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章別会話


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エピローグ

クリミア王城

グレイル傭兵団、その他

(中央:アイク)

[アイク]
この1年、無我夢中でここまで来たが…
今、こうしていられるのは
みんなのおかげだ。▼
柄じゃないかもしれないが…
1度だけはっきり言わせてくれ。▼
ありがとう。▼
これからも、よろしく頼む。▼

(中央左:アイク、中央右:セネリオ)

[セネリオ]
…はい。あなたの力になることが
僕の望みですから。▼
+  アイクとセネリオ支援Aの場合

(セネリオの後ろ、右端:ティアマト)

[ティアマト]
立派になったわね。
…今のあなたを……
グレイル団長とエルナに見せてあげたい…▼
+  アイクとティアマト支援Aの場合

(セネリオの後ろ、右端:ティアマトが消えてオスカー)

[オスカー]
………長いようで
あっという間だったね。
とにかく…よかったよ。▼
+  アイクとオスカー支援Aの場合

(中央右:セネリオ消えてミスト)

[ミスト]
わたしたち…がんばったよね?
お父さんも、お母さんも
きっと褒めてくれるよね?▼

(右端:オスカー消えてボーレ)

[ボーレ]
おまえ、よくやったぜ。▼
ま、おれの活躍がなかったら
この勝利はなかっただろうけどな。▼

(中央右:ミスト消えてヨファ)

[ヨファ]
アイクさん…ううん、アイク団長!▼
ぼく、これから
もっともっと強くなるね!▼

(右端:ボーレ消えてキルロイ)

[キルロイ]
やっと…やっとだね。
戦いのない…平和な生活に戻れる。▼

(中央右:ヨファ消えてガトリー)

[ガトリー]
なぁ、アイク! また傭兵団やらないのか?
おれ、軍隊でも大活躍だったけど
やっぱ傭兵稼業が気楽で好きだからな~。▼

(右端:ボーレ消えてシノン)

[シノン]
……ケッ▼
オレに比べりゃあ、おまえは
まだまだガキだからな?
そこんとこ、勘違いすんなよ?▼

(中央右:ガトリー消えてワユ)

[ワユ]
ねぇ、大将!あたしさ、あんたの剣技に
すっかり惚れこんじゃったよ。▼
大将のもとでなら、いい修行ができそう。
だからさ、このまま大将の
仲間でいさせてよ。頼むよ。▼

(右端:シノン消えてフォルカ)

[フォルカ]
…俺の仕事は済んだ。
そろそろ消えるとしよう。
俺に用ができたら…方法はわかるな?▼

エリンシア、クリミア勢

(中央右:アイク)

[アイク]
エリンシア。ずいぶん待たせたが…
やっと、あんたとの約束を果たせた。
これで、任務完了だ。▼

(中央左:エリンシア)

[エリンシア]
アイク様……クリミアの民と…
そして、今は亡き父母と叔父に代わり…
あなたに心からの感謝を……▼

(エリンシア消える 中央右:アイク)

[アイク]
……………
…なぁ、それ
やめにしないか?▼

(中央左:エリンシア)

[エリンシア]
え?▼
[アイク]
俺も色々、貴族の風習ってのには
慣れてきたつもりだが…
その『お辞儀』ってのだけはだめだ。▼
ヘソのあたりとか足の裏とかが
かゆくなってくる。▼
[エリンシア]
アイク様ったら…▼
ふふ▼
+  アイクとエリンシア支援Aの場合

(中央左:エリンシア消えてユリシーズ)

[ユリシーズ]
おぉ、輝ける勝利の日!
我が姫の身許に、かの英雄
アイク将軍を遣わせし女神に誉れあれ!▼

(左端:ルキノ)

[ルキノ]
ありがとう、アイク将軍…▼
私、あなたのおかげで
エリンシア様に対する自分の在りかたが
わかった…そんな気がするわ。▼

(中央左:ユリシーズ消えてジョフレ)

[ジョフレ]
将軍の力により、
クリミアにかかった暗雲は取り除かれた。▼
この先は、我らが
民と共に国の復興に全力を尽くそう。▼

(左端:ルキノ消えてケビン)

[ケビン]
将軍は、クリミアの救世主です!
その功績をたたえ、
アイク将軍に敬礼っ!▼

(中央左:ジョフレ消えてチャップ)

[チャップ]
いやぁ、よかった、よかったぁ!
デイン王を見た時には
もうダメかと思ったよ。▼
けどなぁ、あんた強かった。
ありがとな。これで故郷に帰れます。▼

(左端:ケビン消えてネフェニー)

[ネフェニー]
……田舎の家族に…
将軍と戦ったこと…自慢しようかな…▼

(ネフェニー、チャップ消える。中央左:カリル)

[カリル]
ラルゴとあたしはさ、
ここに残って
店をやろうかと思ってんだよ。▼

(左端:ラルゴ)

[ラルゴ]
これからのクリミアは、
復興のために人の出入りが激しくなる。▼
そこで、宿場を兼ねた酒場を
やれば大賑わいって寸法だ。▼
[カリル]
できたら知らせるからさ、
いつでも寄っておくれよね。▼
[ラルゴ]
あんたたちならサービスするぜ。
じゃあな。▼
+  カリル死亡の場合
+  ラルゴ死亡の場合

ベグニオン勢

(中央左:タニス)

[タニス]
アイク将軍、私は
ひとまず失礼しよう。
この戦いの結末について…
本国に報告せねばならんからな。▼

(中央右:タニス)

[アイク]
俺達が借りている部隊は、
連れていかないのか?▼
[タニス]
戦いが終わったとはいえ、
国が安定するには日がかかる。▼
先ほど、王女に問うたところ
いれば助かるという返事だった。
しばらく預けていくさ。▼
[アイク]
そうか…ベグニオンには
すっかり世話になったな。▼
結局、あんたたちだけでなく、
援軍までだしてもらった。▼
デイン王都で敗残兵を押さえていてくれた
ゼルギウス将軍の一団のお陰で、▼
俺たちは背後を気にすることなく
思う存分、戦うことができたんだ。▼
[タニス]
…どんな手助けがあろうとも、
戦いに勝利した強さは
将軍の指揮の賜物だ。▼
今回の勝利には、お二方も
きっと喜ばれることだろう。▼
[アイク]
神使とセフェランに、
俺たちが礼を言っていたと伝えてくれ。▼
いずれ、きちんと挨拶には行く
つもりだけどな。▼
[タニス]
了解した。▼
では、アイク将軍…
また会えるのを楽しみにしている。▼
[アイク]
ああ、またな。▼
+  タニス死亡の場合

(中央左:マーシャ)

[マーシャ]
アイクさん!私、ベグニオンの
聖天馬騎士団に戻れる事になったんです。▼
それもこれも、アイクさんの
おかげです。ありがとうございました!▼

(左端:マカロフ)

[マカロフ]
ベグニオンで出直しするかな。▼
…いきなりは無理だけど、
とりあえず、まっとうな生き方ってのを
やってみたい気になったし。▼
[ステラ]
(中央左)
さようなら、アイク将軍。▼
私、この戦いのおかげで
ベグニオンの騎士団に
入団する自信がつきました。▼
ありがとうございます。▼
[ダラハウ]
(左端)
戦い終わってよかったのね~
ダラハウ、とっても幸せよ。
やっぱり平和が1番なのね~▼
[トパック]
(中央左)
……おいら、帰るぜ。▼
砂漠のみんなが…待ってる。
たくさん土産話、聞かせてやんねぇと。▼
[ムワリム]
(左端)
ラグズとベオク…
少しは距離が縮まったか。▼
戦いは…辛い。
だが、得る物もないわけではない。▼
[ソーンバルケ]
(中央左)
…砂漠に来た時は声をかけてくれ。
今度は戦いぬきで、ゆっくり
話でもしよう。▼

ガリア勢

[アイク]
(中央左)
もう、行くのか?▼
[ライ]
(中央右)
ああ。▼
王の元に、大事なお客さんを
お連れしないといけないからな。▼
[アイク]
客?▼
[リアーネ]
(右端)
古代語(アイクサマ!オセワニナリマシタ。)
[リュシオン]
(中央右)
私たちのことだ。
父上と共に、今後しばらくは
ガリア王宮に世話になることになった。▼
やはり我らサギの民は
森に近い場所で暮らすべきだと…▼
ティバーンがカイネギス殿に
頼んでくださったのだ。▼
[アイク]
セリノスには戻れないのか?▼
[リュシオン]
…確かに、神使とは和解した。
しかし…それだけでは、まだ無理だ。▼
[アイク]
そうか。▼
だが、いつかは戻れるだろう。
ラグズとベオクは分かり合える。▼
[リュシオン]
そうだな。
…そう願っている。▼

(リュシオン、リアーネ消える)

[ジフカ]
(右端)
もう、よいか?
そろそろ発つぞ。▼
[アイク]
ジフカ殿、あんたにも世話になった。
ガリアは俺にとって大事な場所だ…
また、ちょくちょく遊びに行っていいか?▼
[ジフカ]
いつでも来るがいい。
王も喜ばれるだろう。▼
それから…ガリアはクリミア復興にも
助力を惜しまない。▼
引き続き、物資や労働力は
提供させてもらう予定だ。▼
[アイク]
ありがたい。▼

(アイク、ジフカ消える)

+  アイクとライ支援Aの場合
[ミスト]
(中央左)
あ、待って!
リュシオンさん!リア-ネさん!▼

(中央右リュシオン、右端リアーネ)

[リュシオン]
なんだ?▼
[ミスト]
あの…最後にもう1度だけ…
メダリオンに触らせていただけませんか?▼
[リアーネ]
(古代語)ウン、イイヨネ ニイサマ▼
[リュシオン]
もちろんだ。
さぁ、手を出して。▼
[ミスト]
はい。
………………
ありがとうございました。▼
[リュシオン]
もういいのか?▼
[ミスト]
はい。最後にお別れ…
言いたかっただけですから。▼
[リュシオン]
ありがとう。▼
[ミスト]
え?▼
[リュシオン]
君と、アイクと…▼
[アイク]
(左端)
ん?▼
[リュシオン]
それから亡くなったご両親にも
心からの礼を言わせて欲しい。▼
私たちの姉の想いを…
伝えてくれて…ありがとう。▼
[リアーネ]
(古代語)アリガトウ!ココロヤサシイベオクノナカマタチ▼
[ミスト]
は…はい!▼
+  アイクとリュシオン支援Aの場合
[モウディ]
(中央右)
アイク!モウディも
クリミアの復興を、手伝いにクるぞ。▼
力を、イっぱい貸すぞ!▼
[レテ]
(右端)
…悔しいが、
認めなくてはいけないだろうな。▼
おまえは、いい戦士だった。
ベオクにしておくのは惜しいほどのな。▼
また、会おう。▼
+  アイクとレテとの支援がAの場合

フェニキス、キルヴァス勢

[ティバーン]
(中央左)
さてと、俺たちも失礼するかな。▼
[アイク]
(中央右)
あんたたちとは、浅からぬ縁だったな。▼
[ティバーン]
ああ。特にセリノスの件では、
おまえたちに世話になった。▼
また、南の海に来ることがあったら
フェニキスにも寄ってってくれ。
国をあげて歓迎してやるぜ。▼
[アイク]
鳥翼族の国か…
どんな食い物があるのかとか、
結構、興味あるな。▼
[ティバーン]
ベオクには登れないような
高山にある木の実があるんだが。
それの造り酒が絶品だぜ。▼
他にも海の珍味、山の珍味…
なんでも揃えてやるさ。▼
[アイク]
酒はいいから、肉を多めに頼む。▼
[ティバーン]
はは まかせておけ。▼
[ネサラ]
(左端)
話に水をさして悪いが、
念のため…▼
キルヴァスには、来なくていいぜ。
ベオクは招待しない主義なんだ。▼
[アイク]
キルヴァス王…
なんだかんだ言って、
最後は助けてもらった。▼
あんた、思ったより
全然いい奴だったみたいだな。▼
[ネサラ]
はン!
つまんねえこと
言ってんじゃねえよ。▼
[ティバーン]
じゃあな。
本気で待ってるから、いつでも来いよ!▼
[ウルキ]
(中央左)
…将軍は、鳥翼族の恩人だ。
………感謝します。どうかお元気で。▼
[ヤナフ]
(左端)
おれの【千里眼】が必要になったら、
高いところで黄色い狼煙をあげな。
どっからでも見つけて、飛んでってやるよ。▼
あ、ただし…王の用事がない時だけな?▼

デイン勢

[アイク]
(中央右)
…………▼
[ジル]
(中央左)
………アイク将軍。
私、あなたのこと……
絶対…忘れませんから。▼
[ハール]
(左端)
なんにしても、終わってよかった。
これでまたゆっくり…昼寝できそうだ。▼

(ジル、ハール消える)

[サザ]
(左端)
デインもこれから…大変だと思うんだ。
どうなっていくか、よくわかんないけど…
とにかく帰る。▼
俺の祖国は…あそこだけだから。▼
[タウロニオ]
(中央左)
……わしの役目は終わったな。
後は…ここを去るのみ。▼
[イレース]
(左端)
ムストンさんたちが…
デインに行くというので……▼
……私もいっしょに行きます。
お世話になりました。▼
[ツイハーク]
(中央左)
クリミアも気になるが…
俺はデインに行くことにした。
………縁があれば、また会おう。▼

ゴルドア勢

(アイク王宮内に入る)
(中央左:イナ、中央右:アイク)

[アイク]
イナ、あんたとは
戦ったり…色々あったな。▼
[イナ]
……あなたのおかげで
ラジャイオンは救われました。▼
私も…また……
…ありがとうございました……▼
[アイク]
イナは…彼を救うために。
デイン王の元に?▼
[イナ]
……はい。▼
[ナーシル]
(左端)
行方知れずとなっていた婚約者が…▼
姿を歪められた状態で
デイン王の元にいると…
私に、助けを求めてきたんだ。▼
今は亡くなった
これの親にも…私は
何もしてあげられなかった。▼
だから…なんとしても2人を
助けたいと……▼
そのために、君を利用したんだ……
本当に、すまなかった。▼
[アイク]
…そのことは、もういい。
済んだことだからな。▼
[ナーシル]
……アイク……▼
[アイク]
イナは、ゴルドアに戻るのか?▼
[イナ]
…はい。▼
……ラジャイオンを
故郷に帰してあげないと。▼
[アイク]
ナーシルも?▼
[ナーシル]
…いっしょに行くよ。▼
ゴルドアの地を踏むのは
数十年ぶりかになるけどね。▼
[アイク]
そうか…気をつけてな。
クルトナーガに、よろしく伝えてくれ。▼
[イナ]
…ありがとうございます。必ず。▼

(イナ、ナーシル消える)

[アイク]
…ナーシル!▼
[ナーシル]
(左端)
?▼
[アイク]
あんたがどう思っていたか知らないけど、
俺は、あんたを信頼していた。▼
決定的に裏切られたと思った
あの瞬間でさえ…▼
あんたが悪者だとは、
これっぽっちも考えられなかった。▼
[ナーシル]
……私の予想は外れたな。▼
[アイク]
予想?▼
[ナーシル]
フェニキスの海で、言っただろう。▼
この戦いが終わる時…
君の考えも変わるだろうと……▼
だけど…
どんなことが起きても、
君はあの時のままだった……▼
[アイク]
単に、器用な真似ができないだけだ。▼
[ナーシル]
……どうか、
これからもずっと…
そのままの君で……………▼
[アイク]
また、会えるよな?▼
[ナーシル]
ああ、きっと……▼
+  27章でナーシル行方不明の場合

クリミア復興の様子(ここから文章が自動送り)

戦いは終わった。

長い戦いと、厳しいデインの支配の中、
傷つき、苦しみながらもクリミアの人々は耐え抜き
ついにデインのくびきから脱したのだ

『厳しい冬を耐え抜けば、
暖かい春は必ずやって来る』

言い古された言葉の通り、
クリミアに暖かな新しい風が吹き始めた。

戦いに荒れ、雑草はびこる廃墟から
やがて立ち上がった人々は
復興へと確かな一歩を踏み出す。

そして、その中には
かつては『半獣』とさげすんだ
ラグズの者たちも共にいた。

国破れ、奈落の苦しみを味わった人々は
そこから解放される戦いに力を貸してくれた
ガリアへの恩義を決して忘れなかった。

しばらくは王位につかず
執政として国を導いたエリンシアと、
その臣下の働きも手伝って、
クリミアは、失われた国王が望んだ
ベオクとラグズの共存への道を歩み始めた。

すべての歯車が順調に回り出した頃
クリミア王国政府は
新女王エリンシアの即位を発表する。

そして、その即位式の日――

*クリミア王城
(中央右:アイク、中央左:ミスト)

[ミスト]
……つ、疲れた~!▼
平和になったのはいいけど、
なんかすごく忙しいよぉ。▼
[アイク]
潰れた国をもう1度
建て直そうとしてるんだ。
そりゃ、たいへんだろう。▼
[ミスト]
そっか。エリンシア様や
クリミア王宮の人たちは、
わたしたちの何倍も忙しそうだもんね。▼
[アイク]
エリンシアは、今
なにしてるんだ?▼
[ミスト]
あっちの部屋で、
文官さんたちに囲まれて
なんかてんてこ舞いだった。
……かわいそう。▼
[アイク]
隙をみて休んでるならいいんだが…
そんなことしなさそうだしな。▼
[ミスト]
今度、子守唄でも
聞かせてあげよ…って、▼
大変! 忘れてた!!▼
[アイク]
なんだ?▼
[ミスト]
メダリオンは、
リュシオンさんたちに
渡せたからいいけど……▼
呪歌のほうって、
どうしたらいいのかなぁ?▼
[アイク]
結局、オルティナってのは誰か
わからずじまいだ…▼
ま、落ち着いてから、
気長に捜すしかないだろうな。▼
[??]
邪神を倒した三雄の1人
オルティナのことですか?▼
[ミスト]
あ!▼
[アイク]
セフェラン!
あんた、来てたのか?▼
[セフェラン]
さきほど、到着しました。▼
この度は…素晴らしい
ご活躍だったようですね。▼
[アイク]
それよりも、オルティナのことだ。
あんた知っているのか!?▼
[セフェラン]
ええ、もちろん。
我がベグニオンの始祖こそ
オルティナその人なのですから。▼
[アイク]
じゃあ、人違いか…?
ずっと昔に死んだ人間に
歌を伝えることはできないし…▼
[セフェラン]
現在でも、その血と名を受け継ぐ
正当なる後継者ならおりますが…▼
[アイク]
誰だ!?▼
[セフェラン]
サナキ=キルシュ=オルティナ…
それは神使様に他なりません。▼
[アイク]
……もしかして、
ベグニオンでは誰でも
知っているようなことなのか?▼
[セフェラン]
いえ、この名を知るのは
ごく限られた者だけです。
それが…どうかしましたか?▼
[アイク]
神使が…オルティナだったのか…▼
[ミスト]
……なんか、安心したら
どっと疲れがでちゃった。▼
…お兄ちゃん、わたし
部屋に戻ってるね。▼
セフェランさん、失礼します。▼
[セフェラン]
どうにも、話が見えませんね。
私、何か問題のあることを
言ってしまったのでしょうか?▼
[アイク]
……いや、
そんなことはない。
ただ、色々あってな……▼
[セフェラン]
聞かせていただけますか?▼
[アイク]
そうだな、実は……▼

(暗転)

[セフェラン]
なるほど……
先代神使暗殺、
セリノスの大虐殺、
更にメダリオンを使っての
邪神復活という目論見……▼
何もかも全て、デイン王
アシュナードの仕業だった……▼
そういうことなのですね。▼
[アイク]
俺たちが行き着いた結論はそうだ。▼
[セフェラン]
……まいりましたね。▼
[アイク]
なにがだ?▼
[セフェラン]
私が何年も…▼
大陸中を調べて歩いても
そこまで知ることはできませんでした。▼
それを、あなたたちは見つけ、
未然に防いでしまわれた。▼
[アイク]
親父と母さんが望んだことを
果たしただけだ。▼
[セフェラン]
それは結果論でしょう?▼
クリミア王女を助け、
ベグニオンで神使様の信頼を勝ち取り、
ラグズと共闘することによって
デイン王を倒した……▼
それは、全て
あなたが成し遂げた功績ですよ。▼
[アイク]
……俺の傍らにはいつも
頼りになる連中がいてくれた。
だからこそ…できたことだ。▼
[セフェラン]
謙虚な人だ。▼
そうだ、国に戻る前に
【解放】の呪歌を聞かせていただけますか?
私の口から、神使様にお伝えしましょう。▼
[アイク]
いいのか?▼
[セフェラン]
あなたがたは…
クリミアを離れることはできないでしょう?
新女王には、あなたの力が必要です。▼
[アイク]
…そうだな。
当分の間は、そうなるだろうな。▼
[セフェラン]
当分の間?▼
あなたはクリミアの英雄ですよ。
望めば、どんな重職にだってつけるはず…▼
[アイク]
そういうの、どうでもいいんだよ。▼
面倒だし、将軍だ貴族だって言われても
価値がまったく分からん。▼
この国が安定したら、
爵位ってのも全部返してもとの傭兵に戻る。▼
[セフェラン]
ふふ… ほ、本当に……
あなたという人は……▼
[アイク]
変か?▼
[セフェラン]
ええ。
それはもう…
ふっ…ふふふ … …▼
[アイク]
あんた、ちょっと笑いすぎだ。▼
[セフェラン]
……す、すみません。
… … …▼
[アイク]
ったく。
みかけと違って
案外、失礼な奴だな。▼
[ティアマト]
(右端)
アイク、いいかしら?▼
[アイク]
ああ。
どうした、ティアマト。▼
[ティアマト]
…エリンシア姫…っと、
いまは女王様だったわね。▼
エリンシア女王といっしょに、
アイクにバルコニーから
顔を出して挨拶してほしいって。▼
今、王宮の方から言われて。▼
[アイク]
挨拶?
俺もいっしょにか?▼
[ティアマト]
ええ、そうよ。
じゃあ、ちゃんと伝えたわよ!
早く行ってあげてね。▼
[アイク]
お、おい!
ティアマト!!▼
…なんだって俺が、そんなことを…▼
[セフェラン]
クリミアの民は、救国の英雄を一目見、
そして称えたいのですよ。
…たとえ本人がそれを望まなくてもね。▼
[アイク]
挨拶なら、エリンシアだけで十分だろ。▼
…呼んでくる。▼
[セフェラン]
………………
……かくして英雄は生まれ
歴史は動く、か…▼
アイク、あなたは気付きも
しないでしょうね。▼
……ただの傭兵から
クリミアの英雄となった
あなたの存在そのものが…▼
多くの人々の醜い欲望や野心をあおり、
世界が乱れていく要因の
1つとなりうることを……▼
アシュナードは、きっと
それをわかっていた…▼
ある意味、あの男の野望は
達成されたのかもしれません。
この大陸に戦いの種を蒔くということ…▼
これからが、あなたの試練のはじまりですよ…
若き英雄アイク……▼

(暗転)

ムービー(以下音声書き起こし)

[アイク]
どうしたんだ?
みんな、待ってるぞ。
姿を見せなくていいのか?
[エリンシア]
不安なんです。
私は、生まれてからずっと、隠された存在でした。
国を背負う者としての教育も受けていない
そんな私が王位についていいのでしょうか?
国民は私を認めてくれるでしょうか?
[アイク]
何を馬鹿なことを
[エリンシア]
ですが、アイク様、私は
[アイク]
なら聞くが
俺たち傭兵を雇う教育を受けていたのか?
[エリンシア]
ええっ?それは
[アイク]
散り散りになっている臣下を集める教育は?
失われた国を取り戻す教育は?
[エリンシア]
ですが、それとこれとは!
[アイク]
違わないさ。
これまで立派にやってきたじゃないか。
これからも、やっていけるさ。
[エリンシア]
はい。
[アイク]
さあ行こう、みんなが待っている。
1人が嫌なら俺もいっしょに行こう。
[エリンシア]
ありがとう、アイク様
私、あなたに出会えて本当によかった!
[ナレーション]
こうしてエリンシア=リデル=クリミアは
祖国を再興した
時にベグニオン歴646年
まだ春も浅い季節の出来事だった。
この後、中興の祖エリンシア女王と
救国の英雄アイクの物語はクリミア王国で
もっとも人気のあるサガとして
多くの吟遊詩人たちに日々の糧を与えることとなる。

Staff Credits

Fin

戦歴


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Last-modified: 2025-08-11 (月) 14:57:07
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