章別会話
オープニング†
囚われの王子†
(背景:館の室内、中央右:オリヴァー、中央右:リュシオン)
- [リュシオン]
- 誰だ!?おまえたち…!
ネサラはどこへ……▼
- [オリヴァー]
- おぉ…おぉ…▼
これ、皆のもの。見るが良いぞ。
あれぞまさしく、
幻のセリノス王族。▼
朝日を受け、
輝く黄金の髪の美しさはどうだ?▼
柔らかな光沢を放つ白銀の羽は…
まごうことなき王族の証。▼
すばらしい…まったくもって
すばらしい芸術品といえようぞ。▼
これが私のものになったと思えば……
キルヴァス王に支払った大金も
惜しくないというもの。▼
- [リュシオン]
- !?
ネサラが…私を………
……おまえに売った…!?▼
- [オリヴァー]
- ほほほほほ▼
怒った顔はまた格別。
なに、おとなしくしておれば、
豪華な生活をさせてや……▼
(画面が白く光ると共にバシッという音)
(オリヴァー左端に下がる)
ぶっ!!!
なっ! こ、このっ…▼
鼻が…!
私の美しい鼻がぁっ!!!▼
(右端にベグニオン兵登場)
- [ベグニオン兵]
- オリヴァー様っ!
こ、こいつめっ!!▼
(オリヴァー中央左に移動)
- [オリヴァー]
- やめよ!
傷つけてはならん!!▼
(ベグニオン兵消える)
その者は、怯えておるだけじゃ。▼
時間をかければ、わしがどんなに
優しく、慈悲深い主人であるか
わかるはずじゃ。▼
- [リュシオン]
- ふざけるな……!▼
(オリヴァー左端に下がる)
- [オリヴァー]
- おおお…怖い怖い。
ここはひとまず退散じゃ。▼
よいか、おまえたち。
くれぐれもこの者に
手を上げてはならんぞ。▼
食事や閑居に気を使い
この美貌を、少しでも
損なうことのないようにせよ。▼
サギは繊細な生き物だからな。▼
さすれば、しかるべき時に・・・
そうじゃな、いつにするかな。▼
常日頃から、わしを見下しておった
元老院の他のやつらめに、
見せ付けてやるのだ…▼
とっておきの舞台でなければな。▼
今では幻と言われる
セリノスの王族を従えたわしの姿……
ガドゥス公の悔しがる顔が見ものじゃ。▼
ほほほほ ほほほほほほほ▼
(オリヴァー消える)
- [リュシオン]
- くそっ…
ネサラめ、
よくも私をこんなめに……▼
(暗転)
【大神殿マナイル】†
(背景:神殿玉座前、中央左:サナキ、中央右:アイク、右端:トパック)
- [アイク]
- 連れてきたぞ。▼
- [サナキ]
- よくやってくれた、アイクよ。
報酬は十分とらせようぞ。▼
- [アイク]
- いつもの取り巻きはどうしたんだ?
神使親衛隊の2人しか見えないが…▼
- [サナキ]
- ちと思うところがあってな。
人払いをしておる。▼
それで……
その者が例の盗賊団の首謀者かえ。
なんと、まだ子供ではないか。▼
その方なんぞ申し開きすることはあるか?▼
- [トパック]
- おいらたちは盗賊団なんかじゃない!
汚い貴族どもに捕まっている
ラグズを解放しているだけだ!!▼
- [サナキ]
- それは面妖な話よの。▼
ベグニオン暦624年…
先代神使にして我が祖母なるミサハが
ラグズ奴隷解放を取り決めた。▼
法令上、このベグニオンには現在、
ただの1人たりと奴隷がおるはずはない。▼
- [トパック]
- 嘘だっ!!
多くの貴族の家では、労働用だ鑑賞用だって
ラグズが飼われている!▼
元老院は、それを黙認してるんだ!!▼
- [アイク]
- こら! 落ち着いて話せって言っただろ?▼
- [トパック]
- だ、だってよぉ…!!▼
- [サナキ]
- ……アイク、そのほう
何ゆえこのように無礼なる者を
わたしに対面させようと思ったのじゃ?▼
何をたくらんでおる?▼
- [アイク]
- …たくらんでいるのは、
あんたのほうだろ?▼
- [サナキ]
- ほう、それはどういう意味かの。▼
- [アイク]
- 前回は奴隷商人の存在を確かめさせ、
今回は奴隷解放の一団と接触させた。▼
……おかしいとは思ってたんだ。▼
使いきれないほどの臣下をもつ神使殿が、
なぜ、俺たちに仕事を依頼するのかってな。▼
- [サナキ]
- わかったのか?▼
- [アイク]
- 内部腐敗を摘発することが目的…だろ?▼
元老院の大勢が、この奴隷問題に
関わっているってことを、公にしたくないんだ。▼
- [サナキ]
- 野育ちの粗暴なサルかと思ったが、
存外、頭の回転は悪くないらしい。▼
- [アイク]
- ……俺1人の考えじゃないさ。
頼りになる仲間がいるからな。▼
- [トパック]
- え、ええっと…?
どういうことになってんだ!?
おいらにも説明しろよ!▼
- [アイク]
- 神使は全部わかってるってことだ。
その上で、この問題を
なんとかしてくれるつもりらしい。▼
- [トパック]
- ほ、本当か!?▼
- [サナキ]
- 成功するかどうかは、
そなたたちの働き次第じゃ。▼
(トパック消える)
- [アイク]
- じゃあ、次の仕事内容を
聞かせてもらおうか。▼
- [サナキ]
- タナス公オリヴァーに
不審な動きありとの密告があった。▼
セリノスの森近くにある、
タナス公の別邸へ向かい……
動かぬ証拠を押さえて参れ。▼
この件が成功すれば、
クリミア王女の件―――
わたしが全力をもって支持することを約束しよう。▼
- [アイク]
- 吉報を持って戻る。
待っていてくれ!▼
(暗転)
(戦績表示及び講評)
(拠点メニュー)
【情報】†
<ムワリム ☆>†
(背景:神殿広間、中央右:ムワリム)
- [ムワリム]
- ………▼
(中央左にトパック登場)
- [トパック]
- ムワリム!▼
- [ムワリム]
- 坊ちゃん!▼
ど、どうでしたか?▼
何か…嫌なめに
あわされませんでしたか!?▼
- [トパック]
- 全っ然、平気だったぜ!▼
【神使】って、もっと感じの悪い女かと
思ってたけどさ。ただのガキだった。
おいらよりチビでやんの。▼
- [ムワリム]
- ぼ、坊ちゃんっ!
そんな大きな声で…なんてことを!!▼
- [トパック]
- な、なんだよ?▼
(右端にアイク登場)
- [アイク]
- ムワリム、大丈夫だ。
この部屋にいるのは俺の仲間だけだ。
神使の手下はいない。▼
- [ムワリム]
- ……よかった…▼
- [トパック]
- ムワリム?▼
- [アイク]
- 神使の悪口を言うのは、
ここでは『不敬罪』とかなんとかで…
下手をすると処刑されるそうだ。▼
- [トパック]
- !!▼
- [ムワリム]
- 坊ちゃん…
ここにいる間は、言葉の使い方に…
くれぐれも気をつけてください。▼
お願いですから……▼
- [トパック]
- ……うん。
わかった…▼
- [アイク]
- ベオクのトパックより…
ラグズのあんたのほうが、
ここの作法なんかに詳しそうだな?▼
- [ムワリム]
- ………▼
- [トパック]
- ……そ、それは…!
おいらが
物知らずなだけで…▼
- [ムワリム]
- …いいんですよ、坊ちゃん。▼
アイク殿… 私が
ベグニオン貴族の慣習に通じているのは……
私自身が、奴隷だったからです。▼
- [アイク]
- …!▼
- [トパック]
- ………▼
- [ムワリム]
- 私の家族は代々…
とある元老院議員の家の奴隷でした。▼
小さい頃は、自分が奴隷であることに
疑問を抱くこともなく育ちました。▼
どんなきつい労働も…
生まれた時から、それが当たり前のことだと
思っていましたから。▼
……主人に気に入ってもらえるよう、
行儀作法を、必死で身につけました。▼
奴隷である我々が…少しでも
長く生き残るためには……▼
主人の機嫌を損ねないことが
最も重要でしたから。▼
もし、少しでもしくじれば…
……よくて鞭打ち…悪ければ………▼
- [トパック]
- ムワリム!
もうやめろ!▼
- [ムワリム]
- …すみません……
……アイク殿………▼
奴隷だった私といると……
あなたたちまで、蔑まれ軽んじられる。▼
私がここに来たのは…▼
……坊ちゃんのことを…
どうしてもあなたに……
あなたにお願いしたいと……▼
- [トパック]
- なんで!?
なんでだよっ!▼
ラグズ奴隷に生まれたら…
自由に生きることも許されない…
そんなの、おかしいって!▼
だから…それを
おいらたちで変えようって
約束したじゃないか!!▼
ラグズも、ベオクみたいに
家を建てて、畑を作って…
家族みんなが自由で平和に暮らせる……▼
そんな世の中にしようって…▼
- [ムワリム]
- …それは、私たち
ラグズ奴隷であった者たちの…夢です。▼
ベオクのあなたまで…
それに付き合う必要はない。▼
- [トパック]
- !!
………っ!▼
(トパック消える)
- [ムワリム]
- 坊ちゃん!▼
………………▼
- [アイク]
- ………そんなに
気にすることなのか?▼
(ムワリム中央左に移動し、アイクの方を振り向く)
- [ムワリム]
- え?▼
- [アイク]
- ベグニオンに来て、
ずっと…おかしいと思っていた。▼
貴族の家に生まれたから貴族。
奴隷の両親からうまれたから奴隷…▼
人の価値が生まれた瞬間に
決められているとでもいう気か?▼
そんな…訳の分からん決め事が
まかり通るこの国が…理解できん。▼
- [ムワリム]
- …クリミア王女に仕える方の
お言葉とは思えませんね。▼
王女は、王の血筋に生まれたから
王女なんですよ?▼
それすらも否定される気ですか?▼
- [アイク]
- …………そう、なんだよな。
エリンシアは…王女なんだ。▼
団の雇い主に対して、最低限、
敬意を払っていたつもりだが…▼
『姫』と呼びながら、
それがどういう意味を持つかなんて…
ここに来るまで、意識したことがなかった。▼
- [ムワリム]
- ……私の目から見れば…
あなたはとても…恵まれている。▼
ベオクとして生まれ、
緩やかな身分制度の国で育った……
それが…とても妬ましい……▼
- [アイク]
- ………
俺には…どんなに努力しても、
あんたの痛みを理解できないんだろうな。▼
けどな、貴族階級とかいう制度を
知ったからといって…▼
エリンシアに対する態度を
変えられなかったように…▼
あんたが奴隷だったと聞かされても、
やっぱり態度を変えられそうにない。▼
あんたは、あんただ。
そう考えるのは、俺の自由だろ?▼
- [ムワリム]
- ………………▼
- [アイク]
- ムワリム、あんたが過去を
引きずるのは仕方ないのかもしれん。▼
だが、どんな事情があるのか知らんが…
あんたをあんなに慕ってるトパックを、
無理に遠ざけようとするなよ。▼
トパックがあんたと共にいることを選ぶのも…
やっぱり、あいつの自由なんだ。▼
- [ムワリム]
- ………
坊ちゃんを…捜してきます。▼
- [アイク]
- …神殿の奴らに会うのが辛いなら、
俺が行って、連れてこようか?▼
- [ムワリム]
- ……いえ、大丈夫。▼
私は鼻がききますから。
ベオクを避けながら
坊ちゃんの匂いを追うことは容易い。▼
- [アイク]
- そうか。▼
- [ムワリム]
- アイク殿…
…私を、本当に……
……………いえ、▼
これからも、
よろしくお願いします。▼
- [アイク]
- こちらこそ。
できるだけ長く、団にいてくれ。▼
<ソーンバルケ ☆☆☆>†
(背景:中庭の回廊、中央左:アイク、中央右:ソーンバルケ)
- [アイク]
- …あんた誰だ?
いつの間に、俺の団にいる?▼
- [ソーンバルケ]
- 私は、砂漠の戦より参加している。
名はソーンバルケという。
挨拶が遅れて申し訳ない。▼
- [アイク]
- どうしてここにいるんだ?▼
- [ソーンバルケ]
- いくばくかの好奇心と、
概ねは運命の導きによって。▼
- [アイク]
- ???▼
- [ソーンバルケ]
- 砂漠で、おまえの剣を見ていた。▼
独自の技を操るようだが、
いまだ動きに迷いが残っている。
…修行半ばで、師を失ったか?▼
- [アイク]
- !!▼
- [ソーンバルケ]
- 幸い基礎だけは固まっている。
ならば、この私が力になろう。▼
その技…完成すれば
どれほどのものか見てみたい。▼
- [アイク]
- あんた、いったい…▼
- [ソーンバルケ]
- 私の素性を知らずとも、
剣を習うことはできるだろう。
どうする、おまえの心1つだ。▼
『習う』 『習わない』
*『習う』を選択の場合
- [アイク]
- わかった。この剣技を極められるなら…
あんたに教えを乞う。▼
- [ソーンバルケ]
- では、構えるがいい。
そして全力で私に仕掛けてくるんだ。▼
<奥義の書を手に入れた>
_________________________
*『習わない』を選択の場合
- [アイク]
- せっかくの申し出だが、断る。
俺は…俺だけの力で、
この剣技を極めたい。▼
- [ソーンバルケ]
- よかろう。
それもまた1つの道だ。
では、ご免。▼
オープニング-2†
(背景:館の門前、中央右:アイク、右端:セネリオ)
- [アイク]
- ここだな?▼
- [セネリオ]
- はい。
かなり厳重に警備されています。▼
内部に入り込むまでは、
正攻法でいくのがよいでしょう。▼
(左端にベグニオン兵登場)
- [ベグニオン兵]
- 止まれ!▼
なんだ、おまえたちは!?
この館は、元老院議員
タナス公爵様のものなるぞ!▼
- [アイク]
- 俺はグレイル傭兵団のアイク。▼
ベグニオン神使の命で
タナス公爵にかかっている嫌疑について
取調べに来た!▼
- [ベグニオン兵]
- ! 神使様の!?
し、しばらく待っておれ!!▼
(ベグニオン兵消え、中央左にミスト登場)
- [ミスト]
- …じゃあ、お兄ちゃん。
わたしたちは、こっそり
外側から調べてみるね。▼
- [アイク]
- 頼む。▼
(左端にティアマト登場)
- [ティアマト]
- まかせて。いざという時は
女の方が何かと言い抜けできるから…
さ、ミスト、行きましょう。▼
- [ミスト]
- うん。▼
(ティアマト・ミスト消える)
(左端にタナス公爵登場)
- [オリヴァー]
- 神使様の御使いというのは
そのほうか?▼
- [アイク]
- ……ここに神使の書状がある。▼
- [オリヴァー]
- …む……た、確かに。
本物のようじゃな。▼
して、私にかかっている
嫌疑とは、いったいなんじゃ!?▼
- [セネリオ]
- …神使の代理人に対し、門前で
立ち話させるおつもりですか?▼
- [オリヴァー]
- !!▼
い、いえ、そんな。めっそうもない…!
な、中へどうぞ……▼
(暗転)
(背景:館の室内、左端:オリヴァー、中央右:アイク)
- [オリヴァー]
- ほ、ほう…▼
……なるほど。
私に、そのような嫌疑が……
…………ほほぅ▼
- [アイク]
- 身に覚えがないと言い張るのか?▼
- [オリヴァー]
- 屋敷中、隅々まで
お見せしたとおりじゃ!▼
どこにも、ラグズの姿など
見あたらなかったであろう!?▼
- [アイク]
- …それは、確かに。▼
- [オリヴァー]
- とんだ疑いをかけられたものじゃ!▼
このオリヴァーが、
ラグズの奴隷解放令に
違反しているなどと…!!▼
神使様に、きちんとお伝えしてくれ、
タナス公オリヴァーは清廉潔白だと!▼
この清く美しい瞳に
不正のかげりなど見えぬであろう?▼
(オリヴァー中央左に詰め寄る)
のお!? のおっ!?▼
- [アイク]
- ……っと
やめろ、そんなに顔を近づけるな!▼
(オリヴァー左端に移動、右端にセネリオ登場)
- [セネリオ]
- …仕方ありません、
1度退いたほうがよさそうですね……▼
- [???]
- (声のみ)
こ、こら、
待たぬかっ!!▼
- [アイク]
- !▼
(オリヴァー消え、左端にベグニオン兵・中央左にミスト登場)
- [ミスト]
- お、お兄ちゃんっ!!▼
- [アイク]
- ミスト、どうした?▼
- [ミスト]
- こ、この館の1番上の方の部屋…
鳥翼族の人がいたよ!▼
窓から飛び出そうとしてたけど、
なんか無理やり、部屋に連れ戻されちゃった。▼
(ベグニオン兵消え、左端にオリヴァー登場)
- [オリヴァー]
- な! ななっ!
なにを申すのじゃ、この小娘めっ!!▼
- [セネリオ]
- ……鳥翼族ですか。
他に特徴は?▼
- [ミスト]
- えっと、髪が長いの!
こう、きらきら~って金髪でね。
肌なんか、すけるように白くって…▼
あ! あと、羽も真っ白だったよ!▼
(ミスト消え、中央左にティアマト登場)
- [アイク]
- 間違いないか、ティアマト?▼
- [ティアマト]
- ええ。私も見たわ。▼
(ティアマト消える)
- [セネリオ]
- では、この屋敷にいるのは
サギの民ということですね。▼
文献によると白羽を持つのは
サギの王族だけですから。▼
- [アイク]
- ……どうやら、
俺たちが見てない部屋があるようだな?▼
どうする?
おとなしく案内するか…▼
- [オリヴァー]
- …………衛兵っ!▼
こやつらを始末せよ!
1人も生かして帰すでないぞ!!▼
(オリヴァー消える)
- [アイク]
- やっぱり、そうくるか。
みんな、入って来い!!▼
進撃前†
【タナス公爵別邸】
(マップ画面:館内に衛兵が配置され、何者かが画面右上方向に駆け上がる)
- [ダラハウ]
- (上段)
……戦いの合図……▼
- [キマーシ]
- (上段)
オリヴァー様の館を荒らす
不心得者どもが!
我が槍の錆となれ!!▼
(出撃開始)
進撃後†
ダラハウ初戦時†
- [ダラハウ]
- 許してちょうだいね~
なるべく手加減するからね~。▼
ダラハウ初戦時(子供の場合)†
- [ダラハウ]
- だめ、だめ!
ダラハウ子供とは戦えないのよ~。
ちゃんと話し合うのよ~。▼
会話(セネリオ→ダラハウ)†
- [ダラハウ]
- (上段)
あれあれ~ だめなのよ~。
子供が戦ったりしちゃ
いけないのよ~。▼
- [セネリオ]
- (下段)
……なんですか、
あなたは、いったい?▼
- [ダラハウ]
- ダラハウはあなたじゃないのよ~。
きれいな庭、うろうろしてたら
捕まっちゃったのよ~。▼
罰としてここで
1年間タダ働きなのよ~。▼
- [セネリオ]
- ……それで?▼
だから見逃してくれとでも
言いたいんですか?▼
- [ダラハウ]
- 待つのよ、待つのよ~、
ダラハウ子供とは戦えないのよ~▼
- [セネリオ]
- ………………
……だったら、こちら側に
寝返るというのはどうですか?▼
グレイル傭兵団に入団するなら、
働きに応じた報酬も出します。▼
- [ダラハウ]
- それは、名案ね~。
ぜひそうさせてもらうのよ~。▼
- [セネリオ]
- 契約成立ですね。
アイク団長には、
僕から話を通しておきます。▼
では、しっかり働いてください。▼
- [ダラハウ]
- わかったのよ~。
ダラハウがんばるのよ~。▼
会話(トパック→ダラハウ)†
- [ダラハウ]
- (上段)
あれあれ~ だめなのよ~。
子供が戦ったりしちゃ
いけないのよ~。▼
- [トパック]
- (下段)
な、なんだよおっさん?
いきなりビックリさせんなよ。▼
- [ダラハウ]
- ダラハウはおっさんじゃないのよ~。
きれいな庭、うろうろしてたら
捕まっちゃったのよ~。▼
罰としてここで
1年間タダ働きなのよ~。▼
- [トパック]
- タダ働き……?
そうか…あんたもここで
奴隷にされてるのか……▼
なあ! おいら、
あんたを助けにきたんだ。▼
おいらたちといっしょに戦おうぜ!
自由を取り戻すんだ!▼
- [ダラハウ]
- よくわからないけど、
助けてくれるならお礼しないとね~。
ダラハウ仁義の人だから~。▼
会話(ヨファ→ダラハウ)†
- [ダラハウ]
- (上段)
あれあれ~ だめなのよ~。
子供が戦ったりしちゃ
いけないのよ~。▼
- [ヨファ]
- (下段)
え?
おじさん……誰?▼
- [ダラハウ]
- ダラハウはおじさんじゃないのよ~。
きれいな庭、うろうろしてたら
捕まっちゃったのよ~。▼
罰としてここで
1年間タダ働きなのよ~。▼
- [ヨファ]
- そうなんだ。
……かわいそう。▼
- [ダラハウ]
- せちがらい世の中なのね~。
ところで、ぼうやは
どうしてここに来たの~?▼
- [ヨファ]
- …えっとね……▼
ラグズの鳥さんが捕まってるんだよ。
それを助けに来たんだ。▼
タナス公って人はラグズを
奴隷にしている悪い人だから、
ぼくたちが、やっつけてやるんだ!▼
- [ダラハウ]
- 奴隷? それはいけないのよ~
痛くて辛いこと、
ダラハウゆるさないのよ~▼
- [ヨファ]
- じゃあさ、おじさんも
ぼくたちの仲間になる?▼
- [ダラハウ]
- もちろんなのよ~。
ダラハウ正義の味方なのよ~。▼
会話(サザ→ダラハウ)†
- [ダラハウ]
- (上段)
あれあれ~ だめなのよ~。
子供が戦ったりしちゃ
いけないのよ~。▼
- [サザ]
- (下段)
……あんたは?▼
- [ダラハウ]
- ダラハウはあんたじゃないのよ~。
きれいな庭、うろうろしてたら
捕まっちゃったのよ~。▼
罰としてここで
1年間タダ働きなのよ~。▼
- [サザ]
- そうなのか……
気の毒だけど、俺も仕事なんだ。
手加減なしでいかせてもらう…!▼
- [ダラハウ]
- 待つのよ、待つのよ~、
ダラハウ子供とは戦えないのよ~▼
- [サザ]
- ……▼
だったら、こっち側に寝返ってくれ。
そうすれば俺も、
あんたを殺さずにすむ。▼
- [ダラハウ]
- わかったのよ~。
ダラハウ子供の味方なのよ~▼
会話(ミスト→ダラハウ)†
- [ダラハウ]
- (上段)
あれあれ~ だめなのよ~。
子供が戦ったりしちゃ
いけないのよ~。▼
- [ミスト]
- (下段)
だ、誰?
ここの衛兵じゃないの?▼
- [ダラハウ]
- ダラハウは衛兵じゃないのよ~。
きれいな庭、うろうろしてたら
捕まっちゃったのよ~。▼
罰としてここで
1年間タダ働きなのよ~。▼
- [ミスト]
- そうなんだ……かわいそう。
でもね、黙って
言いなりになる必要ないよ!▼
だって、この館のタナス公って…
罪もないラグズを捕まえて
奴隷にしている悪い人だもん。▼
- [ダラハウ]
- 奴隷? それはいけないのよ~。
痛くて辛いこと、
ダラハウゆるさないのよ~。▼
- [ミスト]
- じゃあ、おじさんも
私たちと来ない?
悪いやつを、いっしょにぶっとばそう!▼
- [ダラハウ]
- わかったのよ~。
ダラハウ正義の味方なのよ~。▼
キマーシ初戦時†
- [キマーシ]
- (上段)
ここは我が主
タナス公オリヴァー様の領地であるぞ。▼
オリヴァー様の御機嫌を損ねた愚か者は
生きて館から出られぬと知れ!▼
キマーシ初戦時〈アイクで攻撃の場合〉†
- [アイク]
- (上段)
無用な争いは避けたい。
部下に命じて降伏させろ!▼
神使に背いてまで、
タナス公に従うつもりか?
- [キマーシ]
- (下段)
神使サナキ様に逆らうなど……
畏れ多いことは露ほども思わぬ。▼
………ただ無能な使者が賊に襲われ、
王宮へ2度と戻らぬだけのこと……▼
- [アイク]
- …それが、おまえの答えか。▼
キマーシ初戦時〈獣牙族で攻撃の場合〉†
- [キマーシ]
- (上段)
下賤なる獣め…
この館を汚すでないわ!▼
キマーシ撃破時†
- [キマーシ]
- (上段)
な、なんとしたことか……
これが…悪事と知りつつ加担した…
……報い…か………▼
クリア後†
(背景:館の室内、右端:リュシオン)
(バタンという音がする)
- [リュシオン]
- !!▼
(左端のオリヴァー登場)
- [オリヴァー]
- おぉ、私の美しい小鳥よ!
怖くないぞ。
いっしょに逃げような。▼
- [リュシオン]
- 近寄るな!
汚らわしい!!▼
(画面白く光る)
- [リュシオン]
- ……っつ!▼
(オリヴァー中央右に移動、リュシオンのまん前に来る)
- [オリヴァー]
- おとなしくついてこい!
そなたは、私のものじゃ…▼
渡さんぞ。
誰にも渡すものか……▼
- [リュシオン]
- ……死んでも、おまえの
言いなりになどなるものか!▼
(リュシオン消える)
(画面:ドンドンドンという音と共に揺れる)
- [???]
- (声のみ)
おいっ!
どこに行った、タナス公爵!?▼
………ここか!?▼
(バンという音と共に画面大きく揺れる)
(オリヴァー中央に移動し振り返る)
- [オリヴァー]
- ……ちっ……!
く、くそう…………▼
(暗転)
(背景:同じ、左端:アイク)
- [アイク]
- タナス公爵…っ!▼
(右端にリュシオン登場)
- [リュシオン]
- ………▼
- [アイク]
- !!▼
・・・あんたが、セリノスの……▼
無事だったか?
俺たちは、あんたを助けに来たんだ。
そのケガは、あの男にやられたのか?▼
(アイク中央左に移動)
すぐに手当てを…▼
- [リュシオン]
- …来るなっ!!▼
- [アイク]
- !▼
- [リュシオン]
- ………私に近寄るな……
ニンゲンめ……!▼
(暗転)
セリノスの虐殺†
【大神殿マナイル】
(背景:神殿廊下、中央左:シグルーン、右端:アイク)
- [アイク]
- グレイル傭兵団、戻った!▼
- [シグルーン]
- おつかれさまでした。
首尾はどうでした?▼
何か有力な証拠などは掴めまして?▼
- [アイク]
- 神使は、どこだ?▼
- [シグルーン]
- アイク殿…?▼
- [アイク]
- 神使に直接、聞きたいことがある。
どこにいるんだ?▼
- [シグルーン]
- サナキ様は、庭園にて
エリンシア姫とご歓談中ですわ。▼
お目通りがかなうかどうか、
すぐに確かめて参ります。
アイク殿はここでお待ちに……▼
- [アイク]
- 庭か…!▼
(アイク消える)
- [シグルーン]
- あ、アイク殿!?
勝手なことをされては困ります…!▼
(暗転)
(背景:中庭の回廊、中央右:アイク)
- [アイク]
- 神使…!▼
(中央左にサナキ登場)
- [サナキ]
- !? なんじゃ、そなた!
案内も乞わず現れるなど、
なんと不調法な振る舞いを……▼
(左端にエリンシア登場)
- [エリンシア]
- どうなさったのですか、アイク様…?▼
- [アイク]
- ……全部、聞かせろ。▼
- [サナキ]
- なにを申しておるのじゃ?▼
(右端にシグルーン登場)
- [シグルーン]
- アイク殿!
神使様に対する無礼は許しませんよ!!▼
- [アイク]
- 20年前…セリノスで
何が起きたのかが…知りたい。▼
- [サナキ]
- な…!!▼
- [シグルーン]
- !▼
- [エリンシア]
- ……20年前の…出来事……?▼
(暗転)
(背景:神殿玉座前、左端:シグルーン、中央左:サナキ、中央右:アイク、右端:エリンシア)
- [サナキ]
- ……サギの民が…
セリノスの王族が……
生きていたというのか…?▼
…まさか…そんなことが……▼
- [シグルーン]
- サナキ様……▼
- [アイク]
- …………▼
- [サナキ]
- …どう話せばよいか。
あれは、とても……
……難しい問題なのじゃ……▼
(エリンシア消え、右端にナーシル登場)
- [ナーシル]
- ……ことのほか、話が進まないご様子だ。▼
まず、私のほうから
世間一般に知られる事実を
お話ししたいと思いますが…かまいませんか?▼
- [サナキ]
- そなたは…?▼
- [アイク]
- 俺の仲間だ。
ナーシル、何か知っているなら話してくれ。
それを聞いてから、神使に説明してもらおう。▼
……それで問題ないな?▼
- [サナキ]
- ……うむ……▼
- [ナーシル]
- きっかけは、ベグニオン先代神使の
暗殺事件……▼
時は20年前…折しも奴隷解放宣言がなされた
ちょうど1年後の話だ。▼
その代の神使ミサハ殿は、歴代神使の中で
もっとも国民に崇拝されていた。▼
その神使が暗殺されたんだ。
絶望にうちひしがれる国民たち…
ベグニオン中が暗く沈んでいた。▼
そこに、1つの噂が流れた。
『セリノスのサギどもの仕業』だと…▼
その噂はまたたくまに
ベグニオン王都中に広まったそうだ。▼
ある夜…事件が起きた。
民衆が暴徒と化し、にっくき仇の住処である
セリノスの森に赴き…火を放った。▼
暴動は三昼夜続き…セリノスのサギの民は
その全てが……失われた。▼
(ナーシル消え、右端にエリンシア登場)
- [エリンシア]
- ……ただの噂だったのでしょう?
なぜ、そんなことに……▼
- [サナキ]
- ……▼
(エリンシア消え、右端にナーシル登場)
- [ナーシル]
- 神使殿?
お話しにならないと。▼
あなたは、このベグニオンの皇帝でもある。
国民のやったことに責任を負う存在でしょう?▼
- [サナキ]
- ……えん罪だったのじゃ。▼
- [アイク]
- …先代神使を暗殺したのは、
セリノスの者じゃなかったんだな?▼
- [サナキ]
- …そうじゃ。▼
- [ナーシル]
- サギの民は、戦う術を持たない。
森と調和し、女神への祈りを捧げる生活を
守り抜いてきた種族……▼
彼らは力を、他のラグズのように戦闘用に
発達させなかったんだ。▼
ある程度の知識のある者であれば、
それぐらいのことは知っている。▼
少なくとも、ベグニオンに住む者は、
その事実を知っていたはず……▼
しかし、神使を失い、悲嘆にくれる民衆には
真実なんてどうでもよかったんだよ。▼
自分達の行き場のない怒りと絶望を
発散させられれば、それでよかった。
そうですよね、神使殿。▼
(ナーシル消え、右端にエリンシア登場)
- [エリンシア]
- ! ナーシル様っ!!
そんな言い方…っ▼
- [サナキ]
- よいのじゃ、エリンシア姫。
……その者は嘘はついておらん。▼
(エリンシア消え、右端にナーシル登場)
- [ナーシル]
- …アイク、フェニキスの鳥翼族は
ベグニオン船相手にだけ
海賊行為をおこなうんだ。▼
キルヴァスのカラスたちは、
積荷が目当てだから、無差別だけど…
フェニキスのタカの民は、▼
同胞セリノスへのえん罪と虐殺に
抗議を続けているんだよ…。▼
- [アイク]
- ……オリヴァーの館にいたサギの民は…
助けようとした俺の手を払った。▼
強い憎しみの目で、おれを見据えていた。▼
そいつが、窓から飛び立つ時に言ったんだ。▼
『セリノスの大虐殺を忘れるな』と。
『20年前、おまえたちがしたことを
私は決して許さない…!』…とな。▼
- [サナキ]
- …………▼
言い訳にしか聞こえぬだろうが、
我が国民もみな、あの一件については
悔いておるのじゃ。▼
主たるサギの民を失くし…
色を失った森を見るたび……
自分達の大罪に怯えておる。▼
- [ナーシル]
- 神使殿…あなたは立派ですよ。▼
元老院の多くは、セリノスのことなど
記憶の彼方に追いやり、
そんなことはありもしなかったのだと…▼
そういう態度なのでしょう?▼
だけどあなたは違う……
…国民のやったことに対し
責任をとろうとしておられる。▼
きちんと償おうと思うからこそ、
ラグズの奴隷解放について独自に調べ…▼
よそ者であるアイクの傭兵団を使ってまで
摘発しようとしたんじゃないですか?▼
- [サナキ]
- …………
エリンシア姫。▼
(ナーシル消え、右端にエリンシア登場)
- [エリンシア]
- はい。▼
- [サナキ]
- あと1度だけ、そなたの護衛の手を借りたい。
許してもらえるだろうか?▼
- [エリンシア]
- それは……
アイク様たちがよろしければ、
私に異存はありませんが。▼
- [アイク]
- …内容次第だ。▼
- [サナキ]
- そなたが会ったというサギの民を…
捜しだしてほしい。▼
会って、言葉をかわしてみたい……▼
- [アイク]
- そういうことなら、まかせろ。
どのみち、オリヴァーの奴は
捕まえそこねたんだ。▼
そっちとあわせて面倒みる。▼
- [サナキ]
- ……頼んだぞ。▼
コメント†
- マニアックでプレイすると ダラハウの移動範囲内に説得できるキャラを配置しても ダラハウから話しかけてきませんでした。 ノーマルとハードでは試してません。 少なくともマニアックでは矢印は⇔ではなく、一方通行の ダラハウ←セネリオ、トパック、ミスト、ヨファ、サザが適切かと思います。 -- ユンヌ