきのあたしの独り言、聞いてたでしょ?▼
- [ジークベルト]
- さぁ?
私にはなんのことだかわからないな。▼
- [ルーナ]
- あなたのそういうところってさ…
マークスにすごくそっくりよね。▼
- [ジークベルト]
- そうかな?
自分ではよく分わからないな。▼
- [ルーナ]
- そっくりよ。
あたしにはわかるの。▼
あたし、マークスのそういうとこ…
だ、大好きだから…▼
- [ジークベルト]
- ははは。
母上がのろけるなんてめずらしいね。▼
- [ルーナ]
- う、うるっさいわねー!
親をからかうんじゃないわよ!▼
でも、髪飾りありがとう…
ずっと大事にするわね。▼
- [ジークベルト]
- ああ、そうしてくれると嬉しいよ。▼
フォレオ†
- [ルーナ]
- 見て見てフォレオ!
あっちに的当ての屋台があるわよ!▼
- [フォレオ]
- 本当ですね、お母様。
可愛らしい景品がたくさん並んでいます。▼
- [ルーナ]
- これはお祭りが再開したら
勝負するしかないわよね。▼
言っておくけど、あたしは息子相手でも
手加減はしないんだからね。▼
- [フォレオ]
- うふふ、望むところです。▼
それで…何回勝負ですか?
最初に決めておきましょう。▼
- [ルーナ]
- え? 一回でいいんじゃないかしら。▼
- [フォレオ]
- 本当ですね?
その言葉に二言はありませんね?▼
- [ルーナ]
- な、何よ!
なんでそんなに気にするのよ!▼
- [フォレオ]
- お母様はとっても負けず嫌いですから、
自分が勝つまで勝負を続けるでしょう?▼
僕は知っていますよ。
お母様は…▼
陣取り遊びで、
お父様から勝ち逃げしていることを。▼
- [ルーナ]
- うっ。レオンがあなたに教えたのね。
余計なことを…▼
- [フォレオ]
- それと、もうひとつ約束してください。▼
的当てでの勝負の後は…
お洋服作りで対決をしましょう。▼
- [ルーナ]
- な、何よそれ!▼
そんなのフォレオが
有利に決まってるじゃない!▼
- [フォレオ]
- 僕は的当てがあまり得意ではないので。
それだけで勝負だと不公平です。▼
勝負に負けたまま終わってしまったら…
夜、くやしくて眠れないですから。▼
- [ルーナ]
- あんたも相当の負けず嫌いね。
変なトコあたしに似ちゃってさ。▼
- [フォレオ]
- いえ…これは優秀な両親を持った者の
宿命のようなものだと思ってます。▼
どうしたって比べられてしまいますからね…
同じことをできると期待もされますし。▼
だから、負けたくないんです。
自分もできるところを見せたいんです。▼
すみません…
厄介な性格で。▼
- [ルーナ]
- …………▼
それならやっぱり、
あんたはあたしそっくりよ、フォレオ。▼
- [フォレオ]
- そうなんですか?▼
- [ルーナ]
- ええ。良かったら賊を倒したあと…
ゆっくり話してあげるわ。▼
もちろん、的当てをした後で。
二人でお買い物でもしながらね。▼
素敵な装飾品を買い込んで
お洋服対決に備えるわよ。▼
- [フォレオ]
- お母様とお買い物!
とっても素敵です! ぜひ…!▼
- [ルーナ]
- お互い買い過ぎないよう気をつけましょ。
それじゃ、また後でね!▼
- [フォレオ]
- はい、お母様!▼
イグニス†
- [ルーナ]
- ちょっとイグニス!
あそこの屋台を見なさい!▼
貴重な鉱石を使った腕輪ですって!
これは買うしかないわよね!▼
- [イグニス]
- …………▼
- [ルーナ]
- これは数年に一度しか咲かない花を使った香水…
うん! これもあとで買うわ!▼
待って待って!
あっちにも何かある!▼
- [イグニス]
- 母さん…
少しは落ち着け…▼
買い物なら…
祭りが再開してからゆっくりとすればいい…▼
- [ルーナ]
- そ、そんなのわかってるわよ!
でも、つい目に入っちゃうから…▼
- [イグニス]
- 目に入ったものを…
全部、買おうとしているしな…▼
- [ルーナ]
- そ、それがどうしたの!?
別にあたしの勝手でしょ!?▼
- [イグニス]
- …買い過ぎだと思う。▼
- [ルーナ]
- だ、だって…
どれもこれも必要なものだし…▼
- [イグニス]
- いや、そんなはずはない…
もっとちゃんと選んで買った方がいい…▼
その方が買ったものに対しても…
愛着が沸き、大切なものになるだろう…▼
- [ルーナ]
- うーん…
それは一理あるかも。▼
- [イグニス]
- 買ってはダメだ、
と言っているのではない…▼
よく選んで買え、と言っている…
わかるな?▼
- [ルーナ]
- わかったわよ。
でも、まさか息子に注意されちゃうなんて…▼
- [イグニス]
- 3つまでだ…
3つだけ好きなものを買え…▼
- [ルーナ]
- なんかさ…
あんたの方が親みたいになってない?▼
- [イグニス]
- ふっ…
気のせいだ…▼
- [ルーナ]
- じゃ、じゃああんたは5つまでよ。
5つまで好きなものを買っていいわ。▼
- [イグニス]
- 多くないか…?▼
- [ルーナ]
- いいのよ!▼
子どもは大人よりもたくさん
欲しいものがあっても許されるの!▼
それに、あたしは小さい頃…
そんなに沢山モノがないところにいたから、▼
もし子どもができたらいっぱい、
欲しいものを買ってあげたいって思ってたのよ。▼
- [イグニス]
- 母さん…▼
- [ルーナ]
- 遠慮なんかするんじゃないわよ。
あたしはあんたのお母さんなんだからね。▼
- [イグニス]
- …わかった。▼
それならやっぱり、5つも要らない。
俺の欲しいものは1つだけだ。▼
- [ルーナ]
- な、なによ。▼
- [イグニス]
- 母さんと一緒に過ごす時間。▼
- [ルーナ]
- …!▼
イグニス…
し、仕方ないわね。▼
じゃあこの戦いが終わったら、
一緒にお祭りを回りましょ。▼
あたしが3つ欲しいもの決めるまで、
嫌って言っても逃がさないんだから。▼
- [イグニス]
- ああ。覚悟しておこう…▼
ベロア†
- [ルーナ]
- むむむむむ…▼
- [ベロア]
- ママ、がんばってください。▼
- [ルーナ]
- ぐぬぬぬぬ…▼
- [ベロア]
- ママならきっと乗り越えられます。
わたし、信じてますから。▼
- [ルーナ]
- ううううう…
やっぱりもうダメ!▼
お祭りが再開したら、
ソレとコレとさっき見たアレを買うわ!▼
- [ベロア]
- ママ…▼
もう無駄遣いは
しないんじゃなかったんですか?▼
- [ルーナ]
- む、無駄遣いじゃないし!
どれもちゃんと大切に使うわ!▼
- [ルーナ]
- ママ、この間のお買い物のときもそ言ってました。
そのときに買った帽子は
どうなりましたか?▼
- [ルーナ]
- あ、あれは…
気が向いたらちゃんとかぶるわよ!▼
- [ベロア]
- はぁ…
また家に使わないものが増えていきます…▼
- [ルーナ]
- わ、わかったわよ!
今日は…無駄遣いは我慢するわ。▼
娘にそこまで言われちゃね…
少しは母親としての威厳を保たないと。▼
- [ベロア]
- 本当ですか?
さすがわたしのママです。▼
…あれ?
くんくん…この匂いは…▼
やっぱり。
ママ、ステキな毛玉が落ちてましたよ。▼
ああ、この光沢…ステキ…
私のお宝に…▼
- [ルーナ]
- ベロア、今日はお宝集め
やめるんじゃなかったの?▼
- [ベロア]
- そ、そうでした…
でも…でも…▼
- [ルーナ]
- あたしも無駄遣いを我慢できたんだから、
ベロアだって我慢できるはずよ。▼
- [ベロア]
- むむむむ…▼
…………▼
今日はせっかくのお祭りです。
だから…ガマンは別の日でもいいのでは…?▼
- [ルーナ]
- あら、あんたも案外意志が弱いのね。▼
- [ベロア]
- お祭りの日だから、
ママに好きなことをしてほしいんです。▼
べ、別に…▼
わたしがガマンできなくなったとか、
そういうことじゃないですからね…?▼
- [ルーナ]
- はいはい、
そういうことにしといてあげましょ。▼
お祭りの日に我慢するとかありえないし、
我慢するのは明日からにするわよ!▼
- [ベロア]
- はい、ママ。
では戦うのが終わったら…▼
さっきから拾うのをガマンしていた
ソレとコレとさっき見たアレを拾います…▼
- [ルーナ]
- ええ、じゃんじゃんいきましょう!
じゃんじゃん!▼
- [ベロア]
- 負けませんよ、ママ…▼
ルッツ†
- [ルーナ]
- ルッツ、
色々と面白そうな屋台があるわよ。▼
的当てに輪投げ、ですって。
お祭りが再開したら一緒にやりましょう。▼
そうだ! 勝負するのもいいかもね!
どっちが多く的を倒せるか、とか。▼
- [ルッツ]
- う、うん…▼
- [ルーナ]
- 何よ、その煮え切らない返事は?
あたしと一緒に遊びたくないの?▼
- [ルッツ]
- そんなことはないけど…▼
お母さんは勝負事になると…
自分が勝つまでやり続けるから…▼
- [ルーナ]
- そ、そうだったかしら?▼
- [ルッツ]
- この間なんて
一晩中しりとりをしたじゃない!▼
僕、しりとりをしてて倒れそうになるなんて
初めての経験だったよ!▼
- [ルーナ]
- だって、負けたままで終わったら
すごく悔しいでしょ?▼
- [ルッツ]
- それにしたって限度があるよ!▼
- [ルーナ]
- わ、わかったわよ…
ごめんなさい。▼
じゃあ、今回は勝負はなしね。▼
- [ルッツ]
- 本当に?▼
- [ルーナ]
- ええ、本当よ。
今日は子どものためのお祭り…▼
主役はルッツなんだから、
ルッツがしたいことをやりましょう。▼
- [ルッツ]
- やったあ!▼
それなら僕、お母さんと遊びたい!
お母さんと同盟を組んで遊びたーい!▼
- [ルーナ]
- ど、同盟?▼
- [ルッツ]
- うん、お父さんから聞いたよ。▼
お父さんとお母さんは昔、
同盟を組んでたことがあるって。▼
確か…ハロルーナ同盟だっけ?▼
- [ルーナ]
- ああ、懐かしいわね。
結婚する時に解散したんだけど…▼
あんたがどうしてもって言うなら、
再結成してあげなくもないわよ。▼
- [ルッツ]
- ほんと!? わーい!!
再結成だー!!▼
- [ルーナ]
- せっかくだから名前も新たに、
ハロルナルッツ同盟にしましょ!▼
ルッツは同盟隊員C…
略して隊員Cね!▼
- [ルッツ]
- 僕が隊員C?▼
- [ルーナ]
- ええ。あたしが隊員A,ハロルドがB…
ってことはあんたはCでしょ。▼
- [ルッツ]
- じゃあミシェルは隊員Dだね!▼
- [ルーナ]
- そうね。
隊員が倍に増えてあたし嬉しいわ。▼
…はっ! あんなところに賊が。
早速同盟の出番のようね。▼
よーし行くわよ、隊員C!▼
- [ルッツ]
- はーい!!
正義の隊員C、出動ーっ!!▼
オフェリア†
- [ルーナ]
- ねえ、オフェリア。▼
あなた、みんなのこと好き?
この世界のことは好き?▼
- [オフェリア]
- え? どうしたのよ、母さん。
いきなり…▼
- [ルーナ]
- い、いや…実は…
ずっとあなたに聞いてみたかったことなのよ。▼
- [オフェリア]
- …そ、そうなんだ。▼
えっと…
みんなのことは、もちろん好きだよ。▼
この軍にいる人たちは、みんな大好き。▼
それからこの世界も気に入っているわ。
行きたい場所だって沢山あるし…▼
今日みたいに見たことないお祭りにも、
もっと行ってみたいわ。▼
- [ルーナ]
- そう…▼
だったらこの子は、
こっちの世界にいるべきなのかしら…▼
あたしとオーディンだけ元の世界に帰る…?▼
でも、そんなこと出来ないわ…▼
だって、置いていかれる寂しさはあたし、
誰よりも…▼
- [ルーナ]
- 母さん、どうしたの?
ひとりでブツブツ言っちゃって。▼
- [ルーナ]
- いえ、別にたいしたことは言ってないの。
忘れて。▼
- [オフェリア]
- ふーん。▼
あ、母さん。
もしかして…▼
- [ルーナ]
- な、なによ。▼
- [オフェリア]
- 「みんなも好きだけど、母さんが一番好きー!」
とかって言ったほうがよかった?▼
- [ルーナ]
- ち、違うわよ。あなたじゃないんだから。
そんな乙女心満載のことは考えてないわ。▼
- [オフェリア]
- そう?
だって母さん、様子がおかしいから…▼
ねえ。もう一度、同じ質問して?
そしたら改めて答えてあげるわ。▼
- [ルーナ]
- い、いいわよ。
さっきの答えで十分だわ。▼
- [オフェリア]
- なによ、母さんたら。
素直じゃないんだから。▼
…す、素直に言ってくれれば、
本音を言ってあげないこともないのよ?▼
- [ルーナ]
- …ちょ…この子なんか…
話し方があたしに似てきているような…▼
なんか、やりにくいわね…▼
まあ、いいわ。今日は子どものためお祭り、
あなたが望むようにしてあげる。▼
ねえ、オフェリア。
みんなのこと、好き?▼
- [オフェリア]
- …………▼
好きよ。
でも、母さんはもっと好き。▼
ううん…母さんと父さんが一番好き。
二人は私にとってかけがえのない家族よ。▼
だから誰より一番大好き。
これが本音だよ。▼
- [ルーナ]
- …………▼
…そんなこと言われると、
悩んでいるのがバカみたいじゃない…▼
- [オフェリア]
- 何?▼
また聞こえなかったんだけど。
言うならハッキリ言いなさいよね。▼
- [ルーナ]
- 気にしない。気にしない。
母さん、すごくうれしいって言ったのよ。▼
- [オフェリア]
- ホントに?▼
- [ルーナ]
- 本当よ。だから、そんな顔しないで。
さっさと賊をやっつけてお祭りを楽しみましょ。▼
- [オフェリア]
- うんっ!
私の欲しいもの、いっぱい買ってよね!▼
私、あれとこれとそれとー、
あっちの装飾品が欲しいわ!▼
- [ルーナ]
- お、お手柔らかにね…▼
ソレイユ†
- [ソレイユ]
- あ、母さんっ!
相変わらず可愛いねー。▼
- [ルーナ]
- …………▼
- [ソレイユ]
- あら? 返答なし?
まぁ、黙ってる顔も可愛いんだけどさ。▼
- [ルーナ]
- ソレイユ…あんた本当、
誰かさんそっくりに育ったわね。▼
- [ソレイユ]
- え? なんか言った?▼
- [ルーナ]
- 別に。なんでもないわ。▼
ま、今日は子どもの成長を願うお祭りだもの。
そんなところも喜ぶべきよね。▼
ところでソレイユ。
あんたはどんな大人になりたいの?▼
- [ソレイユ]
- そうだなぁ。やっぱり、
母さんみたいな女性になりたいな。▼
母さんは可愛いし綺麗だし強いし、
たまに素直じゃないトコがまた魅力的で…▼
- [ルーナ]
- はいはい。お世辞はいいから、
真面目に答えなさいよ。▼
- [ソレイユ]
- 真面目に答えてるよ!
それにお世辞でもない!▼
母さんは何でもできるし、
美人だし、言うこと無いよね。▼
いいなあ。
そんな風になれたらきっと…▼
もう誰も…あたしを、
母さんと比べたりしない。▼
- [ルーナ]
- 比べる…?▼
- [ソレイユ]
- うん。秘境でね。
言われたことがあるんだ。▼
ソレイユは立派なお母様の
子なんだから…▼
きっとあの方のように、
何でもできる子になるに違いないって。▼
- [ルーナ]
- !!
そんなことが…▼
- [ソレイユ]
- だから母さんみたいな女性になれたら、
そんなことも言われなくなるのかなーってさ!▼
べ、別に、母さんに憧れてるとか、
そんなんじゃないんだから…▼
- [ルーナ]
- …………▼
ふふっ。素直じゃないわね。▼
- [ソレイユ]
- な、なによ、悪い!?▼
- [ルーナ]
- 前言撤回よ。▼
誰かさんにそっくりって言ったけど、
あんたはあたしにそっくりね。▼
でも大丈夫よ。ソレイユはもう、
あたしより素敵な魅力がたくさんあるわ。▼
- [ソレイユ]
- そ、そんなこと…▼
- [ルーナ]
- あるわよ。▼
だって、あんたにはお父さん…
ラズワルドの血も入ってるんだし。▼
悔しいけど、あいつも結構
何でもこなすタイプだからね。▼
あんたの中にはあたしとラズワルドの
いいところが両方あるの。▼
それから…たぶん、
あたしの両親のいいところも。▼
- [ソレイユ]
- おじいちゃんとおばあちゃん?▼
- [ルーナ]
- ええ。二人とも強くてかっこよくて、
あたし、大好きだった…▼
あんたの中にはね、あたしやラズワルドや
たくさんの人の魅力が受け継がれてるの。▼
だから誰かと比べられるものじゃない。
そんなの気にしたらだめよ。▼
それ以上自分を卑下したら
あたしとご先祖様たちが許さないから。▼
- [ソレイユ]
- あはは、それは怖いなあ。▼
…うん、ありがとう母さん。
なんだか自分に自信が出てきたよ。▼
もっともっとかっこいい大人になるから、
楽しみにしてなさいよね!▼
- [ルーナ]
- あんたならできるわ。
あたし、信じてるから。▼
じゃ、ソレイユの元気が出たところで、
ちゃちゃっと賊を倒すわよ!▼
- [ソレイユ]
- 終わったら一緒に
お買い物に行こうよ。▼
あたし、母さんのみたいな
綺麗な腕輪が欲しいな。▼
- [ルーナ]
- 仕方ないわね、たくさん賊を倒せたら
特別に買ってあげてもいいわ。▼
- [ソレイユ]
- やったー!!
それじゃ、いってきまーす!▼
- [ルーナ]
- 負けんじゃないわよ、ソレイユ。
言ってらっしゃい!▼
エポニーヌ†
- [エポニーヌ]
- 母さん、あたし…
最近、男の子の空想に疲れてきちゃった。▼
- [ルーナ]
- あっそ。子どもの成長を願うお祭りで、
いい知らせが聞けてよかったわ。▼
これを機に卒業しなさい。▼
- [エポニーヌ]
- うう…ひどい!
ナニよ、そんなぶっきらぼうに。▼
疲れてきたのは、
母さんのせいなんだからねっ!▼
- [ルーナ]
- はあ?
あたしは別に何もしてないわよ?▼
あんたの独特すぎる空想癖を、
母として生暖かく見守ってあげてたじゃない。▼
- [エポニーヌ]
- 違うわ、そうじゃなくて…
でも、どう考えても母さんのせいなのっ!▼
最近、妄想の登場人物がみんな
母さんみたいな天邪鬼になってきたんだからっ!▼
- [ルーナ]
- えっ?▼
- [エポニーヌ]
- 相手のことを好きなのに、
大っ嫌いみたいなことを言ったり…▼
一緒にいてほしいのに
あっち行ってって言っちゃったり…▼
そのせいで妄想が高度な心理戦になって、
ワケがわからなくなってきてるの。▼
おかげで空想の度に疲れちゃって、
イイ気分になれなくなってきてるのよーっ!▼
- [ルーナ]
- ふーん。
そんなこともあるのね…▼
あんたはゼロそっくりの子だとばかり
思ってたけど、あたしにも似てくれたとは…▼
- [エポニーヌ]
- なによ、顔を赤くして。
…もしかして母さん、うれしいの?▼
- [ルーナ]
- 勘違いしないでよ?
別にうれしくなんかないわよ!▼
子どもに母親の性格が出るっていうのは
当然のことだもの。▼
だから「へえー」って思っただけのこと。
全っ然うれしくなんかないんだからっ!▼
- [エポニーヌ]
- んもう、それ!
それなのよーっ!!▼
うれしいなら、
うれしいってそう言って!!!▼
現実の会話ぐらいは…
ちゃんとわかりやすいのがいいわ…▼
- [ルーナ]
- !!▼
…わ、わかったわ。▼
今日は子供のためのお祭りだから
本心を言ってあげる。▼
- [エポニーヌ]
- …………▼
- [ルーナ]
- あ…あのね、
エポニーヌがあたしに似てくれて…▼
お母さん、とってもうれしいわ。▼
実はちょっと妬いてたのよね、ゼロに。
あんたはどっちかっていうと父さん似だから。▼
- [エポニーヌ]
- 母さん…▼
えへへ…そう言ってもらえて、
ちょっとだけ、救われたかも。▼
それに、父さんに似てるよりも、
美人の母さんに似たほうがいいものね。▼
…そうだ、母さん。
このあとはどうする予定?▼
- [ルーナ]
- そうね、あんたがどうしてもって言うなら、
一緒に屋台を巡ってあげないこともないわ。▼
…じゃなくて!▼
あたしがそうしたいから、
一緒に屋台を回りましょ。▼
そしたら、いいこと教えてあげる。▼
- [エポニーヌ]
- いいことって?▼
- [ルーナ]
- エポニーヌはさっき、
天邪鬼が高度な心理戦って言ってたけど…▼
コツさえつかめば、実はそうでもないのよ。▼
- [エポニーヌ]
- ええっ、本当!?▼
- [ルーナ]
- 疲れることなく空想を飛躍させられるコツを
教えてあげられるかもしれないわ。▼
- [エポニーヌ]
- ぜ、ぜひ教えて!
母さん…いえ、師匠!▼
もしそんなことができたら、
あたしの妄想がさらにスゴいものになるわ!▼
- [ルーナ]
- じゃ、またあとでね。
ささっと賊を倒しちゃいましょ!▼
- [エポニーヌ]
- よーし、やるわよーっ!▼
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- カンナで母親台詞あったので、編集しておきました。 -- エイミーン
Last-modified: 2020-08-28 (金) 16:21:41