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会話集/記憶の欠片
宵闇の謀略†
- [スレイダー]
- ド、ドゼーさま？
ドゼーさま……▼
スレイダーです。
ただいま参りました。▼
- [ドゼー]
- 来たか、スレイダー。▼
- [スレイダー]
- はっ。▼
このような場所に呼び出されるとは……
いったいなんのご用でしょう？▼
- [ドゼー]
- うむ、聞かれてはまずい話なのでな。
万が一ということもある。▼
お前にひとつ、内密に
頼みたいことがあるのだ。▼
離宮に暮らすコンラート王子と
アンテーゼ王女……▼
この二人を始末しろ。▼
- [スレイダー]
- えっ……
王子と王女を、暗殺……？▼
- [ドゼー]
- 見事成し遂げた暁には、お前を
わしの右腕として引き立ててやってもよい。▼
どうだ、悪い話ではなかろう？▼
- [スレイダー]
- は、はあ……▼
あの……
噂には聞いていましたが、▼
いままでの王子や王女の死も
やはりドゼーさまが……？▼
- [ドゼー]
- くく……
そうだ、その通りだ。▼
あの無能なリマ四世の血など
後世に残す必要はない。▼
ソフィアを統べるにふさわしいのは
このわしなのだ。▼
そうは思わんか、スレイダー？▼
- [スレイダー]
- は、はい！▼
それはもう、
おっしゃるとおりでございます。▼
しかしですね、リマ四世はこの国の始祖
ミラの血を継いでおります。▼
いかに無能といえど、それを絶やしては
女神の怒りに触れる恐れが……▼
- [ドゼー]
- ミラだと？
あんな化け物、なんということもない。▼
いまとなっては神殿で
まどろんでいるだけではないか。▼
神の顔色をうかがいながら生きる時代は
終わったのだ。▼
これからこのソフィア王国は
わしがこの手で、この意思で動かす！▼
- [スレイダー]
- さ……
さすがドゼーさま！▼
そういうことでしたら、このスレイダー
喜んでお手伝いいたしましょう。▼
- [ドゼー]
- うむ。
決行は明後日だ。▼
王が祭事でミラの神殿に出向くため、
城の警備が手薄になる。▼
王子と王女だけではない。
あの離宮にいるものはすべて始末しろ。▼
よいな？▼
- [スレイダー]
- はっ……！▼
コメント†
Last-modified: 2020-09-29 (火) 16:02:16
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