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フレデリクの支援会話

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クロム

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リズ

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ヴィオール

支援C

[フレデリク]
ヴィオールさん、
美しい短剣をお持ちですね。▼
[ヴィオール]
おや、さすがフレデリクくんは
目ざといね。▼
本当に美しい短剣だろう?
私に相応しく、華麗で、優雅で…▼
[フレデリク]
その短剣に刻まれているのは
クレーヴ家の紋章、ですね。▼
[ヴィオール]
なんと! 私の言うことを
最後まで聞いてくれないとは!▼
[フレデリク]
あ、すみません…。
でも少し気になってしまいまして。▼
イーリスの名門貴族の短剣を
なぜ貴方が持っているのですか?▼
[ヴィオール]
ふふん、ちょっとした
文化交流のようなものだよ。▼
クレーヴ家のご息女から、
友情の証として賜ったのだ。▼
[フレデリク]
友情…、いつの間にそのような
友情を育まれたのですか?▼
[ヴィオール]
フレデリクくんはお堅いねぇ。
心を通い合わせるのに、▼
必ずしも長い時間がいるとは
限らないだろう?▼
特に…男女の間ではね。▼
[フレデリク]
…………▼
[ヴィオール]
ちょっ…汚らわしい物を見るような目で
見つめないでくれたまえ!▼
わかった、わかった!
正直に話すよ!▼
実は、ご婦人方との他愛ない
恋の駆け引きが私の道楽でね。▼
なに、貴国の誇りを汚すような
振る舞いはしていないよ。▼
[フレデリク]
…あ、その点に関しては
微塵も心配しておりませんので。▼
貴方の道楽程度では
イーリスの誇りは汚れません。▼
[ヴィオール]
くっ…! 爽やかな笑顔で
なかなか辛辣なことを言ってくれる…。▼
とにかく、この短剣はそういう経緯で
手に入れたのだよ。▼
それではこれで失礼するよ。
誇り高いイーリスの騎士、フレデリクくん。▼
[フレデリク]
…道楽、ですか。▼
その道楽を生かして
どれほどの繋がりを築いているのでしょう。▼
なかなか底の知れない方ですね。▼

支援B

[フレデリク]
…先ほどの男性は
帰っていきましたよ、ヴィオールさん。▼
[ヴィオール]
そ…そうか!
ふぃー。助かったよ。▼
これでひと安心だな。
君には手間を取らせてしまったね。▼
あの男もご苦労なことだ。わざわざ
ここまで借金の督促に来るとはね。▼
[フレデリク]
額を聞いて少々驚きました…。
どうすればあんな借金ができるのです?▼
[ヴィオール]
ふふん。
方法はいろいろとあるのだよ。▼
[フレデリク]
そこは訊かないでおきますよ…。
もっと気になることがあったので。▼
[ヴィオール]
なんだね?▼
[フレデリク]
あの男性が、われわれに金銭面での
援助を申し出てきたのですよ。▼
もちろん、
丁重にお断りしましたが。▼
[ヴィオール]
ははーん、なるほどね。▼
[フレデリク]
驚かないのですね。▼
借金している相手に対して、
さらに金を渡すなんて▼
私には不可解なのですが…。▼
[ヴィオール]
いやいや、なにも
不思議なことではないよ。▼
私に万一のことがあれば
借金は返済されず、共倒れしてしまう。▼
私がこの戦で生き延びられるよう
あの男なりに手を打とうとしたのだよ。▼
[フレデリク]
…大きすぎる借金が
互助関係を生んでいるということですか?▼
全く、常識外れもいいところです。
やはり貴方は底が知れませんね…。▼
[ヴィオール]
はは、それはどうも。▼
[フレデリク]
…ひとつ忠告しておきますが、
貴方のその、得体の知れない行動で▼
クロム様にご迷惑をおかけする
ような事があれば……▼
[ヴィオール]
わわわかっているよ!
そうなれば君は私を消しにかかるだろう!?▼
誓ってそのようなことはしないよ!
だから命だけは助けてくれたまえ!!▼
[フレデリク]
…その言葉、
信じさせてもらいますよ。▼

支援A

[フレデリク]
ヴィオールさん。▼
[ヴィオール]
ごきげんよう、フレデリクくん。
今度はなにを詮索してくれるのかな?▼
[フレデリク]
先日届いた
匿名の支援物資のことですよ。▼
あれはヴィオールさんが
手を回したものですね?▼
どれも行軍中には
ありがたい品々でした…。▼
クロム様に代わり、
感謝の意を述べさせていただきます。▼
[ヴィオール]
ふふん、どういたしまして。
君なら気づいてくれると思っていたよ。▼
なにせあれは、
裏の世界から得た物資だからね。▼
正面から贈ったのでは、クロムくんに
受け取ってもらえない可能性があった。▼
[フレデリク]
だからこその匿名、ですか…▼
[ヴィオール]
その通りだよ! 美しい話だろう!?
私に相応しい貴族的なやり方で…!▼
[フレデリク]
しかし、この方法では誰も
貴方の好意だと気づかないままです。▼
[ヴィオール]
また話を聞いてくれない…!▼
…まぁいい。いい加減この扱いにも
慣れてきたのだよ…。▼
[フレデリク]
あ、すみません。つい…。▼
しかし、なんの見返りも求めないとは
ヴィオールさんらしくないように思いますが。▼
[ヴィオール]
ずいぶんな言い草だね。
見返りならあるのだよ。▼
言っただろう、フレデリクくん?
君なら気づいてくれると思った、と。▼
これで私は
君にひとつ貸しを作れたというわけだよ!▼
[フレデリク]
なるほど…狙いは私でしたか。
それで、何が望みなのですか?▼
[ヴィオール]
戦いが終わったあかつきには、
私の国にも平和が訪れるだろう。▼
その際、我が領地の復興に
イーリスの協力を仰ぎたいんだよ。▼
クロムくんであれば、このような
回りくどい手を使わずとも▼
協力してくれるとは思うが、
念には念をというわけだ。▼
君が口添えしてくれれば万全だろう?▼
[フレデリク]
貴方という人は…。
もう勝った時のことを考えているのですか?▼
[ヴィオール]
何を気弱なことを
言ってるんだね。▼
私ほどの策士と君ほどの武人がいて
負ける道理がないだろう?▼
[フレデリク]
はぁ…。さすが、人を持ち上げるのも
お上手なのですね。▼
ですが、この戦いに負けられないことに
変わりはありません。▼
今後も協力して参りましょう。▼
[ヴィオール]
しっかり頼むよ、フレデリクくん。▼
[フレデリク]
…それはこちらのセリフですよ。▼

ソワレ

支援C

[ソワレ]
いたいた、フレデリク!
一手、ご教示願えるかな。▼
[フレデリク]
はい、構いません。
どこからでもどうぞ。▼
[ソワレ]
では!▼
はあっ!▼
[フレデリク]
良い動きです…
しかし!▼
[ソワレ]
あうっ!▼
[フレデリク]
大丈夫ですか、ソワレさん?▼
[ソワレ]
うん…降参だよ。ボクの負けだ。▼~ありがとう…ございました。▼
…………▼
[フレデリク]
どうかしましたか?▼
[ソワレ]
…なぜ、こうもあっさり
負けてしまうんだろうか。▼
[フレデリク]
あっさり、ではありませんよ。
きわどい勝負でした。▼
[ソワレ]
けど、ボクは訓練中には
他の奴らに負けたことはなかった。▼
[フレデリク]
勝負は時の運といいます。▼
[ソワレ]
うーん…▼
付き合ってくれてありがとう。
また、強くなったら挑戦に来るよ!▼
[フレデリク]
はい。お待ちしております。▼

支援B

[フレデリク]
ソワレさん、どうされたのです?▼
最近の戦いは、あなたらしくありません。
なにか悩みごとでも?▼
[ソワレ]
…フレデリクに隠し事はできないね。
なぜキミに勝てないか考えてたんだ。▼
[フレデリク]
ああ、そのことでしたか。▼
別に気になさらなくても良いのでは?
私たちは仲間なのですから。▼
[ソワレ]
でも不思議なんだ。戦う前から…
キミにだけは勝てる気がしない。▼
どうしてなんだろう?▼
[フレデリク]
ふむ、そうですね…▼
そういえば、自警団の見習いだったあなたに
剣と槍を教えたのは私でしたね。▼
[ソワレ]
うん。あの頃は、まわりの男たちには
絶対負けないって意気込んでたな…▼
指南役のキミに会った時、
ぜんぜん強そうに見えなかったのに、▼
最初の手合せで
キミにボコボコにされたっけ…▼
[フレデリク]
あ、いえ、ボコボコにはしていませんよ。
あれは通過儀礼というものです。▼
[ソワレ]
あの時は悔しくて
一晩中寝られなかったなあ…▼
[フレデリク]
…まあそれはともかくです、
原因はその日にあるのかもしれません。▼
武術の師匠と弟子が戦えば、
最初は弟子は手も足も出ません。▼
その時の『師匠には勝てない』という
思い込みが、後々まで続くのでしょう。▼
[ソワレ]
! じゃあ、
ボクがフレデリクに勝てないのは…▼
昔フレデリクに
ボコボコにされたから!?▼
[フレデリク]
ですから
ボコボコにはしていません。▼

支援A

[ソワレ]
フレデリク。
さっきの戦い、見てくれた?▼
[フレデリク]
はい。とても見事な戦いぶりでした。
なにかコツをつかまれたようですね。▼
[ソワレ]
うん。フレデリクのおかげで…
わかったんだ。▼
女であることがいやで、
男に負けたくなかった自分…▼
キミに勝とうと
やっきになってた自分…▼
[フレデリク]
その気持ちは
悪いことではありませんが…▼
[ソワレ]
うん。でも、
ボクはその気持ちに囚われすぎてた。▼
男のキミを打ち負かすことが目的じゃない。
ボクが目指すべき姿は、そうじゃない。▼
キミに仲間として信頼してもらえる
自分になること…▼
そうなって初めて、
ボクはフレデリクと対等になれる。▼
[フレデリク]
ソワレさん…
立派になられましたね。▼
[ソワレ]
本当の自分と、正面から
向き合うことができたんだ。▼
新しい扉が開いたような、
そんな感覚だった。▼
フレデリクのおかげだよ。
キミが師匠で良かった。▼
[フレデリク]
いえ、あなたは
もう一人前ですよ。▼
師匠と弟子の関係は終わり…
今の私たちは対等な仲間です。▼
[ソワレ]
うん!
ありがとう!▼

支援S

[ソワレ]
うーん…▼
[フレデリク]
どうしたのですか、ソワレさん?
また悩み事ですか?▼
[ソワレ]
以前、キミに勝てない理由を
考えてたんだけど…▼
[フレデリク]
おや? その件でしたら
もう解決したのでは?▼
武術の師匠と弟子というものは…▼
[ソワレ]
うん。あの時はボクも
そうなんだって納得してた。▼
でも、違うんだ。
この気持ちは…違う。▼
[フレデリク]
………?
ソワレさん…?▼
[ソワレ]
キミを前にするとぎこちなくなる…
キミのことをいつも考えてしまう…▼
こんな気持ちは初めてだから
わからなかったけど…▼
ボクは、
キミのことが好きなんだ。▼
[フレデリク]
ソワレさん……▼
[ソワレ]
ごめん、急にこんなこと言って。▼
でもこの気持ちに決着をつけないと、
ボクはきっと前に進めない。▼
キミの気持ちを…教えてほしい。▼
[フレデリク]
わかりました。
それでは…▼
これが私の気持ちです。
どうか受け取ってください。▼
[ソワレ]
…これって…指輪?▼
ボクの名前が彫ってある…▼
[フレデリク]
貴方に渡したくて用意したものです。▼
この戦いが終わった後に、
と思っていましたが…▼
[ソワレ]
…ボクでいいの?▼
[フレデリク]
はい。貴方でないとダメなのです。▼
[ソワレ]
不思議だね。
また、新しい扉が開いた。▼
しあわせな光が射し込んで、
ボクの心を満たしてくれている…▼
[フレデリク]
私もです。気がつけば
貴方がいてくれるだけで、▼
私の心はいつも温かな光で
満たされていたのですから。▼
[ソワレ]
………▼
…フレデリク…▼
[フレデリク]
これからも、私の光でいてください。▼
[ソワレ]
はい。喜んで。▼
[フレデリク]
ありがとう、ソワレさん。
貴方への永遠の愛をここに誓います。▼
[ソワレ]
こちらこそありがとう、フレデリク…
これからもよろしく。▼

ミリエル

支援C

[兵士]
とぉりゃぁぁぁっ!!▼
[フレデリク]
むんっ!▼
[兵士]
くっ…!▼
ま、参りました…!▼
[フレデリク]
まだまだ力の使い方がなっていません。
より一層、鍛錬に励んで下さいね。▼
[兵士]
はっ! ありがとうございました!▼
[フレデリク]
ふぅ…▼
[ミリエル]
…………▼
[フレデリク]
ミリエルさん。
どうしたのですか、そんなところで。▼
[ミリエル]
今…兵士の斬撃がフレデリクさんに
触れると見えた瞬間…▼
逆に…兵士の体が吹き飛びました。▼
フレデリクさんは軽く右腕を
払っただけに見えましたが…▼
あれは…なんだったのでしょう?▼
私には物理法則を無視した
動きに見えたのですが…▼
[フレデリク]
ミリエルさん、
あの動きが見えたのですか?▼
いい目をしていらっしゃいますね。
私が最初にあの動きを見た時は、▼
腕が動いたことにすら
気づかなかったものですよ。▼
[ミリエル]
観察眼だけは、
自信がありますから。▼
[フレデリク]
目がいいというのは
それだけで立派な武器になります。▼
どうでしょう、ミリエルさん。
私と手合わせする気はありませんか?▼
[ミリエル]
先ほどの技の正体も
教えていただけるのでしょうか?▼
[フレデリク]
そうですね…
身につけるのは大変ですけれど。▼
[ミリエル]
…かまいません。▼
[フレデリク]
そうですか。
では、さっそく始めましょう。▼

支援B

[フレデリク]
そのまま槍を真っ直ぐ構えて、
動かないでくださいね。▼
[ミリエル]
はい…▼
[フレデリク]
…はぁぁぁっ!!▼
[ミリエル]
!!▼
[フレデリク]
…大した度胸ですね。
ぴくりとも動かないでいらっしゃるとは。▼
[ミリエル]
動かなかったのではありません。
動けなかったのです。▼
それにしても…木の棒で
私の槍の柄を両断するなんて。▼
しかも、私の手にはなんの衝撃も
伝わってきませんでした。▼
[フレデリク]
速さ、呼吸、筋肉の動き、力の流れ、
さまざまな要素が重なった結果です。▼
以前、兵を吹き飛ばした技も
実はこれと同じなんですよ。▼
[ミリエル]
速さ、呼吸、
筋肉の動き、力の流れ…▼
それらのことを…すべて一瞬で
思考しているのですか?▼
[フレデリク]
考えているというのとは違いますね。
感じている、というのが正しいでしょうか。▼
[ミリエル]
感じる? 人間は思考の生き物だと
思うのですが…▼
[フレデリク]
もちろん、考える力は重要です。
ですが、感じる力も同じように重要。▼
気配、流れ、空気…
すべては感じるものですからね。▼
[ミリエル]
特殊な…能力ですね。▼
[フレデリク]
そ、そんなことはありません!▼
誰にでも、
感じる力というのはあるものですよ。▼
[ミリエル]
私にも…あるのでしょうか。▼
[フレデリク]
もちろんですよ。▼
ミリエルさんは特に、観察眼に
長けていらっしゃいますから▼
私なんかよりもずっと、
その力はあるはずです。▼
[ミリエル]
それは…嬉しい評価ですね。▼
[フレデリク]
よろしければ後日、私が昔行っていた▼
感覚を研ぎ済ます訓練でも
教えて差し上げましょうか?▼
[ミリエル]
はい、ぜひお願い致します。▼

支援A

[ミリエル]
フレデリクさん。
まだ続けるのですか?▼
[フレデリク]
はい。もしかして…
何かお気に召しませんでしたか?▼
[ミリエル]
いえ…ただ、訓練という割には
随分とほのぼのしているというか…▼
野で花を愛で…川で魚を釣り…
森でハチに追いかけられ…▼
今のところ、ただの遊びとも
取れる内容なのですが…▼
次はなにをするつもりですか?▼
[フレデリク]
ゆらめく炎を一晩中
見つめ続けるつもりでした。▼
感じる力を養うには、色々な物に
触れるのが大切ですからね。▼
[ミリエル]
あの、フレデリクさん。▼
私はもう十分色々な物に
触れられたと感じています。▼
それに…感じるということの意味も、
少しわかったような気がしています。▼
[フレデリク]
そうですか…ならばもう私の教えは
必要ないということですね。▼
今日は気合いを入れて火起こしをしようと
思っていたのですが…残念です。▼
[ミリエル]
そう…ですね。
当初の目的は、達成されました。▼
不思議な現象の答えはわかりましたし、
感じるということも知りました。▼
ただ…まだ、感じるということには
続きがあるような気がしています…▼
[フレデリク]
それは…どういうことでしょうか?▼
[ミリエル]
私はフレデリクさんに
友情、というべきものを感じています。▼
今までは自警団の仲間として
つかず離れずの関係でしたが、▼
色々な経験を共にすることで、
情が移ってしまったようです。▼
貴方とは友人として、より仲を
深めたいと感じるようになりました。▼
できれば…この感情の行き着く先を
観察したいと考えています。▼
[フレデリク]
そうですか…▼
私も、ミリエルさんと仲良くなれるのは
嬉しいです。▼
自警団の仲間…いえ、友人として
とことんお付き合い致しますよ。▼
[ミリエル]
ありがとうございます。▼

支援S

[フレデリク]
どうですか、ミリエルさん。
友情の観察は順調ですか?▼
[ミリエル]
はい。ただ、少し困ったことが
起こり始めています…▼
[フレデリク]
困ったこと…ですか?▼
[ミリエル]
えぇ…どうやらこの感情は
欲を高める作用があるようで…▼
あなたを独占したいという…不思議な
欲求に囚われてしまっています。▼
フレデリクさんが他の方と
仲良くしていると、気分が悪いというか…▼
これは仲の良い友人に対しては
普通に抱く感情なのでしょうか?▼
[フレデリク]
…!!▼
ミリエルさん、その感情というのは…▼
私がクロム様と話している時にも
起こるものですか?▼
[ミリエル]
…いえ。▼
[フレデリク]
では、リズ様とは?▼
[ミリエル]
それは…はい。▼
他にも、マリアベルさんやソワレさん、
スミアさんと話されている時にも…▼
[フレデリク]
そうですか…
ふふ、それは重症ですね。▼
[ミリエル]
なぜ…そんなに嬉しそうなのですか。▼
[フレデリク]
ミリエルさんのその症状に、
ぴったりの薬を差し上げられるからですよ。▼
[ミリエル]

これは…指輪、に見えますが。▼
薬ということは…
これを飲めばいいのですか?▼
[フレデリク]
飲むのではありません。
左手の薬指にはめるのですよ。▼
[ミリエル]
…婚姻の儀とよく似た治療法ですね。▼
[フレデリク]
似ているのではありません。
婚姻の儀、そのものですよ。▼
[ミリエル]
あ…そういう…ことなのですか?▼
では…私のこの気持ちは、
もしかして…▼
[フレデリク]
はい。ミリエルさんは私のことを
好きだと思って下さっているのですよ。▼
友情が愛情に変わることは、
男女の間ではよくあることです。▼
そして、嫉妬という
感情が生まれるのも…▼
[ミリエル]
嫉妬…▼
[フレデリク]
えぇ。困ったことに、私も
かなりの重症のようです。▼
ミリエルさんが他の男性と話していると、
嫌な気分になりますからね。▼
[ミリエル]
これはもしや…
不治の病なのでしょうか。▼
[フレデリク]
そうかもしれません。▼
でも、人はそれを
しあわせと呼ぶのですよ。▼
[ミリエル]
しあわせ…なるほど。私は今…
しあわせを感じているのですね。▼
[フレデリク]
そのしあわせ、私が生涯を懸けて
守り抜くことを誓いますよ。▼
[ミリエル]
ありがとう…ございます。▼

スミア

支援C

[スミア]
フレデリクさん、
何をなさっているのですか?▼
[フレデリク]
あぁ、おはようございます、スミアさん。▼
クロム様や皆様の装備品を
点検していたのですよ。▼
[スミア]
こんな早朝からですか!?
お、お疲れ様です…▼
[フレデリク]
いえ、これもクロム様に
お仕えする身として当然のことです。▼
戦いで一番大変な思いをされているのは
軍の長であるクロム様ですから。▼
私にできることであれば
少しでもお力になりたいのですよ。▼
[スミア]
なるほど、素晴らしい心がけです…
いつもこうして装備品の点検を?▼
[フレデリク]
えぇ。本日も朝の3時きっかりに起床し、
体操、訓練、野営地の見回り、火起こし…▼
[スミア]
え…えっ?▼
[フレデリク]
朝食の下ごしらえ、草むしり、石拾い、
その他もろもろをいつも通り終わらせた後▼
小休止を挟んで今に至る訳です。▼
[スミア]
…………▼
[フレデリク]
…はっ、すみません長々と…!
少々引いてしまわれましたでしょうか?▼
皆さんそういう反応をなされますし、
いくらクロム様を思ってのこととはいえ▼
私でも少々やりすぎかなと感じることが
なくはないというか…▼
[スミア]
…素晴らしいです!!▼
[フレデリク]
はい?▼
[スミア]
フレデリクさんのクロム様を思う気持ち、
そしてそれを行動で示す姿勢▼
とっても素晴らしいです…。
私もぜひ協力させて下さい。▼
いつも落ちこぼれだと言われていますが、
私も…みなさんの力になりたいんです。▼
[フレデリク]
スミアさん…!▼
こんなに理解を示して下さったのは
あなたが初めてですよ!▼
共にこの軍を助けるために
力を尽くしましょう!▼
[スミア]
はい…!▼

支援B

[スミア]
ごめんなさい、フレデリクさん…▼
[フレデリク]
い、いえ…最初は誰でも
こんなものですよ…たぶん…▼
[スミア]
はぁ…私、どうしてこうなのでしょう…▼
野営地の見回りで迷子になるし、
装備品を点検したら壊してしまうし、▼
石は拾った分と同じだけ落とすし、
火は当然のように起こせないですし…▼
[フレデリク]
で、でも草むしりは
素晴らしい出来だったではありませんか!▼
スミアさんの通った後は
草の根一本ありませんでしたよ!▼
[スミア]
はい…私、花占いだけは
得意なんです…▼
[フレデリク]
あぁ、むしっておられたのは草ではなく…
花…だったのですか…▼
[スミア]
こんなのだからいつも
落ちこぼれだと言われるんです…▼
私がフレデリクさんみたいに
みなさんを助けることなんて▼
夢のまた夢なんですよ…▼
[フレデリク]
そんなことはありません。▼
[スミア]
え…▼
[フレデリク]
人を助けたい、
力になりたいと思った時に一番大切なのは▼
その人のことを想い、
その人のために努力する気持ちですよ。▼
スミアさんはこうして、皆様のために
頑張ろうとしているではありませんか。▼
今は上手くいかなくても、
その気持ちがあればきっと大丈夫です。▼
[スミア]
フレデリクさん…▼
じゃ…じゃあ、今後のおつとめが
うまくいくか、花占いで…!▼
[フレデリク]
…それはやめておきましょう。▼

支援A

[フレデリク]
はぁ…困りましたね…▼
[スミア]
ごきげんよう、フレデリクさん。
どうしたのですか?▼
[フレデリク]
スミアさん…▼
それが…野営地の見回りをしていたら
馬が一頭逃げ出しているのを見つけまして▼
なんとか捕まえたのはいいのですが、
次は座り込んで動こうとしないのですよ。▼
[スミア]
そうですか…
その子、少し私に任せて下さい。▼
[フレデリク]
あ…はい。でも…▼
[スミア]
大丈夫ですから。▼
…ほら、いい子ね…。
怖がらないで、私の目を見て…▼
ここにいると危ないわ、
仲間たちのところに戻りましょう…?▼
[フレデリク]
あ…馬が立ち上がった…?▼
[スミア]
フレデリクさん、
この子はもう大丈夫です。▼
私、この子を馬屋に戻してきますね。▼
[フレデリク]
さっきまで一歩も動かなかったのに…
素晴らしい能力ですね、スミアさん。▼
[スミア]
いえ…私はこの子が立ち上がれるよう、
力になりたいと思って接しただけです。▼
フレデリクさんがクロム様の
力になりたいと思うのと同じように。▼
その相手が人であっても、
馬であっても、きっと同じなのですよ。▼
[フレデリク]
!! なるほど…▼
相手を思いやる気持ち…
今度はあなたに教えられましたね。▼
[スミア]
そんな…私なんて
フレデリクさんの足元にも及びません…▼
[フレデリク]
ふふ、ご謙遜を。▼
[スミア]
だって…今朝も、お掃除をしていて
馬屋の扉を壊してしまいましたし…▼
[フレデリク]
あ…この馬、たぶんそこから
逃げたんですね…▼

支援S

[スミア]
フレデリクさん、
ありがとうございます。▼
私の装備品、綺麗に磨いておいて
下さったでしょう?▼
[フレデリク]
気づいていらっしゃいましたか…▼
[スミア]
はい、すぐに気付きました。▼
鎧も、武器も、髪飾りまで新品みたい。
おかげで今日の私はぴかぴかです。▼
[フレデリク]
スミアさんはいつもお綺麗ですよ。
つい目で追いかけてしまうぐらいに。▼
[スミア]
ふふ、フレデリクさんがいつも
目で追っているのは、クロム様でしょう?▼
[フレデリク]
主君を気にかけるのは
私の務めですから。▼
私の心は、気づけばいつも貴方を…
スミアさんを見ていましたよ。▼
最初は、危なっかしくて
目が離せないだけかと思っていたのですが▼
どうやらそうではないようです…▼
[スミア]
え…▼
[フレデリク]
こちらを…スミアさんに
受け取っていただきたいのです。▼
[スミア]
…綺麗な指輪…
まさか、フレデリクさん…▼
[フレデリク]
はい。私と、結婚してください。▼
[スミア]
でも私…火起こしも、掃除も、
石拾いだって、満足にできませんよ…?▼
[フレデリク]
それでも構いません。▼
私は…貴方がいてくれるのなら
それ以上は望みません。▼
[スミア]
………▼
この指輪…ぴかぴかですね。
今日の私と…おんなじです…▼
ありがとう…フレデリクさん。
私…とても嬉しいです…▼
しあわせに…して下さいね…▼
[フレデリク]
当然です。貴方のためなら私は、
何だってできますよ▼
大好きです、スミアさん。▼
[スミア]
はい、私もです…フレデリクさん。▼

マリアベル

支援C

[マリアベル]
………▼
[フレデリク]
マリアベルさんではありませんか。
どうしました?▼
[マリアベル]
フレデリクさん。わたくし、
前々から思っていたのですけど…▼
貴方、
執事だったことがおありですの?▼
[フレデリク]
執事、ですか? 突然ですね。
いえ、特に経験はありませんが…▼
[マリアベル]
…ちなみに今、
何をしてらっしゃいますの?▼
[フレデリク]
明日リズ様の着る衣服を
用意しています。▼
[マリアベル]
やっぱり。執事っぽいですわ。▼
[フレデリク]
いえ、そんなことはありませんよ…
これはたまたまです。▼
[マリアベル]
ちなみにこの後は
何をなさるおつもりですの?▼
[フレデリク]
そうですね、食糧の備蓄を確認して
明日の食事の献立などを…▼
[マリアベル]
やっぱり! 執事そのものですわ。▼
[フレデリク]
そ、そうでしょうか…▼
[マリアベル]
思い起こせば、
以前からそうでしたわ。▼
わたくしたちに紅茶を淹れてくださったり、
上質な食器を整えてくださったり、▼
どこからどうみても執事ですわ。

[フレデリク]
特に意識したことは
ないのですが…▼
[マリアベル]
貴方の執事ぶりを見込んで、
折り入ってお願いがありますの。▼
我が家の執事たちの教育係に
なってくださいませんこと?▼
[フレデリク]
教育係…ですか?▼
[マリアベル]
実は、我が家の執事長が
高齢で腰を痛めてしまい…▼
先日、暇をいただきたい、
と申し出てきたのですわ。▼
彼は長年尽くしてくれましたから、
無理をさせる気はないのですが…▼
我が家に執事長がいなくなるのは
由々しき事態ですわ。▼
[フレデリク]
はあ…なるほど。▼
[マリアベル]
ですから、
新たな執事長が見つかるまで、▼
貴方が我が家の執事たちを
教育して欲しいのですわ。▼
[フレデリク]
ま、待ってください。
それは無茶というものですよ。▼
私は執事の経験も、
人に教えた経験もないのですから。▼
[マリアベル]
いつも貴方がしてらっしゃることを
教えてくださるだけで良いのです。▼
貴方は、わたくしたちの戦いの
指南役だったではありませんか。▼
[フレデリク]
と言われましても…困りましたね。
やはり無理ですよ。▼
あなたたちは良い生徒でしたから、
たまたまうまく教えられただけです。▼
[マリアベル]
では、わたくしに
教えてくださいませ。▼
[フレデリク]
マリアベルさんに?▼
[マリアベル]
わたくしなら良い生徒ですから、
いかようにも教育できますでしょう?▼
貴方から受け継いだ執事精神を
家の執事たちにも伝習いたしますわ。▼
[フレデリク]
…仕方ありませんね。▼

支援B

[フレデリク]
マリアベルさん、起きてください。
朝ですよ。▼
[マリアベル]
ん……ん~
…もう…朝ですの…?▼
って! 真っ暗ですわ!
まだ夜が明けていませんわよ!▼
[フレデリク]
御主人様のための朝は早いのです。
執事の心を身につけたいとのお話でしたね?▼
[マリアベル]
う……た、確かに
そう言いましたけれど…▼
[フレデリク]
それでは、朝の給仕の
支度から始めましょう。▼
御主人様がお目覚めになるための
紅茶をご用意いたします。▼
[マリアベル]
ね、眠いですわ…
わたくしが飲みたいくらい…▼
でも、わたくしだって
紅茶を淹れることくらい…▼
あっ、こ、こぼして
しまいましたわ…▼
[フレデリク]
やり直しです。御主人様への
心遣いが足りませんよ。▼
それから、御主人様のお茶を無駄に
したことをお詫びしてください。▼
[マリアベル]
…申し訳ありませんですわ、
御主人様…▼
[フレデリク]
もっと気持ちをこめて。▼
[マリアベル]
お、お許しくださいませ…
御主人様…▼
く、く、屈辱ですわ…▼
[フレデリク]
次は食器の管理です。
この銀のスプーンを磨いてください。▼
[マリアベル]
くっ、どうしてわたくしが
このようなことまで…▼
食器磨きくらい…
この…この…このっ…!▼
ど、どうですの?
ちゃんと磨きましたわ!▼
[フレデリク]
やり直しです。
磨き方がまるで足りません。▼
[マリアベル]
きぃぃですわ!▼

支援A

[フレデリク]
おや、マリアベルさん。
今朝は早いですね。▼
[マリアベル]
毎日あの時間に起きてれば
さすがに体が慣れますわ…▼
[フレデリク]
では、今日も
執事訓練を始めましょうか。▼
まず紅茶の食器類を…▼
[マリアベル]
あ、お待ちくださいませ。
私がお運びしますわ。▼
[フレデリク]
? どうしたのです?▼
[マリアベル]
だって、先日の戦いで
足にお怪我をなさったでしょう?▼
ですから、あまり
動かれない方がよろしいかと…▼
[フレデリク]
…気づいてらっしゃったのですか。▼
大した怪我ではありませんし、
誰にも気づかれてないつもりでしたが…▼
[マリアベル]
執事精神を会得しようと
観察していて気づいたのですわ。▼
さあ、お茶が入りましたわ。
御主人様。▼
[フレデリク]
おや? このお茶は…
いつもの紅茶ではありませんね。▼
[マリアベル]
ええ。このお茶を飲むと、
怪我の治りが早いと聞きましたわ。▼
昨夜、色々なお茶について
仲間たちに聞いてみたのです。▼
[フレデリク]
…マリアベルさん。▼
[マリアベル]
な、なんですの?▼
[フレデリク]
素晴らしいです。
貴方こそ執事です。▼
[マリアベル]
え…?▼
[フレデリク]
私は執事ではありませんが…
もし騎士と通じるものがあるとすれば…▼
それは、相手を思いやること…
相手の幸せを願うこと…▼
つまり、
おもてなしの心、です。▼
[マリアベル]
………▼
おもてなし…▼
[フレデリク]
今の貴方は、私のような者にまで
その気遣いができています。▼
最も大切なことはその心…
技術は後でいくらでも学べます。▼
マリアベルさん、
貴方はもう立派な執事ですよ。▼
[マリアベル]
フレデリクさん…!▼
ありがとうございます!
わたくし、嬉しいです…!▼
これでわたくし、いつどこへ出ても
恥ずかしくない執事になれますわ!▼
[フレデリク]
何か当初の目的と
違うような気もしますが…▼
マリアベルさんの成長は
私の喜びでもあります。▼
[マリアベル]
もっと、もっとわたくしに
おもてなしを教えてくださいませ!▼
[フレデリク]
ええ、マリアベルさんが
そう望むのであれば…▼

支援S

[フレデリク]
いかがです?▼
[マリアベル]
美味しいですわ、とっても。▼
やっぱりフレデリクさんの
お茶にはかないませんわね。▼
[フレデリク]
いえいえ、マリアベルさんの
淹れてくださるお茶も美味しいですよ。▼
[マリアベル]
あの…フレデリクさん、
わたくし考えたのですけれど…▼
この戦争が終わった後、やっぱり
我が家に来てくださいませんか?▼
[フレデリク]
ですが、執事たちには
貴方が教えるのでは?▼
[マリアベル]
い、いいえ。フレデリクさんでないと
だめなんですの…▼
ぜひ、我が家でしばらくの間、
執事たちを教育してくださいませ…▼
な、なんでしたら…その…
ず、ずっといてくださっても…▼
[フレデリク]
貴方の家で執事長の
かわりをするわけですね…▼
残念ですが…▼
[マリアベル]
わ、わたくしのことが
お嫌いですの!?▼
[フレデリク]
いいえ、好きですよ。誰よりも。▼
[マリアベル]
え……ええっ…!?▼
[フレデリク]
好きだからこそ、私が
貴方の家を訪ねる時は、▼
執事ではなく、
貴方の夫として行きたいのです。▼
マリアベルさん、これを…▼
[マリアベル]
そ、それは…
指輪ですの?▼
なんて…綺麗……▼
[フレデリク]
高価なものではありませんが…
貴方のために磨きました。▼
受け取ってくださいますか?▼
[マリアベル]
フレデリクさん…▼
……はい……▼

ベルベット

支援C

[フレデリク]
な、なんでしょうあの大きい獣は!?
べ、ベルベットさん!?▼
どうして変身した状態で
こちらに走って来られるのでしょう!?▼
あ…あわわわ…!▼
[ベルベット]
はぁ…。追い付いた。
ちょっと質問があるのだけど、いいかしら?▼
[フレデリク]
ど、どうして変身して…
走ってきたのですか…? 敵襲…ですか?▼
[ベルベット]
あら、ごめんなさい。人型だと走りづらくて。
もしかして怖かった?▼
[フレデリク]
ぜ…ぜんぜん怖くなど… ありませんよ…?▼
[ベルベット]
…嘘ね。フレデリクの鼓動は
さっきからとても早くなっているわ。▼
明らかに緊張してる。▼
タグエルが苦手なんだったら、
早く言えば良かったのに…▼
無理しなくていいのよ。
こういうことは…慣れているから。▼
[フレデリク]
ちち違うのです!▼
タグエルが苦手だなどと、
思ったことはありません!▼
その証拠に、これまで私たちは
普通に接していたではありませんか!▼
[ベルベット]
確かにそうね…。
じゃあ、いきなりどうしたの?▼
[フレデリク]
お恥ずかしい話なのですが…▼
私は幼少期に、
山犬に襲われたことがありまして…▼
命に関わるほどの大きな傷を負い…
数日間、生死の狭間をさまよいました。▼
その時襲いかかってきた山犬の姿が…!
先程、変身した姿で走り寄ってくる▼
ベルベットさんのお姿と
あまりにもよく似ていて…! うぅ…!▼
[ベルベット]
ご、ごめんなさい。嫌な思い出を
思い出させてしまったのね。▼
じゃあ、しばらく一緒に戦うのも
やめにした方がいいかしら?▼
[フレデリク]
…いえ、それは平気です。▼
[ベルベット]
あら、さすがはクロムの騎士ね。
敵を前にすると怖いものは無くなるってこと…▼
[フレデリク]
ただし、変身した時は私の斜め後ろから
あまり動かないようにお願い致します。▼
[ベルベット]
…あぁ、視界から消す感じなのね。▼

支援B

[ベルベット]
変身したわよー、フレデリク。▼
かなり離れてみたけど、
この距離ではどうかしら?▼
[フレデリク]
だ…大丈夫です。▼
[ベルベット]
じゃあ、この距離では?▼
[フレデリク]
ま、まだ、大丈夫のようです…▼
[ベルベット]
この辺りならどうかしら?▼
[フレデリク]
むぅ…▼
[ベルベット]
ふぅ…。全然ダメね。
さっきのがギリギリの距離だったみたい。▼
[フレデリク]
そ、そのようですね…▼
では、遅くなりましたが先日の質問を
お聞かせ願えますでしょうか。▼
[ベルベット]
質問…? え…と…。
何だったかしら。▼
時間が経ったから忘れてしまったわ。▼
[フレデリク]
申し訳ありません…▼
[ベルベット]
いいのよ。忘れたということは
大した質問ではなかったのでしょうから。▼
それよりフレデリク、
これからどうするつもりなの?▼
この先も獣が苦手なままで
生きていくつもり?▼
[フレデリク]
もちろん、できることならば
克服したいとは思っていますが…▼
[ベルベット]
本気で克服するつもりがあるのなら、
協力してあげるわよ。▼
[フレデリク]
本当ですか?▼
[ベルベット]
えぇ、私も、あなたの仲間には
いろいろお世話になっているし…▼
『困った時はお互いさま』って
言うのよね、こういうの。▼
[フレデリク]
はは…全く、
ベルベットさんは出来た女性ですね。▼
しばらく付き合わせることに
なるかもしれませんが…▼
よろしくお願いします。▼
[ベルベット]
わかったわ。▼

支援A

[ベルベット]
…変身したわよ。これで何度目かしら?
というか、最初の頃より遠くなーい?!▼
[フレデリク]
むぅ…▼
[ベルベット]
まったく距離が縮まらないわね。
ちょっと退屈してきちゃった…ふぁ…▼
[フレデリク]
すみません…しかし、どうしても…
これ以上は無理なのです。▼
[ベルベット]
…………▼
…うーん、さすがに傷つくわね…▼
[フレデリク]
申し訳ありません…▼
[ベルベット]
少し、荒療治が必要なのかしらね?▼
[フレデリク]
ど、どういうことですか?▼
[ベルベット]
こういうことよ!▼
[フレデリク]
う…ん…。
いきなり飛びついて来られるとは…▼
[ベルベット]
うふふ。
まどろっこしいのは嫌いな質なのよ。▼
どう? 少しは恐くなくなったかしら。▼
[フレデリク]
…確かに、恐怖は感じていません。▼
いや…それどころか、
この毛皮…すごく癒されます…!▼
[ベルベット]
そう。克服できて良かったわ。▼
[フレデリク]
はい、ありがとうございます!▼
あぁ…ウサギの毛皮って
すごく手触りがいいんですね…!▼
[ベルベット]
いた…いたたたた…!▼
ちょっと! 克服したのはいいけど、
耳を引っ張らないでちょうだい!▼
[フレデリク]
す…すみません…!▼

支援S

[フレデリク]
…ベルベットさん。▼
[ベルベット]
なにかしら?▼
[フレデリク]
もう、変身した貴方が
近づくことにも慣れました。▼
時間をかけて協力していただき…
本当に…ありがとうございました。▼
[ベルベット]
急に改まってどうしたの?▼
もう用済みだから
ウサギ小屋に帰れとでも?▼
[フレデリク]
そんな…めっそうもありません!▼
冗談でもそのようなことを
口になさらないで下さい!▼
貴方は…私の恩人です。▼
今日は…これを渡そうと思いまして…▼
[ベルベット]
まぁ! これは指輪ね!▼
ふふ、次は生涯自分のそばを離れるな、
とでも言うつもりなのかしら?▼
[フレデリク]
その通りですよ。▼
この先の人生を、
共に生きたいと感じております。▼
私の、生涯の伴侶になって下さい。▼
[ベルベット]
生涯の伴侶? すごい!
この前まではあんなに怖がられてたのに!▼
私もずいぶんと出世したものね。
嬉しいわ。▼
私も…あなたと一緒にいられなくなるのが
寂しいと思っていたのよ。▼
この話…喜んでお受けするわ。▼
[フレデリク]
……ありがとうございます。
好きですよ、ベルベットさん。▼
[ベルベット]
私もよ、フレデリク…▼

ティアモ

支援C

[ティアモ]
フレデリクさん。
兵糧の配給、終わりました。▼
[フレデリク]
そうですか、お疲れさまです。
では、すみませんが次に…▼
[ティアモ]
損耗の激しい武器や魔道書の点検は
すでに終わってます。▼
あ、そうだ。野営地の設営法について
いくつかご相談したいことがあるんです。▼
[フレデリク]
……………▼
[ティアモ]
どうかしましたか?▼
[フレデリク]
いえ、イーリス城で天馬騎士団として
活躍されていた頃と▼
少しも変わっていないのだなと
思いまして。▼
いつも言われる前に多くに気づき、
誰よりもよく働く。▼
フィレインさんも、ずいぶん
ティアモさんを買っていらっしゃいました。▼
自分の後継者となるのは
ティアモさんでしょう、と。▼
[ティアモ]
団長が…▼
[フレデリク]
私もティアモさんのような
後継者が欲しいものですね。▼
[ティアモ]
うふふ。
駄目ですよ、フレデリクさん。▼
そんな口説き文句じゃ
女の子はときめきません。▼
[フレデリク]
へぇ…ティアモさんは
恋愛経験が豊富なのですか?▼
[ティアモ]
そ、そりゃあもう…!▼
あたしぐらいになると、
色々ありすぎて覚えてないぐらいですよ!▼
[フレデリク]
そうですか、潤いのある人生で
うらやましい限りですね。▼
[ティアモ]
あはは…▼

支援B

[フレデリク]
ティアモさん、
少し相談があるのですが。▼
[ティアモ]
なんですか?
いきなりあらたまって…▼
あ。もしかして、恋愛相談ですか?▼
やだ、フレデリクさんも
隅に置けないんですね。▼
[フレデリク]
そ、そんなことではありませんよ。▼
新兵たちに、槍さばきのお手本を
見せてあげて欲しいのです。▼
[ティアモ]
あたしがですか?▼
…でも、あたしの槍は
普通の人が真似できるものでは…▼
[フレデリク]
あえて、それを見せたいのですよ。
世に天才というものがいることと…▼
決してそれが幸福ではないことを、
新兵に伝えておきたいのです。▼
[ティアモ]
…幸福では、ない?▼
[フレデリク]
言い方が気に障ったのなら
お詫びします。…ですが、▼
私を含めた平凡な人間から見れば、▼
ティアモさんのように『天才』と
呼ばれる人間のいる場所は、▼
凡人には到底理解できない所なのです。▼
[ティアモ]
いえ、そんな…▼
[フレデリク]
ですが、天才と呼ばれる
人間からしてみれば、▼
誰とも世界を共有できぬ辛さというものが
あるのではないかと思いまして…▼
それを新兵たちに教える機会を
作りたいと思ったのです。▼
[ティアモ]
……………▼
[フレデリク]
すみません。頼み事をしておいて、
おかしなことを言っていますね。▼
[ティアモ]
…かまいません。▼
いえ、それどころか
あたし…今すごくうれしいです。▼
[フレデリク]
うれしい?▼
[ティアモ]
みんな…自分とは世界が違うって、
あたしを遠ざけるだけでしたからね。▼
たまに弱音を吐いてみても、
誰も本気にしてくれなくて…▼
天才なんだから、つらいことなんて
何も無いだろうって言われるだけで。▼
だから…うれしいです。
気づいてくれる人がいて…▼
[フレデリク]
…そうですか。▼
[ティアモ]
それで、フレデリクさんの恋愛相談は
いつにしますか?▼
[フレデリク]
えっと…それは、できればずっと先で
お願い致します…▼

支援A

[ティアモ]
フレデリクさん!▼
[フレデリク]
どうしたのですか、ティアモさん。
何か良いことでもありましたか?▼
[ティアモ]
いいことは、これからあるんですよ。▼
[フレデリク]
へぇ…それは
うらやましい話ですね。▼
[ティアモ]
もちろんフレデリクさんも
強力してくれますよね?▼
[フレデリク]
えぇ。
私にできることであれば何なりと。▼
[ティアモ]
じゃあ、これからいっしょに
お出かけしましょう。▼
[フレデリク]
物資の補給にでも行くのですか?▼
[ティアモ]
そんな色気のないことじゃありません!
今から二人で、お出かけするんです。▼
[フレデリク]
えぇっ!?
ど…どうしてですか?▼
ティアモさん…やはり
この前のことを怒ってらっしゃる…?▼
人気のないところで私を消そうと
していらっしゃるのですか…!?▼
あぁ…! 先日の槍さばきで
私の急所をぐさりと一突き…!▼
[ティアモ]
…フレデリクさん、何言ってるんですか?
恋愛相談ですよ、恋愛相談。▼
前からずーっと
言ってるじゃないですか。▼
フレデリクさんの恋のお悩みを、
あたしが解決してあげますから。▼
[フレデリク]
へっ!?▼
[ティアモ]
行くところはもう決めてるんです。
静かで安全な場所を選びましたから、▼
他の人に話を聞かれる心配は無いですよ。
あ、お弁当も用意してますからね。▼
[フレデリク]
さすがに用意周到ですね…▼
断られるときのことを
考えていない点だけがうかつですが。▼
[ティアモ]
残念でした。断られたときに
お弁当をひとりで全部食べられるように▼
あたしの好みのものばかりを
作ってあります。▼
[フレデリク]
そ、そう…ですか。
分かりました、私の負けです。▼
これは腹を括って恋愛相談を
するしかなさそうですね。▼
その代わり、ティアモさんの話も
聞かせて下さいね。▼
[ティアモ]
うふふ、もちろんです。
あたしの話は長いですよ?▼

支援S

[ティアモ]
フレデリクさん。
次の恋愛相談はいつにしますか?▼
[フレデリク]
え? 恋愛相談は、この前ので
終わったのではないのですか?▼
[ティアモ]
だ、だってこの前は結局…▼
[フレデリク]
…そうですね。この前の恋愛相談は、
ほとんどティアモさんの独壇場でしたからね。▼
[ティアモ]
うっ…▼
[フレデリク]
ティアモさんに話を振ったが最後、▼
クロム様への切ない想いを
延々と私にぶちまけ、▼
『どうしてあたしじゃダメなの』と
それはそれは泣きわめき、▼
用意したお弁当もやけ食いで
全て片付けてしまうという有様で…▼
[ティアモ]
ご、ごめんなさい!!▼
あたしとしたことが、あんな醜態を
フレデリクさんに見せてしまうなんて…!▼
でも、今度こそ
ちゃんと相談に乗るって約束します。▼
どんな惚気話でも、片想いの悩みでも、
親身に聞かせていただきますから。▼
もうその日一日は、フレデリクさんの
話だけを聞きますよ!▼
[フレデリク]
へぇ…それは本当ですか?▼
[ティアモ]
はい!▼
[フレデリク]
では、今から早速
相談させていただいても構いませんか?▼
[ティアモ]
もちろんです!▼
[フレデリク]
ありがとうございます。▼
…実は私、
ティアモさんのことが好きなんですよ。▼
[ティアモ]
へっ!? や、やだなーフレデリクさん。
そんな冗談言っちゃって…▼
[フレデリク]
残念ながら、
冗談ではありませんよ。▼
[ティアモ]
え…
で、でも…あたしは…▼
[フレデリク]
わかっています…
それでも諦めきれないのですよ。▼
クロム様のことを悪く言うつもりは
決してありませんが、▼
私なら…ティアモさんをあんな風に
泣かせはしません。▼
私の方が…
貴方のことを幸せにできますよ。▼
[ティアモ]
フレデリク、さん…▼
はい…その気持ち、わかります…
諦めきれない…って気持ち。誰よりも。▼
あたしだけが…そんな気持ちで
毎日毎日生きてるんだって思ってました。▼
でも…違ったんですね…▼
[フレデリク]
はい。ティアモさんがクロム様に
向けていたのと同じ気持ちを、▼
私はティアモさんに向けていました。
これが…そのしるしです…▼
[ティアモ]
…指輪?▼
[フレデリク]
今は私が一番でなくても構いません。▼
いつか一番好きになって
下されば良いですから…▼
私と、結婚してくださいませんか…?▼
[ティアモ]
…………わかりました。▼
あたし、フレデリクさんと結婚します。▼
[フレデリク]
ティアモさん…!▼
[ティアモ]
あたしも…本当は分かってたんです。
クロム様があたしを見ることは無いって。▼
いつかは諦めないといけない
想いなんだって。▼
きっとそれが、今なんですね。▼
ありがとう、フレデリクさん…
あたしの目を覚まさせてくれて。▼
これからは、あなただけを見て生きていきます。
…幸せにして下さいね。誰よりも。▼
[フレデリク]
はい、お約束致します…▼

ノノ

支援C

[フレデリク]
ノノさん。▼
[ノノ]
ひゃっ!▼
(ノノ、画面上から消える)
[フレデリク]
えぇっ!?
ま、待ってください!▼
(ノノ、画面上に戻る)
[ノノ]
…なに?▼
[フレデリク]
あの…どうして逃げるのですか?
私…貴方に何かしましたでしょうか?▼
[ノノ]
ノノ、今日怖い夢見たの。
果物を取り上げられる夢。▼
[フレデリク]
はぁ…その夢と、私から逃げる事に
いったいどのような関係が?▼
[ノノ]
果物取った人は、フレデリクだったの。
ノノ、果物取られたくない。▼
[フレデリク]
そ、そうですか…。夢の中とはいえ、
ご迷惑をおかけしたようですね…。▼
お詫びに、
次の配給の果物を差し上げますから▼
話だけでも聞いてくれませんか?▼
[ノノ]
えっ、ほんとに!?
じゃあお話聞く! なになに?▼
[フレデリク]
少し、付き合ってもらいたいのですよ。▼
[ノノ]
え…お付き合いはちょっと…。
ノノ、もっと優しい人が好きだから。▼
[フレデリク]
そ、そのお付き合いではありません!
竜の力を見せて欲しいのですよ!▼
[ノノ]
竜の…? どうして?▼
[フレデリク]
竜と手合わせする機会など
滅多にありませんからね。▼
後学のために、ぜひとも貴方の力を
経験しておきたいのですよ。▼
[ノノ]
いいけど…
ノノ、竜になったら怖いよ?▼
[フレデリク]
それこそが私の望むものです。
どうかお願いしますよ。▼
[ノノ]
うーん…▼
[フレデリク]
…次のまた次の配給の果物も、
ノノさんに差し上げますから。▼
[ノノ]
よろこんでー!▼

支援B

[ノノ]
フレデリク、だいじょうぶー?▼
[フレデリク]
も…もちろんです。
これしきの火傷、何ともありません…。▼
放っておけば
勝手に治ってしまいますよ。▼
[ノノ]
ほんとに…?▼
でも、焦げた髪の毛は
ほっといても戻らないよね。▼
[フレデリク]
うっ…!▼
[ノノ]
ノノ、フレデリクの髪の毛が全部
チリチリになるの、見たくないよ?▼
[フレデリク]
…で、では今日は
これぐらいにしておきましょうか!▼
おかげさまで、ずいぶんと
いい勉強をさせてもらいました。▼
あとは、この痛みを忘れぬうちに
私ひとりで鍛錬することに致します。▼
[ノノ]
…………▼
[フレデリク]
どうしたのですか、ノノさん?
どこか怪我でもされましたか?▼
[ノノ]
フレデリクはバカだね。
自分ばっかり傷だらけになって。▼
誰も見てないし、
誰もいい子いい子してくれないのに。▼
[フレデリク]
…そうですね。
でも、皆さまをお守りするためですから…。▼
[ノノ]
そのために、
ひとりぼっちで頑張るの?▼
[フレデリク]
え…?
それは、どういうことでしょうか…?▼
[ノノ]
フレデリク、さっき
『ひとりで鍛錬する』って言った。▼
ひとりは寂しいよ。
ノノ、ここに来るまでひとりだったからわかる。▼
フレデリクがひとりぼっちで頑張るなんて、
ノノはいやだよ。▼
[フレデリク]
ノノさん…▼
ノノさんは優しいですね。▼
でも、そう思って下さる方がいるだけで
私は寂しくなどありませんよ。▼
[ノノ]
ほんとに?
それなら良かった!▼
[フレデリク]
はい。ですので、宜しければまた
手合わせをしていただけると助かります!▼
[ノノ]
うん、わかったよ!▼

支援A

[フレデリク]
ノノさん、また手合わせを
お願いしたいのですが…。▼
[ノノ]
えっ? 昨日もおとといも
手合わせしたのに?▼
[フレデリク]
もう少しで、ブレスをかわす呼吸を
つかめそうなのですよ。頼みます!▼
[ノノ]
うん! わかった。▼
でも、フレデリクはどうしてそんなに
一生懸命戦いを覚えようとするの?▼
[フレデリク]
そうですね…。
以前にもお話ししましたが、▼
私が強くなれば、クロム様や
皆様を確実にお守りできますし、▼
より良い戦い方を学べば、
それを皆様にお伝えすることもできます。▼
そうすれば戦場での犠牲が減りますし、
この軍の方針とも合致します。▼
[ノノ]
そうすると誰かに
いい子いい子してもらえるの?▼
[フレデリク]
褒められるために
やっているのではありませんよ。▼
私は皆様がご無事であれば
それだけで良いのです。▼
[ノノ]
うーん…難しいね。
ノノはいっぱい褒められたいけど。▼
フレデリクは、褒められるの嫌い?▼
[フレデリク]
そんなことはありませんよ。
私も、褒められると嬉しいです。▼
ただ、それを目的には
していないというだけのことですよ。▼
[ノノ]
そっか。えらいねフレデリクは。▼
誰も褒めてくれないなら、
ノノがフレデリクを褒めてあげる。▼
よしよし、みんなのために頑張って、
フレデリクはいい子ですね。▼
[フレデリク]
ははは、ありがとうございます。
なんだか母上を思い出しましたよ。▼
[ノノ]
えへん。ノノ、こう見えて
大人の女だからね。▼
[フレデリク]
そうですね。
ノノさんは素敵な女性ですよ。▼
[ノノ]
えへへー、ノノも褒められちゃった。
褒められると嬉しいね!▼
[フレデリク]
えぇ。▼
[ノノ]
じゃあもっと褒めてもらうために、
いつもより頑張って手合わせしちゃうよー!▼
[フレデリク]
はい、よろしくお願いします。▼

支援S

[ノノ]
フレデリク! 練習しよ!
ノノ、竜になってあげる!▼
[フレデリク]
ノノさん? 貴方から手合わせを
申し出て下さるなんて、珍しいですね。▼
何かあったのですか?▼
[ノノ]
ノノ、決めたの。▼
ノノもフレデリクといっしょに
戦いの練習するって。▼
でね、フレデリクががんばったら
ノノがいい子いい子してあげるの。▼
他の誰もフレデリクのことを褒めなくても、
ノノだけはフレデリクを褒めてあげる。▼
フレデリクがお休みのときは
ノノもいっしょにお休みする。▼
そうしたら、フレデリクもノノも
ひとりぼっちじゃなくなるでしょ。▼
クロムのおにいちゃんの役にも立てるし、
いいこといっぱいだよ。▼
[フレデリク]
しかし…それでは四六時中、
いっしょにいることになりますね。▼
[ノノ]
嫌なの?
フレデリクはノノが嫌い?▼
ノノはね、フレデリクのことが好きだよ。▼
[フレデリク]
ふふ。ありがとうございます。
私も、ノノさんのことが好きですよ。▼
[ノノ]
…んーん。
そういう意味の好きじゃないよ。▼
ノノ、フレデリクのこと
一人の男の人として好きなの。▼
[フレデリク]
ノ…ノノさん!?▼
[ノノ]
みんなのために一人で頑張るとこも、
ちょっと無理しちゃうとこも好きなの。▼
フレデリクはいつもみんなを
守ること考えてるけど…▼
フレデリクのことは、
ノノが守ってあげたいの。▼
ねぇ、フレデリクはノノのこと
素敵な女性だって言ってくれたよね?▼
今でもそう思ってくれてるなら、
ちゃんと答えてほしいなぁ…。▼
フレデリクは、ノノのこと
どう思ってるの?▼
[フレデリク]
………▼
そこまで言われてしまっては、
私も嘘はつけませんね。▼
本当はもう少し後に
言おうと思っていたのですが…▼
…私も、ノノさんのことが
好きですよ。▼
いつも私の近くにいて下さって、
いつの間にか…▼
誰よりも大切な存在に
なっていました。▼
[ノノ]
…ほんとに?
やったぁ!!▼
じゃあ、ノノと結婚してくれる…?▼
[フレデリク]
もちろんですよ。▼
ですが、私は結婚を誓う指輪を
持ち合わせておりません。▼
すぐに注文しますので
少し待っていてはくれませんか?▼
[ノノ]
うん、いいよ!
じゃあそれまで、訓練しよっか!▼
ノノ、竜になるね!▼
[フレデリク]
ありがとうございます、
ノノさん。▼
貴方といれば、私はもう
一人で頑張らなくても良いのですね…▼

サーリャ

支援C

[フレデリク]
はい、それでは腹筋あと百回です!
皆さん、頑張って下さいね!▼
[ルフレ]
……!!▼
[サーリャ]
ルフレ…がんばっているわね。
うふふ…さすが、私が見込んだ人…。▼
[フレデリク]
ふぅ。今日はここまでです。
各自、しっかり体を休めてくださいね。▼
では、解散!!▼
[サーリャ]
ようやく終わったようね…。
ルフレは…いた。▼
あぁ、また仲間に阻まれて…
私だけのルフレなのに…。▼
みんな呪ってやろうかしら…。
いえ…みんなを呪うよりも▼
ルフレに誰かが近付くと
鼻が曲がる異臭を放つ呪いを▼
かけるほうが早いかしら…。
あ、でもそれでは私も近づけない…。▼
[フレデリク]
あ、サーリャさん。
ここにいらっしゃったのですね。▼
[サーリャ]
え?▼
[フレデリク]
すみません、定刻になっても
お姿が見えなかったものですから、▼
サーリャさん抜きで集団鍛錬を
してしまいました…。▼
今からもう一度鍛錬の時間にしましょうか。
私もお付き合い致しますよ。▼
[サーリャ]
…は? ちょっと…なにを…!▼

(暗転)

[フレデリク]
はい、では次は腕の筋肉を
鍛える運動ですよ。いち、に、さん…!▼
[サーリャ]
な…なんなの…これは。
あぁ…もう、駄目…。▼
[フレデリク]
サーリャさん、どうしました?
もしかして、体調が優れないのですか?▼
では続きは明日にしましょうか。
それまでしっかりと休んで下さいね。▼
[サーリャ]
冗談…じゃないわ…。
どうして私がそんなことを…。▼
[フレデリク]
ふふ、こうやって体を動かすと、
健全な心身に近づく感じがしますよね。▼
それでは、また明日
よろしくお願いしますね。▼
[サーリャ]
…呪術師に…健全な心身を得て…
どうしろと言うの…。▼

支援B

[フレデリク]
サーリャさん!▼
[サーリャ]
…なにか?▼
[フレデリク]
なぜ約束の鍛錬の場に来ないのですか!
私は何日も待っていたのですよ。▼
[サーリャ]
約束なんて…
した覚えはないわ…▼
[フレデリク]
そんな…!▼
…私は夜通し待ち続けたせいで
風邪をひいてしまったというのに▼
貴方は約束をしたつもりすら
なかったというのですか…!▼
[サーリャ]
なんとかは風邪をひかないって…
聞いたことがあるかしら…?▼
[フレデリク]
………?▼
[サーリャ]
いい? 貴方が風邪をひいたのは…
私の呪いにかかったからよ。▼
[フレデリク]
なんですって!?▼
[サーリャ]
うふふ…怒った?▼
[フレデリク]
この私が呪いなどに…!
…許せません。▼
[サーリャ]
そう…そうやって私を憎みなさい。
憎悪の感情…私、大好きよ…。▼
[フレデリク]
本当に許せないです…!
惰弱なこの精神と肉体が!▼
[サーリャ]
…は?▼
[フレデリク]
ぬぅぅぅぅっ…はぁぁぁっ!▼
…ふぅ。よし、これで大丈夫です。
風邪もすっかり治りました。▼
病は気から、とも言いますしね。▼
[サーリャ]
そんな馬鹿なこと…。▼
[フレデリク]
サーリャさん。私はまた明日から、
ここで貴方をお待ち致します。▼
今度こそ、必ず来て下さいね。
これは、約束ですよ。▼
[サーリャ]
勝手なことを…いえ、それよりも
どうして風邪が治ったの…?▼
私、本当は呪いなんて
かけていなかったのに…。▼
今度は…
本当に呪ってみようかしら…。▼

支援A

[フレデリク]
お待ちしていましたよ、サーリャさん。
ようやく鍛錬をする気になったのですね。▼
[サーリャ]
違うわ…。
…私がここに来たのは…。▼
確かめたいことがあったから…。▼
[フレデリク]
な、なにをするのですか…!?
痛っ!?▼
[サーリャ]
やっぱり…さっきの戦いで…
深い傷を負ったわね…。▼
[フレデリク]
気づいていたのですか。▼
[サーリャ]
…当たり前よ。
私の…呪いのせいだもの…。▼
[フレデリク]
サーリャさんの呪い…?
私に呪術をかけていたのですか?▼
[サーリャ]
…えぇ。私のことが見えなくなる
呪いをかけていたわ…。▼
姿が見えなくなれば、鍛錬鍛錬と
うるさく言われなくなると思って…。▼
にもかかわらず貴方は…
私の危険を察知してかばってくれた…。▼
呪いはかかっていたはずなのに…。
ずっと見えていなかったはずなのに…!▼
[フレデリク]
そういうことでしたか。道理で
違和感がつきまとっていたわけです。▼
サーリャさんの気配がするのに、
なぜか姿が見えなかった。▼
自分の正気を疑っていましたが、
呪いのせいだったとは。▼
[サーリャ]
…どんな罰でも受けるわ。
腕を落とせというなら落とすわよ。▼
[フレデリク]
な、何をおっしゃるのですか!!▼
もっとご自分の体を
大切にして下さい!▼
それに…呪いにかかったのは、
私の心に隙があったせいです。▼
責任は私自身の未熟にあります。
貴方が気に病むことではありませんよ。▼
[サーリャ]
…貴方、バカだわ…。
本当に…どこまでお人好しなの…。▼
[フレデリク]
それは褒め言葉として
受け取ってよろしいのですか?▼
[サーリャ]
好きにすればいい…。▼
…それより、傷を見せなさい。
こう見えて、いくらか医術の心得があるわ…。▼
貴方も、もっと自分の体を
大切にした方がいい…。▼
[フレデリク]
サーリャさん…。▼
[サーリャ]
勘違いしないで。貴方が元気ないと…
ルフレが悲しむからよ…。▼
[フレデリク]
そうですか。では…
ご厚意に甘えることに致しましょう。▼

支援S

[サーリャ]
…傷、治ったようね。▼
[フレデリク]
そのようですね、
ありがとうございます。▼
[サーリャ]
………▼
…どういうつもり…?▼
[フレデリク]
なんのことですか?▼
[サーリャ]
…治療は終わったのだから、離れなさい。
もう、私に用はないはずよ…。▼
[フレデリク]
えっと…次の鍛錬には 
ちゃんと出てくださるのですよね…?▼
[サーリャ]
その確認…もう五回目よ…。
ちゃんと出るって言ってるじゃない…。▼
本当に、どういうつもりなの…。
貴方が去らないのなら、私が去るわ…。▼
[フレデリク]
ま、待って下さい!
ひとつ訊きたいことがあるのです。▼
[サーリャ]
…何なのよ…。▼
[フレデリク]
まさかとは思いますが、治療中に
私に呪いをかけたりはしていませんか?▼
[サーリャ]
なぜそんなことを訊くの…?▼
[フレデリク]
自分の感情が、何かの力によって
支配されていないかの確認です。▼
[サーリャ]
…安心しなさい。
呪いなどかけていないわ…。▼
[フレデリク]
そうですか。
それを聞いて安心しました。▼
おかげで心置きなく、
これをお渡しできます。▼
[サーリャ]
指輪…? なんのつもり?
私に呪いをかけようとでもいうの…?▼
[フレデリク]
人生を縛るという意味においては、
呪いと言えないこともありませんね。▼
[サーリャ]
人生を…? ま、まさか…!
私に、求婚しているの…?▼
[フレデリク]
そのつもりですよ。▼
[サーリャ]
なぜ…? 私には、貴方から
好意を受ける理由が見当たらない…。▼
[フレデリク]
言葉を並べるだけの理由なら、
いくらでも飾り立てて言えるでしょう。▼
でも、そんなものに意味はありません。
私の心が、貴方を欲しているのですよ。▼
サーリャさんと人生を共に歩みたい。
それではいけませんか?▼
[サーリャ]
そんなことは…ないけれど…。▼
[フレデリク]
では、受け取ってくれますね?▼
[サーリャ]
えぇ…でも、ひとつだけ…
条件をつけさせて。▼
[フレデリク]
なんですか?▼
[サーリャ]
健全な心身のためという…
例の鍛錬は…なしにして。▼
ただでさえしあわせを感じて…
呪術師としての力が萎えそうなのに…▼
これ以上…正の気に支配されたら…
私、聖職者になってしまう…。▼
[フレデリク]
わかりました。心身の鍛錬ではなく、
花嫁修業に専念していただきます。▼
[サーリャ]
それなら…喜んで…。

オリヴィエ

支援C

[オリヴィエ]
あ、あの…フレデリクさん。▼
[フレデリク]
どうしました? オリヴィエさん。▼
[オリヴィエ]
フレデリクさんは…
私のことどう思いますか?▼
[フレデリク]
え? …そうですね。▼
やわらかな筋肉が生み出す
しなやかで無駄のない動きは、▼
剣術の素質があると思います。
私なら軽い剣をおすすめして…▼
[オリヴィエ]
あの、フレデリクさん。
えっと…そういうことじゃなくて…▼
女の子として、
どうでしょうか…という意味…です。▼
[フレデリク]
女性としての魅力、
ということでしょうか?▼
[オリヴィエ]
は、はい。すみません。▼
[フレデリク]
そんな、謝らないでください。▼
しかし…難しいことを
お聞きになられますね。▼
正直に申しますと、そういった対象として
見たことがないので、よくわからないのです。▼
[オリヴィエ]
やっぱり…フレデリクさんも
そうなんですね…▼
[フレデリク]
私も、とは…
どういう事でしょうか?▼
[オリヴィエ]
バジーリオ様も…そうなんです。
いつも私を子ども扱いして…▼
年上の人からは…魅力があるって
思ってもらえないんですよね…私。▼
昔、踊りの師匠に言われたんです。
踊りでみんなを元気にしたいなら…▼
みんなに、私を魅力的だと
思ってもらえないとだめだって。▼
[フレデリク]
なるほど、そういうことですか。▼
ですが残念ながら私は
そちらの方面はとんと疎くて。▼
なんとも助言できません。
申し訳ありません。▼
[オリヴィエ]
そう…ですか。▼

支援B

[フレデリク]
オリヴィエさん、少しよろしいでしょうか。▼
[オリヴィエ]
なんですか…?▼
[フレデリク]
先日の話なのですが…私なりに
少し調べてみたのです。▼
オリヴィエさんについて
兵たちの評判を聞いてみたのですが…▼
ほとんどの者が、オリヴィエさんを
魅力的であると答えていましたよ。▼
現在の我が軍にはオリヴィエさんより
年下の者はほとんどいません。▼
つまり、多くの年上の者にとって
オリヴィエさんは魅力的だということです。▼
自信を持ってください。▼
[オリヴィエ]
え…わざわざ、みなさんに
訊いて回ったんですか…?▼
[フレデリク]
えぇ。
[オリヴィエ]
は、恥ずかしいです…!▼
[フレデリク]
え…なぜですか?
喜ばしい結果ではありませんか。▼
[オリヴィエ]
わ、私がみなさんの評判を
気にしてるみたいじゃないですか。▼
[フレデリク]
…いけませんでしたか?▼
[オリヴィエ]
恥ずかしくてみなさんの前に
出て行けません…▼
[フレデリク]
も、申し訳ありません…
考えが至りませんでした。▼
お詫び、と言ってはなんですが、
陣営内を移動するときは申しつけて下さい。▼
オリヴィエさんが人目につかぬよう、
私の背中でお守り致します。▼
[オリヴィエ]
は、はぁ…ありがとうございます…▼

支援A

[オリヴィエ]
フレデリクさん…このあいだは
守ってくれてありがとうございました。▼
フレデリクさんの背中…
とても大きくて頼りがいがあって▼
すごく安心できました。▼
[フレデリク]
そうですか。
私も妙にくすぐったい気分でした。▼
やはり、誰かを守るというのは
私の生き甲斐のようです。▼
[オリヴィエ]
えっと…これからも、
時々背中を貸してくれませんか?▼
[フレデリク]
ええ、もちろんです。▼
[オリヴィエ]
うれしいです…
ありがとうございます。▼
[フレデリク]
最近私も、兵たちの言うオリヴィエさんの
魅力が分かってきた気がします。▼
[オリヴィエ]
ほ、ほんとに…?
私にも、魅力…ありますか?▼
[フレデリク]
はい、ありますよ。
それは私が保証いたします。▼
[オリヴィエ]
ぐ、具体的に…言ってください。
どのあたりに魅力がありますか?▼
[フレデリク]
そ、そう真剣な目で迫まらないでください…
私もそこまで自信があるわけでは…▼
[オリヴィエ]
保証するって言いました。▼
[フレデリク]
あ、あの…少し、時間を下さい。
言葉を整理してからお伝えします。▼
[オリヴィエ]
…きっとですよ?▼

支援S

[オリヴィエ]
フレデリクさん…
やっと、捕まえましたよ。▼
いつまでも逃げ回るなんて…
ひどいです。▼
[フレデリク]
に、逃げ回る!?
私は逃げ回ってなどいませんよ。▼
[オリヴィエ]
じゃあ…どうして
よそよそしかったんですか…▼
[フレデリク]
準備のために忙しかったのです。▼
これを――作ってもらっていたので。▼
[オリヴィエ]
指輪…?
なにか彫刻がしてありますね。▼
オリヴィエへ…愛を込めて…?▼
えぇっ!?
ど、どうして…こんな…?▼
[フレデリク]
私は多くを語るのが得意ではありません。▼
これが、オリヴィエさんの魅力に対する
最大限の表現だと思って欲しいのです。▼
もちろん、受け取っていただけるかどうかは
オリヴィエさんの意思です。▼
[オリヴィエ]
フレデリクさん…▼
[フレデリク]
私はすべてをこの指輪に込めました。
もうほかに残っている想いなど、ありません。▼
[オリヴィエ]
私は…ううん、私も。
私もすべてを込めます。▼
ほかの誰でもない。
フレデリクさんに…すべてを捧げます。▼
私、あなたのことが
だいすきです…▼
[フレデリク]
ありがとう、オリヴィエさん。▼
私の生涯を賭けて
貴方を守ることをここに誓います。▼
[オリヴィエ]
うぅ…そんな風に言われると
恥ずかしいです…!▼
で、でも…
とっても嬉しい…▼
ありがとうございます…フレデリクさん。
私…幸せです…▼
[フレデリク]
良かった…
私も同じ気持ちですよ、オリヴィエさん。▼
貴方のその幸せそうな笑顔も、
私がずっとお守り致します…▼

セルジュ

支援C

[セルジュ]
はっ! ふっ!▼
[フレデリク]
すばらしい技ですね。▼
[セルジュ]
あら。見ていたのなら
声をかけてくれれば良かったのに。▼
[フレデリク]
失礼しました。
お邪魔をするつもりはなかったのですが…▼
見事な技につい
見とれてしまいました。▼
[セルジュ]
ふふふ。あなたのような達人に
お褒めの言葉をいただけるなんて、▼
とても光栄だわ。▼
[フレデリク]
その技は、ヴァルム大陸では
一般的なものなんでしょうか?▼
[セルジュ]
いいえ、これは我が家に伝わる
秘中の技なのよ。▼
[フレデリク]
そうでしたか。それは重ね重ね失礼しました。
そのような大切な技を盗み見てしまうとは。▼
決して他言はしませんので
どうかお許し下さい。▼
[セルジュ]
そんなに気にしなくてもいいのよ。▼
なんだったら、
この技の出し方を教えましょうか?▼
[フレデリク]
いえ、ですがそれは…▼
[セルジュ]
遠慮しないで。
これもお互いの主君のためだもの。▼
この先の戦はなにかを出し惜しんで
勝利できるほど易しくはないでしょう?▼
[フレデリク]
では…お言葉に甘えさせていただきます。
ご指導のほど、よろしくお願いいたします。▼
[セルジュ]
ええ、承知したわ。▼

支援B

[フレデリク]
セルジュさん、
先日はありがとうございました。▼
[セルジュ]
ふふ、お役に立てたならよかったわ。▼
[フレデリク]
なにかお礼をしたいのですが…▼
[セルジュ]
そうねぇ…じゃあ、次の戦では
そばで戦い方を学ばせてくれないかしら。▼
[フレデリク]
そんなことでよろしいのですか?▼
女性へのお礼は、贈り物が
義務だとは聞いていましたが…▼
[セルジュ]
まぁ、だめよ。女性に気安く
贈り物をするものではないわ。▼
ヴィオールさんと同類だと
思われてしまうわよ?▼
[フレデリク]
それは失礼しました。気をつけ…
ああ、いえ、訂正いたします。▼
貴方の主君に対して
無礼な発言をしてしまいました…▼
[セルジュ]
構わないわよ。
我が主はそういう方だから。▼
祖国が滅んで…
私たちは主従の関係も失ったわ。▼
[セルジュ]
もうあの方のそばを離れても、
一向にかまわないのだけれど…▼
[フレデリク]
それでも、
そのおつもりはないのでしょう?▼
[セルジュ]
ええ、不思議なものね。▼

支援A

[フレデリク]
ああ、セルジュさん。
良いところに。▼
ヴィオールさんを
お見かけしませんでしたか?▼
[セルジュ]
さあ…あの方の行方は、
探すだけ無駄というものよ。▼
どこかの女性の所で
無駄な努力でもしているんじゃないかしら?▼
[フレデリク]
間もなく出発の時間ですが、
大丈夫でしょうか?▼
[セルジュ]
ええ、準備は私が整えてあるわ。▼
[フレデリク]
そうでしたか。
さすがはセルジュさんですね。▼
あなたのような騎士がいてくださるから、
私も多くを学ぶことができます。▼
[セルジュ]
そんなことはないわよ。
私なんて、あなたと比べたら▼
騎士としての忠義など、
あってないようなものだもの。▼
[フレデリク]
そんなことはありませんよ。▼
主君への忠義について言うなら…
私はあなたを尊敬しています。▼
[セルジュ]
尊敬…? 私なんかを?▼
[フレデリク]
セルジュさん。▼
騎士の忠義とは、何に
向けられるべきだと思いますか?▼
[セルジュ]
それは…騎士であるならば、
国に対してでしょうね。▼
[フレデリク]
では、国が滅んだ後は
どうすべきなのでしょう?▼
[セルジュ]
それは…▼
[フレデリク]
その時、騎士が
忠義を尽くすべきものは…▼
家でも位でもなく…
人、なのでしょう。▼
あなたが今なお騎士であるのは、
ヴィオールさんや祖国の民たちのため。▼
あなたのような騎士と
共にいられることは、光栄です。▼
[セルジュ]
うふふ。
そんなに褒めても、何も出ないわよ?▼
でも、あなたの言葉…
ありがたく頂戴するわね。▼
私こそ、あなたのような騎士の
そばで戦えることを…光栄に思うわ。▼
[フレデリク]
これからも、よろしくお願い致します。▼
[セルジュ]
ええ、喜んで。▼

支援S

[セルジュ]
フレデリク…
どうして私なんかを庇ったの…▼
[フレデリク]
う…不覚でした。
まだまだ私も未熟ですね…▼
[セルジュ]
あのような相手、
私のことを気にしなければ▼
無傷で退けることもできたでしょう?▼
[フレデリク]
戦場で起こり得るすべてのことを
予測できなかった私が悪いのです。▼
主君を守るためには、
あらゆることを想定せねばなりません。▼
[セルジュ]
私はあなたの主君ではないわ。
私なんて放っておいてくれれば……▼
[フレデリク]
そんなことはできませんよ。▼
[セルジュ]
なぜ?▼
[フレデリク]
主君と同じように、
大切な人だからです。▼
[セルジュ]
そんな冗談を…▼
[フレデリク]
いえ…冗談のつもりはないのですが、▼
このような情けない姿で
言うことではありませんでしたね。▼
[セルジュ]
情けなくなんてないわ。
すべての傷が、私にとっては…▼
[フレデリク]
……▼
セルジュさん…▼
[セルジュ]
何か?▼
[フレデリク]
…最初にあなたに感じた気持ちは、
志を共にする騎士としての共感でした。▼
それが共に戦ううち、
仲間としての連帯感となり…▼
そして、いつの頃からか…
私の気持ちはさらに変わったようです。▼
セルジュさん。
これを受け取っていただけますか?▼
[セルジュ]
まぁ…これは、指輪…?▼
[フレデリク]
一生の縁を結ぶ証のつもりです。▼
[セルジュ]
フレデリク…
もちろん…よろこんで。▼
[フレデリク]
良かった…これで私は
いつ死んでも悔いはありませんね。▼
[セルジュ]
まあ、そんな…
大丈夫よ。私が死なせないわ。▼
私がすべてを捧げるべき人は、
今ここにいるのだから…▼

ヘンリー

支援C

[フレデリク]
ヘンリーさん!
ヘンリーさんはいますか!▼
[ヘンリー]
あ、フレデリク。
どうしたの~?▼
[フレデリク]
ヘンリーさん、昨日の訓練に
出てませんでしたね。▼
[ヘンリー]
え~? 訓練?
そんなのあったっけ?▼
[フレデリク]
一昨日、全員の前で
クロム様から話がありましたよ。▼
[ヘンリー]
あはは、そうだったっけ。
ごめんごめん、忘れてた~。▼
[フレデリク]
ケガをして出られなかったとか、
そういうことではないのですね?▼
[ヘンリー]
うん、違うよ~。
単純に忘れてただけ~。▼
[フレデリク]
それならいいのですが…▼
いや、訓練を忘れる事自体は良くないかと。
戦場で命とりになりかねません。▼
[ヘンリー]
大丈夫だよ~。
そう簡単には死なないって~。▼
[フレデリク]
どうして、そう言えるんです?▼
[ヘンリー]
う~ん、なんとなく~?▼
[フレデリク]
なんとなくとは、なんですか!▼
訓練をおこたらないのは
貴方のためでもあるんですよ!?▼
[ヘンリー]
は~い。ごめんなさ~い。▼
[フレデリク]
ちょっと待ってください、ヘンリーさん。
どこへ行くんです?▼
[ヘンリー]
訓練だよ。く・ん・れ・ん。
一緒にやる~?▼
[フレデリク]
えっ、私とですか?▼
[ヘンリー]
あはは、冗談だよ~。▼
[フレデリク]
冗談? どっちがです?
訓練が? 私と訓練することが?▼
[ヘンリー]
さて、どっちだろうね~。▼
[フレデリク]
待ってください、ヘンリーさん!
私とというのは冗談でいいから訓練は…▼
(ヘンリー退場)
[フレデリク]
いなくなってしまいましたね。
まったく、つかみどころのない人です…▼

支援B

[フレデリク]
やあっ!えいっ!▼
[ヘンリー]
精が出るね~、フレデリク。▼
[フレデリク]
やあ、ヘンリーさん。
訓練に来たんですか?▼
[ヘンリー]
ううん、見に来ただけだよ~。▼
[フレデリク]
そう言わず
一緒にやりましょうよ、訓練。▼
[ヘンリー]
なんで、そんなに一生懸命
訓練なんてするの~?▼
[フレデリク]
それは、不安だからですよ。▼
もしものときに、もっと訓練しておけば
よかったなどと思うのは嫌じゃないですか。▼
[ヘンリー]
ふ~ん。▼
[フレデリク]
だから、ヘンリーさんも
一緒に訓練しましょう。▼
[ヘンリー]
なんで『だから』なの~?
僕は不安になんて…▼
[フレデリク]
さあさあさあさあさあっ!
今日は逃がしませんよー。▼
[ヘンリー]
ちょ、ちょっと~…▼
[フレデリク]
さあ、一緒に!
えいっ!、やあっ!▼
[ヘンリー]
はぁ~、変に声なんか
かけるんじゃなかったな~。▼
[フレデリク]
何か言いましたか?▼
[ヘンリー]
ううん~、なんにも~。▼
…ま、たまにはいいか~。▼

支援A

[フレデリク]
あ、ヘンリーさん。
今日も一緒に訓練に参加しますか?▼
[ヘンリー]
そうだね~。
ちょっと、やって行こうかな~。▼
[フレデリク]
最近、訓練に
参加する事が多くなってきましたね。▼
[ヘンリー]
気が向いたときだけだけどね~。
前は全然参加してなかったから~。▼
[フレデリク]
そうですか…
私は…私は…▼
[ヘンリー]
なに~?▼
[フレデリク]
私はうれしいです!
ヘンリーさん!▼
[ヘンリー]
うわ~! ど、どうしたの~。
涙まで流しちゃって~。▼
[フレデリク]
だって、ついにヘンリーさんが
真面目に努力する尊さに目覚めたのですから!▼
[ヘンリー]
あはは、
別に目覚めてないんだけどね~。▼
[フレデリク]
このまま努力し続ければ、きっと皆が
尊敬する素晴らしい人になることでしょう。▼
[ヘンリー]
え~?
僕、そんな人にはならないと思うよ~。▼
ていうか、僕の話聞いてる~?▼
[フレデリク]
ああ、これもクロム様の徳の高さの賜物。
うん、われわれの行く末も明るい!▼
[ヘンリー]
あはは、やっぱり話聞いてない~。
あのさぁフレデリク~。▼
僕は別に、立派なひとになりたくて
訓練してるんじゃないんだよ~?▼
[フレデリク]
え、そ、そうなのですか?
じゃあ、なぜ訓練に出るように?▼
[ヘンリー]
色々訓練してみると、
やれることが増えてきたんだ~。▼
それが面白くって~。▼
[フレデリク]
そう、それこそが努力の…▼
[ヘンリー]
ホント楽しいよ~▼
簡単に後ろから襲いかかることはできるし、
呪いも前より効果が出てるし。▼
[フレデリク]
そ、そっちですか?
なにか努力する方向が違うような。▼
[ヘンリー]
これからもちょくちょく訓練には
来ようかな~って思ってるんだ~。▼
[フレデリク]
…まあ、訓練には来てくれるようになったし
いずれは分かってくれる日がくるでしょう。▼
それまで、根気強くがんばりますか。
さあ、一緒に訓練しましょう、ヘンリーさん!▼
[ヘンリー]
は~い!▼

ウード(親子)

支援C

[ウード]
はぁ…今日は空気が悪い…。
朝から体が疼いて仕方ないぜ…▼
……くっ!? この感じは何だ…!?
血の騒ぎ方が…いつもと…違う!?▼
[フレデリク]
ウードさん、何をしているのですか?▼
[ウード]
父さん…! 来るな!
今の俺に近づくんじゃない…!!▼
[フレデリク]
えっ!? ど、どうしたんですか!?▼
[ウード]
俺の中に眠る英雄の血が、
獲物を求めているんだ…!▼
今の俺に近づいたら…相手が例え
父さんでも、手加減ができない…っ!!▼
お願いだ、これ以上来ないでくれ!
俺は父さんを…傷つけたくない!!▼
[フレデリク]
どういうことですか!?
もしや…誰かに操られているのですか!?▼
[ウード]
あぁ…。この俺が自らの血如きに
踊らされるなど…なんたる不覚…!▼
ぐ…うっ! 静まれ…!
静まってくれ、俺の血よ……!!▼
[フレデリク]
!? 苦しいのですか!?▼
すぐにリズさんを呼んできます!
それまで辛抱してください!▼
[ウード]
えぇっ!? 母さんを!?
えっと……。えぇっとー…▼
…ふっ。それには及ばない。
この程度の身体の疼きなど…▼
(フレデリク退場)
[ウード]
あと数刻もすれば消え去るだろう…。
俺はこのようなことには慣れている…って、▼
…ちょっと父さん!?
本当に母さん呼びに行っちまったのか!?▼
あー…。どうしよう。▼

支援B

[ウード]
あのー…。
父さん、まだ怒ってるか?▼
[フレデリク]
当たり前です!▼
貴方がいきなり苦しみ出すので、
私もリズさんも、心配したのですよ!?▼
まぁ、無事なら良かったですが…。
何なんですか、あの妙な設定の芝居は?▼
[ウード]
妙な設定って何だよ! 俺が頑張って
考えたみたいに言うのやめろって!▼
俺は正真正銘、英雄の血を宿した
選ばれし希望の戦士、なんだからな!▼
[フレデリク]
だから何なんですか…▼
その、聞いている方が
恥ずかしくなるような肩書きは…▼
[ウード]
ふん…恥ずかしいとは心外だな!
まぁ父さんは、俺から見れば▼
十数年も昔の人だから、
わかんないのかもな~…この感覚が。▼
[フレデリク]
はいはい、わからなくて結構…▼
…!! ウードさん、伏せて!!▼
[ウード]
へっ!?▼
[フレデリク]
…ぐっ!!▼
[ウード]
父さん! 肩に矢が…!!▼
[フレデリク]
くっ…! 敵兵の奇襲ですか…!
よくもウードさんを狙いましたね…▼
とにかく逃げますよ!
まだ伏兵がいたら厄介です!▼
[ウード]
……っ!!▼

(暗転)

[フレデリク]
ここまで来れば平気でしょう。
危ないところでしたね…▼
[ウード]
……して……だ…▼
[フレデリク]
何か?▼
[ウード]
どうして…どうして俺なんか庇ったんだよ!!
死んだらどうするんだ!▼
父さんはいつもそうだ! あの時だって、
俺のことさえ気にしなければ…!!▼
[フレデリク]
…あの時? 何のことですか?
また何かの芝居なのですか?▼
[ウード]
うっ…うぅっ…!!▼
[フレデリク]
ウードさん、泣いている…のですか?
どうしたんです、何かありましたか…?▼
[ウード]
……………何でもない。▼
今のも妙な設定の芝居だから。
だから…気にするなよ。▼
それより、その傷治さないとな。
すぐに母さんを呼んで来るから、待っててくれ。▼
[フレデリク]
え、えぇ…▼

支援A

[ウード]
父さん、肩の傷…大丈夫か?▼
[フレデリク]
えぇ、もうかなり良くなりました。
元々大きな傷ではありませんでしたので。▼
[ウード]
そうか…良かった。▼
また俺のせいで父さんが死んだら
どうしようかと思ったぜ…▼
[フレデリク]
ウードさん…この前もそう言っていましたが、
あれはやはり芝居ではなかったのですね。▼
もしかして、未来の私は…
貴方を庇って死んだのですか…?▼
[ウード]
………そうだ。父さんは俺のせいで…▼
俺が屍兵の攻撃を避けられなかったせいで、
死んじまったんだ…!▼
[フレデリク]
…やはり、そうでしたか。▼
[ウード]
だから、この前はつい取り乱しちまった。▼
父さんが未来で死んだときと、
この前の状況が、あまりにも似てたから…▼
[フレデリク]
…そうですか。
辛いことを思い出させてしまいましたね。▼
それに…貴方に寂しい思いをさせてしまい、
申し訳ありませんでした…▼
[ウード]
……!! 父さん…!▼
…あ、安心してくれよ!
俺は寂しいなんて思ったことないぜ!?▼
何たって俺の中には父さんと母さんがいる。
大切な二人がくれた血が流れてるから。▼
俺を産んでくれた英雄と、
俺を生かしてくれた英雄の血がな。▼
[フレデリク]
ウードさん…。……おや!?
では、貴方が言う英雄の血とは▼
私とリズさんの血のことだったのですか!?
私たちの血はそんなに騒ぐのですか!?▼
[ウード]
……まぁ、騒ぐって言うのは
かっこいいから言ってるだけなんだけど…▼
[フレデリク]
え?▼
[ウード]
い、いや! 何でもない!
とにかく、俺はこの血に誇りを持ってる。▼
この血がある限り、俺は無敵だ。
なんでもできるっていう気分になるんだ。▼
両親が果たせなかった願いだって、
俺が代わりに果たしてみせる!▼
俺がこの世界に来たからには
今度こそ死なせないぜ、父さん!▼
[フレデリク]
そうですか…。
ありがとうございます。▼
貴方は、未来の私の想いを
受け継いでくれているのですね…▼
[ウード]
あぁ、そうだぜ…!▼
くっ…また血が騒いできた…!▼
どうした父さん…! 過去の自分を
前にして、感情がたかぶっているのか…!?▼
[フレデリク]
あのー…。いつもの調子に
戻ったのはいいのですが…▼
あまり私とリズさんの血で
遊ばないでくださいね…▼

アズール(親子)

支援C

[アズール]
はぁ…もうちょっとでお姉さんと
お茶の約束ができたのにー。▼
父さんったら何で止めに来るのー?▼
[フレデリク]
もうすぐ行軍の時間なのですから
仕方が無いでしょう。▼
時間を忘れてナンパなどしていた
あなたが悪いのですよ。▼
[アズール]
あ、そうだったね。ごめんなさーい。
よーし、今日もいっちょ頑張るかぁー!▼
[フレデリク]
…………▼
[アズール]
ん? どしたの、父さん。
僕の顔に何かついてる?▼
[フレデリク]
…いえ。貴方は未来にいた時から
そのような感じだったのかと思いましてね。▼
[アズール]
そんな感じ、って?▼
[フレデリク]
絶望に支配されていたという未来から
来た割には、悩みが無さそうと言いますか…▼
ルキナさんが持っている
強い使命感や決意のようなものが、▼
貴方からは微塵も感じられないのですが…▼
[アズール]
えー!? ちょっと何それ!
僕だってちゃんとした使命ぐらいあるよ!▼
[フレデリク]
それは失礼致しました。
どのような使命をお持ちなのですか?▼
[アズール]
えへへ。そりゃもちろん、
大勢の女の子たちにモテることだよー!▼
[フレデリク]
じょ、女性にモテることですか!?
…それが貴方の使命だと?▼
それがわざわざ過去に来てまで、
成し遂げる使命なのですか…!?▼
[アズール]
やだ。父さんったら僕の使命を
そんな大声で…恥ずかしいよ。▼
[フレデリク]
なにを恥じらっているのですか。
気持ち悪いですよ?▼
[アズール]
気持ち悪いだなんてひどいなー。
母さんが恥じらったら喜ぶくせにー。▼
[フレデリク]
うっ…
そ…それとこれとは話が別です。▼
はぁ…貴方の相手をしていると疲れますね。
私は先に行かせていただきます…▼
(フレデリク退場)
[アズール]
…………▼
…はは。悩みが無さそう、ねぇ…
父さんもなかなかキツいこと言うなぁー…▼

支援B

[アズール]
いたたた…参ったなぁ…これ。
こんなんじゃ戻れないよ…▼
[フレデリク]
アズールさん、どうしたのですか?▼
[アズール]
うわっ!? と、父さん!?
えーと…ちょっと可愛い子見かけちゃってさ!▼
[フレデリク]
嘘ですね…▼
明らかに傷を庇っていらっしゃいます。▼
この辺りに、
怪我をなさっているでしょう。▼
[アズール]
いっ…! 痛い痛い! 痛いよ…!
もう、父さんったら乱暴なんだから…▼
[フレデリク]
…っ! …酷い傷ではないですか。
…どうしてすぐに言わなかったのです?。▼
[アズール]
えー。だってそんなかっこ悪いところ、
女の子に見られたらまずいじゃない?
[フレデリク]
…いい加減にしてください!!▼
[アズール]
父さん…?▼
[フレデリク]
貴方は、こんな時まで女性の話ですか!?
ふざけるのも大概になさってください!▼
本当に、何のためにこの時代に来たんです!?
ルキナさんは必死で戦っているというのに…▼
…正直、見損ないましたよ。
貴方は戦争というものをわかっていません。▼
[アズール]
………▼
知った風な口きかないでよ…▼
わかってないのは、父さんの方だよ…!▼
[フレデリク]
なんですって…?▼
[アズール]
僕が本当に、女の子にモテたいだけなら、
こんなところまで来てないよ。▼
毎日毎日、明日死んじゃうんじゃないかって
思いながら…戦ったりなんかしてないよ!!▼
[フレデリク]
…アズールさん?▼
[アズール]
僕、これでも未来では期待されてたんだよ。
毎日毎日、屍兵を倒し続けてたから。▼
皆の期待を背負ってるのに、
弱いところなんて、見せられない。▼
あの世界で…辛いのはみんな同じなのに、
僕だけ弱音を吐くなんて、できない。▼
父さんがいなくても、
母さんが死んじゃっても、大丈夫だって…▼
いつも笑って、何でもないよって顔して
戦い続けるしかなかったんだよ…!!▼
[フレデリク]
…………▼
[アズール]
…父さんは僕に
悩みが無さそうだって言うけど、▼
今だって…苦しいとか辛いとか
まったく思わないなんてこと、無い。▼
ただ、それを見せたくない…ううん、
見せられなかっただけなんだ。▼
それが父さんの気に障ったのなら
謝るよ…ごめんなさい。▼
[フレデリク]
…いえ…▼
[アズール]
あと…心配してくれて、ありがと。
この傷、ちゃんと治してもらってくるから…▼
(アズール退場)
[フレデリク]
………▼
…悪いことをしてしまいましたね。▼

支援A

[フレデリク]
アズールさん。少し話が…▼
[アズール]
あっ、父さん! 見て見て、この前の傷。
ちゃんと治してもらったんだよー。▼
[フレデリク]
え…えぇ。それは良かったです。▼
[アズール]
うん、心配かけてごめんねー。▼
[フレデリク]
いえ…私も、先日は無神経なことを
言ってしまい、すみませんでした。▼
貴方はちゃんと戦っていたのに、
何も分かっていないなどと言ってしまって…▼
[アズール]
あぁ、なんだそんなこと。
いいんだよ、僕も悪かったんだし。▼
[フレデリク]
ですが…▼
[アズール]
…笑ってよ、父さん。▼
[フレデリク]
な、何ですって?▼
[アズール]
そんな神妙な顔してたら、暗くなっちゃうよ。
笑って笑ってー。ほらほらー。▼
[フレデリク]
あはは…!
く、くすぐらないでください…!▼
[アズール]
ははは! さすが父さん。いい笑顔だね。
父さんにはずっと笑ってて欲しいなー。▼
僕、みんなが笑顔でいられるような
世界を取り戻すために、ここに来たんだから。▼
[フレデリク]
…それが貴方の、本当の使命なのですか?▼
[アズール]
そうだよー。この前は嘘ついてごめんね。▼
でも…これからは、
父さんには本音を話すって決めたから。▼
[フレデリク]
そうですか…良かった…▼
[アズール]
でも、僕が本音を話しだすと
うっとうしいかもよー?▼
こう見えて僕、すぐ落ち込むし。
かなり後ろ向きだし、すぐ泣くし。▼
特にナンパに失敗した時なんかは
目も当てられない感じになるし、なんてね。▼
[フレデリク]
…アズールさん。そうやってもう無理に
私を笑わせようとしなくても良いのですよ。▼
[アズール]
笑いを取ろうとしたわけじゃないよー。
僕が女の子を好きなのは本当だし!▼
[フレデリク]
…それなら良いのですが。
って、女好きなのはいいことなのでしょうか…?▼
とにかく。私も、貴方が強がらずに
いられる世界を取り戻します。▼
未来で死んだ私の分まで、
貴方をお守りしますので…▼
…辛い時はもっと
私に頼ってくださいね。▼
[アズール]
…父さん…▼
…ありがとう! 父さんったら
そんなに僕のこと考えてくれてるんだ…!▼
[フレデリク]
ちょっ…首にしがみつかないでください…!
く、苦しいですよ…!▼
[アズール]
だって、父さんがそんなこと言うなんて
思わなかったんだもん…▼
僕も父さんを守るよ。今度こそ…
父さんを死なせたりなんかしない。▼
だから…もう僕を置いていかないでね…▼
[フレデリク]
…えぇ。お約束いたします…▼

ブレディ(親子)

支援C

[ブレディ]
さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。▼
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。▼
[フレデリク]
えっと…▼
[ブレディ]
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?▼
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。すまないな、父さん。▼
[フレデリク]
あのー…▼
[ブレディ]
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!▼
[フレデリク]
す…すみません!
いただきます…!▼
………あの、ブレディさん。▼
[ブレディ]
あぁ?▼
[フレデリク]
どうして私たちは、こんなところで
優雅にお茶なんかしてるんでしょう…?▼
[ブレディ]
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶を飲むの。▼
[フレデリク]
…何でしょう、
その王族のような日課は。▼
私は普段
そのようなことは致しませんが…▼
[ブレディ]
なにぃ!? じゃあさっき母さんが▼
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!▼
[フレデリク]
私に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになりますね…▼
[ブレディ]
あの野郎ーーー!
俺で遊びやがったなーーー!▼
[フレデリク]
マリアベルさんが、何を言ったのですか?▼
[ブレディ]
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。▼
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!▼
(ブレディ、一瞬消える)
[ブレディ]
…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。▼
(ブレディ退場)
[フレデリク]
な、何だったんでしょう…▼

支援B

[ブレディ]
この前は悪かったな、父さん。▼
[フレデリク]
この前って…あぁ、紅茶のことですか。
あんなの、謝ることではありませんよ。▼
ブレディさんとゆっくりお話ができて、
私は楽しかったですから。▼
[ブレディ]
なら良かったけどよ…
結局一人で茶をさせちまったからな。▼
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。▼
[フレデリク]
えぇっ!?▼
[ブレディ]
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…▼
[フレデリク]
な、何なんですかその謝罪方法は!?▼
[ブレディ]
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば▼
父さんは手を叩いて大喜びする、と…▼
[フレデリク]
それが本当なら
私はとんでもないアホではないですか!!▼
…ブレディさん、
目を覚まして下さい。▼
私はそんな謝罪を受けたことも、
宙返りを見て大喜びしたこともありません。▼
またマリアベルさんに遊ばれたんですよ、
ブレディさんは。▼
[ブレディ]
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!▼
(ブレディ消える)
[フレデリク]
ブレディさん、お待ちください。▼
(ブレディ再登場)
[ブレディ]
…んだよ、父さん。▼
[フレデリク]
せっかく私のところに来たんです。
今日はゆっくりお話でもしませんか。▼
それに…こんなことでもないと、貴方は
私と話しになんか来なかったでしょう?▼
[ブレディ]
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…▼
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…▼
父さんと話すのは、悪くない。▼
[フレデリク]
…そうですか。それは光栄です。▼

支援A

[ブレディ]
…それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…▼
[フレデリク]
ふふっ。▼
[ブレディ]
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。▼
[フレデリク]
…いえ、あなたと仲良くなれて
良かったと思いましてね。▼
初めて貴方を見た時は、正直
『この方が私の息子ですか!?』と思うほど▼
怖い顔をなさっていましたから。▼
[ブレディ]
悪かったな。こんな怖い息子で。▼
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。▼
[フレデリク]
本物とは…この時代の貴方のことですか?▼
[ブレディ]
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。▼
[フレデリク]
………▼
…ブレディさん。▼
[ブレディ]
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。▼
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。▼
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。▼
[フレデリク]
それは本気で言っているのですか!?
せっかく仲良くなったというのに、▼
息子が産まれたからポイだなんてこと…
私は絶対にしませんからね!▼
確かに貴方は本当の息子ではありません。
でも、他人だなんてことはもっとありません!▼
貴方は私の大切な友人で、
私が決めた最初の息子、なんですから。▼
[ブレディ]
………父さん。▼
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…▼
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。▼
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?▼
[~]
…当たり前です。
忘れられるわけがありません。▼
覚えていますよ、ずっと。未来で亡くなった、
貴方の本当のお父上の分まで…▼
[ブレディ]
…あぁ。▼
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に▼
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。▼
[フレデリク]
はは…それは、
絶対に死ぬわけにはいきませんね。▼

デジェル(親子)

支援C

[デジェル]
父さん、今時間ある?
ちょっと手合わせしてくれないかしら。▼
[フレデリク]
…デジェルさんですか。すみませんが…
今日は手合わせはちょっと…▼
[デジェル]
と、父さんどうしたの!?
顔も真っ青だし、脂汗もひどいわ!▼
[フレデリク]
大丈夫です…。
少しお腹が痛むだけですから…うっ!▼
[デジェル]
お腹!? どこかケガでもしてるの!?
くっ…いったい誰がこんなことを…!▼
[フレデリク]
今日の食事です…▼
[デジェル]
へっ?▼
[フレデリク]
今日の食事を食べたら…
こうなったんです。▼
皆さん同じような症状で苦しんでますので…
デジェルさんも…お気をつけて……▼
[デジェル]
…………▼
[フレデリク]
うぅ…ソワレさんの料理も酷い…ですが、
今日のはもっと酷いです…いったい誰が…▼
[デジェル]
…私よ。▼
[フレデリク]
えっ…。えぇぇぇっ!?▼
[デジェル]
……ごめんなさい。
おいしくできたと…思ったんだけど。▼
[フレデリク]
お…お気になさらず…!▼
私はおいしく食べましたので!
この腹痛は偶然ですよ、偶然!!▼
[デジェル]
嘘よ! さっき皆も同じ症状だって
言ってたじゃない!▼
父さんのうそつきーーー! わーーーん!!▼
(デジェル退場)
[フレデリク]
あ…、デジェルさん…!▼
お…追いかけないと…いけません、けど
お腹が……!!▼

支援B

[デジェル]
はっ!! はあっ! でやあぁぁっ!!▼
[フレデリク]
今日はいつもよりも
激しい訓練ですね、デジェルさん。▼
[デジェル]
えぇ。食事当番ができない分、
実戦でみんなの役に立たないと。▼
[フレデリク]
えっ? もう食事当番は、
なさらないのですか?▼
[デジェル]
あんな結果になったんだから、当然よ。
父さんも見たでしょう、あの後の戦闘。▼
みんなが腹痛をこらえながら
生まれたての小鹿のような足取りで▼
敵に向かっていく姿を…!▼
[フレデリク]
あれは…確かに酷い有様でしたが…▼
でも、次は上手くいくかもしれませんよ。
私はまた食べたいです、デジェルさんの料理。▼
[デジェル]
…ダメよ!!▼
[フレデリク]
デジェルさん…?▼
[デジェル]
だって、また失敗したらどうするの?
もし私の料理を食べて父さんが死んだら?▼
私の料理で、また未来でのような
惨劇が繰り返されたらと思うと…!▼
そんなの私…耐えられない!▼
[フレデリク]
さ、惨劇だなんて
そんな大袈裟な…▼
[デジェル]
父さんはあの光景を知らないから、
そんなことが言えるのよ…!▼
[フレデリク]
す、すみません…。では、お詫びに
私が料理を教えて差し上げます。▼
だから元気を出して下さい。上手くできたら、
皆様に食べていただきましょう?▼
[デジェル]
う…うん…わかったわ…。
ありがとう、父さん…▼

支援A

[フレデリク]
…うん、いい匂いのスープですね。
よく頑張りました、デジェルさん。▼
これならきっと
皆様に召し上がっていただけますよ。▼
[デジェル]
ありがとう。
父さんの教えが良かったおかげよ。▼
父さんたら、すごく手際がいいんだもの。
料理ができるなんて知らなかったわ。▼
[フレデリク]
えぇ…ソワレさんは料理ができませんから。
結婚してから練習したんですよ。▼
[デジェル]
そうだったんだ。
仲良しなのね。父さんと母さん。▼
[フレデリク]
そうですね。▼
[デジェル]
…………▼
…ふふっ。▼
[フレデリク]
どうしたのですか、デジェルさん。▼
[デジェル]
なんかね、こうしてると
普通の親子みたいだなって思って。▼
私は、父さんってどんなものか
知らなかったから…こういうの、嬉しい。▼
[フレデリク]
デジェルさん…▼
[デジェル]
…なんてね。
ちょっとしんみりしちゃったわ。▼
さ、試食試食!▼
[フレデリク]
…デジェルさん、貴方はいつも
気丈で強い面しか見せませんが…▼
私の前では…
もっと甘えていいのですよ…▼
[デジェル]
父さん…。ありがとう…。
じゃあお言葉に甘えて…▼
[フレデリク]
なんですか? 何でも言って下さい。▼
[デジェル]
私にもっと料理を教えて!
このスープ、土みたいな味がする…▼
[フレデリク]
……そうですか。
…………土ですか。▼
[デジェル]
うん…▼
[フレデリク]
大丈夫ですよ…食べ物の味になるまで…
お付き合いしますから…▼
[デジェル]
うん……!▼

シンシア(親子)

支援C

[シンシア]
んー…ど、れ、に、し、よ、う、か、な!
ぶちっ!▼
[フレデリク]
シンシアさん? 花びらをむしって
何をなさっているのですか?▼
[シンシア]
あっ、父さん! ちょうど良かった!
父さんはどれがいいと思う?▼
今度戦場でやる登場の演出を
花占いで決めてたんだけど、▼
やっぱり自分じゃ決められなくて…▼
[フレデリク]
…花占いのやり方、間違ってますよね…。
まぁそれはさておき、演出とはどのような?▼
[シンシア]
候補その一、大量に煙幕を焚いて、
その中から光と共に登場。▼
[フレデリク]
ほうほう。▼
[シンシア]
候補その二、
死ぬほど花びらが舞い散る中で登場。▼
[フレデリク]
ほう…▼
[シンシア]
候補その三、意表をついて民家から登場。▼
[フレデリク]
………▼
[シンシア]
ね、父さん! どれがいいと思うー?▼
[フレデリク]
そ、そうですね…。えーと、花びらの案が
良いのではないでしょうか…▼
[シンシア]
候補その二ね! りょーかい!
じゃあ父さんのためにたくさん花びらを▼
集めてこなくちゃ!
あ、花占いの後の花びらでいいかなー?▼
[フレデリク]
えっ…シンシアさん、まさか
私の登場の演出を考えていたのですか?▼
[シンシア]
そうだよ。だから父さんが来てくれて
ちょうど良かったと思って!▼
んふふ、候補その二を選ぶとは意外だったわ。
楽しみにしててね、父さん!▼

(シンシア、退場)

[フレデリク]
ちょ…ちょっとシンシアさん!▼
…厄介なことになりました。▼

支援B

[シンシア]
ご…ごめんね。父さん。▼
[フレデリク]
何ですかあの花びらの量は!
…埋もれて死ぬかと思いましたよ。▼
[シンシア]
いやー…母さんにも手伝ってもらったら
いつの間にやらすごい量に…▼
[フレデリク]
スミアさんまで手伝っていたのですか…▼
[シンシア]
そうだよ。愛する奥さんと娘が
父さんのために頑張ったんだからー!▼
家族の愛に埋もれながら戦う父さん、
すっごくヒーローっぽかったよ!▼
まぁ正直…花びらでほとんど
見えなかったけど…えへへ。▼
[フレデリク]
はぁ…。今回は大目に見ますが、
次からこういうことはなさらないで下さい。▼
[シンシア]
えー!? もう父さんの演出とか
考えちゃダメなのー?▼
わかった! じゃあ戦場で使う
かっこいい決め台詞でも考えてみる!?▼
[フレデリク]
…シンシアさん。
戦場は遊びで行く場所ではありません。▼
[シンシア]
…………。
…ごめんなさい…▼
でも、そういう話ぜーんぶダメなんだったら、
父さんと何を話したらいいの?▼
あたし、父さんが喜びそうな話なんて
できそうにないし。▼
普通の親子が普段何を話してるかも
あたしには…わかんないよ。▼
[フレデリク]
シンシアさん…▼
まったく、しょうがない方ですね。
無理に話題を探す必要なんてありませんよ。▼
こうやってシンシアさんが傍にいるだけで、
私は十分嬉しいんですから。▼
[シンシア]
…ほんとに?
あたしが傍にいるだけで嬉しい?▼
[フレデリク]
えぇ、本当ですよ。▼
[シンシア]
やだ! 父さんったらうまいこと言って!
そうやって母さんを落としたんでしょー!?▼
でもでも、あたしも嬉しいよー!
父さん、だーーーーーい好きーーー!!▼
[フレデリク]
ぐっ…! シンシアさん…!
強く抱きしめすぎ…く、苦しい……!▼

支援A

[シンシア]
ねぇねぇ父さん、頭なでなでしてー?▼
[フレデリク]
え、えぇ…▼
どうしたんですかシンシアさん、
最近やけに甘えてきますね…▼
[シンシア]
だって父さん、あたしと一緒にいると
嬉しいって言ってくれたんだもん!▼
そうだ、今度一緒にお出かけしようよ。
その日は一日中あたしと一緒にいて?▼
[フレデリク]
はい…▼
[シンシア]
朝から町に行って、
ずっと手を繋いで歩いてー、▼
おいしいお店でご飯を食べてー、
夜は父さんと一緒に寝るの!▼
[フレデリク]
ぶっ!? 一緒に寝るですって…!▼
あのですね、シンシアさん。
いくら親子とは言えそこまでは…▼
[シンシア]
絶対忘れられない一日になるよ!
ね、父さん!!▼
[フレデリク]
あの、話を聞いてくださ…▼
[シンシア]
…忘れないでね、父さん。
例え別の子の父さんになっても…▼
[フレデリク]
……!!▼
[シンシア]
えへへー! 安心してよ、父さん。▼
父さんがあたしの本当の父さんじゃ
ないってことぐらい、わきまえてるからさ!▼
この時代のあたしが産まれたら、
甘えるのは一切やめにしまーす!▼
それまで付き合ってくれたら…いいの。
それでいいから…さ。父さん。▼
[フレデリク]
………▼
シンシアさん…▼
[シンシア]
あたし、父さんには感謝してるんだよー?▼
父親ってどういうものか教えてくれて。
いっぱい甘えさせてくれて。▼
でも、それは本当は
あたしに向けられるものじゃないんだよね…▼
[フレデリク]
…………▼
[シンシア]
…父さん? 泣いてるの?
もー、しょうがないなぁー。▼
よしよし。泣かないで、父さん。
ヒーローのくせに、かっこ悪いよ?▼
…困っちゃうなぁ。父さんはかっこいい
ヒーローでいてくれないと。▼
そうじゃないと…
心配で、ずっと一緒にいたくなっちゃうよ…▼

セレナ(親子)

支援C

[セレナ]
ねぇ父さん、あたしとデートしない?▼
[フレデリク]
ど…どうしたんですか、いきなり。▼
[セレナ]
なによ! 娘が父親と出かけるのに
理由がいるわけー?▼
娘からのデートのお誘いって言ったら、
大抵の父親は泣いて喜ぶんだから!▼
[フレデリク]
まぁ…確かに娘と出かけるのは
悪い気はしませんね…いいでしょう。▼
どこへ行きたいのですか、セレナさん?▼
[セレナ]
えっとね、この先にある町にいきたいの。
可愛いお洋服のお店がいっぱいあったのよ!▼
[フレデリク]
へぇ、洋服が好きだなんて
セレナさんもお年頃ということですね。▼
[セレナ]
あはは、今は父さんだって
あたしとあんまり年変わらないじゃない。▼
[フレデリク]
ふふ、それもそうですね。▼
[セレナ]
…ねぇ父さん、今こうやって並んで歩くと
あたしたちきっと、恋人同士に見えるわね…▼
[フレデリク]
え…えぇっ?▼
[セレナ]
あ…あたしなんかが隣じゃ…嫌かな?
やっぱり母さんの方がいい?▼
[フレデリク]
そ…そのようなことはありません!
セレナさんはその…お綺麗ですし。▼
嫌などということは微塵もありませんよ!▼
[セレナ]
ほんとに!? うれしい!▼
ねぇ父さん…あたし、町に行ったら
欲しいものがあるんだけど…▼
買って欲しいって言ったら…困る?
母さんに悪いかなぁ…?▼
[フレデリク]
わ…悪くありませんよ、大丈夫です。
私にできることなら何でもしますよ。▼
ですから、元気を出して下さい。▼
[セレナ]
うん!ありがとう、父さん!
だーいすきー!▼
[フレデリク]
あ、ありがとうございます…▼
[セレナ]
……ふふ、ちょろいもんだわ。▼

支援B

[セレナ]
父さん、この前はありがとー。▼
いっぱいあたしの欲しいもの買ってくれて、
とっても嬉しかったわ。▼
[フレデリク]
…まさかあんなに物を買わされるとは
思いませんでしたよ…▼
[セレナ]
ねぇ父さん聞いてるー?▼
[フレデリク]
あ…はい、聞いておりますよ。▼
[セレナ]
良かった! …ねぇ、あたしまた
父さんとデートしたいなぁ?▼
実は素敵な装飾品のお店を見つけたの!
すぐそこの町にあるんだけど…▼
[フレデリク]
だ…ダメです!▼
[セレナ]
えっ…なんで?
あたし…何か悪いことしちゃった…かな?▼
[フレデリク]
うぅ…! そのような目で
私を見ないで下さい…!▼
このまま物を買い与えるのは
あなたのためにならないのですよ…!▼
[セレナ]
ちっ…▼
[フレデリク]
あぁ…態度が豹変していらっしゃる…▼
別に買わないと言っているわけでは
ありませんよ。▼
[セレナ]
えっ、ほんと?▼
[フレデリク]
えぇ。軍のためにお手伝いをしてきたら
そのご褒美として、▼
セレナさんの欲しいものを
ひとつだけ買って差し上げます。▼
[セレナ]
はぁあ!? お手伝い~!?
信じらんない! 子供かっつーの!▼
[フレデリク]
…現に子供でしょうが!▼
良いですかセレナさん。若いうちの苦労は
買ってでもしろという言葉がありまして…▼
[セレナ]
苦労なら未来で嫌ってほど
してきたんだけどー?▼
[フレデリク]
ぐっ…! と、とにかく私はもうむやみに
セレナさんに物を買い与えません!▼
欲しいものがあるなら、
相応の労働をなさってください!▼
[セレナ]
あーはいはい、やりゃあいいんでしょー?▼
その代わり、ちゃんとできたら
あたしの欲しいもの買ってよねー!▼
[フレデリク]
はい、私は約束は破りませんので…!▼

支援A

[セレナ]
これをこうして…こう。
…あっ! また壊れたー!▼
もーーー! なんで何もかも
うまくいかないわけーーー!?▼
[フレデリク]
…セレナさん?
何をなさっているのですか?▼
[セレナ]
!! 父さん…。
何って、武器の整備してんのよ…▼
軍の手伝いしろって言ったでしょ…。
だからその…▼
[フレデリク]
はぁ…それにしても…
ずいぶん派手に壊しましたねぇ…▼
[セレナ]
…だって、磨こうと思ったら
勝手に壊れるんだもん。▼
どーせあたしは…母さんみたいに
何でもできる子じゃないわよ…▼
[フレデリク]
セレナさん…?▼
[セレナ]
お料理しようと思ったら焦がしちゃうし、
薪割りも天幕張りも全然できないし、▼
手伝いどころか
みんなに迷惑かけちゃったわ…▼
父さんも、あの母さんの娘が
あたしみたいなのでがっかりしたでしょ?▼
[フレデリク]
……………▼
[セレナ]
何よ。言いたいことあるなら言えば?▼
[フレデリク]
…がっかりなど、しておりません。
私は貴方が来てくれて、嬉しいですよ。▼
[セレナ]
…はぁ!? そんな嘘なんかついて
あたしのことバカにしてんの!?▼
今までみんな、あたしが何か失敗すると
母さんと比べて役立たずだって言ったもの!▼
母さんの一番近くにいた父さんが、
同じこと思わないはずないわ!▼
[フレデリク]
…私は貴方を誰かと比べたりしませんよ。
だって、セレナさんはセレナさんですから。▼
他の誰でもない、
大切な…私の娘ですから。▼
[セレナ]
…!!▼
[フレデリク]
私はセレナさんのことが大好きです。
何があってもセレナさんの味方でいます。▼
だから…どうか二度とそのようなことを
口にしないで下さい。▼
私の方が悲しくなってしまいますよ。▼
[セレナ]
……………!▼
う…うぅ…! ご…ごめんなさい…!
ぅわぁぁぁぁぁん…!▼
[フレデリク]
よしよし…辛い思いをしてきたのですね…。
苦労しろなどと言って、ごめんなさい…▼
お手伝いは失敗しましたが、
装飾品は買って差し上げますよ。▼
私からのお詫びの気持ちとして…▼
[セレナ]
…いらない。もう、そんなのいらない!
父さんがいればいい!▼
未来の時みたいに、勝手に死んだりしたら、
許さないんだからぁ~…!!▼
[フレデリク]
セレナさん…わかりました。▼
今度こそずっと傍にいて、
貴方のことをお守り致します…▼

ジェローム(親子)

支援C

[フレデリク]
ジェロームさん。▼
[ジェローム]
…何だ、お前か。
私に何か用か?▼
[フレデリク]
いえ…特に用は無いのですが…▼
[ジェローム]
ならば声などかけるな。
私はお前と馴れ合うつもりはない。▼
[フレデリク]
そ、そうですか…▼
[ジェローム]
そうだ。▼
[フレデリク]
あの…。前から思っていたのですが、
貴方はせっかく私と再会したのに▼
ルキナさんのように『お父様!』とは
呼んで下さらないのですね…▼
[ジェローム]
…ふん。お前は私の父親ではない。
私の父親はとうにこの世を去った。▼
お前は、私の父によく似た別人だ。
別人を父と呼ぶ筋合いなどないだろう。▼
[フレデリク]
うっ…これまたもっともな正論ですが…!
可愛げのカケラも感じられません…!▼
…いえ、しかしこれはきっと、
親の愛に飢えているだけなのですね。▼
さぁさぁ、ジェロームさん。
もっと私に甘えても良いのですよ?▼
[ジェローム]
…バカげたマネを…▼
[フレデリク]
あぁ…冷たいです…▼
[ジェローム]
言いたいことはそれだけか?
ならば私はもう行くぞ。▼
私は今からミネルヴァちゃんの
世話をするのだ。▼
[フレデリク]
ミネルヴァ…ちゃん?▼
[ジェローム]
はっ…! なな何でもない!▼
[フレデリク]
ほほぅ…▼

支援B

[フレデリク]
ジェロームさん、ミネルヴァちゃんの世話は
ちゃんとできたのですか?▼
[ジェローム]
お前…! この前のこと
まだ覚えているのか…!▼
言っておくが、私はいつもその呼び名で
ミネルヴァを呼んでいるわけではないぞ!▼
[フレデリク]
あら? この前のこととは何でしょう?▼
これはセルジュさんがそう呼んでいるので、
私もそう呼んでみただけなのですが?▼
[ジェローム]
あっ…!▼
[フレデリク]
ふふん、ひっかかりましたね。
可愛いところもあるのではないですか。▼
[ジェローム]
…………▼
[フレデリク]
はっ!? 何やらものすごい目をして
私を睨んでいらっしゃる…!?▼
す、すみません…。謝りますから…
命だけは助けてください…▼
[ジェローム]
……仕方ないな。▼
[フレデリク]
ふぅ、良かったです。▼
それにしても今の怒り方、
セルジュさんにそっくりでしたね…▼
[ジェローム]
何か言ったか?▼
[フレデリク]
いえ。それより、向こうにいらっしゃるのは
ジェロームさんのミネルヴァちゃんですか?▼
[ジェローム]
あぁ。私の大切な相棒だ。▼
[フレデリク]
ふむ…怖さに磨きがかかっていますね…。
こう…凶悪さが増したとでも言いますか…▼
[ジェローム]
何を言う。あんなに可愛い飛竜は
未来でもそうはいなかったぞ。▼
はぁ…あの鋭い眼差し、輝くうろこ、
鋭い牙…どれをとっても可愛い…って、▼
何を言わせるのだ!!▼
[フレデリク]
貴方が勝手に語り始めたのですよ?▼
[ジェローム]
くっ…! 行くぞ、ミネルヴァ!▼
[フレデリク]
…逃げられてしまいました。▼

支援A

[フレデリク]
こんにちは、ジェロームさん。
今日もミネルヴァちゃんと一緒なのですね。▼
[ジェローム]
なんだ? またお前は
私をからかいに来たのか…?▼
[フレデリク]
いえ、そろそろ私のことを
父さんと呼んでくれないかと思いまして。▼
先日はかなり本音を
話してくれたようでしたので。▼
[ジェローム]
…本音だと?▼
[フレデリク]
『ミネルヴァちゃん、可愛いー』と
仰っていましたよね、ジェロームさん。▼
あの時の貴方の、
緩みきった顔といったら…!▼
[ジェローム]
!!! …ミネルヴァ!
こいつを少し脅してやれ!!▼
…………▼
…………ミネルヴァ?▼
[フレデリク]
ミネルヴァちゃんは私を脅しませんよ。
彼女は私の、家族ですからね。▼
…よしよしミネルヴァちゃん、
私のことを覚えていてくれているのですね。▼
[ジェローム]
ミネルヴァ…▼
ミネルヴァは、
そいつのことを家族と認めるのか?▼
そいつは、お前の知る私の父とは
別人なのだぞ。…それでも。▼
…………そうか。▼
[フレデリク]
ん? ミネルヴァちゃんは
何と言っているのですか?▼
[ジェローム]
ふっ。家族だと言うわりには
ミネルヴァの言葉を理解できぬのだな。▼
[フレデリク]
うっ…▼
[ジェローム]
まぁ良い。ミネルヴァはな、
お前のことを家族だと認めると言った。▼
ミネルヴァは未来で私を支えてくれた、
大切な存在だからな。▼
こいつがお前を認めると言うのなら、
私も…いくらか考えを改めることにする。▼
別人などと言ってすまなかったな、
…父さん。▼
[フレデリク]
!! ジェロームさん…!
いま私のことを、何とお呼びに…?▼
[ジェローム]
くっ…! もう二度と呼ばん!
行くぞ、ミネルヴァ!▼
[フレデリク]
お待ちくださいジェロームさん!
もう一度! もう一度だけ頼みます…!▼
[ジェローム]
しつこいぞ!!▼

マーク男(親子)

支援C

[マーク]
うーん、どうして僕は父さんのこと
覚えてないんでしょう…?▼
母さんのことはあんなにちゃんと
覚えてるのに…▼
母さんが立派な軍師だったってことも
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼
なーんで父さんのことは
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼
[フレデリク]
どうしたのですか、マークさん?▼
[マーク]
父さん!▼
すごいです、ちょうど今父さんのことを
考えてたんですよー!▼
これって運命!? 親子の運命!?▼
…あ、待って下さい。確か母さんが昔…▼
これは運命じゃない、絆だー!
みたいなことを言っていたような記憶が…▼
ってことで父さん、僕らがここで会ったのは
運命ではなく絆です!▼
[フレデリク]
そ、そうですか…▼
[マーク]
そうですよ! 絆って素晴らしいです。
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼
…って、感心してる場合じゃ
ありませんでした。▼
僕、なんで父さんのこと覚えてないのか
ずーっと考えてたんです。▼
良かったら父さん…僕が父さんのこと
思い出せるように協力してくれませんか?▼
[フレデリク]
えぇ、喜んで。▼
[マーク]
良かった!
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼
男同士の約束ですよ!
じゃあ僕はこれで!▼
[フレデリク]
ふふ、よく喋る方ですね…▼

支援B

[マーク]
父さんっ、今時間いいですか?▼
[フレデリク]
はい、問題ありませんよ。▼
[マーク]
やったぁ! じゃあ約束通り、
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼
協力していただくことにします!▼
とは言ったものの、どうしたら記憶って
戻るんでしょうね…▼
頭を強くぶつけるのは
もう何度も試しましたし…▼
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも
僕には効果がありませんでした…▼
ねぇ父さん、どうしたらいいと思いますか?▼
[フレデリク]
…私の顔をじっと見てみる、などは
いかがでしょうか?▼
[マーク]
それだーーー!! 父さん天才です!▼
未来ではきっと見慣れていたはずですし、
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼
さすが天才軍師の母さんを
コロッと落としただけのことはありますね。▼
ではでは、失礼して…。
じーーーーーーーっ…▼
……………………▼
……………………▼
だめだーーー!!▼
何にも思い出せませんーーー!!▼
あぁ…この感じって、なんかこう…。
同じ文字をずっと見続けてたら▼
『あれ? これってこんな文字だっけ?』
みたいになる感じと似ています…。▼
父さんって…こんな顔でしたっけ?▼
[フレデリク]
それを今
思い出そうとしているんでしょう?▼
[マーク]
ですよね…。すみません、
せっかく協力していただいたのに…▼
でも僕は諦めませんよ!
絶対に父さんを思い出してみせます!▼
というわけで、
また協力して下さいね、父さん!▼

支援A

[マーク]
はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼
毎日毎日嫌というほど、
こうして父さんの顔を見ているのに▼
何も思い出せないなんて
自分が情けなくなりますよ…▼
ほんとに…どうして……
うっ…ううっ…ぐすっ…▼
[フレデリク]
えっ…! なぜ泣くのですか?▼
[マーク]
だ…だって…だって……!
僕…父さんのことも母さんとおなじように▼
大好きだったはずなのに…!
思い出せないのが…辛いんです…!!▼
父さんが僕に作ってくれた思い出も
たくさんあったはずなのに…▼
何一つ覚えていられなかった自分が…
ほんとに…情けないんです…!▼
情けないんですよーーー!
びえぇぇぇぇん!!▼
[フレデリク]
マークさん…。▼
[マーク]
うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。
あ…頭が痛い…!▼
いたたた…!▼
…………あ!?▼
[フレデリク]
どうしたのですか!?▼
[マーク]
……思い出し…ました。父さんのこと。
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼
父さんが僕に向かって、優しく笑って…
『マーク』って…名前を呼んでました…▼
ふふ、いつも見てる父さんの顔より、
少し年を取った顔でしたよ…▼
…良かった。ちゃんと思い出せました▼
ありがとう、父さん。
全部父さんのおかげです。▼
何だかこれで自信がつきました!
時間はかかるかもしれませんけど、▼
いつか父さんの記憶、
全部取り戻してみせますよ。▼
[フレデリク]
えぇ、私も協力しますね。▼
[マーク]
はい、ありがとうございます!▼

シャンブレー(親子)

支援C

[シャンブレー]

じーーーーー…▼
[フレデリク]
ど…どうしたんですか、シャンブレーさん?
私の顔に…何かついてますか?▼
[シャンブレー]
なぁ、父ちゃん。父ちゃんはさ、
…浮気なんかしてないよな?▼
[フレデリク]
えっ…! な、何を言い出すんです!!▼
私が浮気なんてするはずがありません!
見ての通り、ベルベットさん一筋ですよ!▼
[シャンブレー]
ふーん…ならいいんだけどさ。▼
[フレデリク]
な、何故いきなりそんなことを?
誰かに何か言われたのですか?▼
[シャンブレー]
いや…何か言われたわけじゃないんだけど、
この前ぼんやり考えてたんだ。▼
もし父ちゃんがここで
母ちゃん以外の女性に走ったら▼
俺の存在ってどうなるんだろーって。▼
[フレデリク]
えっ!?▼
[シャンブレー]
俺、今まで父ちゃんと母ちゃんが
生きていさえすれば▼
この時代の俺が生まれて、
絶滅しないで済むと思ってたんだけど…▼
よく考えたら、
二人とも生きてる状態でも▼
父ちゃんが他の女に走っちゃったら
絶滅するじゃん! って。▼
ひいぃ…それはまずいよ!
まずいだろ!? な? 父ちゃん!▼
[フレデリク]
はぁ…。まあ確かに…▼
[シャンブレー]
というわけで、これからは
父ちゃんが女に近づかないよう監視します!▼
[フレデリク]
えぇぇぇっ!?▼
[シャンブレー]
あ、もちろん戦いのときは
しょーがないってのはわかるぜ?▼
というわけで、よろしくー。▼
(シャンブレー退場)
[フレデリク]
…こ、困りましたね。。▼

支援B

[シャンブレー]
父ちゃーん…▼
[フレデリク]
ど、どうしたのですかシャンブレーさん!
この世の終わりみたいな顔をして…!▼
[シャンブレー]
昨日が十三回、おとといが八回。
この数字何だと思う…?▼
[フレデリク]
えっと…私が攻撃した回数…ですか?▼
[シャンブレー]
違うよ父ちゃん! これは父ちゃんが
女の人と喋ってた数!▼
うぅ…この前あんなに
浮気しないでって言ったのに!▼
父ちゃんの節操無しー!!
絶滅するー!!▼
[フレデリク]
浮気だなんてそんな大袈裟な…。
ほとんどあいさつの類でしょうに…▼
[シャンブレー]
でも、雑談してたのもばっちり聞きましたー!
タグエルの聴力は素晴らしいからなーっ!▼
[フレデリク]
ま、まぁ確かにすごいのですが…▼
シャンブレーさん…、私が女の人と話しただけで
浮気だと思うのはやめて下さい。▼
戦場では仲間と会話することは
とても大切なことなのですよ。▼
貴方だって、仲間のルキナさんと今後一切
話すなと言われたら困るでしょう?▼
[シャンブレー]
………困る。▼
[フレデリク]
だったらわかりますね?
私は絶対に浮気なんかしませんから。▼
[シャンブレー]
…そ、そんなこと言ったって、
先のことなんかわからないだろ!?▼
今は絶対って言ってても、
そんなの今だけの嘘かもしれない!▼
絶対帰ってくるって言った父ちゃんが
もう帰ってこなかったみたいに…!▼
[フレデリク]
えっ…▼
[シャンブレー]
何でもない。…もう監視するのはやめるよ。▼
でも、本当に浮気なんかしたら、
今度こそ父ちゃんを許さないからなー!!▼
(シャンブレー退場)
[フレデリク]
私は…未来でシャンブレーさんに
嘘をついたまま、死んだのですね…▼

支援A

[フレデリク]
探しましたよ、シャンブレーさん。▼
[シャンブレー]
父ちゃん…。どうしたの?
俺、もう監視なんかしてないぞ?▼
[フレデリク]
そうじゃないですよ。シャンブレーさんに
一つ、謝っておきたいことがありまして。▼
未来で、貴方に嘘をついたまま
死んでしまって…すみませんでした。▼
[シャンブレー]
なっ…! 何だよ…それ…!
俺の父ちゃんの代わりに謝ったって▼
意味無いんだよ! お前なんか、どうせ
俺の本当の父ちゃんじゃないんだからな!▼
[フレデリク]
えぇ。貴方も…
私の本当の息子ではありませんけれど。▼
[シャンブレー]
……っ!▼
[フレデリク]
そんなこと、お互いわかっているでしょう。▼
それでも、私は貴方のことが大切ですし、
本当の家族みたいに思っています。▼
未来の私がしてあげられなかったことを、
代わりにしてあげたいとも思います。▼
シャンブレーさんだって…
そうではないのですか?▼
[シャンブレー]
…そうだよ。俺だって、父ちゃんのことが
大切だった。いや、大切だから。▼
父ちゃんが俺の父ちゃんじゃなくなるのが
すごく…嫌だったんだ。▼
俺の本当の父ちゃんが
どんなに節操無しでも、嘘つきでも…▼
もう二度と会えなくても…大好きだから!▼
この時代の俺の父親になる人は…
絶対に父ちゃんじゃなきゃ嫌だって…▼
だから…浮気調査なんてマネまでして…!
俺、バカだよな。ほんと…バカだ…▼
[フレデリク]
…シャンブレーさん。▼
もう一度お約束させていただけますか?
貴方にとってはもう遅いかもしれませんが…▼
私は今度こそ死にません。
もちろん浮気だってしません。▼
愛するベルベットさんと
シャンブレーさんに誓いますよ。▼
今度こそ…絶対に。
お約束致します。▼
[シャンブレー]
…………父ちゃん。▼
…うん。ありがとう。
俺、父ちゃんのこと信じるよ…▼
[フレデリク]
そうですか…良かったです…▼
[シャンブレー]
ふぅ、これで絶滅しないで済むよー。▼
良かったなー、この時代の俺!
お前の父ちゃんは、立派な人なんだぞー!▼
[フレデリク]
…なぜ私のお腹をさすりながら
言うのですか…?▼

ロラン(親子)

支援C

[ロラン]
父様。これ、父様の物ですよね?
向こうに落ちていましたよ。▼
持ち物の管理は
きちんとしてくださいね。▼
[フレデリク]
あ…ありがとうございます、ロランさん。
貴方は本当に、ミリエルさんそっくりですね。▼
[ロラン]
親子なのですから、当然です。▼
[フレデリク]
ま…まぁそうなんですけれど。▼
あんまりにも母親似ですので…こう、
私に似ているところも探したくなりますね。▼
[ロラン]
ありますよ、父様に似ているところ。▼
[フレデリク]
えっ、どこですか?▼
[ロラン]
髪の色です。▼
[フレデリク]
あぁ…。まぁそれは見ればわかりますが。▼
それ以外には何かないのですか?
火起こしと石拾いが好きだとか…▼
[ロラン]
…そのようなことはありませんね。▼
というか、その点に関しては
似なくて良かったとさえ思いますよ。▼
[フレデリク]
つ、冷たいですね、ロランさんは…。
もう少し子供らしくしてもいいのでは…▼
[ロラン]
…戦時に子供らしく振舞っても、
他人の邪魔になるだけでしょう。▼
それに…僕はおそらく、
ルキナよりも年上になっていますから。▼
もう子供のようにはしゃぐような
年齢ではないのですよ。▼
[フレデリク]
ロランさんがルキナさんより…年上?
それはあり得ませんよ。▼
ルキナさんはもう赤ん坊として
存在していますが、貴方はまだ…▼
[ロラン]
…少し話しすぎましたね。
すみません父様、僕はこれで失礼致します。▼
[フレデリク]
あっ、ロランさん!
…どういうことなのでしょう。▼

支援B

[フレデリク]
ロランさん!▼
[ロラン]
あぁ父様、こんにちは。
僕に何か用でしょうか?▼
[フレデリク]
この前の、貴方がルキナさんより
年上だとか言ってらした件…▼
あれは、どういうことなのですか?▼
[ロラン]
…まったく父様は、こういうことだけ
記憶力が良いんですから。▼
簡単な話ですよ。
飛ばされる時間にズレがあったんです。▼
ルキナがこの時代に来たのは
ペレジアとの戦争が始まった約二年前。▼
それに対して、僕がこの時代に来たのは
もう五年ほど前になるでしょうか…▼
[フレデリク]
そんなにズレがあったのですか!?▼
[ロラン]
…はい、ですから僕は…▼
ルキナよりも三年、多くの時を
ここで過ごしていることになります。▼
歳の差など、その間に
すっかり追い越してしまっているでしょうね。▼
[フレデリク]
ロランさん…五年間も…
この時代に、たった一人で…?▼
[ロラン]
はい。だから言ったでしょう。
もう子供のようにはしゃぐ年齢ではないと。▼
これで父様の疑問は解けましたよね。
それでは、僕はこれから用があるので…▼
[フレデリク]
ちょっと待ってください!
なぜ今まで言わなかったのですか…▼
五年間も仲間と離れ離れで…
寂しくなかったのですか…?▼
[ロラン]
…寂しくなんかありませんよ。
僕はもう、大人なんですから…▼
[フレデリク]
…………▼
ロランさん…▼

支援A

[フレデリク]
ロランさん。▼
[ロラン]
父様…どうしたのですか?
まだ何か疑問でも残っているのですか?▼
[フレデリク]
はい。今日は貴方に……。
……こちょこちょこちょ…▼
[ロラン]
あ、あはははっ! ちょ、ちょっと父様!
何でいきなりくすぐるんですか…!▼
[フレデリク]
ふふ。ロランさんは、やはり
笑っていらした方がいいですよ。▼
[ロラン]
…は!?▼
[フレデリク]
貴方はずっと大人っぽく振舞っていますが、
何処か無理しているように見えますので…▼
そうやって笑っていらっしゃる方が
子供らしくてずっといいですよ。▼
[ロラン]
…何を言うかと思えば…。
言ったでしょう、僕はもうそんな歳じゃ…!▼
[フレデリク]
歳なんか関係ありませんよ。▼
ロランさんがルキナさんより…
例え私より年上でも…貴方は、▼
大事な…私の子供なのですから。▼
[ロラン]
…………!!▼
[フレデリク]
それに、ロランさんはもう一人ではありません。
仲間も…父さんもいます。▼
少しぐらい甘えたって、
誰も貴方を咎めたりしませんよ。▼
[ロラン]
…………▼
…………父様。
僕、本当は…寂しかったんです。▼
何年も何年も、たった一人で…
知っている人も誰もいない時代で…▼
会えるのかどうかも分からない
仲間たちを待って………▼
だれにも頼れなくて、
弱音を吐ける相手もいなくて……▼
…辛くて死にそうだったんですよ!
うっ…ううっ……!▼
[フレデリク]
えぇ…そうですね…。見つけてあげられず、
申し訳ありませんでした…▼
これからは、ずっといますから。
もう、一人には…させませんから…▼

ノワール(親子)

支援C

[ノワール]
ぐすっ…ぐすっ…うぅ。▼
[フレデリク]
ノワールさん、どうしたのですか…
もしや、泣いておられるのですか!?▼
[ノワール]
ぐすっ…父さん…違うの。▼
これは母さんに、三日間鼻水が
止まらなくなる呪いをかけられて…▼
[フレデリク]
えっ!? 何なんですか、その
ものすごく微妙な呪いは…!▼
[ノワール]
はぁ…母さんは珍しい呪いを試すのが
大好きだから、仕方ないわ…▼
新しいものを見つけては、
私を使って試すんだから…ぐすっ。▼
[フレデリク]
大丈夫ですか? 鼻水があふれてますよ。
…ほら、ちり紙をどうぞ。▼
[ノワール]
あ…ありがとう。ちーーーん!!▼
[フレデリク]
それにしても、娘が三日間も
鼻水を垂らしてるなんて不憫すぎます…▼
よし、ノワールさん。私がサーリャさんに
呪いをやめるよう言ってきて差し上げます。▼
[ノワール]
えっ…ほんとに?▼
でも父さん…未来では
母さんに口答えするたび、▼
返り討ちされて泣き寝入りしてたんだけど
大丈夫なの…?▼
[フレデリク]
何ですって…!?
私は…そんなに尻に敷かれていたのですね…▼
[ノワール]
えぇ…▼
[フレデリク]
くっ…! でも今の私が
そうなるとは限りません。▼
見ていてくださいノワールさん。父さんが
頼りがいのあるところをお見せします…!▼
[ノワール]
ひいぃ…! 父さんが何だか
いつもと違うように見える…!▼
これはもしかして、 ちょっと期待できるのかも…ぐすっ。▼

支援B

[フレデリク]
すみません、ノワールさん…ぐすっ。
かっこ悪い父親で…▼
[ノワール]
泣かないで、父さん…
まぁこうなるだろうとは思ってたから…▼
大人が泣くなんて、みっともないわよ…▼
[フレデリク]
泣いていません! これは五日間
鼻水が止まらなくなる呪いです!▼
[ノワール]
まんまと返り討ちにあう父さん…
未来とおんなじね…▼
[フレデリク]
そういえば以前そのようなことを
仰っていましたね…▼
だが代わりに貴方の呪いは
解いてもらったので、安心してください…▼
[ノワール]
それも未来とおんなじ…▼
いつも父さん、自分が呪われる代わりに
私のことを助けてくれたわね…▼
[フレデリク]
これも同じなのですか!? 私はことごとく
未来と同じ運命を辿っているのですね…▼
[ノワール]
そう…そうね。私達たち、こうやって
同じ運命を辿るしかないのかしら…▼
[フレデリク]
どうしたのですか?▼
[ノワール]
私が来ても、父さんは変わらなかった。
…どうせ何をしたって同じなのよ。▼
父さんも母さんもいなくなって
私はまた一人になるの…▼
もう一度あの未来を辿るのなら…
やっぱりここに来た意味なんて…っ。▼
[フレデリク]
ノ、ノワールさん。泣かないでくださ…▼
[ノワール]
泣いてなどおらぬ!!▼
[フレデリク]
ひいぃっ!?▼
[ノワール]
ふははは! 我がこのような些細なことで
涙を流すわけがなかろう!!▼
冗談はその鼻水を拭いてから言え!
この鼻垂れ親父が!!▼
[フレデリク]
す…すみません…▼
[ノワール]
…なんてね…
ごめん父さん、ちょっと散歩してくるわ…▼
[フレデリク]
あ、ノワールさん…!▼
……同じ運命、ですか。
…ぐすっ。▼

支援A

[フレデリク]
ノワールさん、ちょっといいですか?▼
[ノワール]
あ…父さん…どうしたの?▼
[フレデリク]
これを見てください。▼
[ノワール]
ひ…ひいぃっ!! こ、これって…
母さんの呪い道具…!?▼
しかも、こんなにいっぱい…!
ななな何!? 私に何をする気…!?▼
[フレデリク]
何もしませんよ。というか、
貴方に呪いをかけられないように、▼
呪い道具を全部没収してきたんです。
サーリャさんから。▼
[ノワール]
えっ…!
母さんの呪い道具を没収だなんて…▼
そんなこと、父さんができたことなんて、
一度もなかったのに…!!▼
[フレデリク]
ノワールさん、この前私があまりにも▼
未来の私と同じ道を辿るせいで▼
どうせ運命なんて
変わらないと言っていたでしょう?▼
だから私が…未来の私にも
できなかったことをしたら、▼
その心配が
消せるのではないかと思いまして。▼
[ノワール]
父さん…
そうね…私の知る父さんは…▼
母さんの呪い道具に触ったことすら
無かったわ…ましてや没収なんて…▼
そっか…未来なんていくらでも
変わるのよね。変えられるのよね…▼
[フレデリク]
貴方が来たから、私も変われました。
一緒なら、もっと変えていけるはずですよ。▼
[ノワール]
…父さん…ありがとう…
……今度こそ、死なないでね……▼
[フレデリク]
…当たり前ですよ。
殺したって死なないでおりますとも。▼
[ノワール]
……良かった。▼
[フレデリク]
…って、あの殺気立った人影は何でしょう!?
屍兵…いや、サーリャさんですか!!▼
[ノワール]
呪い道具を没収されたこと…
相当怒ってるのね…▼
[フレデリク]
あの顔はまずい! まずいですよ…!
言ってるそばから命の危機です…!▼
すみませんノワールさん!
失礼いたします!▼
[ノワール]
あっ…父さん…!▼
…ふふ、
結構逃げ足が速いのね。▼
…あんなに本気で父さんを
追いかけまわす母さんも、初めて見たわ…▼
そうよね…
もうあんな未来にはならない。▼
私も…
ちょっとだけ信じてみようかしら…▼

ンン(親子)

支援C

[ンン]
はぁ…お母さんにも困ったものです。▼
いつもいつも遊んでばかりいて、
まるで緊張感がないんですから…▼
[フレデリク]
どうしたのですか? ンンさん。
そんなにため息をついて。▼
[ンン]
あ…お父さんですか。
いえ、お母さんはなんであんなに▼
子供っぽいのかと思いましてですね。▼
お母さんたら、ろくに軍の手伝いもせず、
遊んでばかりいるですよ?▼
[フレデリク]
ははは…そのようなことでため息を?
貴方の方が母親みたいですね。▼
まぁ、ノノさんはああいう性格ですから、
仕方ないのではありませんか?▼
[ンン]
もう。お父さんがそんな風に甘やかすから▼
お母さんがいつまで経っても
子供っぽいままなんですよ。▼
[フレデリク]
うっ…▼
[ンン]
というか、お父さんはお母さんの
どこが良かったですか。▼
あんなに子供っぽいのに、
よく女として見れましたですね。▼
それともアレですか? お父さんは
幼い少女しか好きになれないのですか?▼
[フレデリク]
ぶーーーーっ!!
ンンさん…父親に対して何てことを…!▼
[ンン]
うろたえるなんて怪しいです。
さては図星なのですね!?▼
[フレデリク]
そ…そんなことありませんよ!?
私は大人の女性だって好きです…って▼
何を言わせるのですか!▼
[ンン]
ふーん…。 ならばますます怪しいのです。▼
お父さんはなぜお母さんを選んだですか!
さぁ白状するです!▼
[フレデリク]
そ、そんなこと娘に言えませんよ!
勘弁してください…!▼
(フレデリク退場)
[ンン]
あっ! 逃げるとは卑怯なのです!
待てですーーー!!▼

支援B

[ンン]
お父さん! やっと捕まえたですよ。
さぁこの前の続きを聞かせるです!▼
[フレデリク]
ンンさんですか…
貴方もしつこいですね…▼
私がなぜノノさんを選んだかなんて
娘に言うことではありませんよ。▼
[ンン]
いーえ! 教えて欲しいのです。▼
男女の馴れ初めが気になるのは
女子として当然のことなのです!▼
お父さんは女心がわかってないのです。▼
[フレデリク]
その歳で女心を語るのですか!?▼
[ンン]
女性に年齢の話をするなんて
失礼なのですー!▼
[フレデリク]
ぐっ…!
また一人前な発言を…!!▼
ンンさん! あまりしつこいと
父さんは怒りますよ?!▼
[ンン]
…………!!▼
ご…ごめんなさい、なのです。▼
私が…悪かったですよ。
お父さんを…困らせてしまうなんて。▼
[フレデリク]
えっ…いえ、
わかってくれればいいのですが…▼
[ンン]
…なら良かったです。
私、ちょっと聞きわけのない子でしたね。▼
[フレデリク]
ンンさん…?▼
[ンン]
お父さんの時間を取って悪かったのです。
それじゃ、私は退散するですよ。▼
[フレデリク]
ちょ…ちょっと待ってください!▼
[ンン]
なんですか?▼
[フレデリク]
い、いえ…ちょっと拍子抜けしてしまって。
その、やけに諦めが良すぎるというか…▼
[ンン]
あんまりしつこいと怒ると言ったのは
お父さんなのです。▼
[フレデリク]
えぇ…それはそうなのですが…▼
[ンン]
大丈夫です。我慢するのは慣れてますです。▼
こんなこと、未来では
日常茶飯事だったですから。▼
それじゃお父さん、
今度こそ失礼するのですよ。▼
(ンン退場)
[フレデリク]
あっ…ちょっとお待ちくださ…!!▼
……ンンさん。▼

支援A

[フレデリク]
ンンさん…▼
[ンン]
あっ、お父さん。こんにちはです。
何か私にご用なのですか?▼
[フレデリク]
…えぇ。貴方は以前
『我慢するのに慣れてる』と▼
おっしゃっていましたが…
あれはどういうことなのですか?▼
[ンン]
あぁ…あれは、私が
よそのお家で育ったからですよ。▼
[フレデリク]
よそのお家ですって? 私たちは?
ノノさんは一緒にいなかったのですか?▼
[ンン]
はい。私は物心ついた時から
お父さんもお母さんもいなかったです。▼
だから、お父さんの軍にいた人のお家に
引き取られて、育ててもらったですよ。▼
…でも、私は人間じゃないですから、
最初はあまり歓迎されなかったんです。▼
[フレデリク]
ンンさん…▼
[ンン]
でも、そのうち私は人の顔色を
読むことを覚えたです。▼
言われる前にお手伝いをしたし、
屍兵からお家を守ったりもしました。▼
役に立ってさえいれば、みんな嫌がらずに
私の面倒を見てくれたです。▼
手のかからない、いい子だって
そりゃーもう大絶賛だったですよ?▼
でも…我慢することも多かったです。▼
遊びたいって言えなかったり、
寂しいって言えなかったり…▼
特に、お父さんとお母さんの話は
何だか口にしちゃいけないような気がして…▼
うぅっ…ずっとずっと…
聞けずにいたんです…ぐすっ…▼
[フレデリク]
…………▼
[ンン]
だからこの時代に来た時は、
いっぱいお父さんとお母さんの話を▼
聞こうと思ったです…。
でも…お父さんの迷惑になるなら私は…▼
[フレデリク]
…もういいです、ンンさん。
父さんが悪かったです…▼
貴方が聞きたいのでしたら、
ノノさんとの馴れ初めでもなんでも言います。▼
寂しいのでしたら一日中でも
傍にいて差し上げますから…▼
だから…私の前ではもう何も
我慢しないでください…▼
[ンン]
うぅ…本当なのですか…!?
う、嬉しいのです…▼
ありがとうです…お父さん…▼
[フレデリク]
いいんですよ、ンンさん。
…ほら、父さんに何でも聞いて下さい。▼
[ンン]
じゃあ…お母さんへのプロポーズのセリフを
白状するのです…▼
[フレデリク]
あぁ…いきなりハードルが高いです…▼

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Last-modified: 2022-02-15 (火) 13:50:46
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