章別会話
13章 グルニアの木馬隊†
ナレーション†
アリティアへ急ぐ
マルスたちの行く手に▼
突然、グルニアの
大戦車部隊が立ちふさがった。▼
それは、別名「グルニアの木馬隊」と
呼ばれて恐れられている部隊であった。▼
プッシューン、プッシューン。▼
不気味な音をたてて
巨大な鉄の箱が動き始める。▼
この巨大な敵を相手に勝利する道は
果たしてあるのだろうか……▼
オープニング†
グルニアの戦車隊 †
- [ニーナ]
- グルニアの戦車隊……
強敵ですね。▼
- [マルス]
- ですが
アリティアを取り戻す上で
さけては通れません。▼
- [ニーナ]
- でも、マルス
無理はいけませんよ。▼
人々の希望は
あなたの双肩に
かかっているのです。▼
- [マルス]
- ご安心ください、ニーナ様。▼
敵は広い範囲を攻撃できますが
その分
ふところに飛び込まれれば弱い。▼
勝機は十分にあります。
私の戦いぶりをごらんください!▼
戦闘開始†
- [ベック]
- ああ、マルス王子ですね。
私はディールの戦車兵
ベックといいます。▼
戦いに敗れ
この村に隠れていたのですが▼
あなたたちが来たのを知り
再び戦うための
準備をしていました。▼
どうか
私も一緒にお連れください。▼
敵の戦車など
このサンダーボルトで
なぎ倒してみせますよ。▼
会話(ミディア→敵軍アストリア)†
- [ミディア]
- アストリア!
あなた
こんなところに……▼
- [アストリア]
- ミディア? ミディアじゃないか。
無事だったのか。
よかった…会いたかったよ。▼
- [ミディア]
- ああ……アストリア
何も知らされて
いなかったのね。▼
アリティア軍が来てくれて
パレスは解放されたわ。▼
私たち人質も全員解放されて
今はアリティアと共に
戦っているの。▼
だから、もう敵に
協力する必要はないのよ。▼
- [アストリア]
- じゃあ、もう一度
ドルーア相手に戦えるんだな。▼
- [ミディア]
- ええ。これからは
また一緒にいられるわ。▼
もう…もうあなたの側を
絶対に離れない!▼
- [アストリア]
- ミディア…
しばらく会わないうちに……▼
- [ミディア]
- え!? なに…アストリア?▼
- [アストリア]
- ふふ…
なんか、とてもさ…
女らしくなったね、ミディア。▼
会話(マルス⇔自軍アストリア)†
- [アストリア]
- 貴公がマルス王子か。▼
- [マルス]
- はい、アストリア殿。▼
- [アストリア]
- 無礼は承知で
一つ申し上げたいことがある。▼
私はこの同盟軍で
貴公の命令に従って戦う。▼
だがそれはあくまで
アカネイア王女ニーナ様のためだ。▼
- [マルス]
- はい。▼
- [アストリア]
- 万が一、貴公がニーナ様のお心を
利用しているのであれば……
容赦はしない。▼
- [マルス]
- わかりました。▼
ではアストリア殿
ぼくと共に来てください。▼
ぼくがどんな人物なのか
あなたが力を貸すにふさわしい器か
その目で見極めて欲しい。▼
- [アストリア]
- ……▼
承知した。
ではマルス殿、私に命令を。▼
民家(北)†
- [村人]
- 戦車に有効な武器は
サンダーボルトだけさ。▼
それ以外の方法で倒すとすれば
近づいて
攻撃するしかないだろうね。▼
民家(南)†
- [村人]
- 本当は、この国もアカネイアと
共に戦いたかったのです。▼
この国だけではありません。
グルニアにも、本当はアカネイアと共に
戦いたかった者たちがいたと聞きます。▼
しかし、結局
この国はカミュ将軍に敗れ
グルニアに占領されてしまいました。▼
でも、これでやっと
自由になれるのですね…▼
アストリア撃破時†
- [アストリア]
- ミディアよ…許せ…▼
ギガッシュ初戦時†
- [ギガッシュ]
- くっ、わがグルニアがほこる
戦車部隊が、こうも簡単に
打ち破られるとはな!▼
ギガッシュ撃破時†
- [ギガッシュ]
- うぬ…さすがだな…マルス王子
だが…覚えておくがよい▼
カミュ将軍の黒騎士団が…
もうすぐ…
おまえの前に…あらわれる…▼
おまえたちは…大陸最強の…
『ブラックナイツ・カミュ』に
打ち砕かれる…運命…▼
クリア後†
戦いの事情 †
- [ニーナ]
- ご苦労さまでした、マルス。
見事、グルニアの戦車隊を
打ちやぶりましたね。▼
- [マルス]
- はい…▼
- [ニーナ]
- どうしたのです?
元気がないようですが…▼
- [マルス]
- …戦いの最中
この国の民から聞いたのです。▼
『グルニアにも
本当はアリティアと共に
戦いたかった者たちがいた』と。▼
私は、父や国を失ったことで
グルニアやグラ全てに
強い憎しみを抱いていました。▼
そこに
どんな事情があったのか
深く考えることもなく……▼
- [ニーナ]
- …憎しみが
うすれたのですか?▼
- [マルス]
- いえ、そうではない…
と思います。▼
あの時のつらさ、悔しさは
忘れたくても
忘れることなどできません。▼
ただ
単なる憎しみだけでは
なくなったことは確かです。▼
- [ニーナ]
- 人や国、それぞれには
それぞれの事情があるもの。▼
こんな時代に甘い、と
言われるかもしれませんが▼
敵対したとはいえ
一方的な見方を
すべきではないのかもしれません…▼
- [マルス]
- ……▼
コメント†