会話集/第3章 後れてきた者
ワールドマップ上
(背景 エレブ大陸地図)
フェレ領のすぐ北に位置するアラフェン城▼
リキア同盟は まずここに主力を集結し
ベルンへの対策を協議し続けていた▼
ロイの軍は 戦いの重要なカギを握る女性
ギネヴィアをともない▼
同盟へ合流するべく急いだ▼
しかし アラフェン城まで あと半日という
距離にせまったころ▼
城から 急を知らせる伝令が飛び込み▼
ロイたちには とうてい信じられないような
内容が伝えられた▼
「リキア同盟軍が ベルン三竜将と呼ばれる
ベルンきっての勇将のうちの二人▼
ブルーニャ将軍 ナーシェン将軍ひきいる軍に
強襲され 全滅に近い敗北をきっする」と・・・▼
勇猛を誇るリキア同盟の 突然の敗北・・・
その事実に愕然としながらも▼
ロイは 被害の大きさと 生存者の有無を
確かめるべくアラフェン城を目指すのだった▼
オープニング
(ゼフィールの元にブルーニャが現れる)
(背景 城内)
[ブルーニャ] (左)
陛下敵の盟主を連れてまいりました▼
[ゼフィール] (右)
ここに通せ▼[ヘクトル] (左端)
ぐっ・・・! き 貴様はベルン国王ゼフィールっ!!▼
おのれ・・・よくも・・・▼
[ゼフィール] (右)
オスティア候ヘクトルよ▼われらベルンの竜将二人を相手に
ここまで戦うとは▼
さすがはリキア同盟の盟主
と言いたいところだが・・・▼
一人の勇将が あがいたところで
しょせんは この程度よ▼
かんねんすることだな▼
[ヘクトル] (左端)
なぜだ・・・▼[ゼフィール] (右)
ん?▼[ヘクトル] (左端)
わがリキアの諸侯は代々隣国ベルンとは 仲がよかったはず・・・▼
ゼフィール王の代になってからも
われらは礼をかかしたことはない▼
それなのに・・・なぜ・・・▼
[ゼフィール] (右)
礼? フンつまらぬことをいうな▼
リキア地方・・・いや この大陸は
わしが支配せねばならぬ▼
世界を「解放」するためにな▼
そのためには「礼」などという
くだらぬ事に こだわっているヒマなどない▼
[ヘクトル] (左端)
「解放」・・・だと?▼[ゼフィール] (右)
死にゆく貴様には関係のない話だ誰かいるか!▼
[ゼフィール] (右)
オスティア侯を地下の牢にでも ほうりこんでおけ!▼
[兵士] (左)
はっ!▼[ブルーニャ] (左)
では 陛下私はサカ草原へもどります▼
[ゼフィール] (右)
うむ 頼むぞ▼[ブルーニャ] (左)
・・・陛下 さしでたことを申すようですがあやしげな者を重用なさらぬほうが・・・▼
[ゼフィール] (右)
イドゥンのことか?▼[ブルーニャ] (左)
兵たちの中には 彼女のことを『暗闇の巫女』とあだ名して▼
その存在をいぶかしがったり
うとましがるものが多くいます▼
いかに 能力の高い
シャーマンとはいえ・・・▼
[ゼフィール] (右)
ブルーニャおまえは わしの行動が信じられぬのか?▼
[ブルーニャ] (左)
と とんでもありません!私はただ・・・▼
[ゼフィール] (右)
なら おまえは わしの命令にしたがっておればよいのだ よいな▼
[ブルーニャ] (左)
・・・はいすべては 陛下の お望みのままに・・・▼
[ゼフィール] (右)
「わしが信じられぬのか」か・・・フン われながら くだらぬことを言う▼
(背景 草原)
[ロイ] (右)
ヘクトル様が生きているというのは 本当かい!?▼
[チャド] (左)
ああ まちがいない▼ベルンの兵士が 城の中に連れていくのを
この目で しっかり見たんだ▼
[ロイ] (右)
チャド といったかな?▼きみは アラフェン城の内部には
くわしいのかい?▼
[チャド] (左)
まぁね▼・・・って あんたら もしかして
助けに行くつもりなのか?▼
やめておいたほうがいいぜ▼
主力は どっかに行ったみたいだけど
まだ けっこうな数の兵が残ってるんだぜ?▼
この軍だけじゃ
みすみす死ににいくようなもんだ▼
[ロイ] (右)
わかっている▼だけど ぼくらは オスティア候を
失うわけにはいかないんだ▼
それに 主力部隊はいないのだろう?
ならば勝ちめは・・・ある▼
[チャド] (左)
そっか・・・▼じゃあオレも付き合うかな
城の中 案内してやるよ▼
[ロイ] (右)
ええっ!?無理はしなくていいよ▼
城の中のつくりだけ
聞かせてくれれば それで・・・▼
[チャド] (左)
オレも・・・ベルンには うらみがある▼いっしょに戦わせてくれよ なっ?▼
[ロイ] (右)
わかった▼だったら 頼りにさせてもらうよ▼
[チャド] (左)
へへっ そうこなくっちゃ!扉のカギ開けとか 宝箱はまかせてくれ!!▼
[ギネヴィア] (左)
・・・ロイ様すみません 兄が・・・▼
まさか こんなに早くリキアに攻め込むなんて
私は・・・どうすれば・・・・・・▼
[ロイ] (右)
姫 過ぎたことを言っても始まりませんあまりご自身を責めないで下さい▼
それに リキアはまだ大丈夫
同盟の盟主であり 要のヘクトル様さえ▼
無事に救出できれば
リキアは再び一つになって戦えます!▼
そのためにも このアラフェン城を
絶対に取り戻さないと▼
そう リリーナのためにも・・・▼
[ギネヴィア] (左)
・・・・・・▼[ロイ] (右)
みんな 行くぞ!!▼自軍2ターン目
(背景 村)
[ルゥ] (右)
じゃあ 神父さまみんなをお願いします▼
[神父] (左)
はい 孤児たちは われわれエリミーヌ教団が責任をもっておあずかりします▼
ルゥさん あなたは どうなされます?▼
[ルゥ] (右)
ぼくは もう少し この村にいますまだ やることがあるんです▼
[神父] (左)
そうですか・・・ご無理をなさらないように▼
[ルゥ] (右)
はいありがとうございます▼
[ルゥ] (右)
みんな 神父様の言うことをよく聞くんだよ▼
[子供] (左端)
ルゥお兄ちゃんはいっしょじゃないの?▼
[ルゥ] (右)
ぼくは チャドを待ってそれからみんなに追いつくよ・・・▼
[子供] (中央左)
わーい! チャドお兄ちゃんもいっしょに来るの?▼
[ルゥ] (右)
そうだよ▼[子供] (左端)
じゃあさ じゃあさレイお兄ちゃんもいっしょがいいな!▼
[ルゥ] (右)
うん・・・レイも戻ってきてみんな いっしょに行けるといいね▼
[神父] (中央右)
さあ みんな行きますよ▼
[子供] (左端)
じゃ ルゥお兄ちゃんあとでね▼
[子供] (中央左)
はやくきてよ!▼[ルゥ] (右)
うん・・・[ルゥ] (右)
ごめん みんな▼でも ぼくは もう逃げない
そう決めたんだ▼
(神父と子供達が村を立ち去っていく)
敵軍3ターン目
[ゼフィール] (右)
ナーシェン![ゼフィール] (右)
・・・なにかさわがしいようだが?▼
[ナーシェン] (左)
敵の残党がさわいでいるのでしょうなに とるにたらぬものたちです▼
[イドゥン] (左端)
陛下 『竜』たちを使いましょうか?▼
[ナーシェン] (中央右)
いや 『暗闇の巫女』どののお力をかりずとも われらだけの手で・・・▼
[イドゥン] (左端)
・・・・・・▼[ゼフィール] (右)
イドゥン 今回はいい『竜』どもは 予定どおりベルンへもどせ▼
[イドゥン] (左端)
はい陛下が そうおっしゃるのなら▼
[ナーシェン] (中央右)
・・・・・・▼[ゼフィール] (右)
では われらもベルンへ戻るとしようナーシェン リキアのことは任せたぞ▼
[ナーシェン] (左)
・・・リキアの残党どもはいかがしましょうか?▼
[ゼフィール] (右)
逆らうものは一族もろとも切り捨てよ▼
[ナーシェン] (左)
女子供も・・・ですね?▼[ゼフィール] (右)
当然だ ベルンに逆らう気をなくすまで徹底的にやれ▼
[ナーシェン] (左)
お任せをクックックッ・・・▼
(ゼフィールとイドゥンがベルンに戻っていく)
(ナーシェンが玉座に座る)
[ナーシェン] (右)
フン 陛下もあんな小娘のどこがいいのだろう▼
さて 私も行くとするか
スレーター この城は任せる▼
[スレーター] (左)
お出かけですか?▼[ナーシェン] (右)
ああ リキア諸侯の裏切りものどもが▼
私に おもしろい土産を
用意したらしい▼
なんでも エトルリア貴族の
娘だとか・・・クックックッ▼
[スレーター] (左)
エトルリアの・・・それは さぞかし美しいことでしょうな▼
[ナーシェン] (右)
ああ まだ幼さを残しているがかなりの美形らしい▼
[スレーター] (左)
それは楽しみでございますね道中 くれぐれもご用心を▼
[ナーシェン] (右)
スレーターも リキアの残党どもに足元をすくわれないように▼
そんなことになったら
この私が やつざきにしてしまうよ▼
[スレーター] (左端)
おおたわむれを・・・▼
[ナーシェン] (右)
クックックッ・・・・▼(ナーシェンが城を後にする)
北の村
※チャドで訪問した場合
[ルゥ] (右)
チャド! よかった無事だったんだね!!▼
[チャド] (左)
ルゥ!?どうしてこんな所に?▼
[ルゥ] (右)
みんなと一緒に逃げてきたんだ▼
[チャド] (左)
そっか・・・それで みんなは? 無事なのか?▼
[ルゥ] (右)
うん 当分はエリミーヌ教団で面倒をみてもらえることになったよ▼
[チャド] (左)
おまえは?▼[ルゥ] (右)
え?▼[チャド] (左)
どうして おまえだけここに残ってるんだよ?▼
[ルゥ] (右)
・・・チャドと同じ理由▼[チャド] (左)
!?ルゥ おまえ まさか!▼
[ルゥ] (右)
ぼくだって 少しだけど魔法が使える▼ほら 院長先生の部屋に一冊だけ
「ファイアー」の魔道書があったから・・・▼
[チャド] (左)
ルゥ 無理すんなよおまえは 人を傷つけたりできないだろ?▼
[ルゥ] (右)
でも・・・▼[チャド] (左)
院長先生の「かたきうち」は オレがするルゥは みんなと一緒にいろよ▼
[ルゥ] (右)
ぼくは もう 隠れているだけなんてイヤだ!知らないうちに みんなみんな いなくなる▼
院長先生 チャド ・・・レイだって・・・
ぼくも ぼくの大事な人のために戦いたい▼
守られるだけでなく 守りたいんだ!!▼
[チャド] (左)
ルゥ・・・▼・・・わかったよ
じゃあ オレといっしょに行こう▼
ロイって人の軍に いれてもらえるよう
頼んでやる▼
[ルゥ] (右)
チャド!ありがとう!!▼
[チャド] (左)
おまえの気持ち すごくわかるもんな▼こうなったら 一日も早くベルンを倒して
みんなを迎えにいこうぜ!▼
[ルゥ] (右)
うん!▼※チャド以外で訪問した場合
[ルゥ] (右)
あの・・・ベルンと戦っているリキア軍の方・・・ですよね?▼
お お願いですっ!
ぼくも いっしょに戦わせてください!!▼
頼りなく見えるかもしれないけど
魔法なら少し使えるんです!▼
ぼくも ベルンから みんなを守るために
協力させて下さい お願いします!▼
会話(ルゥ⇔チャド)
[ルゥ] (右)
チャド! よかった無事だったんだね!!▼
[チャド] (左)
ルゥ!?どうしてこんな所に?▼
[ルゥ] (右)
みんなと一緒に逃げてきたんだ▼
[チャド] (左)
そっか・・・それで みんなは? 無事なのか?▼
[ルゥ] (右)
うん 当分はエリミーヌ教団で面倒をみてもらえることになったよ▼
[チャド] (左)
おまえは?▼[ルゥ] (右)
え?▼[チャド] (左)
どうして おまえだけここに残ってるんだよ?▼
[ルゥ] (右)
・・・チャドと同じ理由▼[チャド] (左)
!?ルゥ おまえ まさか!▼
[ルゥ] (右)
ぼくだって 少しだけど魔法が使える▼ほら 院長先生の部屋に一冊だけ
「ファイアー」の魔道書があったから・・・▼
[チャド] (左)
ルゥ 無理すんなよおまえは 人を傷つけたりできないだろ?▼
[ルゥ] (右)
でも・・・▼[チャド] (左)
院長先生の「かたきうち」は オレがするルゥは みんなと一緒にいろよ▼
[ルゥ] (右)
ぼくは もう 隠れているだけなんてイヤだ!知らないうちに みんなみんな いなくなる▼
院長先生 チャド ・・・レイだって・・・
ぼくも ぼくの大事な人のために戦いたい▼
守られるだけでなく 守りたいんだ!!▼
[チャド] (左)
ルゥ・・・▼よぉし こうなったら 一日も早く
ベルンを倒してみんなを迎えにいこうぜ!▼
[ルゥ] (右)
うん!▼南の村
[市民] (右)
あんたたちリキアの軍隊の生き残りかい?▼
さ これを持って早くお行き
ここはベルンの兵隊がいっぱいいるからさ▼
このあたりは
ベルンが おさめちまってるけど▼
あたしたちは
リキアのみなさんの味方だからね!▼
スレーター初戦時
ま 負けはせんぞ!も もし負けたら・・・▼
ひぃっ!▼
スレーター撃破後
お おゆるしをナーシェンさまぁ・・・!▼
制圧後
(オスティア候の姿を探すロイたち)
[マリナス] (左)
ロイ様 城の牢にオスティア侯がいらっしゃいましたぞ!▼
[ロイ] (右)
そうか!それで? ご無事なんだろう?▼
[マリナス] (左)
それが・・・深手を負われて・・・▼
[ヘクトル] (左端)
ロイか・・・▼[ロイ] (右)
ヘクトル様!!その傷は・・・なんてひどい・・・!▼
すぐに手当てを!
ぼくの肩に つかまって下さい▼
[ヘクトル] (左端)
よいのだ・・・わしは もう 長くない・・・▼
[ロイ] (右)
ヘクトル様・・・▼[ヘクトル] (左端)
・・・うかつであった▼まさか ベルンが
竜を復活させているとは・・・▼
[ロイ] (右)
竜ですって!?▼[ヘクトル] (左端)
そうじゃ・・・かつてわれら人と・・・争った竜じゃ・・・▼
[ロイ] (右)
『人竜戦役』のことですね?それならぼくも聞いたことがあります▼
ずっと昔 このエレブ大陸を二分していた
人族と竜族が 覇権をかけて争った戦争・・・▼
[ヘクトル] (左端)
そう・・・だ 『八神将』と呼ばれる・・・英雄たちの活躍で▼
最後には人族が・・・勝利した・・・のだ▼
[ロイ] (右)
はい そして竜たちはこの大陸から姿を消したと伝えられていた▼
・・・竜は 伝説の中の生き物だと
思い込んでいました▼
[ヘクトル] (左端)
みなが・・・そう思っていたはずだ・・・だが 竜はいる・・・まともに戦えるものではない▼
[ロイ] (右)
ベルンは・・・どうやって竜をつかったのでしょう?▼
[ヘクトル] (左端)
わからぬ・・・だが 竜どもが・・・かつて栄えた地は・・・ベルン・・・▼
そして・・・ベルンの・・・建国王は・・・
『八神将』の一人・・・ハルトムート・・・▼
そのあたりに・・・理由が・・・
あるのかもしれん・・・ゲホッ ゲホッ▼
[ロイ] (右)
ヘクトル様!▼[ヘクトル] (左端)
ロイよ・・・オスティアへ向かえ▼そして・・・わしにかわって
オスティアに残る軍を指揮して・・・ほしい▼
[ロイ] (右)
そんな ぼくにはとても・・・▼
[ヘクトル] (左端)
大丈夫だ・・・オスティアには・・・竜に通用する・・・武器もある・・・▼
[ロイ] (右)
武器・・・ですか?▼[ヘクトル] (左端)
・・・わが娘 リリーナにはもう教えてある・・・・・・▼
それから・・・娘のことも たのむ・・・▼
・・・気丈なふりをしても まだまだこども・・・▼
おまえが 支えてやって・・・くれ▼
[ロイ] (右)
・・・わかりましたおまかせください▼
[ヘクトル] (左端)
・・・リリーナ もう一目・・・グフッ・・・▼
[ロイ] (右)
ヘクトル様っ!!▼- 最終更新
- 2006/01/30
- Special Thanks!!
- 睦月しやかさん
- 完成度向上にご協力を
- 誤字・間違いを発見した場合は運営チームにお知らせください。