章別会話
8章 港町ワーレン†
ナレーション†
アカネイア領内に入った同盟軍は
兵に休養を与えるために▼
貿易港で知られる
港町ワーレンに立ち寄った。▼
この町は、帝国に多くの税金を
支払うことで自治を保っており▼
同盟軍に対しても
好意的であった。▼
まわりを海と山に囲まれた
このワーレンの町で▼
兵士たちは久々の休みを
楽しめるものと喜んでいた。▼
…しかし、そんな彼らの気持ちを
あざわらうかのように▼
突然、敵の攻撃を伝える
知らせが舞い込んできた。▼
オープニング†
ワーレンの傭兵たち †
- [シーザ]
- マルス王子。
私たちは
ワーレンの町を守る傭兵です。▼
グルニア騎士団が
西の砦に集結しており
この町は完全に包囲されています。▼
ここは危険です。
幸い東の城が手薄ですから
そこを狙われるのが得策でしょう。▼
われわれもお手伝いします。
一時も早く
東の城へお逃げください。▼
戦闘開始†
会話(シーダ→敵軍ロジャー)†
- [シーダ]
- こんにちは。▼
- [ロジャー]
- うわっ!▼
- [シーダ]
- わたしはタリスのシーダ。
戦いに来たのではありません。▼
- [ロジャー]
- な、なんだよ急に。
びっくりするじゃねぇか。▼
- [シーダ]
- あなたは愛を信じますか?
あなたに愛する人がいますか?▼
- [ロジャー]
- なっ、なんだぁ……
あんた、大丈夫かい?▼
- [シーダ]
- ふふ…ごめんなさい。▼
あなたが
とても優しそうだったから
少しお話をしてみたくなったの。▼
よかったら
お名前を教えてくれませんか?▼
- [ロジャー]
- えっ、あっ
おっ…おれは、あー
…グルニアのロジャーです。▼
- [シーダ]
- ね、ロジャーさん。
戦争で泣くのは
いつも弱い女や子供たち。▼
わたしたち同盟軍は
こんな悲しい戦いを
早く終わらせたいのです。▼
あなたなら
分かってくれるでしょ?▼
- [ロジャー]
- ああ。それは…分かるよ。
おれだって、なにも好きで
戦ってるわけじゃない。▼
- [シーダ]
- じゃあ、わたしたちと
一緒に戦ってくれませんか?▼
- [ロジャー]
- え! うーん……
ゴメン。
やっぱり国は裏切れないよ。▼
- [シーダ]
- グルニアに
誰か大事な人が
いるのですか?▼
- [ロジャー]
- いや
親はもう死んじまったし
恋人もいねえよ。▼
だけど、おれを育ててくれた
祖国を裏切るのは
いやだな。▼
- [シーダ]
- どうしても
だめですか?▼
- [ロジャー]
- うん。
すまないけど……▼
- [シーダ]
- わかりました。ごめんなさい。
でも、やっぱりあなたは
わたしが思った通りの人。▼
お話しできて
うれしかったわ。▼
- [ロジャー]
- あっ、もう行くのか……▼
- [シーダ]
- ええ。
いつまでもここにいたら
あなたに迷惑がかかるもの。▼
他の人に
うたがわれてしまうでしょ?▼
- [ロジャー]
- …君は優しいんだね。
グルニアには、君のように
優しくしてくれる娘はいなかったな。▼
あのさ…
おれも…やっぱり…
君と一緒に行くよ。▼
会話(マルス⇔自軍ロジャー)†
- [ロジャー]
- マルス王子?
おれはロジャー
グルニアの兵士さ。▼
けどもうおれは
あんたたちと戦う気はないんだ。
おれも同盟軍に入れて欲しい。▼
- [マルス]
- もちろん。
共に戦ってくれるのなら心強い。▼
でもグルニア兵のきみが
なぜ急に?▼
- [ロジャー]
- それがその……▼
シーダってかわいい女の子に
たのまれちゃってさ。▼
なんていうのかな
この気持ちが恋って
やつなのかな……▼
あなたは愛を信じますか
なんて……あんなふうに頼まれたら
断れないよな。へへ……▼
- [マルス]
- ……▼
民家(左)†
- [村人]
- 砦で大勢の敵が
出撃の準備をしているらしい。▼
出てこないうちに
早く押さえたほうがいいよ。▼
民家(右)†
- [村人]
- ディールの城に
マケドニアのお姫様が
捕らわれているらしいよ。▼
味方なのに
どうしてなんだろうね。▼
ロジャー初戦時†
- [ロジャー]
- おれも戦いたかぁないけど
仕方ねえんだ。
すまねえが死んでもらうぜ。▼
ロジャー撃破時†
- [ロジャー]
- む…無念…だ…▼
カナリス初戦時†
- [カナリス]
- お、お前たち
どうしてここまで…
くそ、もはやこれまでか!▼
カナリス撃破時†
- [カナリス]
- グルニアばんざーい…ぐふっ▼
クリア後†
ペラティへの脱出 †
- [モロドフ]
- 王子、このままでは危険です。
ひとまず
ペラティに脱出しましょう。▼
ただ、ペラティ王のマヌーは
竜人族マムクートの
血を引く者とのうわさもあります。▼
少し危険かも知れませんが
他に方法がありません。
どうか、くれぐれもご用心を……▼
コメント†