章別会話
12章 アカネイア・パレス†
ナレーション†
この地方にあった
多くの都市国家が統合されて▼
アカネイア聖王国が生まれたのは
600年ほど前のことである。▼
神より託されたという
三種の武器をもって▼
建国王アドラ1世は
大陸統一の戦いに挑んだという。▼
それ以来アカネイア王国は
神に守られし国<聖王国>と呼ばれ▼
王家の血筋は
人々に貴ばれてきた。▼
近年になり、相次いで
6つの王国が独立できたのも▼
アカネイアの援助が
あったからに他ならない。▼
その偉大なるアカネイアの
聖都パレスに▼
マルス王子は、はじめて
足をふみいれようとしていた。▼
オープニング†
囚われのアカネイア軍 †
- [ミディア]
- ボア様
この城内のあわただしさは
一体、どうしたのでしょうか。▼
- [ボア]
- うむ…
おそらく、ニーナ様が軍を組織し
帰ってこられたのだろう。▼
- [ミディア]
- えっ! 本当ですか?
なら、私たちは
助かるのですね。▼
- [ボア]
- 安心はできんぞ、ミディア。
こうなった以上、敵も
われらを生かしてはおくまい。▼
そうなった時
武器を持たぬわれらは
抵抗するすべはない。▼
- [ミディア]
- ですが、ボア様
これでやっと、アカネイアから
敵を追い出すことができるのです。▼
それを思えば
たとえここで果てようと
悔いることはありません。▼
- [ボア]
- ふふ……
相変わらず気の強いことじゃな。▼
しかし、おまえが死ねば
アストリアは悲しむぞ。▼
- [ミディア]
- ……私も、あの人だけには
もう一度お会いしたかった。
それだけが心残りです。▼
- [ボア]
- その思いをかなえるためにも
最後までがんばるのじゃ。
決して、あきらめてはならぬぞ。▼
戦闘開始†
ボーゼン初戦時†
- [ボーゼン]
- ドルーアにたてつく
反乱軍の兵士ども!
わしのボルガノンを受けてみよ!!▼
ボーゼン撃破時†
- [ボーゼン]
- これで勝ったとは思うな…
ドルーアは…不滅なのだ…
ぐふっ…▼
クリア後†
三種の武器 †
- [ニーナ]
- ありがとう、マルス。
こうしてパレスに帰れたのも
全てあなたのおかげです。▼
- [マルス]
- いえ……
みんなが
必死で戦ってくれたからです。▼
私一人の力では
とてもここまで来ることは
できなかったでしょう。▼
- [ニーナ]
- そうですね…
ですが、功一等は
まちがいなくあなたです、マルス。▼
それは
誰も否定しないでしょう。▼
- [マルス]
- …ありがとうございます。▼
- [ニーナ]
- そのほうびといってはなんですが
この弓を授けましょう。▼
これはパルティアといって
王家に伝わる
三種の武器の1つです。▼
- [マルス]
- そんな大切なものを…
よろしいのですか?▼
- [ニーナ]
- もちろんです。
それにふさわしい働きを
したのですから。▼
他にも、メリクルの剣
グラディウスの槍が
伝わるのですが▼
敵に持ち去られてしまい
今ここにはありません。▼
ごめんなさい。
偉大なる力を秘めた
王家の武器がすべてあれば▼
あなたたちの戦いも
もっと楽になるのでしょうが……▼
- [マルス]
- ありがとうございます、ニーナ様。
今は、そのお気持ちだけで
十分です。▼
いつか、あと2つの武器も取り戻し
ドルーアを
打ちやぶってみせましょう。▼
この
ファイアーエムブレムにかけて!▼
コメント†