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ミリエルの支援会話

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カラム

支援C

[ミリエル]
…………▼
[カラム]
ミリエル…
僕…なんでにらまれてるのかな?▼
[ミリエル]
いえ…目を離すと
すぐに見失ってしまいますので。▼
あなたはなにもせず、そこにいる。
なのに、ふと気づくと見失っている。▼
これは実に不可解なことです。▼
[カラム]
僕…影が薄いからね…うん。▼
[ミリエル]
あなたの影は
ほかの人と同じ濃さに見えます。▼
[カラム]
そうじゃなくてさ…
存在感がないんだよね…僕って。▼
[ミリエル]
存在感…。口数が少ないこと、
自己主張しないこと、それから…▼
しかし…あなたの存在感のなさは、
そういう域を超えています。▼
[カラム]
あのさ…もう、いいかな…?
ずっと見られてると、緊張して…▼
[ミリエル]
あなたは実に興味深い研究対象です。
もっと観察させていただきたいです。▼
[カラム]
あの、ミリエル…
僕そろそろ…▼
(カラム消える)
[ミリエル]
…またいなくなりました。
実に不思議です。▼

支援B

[カラム]
…ミリエル…
どうして僕と腕を組んでるの…?▼
[ミリエル]
こうすれば、見失うことも
逃げられることもありませんから。▼
これで心置きなく
あなたの観察に集中できます。▼
[カラム]
そう…なんていうか…
照れ臭いんだけど…▼
[ミリエル]
照れ臭い?なぜですか?▼
[カラム]
こ、こんな近い距離で
人と話したことないから…▼
[ミリエル]
問題ありません。私も同じです。▼
[カラム]
…もしかして…
僕をからかってるの…?▼
[ミリエル]
いいえ、私はいつでも真剣です。▼
[カラム]
うーん…▼
[ミリエル]
では、消えてください。▼
[カラム]
き、消えるの…?▼
[ミリエル]
いつものように、この状態から
いなくなってみてください。▼
[カラム]
わ、わかった…▼
(カラム消える)
[ミリエル]
…またいなくなりました。
この結果を記録しておきましょう。▼

支援A

[ミリエル]
カラムさん…
先日はありがとうございました。▼
[カラム]
えっと…今日は
観察、だっけ…しないの?▼
[ミリエル]
よろしいのですか?
嫌がっていると思っていましたが。▼
[カラムル]
嫌だったわけじゃないよ…
戸惑ってたんだ…うん。▼
僕がミリエルの役に立つなら…
付き合うよ、喜んで。▼
[ミリエル]
そうですか。
では…失礼します。▼
…さあ、消えてみてください。▼
[カラム]
うん…▼
[ミリエル]
どうしました?
ささ、遠慮なさらずにどうぞ。▼
[カラム]
え、いや…
前みたいにやってるんだけど。▼
[ミリエル]
…消えていません。
ということはつまり…▼
[カラム]
つまり、どういうこと?▼
[ミリエル]
一つの仮説が成り立ちます。▼
影の薄さとは、無意識のうちに
人の意識に入りにくいもの…▼
視覚、聴覚、さらには触覚でも
感じられにくい存在なのでしょう。▼
[カラム]
よくわからないけど…
でも、どうして今は見えてるの?▼
[ミリエル]
私はずっとカラムさんの傍で
カラムさんの存在を知覚してきました。▼
カラムさんをよく知っているからこそ、
その存在に気づいた…と思われます。▼
[カラム]
やっぱりよくわからないけど…でもきっと、
ミリエルが僕の傍にいてくれたからなんだね。▼
これって、二人の間に
絆が生まれたってことかな…▼
[ミリエル]
絆という表現は
曖昧で漠然としています。▼
単純に共にいる回数と時間が
増えたことによるものと思われます。▼
[カラム]
そう言われるとなんだか
身もふたもないんだけど…▼
でも、嬉しいよ。▼
[ミリエル]
もう少し、このままでいましょう。▼
[カラム]
もも…もう少しって…▼
[ミリエル]
もう少し、このまま
私と腕を組んだ体制でいてください。▼
[カラム]
…う、うん…▼

支援S

[ミリエル]
それにしても
カラムさんは親切な人ですね。▼
私の実験に、ここまで
辛抱強く付き合っていただけるなんて。▼
[カラム]
こうやってると…ミリエルの
おもしろい話が聞けるしね…▼
…最近こうしてないと
寂しくなるくらいだよ…▼
[ミリエル]
興味深いお話です。
私もそのような感情を抱いています。▼
容易に移ろう感情というものが、
ここまで継続し、発展する…▼
この発展を観察するためには、
さらなる日数が必要になりそうです。▼
[カラム]
ミリエル。だったらさ…
これをもらってくれない…かな。▼
[ミリエル]
それは…指輪ですね?▼
[カラム]
手作りの、世界でひとつの指輪…。
僕と君がずっといっしょにいる約束…。▼
[ミリエル]
なるほど…。確かに、この実験は
長い年月を費やすことになりそうです。▼
それに、指輪をもらったときの
この高揚感も新たな発見です。▼
あなたには生涯をかけて実験に
付き合ってもらうことになりますが…▼
それでも、よろしいですか?▼
[カラム]
…喜んで…協力するよ、ミリエル。▼

ロンクー

支援C

[ミリエル]
…太陽の輝きが月を照らしている…
この記述をどう解釈すべきでしょうか。▼
[ロンクー]
…おい。▼
[ミリエル]
太陽はどこから
月を照らしていると考えれば…?▼
[ロンクー]
…おい! くそっ…!▼
[ミリエル]
きゃっ…!▼
[ロンクー]
死ぬつもりか!
その先は崖だ!▼
くっ…! うっかり女の腕を引いてしまった…!▼
[ミリエル]
…すみません。
読書に集中しておりまして…▼
[ロンクー]
…なら、歩きながら読むのはやめろ。
命がいくつあっても足りんぞ。▼
[ミリエル]
貴方の言う通りですね…。
胸の鼓動が早くなっています…▼
命が危険にさらされたことで、
緊張状態になっているのですね…▼
[ロンクー]
…なんでもいいが、
もう本は閉じろ。▼
[ミリエル]
今、考察の最中でしたので…
思考を中断したくないのです。▼
[ロンクー]
俺が止めなければ
永遠に中断されるところだった。▼
二度と俺の手を煩わせるな。▼
(ロンクー退場)
[ミリエル]
…太陽が大地に沈んだ先から…
月を照らしていると考えた場合…▼
…駄目ですね。
まだ胸の鼓動が収まっていません。▼

支援B

[ロンクー]
…二度と俺の手をわずらわせるな、
と言ったはずだ。▼
[ミリエル]
はい…。
確かにそう言っていました。▼
[ロンクー]
なら、なぜ何度も
俺の前で危険な目に遭っている…。▼
落石に気づかない…
川に流される…そこまでは許そう。▼
だが、さっきお前は
馬車の前に自分から飛び出したな?▼
[ミリエル]
すみません。
ロンクーさんの姿が見えましたので…。▼
[ロンクー]
俺が助ける前提でやっていたのか…。▼
[ミリエル]
はじめの何回かは偶然でしたが…
途中で疑問が生まれました。▼
この胸の高鳴りは…はたして
命の危険によるものだけなのか…。▼
[ロンクー]
…話が飲み込めないんだが。▼
[ミリエル]
貴方との接触という要素も
影響を与えているのかもしれません。▼
普段あまり話をしない相手…
つまり貴方との接触が、▼
一時的な緊張状態を
引き起こしているのかもしれません。▼
ですので…繰り返し実験して
この現象を検証していました。▼
[ロンクー]
無茶もいいところだ…。
俺が助けなかったらどうするんだ?▼
[ミリエル]
…私としたことが…その可能性は
考えていませんでしたね…。▼
[ロンクー]
…………。▼
俺は女が苦手だ…。
次は…もう助けんからな。▼
[ミリエル]
…女性がお嫌い…ですか?
例えば…メスの猫などでも?▼
[ロンクー]
いや…動物は平気だが…。▼
[ミリエル]
では…メスの猿はどうでしょう?
女性の石像の前では?▼
[ロンクー]
…おい。なんの話をしている?▼
[ミリエル]
女性だけに反応する生理現象…
実に興味深いお話です。▼
[ロンクー]
やはり助けるべきでは
なかったかもしれんな…。▼

支援A

[ロンクー]
…いったい何の真似だ。▼
[ミリエル]
なんのことでしょうか。▼
[ロンクー]
とぼけるな!
どうして俺の天幕の中に▼
女性の石像をあんなに置いた!?▼
[ミリエル]
あぁ…その件でしたか。▼
先程の質問には
主語が無いのでわかりませんでした。▼
あれは貴方がどの程度まで
女性に拒否反応を示すのかを▼
調べる実験をしようと思いまして。
…それで、結果はどうでしたか?▼
[ロンクー]
どうもこうもない。
全て叩き割って天幕の外に出した。▼
[ミリエル]
なるほど…女性の石像に対しては
拒否反応を示すのですね。▼
[ロンクー]
違う!▼
[ミリエル]
ご協力ありがとうございます。
では次はメスのサルを…。▼
[ロンクー]
違うと言っているだろう!▼
[ミリエル]
?? どういうことですか?▼
[ロンクー]
俺が拒否反応を示したのは
石像を女とみなしたからじゃない。▼
天幕の中に石像など、
邪魔で仕方がなかったからだ。▼
それに…他の奴の目もある。▼
[ミリエル]
なるほど…確かに。▼
女嫌いを主張している貴方の天幕に
女性の石像があれば、▼
辻褄が合わず、奇異な目で
見られてしまいますね。▼
[ロンクー]
そういうことだ。▼
[ミリエル]
私としたことが、その点を考慮しておらず、
申し訳ありませんでした。▼
それでは人目につかない場所で
もう一度実験を…。▼
[ロンクー]
もうやらん!▼
[ミリエル]
あぁ…実験結果が気になって、
胸が高鳴ってきました…。▼
[ロンクー]
やらんと言っているだろう!▼

支援S

[ロンクー]
…ミリエルか。▼
[ミリエル]
なぜ…私のことがわかったのですか?▼
[ロンクー]
毎日毎日実験と称して
近付いて来られたらさすがにわかる。▼
特にお前は普段から
妙な気配を発しているからな。▼
[ミリエル]
気配…それはどの器官で
感じ取っているものなのでしょうか?▼
実に興味深い…▼
[ロンクー]
今度はなんの実験だ?▼
[ミリエル]
…実は、新たな課題ができました。▼
実験を通して貴方と毎日
共に過ごすうちに…▼
貴方ともっと一緒にいたいという欲求が
生まれて…抑えきれないのです。▼
[ロンクー]
……そうか。▼
[ミリエル]
驚かないのですか?▼
[ロンクー]
どういうわけなのか知らんが、
俺も毎日お前と共に過ごすうちに…▼
同じ思いを抱くようになってしまった。▼
[ミリエル]
それは…、実験を重ねるうちに
女性に耐性ができた、ということですか?▼
[ロンクー]
いや、そうじゃない。
相変わらず他の女は苦手だ▼
この気持ちは、お前にだけ
向けられるもののようだ。▼
[ミリエル]
そうですか…それは興味深い。▼
それを踏まえた実験を
ぜひさせていただきたいですね。▼
[ロンクー]
ふ…、お前はそう言うと思って、
これを用意した。▼
[ミリエル]
指輪…に見えます。▼
[ロンクー]
…指輪だ。
お前がこれをつければ…▼
二人の欲求が叶えられる上に
実験も好きなだけできる。▼
[ミリエル]
そんな力を秘めた指輪なのですか…
実に興味深い…▼
[ロンクー]
…結婚しよう、という意味なんだが?▼
[ミリエル]
あぁ、そういうことですか…
実に興味深い…▼
[ロンクー]
おい…
本当にわかっているのか?▼
[ミリエル]
はい…今、私の心の中は
初めての感情でいっぱいです…▼
あまりに興味深くて…
どうすればいいのかわかりません…▼
[ロンクー]
…そういうときは笑えばいいんだ。▼
[ミリエル]
…こうですか…?▼
[ロンクー]
あぁ、そうだ。▼

リヒト

支援C

[リヒト]
はぁっ! ウインド!!▼
次は…エルウインド!!▼
よーし、最後は…ファイアー!!▼
ふぅっ。こんなもんかな。▼
[ミリエル]
…………。▼
[リヒト]
………えっと。▼
あのさ…ミリエルさんは
魔法の練習とかしないの?▼
いつも本を読んだり
考え込んだりしてばっかりだよね?▼
[ミリエル]
私は…こちらのほうが
性に合っていますので。▼
[リヒト]
でもさ、勉強だけじゃなくて
実践して覚えることも大事でしょ?▼
[ミリエル]
確かに。仮説を検証するには…
実践という行程が必要不可欠ですね。▼
(ミリエル、一瞬消える)
[ミリエル]
………▼
[リヒト]
…ミリエルさん?▼
…なにしてるの?
水瓶なんか持ってきて…。▼
[ミリエル]
この溶液に二種類の金属を入れ…
サンダーの魔道書で刺激を与える…。▼
…はぁっ!▼
[リヒト]
わっ!?▼
[ミリエル]
…成功です。▼
[リヒト]
片方の金属に、もう片方の金属が
薄く張り付いてる…どういうこと?▼
[ミリエル]
雷の力で分解された金属が…
もう片方の金属に付着したのです。▼
[リヒト]
よ、よくわかんないけど、すごい!▼
すごいけど…でもさ。
これ、戦いの役に立つの?▼
[ミリエル]
いえ、まったく。▼
[リヒト]
えぇっ!?▼

支援B

[ミリエル]
ではリヒトさん、
あの炭にサンダーを…。▼
[リヒト]
はーい…はぁっ!▼
[ミリエル]
……………。▼
[リヒト]
えっ…なにこれ?▼
[ミリエル]
…成功です。▼
[リヒト]
ミリエルさん、どうして炭が光ったの?
不思議な色の光だったよ…?▼
[ミリエル]
今の光も雷の力によるものです。▼
[リヒト]
そうなんだ…
でも、これも戦いの役には立たないね?▼
[ミリエル]
立ちませんね。▼
[リヒト]
そもそもサンダーでも光るのに、
どうして手間をかけて炭を光らせるの?▼
[ミリエル]
有用かどうか問題ではありません…
真理の追求のためです。▼
[リヒト]
真理の追求…。
そんなの、考えもしなかったなぁ。▼
ねぇ、ほかにどんな実験をするの?
僕、もっと協力できる?▼
[ミリエル]
協力していただけるのは助かりますが…
お話した通り、有用かどうかは…。▼
[リヒト]
いいのいいの。やるよ、僕。▼
まったく新しい知識だもん。
もしかしたらすごい使い方があるかも。▼
あと、単純におもしろいし!
[ミリエル]
そうですか。
では、次の実験に移りましょう。▼
[リヒト]
はーい!▼

支援A

[ミリエル]
…いきます!▼
[リヒト]
はぁっ!▼
[ミリエル]
…………。▼
…やはり、同じ魔道書でも
使い手によって結果が変化しますね。▼
[リヒト]
単に魔力の違いでしょ?▼
[ミリエル]
では…魔力とはなんなのでしょう?
個体差を決定づける要因とは…?▼
[リヒト]
えっと…なんだろ?
考えたこともなかったなぁ…。▼
[ミリエル]
非常に難しい問題です。
やはり、真理へと至る道は長く険しい…。▼
[リヒト]
ミリエルさんってさ、
ものの見方が人と全然違うよね。▼
そういう考え方って
どこから出てくるものなの?▼
[ミリエル]
…私の研究は…母が遺した本の
内容を元にしています。▼
臨終の際まで…母は本に
無数の法則を書き記していました。▼
荒唐無稽と言う人もいましたが…
私にはそう思えませんでした。▼
[リヒト]
お母さんの本か…。ミリエルさん、
家族のためにがんばってたんだね。▼
僕も家のためにがんばってるんだ。
僕の家、昔は名門貴族だったんだけど…▼
今ちょっと落ちぶれてるから、
僕が手柄を立てて評判を上げたいんだよ。▼
いっしょにがんばろうね!▼
[ミリエル]
…えぇ、がんばりましょう。▼

支援S

[ミリエル]
…今日の実験は
このくらいにしておきましょう。▼
[リヒト]
はーい。▼
やっぱり、ひとりで実験するより
僕が手伝ったほうが効率いい?▼
[ミリエル]
はい。リヒトさんのおかげで
実験の幅が広がっています。▼
…ありがとうございます。▼
[リヒト]
あ、初めてミリエルさんから
お礼言われたかも。えへへ。▼
ミリエルさんさえよければ、
このままずーっと協力してもいいよ?▼
[ミリエル]
ずっとですか?
それは助かります。▼
[リヒト]
ほんと?
じゃあ…これを受け取って欲しいな。▼
[ミリエル]
この指輪は…
なんの実験に使うのですか?▼
[リヒト]
違うよ! 結婚指輪だよ!▼
結婚すればずーっといっしょだから
実験に協力できるでしょ?▼
それに僕…ミリエルさんのこと、
大好きだしさ…えへへ。▼
[ミリエル]
…大好き…ですか。▼
不思議です…。その言葉を聞いて
私の胸がじんわりと温かくなりました。▼
どうやら…あなたに協力していただく
実験がひとつ増えたようです。▼
[リヒト]
いいよ。
僕、どこまでも付き合うから!▼
[ミリエル]
ふふ…。ありがとうございます…。▼

ガイア

支援C

[ガイア]
ん…誰だ?
カードを置きっぱなしにしてる奴は。▼
誰か賭け事でもしてたのか?
懐かしいな、この手触り…。▼
これをこうして…はいよっと。
おっ、まだ手品の腕はなまってないな。▼
[ミリエル]
…今…なにをしていたのですか?▼
[ガイア]
!! …見られてたのか。
みんなには内緒にしといてくれ。▼
俺はもうカードには
手を出さないようにしてるんだ。▼
昔、これで勝負ごとをして
さんざんな目にあったからな…。▼
あの時取られちまった
限定ものの菓子のことは忘れない…!▼
[ミリエル]
物が無くなる…それは
先ほどの魔術の作用ですか?▼
[ガイア]
魔術?▼
[ミリエル]
あなたの手元にあったカードが
とつぜん消えたように見えましたが…。▼
[ガイア]
あ、あぁ…さっきの技か?
技なら、こんなこともできるぜ。▼
右手にあるカードを、こうやって…
ほれ、こうすると左手に来るだろ。▼
[ミリエル]
素晴らしい…!
空間移動の魔術ですか…?▼
[ガイア]
空間移動の魔術…?
これは単なる手品だよ。▼
[ミリエル]
…手品とは…どういう意味ですか?▼
[ガイア]
つまり…錯覚を利用した技だな。▼
ほら、ここをこうして…カードを
先に用意しといて、あとで出しただけ。▼
[ミリエル]
なるほど…
なかなか興味深いですね。▼
ほかにも手品もあれば、
見せていただけないでしょうか?▼
[ガイア]
なんだ?気に入ったのかよ。▼
仕方ない、砂糖菓子三つの報酬で
他の手品も見せてやるよ。▼

支援B

[ミリエル]
ガイアさん。
また手品を見せて欲しいのですが…。▼
[ガイア]
…もうネタ切れだ。
それに俺はもう手品をしたくない。▼
[ミリエル]
したくない?
なぜですか?▼
[ガイア]
だってお前、
全然騙されてくれないからな。▼
俺の知ってる手品はもうほとんど
見破られた…。▼
適当にだまして報酬をふんだくろうと
思ってた俺が馬鹿だったよ…。▼
[ミリエル]
簡単に騙されないのは、当然です。▼
私は、この眼鏡に込めた
戒めを守っていますから。▼
[ガイア]
戒め…?▼
[ミリエル]
自分の目に映るものをそのまま主観で
信じてはいけないという戒めです。▼
真理とは…客観的な観察と思索の末に
たどり着くものですから。▼
[ガイア]
ふーん…。そういうもんか。
お前、自分に厳しいんだな?▼
[ミリエル]
自分に妥協を許しているようでは
何事も成し遂げることなどできません。▼
[ガイア]
なるほどね。
小手先の手品に惑わされないはずだ。▼
それじゃ俺も、
本気出してみるかな…。▼
[ミリエル]
ガイアさん?▼
[ガイア]
よし、決めた。
とっておきのやつを披露するぜ。▼
お前の観察眼が勝つか、
俺の手品が勝つか、勝負だ。▼
[ミリエル]
勝負、ですか?
よくわかりませんが…。▼
[ガイア]
簡単だよ。
手品を見破られたら俺の負け。▼
俺が負けたら
とっておきの砂糖菓子をお前にやる。▼
お前が見破れなかったら俺の勝ち。▼
俺が勝ったらお前が俺に
限定ものの焼き菓子を買ってくる。▼
さ、始めるぜ!▼
[ミリエル]
条件が少々気に入りませんが…
いいでしょう。…受けて立ちます。▼

支援A

[ミリエル]
…表情に生気がないですね、
ガイアさん。▼
[ガイア]
敗者に同情はいらないぜ。
もう放っといてくれ…。▼
今度こそ手品はネタ切れだ。
お前に見破られてない技はもうない…。▼
お前に取られなかった菓子も
胸のやつ以外はもうない…。▼
[ミリエル]
…本当に…もうないのですか?▼
[ガイア]
ない。▼
はぁ…糖分が無いと俺
ほんとにダメなのに…。▼
[ミリエル]
私が聞いているのは手品の方です。▼
[ガイア]
そっちか。▼
[ミリエル]
新しく手品を考えることは
できないのですか?▼
[ガイア]
なんだよ。
やけに食いついてくるな…。▼
お前はもう
俺から学ぶもんなんてないだろ?▼
[ミリエル]
…じつは先日の“勝負”のとき、
私は軽い興奮状態にありました。▼
頭脳が冴えわたり、普段以上に
観察に集中していたと思います。▼
[ガイア]
そ、そうだったのか?
いつも通りに見えたが…。▼
[ミリエル]
ガイアさんの…気迫、とでも
いうものに影響されたのでしょうか。▼
できればまた、あのときの感覚を
経験したいのです…。▼
[ガイア]
…ミリエル、お前…
案外、熱いところもあるんだな。▼
[ミリエル]
熱い…私が? そうでしょうか?▼
[ガイア]
自覚がないだけってやつか。▼
…ま、でもそこまで
楽しんでくれて嬉しいぜ。▼
俺ももうちょっと頑張ってみるかな。
新作の手品…楽しみにしててくれ。▼

支援S

[ガイア]
できたぜ、新作の手品。
…勝負、受けてくれるか?▼
[ミリエル]
それはじつに興味深いですね。
いつでもどうぞ。▼
[ガイア]
ここにあるのは一枚の手ぬぐいだ。
ほら、お前に渡すぜ。▼
[ミリエル]
…受け取りました。▼
[ガイア]
手ぬぐいを取ってみな。▼
[ミリエル]
あっ、私の手の上に…指輪が?▼
[ガイア]
どうだ、見破れたか?▼
[ミリエル]
いえ…わかりませんでした。
でも、どうして…?▼
[ガイア]
あー…その質問、手品の仕組みと
指輪を渡した理由、どっちを訊いてる?▼
[ミリエル]
両方です。▼
[ガイア]
じゃ、指輪を渡した理由から、
言わせてもらうぜ。▼
…お前といっしょだと、頭を使うし
菓子は取られるし、色々しんどいが…▼
なんか…楽しくてな。▼
おかげで、俺の中で眠ってた
熱いものを取り戻せた気がするんだ。▼
だからこれからも、
お前に傍にいて欲しい。▼
もしお前も同じ気持ちなら…
指輪、はめてくれ。▼
[ミリエル]
わかりました。▼
[ガイア]
お、おい…決断早いな!▼
[ミリエル]
今のガイアさんから気迫を感じます。
“勝負”に臨むときの気迫を。▼
あなたの気迫と、それに影響される私…
どちらもじつに興味深い。▼
さらなる時間をかけて、あなたを
観察させていただきたく思います。▼
[ガイア]
ふ…。うれしいこと
言ってくれるじゃないか。▼
[ミリエル]
ガイアさん…。▼
[ガイア]
ミリエル…。▼
[ミリエル]
指輪を取り出した手品の種を
早く教えてください。▼
[ガイア]
あ、あぁ。そうだったな…。▼
はぁ…お前の照れた顔も
手品でぱっと見られないもんかな。▼
ま、こればっかりは正攻法で
頑張らないといけない、か。▼

グレゴ

支援C

[グレゴ]
いよぉ、ミリエル。
ちょっと茶でも付き合わねぇか?▼
[ミリエル]
…あなたは、なぜいつも…
女性に声をかけて回っているのですか?▼
[グレゴ]
いい女に惹かれるのは
自然の摂理ってもんだろ?▼
[ミリエル]
自然の摂理…
興味深いお話ですね。▼
いい女というものには…ある種の
磁力のようなものがあるのでしょうか。▼
[グレゴ]
おーう、その通りだ。いい女には
男の視線を吸い寄せる力がある。▼
だから俺の視線は
あんたに釘づけってわけだ。▼
[ミリエル]
いい女とは…どのような定義によって
判別されるものでしょう?▼
[グレゴ]
て、定義?▼
[ミリエル]
あなたのおっしゃることが
なんらかの法則性をもつのなら…▼
定義と再現性があるはずです。
私は…それが知りたい。▼
[グレゴ]
んー…いい女の定義なんてのは
人それぞれとしか言いようがねぇなぁ。▼
[ミリエル]
そうですか…では、定義づけは
困難と考えてよさそうですね…▼
しかしそうなると…先ほどの
自然の摂理というお話と矛盾が…▼
[グレゴ]
…あんた、いつもそんなこと考えて
生きてんのか?▼
[ミリエル]
えぇ…それが私の生きる目的ですから。▼
[グレゴ]
なーるほどねぇ…こりゃ難しいわ。▼
[ミリエル]
それで、お茶は、どうされますか?
ちなみにお茶というのは……▼
[グレゴ]
あー…なんだな、
それはまたの機会ってことで。▼
[ミリエル]
そうですか。▼

支援B

[グレゴ]
へぇ…これはおもしれぇな…▼
[ミリエル]
…………▼
[グレゴ]
ほーう、こんな話もあるのか…▼
[ミリエル]
…私は、いい女ではなくなりましたか?▼
[グレゴ]
!? ミ、ミリエルか?
黙って背後に立つなよ。▼
[ミリエル]
先日あなたは…いい女には男の視線を
引き寄せる力があると言いました…▼
それを検証していたのですが…
やはり法則性はないようですね。▼
もしくは…私がいい女では
なくなったのか…▼
[グレゴ]
いやいや、あんたはいい女だよ。
ますます磨きがかかってるいくれぇだ。▼
今のは本に熱中して油断していた
俺がうかつだった。▼
いい女の接近に気づかねぇなんて、
いい男にあるまじき失敗だぜ。▼
[ミリエル]
本…ですか?▼
[グレゴ]
さっき拾ったもんなんだが…
これが意外なくらいおもしろくてな。▼
規則だ定義だ法則なんてのは
興味がなかったんだが▼
こいつぁ上手く書いてあってな。
時間を忘れて熱中しちまったよ。▼
[ミリエル]
あ…それ…私の本です。
私の母が書いたもので…▼
[グレゴ]
ん? そうなのか?
そいつぁ悪ぃことしちまったな。▼
[ミリエル]
…?▼
[グレゴ]
ちらっとだけ、思いついたことを
中に書き込んじまった。すまん。▼
[ミリエル]
…かまいません。拾っていただいて
ありがとうございました。▼

支援A

[ミリエル]
少し…よろしいでしょうか?▼
先日…私の本に、思いついたことを
書き込んだと言っていましたね?▼
[グレゴ]
あー…馬鹿なことを書いたから
文句を言いに来たってか?▼
[ミリエル]
いえ…ただ私には
理解しきれないものでした。▼
ですから、より詳しい事を
お聞きしたいと思って。
[グレゴ]
そーかぁ?
難しいことは書いてねぇと思うけどな。▼
[ミリエル]
そうですね。
難しい内容ではありませんでした。▼
ただ、母の書にある消えていた部分…
『理論をより実践させるもの』のところに▼
『経験』と書き込んであっただけですから…。▼
[グレゴ]
あー、そうだったかな。
それが納得いかねぇのか?▼
[ミリエル]
違うんです。▼
これまで私は、ここに当てはまる言葉を
どうしても考えつけなかったんです。▼
でも、この言葉を当てはめれば
全ての文がしっくりくる…▼
失礼ながら、あまり学問を修めている
とは思えないグレゴさんがとうして…▼
[グレゴ]
失礼じゃねぇよ。その通りなんだから。
ま、生きてるだけでも色々学ぶってことだよ。▼
[ミリエル]
それが私には足りなかった、と。
では、どうすれば習得できるのですか?▼
[グレゴ]
何もしないこった。▼
[ミリエル]
え?▼
[グレゴ]
特別なことは何もしない。
ただ起きることをあるがままに受け入れる。▼
そうすりゃ自然とついてくるものさ。▼
[ミリエル]
そういうもの…でしょうか。▼
[グレゴ]
ああ。あんまり生き急ぎすぎると
見えるものも見えなくなるぜ。▼
俺が教えてやれるのは
それくらいのこった。▼
[ミリエル]
…まだよくわかりません。
考えてみます。▼
[グレゴ]
ま、ほどほどにな。▼

支援S

[グレゴ]
よーう、ミリエル。
また本を読んでんのか?▼
[ミリエル]
この間おっしゃったことを
色々考えてみたのですが、▼
『何もしないで受け入れることで学ぶ』など
やはり私には理解できません。▼
様々な事象を考え、研究し、実証してこそ
得るものがあるのではないでしょうか?▼
[グレゴ]
おっと、
俺はそいつを否定しちゃいねぇぜ。▼
それ以外にもあるって
話をしたまでさ。▼
[ミリエル]
そうでしょうか…▼
[グレゴ]
んー…そうだな。じゃああんた、
『愛』って何か証明できるか?▼
[ミリエル]
『愛』…ですか?▼
[グレゴ]
そうだ。人を愛する気持ち。人を思う気持ち。
こいつはどういう代物だい?▼
[ミリエル]
分かりません…
条件付けが漠然としているのかも…▼
[グレゴ]
じゃあ条件を絞ろうか。
いま俺は、あんたにこれを贈りたい。▼
これってどういう気持ちだろうな?▼
[ミリエル]
…指輪?
それはつまり、私と結婚したい…▼
でも、これってそういう問題では…▼
[グレゴ]
証明できそうか?▼
俺の説明が難しけりゃ、
まずあんたの気持ちでもいいんだぜ?▼
[ミリエル]
分からない…たしかに説明できません。
あなたの気持も、私の気持ちも。▼
ただ、なんとなく嬉しくて
漠然とお礼を言いたい気持ちが…▼
いえ、そんなことではいけませんね。
ちゃんと論理的に検証して…▼
[グレゴ]
そこだよ、
俺が言ってるのは。▼
その調子じゃ
いつまでも結論なんてでねぇぜ。▼
それよりも、今の自分に向き合って
思いをあるがままに受け止める。▼
そこから新しい発見や経験ってもんが
生まれてくるんじゃねぇのか?▼
[ミリエル]
確かに…
正直、よく理解できませんが▼
あるがままに受け入れれば
違う世界が見えてくる気がします。▼
[グレゴ]
そ、人の思いの仕組みなんてものは
そう簡単にゃあ分からねえもんだよ。▼
なにせ一生かかって
学んでいくものだからなぁ。▼
これからは、一緒に考えていこうぜ。
俺も手伝うから、さ。▼
[ミリエル]
そう…ですね。▼
まずは今のうれしい思いを
受け入れることにします。▼
…これからずっと、私の探求に
付き合ってくださるんですよね?▼
[グレゴ]
もちろんさ!
一生、ずっとな。▼

リベラ

支援C

[老人]
ありがとうございました、リベラ様
おかげで心の内が晴れました。▼
[リベラ]
そうですか。
それはよかった。▼
[ミリエル]
………。▼
[老人]
それに、いいお話を
たくさん聞かせていただいて…▼
生きる希望がわいてきました。
本当にありがとうございます。▼
[リベラ]
色々大変でしょうが
これからもがんばってくださいね。▼
[ミリエル]
………。▼
[リベラ]
おや、ミリエルさん
どうしたのですか、こんなところで。▼
[ミリエル]
リベラさんが
なさっていたことを見ていたのです。▼
[リベラ]
ああ、今のことですか。▼
近くの村の人々にイーリスの教えの話を
少しばかり、させていただいていました。▼
[ミリエル]
教えは伝わりましたか?▼
[リベラ]
と、信じています。▼
イーリスの教えは皆さんにとっても
生きる道しるべになるもの。▼
これから日々を暮らしていく上で
心の糧となってくれることでしょう。▼
[ミリエル]
なら、もっと多くの人に
伝えたいのではないですか?▼
[リベラ]
それは、まあ、そうれができれば…
ですが、どうしてそんなことを?▼
[ミリエル]
見ていて思ったのですが
リベラさんのやり方は非効率的です。▼
[リベラ]
非効率的…ですか?▼
[ミリエル]
ええ。人の集め方や場所の決め方など、
もっと論理的にやれば▼
少ない労力でも、より効果的に
人々に伝える事ができるはずです。▼
[リベラ]
しかし、そんなことは…▼
[ミリエル]
不可能、と?▼
事象を論理的に分析、検討して
対策をたてれば必ず可能です。▼
とはいえ、これでは机上の空論と
思われても仕方がないこと…▼
まず私がやってごらんにいれます。▼
[リベラ]
あなたが?▼
[ミリエル]
はい。といっても私がイーリス教を
伝導するのは難しいので▼
そこはリベラさんにお願いして
私は方法を考えさせていただきます。▼
では、後ほど…▼
[リベラ]
あ、ちょっと、ミリエルさん…▼

支援B

[ミリエル]
リベラさん。
先日の件ですが…▼
[リベラ]
先日の件? ああ、より多くの人に
教えを伝えるための方法、でしたっけ?▼
[ミリエル]
はい。だいたいの形を考えてきました。▼
まずは多くの人が集まれるよう広い場所を
選定します。交通がいいのも条件ですね。▼
さらに、お話しをする前に近くの村々で
そのことを伝えてまわります。▼
実際にお話しをされるときは、魔法で
声を大きくして、みんなに聞こえるように…▼
[リベラ]
ちょ、ちょっと待ってください、
ミリエルさん。▼
[ミリエル]
どうされました?▼
[リベラ]
多くの人を集めて、
一斉にお話しをするということですか?▼
[ミリエル]
そうです。そうすれば
リベラさんの労力は最小限ですみます。▼
[リベラ]
ですが、来ていただいた方
ひとりひとりに向き合えないじゃないですか。▼
[ミリエル]
ひとりひとりを一々相手にするのは
時間と労力の面から非効率です。▼
大規模な集まりにした方が
より多くの人に伝えられるはずです。▼
[リベラ]
しかし…▼
[ミリエル]
今のところ私の理論に間違いは
見あたりません。必ず上手くいきます。▼
[リベラ]
そこまでおっしゃるなら…
一度やってみましょうか。▼
[ミリエル]
はい。机上の空論でないことを
お見せいたします。▼

支援A

[ミリエル]
おかしいわ。
こんなはずでは…▼
[リベラ]
どうしました、ミリエルさん。▼
[ミリエル]
イーリス教を伝える集い、最近は
参加する方が少なくなってきています。▼
最初の頃は、もっと多くの人が
集まっていたと記憶しているのですが。▼
[リベラ]
ええ、そのようですね。▼
[ミリエル]
私の計画は完璧だったはずです。▼
今考え直しても
論理的に欠陥は見あたりません。▼
それなのに、なぜ…▼
[リベラ]
ミリエルさん、あなたは大切な事を一つ
忘れていたのではないですか?▼
[ミリエル]
大切な事…ですか?▼
[リベラ]
ええ。人の心です。▼
たしかにミリエルさんの方法なら
多くの人に教えを伝えることはできるでしょう。▼
ですが、伝えた教えが
その人たちの心に届くかは別問題です。▼
[ミリエル]
…私のやり方では
心に届かなかった、と?▼
[リベラ]
人はそれぞれの事情で
イーリスの教えに救いを求めます。▼
それを、万人に通用するような
普遍的な話だけをしても▼
結局その教えは、誰の心にも届かず
救えないことになるとは思いませんか?▼
[ミリエル]
それは、一理あります。
おっしゃる通りかもしれません。▼
…ひょっとして最初から私のやり方では
うまくいかないだろうと思ってらしたのですか?▼
[リベラ]
心に届く、救いをもたらすという意味では
難しいだろうな、とは思っていました。▼
[ミリエル]
では、なぜ、
やらせてくださったのです?▼
私が聞く耳を
もたなかったからですか?▼
[リベラ]
…否定はしません。▼
でも、それにもまして
別の効果が見込めると思ったからです。▼
[ミリエル]
効果…そんなものが
あったのでしょうか?▼
[リベラ]
私が多くの人にめぐりあえる
機会を作ってくれたではありませんか。▼
[ミリエル]
あ…▼
[リベラ]
物事を一つの方向だけでとらえて
成功、失敗を決めるものではありません。▼
ミリエルさんに機会を作ってもらったから
私は、より多くの人と1対1で向き合える。▼
これは素晴らしいことじゃないですか。▼
本当に教えを伝えるという事は
これからはじめればいいんですよ。▼
[ミリエル]
ありがとうございます。今のお言葉で、
まず私が救われた気がします。▼
[リベラ]
そうですか。それはよかった…
では、みなさんとの対話に行ってきます。▼
[ミリエル]
はい。
是非、お手伝いさせてください。▼

支援S

[ミリエル]
リベラさん、今日の集いも
無事、終わりましたね。▼
[リベラ]
ミリエルさんのおかげです。
最近よく手伝ってくださるから。▼
[ミリエル]
お役に立てているなら
何よりです。▼
私個人にとっても
とても勉強になっていますし。▼
[リベラ]
ほう…どのように?▼
[ミリエル]
優れた論理をもって構築した代物でも
役に立つかは用いる者の心次第…▼
科学や技術の大前提を
身をもって知ることができました。▼
[リベラ]
善悪は、それを使う者の心による…▼
イーリスの教えにも
それに近い言葉があります。▼
[ミリエル]
リベラさん、私は人の心を
もっと詳しく知りたいと思っています。▼
今は、人の心さえ知れば
私の組み立てる理論も▼
より血となり肉となって
人々の役に立てると思えるんです。▼
[リベラ]
…では、まず私の心から
探求してみていただけますか?▼
[ミリエル]
リベラさんの心…?▼
[リベラ]
手がかりとしては、あなたに
これを差し上げたいと思っています。▼
[ミリエル]
これは…指輪ですね。
つまり、私に結婚を申し込んでおられる…▼
[リベラ]
はい。今度は自らの心を
探求してみてください。いかがですか?▼
[ミリエル]
私の心…とまどいと…うれしさが
両方存在するように思えます。▼
[リベラ]
それは、この指輪を受け取って
いただけるような心の動きですか?▼
[ミリエル]
はい…よろこんで
受け取りたいという心の動きです。▼
…人の心は不思議ですね。
この心の動き、とても論理的とは…▼
[リベラ]
これからじっくり
探求していきましょう。▼
私もそばでお手伝いしますよ。
一生かかってもね。▼

セルジュ

支援C

[セルジュ]
ほら、ミネルヴァちゃん。
次は羽を洗うわよ。▼
…よしよし、いい子ね。▼
[ミリエル]
………?▼
[セルジュ]
あら、ミリエル。▼
どうしたの?
ミネルヴァちゃんをじっと見つめて。▼
飛竜、好きだったかしら?▼
[ミリエル]
いえ。特に飛竜を好んでいるという
わけではありません。▼
[セルジュ]
あら、そこまでばっさり言われると
少し寂しいわね。▼
[ミリエル]
申し訳ありません。▼
ただ、観察の対象としては非常に
興味深く感じています。▼
そちらの飛竜…
ミネルヴァさんでしたか。▼
人間の言葉を理解しているように
見受けられます。▼
[セルジュ]
えぇ、とても頭のいい子だから。▼
[ミリエル]
一部の老齢な竜が人間の言葉を
操ることがあるとは聞きますが▼
飛竜においてそういう事例は
報告されていません。▼
[セルジュ]
あらまぁ、まさかの
世紀の大発見ということかしら。▼
[ミリエル]
はい。もし事実であれば
これまでの常識が覆ります。▼
ぜひ…観察と検証を
させていただきたいです。▼
[セルジュ]
もちろん、構わないわ。
ねぇ、ミネルヴァちゃん。▼
…うふふ、問題ないみたい。▼
[ミリエル]
そうですか。
ありがとうございます。▼

支援B

[ミリエル]
ミネルヴァさん。
これはなんですか?▼
[セルジュ]
リンゴだと言っているわ。
ミネルヴァちゃんの大好物なのよ。▼
まぁ、一番好きなのは
仕留めたばかりの獣の肉だけれど。▼
[ミリエル]
そうですか…では、
あなたは今、いくつですか?▼
[セルジュ]
二十歳になったところですって。▼
[ミリエル]
なるほど…。▼
[セルジュ]
どうかしら、ミリエル。
世紀の大発見になりそう?▼
[ミリエル]
そうですね…ある意味では
大発見と言えるかもしれません。▼
[セルジュ]
ある意味では?▼
[ミリエル]
はい。これまでの観察と検証の結果…▼
ミネルヴァさんが人間の言葉に
反応していることはわかりましたが▼
理解していると言えるだけの
根拠は発見できませんでした。▼
しかしあなたたちふたりのあいだでは▼
明らかに意思の疎通が行われている
ように見受けられます。▼
これはつまり…セルジュさん、
あなたが特殊だと考えるのが▼
もっとも合理的な結論です。▼
[セルジュ]
あらあら、どういうことかしら。▼
[ミリエル]
つまり、ミネルヴァさんと相互に
意思を通じ合えるのはセルジュさんだけで▼
普通の人間には
不可能だということです。▼
飛竜の言葉を理解する人間…
これはこれで、歴史的な発見です。▼
[セルジュ]
そうかしら? でもスミアは
ペガサスの言葉がわかるらしいわよ。▼
ほかにも、人間以外の生物を意思を
通じ合える人を何人か知っているわ。▼
[ミリエル]
…なるほど。まだまだ結論づけるのは
早いということですか…興味深いです。▼

支援A

[ミリエル]
? 今日は…セルジュさんは
いらっしゃらないようですね。▼

(ミネルヴァの鳴き声)

[ミリエル]
…おや、何か恐ろしい
獣のうなり声のようなものが聞こえますが…▼
あぁ、やはりミネルヴァさんでしたか。
…おなかが空いているのですか?▼
ちょうどここに、リンゴがあります。
よろしかったらどうぞ。▼
………▼
…私の手までいっしょに食べるのは
やめていただけますか?▼

(セルジュ登場)

[セルジュ]
こら、ミネルヴァちゃん!▼
…ごめんなさいね、ミリエル。
だいじょうぶだったかしら?▼
[ミリエル]
はい。本気で噛むつもりは
なかったようですから。▼
[セルジュ]
ふふ。▼
[ミリエル]
なにか?▼
[セルジュ]
失礼。ミリエルがミネルヴァちゃんと
仲良しになってくれたのが嬉しくて。▼
[ミリエル]
仲良し…そうでしょうか?▼
[セルジュ]
えぇ。ミネルヴァちゃんと意思が
通じているように見えるわ。▼
[ミリエル]
私が、ミネルヴァさんと…。
まさか私も特殊な人間?▼
[セルジュ]
いいえ。きっと、時間が育む絆が
意思の疎通を可能にしたのよ。▼
[ミリエル]
そういうことも…あるのですか。▼
[セルジュ]
あなた自身が証明していると思うわよ。▼
[ミリエル]
確かに…そうかもしれません。▼
これは観察と検証の対象を
私自身にまで広げる必要があるようです…▼
ご迷惑かもしれませんが
もうしばらくの間、▼
私の観察と検証に
お付き合いいただけないでしょうか。▼
[セルジュ]
もちろん私は構わないわよ。
あとは…▼
[ミリエル]
ミネルヴァさん、
お付き合いいただけますか?▼
(ミネルヴァの鳴き声)
[ミリエル]
………▼
了解していただいた…と
考えて問題ないでしょうか?▼
[セルジュ]
あなたが感じた通りよ。▼
[ミリエル]
そうですか…ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。▼
[セルジュ]
こちらこそ、よろしくお願いしますわ。▼

ヘンリー

支援C

[ミリエル]
ヘンリーさん・・・
先ほどはありがとうございました。▼
[ヘンリー]
あはは、さっきは僕、
びっくりしちゃった~。▼
ミリエルの肩に毒蛇が乗ってて・・・
仲良しさんなのかと思ったよ~。▼
[ミリエル]
木陰で読書に夢中になっているうち、
上の枝から落ちてきたのでしょうね。▼
[ヘンリー]
僕が来なかったら咬まれてたよ。
間一髪だったね~。▼
[ミリエル]
そういえば・・・ヘンリーさんはあの蛇を
どうやって倒したのですか?▼
手も触れず、魔道書を使ったわけでも
なかったようでしたが・・・。▼
[ヘンリー]
あれは呪術だよ~。魔道書だと
ミリエルも巻き込んじゃうから~。▼
[ミリエル]
呪術・・・?
それはどういった術なのでしょうか?▼
[ヘンリー]
あれ~? ミリエル、
呪いたい人がいるの?▼
[ミリエル]
いえ・・・どうやって呪いをかけるのか、
その仕組みに興味があります。▼
[ヘンリー]
仕組み? あはは、
勉強熱心だな~、ミリエルは。▼
じゃあちょっと見本を見せるから
そのへんの誰かを呪ってみるね~?▼
[ミリエル]
その辺の誰か・・・?
味方を呪い殺すおつもりですか?▼
[ヘンリー]
あ、ダメだった~?▼
[ミリエル]
えぇ・・・。戦力が減るのは
軍にとって良くないことですから・・・。▼
[ヘンリー]
そっか~。じゃあ死なない呪いにするよ。
それならいいでしょ~?▼
[ミリエル]
はい、そういうことなら・・・
じっくりと観察させていただきます。▼

支援B

[ヘンリー]
ごめんね、ミリエル〜。
もうあんまり呪術は見せられないかも〜。▼
[ミリエル]
そうなのですか…?
ぜひ観察させて欲しかったのですが。▼
[ヘンリー]
ルフレに怒られたんだよ。
手当たり次第にみんなを呪うなって〜。▼
[ミリエル]
ルフレさんがそう言うなら
致し方ありませんね…▼
おおまかな仕組みの仮説は
立てられたので、よしとしましょう。▼
[ヘンリー]
あ、そうなの?
すごーい、僕もよくわかってないのに。▼
[ミリエル]
一定の手続き…儀式を行うことで
魔力を直接対象に作用させている…。▼
魔導書も杖も使わずに魔力を行使する
方法があるとは…大変興味深いです。▼
[ヘンリー]
へぇ〜。よくわかんないけど
なんだかすごそう!▼
[ミリエル]
すごいのは…
あなたの魔力です、ヘンリーさん。▼
私の観察結果から推測するに…
あなたの潜在魔力はかなりのものです。▼
[ヘンリー]
あはは、褒められてるのかな?▼
ミリエルの言う通り、
僕は呪術が大得意なんだ〜!▼
本気を出したときは百人くらい
殺したこともあるらしいよ〜!▼
[ミリエル]
ある…らしい?▼
[ヘンリー]
あ、えーっと。そのときのことは
あんまり覚えてないんだ、えへへ。▼
[ミリエル]
よくわかりませんが…ともかく
あなたの力には興味が尽きません。▼
あなたがどれだけの魔力を秘めているか
これからも観察させてください。▼
[ヘンリー]
いいよ〜。どうぞ、
心ゆくまで見ていって〜。▼

支援A

[ヘンリー]
うーん、
やっぱり無理かなぁ〜。▼
[ミリエル]
どうしました?▼
[ヘンリー]
あ、ミリエル。実はこの前
通りかかった町でね〜、▼
おっきなお腹の
女の人がいたんだ。▼
歩きにくそうにしてたから
荷物を持ってあげたんだけど…。▼
[ミリエル]
それは助かったでしょうね。
身重の方は大変らしいですから。▼
[ヘンリー]
人間って不便だよね〜、子どもを
ひとり産むのにあんな体になって。▼
だから、呪術で赤ちゃんと作り出せれば
もっと楽になると思ったんだ〜。▼
[ミリエル]
なるほど…。▼
[ヘンリー]
だから、命を生み出す呪術はないか
探したんだけど…見つからなくて。▼
殺すのは簡単なのに…
生み出すのは難しいんだね〜。▼
[ミリエル]
生命の創造に至る過程は
神秘に満ちています。▼
数多の賢人が知恵を尽くしても
いまだ辿りつけない、奥深き謎です。▼
[ヘンリー]
ミリエルにもわからないくらい
難しくて大変なことなんだね〜。▼
[ミリエル]
えぇ。生命にはまだまだ
多くの謎が眠っています。▼
大変興味深い研究対象です…。▼
[ヘンリー]
僕も興味あるな〜。
よかったら手伝うよ〜。▼
[ミリエル]
ありがとうございます。▼

支援S

[ヘンリー]
ミリエル、生命の創造の研究、
あれから進んでる〜?▼
[ミリエル]
芳しくありませんね。
真理へ至る道は長く険しいです…。▼
[ヘンリー]
僕もそうなんだけど…。▼
ひとつ、いいことを思いついたんだ〜。▼
[ミリエル]
なんでしょうか…?▼
[ヘンリー]
クロムは結婚して
子どもが生まれたよね〜?▼
だから、僕らも結婚したら
子どもができるんじゃないかな〜?▼
[ミリエル]
なるほど…実践から
生命の創造について学ぶわけですか。▼
確かに、自分で経験を積めば
手がかりをつかめるかもしれません。▼
しかし…それでは研究のために
結婚するような形になってしまいますが…▼
あなたはそれでも
構わないのですか?▼
[ヘンリー]
うん。だって僕、
ミリエルのことが好きだから〜。▼
[ミリエル]
えっ…。
そ、そうなのですか…?▼
[ヘンリー]
そうだよ〜。
もしかして、気づいてなかった?▼
好きでもない相手に結婚しようなんて
言うはずないじゃない〜。▼
確かに生命の創造の研究は
僕もすっごく興味あるけど、▼
それよりも、僕はミリエルとずっと
一緒にいたいって気持ちがいちばん。▼
ミリエルは?
君は僕のことどう思ってるの?▼
[ミリエル]
…わ、私も、好きではない相手と
このような話はしません…。▼
[ヘンリー]
よかった〜!
じゃあこれ、受け取ってよ!
[ミリエル]
これは…指輪、ですね。
[ヘンリー]
結婚の誓いを立てるときは
こうするって聞いたことがあったんだ〜。▼
これで僕とミリエルは
ずーっと一緒にいられるね!▼
[ミリエル]
はい…。なんだか胸がいっぱいになる
不思議な気分を感じます…。▼
[ヘンリー]
それって、嬉しいってことかな?
うん、僕もすごく嬉しいよ〜。▼
例え新しい生命の研究が
うまくいかなかったとしても、▼
僕はミリエルといられれば
それだけで幸せだよ〜。▼
[ミリエル]
ヘンリーさん…。
ありがとうございます…。▼
あなたと育める命があるとしたら…
それはとても素晴しい物なのでしょうね…。▼

ドニ

支援C

[ドニ]
あの…ミリエルさん
ちょっと、いいべか?▼
[ミリエル]
…………▼
[ドニ]
その…ミリエルさん?▼
[ミリエル]
…………▼
[ドニ]
ミリエルさん!!▼
[ミリエル]
はうっ!
な、なんですか! いきなり大声で。▼
[ドニ]
す、すまねえだ。その…声をかけても
全然気づいてもらえねかったもんで。▼
[ミリエル]
そうだったのですか?▼
こちらこそ、ごめんなさい。
書に夢中で気がつかなかったようです。▼
[ドニ]
ミリエルさんって
いつも本を読んでるだべか?▼
[ミリエル]
そうですね。時間があるときには
なるべく書に親しむようにしています。▼
[ドニ]
じゃあ、学問とかも
いっぱいやってるだべか?▼
[ミリエル]
いっぱい、という表現が適切かは
わかりませんが、人並み以上には。▼
[ドニ]
そっかぁ…ミリエルさん、
実は、お願いがあるだ。▼
その…
おらに、学問を教えてけれ!▼
[ミリエル]
教える、ですか?
ドニさんに?▼
[ドニ]
んだ。
おら、学問がしてえだよ。▼
[ミリエル]
…なぜ
学問をおさめたいのです?▼
[ドニ]
学問をして色んなことを知ってりゃよ、
村に帰った時、みんなの役に立てるだよ。▼
村には学問をするところがねえ。
だから、いろいろと苦労してるだ。▼
[ミリエル]
そういうことですか。▼
ですが、私の教えられることは理論。
直接の役には立たないかもしれませんよ。▼
[ドニ]
それでもかまわねえだ。理論を修めりゃ
いざとなりゃ応用がきくべさ。▼
[ミリエル]
…読み書きは、できるのですか?▼
[ドニ]
それなら、村のおばばに教わったから
なんとか大丈夫だべさ。▼
[ミリエル]
わかりました。
私に教えられる範囲であれば…▼
[ドニ]
ありがてぇ。
感謝するだ、ミリエルさん。▼
[ミリエル]
…私の授業は厳しいですよ。▼
[ドニ]
望むところだべさ!▼

支援B

[ミリエル]
…では、今日は
ここまでにしましょう。▼
[ドニ]
ふー、やっと終わっただか。
疲れたべー。▼
[ミリエル]
今日の内容はかなり難しいものです。
理解に疲れるのは当然のことでしょう。▼
…それにしても、少し意外でした。▼
[ドニ]
何がだべ?▼
[ミリエル]
ドニさんの向学心の強さです。▼
教えることは引き受けたものの
正直、すぐに投げ出すと思っていました。▼
なのに、短期間で
ここまで難しい内容についてきている。▼
[ドニ]
いやあ、ついていってるって言っても
どうにかこうにかだべ。▼
十分に理解しきれてねえ
かもしんねえだよ。▼
[ミリエル]
理解が不十分でも
先に進む気持ちが大切なのです。▼
理解は後になって
自然とついてくる場合もあるのですから。▼
[ドニ]
そういうもんだか…▼
[ミリエル]
貴方なら、ひょっとして…▼
[ドニ]
ん? どうしただ?▼
[ミリエル]
いえ、なんでもありません。
さあ、授業は終わりました。▼
後で必ず復習する事を
忘れないようにしてください。▼
[ドニ]
わかっただ。▼

支援A

[ミリエル]
ドニさん、この前行った試験の
採点が終わりました。▼
[ドニ]
ど、どうだったべ?▼
[ミリエル]
満点です。
お見事でした。▼
[ドニ]
やったべ!▼
[ミリエル]
…これで私が教えられる
一般的な理論は全て教えました。▼
私の授業はここまでです。▼
[ドニ]
そ、そうなんだべか?
ちょっと、さみしいだ…▼
[ミリエル]
学問の道に終わりはありません。▼
これからは、ドニさんが
自らの力で切りひらいていってください。▼
[ドニ]
おら一人でだか?
うーん…▼
[ミリエル]
大丈夫です。ドニさんの学問的素質は
非常に高いと推察されます。▼
このまま学問の道を進むのに
なんの心配もいりません。▼
[ドニ]
だども…そうだ、なら、ミリエルさん、
一緒に学問を探求しねえだか?▼
[ミリエル]
私と一緒に?
…いえ、それはやめたほうがいいと思います。▼
[ドニ]
どうしてだべ?▼
[ミリエル]
私と一緒にやった人で
上手くいった例がないからです。▼
…かつて私には、共に学問の道を
進もうとした仲間がいました。▼
ですが、結局は誰一人として
共に道を歩めたものはいなかった…。▼
[ドニ]
なにか…問題でもあっただか?▼
[ミリエル]
その人たちの言葉によると
私は独断で先へ進み過ぎるようです。▼
確かに私は学問の探求したい思いのあまり
まわりを省みないきらいがあります。▼
だから、私が一人になってしまうのも
やむをえない…▼
[ドニ]
そんなことねえだよ!▼
[ミリエル]
え…▼
[ドニ]
ミリエルさんについていけないのは
そいつらの努力が足りねえだけでねえか。▼
ミリエルさんはなんにも悪くねえ。
だから一人になってやむをえなくねえべさ。▼
[ミリエル]
ドニさん…▼
[ドニ]
おらと一緒にやろう、ミリエルさん。
おらは頑張ってついていくだ。▼
今だってミリエルさんの予想を裏切って、
ここまでたどりついたでねえか。▼
[ミリエル]
…これからは、今まで以上に
厳しい道になりますよ。▼
もう私が道を指し示してあげることも
できないかもしれない。▼
それでも、かまいませんか?▼
[ドニ]
もちろんだぁよ。
おら、負けねえだ!▼

支援S

[ドニ]
ミリエルさん、最近
学問がよくはかどってるんでねえか?▼
[ミリエル]
ええ。ドニさんのおかげです。▼
私の思考が至らぬとき、ドニさんの助言で
目を見開かされる時が何度もありました。▼
1人より2人…共に学ぶことの意味を
今、とても実感しています。▼
[ドニ]
そうだか…で、そのだな…
今日は、ミリエルさんに相談があるだ。▼
[ミリエル]
なんでしょうか?▼
…やはり、私と共に学問をするのは
難しいというお話でしょうか…▼
[ドニ]
ちがう、ちがうだよ!
むしろその逆だべさ。▼
[ミリエル]
逆、ですか?▼
[ドニ]
もっと一緒にというか、
もっと他のこともというか…▼
早い話、これを受け取ってほしいと
言うことだべさ!▼
[ミリエル]
指輪…ですか?▼
[ドニ]
んだ。その…
おらと結婚してほしいだ。▼
おらはミリエルさんと、ずっとずっと
一緒にいろんな事を探求してえだよ。▼
[ミリエル]
…学問の探求なら
結婚をしなくてもできるのでは?▼
[ドニ]
そりゃそうだども…
つまり、駄目ということだべか?▼
[ミリエル]
…でも、この指輪を受け取ることで
学問以外の探求も▼
ドニさんと一緒に
行えるということになります。▼
そして、それはとても素晴らしいことに
私には思えます…▼
[ドニ]
じゃ、じゃあこの指輪…▼
[ミリエル]
はい…受け取らせていただきます。▼
…これで、学問以外にも
研究するものができましたね。▼
[ドニ]
んだ。でも時間はたっぷりあるだ。▼
一生一緒に、じっくりとじっくりと
研究していくだよ!▼

マーク女(親子)

支援C

[マーク]
うーん、どうして私は母さんのこと
覚えてないんでしょう…?▼
父さんのことはあんなにちゃんと
覚えてるのに…▼
父さんが立派な軍師だったってことも
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼
なーんで母さんのことは
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼
(ミリエル登場)
[ミリエル]
どうしたのですか、マーク。▼
[マーク]
母さん!▼
すごいです、ちょうど今母さんのことを
考えてたんですよー!▼
これって運命!? 親子の運命!?
…あ、待って下さい。確か父さんが昔…▼
これは運命じゃない、絆だー!
みたいなことを言っていたような記憶が…▼
ってことで母さん、私たちが
ここで会ったのは、運命ではなく絆です!▼
[ミリエル]
どちらも目には見えない…強いものですね。▼
[マーク]
そうですよ! 絆って素晴らしいです。
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼
…って、感心してる場合じゃ
ありませんでした。▼
私、なんで母さんのことを覚えてないのか
ずーっと考えてたんです。▼
良かったら母さん…私が母さんのこと
思い出せるよう協力してくれませんか?▼
[ミリエル]
はい、構いませんよ。▼
[マーク]
良かった!
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼
女同士の約束ですよ!
じゃあ私はこれで!▼
(マーク退場)
[ミリエル]
…私の子にしては、随分せっかちですね。▼

支援B

[マーク]
母さんっ、今時間いいですか?▼
[ミリエル]
はい、問題ありません。▼
[マーク]
やったぁ! じゃあ約束通り、
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼
協力していただくことにします!▼
とは言ったものの、どうしたら記憶って
戻るんでしょうね…▼
頭を強くぶつけるのは
もう何度も試しましたし…▼
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも
私には効果がありませんでした…▼
ねぇ母さん、どうしたらいいと思いますか?▼
[ミリエル]
貴方が未来で見ていたであろう物…つまり
私の顔を凝視するのが効果的かと。▼
[マーク]
なるほど!それだー!!
母さん天才です!▼
未来ではきっと見慣れていたはずですし、
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼
さすが天才軍師の父さんを
コロッと落としただけのことはありますね。▼
ではでは、失礼して…。
じーーーーーーーっ…▼
………………▼
………………▼
だめだーーー!!▼
何にも思い出せませんーーー!!▼
あぁ…この感じって、なんかこう…。
同じ文字をずっと見続けてたら▼
『あれ? これってこんな文字だっけ?』
みたいになる感じと似ています…▼
母さんって…こんな顔でしたっけ?▼
[ミリエル]
それを今から思い出そうと
しているのではありませんでしたか?▼
[マーク]
ですよね…。すみません、
せっかく協力していただいたのに…▼
でも私は諦めませんよ!
絶対に母さんを思い出してみせます!▼
というわけで、
また協力して下さいね、母さん!▼

支援A

[マーク]
はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼
毎日毎日嫌というほど、
こうして母さんの顔を見ているのに▼
何にも思い出せないなんて
自分が情けなくなりますよ…▼
ほんとに…どうして……
うっ…ううっ…ぐすっ…▼
[ミリエル]
なぜ泣くのです。▼
[マーク]
だ…だって…だって……!
私…母さんのことも父さんと同じように▼
大好きだったはずなのに…!
思い出せないのが…辛いんです…!!▼
母さんが私に作ってくれた思い出も
たくさんあったはずなのに…▼
何一つ覚えていられなかった自分が…
ほんとに…情けないんです…!▼
情けないんですよーーー!
びえぇぇぇぇん!!▼
[ミリエル]
マーク…▼
[マーク]
うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。
あ…頭が痛い…!▼
いたたた…!▼
…………あ!?▼
[ミリエル]
どうしたのですか?▼
[マーク]
……思い出し…ました。母さんのこと。
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼
母さんが私に向かって、優しく笑って…
『マーク』って…名前を呼んでました…▼
ふふ、いつも見てる母さんの顔より、
少し年を取った顔でしたよ…▼
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼
ありがとう、母さん。
全部母さんのおかげです。▼
何だかこれで自信がつきました!
時間はかかるかもしれませんけど、▼
いつか母さんの記憶、
全部取り戻してみせますよ。▼
[ミリエル]
そうですか…では、私も協力しましょう。▼
[マーク]
はい、ありがとうございます!▼

ロラン(親子)

支援C

[ロラン]
ふむ、ふむ…
なるほど、そういうことか。▼
この時代には書物がたくさん
残っていて、学び甲斐があるな。▼
もっと勉強して、
少しでも母様に追いつかないと…。▼
[ミリエル]
………▼
[ロラン]
あれ…母様?
その手に持ってるのは酒瓶ですか?▼
[ミリエル]
はい。フェリア産の
”竜の吐息”という、強い酒です。▼
[ロラン]
昼間からそんなものを…
母様、酒好きだったのですか?▼
[ミリエル]
いえ…飲むわけではありません。
こうするのです…。▼
[ロラン]
わっ…火を!?▼
[ミリエル]
…話に聞いた通りです。
純度の高い酒は発火する…。▼
しかし、なぜ…
炎の色が青いのでしょうか。▼
これは興味深い…。
更なる検証が必要ですね。▼
[ロラン]
…すごいですね、母様。自分の手で
新しい真理を発見しようとしています。▼
誰かの知識を書物で学んでいるだけじゃ
絶対に追いつけませんね…。▼
母様!
その考察、僕も参加させてください!▼
[ミリエル]
えぇ。共にこの現象に隠された
真理を突き止めましょう。▼

支援B

[ミリエル]
炎の中に銅塩を入れると…
緑色の炎が生まれる。▼
何度観察しても実に興味深い…。▼
[ロラン]
ほかにも炎の色が
変わるものがあったんですね。▼
[ミリエル]
えぇ。まずは
青い炎から検証してみましょう。▼
強い酒であれば、どの酒でも
青い炎を出すことができます。▼
酒に含まれる、人を酔わせる力が
青色を生んでいるのかも…。▼
[ロラン]
僕…ひとつ
気になっていることがあります。▼
青い炎と赤い炎では、金属を
かざしたときの溶け方が違うんです。▼
もしかすると、炎の熱さが
関係しているんじゃないでしょうか?▼
[ミリエル]
なるほど…
それは考えていませんでした。▼
とすると…酒はほかのものよりも
低い熱で発火するのかもしれません。▼
さらなる検証が必要ですね。▼
[ロラン]
ふふ…。▼
[ミリエル]
…どうかしましたか?▼
[ロラン]
母様がうれしそうだからです。▼
いまだに母様が僕の母様である
完全な証明はできていませんが▼
こうして母様の役に立てている…
それだけで僕はしあわせです。▼
[ミリエル]
…確かに、私たちが親子であることの
証明はまだ完全ではありません。▼
ですが、私もあなたも真理を追い求める
同志であることは間違いありません。▼
[ロラン]
…そうですね。親子であってもなくても
僕たちの間には絆が生まれています。▼
それは、もしかしたら僕にとって
真理よりも大事なものかもしれません。▼
[ミリエル]
…それもまた、あなたの中の
ひとつの真実…なのでしょう。▼

支援A

[ロラン]
母様、
少しこれを見てもらえませんか?▼
[ミリエル]
その珠は…なんでしょうか?▼
[ロラン]
母様が先日見つけた
変わった色の炎についてなんですが▼
あんまり綺麗だったので
なにかに使えないかなと思いまして。▼
緑、青、黄…この珠の中に、さまざまな
色の炎を生む物を詰めてあります。▼
これを空中で発火させれば、
色とりどりの炎が空を彩るはずです。▼
[ミリエル]
…それは、真理の追究とは
関係のない実験ですね。▼
[ロラン]
えぇ…確かにその通りです。▼
[ミリエル]
ですが、きっとその実験は…
美しい光景を描くのでしょうね。▼
[ロラン]
え…えぇ!
僕もそう思うんです!▼
炎がよく見える夜にでも、みんなを
集めて実験しようと思ってます。▼
[ミリエル]
蓄えられた知識をいかに
活用するか…それもひとつの道。▼
あなたの発想は…
私にはないものです。▼
ロラン…。その実験、
私にも協力させていただけますか?▼
[ロラン]
はい!
喜んでお願いします、母様!▼

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Last-modified: 2021-01-31 (日) 23:21:47
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