章別会話
オープニング†
(背景:降雪中の城門前、中央左:アイク、右端:ゼルギウス)
- [ゼルギウス]
- ……それが、
君たちのだした結論なら謹んで従おう。▼
- [アイク]
- 背後の守りを気にせず進めるだけでも…
大いに助かるんだ。頼む。▼
- [ゼルギウス]
- 心得た。
……クリミア軍に武運を。▼
もし、兵力が必要となったら
伝令をよこしてくれ。全速力で追いつこう。▼
- [アイク]
- 当てにさせてもらう。▼
(暗転)
ナレーション†
<ワールドマップ>
バルメニー神殿で得た情報は
この戦いの裏にかくされた
真相に迫るものだった。*
二十年前のセリノス大虐殺を
引き起こした先代神使暗殺事件。*
連れ去られていたセリノスの王女。
失われたメダリオン。*
複雑に絡み合った全ての事柄が
徐々にではあったが、しかし確実に
ひもとかれつつあった。*
アシュナードが何を望んでいるのか。
それは、いまだ深い謎につつまれているが、
全ての事象の影に、彼の姿が見え隠れする。*
神殿から戻ったアイクは、
デイン王都の支配権を放棄、*
後事をベグニオン王宮騎士団将軍
ゼルギウスを通じ、神使に託した。*
クリミア軍は、
ベグニオンの一部隊を更に借り受け、*
戦力を整えて、
デイン=クリミアの国境、
オルリベス大橋を目指すのだった。*
オープニング-2†
(背景:夜の天幕前、中央左:アイク、中央右:エリンシア)
- [エリンシア]
- アイク様、少々よろしいですか?▼
- [アイク]
- 構わない。
どうかしたのか?▼
- [エリンシア]
- …兵たちが、明日の朝には、
オルリベス大橋が見えると教えてくれました。
橋を渡れば…そこは、もうクリミアだと……▼
- [アイク]
- そうらしいな。▼
- [エリンシア]
- ……もう何年も
離れていたような気がします。▼
私の生まれ育った国クリミア……
こんなに…遠く感じるなんて。▼
私は…国のことなど何も知らないのだと……
いまさらのように思い知らされています。▼
- [アイク]
- …クリミアがすぐそこってとこまで
戻ってきた実感は……俺にもないな。▼
俺は――▼
まったく覚えてないが――
ガリア生まれで、
クリミアの田舎育ちだからな。▼
大陸の上で、国と国が
こんな風につながっているんだって…
結構、驚いているところだ。▼
- [エリンシア]
- 私も……!▼
離宮での生活しか知らない私にとっては…
すべてが、その…
……そう、すべて大きい。▼
- [アイク]
- 『大きい』か…
たしかにそうだな。▼
クリミアを離れた時が春だった……
それが雪も溶けだし…
日を追うごとに、気候もよくなってきた。▼
- [エリンシア]
- ……クリミアを発ってから
間もなく1年になります。▼
たったの1年だというのに、
ここまでの道のりは…遠く…険しくて……
もう何年もの時が…経ったような気がします……▼
私の生まれ育った国……
いとおしい…祖国クリミア………
こんなに…遠く感じるなんて。▼
- [アイク]
- 絶対に帰ろう。
俺にとっても… クリミアこそが故郷だ。▼
- [エリンシア]
- はい…アイク様。
………必ず…!▼
- [???](声のみ)
- なんだ。いい雰囲気じゃないか。
声かけにくいぜ…▼
(アイク右端に移動し、左を向く)
- [アイク]
- ! その声は…▼
(中央左にライ登場)
- [ライ]
- よぉ、アイク!
生きて再会できて
お互い、めでたいことだ!▼
- [アイク]
- ライ!▼
- [エリンシア]
- ライ様!
おひさしぶりですわ…!▼
- [ライ]
- エリンシア姫、
よくぞ、戻られました!▼
- [アイク]
- おまえ…いったいどうしたんだ?▼
- [ライ]
- クリミア軍がデイン王都を
陥落させたって報を聞いたからな。
慌てて迎えに来たってわけだ。▼
- [アイク]
- ガリアは、どうなってるんだ?
デインと本格的な戦いにはなってないんだろう?▼
- [ライ]
- 今まではな。▼
- [アイク]
- ということは…▼
- [ライ]
- クリミア軍の活躍を知って、
お偉方の意見がやっと一致した。▼
ガリアは、クリミア王女の
王都奪還を全面的に支援する。
これは決定事項だ!▼
- [エリンシア]
- ほ、本当ですか!?▼
- [アイク]
- じゃあ、これから先は
ガリア軍と…▼
- [ライ]
- 連絡を密にとっての
共同戦線ということになるな。▼
といっても、ガリアは支援に徹する。
核となって動くのは、あくまでも
クリミア軍だって姿勢をとってくれ。▼
- [アイク]
- …ガリア王は、
気を使ってくれたのか?
手柄がクリミアのものとなるように。▼
- [ライ]
- …驚いたな。
そんなことに気付くなんて、
おまえ、本当にあのアイクか?▼
- [アイク]
- そこまで言われる筋合いはない。▼
……ついこの間、ベグニオンの援軍の件で
セネリオに色々聞いただけだ。▼
- [ライ]
- なるほど。
あの神経質そうな参謀の入れ知恵なら
なっとくがいく。▼
- [エリンシア]
- カイネギス様は……
…いつも、クリミアのことを
考えてくださっているのですね……▼
どうしたら、そのご恩に報いられるのでしょう?▼
- [ライ]
- 姫…国を取り戻しましょう。
そして、ガリアと改めて友好を築いて下さい。▼
それが我が王の恩に対する
最高の礼となるでしょう。▼
- [エリンシア]
- はい!▼
(暗転)
(戦績表示及び講評)
(拠点メニュー)
【情報】†
<セネリオ ☆☆☆>†
(背景:天幕内、中央右:セネリオ)
- [セネリオ]
- ………▼
- [???](声のみ)
- セネリオ! いるか?▼
(セネリオ左を振り向く)
- [セネリオ]
- …はい。▼
(中央左にアイク登場)
- [セネリオ]
- アイク…
どうしたんですか、こんな時間に?▼
- [アイク]
- ………▼
- [セネリオ]
- アイク?▼
- [???](声のみ)
- あら~? おかしいわね。
確か、こっちに来たと思ったのに。▼
- [セネリオ]
- …あの声は、
道具売りの女性ですね。▼
- [ララベル](声のみ)
- 団長さ~ん!
アイクさ~ん?
どこに行ったの~!?▼
- [アイク]
- ………▼
- [セネリオ]
- ………もしかして
逃げてきたんですか?▼
- [アイク]
- あの女に、捕まると長いんだ。
ほとぼりが冷めるまで、
ここで匿ってくれ。▼
- [セネリオ]
- それは構いませんが…
明日の行軍も早いのに、
時間がもったいないですよ。▼
僕が行って追い払ってきます。▼
(セネリオ消える)
- [アイク]
- おい、セネリオ?▼
(暗転)
(背景:夜の天幕前、中央左:ララベル)
- [ララベル]
- アイクさ~ん!
どこ~?▼
(中央右にセネリオ登場)
- [セネリオ]
- ララベルさん?▼
- [ララベル]
- あら、セネリオくん。
どうしたの?
こんな夜更けに外出して。▼
- [セネリオ]
- アイクにご用ですか?▼
- [ララベル]
- そうなのよ。▼
ちょっといい物を手に入れたから、
アイクさんにあげたくって。
どこにいるか知ってる?▼
- [セネリオ]
- アイクはもう休みました。
渡す物があるなら、
僕がお預かりしますよ。▼
- [ララベル]
- う~ん どうしようかなぁ。▼
この杖、とっても貴重なものだし。
価値のわからない人に
預けるのってちょっと不安だわ。▼
- [セネリオ]
- お見受けしたところ、
それは『ハマーンの杖』ですね。▼
どんなに使い古された武器でも、
たちどころに修理できるという逸品です。▼
- [ララベル]
- あら…正解。詳しいのね。▼
- [セネリオ]
- 付け加えるなら、これは
この世界にたった1本しか存在しない
本当に貴重なものです。▼
それを、アイクに?▼
- [ララベル]
- だって、私も
お役に立ちたいじゃない?▼
- [セネリオ]
- ………もし、本気で
アイクの気を引きたいのなら…
杖なんか持ってきても仕方ないですよ。▼
- [ララベル]
- え?▼
- [セネリオ]
- あの人には、杖より食べ物が有効です。
肉料理だとなおいい。▼
- [ララベル]
- そうなの?
料理は不得意分野だけど…
わかったわ。挑戦してみるわ~。▼
- [セネリオ]
- 杖はどうします?▼
- [ララベル]
- ふふ 貴重な情報料として
あなたにあげるわよ。
大事にしてね~。▼
(ララベル消える)
- [セネリオ]
- …………
意外に、気前のいい人ですね。▼
アイクのおかげで手に入りましたよ。
ありがとうございます。▼
(右端にアイク登場)
- [アイク]
- おいおい。▼
『ハマーンの杖を手に入れた』
<シノン ☆>†
(背景:夜の天幕前、左端:ベグニオン兵、中央右:アイク)
- [アイク]
- ……わかった。
それで進めてくれ。▼
- [ペグニオン兵]
- はっ!▼
(ベグニオン兵消える)
- [アイク]
- …後は……
! 誰だ!?▼
(中央左にシノン登場)
- [シノン]
- よぉ、アイク将軍閣下。
聞いたぜ?
貴族になったんだってな?▼
- [アイク]
- シノン。▼
- [シノン]
- よかったじゃねえか。▼
キレイなお姫さんの手をとって、
半獣どもと仲良く戦って、
気がついたら大出世してたってか?▼
まったくうまいことやったもんだ。▼
- [アイク]
- …“半獣”じゃない。ラグズだ。▼
- [シノン]
- …………
ま、どうでもいいけどよ。▼
それより、おまえ…
貴族になったんなら、▼
貧乏傭兵団の団長なんて
馬鹿らしくてやってらんねえだろ?▼
とっとと辞めろよ。
オレがいつでも替わってやるぜ?▼
- [アイク]
- 断る。
グレイル傭兵団は、
俺が続けていく。▼
- [シノン]
- ……ったく……
なんでもかんでも手に入れて…
なに1つ、あきらめる気はないってか?▼
おまえはいつだってそうだよな。
なんにも興味ないようなふりしてて、
肝心なとこで、全部かっさら…ちま…▼
(シノン消える)
- [アイク]
- おい! シノン!?▼
(左端にシノン登場)
- [シノン]
- ……っだよ?
人の名を気安く…呼ぶんじゃねえ。▼
- [アイク]
- ……シノン、
あんた酔っ払ってんのか?▼
- [シノン]
- あぁん?
………んなこたぁ、
てめぇに関係ねえだろ。▼
それより、団のこと…だ。
団長を辞めねぇってのは…
……百万歩譲る…と、して…▼
…だったら…せめて……
団の名前ぐらい変えろ。▼
おまえは…グレイル団長じゃねえ……
…息子だからって……▼
あの人の名を…
気軽に使ってんじゃ…ねえよ……▼
- [アイク]
- ……シノン、あんた…▼
- [シノン]
- …………気持ち悪ぃ。
……………うっ……▼
シノン消える)
- [アイク]
- …こだわってたのは…
団長の座じゃなく……親父のほうか……
……………▼
オープニング-3†
プラハの策†
(背景:橋門前、中央左:プラハ、右端:デイン兵)
- [プラハ]
- ……とうとう来たね。
橋の仕掛けは
終わったかい?▼
- [デイン兵]
- はい。
…うまくいくでしょうか?▼
- [プラハ]
- 単純な仕掛けほど、
案外効果があるものさ。▼
敵を上手く誘いこみ、
1人ずつ確実に始末するんだ。
いいね?▼
(デイン兵消える)
- [プラハ]
- よし、じゃあ
退却は許さないよ!▼
ここでクリミア軍を仕留めるんだ!
奴らに故郷の土を踏ませるんじゃないよ!!▼
(暗転)
ナーシルの正体†
(背景:森の前、中央右:ライ、右端:アイク)
- [アイク]
- 橋が見えてきた。
デインがこのまま、
すんなりと通してくれるわけは…▼
- [ライ]
- まあ、まずないだろうな。▼
(中央左にティアマト登場)
- [アイク]
- ティアマト!
全軍に警戒態勢をとって
慎重に進むよう伝達してくれ!▼
- [ティアマト]
- わかったわ!▼
(ティアマト消え、ライが中央左に移動しアイクの方を向く)
- [ライ]
- ……なぁ、アイク。
1つ聞きたいことがあるんだが……▼
- [アイク]
- なんだ?▼
- [ライ]
- ナーシルの姿が見えない。
あいつ、どうしたんだ?▼
- [アイク]
- ……今は、
虜囚として扱われてる。▼
- [ライ]
- えっ!? なんでだ?▼
そりゃ、黙って試されたってのは
ムカツクだろうが、それでも、
罪人扱いされるほどのことじゃ…▼
- [アイク]
- ……なんの話だ?▼
- [ライ]
- あれ?
……あれれ?▼
- [アイク]
- ちゃんと聞かせてもらおうか。▼
(暗転)
(背景:同じ、中央左:ライ、中央右:アイク)
- [ライ]
- あいつがデインの間者ぁ?
まさか! ないってそれは!!▼
- [アイク]
- …ガリアの間者だっただと?
もう、訳が分からん……▼
- [ライ]
- いや、それは王のたっての
頼みだったから……▼
ラグズのあいつが、
デインにつく理由がないだろう?▼
- [アイク]
- だが、デインにはイナという
竜鱗族の将がいたぞ?▼
- [ライ]
- ……まじか?▼
- [アイク]
- …実際に戦った。▼
捕まえようとしたところを、
ナーシルが邪魔して……
あいつが裏切り者だということになった。▼
- [ライ]
- えー… ちょっと待ってくれよ。▼
(ライ、アイクに背を向ける)
- [ライ]
- もしかしたらアレか…?
だとしたら、仕方ないのかな~……▼
いや、でも、デインと組むってのは
やっぱり……う~ん……▼
- [アイク]
- 頭を悩ませているところを悪いが、
もう橋に着くぞ。▼
(ライ、アイクの方を振り向く)
- [ライ]
- ……ナーシルと話をさせてくれ。
頼む…!▼
- [アイク]
- ……この戦いを済ませた後に、
俺といっしょにでよければ。▼
- [ライ]
- もちろんだ。▼
(暗転)
進撃前†
(マップ画面:オルリベス大橋の上にデイン兵集結)
(背景:谷間、中央左:プラハ)
- [プラハ]
- …ハール! おまえの出番だよ。▼
(右端にハール登場)
- [ハール]
- ………▼
- [プラハ]
- 戦場で居眠りするたぁ、いい度胸じゃないか。
おい! さっさと起きないと丸焦げにするよ!▼
- [ハール]
- ………敵、着きましたかね?▼
- [プラハ]
- あぁ、つい今しがたね。
さっさと出撃して役目を果たしな。▼
- [ハール]
- ……おまかせを。 …ふあぁぁ▼
(ハール消える)
- [プラハ]
- まったく、ふぬけた男だね。▼
(暗転)
【オルリベス大橋】
(背景:マップ画面、オルリベス大橋上)
- [ライ](下段)
- さーて、到着だ。
橋の向こうにデイン軍発見!▼
戦闘配置済みで
大歓迎してくれてるみたいだぜ?▼
- [アイク](上段)
- 望むところだ。▼
- [ライ](下段)
- おぉ! さすが。
んじゃ、ついでにここから、
オレも参戦といくかな。▼
- [アイク](上段)
- ガリアじゃなく、
こっちの軍で戦ってくれるのか?▼
- [ライ](下段)
- 迷惑なら、やめるけど?▼
- [アイク](上段)
- まさか!
改めてよろしく頼む、ライ!▼
- [ライ](下段)
- まかせとけって!▼
(出撃開始)
進撃後†
1ターン目開始前†
- [ハール](上段)
- よーし・・・
ハール隊、出るぞ。▼
(マップ画面:ハール隊、橋の下に隠れる)
イベント1(アイクたちが橋の一定位置まで進軍した時)†
(マップ画面:橋の下からハール隊が現れ、画面最右位置まで飛ぶ)
- [ハール](上段)
- ………さて…
どうしたもんかね……▼
(ハール隊、右方面の増援の後方に回る)
イベント2(アイクたちが橋の一定位置まで進軍した時)†
(マップ画面:最左位置下側にクリミア兵の一団)
- [ルキノ](中段)
- あれは…
クリミア軍!?▼
- [ユリシーズ](下段)
- そのようですな。
あれに見えるは、クリミア王国の旗。
その下には……▼
あの見事な深緑の御髪は、
我が麗しの君、
エリンシア姫のものですぞ!▼
- [ルキノ](上段)
- 姫が…戻られた!▼
ユリシーズ伯、あなたは
城に戻ってジョフレに伝えて。▼
私は、一足先に姫に
我らクリミア臣下のことを
お伝えするから…▼
- [ユリシーズ](下段)
- ルキノ殿、夢にまで見た
姫との再会ですが…▼
どうか、浮き足だち
敵に弱みを見せることのないよう…
くれぐれもお気をつけあれ。▼
- [ルキノ](上段)
- わかっているわ。
あなたこそ、城までの道中、
敵に会わないよう注意して。▼
- [ユリシーズ](下段)
- このユリシーズにかかれば、
デイン兵など
ものの数ほどにも。▼
ともあれ、後ほど
城で合流いたしましょうぞ。▼
- [ルキノ](上段)
- ええ。▼
イベント3(イベント2の次のターンと思われる)†
- [ルキノ](上段)
- 準備はいいわね?▼
エリンシア姫を
必ずお守りするのです。
行きなさい!!▼
(消える)
- [クリミア兵](上段)
- クリミアの同志達よ!
今こそ、祖国奪還のため
立ち上がるのだ!▼
(マップ画面:クリミア兵NPCとして行動)
ハール初戦時†
- [ハール](上段)
- ……
ままならねえもんだなぁ…
戦ってのは……▼
ジルで攻撃時†
- [ハール](上段)
- お、やる気か?
どれぐらい腕を上げたか…
見せてくれるんだろうな?▼
- [ジル](下段)
- !!
まさか…ハール隊長ですか!?▼
ハール撃破時†
- [ハール](上段)
- あの時の死神に……
追いつかれちまったか……▼
会話(ジル→ハール)†
- [ジル](上段)
- ハール隊長……!?▼
- [ハール](下段)
- よう、ジル…生きてたか。▼
- [ジル]
- それは、こっちの台詞です!
生きておられたんですね…▼
- [ハール]
- シハラム殿に…
後を任されたんでな。▼
隊の生き残りと、その家族を
ベグニオンに逃がすまでは…
死ぬわけにはいかなかった。▼
- [ジル]
- そう…だったんですね……
でも……隊長はどうして……
まだデインに…?▼
- [ハール]
- 俺は…意外に執念深い男でな。
シハラム殿の仇が忘れられず…
こうして戻ってきたってわけだ。▼
- [ジル]
- !!
……そんな………▼
- [ハール]
- あ、おい。
かん違いするんじゃないぞ。▼
仇ってのは、
おまえたちのことじゃない。▼
- [ジル]
- ? でも…▼
- [ハール]
- シハラム殿を死に追いやったのは
デインの連中だ。▼
もう1度寝返った振りをして
プラハ将軍に近づき…
復讐の機会を狙ってたんだが……▼
バレバレだったようだな。
今も、部下とは名ばかりの
監視役をつけられた上、
決死隊としてクリミア軍に突撃し…
1人でも多くを道連れにして
死んで来いってさ。▼
- [ジル]
- だったら…!
私たちといっしょに戦いましょう。▼
隊長がデインを狙うなら…
目的が同じなら…いっしょに!!▼
- [ハール]
- ……ジル、俺はな…
デインと同じように
クリミアだって信用できない。▼
もう国に仕えるのは…うんざりだ。▼
- [ジル]
- ………隊長…▼
- [ハール]
- ……で、だ。▼
そんな信用できない場所に
恩師の娘を1人にはしておけない。
………とりあえず寝返っとくか。▼
- [ジル]
- ! はい!!
よろしくお願いします。▼
- [ハール]
- いや、それ反対。▼
- [ジル]
- は?▼
- [ハール]
- 新入りらしく…
俺が、おまえの下につくから。
よろしく頼むぜ、隊長さん。▼
(消える)
- [ジル]
- …え!?
いやですよ、そんなの!
待って…! た、隊長ぉ…っ!!▼
プラハ初戦時†
- [プラハ](上段)
- くく……
あんたは半生かい?
それとも黒焦げがいいかい?▼
言ってごらんよ、
お好みの加減で焼いてやるよ!▼
アイクで攻撃時†
- [アイク](上段)
- おまえは…
親父と戦った騎士…▼
- [プラハ](下段)
- あーあ…
おまえがこんなに長く
たたると知っていたらねぇ…▼
もっと楽な間に
潰しておくんだったよ!▼
ハールで攻撃時†
- [プラハ](上段)
- …思ったとおりだったね。
1度位なら、汚名を晴らす
機会をやってもいいかと思ったが……▼
やっぱり、おまえもシハラムも…
裏切りはお手のものさね。▼
- [ハール](下段)
- ……これでも、
18年ばかりは耐えたんだが。▼
よっぽど…主君に恵まれない
星の巡り合わせなんだろうな。
シハラム殿も俺も…▼
掴まされるのは、下衆ばかりだ。▼
- [プラハ](上段)
- 陛下を下衆呼ばわりするとは…
この身のほど知らずの雑魚が……
己の無能を、上のせいにしてんじゃないよ!!▼
とっとと逝っちまいな!▼
セネリオで攻撃時†
- [プラハ](下段)
- ……おまえ…
その額の印は……
【精霊の護符】なんかじゃないね?▼
フン
他の奴らの目は誤魔化せても
あたしには通用しないね。▼
なんたって“お仲間”なんだから。▼
- [セネリオ](上段)
- ………仲間?
冗談はやめてください…▼
…僕は…生まれてから1度も、
そんなものを
持った覚えはありません……▼
獣牙族vsプラハ†
- [プラハ](左上)
- あたしがこの世で1番嫌いなものを、
教えてやろうか?▼
(この二行では口元に笑み)
おまえら獣の半獣さ!▼
(この行で笑みが消える)
リュシオンvsプラハ†
- [プラハ](左上)
- へえ? 戦う術もないのに
こんなところにいていいのかい?
この半獣が!▼
(会話中で口元に笑み)
鳥翼族(タカ)vsプラハ†
- [プラハ](左上)
- ちっ……タカの半獣どもが!▼
あたしの前に姿を見せるんじゃないよ!▼
タウロニオvsプラハ†
- [プラハ](左上)
- 陛下に背いた
クズのお出ましかい……▼
消し炭にしてやるよ!▼
プラハ撃破時†
- [プラハ](上段)
- へ……陛下……
お許しを……どうか、お許しを……▼
制圧後†
(背景:橋門前、中央左:ルキノ、中央右:エリンシア)
- [ルキノ]
- エリンシア様っ!
よくぞ、よくぞご無事でっ!!▼
- [エリンシア]
- ルキノ!?
ルキノなの?
本当に…あなたなの……?▼
- [ルキノ]
- 亡霊じゃありません。
私は、こうして生身でいますわ。▼
- [エリンシア]
- ああ、ルキノ…!
私…どんなにあなたに会いたかったか……▼
- [ルキノ]
- エリンシア様…私も……
弟ジョフレから、姫を見失ったと聞いた時は……
目の前が真っ暗に…▼
生きて…いて下さったと
知って……どれほど……
…………………▼
- [エリンシア]
- ジョフレは無事なのね?▼
他には…?
クリミアの臣下は……
どれくらい生き延びているのですか?▼
- [ルキノ]
- まず…ユリシーズ伯が。▼
そしてカタオール侯の遺児シュロキや、
タギオ将軍、ショーモ候も手負いながら、
我らと共におります。▼
連絡のとれた兵の数は
まだ100にも満ちていませんが、▼
姫のお戻りが知れれば、
各地に潜伏するクリミアの遺臣が
はせ参じることでしょう。▼
- [エリンシア]
- ……でも、私は…
公に認められた存在ではないのに……▼
- [ルキノ]
- …その点は心配ありません。
デインでの戦いぶりは
全てクリミアに届いていましたから。▼
『クリミア王に遺児あり』
『隠されていた王女が、
民を救うために立ち上がった』と。▼
それに、デイン兵が
血眼になって『クリミア王女』を
探し回ってくれたことも、▼
エリンシア様が本物であると
裏づけしてくれたようなところもあって…▼
クリミアの民はみな、
あなたのお帰りを心待ちにしています。▼
- [エリンシア]
- ……本当なの?
…みんな…私の存在を認めて……?
………………▼
(暗転)
(背景:谷間、中央左:ライ、中央右:アイク)
- [ライ]
- アイク…▼
おまえたちクリミア軍のデインでの活躍は……
ナーシルによって、
ガリア王宮に伝えられていたんだ。▼
それを、オレがルキノさんたちに教えて、
ルキノさんたちが、
クリミアの民に広げていった……▼
…あいつが裏切るなんて、
やっぱり、ありえない………▼
- [アイク]
- それは俺にだってわかっている!
メダリオンのことだって…
あいつは手がかりをくれた。▼
旅の間、ずっと助けてくれたんだ。
少なくとも、そこに嘘はなかった……▼
だが、黙ったままじゃ
助けようがないじゃないか。▼
- [ライ]
- …会って話そう。
オレがなんとしても口を割らせるから。▼
- [アイク]
- ……こっちだ。▼
(暗転)
(背景:天幕前、中央右:アイク、右端:ライ)
- [アイク]
- ……他の兵と一緒にならないよう、
この天幕に物資といっしょに……▼
!?▼
- [ライ]
- どうしたんだ?▼
- [アイク]
- …いない。▼
……朝、食事を持って来た時には
確かにここにいたのに……▼
コメント†