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マイユニット(女性・あたし~だよ)の会話

オボロ

会話1

会話2

カミラ

会話1

[カミラ]
素敵だわ…カムイとこうして
お祭りに来られるだなんて。▼
お姉ちゃん、とっても嬉しい。▼
[カムイ]
うん、あたしも嬉しいよ。
カミラお姉ちゃん。▼
[カミラ]
それなのに…
魔物たちのせいで台無しだわ。▼
早くお祭りを再開させるために、
キツいお仕置きをして回らなくちゃ。▼
もちろん…とびきり痛いやつをね。▼
[カムイ]
あはは…
カミラお姉ちゃん、容赦ないね。▼
でも早くお祭りを再開させたいのは
あたしも同じだよ。▼
こんなに雰囲気のいい場所なのに、
戦いに使うなんて勿体無いもんね。▼
[カミラ]
そうね。
さっき屋台の人に聞いたのだけれど…▼
このお祭りには特別な魔力を持つ装飾が
飾られているんですって。▼
その装飾に願いをかけると、
叶うとされているそうよ。▼
[カムイ]
へえ…なんだかロマンチックだね。▼
[カミラ]
その装飾、なんだと思う?▼
[カムイ]
うーん…なんだろう。▼
噴水の真ん中にある、
魔女の帽子かな?▼
[カミラ]
いいえ。▼
答えは祭樹のてっぺんにある、
お月様の飾りよ。▼
[カムイ]
そうだったんだ。
あたしも後で願い事をしてみようっと。▼
[カミラ]
じゃあ次の問題ね。▼
[カムイ]
えっ?▼
[カミラ]
この広場にお月様の飾りは
いくつあるかしら?▼
[カムイ]
え、ええと…
1,2,3…▼
…………▼
[カミラ]
うふふ…
答えるまでには時間がかかりそうね。▼
いいわ。
そのまま数えていてちょうだい。▼
数えている間、あなたを狙う敵はみぃんな、
私が殺してあげるから。▼
また後で声をかけるわ。▼

(カミラが退場)

[カムイ]
あ…カミラお姉ちゃん!?▼
こ、困ったな…
月の数…月の数…▼

会話2

[カミラ]
お月様の数はわかったかしら?
カムイ。▼
[カムイ]
ご、ごめん、カミラお姉ちゃん。
戦いながらだとわかんなくて…▼
この樹はさっき数えたかなとか
こんがらがっちゃってさ。▼
[カミラ]
うふふ…
仕方のない子ね。▼
答えは30個よ。▼
この広場に、祭樹は30本。
お月様の飾りもそれと同じだけあるの。▼
[カムイ]
へえ…!
そうだったんだ。▼
じゃあたくさんお願い事ができるね。▼
[カミラ]
そうね…
私、お願い事はもう決まっているの。▼
[カムイ]
30個も!?▼
[カミラ]
ええ。ひとつめは…
カムイが元気でいられますように。▼
ふたつめは、
カムイが幸せでいられますように。▼
みっつめは、
カムイが…▼
[カムイ]
ええっ!?
ちょっと待ってカミラお姉ちゃん!▼
まさかとは思うけど…
全部あたしについてのお願いじゃないよね?▼
[カミラ]
あら、もちろんそうだけれど。
何か問題があるかしら?▼
[カムイ]
問題だらけだよ。▼
そんな風にされたら、
カミラお姉ちゃんの分の願い事が…▼
…………▼
あ…そっか。
ううん、大丈夫だよ。▼
[カミラ]
まあ、いいの?▼
[カムイ]
うん。カミラお姉ちゃんがあたしのことを
お願いしてくれた分だけ、▼
あたしもカミラお姉ちゃんのことを
お願いすればいいだけだから。▼
[カミラ]
!▼
[カムイ]
えっと…ひとつめは、
カミラお姉ちゃんが元気でいられるように。▼
ふたつめは、
カミラお姉ちゃんが幸せでいられるように。▼
みっつめは何だっけ?
あたしも同じことをお願いするから言って。▼
[カミラ]
カムイ…!
なんて優しい子なの!!▼
お姉ちゃん、もうあなたを放さないわ!▼
[カムイ]
うわっ、カミラお姉ちゃん!?
そんなに抱きついたら苦しいって!▼
あと危ないよ!
敵に狙われちゃうよ!!▼
[カミラ]
あなたの盾になれるなら
お姉ちゃん本望だわ。▼
[カムイ]
そんな、縁起でもないこと言わないでよ!
あたしの願い事が叶わなくっちゃう!▼
[カミラ]
…それは困るわね。▼
[カムイ]
ふうっ。
わかってくれてよかった。▼
ありがとう、カミラお姉ちゃん。
あたしに願い事を教えてくれて。▼
でもせっかく30個もあるんだから、
あたしだけじゃなくて…▼
他のきょうだいたちの事や、
みんなのこともお願いしようよ。▼
[カミラ]
仕方ない子ね…カムイが言うなら、
そうしましょうか。▼
戦うのが終わったら一緒に、
残りのお願い事を考えましょう。▼
[カムイ]
そうだね。
じゃあまず、みっつめのお願い事は…▼
「ここでの戦いが早く終わりますように」
とかどうかな?▼
[カミラ]
そうね、それがいいわ。
二人で願えば、きっとすぐに叶うもの。▼
無理はしないでね、カムイ。
あなたは私が守るわ。▼
[カムイ]
ありがとう。カミラお姉ちゃんも…
あたしが絶対に守ってみせるよ!▼

レオン

会話1

[カムイ]
…………▼
[レオン]
カムイ姉さん、どうしたの?
ぼーっと突っ立って。▼
[カムイ]
あ…レオン。▼
なんかさ…
綺麗なお祭りだなって思って!▼
あたし、こういう場所に来たことは
あんまりないからさ。▼
外の世界に出てから、
初めて行ったのは白夜のお祭りだったし…▼
[レオン]
そうだね…
暗夜の祭りは、結局行かずじまいか。▼
[カムイ]
自分でも恥ずかしい話なんだけど、
そこに行くまで物を買う経験もなかったんだ。▼
だから最初はお金と物が交換できることも
わかんなくてさ。▼
[レオン]
カムイ姉さん…▼
[カムイ]
でも…▼
[レオン]
…………▼
[カムイ]
でも今ならお金もあるし、
物の買い方だってわかる!▼
思い切りお姉ちゃんらしいことができるよ!▼
[レオン]
ええっ?
お…お姉ちゃんらしいこと?▼
[カムイ]
うん!▼
さ、何がほしい?
何か食べたいものはある?▼
今日ぐらいかわいい弟のことを
思い切り甘やかさせてよ!▼
[レオン]
わわっ…くっつかないでよ姉さん!
祭りだからってはしゃぎすぎ!▼
こんなの珍しくも何ともないし、
第一、今は戦闘中なんだから落ち着きなよ。▼
[カムイ]
…そりゃあレオンにとっては
珍しくないかもしれないけどさ。▼
あたしにとってはそれが
どれだけ新鮮なことか…▼
[レオン]
うっ…▼
[カムイ]
北の城塞にいるときからさ、
ずっと憧れてたんだ。▼
レオンやみんなとお祭りに行くの。
そうしたら…▼
あたしはお姉ちゃんらしく、
レオンに何か買ってあげたかったんだ。▼
小さいときからの…
あたしの夢だったんだよ。▼
[レオン]
な、なんだよそれ…▼
子どもの頃ならまだしも、
今そういうことされてもちょっとなあ…▼
欲しいものがあったら自分で買うし…▼
[カムイ]
子どもの時の夢を今叶えて
何が悪いの!▼
いいからレオンはあたしに甘えて!
何か欲しいものを言いなよー!▼
[レオン]
もう…これじゃどっちが年上なんだか。▼
でも、そこまで言われちゃ
断るわけにはいかないよね。▼
わかったよ、カムイ姉さん。
戦闘中に考えておくから、▼
今はそれで勘弁してよ。
敵も近くまで迫ってるしさ。▼
[カムイ]
!! そっか。
わかったよレオン。▼
じゃ、敵をあらかた倒したら…
また声をかけるね!▼
[レオン]
ああ、また後でね。▼

会話2

[カムイ]
レオン!
欲しいものは考えられた?▼
[レオン]
ああ、考えたよ。▼
[カムイ]
そっか、良かった。
あ、でもまだ言わないでね。▼
あたしはお姉ちゃんなんだから、
弟の欲しいものを見事当ててみせるよ。▼
えーと…
たぶんこれだね、▼
屋台で一番人気の串焼き肉!▼
[レオン]
ぶー、外れ。▼
[カムイ]
うーん…▼
じゃあ向こうで売ってたベリーかな。
それとも青い色した砂糖菓子かな。▼
わかった!!
新鮮なトマトだ!▼
[レオン]
いや、どれも違うよ。▼
[カムイ]
えー、そんなあ…
トマトは自信あったのに…▼
[レオン]
あはは、姉さんはまだまだ僕のことを
わかってないみたいだね。▼
[カムイ]
ごめんね…そうみたい。
答えを教えてくれる?▼
[レオン]
答えはね、
カムイ姉さんとの時間だよ。▼
[カムイ]
…!!▼
[レオン]
なに?
感動して言葉が出ない?▼
[カムイ]
レオン…▼
それじゃああたしはレオンに
何も買ってあげられないじゃない!▼
[レオン]
は?▼
[カムイ]
なに? 
あたしはあたしの時間を買えばいいの?▼
自分にお金を払えばいいの!?▼
[レオン]
も、もう姉さんはどうしようもないな!▼
…一緒にいてくれれば良いってことだよ。
物なんか買ってくれなくたって、▼
一緒にお祭りを回れる時間が、
僕たちにとっては特別なんだ。▼
そうだろう?▼
[カムイ]
そう…だね。
うん。確かにそうだよ。▼
[レオン]
だからさ、
何か買うとかじゃなくて…▼
お祭りを一緒に回ってくれたらそれで
僕は満足だよ。▼
何より僕は、その気持ちが嬉しかったから。
ありがとう、カムイ姉さん。▼
[カムイ]
レ、レオン…!
レオンーーーーーーーー!!▼
[レオン]
ちょっ…
だから抱きつくなって…!▼
今が戦闘中だってこと
定期的に忘れてるだろ!!▼
[カムイ]
大丈夫だよ!
今誰かが襲ってきても…▼
あたしは絶対に、
レオンを守る自信があるから!▼
だって、強くなったからね。
あの城塞を出てから…▼
あたしは外の世界も…物を買うことも、
人を守る術も知った。▼
変わったあたしをいつか…
レオンに見て欲しかったんだ。▼
あたしとの時間が欲しいって言ってくれるなら、
これほど嬉しいことはないよ。▼
[レオン]
うん…
僕も嬉しいよ。▼
姉さんはいつも人に囲まれてるし、
なかなかこうして話せないからね。▼
[カムイ]
言ってくれたらいつでも時間を作るのに。▼
[レオン]
僕が言えるような性格だと思う?▼
[カムイ]
…思わない、かな。▼
[レオン]
さすがだね、姉さん。
そこはよくわかってるじゃないか。▼
それじゃあ戦いが終わってひと段落したら
噴水の前で待ってるよ。▼
[カムイ]
ありがとう。
楽しみにしてるね。▼
[レオン]
でも、せっかく何か買ってくれるって
話だったし…▼
もし良いトマトがあったら
僕にいっぱい買ってよね、姉さん。▼
[カムイ]
うん、任せておいて!▼

レオン(支援S)

会話1

会話2

マークス

会話1

[カムイ]
暗夜王国のお祭り…かあ。▼
[マークス]
どうした? カムイ。
そんなにキョロキョロして。▼
[カムイ]
マークスお兄ちゃん。▼
…異界とはいえ、
ここも暗夜王国なんだなーと思ってさ。▼
あたしたちのいた暗夜のお祭りも、
こんな感じだったの?▼
[マークス]
ああ。
これほど美しい装飾はなかったが…▼
星の光に感謝する祭りや、
豊穣を願う祭りがあったな。▼
[カムイ]
そっか…
良いお祭りだったんだろうね。▼
そういえばお兄ちゃんたちはよく、
お祭りの日にお土産を持ってきてくれたよね。▼
珍しい雑貨とか、
見たことないようなお菓子とか。▼
[マークス]
そうだったな。
懐かしい話だ。▼
[カムイ]
あたしも一度…
お祭りに行ってみたかったよ。▼
マークスお兄ちゃんやきょうだいみんなで、
屋台を回ってさ。▼
きっと楽しかっただろうなあ。▼
[マークス]
カムイ…▼
[カムイ]
あっ! いや、そんな顔しないで!
昔の思い出として受け取ってよ!▼
あたしはあたしで楽しかったんだよ。
お祭りの会場には行けなかったけど、▼
みんなが珍しいものを
持ってきてくれる日だって思ってたし!▼
[マークス]
そうだな…お前はいつもあの日、
遅くまで私たちを待っていてくれた。▼
そしてこう思ったものだ。
この笑顔を祭りの会場でも見られたら…と。▼
私たちも、
お前と祭りを楽しみたかったぞ。▼
[カムイ]
マークスお兄ちゃん…▼
[マークス]
大丈夫だ。今からでも遅くはない。
異界とはいえ、この地も暗夜王国…▼
この祭りが暗夜の祭りであることに
変わりはない。▼
お前さえ望むなら、賊を倒した後…
皆で一緒に祭りを回ろう。▼
[カムイ]
うん、そうだね。
きっと楽しいよ。▼
[マークス]
…そうだ。
今思い出したぞ。▼
カムイが城塞を出られたら、
共に祭りを楽しむ以外にも…▼
やりたいことがあったのだ。▼
[カムイ]
え? なになに?▼
[マークス]
…準備をしてこよう。
少し待っていてくれ。▼
[カムイ]
わかった。それじゃあまた後でね。
マークスお兄ちゃん。▼

会話2

[マークス]
待たせたな、カムイ。▼
[カムイ]
マークスお兄ちゃん。
準備って何をしてたの?▼
[マークス]
これだ。▼
[カムイ]
わあ、ぼんやり光ってて綺麗!
これって…▼
カボチャのランタン?▼
[マークス]
ああ。私が作った。▼
[カムイ]
え…作った!?▼
[マークス]
そうだな。カボチャをくりぬいて、
中に蝋燭を入れるのだが…▼
いつも城塞に着く前に
灯が燃え尽きてしまうんだ。▼
流石にこれはお前に
持ち帰ってやれなくてな。▼
[カムイ]
蝋燭なら、
城にあるのを使えば良かったのに。▼
[マークス]
いや、城にある蝋燭を使っては
普通のランタンと変わらないだろう。▼
祭りの会場で灯される火であるからこそ
価値がある。▼
だから今日はお前に、
この祭りの灯りを…▼
ここでしか見ることのできない、
ランタンの灯りを見せたかった。▼
[カムイ]
マークスお兄ちゃん…▼
あはは。
もう、何をしてるのかと思えば…▼
お兄ちゃんったら、
戦闘中にカボチャをくりぬいてたの?▼
暗夜の第一王子が戦闘中にカボチャを…
…あははは。▼
[マークス]
こら、兄をからかうな。▼
戦闘中とはいえ、
もちろん周囲の敵は殲滅してからだぞ。▼
[カムイ]
ありがとう、お兄ちゃん。▼
あたし…こんなにあったかい光を
見たことないよ。▼
[マークス]
ふっ…
喜んでくれたのであれば何よりだ。▼
訳を話したら軍の皆も、
カムイの為ならと手を貸してくれてな。▼
お前はやはりどこにいても、
皆に愛されるのだな。▼
…この灯は大切な人に見せると
その者は幸せになるという謂れがあるらしい。▼
カムイ…
お前はもう自由だ。▼
今度はお前が、自分で選んだ大切な者に…
この地の灯りを見せるといい。▼
[カムイ]
うん。そうするよ。▼
マークスお兄ちゃんが
あたしにしてくれたみたいに…▼
今度はあたしが、
誰かに幸せを運びたいな。▼
[マークス]
ではその時は、
ランタンは手作りすることを勧めよう。▼
[カムイ]
手作り?▼
[マークス]
いいか? これは私の持論だが…
既存のランタンでは温かみが半減する。▼
贈る相手の幸せを真に願うのなら、
祭りの会場で心を込めて手彫りするに限るぞ。▼
[カムイ]
わ、わかった。
じゃあマークスお兄ちゃん…▼
戦闘が終わった後に、
是非ご指導をよろしくお願いします!▼
[マークス]
そうか…言っておくが、
私のランタン指導は厳しいぞ?▼
[カムイ]
大丈夫だよ。
剣の稽古と同じように…▼
なんとしてでも食らいついて、
モノにしてみせるよ。▼
そうしたら、
最初に作ったランタンは…▼
マークスお兄ちゃんにあげたいな。▼
[マークス]

[カムイ]
あたしは今までいっぱい、
お兄ちゃんに幸せをもらったから。▼
そのお返しだよ。▼
[マークス]
お前という奴は…
うれしいことを言ってくれるのだな。▼
礼を言う。
楽しみにしているぞ、カムイ…▼

マークス(支援S)

会話1

[カムイ]
暗夜王国のお祭り…かあ。▼
[マークス]
どうした? カムイ。
そんなにキョロキョロして。▼
あまり気を抜いていたら危ないぞ。▼
[カムイ]
マークス。▼
…異界とはいえ、
ここも暗夜王国なんだなあって思って。▼
あたしたちのいた暗夜のお祭りも、
こんな感じだったの?▼
[マークス]
ああ。
これほど美しい装飾はなかったが…▼
星の光に感謝する祭りや、
豊穣を願う祭りがあったな。▼
[カムイ]
そっか…
良いお祭りだったんだろうね。▼
そういえばマークスはお祭りの日、
よくお土産を持ってきてくれたよね。▼
珍しい雑貨とか、
見たことないようなお菓子とか。▼
[マークス]
そうだったな。
私たちが兄妹だった頃の…懐かしい話だ。▼
[カムイ]
あたしも一度…
お祭りに行ってみたかったな。▼
マークスやきょうだいみんなで、
屋台を回って…▼
きっと楽しかったと思うんだ。▼
[マークス]
カムイ…▼
[カムイ]
あっ…そんな顔しないで!
昔の思い出として受け取ってほしいんだ!▼
あたしはあたしで楽しかったから。
お祭りの会場には行けなかったけど、▼
みんなが珍しいものを
持ってきてくれる日だと思っていたし。▼
それに…マークスに会えるのも、
すごく楽しみだったの。▼
[マークス]
そうだな…お前はいつもあの日、
遅くまで私を待っていてくれた。▼
そしてこう思ったものだ。
この笑顔を祭りの会場でも見られたら…と。▼
私もお前と祭りを楽しみたかった。
ずっと前から、そう思っていたんだ。▼
[カムイ]
うん。
その気持ち、とっても嬉しい。▼
[マークス]
大丈夫だ。今からでも遅くはない。
異界とはいえ、この地も暗夜王国…▼
この祭りが暗夜の祭りであることに
変わりはない。▼
お前さえ望むなら、賊を倒した後…
夫婦一緒に祭りを回ろう。▼
夫として、お前の欲しいものは
何でも買ってやるぞ。▼
[カムイ]
ありがとう。
じゃあ何かおねだりしちゃおっかな。▼
[マークス]
…そうだ、
今思い出したぞ。▼
カムイが城塞を出られたら、
共に祭りを楽しむ以外にも…▼
やりたいことがあったのだ。▼
[カムイ]
え? なに?▼
[マークス]
…準備をしてこよう。
少し待っていてくれ。▼
私のいない間に…
怪我などするんじゃないぞ。▼
[カムイ]
わかった。
じゃあまた後でね、マークス。▼

会話2

[マークス]
待たせたな、カムイ。▼
[カムイ]
マークス。
準備って何をしていたの?▼
[マークス]
これだ。▼
[カムイ]
わあ、ぼんやり光っててきれい!
これって…▼
カボチャのランタン?▼
[マークス]
ああ。私が作った。▼
[カムイ]
え…作った!?▼
[マークス]
そうだな。カボチャをくりぬいて、
中に蝋燭を入れるのだが…▼
いつも城塞に着く前に
灯が燃え尽きてしまうんだ。▼
流石にこれはお前に
持ち帰ってやれなくてな。▼
[カムイ]
蝋燭なら、
お城にあるのを使えば良かったんじゃ…▼
[マークス]
いや、城にある蝋燭を使っては
普通のランタンと変わりないだろう。▼
祭りの会場で灯される火であるからこそ
価値がある。▼
だから今日はお前に、
この祭りの灯りを…▼
ここでしか見ることのできない、
ランタンの灯りを見せたかった。▼
[カムイ]
あはは。
何をしているかと思ったら…▼
マークスともあろう人が、
戦闘中にカボチャをくりぬいてたの?▼
暗夜の第一王子が戦闘中にカボチャを…
…ふふふっ。▼
[マークス]
まったく…夫をからかうな。
もちろん周囲の敵は殲滅してからにしたぞ。▼
[カムイ]
ありがとう…マークス。▼
あたし、こんなにあったかい光を
見たことないよ。▼
[マークス]
ふっ…
喜んでくれたのであれば何よりだ。▼
訳を話したら軍の皆も、
カムイの為ならと手を貸してくれてな。▼
お前はやはりどこにいても、
皆に愛されるのだな。▼
だが、お前のことを…
一番愛しているのはこの私だ。▼
…この灯は、大切な人に見せると
その者は幸せになるという謂れがあるらしい。▼
カムイ。
私はお前を幸せにしたい。▼
北の城塞で、兄妹でいた頃からずっと…
そう思っていた。▼
[カムイ]
…嬉しい。マークスはずっと、
あたしの幸せを願っててくれたんだね。▼
でも、あたしだってずっと
マークスの幸せを願ってた。▼
夜に剣を振るあなたを見て、
その剣筋が荒れるのを感じるたびに…▼
その心が早く穏やかになってほしいって
そう願ってたんだよ。▼
[マークス]
ありがとう…カムイ。
大丈夫、私はもう幸せだ。▼
お前がいてくれる限り…
私の剣はもう、荒れることはないだろう。▼
[カムイ]
そっか…
それなら、安心だね。▼
[マークス]
私は怖かったんだ。
お前が城塞を出て、行方不明になった日…▼
もう二度と私の元に
戻ってこないのではと思った。▼
あの日の鍛錬は剣筋も定まらず
酷いものだった…▼
[カムイ]
大丈夫だよ。あたしはこうして、
マークスの元にいる。▼
もうどこにも行ったりしないよ。▼
[マークス]
ああ。私たちは再びこうして
同じ道を歩いている。▼
私はそのことが何より幸せだ。▼
[カムイ]
あたしも幸せだよ。
あなたと結婚してからいつも。▼
この先いつ命を落としても悔いはない…
そう思えちゃうぐらい。▼
[マークス]
!! カムイ、
なんてことを言うんだ!▼
[カムイ]
マークス…?▼
[マークス]
いいか…
私はお前を失うのが何よりも怖い。▼
そんなこと、冗談でも言ってくれるな。
私の幸せを願ってくれるのなら、▼
命を落としてもいいなどと、
二度と口にしないでくれ。▼
[カムイ]
ごめん…
軽率なことを言ったね。▼
この命はみんなが守ってくれたものなのに…
本当にごめんなさい。▼
あたしは必ず、生き残るよ。
そして、マークス…▼
いつまでも、あなたの傍にいる。▼
[マークス]
私だけを見ていてくれ…
カムイ。▼
お前は私が守る。
決して死なせたりなどしない。▼
お前のいない世界なんて、
私には考えられない…▼
求婚の時に告げた通り、
その髪も肌も…もう私のものだ。▼
二度と私に黙って
遠くに行くことは許さんからな。▼
[カムイ]
うん。マークスも、
絶対にいなくならないでね。▼
もしもあなたが死んだりしたら、
あたし…▼
悲しくて、どうにかなっちゃうよ。▼
[マークス]
カムイ…▼
…好きだ。カムイ。▼
少しだけ…許せ。▼
[カムイ]
え?
マークス…▼
…んっ!▼
[マークス]
…………▼
[カムイ]
…………▼
マークス…
どうして急に…キス…したの…▼
[マークス]
すまない。約束をしたくなった…
お前の身体に。▼
私はお前の傍を離れない。
決してお前を置いて死んだりしないと。▼
…不服だったか?▼
[カムイ]
ううん。
ちょっと恥ずかしかっただけ。▼
でも、嬉しいな。
なんだか唇に熱が残って…▼
これで別々に戦ってるときも、
マークスが守ってくれているような、▼
そんな気持ちになれるよ。▼
[マークス]
…そうか。
お前ともう少しこうしていたいが…▼
そろそろ戦に戻らねばならんな。
いけるか、カムイ?▼
[カムイ]
もちろん。▼
あ…そうだ。戦いが終わったら、
さっきのランタンの作り方を教えてよ。▼
[マークス]
ん? 構わんが…
1つでは足りなかったか?▼
[カムイ]
違うよ。▼
あのランタンは見せた人が
幸せになる灯なんでしょ?▼
だったら、あたしも…
マークスにプレゼントしたいんだ。▼
私の最愛の人にね。▼
[マークス]
お前という奴は…
うれしいことを言ってくれるな。▼
わかった。
では戦が終わったら待っている。▼
私が教えれば、お前もすぐに
美しいランタンを作ることが出来るだろう。▼
[カムイ]
頼もしいね。▼
じゃあそのランタンには、
マークスへの愛をたくさん詰め込もうっと。▼
[マークス]
よく言った。
楽しみにしているぞ。▼
愛している…カムイ。▼
[カムイ]
うん、あたしも愛しているよ…
マークス。▼

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Last-modified: 2021-09-04 (土) 19:30:15
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