拠点会話 - アルム軍†
アルム軍†
【1章(前半)】
- [ルカ]
- やあ、アルムくん。▼
どうです、
戦いにはもう慣れましたか?▼
……そうですか。
さすがです。▼
たとえ辺境であっても、
優れた師に教われば▼
騎士団にも劣らぬ実力を
身につけることができる……▼
希望の持てる話ですね。▼
私の実家も、こことは違いますが
かなりの辺境なのですよ。▼
解放軍の中には
田舎貴族と揶揄する者もいます。▼
一生をそこで終えると
思っていたのですが……▼
いまはここで、解放軍などに
参加している。▼
人生とは、本当に
わからないものですね。▼
【1章(後半)】
- [ルカ]
- フェルナンのあの態度、
驚いたでしょう?▼
でも、貴族の中には
ああいう人間が少なからずいるのですよ。▼
たしかに、この国ができてから
今日までの発展に▼
貴族階級が大いに貢献してきたことは
否定できません。▼
しかし一方で、学びたい者にその場を与えず、
知識と特権を独占してきました。▼
そのことには、私は疑問を感じます。▼
この戦いのあと、少しでもよい方向に
世界がむかえばよいのですが……▼
【3章以降】
- [ルカ]
- 私には兄がひとりいるのですが
正直、仲がよいとはいえません。▼
というのも兄は前妻、
私は後妻の子なのですよ。▼
当然、家督を継ぐのは
兄ということになりますが……▼
この兄が、なにかと私を
敵視していまして。▼
自分の立場を脅かす弟を
どうにかしたかったのでしょう。▼
解放軍立ち上げの報を聞くと、
私に参加しろと命じました。▼
ドゼーと解放軍、
どちらが勝っても敗れても▼
兄にとって損はありませんからね。▼
まあ、そのようななりゆきで
ここにいる訳ですが。▼
いまは解放軍に参加してよかったと
心から思っていますよ。▼
グレイ†
【1章(前半)】
- [グレイ]
- どうだ、アルム。
村の外は物騒だろ?▼
俺も親父の仕入れについて
町までいってたけど、毎回命がけだぜ。▼
このままじゃ、あんなちっぽけな村なんて
ほっとうてもつぶれちまうんだろうな。▼
正直、国がどうとかいうのは
まだピンときてねえんだ。▼
だからって、なんにもしねえのも
なんか違うっつーか……▼
お前みたいに、これがやりたい!
……なんてものは、俺にはねえけど。▼
見つかるんだったら、解放軍も
いいかもしれねえなって思ったんだよ。▼
【1章(後半)】
- [グレイ]
- おっ、アルム!
ちょうどよかった。▼
俺も、お前に聞きたいこと
あったんだよ。▼
いや、
たいしたことじゃねえんだけど……▼
お前さ、クレアのことどう思う?▼
……………………
あ、もういいわ。▼
いまの反応でだいたいわかったぜ。
ま、そんなことだろうと思ってたけどな。▼
となると、あとはロビンか……
まあ、あいつはどうにでもなるだろ。▼
ああ、まだいたのか?
もういいぜ、ありがとな。▼
【3章】
- [グレイ]
- ああ、アルム……
元気か?▼
いや、セリカとけんかしたって
いってたからよ。▼
女ってのは、なんであんなに次から次に
言うことが出てくるんだろうな?▼
うちの母ちゃんと姉ちゃんだけかと
思ってたのに、▼
世の中の女がみんなそうだと知ったときは
絶望したぜ。▼
え、なんで知ってるのかって?
そりゃあ……▼
まあ、町とかいってると
いろいろとな。▼
【4章以降】
- [グレイ]
- とうとうリゲル帝国まで
きちまったなあ……▼
あのちっぽけな村で一生終わると
思ってたのに、もう訳わかんねえや。▼
だって、父ちゃんもその父ちゃんも
その前もずっとずっと……▼
俺たち平民の人生なんて
そんなもんだったんだぜ?▼
なあ、アルム。▼
これからは、そうじゃなくなっていくと
思っていいのか?▼
貴族だろうが平民だろうが、
なろうと思えば騎士にだってなれる。▼
そんな世界になれば、俺が殺した人たちも
少しは浮かばれるのかねえ……▼
なーんつってな。
へへっ……▼
ロビン†
【1章(前半)】
- [ロビン]
- よっ、アルム。
調子はどうだ?▼
俺?
俺は、よくわかんねえや。▼
ルカはなんか、王さまがどうとか
小難しいこと言ってたけど……▼
とにかく、解放軍として倒せば
給金もらえるんだろ?▼
だったら、とりあえずそれでいいや。
あと……▼
やっぱり、お前においていかれるのは
嫌だしさ。▼
なんでって……
なんででもだよ!▼
【1章(後半)】
- [ロビン]
- あ、アルム!▼
よかった、
俺もお前と話したかったんだよ。▼
え? なにって……
いや、たいしたことじゃねえけど。▼
……クレアのこと、
どう思ってるんだ?▼
だって、ほら……
クレアがお前のことをすごく、その……▼
気に入ってる……
そう、気に入ってるだろ?▼
そうかなって……
お前、自覚ないのかよ?▼
はあ……
でも、そっか。▼
うんうん、それならいいや。
問題はグレイだな……▼
あ、お前はもういいぜ。
ありがとな!▼
【3章】
- [ロビン]
- あ、アルム……
…………▼
お前さあ、
なんだか変わっちまったな。▼
いや、違うか……
きっといまのお前が本当なんだ。▼
村の中じゃわからなかっただけで、
お前は人の上に立つ……▼
なんだっけ、器?
なんかそれがでっかいみたいな……▼
とにかく、そんな感じなんだよ!
よくわかんねえけど。▼
【4章以降】
- [ロビン]
- ……俺さあ、
いまだからいうけど。▼
昔から、なにやってもお前に勝てなくて
悔しかったんだ。▼
お前とはりあったって無駄だって、
グレイにはいわれてたけど……▼
なにが無駄なのか、わかってなかった。▼
でも、いまならわかる。
アルムは俺たちとは違うんだって。▼
お前は人の上に立つ人間で、
そのための力をもってるんだな。▼
俺も、はりあってないで
そんなお前の力になれたらって……▼
悔しいとか、もうどうでもいい。
いまは本気でそう思ってる。▼
だから、えーっと……
これからも、よろしくな。▼
クリフ†
【1章】
- [クリフ]
- はあ……▼
町の学校が戦争で休みになって
村に帰ってきたときは▼
くだらない寮生活から開放されて
のんびりできると思ったけど……▼
やっぱり、村の中にいたら
わからないことばかりだね。▼
……学校は
楽しくなかったのかって?▼
勉強以外は
地獄みたいなところだよ。▼
四六時中、誰かしら
べたべた構ってくるしさ……▼
なんであんなに群れたがるんだろう?
子供じゃあるまいし。▼
……なに笑ってるんだよ。▼
【3章】
- [クリフ]
- アルム、
セリカとけんかしたんだってね。▼
子供のころは全然しなかったのに、
いまになってするってどうなの?▼
まあ……
なんか事情があるんだろうけどさ。▼
セリカ、昔から優しかったけど
なんかよそよそしかったし。▼
僕たちにいえないことが
たくさんあるんだろうな……▼
えっ、僕?
そりゃあるよ。▼
……でも、言いたくないことってさ。▼
どうせ相手にはわからないって
決めつけてるってことなんだよね。▼
それって、なんか失礼っていうか
さびしいっていうか……▼
なんだろう、うまく言えないや。▼
【4章以降】
- [クリフ]
- リゲル帝国と戦争かあ……▼
世界を見て回りたいだけだったのに、
なんかすごいことになっちゃった。▼
……なんて、いいように言ってるけど
ちょっと違うかな。▼
僕、本当は嫌だったんだよね。
あの村にいるのが。▼
自分のことしか考えてない母さんと、
一生ここで過ごすのかって……▼
でも、こんなこともあるんだね。
正直、ちょっとワクワクもしてるんだ。▼
みんなにはナイショだよ?
ふふっ……▼
エフィ†
【1章】
- [エフィ]
- アルム、戦いにはもう慣れた?▼
そう……
アルムは昔から勇ましかったもんね。▼
覚えてる? 昔、森で
騎士たちにからまれたときのこと。▼
あの時、アルムが助けにきてくれて……
まるで王子さまみたいだった。▼
うふふ、照れないで。
本当のことだもん。▼
あのときも……その前からもずっと、
アルムは私の王子さまなんだよ。▼
【3章】
- [エフィ]
- アルム、
セリカとけんかしたって本当?▼
でも、しかたないよね。
もう何年も会ってなかったんだもん。▼
いまのアルムの考えてることが
セリカにはわからなくて当たり前だよ。▼
私はアルムの考えていること、
わかってるつもりだよ。▼
ううん……わかるとかじゃない。
アルムの考えが、私の考えなの。▼
私はアルムに逆らったりしないよ。
アルムの言うとおりにする。▼
ね、だから……
これからもずっと、そばにいていいよね?▼
【4章以降】
- [エフィ]
- リゲル帝国って、寒いところだね。
ソフィアとぜんぜん違う……▼
ラムの村を出たときは、
ここまで来るなんて思ってなかったよ。▼
パパとママと、
おばあちゃんも元気かな……▼
手紙は書いてるんだよ。
そうそう、このあいだ返事がきたの。▼
そしたら、ひどいの。
お前の手紙はアルムのことばかりだって。▼
ちゃんと自分のことを書きなさいって
怒られちゃった。▼
もう、そんなこと言われても
困っちゃうな。▼
私の書きたいことなんて、
アルムのことくらいしかないんだもん。▼
シルク†
【1章】
- [シルク]
- 私がシスターになったのは
母の影響なんです。▼
私の母もシスターでした。
父は……顔も知りません。▼
幼いころ、母とふたりで
ずっと巡礼の旅をしていたんです。▼
だから私、
旅には慣れっこなんですよ。▼
空をみれば明日の天気がわかるし、
食べられる草花を見つけるのも得意です。▼
なにかお困りでしたら、
ぜひ相談してくださいね。▼
【3章】
- [シルク]
- 私がいたノーヴァ島ですか?
とても平和な島でしたよ。▼
ソフィア本土よりは
まだ荒れてなかったし……▼
でも、海賊の被害がひどくて
みんな困っていました。▼
本土からの食料を奪われると
魚しか食べるものがないので……▼
いえ、魚もおいしいですよ?
なにもかも、ミラさまのお恵みですから。▼
でも、さすがにそればかりになると……
ねえ……▼
そのうち鱗が生えてくるのでは、と
心配になってしまいます……▼
【4章以降】
- [シルク]
- あの、私……
昔、母と旅をしていたと言いましたよね。▼
実はあれは、
リゲル帝国でのことなのです。▼
私の母は、
ドーマ教団のシスターでした。▼
しかしある日突然ソフィアへ渡り、
私を修道院に預けて姿を消したんです。▼
なにがあったのかはわかりません……
私が邪魔になったのかもしれませんね。▼
でも、そんな私を救ってくれたのが
ミラさまなんです。▼
ですから私も、孤独に苦しむ人たちを
ミラさまの教えで救ってあげたい……▼
それが私の、生涯の目標です▼
クレア†
【1章】
- [クレア]
- アルム、あの……▼
フェルナンがひどいことをいって
ごめんなさいね。▼
でも、貴族がみんな同じ考えだと
思わないでくださいまし。▼
フェルナンは、その……
事情がありますから。▼
悪い人ではありませんのよ。
わたくしとお兄さまの幼馴染ですの。▼
フェルナンも、お兄さまを
実の兄のように慕っていて……▼
お兄さまのあとばかりを追って、とうとう
ソフィア騎士団にまで入りましたのよ。▼
だから、わたくしも入れてもらいましたの。
仲間はずれは嫌ですもの。▼
え?
そんなに簡単に入れるものなのかって?▼
さあ……
詳しいことはわかりませんわ。▼
お父さまにお願いしたら
入れてもらえましたの。▼
【3章】
- [クレア]
- アルム……
あの、グレイに聞きましたわ。▼
セリカさんって、
アルムたちの幼なじみでしたのね。▼
だから、あんなに親しそうでしたのね。
よかった……▼
ああ、いえ!
こちらの話ですわ。▼
でも、セリカさんって
本当にただの神官さまですの?▼
なんていうか、気品があるというか……
アルムと似た空気を感じますわ。▼
【4章以降】
- [クレア]
- あ……
アルム、ごきげんよう。▼
えっ、元気がない?
そんなことありませんわ。▼
少し、
ソフィアの屋敷が恋しくなっただけですの。▼
お父さまやお母さま、
乳母や侍女や使用人のみんな……▼
いまごろ、どうしているのかしら。▼
わたくしが
食事の前に自分で手を洗ったり▼
魚の干物を食べているなんて知ったら
きっと卒倒してしまいますわね。▼
ああ、思いっきりおめかしして
広間で踊りたい気分ですわ!▼
アルム、あなた踊りは?
……まあ、そうですの。▼
大丈夫、わたくしが教えてさし上げます。
ですから、その……▼
この戦いが終わったら、
わたくしと踊ってくださいませね。▼
一曲だけで、構いませんから。▼
クレーベ†
【1章】
- [クレーベ]
- フェルナンと私は、
家同士が古い付き合いでね。▼
クレアと三人で
まるで兄弟のように育ったんだ。▼
だが、この飢饉のせいで
彼の領地で反乱が起こり……▼
屋敷が襲われ彼の両親と姉、
幼い兄妹まで亡くなってしまった。▼
それからだ。フェルナンが異常なほど
平民を敵視しはじめたのは……▼
君たちにも失礼なことをいったそうだね。
彼にかわって謝罪するよ。▼
……え?
本物の兄のようだって?▼
ははっ、あいつの尻ぬぐいは
いまに始まったことではないのでね。▼
【3章~4章】
- [クレーベ]
- ドゼーによって王が倒され、
騎士団が事実上解散したとき▼
これをもとに解放軍を立ち上げようと
言い出したのはマチルダなんだ。▼
私はまだ混乱の中で
やるべきことを考えられなかったのに……▼
彼女はいつも冷静に
私に進むべき道を示してくれる。▼
美しく着飾り、私のあとを追ってくれる
女性になら数多く出会ったが……▼
隣に並び、同じものを見つめてくれたのは
マチルダが初めてだった。▼
私にはもったいない、
女神のような人だよ。▼
【4章(竜の火口で1度戦闘後)】
※竜の火口で戦闘しないままドーマの塔をクリアすると聞けなくなる可能性あり
- [クレーベ]
- とうとうここまで来たな、
アルム。▼
ここに至るまで、自分の選択を
悔んだこともあったが……▼
いまは、すべてが正しかったと
信じることができる。▼
アルム、君のおかげだ。
ありがとう。▼
さあ、目指すリゲル城は
もう目の前だ。▼
最後まで、我々を導いてくれよ。
リーダーどの。▼
フォルス†
【1章】
- [フォルス]
- やあ、アルム!
調子はどうだい?▼
あの英雄マイセンの孫と共に戦えるなんて
光栄の極みだよ。▼
大げさだって?
ははっ、よく言われるよ。▼
でも僕は、思ったままを
口にしているだけなんだ。▼
なのにパイソンには、恥ずかしいから
しゃべるなとまで言われてしまうし……▼
うーん、なにがいけないんだろう?▼
【3章】
- [フォルス]
- 僕とパイソンは
小さな町で育った、幼なじみでね。▼
僕の父は、領主の家に
学者として出入りしていたんだ。▼
だから僕もいずれ
学者になるんだと思っていたけど……▼
どうしても、騎士になる夢を
捨てきれなくて。▼
なにもせずにブラブラしていた
パイソンをつれて、軍に入ったんだ。▼
そりゃあ、騎士になれるのは
貴族だけだって知ってはいたよ。▼
でも、活躍して王さまの目にとまれば
ひょっとしたらって……▼
そんな都合のいい機会、
とうとうおとずれなかったけどね。▼
でも、あきらめそうになるたびに
パイソンが励ましてくれてさ。▼
お前は前向きなことくらいしか
取り柄がないんだ。▼
なのに、それさえなくしたら
どうするんだって……▼
……ん?
これは励ましなのか?▼
……まあいいや。
そのおかげでがんばれたんだ。▼
いまはこのとおり、
解放軍で活躍できて幸せだよ。▼
【4章以降】
- [フォルス]
- 僕らが加入した当初は
解放軍も人手不足でね。▼
それでも、中心になるのはやはり
騎士団中心の貴族ばかりだった。▼
そんな中、僕とパイソンの活躍に
目をつけてくれた人がいたんだ。▼
そう、クレーベさまだよ。▼
クレーベさまは、反対を押し切って
僕を副官にしてくれて……▼
パイソンにも、
相応の地位を用意してくれたんだ。▼
もっとも、あいつはありがた迷惑だった
みたいだけどね。▼
形ばかりの平等だって
非難するやつらもいたよ。▼
でも、僕はうれしかった。
自分を正しく認めてもらえたことが。▼
だから、なにがあっても
クレーべさまについていこうと決めたんだ。▼
パイソン†
【1章】
- [パイソン]
- ふあーあ……なんだよ、大将。
俺になにか用?▼
話って……
別に話すようなことねえよ。▼
俺は貴族でもなんでもねえしな。
ただの大工の息子だよ。▼
軍にはいったのだって
大工よりかは稼げるってだけで。▼
世の中がどうなろうが
正直、知ったこっちゃねえ。▼
でも心配すんな。
仕事はきっちりやってやるからさ。▼
俺って、根は真面目なの。
ひひっ……▼
【3章】
- [パイソン]
- なんで俺が軍に入ったのかって?
あー……▼
フォルスに誘われたんだよ。
俺たち、幼なじみなんだ。▼
あいつは昔から
なーんか夢見がちでねえ……▼
大きくなったらソフィア騎士団に入るとか
無茶ばかり言ってやがったんだ。▼
騎士団なんてのは貴族の坊っちゃんの
遊び場だつってんのによ。▼
武勲をあげれば取りたててもらえるとか、
建て前に決まってんのに、なあ?▼
案の定、いくら手柄を上げたところで
平民の扱いなんて知れたもんだ。▼
金貨ニ、三枚でおしまいさ。
騎士なんて夢のまた夢だ。▼
それが、ドゼーのクーデターで
騎士団は事実上解体。▼
人手不足の解放軍じゃ、
ちょっと活躍すりゃあ幹部入りだ。▼
フォルスは大喜びしてっけど、
俺はなんだかなあ……▼
あーあ、もっと楽して生きるはず
だったのになあ……▼
【4章以降】
- [パイソン]
- おお、大将。
お疲れさん。▼
あんたも若いのによくやるよなあ……
とうとうリゲル帝国だぜ?▼
皇帝倒しちまったら、
このリゲルは実質あんたのもんだ。▼
すげえよなあ。
俺なら頼まれてもいらねえや。▼
自分以外のやつらの人生なんて
責任もてねえもん。▼
……なんだよ、その顔。
なんか言いたそうだな。▼
え? そんなこと言って、
頼まれたら結局やるんだろうって?▼
いやいや、それは買いかぶりすぎだわ。▼
根は真面目なのにって……
真面目だからだよ。▼
できないことは最初からやらない。
期待はもたせないの。▼
……大人だからね。▼
リュート†
【3章】
- [リュート]
- 俺とデューテは、
功名な魔道士の血をひいていてな。▼
生まれながらに魔道の素質には
恵まれていたのだ。▼
だが、デューテは
そのありがたみがわからぬようで……▼
俺より才能がありながら
ろくに修行もせず遊んでばかりだった。▼
きちんと学んでおけば
操られずにすんだかもしれぬのに……▼
いや、よそう。
いまさら言っても意味のないことだ。▼
【4章(前半)】
- [リュート]
- ああ、アルム。
なにか用か?▼
特に用事はないのか。
では話しかける必要はあるまい。▼
え?
そういうことではない?▼
……そうか、友人同士というものは
必要がなくとも会話を交わすものなのか。▼
それは失礼したな。
俺には友人とよべる者がいないのだ。▼
……ああ、村には同世代の者もいたが
特に親しくしていた者はいないな。▼
なぜといわれても……
必要を感じなかっただけだ。▼
でも、親しくしていた猫はいたぞ。
あいつは友人と呼んでもいい。▼
……そうだな。
たしかに人ではないな。▼
では、お前が人間の友人一号だ。
よろしく頼むぞ、アルム。▼
【4章(リゲル平野クリア後)】
- [リュート]
- 俺たちの祖先は、英雄ソフィアの
一番弟子とも言われた女魔道士でな。▼
だから、俺より女のデューテに
より強く素質があらわれるという訳だ。▼
魔道の素質は血だ。
生まれ持った素質がなければ……▼
いくら修行をつんだところで
精霊の声も聞くことができぬ。▼
俺は、この素質を生かすことが
人生の義務だと考えている。▼
デューテにはとうてい
理解してもらえぬがな。▼
マチルダ†
【3章】
- [マチルダ]
- なんだ、アルム。
私になにか用か。▼
……この話かたが気になる?
ああ……▼
私の父は
武勲の誉れ高い軍人でな。▼
幼いころから父に鍛えられてきたので
自然に口調がうつってしまった。▼
周囲の令嬢たちをみると、さすがに
変えるべきかとも思ったが……▼
なぜかみな、全力で止めるのでな。
このままにすることにしたのだ。▼
【4章前半】
- [マチルダ]
- アルム、君には兄弟はいるか?▼
いや、実家の妹たちが手紙をよこして
早く帰ってこいとうるさいのでな。▼
世間の兄弟というのは
どういうものか、聞いてみたかったのだ。▼
子供でもあるまいし、私ひとり
おらぬところでとも思うのだが……▼
クレアもクレーベには
ずいぶんと懐いているし▼
兄や姉が思う以上に、妹や弟というのは
上を慕うものなのかもしれんな。▼
……ああ、妹たちか?
全部で四人いる。▼
まあ、かわいいと言えば
かわいいが……▼
地獄のようにかしましいのは
問題だな。▼
【4章(リゲル平野クリア後)】
- [マチルダ]
- 私とクレーベが親しくなったのは
ソフィア騎士団に入ってからなんだ。▼
それまでも、家同士の付き合いは
あったのだが……▼
クレアがクレーベに
近づかせてくれなくてな。▼
戦場で戦うクレーベは、
まるで神話に出てくる英雄のようで……▼
我が身も心もささげるのは
この人しかいないと思った。▼
それに、あんなに凛々しいのに
ふたりきりのときはけっこう……▼
……おっと。
これはしゃべりすぎだな。▼
デューテ†
【3章】
- [デューテ]
- ねえねえ、アルムって
どこに住んでたの?▼
……えっ、ラムの村?
ど田舎じゃん!▼
なーんだ、つまんないの。
王都の話が聞きたかったのに。▼
ボク、大人になったら
絶対村を出るんだ。▼
そんで、都会的でステキな人と
恋に落ちるの……▼
え?
都会的ってどんなのかって?▼
んー、具体的にっていわれると
よくわかんないけど……▼
とにかく!
田舎はもうやなの!!▼
【4章(前半)】
- [デューテ]
- ボクらの村はねー、
ちょっとめんどくさくって。▼
魔道のこととか、本当は
内緒にしとかなきゃいけないんだって。▼
でもさ、
それってひどいと思わない?▼
せっかくすごい魔法が仕えるのに、
見せびらかすこともできないんだよ。▼
ボク、そんなのやだ!
自慢したーい、褒められたーい!▼
でも努力するのはいやー!
……ま、それはおいといて。▼
だから、なりゆきだけど
アルムたちといっしょになれて嬉しいんだ。▼
これからも、ボクが活躍したら
遠慮なくちやほやしてね!▼
【4章(リゲル平野クリア後)】
- [デューテ]
- ボクね、よく素質があるのに
もったいないって言われちゃうんだ。▼
でも別に、ボクがほしいって
言ったわけじゃないんだけどな。▼
だいたい、興味ないんだよね。
魔道にも戦うことにも。▼
お兄ちゃんみたいに、魔道を究める!
なんてふうにはなれないよ。▼
もちろん、
みんなの役に立てるのはうれしいよ?▼
でもさー、そのためだけに生きるってのは
ちょっとね……▼
もー、アルム!
さっさと戦争終わらせてよー!!▼
そしたら、ボクが好きなことやっても
誰も文句言わなくなるでしょ?▼
ティータ†
【4章】
- [ティータ]
- 私はね、リゲルの村の孤児院で育ったの。▼
あっ、でも
ちっとも寂しくなんてなかったのよ。▼
仲間がたくさんいたし、
シスターは優しかったし……▼
だから私も、大きくなったら
シスターになろうって決めてたの。▼
それで、たくさんの人を
助けてあげたいなあって……▼
え?
できてるじゃないかって?▼
ど、どうかな……
私ってそそっかしいでしょ?▼
この間も、教会の炊きだしで
パンを焼いたの。▼
そしたら、
なぜかコッチコチになっちゃって……▼
でも、みんな笑って食べてくれたの。▼
助けてもらってるのは
私のほうかもね。▼
【4章(リゲルの滝クリア後)】
- [ティータ]
- 私が浜辺でジークを見つけたとき……
ひどい傷で、助からないかと思ったわ。▼
でも、どうしても生きてほしくて
一生懸命お世話したの。▼
だから、目を覚ましたときは
本当にうれしかった。▼
それから少しずつ
お話ししたり、お散歩したり……▼
ふたりで過ごす時間がとても幸せで、
私……好きになっちゃってた。▼
ジークは、自分は過去のない
欠落した人間だなんていうの。▼
でも私は、いまのジークがいれば
それでじゅうぶんよ。▼
【4章(リゲル城クリア後 )】
- [ティータ]
- ……あら、アルム。
なにか用?▼
元気がないって?
そうね……▼
どうしても考えてしまうの。
ジークの記憶が戻ってしまったらって。▼
きっと家族とか……ううん、
もっと大切な人がいるかもしれない。▼
そういう人のもとに帰るのが
いちばんいいのよね……▼
私って、いやな人間だわ。
それでも思い出してほしくないの。▼
私、神さまにお仕えしているのに……
これじゃあばちがあたっちゃうね。▼
ジーク†
【4章】
- [ジーク]
- ああ、アルムか。
もうすぐリゲル城だな……▼
このままでは私は、
ルドルフ陛下をこの手で討つことになる。▼
それを陛下がお望みだとしても、
果たして正しいことなのだろうか……▼
陛下は、君が
バレンシアを救う者だとおっしゃった。▼
その言葉の本当の意味を、私はまだ
理解していないのかもしれないが……▼
いまはただ信じるしかない。
頼んだぞ、アルム。▼
【4章(リゲルの滝クリア後)】
- [ジーク]
- 私は、傷を負ってどこからか
このバレンシアに流れ着いたんだ。▼
私を見つけてくれたのがティータだ。
私は彼女に助けられた。▼
懸命に看病してくれて、
はげましてくれて……▼
どうして、見ず知らずの他人に
そこまでできるのか不思議だった。▼
しかし、だからこそ私は生きる気力を
取りもどすことができたのだ。▼
いまの私があるのは
ティータのおかげだ。▼
……まあ、たまに薬と間違えて
香辛料を傷に塗りつけられたりはしたがな。▼
【4章(リゲル城クリア後 )】
- [ジーク]
- 私がどこから来たかだって?
さあ……考えたこともないな。▼
みなはアカネイア大陸ではないかと
噂しているようだが……▼
あまり、自ら過去をさぐろうとは
思わないんだ。▼
思い出そうとすると、心の中で
なにかがひっかかるというか……▼
どうやら、
あまりいい記憶はないらしい。▼
それでも、そうだな。
ひとつだけ…………▼
いや、やめておこう。
ティータを悲しませたくはない。▼
セリカ軍†
→セリカ軍
DLCキャラ†
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コメント†
- クレーべの最後の拠点会話ですが、竜の火口戦で戦闘しなかった場合は聞けないことを確認しました。 --