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台詞集/絆会話
ウード†
リョウマ†
- [ウード]
- こんにちは、リョウマさんっ!
聞きましたよ、見せてください!▼
- [リョウマ]
- 相変わらず落ち着きのない奴だな。
いったい何を見せろと言うのだ、ウード。▼
- [ウード]
- 何って、神器に決まってるじゃないですか!
リョウマさん、持ってるんですよね?▼
- [リョウマ]
- 神器……この刀が見たいのか?
白夜の王家に代々受け継がれているものだ。▼
- [ウード]
- これが……神器ですか!
蒼く輝く刀身、そして黄金色の装飾……。▼
俺の中の闇が洗われるような輝きだ。
それで、この神器の名は!?▼
- [リョウマ]
- 雷神刀という。▼
- [ウード]
- 雷・神・刀……! 神の名を冠する刀か!
シンプルなのが逆にかっこいいぜ……。▼
この名の前では俺が今思いついた、サンダー
ゴッドソードなんて霞んじまう……。▼
そうだ、リョウマさん! この刀を使った
必殺技の名前も教えてもらえませんか?▼
- [リョウマ]
- 必殺技……?▼
- [ウード]
- そうです、神器から繰り出される、
神の奇跡のごとき一撃……その名ですよ!▼
必殺! 雷光神滅閃! ずばばばーん!
ふっ、勝負あったな……。▼
くーっ、俺もやってみたいぜ……!
その刀、俺にちょっと貸してくれませんか!▼
- [リョウマ]
- 先程言ったとおり、この刀は白夜の王に
相応しい者にのみ受け継がれる刀……。▼
残念だが、お前には使えない。▼
- [ウード]
- う……そうなんですか……。
そりゃ、そうですよね……。▼
選ばれし者のみが使えてこその神器。
仕方がないことです。▼
俺も選ばれし者と信じて戦ってきましたが、
伝説の剣とは未だ出会えぬまま……。▼
- [リョウマ]
- ウード、そう落ち込まなくていい。
無理と決まったわけではないぞ。▼
焦ったり、諦めたりせずに、ただひたすらに
己の道を極めんとすれば……。▼
いつか、お前にこそ相応しい、
素晴らしい剣が、現れるかもしれない。▼
- [ウード]
- そうだといいですけどね……。▼
- [リョウマ]
- それに……先ほどの必殺技の名だが。▼
- [ウード]
- 必殺! 雷光神滅閃! ずばばばーん!
……の、ことですか?▼
- [リョウマ]
- うむ、技に名をつけて叫ぶ、というのは
悪くない試みかもしれん。▼
強力な決め技を出したことを明確にして、
相手を威嚇すると同時に……。▼
味方には形勢逆転の可能性を知らしめて、
士気を上げる効果も期待できる。▼
- [ウード]
- ……え? あ、いや、そうなんですよ!
俺もそう思ってたんです!▼
- [リョウマ]
- ああ、いいことに気づかせてくれた。
前向きに検討してみよう。▼
- [ウード]
- ……いやー、こうして話してみると、
リョウマさんとは気が合いそうですね!▼
まあ俺なんて、リョウマさんに比べたら
剣士としてはまだまだ半人前ですが……。▼
- [リョウマ]
- 謙遜するな、ウード。
お前はもう十分に立派な剣士だ。▼
後は日々の研鑽を怠らず……。▼
お前にのみ使いこなせる剣と巡り合う、
その機会を待つのみだ。▼
- [ウード]
- 本当ですか!? そこまで言われると、
俺、自信が出てきましたよ!▼
- [リョウマ]
- 今後も、剣士の道を歩む者同士、互いに
心技体を高め合っていくぞ、ウード。▼
- [ウード]
- はい、光栄です! 技の名づけに困ったら、
いつでも相談してくださいね!▼
タクミ†
- [ウード]
- はあぁ……! 食らうがいい、
光影剣・ライトニングシャドウソード!!!▼
……むっ! そこにいるのは誰だ?
宵闇より来たりし悪鬼の眷属か!?▼
- [タクミ]
- ……僕だよ。
あんた、こんなところで何やってるんだ?▼
というか今叫んでたの、何なんだ?
何かの儀式か? 邪神でも呼ぶのか?▼
- [ウード]
- ふっふっふ……白夜王子タクミよ、
見てしまったのだな、禁断の鍛錬を……。▼
叫んでいたのは、俺の必殺奥義の名前だ。
ある種の儀式と言えなくもない。▼
- [タクミ]
- ふーん。要するに、自分で考えた必殺技の
名前を叫んでた、ってわけか。▼
- [ウード]
- 単簡たる言霊で言い表すのであれば、
そういうことになるな。▼
それより、白夜王子タクミよ。貴様も闘神に
捧げし神聖なる鍛錬、挑んでみないか?▼
- [タクミ]
- 嫌だよ……もし誰かに見られたりなんか
したら、恥ずかしくて生きていけない。▼
もしくは布団に頭を埋めて、
しばらく部屋に引きこもりたくなる。▼
やめたほうがいいと思うよ、それ。
得たいが知れなくて気味が悪いし。▼
- [ウード]
- ガーーーン!! ひ、ひどい……。
何もそこまで言わなくても……!▼
- [タクミ]
- うわっ、いきなり素に戻るな!
びっくりするだろ!▼
- [ウード]
- タ、タクミさんなら……きっと一緒に
やってくれると思ったのに……。うぅ……。▼
そうか……気味が悪いんだな、俺……。
はあ……いっそ塵になりたい……。▼
俺、しばらくここにいることにします……。
ちょっと頭を冷やしてから戻りますね……。▼
- (ウード、隅で落ち込む)
- [タクミ]
- なんでそんな薄暗いところで、
三角座りを始めるんだよ!▼
ぼ……僕は悪くないからね!▼
- [ウード]
- はい……タクミさんは悪くありません……。
気にしないで、どうぞ先に戻ってください。▼
- [タクミ]
- ……し、知らないぞ!? 僕は帰るからな!
あとずっと外に座ってると風邪引くぞ!▼
……………………。
えーっと、ウード、その……。▼
ち、ちょっとかっこよかったよ、それ。
ちょっとだけね。うん、ほんのちょっと。▼
- [ウード]
- 無理しなくてもいいんですよ、タクミさん。
ほっといてください、どうせ俺なんか……。▼
- [タクミ]
- い、いや……ウードらしくていいと思うよ!
はは、僕にはとてもできないなー!▼
- [ウード]
- タクミさんにはできないんですよね。
どうせわかってもらえないんですよ……。▼
- [タクミ]
- いや、そんなことないって。
じゃ、じゃあ、僕も考えてみようかな。▼
例えば、そうだな……。 えーと、
……覚醒剣、アウェイキングソード、とか。▼
- [ウード]
- ……何ですって?
今のはなんですか……?▼
- [タクミ]
- いや、気に入らなかったならいいんだ。
別に……。▼
- (ウードが立ち上がる)
- [ウード]
- すっげー良い名前ですね!
平たく言うと最高です!▼
それじゃあ、この技の名を叫びましょう!▼
- [タクミ]
- うわっ、急に元気になった!?
でも、何で叫ばなきゃいけないんだよ!▼
- [ウード]
- タクミさんの考えた最高の必殺技ですよ?
叫ばずしてどうするんですか?▼
- [タクミ]
- いや、僕はそんな最高だとは……。▼
- [ウード]
- さあ、この剣を握って……秘められし奥義の
真の力を解放するときです、タクミさん!▼
- [タクミ]
- か、覚醒剣……!
やっぱり恥ずかしすぎる……。▼
何をやってるんだ、僕は!
誰かに見られたら一生からかわれる!▼
- [ウード]
- 何ためらってるんですか、タクミさんっ!
大丈夫、ホントすげえかっこいいんで!▼
さあ、その叫びを天へと轟かせてください!▼
- [タクミ]
- ええい……くそっ!
覚醒剣・アウェイキングソードーッ!!!▼
カミラ†
- [カミラ]
- まあ、ウードじゃない。▼
ちょうどお茶の相手が欲しかったのよ。
今から私の天幕に来ない?▼
- [ウード]
- ! くっ……闇の欠片集いし我が心は、
妖艶なる誘惑には屈しない……。▼
- (ウード、カミラから離れる)
- [カミラ]
- あらあら、どうしたの?
最近、たまに動きがおかしいわよ。▼
- (カミラ、ウードに近づく)
- [ウード]
- き、貴様、禁じられし我が聖域に
それ以上近づくな、闇が弾け飛ぶぞ!▼
- (カミラ、ウードから離れる)
- [ウード]
- よし、それでいい。その距離を保て。▼
俺の内に眠る昏き獅子が危うく
目覚めの刻を迎えその咆哮が轟くかと……。▼
- [カミラ]
- うーん……その言葉遣い、
なんだかオーディンを思い出すけれど……。▼
やっぱり解読は難しいわね。
いったいどうしたの? 理由を教えて。▼
- [ウード]
- 漆黒の剣士は多くを語らず……
闇の色香に惑わされることなどない。▼
- [カミラ]
- 色香に惑わされる?
ふふ……そういうこと。▼
ウード、あなた、
女性とふたりでお茶をしたことがある?▼
- [ウード]
- み、見くびるな。いくら闇の剣の剣一筋と
言えど、女性とお茶の一つや二つ……。▼
- [カミラ]
- なら、平気よね。
私とふたりっきりでお茶会をしても。▼
- [ウード]
- へっ!? そ、そ、それは……
俺は孤高ゆえ、そういうのはちょっと……。▼
- [カミラ]
- 興味がないかしら?▼
- [ウード]
- な、なくはないが……。▼
- [カミラ]
- それなら、近づいても構わないわよね。▼
- (カミラがウードに近づく)
- [ウード]
- うおっ! ……お、俺たちは相容れぬ闇に
属する者同士。それ以上、近づいては……!▼
- [カミラ]
- ……苦しい言い訳ね。
一緒に闘うのは平気なのに?▼
- [ウード]
- ……ちょ、ちょっと待ってください!
わかりましたよ! 正直に言います!▼
- (カミラがウードから離れる)
- [ウード]
- 俺、カミラさんみたいな女性といると、
すっげー緊張しちゃうんですよ!▼
- [カミラ]
- 大人の女性は苦手ってことかしら?▼
- [ウード]
- ええと、その、何というか……。
……はい。▼
- [カミラ]
- ただお茶を飲むだけでも、
意識してしまうの?▼
- [ウード]
- そ、そういうことになりますね……。▼
- [カミラ]
- うふふ。それを聞くと、
なおさら逃がしたくなくなっちゃうわ。▼
私たち、いつまでこの世界にいられるか
わからないでしょう?▼
苦手なことを減らす訓練をしなきゃ。
私が訓練に付き合ってあげるから、ね?▼
さ、それじゃ、行きましょ。
美味しい紅茶をご馳走してあげるわ。▼
- [ウード]
- え、えっと! 我が宿敵である紅の剣士の
やや緊急じみた呼び声が聞こえる……!▼
ので、今日のところは失礼! 今度!
必ず、覚悟を決めて付き合いますから!▼
- [カミラ]
- 困ったわね……。あなたがいなくなったら、
次に会う人に思わず言ってしまいそう。▼
我が軍には、女性とふたりでお茶もできない
気弱な漆黒の剣士がいるって……。▼
- [ウード]
- カミラさん、それはないですよーっ!
もう漆黒の名を名乗れないじゃないですか!▼
- [カミラ]
- いいじゃない。
あら、あそこにいるのはリズかしら……?▼
- [ウード]
- 喜んでお茶のお供をいたしましょう。
だから母さんに言うのだけは……ご勘弁を!▼
- [カミラ]
- それでいいのよ。
ほんと、楽しくて可愛い子ねえ。▼
レオン†
- [レオン]
- ……もう、何なんだよ! ウード、
そんなにキラキラした目で僕を見るな!▼
- [ウード]
- はっ、すみません、レオンさん。あなたから
放たれる漆黒の闘気に目を奪われて……。▼
- [レオン]
- 漆黒の……何だって?
よくわからないけど、僕に何か用?▼
- [ウード]
- はい……ひとつだけ、どうしても
お伝えしたいことがありまして。▼
- [レオン]
- ……何?
何か気になることでもあった?▼
今日は法衣の裏表もきちんと確かめたし、
どこもおかしいところでもないはすだけど。▼
- [ウード]
- いえ、そうではなく。レオンさんは
闇の魔道士なんですよね……?▼
- [レオン]
- 闇の魔道士……?
まあ確かに、そうかもしれないけど。▼
今さら、僕の魔法が怖いとでも言うわけ?
なら、近寄らないほうがいいよ。▼
- [ウード]
- いえ、むしろ……その……。
レオンさん……好きですっ!!▼
- [レオン]
- ぶッ……!! と、突然何を言い出すんだ!
もし頭でも打ったなら、すぐに医者を……。▼
- [ウード]
- いえ、俺がピンピンしています! 要、は
あなたの凛々しくも禍々しい佇まいは……。▼
孤高の剣士たる俺とは異なる道を行きながら
その根底にある昏き虚無で闇の同胞と……。▼
- [レオン]
- つまり?▼
- [ウード]
- レオンさんはすっげーかっこよくて、
憧れちゃうなーってことです。▼
- [レオン]
- ああ、そういうことね。お前は本当に
紛らわしいな。何というかさ……。▼
……あいつを思い出すよ、僕の臣下で、
闇に導かれし戦士とか名乗ってる奴を。▼
- [ウード]
- おおお! 俺の他にも、レオンさんに
魅せられた闇の同胞が!▼
- [レオン]
- お前に似すぎてて、他人な気がしないよ。
まあ、あいつは剣士じゃなくて呪術師……。▼
- [ウード]
- ……!? それです、それ! まさに俺の
目指すべきところは、そこじゃないかと!▼
今はまだ剣も修行中の身ですが、道を極めた
暁には闇の魔術もぜひ学んでみたいんです!▼
ですから、レオンさん……、
レオン様……いや、師匠!▼
俺を……俺を弟子にしてください!▼
- [レオン]
- ぶふっ……し、師匠……?
恥ずかしいから、やめてくれないか。▼
それに弟子を取るつもりなんてないよ。
今はまだ、自分のことで手一杯なんだ。▼
- [ウード]
- そんなぁー!
闇の魔道士に転身する夢がぁ……!▼
- [レオン]
- あ、いや……弟子は取らないってだけで
協力するだけなら構わないよ。▼
戦場で僕が実際に魔法を使うところを見る
だけでも、何かの足しにはなるんじゃない?▼
- [ウード]
- なるほど……魔法は習うよりも、盗め!
そういうことですね、師匠……レオンさん!▼
- [レオン]
- まあ僕としても、お前みたいに剣の腕が
確かな者と闘えることは心強いからね。▼
僕の臣下は弓や呪術の間接攻撃が主だから、
剣士との連携を考えて闘うのは新鮮だよ。▼
- [ウード]
- 闇の魔道士を守るは漆黒の剣士、か。
これはこれで……いいっ!▼
ならば、この身に宿す漆黒の力を解き放ち、
闇の言霊と共に戦場を暗黒に陥れましょう。▼
- [レオン]
- 闇の魔道士と漆黒の剣士のコンビか……。
天地を黒く染めるにはうってつけかもね。▼
- [ウード]
- おっ、レオンさんも
その気になってきましたね!▼
- [レオン]
- ふふ、ウードには相当付き合って
きたからね。これからもよろしく頼むよ。▼
- [ウード]
- こちらこそです! 真の絆で結ばれた
俺たちが覚醒する日は近いですよっ!▼
クロム†
- [クロム]
- 今日はすっかり晴れたな。
昨日のどしゃぶりが嘘のようだ。▼
- [ウード]
- おっ、クロム伯父さん!
流石の目のつけどころですね!▼
そう……たとえ世界を違えようとも、
やまない雨は決してないのだ……。▼
- [クロム]
- !? そ、そうだな……。
雨はいつかはやむものに違いない……。▼
- [ウード]
- ……雨が必ずやむように、
明けない夜は決してない。▼
そして……世界が闇に染まろうとも、
決して闇に吞み込まれることはない。▼
なぜなら……光の存在たるクロムの出現が
禍々しき闇の鼓動を討滅せしめるからだ!▼
- [クロム]
- お、俺か!? えーと……
俺が光ならば……お前はそう、闇だ!▼
だが俺はその、闇を討滅する? 使命がある
かもしれんが、お前のことは決して……。▼
ああ……どうも上手くいかんな。伯父として
お前に合わせてみようと思ったんだが。▼
- [ウード]
- そんな! 気持ちだけで十分ですよ!
俺、すっげー嬉しいです!▼
それにクロムさんは俺と同じ血脈を継ぐ者。
すぐ慣れて、俺みたく言霊を紡げますって!▼
例えば、クロムさんは必殺技に名前を
つけてますよね? それを何度も……。▼
- [クロム]
- 待て。名前なんて特にはつけていないぞ。
何のためにつけるんだ?▼
- [ウード]
- えっ………………つけてないんですか!?
そんな、馬鹿なーっ!▼
クロムさんともあろう人が、
必殺技に名前をつけていないだなんて……。▼
- [クロム]
- そんなに驚くことなのか……?▼
- [ウード]
- せっかくだからクロムさんも、
何かつけましょうよ!▼
- [クロム]
- 俺の技に名前を? わかった。
では、お前が名づけてくれ。▼
- [ウード]
- 俺がですか? ありがとうございます!
実はとっておきの必殺技名があるんです!▼
破壊剣・ウォールクラッシュソード!
とか、どうですか!?▼
- [クロム]
- よくわからんが……何だか強そうだな!
今度、そう叫んでみよう!▼
- [ウード]
- ついでにもう一つくらい考えときましょう!
そうですね……。▼
猛進剣・エネミーラインバスター!
なんて、いいんじゃないですか!?▼
- [クロム]
- 敵陣に猛進できそうな技だな!
よし、その名を頂こう!▼
- [ウード]
- 流石はクロムさん、話がわかる!
じーん……。▼
- [クロム]
- ならよかった。俺はお前にとっての
理解者でありたいと思っている。▼
なぜなら! 俺は光で、闇のお前と、
こう混ざりあって、何というかその……。▼
- [ウード]
- 光と闇は表裏一体……。
光あるところいつも闇が潜んでいる。▼
俺とクロムさんは、決して離れることのない
表裏一体の存在、ということですね!▼
- [クロム]
- そう、それを言いたかったんだ。
俺とお前は表裏一体、いつも一緒だ!▼
- [ウード]
- ありがとうございます、クロムさん!▼
これからは共に名づけた必殺技で、
仲良く戦いましょうね!▼
- [クロム]
- ああ! そのくらい、何てことはない。
ふたりで力を合わせよう!▼
ウード……約束するぞ。お前と一緒なら、
俺は決して負けたりはしない!▼
- [ウード]
- うおお……その言霊、血が騒ぐ!
やっぱりクロム伯父さんは最高ですっ!▼
- [リズ]
- ウード、今ちょっといいー?▼
- [ウード]
- う、うわっ!
い、いきなりどうしたんだ、母さん!?▼
- [リズ]
- どうしたの、そんなに慌てて。
あれ? 今、何か隠したよね?▼
- [ウード]
- い、いやいやいや、そんなことは!▼
- [リズ]
- またまたー!
ウードは誤魔化すのが下手くそなんだから。▼
- [ウード]
- 別に誤魔化してないって!
で、ほ、ほら、何の用?▼
- [リズ]
- 用っていうか……そろそろご飯の時間だよ?
いつもはすっ飛んでくるのに、変なウード。▼
- [ウード]
- えっ? あー……もうそんな時間だったか。
わかったよ、母さん。すぐに行く。▼
- [リズ]
- よろしい!
……それでさ、さっきは何を隠したの?▼
また武器の名前を考えてたとか?
それとも、好きな人への贈り物とか……?▼
- [ウード]
- な、なに言ってるんだよっ!▼
- [リズ]
- あはは! ごめんね、冗談冗談。もう
聞かないから、なるべく早く来るんだよ。▼
- (リズが立ち去る)
- [ウード]
- ふう、あ、危なかった……。
よし、指輪は見られなかったみたいだな。▼
……今度こそあんな未来にするもんか。
俺は、必ず母さんを……。▼
- (リズが現れる)
- [リズ]
- ねえねえ、ウード! そういえば、ひとつ
伝え忘れてたんだけど!▼
- [ウード]
- ……う、うわあああああああ!
な、なに、今度はどうしたんだよ!?▼
- [リズ]
- また慌ててる!
そんなに面白い顔しなくてもいいのに。▼
そういうところは、お父さん似なのかな?
もしくはお兄ちゃんか。▼
- [ウード]
- いや……間違いなく
母さんに似たと思うんだけど……。▼
- [リズ]
- ん、何か言った? あ、ご飯の後に
軍議をやるから、空けておけ、だって!▼
- [ウード]
- わかった。空けておくよ。▼
- [リズ]
- ……あ、そうそう、それからもうひとつ。
ぎゅーっ。▼
- [ウード]
- え? な、なな……おわっ!
ちょ、母さん! 抱きつくなって!▼
- [リズ]
- もー、いいじゃない、ちょっとくらい。
親子なんだからさ。▼
- [ウード]
- だ、だからってなあ……!
俺、もうガキじゃないんだから!▼
- [リズ]
- あはは、そうだね。だって、わたしのこと
守ってくれるんだもんね。▼
- [ウード]
- ……はっ。ま、まさか、聞いてたのかよ?!
うわああ! 俺としたことがーっ!▼
- [リズ]
- えー! なんでよ!
そんなに恥ずかしがることないじゃない!▼
母さんは嬉しかったよ。わたしのこと、
そんなふうに思ってくれてて。▼
優しい子に育ってくれてありがとう。
ウードはとってもいい子だね。よしよし。▼
- [ウード]
- ……母さん。▼
- [リズ]
- ……あ、大変! さっき鍋を
火にかけてきたんだった。戻らなきゃ!▼
- (リズが立ち去る)
- [ウード]
- ちょっ、母さん!
い、今それを思い出すのかよ……。▼
はあ……まったく。もう少し、
しっかりしたほうがいいんじゃ……。▼
いや……あんな母さんだからこそ、
俺が守ってやらないと。▼
そういえば……さっきの母さんの首絞め、
なかなかに強力だったな。▼
あれを応用して相手に巻きつく剣技を……。
閃いた! 絞竜剣・バインドソードだ!▼
→ゼロのページへ
ナバール†
→ナバールのページへ
オリヴィエ†
- [ウード]
- ファイナル~、インパクト~!!
……決まったな。さて、次は……。▼
- [オリヴィエ]
- あの……ウードさん。▼
- [ウード]
- !!
ちっ! 邪魔が入ったか……っ!▼
- [オリヴィエ]
- 何をやっているんですか?▼
- [ウード]
- い、言うまでもない……こんな月夜には、
我が身を流れる英雄の血潮が騒いでな。▼
この漆黒の血に宿る宵闇の力を
解き放つ訓練に励んでいたのだ!▼
- [オリヴィエ]
- 訓練……。ふふっ、私もちょうど
踊りの稽古を終えたところだったんです。▼
こんな夜中まで頑張っているなんて、
やっぱりウードさんは、偉いんですね。▼
- [ウード]
- …………。ええと……。
いや、まぁ、訓練は訓練なんですけど……。▼
オリヴィエさん、俺がやってたこと、
何も気にならないんですか?▼
- [オリヴィエ]
- 気になるって、何がですか?▼
- [ウード]
- いや、いい年して子供っぽいな、とか……。
今日も独り寂しく遊んでるな、とか……。▼
あと、妄想たくましいとか……うう、
自分で言ってて悲しくなってきた。▼
- [オリヴィエ]
- ええっ……?
そんなこと、思ってないですよ!▼
むしろ私は、毎日訓練を頑張る
ウードさんのこと、すごいなぁって……。▼
- [ウード]
- え……見てたんですか?
あ、いや、別にいいんですけど。▼
- [オリヴィエ]
- ウードさんを見ていると、私も踊りの稽古を
頑張ろうって気持ちになれるというか……。▼
なんだか、すごく元気をもらえるんです。
だから、そんな顔をしないでください。▼
- [ウード]
- おお、つまり我が宵闇は見る者の魂をも……
って、そんなこと言われたの初めてですよ!▼
オリヴィエさん! あなたは、あいつからは
想像できないくらい、優しいんですね……!▼
- [オリヴィエ]
- ……あいつ?▼
- [ウード]
- いや、気にしないでください!
ろくでもない奴を思い出しただけなんで。▼
……あ、そうだ! オリヴィエさん、
一緒に必殺技の名前を考えませんか!?▼
- [オリヴィエ]
- えっ、必殺技の名前……ですか?▼
- [ウード]
- はい、自分の技や武器に強い名前をつければ
戦場でも自信を持って戦えるんですよ!▼
- [オリヴィエ]
- 自信を持って……。私も、もっと堂々と、
恥ずかしがらずに踊れるでしょうか?▼
- [ウード]
- もちろんです! まあ、オリヴィエさんの
踊りは最初から凄いですけどね。▼
自分だけの強そうな名前をつければ、
ますます凄くなること間違いなしですよ。▼
- [オリヴィエ]
- だけど、自分の踊りに名前なんて……。▼
ウードさん、もしよかったら、
私の踊りに名前をつけていただけませんか?▼
- [ウード]
- ええ、任せてください! ……神名降臨!
蒼穹の舞ミスティック・ダンス!▼
- [オリヴィエ]
- 蒼穹の舞……ミスティック・ダンス……。
確かに、なんだか強そうな名前です……!▼
- [ウード]
- ええ、戦いのときに口にすれば、もっと
自信を持って踊れるようになるはずです!▼
- [オリヴィエ]
- ウードさん……ありがとうございます。
これで恥ずかしがらずに踊れるはず……!▼
- [ウード]
- 礼には及ばん……盟友を励ますこともまた
闇の英雄に与えられた使命なのだから……。▼
えーっと……要するに、これからも
一緒に頑張っていきましょうってことです。▼
- [オリヴィエ]
- ふふっ、もちろんです。
これからもよろしくお願いしますね。▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2024-08-19 (月) 08:05:07