章別会話
22章 天空を駆ける騎士†
ナレーション†
ミネルバとマリアの祖国
マケドニアは▼
飛竜の産地としてだけ知られているだけの
平和で豊かな王国であった。▼
しかし、野心に燃える
王子ミシェイルは▼
妹たちの反対を無視して
ドルーアの野望に加担した。▼
彼が率いる
マケドニアの竜騎士団は▼
多くの国に攻撃を加え
人々を恐怖に陥れた。▼
そして今、空をおおうばかりの
大軍を率いて▼
マルス達に
最後の戦いを挑もうとしている…▼
オープニング†
天空を駆ける騎士 †
- [ミシェイル]
- ガトー司祭
同盟軍が攻めてきた。▼
ここは、じき戦場になる。
安全な場所へ
移ってもらいたい。▼
- [ガトー]
- ふむ。
心づかいには感謝する。▼
だが、ここを動くつもりはない。
やらねばならぬことが
あるからのう。▼
- [ミシェイル]
- …なら、勝手になされよ。
ただし、敵対するなら
司祭といえど容赦はせぬ。▼
- [ガトー]
- そのようなつもりはない。
…しかし、ミシェイルよ。
そなたもおろかじゃな。▼
- [ミシェイル]
- おろか?なぜだ。▼
- [ガトー]
- あれほど可愛がっておった
ミネルバたちと
事をかまえておるではないか。▼
そなたとミネルバ
2人が力を合わせれば▼
マケドニアは
いずれアカネイアをもしのぐ
大国になれたであろうに。▼
それが、ガーネフにだまされ
つまらぬ野望に
取りつかれたばかりに▼
父子、兄妹が相争い
滅亡の危機をむかえるとはな。▼
- [ミシェイル]
- …もう、すんだことだ。▼
俺は、父王を殺して王になり
ミネルバは俺と国を裏切った。
それだけのことだ。▼
だが、まだ
俺は負けたわけではない。▼
俺には
マケドニア王家の至宝
『アイオテの盾』がある。▼
いかに
敵が弓部隊をそろえて来ようと
恐るるに足らぬ。▼
- [ガトー]
- …勝てたとして
その後、どうするのじゃ?▼
- [ミシェイル]
- 今は、先の事などどうでもいい。
ただ、同盟軍を率いる
あの小僧ーー▼
アリティアのマルスだけは
必ずこの手で
仕とめてみせる。▼
それが、おれの
マケドニア王としての意地だ。▼
- [ガトー]
- そうか…ならば
もう何も言うまい。▼
- [ミシェイル]
- では、さらばだ、司祭。
命あらば
またお会いすることもあろう。▼
- [ガトー]
- 父を殺した罪を
自らあがなうことになるか。
おろか、いや、あわれな奴よ……▼
戦闘開始†
村(光と星のオーブ所持時)†
- [ガトー]
- そうか、約束通り
光と星のオーブを
持ってこられたか。▼
うむ、これで
スターライトが作り出せるぞ。▼
…さあ、できた。
持っていくがよい。▼
これが
マフーをやぶる唯一の呪文
スターライトじゃ。▼
これを用いて
悪しき魔王ガーネフを
倒されるがよい。▼
村(光と星のオーブ非所持時)†
- [ガトー]
- マルスよ、あれほど申したのに
光と星のオーブを
持ってきておらぬな。▼
あれなしでは
スターライトを作れぬぞ。▼
ガーネフのマフーをやぶらねば
やつが持つファルシオンは
取り戻すことができぬ。▼
そうなれば
メディウスとの戦いは
つらく、苦しいものとなろう。▼
それでも行くというのなら
自分たちの力を
最大限に高めることが必要じゃ。▼
あと、メリクルの剣
グラディウスの槍など
力ある武器を用意することもな。▼
さすれば
メディウスを倒すことも
決して不可能ではない。▼
あと…ふむ
わしのほうでも、力になれる事を
考えてみるとしよう。▼
だがな、マルスよ。
その道は、そなたが思っているよりも
さらに険しく、困難なものとなるぞ。▼
覚悟を決めて
慎重にすすむことじゃ。▼
- [村人]
- 北の村にね。
とっても偉い司祭様が
住んでるらしいよ。▼
だけど、人間嫌いだから
ほとんど人には
会わないんだってさ。▼
ミシェイル初戦時(通常)†
- [ミシェイル]
- ほう、ここまでたどり着いたか。
だが、まだ負けと
決まったわけではない。▼
マケドニア竜騎士団の恐ろしさ
見せてやる!▼
ミシェイル初戦時(VSマルス)†
- [ミシェイル]
- 待っていたぞ
アリティアの小僧!▼
マケドニア王の名にかけて
その命、もらいうける!!▼
ミシェイル初戦時(VSミネルバ)†
- [ミシェイル]
- 来たか、ミネルバ。
いざ参れ!▼
- [ミネルバ]
- 兄上…▼
- [ミシェイル]
- 何をしてる。
戦場でためらうは命取り--
そう教えたはずだ。▼
- [ミネルバ]
- …槍をおき
新たな道を歩むことは
できないか?▼
- [ミシェイル]
- 未練だな。
すでに違う生き方を選んだのだ。
再び交わることはない。▼
- [ミネルバ]
- そうか…
ならば、やむを得ぬ。
参る!!▼
ミシェイル初戦時(VSマリア)†
- [ミシェイル]
- な…マリア、か。
なぜ、お前が……▼
ミシェイル初戦時(VSパオラ・カチュア・エスト)†
- [ミシェイル]
- 白騎士団の者か。
貴様らに俺が討てるかな?▼
ミシェイル撃破時†
- [ミシェイル]
- ここまでか…
許せ…マケドニアの民よ…▼
クリア後†
悲しみの連鎖 †
- [モロドフ]
- 王子、敵の抵抗が止みましたぞ。
マケドニアの制圧は完了です。▼
- [マルス]
- …グルニアのカミュ将軍。
そしてマケドニアのミシェイル王子。▼
どちらも、こんな時代でなければ
汚名を着ることもなく
輝かしい人生を歩めただろうに。▼
- [モロドフ]
- ミシェイル王子は
英明で将来を期待されていたと
いいます。▼
ですが、若さゆえに
血気にはやるところが
あったのでしょう。▼
- [マルス]
- それを
ガーネフにつけこまれた
というわけか。▼
奴をなんとかしなければ
この悲しみの連鎖は
止まらないな。▼
- [モロドフ]
- では、いよいよ
テーベに向かわれますか?▼
ガトー様のお話によれば
場所は、カダインのはるか北
砂漠の中にあるとのことです。▼
- [マルス]
- カダインより、さらに北か…▼
- [モロドフ]
- テーベは、古代の都…
生きて帰った者はないと
いわれています。▼
また、いにしえの魔道により作られた
強力な器械が数多くあるとか…▼
ガトー様の話では、
ガーネフが、あれほど巨大な力を
大陸各地におよぼせるのは▼
それらの力を
借りてのことだろう、と。▼
- [マルス]
- ガーネフにマフー
そして魔道器械か。
厳しい戦いになりそうだな。▼
でも、姉上を救い
悲しみの連鎖を止めるためには
行かねばならない。▼(モロドフ消える)
- [マルス]
- ガーネフ! 見ているがいい。
お前などに、この美しい世界を
決して自由にさせるものか!!▼
コメント†