章別会話
20章外伝 炎の洞窟†
ナレーション†
ついにカミュ率いる黒騎士団を退けた
マルスたち同盟軍は▼
グルニア東方に位置する山脈へ
残存勢力の鎮圧に向かった。▼
そこでは、グルニア軍の一部が
民衆を人質にたてこもっていたが▼
彼らの中でも
予期せぬ事態が起こっていた。▼
オープニング†
ユミルの抵抗 †
- [ラリッサ]
- 住民どもの
抵抗はおさまったのか?▼
- [兵士]
- それが…あの大男があばれて
手のつけようがありません。▼
- [ラリッサ]
- 他の住民を人質にとれば
よいではないか!▼
- [兵士]
- 住民どもは、すべて
さらに奥の洞窟に隠れてしまい…▼
- [ラリッサ]
- ええい、もうよい!
今、同盟軍が
近くまで来たとの報があった。▼
まずは奴らを一度撃退する。
あのバケモノは
それからゆっくり料理すればよい!▼
(場面転換)
- [村人(老婆)]
- 大丈夫かい、ユミルさん。▼
- [ユミル]
- 痛くない。気にするな。▼
- [村長]
- しかし、わしらを守るために
武器を持った兵士たちと…▼
- [ユミル]
- みんな、こんなオラを
人間としてあつかってくれただ。▼
だから、守るために戦っただけだ。
気にする必要はねえ。▼
- [村人(おばさん)]
- すまないねえ…▼
- [ユミル]
- オラ、入口に出て
見張っているだ。▼
他の国の軍も来ているらしいだ。
でも、みんなを傷つけるヤツは
オラが許さねえ。▼
戦闘開始†
会話(マルス⇔敵軍ユミル)†
- [マルス]
- 君は?
…グルニアの
兵士じゃなさそうだけど…▼
- [ユミル]
- なんだ、おめえは?
オラ、ここにいる
村のみんなを守っているだ。▼
ジャマすんなら
おめえも許さねえぞ!▼
- [マルス]
- 誤解だ。
ぼくらはグルニア軍の残党を倒しにきた。
君たちを助けに来たんだ。▼
- [ユミル]
- ここにいる連中も、そう言って
みんなを洞窟に連れ込んだだ。
でも、そりゃウソだっただ…▼
オラ、もうだまされねえ!▼
- [マルス]
- だますつもりはない。
…でも、信じられないのなら
仕方がない。▼
とにかく、ここにいては危険だ。
村の人たちと
どこかに隠れていてくれ。▼
そして、ぼくらの戦いを
見ていてくれればいい。▼
ぼくらが、だますつもりかどうか
それで分かるだろう?▼
- [ユミル]
- …だまって見てろと
そういうことだか?▼
- [マルス]
- ぼくらは、君たちをだまさない。
必ず助け出す。
それを証明してみせたいんだ。▼
- [ユミル]
- …わかっただ。
なら、オラは手をださねえ。▼
でも、やっぱり
だましたと分かったら
絶対に許さねえからな!▼
ユミル戦闘時†
- [ユミル]
- オラ、負けねえ。
村のみんなを
守ってみせるだ!!▼
ユミル撃破時†
- [ユミル]
- ぐぐ……
みんな…
すまねえ…だ……▼
ラリッサ戦闘時†
- [ラリッサ]
- おのれ、われらは負けん。
アカネイアごときに
負けはせんぞおっ!▼
ラリッサ撃破時†
- [ラリッサ]
- お、おのれ…
グ…グルニアが…
貴様ら…ごときに……▼
クリア後†
だまされた村民 †
- [村長]
- マルス王子、わしらは
グルニア軍の人に守ってやると
言われて、ここに来ました。▼
ですが、洞窟に入ったとたん
人質として盾にすると言われて……▼
王子に来てもらえなければ
どうなっていたかわかりません。
本当に、ありがとうございました。▼
頼りになる戦士†
- [ユミル]
- マ、マルス王子…
あんたの言うとおりだっただ。
疑ってすまなかっただ。▼
- [マルス]
- いや
分かってくれればいいんだ。▼
- [ユミル]
- その、おわびになるかどうか
わかんねえだが
…オラにも手伝わせてくれねえか?▼
- [マルス]
- …ぼくらの軍に
参加するということ?▼
- [ユミル]
- オラはこの国でも
1、2を争う力持ちだ。
戦いなら誰にも負けねえ。▼
きっと役に立つだ。
…でもその、バケモノみたいだって
いやがるんなら、無理に……▼
- [マルス]
- とんでもない!
君は、グルニア軍をむこうにまわして
大暴れした戦士じゃないか。▼
力を貸してくれるなら大歓迎さ。
ぜひ、一緒に戦ってほしい。▼
- [ユミル]
- あ…ありがとう。
絶対、ぜったい
役に立ってみせるだ!!▼
コメント†