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クロム支援会話

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リズ

支援C

[リズ]
はぁ…。▼
[クロム]
ずいぶんと深いため息だな。▼
[リズ]
あ、お兄ちゃん…▼
[クロム]
なにか悩みがあるなら聞くぞ。▼
[リズ]
あのさ…わたしって
ちゃんと王女、なのかな?▼
[クロム]
? なんだそれは?▼
[リズ]
だから、わたしって、
ちゃんと王女なのかなって聞いてるのよ。▼
[クロム]
そりゃそうだろう。
俺や姉さんの妹なんだから。▼
[リズ]
もう、そういうことを
聞いてるんじゃないよ!▼
わたしって、王女としての
資質があるのかなって聞いてるの。▼
[クロム]
…なんでそんなことを
気にするんだ?▼
[リズ]
だって、お兄ちゃんたちに比べたら
わたしって、なんにもしてない気が…▼
[クロム]
なんだ。そんなことで悩んでたのか。
つまらん。▼
[リズ]
つ、つまらんって何よ。
お兄ちゃん、ひどいよ。▼
[クロム]
つまらんから
つまらんと言ったんだ。▼
お前は今のままでいいんだよ。
もっと自分に自信を持て。じゃあな。▼
[リズ]
あ! ちょっと、お兄ちゃん!
それじゃあ答えになってないよ!!▼
うーん、ほんとにわたし、
今のままでいいのかな…▼

支援B

[リズ]
…よし、誰もいないわね。▼
[クロム]
リズ!▼
[リズ]
はわっ!
お、お兄ちゃん!?▼
[クロム]
どこへ行く?▼
[リズ]
いや、その…天気もいいし
お散歩でもしようかなあって…▼
[クロム]
空は雨雲だらけだが?▼
[リズ]
あ、あれ? おかしいなあ。
さっきまで晴れてたのに。▼
[クロム]
今日は一日中この天気だ。▼
[リズ]
うぅ…▼
[クロム]
最近よくいなくなるな。
一体どこへ行っているんだ?▼
[リズ]
え、そ、そうかな?
気のせいじゃない?▼
[クロム]
あとルフレが不思議がっていた。
お前が妙に敵の配置にくわしいってな。▼
まあか、お前、1人で勝手に敵の偵察に
行ってるんじゃないだろうな?▼
[リズ]
えっと、それについては
色々と事情が…▼
[クロム]
ばかやろう! 勝手な行動をとって
敵につかまったりでもしたらどうする!▼
[リズ]
だ、だだって、わたしだって
もっとお役に立ちたいんだもん。▼
わたしだって王女として
お兄ちゃんたちみたいに…▼
[クロム]
王女として、って…
お前、まだそれにこだわってたのか?▼
[リズ]
…お兄ちゃんには分からないよ。▼
すごいお姉ちゃんやお兄ちゃんを持った
妹の気持ちなんてさ。▼
[クロム]
ふぅ…。
じゃあ、お前に使命を与える。▼
『リズが王女らしくなるためには
どこを直したらいいか』▼
一緒に戦っている他の連中に
聞いてまわってこい。▼
[リズ]
え、でも、それって…▼
[クロム]
すぐにとは言わん。
だが必ずやれ。命令だ。いいな。▼
[リズ]
うん…▼

支援A

[クロム]
リズ、この前の件だがどうなった?▼
[リズ]
『わたしが王女らしくなるためには
どこを直したらいいか』って話?▼
うん。みんなに聞いてみた。▼
[クロム]
みんな、何と言っていた?▼
[リズ]
そりゃもう色々と!▼
『落ち着きを持った方が』とか、
『わがままを控えめに』とか。▼
他にも『好き嫌いをするな』とか
『ごはんをゆっくり食べなさい』とか…▼
[クロム]
で、一番多かったのは何だ?▼
[リズ]
え?▼
[クロム]
一番多かったものだ。
どんな意見だった?▼
[リズ]
えっと…その…多かった意見は…
『今のままでいい』って。▼
[クロム]
だろうな。
つまり、そういうことだ。▼
[リズ]
な、なによ! そういうことって。
全然わかんないよ!▼
[クロム]
だから今のままでいいんだよ。▼
[リズ]
で、でも、お兄ちゃんたちと比べたら
わたしなんて何も…▼
[クロム]
お前があの質問をしたとき
みんな、どんな顔をしていた?▼
楽しそうな顔をしていなかったか?▼
[リズ]
そういえば…そうかも。▼
[クロム]
お前は、いるだけで周りの人を
楽しい気分にさせることができる。▼
それは俺にはできない。多分姉さんにも。
お前にしかできないんだ。▼
[リズ]
そう、なのかな。▼
[クロム]
だからお前は十分役に立っている。▼
他の連中も、それがわかってるから
『今のままでいい』って言うんだ。▼
共に戦う仲間から王女と
認められるだけでは不満か?▼
[リズ]
そんなことは…ないけど…▼
[クロム]
じゃあ、今はそれで満足しておけ。▼
どうせ王子だの王女だのって話は
一生ついてまわるんだ。▼
あんまり考えすぎずに
できることをやっていけばいい。▼
そうすれば結果はついてくるさ。▼
[リズ]
うん。そうだね。
ありがとう。お兄ちゃん。▼

フレデリク

支援C

[フレデリク]
クロム様。
陣営内の見張りを終了致しました。▼
陣営内には特に異常は無く、
周囲に敵兵の影もありませんでしたので▼
今日はこの場所で問題なく
休めるかと思います。▼
[クロム]
そうか。ありがとう。▼
[フレデリク]
見回りのついでに、
武器の点検と整備も行っておきました。▼
消耗の激しいものは天幕の手前に
まとめておきましたので、▼
早いうちに売りに出してしまうか、
修理をした方が良いと思います。▼
[クロム]
そんなことまでやってくれたのか。▼
城にいた頃からそうだったが、
フレデリクの気遣いには頭が下がるな。▼
[フレデリク]
いえ。このくらいは
王族にお仕えする者の務めとして当然です。▼
それと、クロム様は訓練中に
よく物を壊されるので▼
訓練に使われそうな場所の付近にある
天幕には、少々補強を施しておきました。▼
[クロム]
そ…そうか…
手を煩わせてすまんな。▼
[フレデリク]
あと、
最近は夜になると冷えますので▼
近隣の村から
襟巻を調達して参りました。▼
色は各種取り揃えておりますが
クロム様でしたら何色がお似合いでしょうか。▼
個人的には桃色なども良いと思うのですが、
やはり無難に考えて青色が良いでしょうね。▼
ではこちらをどうぞ。
予備の物と合わせて三本お渡しします。▼
[クロム]
ず、ずいぶんたくさん
用意したんだな…▼
[フレデリク]
最後にですね、軍の士気を
高めるための手段と致しまして、▼
「クロム様絶対死守」という標語と
クロム様のお顔を描いた絵を▼
皆様の天幕内に
貼りつけて参りました。▼
これで皆様が一致団結すれば、
怖いものはありませんね。▼
[クロム]
なにっ…!?▼
皆様って…軍全員の天幕にか!?▼
[フレデリク]
はい、その通りですよ。▼
それでは報告は以上ですので、
私はこれで失礼致します。▼
[クロム]
フ…フレデリク!!▼
…すぐに剥がして回らんと…!▼

支援B

[フレデリク]
申し訳ありません、クロム様。▼
まさかクロム様自ら
例の張り紙を剥がして回られるとは…▼
[クロム]
…あんなにみんなから苦笑いを
向けられたのは、生まれて初めてだ…。▼
なぁ、フレデリク、
この際だから聞いてくれ。▼
お前が俺のことを考えて
あれこれ世話を焼いてくれているのはわかる。▼
でもたまにその…やりすぎというか
余計なお世話というか…▼
そこまでやらなくてもいいのではないかと
思うことがあってだな…▼
[フレデリク]
お言葉ですが、クロム様。
主君に仕えるのは私の務めですので。▼
クロム様やリズ様に
もしものことがあったら、▼
私はエメリナ様に
合わせる顔がありあせん。▼
[クロム]
…フレデリク。
どうしてもわかってくれないと言うのか。▼
[フレデリク]
…申し訳ありませんが…▼
[クロム]
…わかった。では例え話をしよう。▼
お前が王子で、
俺がお前に仕える騎士だとする。▼
お前が一度くしゃみをしただけで▼
俺が駆け寄ってきて
襟巻を巻いたり▼
お前が一言
「魚が食べたい」と言っただけで▼
俺が山を二つ越えた渓流から
魚を獲ってきたり▼
お前が一瞬
疲れたような顔をしただけで▼
俺が数分おきに
薬を持って現れたりしたとする。▼
さぁ、どんな気分だ?▼
[フレデリク]
………▼
そうですね…
申し訳なさすぎて死にたい気分です。▼
[クロム]
そうだろう?
逆にこちらが気を遣うんだ…▼
お前の騎士としての務めもわかるが、
そこまでしなくていいだろう。▼
…それに、正直なところ
俺やリズのために、▼
お前の時間を多く取ってしまうことも
申し訳なく思っている。▼
本当に俺やリズのためを
思っているなら、▼
もっと自分のためにも
時間を使って欲しい。▼
[フレデリク]
それは…ご命令ですか?▼
[クロム]
そうだな…命令と言えば
お前は従うだろうが、▼
俺はお前に、そういう言葉を使って
従わせるようなことはしたくない。▼
だから…これは俺からのお願いだ。
わかってくれるな? フレデリク。▼
[フレデリク]
クロム様…▼
わかりました…
クロム様がそこまでおっしゃるなら▼
今後は私の考えうる最小限の
お世話に留めさせていただきます…▼
今までクロム様に気を遣わせてしまったようで、
申し訳ありませんでした…▼
[クロム]
そうか、わかってくれたならいい。
これからもよろしく頼む。▼
[フレデリク]
えぇ、こちらこそ。▼

支援A

[フレデリク]
…本日の報告は以上です。▼
[クロム]
そうか。ありがとう。▼
[フレデリク]
…はあ…▼
[クロム]
どうした、フレデリク。
ため息なんて珍しいな。▼
[フレデリク]
あ…すみません。クロム様の前で
ため息をつくなどという失態を…▼
[クロム]
いや、構わん。
もしかしてどこか悪いのか?▼
[フレデリク]
いえ、そんなことは…▼
[クロム]
…そうなのか?
最近あまり元気がないように見えるが。▼
今朝の火起こしも、
この世の終わりのような顔でしていたし…▼
『最近のフレデリクは
死んだ魚のような目をしている』と▼
軍の連中が気味悪がっていたぞ。▼
[フレデリク]
……▼
それは…▼
最近、クロム様やリズ様の
お世話をする機会が減ったので…▼
[クロム]
ん? すまん、何か言ったか?▼
[フレデリク]
い、いえ…お気になさらず。▼
[クロム]
…わかった。
だが何かあったらすぐに言うんだぞ。▼
そういえばフレデリク、この前▼
皆の天幕の破れを
全て縫い合わせてくれただろう。▼
おかげで風が吹き込まなくなって
快適になった。▼
[フレデリク]
!!
どうしてそのことを…?▼
[クロム]
あんな小さな事に気づくのは
お前ぐらいのものだからな。▼
皆に代わって礼を言うぞ。
ありがとう、フレデリク。▼
俺たちはいつもお前に助けられているな。▼
[フレデリク]
ク、クロム様…そこまで私の働きを
評価して下さっていたのですね…▼
光栄です…▼
[クロム]
大袈裟だな、
俺は思ったことを言ったまでだ。▼
…ところで、俺は今から
ルフレと話をする約束をしていてな。▼
すまんがそろそろ
そちらに向かいたいのだが…▼
[フレデリク]
そうですか、了解致しました。
ルフレさんの天幕は…あちらですね。▼
では…▼
[クロム]
…おい。
なぜここで石拾いを始める?▼
[フレデリク]
クロム様がルフレさんの
天幕に行かれる際、▼
石につまづいて転ばれたら
大変ですので。▼
あぁ、もちろんクロム様の移動の
邪魔になりませんよう、▼
移動経路を計算し、
先回りして拾いますのでどうか安心を。▼
[クロム]
えーっと…フレデリク?▼
[フレデリク]
どうしましたクロム様?▼
…はっ! もしや足元の
雑草が気になるのですか!?▼
[クロム]
いや…▼
[フレデリク]
これは失礼致しました。
今すぐこの私めが▼
クロム様のご移動を妨げる雑草を
ひとつ残らず抜き去ってご覧に入れましょう!▼
[クロム]
おい…▼
[フレデリク]
ふぅ…
これで草の根一本ありません。▼
さぁクロム様、どうぞ安心して
歩みを進めて下さいませ!▼
[クロム]
少し褒めたらこれか!!▼
最低限の世話にとどめるという
話はどこにいったんだ…!▼
[クロム]
……
でもまぁ…▼
フレデリクがこんなに生き生きするのなら、
このままでいいかもしれんな…▼
[フレデリク]
クロム様ー!?
何かおっしゃいましたかー!?▼
[クロム]
…いや、何も…って▼
フレデリク!?
いつのまにルフレの天幕まで…!▼
[フレデリク]
あ、ルフレさん
少し失礼します…!▼
[クロム]
…おいフレデリク! もういい!
ルフレが困っているだろう!▼
天幕の中を会議用に
飾りつけようとするな!!▼
フレデリク!!!▼

ソワレ

支援C

[クロム]
ん、ソワレじゃないか。▼
[ソワレ]
ああ、クロムかい。▼
[クロム]
一人でなにをしているんだ?▼
リズたちは向こうで
料理の準備を始めていたぞ。▼
[ソワレ]
ああ、知っている。ボクもちょうど今、
火をおこしているところだからね。▼
[クロム]
焚き火をソワレ一人に任せているのか?
リズたちもずいぶん冷たいな。▼
[ソワレ]
ははっ、そうじゃないさ。ボクは昔から
料理や裁縫といった家事が苦手だからね。▼
料理当番の代わりに自分から申し出たのさ。▼
[クロム]
ああ、そうだったのか。
そういえば、お前…昔からそうだったな。▼
[ソワレ]
女らしいことはどうも苦手でね。
まあ、ボクはボクにできることをするさ。▼
[クロム]
ははっ、あっさりしたもんだな。▼
じゃ、同じ料理も裁縫も苦手同士、
俺もソワレを手伝うとするか。▼
[ソワレ]
クロム、助かるよ…ありがとう!▼

支援B

[クロム]
おっ、ソワレ。▼
[ソワレ]
やぁ、クロム。▼
[クロム]
その荷物は? って…お前、
随分と積み上げているけど、
大丈夫なのか?▼
[ソワレ]
ああ、心配には及ばないよ。
天幕の中を片付けしようと思っていただけさ。▼
[クロム]
そうか…
助かるには助かるが…お前もよく働くな。▼
あんまり無理するなよ。
いっぺんに運び過ぎると落とすぞ?▼
[ソワレ]
はっはっは…。 ボクに限ってそんなこと、
あるわけないじゃないか?▼
これも身体を鍛える修行の一環だしね。▼
[クロム]
えっ? 片付けが…修行?▼
[ソワレ]
そうだよ。▼
こういった重たい箱を持ち運びするのは、
腕、足、そして…腰に首と、▼
全身の筋肉を使うことになり、▼
他の鍛錬よりも短時間で、
強い筋肉を作り出すことができるんだ。▼
それに荷物を落とさないようにっていう、
四肢のバランス感覚も養われるからね。▼
[クロム]
なるほど…それは確かに効率がいいな。▼
片付けをしながら鍛えられるなんて、
一石二鳥だしな。▼
[ソワレ]
だろう? 生活の中にも
修行のチャンスはあるってことさ。▼
[クロム]
なら、その修行の成果を見せてもらいたいな。
久しぶりに今度、俺と勝負する気はないか?▼
[ソワレ]
いいだろう。だが、ボクは強くなったぞ?
しっかり首を洗って待っていろよ、クロム!▼

支援A

[クロム]
たぁーっ! やぁっ!!▼
(剣のぶつかる音)
[ソワレ]
とりゃぁーっ!!
えええいっっ!!!▼
(剣のぶつかる音)
[クロム]
はぁ…はぁっ…▼
や、やるな…ソワレ!
前にも増して攻撃に重みが出てきたようだ。▼
一撃がすごく大きい…下手をすると
俺も弾き飛ばされてしまいそうだ。▼
[ソワレ]
はぁ…はぁ…、
クロムに褒められるなんて、恐れ入るよ。▼
でも、キミこそ大したものだよ、クロム。▼
攻めにも守りにも全くスキがない。
今でも鍛錬は欠かしていないようだね。▼
[クロム]
ああ。欠かさず鍛錬することは、
勝利へのもっとも近道となる…▼
そう教わったからな。▼
[ソワレ]
子供時代の話か…懐かしいな。▼
[クロム]
ああ、あの頃、よく一緒に
チャンバラ遊びをしていたのを思い出すな。▼
[ソワレ]
…確かに。あの頃は、男も女も関係なく、
よく皆で戯れて遊んでいた。▼
街を抜け出しては、皆で野山を駆け回り、
そのたびに親に怒られたりもした。▼
ふふっ…懐かしい思い出だよ。
…さぁ、このあたりで休憩にしようか。▼
[クロム]
ああ、そうだな。▼
…それにしても、
ソワレの実力は男顔負けだな。▼
俺もずいぶん強くなったつもりだが、
なかなかソワレに差をつけられない。▼
[ソワレ]
ははっ、キミに置いていかれるわけには
いかないからね。▼
キミというライバルがいるから、
ボクも腕を磨き続けられるのさ。▼
[クロム]
…変わらないな、俺もお前も。▼
大人になった今でも変わらずに
俺の相手をしてくれる女なんて▼
ソワレくらいのものだ。▼
[ソワレ]
ん…まぁ、他の女の子たちは
みんな女性らしく成長したからね。▼
なんだか、ボクだけが置いてきぼりを
くったような気分さ…▼
[クロム]
ソワレ…▼
少なくとも俺は、今のお前がすごく
いいと思うぞ?▼
こうしてソワレと腕を競ったり語り合ったり
する時間は、俺にとってすごく大切なものだ。▼
なんだか腹を割って話せる幼馴染という
感じがして、すごく心が休まるんだ…▼
[ソワレ]
えっ…そ、そうか?▼
ははっ…クロムが喜んでくれるなら、
男勝りの人生も悪くないな。▼
[クロム]
ああ。ソワレは今のままが一番いいと思う。▼
[ソワレ]
そうか…ありがとう、クロム。▼

支援S

[ソワレ]
あっ…クロム、ここにいたか。▼
[クロム]
ソワレ、どうした? 俺を探してたのか?
剣の稽古ならいつでも相手になるぞ。▼
[ソワレ]
あ、いや。
今日はその…稽古じゃないんだ。▼
[クロム]
そうか。じゃあ…なんだ?▼
[ソワレ]
その…先日キミは、ボクと過ごす時間を
大切なものだと言ってくれた。▼
あれは・・・どういう意味で言ったんだい?▼
[クロム]
えっ? どういう意味かって?
…あらためて聞かれると…そうだな。▼
なんというか、自然に出た言葉なんだ。▼
変わってほしくない、そのままの
ソワレでいてほしい…ってな。▼
す、すまん…漠然としていて。▼
[ソワレ]
…そうか。その気持ちはありがたいよ。▼
クロムは、今のままのボクを
ありのまま認めてくれているんだな…▼
[クロム]
もちろんそうだが…ソワレ?▼
[ソワレ]
…でも、それは…
男友達も同然の『ソワレ』であって、▼
女性として見ているわけじゃない。▼
[クロム]
え…? 女性として?▼
[ソワレ]
そ、そうだよ! わざわざ繰り返すな!
こ、これでもボクは女なんだからな!?▼
た、確かに、女性らしくないのは認める…
料理も裁縫も、洗濯だって苦手だし…▼
クロム…改めて聞いていいかい?
ボクを…どう思ってる?▼
[クロム]
ソワレ、お前一体何が言いたいんだ…?▼
[ソワレ]
…あ、あぅ…だから! その…▼
ボクは…キミのことが…好き、なんだ。
女として…男であるキミが…好きだ。▼
[クロム]
…!▼
[ソワレ]
だからキミも男として…答えてくれ。
ボクの気持ちに対する…答えを…▼
[クロム]
それって俺の嫁さんになりたいってことか?▼
[ソワレ]
ば、バカ! はっきり言うなよ!!!▼
こんなこと一度も言ったことないから、
すっごく恥ずかしいんだぞ!!!!▼
[クロム]
うーん…なるほどなぁ。
…まぁ、いいんじゃないか?▼
[ソワレ]
え!?▼
[クロム]
だから、ソワレが
俺と一緒になってくれるんだろ?▼
正直、男友達のように
思っていた事はあったが、▼
逆に気負わなくて
それがいいかもしれない。▼
[ソワレ]
それって…認めてくれるってこと?
女の子として、ボクを?▼
[クロム]
ああ。▼
[ソワレ]
そ、そんなにあっさり…?▼
[クロム]
俺もソワレの事が気に入ってるし、
全然問題ないじゃないか。▼
生涯の伴侶に家事が必須だなんて、
そんな国法どこにもないしな。▼
…でも、俺と一緒になるのは
結構大変だぞ。▼
国を背負っているんだ。
なかなかの重責だ。▼
妻となるお前には、それを半分
背負ってもらう事になるが…▼
それでもいいか?▼
[ソワレ]
もちろんだよ! そんなことは問題ない!
クロムの補佐はボクがちゃんとしてみせるよ!▼
[クロム]
ははは、頼もしいな!
…じゃあ約束しよう。▼
二人はこれに誓って、
生涯を支え合うと。▼
さぁ、これを…受け取ってくれ。▼
[ソワレ]
こ…これは、指輪?
しかもイーリスの家紋が彫ってある…▼
これは貴重な物じゃないのか?▼
[クロム]
ああ…これは俺が生まれた記念に
両親が作ってくれたものらしい。▼
ずっと肌身離さず持っていたが、
俺がいつか伴侶となる者を見つけた時に▼
贈るようにと教わったんだ。▼
だから…お前にこれを渡すよ。▼
[ソワレ]
クロム…ありがとう、大事にするよ。▼
[クロム]
ははは…こういうのは照れくさいもんだな。▼
よしっ! じゃあこれからも
よろしく頼むぞ、ソワレ!▼
[ソワレ]
…ああ! こちらこそ、クロム!
こんなボクだけど、精一杯やってみせるよ!▼

ヴェイク

支援C

[クロム]
よし、みんな! ここから先は
一対一の模擬戦を行う!▼
[ヴェイク]
うっし!
俺様と勝負しやがれ、クロム!▼
[クロム]
ヴェイクか…。この頃
お前ばかり相手にしているような…。▼
[ヴェイク]
俺様とお前は永遠のライバル!
永遠に戦い続ける運命なんだよ!▼
…とはいえ、確かに
ちょっと飽きてきたってのはあるな。▼
[クロム]
なら相手を変えるか。▼
[ヴェイク]
待て! 俺様から逃げようったって
そうはいかねぇぞ!▼
[クロム]
…誰も逃げるつもりはない。
飽きてきたと言ったのはお前だろう。▼
[ヴェイク]
よぉ、緊張感を出すために
有り金全部賭けるってのはどうだ?▼
[クロム]
緊張感を出すのは構わんが
金を賭けるのはどうもな。▼
[ヴェイク]
うーん…じゃ、こういうのはどうだ?▼
模擬戦で負けた奴は
フレデリクの後頭部をはたく!▼
[クロム]
…本気か?▼
フレデリクはああ見えて、
怒るとけっこう怖いぞ?▼
[ヴェイク]
へっ、怖気づいたか?▼
[クロム]
まさか。受けて立とう。
…だが、これは絶対に負けられんな。▼
[ヴェイク]
そうだな。ある意味
実戦より緊張してきたぜ…▼

支援B

[ヴェイク]
勝負だ、クロム!▼
[クロム]
…勝負はいいが、ひとつ条件がある。▼
[ヴェイク]
条件だぁ? んなこと
言い出すたぁ珍しいじゃねーか。▼
[クロム]
先日の模擬戦のあと、リズから
ずいぶんたしなめられてな。▼
ふたりとも熱くなりすぎて危ないから
危なくない勝負をしろ、とのことだ。▼
[ヴェイク]
あぁ…こないだの勝負は
お互い相当熱くなっちまったからな。▼
しかしよ、危なくねぇ勝負って
いったいどんな勝負だ?▼
[クロム]
そうだな…。銀貨を投げて
裏表を当てる…というのはどうだ?▼
[ヴェイク]
運だけで決まるような勝負で
決着はつけられねーな。▼
うーん…そうだな。
料理で勝負ってのはどうだ?▼
戦いも料理も
腕を競うってとこはいっしょだろ?▼
[クロム]
料理か?
あまり経験がないんだが…▼
[ヴェイク]
あ、そうなのか?
そりゃ駄目だな。お前が不利だもんな。▼
料理対決じゃ絶対負けちゃうもんなぁ。
そりゃ逃げるよなぁ。▼
[クロム]
…やらんとは言っていない。
いいだろう、料理を作ればいいんだな?▼
作り方くらいは知っている。
お前には負けん!▼
[ヴェイク]
へっ。よーし、そう来なくちゃな!▼

支援A

[クロム]
勝負だ、ヴェイク。▼
[ヴェイク]
なに言ってんだ、
もう俺様の勝ちで決着はついただろ?▼
[クロム]
なに?
いつ俺がお前に負けた?▼
[ヴェイク]
こないだの料理対決でだよ!
明らかに俺様のほうがうまかっただろ!▼
[クロム]
むっ…。▼
だが、俺の料理を食って
お前はひっくり返って気絶しただろう。▼
戦果を挙げたのは
俺のほうだったと言える。▼
[ヴェイク]
言えるか!
とんでもねーもん食わせやがって!▼
[クロム]
美味しい料理を作ったほうが勝ち、
とは言ってなかったはずだ。▼
[ヴェイク]
あのなぁ…ったく、
お前ってとことん負けず嫌いだな。▼
[クロム]
人のこと言えるか。お互い様だ。▼
[ヴェイク]
ははっ。ま、その通りだな。▼
…やっぱお前とはどつきあって
勝負すんのが性に合ってんな。▼
[クロム]
同感だ。
…始めるか、ヴェイク。▼
[ヴェイク]
あぁ! 今日こそ決着つけてやるぜ!▼

スミア

支援C

[スミア]
クロム様、ここにいらしたのですか。▼
[クロム]
スミア…どうした?▼
[スミア]
先ほど、ルフレさんが
クロム様を探しておられましたよ?▼
[クロム]
…ああ、わかった。きっと作戦会議だろう。
すぐに行くよ…。あ…お、おっと!▼
[スミア]
く、クロム様?▼
[クロム]
あ、いや…何でもないんだ。▼
[スミア]
少し足がふらつかれていますよ?
…かなり、お疲れなのではないですか?▼
[クロム]
だ、大丈夫だ。心配ない。
疲れているのはみんなも同じだろう。▼
[スミア]
…クロム様、私の前では
無理をなさらないでください。▼
クロム様は皆のリーダーとして
重圧を抱えていらっしゃるのですもの。▼
お疲れになって当然です。▼
[クロム]
ありがとう、スミア。▼
…だが、俺は指揮官だ。
毅然とした態度でいなければならない。▼
常に強く、迷いのない存在でなければならない。
…たとえ、それが虚勢だとしてもな。▼
[スミア]
……▼
…クロム様…▼
[クロム]
だから…その、今のことは
秘密にしておいてくれないか?▼
[スミア]
はい…承知しました。で、でも…▼
[クロム]
ほらっ! そんな顔をするな!
俺はこんなに元気だから! 心配ないって!▼
[スミア]
わかりました! クロム様がそう
おっしゃられるのなら、私は何も申しません!▼
でも…うふふふ!▼
[クロム]
な…なんだ?▼
[スミア]
それは…クロム様と私だけの秘密、
ということですね?▼
[クロム]
まぁ…そういうことになるかな。▼
[スミア]
では、クロム様。ご無理をせず、
少し休んでから来ていただけますか?▼
[クロム]
えっ…?▼
[スミア]
ルフレさんには、クロム様は
しばらく遅れるとお伝えしておきますので。▼
[クロム]
それが秘密を守る条件…ということか?▼
[スミア]
お察しのとおりでございます、うふふ。▼
[クロム]
そ、そうか…。わかった。
気を遣わせてしまってすまないな。▼
[スミア]
いいんです。クロム様のお役に立てて、
私も嬉しいですから。▼
では私はこれで失礼いたしますね。▼
[クロム]
はは…。スミアには…敵わないな。▼

支援B

[スミア]
クロム様?
どちらにいらっしゃいますか~?▼
[クロム]
ああ、どうしたんだ、スミア。▼
[スミア]
…これをどうぞ。私が作ったお弁当です。▼
[クロム]
えっ? 弁当? 食事ならいつもみんなと
食べてるじゃないか? …なんで突然?▼
[スミア]
でも、最近クロム様はお疲れだったでしょう?▼
ですから、疲れが取れるよう、特別な
野菜多めのお弁当を作って参りました。▼
[クロム]
えっ、野菜が多め…?▼
…どっちかというと、肉が多めの方が
力が出そうな気がするが…▼
[スミア]
お肉は確かに力を与えてくれますが、▼
野菜が足りないと栄養分が不足して、
疲れやすくなるんですよ。▼
どちらもバランスよく食べるように
心がけてくださいね。▼
[クロム]
あ、ああ…でも食べ物で注意されるなんて、
なんだか子供に戻った気分だよ。▼
[スミア]
ふふっ。ではクロム様がお食事をされている
うちに、私はお洗濯をしてきますね。▼
ちょうど今、
洗濯係を担当しているもので。▼
クロム様は召し上がっていて下さいね。▼
[クロム]
ああ…じゃあ、遠慮なくいただくよ。▼
…とはいえ、これ。
俺が苦手なやつも入ってるんだな。▼
まあ、体のためだと思って食べるか。
いただきます…もぐもぐ。▼
…あれ? 美味い?▼
苦手な野菜も、すんなり食べられる…▼
暗転
[クロム]
…ふう。
あっという間にたいらげてしまったな。▼
[スミア]
…クロム様、戻りました。
あら…もう食べ終えられたんですか?▼
[クロム]
この弁当すごく美味しかったぞ!
しかも俺が苦手だった野菜もすんなり食えた!▼
いったいどんな作り方をしたんだ?▼
[スミア]
大したことはしてませんよ。▼
クロム様のお好みを考慮しながら、
スパイスで味付けして誤魔化しただけです。▼
[クロム]
そ、そうなのか…? 料理って少しの
工夫でずいぶん美味しくなるものなんだな?▼
[スミア]
気に入っていただけたようで、何よりです。
では、私はお茶でも持ってきますね。▼
[クロム]
いや、弁当を作って貰った礼に
俺が茶を淹れてくる。▼
少し待っていてくれ、スミア。▼
[スミア]
…あ、クロム様…▼
……▼
よかった、クロム様に喜んでいただけて…▼
食べられるものになるまで
15回も失敗した甲斐がありました…!▼

支援A

[スミア]
クロム様~!▼
[クロム]
スミア?▼
[スミア]
はい、今日もお弁当をお持ちしましたよ!▼
[クロム]
いつもすまないな…でも、
これじゃあお前も大変だろう?▼
[スミア]
いえいえ、こんな頻度で
宜しければ全然平気ですよ。▼
作るのに少し時間がかかるので…
その…毎日はちょっと無理ですけど…▼
そ、それにお料理は
嫌いではありませんから。▼
[クロム]
そうか…ならいいんだが。▼
[スミア]
そうそう! 今日は私の分も作ってきたんです。
一緒に食べましょう、クロム様!▼
[クロム]
はははっ。こうしている時のスミアは
本当に楽しそうだなぁ。▼
こんな時勢だから
仕方がないとはいえ…▼
お前に武器を持たせて戦わせることに
俺はとても申し訳ないと思う…▼
[スミア]
そ、そんな! クロム様そんなことは
おっしゃらないで下さい!▼
それに軍にいる時の私の楽しみだって、
他にもちゃんとありますよ?▼
[クロム]
えっ…それってなんだ?▼
[スミア]
はい、あの子たちと一緒にいることです。▼
[クロム]
あの子たち…ああ、ペガサスのことか?▼
[スミア]
はい。私、ペガサスに
乗ることが好きなんです。▼
…あ、いえ。乗るよりも、世話をして
あげることの方が好きかもしれません。▼
[クロム]
…確かに見ていてそんな気がするよ。
なんだかスミアらしいな。▼
[スミア]
…でもあの子たちは戦いに傷つくと、
その瞳に悲しい光を浮かべるんです…▼
あの子たちが傷つく姿を見たくありません。▼
もちろんクロム様や皆さんが傷つく姿も…▼
だからこそ戦わなくてはならない。▼
一刻も早く、この平和を取り戻したいと
そう願ってここにいるんです。▼
だから申し訳ないだなんて言わないで下さい。▼
[クロム]
…すまない…いや、違うな、ありがとう。▼
お前は優しいだけじゃなく、しっかりとした
決意を持って戦いに臨んでいたんだな…▼
あらためて俺も誓おう。▼
少しでも早く平和な世を築くと。▼
[スミア]
はい、クロム様。
私も微力ながらお手伝いいたします!▼

支援S

[クロム]
あ、スミア…!▼
[スミア]
あ…ごきげんよう、クロム様。▼
[クロム]
さ、探したぞ…ここにいたのか?▼
[スミア]
ちょうど私も今お弁当を作り終えて、
お訪ねしようと思っていたところです。▼
[クロム]
そ、そうか…いつもすまないな、スミア。▼
ここのところ、俺はずいぶんお前の厚意に
甘えてしまっているようだ。▼
[スミア]
いえ、いいんですよ。
私、お世話をするのが好きですから。▼
[クロム]
ははは…俺はペガサス達と同じか?▼
[スミア]
あっ! …た、大変失礼しました!▼
[クロム]
あ、いや謝らなくてもいいさ。
でも…代わりと言ってはなんだが。▼
…スミアに…頼みがあるんだ。▼
[スミア]
頼み…ですか? いつものように、
何なりとおっしゃって頂ければ…?▼
[クロム]
これから先も一生…お、俺の近くで
こんな風に世話を焼いてくれないか?▼
[スミア]
えっ…あっ、はい、いいですよ。
お弁当とか必要でしたら、いつでもどうぞ!▼
[クロム]
あ、あれ…? 返事が軽くないか…?
俺の言葉の意味…わかってるか?▼
[スミア]
えっ? ですからこれまで通り、私に
お世話しろと命じているんですよね?▼
[クロム]
う、うわ! やっぱりわかってない!▼
[スミア]
…??▼
[クロム]
…つ、つまりだな。俺はお前と一生を共に
過ごしたい…という意味で言ったんだ。▼
要するに、その…
俺の妻になってくれないか!!?▼
[スミア]
え、えぇーっ!!? そ、そんな…うそ!!
嘘、ですよね!?▼
[クロム]
う、嘘なもんか! お、俺は…▼
…まだ、スミアになにも感謝の気持ちを
伝えてないって思った時に気づいたんだ。▼
これは感謝だけじゃない、これは…!▼
ずっとお前に、俺の隣にいて
欲しいって事なんだって…!▼
[スミア]
え、ええと、あ、あの…私そんなお言葉を
いただけるとは思っていなくて…!▼
でも…すごく、嬉しいです…▼
ただ私も、ずっとクロム様の近くにいたので、
当たり前過ぎて、全然予想していなくて。▼
…お、驚いてしまいました!▼
[クロム]
はは…二人とも同じか…とにかく俺は。▼
やっと今日、自分自身の気持ちと
向き合った…。そういうことだ。▼
[スミア]
…あの、そのお話、
ぜひお受けさせてくださいっ!▼
[クロム]
当たり前じゃないか!
…でも、そうか! ありがとう!!▼
じゃあその約束の証だ。
これを…受け取ってくれ。▼
[スミア]
こ…これは、指輪?
しかもイーリスの家紋が彫ってあります。▼
こ、こんな貴重な物を私に?▼
[クロム]
ああ…これは俺が生まれた記念に
両親が作ってくれたものらしい。▼
俺がいつか伴侶となる者を見つけた時に
これを贈るようにと教わったんだ。▼
だから…お前にこれを渡すよ。
そして生涯の愛を誓うよ。▼
[スミア]
ありがとうございます!▼
私も…私も生涯を賭して
クロム様を愛するとお誓いします!▼
[クロム]
…お前とはずっとこれまで長い時間を
過ごしてきたが、これから先も▼
長い付き合いになりそうだな。▼
あらためてよろしく頼むよ、スミア!▼
[スミア]
はいっ! これからも末永く
よろしくお願いいたします、クロム様!▼
私、幸せです!▼

マリアベル

支援C

[マリアベル]
あら、クロムさん。▼
[クロム]
マリアベルか?▼
[マリアベル]
こんなところに
お一人でいらしたのですか。▼
今日は少し冷えますわ。▼
温かいお茶でもお持ちしましょうか?▼
[クロム]
あ、そうだな…頼む。
マリアベル、気を遣わせてすまないな。▼
[マリアベル]
いいえ。王族であるクロムさんを気遣うのは
イーリスの貴族として当然のことですわ!▼
[クロム]
そ、そうか…
でもマリアベルも体には気を遣えよ?▼
王族も貴族もない…
俺たちのとっては常にあるのが、戦いだ。▼
自分で気づかないうちに小さなケガや
疲れがたまっているかもしれない。▼
[マリアベル]
…クロムさん…▼
[クロム]
お前も疲れがたまっているんだろう?
休める時にゆっくり休むんだぞ?▼
[マリアベル]
あぁ…クロムさん。▼
あなたはどんな時にも周囲の者への
気配りをお忘れにならないのですね。▼
このご厚意、ありがたく頂戴しますわ。▼
[クロム]
いや、そんな、感激されるほどの
ことは言ってないが…▼
まぁ…とにかくお前も休め。▼
[マリアベル]
はい…では、わたくしはお茶を
お持ちした後で、少し休ませて頂きますわ。▼
[クロム]
ああ…そうするといい。▼
[マリアベル]
クロムさん…またお時間がおありの時には
ぜひお話をさせてくださいませ。▼
[クロム]
ああ、もちろんだ。▼

支援B

[マリアベル]
ふーむ…こうして見ると、
ますます容疑者が増えていってますわ…▼
[クロム]
…マリアベル、どうしたんだ?
容疑者って…なんだか物騒な話だな?▼
[マリアベル]
…あら、クロムさん。
これは、お恥ずかしいところを…▼
[クロム]
その紙はなんだ?
それを見ながら唸っていたようだが…▼
[マリアベル]
ええと、これは…その、
リズに近づく男どものリストですわ。▼
リズの魅力に惑わされた男どもを
把握しておいて、近づかせないように▼
策を巡らせるための
重大な機密書類ですのよ。▼
[クロム]
お、お前…!
そんなことしてたのか…?▼
[マリアベル]
ええ、当然ですわ。▼
リズはクロムさんの妹君にして、
イーリス聖王国の第二王女。▼
そしてわたくしの親友ですもの。
何人たりとも近づけさせはしませんわ。▼
[クロム]
…でも、俺もリズと一緒にいることは
多いが、それはいいのか?▼
[マリアベル]
もちろんですわ。▼
クロムさんはリズの兄上ですし、
真に高貴なお方ですもの。▼
[クロム]
そ、そんなことはないと思うが…▼
まぁ、俺は
叱られることがなさそうで安心したよ。▼
できればそのリストの奴らも
許してやってほしいがな。▼
どうせただリズと仲良く
話をしてるだけだろう?▼
[マリアベル]
いえ、いくら同じ軍に所属する仲間とはいえ、
そう安々とリズには近づかせませんわ。▼
そうですわね…▼
まずはわたくしとの面談を
数回踏まえてなら、▼
考えなくもありませんが。▼
[クロム]
ははっ、マリアベルは相変わらずだな。▼
でも、お前がそばにいてくれれば
リズも安心だ。これからもよろしく頼む。▼
[マリアベル]
はいっ! お任せください!
必ずクロムさんのお役に立ってみせますわ!▼

支援A

[マリアベル]
あら、クロムさん。
ご機嫌いかがですか?▼
[クロム]
マリアベル。ああ、特に問題はないぞ。▼
[マリアベル]
なにか、わたくしがお役に立てる
ご用があればお申し付けくださいね。▼
[クロム]
ああ…いつも気遣いありがとう。▼
でも…俺が王族だからって、
あんまり無理をすることはないんだぞ?▼
[マリアベル]
ああ、いえ、そんな事は
おっしゃらないで下さいまし!▼
わたくしはクロムさんとリズのためなら、
命をかけて戦う覚悟はできていますもの!▼
[クロム]
命をかけて…か。俺は…仲間に
そんな無理はさせたくないな…▼
[マリアベル]
…クロムさん…▼
[クロム]
…そういえば、マリアベルは以前、
ペレジアにさらわれたことがあったが…▼
その場にいた兵たちの話だと、▼
お前は領地を荒らす
ペレジア軍の前に立ちはだかって▼
イーリスから立ち去るよう
説得を試みていたそうじゃないか。▼
その結果、連れ去られるはめに
なってしまったが…▼
もしかして、あれも
俺やリズのためにと思って…?▼
[マリアベル]
…あ…あの、ええと…は、はい。▼
あの場所でペレジア軍を
追い返すことができれば、▼
クロムさんやリズに余計な
心配をかけなくてすむのではないかと…▼
そう考えたら
体が勝手に動いていましたの。▼
相手は武器を持っていたというのに、
無謀なことをしてしまいましたわ…▼
[クロム]
やはりそうだったのか。▼
だが、マリアベル…約束してくれ。
もうあんな無理は二度としないと。▼
[マリアベル]
えっ…?▼
[クロム]
マリアベルが俺やリズを大切に
思ってくれているように、▼
俺たちにとっても、
お前は大切な存在なんだからな。▼
[マリアベル]
ク、クロムさん…!
はい! ありがとうございます!▼
今後は二度と無謀な行動はとりません。▼
クロムさんのお気を
煩わせるわけには参りませんもの…!▼
[クロム]
…違うぞ、マリアベル。
俺の気を煩わせるとかじゃない。▼
俺はただ、仲間として
お前の身が心配なんだよ。▼
あの時のようにお前の身に
なにかあったらどうするんだ?▼
俺も、リズも…みんなが悲しむんだぞ?▼
[マリアベル]
クロムさん…!▼
わかりました! このマリアベル、
無謀な行為は控えるとお約束します!▼
[クロム]
ああ、一人で無理をすることはないんだ。
一緒に協力しながら歩んでいこう!▼

支援S

[マリアベル]
クロムさん!▼
お茶とお菓子をお持ちしましたわ!
甘い物を食べると疲れが取れますわよ?▼
[クロム]
マリアベル、ありがとう。
せっかくだから、いただくとしようか。▼
あ! …これは俺が子供の頃から
好きなお菓子だよな!?▼
…どうして知っていたんだ?▼
[マリアベル]
リズに教えてもらいましたの。▼
[クロム]
そうか、あいつなら確かに知ってるはずだ。▼
[マリアベル]
さすがリズですわ…最愛の兄のことは
ちゃんと把握されています…▼
わたくしなんて敵うはずもない…▼
[クロム]
マリアベル、なにを言っているんだ?
あいつは妹だぞ?▼
[マリアベル]
でも…あの…その。▼
クロムさんの近くには、
リズやリズのお友達を始めとして、▼
貴族の女性方がたくさんいて…
クロムさんと親しくされていましたわ…▼
[クロム]
ん…? まぁ俺も一応王族だからな。
ひととおりの礼儀はわきまえているが…?▼
[マリアベル]
いえ…ですから、その…▼
クロムさんのお心に
わたくしが入り込む隙間なんて…▼
どこにもないんじゃないかって…▼
[クロム]
えっ…お、お前!!
今の、そういうこと言うタイミングか!?▼
[マリアベル]
…えっ?▼
………▼
あああああーーーっ!!▼
わ、わたくしとしたことが、思わず
本音をポロリと言ってしまいましたわっ!▼
ああ、ああ~~~んっ!▼
は、は、恥ずかしいですわ~~!▼
あな、あな、穴があったら入りたいっ!▼
入った後は誰か、
土をかぶせて下さいませ~~!!▼
[クロム]
お、おいおいっ、マリアベル!!
いいから少し落ち着け!!▼
[マリアベル]
はうっ!!
た、大変申し訳ございません!▼
クロムさんの御前でわたくしったら
なんてはしたない…▼
[クロム]
………▼
[マリアベル]
ク…クロムさん!?▼
あ、改めまして、聞いていただきたい
お話があるのですが!▼
[クロム]
…もう大体わかってるけどな。
一応聞こう。▼
[マリアベル]
そ、その、実はわたくし、
クロムさんをお慕いしております…▼
幼い頃よりクロムさんのことを
ずっと想っておりました…▼
ただ、クロムさんのおそばにはたくさんの
貴族の女性の方々がいらっしゃったので、▼
とてもわたくしではそんな器にはなれないと、
今までこの気持ちを封じておりました。▼
[クロム]
…………▼
[マリアベル]
で、でも知られてしまったからには、▼
このマリアベル…! 気持ちをやはり
伝えたいと思いました…!▼
[クロム]
それは、辛い思いをさせたな…▼
でも…それなら、
もっと早く言ってくれれば良かったんだ。▼
…俺も、マリアベルが好きだよ。▼
[マリアベル]
えっ? …ほ、本当ですか!?▼
[クロム]
ああ、そうやって自分を押し殺し、
周囲のことに気を配れるお前が、▼
昔からずっと好きだったよ。▼
[マリアベル]
ク、クロムさん…▼
[クロム]
これを…受け取ってくれ。▼
[マリアベル]
こ…これは、指輪ですわ?
しかもイーリスの家紋付きの?▼
こ、こんな貴重な物を…?▼
[クロム]
ああ…これは俺が生まれた記念に
両親が作ってくれたものらしい。▼
ずっと肌身離さず持っていたが、
俺がいつか伴侶となる者を見つけた時に▼
贈るようにと教わったんだ。
だから…お前にこれを渡すよ。▼
[マリアベル]
…ありがとうございます、クロムさん。
大切に致しますわ…!▼
[クロム]
さて…まずはリズに、この話を
報告しないといけないな。▼
あいつ…なんて言うかな?▼
[マリアベル]
きっとあの子のことですから…
わたくしたちのこと、祝福してくれますわ?▼
[クロム]
ははっ、そうだな。▼

ガイア

支援C

[クロム]
ガイア、ちょっといいか?▼
[ガイア]
なんだ?▼
[クロム]
お前、以前は盗賊として
色んな場所へ行った事があるんだろう?▼
[ガイア]
そうだが…
何か問題にでもなったか?▼
[クロム]
いや、ちがうんだ。
俺はそういった経験がない。▼
他国に行くのは、王族としての
務めを果たしに行く時ばかりだからな。▼
自分の行きたい所に行って
やりたいことをやるなんて、夢のまた夢だ。▼
だから、自由に世界を飛び回るのは
どんなものなんだろうと思ってな。▼
[ガイア]
お前が思ってるほどいいものじゃないぞ。
盗賊稼業は厳しいものだ。▼
物見遊山で世界中を
めぐっていたわけじゃない。▼
[クロム]
そうだな。すまない。
変な事を聞いた。▼
[ガイア]
どうしてそんなことを?
…ひょっとして、今の状態がイヤなのか?▼
[クロム]
そういうわけじゃない。
ただ、王族である以上、自由は存在しない。▼
だから、たまにふと思うときがある。
『自由に生きる』ってどんな気分だろうってな。▼
[ガイア]
なるほど。
王族ってのも楽じゃないんだな。▼
[クロム]
まあな。だが飢えに
苦しんだりしているわけじゃない。▼
ぜいたくな話と言えば
返す言葉はないんだけどな。▼
[ガイア]
……▼

支援B

[ガイア]
クロム。▼
[クロム]
ガイアか、どうした?▼
[ガイア]
今日の夕食の後、
何か予定はあるか?▼
[クロム]
部隊にある物資を確認するつもりだ。
戦う時に武器が不足してると大変だからな。▼
[ガイア]
じゃあ、明日はどうだ?▼
[クロム]
明日か…▼
明日は今後の作戦について
詳細をつめるつもりでいた。▼
[ガイア]
…お前、本当に忙しいんだな。▼
[クロム]
なにかあるのか?
必要なら時間を作るが。▼
[ガイア]
必要、ね。
そうは言えないかもしれんが…▼
[クロム]
? どういうことだ?▼
[ガイア]
お前、このまえ、王族には
自由がないって話をしてたろう?▼
[クロム]
ああ。▼
[ガイア]
だから教えてやろうと思ってな。
自由気ままな者の楽しみってやつを。▼
[クロム]
だが、どうやって? これから
世界中を旅するわけにもいかないだろう。▼
[ガイア]
そこは、その時のお楽しみってところだな。
ま、時間ができたら声をかけてくれ。▼

支援A

[ガイア]
来たか、クロム。
準備はいいか?▼
[クロム]
準備と言われても
特に何もしていないぞ。▼
[ガイア]
なんだ。少しは
いい格好をしてこいよ。▼
[クロム]
と言われても
なにをどうすればいいんだ?▼
俺はお前に
『時間ができた』と言っただけだぞ?▼
そうしたら『出かけるからここに来い』と…
一体どこに行くというんだ?▼
[ガイア]
野暮だな。出かけるといえば
盛り場にくりだすに決まっているじゃないか。▼
[クロム]
盛り場? いやしかし…▼
[ガイア]
なんだ、逃げるのか?
自由な世界を知りたいんだろう?▼
今から色々ゆっくり教えてやるよ。
さ、行くぞ。▼
[クロム]
お、おい、ちょっと…▼

(暗転)

[ガイア]
どうだった? クロム▼
[クロム]
いや、その。うん。
色々と勉強になった。▼
[ガイア]
楽しかったか?▼
[クロム]
そ、そうだな…
とにかく勉強にはなった。▼
[ガイア]
少し刺激が強すぎたかな?
まあいい。とりあえず目的は達したな。▼
[クロム]
目的?▼
[ガイア]
お前に色んな世界を見せることだよ。
クロム、お前は自由がないと言ってたよな。▼
[クロム]
ああ。▼
[ガイア]
本当にそうか?▼
やろうと思えば今日だって
新しい世界を見ることができた。▼
お前は『王族』によりかかって
自分で世界を狭くしてるんじゃないか?▼
王族だろうと、流れ者だろうと
見る気があるかって事だと思うがな。▼
[クロム]
…そう、だな。▼
ありがとう、ガイア。俺は自分の
立場に甘えていたのかもしれない。▼
[ガイア]
そこまで思うことはないさ。▼
お前が背負ってるのは、俺たちが
想像できないほど重いものだろうからな。▼
要は、ものの見方、考え方なんて
心の持ち方ひとつってことさ。▼
[クロム]
それを言うために
俺をここに連れてきたのか?▼
[ガイア]
俺が楽しみたかったって
こともあるがな。▼
気に入ったのなら
また連れてきてやろうか?▼
[クロム]
いや、その…
考えさせてくれ。▼

オリヴィエ

-通常の手順では、支援Aまでしか見ることができない。
-支援Sは、クロムとオリヴィエを結婚させたデータをセーブすることで、支援会話回想から見ることができる。

支援C

[クロム]
あっ、オリヴィエ。
こんなところに一人でいたのか。▼
[オリヴィエ]
あっ、クロム様…!
…は、は、はい!▼
ひ、一人の方が
落ち着くものですから…!▼
[クロム]
…じゃあ、くつろいでいたんだな。
邪魔して悪かったな。▼
[オリヴィエ]
い、いえ…! だ、大丈夫です。
気にしないでください~…▼
[クロム]
そ、そうか…ならいいんだが。▼
[オリヴィエ]
………………▼
[クロム]
………………▼
[オリヴィエ]
………………▼
[クロム]
………………▼
まいったな…会話が続かないな?
俺も元々、口数が多い方じゃないしな…▼
[オリヴィエ]
え、ええと…それでは、
私は失礼いたします!▼
[クロム]
あ…オリヴィエ!?▼
…やれやれ。俺は仮にも王族…
そして一軍の指揮官だぞ?▼
兵士たちの先頭に立ち、常に大衆を率いて
いかなくてはならない立場にいる者が、▼
仲間との会話ひとつまともにできなくて、
一体どうするって言うんだ…?▼
特にオリヴィエとはあまり
打ち解けられていない気がしたから、▼
何とか心を開いて欲しいんだがな…▼

支援B

[クロム]
あそこにいるのはオリヴィエ…▼
よし、今日こそは
会話を続けてみせるぞ。▼
あいつが心を開いてくれるように…!▼
これもまた、王族として、
指揮官としての務めだ!▼
[クロム]
オ、オリヴィエじゃないか。▼
今日は一人で何をしているんだ?▼
[オリヴィエ]
あっ! ク…クロム様!▼
…いえ、あの、ただ…踊りの稽古を
していただけです…▼
私にとって踊りは
この軍に居させてもらえる唯一の意義…▼
その稽古をするのは当然ですので…▼
[クロム]
…そ、そんなに自分を
卑下しなくたっていいじゃないか。▼
別に踊りが踊れなくても追い出したりは
しないぞ?▼
[オリヴィエ]
…す、すみません…▼
[クロム]
い、いや…すまん、
責めているわけじゃない。▼
…それにしても偉いな、オリヴィエは。▼
確かに、日々の稽古なしには
オリヴィエの見事な踊りは生まれないよな。▼
[オリヴィエ]
い、いえ…私なんて、まだ未熟で…▼
[クロム]
そうやってまた謙遜するな。▼
[オリヴィエ]
えっ…
うぅ…ごめんなさい~…▼
[クロム]
あ…いや、やっぱり
上昇志向があっていいと思うな…▼
俺もオリヴィエを見習って、
もっと剣技を磨かないとな。▼
[オリヴィエ]
そ、そんなに褒めないでください…
は、恥ずかしいです~!!▼
[クロム]
えぇっ!? す、すまん…!▼
[オリヴィエ]
え、えっと…▼
[クロム]
どうした、オリヴィエ?
ずっとこちらを見て…?▼
[オリヴィエ]
いえ、あの…その…!▼
…し、失礼しますっ!▼
[クロム]
あっ、おい、オリヴィエ!?▼
[クロム]
…行ってしまったか。
まだオリヴィエは…緊張していたな。▼
まぁ、今日は前回よりは
会話が続いたし、もう少し頑張ってみるか。▼

支援A

[クロム]
オリヴィエ。▼
[オリヴィエ]
ク、クロム様!▼
[クロム]
今日も踊りの稽古か?▼
[オリヴィエ]
あ…はい。
でも、ちょうど今終わったところです。▼
[クロム]
そうか。オリヴィエの踊りを
見学させてもらおうと思ったんだが…▼
[オリヴィエ]
そ、そんな…私、誰かに見られていたら、
とても稽古なんて続けられません…▼
[クロム]
えっ…? でも、戦場では
みんなに踊りを見せてるだろ?▼
[オリヴィエ]
ぶ、舞台や戦場では、それがお仕事なので、
仕方ありませんが…▼
で、できれば、練習は一人で…▼
[クロム]
恥ずかしがり屋なんだな、オリヴィエは…
よく、それで旅芸人を続けられたもんだ。▼
逆に感心するよ。▼
第一、お前の踊りはすごいんだし、
恥ずかしがる必要なんてないのに…▼
[オリヴィエ]
ば、バジーリオ様からも
同じことを言われました。▼
『下手ならともかく、上手い踊りを
恥じることなんてないだろ?』と…▼
で、でも、私なんてまだまだで…▼
[クロム]
そういえば、オリヴィエは
バジーリオと昔から知り合いなんだよな。▼
二人は、どうやって知り合ったんだ?▼
[オリヴィエ]
…バジーリオ様は、私の恩人なんです。▼
昔、私が旅の一座にいた頃、とある有力者に
気に入られてしまったことがありまして…▼
その人に言い寄られて困っていた私を
救ってくれたのがバジーリオ様だったんです。▼
[クロム]
なんだか、そのバジーリオこそ
オリヴィエに言い寄りそうに見えるけどな。▼
[オリヴィエ]
バ、バジーリオ様は…▼
『権力や脅しで
女をモノにしようとする奴は許せねぇ!』▼
…とおっしゃっていました。▼
[クロム]
なるほどな…バジーリオなりの
信念があるってわけだな。▼
確かにあの男は、自分の魅力を知らしめて、
好きになってもらえるよう努めるだろうな。▼
[オリヴィエ]
うふふっ…。バジーリオ様の
誤解が解けて良かったです。▼
[クロム]
…えっ?▼
[オリヴィエ]
えっ…? あ、あの、私なにか
変なことをしたでしょうか?▼
[クロム]
あ、あの…いや、オリヴィエって、
そんな風に笑えるんだなって思ってな。▼
[オリヴィエ]
えっ…?
あ、私、笑っていました…か?▼
[クロム]
あぁ。いい笑顔だったよ、オリヴィエ。▼
[オリヴィエ]
えっ!? そ…そんな!▼
そんなこと言われたら、
恥ずかしいです~!!▼
[クロム]
そ、そうか。すまんすまん。でも今日は、
面白い話を聞かせてもらった、ありがとう。▼
オリヴィエについても前より少し…
近づけた気がするよ。▼
また今度な、オリヴィエ。▼
[オリヴィエ]
は…はい。それでは、また…▼
[オリヴィエ]
クロム様とこんなにお話できた…▼
最初はちょっと怖かったけど、▼
クロム様って本当は
とっても優しい人みたいです…▼

支援S

[オリヴィエ]
…クロム様。
こ、こんにちは…▼
[クロム]
オリヴィエ…珍しいじゃないか
お前から話しかけてくれるなんて。▼
[オリヴィエ]
…は、はい。いつもクロム様から
声をかけていただいているので、▼
たまには私から、と…▼
[クロム]
そうか、それは嬉しいな。▼
以前は少し…怯えていたというか、
常に緊張している様子で、
ちょっと考えられなかったからな。▼
[オリヴィエ]
は、はい…私も驚いています…▼
…昔は自分から他人に話しかけたり、▼
昔話をしたりなんて、
とても考えられませんでした…▼
…普通は、そんな話をする前に
私のほうから逃げてしまいますから…▼
[クロム]
なら…バジーリオには感謝しないとな。▼
バジーリオのおかげで、こうして
お前と出会って仲良くなれたんだから。▼
[オリヴィエ]
そ、そうですね…
クロム様と知り合えて、良かったです…▼
[クロム]
そうだな…お前と出会わなければ、▼
もちろんお前のその笑顔を
見ることもなかっただろうしな。▼
[オリヴィエ]
…私も、少し前まではこんな風に
笑えるなんて思ってもみませんでした。▼
だって…クロム様とお話しするのは、
他の方と話すより勇気がいりましたから…▼
[クロム]
えっ? それって、
俺が怖かったってことか?▼
[オリヴィエ]
えと…そ、そうですね…▼
クロム様は私たちのリーダーですし、▼
…戦時に張りつめた表情をされることが
多くて、近寄りがたい雰囲気があるなって…▼
[クロム]
…そ、そうか。▼
[オリヴィエ]
はい、…でも私はもう、クロム様のこと、
怖いなんてちっとも思ってませんからね。▼
…うふふふっ。▼
[クロム]
ははっ。オリヴィエ…また笑っているな。
この間と同じ、いい笑顔だ…▼
[オリヴィエ]
ええ…私、クロム様の前でなら、
自然に笑えるようになりました…!▼
それに…クロム様も笑顔…▼
戦いの時には見せない、
とても優しい顔ですね。▼
[クロム]
俺のこの笑顔を作ってくれたのは、
オリヴィエだ。だから…▼
[オリヴィエ]
えっ…?▼
[クロム]
…なぁ、オリヴィエ? お前さえ良ければ、
俺はこれから先もずっとお前を見ていたい。▼
[オリヴィエ]
ク、クロム様…?▼
[クロム]
踊っている最中だけじゃなく…
どんな時もお前を見て、そして守りたい。▼
…お前を、幸せにしてあげたいんだ。▼
[オリヴィエ]
えぇっ!? そ、それって~…▼
[クロム]
俺は…お前が好きだ…!
俺の妻に…なってもらえないか?▼
[オリヴィエ]
うぅ…は、恥ずかしい…ですけど、
こんな私でよろしければ…▼
[クロム]
そうか…そう言ってくれるか!▼
[オリヴィエ]
はい。私、クロム様とお話していて、
とっても心が穏やかになれました。▼
こんな人とずっと一緒にいたいなぁって。▼
[クロム]
それは俺も同じさ!▼
…! あ、ああ、そうだ。こんな時の
ためにこれを用意していたんだった。▼
その…俺の気持ちの証明だと思って、
これを…受け取ってくれ。▼
[オリヴィエ]
こ…これは、指輪?
しかもイーリスの家紋が彫ってあります。▼
貴重な物ではないのですか?▼
[クロム]
あぁ…これは俺が生まれた記念に
両親が作ってくれたものらしい。▼
俺がいつか伴侶となる者を見つけた時に
これを贈るようにと教わったんだ。▼
だから…お前にこれを渡す。▼
そして生涯の愛を誓おう。▼
[オリヴィエ]
あ…ありがとうごさいます。▼
私も…これから先ずっとずっと…
クロム様を愛すると誓います。▼
[クロム]
嬉しいよ、オリヴィエ。
これからは、どんな時も一緒だ。▼
俺は、お前がずっと
笑っていられるように力を尽くそう。▼
[オリヴィエ]
…はい。そして、私たちの周りの
みんなも笑顔にしてあげましょうね。▼
みんなが笑っていられる世界…
とっても素敵だと思います…▼
[クロム]
みんなが笑っていられる世界…か。
あぁ。俺とお前なら…きっとできる。▼
愛しているよ、オリヴィエ。▼

ルキナ

支援C

[ルキナ]
お父様。剣の稽古を
つけてくださいませんか?▼
[クロム]
稽古? お前の腕なら俺が稽古を
つける必要などないだろう。▼
技の冴えは、俺よりも上だ。
その先は自らで磨き上げて、▼
お前だけの高みにたどり着くための
修練をすればいい。▼
[ルキナ]
あ…でも、私はお父様に…▼
[クロム]
ん?▼
[ルキナ]
いえ…ご迷惑だったら…いいんです。▼
[クロム]
迷惑とは言っていない。
俺はただ、お前の腕であれば…▼
[ルキナ]
…………▼
[クロム]
ふぅ…わかった。
訓練用の剣を持ってきてくれ。▼
[ルキナ]
良かった。実はもう
ここに持ってきているんです。▼
[クロム]
やれやれ、準備は万端か。
いいだろう、始めよう。▼
[ルキナ]
はい! よろしくお願いします!▼
[クロム]
はぁぁっ!!▼
[ルキナ]
やぁぁっ!!▼
[クロム]
…っ!▼
[ルキナ]
…くっ!▼
[クロム]
…さすがだな。かわしたつもりだったが
剣先が頬をかすめていたようだ。▼
[ルキナ]
でも…私の負けですね。▼
お父様が胴を薙ぐ瞬間に
剣を止めていなければ、▼
骨が砕けて
しまっていたでしょうから…▼
やっぱり、私はまだまだ未熟です。
もっと稽古をつけてもらわないと。▼
[クロム]
! まさかお前…俺にこれからも
稽古をつけさせるためにわざと…?▼
[ルキナ]
まさか。
そんなわけ…ないじゃないですか。▼
[クロム]
…末恐ろしい娘だな、お前は。▼

支援B

[クロム]
よし。今日の稽古は
このへんにしておこう。▼
[ルキナ]
ありがとうございました、お父様。▼
[クロム]
お父様、か。
どうにも慣れないな、その呼び方は。▼
[ルキナ]
やっぱり、嫌…ですか?▼
[クロム]
そんなことはない。
不思議な気分だというだけだ。▼
じつは自分に子供がいるというのも
ぴんときていないところがある。▼
[ルキナ]
そうなんですか?▼
[クロム]
あぁ。
あいつには内緒にしておいてくれよ。▼
[ルキナ]
あいつって…
お母様のことですよね?▼
うふふ。お父様ったら、
名前をお呼びすればいいのに、照れちゃって…▼
[クロム]
むぅ…▼
娘の前であいつの名を呼ぶのは、
どうにも恥ずかしくてな…▼
[ルキナ]
まぁ、お父様ったら。▼
…でも、お父様の内緒話、
久しぶりに聞きました。▼
未来のお父様は、
よくしてくれてたんですけど。▼
[クロム]
ん? 未来の俺は
隠し事ばかりしているのか?▼
[ルキナ]
いえ、内緒話って言うと
私が喜んだから、それで。▼
[クロム]
…思いのほか子煩悩らしいな、
未来の俺は。▼
[ルキナ]
あ、でもどうしても教えてくれない
話があったんですよ。▼
[クロム]
教えてくれない話?▼
[ルキナ]
お母様との馴れ初め。▼
[クロム]
…それは、子どもに語って
聞かせるような話じゃないだろう。▼
[ルキナ]
えー、そうですか?
私は聞きたいですけど…▼
そうだ、私がお父様から一本取れたら
話してくれるというのはどうですか?▼
[クロム]
断る。▼
[ルキナ]
あら…自信がないんですね?▼
[クロム]
む…いいだろう。
その勝負、受けてやろう。▼
[ルキナ]
ふふ、本気でいきますよ。
絶対に、聞きたいですから。▼
[クロム]
俺も、本気でいかせてもらう。
絶対に話したくないからな。▼

支援A

[ルキナ]
今日もお願いします、お父様。▼
[クロム]
稽古の前にひとつ…
訊いておきたいことがある。▼
[ルキナ]
なんですか?▼
[クロム]
ずっと、訊こうと思っていた
ことなんだが…▼
この戦いが終わったあと、
お前は元いた世界へ帰れるのか?▼
[ルキナ]
…わかりません。▼
時空の門を逆にくぐることができたとしても、
元いた世界に戻れる保証はないと…▼
ここに来る直前に、
ナーガ様から聞かされました。▼
[クロム]
…そうか。▼
[ルキナ]
安心してください、お父様。
闘いが終われば、私は消えますから。▼
[クロム]
消える? なぜだ。▼
[ルキナ]
時の理を外れた私がそばにいることは
きっと、お父様の迷惑になるから…▼
[クロム]
…ルキナ。
今の言葉、二度と口にするな。▼
[ルキナ]
え…?▼
[クロム]
お前が俺の迷惑になることなど
絶対にあり得ない。▼
[ルキナ]
でも…▼
[クロム]
ふぅ…あまり言葉にするのは
得意じゃないんだが…▼
一度きちんと、お前への思いを
伝えておかないといけないようだな。▼
[ルキナ]
私への思い…ですか?▼
[クロム]
…ありがとう、ルキナ。
お前には、本当に感謝している。▼
生まれてきてくれたことに、
まっすぐに育ってくれたことに▼
苦難を乗り越え、引き返せぬかもしれぬ道を
ここまで駆けてきてくれたことに…▼
俺は、本当に感謝している。
ありがとう…ルキナ。▼
[ルキナ]
お…お父様…▼
[クロム]
お前は、俺の大切な家族だ。
だからずっと…ここにいていいんだ。▼
[ルキナ]
う、うぅ…お父様…▼
お父様ぁぁぁっ!!▼
[クロム]
ルキナ…▼

アズール(親子)

支援C

[アズール]
はぁ…もうちょっとでお姉さんと
お茶の約束ができたのにー。▼
父さんったら何で止めに来るのー?▼
[クロム]
もうすぐ行軍の時間だ。
仕方ないだろう。▼
時間を忘れてナンパをしていた
お前が悪い。▼
[アズール]
あ、そうだったね。ごめんなさーい。
よーし、今日もいっちょ頑張るかぁー!▼
[クロム]
…………▼
[アズール]
ん? どしたの、父さん。
僕の顔に何かついてる?▼
[クロム
…いや。お前、未来にいた時から
そんな感じなのか?▼
[アズール]
そんな感じ、って?▼
[クロム]
絶望に支配されていたという未来から
来た割には、悩みが無さそうというか…▼
ルキナが持っている
強い使命感や決意のようなものが、▼
お前からは微塵も感じられないというか…▼
[アズール]
えー!? ちょっと何それ!
僕だってちゃんとした使命ぐらいあるよ!▼
[クロム]
ほぅ…何だ?▼
[アズール]
えへへ。そりゃもちろん、
大勢の女の子たちにモテることだよー!▼
[クロム]
お、女の子にモテるだと!?
…それがお前の使命か?▼
それがわざわざ過去に来てまで、
成し遂げる使命なのか!?▼
[アズール]
やだ。父さんったら僕の使命を
そんな大声で…恥ずかしいよ。▼
[クロム]
そうやって恥じらうな…気持ち悪いぞ。▼
[アズール]
気持ち悪いだなんてひどいなー。
母さんが恥じらったら喜ぶくせにー。▼
[クロム]
うっ…
そ…それとこれとは話が別だ。▼
はぁ…お前の相手をしてると疲れる。
俺は先に行くぞ。▼
(クロム退場)
[アズール]
…………▼
…はは。悩みが無さそう、ねぇ…
父さんもなかなかキツいこと言うなぁー…▼

支援B

[アズール]
いたたた…参ったなぁ…これ。
こんなんじゃ戻れないよ…▼
[クロム]
どうした、アズール。▼
[アズール]
うわっ!? と、父さん!?
えーと…ちょっと可愛い子見かけちゃってさ!▼
[クロム]
…嘘だな。明らかに傷を庇っている。
この辺り、怪我をしているだろう。▼
[アズール]
いっ…! 痛い痛い! 痛いよ…!
もう、父さんったら乱暴なんだから…▼
[クロム]
おい!これ…結構酷い傷じゃないか。
…どうしてすぐに言わなかった。▼
[アズール]
えー。だってそんなかっこ悪いところ、
女の子に見られたらまずいじゃない?
[クロム]
…っ!! いい加減にしろ!!▼
[アズール]
父さん…?▼
[クロム]
お前、こんな時まで女の話か!?
ふざけるのも大概にしろ!▼
本当に、何のためにこの時代に来たんだ!?
ルキナはあんなに必死で戦ってるのにお前は…▼
…姉のルキナがどんな思いで戦っているのか、
少しもわかってないようだな…!?▼
[アズール]
………▼
知った風な口きかないでよ…▼
わかってないのは、父さんの方だよ…!▼
[クロム]
なんだと?▼
[アズール]
僕が本当に、女の子にモテたいだけなら、
こんなところまで来てないよ。▼
毎日毎日、明日死んじゃうんじゃないかって
思いながら…戦ったりなんかしてないよ!!▼
[クロム]
…アズール?▼
[アズール]
僕、これでも未来では期待されてたんだよ。
毎日毎日、屍兵を倒し続けてたから。▼
皆の期待を背負ってるのに、
弱いところなんて、見せられない。▼
あの世界で…辛いのはみんな同じなのに、
僕だけ弱音を吐くなんて、できない。▼
父さんがいなくても、
母さんが死んじゃっても、大丈夫だって…▼
いつも笑って、何でもないよって顔して
戦い続けるしかなかったんだよ…!!▼
[クロム]
…………▼
[アズール]
…父さんは僕に
悩みが無さそうだって言うけど、▼
今だって…苦しいとか辛いとか
まったく思わないなんてこと、無い。▼
ただ、それを見せたくない…ううん、
見せられなかっただけなんだ。▼
それが父さんの気に障ったのなら
謝るよ…ごめんなさい。▼
[クロム]
…いや…▼
[アズール]
あと…心配してくれて、ありがと。
この傷、ちゃんと治してもらってくるから…▼
(アズール退場)
[クロム]
………▼
…悪いことをしたな…▼

支援A

[クロム]
アズール。お前に話が…▼
[アズール]
あっ、父さん! 見て見て、この前の傷。
ちゃんと治してもらったんだよー。▼
[クロム]
あ…あぁ。良かったな。▼
[アズール]
うん、心配かけてごめんねー。▼
[クロム]
いや…俺も、この前は
無神経なことを言ってすまなかった。▼
お前はちゃんと戦っていたのに、
何も分かってないなどと言ってしまって…▼
[アズール]
あぁ、なんだそんなこと。
いいんだよ、僕も悪かったんだし。▼
[クロム]
しかし…▼
[アズール]
…笑ってよ、父さん。▼
[クロム]
え?▼
[アズール]
そんな神妙な顔してたら、暗くなっちゃうよ。
笑って笑ってー。ほらほらー。▼
[クロム]
あはは…! く、くすぐるなよ…!▼
[アズール]
ははは! さすが父さん。いい笑顔だね。
父さんにはずっと笑ってて欲しいなー。▼
僕、みんなが笑顔でいられるような
世界を取り戻すために、ここに来たんだから。▼
[クロム]
…それがお前の、本当の使命か?▼
[アズール]
そうだよー。この前は嘘ついてごめんね。▼
でも…これからは、
父さんには本音を話すって決めたから。▼
[クロム]
そうか…良かった。▼
[アズール]
でも、僕が本音を話しだすと
うっとうしいかもよー?▼
こう見えて僕、すぐ落ち込むし。
かなり後ろ向きだし、すぐ泣くし。▼
特にナンパに失敗した時なんかは
目も当てられない感じになるし、なんてね。▼
[クロム]
…アズール。そうやってもう無理に
俺を笑わそうとしなくていい。▼
[アズール]
笑いを取ろうとしたわけじゃないよー。
僕が女の子を好きなのは本当だし!▼
[クロム]
ふっ…それならいいんだが。
って、女好きなのはいいことなのか…?▼
…とにかく、俺も、お前が強がらずに
いられる世界を取り戻す。必ずだ。▼
未来で死んだ俺の分まで、お前を守る。
だから…辛い時は、もっと俺を頼れ。▼
[アズール]
…父さん…▼
…ありがとう! 父さんったら
そんなに僕のこと考えてくれてるんだ…!▼
[クロム]
なっ…! アズール!
首にしがみつくな…! 苦しい…!▼
[アズール]
だって、父さんがそんなこと言うなんて
思わなかったんだもん…▼
僕も父さんを守るよ。今度こそ…
父さんを死なせたりなんかしない。▼
だから…もう僕を置いていかないでね…▼
[クロム]
あぁ…約束する…▼

ブレディ(親子)

支援C

[ブレディ]
さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。▼
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。▼
[クロム]
あぁ…▼
[ブレディ]
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?▼
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。すまないな、父さん。▼
[クロム]
おい、ブレディ…▼
[ブレディ]
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!▼
[クロム]
す…すまん!
いただくぞ。▼
………それでな、ブレディ。▼
[ブレディ]
あぁ?▼
[クロム]
なんで俺たち、こんなところで
優雅にお茶なんかしてるんだ?▼
[ブレディ]
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶を飲むの。▼
[クロム]
…何だその日課は。
俺は普段そんなことはしないんだが…▼
[ブレディ]
なにぃ!? じゃあさっき母さんが▼
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!▼
[クロム]
俺に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになるな。▼
[ブレディ]
あの野郎ーーー!
俺で遊びやがったなーーー!▼
[クロム]
マリアベルのやつ、何を言ったんだ?▼
[ブレディ]
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。▼
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!▼
(ブレディ、一瞬消える)
[ブレディ]
…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。▼
(ブレディ退場)
[クロム]
な、何だったんだ…!?▼

支援B

[ブレディ]
この前は悪かったな、父さん。▼
[クロム]
この前って…あぁ、紅茶のことか。
あんなの、謝ることではないだろう。▼
ブレディとゆっくり話ができて、
俺は楽しかったぞ。▼
[ブレディ]
なら良かったけどよ…
結局一人で茶をさせちまったからな。▼
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。▼
[クロム]
えっ!?▼
[ブレディ]
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…▼
[クロム]
何なんだ…その謝罪方法は。▼
[ブレディ]
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば▼
父さんは手を叩いて大喜びする、と…▼
[クロム]
それが本当なら
俺はとんでもないアホだな…▼
…ブレディ、よく聞け。
目を覚ませ。▼
俺はそんな謝罪を受けたことは無いし、
宙返りを見て大喜びしたことも無い。▼
またマリアベルに遊ばれたんだよ、お前は。▼
[ブレディ]
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!▼
(ブレディ消える)
[クロム]
ブレディ、待った。▼
(ブレディ再登場)
[ブレディ]
…んだよ、父さん。▼
[クロム]
せっかく俺のところに来たんだ。
今日はゆっくり話でもしよう。▼
それに…こんなことでもないと、お前は
俺と話しになんか来なかっただろ?▼
[ブレディ]
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…▼
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…▼
父さんと話すのは、悪くない。▼
[クロム]
…そうか。良かった。▼

支援A

[ブレディ]
…それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…▼
[クロム]
ふっ…▼
[ブレディ]
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。▼
[クロム]
…いや、お前と仲良くなれて
良かったと思ってな。▼
初めてお前を見た時は、正直
『こいつがルキナの弟か!?』と思うほど▼
怖い顔してたもんだから。▼
[ブレディ]
悪かったな。こんな怖い息子で。▼
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。▼
[クロム]
本物って…この時代のお前のことか?▼
[ブレディ]
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。▼
[クロム]
………▼
…ブレディ。▼
[ブレディ]
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。▼
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。▼
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。▼
[クロム]
お前…それ本気で言ってるのか!?
せっかく仲良くなったのに、▼
息子が産まれたから忘れるなんてこと、
俺は絶対にしないぞ。▼
確かにお前は俺の本当の息子ではない。
でも、他人だなんてことはもっとない。▼
お前は俺の大切な友人で…
俺が決めた最初の息子なんだからな。▼
[ブレディ]
………父さん。▼
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…▼
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。▼
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?▼
[クロム]
…当り前だ。忘れられるわけがない。▼
覚えている、ずっと。未来で死んでしまった、
お前の本当の父親の分まで…な。▼
[ブレディ]
…あぁ。▼
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に▼
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。▼
[クロム]
ふっ…それは、
絶対に死ぬわけにいかないな。▼

デジェル(親子)

支援C

[デジェル]
父さん、今時間ある?
ちょっと手合わせしてくれないかしら?▼
[クロム]
…デジェルか。
すまん、今日は手合わせはちょっと…▼
[デジェル]
と、父さんどうしたの!?
顔も真っ青だし、脂汗もひどいわ!▼
[クロム]
大丈夫だ…。
ちょっと腹が痛むだけ…うぅっ!▼
[デジェル]
お腹!? どこかケガでもしてるの!?
くっ…いったい誰がこんなことを…!▼
[クロム]
今日の食事…▼
[デジェル]
へっ?▼
[クロム]
今日の食事を食べたら…こうなった。▼
みんな今、同じような症状で苦しんでいる。
お前も…気をつけろ。▼
[デジェル]
…………▼
[クロム]
くそ…ソワレの料理も酷いもんだが
今日はもっと酷い…いったい誰が…▼
[デジェル]
…私よ。▼
[クロム]
なにっ…!?▼
[デジェル]
……ごめんなさい。
おいしくできたと…思ったんだけど。▼
[クロム]
…き、気にするなデジェル!▼
俺はおいしく食べたぞ。
そう、きっとこの腹痛は偶然だ!▼
[デジェル]
嘘よ! さっき皆も同じ症状だって
言ってたじゃない!▼
父さんのうそつきーーー! わーーーん!!▼
[クロム]
おい…、デジェル…!▼
お…追いかけないと…いかんが、
腹が……!

支援B

[デジェル]
はっ!! はあっ! でやあぁぁっ!!▼
[クロム]
今日はいつにも増して
激しい訓練だな、デジェル。▼
[デジェル]
えぇ。食事当番ができない分、
実戦でみんなの役に立たないと。▼
[クロム]
…もう食事当番はしないのか。▼
[デジェル]
あんな結果になったんだから、当然よ。
父さんも見たでしょう、あの後の戦闘。▼
みんなが腹痛をこらえながら
生まれたての小鹿のような足取りで▼
敵に向かっていく姿を…!▼
[クロム]
あれは…確かに大変だった…▼
しかし、次は上手くいくかもしれん。
俺はまた食べたいぞ。デジェルの料理。▼
[デジェル]
…ダメよ!!▼
[クロム]
デジェル…?▼
[デジェル]
だって、また失敗したらどうするの?
もし私の料理を食べて父さんが死んだら?▼
私の料理で、また未来でのような
惨劇が繰り返されたらと思うと…!▼
そんなの私…耐えられない!▼
[クロム]
……おい。惨劇だなんて…
少し大袈裟じゃないのか。▼
[デジェル]
父さんはあの光景を知らないから、
そんなことが言えるのよ…!▼
[クロム]
すまん…。
では、お詫びに俺が料理を教えてやる。▼
だから元気を出せ。
上手くできたら、皆に食べてもらうぞ。▼
[デジェル]
う…うん…わかったわ…。
ありがとう、父さん…▼

支援A

[クロム]
…うん、いい匂いのスープだ。
よく頑張ったな、デジェル。▼
これならきっと、みんなに食べてもらえる。▼
[デジェル]
ありがとう。
父さんの教えが良かったおかげよ。▼
父さんたら、すごく手際がいいんだもの。
料理ができるなんて知らなかったわ。▼
[クロム]
あぁ。ソワレは料理できないからな。
結婚してから練習したんだ。▼
[デジェル]
そうだったんだ。
仲良しなのね。父さんと母さん。▼
[クロム]
そうだな。▼
[デジェル]
…………▼
…ふふっ。▼
[クロム]
どうしたんだ、デジェル?▼
[デジェル]
なんかね、こうしてると
普通の親子みたいだなって思って。▼
私は、父さんってどんなものか
知らなかったから…こういうの、嬉しい。▼
[クロム]
デジェル…▼
[デジェル]
…なんてね。
ちょっとしんみりしちゃったわ。▼
さ、試食試食!▼
[クロム]
…デジェル、お前はいつも
気丈で強い面しか見せないが…▼
俺の前では…もっと甘えていいんだぞ。▼
[デジェル]
父さん…。ありがとう…。
じゃあお言葉に甘えて…▼
[クロム]
なんだ? 何でも言ってみろ。▼
[デジェル]
私にもっと料理を教えて!
このスープ、土みたいな味がする…▼
[クロム]
……そうか。
…………土か。▼
[デジェル]
うん…▼
[クロム]
食べ物の味になるまで…
付き合うから…な。▼
[デジェル]
うん……!▼

シンシア(親子)

支援C

[シンシア]
んー…ど、れ、に、し、よ、う、か、な!
ぶちっ!▼
[クロム]
シンシア。花びらをむしって
何をやってるんだ。▼
[シンシア]
あっ、父さん! ちょうど良かった!
父さんはどれがいいと思う?▼
今度戦場でやる登場の演出を
花占いで決めてたんだけど、▼
やっぱり自分じゃ決められなくて…▼
[クロム]
…花占いのやり方、間違ってないか?
まぁいい。演出ってどんなのだ?▼
[シンシア]
候補その一、大量に煙幕を焚いて、
その中から光と共に登場。▼
[クロム]
…▼
[シンシア]
候補その二、
死ぬほど花びらが舞い散る中で登場。▼
[クロム]
…何?▼
[シンシア]
候補その三、意表をついて民家から登場。▼
[クロム]
………▼
[シンシア]
ね、父さん! どれがいいと思うー?▼
[クロム]
あ、あぁ…。えーと、花びらのやつなんか
いいんじゃないか。▼
[シンシア]
候補その二ね! りょーかい!
じゃあ父さんのためにたくさん花びらを▼
集めてこなくちゃ!
あ、花占いの後の花びらでいいかなー?▼
[クロム]
えっ…シンシア、まさか
俺の登場の演出を考えてたのか?▼
[シンシア]
そうだよ。だから父さんが来てくれて
ちょうど良かったと思って!▼
んふふ、候補その二を選ぶとは意外だったわ。
楽しみにしててね、父さん!▼
[クロム]
お…おいシンシア!▼
…面倒なことになったぞ。▼

支援B

[シンシア]
ご…ごめんね。父さん。▼
[クロム]
何だあの花びらの量は。
…埋もれて死ぬかと思った。▼
[シンシア]
いやー…母さんにも手伝ってもらったら
いつの間にやらすごい量に…▼
[クロム]
スミアまで手伝っていたのか…▼
[シンシア]
そうだよ。愛する奥さんと娘が
父さんのために頑張ったんだからー!▼
家族の愛に埋もれながら戦う父さん、
すっごくヒーローっぽかったよ!▼
まぁ正直…花びらでほとんど
見えなかったけど…えへへ。▼
[クロム]
はぁ…。今回は大目に見るが、
次からこういうことはするんじゃないぞ。▼
[シンシア]
えー!? もう父さんの演出とか
考えちゃダメなのー?▼
わかった! じゃあ戦場で使う
かっこいい決め台詞でも考えてみる!?▼
[クロム]
…シンシア。
戦場は遊びで行く場所じゃないんだ。▼
[シンシア]
…………。
…ごめんなさい…▼
でも、そういう話ぜーんぶダメなんだったら、
父さんと何を話したらいいの?▼
あたし、父さんが喜びそうな話なんて
できそうにないし。▼
普通の親子が普段何を話してるかも
あたしには…わかんないよ。▼
[クロム]
シンシア…▼
まったく、お前はしょうがない奴だ。
無理に話題を探す必要なんてないだろう。▼
こうやってシンシアが傍にいるだけで、
十分俺は嬉しいぞ。▼
[シンシア]
…ほんとに?
あたしが傍にいるだけで嬉しい?▼
[クロム]
あぁ、本当だ。▼
[シンシア]
やだ! 父さんったらうまいこと言って!
そうやって母さんを落としたんでしょー!?▼
でもでも、あたしも嬉しいよー!
父さん、だーーーーーい好きーーー!!▼
[クロム]
ぐっ…! シンシア…!
強く抱きしめすぎ…く、苦しい……!▼

支援A

[シンシア]
ねぇねぇ父さん、頭なでなでしてー?▼
[クロム]
あ、あぁ…▼
どうしたんだシンシア、
最近やけに甘えてくるが…▼
[シンシア]
だって父さん、あたしと一緒にいると
嬉しいって言ってくれたんだもん!▼
そうだ、今度一緒にお出かけしようよ。
その日は一日中あたしと一緒にいて?▼
[クロム]
…? あ…あぁ…▼
[シンシア]
朝から町に行って、
ずっと手を繋いで歩いてー、▼
おいしいお店でご飯を食べてー、
夜は父さんと一緒に寝るの!▼
[クロム]
!? 一緒に寝るだと…!▼
あのな、シンシア。
いくら親子とは言えそこまでは…▼
[シンシア]
絶対忘れられない一日になるよ!
ね、父さん!!▼
[クロム]
おい、話を…!▼
[シンシア]
…忘れないでね、父さん。
例え別の子の父さんになっても…▼
[クロム]
……!!▼
[シンシア]
えへへー! 安心してよ、父さん。▼
父さんがあたしの本当の父さんじゃ
ないってことぐらい、わきまえてるからさ!▼
この時代のあたしが産まれたら、
甘えるのは一切やめにしまーす!▼
それまで付き合ってくれたら…いいの。
それでいいから…さ。父さん。▼
[クロム]
………▼
シンシア…▼
[シンシア]
あたし、父さんには感謝してるんだよー?▼
父親ってどういうものか教えてくれて。
いっぱい甘えさせてくれて。▼
でも、それは本当は
あたしに向けられるものじゃないんだよね…▼
[クロム]
…………▼
[シンシア]
…父さん? 泣いてるの?
もー、しょうがないなぁー。▼
よしよし。泣かないで、父さん。
ヒーローのくせに、かっこ悪いよ?▼
…困っちゃうなぁ。父さんはかっこいい
ヒーローでいてくれないと。▼
そうじゃないと…
心配で、ずっと一緒にいたくなっちゃうよ…▼

マーク男(親子)

支援C

[マーク]
うーん、どうして僕は父さんのこと
覚えてないんでしょう…?▼
母さんのことはあんなにちゃんと
覚えてるのに…▼
母さんが立派な軍師だったってことも
一緒に勉強したことも覚えてるのに…▼
なーんで父さんのことは
きれいさっぱり忘れてしまったのか…▼
[クロム]
どうしたんだ、マーク?▼
[マーク]
父さん!▼
すごいです、ちょうど今父さんのことを
考えてたんですよー!▼
これって運命!? 親子の運命!?▼
…あ、待って下さい。確か母さんが昔…▼
これは運命じゃない、絆だー!
みたいなことを言っていたような記憶が…▼
ってことで父さん、僕らがここで会ったのは
運命ではなく絆です!▼
[クロム]
はぁ…。そうか。▼
[マーク]
そうですよ! 絆って素晴らしいです。
覚えてなくても呼び合うものなんですね。▼
…って、感心してる場合じゃ
ありませんでした。▼
僕、なんで父さんのこと覚えてないのか
ずーっと考えてたんです。▼
良かったら父さん…僕が父さんのこと
思い出せるように協力してくれませんか?▼
[クロム]
あぁ…▼
[マーク]
良かった!
ではまた時間のある時に声をかけますね。▼
男同士の約束ですよ!
じゃあ僕はこれで!▼
[クロム]
よく喋る奴だな…▼

支援B

[マーク]
父さんっ、今時間いいですか?▼
[クロム]
あぁ。▼
[マーク]
やったぁ! じゃあ約束通り、
『記憶を取り戻そう大作戦』に▼
協力していただくことにします!▼
とは言ったものの、どうしたら記憶って
戻るんでしょうね…▼
頭を強くぶつけるのは
もう何度も試しましたし…▼
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも
僕には効果がありませんでした…▼
ねぇ父さん、どうしたらいいと思いますか?▼
[クロム]
…俺の顔をじっと見てみるとか?▼
[マーク]
それだーーー!! 父さん天才です!▼
未来ではきっと見慣れていたはずですし、
じっと見てたら、何か思い出しますよね。▼
んー、なかなか良い策ですよこれは。▼
さすが天才軍師の母さんを
コロッと落としただけのことはありますね。▼
ではでは、失礼して…。
じーーーーーーーっ…▼
……………………▼
……………………▼
だめだーーー!!
何にも思い出せませんーーー!!▼
あぁ…この感じって、なんかこう…。
同じ文字をずっと見続けてたら▼
『あれ? これってこんな文字だっけ?』
みたいになる感じと似ています…。▼
父さんって…こんな顔でしたっけ?▼
[クロム]
それを今思い出そうとしてるんだろう。▼
[マーク]
ですよね…。すみません、
せっかく協力していただいたのに…▼
でも僕は諦めませんよ!
絶対に父さんを思い出してみせます!▼
というわけで、
また協力して下さいね、父さん!▼

支援A

[マーク]
はぁ…やっぱり今日もダメですね…▼
毎日毎日嫌というほど、
こうして父さんの顔を見ているのに▼
何にも思い出せないなんて
自分が情けなくなりますよ…▼
ほんとに…どうして……
うっ…ううっ…ぐすっ…▼
[クロム]
お、おい! なぜ泣く?▼
[マーク]
だ…だって…だって……!
僕…父さんのことも母さんと同じように▼
大好きだったはずなのに…!
思い出せないのが…辛いんです…!!▼
父さんが僕に作ってくれた思い出も
たくさんあったはずなのに…▼
何一つ覚えていられなかった自分が…
ほんとに…情けないんです…!▼
情けないんですよーーー!
びえぇぇぇぇん!!▼
[クロム]
マーク…▼
[マーク]
うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。
あ…頭が痛い…!▼
いたたた…!▼
……………あ!?▼
[クロム]
どうした!?▼
[マーク]
……思い出し…ました。父さんのこと。
ほんとにちょっとだけ…ですけど。▼
父さんが僕に向かって、優しく笑って…
『マーク』って…名前を呼んでました…▼
ふふ、いつも見てる父さんの顔より、
少し年を取った顔でした…▼
…良かった。ちゃんと思い出せました。▼
ありがとう、父さん。
全部父さんのおかげです。▼
何だかこれで自信がつきました!
時間はかかるかもしれませんけど、▼
いつか父さんの記憶、
全部取り戻してみせますよ。▼
[クロム]
あぁ。俺も協力する。▼
[マーク]
はい、ありがとうございます!▼

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Last-modified: 2021-02-18 (木) 17:35:29
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