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会話集/章別会話
オープニング†
4章 悲しみの大地
バレンシア暦401年 竜の節
- [アルム]
- …………▼
- [クレーベ]
- 少しいいか、アルム。▼
- [アルム]
- クレーベ!
親書の返事がきたのかい?▼
- [クレーベ]
- 残念ながら……▼
もう、あきらめたほうが賢明だろう。
これはリゲル帝国の無言の回答だ。▼
皇帝ルドルフは、
停戦の交渉に応じる気は一切ない。▼
ソフィアへの侵略を続けるつもりだ。▼
- [アルム]
- そうか……▼
- [クレーベ]
- 兵たちもそろそろ限界だろう。▼
なにしろ、リゲルはソフィアに比べて
ずいぶんと気温が低い。▼
これ以上ここで待たせても
無駄に消耗するだけだ。▼
- [アルム]
- わかったよ、クレーベ。
……出発しよう。▼
- [クレーベ]
- では、そのように
みなに伝えてこよう。▼
いよいよ
リゲル帝国領に進軍だ、とな。▼
- [アルム]
- …………▼
僕は、いったい
どこまで行くんだろう……▼
- [グレイ]
- おお、アルム!▼
聞いたぜ、
とうとう出発だってな。▼
- [アルム]
- ああ。
ここからはリゲル領だ▼
いままで以上に
気をひきしめていかないと……▼
- [グレイ]
- …………▼
おいおい、
なに辛気くさい顔してんだよ。▼
まあ、どーんと任せとけって!▼
俺たちだって、
ラムの村にいたころとは違うんだぜ?▼
あーあ、俺が華麗に活躍したら
クレアがほれちまうかもなあ。▼
ロビンが泣いて村に帰るっつったら
どうするよ?▼
- [アルム]
- ははは……
それは困るな。▼
ありがとう、グレイ。
期待してるよ。▼
- [グレイ]
- おう!▼
……それにしてもリゲルってのは
風の冷てえところだな。▼
戦う前に心が折れそうだぜ。▼
- [アルム]
- えっ?
そうかな。▼
- [グレイ]
- お前、平気なのかよ?
すげえな。▼
- [アルム]
- 平気っていうか……▼
なんだろう、僕はこの空気を
知っている気がする……▼
- [グレイ]
- は?
なんだそりゃ。▼
- [アルム]
- ……気がするだけだよ。
さあ、行こう。▼
→4章 悲しみの大地 アルム軍
ミラ神殿内部†
→4章 悲しみの大地 セリカ軍
コメント†
Last-modified: 2020-08-27 (木) 00:38:25