会話集/第2章 ベルンの王女
ワールドマップ上
(背景 エレブ大陸地図)
リキア地方にあるフェレ侯爵領ととなりあう大陸東方の大国 ベルン王国▼
その国境近くの山ぞいに
小さな村がある▼
ロイひきいるフェレ軍は エリウッドが雇ったという
傭兵団と この村で合流する予定となっていた▼
その村から東にある山のすぐ向こうに
ベルン国境を守る城が 姿を見せている▼
そして ロイたちが 村をおとずれたその時
城の中では いつにないさわぎがおきていた▼
それが やがて世界の情勢を
大きく揺るがすものになっていくことを▼
ロイたちは まだ
知るよしもなかった・・・▼
オープニング
(ベルン国境の城からルードが出てくる)
(フォーカス ルード)
(背景 草原)
[ミレディ] (右)
だから 王妹殿下はいずれにおわすのかと聞いている!▼
[ルード] (左)
で ですから ミレディ様今朝は たしかに部屋におられ・・・▼
[ミレディ] (右)
それは何度も聞いた!▼私が たずねているのは
今 どこにおられるかだ▼
[ルード] (左)
そ それは・・・▼[ミレディ] (右)
リキア同盟との決戦は間近なのだぞ▼
殿下に もしものことが
あったらなんとする!▼
[ルード] (左)
・・・・・・▼[ミレディ] (右)
急に国境をごらんになりたいなどと・・・やはりお止めすればよかった▼
私は 王都に戻り ことを報告する▼
なるべく問題にならぬようにするゆえ
貴様は 必ず殿下をお探しせよ!▼
[ルード] (左)
はっ!▼(ミレディが王都に戻っていく)
(兵士が現れる)
[ルード] (右)
ギネヴィア殿下にお変わりはないか?▼
[兵士] (左)
はっ ご命令どおり地下の一室で 監視しております▼
[ルード] (右)
よし 決して逃がすなよ▼[兵士] (左)
だっ 大丈夫でしょうかこのようなことをして・・・▼
[ルード] (右)
心配するな 今 我が国に敵対する勢力は いくらでもある▼
ベルン国王の妹姫・・・ どこに引き渡しても
遊んでくらせる金を払ってくれるだろうて▼
[兵士] (左)
・・・・・・▼[ルード] (右)
どうせ この国に仕えていてもうだつが上がらないのだ▼
なら 手早く金もうけできる
手段を考えたほうがいいだろう うん?▼
[兵士] (左)
はっ はい▼・・・ですが そのご計画には
一つだけ問題が・・・▼
[ルード] (右)
? どういう意味だ?▼[兵士] (左)
先ほど・・・ギネヴィア殿下付きのシスターが逃げ出したとの報告が・・・▼
[ルード] (右)
なんだとっ!? バカものが早くそれを言わぬかっ!!▼
急いでさがすのだ
決して逃がしてはいかんぞっ!▼
(兵士達がシスターを捜索に向かう)
(場面が国境付近に到着したロイたちに移る)
(フォーカス ロイ)
[マリナス] (左)
ロイ様たしか このあたりですぞ▼
[ロイ] (右)
雇ったという傭兵団と合流する場所?▼
[マリナス] (左)
はい▼・・・ですが
まだ姿が見えませんな▼
おや ロイ様
向こうから人が・・・▼
(シスターがロイの元にやってくる)
[ロイ] (左)
あ! あぶない!!▼[エレン] (右)
す すみません・・・私 急いでいたせいで・・・その▼
[ロイ] (左)
ぶつかったことですか?ぼくなら平気です▼
それよりも あなたの方が▼
[エレン] (右)
あ・・・大丈夫です・・・ありがとうございます▼
[ロイ] (左)
ケガがなくてよかった▼[エレン] (右)
あの・・・リキアの方・・・ですね?▼[ロイ] (左)
ええ ぼくは このフェレ領領主の息子 ロイです▼
[エレン] (右)
ああ・・・! 神様!あなたの導きに感謝します!!▼
[ロイ] (左)
え?▼[エレン] (右)
どうか 私の・・・女主人を助けてはいただけませんか?▼
[ロイ] (左)
どうしたのですか?▼[エレン] (右)
私の女主人は リキア諸侯同盟の方にお会いするため ここまでまいりました▼
ですが・・・近くの城主ルードのワナに落ち
捕まってしまったのです▼
[マリナス] (右端)
ロ ロイ様! いけませんぞ▼ここでベルンと無用な戦いをするのは
得策とはいえませんぞ!▼
[ロイ] (左)
だけど リキア諸侯に会いに来た方を見捨てるわけにはいかない▼
でも確かに うかつに動くのも・・・▼
!!▼
(ロイがやってきたベルン兵に気付く)
[兵士] (左)
いたぞ!あそこだ!!▼
[兵士] (左)
なにがあっても 女を取りもどせ!!生死は問わぬとのお達しだ!▼
(知らせを受けてベルン兵がやってくる)
[エレン] (右)
ああ・・・▼[ロイ] (右)
マリナス むこうから仕掛けてきたんだならば 受けてたつのは仕方ないよね?▼
[マリナス] (左)
やれやれ ダメじゃと言っても聞いては下さらんのでしょう?▼
オスティアでどれくらい成長されたか
見せていただくとしますかな▼
[ロイ] (右)
よし! ベルン国境の城を目指して攻めあがるぞ!!▼
シスター! あなたは
安全なところへ・・・▼
[エレン] (左)
いえ 私もお連れください▼戦うことはできませんが
傷ついた方を お救いすることはできます▼
[ロイ] (右)
え ですが・・・▼[エレン] (左)
突然やってきて勝手なお願いをしている身▼
せめて 少しでも
お役に立たせてください▼
[ロイ] (右)
わかりました そのかわり絶対に無理はしないでください▼
[エレン] (左)
はい お心づかい感謝します▼
自軍2ターン目
(南から傭兵団がやってくる)
(フォーカス ディーク)
[ディーク] (右)
このあたりのはずなんだが・・・▼シャニー
[ディーク] (右)
近くにフェレの軍がいないか見てきてくれ▼
[シャニー] (左)
はーい▼(シャニーが西へ偵察に向かう)
[ワード] (左)
ディークの兄貴こんどの雇い主は どこなんです?▼
[ディーク] (右)
リキア諸侯の一つフェレ家だ▼
そこのあとつぎが
リキア同盟に参加するらしい▼
[ロット] (左)
ってことは 戦う相手はベルン王国ですか?▼
[ディーク] (右)
そういうことになるな▼
[ワード] (左)
へへへ そいつは楽しみだうでがなるぜ▼
[ロット] (左)
ベルンか 手ごわいな・・・気を引きしめて いかないと▼
(シャニーが偵察から戻ってくる)
[シャニー] (左)
西のほうに それらしき一団発見!でも なんだか 小ぜりあいしてるみたいだよ▼
[ディーク] (右)
なにっ もう始まってるのか急ぐぞ!▼
会話(ロイ⇔ディーク)
[ディーク] (左)
フェレ家のロイってのはあんたのことか?▼
[ロイ] (右)
あなたは?▼[ディーク] (左)
俺はディーク▼マリナスってじいさんから
話が行ってると思うんだが▼
[ロイ] (右)
では あなたが傭兵団のリーダーですか?▼
[ディーク] (左)
傭兵団ってほど大げさなモンじゃねえがな▼
わるかったな
もう戦いが始まっているとは思わなかった▼
[ロイ] (右)
すみませんいろいろと事情があって・・・▼
[ディーク] (左)
いや 責めているわけじゃねえんだ▼それどころか さっそくウデの見せ所だって
みんな はりきってるくらいだ▼
[ロイ] (右)
そう言ってもらえると助かります▼
[ディーク] (左)
じゃ とっととすませちまおうぜ▼
北西の民家
[老人] (右)
弓という武器はな・・・空を飛ぶ敵に対して 特に強い力をもっておる▼
うかつに近づけば
天馬のつばさは裂かれ 飛竜は地にしずむ▼
くれぐれも気をつけなされ▼
武器屋の北の民家(右)
[市民] (右)
国境の砦は 守りのかなめなんだあそこにいれば 戦いはラクなはずだよ▼
敵の攻撃をかわしやすくなるし
受けるダメージも減らせる▼
ちょっとずつだけど ケガも治せるしね▼
武器屋の北の民家(左)
[市民] (右)
剣 おの やり三つの武器には相性ってものがあるんだ▼
剣は おの に強く
おのは やり に強い▼
やりは・・・▼
そう! 剣に強いんだ▼
剣はおのに強い・・・これだけおぼえとけば
残りも思い出せるはずだよ▼
村
[市民] (右)
はぁ・・・助かりました▼あいつらが来たら この剣で何とかしようと
思ってたけど・・・いざとなると怖くて▼
やっぱり私なんかじゃダメですよね
だけど あなたたちだったら・・・▼
ルード初戦時
やっとツキが転がりこんできたというのに・・・▼
くそうっ▼
ルード撃破時
ぐっ・・・ 欲をかくと・・・ロクなことに・・・ならんな・・・▼
制圧後
(城内でマリナスとロイが話している)
(背景 城内)
[マリナス] (左)
ロイ様! 地下の部屋に女性が一人閉じこめられておりましたぞ▼
[ロイ] (中央右)
エレンさんに聞いた 女主人だろうこちらにお通しして▼
[マリナス] (左)
はい▼※エレン生存時
[エレン] (右端)
姫さま!!▼[ギネヴィア] (左)
エレン! よかった無事だったのですね▼
おとなしいエレンが
こんな無茶をするなんて・・・▼
私のことを思って でしょうけれど
心配していたのですよ▼
[エレン] (右端)
私・・・どうしても姫さまをお救いしたくて・・・夢中で・・・▼
[ギネヴィア] (左)
いいのよ おかげで助かったのだからありがとう エレン▼
(エレン 消える)
[ギネヴィア] (左)
あなたが私どもの恩人ですのね▼失礼ですがお名前は・・・▼
[ロイ] (中央右)
フェレ侯エリウッドの息子ロイといいます▼
[ギネヴィア] (左)
・・・申しおくれましたが私は・・・▼
[エレン] (右端)
あ それは・・・▼[ギネヴィア] (左)
いいのよエレン▼
※エレン死亡時
[ギネヴィア] (左)
あなたが私どもの恩人ですのね▼失礼ですがお名前は・・・▼
[ロイ] (中央右)
フェレ侯エリウッドの息子ロイといいます▼
[ギネヴィア] (左)
・・・申しおくれましたが私は・・・▼
(音楽変わる)
[ギネヴィア] (左)
私は ギネヴィアと申します▼[ロイ] (中央右)
ギネヴィア!? まさか!だって それはベルン王の妹・・・▼
[ギネヴィア] (左)
そうです▼[マリナス] (右端)
な なんじゃと! おのれよくもしゃあしゃあと敵のわれらに・・・▼
[ロイ] (中央右)
マリナスちょっと待って▼
[マリナス] (右端)
しかし ロイ様・・・▼[ロイ] (中央右)
とりあえずぼくはこの方と話がしたい▼
悪いけど 少し
時間をくれないか?▼
[マリナス] (右端)
むうっ ロ ロイ様がそうおっしゃるのでしたら・・・▼
[ロイ] (中央右)
あなたは本当にギネヴィア王女なのですね?▼
[ギネヴィア] (左)
はい 信じていただけないかもしれませんが▼
[ロイ] (中央右)
・・・あなたが ベルンの王女かはともかくとして▼
その 身なりや立ちふるまいで
かなりの身分であることは分かります▼
ただ それならば 一つ気になることが・・・
エレンさんを助けたとき▼
あなたはリキアの諸侯に会うために
ここまで来たのだと 聞きました▼
[ギネヴィア] (左)
ええ そのとおりです▼[ロイ] (中央右)
ベルン国の王女ともあろう方がどうしてです?▼
[ギネヴィア] (左)
和解の道を・・・戦争を早く終わらせる方法を探りたいのです▼
そのために
リキアの方々とお話ができればと▼
[ロイ] (中央右)
あなたの兄上が始めた戦争ですよ▼
それをあなたに
止めることができるのですか?▼
[ギネヴィア] (左)
止めたいと思っていますいえ 止めなくてはいけないのです▼
[ロイ] (中央右)
・・・わかりました▼とにかく あなたをリキア同盟軍まで
お連れしましょう▼
そこで リキア同盟の盟主
オスティア侯ヘクトル様の指示をあおぎます▼
[ギネヴィア] (左)
本当に・・・連れて行ってくださるのですか?▼
[ロイ] (中央右)
ええぼくは たとえ小さな可能性でも▼
戦争を さける道があるのなら
かけてみたい そう思っています▼
[ギネヴィア] (左)
ありがとうございます!▼ほんとうに・・・ありがとうございます▼
- 最終更新
- 2006/01/30
- Special Thanks!!
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