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ゲーム攻略 天馬騎士団

会話集/第2部 19章 最後の決戦


ワールドマップ上

(右側に『聖都パレス』)

帝国歴3年、2の月・・
アカネイアの聖都パレスは、
不思議なほどしずかな時間の
中にあった。

アカネイアは内乱によって
聖騎士ミディアをはじめとする
多くの有能な騎士が
とらえられた。

だが、それでもアリティアに
倍する戦力をもって、
パレスの街を埋めつくして
いたのである。

グルニアへの遠征から、
すでに一年近くの時が流れ

そして ついに両国の運命を
かけた、最後の戦いが
始まろうとしていたのである。

オープニング

[マルス] (上)

さすがは アカネイア
なんという兵力だ
これではうかつに近づけない

[ジェイガン] (下)

ハーディンはこの戦いに
すべてをかけたのでしょう
アカネイアの全軍を
集結しているようです

ですが 心ある騎士達は
クーデターに加わって
ほとんど処刑され

あとは金で集められた
質のよくない兵士ばかり
それほど 恐れることは
ありません

それに 今や人々の心は
ハーディン皇帝をはなれ
我らを解放軍として
迎えいれています

それが 何よりも
心強いことでしょう

とにかく 最後の戦いです
少し長びくかも知れませんが
しんちょうに お進め下さい

[マルス] (上)

わかっている
さあ行こう ジェイガン
城内にとらわれている
ミディアのことが気がかりだ

民家(南東・左上)

[村人(おばさん)] (上)

ハーディン王は とても
やさしい方だった
それが 急に恐ろしい
帝王となられてしまって・・

ああ・・・
こんな話をすれば
あたしも 殺されちまうよ

民家(南東・左上から2マス右)

[村人(男)] (上)

聖騎士のミディア様は
アカネイアの誇りさ

あの方は かつてアカネイアの
最高司令官だった
オーエンはくしゃくの
娘なんだ

今度の反乱も 我らが
苦しむのを見かねて
たちあがってくれた

ねえあんた
なんとかミディア様を
助けてくれよ

民家(南東・左上から右斜め下)

[村人(女)] (上)

ニーナ様とハーディン公が
結ばれて やっと世界も
平和になると思ったのに
こんなことになるなんて

ああ 神様・・・
わたし達はいったい
どうすればよいのでしょう・・

民家(南東・中央)

[村人(お爺さん)] (上)

ミディア様は 気のどくじゃな
騎士をやめて アストリアと
一緒になったばかりなのに
また ひきさかれてしもうた

まだ 若い娘だというのに
むごいことじゃて

のお あんた
なんとかしてやれんかのう・・

民家(南東・左)

[村人(おじさん)] (上)

アカネイア軍も
かわっちまったよ
兵隊達は 血にうえた
ゴロツキばかりだ

この国は いったい
どうなってしまうのだろう

民家(南東・左から2マス右)

[村人(お爺さん)] (上)

ああ 嘆かわしいことじゃ

ハーディン皇帝に
逆らう者は
みんな殺されてしまった・・

皇帝には悪魔がとりついて
おるのじゃ・・・

村(南東)

※前章でロシェを倒していない場合のみ

[ロシェ] (上)

マルス王子
オレルアン騎士団のロシェです

オレルアン王の許しをえて
王子をお待ちしていたのです
峠の戦いでは 本当に
もうしわけありませんでした

そのおわびにと言っては
失礼ですが ぼくも
同盟軍に加わって戦います
マルス様 どうかよろしく!

ちなみに前章でロシェを倒してしまった場合、村の門すら開いてません。

ネーリング初戦時

[ネーリング] (上)

くっ・・ なんてことだ
わがアカネイアが敗れるとは
だが このわしがいるかぎり
城内には入れさせぬ!

ネーリング撃破時

[ネーリング] (上)

皇帝ばんざい・・・ぐふっ

制圧後

[ボア] (上)

おお マルス殿
お待ちしておりました

[マルス] (下)

ボア司祭!?
ひどいけがをされて・・
いったいどうしたのです

[ボア] (上)

うむ・・・
まったく 恐ろしいことだ・・
アカネイア王家は
呪われておるのかも知れぬ

二年前
ハーディン公とニーナ様の
婚礼が行なわれたことは
ご存知ですな

アカネイアは国を再建するため
に 王を迎えねばならなかった
そして それにふさわしい
あいては お二人しかなかった

オレルアンの王弟
ハーディン公と
アリティアのマルス王子・・・

そして我々はニーナ様に
最後の選択をゆだねた

王女は もう少し待って
ほしいと言われたが
わたしが どうしてもと
お願いすると

マルス王子は シーダ姫が
悲しむからだめだ と言われて
結局 ハーディン公に
決められたのだ

[マルス] (下)

待ってください それでは
あまりに ニーナ様が
おかわいそうではありませんか

アカネイアが 王を必要と
しているのは わかります
しかし ニーナ様は・・・・

[ボア] (上)

グルニアの騎士カミユ殿の
ことか だがそれは
言ってはならぬこと
・・・許されぬことだ

ニーナ様は
アカネイア王家の血をうけつぐ
ただ一人の王女

わたしとて 辛かったが
国のためにはやむをえなかった

だが
ハーディン公はよろこばれた

アカネイアの王位などより
ニーナ様に 選ばれたことが
よほど うれしかったようだ

[マルス] (下)

ぼくも ハーディンの心は
知っていました
彼は ニーナ様のためなら
命もおしまない

だけど 彼はカミユのことは
知らなかったのでしょう
知っていれば 絶対に
承知しなかったと思う

[ボア] (上)

うむ・・・ たしかに
そのことは秘密にしておいた
ニーナ様にも強く口止めした

だが ハーディン公は
するどい方だ
すぐにニーナ様の心が
自分にないと気づいた

そして 苦しまれた・・・
部屋にとじこもって
さけをあおり
だれとも会わなくなった

その 心のすきをついて
ガーネフが現れたのだ

奴は商人に化けて公に近づき
闇のオーブを見せた

失意の中にあった公は
たちまちオーブに心を支配され
その日以来 人が変わって
しまわれたのだ

わしは 国をおもうあまり
とんでもないあやまちをおかした
許してくれ マルス殿・・・

[マルス] (下)

そんなことがあったのですか
・・・・

それでニーナ様は いったい
どうされたのでしょう

[ボア] (上)

紋章の盾を持ちだしたことを
ハーディン公にとがめられ
ずっと 部屋に
とじこめられていた

それでも ときおり
わたしが 密かにお会いして
連絡をとっていた

だが それに気づいた
ハーディン公は 逆上のあまり
わたしを きずつけ

ニーナ様をガーネフに
わたしてしまったのだ

[マルス] (下)

ガーネフに・・・・・!?

[ボア] (上)

うむ・・以前からガーネフは
ニーナ様をほしがっていた

暗黒竜の復活に
高貴なシスターの血が必要
なのだ と言っていた・・

そして ついに・・・・
ニーナ様を・・・・
いけにえとして・・・・

マルス殿 わたしはもう
長くはもたぬ

わたしのトロンとリブローは
そなた達に 託そう

たのむ
ニーナ様をお救いしてくれ

アカネイアなど もう滅びても
かまわぬ・・・
だがニーナ様には
ご無事であってほしいのだ・・・

ある意味、英雄戦争の火付け役はボア司祭か。


最終更新
2000/10/29
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