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グレゴ支援会話†
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ベルベット†
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ティアモ†
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支援C†
- [ノノ]
- おじさん!▼
- [グレゴ]
- お兄さん…いや、グレゴさん、だ。▼
それに俺がおじいさんなら、
あんたはおばぁぁぁぁさん、だろ。▼
- [ノノ]
- ノノ、年の割には若く見えるって
よく言われるもん。▼
- [グレゴ]
- あー…それはな、社交辞令ってんだ。
いや、社交辞令? ちょっと違うな。▼
こういう場合、なんて言うんだ?▼
- [ノノ]
- そんなのいいから、
ちょっとノノのお話し聞いてよ。▼
- [グレゴ]
- 金貸せって話なら無駄だぞ。
俺は貧乏暇なしの最前線にいるからな。▼
- [ノノ]
- そんなの知ってるよ。
今日は、ノノがあげるの。▼
- [グレゴ]
- なんだぁ? 金をくれんのか?▼
- [ノノ]
- ノノ、お金持ってないよ。
すぐ落とすから持たせてもらえないの。▼
- [グレゴ]
- …まぁ、俺もあんたにだけは
預けたくねぇなぁ。▼
- [ノノ]
- ふーんだ、いいもんね。
ノノ、お金なんて興味ないもん。▼
- [グレゴ]
- そいつぁいいことだ。
それで? なにをくれるって?▼
- [ノノ]
- そうそう、これ!
ノノが作った腹巻き!▼
- [グレゴ]
- …とことんおじさん扱いか。
だが悪ぃな。俺は暑がりなんだよ。▼
- [ノノ]
- これ、暑くないよ。ノノのうろこを
編み込んであるから薄くて強いの!▼
- [グレゴ]
- マムクートのうろこ入りか。
そいつぁちょっとすげぇな。▼
- [ノノ]
- えへへ、でしょ?
ノノを助けてくれたお礼だよ。▼
- [グレゴ]
- あーなるほど、そういうことね。
なら、ありがたくもらっとくよ。▼
- [ノノ]
- うん!▼
支援B†
- [グレゴ]
- ノノ、ちょーっと来てくれるか。▼
- [ノノ]
- なに、グレゴ。▼
- [グレゴ]
- グレゴさ…いや、いいか。
おじさんよりはましだ。▼
っと、そんなことより、
こっちに来て座ってくれ。▼
- [ノノ]
- なぁに?▼
- [グレゴ]
- あんたにもらった腹巻きだが、
かーなりいい調子だぜ。▼
さっきの戦闘でもこいつのおかげで
ずいぶん助けられた。▼
- [ノノ]
- やったね。
めでたしめでたし。▼
- [グレゴ]
- いーや。ありがたくはあるが、
めでたくはねぇ。▼
- [ノノ]
- え? どうして?▼
- [グレゴ]
- ノノ。この腹巻きを作るために
何枚のうろこを使った?▼
- [ノノ]
- えーっと…わかんない。▼
- [グレゴ]
- わかんないってことは、
一枚や二枚じゃないってことだな?▼
- [ノノ]
- うん…そうかな。▼
- [グレゴ]
- ったく…竜のうろこってこたぁ
あんた自身の皮膚みてぇなもんだろ?▼
はがすのは痛かったろうし、
はがした部分は防御が落ちる。▼
俺のためにってのはうれしいが、
もう無茶なことはしてくれるなよ。▼
- [ノノ]
- はーい。▼
- [グレゴ]
- 防御が落ちた分は俺が守るから、
次の戦いんときは俺から離れるなよ?▼
- [ノノ]
- うん、わかった!▼
支援A†
- [グレゴ]
- ノノ。ここんとこ俺たち、
近くで戦うことが多いよなぁ。▼
- [ノノ]
- うん。ノノがグレゴを
守ってあげてるからね。▼
- [グレゴ]
- あー…どっちが守ってるかは
とりあえず置いとくが…▼
近くで戦うなら、連携を深めとくほうが
なにかと都合のいいことが多い。▼
ってなわけで、特訓しねぇか。
連携を深めるためのよ。▼
- [ノノ]
- え…ノノ、クロムのおにいちゃんたちと
遊ぶ約束してるんだけど…▼
- [グレゴ]
- 特訓が終わったら俺がいくらでも
遊んでやるから今は我慢しとけ。▼
よく言うだろ? 若いときの苦労は
買ってでもしろ、ってな。▼
- [ノノ]
- ノノ、若くないもん。
それに苦労もいっぱいしてるもん。▼
- [グレゴ]
- あー…そうだった。
あんたは…そうだったよな。悪かった。▼
お節介おじさんは退散するわ。▼
- [ノノ]
- …グレゴ、怒ったの?▼
- [グレゴ]
- いーや、まったく。むしろ俺が
怒られなきゃならねぇくらいだ。▼
あんたのことを考えてたつもりが
ひとりよがりになっちまってた。▼
俺の常識や尺度で
あんたを測っちゃいけねぇよな。▼
- [ノノ]
- ………▼
…やっぱり、ノノ特訓する。▼
- [グレゴ]
- おいおい、俺はほんとに怒ってねぇぞ。
気を遣うこたぁねぇ。▼
- [ノノ]
- いいの。グレゴはノノのこと、
いっぱい考えてくれてるんでしょ?▼
ノノ、すごくうれしいから、
グレゴといっしょに特訓する。▼
- [グレゴ]
- 無理は…してねぇか?▼
- [ノノ]
- 全然! あ、でも特訓が終わったら
グレゴがいっぱい遊んでよ!▼
- [グレゴ]
- はは、了解だ。▼
支援S†
- [グレゴ]
- よーし、これで俺たちの連携は完璧だ。
長かった特訓も終了だな。▼
- [ノノ]
- やったぁ! やっとグレゴと
いっぱい遊べるね!▼
- [グレゴ]
- あー…それについてだが…。▼
- [ノノ]
- えぇっ! 遊ばないの!?▼
- [グレゴ]
- なーんでそうなるんだよ。▼
- [ノノ]
- じゃあ、遊ぼうよ!▼
- [グレゴ]
- その前に、これを見てくれ。▼
- [ノノ]
- あ、指輪だ! きれいだね!▼
- [グレゴ]
- こいつはな、一生いっしょに
遊ぶっつー約束をする指輪だ。▼
ノノに、もらって欲しい。▼
- [ノノ]
- 一生いっしょに!? それ、すごいね!
ちょうだいちょうだい!!▼
- [グレゴ]
- あー…もしかしてわかってねぇか?
結婚しねぇかってことなんだが…。▼
- [ノノ]
- わかってるよ!
愛してるぜ、って言うやつでしょ?▼
はい、じゃあグレゴから。▼
- [グレゴ]
- なにぃ!? じょ、冗談だろ?▼
- [ノノ]
- どうして? ノノとは遊びなの?
はっ! そういえば一生遊ぶって…!▼
- [グレゴ]
- なんでそうなんだよ。
ったく、しょうがねぇな…。▼
あー…愛してるぜ、ノノ。▼
- [ノノ]
- えへへ…ノノも愛してるよ、グレゴ。
ノノより先に死なないでね。▼
- [グレゴ]
- は、ははは…了解だ。▼
サーリャ†
支援C†
- [グレゴ]
- よーう、サーリャ。
ちょっと訊いていいかい?▼
- [サーリャ]
- …お断りよ。私は今、忙しいの。▼
- [グレゴ]
- つれないねぇ。おじさんの相手は
してられないってか。▼
- [サーリャ]
- 年齢なんて…どうでもいいわ。
単にあなたの相手をしたくないだけよ。▼
- [グレゴ]
- おーっと、こいつぁきついねぇ。
加齢臭を理由にしてくれたほうが
まだ救いがあるってもんだ。▼
- [サーリャ]
- 異臭には…慣れているわ。
でも、あなたの相手はしない…▼
- [グレゴ]
- あー…質問がひとつ増えちまった。
なーんでそこまで嫌われてんだ、俺は?▼
- [サーリャ]
- 相手をしたくないと言っているのが
聴こえないの…?▼
- [グレゴ]
- 歳をとると、都合の悪いことは
自然と受け付けなくなるもんなんだよ。▼
- [サーリャ]
- …そうなの?▼
- [グレゴ]
- お、意外なとこに食いついたな。▼
- [サーリャ]
- もしそれが事実なら…私の呪術が
効かなかった理由が説明できる…▼
- [グレゴ]
- ちょ、ちょーっと待った!
また質問が増えちまったぞ!▼
あんた、俺に呪いをかけたのか!?▼
- [サーリャ]
- なぜか…効かなかったわ。
そんなの…許せないでしょう?▼
- [グレゴ]
- なーるほど。それが俺のことを
毛嫌いしてる理由になるってわけか。▼
あんたの呪術師としての矜持に
傷をつけちまったんだな。▼
- [サーリャ]
- 忌々しいわ…あなたごときに…
完璧な術だったはずなのに…▼
- [グレゴ]
- あ! おーい!
まだ質問が残ってんだよ!▼
…ったく。▼
支援B†
- [グレゴ]
- ちょーっと待てって、サーリャ。
少しくらい話を聞けっつーの。▼
- [サーリャ]
- しつこいわね…二度とその口が
聞かなくなる呪いをかけるわよ…▼
- [グレゴ]
- んー? 俺には呪術は
効かねぇんじゃなかったか?▼
- [サーリャ]
- …嫌な男。▼
- [グレゴ]
- おっとっと。こいつぁ参ったねぇ。
これ以上嫌われるのはご免なんだが。▼
- [サーリャ]
- だったら…髪と爪を差し出しなさい。
今度こそ完璧に呪ってみせるわ…▼
- [グレゴ]
- そいつぁかまわねぇんだが、
先に質問に答えてくれねぇか?▼
俺が女に今夜の予定以外の質問を
することなんて滅多にねぇんだからよ。▼
- [サーリャ]
- …いいわ。
ひとつだけ、答えてあげる…▼
- [グレゴ]
- 質問はふたつなんだが…まぁいい。
単刀直入に訊くが…▼
あんたの呪術で死者を
蘇生させることは可能かい?▼
- [サーリャ]
- 呪術を行うものに訊ねる、
二番目に愚かしい質問ね…▼
ちなみに…一番は不老不死は
可能か…という質問よ。▼
- [グレゴ]
- あー…つまり、どちらも不可能だから
愚かしいってことでいいのかい?▼
- [サーリャ]
- そうね…蘇生させることは
不可能と言っていいわ。▼
ただ…▼
死者と会話するくらいなら…
そこまでしなくても出来るかも…▼
- [グレゴ]
- ほ、本当か!?▼
会話だけでもいい。
方法があるなら教えてくれ!▼
- [サーリャ]
- そうはいっても…蘇生ほどじゃないにせよ
簡単というわけでもないわ。▼
- [グレゴ]
- 頼む! 大事なことなんだ!
俺の骨でも魂でもくれてやるから!▼
- [サーリャ]
- …魂?
…本当?▼
- [グレゴ]
- ああ!▼
- [サーリャ]
- そうね…そういうことなら、
死者と話をする方法…調べてあげるわ。▼
- [グレゴ]
- そうか、恩に着る。▼
支援A†
- [グレゴ]
- なぁ、サーリャ。資料の調査が
終わったってぇからついてきたが▼
ほーんとに死者と
話をすることができるのかい?▼
- [サーリャ]
- ええ…
誰の魂を呼び出して欲しいの…?▼
- [グレゴ]
- 弟だ。名前は…グレゴ。▼
- [サーリャ]
- ? 同じ…名前?▼
- [グレゴ]
- ああ。弟が死んだとき、
名前だけでも生かしておこうと思ってな…▼
- [サーリャ]
- そういうこと…それで私の呪術が
効果を発揮しなかったのね…▼
貴方は名を受け継いだ相手の弟に…
何か未練をのこしている…▼
だから…本当の意味で
貴方の名前になりきっていないのよ…▼
- [グレゴ]
- そーれだと
何か問題でもあるのか?▼
- [サーリャ]
- もちろんよ…▼
本当の名前でなければ…
呪いはかからない…▼
貴方に呪いがかけられなかった
理由が、やっとわかったわ…▼
- [グレゴ]
- あー、そういうことね。
必要なら前の名前を教えるけど?▼
- [サーリャ]
- …あとでいいわ。
それより…念じなさい…▼
会いたい者の姿を…
そして話しなさい…▼
- [グレゴ]
- …グレゴ。聞こえるかい?▼
- [サーリャ]
- 『…兄さん…兄さんなの?』▼
- [グレゴ]
- ! 弟の声…?
ほーんとに魂を呼び出したのか!?▼
- [サーリャ]
- 『兄さん…』▼
- [グレゴ]
- …すまなかった。お前には
本当に悪かったと思ってる。▼
…恨みが消えないなら…言ってくれ。
俺ができることはなんでもする。▼
- [サーリャ]
- 『ううん。恨んでなんていないよ。
兄さんは僕のために戦ってくれたもの』▼
『もう、苦しまなくてもいいんだ。
兄さんはいつまでも、僕の自慢だよ』▼
- [グレゴ]
- …やめてくれ。俺にそんなことを
言ってもらう資格はねぇ…▼
- [サーリャ]
- 『じゃあね、兄さん。僕はもう行くよ。
会えて…話せて…うれしかった…』▼
- [グレゴ]
- …グレゴ…▼
- [サーリャ]
- …気は済んだ?▼
- [グレゴ]
- あぁ…
ありがとよ、サーリャ。▼
山賊の人質にとられた弟を
助けられなかったあの日から、▼
ずっと心にかかってたことが…
あんたのおかげですっきりしたぜ。▼
もう思い残すこたぁねぇ。
魂でもなんでも、持って行きな。▼
- [サーリャ]
- …少し疲れたから、
それは次の機会でいいわ…▼
- [グレゴ]
- そうかい…じゃあ、次の機会まで
魂を洗って待ってるぜ。▼
支援S†
- [グレゴ]
- サーリャ。あんたには改めて
礼を言わなきゃなんねぇな。▼
弟に会わせてくれてありがとうよ。
おかげで生まれ変わった気分だ。▼
- [サーリャ]
- …許さないわ。▼
- [グレゴ]
- あー…詫びてるんじゃなくて、
礼を言ってるんだが…▼
- [サーリャ]
- 貴方の弟の魂を体に降ろしたせいで…
あれから私はおかしくなった…▼
…なぜか、貴方を想う気持ちが
心を煩わせる…うっとうしいわ…▼
- [グレゴ]
- んー…それは俺に惚れたと
受け取っていいのかい?▼
もしそうなら、こいつを
もらってくれねぇか。▼
- [サーリャ]
- 指輪…?▼
- [グレゴ]
- 輪の裏側に、
俺の名前が彫ってある。▼
横にあんたの名前も
彫りこみてぇところだな。▼
- [サーリャ]
- グレゴ…これからも
この名前を使い続けるのね…▼
- [グレゴ]
- ああ。あんたのおかげで
弟に対する心残りもなくなった。▼
こーれからは晴れて
『グレゴ』を名乗るってわけさ。▼
- [サーリャ]
- そう…
本当の名前になったのね…▼
うふふ…
これで呪いがかけられる…▼
- [グレゴ]
- おーう、どうにでもしてくれ。
あんたが望むことならなんでもするぜ。▼
- [サーリャ]
- 私、不眠症なの…だから貴方にも…
眠れなくなる呪いをかけるわ…▼
- [グレゴ]
- あー…それってのはつまり、
眠らずそばにいろってことかい?▼
- [サーリャ]
- …好きに受け取ればいいわ。▼
- [グレゴ]
- へっ…そーんな呪いなら
術なんざなくても大歓迎だ。▼
俺は眠らねぇ。一生あんたのそばに
寄り添うことを誓うぜ。▼
オリヴィエ†
支援C†
- [オリヴィエ]
- グレゴさん…あの、
お食事の用意ができました。▼
- [グレゴ]
- おーう、了解。
今日の食事当番はオリヴィエかい?▼
- [オリヴィエ]
- は、はい。お口に合うかどうか
自信がありませんけど…。▼
- [グレゴ]
- んー…もぐっ。▼
- [オリヴィエ]
- ど、どうですか?▼
- [グレゴ]
- うーまいねぇ。さすがオリヴィエ。
こいつはフェリアの煮込み料理か。▼
- [オリヴィエ]
- あ…そうです。
よくご存じですね。▼
- [グレゴ]
- 傭兵稼業の宿命ってやつで、
いーろいろ回ってるからねぇ。▼
あーそうだ。
こいつを少しかけて食ってみな。▼
- [オリヴィエ]
- は、はい。
…ぱくっ。もぐもぐ…。▼
! お、おいしい…! どうして…?
香辛料を少し足しただけなのに…。▼
- [グレゴ]
- こいつは俺が調合した香辛料でな。
食材に恵まれないときでも▼
旨いメシが食えるように研究したんだ。
なかなかよくできてるだろう?▼
- [オリヴィエ]
- はい…ほんとにすごいです。
香辛料でこんなに味が変わるなんて…。▼
あ、あの…私にも少しだけ
分けてもらえませんか?▼
- [グレゴ]
- あー…悪い。今ので最後だったんだよ。
また調合するから、そのときにな。▼
- [オリヴィエ]
- わ、私も…お手伝いします。
材料を集めるくらいなら…。▼
- [グレゴ]
- じゃあ、時間を見つけて
おいおいやってくか。▼
- [オリヴィエ]
- は、はい。▼
支援B†
- [グレゴ]
- オリヴィエ、今日あたり
ちょっくら行ってみるかい?▼
- [オリヴィエ]
- え、あ…香辛料探しですね?
はい、あの…行きます。▼
- [グレゴ]
- 今日はちーっと遠出するから
弁当でも作っていくか。▼
- [オリヴィエ]
- あ、それなら私が作ります…。▼
- [グレゴ]
- そーんじゃまぁ、ふたりで作るか。▼
- [オリヴィエ]
- は、はい。▼
(暗転)
- [グレゴ]
- よーし、できた。
さすがに手際がいいな、オリヴィエ。▼
- [オリヴィエ]
- ありがとうございます。
でも…私なんてまだまだ全然です。▼
- [グレゴ]
- なーに言ってんだよ。▼
ここの連中の中じゃ
オリヴィエの料理が一番うまいぜ?▼
- [オリヴィエ]
- えっ…?
ほんとに…そう思いますか?▼
- [グレゴ]
- 思うねぇ。料理がうまくて気が利いて、
踊りも最高にいかしてる。▼
おまけに、ちょいと照れ屋で
とびっきりのべっぴんときてる。▼
男の理想を絵に描いたような
文句のつけどころのない女だぜ。▼
- [オリヴィエ]
- そ…そんなに褒めないで下さい!
は、恥ずかしいですー!▼
それに…私、そんなにいい子じゃ
ありませんーーー!!▼
- [グレゴ]
- ははは、謙虚なところも可愛いねぇ。▼
安心しな。あんたはいい子だよ。
いい傭兵ってのは人を見る目も一流だ。▼
そーんでもって俺は、超一流。
その俺が言うんだから間違いなし。▼
- [オリヴィエ]
- うぅ…、グレゴさんたら
口が上手いんですから~…!▼
で…でも、ありがとうございます…。▼
- [グレゴ]
- どーういたしまして。▼
支援A†
- [オリヴィエ]
- グレゴさん…。▼
- [グレゴ]
- んー? おう、オリヴィエか。
なーに泣きそうな顔してんだ?▼
- [オリヴィエ]
- グレゴさん、背中を…見せてください。
怪我を…しているんじゃないですか?▼
- [グレゴ]
- …なんでそう思う?▼
- [オリヴィエ]
- さっきの戦いで私を
かばってくれたとき…▼
少しだけ、グレゴさんの動きが
不自然に見えました。▼
あれは…背中が痛んだときの
動きだった…と思います。▼
- [グレゴ]
- そんなことがわかるのか?▼
- [オリヴィエ]
- はい…私、皆さんの動きは
よく見てて知ってるし…▼
踊りは一瞬の表情や繊細なしぐさが
すごく重要だから…。▼
- [グレゴ]
- 俺の動きのちょっとした違和感にも
気づけたってか…まーいったねぇ。▼
そういうのは、ばれちまうと
かっこうがつかねぇんだよなぁ。▼
- [オリヴィエ]
- …ごめんなさい。
でも、私心配で…。▼
あの…これを塗らせてください。
傷によく効くお薬なんです。▼
- [グレゴ]
- やーれやれ、心配される側に
回っちまうとはなぁ…。▼
しょうがねぇ。頼むわ。▼
- [オリヴィエ]
- はい…。▼
- [グレゴ]
- っ…!▼
- [オリヴィエ]
- ご、ごめんなさい!
沁みちゃいましたか…?▼
- [グレゴ]
- あー…沁みるねぇ、あんたの気持ちが。▼
この分だと早く治っちまいそうだわ。
ははは、なんてな。▼
- [オリヴィエ]
- ほ…ほんとですか?
じゃあ私、もっと気持ちを込めますね。▼
グレゴさんが早く良くなりますように…。▼
- [グレゴ]
- お、なかなか可愛いこと
してくれちゃって。▼
若い子にこんなことしてもらって、
おじさん、感激しちゃうぜ。▼
- [オリヴィエ]
- ふふふ…。▼
支援S†
- [グレゴ]
- オリヴィエ、ちょーっといいか?▼
- [オリヴィエ]
- なんですか?▼
- [グレゴ]
- ほれ、前に言ってた香辛料だ。▼
- [オリヴィエ]
- あ…できたんですね。
…あれ? ほかにもなにか…。▼
! あ、あの、グレゴさん。
間違って指輪が入ってますよ?▼
- [グレゴ]
- あー…間違ってたか?
まぁついでだ。あんたにやるよ。▼
- [オリヴィエ]
- え…でも。こんな高そうな指輪、
受け取れません…。▼
- [グレゴ]
- ふぅ…あーのなぁ、間違いで指輪を
そんなとこに入れるわけねぇだろ?▼
それを渡すために、わーざわざ
危ないとこまで行って▼
香辛料の材料を採ってきたんだ。
そこんとこ、汲んでくれねぇか?▼
- [オリヴィエ]
- え…じゃあ、背中を怪我してたのは
もしかして…?▼
- [グレゴ]
- 言わせんなよ。かっこ悪いドジを
踏んじまったなんてよぉ。▼
- [オリヴィエ]
- ご、ごめんなさい。▼
- [グレゴ]
- 言っておくが、
俺の気持ちは本物だぜ。▼
ここまで本気になった女は初めてだ。
オリヴィエを絶対に幸せにする。▼
指輪、受け取ってもらえるか?▼
- [オリヴィエ]
- うぅ…!
ど、どうしたらいいですか…!?▼
- [グレゴ]
- おーいおい、
それは自分で決めてくれよ。▼
- [オリヴィエ]
- あ、そ、そうですよね。
うれし過ぎて頭が混乱しちゃって…。▼
- [グレゴ]
- あー…
今のが答えってことでいいのか?▼
- [オリヴィエ]
- え、あれ?
私、なにか言いました?▼
- [グレゴ]
- うれしい、って言ってくれただろ。お前。▼
それって指輪を受け取ってくれるって
ことでいいんだよな?▼
- [オリヴィエ]
- は…はい…。
あの…、喜んでお受けします…。▼
わ…私も、グレゴさんのこと…
…好き、ですから…。▼
- [グレゴ]
- …ったく。そういうかわいいとこは、
ほかの男の前で見せんじゃねぇぞ。▼
- [オリヴィエ]
- あ…はい。
あなただけの私ですから…。▼
って…私何言ってるんでしょうー!
は、恥ずかしいですー!!▼
- [グレゴ]
- はは、だーいじょうぶだ。
そういうところも含めて好きだぞー。▼
セルジュ†
支援C†
- [セルジュ]
- グレゴ。そこ、危ないわよ?
ミネルヴァちゃんが通るわ。▼
- [グレゴ]
- う、おっとぉ。
飛竜に踏み潰されるのは勘弁だぜ。▼
まぁあんたにだったら
踏まれてもいいがな、セルジュ。
- [セルジュ]
- あらあら、私の踏みつけは
ちょっと刺激が強いわよ?▼
- [グレゴ]
- 刺激的なのは大歓迎だぜ。
男と女はそうでなくっちゃな。▼
- [セルジュ]
- では、とびっきり刺激的な場所へ
ご案内しましょうか?▼
- [グレゴ]
- んー? 刺激的な場所って?▼
- [セルジュ]
- ミネルヴァちゃんの背に乗って、
遥かなる大空へ。▼
- [グレゴ]
- そ、空…?▼
- [セルジュ]
- ちょうど今から、天馬騎士の方と
偵察に向かうところだったのよ。▼
- [グレゴ]
- あー…女の誘いは断らねぇのが
俺の信条なんだが…空はなぁ…▼
- [セルジュ]
- もしかしてグレゴ…
高いところが苦手なのかしら?▼
- [グレゴ]
- ガキの頃に三日三晩、木のてっぺんに
縛りつけられて以来…な。▼
- [セルジュ]
- うふふ、
ひどいことをする方がいるものね。▼
- [グレゴ]
- んー…やったのは俺の親父なんだが、
ろくでもない奴だったのは確かだな。▼
- [セルジュ]
- まぁ、お父様が?
それは、大変だったわね。▼
- [グレゴ]
- やーめてくれ。女に寄せられる情は
愛情しか受け付けてねぇんだ。▼
- [セルジュ]
- あら、それは失礼。▼
支援B†
- [セルジュ]
- ふぅ…ご苦労様、ミネルヴァちゃん。▼
- [グレゴ]
- おーう、セルジュ。
今日も大活躍だったな。▼
- [セルジュ]
- グレゴこそ、相変わらず
素晴らしい戦い方だったわよ。▼
…あら、ミネルヴァちゃん、
どうしたの…?▼
- [グレゴ]
- あぁ、あんたもいい仕事してたぜ、
ミネルヴァちゃん。▼
- [セルジュ]
- あらまぁ…この子の言ってることが
わかるのね?▼
- [グレゴ]
- あー…まぁ、なんとなくだがな。
昔、飛竜の谷に行ったこともある。▼
あのときの仕事は…今思い出しても
胸糞悪ぃもんだったがな。▼
- [セルジュ]
- どんなお仕事だったのかしら?▼
- [グレゴ]
- 竜の爪を集める仕事だよ。
命を奪わねぇのが条件だったんだが…▼
いっしょに仕事を請けた奴らは
おかまいなしに狩りまくってやがった。▼
中には、子竜を守ろうとした
つがいの飛竜もいてな…▼
あのときの子竜の鳴き声は
今も耳から離れねぇ。▼
- [セルジュ]
- そう…▼
…!? ミネルヴァちゃん!?
どうしてそんなに鳴いてるの…!?▼
- [グレゴ]
- な…なんだなんだ?
どうしたってんだよ、セルジュ?▼
- [セルジュ]
- わからないの…ミネルヴァちゃんが
こんな鳴き方をするなんて…▼
まるで…
小さいときみたいな鳴き声…▼
- [グレゴ]
- !? そ、その鳴き声…
お前、まさかあのときの…?▼
- [セルジュ]
- そうなの? ミネルヴァちゃん。▼
………わかったわ。▼
ごめんなさい、グレゴ。
今日はお引き取り願えるかしら?▼
- [グレゴ]
- あ、あぁ…そうだな。
もう二度と面は見せねぇよ…▼
- [セルジュ]
- …あら、ミネルヴァちゃん。
何か言いたいことがあるの?▼
え…?
そう…そうだったのね…▼
支援A†
- [セルジュ]
- グレゴ。こんなところで寝ていると
風邪をひいてしまうわよ。▼
- [グレゴ]
- ん、んー…。
お…セルジュか…?▼
ミネルヴァちゃんも…どうした?▼
- [セルジュ]
- お話したいことがあるの。
今、少しいいかしら?▼
- [グレゴ]
- それはかまわねぇが…
いいのかい、俺なんかと話して。▼
- [セルジュ]
- あら、ミネルヴァちゃんのことを
気遣ってくれているの?▼
ふふ、ミネルヴァちゃんが
言ってた通りの人ね、グレゴは。▼
- [グレゴ]
- 血も涙もないひでぇ男だってか?▼
- [セルジュ]
- まさか。ほかの傭兵さんたちを
みんな敵に回してまでも▼
ミネルヴァちゃんを助けるために
戦ってくれたんだって聞いたわ。▼
おかげで、ミネルヴァちゃんは
命を奪われずに済んだ…▼
そして、私はミネルヴァちゃんと
出会うことができた…▼
あなたは…グレゴは、
私たちふたりの恩人だわ。▼
- [グレゴ]
- …目の前で親を殺されるガキの
気持ちは…よく知ってるんでな。▼
- [セルジュ]
- グレゴ…?▼
- [グレゴ]
- ろくでもねぇ親たちだったが、
目の前で死なれるのはつれぇもんだ。▼
ミネルヴァちゃんにも…
その気持ちを味わわせちまった。▼
- [セルジュ]
- それでも…あなたはミネルヴァちゃんを
助けてくれたんでしょう?▼
- [グレゴ]
- あのときだけだな…
俺が依頼をしくじったのは。▼
- [セルジュ]
- …ありがとう…▼
- [グレゴ]
- やめとけ、セルジュ。
女の涙は男を惑わせちまう。▼
涙の使いどころを間違えるな。▼
- [セルジュ]
- …間違ってなんかいないわ。
今が…そのときだと思うの。▼
- [グレゴ]
- …参ったねぇ。▼
支援S†
- [セルジュ]
- はい、グレゴ。
繕いもの、しておいたから。▼
次は…お夕飯の支度ね。
なにか食べたいものはあるかしら?▼
- [グレゴ]
- あー…セルジュ。そんなことまで
してくれる必要はねぇんだぞ。▼
ミネルヴァちゃんのことなら、
もう終わったことだ。▼
今さら恩返しなんざ
考えてくれなくていい。▼
- [セルジュ]
- あら、どうして私がミネルヴァちゃんの
恩返しをしなくちゃいけないのかしら。▼
ミネルヴァちゃんは、自分のことは
ちゃんと自分でできる子よ?▼
- [グレゴ]
- んー…じゃあ、あんたは
なんだってこんなとこにいるんだ?▼
- [セルジュ]
- それを女の口から言わせるの?
ひどい人ね。▼
- [グレゴ]
- ふぅ…だよなぁ。
けじめは男がつけねぇとな…▼
あれを克服するまでは
渡さねぇつもりだったんだが…▼
これ、受け取ってくれるか?
俺の…お前への気持ちだよ。▼
- [セルジュ]
- きれいな指輪…
うふふ、ありがとう。▼
これで私は、晴れてグレゴのものに
なったというわけね。嬉しいわ。▼
ところで…克服するまでというのは
何のことなの?▼
- [グレゴ]
- あー…まぁあんたと連れ添うなら
高いところが苦手ってのは▼
まずいだろうと思ってな…。
- [セルジュ]
- あぁ、なるほど…
そういうことだったのね。▼
じゃあこれからさっそく、
空中散歩に行きましょうか。▼
うふふ。
ミネルヴァちゃんも喜んでるわ。▼
- [グレゴ]
- 冗談だろ…天にまで登るのは
浮かれ気分にだけしといてくれよ…▼
でも…まぁ、セルジュと一緒なら
それも悪くないか…▼
ウード(親子)†
支援C†
- [ウード]
- はぁ…今日は空気が悪い…。
朝から体が疼いて仕方ないぜ…▼
……くっ!? この感じは何だ…!?
血の騒ぎ方が…いつもと…違う!?▼
- (グレゴ登場)
- [グレゴ]
- 何やってんだぁ、お前?▼
- [ウード]
- 父さん…! 来るな!
今の俺に近づくんじゃない…!!▼
- [グレゴ]
- はぁ!? ど、どうしたんだ!?▼
- [ウード]
- 俺の中に眠る英雄の血が、
獲物を求めているんだ…!▼
今の俺に近づいたら…相手が例え
父さんでも、手加減ができない…っ!!▼
お願いだ、これ以上来ないでくれ!
俺は父さんを…傷つけたくない!!▼
- [グレゴ]
- どーいうことだよ?
もしかして…誰かに操られてんのか?▼
- [ウード]
- あぁ…。この俺が自らの血如きに
踊らされるなど…なんたる不覚…!▼
ぐ…うっ! 静まれ…!
静まってくれ、俺の血よ……!!▼
- [グレゴ]
- !? 何だ、苦しいのか!?▼
よ…よし! すぐにリズを呼んでくる!
それまで頑張って我慢しろよ!!▼
- [ウード]
- えぇっ!? 母さんを!?
えっと……。えぇっとー…▼
…ふっ。それには及ばない。
この程度の身体の疼きなど…▼
- (グレゴ退場)
- [ウード]
- あと数刻もすれば消え去るだろう…。
俺はこのようなことには慣れている…って、▼
…ちょっと父さん!?
本当に母さん呼びに行っちまったのか!?▼
あー…。どうしよう。▼
支援B†
- [ウード]
- あのー…。
父さん、まだ怒ってるか?▼
- [グレゴ]
- あーたりまえだろ!▼
お前がいきなり苦しみ出すから、
俺もリズも、すーごく心配したんだぞ。▼
ま、無事なら良かったんだけどよ…。
何なんだ? あの妙な設定の芝居は。▼
- [ウード]
- 妙な設定って何だよ! 俺が頑張って
考えたみたいに言うのやめろって!▼
俺は正真正銘、英雄の血を宿した
選ばれし希望の戦士、なんだからな!▼
- [グレゴ]
- だーから何なんだよ! その聞いてる方が
恥ずかしくなるような肩書きは!▼
- [ウード]
- ふん…恥ずかしいとは心外だな!
まぁ父さんは、俺から見れば▼
十数年も昔の人だから、
わかんないのかもな~…この感覚が。▼
- [グレゴ]
- へいへい、わからなくて結構…▼
…!! ウード、伏せろ!!▼
- [ウード]
- へっ!?▼
- [グレゴ]
- …ぐっ!!▼
- [ウード]
- 父さん! 肩に矢が…!!▼
- [グレゴ]
- くそっ…! 敵兵の奇襲か…!
よくもウードを狙ったな…▼
とにかく逃げるぞ!
まだ伏兵がいたら厄介だ!▼
- [ウード]
- ……っ!!▼
- (暗転)
- [グレゴ]
- ふぃー、ここまで来れば平気だろ。
危ないところだったなぁー!▼
- [ウード]
- ……して……だ…▼
- [グレゴ]
- あん?▼
- [ウード]
- どうして…どうして俺なんか庇ったんだよ!!
死んだらどうするんだ!▼
父さんはいつもそうだ! あの時だって、
俺のことさえ気にしなければ…!!▼
- [グレゴ]
- …あの時、って何のことだぁ?
また何かの芝居なのかよ?▼
- [ウード]
- うっ…うぅっ…!!▼
- [グレゴ]
- おいおい! 泣いてるのか?!
どうしたんだ、何があった?▼
- [ウード]
- ……………何でもない。▼
今のも妙な設定の芝居だから。
だから…気にするなよ。▼
それより、その傷治さないとな。
すぐに母さんを呼んで来るから、待っててくれ。▼
- [グレゴ]
- お、おう…▼
支援A†
- [ウード]
- 父さん、肩の傷…大丈夫か?▼
- [グレゴ]
- おう、もう良くなったぞ。
元々かすり傷みてぇなもんだしな。▼
- [ウード]
- そうか…良かった。▼
また俺のせいで父さんが死んだら
どうしようかと思ったぜ…▼
- [グレゴ]
- また? お前、この前もそう言ってたけど、
やっぱ芝居じゃなかったんだな。▼
もしかして、未来の俺は…
お前を庇って死んだのか…?▼
- [ウード]
- ………そうだ。父さんは俺のせいで…▼
俺が屍兵の攻撃を避けられなかったせいで、
死んじまったんだ…!▼
- [グレゴ]
- …やーっぱ、そうだったか。▼
- [ウード]
- だから、この前はつい取り乱しちまった。▼
父さんが未来で死んだときと、
この前の状況が、あまりにも似てたから…▼
- [グレゴ]
- そうか。
辛いこと思い出させちまったな。▼
それに…未来でお前に寂しい思いも
させたみたいで、悪かったな…▼
- [ウード]
- ……!! 父さん…!▼
…あ、安心してくれよ!
俺は寂しいなんて思ったことないぜ!?▼
何たって俺の中には父さんと母さんがいる。
大切な二人がくれた血が流れてるから。▼
俺を産んでくれた英雄と、
俺を生かしてくれた英雄の血がな。▼
- [グレゴ]
- ウード…。……んあ!?
それじゃお前が言う英雄の血って…▼
俺とリズの血のことだったのかぁ!?
俺たちの血ってそんなに騒ぐのかよ!?▼
- [ウード]
- ……まぁ、騒ぐって言うのは
かっこいいから言ってるだけなんだけど…▼
- [グレゴ]
- へっ?▼
- [ウード]
- い、いや! 何でもない!
とにかく、俺はこの血に誇りを持ってる。▼
この血がある限り、俺は無敵だ。
なんでもできるっていう気分になるんだ。▼
両親が果たせなかった願いだって、
俺が代わりに果たしてみせる!▼
俺がこの世界に来たからには
今度こそ死なせないぜ、父さん!▼
- [グレゴ]
- そっか、ありがとな。▼
お前は、未来の俺の想いを
受け継いでくれてるんだな…▼
- [ウード]
- あぁ、そうだぜ…!▼
くっ…また血が騒いできた…!▼
どうした父さん…! 過去の自分を
前にして、感情がたかぶっているのか…!?▼
- [グレゴ]
- あー…。
いつもの調子に戻ったのはいいんだがよ、▼
あーんまり俺とリズの血で
遊ばないでくれよな…▼
アズール(親子)†
支援C†
- [アズール]
- はぁ…もうちょっとでお姉さんと
お茶の約束ができたのにー。▼
父さんったら何で止めに来るのー?▼
- [グレゴ]
- もうすぐ戦いの時間なんだから
仕方ないだろー?▼
時間を忘れてナンパをしてた
お前が悪いぞ。▼
- [アズール]
- あ、そうだったね。ごめんなさーい。
よーし、今日もいっちょ頑張るかぁー!▼
- [グレゴ]
- …………▼
- [アズール]
- ん? どしたの、父さん。
僕の顔に何かついてる?▼
- [グレゴ]
- …いんや。お前は未来にいた時から
そんな感じなのかなーって思ってよ。▼
- [アズール]
- そんな感じ、って?▼
- [グレゴ]
- 絶望に支配されてたっつー未来から
来た割には、悩みが無さそうというか…▼
ルキナみたいな
強い使命感とか決意みたいなものが、▼
お前からは微塵も感じられないというか▼
- [アズール]
- えー!? ちょっと何それ!
僕だってちゃんとした使命ぐらいあるよ!▼
- [グレゴ]
- おっ、何だ何だ?▼
- [アズール]
- えへへ。そりゃもちろん、
大勢の女の子たちにモテることだよー!▼
- [グレゴ]
- 女の子にモテることぉ!?
それがお前の使命だったのか?▼
なんつーか、わざわざ過去に来てまで、
成し遂げるような使命なのかねぇ。▼
- [アズール]
- やだ。父さんったら僕の使命を
そんな大声で…恥ずかしいよ。▼
- [グレゴ]
- おーいおい…なに恥じらってんだ。気持ち悪ぃぞー?▼
- [アズール]
- 気持ち悪いだなんてひどいなー。
母さんが恥じらったら喜ぶくせにー。▼
- [グレゴ]
- うっ…それとこれとは話が別なんだよ。▼
はぁ…お前の相手をしてると疲れるねぇ。
俺は先に行くからなー。▼
- (グレゴ退場)
- [アズール]
- …………▼
…はは。悩みが無さそう、ねぇ…
父さんもなかなかキツいこと言うなぁー…▼
支援B†
- [アズール]
- いたたた…参ったなぁ…これ。
こんなんじゃ戻れないよ…▼
- [グレゴ]
- どうした? アズール。▼
- [アズール]
- うわっ!? と、父さん!?
えーと…ちょっと可愛い子見かけちゃってさ!▼
- [グレゴ]
- 嘘つくの下手だなー。
傷庇ってんのバレバレだぜ。▼
ちょーっと見せてみろ。▼
- [アズール]
- いっ…! 痛い痛い! 痛いよ…!
もう、父さんったら乱暴なんだから…▼
- [グレゴ]
- おい。これ…かなり酷い傷じゃねーか!
どうしてすぐに言わなかった!?▼
- [アズール]
- えー。だってそんなかっこ悪いところ、
女の子に見られたらまずいじゃない?
- [グレゴ]
- …いい加減にしろ!!▼
- [アズール]
- 父さん…?▼
- [グレゴ]
- お前、こーんな時まで女の話か!?
ふざけるのも大概にしろよ!!▼
ほんとに、何のためにこの時代に来たんだ!?
ルキナはあんなに必死で戦ってるってのに…▼
…正直、見損なったぞ。
お前は戦争ってものをわかっちゃいねぇな。▼
- [アズール]
- ………▼
知った風な口きかないでよ…▼
わかってないのは、父さんの方だよ…!▼
- [グレゴ]
- …なんだぁ?▼
- [アズール]
- 僕が本当に、女の子にモテたいだけなら、
こんなところまで来てないよ。▼
毎日毎日、明日死んじゃうんじゃないかって
思いながら…戦ったりなんかしてないよ!!▼
- [グレゴ]
- …アズール?▼
- [アズール]
- 僕、これでも未来では期待されてたんだよ。
毎日毎日、屍兵を倒し続けてたから。▼
皆の期待を背負ってるのに、
弱いところなんて、見せられない。▼
あの世界で…辛いのはみんな同じなのに、
僕だけ弱音を吐くなんて、できない。▼
父さんがいなくても、
母さんが死んじゃっても、大丈夫だって…▼
いつも笑って、何でもないよって顔して
戦い続けるしかなかったんだよ…!!▼
- [グレゴ]
- …………▼
- [アズール]
- …父さんは僕に
悩みが無さそうだって言うけど、▼
今だって…苦しいとか辛いとか
まったく思わないなんてこと、無い。▼
ただ、それを見せたくない…ううん、
見せられなかっただけなんだ。▼
それが父さんの気に障ったのなら
謝るよ…ごめんなさい。▼
- [グレゴ]
- …いや…▼
- [アズール]
- あと…心配してくれて、ありがと。
この傷、ちゃんと治してもらってくるから…▼
- (アズール退場)
- [グレゴ]
- ………▼
…あー、悪ぃこと言っちまったな…▼
支援A†
- [グレゴ]
- アズール。ちょーっと話が…▼
- [アズール]
- あっ、父さん! 見て見て、この前の傷。
ちゃんと治してもらったんだよー。▼
- [グレゴ]
- あ…あぁ。良かったな。▼
- [アズール]
- うん、心配かけてごめんねー。▼
- [グレゴ]
- …いや、俺もこの前は
無神経なことを言って悪かった。▼
お前はちゃんと戦ってたってのに、
何も分かってねぇみたいなこと言っちまって…▼
- [アズール]
- あぁ、なんだそんなこと。
いいんだよ、僕も悪かったんだし。▼
- [グレゴ]
- けどなぁ…▼
- [アズール]
- …笑ってよ、父さん。▼
- [グレゴ]
- は?▼
- [アズール]
- そんな神妙な顔してたら、暗くなっちゃうよ。
笑って笑ってー。ほらほらー。▼
- [グレゴ]
- ははは…! くすぐるなよ…!▼
- [アズール]
- ははは! さすが父さん。いい笑顔だね。
父さんにはずっと笑ってて欲しいなー。▼
僕、みんなが笑顔でいられるような
世界を取り戻すために、ここに来たんだから。▼
- [グレゴ]
- …それがお前の、本当の使命か?▼
- [アズール]
- そうだよー。この前は嘘ついてごめんね。▼
でも…これからは、
父さんには本音を話すって決めたから。▼
- [グレゴ]
- そうか…なら良かったよ。▼
- [アズール]
- でも、僕が本音を話しだすと
めんどくさいよー?▼
こう見えて僕、すぐ落ち込むし。
かなり後ろ向きだし、すぐ泣くし。▼
特にナンパに失敗した時なんかは
目も当てられない感じになるし、なんてね。▼
- [グレゴ]
- …アズール。そうやってもう無理に
俺を笑わそうとしなくていいんだぞ。▼
- [アズール]
- 笑いを取ろうとしたわけじゃないよー。
僕が女の子を好きなのは本当だし!▼
- [グレゴ]
- そーれならいいんだけどよ。俺も
女が好きだって言う点に関しては同意だ。▼
…とにかく。俺も、お前が強がらずに
いられる世界を取り戻すぜ。▼
未来で死んだ俺の分まで、お前を守ってやる。
だーから、辛い時はもっと頼ってこい。▼
- [アズール]
- …父さん…▼
…ありがとう! 父さんったら
そんなに僕のこと考えてくれてるんだ…!▼
- [グレゴ]
- のわっ…!? アズール!
首にしがみつくな…苦しいぞ…!▼
- [アズール]
- だって、父さんがそんなこと言うなんて
思わなかったんだもん…▼
僕も父さんを守るよ。今度こそ…
父さんを死なせたりなんかしない。▼
だから…もう僕を置いていかないでね…▼
- [グレゴ]
- おう…▼
ブレディ(親子)†
支援C†
- [ブレディ]
- さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。▼
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。▼
- [グレゴ]
- おいおい…▼
- [ブレディ]
- なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?▼
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。すまないな、父さん。▼
- [グレゴ]
- あのな、ブレディ…▼
- [ブレディ]
- なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!▼
- [グレゴ]
- わ…悪い!
いただくぜ…!▼
………あのさぁ、ブレディ。▼
- [ブレディ]
- あぁ?▼
- [グレゴ]
- なーんで俺たち、こんなところで
優雅に茶なんかしてるのかね?▼
- [ブレディ]
- なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶を飲むの。▼
- [グレゴ]
- なんだなんだ? その生意気な日課は。
俺は普段そんなことしてねーんだがな…▼
- [ブレディ]
- なにぃ!? じゃあさっき母さんが▼
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!▼
- [グレゴ]
- 俺に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになるなー。▼
- [ブレディ]
- あの野郎ーーー!
俺で遊びやがったなーーー!▼
- [グレゴ]
- マリアベルの奴、何を言ったんだぁ?▼
- [ブレディ]
- …いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。▼
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!▼
- (ブレディ、一瞬消える)
- [ブレディ]
- …忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。▼
- (ブレディ、退場)
- [グレゴ]
- なーんだったのかねぇ…?▼
支援B†
- [ブレディ]
- この前は悪かったな、父さん。▼
- [グレゴ]
- この前って…あぁ、紅茶のことか。
あーんなの、謝ることじゃないだろうが。▼
ブレディとゆっくり話ができて、
俺は楽しかったんだしよ。▼
- [ブレディ]
- なら良かったけどよ…
結局一人で茶をさせちまったからな。▼
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。▼
- [グレゴ]
- あぁ!?▼
- [ブレディ]
- 父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…▼
- [グレゴ]
- おいおい、何なんだその謝罪方法は?▼
- [ブレディ]
- バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば▼
父さんは手を叩いて大喜びする、と…▼
- [グレゴ]
- それが本当なら
俺はとんだ阿呆だぞ!?▼
…ブレディ、よーく聞け。
目を覚ませ。▼
俺はそんな謝罪を受けたことは無いし、
宙返りを見て大喜びしたことも無い。▼
まーたマリアベルに
遊ばれたんだよ、お前は。▼
- [ブレディ]
- はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!▼
- (ブレディ、消える)
- [グレゴ]
- ブレディ、待った。▼
- (ブレディ、再登場)
- [ブレディ]
- …んだよ、父さん。▼
- [グレゴ]
- せっかく俺のところに来たんだ。
今日はゆっくり話でもしねぇか?▼
こーんなことでもないと、お前は
俺と話しになんか来なかっただろ?▼
- [ブレディ]
- ……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…▼
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…▼
父さんと話すのは、悪くない。▼
- [グレゴ]
- お、嬉しいこと言ってくれるねぇ。▼
支援A†
- [ブレディ]
- …それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…▼
- [グレゴ]
- ふっ…▼
- [ブレディ]
- んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。▼
- [グレゴ]
- …いや、お前と仲良くなれて
良かったと思ってな。▼
初めてお前を見た時は、正直
『こいつが俺の息子か!?』と思うほど▼
怖ーい顔してたもんだからな。▼
- [ブレディ]
- 悪かったな。こんな怖い息子で。▼
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。▼
- [グレゴ]
- 本物って…この時代のお前のことか?▼
- [ブレディ]
- あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。▼
- [グレゴ]
- ……▼
…ブレディ。▼
- [ブレディ]
- …何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。▼
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。▼
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。▼
- [グレゴ]
- おいおい…それ本気で言ってるのかよ?
せっかく仲良くなったのに、▼
息子が産まれたからポイだなんてこと…
俺は絶対しねぇぞ?▼
確かにお前は俺の本当の息子じゃない。
でも、他人だなんてことはもっとない。▼
お前は俺の大事な友達で、
俺が決めた最初の息子なんだからな。▼
- [ブレディ]
- ……父さん。▼
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…▼
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。▼
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?▼
- [グレゴ]
- あったりめーだ。
忘れられるわけ、ねぇだろ?▼
覚えてるぜ、ずっと。未来で死んじまった、
お前の本当の親父の分まで…な。▼
- [ブレディ]
- …あぁ。▼
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に▼
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。▼
- [グレゴ]
- ははは…それは、
絶対に死ぬわけにいかないな。▼
デジェル(親子)†
支援C†
- [デジェル]
- 父さん、今時間ある?
ちょっと手合わせしてくれないかしら。▼
- [グレゴ]
- …デジェルか。すまねぇが
今日は手合わせは遠慮してくれ…▼
- [デジェル]
- と、父さんどうしたの!?
顔も真っ青だし、脂汗もひどいわ!▼
- [グレゴ]
- 大丈夫だ…。
ちょっと腹が痛むだけだから…うぐっ!▼
- [デジェル]
- お腹!? どこかケガでもしてるの!?
くっ…いったい誰がこんなことを…!▼
- [グレゴ]
- 今日の食事…▼
- [デジェル]
- へっ?▼
- [グレゴ]
- 今日の食事を食べたら…こうなった。▼
みんな今、同じような症状で苦しんでる…
お前も気をつけろ…▼
- [デジェル]
- …………▼
- [グレゴ]
- うぐぐ…ソワレの料理も酷いもんだが…
今日のはもっと酷い…いったい誰が…▼
- [デジェル]
- …私よ。▼
- [グレゴ]
- !! おいおい、マジかよ!!▼
- [デジェル]
- ……ごめんなさい。
おいしくできたと…思ったんだけど。▼
- [グレゴ]
- あ…! き、気にするな…!▼
俺はすごーくおいしく食べたからさ!
この腹痛は偶然ってやつだ! ははは!▼
- [デジェル]
- 嘘よ! さっき皆も同じ症状だって
言ってたじゃない!▼
父さんのうそつきーーー! わーーーん!!▼
- (デジェル退場)
- [グレゴ]
- おい! デジェル!▼
くそっ…追いかけないと…!
しかし、腹が…!!▼
支援B†
- [デジェル]
- はっ!! はあっ! でやあぁぁっ!!▼
- [グレゴ]
- おっ、今日はいつもよりも
激しい訓練だな、デジェル。▼
- [デジェル]
- えぇ。食事当番ができない分、
実戦でみんなの役に立たないと。▼
- [グレゴ]
- ん? もう食事当番はしねぇのか?▼
- [デジェル]
- あんな結果になったんだから、当然よ。
父さんも見たでしょう、あの後の戦闘。▼
みんなが腹痛をこらえながら
生まれたての小鹿のような足取りで▼
敵に向かっていく姿を…!▼
- [グレゴ]
- あぁ~…あれは酷かったなぁ…▼
でも、次は上手くいくかもしれんだろ。
俺はまた食べたいぞ。デジェルの料理をよ。▼
- [デジェル]
- …ダメよ!!▼
- [グレゴ]
- デジェル?▼
- [デジェル]
- だって、また失敗したらどうするの?
もし私の料理を食べて父さんが死んだら?▼
私の料理で、また未来でのような
惨劇が繰り返されたらと思うと…!▼
そんなの私…耐えられない!▼
- [グレゴ]
- おいおいおい、惨劇だなんて、
そーんな大袈裟な…▼
- [デジェル]
- 父さんはあの光景を知らないから、
そんなことが言えるのよ…!▼
- [グレゴ]
- …すまん。そいじゃ、お詫びに
俺が料理を教えてやるよ。▼
だから元気出せって!
上手くできたら、皆に食べてもらうぞー!▼
- [デジェル]
- う…うん…わかったわ…。
ありがとう、父さん…▼
支援A†
- [グレゴ]
- いーい匂いのスープだねぇ。
よく頑張ったな、デジェル。▼
これなら皆に食べてもらえるだろうよ。▼
- [デジェル]
- ありがとう。
父さんの教えが良かったおかげよ。▼
父さんたら、すごく手際がいいんだもの。
料理ができるなんて知らなかったわ。▼
- [グレゴ]
- おぅ、ソワレが料理できないからな。
料理はもっぱら俺の役目ってことだ。▼
- [デジェル]
- そうだったんだ。
仲良しなのね。父さんと母さん。▼
- [グレゴ]
- いやーそう言われると照れるなー。▼
- [デジェル]
- …………▼
…ふふっ。▼
- [グレゴ]
- なんだよ、デジェル。▼
- [デジェル]
- なんかね、こうしてると
普通の親子みたいだなって思って。▼
私は、父さんってどんなものか
知らなかったから…こういうの、嬉しい。▼
- [グレゴ]
- ………▼
デジェル…▼
- [デジェル]
- …なんてね。
ちょっとしんみりしちゃったわ。▼
さ、試食試食!▼
- [グレゴ]
- …デジェル、お前はいつも
気丈で強い面しか見せないけどよ、▼
俺の前では…
もっと甘えてもいいんだぞ。▼
- [デジェル]
- 父さん…。ありがとう…。
じゃあお言葉に甘えて…▼
- [グレゴ]
- なんだなんだ? 何でも言えよ。▼
- [デジェル]
- 私にもっと料理を教えて!
このスープ、土みたいな味がする…▼
- [グレゴ]
- ……そうか。
…………土か。▼
- [デジェル]
- うん…▼
- [グレゴ]
- 大丈夫だ。食べ物の味になるまで…
俺が付き合ってやっから…▼
- [デジェル]
- うん……!▼
セレナ(親子)†
支援C†
- [セレナ]
- ねぇ父さん、あたしとデートしない?▼
- [グレゴ]
- なーんでいきなり、デートの誘いなんだ?▼
- [セレナ]
- なによ! 娘が父親と出かけるのに
理由がいるわけー?▼
娘からのデートのお誘いって言ったら、
大抵の父親は泣いて喜ぶんだから!▼
- [グレゴ]
- ま、確かに娘と出かけんのに
悪い気はしないけどな。▼
いいぞ、どこに行きたいんだ?▼
- [セレナ]
- えっとね、この先にある町に行きたいの。
可愛いお洋服のお店がいっぱいあったのよ!▼
- [グレゴ]
- ほーう。洋服が好きだなんて
セレナもお年頃ってやつなんだなー。▼
- [セレナ]
- あはは、今は父さんだって
あたしとあんまり年変わらないじゃない。▼
- [グレゴ]
- んー、そりゃ本物の親子よりはな。▼
- [セレナ]
- …ねぇ父さん、今こうやって並んで歩くと
あたしたちきっと、恋人同士に見えるわね…▼
- [グレゴ]
- おいおい、何言い出すんだ?▼
- [セレナ]
- あ…あたしなんかが隣じゃ…嫌かな?
やっぱり母さんの方がいい…?▼
- [グレゴ]
- い…いや、そんなことはないぞ?
お前はとびっきりのべっぴんさんだからな。▼
嫌なんて言ったらバチがあたっちまう!▼
- [セレナ]
- ほんとに!? うれしい!▼
ねぇ父さん…あたし、町に行ったら
欲しいものがあるんだけど…▼
買って欲しいって言ったら…困る?
母さんに悪いかなぁ…?▼
- [グレゴ]
- いやー、全然悪くないぞー!?
父さんが何でも買ってやるからな!▼
だからそんな顔すんなよ!▼
- [セレナ]
- うん! ありがとう、父さん!
だーいすきー!▼
- [グレゴ]
- ははは! そうかそうかー!▼
- [セレナ]
- ……ふふ、ちょろいもんだわ。▼
支援B†
- [セレナ]
- 父さん、この前はありがとー。▼
いっぱいあたしの欲しいもの買ってくれて、
とっても嬉しかったわ。▼
- [グレゴ]
- …まーさかあんなに買わされるとはな…。
どこで物のねだり方覚えてきやがった…▼
- [セレナ]
- ねぇ父さん聞いてるー?▼
- [グレゴ]
- はいはい、聞いてるぜー。▼
- [セレナ]
- 良かった! …ねぇ、あたしまた
父さんとデートしたいなぁ?▼
実は素敵な装飾品のお店を見つけたの!
すぐそこの町にあるんだけど…▼
- [グレゴ]
- だーめだ!▼
- [セレナ]
- えっ…なんで?
あたし…何か悪いことしちゃった…かな?▼
- [グレゴ]
- うっ…! そんな目で俺を見るんじゃねぇ!
ダメなものはダメだ!▼
このまま物を買い与えたら
どんどん悪い女になっちまう!▼
- [セレナ]
- ちっ…▼
- [グレゴ]
- ほーらな…すでに悪女の風格だ。▼
ま、別に買わないって
言ってるわけじゃねーんだ。▼
- [セレナ]
- えっ、ほんと?▼
- [グレゴ]
- おぅ。軍のために手伝いをしてきたら
そのご褒美として、▼
お前の欲しいものを
ひとつだけ買ってやる。▼
- [セレナ]
- はぁあ!? お手伝い~!?
信じらんない! 子供かっつーの!▼
- [グレゴ]
- おいおい、現に子供だろうが!▼
…いいか、セレナ。若いうちの苦労は
買ってでもしろという言葉があってだな…▼
- [セレナ]
- 苦労なら未来で嫌ってほど
してきたんだけどー?▼
- [グレゴ]
- ぐっ…! と、とにかく父さんはもう、
むやみに物を買い与えることはしません!▼
欲しいものがあるなら、
お手伝いのひとつでもしてきなさい。▼
- [セレナ]
- あーはいはい、やりゃあいいんでしょー?▼
その代わり、ちゃんとできたら
あたしの欲しいもの買ってよねー!▼
- [グレゴ]
- あぁ、約束だ。▼
支援A†
- [セレナ]
- これをこうして…こう。
…あっ! また壊れたー!▼
もーーー! なんで何もかも
うまくいかないわけーーー!?▼
- (グレゴ登場)
- [グレゴ]
- …セレナ?
なーにやってんだぁ?▼
- [セレナ]
- !! 父さん…。
何って、武器の整備してんのよ…▼
軍の手伝いしろって言ったでしょ…。
だからその…▼
- [グレゴ]
- はぁ…なるほどね。それにしても…
まーた派手に壊したなぁー。▼
- [セレナ]
- …だって、磨こうと思ったら
勝手に壊れるんだもん。▼
どーせあたしは…母さんみたいに
何でもできる子じゃないわよ…▼
- [グレゴ]
- セレナ…?▼
- [セレナ]
- お料理しようと思ったら焦がしちゃうし、
薪割りも天幕張りも全然できないし、▼
手伝いどころか
みんなに迷惑かけちゃったわ…▼
父さんも、あの母さんの娘が
あたしみたいなのでがっかりしたでしょ?▼
- [グレゴ]
- …………▼
- [セレナ]
- 何よ。言いたいことあるなら言えば?▼
- [グレゴ]
- …がっかりなんか、してないぞ。
俺はお前が来てくれて、嬉しいんだ。▼
- [セレナ]
- …はぁ!? そんな嘘なんかついて
あたしのことバカにしてんの!?▼
今までみんな、あたしが何か失敗すると
母さんと比べて役立たずだって言ったもの!▼
母さんの一番近くにいた父さんが、
同じこと思わないはずないわ!▼
- [グレゴ]
- …俺はお前を誰かと比べたりしない。
だってセレナはセレナだろ?▼
他の誰でもない、
大切な…俺の娘だろうが。▼
- [セレナ]
- …!!▼
- [グレゴ]
- 父さんはお前のことが大好きだからな。
何があってもお前の味方でいる。▼
だから…二度とそういうこと言うな。
俺の方が悲しくなっちまうぜ。▼
- [セレナ]
- …………!▼
う…うぅ…! ご…ごめんなさい…!
ぅわぁぁぁぁぁん…!▼
- [グレゴ]
- よしよし…辛い思いをしてきたんだな…。
苦労しろなんて言って、悪かったよ…▼
手伝いは失敗したけど、
欲しがってた装飾品は買ってやる。▼
俺からのお詫びの気持ちってことだ。▼
- [セレナ]
- …いらない。もう、そんなのいらない!
父さんがいればいい!▼
未来の時みたいに、勝手に死んだりしたら、
許さないんだからぁ~…!!▼
- [グレゴ]
- セレナ…わかった。▼
今度こそずっと傍にいて、
お前のこと守ってやるからな…▼
ジェローム(親子)†
支援C†
- [グレゴ]
- よぅ、ジェローム▼
- [ジェローム]
- …何だ、お前か。
私に何か用か?▼
- [グレゴ]
- いやー、別に用は無いんだがな。▼
- [ジェローム]
- ならば声などかけるな。
私はお前と馴れ合うつもりはない。▼
- [グレゴ]
- そうかよ。▼
- [ジェローム]
- そうだ。▼
- [グレゴ]
- ふーん…。前から思ってたんだけどよ、
お前はせっかく俺と再会したのに▼
ルキナみたいに「お父様!」とか
呼んでくれねーんだな?▼
- [ジェローム]
- …ふん。お前は私の父親ではない。
私の父親はとうにこの世を去った。▼
お前は、私の父によく似た別人だ。
別人を父と呼ぶ筋合いなどないだろう。▼
- [グレゴ]
- まーたまた、ごもっともな正論を。
可愛げのカケラも感じられないねー。▼
…いや待てよ。これはきっと、
親の愛に飢えてるってやつか?▼
そういうことなら、ジェローム!
ほら、俺の胸にでも飛びこんでこい!▼
- [ジェローム]
- …バカげたマネを…▼
- [グレゴ]
- あいたたー。バカときたか…▼
- [ジェローム]
- 言いたいことはそれだけか?
ならば私はもう行くぞ。▼
私は今からミネルヴァちゃんの
世話をするのだ。▼
- [グレゴ]
- ミネルヴァ…ちゃん?▼
- [ジェローム]
- はっ…! なな何でもない!▼
- (ジェローム退場)
- [グレゴ]
- ははーん…▼
マーク男(親子)†
支援C†
- [マーク]
- うーん、どうして僕は父さんのこと
覚えてないんでしょう…?▼
母さんのことはあんなにちゃんと
覚えてるのに…▼
母さんが立派な軍師だったってことも
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼
なーんで父さんのことは
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼
- [グレゴ]
- どうしたんだよ、マーク?▼
- [マーク]
- 父さん!▼
すごいです、ちょうど今父さんのことを
考えてたんですよー!▼
これって運命!? 親子の運命!?
…あ、待って下さい。確か母さんが昔…▼
これは運命じゃない、絆だー!
みたいなことを言っていたような記憶が…▼
ってことで父さん、僕らがここで会ったのは
運命ではなく絆です!▼
- [グレゴ]
- へぇー、そうなのか▼
- [マーク]
- そうですよ! 絆って素晴らしいです。
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼
…って、感心してる場合じゃ
ありませんでした▼
僕、なんで父さんのことを覚えてないのか
ずーっと考えてたんです。▼
良かったら父さん…僕が父さんのこと
思い出せるよう協力してくれませんか?▼
- [グレゴ]
- あぁ、いいぜ。▼
- [マーク]
- 良かった!
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼
男同士の約束ですよ!
じゃあ僕はこれで!▼
- [グレゴ]
- しっかし…よーく喋る奴だなぁ。▼
支援B†
- [マーク]
- 父さんっ、今時間いいですか?▼
- [グレゴ]
- おう、今ちょうど暇してたんだ。▼
- [マーク]
- やったぁ! じゃあ約束通り、
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼
協力していただくことにします!▼
とは言ったものの、どうしたら記憶って
戻るんでしょうね…▼
頭を強くぶつけるのは
もう何度も試しましたし…▼
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも
僕には効果がありませんでした…▼
ねぇ父さん、どうしたらいいと思いますか?▼
- [グレゴ]
- 俺の顔をじっと見てみるのはどうだ?▼
- [マーク]
- それだーーー!! 父さん天才です!▼
未来ではきっと見慣れていたはずですし、
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼
さすが天才軍師の母さんを
コロッと落としただけのことはありますね。▼
ではでは、失礼して…。
じーーーーーーーっ…▼
……………▼
……………▼
だめだーーー!!▼
何にも思い出せませんーーー!!▼
あぁ…この感じって、なんかこう…。
同じ文字をずっと見続けてたら▼
『あれ? これってこんな文字だっけ?』
みたいになる感じと似ています…▼
父さんって…こんな顔でしたっけ?▼
- [グレゴ]
- おいおい、それを今
思い出そうとしてるんだろうが。▼
- [マーク]
- ですよね…。すみません、
せっかく協力していただいたのに…▼
でも僕は諦めませんよ!
絶対に父さんを思い出してみせます!▼
というわけで、
また協力して下さいね、父さん!▼
支援A†
- [マーク]
- はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼
毎日毎日嫌というほど、
こうして父さんの顔を見ているのに▼
何も思い出せないなんて
自分が情けなくなりますよ…▼
ほんとに…どうして……
うっ…ううっ…ぐすっ…▼
- [グレゴ]
- なんで泣くんだよ!?▼
- [マーク]
- だ…だって…だって……!
僕…父さんのことも母さんとおなじように▼
大好きだったはずなのに…!
思い出せないのが…辛いんです…!!▼
父さんが僕に作ってくれた思い出も
たくさんあったはずなのに…▼
何一つ覚えていられなかった自分が…
ほんとに…情けないんです…!▼
情けないんですよーーー!
びえぇぇぇぇん!!▼
- [グレゴ]
- マーク…。▼
- [マーク]
- うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。
あ…頭が痛い…!▼
いたたた…!▼
…………あ!?▼
- [グレゴ]
- おい、どうした!?▼
- [マーク]
- ……思い出し…ました。父さんのこと。
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼
父さんが僕に向かって、優しく笑って…
『マーク』って…名前を呼んでました…▼
ふふ、いつも見てる父さんの顔より、
少し年を取った顔でしたよ…▼
…良かった。ちゃんと思い出せました▼
ありがとう、父さん。
全部父さんのおかげです。▼
何だかこれで自信がつきました!
時間はかかるかもしれませんけど、▼
いつか父さんの記憶、
全部取り戻してみせますよ。▼
- [グレゴ]
- おう。俺も協力してやるよ。▼
- [マーク]
- はい、ありがとうございます!▼
シャンブレー(親子)†
支援C†
- [シャンブレー]
- じーーーーー…▼
- [グレゴ]
- なんだぁ、シャンブレー?
俺の顔に何かついてるかぁ?▼
- [シャンブレー]
- なぁ、父ちゃん。父ちゃんはさ、
…浮気なんかしてないよな?▼
- [グレゴ]
- おいおい、なーに言い出すんだ。▼
俺が浮気なんかするわけないだろー?
見ての通り、ベルベット一筋だ。▼
- [シャンブレー]
- ふーん…ならいいんだけどさ。▼
- [グレゴ]
- なーんでいきなりそんなこと言うんだ?
誰かに何か言われたかぁ?▼
- [シャンブレー]
- いや…何か言われたわけじゃないんだけど、
この前ぼんやり考えてたんだ。▼
もし父ちゃんがここで
母ちゃん以外の女性に走ったら▼
俺の存在ってどうなるんだろーって。▼
- [グレゴ]
- はぁ!?▼
- [シャンブレー]
- 俺、今まで父ちゃんと母ちゃんが
生きていさえすれば▼
この時代の俺が生まれて、
絶滅しないで済むと思ってたんだけど…▼
よく考えたら、
二人とも生きてる状態でも▼
父ちゃんが他の女に走っちゃったら
絶滅するじゃん! って。▼
ひいぃ…それはまずいよ!
まずいだろ!? な? 父ちゃん!▼
- [グレゴ]
- そりゃまぁ確かにな…▼
- [シャンブレー]
- というわけで、これからは
父ちゃんが女に近づかないように監視します!▼
- [グレゴ]
- おいおい…マジかよ!?▼
- [シャンブレー]
- あ、もちろん戦いのときは
しょーがないってのはわかるぜ?▼
というわけで、よろしくー。▼
- [グレゴ]
- …いやー、まいったねぇ。▼
ロラン(親子)†
支援C†
- [ロラン]
- 父様。これ、父様の物ですよね?
向こうに落ちていましたよ。▼
持ち物の管理は
きちんとしてくださいね。▼
- [グレゴ]
- すまんな、ロラン。
しかしお前…本当にミリエルそっくりだな。▼
- [ロラン]
- 親子なのですから、当然です。▼
- [グレゴ]
- まぁそうなんだけどよ。▼
あーんまりにも母親似だから、こう…
俺に似てるところも探したくなるよな。▼
- [ロラン]
- ありますよ、父様に似ているところ。▼
- [グレゴ]
- おっ、どこだどこだ?▼
- [ロラン]
- 髪の色です。▼
- [グレゴ]
- あぁ…まぁそれは見りゃわかるけど。▼
それ以外は何かないのか?
俺に似て、金に汚いとかよ!▼
- [ロラン]
- …そのようなことはありませんね。▼
というか、その点に関しては
似なくて良かったとさえ思いますよ。▼
- [グレゴ]
- 冷たいねぇー、お前は。
もーうちょっと子供らしくできないのか?▼
- [ロラン]
- …戦時に子供らしく振舞っても、
他人の邪魔になるだけでしょう。▼
それに…僕はおそらく、
ルキナよりも年上になっていますから。▼
もう子供のようにはしゃぐような
年齢ではないのですよ。▼
- [グレゴ]
- ん…? お前がルキナより…年上?
そーれはあり得ないだろう。▼
ルキナはもう赤ん坊として
存在してるけど、お前はまだ…▼
- [ロラン]
- …少し話しすぎましたね。
すみません父様、僕はこれで失礼致します。▼
- (ロラン退場)
- [グレゴ]
- おいおい、ロラン!
…どーいうことだぁ?▼
支援B†
- [グレゴ]
- ロラン!▼
- [ロラン]
- あぁ父様、こんにちは。
僕に何か用でしょうか?▼
- [グレゴ]
- この前のよ、お前がルキナより
年上だとか言ってた件…▼
あれ、どういうことなんだ?▼
- [ロラン]
- …まったく父様は、こういうことだけ
記憶力が良いんですから。▼
簡単な話ですよ。
飛ばされる時間にズレがあったんです。▼
ルキナがこの時代に来たのは
ペレジアとの戦争が始まった約二年前。▼
それに対して、僕がこの時代に来たのは
もう五年ほど前になるでしょうか…▼
- [グレゴ]
- そんなにズレがあったのか!?▼
- [ロラン]
- …はい、ですから僕は…▼
ルキナよりも三年、多くの時を
ここで過ごしていることになります。▼
歳の差など、その間に
すっかり追い越してしまっているでしょうね。▼
- [グレゴ]
- お前…五年間も…
この時代に、たった一人で…?▼
- [ロラン]
- はい。だから言ったでしょう。
もう子供のようにはしゃぐ年齢ではないと。▼
これで父様の疑問は解けましたよね。
それでは、僕はこれから用があるので…▼
- [グレゴ]
- ちょっと待て!
お前…どうして今まで言わなかった。▼
五年間も仲間と離れて…
寂しくなかったのか?▼
- [ロラン]
- …寂しくなんかありませんよ。
僕はもう、大人なんですから…▼
- (ロラン退場)
- [グレゴ]
- …………▼
ロラン…▼
支援A†
- [グレゴ]
- ロラン。▼
- [ロラン]
- 父様…どうしたのですか?
まだ何か疑問でも残っているのですか?▼
- [グレゴ]
- あぁ。今日はお前に……。
……こちょこちょこちょ!▼
- [ロラン]
- あ、あはははっ! ちょ、ちょっと父様!
何でいきなりくすぐるんですか…!▼
- [グレゴ]
- ははは! お前、やーっぱ
笑ってた方がいいぜ!▼
- [ロラン]
- …は!?▼
- [グレゴ]
- お前、ずっと大人ぶってるけど、
なーんか無理してないか?▼
そうやって笑ってる方が、
子供らしくてずっといいぜ。▼
- [ロラン]
- …何を言うかと思えば…。
言ったでしょう、僕はもうそんな歳じゃ…!▼
- [グレゴ]
- 歳なんか関係ねぇよ。▼
ロランがルキナより…俺より年上でも、
どんだけ歳を取っていようとも…、▼
お前は大事な…俺の子供なんだ。▼
- [ロラン]
- …………!!▼
- [グレゴ]
- それに、お前はもう一人じゃない。
仲間も…父さんもいる。▼
少しぐらい甘えたって、
誰もお前のことを咎めたりしねぇよ。▼
- [ロラン]
- …………▼
…………父様。
僕、本当は…寂しかったんです。▼
何年も何年も、たった一人で…
知っている人も誰もいない時代で…▼
会えるのかどうかも分からない
仲間たちを待って………▼
だれにも頼れなくて、
弱音を吐ける相手もいなくて……▼
…辛くて死にそうだったんですよ!
うっ…ううっ……!▼
- [グレゴ]
- あぁ…そうだな…。
見つけてやれなくて、悪かった…▼
これからは、ずっといるから。
もう、一人には…させねぇから…▼
ンン(親子)†
支援C†
- [ンン]
- はぁ…お母さんにも困ったものです。▼
いつもいつも遊んでばかりいて、
まるで緊張感がないんですから…▼
- [グレゴ]
- おいおい、どうしたんだよ? ンン。
そーんなにため息ついてさ。▼
- [ンン]
- あ…お父さんですか。
いえ、お母さんはなんであんなに▼
子供っぽいのかと思いましてですね。▼
お母さんたら、ろくに軍の手伝いもせず、
遊んでばかりいるですよ?▼
- [グレゴ]
- はは、そーんなことでため息ついてたのか。
何かお前の方が母親みたいだなぁ。▼
ま、ノノはああいう性格だから、
仕方ないんじゃないのか?▼
- [ンン]
- もう。お父さんがそんな風に甘やかすから▼
お母さんがいつまで経っても
子供っぽいままなんですよ。▼
- [グレゴ]
- ぐっ…▼
- [ンン]
- というか、お父さんはお母さんの
どこが良かったですか。▼
あんなに子供っぽいのに、
よく女として見れましたですね。▼
それともアレですか? お父さんは
幼い少女しか好きになれないのですか?▼
- [グレゴ]
- ぶーーーーっ!!
お、お前…父親に対してなんつーことを…!▼
- [ンン]
- うろたえるなんて怪しいです。
さては図星なのですね!?▼
- [グレゴ]
- そ…そーんなことないぞ!?
俺はむしろ色っぽい女の人が好きだ…って▼
なーに言わせちゃうかねぇ!?▼
- [ンン]
- ふーん…。
ならばますます怪しいのです。▼
お父さんはなぜお母さんを選んだですか!
さぁ白状するです!▼
- [グレゴ]
- なっ…! そんなことは娘に言えねーなぁ!
も、もう勘弁してくれ!▼
- [ンン]
- あっ! 逃げるとは卑怯なのです!
待てですーーー!!▼
支援B†
- [ンン]
- お父さん! やっと捕まえたですよ。
さぁこの前の続きを聞かせるです!▼
- [グレゴ]
- ンンか…お前もしっつこいなー。▼
俺が何でノノを選んだかなんて
娘に言うことじゃねーだろ…▼
- [ンン]
- いーえ! 教えて欲しいのです。▼
男女の馴れ初めが気になるのは
女子として当然のことなのです!▼
お父さんは女心がわかってないのです。▼
- [グレゴ]
- おいおい、その歳で女心を語るのか!?▼
- [ンン]
- 女性に年齢の話をするなんて
失礼なのですー!▼
- [グレゴ]
- ぐっ…!
またまた一人前な発言を…▼
…ンン! あーんまりしつこいと
父さん怒っちゃうぞ?!▼
- [ンン]
- ………!!▼
ご…ごめんなさい、なのです。▼
私が…悪かったですよ。
お父さんを…困らせてしまうなんて。▼
- [グレゴ]
- んあ!? …いや、
わかってくれればいいんだが…▼
- [ンン]
- …なら良かったです。
私、ちょっと聞きわけのない子でしたね。▼
- [グレゴ]
- ンン…?▼
- [ンン]
- お父さんの時間を取って悪かったのです。
それじゃ、私は退散するですよ。▼
- [グレゴ]
- ちょ…ちょっと待て!▼
- [ンン]
- なんですか?▼
- [グレゴ]
- い、いや…ちょーっと拍子抜けしたんだよ。
その、やけに諦めが良すぎじゃねぇか…?▼
- [ンン]
- あんまりしつこいと怒ると言ったのは
お父さんなのです。▼
- [グレゴ]
- ま、それはそうなんだが…▼
- [ンン]
- 大丈夫です。我慢するのは慣れてますです。▼
こんなこと、未来では
日常茶飯事だったですから。▼
それじゃお父さん、
今度こそ失礼するのですよ。▼
- [グレゴ]
- あっ…おい!!▼
……ンン。▼
支援A†
- [グレゴ]
- ンン。ちょーっといいか?▼
- [ンン]
- あっ、お父さん。こんにちはです。
何か私にご用なのですか?▼
- [グレゴ]
- あぁ。お前…この間
『我慢するのに慣れてる』って言ってたよな。▼
あれってどういうことなんだ?▼
- [ンン]
- あぁ…あれは、私が
よそのお家で育ったからですよ。▼
- [グレゴ]
- おいおい、よそのお家って…俺たちは?
ノノはお前の傍にいなかったのか?▼
- [ンン]
- はい。私は物心ついた時から
お父さんもお母さんもいなかったです。▼
だから、お父さんの軍にいた人のお家に
引き取られて、育ててもらったですよ。▼
…でも、私は人間じゃないですから、
最初はあまり歓迎されなかったんです。▼
- [グレゴ]
- ンン…▼
- [ンン]
- でも、そのうち私は人の顔色を
読むことを覚えたです。▼
言われる前にお手伝いをしたし、
屍兵からお家を守ったりもしました。▼
役に立ってさえいれば、みんな嫌がらずに
私の面倒を見てくれたです。▼
手のかからない、いい子だって
そりゃーもう大絶賛だったですよ?▼
でも…我慢することも多かったです。▼
遊びたいって言えなかったり、
寂しいって言えなかったり…▼
特に、お父さんとお母さんの話は
何だか口にしちゃいけないような気がして…▼
うぅっ…ずっとずっと…
聞けずにいたんです…ぐすっ…▼
- [グレゴ]
- ………▼
- [ンン]
- だからこの時代に来た時は、
いっぱいお父さんとお母さんの話を▼
聞こうと思ったです…。
でも…お父さんの迷惑になるなら私は…▼
- [グレゴ]
- …あー。もういい、ンン。
もういいんだ…父さんが悪かったよ。▼
お前が聞きたいんだったら、
母さんとの馴れ初めでもなんでも言う。▼
寂しいんだったら一日中でも
傍にいてやるから…▼
だからさ…俺の前ではもう何も
我慢しないでくれよ。▼
- [ンン]
- うぅ…本当なのですか…!?
う、嬉しいのです…▼
ありがとうです…お父さん…▼
- [グレゴ]
- いいってことよ。
…ほらほら、父さんに何でも聞いてみろ!▼
- [ンン]
- じゃあ…お母さんへのプロポーズのセリフを
白状するのです…▼
- [グレゴ]
- あー…そいつはいきなり
ハードルが高いねー…▼
コメント†
- マイユニット(女性・私) が重複しちゃってるよ --
- おい サーリャがはいってねーぞ --
- ノノとの支援Cの序盤。グレゴは「おじいさん」では無く「おじさん」と言っています。 -- vvv
- ジェロームとシャンブレーの支援会話がCで止まってます。続き見たいです --
Last-modified: 2025-07-24 (木) 19:01:03