章別会話
オープニング†
【キルヴァス城】†
(背景:城内、中央左:ニアルチ、中央右:リュシオン)
- [ニアルチ]
- これは、セリノスの若君!
よくぞおいでくださいました。▼
- [リュシオン]
- ニアルチ、
元気そうだな。▼
- [ニアルチ]
- はい。おかげさまで、
この爺めは、ぴんぴんしておりますぞ。▼
……ロライゼ王のご様子は
いかがですかな?▼
- [リュシオン]
- ……相変わらずだ。▼
父上は、あの日以来
床に就いたまま…
起き上がることもほとんどない。▼
- [ニアルチ]
- 無理もございません。▼
たった数日のうちに
ご家族、そして民のほぼ全てを
失われたのですから。▼
- [リュシオン]
- ……▼
- [ニアルチ]
- ですが、あなたさまお1人でも
お子が残られて良かった。▼
リュシオン王子、
この老いぼれにできることがあれば、
なんなりとお申しつけくだされ。▼
- [リュシオン]
- ありがとう。
その気持ちだけで嬉しいよ。▼
(ニアルチ消え、左端にネサラ登場)
- [ネサラ]
- 待たせたな、リュシオン。▼
ニアルチ!
昔話は後でいいだろう。下がってろ。▼
(ネサラ消え、中央左にニアルチ登場)
- [ニアルチ]
- はいはい。
積もる話もございましょうし、
これで退散いたしますとも。▼
では、リュシオン王子…ごゆるりと。▼
(ニアルチ消え、中央左にネサラ登場)
- [ネサラ]
- はン! ニアルチは昔から
セリノスびいきだからな。▼
セリノスの【白の王子】訪問が
よほど嬉しいとみえる。▼
それで?▼
長く顔を見せなかったおまえが、
ここを訪れた理由ってやつを
うかがいたいんだがね?▼
- [リュシオン]
- ……この間のゴルドア会議で、
おまえの態度が気になった。▼
どういうつもりだ、ネサラ。
なぜ、ティバーンを挑発する?▼
- [ネサラ]
- そんなことで、
ここまで来たのか?
わざわざ?▼
- [リュシオン]
- そんなこととはなんだ!
ティバーンは、私と父上の後見者だ。▼
あの人がいなければ…
セリノスは滅亡の憂き目をみただろう。▼
ティバーンを侮辱することは、
この私が許さん。▼
- [ネサラ]
- …へぇ?
昔馴染みの俺よりも、
現在の恩人の側につくってのか。▼
えらく差をつけられたものだ。▼
幼い頃、おまえとおまえの妹の
面倒をみてやったのは、▼
ティバーンではなく俺だったと
記憶しているんだがね。▼
- [リュシオン]
- その昔馴染みは、私たちの仇…
ニンゲンどもと商売をしていたからな。▼
行動を改めれば、
いつでも交流は復活できると思うが?▼
- [ネサラ]
- それはできない相談だ。
俺の野望に、ニンゲンは
不可欠のものなんでね。▼
- [リュシオン]
- …変わったな、ネサラ。▼
貴様がそういうつもりなら、
もう何も言わん……失礼する!▼
(リュシオン消える)
- [ネサラ]
- ………おまえには理解できんだろうさ。
キルヴァスを守るってことが、
どういうことなのか……▼
(右端にキルヴァス兵登場)
- [キルヴァス兵]
- ネサラ様!
ベグニオン帝国元老院議員
タナス公爵が、お見えです。▼
- [ネサラ]
- お通ししろ。▼
(キルヴァス兵消え、中央右にオリヴァー登場)
- [オリヴァー]
- ネサラ殿! い、今、
そこですれ違った者は、も、もしや
セリノスの王族ではないのか?▼
あの絶滅したはずの……▼
- [ネサラ]
- それが何か?▼
- [オリヴァー]
- おぉ、やはり!
わしの目に狂いはなかったか。▼
あのまばゆいばかりの白羽、
金砂のごとく輝き流るる髪、▼
まさに、まさに、あれぞ、類まれなる
美の結晶……▼
- [ネサラ]
- オリヴァー殿。
まずは商談をすませましょう。▼
過日、あなたのご依頼どおり
ガドゥス公爵家の船から奪った
美術品ですが……▼
- [オリヴァー]
- おお、約束どおりの金は払おう。
じゃが、それよりももっと、
手に入れたいものがあるのじゃが。▼
- [ネサラ]
- ほう、別のご依頼ですか?▼
- [オリヴァー]
- うむ。やってくれるのなら
件の美術品も倍額で買おう。▼
- [ネサラ]
- それは、随分と気前のよろしいことで。
して、何をご希望ですか?▼
- [オリヴァー]
- それはもちろん……▼
(暗転)
【大神殿マナイル】†
(背景:神殿の室内、中央左:ティアマト、中央右:アイク)
- [アイク]
- …神使に会えたはいいが、
昨日の報酬と新しい任務をもらっただけで、
なにも聞かせてもらえなかったな。▼
- [ティアマト]
- どういうつもりなのかしらね。
あの積荷…どう考えても
生き物が入っていたように思うけど……▼
神使は、あれをいったい
どうするつもりなのかしら?▼
- [アイク]
- わからん…
貴族や王族ってのはみんなああなのか?▼
何をするにも作法と手続きが必要で、
何を言うにもまわりくどい言葉を使う。▼
(左端にミスト登場)
- [ミスト]
- でも、今まで会った王族の人たちは、
全然ちがったよね?▼
エリンシア姫でしょ、ガリアの王様でしょ、
あと竜の王子さま!▼
みんな、すっごく
親しみやすい感じがしたけどなぁ。▼
- [ティアマト]
- 階級制度は、
ベオク特有の文化じゃないかしら。▼
エリンシア姫は、育ってきた環境が
特別だから、また違うんでしょうし。▼
- [アイク]
- ベオクの貴族文化か…
俺にはとうてい、なじめそうもないな。▼
(暗転)
(戦績報告及び講評)
<拠点メニュー>
【情報】†
<召使い ☆☆>†
(背景:神殿室内、中央左:召使い、中央右:アイク)
- [召使い]
- おっほん。
あなたがたは北西のクリミア王国から
来られたとか?▼
この度は、誠に不幸なことでしたな。
お悔やみ申し上げますぞ。▼
しかし、あなたがたは運が良かった。▼
現存する国の中では、
テリウス最古の歴史を誇る
ベグニオン帝国の大神殿マナイルに▼
招き入れられたのですからな。▼
ところで、あなたがたはこれから
北のグラーヌ砂漠に向かわれるとか?▼
あそこは、古代遺跡が
いくつか残っておりましてな。▼
我々、人間よりも古い種族
【マンナズ】が暮らしていた跡なのですぞ。▼
あなたがたも是非、
古代の風に吹かれてみるとよろしい。▼
- [アイク]
- …別に物見遊山で
行くわけじゃないんだがな。▼
- [召使い]
- そうそう。▼
見学するのはかまいませんが、
遺跡自体には近寄らないほうが
身の為ですぞ。▼
北西の遺跡付近には、
盗賊どものアジトがあると聞きますし、▼
北東の砂地では、時折…
怪しい人影を見かけることもあるとか。
とにかく、気をつけられることです。▼
<シグルーン ☆☆>†
(背景:神殿廊下、中央左:シグルーン、中央右:アイク)
- [シグルーン]
- 準備はいかがですか?▼
- [アイク]
- まだ途中だ。▼
- [シグルーン]
- 次の任務で行っていただくのは
グラーヌ砂漠ですから…
部隊編成などにも、お気をつけ下さいね。▼
- [アイク]
- ……『砂漠』ってのは
砂地の広い版じゃないのか?▼
- [シグルーン]
- ふふ 砂地のように、
砂のすぐ下にしっかりした地面が
あるわけではありません。▼
握っても握っても砂ばかりで…
歩兵の方は、移動が困難になるでしょうね。▼
- [アイク]
- そうなのか。セネリオなら
その辺りのことも、知ってるんだろうが…
……▼
- [シグルーン]
- セネリオ殿が、どうかされまして?▼
- [アイク]
- 調子が悪いのか、ふさぎ込んでるな。
ベグニオンに着いてからだと思うんだが…▼
- [シグルーン]
- …まぁ……▼
- [アイク]
- ともかく、俺も知っといて
損の無い情報だ。
もっと聞かせてくれるか?▼
- [シグルーン]
- はい。
砂漠は、水が少なく乾燥しているため…
草や木は育ちません。▼
つまり姿を隠すための茂みなどが
まったくないということです。▼
そして、さきほど申し上げましたように、
歩兵の方は…1度に移動できる距離が
通常の半分くらいになります。▼
ですが、魔道士や賢者…それに盗賊。
この兵種につく方々は、
そこまで影響を受けないようです。▼
- [アイク]
- 動きに特徴のある盗賊はともかく、
魔道士や賢者が移動しやすいってのは
どうも納得いかんな。▼
- [シグルーン]
- 私が存じあげている魔道の大家は…▼
使役している精霊が、気を利かして
足元の砂を払ってくれるのだと、
そんな風におっしゃってましたけど…▼
あの方のことですから、
どこまで本気にしてよいものか。▼
- [アイク]
- あの方?▼
- [シグルーン]
- 宰相セフェラン様です。▼
- [アイク]
- …あいつ、そんな冗談を言うのか。▼
- [シグルーン]
- ふふ とても楽しい方ですわ。▼
説明を再開しますわね。
その他… 砂漠の戦闘で有利なのは、
天馬騎士や竜騎士など、空を飛ぶもの。▼
それから、ラグズの方々も…
特に化身後は地形の状態にあまり
影響を受けないようですね。▼
- [アイク]
- あんたはラグズって言うんだな。▼
- [シグルーン]
- …当然ですわ。ベオクとラグズ…
そして、他の生き物も全て……▼
女神が創りだされた
尊い命に変わりありません。▼
女神のおられる、この土地において…
いまだラグズを迫害する者がいるなどと…
……嘆かわしいばかりです。▼
- [アイク]
- ………あんたも貴族なのか?▼
- [シグルーン]
- …え、ええ。
神使様にお仕えするのに…
貴族であることは最低条件ですから。▼
- [アイク]
- 貴族ってのは、話の通じない
変人ばかりかと思ってたが…
あんたは、まともみたいだな。▼
- [シグルーン]
- ふふ 褒め言葉としてお受けしますわ。▼
あ、最後にもう1つだけ…▼
- [アイク]
- なんだ?▼
- [シグルーン]
- 砂漠には、失われた文明の遺跡が
いくつもあります。▼
そして、砂の下にはその頃の宝が
未だに埋もれているという噂が…▼
運の良い方なら…戦いの合間に、
偶然見つけられるかもしれませんね。▼
<マカロフ ☆>†
(背景:神殿廊下、中央左:マカロフ)
- [マカロフ]
- いっやぁ~ さすが天下の大神殿。
どこもかしこも豪華絢爛だねぇ~。▼
いかつい密猟団ご一行から、
こんなところに再就職か。
おれのツキも、まんざら捨てたもんじゃない。▼
(中央右にアイク登場)
- [アイク]
- …………▼
- [マカロフ]
- しかし…ここって稼ぎが良さそうな分、
危険な仕事が多いのかねぇ。
うーん…そいつはいただけない。▼
病気がちってことで…
任務参加は、5回に1回にしてもらうか!▼
さあて、定収入のあてもできたし。
ちょっくら町の賭場で、ひと儲けと洒落込むか!▼
- [アイク]
- おい。▼
(マカロフ一歩アイクの方に近づく)
- [マカロフ]
- うわあっ! あんたは……!
い、今の……聞いてまし、た?▼
- [アイク]
- でかい独り言だな。▼
- [マカロフ]
- …………え、えーと……
今のは本心じゃなくて……
おれはいたって真面目な男です、はい!▼
- [アイク]
- あんた、
あの密猟団にも借金してただろ?▼
- [マカロフ]
- え? な、なんで知ってるんだ?▼
- [アイク]
- ……その借金は、俺たちが
あいつらを捕まえて帳消しになった……▼
- [マカロフ]
- そう! そうなんだよ~!
ほんと助かったさ。▼
- [アイク]
- …なんて、
世の中、そう甘いと思うなよ。▼
- [マカロフ]
- へ?▼
- [アイク]
- 借金は、借金だ。
俺の傭兵団に、そんなやっかいごとを
持ち込まれるのは困るからな。▼
うちの参謀から、奴らに返済しておいた。▼
- [マカロフ]
- そ、それは…ご親切に。▼
- [アイク]
- 団の運用金だ。
あんたは、今度は傭兵団から
借金したってことになってる。▼
- [マカロフ]
- ! ! !▼
- [アイク]
- 返済は給金から天引きする。
あんた当分、ただ働きだな。▼
- [マカロフ]
- ! ! !▼
- [アイク]
- 借金がなくなるまで、
団から逃げ出せると思うなよ?▼
じゃあ、死ぬ気でがんばってくれ。▼
(アイク消える)
- [マカロフ]
- …………なんてこった……
はぁ~~……▼
進撃前†
(背景:砂漠、中央左:セネリオ、中央右:アイク)
- [アイク]
- なぁ、セネリオ。
…おまえ、大丈夫か?▼
- [セネリオ]
- え?▼
- [アイク]
- ふさぎこんでるように見えるんだが?▼
- [セネリオ]
- …そ、そうでしょうか?
特に何もありませんよ………▼
- [アイク]
- だったら、いいんだけどな。▼
(暗転)
(マップ画面:北西よりラグズと頭巾を被った人物が現れる)
- [???](上段)
- おまえたちは何者だ?
…答えろ。▼
- [アイク](下段)
- 俺たちは傭兵だ。
ここらあたりを根城にしている
盗賊団の討伐を依頼されてきた。▼
- [???](上段)
- ……元老院のイヌめ!▼
我らを盗賊団として闇に葬り、
自分達の罪を包み隠そうというはらか!
だが、我らは負けん!▼
いつの日か必ず…
全ての奴隷を解放してみせる!!▼
- [アイク](下段)
- …なんの話だ?▼
- [???](上段)
- これ以上は問答無用だ!
みんな、かかれっ!!▼
【グラーヌ砂漠】
(マップ画面:謎の人物遺跡内に入り、ラグズは入り口で獣身に変化する)
- [アイク](上段)
- !? 相手はラグズなのか!?▼
- [セネリオ](下段)
- 盗賊団にかわりありません。
油断しないでください…!▼
- [アイク](上段)
- わかってる。
みんな、砂に足をとられないよう
気をつけて戦うんだ、いいな!▼
(出撃開始)
イベント(左から26マス、上から2マス目にキャラクターを待機)†
- [キャラクター](上段)
- !?▼
- [ソーンバルケ](下段)
- こんなところにまで
迷い込んでくるとは……
ずいぶん変わった御仁だな。▼
うむ……
手ぶらで帰すのも芸がないか。
記念に、これをやろう。▼
そのかわり…
私に出会ったことは夢だとして、
早く忘れるよう心がけてくれ。▼
では、御免。▼
<ヴァーグ・カティを手に入れた>
<レテで待機の場合>†
- [レテ](下段)
- ?▼
- [レテ](下段)
- ??▼
- [レテ](中段)
- ……なにかの気配が…
………… ………………▼
…………… 気のせいか……▼
(マップ画面:レテの傍にソーンバルケが突然出現)
- [ソーンバルケ](上段)
- 猫の娘か…
この辺りでは見ない顔だな。▼
- [レテ](中段)
- !!▼
- [レテ](上段)
- ! ! !
おまえ… …いつの間に!?▼
- [ソーンバルケ](下段)
- これは…驚かせてしまったか、
すまん、すまん。▼
- [レテ](上段)
- 何者だ!?▼
- [ソーンバルケ](下段)
- 相手の名を知りたくば、
まず自分から
名乗るべきじゃないか?▼
- [レテ](上段)
- ……レテだ。
ガリアから来た。▼
- [ソーンバルケ](下段)
- 私はソーンバルケ。
人里はなれたこの地で
隠者の真似事をしている。▼
- [レテ](上段)
- そうか、それは
邪魔をしたようだ。▼
- [ソーンバルケ](下段)
- なんの。
気にしなくてもいい。▼
- [レテ](下段)
- ……▼
(一旦消える)
- [レテ](上段)
- …………で?
- [ソーンバルケ](下段)
- なんだ?▼
- [レテ](上段)
- なぜ、そこで何もせず
じっとこっちを見ているんだ?▼
- [ソーンバルケ](下段)
- ガリアの獣牙族に興味がある。
色々、話を聞かせてくれないか?▼
- [レテ](上段)
- ……断る!▼
- [ソーンバルケ](下段)
- どうしてだ?▼
- [レテ](上段)
- 私は、仲間といっしょに
戦っている最中なんだ!
そんなことをしている暇はない!!▼
- [ソーンバルケ](下段)
- では、私も手伝おう。
戦いが終われば、ゆっくり
話す時間もできるだろう?▼
- [レテ](上段)
- それは… まあ……▼
- [ソーンバルケ](下段)
- いざ、参ろうか!▼
- [レテ](上段)
- ……妙なものを
拾ってしまったか……▼
<モゥディで待機の場合>†
- [モゥディ](下段)
- ?▼
- [モゥディ](下段)
- ムぅ…?▼
- [モゥディ](中段)
- ……ナにか…イる?
…砂の下…??▼
- [ソーンバルケ](下段)
- いや、こっちだ。▼
- [モゥディ](上段)
- ソっちにイたのか。
オまえ、気配を
隠すのがウまいな。▼
- [ソーンバルケ](下段)
- …獣牙族に
褒めてもらえるとは光栄だ。▼
私はソーンバルケ。
人里はなれたこの地で
隠者の真似事をしている。▼
おまえさんは誰だ?
この辺りでは見ない顔だが。▼
- [モゥディ](上段)
- モゥディはガリアの戦士だ。
ガリア以外の土地にクるのは
ハじめてだ。▼
- [ソーンバルケ](下段)
- もしかすると、とは思ったが。
やはり…な。▼
モゥディ、私は、
ガリアの獣牙族に興味があるんだ。
色々、話を聞かせてくれないか?▼
- [モゥディ](上段)
- …モゥディは今、
仲間とイっしょに
戦ってイるからダめだ。残念だ。▼
- [ソーンバルケ](下段)
- では、私も手伝おう。
戦いが終われば、ゆっくり
話す時間もできるだろう?▼
- [モゥディ](上段)
- 本当か?
ジャあ、ソーンバルケも
モゥディたちの仲間にナるとイいっ▼
ソうすれば、ガリアの話が
タくさんデきるぞ。▼
- [ソーンバルケ](下段)
- それは楽しみだ。
いざ、参ろうか!▼
- [モゥディ](上段)
- オぉ!▼
<セネリオで待機の場合>†
- [セネリオ](上段)
- ……!?▼
- [ソーンバルケ](下段)
- ………迷い子か?
こんなところで、何をしている?▼
- [セネリオ]
- …あなたこそ何者ですか?
半獣どもの…
仲間じゃないんですか?▼
- [ソーンバルケ]
- …………▼
- [セネリオ]
- ?▼
- [ソーンバルケ]
- ……ふ…
私の読み違いか……▼
- [セネリオ]
- なんですか?
さっきから…▼
- [ソーンバルケ]
- 違うなら、いいのだ。
もう、おまえに用はない。▼
- [セネリオ]
- ……▼
(セネリオ、一旦消える)
- [ソーンバルケ]
- …待て!▼
(セネリオ、再び現れる)
- [セネリオ]
- !?▼
- [ソーンバルケ]
- 手ぶらで帰すのも芸がないな。
記念に、これをやろう。▼
そのかわり…
私に出会ったことは夢だとして、
早く忘れるよう心がけてくれ。▼
では、御免。▼
<ヴァーグ・カティを手に入れた>
ムワリム戦闘会話†
初戦時†
- [ムワリム](上段)
- …私たちは盗賊などではない。
………おまえにとっては
どうでもいいことだろうがな……▼
アイクでムワリム攻撃時†
- [アイク]
- もし、おまえたちが盗賊じゃないというんなら…
抵抗をやめたらどうだ?
誤解があるんなら、話し合おう。▼
- [ムワリム]
- ……その手には乗らない。
おまえたちは…そうやっていつも我らを騙し、
陥れるのだから……
…………いくぞ!▼
- [アイク]
- !!▼
レテでムワリム攻撃時†
- [レテ]
- 獣牙の同胞よ、
いいかげん目を覚ませ!▼
- [ムワリム]
- ……それは、そちらのほうだ。
人間に追従し、
ラグズとしての誇りを失って生きるなどと……▼
- [レテ]
- なんだと!?
誇りを失ったのは、
盗みを働くおまえたちのほうだ!▼
- [ムワリム]
- ……話にならない。
来い、目を覚まさせてやろう。▼
- [レテ]
- ……っ!▼
モゥディでムワリム攻撃時†
- [ムワリム]
- 下がれ、虎の兄弟。
……できるならば…
同族は殺したくない。▼
- [モゥディ]
- モゥディも、オまえを傷つけたくナいぞ。
戦いをヤめ、ミんなで話しアおう。▼
- [ムワリム]
- ………すでに飼いならされたようだな。
………残念だ……▼
- [モゥディ]
- !?
ヤめろ…!!▼
ヨファでムワリム攻撃時†
- [ムワリム]
- !?
子供……▼
- [ヨファ]
- ……こ、怖くない!
ラグズでも…敵なら…倒す!!▼
- [ムワリム]
- やめてくれ……!
……こんな子供が…
…どうして…戦いの場に……▼
サザでムワリム攻撃時†
- [サザ]
- ……ごくっ
お、おちつけ…心臓……
冷静に…急所を狙うんだ……▼
- [ムワリム]
- ……!?
よせ!
子供とは戦わん……▼
ミストでムワリム攻撃時†
- [ムワリム]
- !?
まだ…子供じゃないか……▼
- [ミスト]
- …………▼
- [ムワリム]
- やめろ…!
剣を持つ手が、震えている!
………よすんだ!!▼
- [ミスト]
- ……だめ…
わたしだけ逃げるなんて…
できないよ……!▼
ムワリム撃破時†
- [ムワリム](上段)
- ……く…………▼
クリア後†
ラグズ奴隷制度†
(背景:砂漠の遺跡前、左端:ムワリム)
- [ムワリム]
- ハッ… ハッ ハッ
私たちの負けだ……▼
(右端にアイク登場)
- [アイク]
- …おまえが、この一団の首領なんだな?▼
- [ムワリム]
- ああ…そうだ。▼
……これ以上、抵抗はしない…
連行するなり…この場で処刑するなり…
好きにするがいい……▼
…だから…他の仲間は……
見逃してもらえないだろうか……
………頼む……▼
- [???](声のみ)
- そんなの、ダメだ!!▼
- [アイク]
- !▼
(中央左にトパック登場)
- [トパック]
- ムワリムは渡さないっ!▼
- [ムワリム]
- いけない、坊ちゃん!
どうして出てきたりするんです…!▼
- [トパック]
- ムワリムを連れて行くなら、
おいらを殺してからにしろ!!▼
- [アイク]
- おまえは…▼
- [ムワリム]
- そう、この子は『人間』だ。
まだ幼い頃に…私がさらってきたのだ。
だから私たち“半獣”とは、無関係で…▼
(トパック、中央に移動しムワリムの方に振り返る)
- [トパック]
- ウソをつくな!
おいらは好きでここにいるんだ!▼
ラグズ奴隷解放軍の首領は
おいらなんだからな!!▼
ムワリムの大バカ野郎!
みんなをかばって死ぬなんて
許さない…からな…!!▼
- [ムワリム]
- 坊ちゃん……▼
- [アイク]
- ……どっちが首領でも、
俺はいっこうに構わんが…▼
(トパック中央左に移動し、アイクの方を向く)
- [アイク]
- ベオクを庇って、自分のことを
“半獣”呼ばわりするラグズと、▼
『ラグズ奴隷解放軍』とかいう
団体には―――興味がある。▼
悪いようにはしないから
俺に詳しく話してみないか?▼
- [トパック]
- ………▼
(暗転)
(背景:アジトの中、左端:ムワリム、中央左:トパック、中央右:アイク)
- [アイク]
- …つまり、このベグニオンには
元々ラグズを奴隷とする
風習があるというんだな?▼
- [トパック]
- そうだ。▼
(右端にティアマト登場)
- [ティアマト]
- だけど、それは昔の話でしょう?▼
確か20ほど前にだされた
奴隷解放の令によって、ラグズ奴隷制度は
完全に廃止されたはずだわ。▼
(ティアマト消え、右端にナーシル登場)
- [ナーシル]
- 表向きはそうなっているね。▼
- [アイク]
- じゃあ、法令に背いている
輩がいるってことか?▼
- [トパック]
- …民間にはいないけど、貴族の家には
まだたくさんのラグズ奴隷がいる。▼
おいらとムワリムは、そのことを
元老院に訴えたけど…相手にしてもらえなかった。▼
だから同志を集めて組織をつくって…
奴隷のいる貴族の屋敷に忍び込んでは
そこから逃げ出す手助けをしている。▼
それで…それを公にできない貴族たちが、
おいらたちがただの盗賊団だと言って…
おたずねものにしたんだ。▼
- [アイク]
- ……おまえたちの行為については
よくわかった。▼
だが、このままじゃ
根本的な解決にはつながらんな…▼
- [トパック]
- それはわかってる。
だけど、あきらめてほっとくなんてこと
おいらにはできない…!▼
- [アイク]
- …この件、俺にあずけてみないか?▼
- [トパック]
- え?▼
- [アイク]
- 俺もここんところ、
ベオクの行為に嫌気がさしてたところだ。▼
…なにか、できることが
あるかもしれない……▼
(暗転)
ネサラとリュシオン†
(背景:夕焼け空)
- [リュシオン](上段)
- おい、ネサラ。
いったい私をどこに連れて行く気だ?
いいかげん説明してくれないか?▼
- [ネサラ](下段)
- あと少しだ!
約束どおり、着いてから話す。▼
(消える)
- [リュシオン](上段)
- ……ティバーンに何も告げず
出てきてしまったが…▼
こんな遠出になるなら、
一言、断りを入れるべきだったな……▼
(暗転)
【セリノスの森】
(背景:マップ画面、夜の森にネサラとリュシオンが着く)
- [ネサラ](上段)
- ここだ。
これをおまえに見せたかった。▼
下を見ろよ、リュシオン。
何が見える?▼
- [リュシオン](下段)
- ……これは、なんだ?
いったい…何が起きている…!?▼
(マップ画面:リュシオンだけ右方向に飛び去る)
- [ネサラ](上段)
- ……▼
(マップ画面:ネサラも後を追う)
(暗転)
(背景:マップ画面、大木の前にネサラとリュシオン)
- [リュシオン](下段)
- これが、セリノスだと…
そう言うのか!?▼
色を失くし、枝の垂れ下がった
この樹木が…私たちの森の木だと……▼
(マップ画面:リュシオン大木の枝の間を行き来する)
- [リュシオン](下段)
- (キギヨ! ミドリナス ワガキョウダイタチヨ!
ワタシノコエガ キコエルダロウカ!?
コタエテクレ!)▼
- [ネサラ](上段)
- …古代語か。久しぶりに聞いた。
おまえはまだ、その言葉を使うんだな。▼
- [リュシオン](下段)
- …森の声が聞こえない。
どうして…こんなことに……▼
- [ネサラ](上段)
- おまえたちがいなくなった後は、
ずっとこんな状態だ。▼
入り口付近が特にひどい。
火をかけられたせいで、
ほとんどの木が立ち枯れている。▼
- [リュシオン](下段)
- ……ひどい。
なぜ、こんなことができるのだ。▼
ニンゲンどもめ…
森がいったい何をした!
我らサギの民が、いったい何をした…!!▼
- [ネサラ](上段)
- …ニンゲンは、ラグズを見下した時、
同じように自然も見下したのさ。▼
全ては自分たちのためだけに
存在している。だから
何をしても構わないと思っているんだ。▼
最低な奴らだ。▼
(マップ画面:リュシオン、ネサラの方を振り向く)
- [リュシオン](上段)
- ネサラ…
私は、おまえを誤解していたようだ。▼
ニンゲンにこびへつらう、
裏切り者だなどと…ひどいことを言った。
すまない。許してくれ。▼
- [ネサラ](下段)
- ……いや。
ニンゲンと商売をしてるのは、
本当のことだしな。▼
それより、暗くなってしまった。▼
フェニキスに戻るのは、
明日でいいだろう?▼
確かこの近くに…
どこかの貴族の別邸があったはずだ。▼
この季節は、誰も
使わないはずだから、
今夜はそこを拝借しよう。▼
- [リュシオン](上段)
- …ニンゲンの建物で寝るのか?▼
- [ネサラ](下段)
- 我慢してくれ。
俺たち鳥翼族は、
闇夜じゃ視力を失うからな。▼
夜、ニンゲンに見つかったら
ろくな抵抗もできず、
捕まっちまうだろう?▼
- [リュシオン](上段)
- ……わかった。▼
(マップ画面:リュシオンとネサラ右方向に飛び去る)
(暗転)
(背景:屋敷内、中央左:ネサラ)
- [ネサラ]
- じゃあ、俺は食料なんかを
調達するから、くつろいでいてくれ。▼
(ネサラ消え、中央右にリュシオン登場)
- [リュシオン]
- ネサラ!▼
(左端にネサラ登場)
- [ネサラ]
- ん?▼
- [リュシオン]
- 何から何まですまない。
その…感謝している。▼
- [ネサラ]
- ……水臭いこと言うなよ。
昔なじみだろ、俺たちは。▼
- [リュシオン]
- そうだな。▼
(暗転)
(背景:屋敷の出入口前、中央左:ネサラ)
- [ネサラ]
- 手はずは整っているか?▼
(右端にキルヴァス兵登場)
- [キルヴァス兵]
- はい。タナス公は
今か今かと待ちわびています。▼
- [ネサラ]
- だろうな。▼
だが、明日の朝まで待たせておけ。
ヘタに姿を見せられると
リュシオンが警戒する。▼
- [キルヴァス兵]
- かしこまりました。▼
(キルヴァス兵消える)
- [ネサラ]
- さて、仕上げといくか。
これも…キルヴァスがのし上がるための術だ。
リュシオン、悪く思うなよ。▼
……と言っても無理な相談か。▼
- 「・・・私たちは盗賊などではない。・・・・・・・・・おまえたちにとってはどうでもいいことだろうがな・・・・・・」というセリフについて、おまえたちではなくおまえですよ -- ホーク
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