会話集/章別会話
オープニング†
→4章 悲しみの大地
戦闘前†
- [ルカ]
- アルムくん、
進撃準備が整いました。▼
報告によると、この先の森に
リゲル軍が待ちかまえています。▼
指揮官は、
あのベルクト将軍だそうです。▼
- [アルム]
- ベルクト将軍……▼
さすが、
国境の守りは万全ってことか。▼
- [ルカ]
- ええ。
でも、行くしかありません。▼
- [アルム]
- ああ……▼
(マップ表示)
(視点切り替え:ベルクト軍)
- [ベルクト]
- 待ちかねたぞ、アルム。▼
- [アルム]
- ベルクト……!▼
- [ベルクト]
- ほう……
なかなかの兵の数だな。▼
寄せあつめの解放軍ごときが
ずいぶんと立派になったものだ。▼
- [アルム]
- …………▼
- [ベルクト]
- だが、少々
思い上りが過ぎるようだな。▼
このリゲルの地を
侵そうなどと……▼
下賤の輩が、
ソフィアの王にでもなったつもりか!?▼
身の程を知るがいい!▼
- [クレーベ]
- 違う!!▼
- [フェルナン]
- クレーベ?▼
- [クレーベ]
- 私は、ずっとそばで
アルムの行いを見てきた。▼
彼は私たちの王にふさわしい、
勇敢で寛大な戦士だ。▼
私はやっと気づいたのだ。▼
王となる資格は
生まれで決まるものではない。▼
なにを思い、
なにを憂い、▼
そして、なにを行うかで決まるのだ!▼
- [フェルナン]
- クレーベ、貴様……!▼
ソフィア貴族の誇りを捨て、
平民に屈するというのか!?▼
……もう貴様は
俺の知るクレーベではない。▼
ここで叩き斬ってくれる!▼
ムービー:『英雄たちの戦い』†
(解放軍と対峙するリゲル軍)
- [解放軍兵士]
- 準備が整いました。
- [アルム]
- わかった。
(一呼吸置くアルム)
- [解放軍兵士]
- アルムさま?
- [アルム]
- あ、いや。大丈夫だ。
みんな、いこう!
皇帝ルドルフを倒し、この戦いを終わらせるために!
そして、ソフィアを守るために!
- [解放軍兵士達]
- ソフィアのために!
- [アルム]
- 突撃だー!
(アルムを先頭に、解放軍たち坂を駆け降りる)
- [解放軍兵士達]
- うおおおおおおお!
- [フェルナン]
- 動きました!
- [ベルクト]
- ふん……
迎え撃て! やつらにリゲルの大地を踏ませるな!
(リゲル軍突撃)
(解放軍とリゲル軍が激突)
(アルム、リゲル兵を次々となぎ倒す)
(ベルクトとフェルナン、アルムに突撃する)
(決着つかず、再度構える)
(互いに攻撃を仕掛けるカットでムービー終了)
ベルクトと戦闘†
- [ベルクト]
- リゲルの地を汚す
侵略者どもめ……▼
せめてもの情けだ。
ここで散るがいい!!▼
ベルクトを撃破†
- [ベルクト]
- ぐっ……▼
ばかな、
この俺がまたしても……!▼
フェルナンと戦闘†
- [フェルナン]
- ソフィアの面汚しどもめ……
ここで果てるがいい!!▼
フェルナンを撃破†
- [フェルナン]
- ぐあっ……!▼
なぜだ、なぜ俺が
こんなやつらに勝てぬのだ……!▼
戦闘終了後†
- [ベルクト]
- くそっ……▼
- [アルム]
- ベルクト……
君は強い、それは認めるよ。▼
だからこそ、
いまここで君を討つ!▼
- [ベルクト]
- ……まさか、
これに頼ることになろうとはな……▼
(ベルクト、鏡を割る)
- [アルム]
- えっ?▼
- [ロビン]
- う……
うわぁあああっ!!▼
な、なんだよこれ、
アルム――っ!!▼
- [アルム]
- どうしたんだ?!
みんな!!▼
(一枚絵:解放軍を襲う無数の手)
- [解放軍兵士]
- ひいぃいいーっ!
た、助けてくれ……!▼
- [アルム]
- なんだ、これは?!
地中から手が……▼
これも魔道なのか?▼
- [ルカ]
- いえ、違います。
魔法の攻撃がききません!▼
これは、
われわれの知る魔道とは別の……▼
うわあっ!▼
- [アルム]
- ルカ!!▼
どうしよう、
このままじゃみんなが……▼
ベルクト!
いったい何をした?!▼
- [ベルクト]
- ……おぞましい……
これがドーマの力か。▼
- [アルム]
- なんだって……?!▼
- [ベルクト]
- ……いや。
もうじき死ぬお前が知る必要はない。▼
- [アルム]
- 待て、ベルクト!
くっ……▼
こんなところで
僕は終わるのか……?!▼
君にまた会うこともできずに……
……セリカ……!▼
(画面が白く光る)
- [アルム]
- えっ……?▼
- [ロビン]
- お、おい。
いまなんか光ったぞ?▼
- [アルム]
- セリカのお守りが……
セリカ、君なのか?▼
お願いだ、セリカ。
僕を、みんなを助けてくれ……!▼
(ホワイトアウト:一枚絵消える)
- [ベルクト]
- なっ……
ドーマの術が消えただと?!▼
貴様、いったい何をした!▼
- [アルム]
- ……わからない。
ただ、大切な人に祈っただけだよ。▼
- [ベルクト]
- ……はっ!
なにを甘いことを。▼
お前のようなやつに
この俺が、俺が……っ!▼
- [フェルナン]
- ベルクトさま!▼
術は破られましたが
やつらに追撃する力はありません。▼
この隙に撤退するのです!▼
- [ベルクト]
- フェルナン……
しかし…………!▼
- [フェルナン]
- 命あればこそ、
皇帝陛下への申し開きもできましょう。▼
さあ、お早く!▼
- [ベルクト]
- ……くっ……!▼
- [フェルナン]
- ………………
あれがドーマの力だというのか……?▼
あのようなもの用いたとて、
なんの誇りも持てぬではないか。▼
リゲル帝国……いや、ドーマ教団は
何をするつもりなのだ……▼
(視点切り替え:アルム軍)
- [ロビン]
- いっちまった……
いいのか? アルム。▼
- [アルム]
- ああ……▼
これ以上追っても
お互い消耗するだけだ。▼
- [ロビン]
- しかし、すげえよなあ。
さっきの……▼
アルム、
どうやったんだ?▼
- [アルム]
- 僕にもわからないんだ。▼
夢中で、セリカのお守りに
祈っただけで……▼
だから、きっとセリカが
助けてくれたんだよ。▼
- [ロビン]
- ふうん……▼
じゃあ、こんど会ったら
お礼言わなきゃな!▼
- [アルム]
- うん……▼
(マップ切り替え:リゲル城)
(物が割れるSE)
- [ベルクト]
- ちくしょう!!!▼
なぜだ、
なぜ俺はアルムに勝てないんだ?!▼
あんな平民に
なぜこの俺が二度も……!!▼
- [リネア]
- ベルクトさま……!▼
落ちついてくださいませ、
ベルクトさま。▼
私は、ベルクトさまがご無事ならば
それで……▼
- [ベルクト]
- うるさい!
お前になにがわかる?!▼
- [リネア]
- ……っ……
ベルクトさま……▼
- [ベルクト]
- ……俺は、幼いころから
ただ強くなることだけを求めてきた。▼
それが俺の
高貴なる者としての義務だと。▼
そう教えられてきたんだ。
父上にも、母上にも……▼
その俺が寄せあつめの平民どもに
負けるなど、あっていいものか!!▼
あのような卑劣な奴の手まで
借りたというのに……▼
俺はまだ甘いというのか……!?▼
- [???]
- ……われを求めよ……▼
- [ベルクト]
- !?▼
- [???]
- 力を欲する者よ……
……われを求めるがいい……▼
- [ベルクト]
- なんだ、この声は……?▼
だれだ、貴様は?!▼
- [リネア]
- ベルクトさま?!
どうなさったのですか……?▼
- [ベルクト]
- ……お前には
聞こえないのか……?▼
いまの声はいったい……▼
リゲルの森†
戦闘前†
- [アルム]
- この森は
どこに通じているんだ?▼
- [クレーベ]
- ああ、この先は恐山という
ドーマ教団の妖術師、ヌイババの地だ。▼
皇帝の居城、リゲル城へは
西のリゲル平野が本来の道のりなので▼
あえてゆく必要もないのだが……▼
- [ルカ]
- 私は進軍を提言しますよ。
アルムくん。▼
- [アルム]
- ルカ……
どうして?▼
- [ルカ]
- 情報によると、
恐山のヌイババ……▼
そして、リゲル平野を治める
ジェローム将軍。▼
このふたりは、領民たちに圧政をしき
非常に反感をまねいています。▼
そこで、侵略者である
私たちが彼らを討てば?▼
リゲルの民を味方につけることが
できるかもしれませんよ。▼
- [アルム]
- なるほど……▼
- [ルカ]
- まあ、貴重な戦力を
削ぐことにもなりかねません。▼
どうしてもとは言いませんが……
どうか、ご一考を。▼
- [アルム]
- ああ。
よく考えてみるよ。▼
サイゾーと戦闘†
- [サイゾー]
- わが名はサイゾー。▼
貴様らに恨みはないが
これもわが主の命、悪く思うな。▼
サイゾーを撃破†
- [サイゾー]
- わが命運、
ここに尽きたか……▼
申し訳ありませぬ……
ルドルフ……さま…………▼
戦闘終了後†
- [クレーベ]
- アルム、どちらへ進むか決めたのか?▼
- [アルム]
- うーん、そうだな……▼
- [セリカ]
- ……アルム…………▼
- [アルム]
- えっ?▼
- [クレーベ]
- どうしたんだ、アルム?▼
- [アルム]
- いま、セリカの声が
聞こえたような……▼
- [クレーベ]
- セリカ?
城で会った、あの神官の少女のことか。▼
いや、なにも聞こえないが……▼
- [セリカ]
- アルム…………
ここにきて、アルム……▼
- [アルム]
- やっぱり、セリカの声だ!
あっちか?▼
- [クレーベ]
- あっ……▼
待ちたまえ、アルム!▼~
(暗転)
- [アルム]
- セリカ!
どこだい、セリカ!!▼
- [セリカ]
- ……アルム……
うれしい、来てくれたのね……▼~
(画面中央にセリカ?が現れる)
- [アルム]
- セリカ?!▼
なんだこれは……
幻……?▼
- [セリカ]
- そう……▼
私はいま、ヌイババの館に
捕えられているの。▼
- [アルム]
- なんだって?!
ヌイババに……?▼
- [セリカ]
- 助けて、アルム。
私、待ってるから……▼
ずっと、ずっと……
あなたが来てくれるのを…………▼
- [アルム]
- あっ……
待ってくれ、セリカ!▼
…………▼
いまのは……
本物のセリカなのか……?▼
(マップ切り替え:ヌイババ館)
(一枚絵:水晶玉を持つヌイババ)
- [ヌイババ]
- うふふ……▼
さあ、どうするの?
運命の子。▼
国境では捕まえそこねたけど、
今度こそ手にいれるわ。▼
まったく、あのベルクトときたら……
使えない王子さまだこと。▼
まあいいわ。
もうじきすべて私のものになるのだから。▼
聖痕をもつ運命の子……
ジュダなんかに渡すものですか。▼
あの魂さえあれば、
私は不老不死も夢ではないわ。▼
うふっ、
うふふふふっ………!▼
戦闘前†
- [マーラ]
- まあ……▼
ドーマさまに逆らうなんて
なんて悪い子なんでしょう。▼
おしおきしなくちゃね……▼
- [アルム]
- あなたも魔女なのか……▼
目を覚ましてください!
あなたは操られているんです。▼
- [ルカ]
- 無駄です、アルムくん。▼
ドーマに魂を捧げた魔女は
死ぬまで正気にもどることはありません。▼
- [アルム]
- そんな……!▼
- [マーラ]
- …………▼
マーラと戦闘†
- [マーラ]
- うふふ……
お姉さまが子守唄を歌ってあげる。▼
いい子でおやすみなさい……▼
マーラを撃破†
- [マーラ]
- あら……▼
どうしていうことを聞かないの?
困った子ね……▼
恐山のほこら†
ダンジョン内†
(移動中ボイス)
- [アルム]
- 奥から吹き付けてくる生暖かい風と、不気味なうなり。
死者の国から響くのは、生をもとめるものたちの声だろうか。
ここは恐山のはらわた。バレンシアでもっとも深い場所。
ヌイババ館†
戦闘前†
- [ナレーション]
- 深き漆黒の闇の中に
彼らを見下ろす不気味な顔がある。
恐山の主と呼ばれ誰もが恐れおののく
伝説の妖術師ヌイババ……
魂と引きかえに得たその暗黒の呪文が
ひとたび彼女の口から発せられれば
生きとし生けるものすべてに
確実な死がおとずれる。
アルムよ、なぜ行く?
この恐ろしい山に
いったいなにがあるというのだ――
- [ヌイババ]
- うふふ……▼
いらっしゃい、解放軍のみなさま。
歓迎いたしますわ。▼
- [アルム]
- お前がヌイババか?
セリカはどこだ!▼
- [ヌイババ]
- セリカ?
なんのことかしら。▼
私はあなたが心に思う者の姿を見せて
この館に導いただけよ。▼
- [アルム]
- なんだと……
やっぱり、罠だったのか!▼
- [ヌイババ]
- おほほほほ……!
ああ、滑稽だこと。▼
だれもかれも、愛という幻想に惑わされ
花に群がる蝶のように私の館をおとずれる。▼
この私に、魂まで
喰い尽されるとも知らずにね……!▼
- [アルム]
- くっ……▼
みんな、来るぞ!!▼
戦闘開始時†
- [ヌイババ]
- さあ、おいでなさい。
メデューサ……▼
いまこそ
私との契約を果たすときよ!▼
ヌイババと戦闘†
- [ヌイババ]
- いらっしゃい。
可愛がってあげるわ……!▼
ヌイババを撃破†
- [ヌイババ]
- ああ……うそよ……
この私が……!!▼
ヌイババ館内部†
牢獄1†
ティータと会話†
- [アルム]
- 君、大丈夫かい?▼
ヌイババはもういないよ。
僕たちが倒したんだ。▼
- [ティータ]
- 本当ですか?
ありがとうございます……!▼
私、ジークの姿を追ってきたら
いつのまにかここに来ちゃって……▼
あの、あなたたちは?▼
- [アルム]
- 僕たちは
ソフィア解放軍だよ。▼
- [ティータ]
- ソフィア解放軍?!▼
じゃあ、ソフィアが攻めてきたという話は
本当だったのね。▼
ああ、どうしよう……
助けて、ジーク!▼
- [アルム]
- あ、あの、
誤解しないで。▼
僕たちは、リゲルの人たちに
危害をあたえる気はないんだ。▼
もちろん、戦場で会えば
そういうわけにもいかないけど……▼
- [ティータ]
- えっ、そうなの?▼
……そ、そうよね。
ヌイババから私を助けてくれたんだし。▼
勘違いしてごめんなさい。
あなたたちのこと、信用します。▼
- [アルム]
- いや、無理もないよ。▼
君たちから見れば、
僕たちは侵略者だ。▼
- [ティータ]
- でも、村でいばっている兵隊たちより
ずっと感じがいいわ。▼
……そうだ!▼
- [アルム]
- えっ?▼
- [ティータ]
- あなたが、
この解放軍のリーダーですね?▼
わかります、
そんな感じです!▼
お願いがあるんです。
私の恋人のジークを助けてくださいっ!▼
- [クレーベ]
- いや……
すまない、お嬢さん。▼
私はリーダーではないんだ。▼
- [ティータ]
- えっ、
そうなんですか?▼
あ、じゃあ、あなたですね?
なんか落ちついてるし!▼
- [ルカ]
- ははは……
あいにく、私でもありません。▼
あのアルムくんですよ。▼
- [ティータ]
- えっ……▼
- [アルム]
- …………▼
- [ティータ]
- ご、ごめんなさい……▼
だって、すごく若いから
そんなわけないって思っちゃって……▼
- [アルム]
- い、いや。
いいんだよ。▼
それで、その恋人っていうのは……?▼
- [ティータ]
- はっ、そうだった!▼
あなたたち、ここから
リゲル城へむかうんでしょう?▼
リゲル平野には
きっとジークがいるわ。▼
でも、お願いだから
彼を殺さないで!▼
ジークの上官のジェロームは
すっごく嫌なやつで▼
ヌイババといっしょになって
このあたりの人々を苦しめていたの。▼
ジークは、そんなジェロームに
必死で抵抗していたわ。▼
でも、私を人質にとられて
いまはおとなしく従っているの……▼
私が助かったと知ったら、
きっとジークも自由になれるわ。▼
- [アルム]
- でも、そのジークもリゲル軍であることに
変わりはないだろう?▼
僕たちを攻撃してきたら
戦わないわけには……▼
- [ティータ]
- ジークはそんな人じゃないわ!▼
私を助けてくれたのが
あなたたちだと知ったら▼
きっとなにか、
協力してくれるはずよ。▼
- [アルム]
- そ、そう……▼
君がいうんだったら、
そうなんだろうな。▼
- [ティータ]
- ありがとう!
信じてくれて。▼
ジークのこと、
くれぐれもよろしくね。▼
そうだわ!
私もいっしょにいっていい?▼
一刻も早く
ジークに会いたいの。▼
〈ティータを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈ティータが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [ティータ]
- そう……
残念だけど、しかたないわね。▼
じゃあ、
ここで大人しく待ってるわ。▼
うろうろしたら、またジークに
迷惑かけちゃいそうだから……▼
(再度話しかける)
- [ティータ]
- えっ、なあに?▼
私もいっしょに
連れていってくれるの?▼
リゲル平野†
戦闘前†
- [リゲル兵]
- ジェロームさま、▼
間もなくソフィア解放軍が
この平野に到着します!▼
- [ジェローム]
- フン、来おったか。
ソフィアの田舎者どもが。▼
おい、ジーク!
ジークはどこだ!!▼
- [ジーク]
- お呼びですか、
ジェロームさま。▼
- [ジェローム]
- まもなくソフィアの連中が
この平野にやってくる。▼
迎え撃つ準備をしろ。
くれぐれも、変な気をおこすなよ。▼
わしに逆らったら……
わかっておろうな?▼
- [ジーク]
- …………▼
戦闘開始時†
|
+
| | ティータが加入している場合
|
- [ティータ]
- あっ、ジークだわ!
ジーク!!▼
- [ジーク]
- ティータ……!
なぜそこに?▼
- [ティータ]
- ソフィア解放軍の人たちに
助けてもらったの。▼
ジーク、私はもう大丈夫だから
ジェロームのいうことなんか聞かないで!▼
- [ジーク]
- ああ……
ありがとう、ティータ。▼
――わが部隊はこれより
攻撃目標を変更する。▼
全軍、ジェロームの部隊に突撃せよ!▼
(ジークの部隊が同盟ユニットに)
- [ジェローム]
- なんだと……?!▼
わしを裏切るというのか、
ジーク!▼
あの娘がどうなっても……▼
- [ジーク]
- 彼女は解放された。
もうお前に従う道理もない。▼
お前は領民を踏みにじり、
ティータの身を危険にさらした。▼
その罪の重さを知るがいい!▼
|
|
+
| | ヌイババの館でティータと会話をして、ティータを加入させていない場合
|
- [アルム]
- あなたがジーク将軍ですね?▼
- [ジーク]
- 君は……
なぜ、私の名を?▼
- [アルム]
- ティータから
あなたのことを聞いたんです。▼
- [ジーク]
- ティータ?!
彼女を知っているのか。▼
- [アルム]
- はい。▼
彼女は僕たちが
ヌイババの館から救出しました。▼
だから、もうあなたが
ジェロームに従う必要はありません。▼
- [ジーク]
- ……そこまで知っているのなら
どうやら、本当のようだ。▼
彼女を助けてくれたこと、
感謝する。▼
よし――▼
わが部隊はこれより
攻撃目標を変更する。▼
全軍、ジェロームの部隊に突撃せよ!▼
(ジークの部隊が同盟ユニットに)
- [ジェローム]
- なんだと……?!▼
わしを裏切るというのか、
ジーク!▼
あの娘がどうなっても……▼
- [ジーク]
- 彼女は解放された。
もうお前に従う道理もない。▼
お前は領民を踏みにじり、
ティータの身を危険にさらした。▼
その罪の重さを知るがいい!▼
|
ジークと戦闘†
- [ジーク]
- 私とて、お前たちと戦いたくはない。
しかし……▼
……すまぬ。
悪く思わないでくれ。▼
ジークを撃破†
- [ジーク]
- すまない、ティータ……
…………あ……▼
あなたは…………
……そうか…………▼
ジークが同盟で撃破された時†
- [ジーク]
- すまない、ティータ……▼
……ああ、あなたは……
……そうか……▼
ジェロームと戦闘†
- [ジェローム]
- 貴様ら、いい気になるなよ……!▼
ジェロームを撃破†
- [ジェローム]
- な、なぜだ……▼
私は貴族だ、将軍だ!
なのになぜ……お前らなどに……!▼
戦闘終了後(ジーク生存時)†
- [ジーク]
- 君がアルムか。▼
ティータのこと、
改めて礼を言おう。▼
- [アルム]
- ジーク将軍……▼
あなたは、この戦争に
反対していると聞きました。▼
どうか、僕たちに
協力してくれませんか?▼
僕たちは、いたずらに
戦火を広げたいわけじゃないんです。▼
- [ジーク]
- …………▼
その問いには、
ここでは答えられない。▼
この先に村がある。
そこで君たちを待とう。▼
では、失礼する。▼
(ジーク退場)
- [アルム]
- あ……▼
リゲルの村†
民家1†
- [ジーク]
- きたか、アルム。▼
- [アルム]
- ジーク将軍……▼
先ほどの話、
やはり難しいのですか?▼
- [ジーク]
- …………▼
ジェロームを討ってしまった以上、
私はもうリゲル軍にはいられないだろう。▼
しかし、だからといって
君たちに力を貸すわけにもいかない。▼
……私は、自分が何者か知らない。
過去の記憶がないのだ。▼
- [アルム]
- えっ……
記憶が?▼
- [ジーク]
- ああ。▼
わかっているのは、ひどい傷を負って
この国に流れついたということだけだ。▼
しかし、そんな私を救ってくださったのが
ルドルフ陛下だった。▼
素姓をあやしまれ投獄された私に
名前を与え、取り立ててくださった。▼
私にとっては
父親にも等しいお方だ。▼
結果的に裏切るような真似を
してしまったが……▼
君たちにつき、
陛下に仇をなすようなことはできない。▼
- [アルム]
- そうですか。
ルドルフ皇帝がそんなことを……▼
わかりました。
無理なことを言って、すみません。▼
- [ジーク]
- いや……▼
…………?!▼
ま、待ってくれ、アルム!▼
- [アルム]
- えっ?▼
(一枚絵表示:ジークと聖痕)
- [ジーク]
- アルム……
君のその、左手のあざは……?!▼
- [アルム]
- これですか?▼
なにかはわかりません。
子供の頃からあるんです。▼
- [ジーク]
- そうか……▼
ルドルフ陛下は、かつて
私にこう言われたことがある。▼
左の手に十字のあざを持つ者あらば
その者にすべてを捧げよ。▼
その者こそリゲルを……▼
そして、このバレンシアを救う
選ばれし者なり、と。▼
- [アルム」]
- えっ……
それは、どういう意味ですか?▼
- [ジーク]
- 私にもわからない……▼
だが、君がそのあざを持つ者ならば
これは陛下のご意思だ。▼
アルム、
私は君に従おう。▼
〈ジークを仲間にしますか?〉
・はい
・いいえ
(はいを選択)
〈ジークが仲間になりました。〉
(いいえを選択)
- [ジーク]
- そうか……▼
陛下のご意思を遂行したい思いはあるが、
君がそう言うのならしかたないな。▼
(再度話しかける)
- [ジーク]
- 私の力を君のために
使わせてくれないだろうか。▼
これは、陛下のご意思なのだ。▼
村を出る(ジークと会話した後。仲間にしていなくてもよい)†
- [アルム]
- ………………▼
- [グレイ]
- どうしたんだ?
アルム。▼
- [アルム]
- あ……うん。▼
僕のこの、左手のあざって
なんなんだろうって思って……▼
- [グレイ]
- ああ、あのジークが言ってた
バレンシアを救うってやつ?▼
また、すげえ使命背負わされちまったなあ。
ははっ……▼
- [アルム]
- そうだね……▼
- [グレイ]
- ……え、もしかして本気にしてるのか?▼
- [アルム]
- いや、ええと……
信じてるわけじゃないけど……▼
でも、少なくともいまの僕らは
ソフィアを救うためには戦ってる。▼
それが、バレンシアを救うことに
つながるのかなって思ってさ。▼
- [グレイ]
- うーん……
まあ、そう考えりゃそのとおりかもな。▼
そういえば、セリカにもあったな。
そのあざ。▼
- [アルム]
- あ……▼
- [グレイ]
- じゃあ、セリカもこの世界を救う
選ばれし者ってことか。▼
お前たちが出会ったのも、
運命なのかもしれねえな。▼
- [アルム]
- 運命……▼
- [グレイ]
- だーかーら、
いちいち本気にすんなって。▼
言った俺が恥ずかしくなるだろ!▼
- [アルム]
- ……あっ、ごめん。
そうだよね。▼
でも、
僕とセリカの出会いが運命か……▼
それは信じたい気がするな。▼
竜の火口†
ワールドマップ(ドーマの塔をクリアしていない場合)†
- [クレア]
- あら……
なんですの、この音▼
- [アルム]
- これは……▼
地震だ!
みんな、気をつけろ!!▼
ワールドマップ(上記イベントの後ドーマの塔をクリアした場合)†
- [アルム]
- 道が……!▼
また崖が崩れて、
こんどは通れるようになってる……▼
- [クレア]
- まあ!
なんて幸運なのかしら。▼
さあ、アルム。
崩れないうちに急いで山を下りましょう。▼
- [アルム]
- あ、ああ……▼
- [クレア]
- あら、どうかしまして?▼
- [アルム]
- いや……▼
なんだか、できすぎのような気がして
不気味なんだ。▼
まるで、
誰かの意思のような……▼
- [クレア]
- ふうん……
アルムは心配性ですのね。▼
では、お先に失礼!▼
- [アルム]
- …………▼
なんだか、嫌な予感がする。▼
セリカ、
君は無事でいるのかい……?▼
リゲルの滝†
マグナムと戦闘†
- [マグナム]
- わが忠義にかけて
ここは通さん!!▼
マグナムを撃破†
- [マグナム]
- ……この私を倒すとは……
ほめてやろう……▼
ヘステと戦闘†
- [ヘステ]
- なぜドーマさまに逆らうの?
わからない人たちね……▼
ヘステを撃破†
- [ヘステ]
- ……どうして……?
私はなにも悪くないわ……▼
秘密のほこら†
ダンジョン内†
(移動中ボイス)
- [アルム]
- 人目をさけるかのように隠された不思議な空間。
封印された、秘密のほこら。
この場所は何のために造られたのだろう。
戦闘前†
- [クレーベ]
- この要塞を落とせば
とうとうリゲル城だ。▼
いわば、ここはリゲル軍にとって
最後の砦……▼
死にものぐるいで
抵抗してくることだろう。▼
気をひきしめていこう、アルム。▼
- [アルム]
- ああ……
そうだね。▼
(戦闘マップに移行)
- [スレイダー]
- はっはっはぁ!
すばらしい!!▼
よくきたな、
ソフィア解放軍の諸君!▼
- [アルム]
- お、お前は……
スレイダー?!▼
- [スレイダー]
- その通り!
歓迎するぞ、アルム。▼
まったくお前には驚かされる。▼
あの田舎の村の小僧が
解放軍のリーダーとなり、▼
とうとうこのリゲル帝国まで
手に入れんとするとは……▼
いやあ、すばらしい!
これぞ英雄譚だ。▼
- [アルム]
- そんなことより、
なぜお前がそこにいる?▼
お前はドゼーの手下だったはずだろう。▼
- [スレイダー]
- それは、いまの私が
ソフィアの騎士ではないからだ。▼
- [アルム]
- なんだって?▼
- [スレイダー]
- あの腰ぬけのドゼーのせいで
お前たちに城を追われたあと▼
私はリゲルに亡命したのだ。▼
腐ってもソフィア貴族なものでね。
私の情報をリゲルは高く買ってくれた。▼
おかげでこうして、
いまや要塞の守備をまかされている。▼
- [クレーベ]
- スレイダー、貴様……
恥を知れ!!▼
それでも誇りある
ソフィア貴族の一員か?!▼
- [スレイダー]
- はっ!
誇りで腹がふくれるものか。▼
そうだ、クレーベ。
私は昔からお前が気にいらなかったんだ。▼
誇りだなんだ、
きれいごとばかりを並べやがって……▼
この世はな、正しさだけで
どうにかなるほど甘くはないんだよ!▼
- [クレーベ]
- なんだと……?▼
甘いのはどちらだ。
そんなことは百も承知している。▼
だが不条理にくじけ、理想を求めぬ者に
勝利などあるものか!▼
スレイダー、私たちは
決してお前に負けたりはしない。▼
確たる理想も持たず、目の前の困難から
ただ逃げ続けるお前などにな!▼
- [アルム]
- クレーベ……▼
- [スレイダー]
- うっ……▼
うるさい、
うるさいうるさいうるさいっ!!▼
この期に及んで
まだそのような……▼
いけ、お前たち!
ソフィアの連中を皆殺しにしろ!!▼
二度とあのような世迷い言を吐けぬよう、
口を切り裂いてやるがいい!!!▼
ミューラーと戦闘†
- [ミューラー]
- これ以上、ルドルフ陛下に
近づくことはまかりならん。▼
ミューラーを撃破†
- [ミューラー]
- ……陛下……
申し訳ありませぬ……▼
スレイダーと戦闘†
- [スレイダー]
- お前らなんか…
お前らなんかに……!!▼
スレイダーを撃破†
- [スレイダー]
- …ちくしょうっ……
ちくしょぉおおっ……!▼
リゲル城†
戦闘前†
- [ルドルフ]
- そうか……
要塞が破られたか。▼
- [マッセナ]
- はい。▼
解放軍がこの城に押しよせるのも
時間の問題かと……▼
- [ルドルフ]
- よかろう。
ならば迎え討つまで。▼
……後のことは頼んだぞ、
マッセナ。▼
- [マッセナ]
- はい。
すべて陛下のお心のままに……▼
- [ルドルフ]
- うむ。▼
(暗転)
- [ベルクト]
- お待ちください、陛下!▼
- [ルドルフ]
- ――ベルクトか。▼
- [ベルクト]
- 陛下、なぜ私には出陣を
お許しくださらないのです?!▼
たしかに、国境では失態を演じました。
ですが、今度こそ……!▼
- [ルドルフ]
- ……二度も同じ敵に敗れた者が
世迷い言を。▼
- [ベルクト]
- ……っ!▼
- [ルドルフ]
- わがリゲル軍に無能の輩はいらぬ。
おとなしく見ておるがいい。▼
- [ベルクト]
- そんな……▼
陛下、どうかご慈悲を……
陛下…………!▼
…………伯父上っ……!!▼
戦闘開始時†
(視点:リゲル軍)
- [ルドルフ]
- リゲルの勇敢なる兵士たちよ。▼
よくぞ、ここまで
私と共に戦ってきた。▼
だが……時、すでに遅く
リゲル帝国の命運は尽きんとしておる。▼
聞け、みなのもの!▼
私が倒れることあらば
その時は、いさぎよく降伏せよ。▼
ソフィアの若き将軍は
情けあるものと聞く。▼
よいな。
命をむだにするでないぞ。▼
(視点:アルム軍)
- [ルドルフ]
- …………▼
- [アルム]
- あの人が、
皇帝ルドルフ……▼
……なぜだろう。▼
みんなを苦しめた敵のはずなのに、
憎いとは思えない。▼
むしろ、懐かしいような……
この感覚はなんなんだ?▼
- [グレイ]
- おい。
どうしたんだよ、アルム!▼
とうとうリゲル城に攻めこむってのに、
ぼーっとして。▼
気合いいれろよ!
そんなんじゃ、負けちまうだろ。▼
- [アルム]
- あ、ああ。
そうだね。▼
――よし!
いこう、みんな!▼
ルドルフと戦闘†
- [ルドルフ]
- さあ、来るがいい……▼
ルドルフと戦闘(VSアルム)†
〈ルドルフは、なぜか攻撃してこない!〉
アルムとルドルフ戦闘後†
- [アルム]
- なぜだ……
なぜ攻撃してこない?!▼
なにを考えている、皇帝ルドルフ!!▼
- [ルドルフ]
- …………▼
戦闘終了後†
(一枚絵:アルムとルドルフ)
- [ルドルフ]
- ……見事だ……
わが息子よ……▼
- [アルム]
- なに……?!▼
- [ルドルフ]
- わが友、マイセンに託したのは
やはり、間違いではなかったな……▼
- [アルム]
- 息子……
友……?▼
いったい、なんの話だ?!▼
- [ルドルフ]
- もはや、気づいておろう。
お前の本当の名は……▼
アルバイン・アルム・ルドルフ。▼
私の……
ただひとりの息子なのだ……▼
- [アルム]
- …………っ?!
僕が、あなたの息子……?!▼
う、うそだ!
なにを根拠にそんな……▼
- [ルドルフ]
- ぐふっ……!▼
うろたえるな、アルムよ。
いまはもう、多くを語れぬ……▼
ただ、最期にひとつだけ……
お前に頼みがある……▼
- [アルム]
- 頼み……?▼
- [ルドルフ]
- ミラを封じた……
あの、聖剣ファルシオンで……▼
ドーマを……
邪神となり果てたドーマを倒すのだ……▼
……頼んだぞ、息子よ……
…………▼
- [アルム]
- ま、待ってくれ!
皇帝ルドルフ!!▼
あなたは本当に……
僕の、父さんだったのか……?▼
だとしたら、
……僕は……なんてことを……!▼
あ……ああ……
うわぁあああああ―――っ!!!▼
(マップ切り替え:ドーマの塔)
- [セリカ]
- やめて、
もうやめて……!▼
アルム……
どうしてこんなことに……▼
- [ジュダ]
- あの小僧は、もうじきここへ
ドーマさまを討ちにやってくる。▼
ファルシオンもないというのに
ご苦労なことだ。▼
- [セリカ]
- アルムがここに……?▼
お願い、アルムには
なにもしないで!▼
私の魂があれば
じゅうぶんなんでしょう?!▼
- [ジュダ]
- おお、ではドーマさまに
魂を捧げるというのだな。▼
- [セリカ]
- ……はい、捧げます。▼
ドーマに、私の魂を捧げます。
だから……!▼
- [ジュダ]
- くっくっく……
よかろう。▼
では、来るがいい――▼
リゲル城内部†
中央ホール†
マッセナと会話†
- [マッセナ]
- おかえりなさいませ、
アルバイン王子。▼
私は、ルドルフ皇帝の親衛隊長
マッセナ。▼
陛下からは、
すべてをお聞きしております。▼
敗残の兵をまとめて
お待ちしておりました。▼
- [アルム]
- すべて……?▼
すべてってなんだよ?
僕がルドルフ皇帝を……▼
自分の父親を討つことも、
すべて決まっていたとでも言うのか?!▼
- [マッセナ]
- ……その問いに、
私がお答えすることはできません。▼
どうか、あちらの王座で
マイセンさまのお話をお聞きください。▼
- [アルム]
- マイセン?!
じいさんがここにいるのか……?▼
- [マッセナ]
- どうか、あちらの王座で
マイセンさまのお話をお聞きください。▼
(再度話しかける)
- [マッセナ]
- どうか、あちらの王座で
マイセンさまのお話をお聞きください。▼
謁見の間†
マイセンと会話†
- [マイセン]
- ――来たか、アルムよ。▼
- [アルム]
- じいさん……
これはどういうことだよ!▼
ルドルフ皇帝が
僕の父さんだなんて……▼
- [マイセン]
- アルムよ……
驚くのも無理はない。▼
だが、たしかにお前は
皇帝ルドルフのひとり息子。▼
リゲル王家の血をひく
正統な後継者なのだ。▼
- [アルム]
- ……ひどいよ。▼
じいさんは
なにもかも知っていたんだろう?▼
知っていて、
僕に父さんを……っ!▼
- [マイセン]
- 落ちつくのだ、アルム。▼
そうだな……
どこから話せばよいものか。▼
お前も知ってのとおり、
このバレンシアは▼
ミラとドーマという神々によって
北と南にわけられておる。▼
だが、彼らはあまりにも
人に深く関わりすぎた……▼
神が狂えば人も狂い、
神が滅べば人もまた滅ぶ。▼
それが、いまのこの
バレンシアの姿だ。▼
- [アルム]
- なんだって?
神が……滅ぶ……?▼
- [マイセン]
- ああ。▼
ルドルフは、それを以前から
察知しておった。▼
ドーマの狂気は、
その滅びの前ぶれだと……▼
しかし、そこにアルム。
お前が生まれた。▼
- [アルム]
- !!▼
- [マイセン]
- 聖痕をもつ者が、
バレンシアを救う勇者になる。▼
そう予言をうけたルドルフは
ドーマ教団の手からお前を守るため……▼
その存在を隠し、
ソフィアに住む私に託したのだ。▼
そのときのルドルフの顔は
いまでも忘れられぬ……▼
- [アルム]
- …………▼
- [マイセン]
- それからだ。
ルドルフが変わったのは。▼
人が神の力によらず
みずから生きる力を取りもどすため……▼
神の秩序の破壊者となり
憎しみをその身にあつめようとした。▼
やがて人々は
彼を倒すために立ち上がるだろう。▼
それが愛するわが子であれば
これ以上の喜びはない……▼
ルドルフは、
そう言っておった。▼
- [アルム]
- そんな……
父さん、父さんっ……!!▼
- [マイセン]
- 泣くな、アルムよ。▼
お前は、ルドルフに託された使命を
なしとげねばならん。▼
お前が倒すべき真の敵は
ドーマ……▼
そして、その狂気に支配され
バレンシアを手中に収めようとしている▼
ジュダ率いるドーマ教団だ。▼
急がなければ、セリカの身にも
危険が及ぶかもしれぬのだぞ。▼
- [アルム]
- ……!
そうだ、セリカ……!▼
セリカは、ミラを救うために
ドーマのもとへ行ったんだ。▼
- [マイセン]
- この城の地下通路は
ドーマの神殿へとつながっておる。▼
さあゆけ、アルム。▼
邪神と化したドーマを
闇へと戻すのだ。▼
〈マイセンが仲間になりました。〉
エンディング†
(アルムの一枚絵)
- [ナレーション]
- おのれの生い立ち、
マイセンとの修行の日々……
すべては父、皇帝ルドルフの
遠大な計画であったことを知ったアルム。
しかし、聖痕の子の宿命は
彼に立ち止まることを許さない。
父を手にかけた悲しみを胸に
アルムは最後の戦いへ身を投じてゆく。
すべての元凶、邪神ドーマを倒し
バレンシアをその手に取りもどすために。
そして、いままさにドーマに
身を捧げんとするセリカを救うために――
コメント†