会話集/章別会話/異伝　絆の暗夜祭仲間との会話/フェリシア

フェリシアの会話†

フェリシアの会話
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セツナ†

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会話1†

[フェリシア]: セツナさん！▼
[セツナ]: フェリシア…▼
[フェリシア]: あのあの…
先日は本当にごめんなさい！▼
[セツナ]: え…
なんのこと…▼
[フェリシア]: セツナさんが落とし穴に落ちてるのを
助けようとして、▼
助けるどころか、熱々の紅茶を
盛大にかけてしまったことです…！▼
[セツナ]: ああ…
あのときのこと…▼
気にしないで…
終わったことだから…▼
[フェリシア]: ほ、ほんとですか？▼
[セツナ]: …………▼
[フェリシア]: とか言いながら、なんでしょう…▼
私を遠ざけようとする空気を
すごく感じるんですけど…▼
[セツナ]: それは…
気のせい…▼
[フェリシア]: そうですか…
だったらいいのですが…▼
とにかく、本当にごめんなさい。
もう二度としませんから！▼

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会話2†

[セツナ]: …………▼
[フェリシア]: ！？▼
…そ、そこで落とし穴に落ちているのは
セツナさん…！？▼
どうしましょう。▼
助けてあげたいですが、
私なんかが助けたら迷惑でしょうし…▼
でも、こんなときに
誰かを呼びにいくわけにも…▼
いえ、そんなこと言ってる場合ではありません！
すぐに助けましょう！▼
セツナさん！　大丈夫ですか！
今、助けますからね！▼
[セツナ]: あ…フェリシア…▼
[フェリシア]: な、何も言わないでくださいっ。
大丈夫ですから！▼
ほら、見てください。
私、紅茶も何も持っていませんから！▼
先日のようなことは
絶対に起こりませんからねっ！▼
…ま、まあ…そんな状況でも
何かをしでかすのが私ですけど…▼
で、でも、冷静に考えてみてください。
私が手を伸ばして、あなたを引っ張り上げる。▼
それだけのことですから、どんなにドジをしても
問題なくやり遂げられると思うのです！▼
[セツナ]: そう…
でも…▼
[フェリシア]: 絶対できます！
何も言わないでください！▼
い、行きますよ！
さ、手を伸ばして！▼
せーのっ！！▼
はぁ！　やりました！
無事に引っ張り上げられました！▼
[セツナ]: ありがとう…▼
でも、残念だった…▼
[フェリシア]: えっ、何がですか？▼
[セツナ]: 実は私…
わざと落とし穴に落ちてたの…▼
あなたが…今度は何をやらかすのか…
見たくなっちゃって…▼
なのに、あなたは何もやらかさなかったから…
残念だった…▼
[フェリシア]: そ、そうだったんですかあ！？
な、なんか…ごめんなさい…！▼
[セツナ]: いいの…
ドジは見られなくて残念だったけど…▼
とっても…
うれしかったから…▼
あなたはいつも一生懸命…
私を助けようとしてくれる…▼
その感じ…
なんか好きなの…▼
[フェリシア]: セツナさん…！▼
[セツナ]: ねえ、ノスフェラトゥなんかほっといて…
穴の中でお話ししない？▼
あなたと仲良くなりたい…
そんな気がしてきた…▼
[フェリシア]: ほんとですか？
そう思ってもらえるのはうれしいですけど…▼
でも、今はダメですよ。しっかり戦って、
安全になってからお話ししましょう？▼
[セツナ]: わかった…▼
じゃあノスフェラトゥを倒したら…
穴の中で待っているから…▼
そのときは…
何か面白いことしてね…▼
そのあとで…
たくさんお話ししましょう…▼
[フェリシア]: わ、わかりました…
ご期待に沿えるようにがんばってみます…▼
がんばってみますっていうのも
変な話ですけど…▼
でもでも、大切なお友達のためです。
最高にすごいドジを披露いたしましょう。▼
[セツナ]: わーい…
たのしみー…▼

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ニュクス†

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会話1†

[ニュクス]: …………▼
[フェリシア]: あーっ！　ダメですよ！
ここは危険です！▼
[ニュクス]: …え？▼
[フェリシア]: 早く遠くに避難してください！
ノスフェラトゥに襲われちゃいますよ！▼
お父さんやお母さんは近くにいますか？
私がそこまで連れて行ってあげます！▼
[ニュクス]: フェリシア…▼
[フェリシア]: えっ！？
どうして私の名前をって…ああああっ！？▼
ニュ、ニュクスさんじゃないですか！
いつの間にここに！？▼
[ニュクス]: 最初からよ。▼
[フェリシア]: わ、私、ニュクスさんを…
迷子と勘違いしちゃったんですね…▼
ごめんなさい！
本当にごめんなさい！▼
[ニュクス]: いいのよ。仕方がないわ。
夜で視界も悪いし。▼
[フェリシア]: はぅぅ…
最低な勘違いしちゃいました…▼
[ニュクス]: 気にしないで。
子供扱いされるのは慣れてるから。▼
[フェリシア]: でも、このままでは私の気が収まりません！▼
ちょっと待っててくださいね！
今、何かお詫びの品を探してきますから！▼
（フェリシア退場）
[ニュクス]: あっ…
そんなのいいのに…▼
[フェリシア（声のみ）]: はわわーっ！▼
あいたたた…
なんでこんなとこにでっかいカボチャがー！▼
[ニュクス]: ふふっ…
騒がしい子ね…▼

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会話2†

[フェリシア]: ニュクスさん！
お待たせしました！▼
[ニュクス]: フェリシア。▼
[フェリシア]: お詫びの品をお持ちしたので
どうか受け取って欲しいです！▼
[ニュクス]: …受け取らないと
貴方の気がすまないのよね？▼
[フェリシア]: はい！
ぜひぜひ受け取って欲しいです！▼
[ニュクス]: なら、ありがたくいただくわ。
でもこれって…▼
[フェリシア]: はい！　大人用のお洋服です！
あっちの屋台で売っていました！▼
[ニュクス]: …着れないわね。▼
[フェリシア]: でも、あえてですよ！　あえて！
あえて大人用にしたんです！▼
[ニュクス]: …そうね。
必死さは伝わるわ。▼
なぜか私の心には
小さな怒りが生まれたけど。▼
[フェリシア]: じ、じゃあ、こっちはどうでしょうか！？
大人用の靴です！▼
[ニュクス]: …あえて、なのよね？▼
[フェリシア]: はい！
あえて大人用です！▼
[ニュクス]: ふふふ。
フェリシアはお詫びの仕方が下手ね。▼
[フェリシア]: ご、ごめんなさい…
また失敗しちゃいました…▼
[ニュクス]: でも、誠意はしっかりと伝わったわ。
だからもう気にしないで。▼
[フェリシア]: あ、ありがとうございます…▼
[ニュクス]: 貴方のその真っ直ぐな心…
みんなが貴方を好きになる理由がわかったわ。▼
[フェリシア]: そ、そんな…
私なんかドジしてばかりだし…▼
[ニュクス]: ドジなんて些細なことよ。
貴方の健気さや優しさに比べればね。▼
[フェリシア]: ニュクスさん…▼
[ニュクス]: 今日は誰かと親睦を深める特別な日…
私はあなたと過ごしてみたいわ。▼
[フェリシア]: わ、私もニュクスさんと
もっとお話がしてみたかったんです！▼
[ニュクス]: ふふふ。とても嬉しいわ。▼
じゃあ、お祭りが再開したら
私と一緒に過ごしてくれるかしら？▼
それで、大人の洋服や靴ではなく…
大人っぽい洋服や靴を一緒に探して？▼
[フェリシア]: は…はいっ！
もちろんです、ニュクスさん！▼

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ギュンター†

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会話1†

[ギュンター]: フェリシア。
最近、一段といい表情をするようになったな。▼
[フェリシア]: えっ、いい表情…ですか？▼
[ギュンター]: そうだ。
きっと、自信をつけたのだろう。▼
[フェリシア]: いえいえいえ！
自信なんて、ないですよ！▼
いつものようにおっちょこちょいで、
さっきだって、屋台で買い物中に…▼
[ギュンター]: いや、使用人としての話をしているのではない。
戦場でのお前のことを言っている。▼
お前は戦場に刺さる、鋭き氷柱だ。▼
普段のお前からは想像もつかないような、
強く、頼もしく、たくましい存在だ。▼
[フェリシア]: えへへ。
そうですかね。▼
そんなことを言ってくれるのは、
ギュンターさんくらいです。▼
…でも、すごくうれしいです。▼
私はギュンターさんを、
お父さんみたいな人だと思ってるので…▼
[ギュンター]: …私が、お前の父親？▼
…………▼
[フェリシア]: ご、ごめんなさい！
私、調子に乗っちゃって！▼
本当の父とは離れている時間が長かったので、
ギュンターさんが第二の父というかその…▼
[ギュンター]: …………▼
[フェリシア]: ギュンターさん？
どうしたんですか？▼
[ギュンター]: 少し思うところがあってな。▼
[フェリシア]: 思うところ……ですか？▼
[ギュンター]: いや、なんでもない。
さあ、フェリシア。戦場に戻るぞ。▼
[フェリシア]: は、はいっ！▼

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会話2†

[フェリシア]: ギュンターさん。▼
[ギュンター]: なんだ？▼
[フェリシア]: ずっと言おうって思っていたんですけど…
聞いてもらえますか？▼
[ギュンター]: …ふむ。
いいだろう。▼
[フェリシア]: 私、ギュンターさんに
お礼が言いたかったんです。▼
[ギュンター]: お礼？▼
[フェリシア]: だいぶ前のことですが…
ギュンターさん、私に言ってくれましたよね。▼
「お前は使用人より軍人の方が、
千倍は向いている」って。▼
私が戦場でがんばれるのは、
その言葉が背中を押してくれてるからなんです。▼
使用人としてドジばっかりしても、
戦場で取り返そう！　って思えるんですよ。▼
[ギュンター]: …………▼
[フェリシア]: はわわわ！
いや、ダメですね、そんなこと言ったら！▼
使用人としてもダメじゃなくなるよう、
努力しなきゃですね…▼
私ったら本当におっちょこちょいで…
今、口にして初めてわかりました…▼
はあ…本当に私って…
なんだか落ち込みます…▼
[ギュンター]: …私も似たようなものだ。▼
[フェリシア]: えっ？　ギュンターさんも…
実はおっちょこちょいなんですか？▼
[ギュンター]: そういう意味ではない。
私にもどうしようもない一面があるのだ。▼
その償いとして、
正しく生きたいと思う自分がいる。▼
[フェリシア]: そ、そうだったんですか…
全然わかりませんでした…▼
[ギュンター]: だから、お前がどんなに
おっちょこちょいでも落ち込む必要などない。▼
ダメでも努力しようとしている
気持ちこそ尊いのだから。▼
[フェリシア]: は、はい！▼
…でも、ギュンターさんの
償いってなんなんですか？▼
[ギュンター]: それは…
…お前にもわかるときがくるだろう。▼
…フェリシア。
改めて言うが、お前は頼もしくなった。▼
いざというときは、カムイ様を頼むぞ。
何が起きても、お守りするのだ。▼
[フェリシア]: は、はい！　もちろんですっ！▼
[ギュンター]: さあフェリシア、戦いに戻るぞ。▼
こんなところで雑談をしていては
他の者たちに示しがつかぬ。▼
[フェリシア]: はわわ…そうですね！
わかりましたっ！▼
（フェリシア退場）
[ギュンター]: …フェリシア。
お前が私のことを父と思ってくれるように…▼
私もお前のことを実の娘のように…▼
…………▼
ありがとう、フェリシア。
お前の言葉で私の心は随分と癒された。▼