会話集/第2部 オープニング
ロール
(背景に『地竜メディウス』)
5年の永きに わたり人々を苦しめ
後に「暗黒戦争」と呼ばれた
ドルーア帝国との
壮絶な戦いは
地竜王 メディウスの
消滅と共に
終わりをつげた
(背景に『天を向く剣と槍と旗、そして歓声があがる』)
炎の紋章の下に 集いし戦士達も それぞれの国に帰り
荒れはてた祖国の再建に
力を 尽くした
かつて アカネイアの七王国と
呼ばれた国々のうち
グラとグルニアはすでに滅亡
アリティア オレルアン
マケドニア タリスは
ふかいきずあとを残し
大国アカネイアも また
再建途上にあった
そんな
まだ戦乱冷めやらぬ
王都パレスで
一つの重大な出来事がおこった
(背景に『ハーディン(左)とニーナ(右)…カミユ(最左)』)
オレルアンの王弟ハーディンがニーナ王女と結ばれ
アカネイアの 第24代国王
と なったのである
王位についたハーディンは
その 強引とも思える やり方で
またたくまに国力を回復し
多くの兵を集めて
強大な軍隊を 作り上げた
そして
アカネイア神聖帝国の
再興を 宣言
自ら皇帝となったのである
(背景に『走り去る軍勢と傷ついた兵士』)
ドルーアとの戦いが 終わって一年あまり
世界は おだやかに 時を
きざんでいるかのように 見えた
だが
どこかで 運命の歯車が
狂いだしていた
- 最終更新
- 2001/09/25
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