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ヴェイクの支援会話

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クロム

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ソワレ

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ミリエル

支援C

[ヴェイク]
うりゃっ! うりゃっ!
おらぁーっ!!▼
[ミリエル]
あの…もう少し
静かに訓練していただきたいのですが。▼
向こうにいても声が届いて、
読書に集中できないもので。▼
[ヴェイク]
そう言われても、この技は
声を出さねぇと締まらねぇんだよ。▼
[ミリエル]
それは…はい。
ひとつの真実でしょう。▼
発声が…無意識に抑制されている
肉体の枷を外す…そういうことですね。▼
[ヴェイク]
ん? そうなのか?▼
[ミリエル]
…回転しながら武器を横に薙ぐ、
遠心力を利用した攻撃…▼
なるほど、一連の運動も
よく計算されています。▼
[ヴェイク]
え、えんしんりょく…?
難しい言葉を使うなよ。▼
[ミリエル]
…貴方は遠心力も知らずに
その技を編み出したのですか?▼
[ヴェイク]
ややこしい計算なんてねーよ。
こういうのは直感だろ、直感。▼
[ミリエル]
あまりにも非論理的…
しかし動作は理に通っている…▼
まさに直感のなせる技です。
実に興味深い…▼
[ヴェイク]
理屈じゃねーんだよ、戦いってやつは。
ま、次の戦場で俺様の活躍を見とけ!▼
[ミリエル]
そうですね…
観察させていただきます。▼

支援B

[ミリエル]
…ヴェイクさん。▼
[ヴェイク]
おう。俺様の活躍はどうだった?▼
[ミリエル]
はい。技を繰り出す際の発声に
意外な効果が発見できました。▼
貴方の大声に敵が一瞬ひるみ、
動作が遅れたところに攻撃が命中…。▼
大声が相手の心理へ及ぼす影響を
私は見落としていたようです。▼
[ヴェイク]
お前、変なところに目をつけるな…。▼
[ミリエル]
貴方の妙な動きの技だけに目を向け、
相手側の視点に立てていませんでした。▼
発想を転換し、別の対象に考察の
視点を向ける…重要な思考法です。▼
そう…たとえば貴方を地面として
敵を太陽としましょう…。▼
[ヴェイク]
なんだって? 俺様が地面?▼
[ミリエル]
太陽が天を巡るのではなく、
地面が回転しているとしたら…?▼
確か母の本にそのような記述が…。
この仮説は検証が必要ですね…。▼
[ヴェイク]
地面が回転って…お前、
地面は止まってるじゃねーか。▼
[ミリエル]
知覚できていないだけかもしれません。
その理由が問題になりそうですね…。▼
[ヴェイク]
それによ、地面が回ってたら
俺様たち吹っ飛ばされるんじゃねーの?▼
[ミリエル]
それについては、先日お話しした
遠心力も関係してきそうですね…。▼
…貴方と話していると
考えがまとまってきそうです。▼
お引止めして申し訳ないですが、
少し付き合っていただけますか?▼
[ヴェイク]
ん? いいぜ。
お前の話、突拍子がなくて面白いしな。▼

支援A

[ヴェイク]
お前、いつも難しいこと考えてるよな。
俺様と違って相当頭いいんだろうな。▼
毎回俺様を話し相手にしなくても
ほかにいい奴がいるんじゃねぇの?▼
[ミリエル]
いえ…貴方には私にはない
直感があります。▼
貴方と話すと…
新たな発見が多くて助かります。▼
[ヴェイク]
まぁ、俺様もお前と話すのは
退屈しなくて楽しいけどな。▼
で? 今度はなにについて
考えてるんだよ?▼
[ミリエル]
絆、ですね。▼
[ヴェイク]
き…絆?▼
[ミリエル]
人の心ほど、複雑で
解明の難しいものはありません。▼
そして絆は、人の心同士が
強く結びついた時に発生するもの。▼
どこから発生し、どう変化するのか…
それを突き止めてみたいですね。▼
[ヴェイク]
絆…絆なぁ。絆なんて
気づけは生まれてるもんじゃねーか?▼
例えばこの軍のみんななんかは
絆ってやつで結ばれてると思うし…。▼
俺様とお前にも、
絆はあると思うんだけどな。▼
俺様はお前のことをダチだと思ってるけど、
お前は俺様をどう思ってんだよ?▼
[ミリエル]
…興味深い観察対象ですね。▼
[ヴェイク]
えっと…つまりダチ以下か!?▼
お前なぁ…それじゃお前と俺様には
薄っぺらい絆しか期待できねぇよ!▼
でもまぁ、興味はあるってことだよな。
よし、ならいっしょに出かけようぜ。▼
[ミリエル]
出かける? なぜですか?▼
[ヴェイク]
いっしょに話して楽しく町を歩けば、
仲良くなって絆が深まるだろうが。▼
絆の変化を見たいんだろ?
だったら俺様に付き合えよ。▼
[ミリエル]
なぜそうなるのか、
私にはわかりませんが…。▼
貴方の直感的な行動に従って、
新たな可能性を探ってみましょう。▼
[ヴェイク]
えぇと…つまり、
いっしょに来るってことだよな?▼
[ミリエル]
はい。よろしくお願いします。▼

支援S

[ヴェイク]
よう、ミリエル。▼
[ミリエル]
こんにちは、ヴェイク…さん。▼
[ヴェイク]
さんはいらねーって言っただろ?
俺様たちはダチなんだからよ!▼
馴れ馴れしく呼び捨てで呼びやがれってんだよ。▼
[ミリエル]
そう言われましても…
さんを付けてしまいます。▼
[ヴェイク]
なんだよー!もしかして
お前、恥ずかしがってんのか?▼
[ミリエル]
まさか、貴方に対してそのような…
いえ、そうかもしれません…。▼
[ヴェイク]
はぁ!?今日のお前…変だぞ。
なんか変なものでも食ったか?▼
[ミリエル]
いえ、何も。というか…貴方と出かけてから
食事がのどを通らないのです。▼
貴方のことを思い出すと
胸のあたりが痛んで…▼
これが、絆というものなのでしょうか。▼
[ヴェイク]
お、お前…!それは絆じゃなくて…!
えっと…その…もっと他のものだよ。▼
[ミリエル]
!!何なのですか?
ぜひ教えてください…!▼
貴方に分かって私に分からないなど、
屈辱以外の何物でもありません…。▼
[ヴェイク]
なんか今腹立つこと言われたけど、
まぁ気にしないでいてやる…。▼
いいか、ミリエル。それは愛だ!
つまりお前が俺様を好きってことだ!▼
[ミリエル]
……!!愛、ですか…。
それもまた興味深いものです。▼
絆の確認には失敗しましたが、
代わりに愛の観察ができるのなら満足です。▼
そのためには…貴方の協力を
ぜひいただきたいのですが…。▼
[ヴェイク]
はぁ…お前も素直じゃねーなー。
ま、俺様もお前のことは嫌いじゃねぇし、▼
お前の観察とやらに付き合うのも
悪くないと思ってる。▼
なんならこのまま結婚しちまうか?
[ミリエル]
結婚…ですか。私と貴方が…。
この事象の観察には好都合ですね。▼
[ヴェイク]
ははっ、お前らしい言い方だな。
ま、俺様はとことん付き合うぜ。▼
そんじゃ、指輪でも買いに行くか!
結婚には指輪が付き物だろ?▼
[ミリエル]
それは絆の証としてですか?
愛の証としてですか?▼
それとも女性に指輪をつけさせることで
己の支配欲を満たすのですか?▼
[ヴェイク]
お前なぁーーー!
なんつーこと言うんだよ!▼
俺様の指輪はなぁ、
愛と絆と正義の証なんだよ!!▼
[ミリエル]
正義…?それは何故唐突に
今出てきたのですか?興味深い…。▼
[ヴェイク]
て、適当に言ったこと掘り下げられても…。
もういい!早く指輪買いに行くぞ!▼
[ミリエル]
はい…。▼

ロンクー

支援C

[ヴェイク]
おらぁーっ!!
くらえ、俺様の回転切りー!▼
[ロンクー]
…っ!▼
[ヴェイク]
今の一撃をかわすたぁ驚きだな。
さっすがフェリアの剣士だぜ!▼
[ロンクー]
いきなり何のつもりだ。
やるというなら相手になる…!▼
[ヴェイク]
待て待て。さっきのはお前の実力を
確かめさせてもらっただけだ。▼
[ロンクー]
なんだと…?▼
[ヴェイク]
俺様の期待通り…
いや、期待以上の腕前だったぜ。▼
お前は俺様の子分として
文句なしの実力を持ってる!▼
[ロンクー]
…聞き違いならすまんが…
子分と言ったのか?▼
[ヴェイク]
おう!
今なら俺様の右腕にしてやるぜ!▼
[ロンクー]
…本気で言っているようだな。
お前の子分になるつもりなどない。▼
[ヴェイク]
なんだよ、遠慮すんなって!
俺様についてきたら人生楽しいぜ?▼
[ロンクー]
なら…無理やりついてこさせてみろ。
俺に勝てるなら考えてやってもいい。▼
[ヴェイク]
お、話が早いじゃねぇか。▼
[ロンクー]
強さがすべて…
それがフェリアの掟だからな。▼
[ヴェイク]
わかりやすくていい掟だな。
だったら次は本気で行くぜ!▼
[ロンクー]
来い…!▼

支援B

[ヴェイク]
ロンクー!
もう一度、俺様と勝負しろ!▼
[ロンクー]
構わないが…
何度やっても結果は同じだ。▼
[ヴェイク]
なんだと!?
俺様はあれからぐっと強くなったんだぞ!▼
今度こそお前を叩きのめして
俺様の子分にしてやらぁ!▼
[ロンクー]
…お前の強さを
否定するわけではないが、▼
俺も日々鍛え、強くなっている…
そうそうお前に負けるとは思えんな…▼
[ヴェイク]
むっ。じゃあお前、しばらく鍛錬をやめろ!
三日もすれば追い抜いてやるよ!▼
[ロンクー]
なぜ俺がそんなことを
しなければならない…▼
[ヴェイク]
俺様の夢を実現させるためには
お前みてぇな奴が必要なんだよ!▼
[ロンクー]
夢、だと…?▼
[ヴェイク]
あぁ。俺様の夢はな…▼
[ロンクー]
いや、説明しなくていい…。
お前の夢がどんなものでも関係ない。▼
俺を子分にしたいなら…
言葉ではなく…強さで語るんだな。▼
[ヴェイク]
ふん、望むところだぜ!
じゃあ勝負だ、ロンクー!▼
[ロンクー]
…やはり戦うことになるのか。
まぁいい…相手になろう。▼

支援A

[ヴェイク]
今度こそ決着をつけるぞ、ロンクー!▼
[ロンクー]
…決着だったら
先日つけたように思うがな。▼
お前は何度負けたら
あきらめるんだ…?▼
[ヴェイク]
ちっとやそっと挫けたくらいで夢を
あきらめる男じゃねぇんだよ、俺様は。▼
[ロンクー]
…そんなに強い男を子分にしたいなら
俺のほかにも候補がいるはずだ。▼
お前の獲物と相性がいい奴を選べ…
俺にこだわる理由はないだろう…▼
[ヴェイク]
いや! あるぜ!▼
確かに最初は強さだけ見てたがよ、
戦ってみてすぐにわかったぜ。▼
お前の中には熱いもんが眠ってる!
太陽みてぇにぐらぐら燃える炎が!▼
[ロンクー]
…………▼
[ヴェイク]
俺様が欲しいのはその熱さだ。
夢を現実にしちまう情熱だ!▼
[ロンクー]
…お前のような暑苦しい男が
さらに熱さを求めているとはな。▼
[ヴェイク]
俺様と同じ熱さを持ってなくちゃ
同じ道を歩けねぇだろ?▼
俺様の夢はその熱を全部ぶつけられるぜ。
どうだ、興味出てきただろ!▼
[ロンクー]
…ひとつ、いいか?▼
[ヴェイク]
ん?▼
[ロンクー]
子分は御免だが…
対等な立場なら考えてやる。▼
[ヴェイク]
へっ、相棒ってわけか?
いいぜ、お前なら歓迎だ。▼
[ロンクー]
ふん…すべては…この戦いが
終わってからの話だがな…▼
[ヴェイク]
ちょ、ちょっと待てよ。
俺様の夢がなんなのか訊かねぇのか?▼
[ロンクー]
どんな夢でも構わん…
お前の強さは見せてもらったからな。▼
この戦いが終わったあとに
詳しく聞かせてもらうさ…▼

ーロンクー退場

[ヴェイク]
おい、お前それでいいのか?
いいから話を聞いてけって!▼

マリアベル

支援C

[マリアベル]
ふぅ…。▼
[ヴェイク]
なにため息ついてんだ、らしくねぇ。▼
無口なマリアベルなんて、
かわいい女の子に見えちまうぜ。▼
[マリアベル]
あぁ、ヴェイクさんですの…。▼
[ヴェイク]
なんだよ、言い返さないんだな。
いつもだったらよ…。▼
口を開いたらかわいくないとでも!?
って、食ってかかるとこじゃねぇか。▼
[マリアベル]
………▼
[ヴェイク]
おいおい…ほんとに元気ねぇな。▼
[マリアベル]
…ヴェイクさん。
わたくし、人を見下しているかしら?▼
[ヴェイク]
はぁ? なんだ、いきなり?
つーか、今頃それに気づいたのかよ?▼
[マリアベル]
やっぱりそうだったんですのね…▼
最近、自分の物の見方について
色々考えておりますの。▼
わたくし、誇り高くあるということを
履き違えていたんじゃないかって…▼
[ヴェイク]
へっ。最初に俺様と会ったときなんて
すごかったぜ、お前。▼
庶民なんざ
眼中にありませんわって感じでよ。▼
[マリアベル]
育ちは関係ないですわ。あのときは
あなたの頭の悪さに呆れただけです。▼
[ヴェイク]
な、なんだとぉ?
お前、人がせっかく見直したのに…▼
[マリアベル]
見直した?▼
[ヴェイク]
自分が間違ってたって認めて
変わろうとしてるじゃねぇか。▼
簡単にできることじゃねぇぜ。
偉いよ、お前。▼
[マリアベル]
…ヴェイクさんに
そう言われましても。▼
[ヴェイク]
おい!
今、俺様のこと見下したんじゃねーか!?▼

支援B

[ヴェイク]
へへっ、今日はついてたな。
美味そうな林檎が二個も…▼
[マリアベル]
ヴェイクさん。少しよろしくて?▼
[ヴェイク]
おう、なんだ?▼
[マリアベル]
クロムさんと食後の果物を賭けて
ゲームをされたと伺いましたわ。▼
風紀を乱す行いは
慎んでいただかないと困ります。▼
[ヴェイク]
なにが風紀だよ。そんなもん、
いちいち気にしてらんねーよ。▼
[マリアベル]
言い訳は結構ですわ。
さ、林檎をお渡しなさい。▼
[ヴェイク]
断る。林檎が欲しかったら…
俺様とダイスで勝負しな。▼
[マリアベル]
だから賭け事は…▼
[ヴェイク]
お嬢様は庶民の遊びには
付き合っていられないってか?▼
[マリアベル]
そんなこと言ってませんわ!▼
…いいでしょう。
その勝負、受けて立ちます。▼
[ヴェイク]
へへっ、そうこなくっちゃな。
でもお前、負けたらどうするんだ?▼
[マリアベル]
万が一あなたが勝ったら、
わたくしを好きにするといいですわ。▼
[ヴェイク]
えっ…▼
[マリアベル]
正しき者が負けることなどありません。
わたくし、必ず勝ってみせますわ。▼
[ヴェイク]
ず、ずいぶん…
やりにくい勝負になっちまったな…▼

支援A

[ヴェイク]
マリアベル。これ、クロムに
返してやっといてくれ。▼
[マリアベル]
…林檎?
でもわたくし、負けましたのに…▼
[ヴェイク]
こないだ、下町に繰り出したときに
付き合ってもらったろ?。▼
あれでお前の負けはチャラだ。
で、これは俺様の単なる心変わり。▼
心配すんな、その林檎は
昨日買ったばかりのやつだから。▼
[マリアベル]
では、もう賭け事はしないと?▼
[ヴェイク]
あぁ。またお前にどやされちゃ
かなわねぇからな。▼
[マリアベル]
ふふっ、そうですの。▼
あなたと下町を回れて、林檎も戻って…
負けて得をしたのかもしれませんわね。▼
[ヴェイク]
その…嫌じゃなかったのかよ?
下町巡りなんて…▼
[マリアベル]
とんでもない。
とても新鮮な経験でしたわ。▼
下町のみなさんとお話しして、
楽しいひとときも過ごせましたし。▼
[ヴェイク]
…ちょっと脅かしてやるつもりで
行ったんだけどな。▼
あっという間に打ち解けて
人気者になっちまいやがって。▼
[ヴェイク]
お前、ほんとに
人を見下すのをやめたんだな…▼
[マリアベル]
ふふっ。
また連れて行ってくださいます?▼
[マリアベル]
おう。お前がいいなら、いつでもな。▼
[マリアベル]
約束ですわよ? では、わたくし
クロムさんを探してまいりますわ。▼
[ヴェイク]
…最近あいつ、口を開いても
かわいくなってきたじゃねぇか。▼
あいつがあんなに付き合いやすい
ダチになるとは思わなかったぜ。▼

支援S

[マリアベル]
…チェック。▼
[ヴェイク]
だぁっ! 参った!▼
駄目だ!
貴族のゲームは複雑すぎるぜ!▼
[マリアベル]
…じたばたしないでくださる?
紅茶にホコリが入りますわ。▼
[ヴェイク]
わ、悪ぃ…
しかし美味いな、お前の淹れた紅茶。▼
[マリアベル]
そう思うなら、喉で飲まずに
舌で味わいながら飲んでくださいませ。▼
貴族の文化を
お知りになりたいのでしょう?▼
[ヴェイク]
あぁ。お前には負けてられねぇ。
俺様も新鮮な経験をしとかないとな。▼
[マリアベル]
いい心がけですわね。▼
さて…ヴェイクさんには
なにをしてもらいましょうか。▼
[ヴェイク]
ん? してもらう?▼
[マリアベル]
ゲームはわたくしの勝ちでしたわ。
敗者は命令に従っていただきます。▼
[ヴェイク]
賭けは駄目なんじゃないのかよ…▼
[マリアベル]
物は賭けないのであれば
かまいませんわ。そうですわね…▼
先ほどから隠し持っている品を
わたくしにお見せになって。▼
[ヴェイク]
うっ、ばれてたか…
ほ、ほらよ!▼
[マリアベル]
あら? これは指輪…ですの?▼
[ヴェイク]
特注品だぜ。
お前のために買ったんだ。▼
お前って…いつもは口うるさいけど
その分退屈しねぇし…その…▼
毎日新鮮な気持ちで…楽しく
やっていけると思うんだよな…▼
[マリアベル]
ヴェイクさん…
勝者の命令をもうひとつ。▼
[ヴェイク]
な、なんだ?▼
[マリアベル]
わたくしを一生
しあわせにしなさい。▼
[ヴェイク]
へっ…命令ならしょうがねぇ。
あぁ、約束するぜ!▼

ベルベット

支援C

[ヴェイク]
…ちょっと話がある。▼
[ベルベット]
私にはないわ。▼
[ヴェイク]
俺様があるって言ってんだよ!
この前の戦いのことだ。▼
お前、目立ち過ぎだぜ。
先陣切るのは俺様に任せとけ。▼
[ベルベット]
…手柄でも欲しいの?
そんなものは早い者勝ちでしょう?▼
[ヴェイク]
そんな話じゃねえ。
お前、ひとりで突っ込み過ぎてんだよ。▼
あれじゃうしろの奴らが追いつけねぇ。
連携が取れなくなるだろうが。▼
[ベルベット]
私は私のやり方で戦うわ。▼
私のことは存在しないと
思ってくれればいいから。▼
[ヴェイク]
そんな器用なこと、
俺様にできるわけねーだろ!▼
[ベルベット]
タグエルを差別し、存在を否定した
人間たちが今さらなにを言うのよ。▼
[ヴェイク]
…お前だって、人間ってだけで
俺様たちを否定してるだろうが。▼
お前も人間を差別してるじゃねーか!
お前の嫌いな奴らと同じようにな!▼
[ベルベット]
なんですって…!▼
[ヴェイク]
おう、なんだ。
俺様の言ったこと、間違ってるか。▼
[ベルベット]
…ふん。これからは貴方のうしろを
ついていけばいいのでしょう。▼
せいぜい背中に気をつけて
先陣でもなんでも切るがいいわ。▼

(ベルベット、退場)

[ヴェイク]
…………。▼
あぁ、やっちまった。あんな言い方
するつもりじゃなかったんだがなぁ…。▼

支援B

[ヴェイク]
ベルベット。▼
[ベルベット]
なに。まだ注文があるの?▼
貴方の言う通り、先に出過ぎないよう
配慮しているつもりだけど?▼
[ヴェイク]
そのことを話すつもりだったんだよ。
あれから約束を守ってくれてるよな。▼
今後は状況を見て前に出てもいいぜ。
下がり過ぎるとお前も戦いにくいだろ。▼
[ベルベット]
前に出るなと言ったり
出ろと言ったり…▼
要は貴方と連携して
うまく戦えということ?▼
それはできないわ。私は
ほとんどの人間を信用していない。▼
[ヴェイク]
…あのなぁ。人間を信用しろなんて
俺様はひと言も言ってねぇぞ。▼
[ベルベット]
え…?▼
[ヴェイク]
タグエルがどんな種族か知らねえが
お前を見てりゃなんとなく想像つくぜ。▼
裏表なく、誇り高く、感情を隠さねえ。
気持ちのいい奴らだったんだろうよ。▼
人間は違う。表も裏もその裏もある。
騙すし盗むし裏切る。誇りも糞もねえ。▼
貧民街で、そういう腐った連中は
俺様も嫌というほど見てきたぜ。▼
こんな種族を丸ごと信じる奴がいたら
そいつはただの間抜けだ。▼
[ベルベット]
…そこまでわかっていて、
なぜ貴方を信用しろと言えるわけ?▼
[ヴェイク]
だから、ずっと言ってるだろ。
人間じゃなくて仲間を信じろって。▼
みんなお前のことを心配してる。
お前自身だってわかってんだろ?▼
[ベルベット]
…………▼
[ヴェイク]
あぁ、柄にもねぇ説教しちまったな…
俺様の話はそれだけだ。じゃあな。▼
(ヴェイク退場)
[ベルベット]
言いたいことだけ言って…
勝手な男ね…▼

支援A

[ベルベット]
ヴェイク…▼
[ヴェイク]
お前から話しかけてくるなんて
珍しいじゃねーか。▼
こないだは悪かったな。
俺様ばっか一方的にしゃべっちまって。▼
[ベルベット]
いや…私こそ今まで悪かったわ。▼
連携して戦ってみて…
わかったことも色々とあったから。▼
[ヴェイク]
あぁ。確かに最近、うまく戦えてるな。
お前がいると俺様も突撃しやすいぜ。▼
[ベルベット]
貴方はもう少し周囲の状況を
見て戦ったほうがいいと思うわ。▼
[ヴェイク]
ははっ、そうかもな!
お前に言われるとは思わなかったぜ。▼
[ベルベット]
ふふっ…▼
[ヴェイク]
…へっ。
お前、笑うとかわいいな。▼
[ベルベット]
節操がないわね。私はタグエルよ。
貴方の欲望の対象にはならないでしょう。▼
[ヴェイク]
欲っ…そんな言い方するんじゃねー!▼
それに、かわいいことに
人間もタグエルも関係あるかよ!▼
[ベルベット]
確かにね…貴方は種族の壁など
どうでもいいと思っているようだしね。▼
[ヴェイク]
仲間とのあいだにいちいち
壁なんて作ってられるか、面倒臭え。▼
俺様にとっちゃ、お前はちょっと変わった
ひとりの女に過ぎねぇよ。▼
[ベルベット]
…そう。▼

支援S

[ヴェイク]
…気のせいかもしれねーけど、
最近俺様たち、よくいっしょにいるよな。▼
[ベルベット]
気のせいじゃないわ。
私が貴方のそばに来ているんだから。▼
貴方のそばにいると落ちつく。
本当に不思議なことだけど。▼
[ヴェイク]
そ…そうか。俺様も、まぁ…
お前がそばにいるのは悪くねぇ。▼
[ベルベット]
以前、私が笑ったことを
覚えてる?▼
[ヴェイク]
覚えてるぜ。▼
[ベルベット]
私は…同胞が虐殺されて以来、
笑うことをずっとやめていた。▼
そんな私に貴方が笑顔を甦らせた。
その理由が何なのかわからない…。▼
[ヴェイク]
だったらよ…俺様のそばでもっと
笑ってみたらいいんじゃねーか?▼
これ、お前にやるよ。
一応、特注品なんだぜ。▼
[ベルベット]
…指輪? これを私に?▼
[ヴェイク]
結婚しようってことだ。
俺様はもう一度お前の笑顔が見てぇ。▼
そのためには、お前が抱えてる
色々なもんと決着をつけなきゃな。▼
だから、お前といっしょに…
がんばらせてくれねぇか?▼
[ベルベット]
…私と人生を共にするのは
決して楽なことではないわよ?▼
[ヴェイク]
上等だ。どんなことがあっても
俺様は打ち勝ってみせるぜ。▼
[ベルベット]
わかったわ。貴方の覚悟を
私もうれしく感じてる。▼
この指輪…受け取らせてもらうわ。
…ありがとう。▼

ティアモ

支援C

[ヴェイク]
クロム! クロムはどこだーっ!▼
[ティアモ]
ヴェイク。▼
[ヴェイク]
おっ、そっちか!▼
[ティアモ]
違うわよ。いい加減、クロム様を
追いかけるのはやめたらどう?▼
[ヴェイク]
俺様とクロムは永遠のライバルだ!▼
どっちがどっちを追いかけてるとか
そういう関係じゃねーんだよ!▼
[ティアモ]
現に今追いかけてるじゃない!▼
クロム様だって
迷惑してるに違いないわ!▼
[ヴェイク]
迷惑はしてないだろ?
あいつは毎回勝負に応じてるぜ?▼
[ティアモ]
挑まれたら逃げないのが
クロム様なんだから仕方ないじゃない。▼
だからあたしが
クロム様のためを思って…。▼
[ヴェイク]
本人が頼んだわけじゃねーだろ。
余計なお世話だっつーの。▼
[ティアモ]
うっ…。▼
…わかったわ。そんなに戦いたいなら
あたしが相手をしてあげる。▼
[ヴェイク]
は? お前が?▼
[ティアモ]
クロム様と戦いたいなら
まずあたしを倒してからにしなさい!▼
[ヴェイク]
ふふん、面白えじゃねえか。▼
クロムも見当たらねぇことだし
たまにはいいかもな。▼
来い!▼

支援B

[ヴェイク]
くっそー、クロムの奴…
もうちょっとで俺様の勝ちだったのに!▼
[ティアモ]
何度負けてもあきらめないわね。
その情熱には頭が下がるわ。▼
でも、わざわざクロム様の剣に対して
不利な斧で挑まなくても…。▼
[ヴェイク]
相性とか理屈とか、
いちいち気にしてられねーんだよ。▼
頭のいいやり方じゃ、お前やクロム
みたいな奴には追いつけねぇ…。▼
俺様は俺様のやり方を通す。
そして勝つ!▼
[ティアモ]
…本当に勝ちたいの?▼
[ヴェイク]
ん?▼
[ティアモ]
この前戦ってみてわかったわ。
あなたには戦いの才能がある。▼
なのに変に我流にこだわって、
基本を疎かにするから負けるのよ。▼
[ヴェイク]
なんだと!?▼
[ティアモ]
斧で勝つなら、正面から行く以外の
戦術も知らないとね。▼
よかったらあたしが指導するけど…
どうする?▼
[ヴェイク]
…本当にクロムに
勝てるようになるのか?▼
[ティアモ]
それはあなた次第ね。
でも、効果は保障するわ。▼
[ヴェイク]
ようし、やってやろうじゃねえか。▼
[ティアモ]
言っておくけど、
容赦はしないからね。▼
[ヴェイク]
上等だ! いくぜ!!

支援A

[ティアモ]
ふぅ…ひとまず休憩しましょう。▼
[ヴェイク]
はぁはぁ…なんの、まだまだ…だぜ。
ぜぇぜぇ…▼
[ティアモ]
強がりを言わないの。
息が上がってるじゃない。▼
適度に休息をとることも
強くなるためには大切な事よ。▼
[ヴェイク]
そ…そこまで言うのなら
休憩…してやるぜ。▼
ふーぅ…
あー疲れた。▼
[ティアモ]
ふふふ…でもすごいわ。
才能があるとは思ってたけど▼
この短期間で、見違えるような
動きになってきたもの。▼
[ヴェイク]
ま、基本のひとつやふたつ、
俺様にかかりゃどうってことねーぜ。▼
だが…お前に教えてもらわなきゃ
こうはいかなかっただろうな。▼
例を言うぜ。ありがとな。▼
[ティアモ]
あら、素直なのね。珍しく。▼
[ヴェイク]
俺様はいつだって素直だぜ。▼
[ティアモ]
そうかしら?
ま、そういうことにしておくわ。▼
[ヴェイク]
だけど…いいのか?▼
[ティアモ]
なにが?▼
[ヴェイク]
俺様はクロムのライバルなんだぜ?▼
その俺様を強くするってのは
クロムにとっちゃ良くねえんじゃねえか?▼
[ティアモ]
そんなことはないわ。▼
あなたが強くなれば、クロム様も
負けまいとさらに強くなるもの。▼
結果としてクロム様の
ためになることよ。▼
[ヴェイク]
なるほどねえ。▼
[ティアモ]
それに、あなたが強くなることは
この軍全体の戦力も高くなるわ。▼
悪いことなんて
なにひとつ存在しないわよ。▼
[ヴェイク]
へーぇ、そこまで考えてたのか。
ルフレも顔負けだな。▼
[ティアモ]
あのねえ…
普通考えるわよ、このくらい。▼
なんにも考えずに戦ってるのなんて
あなたくらいじゃない?▼
[ヴェイク]
なんだとぅ!▼
[ティアモ]
あら、ずいぶん
元気を取り戻したわね。▼
息も整ったみたいだし、
じゃ、続けますか。▼
[ヴェイク]
おぅ!▼
[ティアモ]
これからも
手加減なしでビシビシいくわよ!▼
[ヴェイク]
もちろんだ! クロムに勝てるその日まで
指導、よろしく頼むぜ!▼

支援S

[ヴェイク]
へへっ…見たか?
クロムから一本取ったぜ▼
まぁ、あいつにも一本取られたから
引き分けだが、お前の指導のおかげだ。▼
[ティアモ]
見たわよ…ふたりとも本気で、
真剣勝負のようだったわ。▼
[ヴェイク]
得物は真剣じゃなかったけど
俺様は真剣勝負のつもりだったぜ。▼
なにしろお前の心を動かすには
クロムに勝つしかねぇだろうからな。▼
[ティアモ]
え?
それって…どういう…▼
[ヴェイク]
なぁ…もうクロムのことはあきらめろ。
望みはないってよーくわかってんだろ?▼
[ティアモ]
なっ…なな、なんで、そんなこと…!▼
[ヴェイク]
見てて歯がゆくなってくるんだよ。
お前のひたむきさも、健気さも。▼
…俺様にしとけ。
俺様はお前のこと、ちゃんと見てるぜ。▼
[ティアモ]
えっ? …い、いきなり…
そんなこと言われたって…▼
[ヴェイク]
お前の情熱を俺様に向けてみろよ。
俺様は全部正面から受け止めてやる。▼
その倍の情熱でお前を愛してみせる。
だから、これを受け取ってくれ。▼
[ティアモ]
…え、指輪?
それって、つまり…▼
[ヴェイク]
お前のために注文した特注品だ。▼
お前の心がクロム以外に
揺れることなんてそうそうねぇからな。▼
今のうちに押し切らせてくれよ。
結婚してくれ、ティアモ。▼
[ティアモ]
うぅ…あの…、えっと……▼
は…はい。▼
[ヴェイク]
そうか! ありがとな!!▼
誰よりも愛してるぜ、ティアモ。
全力でしあわせにするからな!▼
[ティアモ]
もう…
本当に強引なんだから。▼
絶対にしあわせにしてよ?
…信じてるからね。▼

ノノ

支援C

[ノノ]
…ぐすっ…うぅ…▼
[ヴェイク]
どうした? なに泣いてやがんだ?▼
[ノノ]
あっ…
んーん、なんでもない…▼
[ヴェイク]
なんでもないのに泣く奴がいるかよ。
ほら、言ってみろって。▼
[ノノ]
…怖い夢を見たの。▼
[ヴェイク]
夢の中で
怪物にでも追っかけられたのか?▼
[ノノ]
ううん、そういう夢じゃないの…
見たのは、ひとりぼっちの夢…▼
みんなノノを
置いて行っちゃうの…▼
クロムのおにいちゃんも、
ルフレも、みんな…▼
[ヴェイク]
…そいつはありえねぇな。▼
クロムやルフレみたいな
お人好しがお前を置いて行けるかよ。▼
もちろん俺様も、ほかの奴らもだ。
みんなこうしてそばにいるだろ?▼
[ノノ]
だけどあと百年もしたら
みんないなくなっちゃうもん。▼
[ヴェイク]
…………▼
[ノノ]
そしたらノノ、また ひとりぼっち…
う、うぅっ、ぐすっ…▼
[ヴェイク]
…だーっ!!
泣くなよ、もう!▼
百年も先のことなんざ、
百年先のお前に任せとけ!▼
子どもは今を目一杯楽しく遊んで
笑ってりゃいいんだっつーの!▼
[ノノ]
そんなこと言っても…▼
[ヴェイク]
つまんねぇこと考える暇があったら
とにかく遊べ!▼
よーし、まずは…
屍兵ごっこだ! ぎゃおーっ!▼
[ノノ]
きゃーっ!▼

支援B

[ノノ]
んっと…ひゅー。ひゅー。▼
[ヴェイク]
へったくそな口笛だなぁ。
俺様がもう一度手本を見せてやろうか?▼
[ノノ]
も、もうちょっとなのに!
ひゅー…ひゅー!▼
[ヴェイク]
それ、口で言ってるだけだぞ。
まぁ気長に練習しろ。▼
うらやましいくらい
長い寿命があるんだからよ。▼
[ノノ]
…長く生きても
いいことなんてないよ。▼
[ヴェイク]
俺はお前くらいの寿命が欲しいぜ。
叶えたい夢があるからな。▼
[ノノ]
ヴェイクの夢? なになに?▼
[ヴェイク]
国一番の男になって、貧民街にいる
俺様の子分たちにいい暮らしをさせる!▼
で、さらに子分のまわりにいる
連中にいい暮らしをさせる!▼
それを続けていって、最後は
世の中全部をいい暮らしにしちまうわけだ。▼
[ノノ]
すごーい!▼
[ヴェイク]
ま、昔、エメリナ様が話してたことを
俺様流に言い直しただけなんだけどな。▼
けど、この夢を実現させるにゃ、
時間がいくらあっても足りねぇ。▼
長生きしねぇとなー…。
[ノノ]
…だいじょうぶだよ。
ノノがいるもん。▼
ヴェイクの寿命が足りなかったら
ノノが代わってあげる!▼
ノノ、長生きだから
ヴェイクのお手伝いができるね!▼
[ヴェイク]
…ノノ…お前…。▼

支援A

[ノノ]
…………。▼
[ヴェイク]
なんだなんだ、浮かない顔しやがって。
子どもはもっと笑ってろよ。▼
[ノノ]
ノノ、ヴェイクよりお姉さんだもん。▼
[ヴェイク]
中身がガキだったら
いくつでも子どもは子どもなんだよ。▼
で、どうした?
また怖い夢でも見たか?▼
[ノノ]
ヴェイク、優しいね。
…だから怖いの。▼
ヴェイクがいなくなったときのこと
考えると…すごく怖いの。▼
[ヴェイク]
…お前なぁ…こないだは俺様の夢を
代わりに叶えるって言ってただろうが。▼
[ノノ]
そうだよ…だからノノ、
ずっと生きていこうって思ったよ…。▼
でも、ヴェイクがいなくなるのは
やっぱり嫌なの!▼
ヴェイクだけじゃない…
みんな、いなくなるのがとっても嫌なの…▼
[ヴェイク]
なにを言い出すかと思えば…
心配すんな。俺様はいなくなったりしねぇよ。▼
[ノノ]
…ほんとに?▼
[ヴェイク]
あぁ、本当だ。俺様だけじゃなく、
他の連中もきっとそのつもりさ。▼
だからもう泣くな。
お前は能天気に笑ってりゃいいんだよ。▼
[ノノ]
…わかった!
ありがとう、ヴェイク!▼
[ヴェイク]
おう!▼

支援S

[ノノ]
ねぇ、ヴェイク。
ヴェイクはいなくなったりしないよね?▼
[ヴェイク]
また、その話しか…
だから俺様はいなくなったりしないって!▼
いったい何度同じことを
聞きゃ気が済むんだよ。▼
[ノノ]
だって、ノノ
心配なんだもん…▼
[ヴェイク]
わかったわかった。もう一回言うぞ。
俺様はいなくなったりしねぇ。▼
他の連中については言い切れねぇが
少なくとも俺様だけはな。▼
[ノノ]
うん! ヴェイクさえいてくれたら
ノノ、寂しくない!!▼
[ヴェイク]
…俺様さえいりゃ、いいのか?▼
[ノノ]
他のみんなもいてくれたら
もっとうれしいけど…▼
[ヴェイク]
わかった。じゃあ約束の証をやるよ。
ノノ。左手を出せ。▼
[ノノ]
左手? はい。▼
[ヴェイク]
ほい。お、なかなか
似合ってるじゃねーか。▼
[ノノ]
指輪? かわいい…きらきらしてる。
これ、ノノにくれるの?▼
[ヴェイク]
それは世界でひとつの、俺様とお前が
一生いっしょっていう約束の指輪だ。▼
[ノノ]
一生…いっしょ?▼
[ヴェイク]
俺様は、ずっとお前のそばにいる。
生きていても、死んじまってもな。▼
お前が望みゃ、どんな形になっても
そばに出てきてやらあ。▼
夢の中にでも幽霊になってでもな。
だから…もう泣くんじゃねーぞ。▼
[ノノ]
うん…ありがとう、ヴェイク…。
ノノ、うれしい…ぐすっ。▼
[ヴェイク]
おいおい、だから泣くなって…。▼

サーリャ

支援C

[ルフレ]
………?▼
[サーリャ]
あぁ、ルフレ…。▼
[ヴェイク]
なにやってんだ、サーリャ。▼
[サーリャ]
…貴方が気にする必要はないわ。▼
[ヴェイク]
呪術をする奴が仲間を尾行していて
気にしねぇわけねぇだろ。▼
[サーリャ]
…私はルフレに危害を加える
つもりなんてないわ。▼
ただ、あの人を見ているだけで…
この心は満たされるのよ…。▼
[ヴェイク]
そういうことか…
ルフレのやつ、モテモテだな。▼
[サーリャ]
男はすぐにそういう方向へ
頭を働かせるわね…。▼
私が抱いている思いは…
そんな単純な感情ではないわ…。▼
私が求めているのは…
もっと純粋な魂の絆なの…。▼
[ヴェイク]
へえ…じゃあ俺様に対してはどうだ?
その魂のなんとやらの対象にはならねえのか?▼
[サーリャ]
貴方、その意味が
分かって言ってるの…?▼
[ヴェイク]
要するに好意を持つ事ではあるんだろ?
惚れたはれたは別として。▼
[サーリャ]
そうね…
間違っているとは言えないわ…▼
でも…貴方に魂の絆を求める
自分は想像できないわね…▼
(サーリャ退場)
[ヴェイク]
くっそー…なんでだよ!
納得いかねぇ!▼
なんであいつばっかり好意を持たれて
俺様じゃ駄目なんだ!▼

支援B

[サーリャ]
今日はルフレと
濃密な時間が過ごせたわ。うふふ…。▼
[ヴェイク]
おい、サーリャ。▼
[サーリャ]
…いい気分に浸っていたのに…
なんなのよ、突然。▼
まだ…私がルフレに
なにかすると思ってるの…?▼
[ヴェイク]
いいや。今まで見張らせてもらったが
お前は悪い奴じゃなさそうだ。▼
もう心配はしてねぇよ。
…疑って悪かったな。▼
[サーリャ]
そう…これ以上じろじろ
見られていたら呪っていたわ。▼
[ヴェイク]
おいおい、
おっかねぇこと言うなよ。▼
[サーリャ]
おっかない…?
望むところじゃないの?▼
[ヴェイク]
ん? どういうことだ?▼
[サーリャ]
呪うということは…
人に好意を持つことに似ているから…。▼
好意を持つことは…相手の心に触れたい…
理解しあいたいと願うこと。▼
呪いも、そう…相手の心に触れ、
同調することで魂を揺さぶる…。▼
うふふ…貴方は単純そうだから
さぞかし呪いやすいでしょうね…。▼
[ヴェイク]
失礼な女だな、おい…。▼
ま、でもお前みたいな美人に
心を触れられるのは悪くねぇかもな。▼
[サーリャ]
勘違いしないでね…私は
貴方の心に触れられるけど…▼
貴方のような単細胞に
私の心は理解できないわ…。▼
[ヴェイク]
ほんっとに失礼だな、お前!
俺様ぁそこまで馬鹿じゃねぇぞ!▼
[サーリャ]
うふふ…馬鹿はみんなそう言うのよ。▼
[ヴェイク]
はっきり馬鹿って言いやがったな!
ちきしょう、今に見てろよ!▼

支援A

[ヴェイク]
…よう、偶然だな。▼
[サーリャ]
どうして…こんなところにいるの。
食事の時間でしょう?▼
[ヴェイク]
お前こそ、食事の時間なのに
こんなところでなにしてんだよ。▼
[サーリャ]
貴方には…関係ないわ…。▼
[ヴェイク]
…放ってはおけねぇよ。
仲間が落ち込んでんのに。▼
戦争なんだから仕方ねぇだろ。
どうしたって犠牲者は出るもんだ。▼
お前がいくらがんばったって、
味方全員守れるわけじゃねぇ。▼
[サーリャ]
…でも…救えたわ。
私にもう少し力があれば…救えたわ。▼
[ヴェイク]
悔やんだって死者は戻ってこねぇ。
前に進むしかねぇんだ。▼
ほれ、果物くらいなら腹に入るだろ。
少しは食わねぇと身が持たねぇぜ。▼
[サーリャ]
…なぜ、そんなに都合よく
食べ物を持ち合わせているの…?▼
[ヴェイク]
…ん?▼
[サーリャ]
貴方がここに来たのは
偶然じゃないわね…。▼
私がここにいることも…
落ち込んでいることも、承知の上で…。▼
[ヴェイク]
さぁな。どうでもいいじゃねぇか、
そういうことはよ。▼
[サーリャ]
…訂正するわ。▼
[ヴェイク]
なにがだ?▼
[サーリャ]
貴方には私の心を理解できないと
言ったこと…訂正するわ。▼
[ヴェイク]
へへっ、そうかい。▼

支援S

[サーリャ]
コウモリの羽根と…豚の尻尾。
あとは…。▼
[ヴェイク]
…なんだか物々しいじゃねぇか。
なにを始めるつもりだよ?▼
[サーリャ]
そんなに大した術じゃないわ…。▼
でも、絶対に失敗したくないから…
完璧な準備を整えているのよ…。▼
[ヴェイク]
そ、そうか…で、
なんの呪術を使うつもりだよ?▼
[サーリャ]
…貴方には言いたくないわ。▼
[ヴェイク]
なんだよ、そりゃ。
まさか俺様を呪うわけじゃねぇだろうな?▼
[サーリャ]
…………。▼
[ヴェイク]
…え、図星なのか?
おいおい、なんでだよ!▼
[サーリャ]
先に呪いをかけたのは…
貴方のほう…。▼
[ヴェイク]
はぁ?▼
[サーリャ]
貴方が私の心を揺さぶるから…
私も貴方の心を奪うのよ…。▼
[ヴェイク]
ん? …あぁ、そういうことか。
だったらそんな儀式、必要ねぇよ。▼
俺様ぁ、これをお前に
渡すつもりだったんだ。▼
[サーリャ]
それは…指輪…?▼
[ヴェイク]
お前はとっくに
俺様の心を奪ってたんだよ。▼
儀式を行うよりも、こいつを
受け取るほうが手っ取り早いと思うぜ。▼
[サーリャ]
…そうね。
だったら…受け取ってあげるわ。▼
[ヴェイク]
へへっ…ありがとよ。▼

オリヴィエ

支援C

[ヴェイク]
…ん?▼
[オリヴィエ]
…ふぅっ…。▼
[ヴェイク]
オリヴィエ、泣いてんのか?
おい、どうしたんだよ!▼
[オリヴィエ]
風の匂いが…。▼
[ヴェイク]
風の匂い?
べつに普通だと思うがな…。▼
[オリヴィエ]
いえ、風の匂いの移り変わりに
季節の変化を感じたら…自然と涙が…。▼
[ヴェイク]
はぁ?▼
[オリヴィエ]
きゃっ! は、恥ずかしいです~…!▼
[ヴェイク]
わ、悪い。
俺様はてっきりなにかあったのかと…。▼
[オリヴィエ]
わ、私…こういうこと、
しょっちゅうありますから…。▼
[ヴェイク]
しょっちゅうって…
風の匂いで涙を流すのが?▼
[オリヴィエ]
星がきれいだったり…美味しいものを
食べたり…渡り鳥の群れを見つけたり。▼
なにかに心を動かされると、
感動でぼーっとしちゃうんです…。▼
[ヴェイク]
ふーん、そういうもんか…。▼
俺様にゃよくわかんねえけど
なんつーか、繊細だな、お前。▼
[オリヴィエ]
うぅ…すみません。▼
[ヴェイク]
謝るこたぁねぇよ。戦場で
ぼーっとすることはねぇんだろ?▼
[オリヴィエ]
は、はい…それは、さすがに。▼
[ヴェイク]
だったら気にするこたぁねえよ。
しかし、風の匂い、ねぇ…▼
俺様にゃメシの匂いとか
そんなのしか分からねえよ。▼
[オリヴィエ]
えっ…あ、はい…すいません。▼
[ヴェイク]
いや、今のは謝るところじゃねえだろ。
笑うとか突っ込むとかどっちかの…▼
[オリヴィエ]
えっ…そ、そうなんですか…
すみません。すみません…!▼
[ヴェイク]
…また謝ってる。
不思議なやつだな。お前。▼
[オリヴィエ]
す、すみません。▼

支援B

[ヴェイク]
…………。▼
[オリヴィエ]
あ、あの…すみませんでした。▼
[ヴェイク]
ったく…崖の下にきれいな花があったからって
普通取りに行こうとするか…?▼
俺様が見つけてなかったら
落ちてたかもしんねーぞ?▼
[オリヴィエ]
そ…そうですね…。▼
[ヴェイク]
また何かあったのかよ?
その風の匂いがどうとかって感じのが。▼
[オリヴィエ]
は…はい…。▼
[ヴェイク]
風の匂いとかで涙流したり、
流れ星見つけてはしゃいだり…。▼
お前って、子どもみたいだな。▼
[オリヴィエ]
うぅっ…ごめんなさい…。▼
[ヴェイク]
…お前って
本っ当に謝ってばっかりだな。▼
[オリヴィエ]
す、すみません…。▼
[ヴェイク]
他に何かないのかよ?
「ヴェイクさんって素敵ですね」とかさ。▼
[オリヴィエ]
あ…いえ…その…▼
[ヴェイク]
ほら、恥ずかしがらずに。▼
[オリヴィエ]
あ…ありがとうございました。▼
[ヴェイク]
へ?▼
[オリヴィエ]
いえ…その…
助けてもらって…▼
[ヴェイク]
あ、そのこと…▼
[オリヴィエ]
え…わ…私
何かいけないことでも…▼
[ヴェイク]
言ってねえ! 言ってねえから
なんでも謝るのはやめてくれ。▼
[オリヴィエ]
は、はい…▼

支援A

[オリヴィエ]
あ…あの、ヴェイクさん。▼
[ヴェイク]
んー?▼
[オリヴィエ]
こ…この前、
崖から落ちかけた時のことなんですが…▼
[ヴェイク]
ああ。
あの時がどうしたんだ?▼
[オリヴィエ]
あの、その、えっと…
ヴェ、ヴェイクさんって素敵ですね。▼
[ヴェイク]
はい?▼
[オリヴィエ]
え! ち、違うんですか…▼
[ヴェイク]
いや、違うもなにも
話の筋がまったく見えてこねえ。▼
そりゃ俺様は素敵だろうけどよ。
崖から落ちかけた時の事とどう結びつくんだ?▼
[オリヴィエ]
いえ…あの…その…あの時、ヴェイクさんが
謝る代わりとして、挙げてらっしゃったんで…▼
ひょっとしたら…そう言って
欲しかったのかもって…だから…▼
[ヴェイク]
で、それを今言ったってわけか。▼
[オリヴィエ]
は…はい…▼
[ヴェイク]
あのなあ…物事には
タイミングってものがあるだろう。▼
今言われても
びっくりするだけじゃねえか。▼
[オリヴィエ]
あぅぅ…すいません。▼
[ヴェイク]
また謝ってる…▼
[オリヴィエ]
でも…その…助けていただいたんで…
なにかお礼をしたくて、それで…▼
[ヴェイク]
それでさっきのセリフか…
やっと飲み込めたぜ。▼
じゃあ、この前のお礼にひとつ頼みがある。
いいか?▼
[オリヴィエ]
はい…なんでしょう…▼
[ヴェイク]
俺様の前では謝るな。▼
[オリヴィエ]
え…▼
[ヴェイク]
なんつーのかな、そうポンポン謝られると
普通に話ができてる気がしねえんだよ。▼
俺様はお前とちゃんと話がしてみてえんだ。
だから、いいな。▼
[オリヴィエ]
は…はい…
努力します…▼

支援S

[ヴェイク]
オリヴィエ、ちょっといいか?
その…話があるんだ。▼
[オリヴィエ]
は、はい。
なんでしょうか?▼
[ヴェイク]
そのよ、俺様は、あれからお前と
色々話ができて楽しいと思ってんだ。▼
お前はどうだ?▼
[オリヴィエ]
は、はい…
そ…そうですね…▼
私も…お話しを聞いていただいて
楽しいと…思ってます。▼
[ヴェイク]
その、なんだな。これからもずっと
いろんな話をしていけたらなって思ってる。▼
だから、これをだな。
お前にもらってほしいんだよ。▼
[オリヴィエ]
これって…指輪…。▼
[ヴェイク]
その…なんだな。
今回だけは、いいぜ。▼
[オリヴィエ]
え?▼
[ヴェイク]
俺様に謝ることだよ。
今回は許してやるよ。▼
そうしないと、お前
断りたくても断りづらいだろうからな。▼
だから……って、
おい、どこに行くんだよ!▼
[オリヴィエ]
は、恥ずかしくて…。▼
[ヴェイク]
なに言ってやがる。
俺様だって恥ずかしいんだよ!▼
(オリヴィエ退場)
[ヴェイク]
…いなくなっちまった。
ったく、ほんと繊細な奴だぜ。▼
…ま、いいか。
そういうところに惚れたんだからな。▼
(オリヴィエ再登場)
[オリヴィエ]
…あの…ヴェイクさん…▼
[ヴェイク]
お、戻ってきたか。▼
[オリヴィエ]
その…逃げ出しちゃって…。▼
[ヴェイク]
いいって。気にしてねえよ。
謝るのも禁止じゃねえし。▼
[オリヴィエ]
あの、でも…今回も
謝るの禁止でいいです…▼
これ…見てください。▼
[ヴェイク]
あ。お前、指輪…
指につけて…。▼
[オリヴィエ]
その…、に…似合いますか?▼
[ヴェイク]
へっ、当然だろ。
お前に似合うよう注文した特別製だぜ。▼
[オリヴィエ]
そうだったんですね…。
うれしいです…とっても。▼
あ…あの…ヴェイクさん…。▼
[ヴェイク]
ん?▼
[オリヴィエ]
そ…その…
…だいすき、です…。▼
[ヴェイク]
なっ…!
お前いきなり何言い出すんだよ…!▼
[オリヴィエ]
だ、だって…
ちゃんと言ってなかった、ですから…。▼
[ヴェイク]
………。
お前、意外に大胆なとこもあったんだな…。▼
ま、嬉しい発見だぜ、オリヴィエ。
俺様もお前のこと大好きだからな!▼
ぜってー幸せにしてやるよ!▼
[オリヴィエ]
はい…!▼

セルジュ

支援C

[ヴェイク]
…いてっ! 沁みるって!▼
[セルジュ]
沁みるように塗ったのだから、当然よ。
はい、もっと傷口を見せて?▼
[ヴェイク]
意地悪すんなよな…。▼
[セルジュ]
うちのミネルヴァちゃんと
殴り合いなんてするからよ。▼
飛竜と素手で喧嘩なんて…。
私が来なかったらどうなっていたか。▼
[ヴェイク]
お前が邪魔しなかったら
確実に俺様が勝ってたな!▼
[セルジュ]
組み伏せられた体制から
どうやって予定だったのかしら?▼
ミネルヴァちゃん、
あぁ見えて気性が荒いのよ?▼
[ヴェイク]
あぁ見えてって、見たまんまだろ…。▼
[セルジュ]
あらあら、ここも塗っておかないと。▼
[ヴェイク]
痛ぇって!▼
[セルジュ]
うふふ、ごめんなさい。▼
でも次にミネルヴァちゃんに手を出したら、
今度は止めないわよ?▼
ミネルヴァちゃんのご飯にならないよう、
せいぜい気をつけてね。▼
[ヴェイク]
あぁ、かまわねぇぜ。
次こそ決着つけなきゃな。▼
俺様が最強だってこと、
おいつに思い知らせてやる!▼
[セルジュ]
…やれやれ、困った人。▼

支援B

[セルジュ]
ヴェイク。
ミネルヴァちゃんになにをしたの?▼
[ヴェイク]
ん? べつに、いつも通りだぜ。▼
[セルジュ]
いつも通りということは、いつも通り
組み伏せられていたわけね。▼
それにしては
ずいぶん仲良くなっていたわね。▼
あの子があんなにはしゃいでるの、▼
野生のグリフォンを
仕留めた時以来のことだわ。▼
[ヴェイク]
そ…そうなのか。▼
ま、殴り合いから生まれる
友情ってもんがあるんだよ。▼
思いきり気持ちをぶつけて通じ合った。
言葉は通じなくてもな。▼
[セルジュ]
そうだったのね。そういうお話なら
わからなくもないわ。▼
方法はともかく、あの子と
仲良くしてくれるのは大歓迎よ。▼
[ヴェイク]
あいつ、お前のことを
ずいぶん慕ってるよな。▼
ミネルヴァを見てたらわかるぜ。
お前が優しい主人だってことはな。▼
[セルジュ]
うふふ、ありがとう。
これからも仲良くしてあげてね。▼
[ヴェイク]
もちろんだぜ。あいつとはもう
男と男の友情が芽生えてるからな!▼
[セルジュ]
…………▼
ミネルヴァちゃんはメスよ…▼
[ヴェイク]
そ、そうか。悪い。▼
[セルジュ]
ふぅ…じゃ、どうぞ
こちらへ来てちょうだい。▼
じゃれ合ってすり傷ができてるわ。
手当てをしないとね。▼
[ヴェイク]
あー…今度はあんまり
沁みないように塗ってくれよな。▼
[セルジュ]
さて、どうしましょう?
うふふ。▼

支援A

[セルジュ]
どうだったかしら?
飛竜の背中から見た空は。▼
[ヴェイク]
すげー気持ちよかったぜ!
いいなぁ空は。どこまでも広くて!▼
[セルジュ]
それにしても、ミネルヴァちゃんが
背中に乗せるほど心を許すなんて。▼
あなたのこと、
よっぽど気に入ったんでしょうね。▼
[ヴェイク]
餌の世話とか、水浴びとか
しょっちゅう付き合ってたからな。▼
[セルジュ]
あらまぁ。
意外に優しいのね、ヴェイクは。▼
[ヴェイク]
仲間と認めた奴には
優しくしてるつもりだぜ、俺様は。▼
それにあいつ、仲良くなってみると
なかなか可愛い顔してるしよ。▼
[セルジュ]
でしょう? 私もひと目見たときから
そう思っていたの。▼
もう十年の付き合いだけど、
日に日に可愛くなっていくのよ?▼
[ヴェイク]
十年って…お前、子どもの頃から
ドラゴンナイトだったのか?▼
[セルジュ]
まさか。ただの子どもだったわ。▼
一人で飛竜の谷へ行ったときに、
ミネルヴァちゃんと出会ったの。▼
[ヴェイク]
ひ…ひとりで!?▼
[セルジュ]
えぇ。私一人で行ったのよ。
ちょっとした冒険みたいでワクワクしたわ。▼
当時はミネルヴァちゃんもまだ小さくて…
それはもう、可愛かったのよ。▼
[ヴェイク]
へ、へぇ…そりゃよかったな。
それで、殴り合って仲良くなったってか?▼
[セルジュ]
うふふ、実は似たようなものなの。
当時はシスターの修業中だったから▼
手にした杖で、言うことを聞きなさい!
と、頭をぽかりと。▼
そうしたらミネルヴァちゃん、
急にしおらしくなっちゃって。▼
言うことを聞いてくれるようになったから、
そのまま家まで乗せてもらったの。▼
[ヴェイク]
…マジかよ。すごいな。▼
[セルジュ]
うふふ。それ以来、
私とミネルヴァちゃんはずっと一緒なの。▼
あ、もちろん杖で頭を殴ったことは
そのあとちゃんと謝ったわ。▼
[ヴェイク]
大した度胸してやがるぜ…。
お前ってきれいな顔して豪快だな。▼
[セルジュ]
うふふ、女性への褒め言葉としては
不適切な気もするわね。▼
[ヴェイク]
俺様は素直に褒めたつもりだ。
気に入ったぜ、お前のこと!▼

支援S

[ヴェイク]
よう、セルジュ。▼
[セルジュ]
ヴェイク。またミネルヴァちゃんに
会いに来てくれたのかしら?▼
[ヴェイク]
今日はお前に会いに来たんだよ。▼
いや…つーか、最近はずっとそうだな。
ミネルヴァを口実に使っちまった。▼
お前のそばにいると…
なんかこう、落ち着くんだよな。▼
[セルジュ]
まぁ。ヴェイクにしては
ずいぶんと遠回しね。▼
[ヴェイク]
俺様だってこういうときは
緊張したりするんだよ!▼
[セルジュ]
うふふ、かわいい人。▼
[ヴェイク]
…これ、お前のために用意した
特注の指輪だ。▼
これからもずっと
俺様のそばにいてくれ。▼
[セルジュ]
…ミネルヴァちゃんはどうするの?▼
[ヴェイク]
もちろんミネルヴァもいっしょだろ。▼
[セルジュ]
でも…餌代、けっこうかかるわよ。▼
その辺に離しておいたら
適当な獣を仕留めて帰ってくるけど▼
それだと栄養が偏っちゃうし…。▼
[ヴェイク]
適当な獣ってのが何なのかは
聞かないでおくぜ…。▼
ま、餌代くらい俺様に任せとけ!▼
[セルジュ]
あと私、ミネルヴァちゃんと
いっしょに住める家がいいのだけれど。▼
[ヴェイク]
ず、ずいぶんでかい家がいるな…。
わかった、建ててみせるぜ。▼
で、でもそれは戦争が終わってからで
いいか…?▼
[セルジュ]
えぇ。もちろんよ。
あとは…。▼
[ヴェイク]
まだあるのかよ!▼
[セルジュ]
うふふ、全部冗談よ。▼
ミネルヴァちゃんを大事にしてくれるなら
あとはなにもいらないわ。▼
[ヴェイク]
そう言うな。俺様はどっちも大事にするし
さっきの約束も果たすつもりだぜ。▼
二人まとめて俺様が幸せにしてやる!
お前らどっちも嫁に来い!!▼
[セルジュ]
ふふっ…頼もしい人。▼
ヴェイク。
あなたの申し出、喜んでお受けするわ。▼
[ヴェイク]
マジかよ! ありがとな、セルジュ!
俺様は世界一の幸せ者だぜ!▼
さっそくクロムに自慢してこよう!
すっげぇ綺麗な嫁さん貰ったってなー!▼
[セルジュ]
まぁ…ミネルヴァちゃんのことを
そこまで褒めてくれるなんて、嬉しいわ。▼
[ヴェイク]
あ…いや、
今のはミネルヴァのことじゃなくて…。▼

ウード(親子)

支援C

[ウード]
はぁ…今日は空気が悪い…。
朝から体が疼いて仕方ないぜ…▼
……くっ!? この感じは何だ…!?
血の騒ぎ方が…いつもと…違う!?▼
[ヴェイク]
ウード、何やってんだ?▼
[ウード]
父さん…! 来るな!
今の俺に近づくんじゃない…!!▼
[ヴェイク]
はぁ!? ど、どうしたんだよ!?▼
[ウード]
俺の中に眠る英雄の血が、
獲物を求めているんだ…!▼
今の俺に近づいたら…相手が例え
父さんでも、手加減ができない…っ!!▼
お願いだ、これ以上来ないでくれ!
俺は父さんを…傷つけたくない!!▼
[ヴェイク]
どういうことだ!?
もしかして…誰かに操られてんのか!?▼
[ウード]
あぁ…。この俺が自らの血如きに
踊らされるなど…なんたる不覚…!▼
ぐ…うっ! 静まれ…!
静まってくれ、俺の血よ……!!▼
[ヴェイク]
!? 何だよ、苦しいのか!?▼
よ…よし! すぐにリズを呼んでくるぜ!
それまで頑張って我慢しろよ!!▼
[ウード]
えぇっ!? 母さんを!?
えっと……。えぇっとー…▼
…ふっ。それには及ばない。
この程度の身体の疼きなど…▼
(ヴェイク退場)
[ウード]
あと数刻もすれば消え去るだろう…。
俺はこのようなことには慣れている…って、▼
…ちょっと父さん!?
本当に母さん呼びに行っちまったのか!?▼
あー…。どうしよう。▼

支援B

[ウード]
あのー…。
父さん、まだ怒ってるか?▼
[ヴェイク]
あったりめーだろ!▼
お前がいきなり苦しみ出すから、
俺様もリズも、すっげー心配したんだぞ!?▼
ま、お前が無事なら良かったけどよ…。
何なんだあの妙な設定の芝居は!?▼
[ウード]
妙な設定って何だよ! 俺が頑張って
考えたみたいに言うのやめろって!▼
俺は正真正銘、英雄の血を宿した
選ばれし希望の戦士、なんだからな!▼
[ヴェイク]
だから何なんだよ! その聞いてる方が
恥ずかしくなるような肩書きはよ!▼
[ウード]
ふん…恥ずかしいとは心外だな!
まぁ父さんは、俺から見れば▼
十数年も昔の人だから、
わかんないのかもな~…この感覚が。▼
[ヴェイク]
へいへい、わからなくて結構…▼
…!! ウード、伏せろ!!▼
[ウード]
へっ!?▼
[ヴェイク]
…ぐっ!!▼
[ウード]
父さん! 肩に矢が…!!▼
[ヴェイク]
くそっ…! 敵兵の奇襲か…!
よくもウードを狙いやがったな…▼
とにかく逃げるぞ!
まだ伏兵がいたら厄介だ!▼
[ウード]
……っ!!▼

(暗転)

[ヴェイク]
ここまで来れば平気だろ。
いやー、逃げ足速い俺様さすが!!▼
[ウード]
……して……だ…▼
[ヴェイク]
あんだぁ?▼
[ウード]
どうして…どうして俺なんか庇ったんだよ!!
死んだらどうするんだ!▼
父さんはいつもそうだ! あの時だって、
俺のことさえ気にしなければ…!!▼
[ヴェイク]
…あの時? 何のことだよ、ウード。
また何かの芝居なのかよ?▼
[ウード]
うっ…うぅっ…!!▼
[ヴェイク]
おい! ウード、泣いてる…のか?
どうしたんだ、何があった…▼
[ウード]
……………何でもない。▼
今のも妙な設定の芝居だから。
だから…気にするなよ。▼
それより、その傷治さないとな。
すぐに母さんを呼んで来るから、待っててくれ。▼
[ヴェイク]
お、おう…▼

支援A

[ウード]
父さん、肩の傷…大丈夫か?▼
[ヴェイク]
あぁ、もうかなり良くなった。
元々そんなに大きな傷じゃねーしな。▼
[ウード]
そうか…良かった。▼
また俺のせいで父さんが死んだら
どうしようかと思ったぜ…▼
[ヴェイク]
また? お前、この前もそう言ってたけど、
あれ、やっぱり芝居じゃなかったんだな。▼
もしかして、未来の俺様は…
お前を庇って死んだのか…?▼
[ウード]
………そうだ。父さんは俺のせいで…▼
俺が屍兵の攻撃を避けられなかったせいで、
死んじまったんだ…!▼
[ヴェイク]
…やっぱ、そうだったのかよ。▼
[ウード]
だから、この前はつい取り乱しちまった。▼
父さんが未来で死んだときと、
この前の状況が、あまりにも似てたから…▼
[ヴェイク]
…そっか。俺様としたことが、
辛いことを思い出させちまったんだな。▼
それに…未来でお前に寂しい思いもさせて、
その…、悪かったな…▼
[ウード]
……!! 父さん…!▼
…あ、安心してくれよ!
俺は寂しいなんて思ったことないぜ!?▼
何たって俺の中には父さんと母さんがいる。
大切な二人がくれた血が流れてるから。▼
俺を産んでくれた英雄と、
俺を生かしてくれた英雄の血がな。▼
[ヴェイク]
ウード…。……あれ!?
それじゃお前が言う英雄の血って…▼
俺様とリズの血のことだったのかよ!?
俺様たちの血ってそんなに騒ぐのか!?▼
[ウード]
……まぁ、騒ぐって言うのは
かっこいいから言ってるだけなんだけど…▼
[ヴェイク]
へっ?▼
[ウード]
い、いや! 何でもない!
とにかく、俺はこの血に誇りを持ってる。▼
この血がある限り、俺は無敵だ。
なんでもできるっていう気分になるんだ。▼
両親が果たせなかった願いだって、
俺が代わりに果たしてみせる!▼
俺がこの世界に来たからには
今度こそ死なせないぜ、父さん!▼
[ヴェイク]
そっか…。ありがとな。▼
お前は、未来の俺様の想いを
受け継いでくれてるんだな…▼
[ウード]
あぁ、そうだぜ…!▼
くっ…また血が騒いできた…!▼
どうした父さん…! 過去の自分を
前にして、感情がたかぶっているのか…!?▼
[ヴェイク]
あのー…。いつもの調子に
戻ったのはいいんだけどよ、▼
あまり俺様とリズの血で
遊ばないでくれよな…▼

アズール(親子)

支援C

[アズール]
はぁ…もうちょっとでお姉さんと
お茶の約束ができたのにー。▼
父さんったら何で止めに来るのー?▼
[ヴェイク]
もうすぐ戦いに行かないといけないんだから
仕方ねーだろうが。▼
時間を忘れてナンパしてたお前が悪い。▼
[アズール]
あ、そうだったね。ごめんなさーい。
よーし、今日もいっちょ頑張るかぁー!▼
[ヴェイク]
…………▼
[アズール]
ん? どしたの、父さん。
僕の顔に何かついてる?▼
[ヴェイク]
…いや。お前、未来にいた時から
そんな感じなのかって思ってよ。▼
[アズール]
そんな感じ、って?▼
[ヴェイク]
絶望に支配されてたっつー未来から
来た割には、悩みが無さそうというか…▼
ルキナみたいな強い使命感とか
決意みたいなものが、▼
お前からは微塵も感じられねぇというか…▼
[アズール]
えー!? ちょっと何それ!
僕だってちゃんとした使命ぐらいあるよ!▼
[ヴェイク]
おっ、何だ何だ?▼
[アズール]
えへへ。そりゃもちろん、
大勢の女の子たちにモテることだよー!▼
[ヴェイク]
お、女の子にモテること~…!?
…それがお前の使命か?▼
それがわざわざ過去に来てまで、
成し遂げる使命だってのか!?▼
[アズール]
やだ。父さんったら僕の使命を
そんな大声で…恥ずかしいよ。▼
[ヴェイク]
なに恥じらってんだよ気持ち悪ぃな!▼
[アズール]
気持ち悪いだなんてひどいなー。
母さんが恥じらったら喜ぶくせにー。▼
[ヴェイク]
うっ…
それとこれとは話が別だ!▼
はぁ…お前の相手をしてると疲れるぜ。
俺様は先に行くぞ!▼
(ヴェイク退場)
[アズール]
…………▼
…はは。悩みが無さそう、ねぇ…
父さんもなかなかキツいこと言うなぁー…▼

支援B

[アズール]
いたたた…参ったなぁ…これ。
こんなんじゃ戻れないよ…▼
[ヴェイク]
アズール、どうしたんだよ。▼
[アズール]
うわっ!? と、父さん!?
えーと…ちょっと可愛い子見かけちゃってさ!▼
[ヴェイク]
…嘘だな。傷庇ってんのバレバレだぜ。
ちょっと見せてみろよ。▼
[アズール]
いっ…! 痛い痛い! 痛いよ…!
もう、父さんったら乱暴なんだから…▼
[ヴェイク]
おい。これ…かなり酷い傷じゃねぇか!
どうしてすぐに言わなかった!?▼
[アズール]
えー。だってそんなかっこ悪いところ、
女の子に見られたらまずいじゃない?
[ヴェイク]
…お前、いい加減にしろよ!!▼
[アズール]
父さん…?▼
[ヴェイク]
こんな時まで女の話か!?
ふざけるのも大概にしやがれ!!▼
ほんとに、何のためにこの時代に来たんだ!?
ルキナはあんなに必死で戦ってるのにお前は…▼
…正直、見損なったぞ。
お前は戦争ってものをわかっちゃいねぇ。▼
[アズール]
………▼
知った風な口きかないでよ…▼
わかってないのは、父さんの方だよ…!▼
[ヴェイク]
…んだと?▼
[アズール]
僕が本当に、女の子にモテたいだけなら、
こんなところまで来てないよ。▼
毎日毎日、明日死んじゃうんじゃないかって
思いながら…戦ったりなんかしてないよ!!▼
[ヴェイク]
…アズール?▼
[アズール]
僕、これでも未来では期待されてたんだよ。
毎日毎日、屍兵を倒し続けてたから。▼
皆の期待を背負ってるのに、
弱いところなんて、見せられない。▼
あの世界で…辛いのはみんな同じなのに、
僕だけ弱音を吐くなんて、できない。▼
父さんがいなくても、
母さんが死んじゃっても、大丈夫だって…▼
いつも笑って、何でもないよって顔して
戦い続けるしかなかったんだよ…!!▼
[ヴェイク]
…………▼
[アズール]
…父さんは僕に
悩みが無さそうだって言うけど、▼
今だって…苦しいとか辛いとか
まったく思わないなんてこと、無い。▼
ただ、それを見せたくない…ううん、
見せられなかっただけなんだ。▼
それが父さんの気に障ったのなら
謝るよ…ごめんなさい。▼
[ヴェイク]
…いや…▼
[アズール]
あと…心配してくれて、ありがと。
この傷、ちゃんと治してもらってくるから…▼
(アズール退場)
[ヴェイク]
………▼
…悪いこと、言っちまったな…▼

支援A

[ヴェイク]
アズール。ちょっとお前に話が…▼
[アズール]
あっ、父さん! 見て見て、この前の傷。
ちゃんと治してもらったんだよー。▼
[ヴェイク]
あ…あぁ。それは良かったな。▼
[アズール]
うん、心配かけてごめんねー。▼
[ヴェイク]
いや、その…俺様も、この前は
無神経なことを言って悪かったよ。▼
アズールはちゃんと戦ってたってのに、
何も分かってねぇみたいなこと言っちまって…▼
[アズール]
あぁ、なんだそんなこと。
いいんだよ、僕も悪かったんだし。▼
[ヴェイク]
けどよ…▼
[アズール]
…笑ってよ、父さん。▼
[ヴェイク]
は?▼
[アズール]
そんな神妙な顔してたら、暗くなっちゃうよ。
笑って笑ってー。ほらほらー。▼
[ヴェイク]
あはは…! く、くすぐるなって…!▼
[アズール]
ははは! さすが父さん。いい笑顔だね。
父さんにはずっと笑ってて欲しいなー。▼
僕、みんなが笑顔でいられるような
世界を取り戻すために、ここに来たんだから。▼
[ヴェイク]
…それがお前の、本当の使命か?▼
[アズール]
そうだよー。この前は嘘ついてごめんね。▼
でも…これからは、
父さんには本音を話すって決めたから。▼
[ヴェイク]
そうか…良かった。▼
[アズール]
でも、僕が本音を話しだすと
うっとうしいかもよー?▼
こう見えて僕、すぐ落ち込むし。
かなり後ろ向きだし、すぐ泣くし。▼
特にナンパに失敗した時なんかは
目も当てられない感じになるし、なんてね。▼
[ヴェイク]
…アズール。そうやってもう無理に
俺様を笑わそうとしなくていいぞ。▼
[アズール]
笑いを取ろうとしたわけじゃないよー。
僕が女の子を好きなのは本当だし!▼
[ヴェイク]
…ふっ。それならいいんだけどよ。
俺様もお前ほどじゃないけど女好きだしな。▼
とにかく、俺様も、お前が強がらずに
いられる世界を取り戻す。約束だ。▼
未来で死んだ俺様の分まで、お前を守ってやる。
だから、辛い時はもっと頼れよな。▼
[アズール]
…父さん…▼
…ありがとう! 父さんったら
そんなに僕のこと考えてくれてるんだ…!▼
[ヴェイク]
のわっ…アズール!
首にしがみつくなよ…! 苦しい…!▼
[アズール]
だって、父さんがそんなこと言うなんて
思わなかったんだもん…▼
僕も父さんを守るよ。今度こそ…
父さんを死なせたりなんかしない。▼
だから…もう僕を置いていかないでね…▼
[ヴェイク]
あぁ…▼

ブレディ(親子)

支援C

[ブレディ]
さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。▼
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。▼
[ヴェイク]
…は?▼
[ブレディ]
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?▼
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。すまないな、父さん。▼
[ヴェイク]
いや、そうじゃなくて…▼
[ブレディ]
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!▼
[ヴェイク]
す…すまん!
いただくぜ…!▼
………あのさ、ブレディ。▼
[ブレディ]
あぁ?▼
[ヴェイク]
なんで俺様たち、こんなところで
優雅に茶なんかしてるんだ?▼
[ブレディ]
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶を飲むの。▼
[ヴェイク]
…何だその生意気な日課。
俺様は普段そんなことしてねーけど…▼
[ブレディ]
なにぃ!? じゃあさっき母さんが▼
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!▼
[ヴェイク]
俺様に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになるな。▼
[ブレディ]
あの野郎ーーー!
俺で遊びやがったなーーー!▼
[ヴェイク]
マリアベルの奴、何を言ったんだよ?▼
[ブレディ]
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。▼
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!▼
(ブレディ、一瞬消える)
[ブレディ]
…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。▼
(ブレディ退場)
[ヴェイク]
な、何だったんだ…!?▼

支援B

[ブレディ]
この前は悪かったな、父さん。▼
[ヴェイク]
この前って…あぁ、2人で茶をしたことか。
あんなの、謝ることじゃねーよ。▼
ブレディとゆっくり話ができて、
俺様は楽しかったんだからよ。▼
[ブレディ]
なら良かったけどよ…
結局一人で茶をさせちまったからな。▼
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。▼
[ヴェイク]
はぁ!?▼
[ブレディ]
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…▼
[ヴェイク]
な、何なんだよその謝罪方法は!?▼
[ブレディ]
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば▼
父さんは手を叩いて大喜びする、と…▼
[ヴェイク]
それが本当なら
俺様はとんだアホだな!!▼
…ブレディ、よく聞け。
目を覚ませ。▼
俺様はそんな謝罪を受けたことはねぇ。
宙返りを見て大喜びしたこともな。▼
またマリアベルに遊ばれたんだよ、お前は。▼
[ブレディ]
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!▼
(ブレディ消える)
[ヴェイク]
ブレディ、待った。▼
(ブレディ再登場)
[ブレディ]
…んだよ、父さん。▼
[ヴェイク]
せっかく俺様のところに来たんだ。
今日はゆっくり話でもしねぇか?▼
それに、こんなことでもないと、
お前は俺様と話しになんか来なかっただろ?▼
[ブレディ]
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…▼
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…▼
父さんと話すのは、悪くない。▼
[ヴェイク]
そっか。なら良かったぜ。▼

支援A

[ブレディ]
…それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…▼
[ヴェイク]
ふっ…▼
[ブレディ]
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。▼
[ヴェイク]
…いや、お前と仲良くなれて
良かったと思ってたんだよ。▼
初めてお前を見た時は、正直
『こいつが俺の息子か!?』と思うほど▼
怖い顔をしてたからなー。▼
[ブレディ]
悪かったな。こんな怖い息子で。▼
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。▼
[ヴェイク]
本物って…この時代のお前のことか?▼
[ブレディ]
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。▼
[ヴェイク]
………▼
…ブレディ。▼
[ブレディ]
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。▼
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。▼
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。▼
[ヴェイク]
お前、それ本気で言ってんのか!?
せっかく仲良くなったのに、▼
息子が産まれたからポイだなんて事…
俺様は絶対しねぇからな!。▼
確かにお前は俺様の本当の息子じゃない。
でも、他人だなんてことはもっとねぇよ!▼
お前は最高に気のいいダチで、
俺様が決めた最初の息子、なんだからな!▼
[ブレディ]
………父さん。▼
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…▼
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。▼
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?▼
[ヴェイク]
…ったりめーだ。
忘れられるわけ、ねーだろ。▼
覚えてるよ、ずっと。未来で死んじまった
お前の本当の親父の分まで…な。▼
[ブレディ]
…あぁ。▼
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に▼
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。▼
[ヴェイク]
はは…それは、
絶対に死ぬわけにはいかねぇな。▼

デジェル(親子)

支援C

[デジェル]
父さん、今時間ある?
ちょっと手合わせしてくれないかしら。▼
[ヴェイク]
…デジェルか。すまん…
今日は手合わせはちょっと…▼
[デジェル]
と、父さんどうしたの!?
顔も真っ青だし、脂汗もひどいわ!▼
[ヴェイク]
大丈夫だ…
少し腹が痛むだけ…うぅっ!▼
[デジェル]
お腹!? どこかケガでもしてるの!?
くっ…いったい誰がこんなことを…!▼
[ヴェイク]
今日の食事…▼
[デジェル]
へっ?▼
[ヴェイク]
今日の食事を食べたら…こうなった…▼
みんな今、同じような症状で苦しんでる。
お、お前も…気をつけろ。▼
[デジェル]
……………▼
[ヴェイク]
ぐっ…ソワレの料理も酷いが…
今日のはもっと酷い…いったい誰が…▼
[デジェル]
…私よ。▼
[ヴェイク]
えぇっ! マジかよーーー!!▼
[デジェル]
……ごめんなさい。
おいしくできたと…思ったんだけど。▼
[ヴェイク]
あ…! き、気にするな!!▼
俺様はおいしく食べたぞ!!
この腹痛はたまたま偶然だ!!▼
[デジェル]
嘘よ! さっき皆も同じ症状だって
言ってたじゃない!▼
父さんのうそつきーーー! わーーーん!!▼
[ヴェイク]
おい! デジェル…!▼
お…追いかけないと…いけねぇ、
けど腹が……!!▼

支援B

[デジェル]
はっ!! はあっ! でやあぁぁっ!!▼
[ヴェイク]
今日はいつもに増して
激しい訓練だなー、デジェル。▼
[デジェル]
えぇ。食事当番ができない分、
実戦でみんなの役に立たないと。▼
[ヴェイク]
へっ!? もう食事当番は
やらねーのかよ!?▼
[デジェル]
あんな結果になったんだから、当然よ。
父さんも見たでしょう、あの後の戦闘。▼
みんなが腹痛をこらえながら
生まれたての小鹿のような足取りで▼
敵に向かっていく姿を…!▼
[ヴェイク]
ああ…あれは酷い光景だった…▼
でも、次は上手くいくかもしれねーだろ?
俺様はまた食べたいぞ、デジェルの料理。▼
[デジェル]
…ダメよ!!▼
[ヴェイク]
デジェル…?▼
[デジェル]
だって、また失敗したらどうするの?
もし私の料理を食べて父さんが死んだら?▼
私の料理で、また未来でのような
惨劇が繰り返されたらと思うと…!▼
そんなの私…耐えられない!▼
[ヴェイク]
おいおい、惨劇っつーのは
ちょっと大袈裟なんじゃねぇのか…?▼
[デジェル]
父さんはあの光景を知らないから、
そんなことが言えるのよ…!▼
[ヴェイク]
…す、すまん。…それじゃ、お詫びに
俺様が料理を教えてやるよ!!▼
だから元気出せって! な?
うまくできたら、皆に食べてもらうぞ!!▼
[デジェル]
う…うん…わかったわ…。
ありがとう、父さん…▼

支援A

[ヴェイク]
うん! いい匂いのスープだ!
デジェル、よくやったな!▼
これならきっと、
みんなに食べてもらえるぜ!▼
[デジェル]
ありがとう。
父さんの教えが良かったおかげよ。▼
父さんたら、すごく手際がいいんだもの。
料理ができるなんて知らなかったわ。▼
[ヴェイク]
おぅ、ソワレは料理できないからな。
結婚してから練習したんだよ。▼
[デジェル]
そうだったんだ。
仲良しなのね。父さんと母さん。▼
[ヴェイク]
あったりめーだろ!▼
[デジェル]
…………▼
…ふふっ。▼
[ヴェイク]
どうしたんだよ、デジェル。▼
[デジェル]
なんかね、こうしてると
普通の親子みたいだなって思って。▼
私は、父さんってどんなものか
知らなかったから…こういうの、嬉しい。▼
[ヴェイク]
デジェル…▼
[デジェル]
…なんてね。
ちょっとしんみりしちゃったわ。▼
さ、試食試食!▼
[ヴェイク]
…デジェル、お前はいつも
気丈で強い面しか見せねーけどよ…▼
俺様の前でぐらいは
もっと甘えたっていいんだぜ?▼
[デジェル]
父さん…。ありがとう…。
じゃあお言葉に甘えて…▼
[ヴェイク]
なんだ?何でも言えよ!▼
[デジェル]
私にもっと料理を教えて!
このスープ、土みたいな味がする…▼
[ヴェイク]
……そっか。
…………土か。▼
[デジェル]
うん…▼
[ヴェイク]
だ、大丈夫だ。食べ物の味になるまで
俺様が付き合ってやるからな…▼
[デジェル]
うん……!▼

セレナ(親子)

支援C

[セレナ]
ねぇ父さん、あたしとデートしない?▼
[ヴェイク]
なんだよ、いきなり。▼
[セレナ]
なによ! 娘が父親と出かけるのに
理由がいるわけー?▼
娘からのデートのお誘いって言ったら、
大抵の父親は泣いて喜ぶんだから!▼
[ヴェイク]
まぁ…確かに娘と出かけんのに
悪い気はしないよな。▼
おおぜ。どこに行きたいんだ?▼
[セレナ]
えっとね、この先にある町に行きたいの。
可愛いお洋服のお店がいっぱいあったのよ!▼
[ヴェイク]
へぇ、洋服が好きだなんて
セレナもお年頃なんだなー。▼
[セレナ]
あはは、今は父さんだって
あたしとあんまり年変わらないじゃない。▼
[ヴェイク]
ははは! それもそうだ。▼
[セレナ]
…ねぇ父さん、今こうやって並んで歩くと
あたしたちきっと、恋人同士に見えるわね…▼
[ヴェイク]
なっ…なに言ってやがんだよ?!▼
[セレナ]
あ…あたしなんかが隣じゃ…嫌かな?
やっぱり母さんの方がいい…?▼
[ヴェイク]
いや…そんなことねーよ!
セレナはその…可愛いしな。▼
嫌なんてこと全然ねーから!▼
[セレナ]
ほんとに!? うれしい!▼
ねぇ父さん…あたし、町に行ったら
欲しいものがあるんだけど…▼
買って欲しいって言ったら…困る?
母さんに悪いかなぁ…?▼
[ヴェイク]
べ…別にいいんじゃね!?
お前は娘だし、何でも買ってやるよ!▼
だから、元気出せって! な?▼
[セレナ]
うん! ありがとう、父さん!
だーいすきー!▼
[ヴェイク]
そ…そうか! ははは…。▼
[セレナ]
……ふふ、ちょろいもんだわ。▼

支援B

[セレナ]
父さん、この前はありがとー。▼
いっぱいあたしの欲しいもの買ってくれて、
とっても嬉しかったわ。▼
[ヴェイク]
…まさかあんなに買わされるとはな…。
どこで物のねだり方を覚えてきやがった…▼
[セレナ]
ねぇ父さん聞いてるー?▼
[ヴェイク]
あぁ、聞いてるぜ。▼
[セレナ]
良かった! …ねぇ、あたしまた
父さんとデートしたいなぁ?▼
実は素敵な装飾品のお店を見つけたの!
すぐそこの町にあるんだけど…▼
[ヴェイク]
だ…ダメだ!▼
[セレナ]
えっ…なんで?
あたし…何か悪いことしちゃった…かな?▼
[ヴェイク]
ったく…! そんな目で俺様を見るんじゃねぇ!
ダメなものはダメなんだよ!▼
このまま物を買い与えたら
お前のためにならねーんだって!▼
[セレナ]
ちっ…▼
[ヴェイク]
うーわ…女って怖えぇ…▼
別に買わないって
言ってるわけじゃねーんだぞ?▼
[セレナ]
えっ、ほんと?▼
[ヴェイク]
おぅ。軍のために手伝いをしてきたら
そのご褒美として、▼
お前の欲しいものを
ひとつだけ買ってやるよ。▼
[セレナ]
はぁあ!? お手伝い~!?
信じらんない! 子供かっつーの!▼
[ヴェイク]
現に子供だろうが!▼
…いいか、セレナ。若いうちの苦労は
買ってでもしろという言葉があってだな…▼
[セレナ]
苦労なら未来で嫌ってほど
してきたんだけどー?▼
[ヴェイク]
ぐっ…! と、とにかく俺様はもう、
むやみに物を買い与えることはしねぇよ!▼
欲しいものがあるなら
手伝いのひとつでもしてこい!▼
[セレナ]
あーはいはい、やりゃあいいんでしょー?▼
その代わり、ちゃんとできたら
あたしの欲しいもの買ってよねー!▼
[ヴェイク]
あぁ。俺様、約束は守るぜ!▼

支援A

[セレナ]
これをこうして…こう。
…あっ! また壊れたー!▼
もーーー! なんで何もかも
うまくいかないわけーーー!?▼
[ヴェイク]
…セレナ?
お前何やってんだよ?▼
[セレナ]
!! 父さん…。
何って、武器の整備してんのよ…▼
軍の手伝いしろって言ったでしょ…。
だからその…▼
[ヴェイク]
はぁ…それにしても…
また派手に壊したなぁー。▼
[セレナ]
…だって、磨こうと思ったら
勝手に壊れるんだもん。▼
どーせあたしは…母さんみたいに
何でもできる子じゃないわよ…▼
[ヴェイク]
セレナ…?▼
[セレナ]
お料理しようと思ったら焦がしちゃうし、
薪割りも天幕張りも全然できないし、▼
手伝いどころか
みんなに迷惑かけちゃったわ…▼
父さんも、あの母さんの娘が
あたしみたいなのでがっかりしたでしょ?▼
[ヴェイク]
…………▼
[セレナ]
何よ。言いたいことあるなら言えば?▼
[ヴェイク]
…がっかりなんて、してねーよ。
俺様はお前が来てくれて、嬉しい。▼
[セレナ]
…はぁ!? そんな嘘なんかついて
あたしのことバカにしてんの!?▼
今までみんな、あたしが何か失敗すると
母さんと比べて役立たずだって言ったもの!▼
母さんの一番近くにいた父さんが、
同じこと思わないはずないわ!▼
[ヴェイク]
…俺様はお前を誰かと比べたりしない。
だって、セレナはセレナだろ?▼
他の誰でもない、
大切な…俺様の娘だろ。▼
[セレナ]
…!!▼
[ヴェイク]
俺様はセレナのことが大好きだからな。
何があってもお前の味方でいてやるよ。▼
だから…二度とそういうこと言うな。
俺様の方が悲しくなる…▼
[セレナ]
…………!▼
う…うぅ…! ご…ごめんなさい…!
ぅわぁぁぁぁぁん…!▼
[ヴェイク]
よしよし…辛い思いをしてきたんだな…。
苦労しろなんて言って、悪かった…▼
手伝いは失敗したけど、
欲しがってた装飾品は買ってやる。▼
俺様からのお詫びの気持ちだ。▼
[セレナ]
…いらない。もう、そんなのいらない!
父さんがいればいい!▼
未来の時みたいに、勝手に死んだりしたら、
許さないんだからぁ~…!!▼
[ヴェイク]
セレナ…わかったよ。▼
今度こそずっと傍にいて、
お前のことを守ってやるから…▼

ジェローム(親子)

支援C

[ヴェイク]
ジェローム。▼
[ジェローム]
…何だ、お前か。
私に何か用か?▼
[ヴェイク]
いや、特に用は無いけどよ。▼
[ジェローム]
ならば声などかけるな。
私はお前と馴れ合うつもりはない。▼
[ヴェイク]
あぁ、そうかよ。▼
[ジェローム]
そうだ。▼
[ヴェイク]
つーかさ、前から思ってたんだけど、
お前はせっかく俺様と再会したのに▼
ルキナみてーに『お父様!』とか
呼んでくれねーのな。▼
[ジェローム]
…ふん。お前は私の父親ではない。
私の父親はとうにこの世を去った。▼
お前は、私の父によく似た別人だ。
別人を父と呼ぶ筋合いなどないだろう。▼
[ヴェイク]
まぁそうなんだけどよ。
クロムに負けた気がして悔しいっつーか…▼
そもそもお前、なんでそんな冷たいんだ。
親の愛に飢えてるのか?▼
そういうことならジェローム!
どーんと俺様に甘えていいんだぞ!!▼
[ジェローム]
…バカげたマネを…▼
[ヴェイク]
バカってなんだよ!▼
[ジェローム]
言いたいことはそれだけか?
ならば私はもう行くぞ。▼
私は今からミネルヴァちゃんの
世話をするのだ。▼
[ヴェイク]
ミネルヴァ…ちゃん?▼
[ジェローム]
はっ…! なな何でもない!▼
(ジェローム退場)
[ヴェイク]
はっはーん…▼

支援B

[ヴェイク]
ジェローム、ミネルヴァちゃんの
お世話はちゃんとできたのか?▼
[ジェローム]
お前…! この前のこと
まだ覚えているのか…!▼
言っておくが、私はいつもその呼び名で
ミネルヴァを呼んでいるわけではないぞ!▼
[ヴェイク]
んん? この前のことって何だ?▼
これはセルジュがそう呼んでるから、
俺様もそう呼んでみただけなんだけどー?▼
[ジェローム]
あっ…!▼
[ヴェイク]
ははっ! ひっかかったな!
なかなか可愛いところもあるじゃねーか!▼
[ジェローム]
…………▼
[ヴェイク]
な、なんだよ…睨むなよ。
父親の威厳が無くなるだろーが…▼
あぁー…わかった。俺様が悪かった!
謝るから許してくれよ! な!?▼
[ジェローム]
……仕方ないな。▼
[ヴェイク]
ふー。ほんと厄介な奴…▼
それにしても今の怒り方、
セルジュそっくりだったな。▼
[ジェローム]
何か言ったか?▼
[ヴェイク]
いや。それよりさ、向こうにいるのって
お前のミネルヴァなのか?▼
[ジェローム]
あぁ。私の大切な相棒だ。▼
[ヴェイク]
なんか…怖さに磨きがかかってねぇか?
こう…凶悪さが増したっつーか…▼
[ジェローム]
何を言う。あんなに可愛い飛竜は
未来でもそうはいなかったぞ。▼
はぁ…あの鋭い眼差し、輝くうろこ、
鋭い牙…どれをとっても可愛い…って、▼
何を言わせるのだ!!▼
[ヴェイク]
お前が勝手に言いだしたんだろ?▼
[ジェローム]
くっ…! 行くぞ、ミネルヴァ!▼
(ジェローム退場)
[ヴェイク]
あ、逃げやがった。▼

支援A

[ヴェイク]
よぅ、ジェローム。
今日もミネルヴァと一緒なんだな。▼
[ジェローム]
なんだ? またお前は
私をからかいに来たのか…?▼
[ヴェイク]
いや? そろそろ俺様のことを父さんって
呼んでくれるんじゃねーかと思って。▼
この前はかなり本音を
話してくれたみたいだったしな!▼
[ジェローム]
…本音だと?▼
[ヴェイク]
『ミネルヴァちゃん、可愛いー』って
言ってたじゃねーかよ。▼
あの時のお前の、
緩みきった顔ったらなかったぜ!▼
[ジェローム]
!!! …ミネルヴァ!
こいつを少し脅してやれ!!▼
…………▼
…………ミネルヴァ?▼
[ヴェイク]
ふん。ミネルヴァは俺様を脅さねぇよ。
こいつは俺様の、家族だからな。▼
よしよしミネルヴァ!
俺様のこと、覚えててくれてるんだな!▼
[ジェローム]
ミネルヴァ…▼
ミネルヴァは、
そいつのことを家族と認めるのか?▼
そいつは、お前の知る私の父とは
別人なのだぞ。…それでも。▼
…………そうか。▼
[ヴェイク]
ミネルヴァの奴、何て言ってんだ?▼
[ジェローム]
ふっ。家族だと言うわりには
ミネルヴァの言葉を理解できぬのだな。▼
[ヴェイク]
ぐっ…▼
[ジェローム]
まぁ良い。ミネルヴァはな、
お前のことを家族だと認めると言った。▼
ミネルヴァは未来で私を支えてくれた、
大切な存在だからな。▼
こいつがお前を認めると言うのなら、
私も…いくらか考えを改めることにする。▼
別人などと言ってすまなかったな、
…父さん。▼
[ヴェイク]
!! ジェローム!
いま俺様のこと、何て呼んだんだ?!▼
[ジェローム]
くっ…! もう二度と呼ばん!
行くぞ、ミネルヴァ!▼
[ヴェイク]
待て待てジェローム! 今のもう一回!
クロムの前でもう一回呼んでくれよ!▼
[ジェローム]
しつこいぞ!!▼

マーク男(親子)

支援C

[マーク]
うーん、どうして僕は父さんのこと
覚えてないんでしょう…?▼
母さんのことはあんなにちゃんと
覚えてるのに…▼
母さんが立派な軍師だったってことも
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼
なーんで父さんのことは
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼
[ヴェイク]
どうしたんだよ、マーク?▼
[マーク]
父さん!▼
すごいです、ちょうど今父さんのことを
考えてたんですよー!▼
これって運命!? 親子の運命!?
…あ、待って下さい。確か母さんが昔…▼
これは運命じゃない、絆だー!
みたいなことを言っていたような記憶が…▼
ってことで父さん、僕らがここで会ったのは
運命ではなく絆です!▼
[ヴェイク]
おお! そうなのか!▼
[マーク]
そうですよ! 絆って素晴らしいです。
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼
…って、感心してる場合じゃ
ありませんでした。▼
僕、なんで父さんのこと覚えてないのか
ずーっと考えてたんです。▼
良かったら父さん…僕が父さんのこと
思い出せるように協力してくれませんか?▼
[ヴェイク]
あぁ! もちろんだ!▼
[マーク]
良かった!
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼
男同士の約束ですよ!
じゃあ僕はこれで!▼

(マーク退場)

[ヴェイク]
しかしあいつ、よく喋るなー。▼

支援B

[マーク]
父さんっ、今時間いいですか?▼
[ヴェイク]
あぁ、大丈夫だぞ。▼
[マーク]
やったぁ! じゃあ約束通り、
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼
協力していただくことにします!▼
とは言ったものの、どうしたら記憶って
戻るんでしょうね…▼
頭を強くぶつけるのは
もう何度も試しましたし…▼
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも
僕には効果がありませんでした…▼
ねぇ父さん、どうしたらいいと思いますか?▼
[ヴェイク]
…うーん…。
俺様の顔をじっと見てみるとかどうだ?!▼
[マーク]
それだーーー!! 父さん天才です!▼
未来ではきっと見慣れていたはずですし、
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼
さすが天才軍師の母さんを
コロッと落としただけのことはありますね。▼
ではでは、失礼して…。
じーーーーーーーっ…▼
……………………▼
……………………▼
だめだーーー!!▼
何にも思い出せませんーーー!!▼
あぁ…この感じって、なんかこう…。
同じ文字をずっと見続けてたら▼
『あれ? これってこんな文字だっけ?』
みたいになる感じと似ています…。▼
父さんって…こんな顔でしたっけ?▼
[ヴェイク]
それを今思い出そうと
してるんだろうが…▼
[マーク]
ですよね…。すみません、
せっかく協力していただいたのに…▼
でも僕は諦めませんよ!
絶対に父さんを思い出してみせます!▼
というわけで、
また協力して下さいね、父さん!▼

支援A

[マーク]
はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼
毎日毎日嫌というほど、
こうして父さんの顔を見ているのに▼
何にも思い出せないなんて
自分が情けなくなりますよ…▼
ほんとに…どうして……
うっ…ううっ…ぐすっ…▼
[ヴェイク]
お、おい! なんで泣くんだ?▼
[マーク]
だ…だって…だって……!
僕…父さんのことも母さんと同じように▼
大好きだったはずなのに…!
思い出せないのが…辛いんです…!!▼
父さんが僕に作ってくれた思い出も
たくさんあったはずなのに…▼
何一つ覚えていられなかった自分が…
ほんとに…情けないんです…!▼
情けないんですよーーー!
びえぇぇぇぇん!!▼
[ヴェイク]
マーク…。▼
[マーク]
うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。
あ…頭が痛い…!▼
いたたた…!▼
……………あ!?▼
[ヴェイク]
どうした!?▼
[マーク]
……思い出し…ました。父さんのこと。
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼
父さんが僕に向かって、優しく笑って…
『マーク』って…名前を呼んでました…▼
ふふ、いつも見てる父さんの顔より、
少し年を取った顔でした…▼
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼
ありがとう、父さん。
全部父さんのおかげです。▼
何だかこれで自信がつきました!
時間はかかるかもしれませんけど、▼
いつか父さんの記憶、
全部取り戻してみせますよ。▼
[ヴェイク]
あぁ。俺様も協力してやるぜ!▼
[マーク]
はい、ありがとうございます!▼

シャンブレー(親子)

支援C

[シャンブレー]
じーーーーー…▼
[ヴェイク]
な…なんだよシャンブレー?
俺様の顔に何かついてるか?▼
[シャンブレー]
なぁ、父ちゃん。父ちゃんはさ、
…浮気なんかしてないよな?▼
[ヴェイク]
なっ…! ななな、何言い出すんだ!!▼
俺様が浮気なんかするわけないだろ!
見ての通り、ベルベット一筋だ!▼
[シャンブレー]
ふーん…ならいいんだけどさ。▼
[ヴェイク]
なんでいきなりそんなこと言うんだよ。
誰かに何か言われたのか?▼
[シャンブレー]
いや…何か言われたわけじゃないんだけど、
この前ぼんやり考えてたんだ。▼
もし父ちゃんがここで
母ちゃん以外の女性に走ったら▼
俺の存在ってどうなるんだろーって。▼
[ヴェイク]
はぁ!?▼
[シャンブレー]
俺、今まで父ちゃんと母ちゃんが
生きていさえすれば▼
この時代の俺が生まれて、
絶滅しないで済むと思ってたんだけど…▼
よく考えたら、
二人とも生きてる状態でも▼
父ちゃんが他の女に走っちゃったら
絶滅するじゃん! って。▼
ひいぃ…それはまずいよ!
まずいだろ!? な? 父ちゃん!▼
[ヴェイク]
はぁ…。まあ確かに…▼
[シャンブレー]
というわけで、これからは
父ちゃんが女に近づかないよう監視します!▼
[ヴェイク]
なんだってぇ!?▼
[シャンブレー]
あ、もちろん戦いのときは
しょーがないってのはわかるぜ?▼
というわけで、よろしくー。▼
(シャンブレー退場)
[ヴェイク]
…まいったぜ。▼

支援B

[シャンブレー]
父ちゃーん…▼
[ヴェイク]
うおっ!? な、なんだシャンブレー
この世の終わりみたいな顔して…!▼
[シャンブレー]
昨日が十三回、おとといが八回。
この数字何だと思う…?▼
[ヴェイク]
えっと…俺様が攻撃した回数とかか?▼
[シャンブレー]
違うよ父ちゃん! これは父ちゃんが
女の人と喋ってた数!▼
うぅ…この前あんなに
浮気しないでって言ったのに!▼
父ちゃんの節操無しー!!
絶滅するー!!▼
[ヴェイク]
浮気だなんてそんな大袈裟な…。
ほとんどあいさつの類だろうが。▼
[シャンブレー]
でも、雑談してたのもばっちり聞きましたー!
タグエルの聴力は素晴らしいからなーっ!▼
[ヴェイク]
はぁ…確かに素晴らしいんだけどよ…▼
…いいかシャンブレー、俺様が女の人と
話したら即刻浮気だと思うのはやめてくれ。▼
戦場では仲間との意思疎通は
すっげぇ大切なものなんだぜ。▼
お前だって、仲間のルキナと今後一切
話すなって言われたら困るだろ?▼
[シャンブレー]
………困る。▼
[ヴェイク]
だったらわかるな?
俺様は絶対に浮気なんかしないから。▼
[シャンブレー]
…そ、そんなこと言ったって、
先のことなんかわからないだろ!?▼
今は絶対って言ってても、
そんなの今だけの嘘かもしれない!▼
絶対帰ってくるって言った父ちゃんが
もう帰ってこなかったみたいに…!▼
[ヴェイク]
えっ…▼
[シャンブレー]
何でもない。…もう監視するのはやめるよ。▼
でも、本当に浮気なんかしたら、
今度こそ父ちゃんを許さないからなー!!▼
(シャンブレー退場)
[ヴェイク]
俺様は…未来であいつに
嘘ついたまま、死んじまったのかよ…▼

支援A

[ヴェイク]
探したぞ、シャンブレー。▼
[シャンブレー]
父ちゃん…。どうしたの?
俺、もう監視なんかしてないぞ?▼
[ヴェイク]
そうじゃない。お前に一つ、
謝っておきたいことがあったんだ。▼
未来で、お前に嘘をついたまま
いなくなっちまって…悪かったな。▼
[シャンブレー]
なっ…! 何だよ…それ…!
俺の父ちゃんの代わりに謝ったって▼
意味無いんだよ! お前なんか、どうせ
俺の本当の父ちゃんじゃないんだからな!▼
[ヴェイク]
あぁ。お前も…
俺様の本当の息子じゃねーけどな。▼
[シャンブレー]
……っ!▼
[ヴェイク]
そんなこと、お互いわかってるだろ。▼
それでも、俺様はお前のことが大切だし、
本当の家族みたいに思ってる。▼
未来の俺様がしてやれなかったことを、
代わりにしてやりたいとも思ってる。▼
お前だって…そうじゃないのかよ?▼
[シャンブレー]
…そうだよ。俺だって、父ちゃんのことが
大切だった。いや、大切だから。▼
父ちゃんが俺の父ちゃんじゃなくなるのが
すごく…嫌だったんだ。▼
俺の本当の父ちゃんが
どんなに節操無しでも、嘘つきでも…▼
もう二度と会えなくても…大好きだから!▼
この時代の俺の父親になる人は…
絶対に父ちゃんじゃなきゃ嫌だって…▼
だから…浮気調査なんてマネまでして…!
俺、バカだよな。ほんと…バカだ…▼
[ヴェイク]
…シャンブレー、もう一度約束していいか?
お前にとってはもう遅いかもしれないけど…▼
俺様は今度こそ死なない。
もちろん浮気だってしない。▼
愛するベルベットとシャンブレーに誓うぜ。
今度こそ…絶対にだ。約束する。▼
[シャンブレー]
…………父ちゃん。▼
…うん。ありがとう。
俺、父ちゃんのこと信じるよ…▼
[ヴェイク]
そうか。良かった…▼
[シャンブレー]
ふぅ、これで絶滅しないで済むよー。▼
良かったなー、この時代の俺!
お前の父ちゃんは、立派な人なんだぞー!▼
[ヴェイク]
…なぜ俺様の腹をさすりながら言う?▼

ロラン(親子)

支援C

[ロラン]
父様。これ、父様の物ですよね?
向こうに落ちていましたよ。▼
持ち物の管理は
きちんとしてくださいね。▼
[ヴェイク]
あぁ、わりぃなロラン。
お前…本当にミリエルそっくりだな。▼
[ロラン]
親子なのですから、当然です。▼
[ヴェイク]
まぁそうなんだけどよ。▼
あまりにも母親似だから…こう、
俺様に似てるところも探したくなるよな。▼
[ロラン]
ありますよ、父様に似ているところ。▼
[ヴェイク]
おっ、どこだ?▼
[ロラン]
髪の色です。▼
[ヴェイク]
あぁ…。まぁそれは見りゃわかるけど。▼
それ以外は何かないのか?
俺様に似てよく落し物をするとかよ!▼
[ロラン]
…そのようなことはありませんね。▼
というか、その点に関しては
似なくて良かったとさえ思いますよ。▼
[ヴェイク]
冷たいなー、お前…。
もうちょっと子供らしくできねーのか?▼
[ロラン]
…戦時に子供らしく振舞っても、
他人の邪魔になるだけでしょう。▼
それに…僕はおそらく、
ルキナよりも年上になっていますから。▼
もう子供のようにはしゃぐような
年齢ではないのですよ。▼
[ヴェイク]
…え? お前がルキナより…年上?
それはあり得ないだろ。▼
ルキナはもう赤ん坊として
存在してるけど、お前はまだ…▼
[ロラン]
…少し話しすぎましたね。
すみません父様、僕はこれで失礼致します。▼
(ロラン退場)
[ヴェイク]
おい、ロラン!
…どういうことだよ。▼

支援B

[ヴェイク]
ロラン!▼
[ロラン]
あぁ父様、こんにちは。
僕に何か用でしょうか?▼
[ヴェイク]
この前のよ、お前がルキナより
年上だとか言ってた件…▼
あれ、どういうことなんだよ?▼
[ロラン]
…まったく父様は、こういうことだけ
記憶力が良いんですから。▼
簡単な話ですよ。
飛ばされる時間にズレがあったんです。▼
ルキナがこの時代に来たのは
ペレジアとの戦争が始まった約二年前。▼
それに対して、僕がこの時代に来たのは
もう五年ほど前になるでしょうか…▼
[ヴェイク]
そんなにズレがあったのか!?▼
[ロラン]
…はい、ですから僕は…▼
ルキナよりも三年、多くの時を
ここで過ごしていることになります。▼
歳の差など、その間に
すっかり追い越してしまっているでしょうね。▼
[ヴェイク]
お前…五年間も…
この時代に、たった一人で…?▼
[ロラン]
はい。だから言ったでしょう。
もう子供のようにはしゃぐ年齢ではないと。▼
これで父様の疑問は解けましたよね。
それでは、僕はこれから用があるので…▼
[ヴェイク]
ちょっと待て!
お前…どうして今まで言わなかったんだ…▼
五年間も仲間と離れて…
寂しくなかったのか…?▼
[ロラン]
…寂しくなんかありませんよ。
僕はもう、大人なんですから…▼
(ロラン退場)
[ヴェイク]
…………▼
ロラン…▼

支援A

[ヴェイク]
ロラン。▼
[ロラン]
父様…どうしたのですか?
まだ何か疑問でも残っているのですか?▼
[ヴェイク]
あぁ。今日はお前に……。
……こちょこちょこちょ!▼
[ロラン]
あ、あはははっ! ちょ、ちょっと父様!
何でいきなりくすぐるんですか…!▼
[ヴェイク]
ははは! お前、やっぱり
笑ってた方がいいぜ!▼
[ロラン]
…は!?▼
[ヴェイク]
お前、ずっーと大人ぶってるけど、
なんか無理してないか?▼
そうやって笑ってる方が、
子供らしくてずっといいぜ。▼
[ロラン]
…何を言うかと思えば…。
言ったでしょう、僕はもうそんな歳じゃ…!▼
[ヴェイク]
歳なんか関係ねぇよ。▼
ロランがルキナより…俺様より年上でも、
どんだけ歳取っていようとも…、▼
お前は大事な…俺様の子供なんだ。▼
[ロラン]
…………!!▼
[ヴェイク]
それに、お前はもう一人じゃない。
仲間も…父さんもいる。▼
少しぐらい甘えたって、
誰もお前のことを咎めたりしないぜ。▼
[ロラン]
…………▼
…………父様。
僕、本当は…寂しかったんです。▼
何年も何年も、たった一人で…
知っている人も誰もいない時代で…▼
会えるのかどうかも分からない
仲間たちを待って………▼
だれにも頼れなくて、
弱音を吐ける相手もいなくて……▼
…辛くて死にそうだったんですよ!
うっ…ううっ……!▼
[ヴェイク]
あぁ…そうだな…。
見つけてやれなくて、ごめんな…▼
これからは、ずっといるからよ。
もう、一人には…させないからな…▼

ノワール(親子)

支援C

[ノワール]
ぐすっ…ぐすっ…うぅ。▼
[ヴェイク]
ノワール!? どうしたんだお前…
泣いてるのか?▼
[ノワール]
ぐすっ…父さん…違うの。▼
これは母さんに、三日間鼻水が
止まらなくなる呪いをかけられて…▼
[ヴェイク]
えぇっ! 何なんだよ、その
すっごい微妙な呪いは…!▼
[ノワール]
はぁ…母さんは珍しい呪いを試すのが
大好きだから、仕方ないわ…▼
新しいものを見つけては、
私を使って試すんだから…ぐすっ。▼
[ヴェイク]
大丈夫か? 鼻水があふれてるぞ。
…ほら、ちり紙。▼
[ノワール]
あ…ありがとう。ちーーーん!!▼
[ヴェイク]
あぁ…こんな可愛い子が三日間も
鼻水を垂らしてるなんて不憫すぎるぜ…▼
よし、ノワール。俺様がサーリャに
その呪いをやめるよう言ってくる!▼
[ノワール]
えっ…ほんとに?▼
でも父さん…未来では
母さんに口答えするたび、▼
返り討ちされて泣き寝入りしてたんだけど
大丈夫なの…?▼
[ヴェイク]
えっ…俺様、そんな
かっこ悪い感じだったの?▼
[ノワール]
えぇ…▼
[ヴェイク]
くっ…! でも今の俺様が
そうなるとは限らないぜ!▼
見てろよノワール、父さんが
頼りがいのあるところを見せてやるよ!▼
[ノワール]
ひいぃ…! 父さんが何だか
いつもと違うように見える…!▼
これはもしかして、
ちょっと期待できるのかも…ぐすっ。▼

支援B

[ヴェイク]
ごめんな、ノワール…ぐすっ。
かっこ悪い父さんで…▼
[ノワール]
泣かないで、父さん…
まぁこうなるだろうとは思ってたから…▼
大人が泣くなんて、みっともないわよ…▼
[ヴェイク]
泣いてない! これは五日間鼻水が
止まらなくなる呪いだ!▼
[ノワール]
まんまと返り討ちにあう父さん…
未来とおんなじね…▼
[ヴェイク]
そういえばこの前
そんなこと言ってたよな。▼
で、でも代わりにノワールの呪いは
解いてもらってきたから! な?▼
[ノワール]
それも未来とおんなじ…▼
いつも父さん、自分が呪われる代わりに
私のことを助けてくれたわね…▼
[ヴェイク]
これも同じなのか!? 俺様はことごとく
未来と同じ運命を辿ってんだなぁ…▼
[ノワール]
そう…そうね。私たち、こうやって
同じ運命を辿るしかないのかしら…▼
[ヴェイク]
ノワール?▼
[ノワール]
私が来ても、父さんは変わらなかった。
…どうせ何をしたって同じなのよ。▼
父さんも母さんもいなくなって
私はまた一人になるの…▼
もう一度あの未来を辿るのなら…
やっぱりここに来た意味なんて…っ。▼
[ヴェイク]
お…おいノワール! 泣くな…!▼
[ノワール]
泣いてなどおらぬ!!▼
[ヴェイク]
ひいぃっ!?▼
[ノワール]
ふははは! 我がこのような些細なことで
涙を流すわけがなかろう!!▼
冗談はその鼻水を拭いてから言え!
この鼻垂れ親父が!!▼
[ヴェイク]
えぇ~…!?▼
[ノワール]
…なんてね…
ごめん父さん、ちょっと散歩してくるわ…▼

(ノワール退場)

[ヴェイク]
おい、ノワール…!▼
……同じ運命、か。
…ぐすっ。▼

支援A

[ヴェイク]
ノワール、ちょっといいか?▼
[ノワール]
あ…父さん…どうしたの?▼
[ヴェイク]
これを見てくれ。▼
[ノワール]
ひ…ひいぃっ!! こ、これって…
母さんの呪い道具…!?▼
しかも、こんなにいっぱい…!
ななな何!? 私に何をする気…!?▼
[ヴェイク]
何もしねぇよ。というか、
お前に呪いをかけられないように、▼
呪い道具を全部没収してきたんだ。
サーリャから。▼
[ノワール]
えっ…!
母さんの呪い道具を没収だなんて…▼
そんなこと、父さんができたことなんて、
一度もなかったのに…!!▼
[ヴェイク]
この前ノワール、俺様があまりにも▼
未来の俺様と同じ道を辿るから▼
どうせ運命なんて
変わらないって言ってたろ?▼
だから俺様が…未来の俺様にも
できなかったことをしたら、▼
その心配が消せるんじゃねぇかと思ってな。▼
[ノワール]
父さん…
そうね…私の知る父さんは…▼
母さんの呪い道具に触ったことすら
無かったわ…ましてや没収なんて…▼
そっか…未来なんていくらでも
変わるのよね。変えられるのよね…▼
[ヴェイク]
お前が来たから、俺様も変われた。
一緒なら、もっと変えていけるはずだ。▼
[ノワール]
…父さん…ありがとう…
……今度こそ、死なないでね……▼
[ヴェイク]
ったりめーだろ!
殺したって死なないでいてやるよ!▼
[ノワール]
……良かった。▼
[ヴェイク]
…って、あの殺気立った人影は何だ!?
屍兵…いや、サーリャか!!▼
[ノワール]
呪い道具を没収されたこと…
相当怒ってるのね…▼
[ヴェイク]
あー、あの顔はやばい! やばいぞ…!
言ってるそばから命の危機だ…!▼
悪い、ノワール! またな!▼

(ヴェイク退場)

[ノワール]
あっ…父さん…!▼
…ふふ、
結構逃げ足が速いのね。▼
…あんなに本気で父さんを
追いかけまわす母さんも、初めて見たわ…▼
そうよね…
もうあんな未来にはならない。▼
私も…
ちょっとだけ信じてみようかしら…▼

ンン(親子)

支援C

[ンン]
はぁ…お母さんにも困ったものです。▼
いつもいつも遊んでばかりいて、
まるで緊張感がないんですから…▼
[ヴェイク]
どうしたんだ? ンン。
そんなにため息ついて。▼
[ンン]
あ…お父さんですか。
いえ、お母さんはなんであんなに▼
子供っぽいのかと思いましてですね。▼
お母さんたら、ろくに軍の手伝いもせず、
遊んでばかりいるですよ?▼
[ヴェイク]
そんなことでため息ついてたのかよ。
何だかお前の方が母親みたいだな。▼
ま、ノノはああいう性格だから
仕方ないんじゃねーか?▼
[ンン]
もう。お父さんがそんな風に甘やかすから▼
お母さんがいつまで経っても
子供っぽいままなんですよ。▼
[ヴェイク]
うっ…▼
[ンン]
というか、お父さんはお母さんの
どこが良かったですか。▼
あんなに子供っぽいのに、
よく女として見れましたですね。▼
それともアレですか? お父さんは
幼い少女しか好きになれないのですか?▼
[ヴェイク]
ぶーーーーっ!!
お、お前…父親に対して何てことを…!▼
[ンン]
うろたえるなんて怪しいです。
さては図星なのですね!?▼
[ヴェイク]
そ…そんなことねーよ!
俺様は大人の女も大好きだ…って▼
なに言わせんだよ!!▼
[ンン]
ふーん…。 ならばますます怪しいのです。▼
お父さんはなぜお母さんを選んだですか!
さぁ白状するです!▼
[ヴェイク]
そ、そんなこと娘に言えるかよ!
勘弁してくれー!▼
(ヴェイク退場)
[ンン]
あっ! 逃げるとは卑怯なのです!
待てですーーー!!▼

支援B

[ンン]
お父さん! やっと捕まえたですよ。
さぁこの前の続きを聞かせるです!▼
[ヴェイク]
ンンか…お前もしつこいなー。▼
俺様が何でノノを選んだかなんて
娘に言うことじゃないだろうが…▼
[ンン]
いーえ! 教えて欲しいのです。▼
男女の馴れ初めが気になるのは
女子として当然のことなのです!▼
お父さんは女心がわかってないのです。▼
[ヴェイク]
その歳で女心を語るのか!?▼
[ンン]
女性に年齢の話をするなんて
失礼なのですー!▼
[ヴェイク]
ぐっ…!
また一人前な発言を…!!▼
ンン! あまりしつこいと俺様は怒るぞ?!▼
[ンン]
…………!!▼
ご…ごめんなさい、なのです。▼
私が…悪かったですよ。
お父さんを…困らせてしまうなんて。▼
[ヴェイク]
えっ…いや、
わかってくれりゃいいんだが…▼
[ンン]
…なら良かったです。
私、ちょっと聞きわけのない子でしたね。▼
[ヴェイク]
ンン…?▼
[ンン]
お父さんの時間を取って悪かったのです。
それじゃ、私は退散するですよ。▼
(ンン、一瞬消える)
[ヴェイク]
お…おい、待て!▼
[ンン]
なんですか?▼
[ヴェイク]
なんつーか…拍子抜けしちまってよ。
その、やけに諦めが良すぎるというか…▼
[ンン]
あんまりしつこいと怒ると言ったのは
お父さんなのです。▼
[ヴェイク]
いや…それはそうなんだけど。▼
[ンン]
大丈夫です。我慢するのは慣れてますです。▼
こんなこと、未来では
日常茶飯事だったですから。▼
それじゃお父さん、
今度こそ失礼するのですよ。▼
(ンン退場)
[ヴェイク]
あっ…おい!!▼
……ンン。▼

支援A

[ヴェイク]
ンン…▼
[ンン]
あっ、お父さん。こんにちはです。
何か私にご用なのですか?▼
[ヴェイク]
…あのさ。お前…この間
『我慢するのに慣れてる』って言ってたけど…▼
あれってどういうことなんだ?▼
[ンン]
あぁ…あれは、私が
よそのお家で育ったからですよ。▼
[ヴェイク]
よそのお家って…俺様たちは?
ノノはお前の傍にいなかったのかよ?▼
[ンン]
はい。私は物心ついた時から
お父さんもお母さんもいなかったです。▼
だから、お父さんの軍にいた人のお家に
引き取られて、育ててもらったですよ。▼
…でも、私は人間じゃないですから、
最初はあまり歓迎されなかったんです。▼
[ヴェイク]
ンン…▼
[ンン]
でも、そのうち私は人の顔色を
読むことを覚えたです。▼
言われる前にお手伝いをしたし、
屍兵からお家を守ったりもしました。▼
役に立ってさえいれば、みんな嫌がらずに
私の面倒を見てくれたです。▼
手のかからない、いい子だって
そりゃーもう大絶賛だったですよ?▼
でも…我慢することも多かったです。▼
遊びたいって言えなかったり、
寂しいって言えなかったり…▼
特に、お父さんとお母さんの話は
何だか口にしちゃいけないような気がして…▼
うぅっ…ずっとずっと…
聞けずにいたんです…ぐすっ…▼
[ヴェイク]
…………▼
[ンン]
だからこの時代に来た時は、
いっぱいお父さんとお母さんの話を▼
聞こうと思ったです…。
でも…お父さんの迷惑になるなら私は…▼
[ヴェイク]
…もういい、ンン。
もういいんだ…俺様が悪かった。▼
お前が聞きたいんだったら、
母さんとの馴れ初めでもなんでも言う。▼
寂しいんだったら一日中でも
傍にいてやるから…▼
だから…俺様の前ではもう何も
我慢しないでくれ。▼
[ンン]
うぅ…本当なのですか…!?
う、嬉しいのです…▼
ありがとうです…お父さん…▼
[ヴェイク]
…へへっ。礼には及ばねぇよ。
ほら、父さんに何でも聞いてみろ!▼
[ンン]
じゃあ…お母さんへのプロポーズのセリフを
白状するのです…▼
[ヴェイク]
あ…いきなりハードル高いな…▼

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Last-modified: 2016-09-03 (土) 11:00:00
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