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章別会話/会話イベント(男主人公関連)

アカネイア編

リンダと主人公

リンダと主人公1

[クリス]
改めて自己紹介させていただく。
おれはクリス、
マルス様の近衛騎士だ。▼
[リンダ]
わたしはリンダ。
ミロア大司祭の娘よ。▼
[クリス]
ミロア大司祭?
…有名な方なのか?▼
[リンダ]
え、お父様を知らないの?▼
[クリス]
あー…すまない。
無知を許してくれ。
おれは田舎の出なんだ。▼
きっと高名な方なのだな。▼
[リンダ]
ええ。アカネイア・パレスで
お父様を知らない人はいないわ。▼
素晴らしい司祭で
みんなから尊敬されてた。▼
わたしもお父様みたいに
なるのが夢だった…▼
[クリス]
そうか。
一度お会いしてみたいな。
アカネイアにおられるのか?▼
[リンダ]
…亡くなったわ。
魔王ガーネフに殺されたの。▼
[クリス]
そうか…すまなかった。▼
[リンダ]
いいの。気にしないで。
あなたのご家族は?▼
[クリス]
今はいない。▼
家族は祖父だけだったが…
その祖父もこの間亡くなった。▼
[リンダ]
そうだったの。
ごめんなさい…▼
[クリス]
いや、いいんだ。▼
なんというか、
お互い一勝一敗というか…
貸し借りなしというか…▼
[リンダ]
お互い様?▼
[クリス]
そう、それだ。▼
[リンダ]
ふふっ…変わった人ね。▼
いいわ、クリス。
これからよろしく。▼
[クリス]
ああ、こちらこそ。▼

リンダと主人公2

[クリス]
ああ、リンダ、
いいところに来た。▼
[リンダ]
どうしたの、それ?▼
[クリス]
近くにイチゴの実がなってたから、
取ってきたんだ。▼
美味しそうだろ?
君も食べるといい。▼
[リンダ]
え? これイチゴの実なの。▼
[クリス]
もしかして、
食べたことないのか?▼
[リンダ]
も、もちろんあるわよ。▼
でも、わたしがパレスにいた時に
ニーナ様と食べたイチゴの実は…▼
もっと形がととのって
赤々としてたけど…▼
これは形も不ぞろいだし、
色も違うわ。▼
[クリス]
そうなのか?
山で見るのはたいてい
こういうものだぞ。▼
[リンダ]
そうなの。
わたし、パレス育ちで
野山のことは詳しくないから…▼
[クリス]
…田舎者で悪かったな。▼
まあいい、
ほら、食べてみるといい。▼
[リンダ]
あ、ありがと。▼
…ん…▼
[クリス]
どうだ?▼
[リンダ]
おいしい…!
パレスで食べたものより
ずっとおいしいわ。▼
[クリス]
そうだろうそうだろう。
とってきたばっかりだからな。▼
[リンダ]
あなた凄いのね。
ねえ、今度
わたしも一緒に山に行って良い?▼
[クリス]
構わないが…
その格好では山は危険だぞ。▼
[リンダ]
その格好って?▼
[クリス]
…その、
君のローブは
かなり薄いみたいだからな。▼
木の枝に引っ掛けたら
すぐあちこち破れてしまう。
そうなったら…▼
[リンダ]
あ……▼
[クリス]
……▼
[リンダ]
め、目をそらさないでよ。
こ…こっちが
恥ずかしくなってくるでしょ。▼
これはお父様からいただいた
大切なローブなの。
恥ずかしくなんてないんだから…▼
[クリス]
そ、そうか。すまない。▼

リンダと主人公3

[リンダ]
ねえ、クリス。▼
このお守り、
あなたにあげる。▼
[クリス]
これは…?▼
[リンダ]
パレスで流行ってた
幸運のお守り。▼
身に着けているとね、
災いから
身を守ってくれるんですって。▼
[クリス]
え? 良いのか、
こんな高そうなものを?▼
…イチゴの実なら、
別にまたとってくるぞ。▼
[リンダ]
あのね…
イチゴの実をねだりたくて
あげるんじゃないわよ。▼
そうじゃなくて、
あなたは今までずっと、
戦場でわたしを守ってくれたでしょう。▼
[クリス]
ああ…▼
だがそれはお互い様だろう。
君がいてくれるおかげで
おれも今まで戦えたんだ。▼
[リンダ]
…ねえ。
あなたはどうして、
わたしを守ってくれたの?▼
[クリス]
おれもリンダも、
お互い家族がいない身…
そう聞いていたからな。▼
戦いで見かける度に…
うまくいえないが、
守りたい気持ちになった。▼
[リンダ]
そう。
わたしもそう…
だからあなたを守りたかった。▼
時の流れって不思議ね。
初めはなんとも
思ってなかったのに…▼
一緒に戦ってるうちに、
そんな気持ちになったの…▼
[クリス]
リンダ…▼
[リンダ]
だ、だからね、
これをあげるの。
戦いではあなたの方が危険でしょ。▼
遠慮しないで受け取りなさい。▼
[クリス]
そうか。それなら
ありがたくもらっておこう。▼
[リンダ]
大切にしてね、それ。▼
[クリス]
ああ、もちろんだ。▼

ジョルジュと主人公

ジョルジュと主人公1 

[クリス]
ジョルジュ殿、
これからよろしくお願いします。▼
大陸一の弓使いと呼ばれる
あなたと共に戦えること、
光栄に思います。▼
[ジョルジュ]
大陸一か…すまんが、
そのたいそうな呼び名は
よしてくれ。▼
[クリス]
え? 何故ですか?▼
[ジョルジュ]
オレは名門貴族の出でな、
大陸一などという名は、一族の連中が
名声欲しさに流したものだ。▼
本当の実力は
それほどのものではない。▼
[クリス]
そ、そうなのですか…▼
そういえば
お聞きしていいですか?
あなたはカシミア大橋で…▼
[ジョルジュ]
なぜ弓兵のオレが
城の防衛などしていたか、か?▼
[クリス]
あ、はい。
おれたちからすれば
ありがたいことでしたが…▼
[ジョルジュ]
確かに弓は城の守りには向かない。
至近まで近づかれれば
何もできんからな。▼
だが、それも百も承知で、
ハーディンはオレに命令したんだ。▼
[クリス]
…それはつまり…▼
[ジョルジュ]
ああ、そうだ。体のいい処刑だな。
城を守って死ね、
ということだったんだろうよ。▼
[クリス]
何故、そのようなことに…▼
[ジョルジュ]
ハーディンに忠言を繰り返したり、
ラングを見捨てたりしたからな。▼
ハーディンからすれば、
オレは邪魔なだけだったんだろう。▼
[クリス]
…………▼
[ジョルジュ]
あの場で死ぬのも
仕方がないという気持ちでいたがな。▼
クリスたちには、
忠誠を誓うべき方を
思い出させてもらった。▼
感謝している。▼
[クリス]
こちらこそ、ジョルジュ殿と
共に戦えることを
感謝しています。▼

ジョルジュと主人公2 

[ジョルジュ]
…というわけで、
アストリアとミディアは
その時から恋仲になった。▼
オレとミディアを
結婚させるつもりだった
オレの一族連中は激怒したが…▼
こればかりは
気持ちの問題だからな。▼
[クリス]
そんなことがあったとは……▼
[ジョルジュ]
だから、オレだけ未だに一人身だ。
どこかにオレを慰めてくれる
良い女がいればいいんだがな…▼
[クリス]
またそのような…
軽薄な男だと
まわりに思われてしまいますよ。▼
[ジョルジュ]
ははっ、そいつは困ったな。▼
[クリス]
でも、あなたは
そう思わせたい…
のでは?▼
[ジョルジュ]
…ん?▼
[クリス]
あなたと会った人は…▼
その美しい見た目と
名門貴族という肩書きに
目を奪われがちだ。▼
しかしあなたの戦い方は、
どこか計算されたものを
感じます。▼
戦いは何より人を表わす、
それがおれの祖父の教え。▼
あなたは、
本当はとても
知略に長けた方だ。▼
[ジョルジュ]
オレが?
何故そんなことを思った?▼
[クリス]
カシミア大橋で、
おれたちがあなたを説得した時…▼
あれは、
あなたの計算通りだったのでは
ないですか?▼
城の守りをハーディン皇帝に
命じられている以上、
あの場から動かない名目は立つ。▼
しかも、
おれたちアリティア軍から見れば
あの位置の弓兵は脅威ではない。▼
そして、あなたはもともと
アリティアとかかわりが深く、
ゴードン殿に弓を教えていたお立場…▼
[ジョルジュ]
…買いかぶりだな。
オレはそんなたいそうな人間ではない。▼
[クリス]
さらにさかのぼって考えれば…
ラング将軍の城の前で
あなたが動かなかったのも、その布石…▼
部下がいる以上
マルス様へ寝返ることはできない、
しかしマルス様とは戦いたくない…▼
敵であるアリティア軍へ
その意思を伝えるために
あえて動かなかった…▼
その行動は後のカシミア大橋で
おれたちがあなたを説得する行動へ
つながり、▼
また、ハーディン皇帝の
怒りを買って、城の防衛を
命じられることへもつながった…▼
[ジョルジュ]
……▼
[クリス]
もしここまで計算づくなら…
あなたには
驚かされるばかりだ。▼
[ジョルジュ]
…買いかぶりだな。
たまたまそうなっただけのこと。▼
だが…たとえオレがそう読んでも、
その策は…アリティア軍の
協力がなければ成立しない。▼
お前たちが賢明だと
信じることができたからこそ、だ。▼

ジョルジュと主人公3

[ジョルジュ]
…オレはメニディ家という、
まあアカネイアでは
結構な名門の出でな。▼
オレの一族は、
とりたてて武才も名声もなかった。▼
ただ、先を見通す目と、
権謀術数にだけは
長けていた。▼
どちらにつけば勝ち馬に乗れるか、
どうすれば相手の心をつかめるか…▼
アカネイア五大貴族にまで数えられる
メニディ家の権力は、
そうやって守られてきた。▼
[クリス]
……▼
[ジョルジュ]
オレはそれが好きになれなかった。▼
やることなすこと全てが計算づく、
他人を手のひらで転がすような…
そんな真似は不快だ。▼
もっと何者にも縛られない
自由な生き方に憧れていた。▼
[クリス]
それで、ミディア殿とのお話を
破談にさせたのか…▼
[ジョルジュ]
だが、奴らに言わせれば、
オレもその血を引いているらしい。▼
お前に見抜かれたとおり、
オレの根底には
冷たい打算がある。▼
一族のような打算を
嫌悪しながらも、その打算に
頼らざるを得ない…それがオレだ。▼
部下を守り、ニーナ様を守る…
そのための最善手を探すオレは…
人を駒としか見ていない。▼
[クリス]
ジョルジュ殿…▼
教えてください。
先を見通せるあなたの目には、
この戦争の結末はどう見えていますか?▼
[ジョルジュ]
メニディ家の人間は
勝者を間違えない。
勝つのはマルス王子だろうよ。▼
[クリス]
良かった…▼
[ジョルジュ]
だが、それはお前次第だ。
お前は勝って勝って
勝ち続けねばならない。▼
敗北は許されない。
できるか、それが?▼
[クリス]
それがマルス様の
勝利のためならば。▼
[ジョルジュ]
ふ…良い答えだ。▼
ではお前のその誓い、
オレも傍で見届けるとしよう。▼

ホルスと主人公

ホルスと主人公1

[ホルス]
クリス殿。
貴公には命を助けていただいた、
感謝している。▼
[クリス]
いえ、そのような。
お礼ならどうかマルス様に。▼
ホルス殿を助けに行くと
決断を下されたのは、
マルス様です。▼
[ホルス]
…なるほど。
マルス様と貴公は
よく似ておられるな。▼
[クリス]
…え?▼
[ホルス]
…いや、失礼。
主従とも同じようなことを
言われるので、おかしくてな。▼
マルス様にも言われたのだ、
礼ならクリスに、と。▼
[クリス]
そ、そうだったのですか。▼
[ホルス]
うむ。
マルス様とクリス殿は
良い主従だな。▼
私も見習いたいものだ。
そのためにも…▼
[クリス]
はい、ホルス殿。
ニーナ様を
必ずお助けしましょう。▼
[ホルス]
クリス殿がそう言って
くださるのは心強い。▼
私も微力ながら、
マルス様のために全力で
働かせていただく。▼
よろしくお頼み申し上げる、
クリス殿。▼
[クリス]
こちらこそ。
ホルス殿。▼

ホルスと主人公2

[クリス]
ホルス殿は、暗黒戦争の時も
マルス様を助けて戦ったとか。▼
[ホルス]
うむ。だがその戦いで当初…
私は恥知らずにも
マルス様に槍を向けた。▼
その罪は、
君にも謝らねばなるまい。▼
[クリス]
でもそれは、
村を人質にとられていたからと
聞き及んでいます。▼
マルス様と戦わねば、村人の命はない。
が、戦うのは国に逆らうことになる。▼
逆賊の汚名をきてまでも、
民を守った騎士。
おれは立派だと思います。▼
[ホルス]
過分な心遣い、痛み入る。▼
[クリス]
こうしてホルス殿と
共に過ごすとわかるんです。▼
ホルス殿は本当に
まっすぐな方だ。▼
[ホルス]
君にそう言って
もらえるのは光栄だ。
感謝する、クリス殿。▼

ホルスと主人公3

[ホルス]
クリス殿。▼
[クリス]
ホルス殿?
なにか御用ですか?▼
[ホルス]
ああ、君と話がしたくて参った。▼
クリス殿の戦いぶり…見事だ。
同じ騎士として、感じ入った。▼
戦場での活躍はもとより、
常に主君を守るその忠義…
とても素晴らしいものだ。▼
[クリス]
ありがとうございます。▼
[ホルス]
ああ。そこで、
これからおつきあい
いただけないだろうか?▼
[クリス]
はっ、手合わせですね。▼
[ホルス]
ああ。
一手、お願いしたい。▼
クリス殿なら、
相手にとって不足はない。
全力をもって挑むことができる。▼
[クリス]
もちろん喜んでお相手します。▼
[ホルス]
感謝する、クリス殿。▼

ベックと主人公

ベックと主人公1

[ベック]
やあ、こんにちは。▼
[クリス]
こんにちは、ベック殿。▼
[ベック]
あ、私のことは
ベックでいいですよ。
それに敬語はやめてください。▼
敬語って
よそよそしくて
他人行儀じゃないですか。▼
そんなんじゃなくて、
もっと普通に話しましょう。▼
[クリス]
そうだな…では、わかった。
そうさせてもらう、ベック。
これからよろしく。▼
[ベック]
ええ、クリス殿。
こちらこそ
よろしくお願い致します。▼
[クリス]
あ、そっちは
敬語のままなんだな…
まあいいか。▼
マルス殿から聞いた。
ベックは昔、
シューターだったそうだな。▼
[ベック]
ええ。もともと私は
軍にいたのです。▼
戦争が終わってからも
シューターで各地を旅していたのですが
そのうち動かなくなってしまって…▼
[クリス]
故障でもしたのか?▼
[ベック]
いえ。実は…
シューターを動かすには、
特殊な実からできる油が必要なのです。▼
その実が前の戦争以降、
なくなってしまいまして、▼
攻撃はできるのですが、
移動できないと旅はできません。
動かすのも一苦労ですからね。▼
[クリス]
ああ、それでか…▼
確かに、この戦争で
敵のシューターは
全く動けない様子だった。▼
[ベック]
ええ、それで旅をするために
シューターのかわりに選んだのが、
この相棒でした。▼
子馬のボニーといいます。▼
[クリス]
よく懐いている。
良い馬だな。▼
[ベック]
ポニーのボニーです。▼
[クリス]
そうか。▼

ベックと主人公2

[ベック]
ボニーはいい奴でしてね。
私の言うことを
よく聞くんですよ。▼
寂しい時なんかも、
話し相手になってくれますしね。▼
[クリス]
話し相手に?▼
[ベック]
ええ、ボニーは
人の言葉がわかるんですよ。▼
[クリス]
本当なのか?▼
[ベック]
もちろんです。
そうだ、試しに
何か話しかけてみてください。▼
[クリス]
え?
どうしても言わないと駄目か?▼
[ベック]
是非。▼
[クリス]
そうだな…
こ、こんにちはボニー。▼
[ベック]
ボニー、ほら
こんにちはって、
あいさつをしてごらん。▼
ほらほら、見てください。
「こんにちは」
という顔をしたでしょう?▼
[クリス]
そ、そうか?▼
[ベック]
もっと、もっと
話しかけてみてください。▼
[クリス]
え、あー、そうだな。▼
お前はご主人とは
長いつきあいなのか?▼
[ベック]
ほらほら、
「半年くらいでしょうか。
 今までいろんなことがありました。▼
 年老いて捨てられそうだった私を
 救ってくれたのが今のご主人です、
 好物のニンジンを一日三度くれます」▼
という顔をしたでしょう?▼
[クリス]
そ、そうかあ…?▼

ベックと主人公3

[ベック]
やあクリスさん、こんにちは。
ちょうどボニーと
あなたの話をしていたところです。▼
[クリス]
そ、そうなのか?▼
[ベック]
なあボニー、そうだな。▼
ほらほら、
「そうですそのとおりです」
という顔をしてるでしょう?▼
[クリス]
どうしてもあなたの
気分次第な気がするんだが…▼
まあ良い。
今日はボニーのために
ニンジンを持ってきたんだ。▼
[ベック]
ありがとうございます。
良かったなボニー。▼
え、ボニー!?
な、なんてことを…!
その発言はあまりにひどい…▼
[クリス]
…なんて言ったんだボニー。▼
[ベック]
気にしないでください。
ボニーは口は悪いけど
良い奴ですからね。▼
[クリス]
まだ続くのかこの小芝居…▼
[ベック]
旅のお金が足りない時は
この小芝居で
食べ物をもらいました。▼
[クリス]
やっぱり小芝居なのか!▼
[ベック]
まあまあ、
クリスさんのおみやげには
とても感謝してますよ。▼
ほら、
「ありがとう」という
顔をしているでしょう?▼
[クリス]
ボニーが?▼
[ベック]
いえ、私が。▼

トムスと主人公

トムスと主人公1

[トムス]
うまい、うまいぞ!▼
幾らでも入る。
今日のメシも、素晴らしい!▼
[クリス]
トムス殿。
食事は、先程済ませたはずでは。▼
[トムス]
ぬう、貴殿は確か…▼
[クリス]
クリスだ。▼
[トムス]
おお、やはりな!▼
見ておったぞ。
先程は、良い活躍であった!▼
[クリス]
む、戦いを褒められるのは
悪い気はしないが…▼
[トムス]
何を言っておる!
食事の方だ。▼
[クリス]
食事?▼
[トムス]
いかにも。▼
先程の食事における、
速さ、量、皿の順序…
申し分の無いものであった!▼
[クリス]
そ、そうか。▼
食事については、祖父から
厳しく言われていたからな。▼
…だが。
だからといって、この量は
明らかに多すぎるだろう。▼
[トムス]
何を言うか!▼
騎士たる者、いかなる時も
民の盾として、戦わねばならぬ。▼
その為に必要なものとは何か!?
答えられるか?
クリス殿…。▼
[クリス]
言いたいことはわかる。
だが、これは明らかに…▼
[トムス]
何かな?▼
[クリス]
食いすぎだ。
腹が出ているぞ、トムス殿。▼
[トムス]
ぬう…!▼

トムスと主人公2

[トムス]
うむ!
やはり、うまい!▼
軍の支給のみには、
勿体無き味ぞ!▼
[クリス]
トムス殿。▼
先程の夕食では
他の人の5倍は、
平らげていたようだが。▼
[トムス]
おお、クリス殿!
どうだ? お主も。▼
[クリス]
いや、遠慮する。
それよりその量、
食べ切れるのか?▼
[トムス]
うむ。食べるぞ!!
わしは、食べねばならぬのだ!▼
[クリス]
ん?
少しひっかかるな。▼
もしや、その大食い
意識してやっているのか?▼
[トムス]
…クリス殿。▼
わしが以前、
騎士の何たるかを伝えた事を
覚えておるか?▼
[クリス]
ああ。▼
民の盾となる。
その為には体が必要、だろう?▼
[トムス]
左様。
だが、盾になるとは何か。
答えられるか?▼
[クリス]
如何なる時も、
先頭に立って民を護り
敵を、打ち倒す事だ。▼
[トムス]
うむ。
良い答えだ。▼
だが、それは剣だ。
盾ではない。▼
[クリス]
ん?
まあ、そうだな。▼
[トムス]
わしはかつて、丸腰で
戦の場に立つ事があったのだ。▼
[クリス]
な…!?▼

トムスと主人公3

[クリス]
トムス殿。
今日も、食べているのだな。▼
[トムス]
おお、クリス殿!
どうだ? お主も。▼
[クリス]
ああ、頂こう。▼
[トムス]
…今日は、咎めぬのだな。
この食事について。▼
[クリス]
その事だが、以前の続きを
聞かせてもらいたい。▼
かつて、トムス殿が
丸腰で戦場に立ったという話を。▼
[トムス]
うむ。
では、食べながら聞くが良い。▼
わしら、数名から成る小隊は、
敵に捕らわれておった。▼
暫くして、わしらを助けに来たと言う
知らせがあった。
マルス様の事だ。▼
[クリス]
マルス様が…。▼
[トムス]
しかし同時に、
我々の処刑も始まったのだ。▼
仲間の内には、
アーチャーや、司祭がおった。▼
一矢たりとも、彼らに
届かせる訳にはいかぬ状況よ。▼
だが、体一つでは
敵一人に対し、味方は一人しか護れぬ。
単純な話だ。▼
[クリス]
それは…そうだ。▼
[トムス]
幸い、小隊の中には
共に盾となる者もいてな。
おかげで無事に、全員助かったのだ。▼
[クリス]
全員か。
それは、凄いな…。▼
[トムス]
しかしそれは、マルス様の
到着が早かったからだ。
もう少し遅ければ、どうなっていたか。▼
[クリス]
それで、体か。
合点がいった。▼
[トムス]
現在、我が軍には
攻めに秀でた者が、多数おる。▼
なればこそ、
わしは守りに注力する事が出来るのだ。▼
[クリス]
…ありがとう、トムス殿。▼
戦いを終えた後、貴殿とは
改めて食事をしたい。▼
[トムス]
うむ!!
この大食い勝負、受けて立とうぞ!!▼
[クリス]
…おれは、大食い勝負と
言ったつもりはないのだが。▼

ミシェランと主人公

ミシェランと主人公1

[ミシェラン]
失礼!▼
[クリス]
うわっ、誰だ。
調理場で、騒がないでくれないか。▼
[ミシェラン]
申し訳ない!
だが、急を要するのでな…▼
[クリス]
むっ、
何かあったのか!?▼
[ミシェラン]
今日のスープだが、誰が作った?▼
[クリス]
ん?
それはおれだが…▼
[ミシェラン]
ほう、貴殿がそうであったか!▼
わしはミシェラン!!
名を聞かせてくれぬか?▼
[クリス]
おれは、クリスだ。▼
味は適当にしたつもりだったが…
気に入ったのか?▼
[ミシェラン]
いや、逆だ!
実に不味い!!▼
[クリス]
な、何!?▼
[ミシェラン]
素材は良い!
だが味付けが駄目だ!
全てを台無しにしておるわ!▼
[クリス]
こ、この…!▼
[ミシェラン]
用件は以上だ!
では失礼する!!▼
(ミシェランが立ち去る)
[クリス]
本当に失礼な奴だな…▼

ミシェランと主人公2

[ミシェラン]
失礼!!▼
[クリス]
ミシェラン殿。
調理場では、お静かに願いたい。▼
[ミシェラン]
いや、申し訳ない!
わしは、思い立ったら
体が動いてしまう性質なのだ!▼
[クリス]
で、何だ?
また、スープの味が駄目だったのか?▼
[ミシェラン]
察しが良いな、クリス殿!
その通りだ!!▼
[クリス]
…参考までに聞くが。
どの辺りが駄目なんだ?▼
[ミシェラン]
うむ、素材を入れる順だな!
後は、熱し方だ。▼
[クリス]
そうか。
なるほどな。▼
[ミシェラン]
ぬ?
何か、心当たりがあったのか?▼
[クリス]
ああ、このスープは昔
祖父が作ってくれていたものでな。▼
おれも、見よう見まねで
作ってみたんだが…▼
味が中々似なくてな。
少し、悩んでいた所だ。▼
[ミシェラン]
ほう、見よう見まねでか!!
それは大した…▼
[クリス]
ん?▼
[ミシェラン]
いや、まだまだ
精進が足りんと言う事だな!!▼
[クリス]
くっ。
しかし、その通りだ。▼
なあ、ミシェラン殿。
良かったらまた、
味を見てもらえないだろうか?▼
[ミシェラン]
あい、わかった!!!▼
[クリス]
声、大きいな…▼

ミシェランと主人公3

[ミシェラン]
ついに…▼
[クリス]
ああ、やっとだ…!▼
幾多の失敗を乗り越えて
理想のスープが完成した!▼
[ミシェラン]
さあ、クリス殿。
食してみよ。▼
[クリス]
よし、いくぞ。▼
む……。▼
[ミシェラン]
どうだ?▼
[クリス]
…。
ミシェラン殿、食べてみてくれ。▼
[ミシェラン]
む?
よし、頂こう。▼
ぬ……。
こ、これは…!▼
[クリス]
不味いだろ。▼
[ミシェラン]
うむ、駄目だ!▼
[クリス]
くそっ、何故だ…。▼
[ミシェラン]
ぬう…
野菜の雑味が出ておる。
皮のむき方に問題があったのだろうな。▼
[クリス]
はっ…!
そうか、なるほど!!▼
さすがだ。
言われてみると
原因はそうとしか思えない。▼
ミシェラン殿。
おれはこのスープを
完成させてみたいと思っている。▼
[ミシェラン]
ほう!▼
[クリス]
これからもきっと、今のような
アドバイスが必要になると思う。▼
[ミシェラン]
ぬはは!
当然であろう!!▼
[クリス]
くっ…!▼
その、ミシェラン殿さえ良ければ
今後も、協力してくれないか?▼
[ミシェラン]
それは構わぬが…
ひとつ、条件がある。▼
[クリス]
何だ?▼
[ミシェラン]
今後、わしの事は
「師匠」と呼べい!!▼
[クリス]
なっ、
そう来るか…。▼
わかった。
では師匠!▼
弟子であるおれの事は
呼び捨てにして欲しい。▼
[ミシェラン]
あいわかった!!
クリスよ!!!▼
[クリス]
やっぱり声、大きいな…▼

アストリアと主人公

アストリアと主人公1

[クリス]
……!▼
アストリア…
いや、アストリア殿。▼
[アストリア]
……▼
その武器、訓練か?▼
[クリス]
ああ。▼
[アストリア]
…どうした、
始めないのか?▼
それとも…
ここで前の戦いの続きを望むか?▼
[クリス]
……▼
[アストリア]
カシミア大橋、
カダイン、
そしてアリティア城…▼
貴公とオレは敵として
何度も戦った間柄だ。▼
貴公の中には
遺恨も残っているだろう。▼
[クリス]
…マルス様は
あなたを仲間として迎えた。
だから、あなたは我々の仲間だ。▼
…だが、
わだかまりがないと言えば
噓になる。▼
[アストリア]
…当然だろうな。▼
では、
ここで始めるか?▼
[クリス]
殺し合いをする気はない。▼
だが一対一の手合わせなら、
望むところだ。▼
[アストリア]
良いだろう。
貴公がそう望むのなら
相手になろう…▼

アストリアと主人公2

[クリス]
…アストリア殿。▼
[アストリア]
この間の手合わせは
途中で邪魔が入った。▼
あれではそちらが不服だろう。
今、その続きを始めるか?▼
[クリス]
ああ、望むところだ。▼
……▼
[アストリア]
どうした、何を迷う?▼
この間の戦いは
貴公が優勢だった。
ためらう理由はあるまい。▼
[クリス]
あなたと戦う理由を考えていた。▼
これがマルス様への忠義に
かなう行いかどうか…
それだけが気がかりだ。▼
[アストリア]
…貴公にとって
オレは敵なのだろう?▼
それよりも忠義が勝るのか。▼
[クリス]
そうだ。
おかしいか?▼
[アストリア]
いや、オレも同じだ。
オレもニーナ様への
忠義に勝るものはない。▼
[クリス]
…そういえば、
あなたはそういう騎士だったな。▼
おれたちを追ったのも、
今おれたちと共にあるのも…▼
[アストリア]
そうだ。
すべてニーナ様への忠義ゆえだ。▼
[クリス]
…気が変わった。
アストリア殿。
手合わせは日を改めたい。▼
[アストリア]
わかった。
いつでも相手を務めよう。▼

アストリアと主人公3

[クリス]
アストリア殿。▼
[アストリア]
クリス。▼
[クリス]
あなたと共に戦って、
わかったことがある。▼
あなたはおれたちの敵だった。
この手で討つと
決意したこともある。▼
だが、あなたは…
悪い人間ではない。
それくらいはおれにもわかる。▼
[アストリア]
……▼
誤解させたかもしれんが、
オレはもう貴公との戦いを
望んではいない。▼
今はただ…▼
貴公らに謝罪したい。
それだけだ。▼
[クリス]
謝罪…?▼
[アストリア]
言葉を重ねて
許してもらえるとは思わぬ。▼
だから、手合わせは
せめてもの詫びのつもりだった。▼
[クリス]
謝罪のために、
あなたを敵視する
おれの手合わせを受けたと?▼
たとえ手合わせとはいえ、
その気になれば相手を殺せる…
おれがそうするとは思わなかったのか?▼
[アストリア]
…仕方がない。
それより他に、オレは貴公らに
詫びる方法を知らない。▼
[クリス]
…不器用な男だな、あなたは。▼
だが、おれは
あなたを誤解していたかもしれん。▼
[アストリア]
…クリス。▼
[クリス]
アストリア殿。
あなたという人間を確かめたい。▼
今から手合わせを願いたい。
ただし…▼
怒りをぶつけるものではなく…
互いに礼を交わし、
互いに高めあう手合わせを。▼
[アストリア]
承知した。▼

トーマスと主人公

トーマスと主人公1

[トーマス]
いいですね、
絶対動かないでくださいよ…
弓の狙いが外れるから…▼
うん。そうです。
そのまま、そのまま…▼
[クリス]
………▼
なあトーマス、やっぱり…▼
[トーマス]
やめようは無しって、約束したでしょ!
大丈夫! 私を信じて!▼
[クリス]
ええい、どうにでもなれっ!▼
[トーマス]
えいっ!▼
[クリス]
うっ!▼
[トーマス]
!!!
や、やったっ!▼
[クリス]
…………?
不思議だ。生きてる。▼
[トーマス]
もう、失礼な人ですね。
大成功ですよ!▼
ほら、見てください!
ちゃーんとリンゴの中心に
命中してるでしょう!▼
[クリス]
ふう〜やれやれ。
ほんとだ、
疑ってすまなかった。▼
的が外れて、おれの頭に
刺さるんじゃないと、
ずっと不安だったが…▼
[トーマス]
ご協力ありがとうございます!
実は、今まで人形でしか
練習したことなくって。▼
今ので私、さらに自信がつきました!
クリスのおかげですよ!▼
(トーマスが立ち去る)
[クリス]
なん…だって…▼

トーマスと主人公2

[クリス]
トーマス、
また弓の練習か。
あいかわらず熱心なんだな。▼
[トーマス]
もちろん!
私はもっともっと
上達しなくちゃいけないんです。▼
マルス王子にはご恩もある、
だから敵をばっさばっさとやっつけて、
恩返しをするんです。▼
[クリス]
そうだったのか。
いい奴なんだな、トーマス。▼
よし、おれに手伝えることがあれば
なんでも言って欲しい。▼
[トーマス]
お? それじゃあお言葉に甘えまして、
この間みたいにリンゴ頭に乗せて、
そこに立ってもらえますか?▼
[クリス]
それだけは断る。▼
[トーマス]
開始!▼

トーマスと主人公3

[トーマス]
ははっ、この間は凄かったですね!
クリス!▼
[クリス]
あれは凄い、というより…▼
[トーマス]
だって、クリスの
頭をかすめながら
リンゴに命中させたんですよ?▼
[クリス]
しかも近くを歩いていた
ジェイガン様の首もかすめてな…▼
おれはあの時のジェイガン様の
怒りの形相を二度と忘れないよ。▼
[トーマス]
凄かったですねえ、
ジェイガン様の
止むことのない説教の嵐!▼
[クリス]
おれまで一緒に怒られたぞ…
全く。▼
マルス様がかばってくれたから
なんとか事なきを得たが…▼
[トーマス]
ああ、マルス様は優しい人ですね、
私はもっともっと弓の腕を磨いて
恩返ししないと!▼
[クリス]
こりない奴だな、トーマスは…▼
仕方ない、どうせ今日も
これから練習するんだろう?
おれが付き合おう。▼
…ほかに怪我人が出ても困るしな。▼
[トーマス]
やった! ありがとうございます!
じゃあこれ持って立っててください!
はい!▼
[クリス]
ん? ブドウの実?
待て、急に的が
小さくなりすぎじゃないか?▼
[トーマス]
開始!▼

ミディアと主人公

ミディアと主人公1

[クリス]
ミディア殿。▼
[ミディア]
あなたはアリティア騎士の…▼
[クリス]
はい、クリスです。▼
マルス様のもとで
共に戦う仲間として、
ごあいさつに参りました。▼
[ミディア]
こちらこそ、
よろしくお願いするわ。▼
ハーディン皇帝を
裏から操っていた元凶を
倒さなければならない。▼
アカネイアのためにも、
この世界のためにも…▼
[クリス]
はい。▼
[ミディア]
そうそう。
私が女性だからといって
気遣いは無用よ。▼
共に戦う仲間として
接してくれればいいわ。▼
[クリス]
はい、それはご安心ください。▼
おれの身近にも
強い女性騎士たちが多かったので…
よくわかっているつもりです。▼
[ミディア]
ふふ、そうなの。
ではこれからよろしく、
クリス。▼
[クリス]
ありがとうございます、
ミディア殿。▼

ミディアと主人公2

[クリス]
ハーディン皇帝は…
なぜ変わって
しまったのでしょう?▼
[ミディア]
…ハーディンの乱心は、
ボア様がお話しされたことが
全てだと思うわ。▼
ニーナ様のお心が
自分にないことに苦しみ…
その隙をガーネフにつかれた…▼
[クリス]
しかし、おれには
どうしてもわかりません…▼
おれは変わり果てた後の
ハーディン皇帝しか知りません。▼
けれどマルス様のお話では、
かつてはとても
優れた方であったとか…▼
[ミディア]
ええ。ハーディン皇帝は…
優れた人格者であり、
優れた為政者だった。▼
彼が皇帝に即位する時は、
私も賛成したわ。▼
彼ならアカネイアを
良い国にしてくれると思っていた。▼
[クリス]
それほどの人物が、
あんなに変わってしまう
ものなのでしょうか。▼
ニーナ様の愛を得られなかった、
それだけで皇帝の
責務を投げ出すなんて…▼
[ミディア]
理解できない?▼
[クリス]
はい。
皇帝という立場であるなら、
あってはならないことです。▼
[ミディア]
そうね、彼の犯した罪は
許されるものではない。▼
その原因も、もとを正せば
彼の心の隙が招いたもの
だったのでしょう。▼
でも…
私は、少しわかる気もする。▼
[クリス]
ミディア殿…▼
[ミディア]
愛する人への思いが
強ければ強いほど…▼
その愛を失う苦しみは
耐えがたいもの…▼
私は騎士として
ハーディンを糾弾したけれど、
彼の痛みだけは…理解できる。▼
[クリス]
……▼

ミディアと主人公3

[ミディア]
ねえクリス。
あなたは誰か、
心に決めた人はいるの?▼
[クリス]
え?
はい、もちろん
マルス様を一生の主君として…▼
[ミディア]
そうじゃなくて、恋人の話。▼
[クリス]
こ、恋人ですか?
いえ、そのような…▼
[ミディア]
好きな人はいるの?▼
[クリス]
そ、それは…▼
おれはそういうのは苦手で…▼
[ミディア]
そうなの。
じゃあ先輩騎士として、
一つ忠告するわ。▼
私たち騎士も一人の人間よ。
誰かを愛することも
いいんじゃないかしら?▼
[クリス]
そういうものでしょうか。▼
[ミディア]
ええ。
あなたがこれから誰かを
本気で好きになれば…▼
あなたはもっと、
魅力的な人になると思うわ。▼
[クリス]
ど、努力します。▼
[ミディア]
そして、その恋が
どうか幸せであるように。▼
女の子を泣かせるような、
悪い男にだけはならないでね?▼
[クリス]
はい。ミディア殿…▼

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Last-modified: 2024-07-09 (火) 23:42:57
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