会話集/章別会話
霧亜に『アムリタシャワーゼロ』のCMの
オファーがあったそうだ。
つばさの『友達以上、恋人未満。』のカバーを
歌う予定だが、自分のイメージと違う歌に対して
どう歌えばいいのか迷っていると言う。
希望の幻想領域で宝箱を探してみれば、
答えが見つかるかもしれない。
宝箱の中から見つかったのは、
樹との思い出があるつばさのヘアピンだった。
それにまつわる樹とつばさのエピソードを聞き、
霧亜は素直な想いを乗せて歌えばいいという
答えを得ることができた。
開始TOPIC†
- [樹]
- (チキからのTOPICだ…。
なんだろう?)
チキ「お兄ちゃーん」
チキ「前にお兄ちゃんたちが行った
夢が叶う場所なんだけど」
チキ「奥にあった扉の先に
行けるようになったみたいだよ」
チキ(MAP)
チキ「新しい宝箱もあるみたいだから
また探してみたらどうかな?」
チキ(スタンプ)
希望の幻想領域†
- [つばさ]
- 新しい場所に到着、だねっ。
ここでは、どんな夢が
叶っちゃうんだろうなー?
楽しみだなぁ。
- [樹]
- そういえば、前も聞きましたけど、
キリアさんにも夢や叶えたいことって
あったりするんですか?
- [霧亜]
- 夢…とは違うかもしれないけど、
少し気になっていることはあるわ。
実は、私に
『アムリタシャワーゼロ』の
CMのオファーがあったのよ。
《選択》
- シャワーのCM!?
- ツバサがやってるCMでしたよね。
- [樹]
- シャワーのCM!?
- [霧亜]
- その聞き間違いはどうなのかしら…。
ツバサが『アムリタシャワー』の
CMをやっていたでしょう?
『アムリタシャワーゼロ』は、
それよりも少しだけ上の年齢層に向けた
姉妹商品なの。
そういう現場で、今までとは違った感じの
自分を見せることができるのは
楽しみなんだけど、ただ…。
- [樹]
- ただ?
- [霧亜]
- CMソングとして、ツバサの
『友達以上、恋人未満。』を
カバーすることになったのよ。
ポップで爽やかな、恋の歌。
今までの私の歌とは方向性が違い過ぎて…
どう歌ってもしっくり来ないのよね。
ねえ、ツバサ。
あなたは、あの歌を歌った時に
どんなことを考えていたのかしら?
- [つばさ]
- えっと、
私が考えてたのは…
イツ…。
- [霧亜]
- イツ?
- [つばさ]
- い、いいえっ、何でもないですっ。
それに、こういうのってなんだか恥ずかしくて
上手く言えません!
- [霧亜]
- でも、そこに
ヒントがある気がするの。
教えてくれないかしら。
- [つばさ]
- え、ええっと…うぅ~ん…。
あっ、そうだ!
だったらまた宝箱を探しましょうよ!
そしたらキリアさんの願いも
叶うと思います!
さ、さあ先に進みましょう。
みんなで力を合わせて、れっつごー!
- [樹]
- 行きましょうか、キリアさん。
- [霧亜]
- ええ、そうね。
- [樹]
- (不思議な気配を感じる宝箱がある。
どうしようか?)
〈貴重品〉つばさのヘアピンを
手に入れた。
- [霧亜]
- なんでヘアピンが…?
- [つばさ]
- あ、それは…。
- [霧亜]
- 知ってるの、ツバサ?
何か思い入れがあるみたいな
様子だけど…。
- [つばさ]
- お姉ちゃんからもらったヘアピンなんです。
子どもの頃、ずっと大事にしてたんだけど、
失くしちゃって…。
- [霧亜]
- アヤハからの…。
- [つばさ]
- はい。だから、私はどうしても、
そのヘアピンを見つけたくて…。
でも、探しても見つからなくて。
そんな時、イツキ君が見つかるまで
ずっと一緒に探してくれたんです。
- [霧亜]
- このヘアピンには、
そんな思い出があったのね。
- [つばさ]
- はいっ。
5年前の私は、みんなに気を遣われて
腫れ物みたいに扱われていたから…
イツキ君が傍にいてくれるのが嬉しかったんだ。
小さなことかもしれないけど、
私、絶対に忘れないよ。
- [樹]
- う、うん。どういたしまして…。
- [つばさ]
- その反応……
ひょっとしてイツキ君、
忘れちゃってたとか?
- [樹]
- ご、ごめん…。
- [つばさ]
- ええー!?
そ、そうだったんだぁ…。
いいですよーだ。
大切に思ってたのは、私だけだもんね。
はぁ~あ…。
- [霧亜]
- ふふっ、まるで歌のままね。
『ため息ももどかしさも
何もかも君のせい』…。
- [樹]
- キリアさん、
どうかしたんですか?
- [霧亜]
- ありがとう、何かが掴めた気がするわ。
これで今回の収録にも臨める。
フォルトナ事務所†
- [舞子]
- いいじゃな~い!
キリア、楽しそうに歌えてるわよ!
これまでの自分のイメージに捉われない、*1
新しい魅力が出ているわ。
また1つ、表現の幅が広がったみたいね。
- [つばさ]
- 私もそう思いますっ。
キリアさん、すっごくすっごくすごいです!!
思わず、聞きながら拝んじゃうくらい!
はぁ~、耳が幸せ…。
私、今日だけでこの曲、
100回はリピートしちゃいましたよ!
- [霧亜]
- ありがとう、2人とも。
イツキは私の歌、どう思う?
《選択》
- すごく魅力的でした。
- ドキドキして心臓が破裂しました。
- [樹]
- すごく魅力的でした。
恋する女の子って感じで。
- [霧亜]
- 恋する…確かにそのつもりで
歌ったんだけど、面と向かって言われると、
どう反応したらいいのか迷うわ。
- [樹]
- あ、いや、その…。
つい、思ったままを言っちゃって…
すみません、失礼しました。
- [霧亜]
- …まあ、いいわよ、悪い気もしないし。
ありがとう。イツキ。
- [樹]
- キリアさん、
あんなに悩んでいたのに、
どうして歌えたんですか?
- [霧亜]
- あなたとツバサが
話しているのを聞いて気付いたの。
ツバサの歌は、ツバサの想いを
まっすぐに乗せたものだった、って。
- [樹]
- 想い、ですか?
- [霧亜]
- ええ。歌の技術とか、
自分のイメージとかじゃなくて…。
大切な人のことを想う気持ちを乗せて
ツバサは歌っていたの。
『イメージが違う』と考えすぎて
一番大事なそのことを
忘れてしまっていたのね。
- [樹]
- なるほど…。
- [霧亜]
- …ふふっ…。
- [樹]
- え?
- [霧亜]
- なんでもないわよ。
イツキらしい反応だなって思っただけ。
あなたはそのままでいればいいわ。
これからも、ずっとね。
- [舞子]
- キリアは、カバー曲を自分なりに解釈して
まるで持ち歌のように歌っているわ。
ツバサちゃんの個性をなぞるだけに
留まらないっていうのは、さすがよね~!
- [つばさ]
- それって、なかなか
できないことですよね。
よ~し、私もキリアさんの歌をもっと聞いて
勉強しよーっと!
- [舞子]
- ふふっ、その意気よ。
立派なアイドルへの道は、
努力を重ねてこそ開かれるんだから。
- [つばさ]
- キリアさんと比べたら、
私はまだまだひよっこです。
迷わずにこの道を進めるように、
もっと頑張らないと!
コメント†