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台詞集/絆会話

シオン

リアン

[リアン]
ちょっと、あんた!
また私のお菓子食べたでしょ!▼
せっかくリズさんにもらったのに!▼
[シオン]
あれ、リズが作ったお菓子だったのか……。▼
[リアン]
何よ、変な顔して。▼
[シオン]
正直、食べたオレに感謝してほしいぜ。
リズには悪いが、美味しくなかった……。▼
[リアン]
味の問題じゃないでしょ!
勝手に食べたことを怒ってるのよ!▼
[シオン]
結果的にはオレが犠牲になったんだから、
いいじゃないか。▼
ん? あっちで何か光ったような……。▼
[リアン]
結果がよくても、過程がよくないのよ。
だからね……って、ちょっと待ちなさいよ!▼
(暗転)
[シオン]
ホタルだったのか!
すげえ!▼
[リアン]
あんた、いい加減に…………あれ?
ホタルよね? きれい……。▼
……そういえば、昔、お母様と3人で、
たくさんのホタルを見たわね。▼
あの時、はしゃいだ私が川に落ちて、
足を怪我しちゃって……。▼
[シオン]
覚えてるよ。オレが守る!って言って、
無理やり姉さんをおぶって帰ろうとした。▼
どう考えても、そんなことできる
年じゃなかったよなあ……。▼
[リアン]
あら、今ならできるって言うの?▼
[シオン]
できるさ! それに、オレが姉さんを
守ったら、そんな怪我だってさせない。▼
[リアン]
そうね……。あんたは強くなったものね。
たくさんの戦いに、たくさんの仲間。▼
ただ剣を振り回していた頃のあんたからは、
まったく想像できないくらいよ。▼
[シオン]
急に何だよ。
姉さんだって、強くなったじゃん。▼
戦場じゃ、いつもオレの無茶を
止めてくれるし。▼
作戦を考えたり、仲間に指示を出したり……
ずいぶん頼もしくなったと思うぜ?▼
[リアン]
私だって不安なのよ。自分の立てた作戦で
仲間が犠牲になったらって考えると。▼
私は、ちゃんと成長できてるのかしら?
私の行いは、正しいのかしら?▼
[シオン]
オレだって、この手で、全部守り切れるか、
不安だよ。仲間も、姉さんも、この国も。▼
でも、姉さんは強くなったよ。成長してる。
それだけはわかる。▼
生まれたときから、ずっと一緒にいる弟の
言葉だぜ? 信じてくれていいと思うよ。▼
[リアン]
そうね。信じるわ。
あんたの成長も、私が保証してあげる。▼
[シオン]
よし! なんか腹減ってきたし、
ふたりでおやつでも食おうぜ!▼
[リアン]
ええ、いいわね。……って、そういえば
あんた! 私のお菓子!▼
[シオン]
げっ、しまった……。
もうその話は忘れようよ!▼
[リアン]
忘れるわけないでしょ!
今日という今日は……!▼
[シオン]
あっ、そういえばオレ、えっと……
やらなきゃいけないことがあるんだった!▼
じゃ、先に戻ってるから!▼
[リアン]
こら、ちょっと!
また……待ちなさーーい!!▼

マルス

[マルス]
君は前に、王になりたくないと言ったよね。
どうしてなんだ?▼
[シオン]
そんなの、王が弱いからに決まってるだろ?▼
いつだって、みんなに守られて、
ひとりじゃ何もできないじゃん。▼
オレは強い騎士になって、この剣で、
王やみんなを守ってやるんだ!▼
[マルス]
王はひとりじゃ何もできない、か……。
それはそのとおりだと、ぼくも思う。▼
でも、それは弱いということなのかな?
少し考えてみてほしい。▼
例えば君が味方を守るために戦う相手にも、
家族や大事な人がいるよね。▼
そういう存在を守るために戦う人たちを
戦場で斬ることは本当に正しいんだろうか?▼
相手を斬ることで誰かが悲しむと知っても、
君は迷わず剣を振るうことができるかい?▼
[シオン]
……できるよ! 戦場であれこれ考えてたら
自分が守りたいものを守れなくなる。▼
姉さんとか、この国とか……、大切なものを
守りたいって気持ちさえあれば……。▼
オレは、この剣を振るうことを
迷ったりしない!▼
[マルス]
そうだね。戦場で迷いなく剣を振るうには
決して揺るがない強い気持ちが必要だ。▼
それは、何があっても守りたいと思う、
大切な人たちとの絆、と言いかえてもいい。▼
そして、ひとりひとりが大切にしている
絆を紡ぎ、支えているのが王なんだよ。▼
[シオン]
絆を紡ぎ、支える……?▼
[マルス]
うん。王は人々の絆をひとつに束ね上げ、
強固にすることで国を守っているんだ。▼
国を守りたいという、君たちの強い気持ちが
ぼくたちを集めたのと同じようにね。▼
ぼくたちが共に戦うことを選び、今ここに
いるのは……君の紡いだ絆の力なんだから。▼
[シオン]
……!
それは……。▼
[マルス]
仲間たちの絆がひとつに束ねられたとき、
その力は計り知れないものとなる。▼
それでも君は、王という存在を
弱いものと決めつけるのかい?▼
力が弱くても、前線で戦わなくても、王は
誰よりも多くの人たちを守っているんだ。▼
[シオン]
……それでもオレはみんなと共に戦いたい。
王にはオレより姉さんのほうが向いてるよ。▼
[マルス]
ははは、すまない。ぼくは君に王になれと
言ってるわけじゃないよ。▼
ただ、何のために王がいるのかを、
伝えておきたかったんだ。▼
そしてぼくも、人々の絆を大事にできる
立派な王になりたいと思っているよ。▼
[シオン]
そっか。オレはまだわかんないけど、
マルスなら絶対になれると思うぜ!▼
[マルス]
ありがとう。まだまだ遠い道のりだからね、
気を引き締めて頑張るよ。▼
もし君が将来、やっぱり王になりたいと、
考えを変えることがあれば……。▼
そのときは、ぼくの姿を思い出してくれ。▼
王を目指していたぼくが、
どんな戦いをしていたかをね。▼
[シオン]
ああ、それならばっちりだぜ! これまで
ずっとマルスと一緒に戦ってきたからな。▼
マルスは大切な仲間だ。
その勇姿を、忘れたりしないよ!▼
[マルス]
ぼくも、君を見守り続けているからね。
ぼくたちは、ずっと絆で結ばれた仲間だ。▼

ルフレ(男)

[ルフレ]
やったね、僕たちの勝ちだよ。
作戦が上手くいってよかった。▼
[シオン]
作戦じゃなくて、オレの働きのおかげだろ?
敵をいっぱいやっつけたからな!▼
[ルフレ]
君は、まだ僕の作戦を信用してないの?
僕のことを認めてくれたと思ったんだけど。▼
[シオン]
いや、ルフレのことは、認めてるよ。
ちゃんと戦場に出て一緒に戦うし。▼
だけど、作戦を立てる軍師より、実際に
戦って勝つ騎士のほうがかっこいいじゃん!▼
[ルフレ]
うーん、君はまだ戦術の重要性を
理解できていないみたいだね。▼
一度、戦術を学んでみないかい?
何か気づくことがあるかもしれない。▼
[シオン]
騎士になるのに、戦術なんていらないだろ?
それより訓練してもっと強くならなきゃな!▼
[ルフレ]
残念だな。君は立派な騎士になるだけの
素質を持ってるのに……。▼
真っ向から戦うだけなら戦術は不要だけど、
そういう戦いばかりじゃない。▼
例えば……。▼
こちらに強い騎士がいたとしても、敵軍に
十倍の兵がいたら、勝利は難しいだろう?▼
[シオン]
それは、そうだけど……。▼
[ルフレ]
でも、戦術を駆使すれば大軍にも勝てる。
奇襲、挟撃、陽動……手札は無数にあるよ。▼
どうかな? 武器を持って戦うのと
同じくらい、戦術も重要だと思わないかい?▼
[シオン]
だとしても! それを考えるのは
軍師の仕事で、騎士には関係ないだろ?▼
[ルフレ]
いや、大いに関係があるんだよ。なぜなら、
軍師が示す戦術は常に未完成だからね。▼
戦況は刻一刻と変わる。だから、前線では
状況に応じて戦術を変える必要がある。▼
そんなとき、前線の騎士が適切な判断を
してくれないと、戦術は上手くいかないよ。▼
[シオン]
う……騎士も、ただ軍師の指示どおりに
動くだけじゃダメってことか……。▼
[ルフレ]
うん。軍師は戦術の大筋しか示せない。
実際に戦う者が戦術を完成させるんだよ。▼
剣で仲間を守れる騎士が、さらに戦術でも
仲間を守れるようになったら……?▼
[シオン]
まさか……!▼
[ルフレ]
軍師の戦術を理解し、武だけでなく頭脳でも
仲間を守れる騎士……。▼
そう、それこそが、最高の騎士だよ!▼
[シオン]
最高の騎士……! 良い響きだ!
よし、オレはそいつになってやるぜ!▼
[ルフレ]
その意気だ。君ならなれる……
いや、君にしかできないよ!▼
[シオン]
そうと決まれば、オレに戦術を教えてくれ!▼
[ルフレ]
もちろんだとも。
僕の知る限りの戦術を教えるよ。▼
まず戦術とは何かから始まり、戦闘形態や
陣形、兵科の特性、兵力の運用方法……。▼
[シオン]
ま、待った! そんなに覚えるのか?
もうちょっと簡単なやり方は……。▼
[シオン]
そうか……君の騎士への情熱はその程度か。
最高の騎士への道が示されたっていうのに。▼
[シオン]
むむ……ルフレにそう言われちゃ、
引けないぜ! よーし、やってやる!▼
しっかし、ルフレは本当に何でも
知ってるんだな。それこそ、最高の軍師だ!▼
[ルフレ]
何でも知ってるわけじゃないよ。僕だって、
まだ最高の軍師を目指して勉強中さ。▼
[シオン]
それなら、一緒になろうぜ!
最高の軍師と、最高の騎士に!▼
[ルフレ]
うん……。君なら絶対になれるよ。
騎士だけじゃない。立派な王にだって。▼
[シオン]
ん? 何だって?▼
[ルフレ]
何でもないよ。
さあ、早速、始めよう!▼

ルフレ(女)

[ルフレ]
やりましたね、私たちの勝ちです。
作戦が上手くいってよかったです。▼
[シオン]
作戦じゃなくて、オレの働きのおかげだろ?
敵をいっぱいやっつけたからな!▼
[ルフレ]
まだ私の作戦を信用してないんですか?
私のことを認めてくれたと思ったんですが。▼
[シオン]
いや、ルフレのことは、認めてるよ。
ちゃんと戦場に出て一緒に戦うし。▼
だけど、作戦を立てる軍師より、実際に
戦って勝つ騎士のほうがかっこいいじゃん!▼
[ルフレ]
うーん、あなたはまだ戦術の重要性を
理解できていないようですね。▼
一度、戦術を学んでみませんか?
何か気づくことがあるかもしれません。▼
[シオン]
騎士になるのに、戦術なんていらないだろ?
それより訓練してもっと強くならなきゃな!▼
[ルフレ]
残念ですね。立派な騎士になるだけの素質を
あなたは持ってるのに……。▼
真っ向から戦うだけなら戦術は不要ですが、
戦いはそれだけじゃないんですよ。▼
例えば……。▼
こちらに強い騎士がいたとしても、敵軍に
十倍の兵がいたら、勝利は難しいでしょう?▼
[シオン]
それは、そうだけど……。▼
[ルフレ]
でも、戦術を駆使すれば大軍にも勝てます。
奇襲、挟撃、陽動……手札は無数ですよ。▼
どうですか? 武器を持って戦うのと
同じくらい、戦術も重要だと思いません?▼
[シオン]
だとしても! それを考えるのは
軍師の仕事で、騎士には関係ないだろ?▼
[ルフレ]
いえ、大いに関係があるんです。なぜなら、
軍師が示す戦術は常に未完成なんですから。▼
戦況は刻一刻と変わりますから……。前線では
状況に応じて戦術を変える必要があります。▼
そんなとき、前線の騎士が適切な判断を
してくれないと、戦術は上手くいきません。▼
[シオン]
う……騎士も、ただ軍師の指示どおりに
動くだけじゃダメってことか……。▼
[ルフレ]
ええ。軍師は戦術の大筋しか示せません。
実際に戦う者が戦術を完成させるんですよ。▼
剣で仲間を守れる騎士が、さらに戦術でも
仲間を守れるようになったら……?▼
[シオン]
まさか……!▼
[ルフレ]
軍師の戦術を理解し、武だけでなく頭脳でも
仲間を守れる騎士……。▼
そう、それこそが、最高の騎士です!▼
[シオン]
最高の騎士……! 良い響きだ!
よし、オレはそいつになってやるぜ!▼
[ルフレ]
その意気です。あなたならなれる……
いや、あなたにしかできません!▼
[シオン]
そうと決まれば、オレに戦術を教えてくれ!▼
[ルフレ]
もちろんです。
私の知る限りの戦術を教えましょう。▼
まず戦術とは何かから始まり、戦闘形態や
陣形、兵科の特性、兵力の運用方法……。▼
[シオン]
ま、待った! そんなに覚えるのか?
もうちょっと簡単なやり方は……。▼
[シオン]
あなたの騎士への情熱はその程度ですか。
最高の騎士への道が示されたっていうのに。▼
[シオン]
むむ……ルフレにそう言われちゃ、
引けないぜ! よーし、やってやる!▼
しっかし、ルフレは本当に何でも
知ってるんだな。それこそ、最高の軍師だ!▼
[ルフレ]
何でも知っているわけでは……。私だって、
まだ最高の軍師を目指して勉強中です。▼
[シオン]
それなら、一緒になろうぜ!
最高の軍師と、最高の騎士に!▼
[ルフレ]
ええ……。あなたなら絶対になれますよ。
騎士だけじゃなく……立派な王にだって。▼
[シオン]
ん? 何だって?▼
[ルフレ]
何でもありませんよ。
さあ、早速、始めましょう!▼

ルキナ

[シオン]
ほっ、やっ、はっ!▼
……今日の訓練はここまでにしとくか。▼
[ルキナ]
ここにいましたか。
剣の鍛錬、ですか?▼
疲れが溜まっているのではと
思って探していたのですが……。▼
今の様子を見るに、大丈夫そうですね。▼
[シオン]
おう、全然余裕だぜ!
ルキナこそ、平気なのか?▼
[ルキナ]
平気です。戦いが続く生活は、
元の世界でも慣れていましたから。▼
[シオン]
そうか……。ルキナのいた世界は、
大変な状況だったんだよな。▼
[ルキナ]
はい……とても言葉だけでは、
伝えきれないほどの惨状でした。▼
[シオン]
なら、一刻も早く、この事態を解決して、
元の世界に戻れるようにしなきゃな!▼
[ルキナ]
そうですね、
それを願っています。▼
[シオン]
それにしても、過去に戻るって不思議な
経験だよな。▼
自分の父親があんなに若くて、
違和感はないのか?▼
[ルキナ]
うーん、まあ、多少はありますね。▼
でもそれよりは、お父様が生きていることの
喜びのほうが強くて、気になりません。▼
あ、私のいた世界では……その、お父様は
すでに亡くなっていたので……。▼
[シオン]
そうだったのか……!
変なこと聞いて、ごめん、ルキナ。▼
[ルキナ]
いいんですよ。そうならないために、
私が今、ここにいるんですから。▼
[シオン]
ん、でも、未来から来たルキナが、過去を
変えると、ルキナ自身はどうなるんだ?▼
[ルキナ]
わかりません……。▼
元の世界に戻るのか、それとも、
過去で身を隠し生きていくのか……。▼
いずれにせよ、過去を変えたからといって、
私のいた未来が変わる保証はありません。▼
[シオン]
ええ!? 保証はないの? そしたら、
ルキナのいた世界は救えないのか?▼
[ルキナ]
そうかもしれません。あの地はずっと、
私たちが去った後の焼け野原のまま……。▼
そう思うと、胸が痛みますが。▼
[シオン]
じゃあ、オレたちが行くよ!▼
[ルキナ]
え……?▼
[シオン]
この世界が平和になったら、
次はルキナの世界の番だ!▼
焼け野原のままでいいはずないよ。
みんなで頑張って元に戻そうぜ!▼
[ルキナ]
私の世界は、すでに滅びかけている世界。
そんなところへ行かせるわけには……。▼
[シオン]
ルキナたちは、今、この国のために
たくさん頑張ってくれてるじゃないか!▼
オレはそれと同じことがしたいだけだ。
助け合うのが仲間だろ!?▼
[ルキナ]
……ありがとうございます。▼
あなたなら、もしかしたら本当に
来てくれるかもしれませんね。▼
[シオン]
だろ!
騎士は嘘をつかないからな!▼
[ルキナ]
ですが……、
あなたはこの国を導く立場の人間です。▼
気持ちはとても嬉しいのですが、
その使命を捨ててはいけません。▼
[シオン]
だけど……!▼
[ルキナ]
どうかこの世界で頑張ってください。
私たちも、私たちの世界で頑張りますから。▼
[シオン]
…………わかった!
なら、絶対に負けるなよ、ルキナ!▼
[ルキナ]
もちろんです!
あなたも、負けないでくださいね。▼

タクミ

[シオン]
タクミ! 今日のオレの戦い、見たか?
無敵の騎士っぷりだったよな!▼
[タクミ]
いや、まだまだだね。▼
[シオン]
何だって!?▼
[タクミ]
例えば敵の大将に斬りかかっていったとき、
射手を警戒した? 隙だらけだったよ。▼
[シオン]
い、いやそれは、仲間が狙われないように
わざと隙を……。▼
[タクミ]
それに鎧を着込んだ相手を斬るときは、
刃が滑らないように継ぎ目を狙わないと。▼
[シオン]
ぐぐ……。それはそうだけど、
倒せたんだからいいじゃないか!▼
[タクミ]
もっと強い相手が出てきたら
どうするんだよ。次は気をつけて。▼
[シオン]
また、次は、かあ! タクミは
いつになったら認めてくれるんだよ!▼
[タクミ]
それは、強くなるしかないだろ。▼
[シオン]
強くなるしかない、か……。▼
[タクミ]
そう、強くなるしかないんだ……。
認めてもらうためには……。▼
強ささえあれば、比べられることもない。
誰にも引け目を感じたりしない……。▼
兄さんや姉さんだって、僕のことを……。▼
[シオン]
単純だけど、難しいな。
タクミはどうやって強く……?▼
[タクミ]
………………。▼
[シオン]
タクミ? 大丈夫か!?▼
[タクミ]
!!
あ、ああ。ごめん、ぼうっとしてた。▼
僕も、自分の強さに満足はしていない
からね……悩みは尽きないよ……。▼
[シオン]
そうなのか……。なら、そうだ! オレと
ふたりで強くなろうぜ! まずは、勝負だ!▼
[タクミ]
お前と勝負?
何で僕が……。▼
[シオン]
オレは強くなってタクミに認めてほしいし、
タクミだって強くなりたいんだろ?▼
一石二鳥ってやつだよ!▼
[タクミ]
いや、勝負したからって
強くはならないと思うけど……。▼
[シオン]
なら、オレの不戦勝だな!
オレを認めたってことでいいんだよな?▼
[タクミ]
何でそうなるんだよ……。そこまで言うなら
力の差を思い知らせてやるしかないね。▼
[シオン]
そう上手くいくか? 剣と弓じゃ、
勝負にならないかもしれないぞ!▼
[タクミ]
ふん……確かに、一対一の接近戦に限れば、
弓より剣のほうが有利だろうね。▼
だけど、僕が弓しか使わないと、
いつ言った?▼
[シオン]
ま、まさか!?▼
[タクミ]
王子たるもの、白夜の武芸くらいは
ひととおり修めていて当然だろ。▼
お前の甘い剣術、僕の刀で
叩き伏せてあげてもいいけど?▼
[シオン]
あれだけの弓の腕を持ちながら、刀も
使いこなすなんて……タクミ、流石だぜ!▼
しかも、それに満足せずに、強くなろうと
がんばるなんて……オレも見習わなくちゃ!▼
[タクミ]
た、大したことじゃないよ。じゃあ、今日は
もう休むから。勝負は明日してやるよ。▼
[シオン]
おう! 明日、勝負だ!
絶対に認めさせてやるからな!▼
[タクミ]
やれやれ、ま、本当は認めてもいいけど……
あいつとの勝負は楽しそうだしな。▼

マークス

[シオン]
はっ……!(攻撃SE)▼
[マークス]
ふっ、どうした?
ぬるいぞ!(攻撃SE)▼
[シオン]
うわっ……!▼
[マークス]
はは、まだまだだな、踏み込みがまだ甘い。
それでは、私には届かんぞ。▼
[シオン]
つ、強い……。勝てる気がしない。
マークスは、どうしてそんなに強いんだ?▼
[マークス]
それは、私がお前と同じように
訓練を積んできたからだ。▼
お前もこのまま訓練を重ねれば
さらに強くなれるだろう。▼
[シオン]
じゃ、じゃあ、いつかはマークスに
勝てるかな!?▼
[マークス]
ああ。お前は筋がいい……。
きっと私などすぐに超えられる。▼
[シオン]
そうか……! ははっ、オレ、頑張るよ!
もっと訓練して、もっと強くなる!▼
[マークス]
……お前はなぜ、
そこまで強さを求めるのだ。▼
[シオン]
決まってる。オレは皆を守れるような
強くてかっこいい騎士になるんだ!▼
[マークス]
ほう……それは立派な夢だな。だが、
お前は王子だろう? 王にはならないのか?▼
[シオン]
ならないよ。
王は、弱くてかっこ悪いからイヤだ。▼
オレは、父上のような、みんなに守って
もらうばかりの弱い王なんてごめんなんだ。▼
だからオレは剣を磨いて騎士になる。
王位を継ぐのは姉さんでいい。▼
[マークス]
……私は先代の王のことを知らないが、
果たして、本当に弱かったのか?▼
[シオン]
当たり前だろ。いつも病気がちで、
武器もろくに扱えなかったって聞いたぞ。▼
[マークス]
……武器の扱いなど大した問題ではない。
人の強さとは、もっと内面的なものだ。▼
どれほどの戦巧者でも、貫くべき信念もなく
前へ進む覚悟もない者なら強いとは言えん。▼
[シオン]
信念や、覚悟……?▼
[マークス]
私には、先王が弱い人だったとは思えない。
今のアイトリスの村や民を見ればわかる。▼
敬うべき王だったからこそ、民は王に従い、
お前の母君は、王を支えたのではないか?▼
[シオン]
……でも、オレは自分の力で、
みんなを守れる強い男になりたいんだ!▼
マークスの言いたいことはわかるけど、
オレは父上を目標になんてできないよ。▼
[マークス]
父君をそのように言うな。それに、
お前の目標は、騎士でなくとも達せられる。▼
王として国を治めながら、ひとたび戦場に
出れば、自ら前線に立って兵と共に戦う。▼
そのような強い王もいる。
私の父、ガロン王は、そういう王だった。▼
[シオン]
マークスの父上が……。
戦う、王か……。▼
[マークス]
ああ、強く、厳しくも、
民そして国を導いてくれる王だった。▼
だからこそ、何があっても父についていくと
私は決めたのだ。何があっても……。▼
王子として生を受けたお前にとって、
王になることは無理な道ではないだろう。▼
お前の目的のために、何をすべきか。
何になるべきかを……よく考えるといい。▼
[シオン]
………………。▼
[マークス]
……さあ、休憩はここまでにしよう。
全力でかかってこい!▼
[シオン]
マークス……。……おう!
今度こそ、一本取ってみせるぜ!▼

エリーゼ

[エリーゼ]
あーっ! いたいた!
みーっけ!▼
[シオン]
来たな、エリーゼ!
今日もオレと対決するか?▼
昨日の鬼ごっこはオレの圧勝だったからな。
今日は何で勝負する?▼
[エリーゼ]
あはは! やる気だね?
今日の遊びは……かくれんぼだよ!▼
[シオン]
かくれんぼか……いいだろう!
今日もちょちょいのちょいで勝ってやる!▼
[エリーゼ]
ふふーん、それはどうかな?
あたしだって、今日は負けないんだから!▼
[シオン]
よーし! じゃ、オレが30数えてる間に
エリーゼは隠れてこいよ。▼
[エリーゼ]
はーい!
ちゃんと目つむっててよね!▼

(暗転)
[シオン]
……あいつどこ行ったんだ?
お、こっちの部屋か!? ……いないな。▼

(暗転)
[シオン]
エリーゼ! おーい!
こっちか……? ここにもいないのか。▼

(暗転)
[シオン]
はあ、もう夕方だ……。あまり遅くなると
また姉さんに文句を言われるだろうし……。▼
あー、でも、降参するのは悔しいな……。
おーい、エリーゼー?▼
[エリーゼ]
ねえ、まだ見つけられないの?
もう降参しちゃったら?▼
[シオン]
うわっ! エリーゼの声?!
どこだ、どこにいる……?▼
……くそーっ! 参ったよ。
オレの負けだ。▼
[エリーゼ]
やったー! あたしの勝ち!
これで一勝一敗、おあいこだね!▼
[シオン]
おわっ! エリーゼ!
くそー、いったいどこにいたんだ!?▼
[エリーゼ]
ふっふっふー。
どこでしょー?▼
[シオン]
悔しいが、オレの完敗だ。ちょちょいの
ちょいなんて言って悪かったぜ。▼
だから、どこに隠れてたのか、
教えてくれよ!▼
[エリーゼ]
いいよ! 実はね、ずっと後をつけながら、
物陰とかに隠れてたんだ!▼
[シオン]
何だって……!?
全っ然、気が付かなかった!▼
[エリーゼ]
あたし、かくれんぼは昔から得意なの!
他にも、いろんな隠れ方知ってるよ。▼
[シオン]
そうなのかー。エリーゼ、オレにも
かくれんぼのコツを教えてくれよ!▼
[エリーゼ]
えっ? うーん……。
教えたら、また一緒に遊んでくれる?▼
[シオン]
ああ! 負けっぱなしってわけには
いかないからな!▼
コツを掴んでから、もう一度、
かくれんぼで勝負させてくれよ!▼
[エリーゼ]
やったあ! それなら、もちろんいいよ!
例えばねー……。▼
アーマーナイトの鎧の中に隠れたり、
町娘に変装したり……。▼
[シオン]
す、すごいな……。オレだったら、
絶対そんなの思いつかないって!▼
[エリーゼ]
でも、代わりにすごい足が速かったじゃん!
そうだ! 早く走るコツを教えてよ!▼(原文ママ)
あたしだって、
追いかけっこで勝ちたーい!▼
[シオン]
もちろんいいぜ!
じゃあ今度、教えてやる!▼
[エリーゼ]
やったー、ありがとう!
約束ね!▼
[シオン]
おう! よろしくな!
また明日も勝負しようぜ、エリーゼ!▼
[エリーゼ]
うん!
明日も絶対に負けないよっ!▼

セリカ

[シオン]
やっ! ていっ! はあっ! ……ふう。
あれ、セリカ? いつからそこにいたの?▼
[セリカ]
ふふふ、さっきからいらわ。
稽古に夢中で気づかなかったのね。▼
[シオン]
なんだよ、声を掛けてくれたらいいのに!▼
[セリカ]
稽古はもうおしまい?
少し、お話してもいいかしら。▼
[シオン]
うん、もう終わろうと思ってとこだけど。(原文ママ)
オレに聞きたいことでもあるの?▼
[セリカ]
ええ……あなたは、強くなるために
とても頑張っているけれど、どうして?▼
[シオン]
オレは、騎士になりたいんだ!
騎士が弱っちかったら意味ないだろ?▼
[セリカ]
でも、強い騎士になったら、
戦いに出る機会が増えてしまうわ。▼
[シオン]
え? 騎士が戦うのは当たり前じゃん。▼
[セリカ]
強くなれば強くなった分だけ、
危険な戦いに身を置くことになるのよ?▼
[シオン]
危ないからって逃げ回ってたら、
誰も守れないよ。そんなの騎士じゃない!▼
強敵に立ち向かえる強さがあるからこそ、
騎士は騎士の役目を果たせるんだ。▼
[セリカ]
そうよね……ごめんなさい。
ちょっと心配になってしまって。▼
[シオン]
心配……? なんで?▼
[セリカ]
私にはアルムという幼なじみがいてね、
あなたに少し似ているの。▼
アルムは幼い頃から、とても勇敢だったわ。▼
でも……強く成長した彼は、
自ら戦いに身を投じてしまった。▼
そればかりか……その戦いの先で、
とてもつらい思いをさせてしまったの。▼
私には、アルムを止められなかった。
もう二度と、あんなことは……。▼
[シオン]
ふうん……。
だけど、オレはそんなことにはならないぞ。▼
[セリカ]
え……?
どうして、そう言い切れるの?▼
[シオン]
オレには口うるさい姉さんがいるからね。
姉さんはオレと違って慎重派なんだ。▼
いつもオレにくだらない文句を言ってきて
ケンカになったりもするんだけど……。▼
オレが間違ったことをしようとすれば、
姉さんは必ず止めてくれる。▼
そういうときは、俺もわかるんだ。
これは姉さん本気で言ってるぞってね!▼
[セリカ]
そう……お姉さまを信頼しているのね。
でも彼女がいないときは、どうするの?▼
[シオン]
心配ないよ。そんなときは、
他の仲間が俺に忠告してくれるから。▼
例えば……セリカとかね!▼
[セリカ]
え、私?▼
[シオン]
今だって、オレを心配してくれただろ?
オレの性格だってわかってくれてるしさ。▼
どこに行くにしても、セリカが一緒に
ついて来てくれれば、絶対に大丈夫だぜ!▼
[セリカ]
……! ……そうよね。一緒に行けば……。
じゃあ……、お願い。約束してくれる?▼
私が止めたら、絶対に無茶はしないって。▼
アルムのように……
つらい思いをしてほしくないの。▼
[シオン]
いいぜ! 約束する!
セリカのこと、信頼してるからな!▼
もしも俺が暴走しそうになったら、(原文ママ)
遠慮なく言ってくれ!▼
その代わり、俺はもっと強くなって、(原文ママ)
セリカやみんなを必ず守ってみせるよ!▼
[セリカ]
ふふふ、ありがとう!
約束したこと、忘れないでね……。▼

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Last-modified: 2024-07-13 (土) 05:43:45
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