[広告]

緑軍全員生存†

↑

マイユニット(男性・僕)†

[クロム]
やったか！？▼
[ギムレー]
グ…！！▼
グ…グ…！▼
マサカ…異界ノ者タチニ
コノような力が…！▼
…しかし、コレシキのコトデ
思イ上がる…ナヨ…▼
どう足掻コウガ…
貴様ラゴトキニ、この僕は倒セナイ…！▼
我が力の前ニ倒レルガイイ！
コノ…虫ケラドモガァァァァァ！！！▼
[クロム]
………！！▼
…………
…………▼
攻撃…してこない？
どうして…▼
[ギムレー]
…て…くれ……▼
[クロム]
…なに？▼
[ギムレー]
クロム…！　逃げてくれ…！▼
[クロム]
！？
どういうことだ…！？▼
[ギムレー]
はやく…
早くここから逃げるんだ！▼
僕は、君を殺すわけにいかない…
君を目の前で失いたくないんだ、▼
…今度こそ…！！▼
[クロム]
お前、まさか…！！▼
…うわっ！？▼
（暗転)
[クロム]
いたた…
ここは、元いた世界か…！？▼
[ナーガ]
異界の戦士たち！？
いったいどうしたのですか…！？▼
[クロム]
わからない、急に飛ばされて…！▼
[ナーガ]
強制的に戻されたのですね、
あの邪竜の力で。▼
[クロム]
…だが、俺たちを
助けるためのようにも見えた…▼
？　そこに誰かいるぞ…？▼
[チキ]
…………▼
[ナーガ]
！！　チキ…！？
そんな、あなたはあの世界で…！▼
[チキ]
そうね…
今の私は魂だけの存在…▼
けれど、あなたにどうしても
伝えたいことがあって、ここまで来たの…▼
私があなたと同じ存在となり、
あの世界に縛られる…その前に。▼
[ナーガ]
私と同じ存在…？▼
[チキ]
わかるはずよ…あなたになら。
私がそうなることの意味が。▼
[ナーガ]
！！▼
[チキ]
だからもう大丈夫…
大丈夫なのよ…▼
ありがとう…ナーガ。▼
そして、勇敢な異界の戦士たち。▼
あの世界で死んだナーガに代わり、
運命を変えるために戦ってくれて。▼
ありがとう…▼
あの世界を、
助けてくれて…▼
[クロム]
…！　消えた…？
おい、あれは一体…▼
[ナーガ]
…………
救われる…▼
[クロム]
え…？▼
[ナーガ]
救われます…
あの世界は。もうすぐ。▼
[クロム]
なに…？▼
[ナーガ]
あなたたちのおかげで…▼
最悪の絶望に包まれた世界が、
最良の結果を迎えます…▼
[クロム]
救われる…！？
あの世界がか！？▼
[ナーガ]
そうです…▼
ありがとう、クロム…
ありがとう、ルフレ…▼
本当に…本当に…
あなたたちに助けを求めて、良かった…▼
（暗転）
[ルキナ]
…お父様！？
お父様…いったいどこへ！？▼
[ギムレー]
元の世界へと逃れたようだな。
まだ器の心が残っていたとはね…▼
全く…
余計なことをしてくれる。▼
あいつをこの手でもう一度
殺してやろうと思っていたのに…！▼
[ルキナ]
ギムレー！
貴様、お父様にそのようなことを…！▼
[ギムレー]
この器にとって、君の父親は
余程大切な者だったらしいね…▼
その命を
捨ててもいいと思えるほどに。▼
さっきの転移で力を使い果たし、
器の心は息絶えた。▼
…戯れの時間は終わりだよ。▼
今度こそ、君を
愛する父親の元に送って…▼
[ギムレー]
…っ！？　なにっ…！？▼
[ルキナ]
！！　これは、まさか…！▼
[シンシア]
ただいま！　ルキナ！
遅くなってごめん！！▼
[ルキナ]
シンシア、ンン、
デジェル、ノワール！▼
みんな、無事だったのですね！？▼
良かった…！
本当に良かった…！！▼
[ギムレー]
なぜ君たちが生きているんだ！？▼
さてはナーガの手の者が…！？
マークの奴、しくじったな！▼
[デジェル]
うーん、さすがノワールね、
あの距離から正確に撃ち込むなんて！▼
[ノワール]
ふふ、ちゃんと守れて良かった…▼
[セレナ]
も…もう！　遅いのよ、あんたたち！
しっ…心配したんだからね…！！▼
[シンシア]
ごめんなさい…でも、
宝玉はばっちり持ってきたから！！▼
[ンン]
そうなのです！
これで覚醒の儀が行なえるですよ！▼
[ルキナ]
…！　あ…でも、
白炎と黒炎が、まだ……▼
[？？？]
その宝玉なら、ここにあるよ。▼
[ルキナ]
アズール、ウード、
ブレディ、シャンブレー！▼
[アズール]
ギムレーが見えたから急いで来たんだけど、
遅くなっちゃった…ごめんね！▼
[ジェローム]
…無事、だったか。▼
[ウード]
ふっ…待たせて悪いな！
だが真打ちは最後に現れるものだ…！▼
[ロラン]
…ふふ、皆さん、ボロボロですね…！
でも、これでやっと全員揃いました…！▼
[シャンブレー]
お、お前たちも全員無事なんだな…！
誰も絶滅してないんだな…！▼
[ブレディ]
俺たちも宝玉を無事に持って帰ったぜ！
受け取れ、ルキナ！！▼
[ルキナ]
ありがとうございます…！！▼
みんな、
本当によくやってくれました…！▼
これで…これで、炎の紋章が
再びイーリスに…！▼
[ギムレー]
ちっ…こちらを追わせたマークも
失敗したということか…▼
器を慕って僕の側についたくせに、
なんて使えないんだ…！！▼
でも、紋章を完成させたところで
この僕には勝てないよ。▼
…この世界に、
ナーガなど存在しないのだからね。▼
[ルキナ]
え…？▼
[ギムレー]
この世界のナーガは
とうの昔に死んでいる。▼
僕がその存在を抹消したんだ。▼
万が一紋章が完成しても、▼
二度と覚醒の儀を行うことが
できないようにね！▼
[ルキナ]
！！▼
[ギムレー]
…これでわかっただろう？▼
ナーガの力を得ることのできない
君たちに、勝ち目など無い！▼
[ルキナ]
じゃ、じゃあ、今まで…
今まで私たちがしてきたことは…▼
全て無駄だったというの…▼
[ギムレー]
その通りだ！▼
君たちがどう足掻こうと、
この絶望からは逃れられない！！▼
君たちは皆、
死ぬ運命なんだ！▼
[チキ]
…いいえ、ギムレー。▼
あなたの思い通りにはならないわ。▼
[ギムレー]
！？　なにっ…！？
神竜の巫女！！？▼
[ルキナ]
チキさん…！？▼
[チキ]
覚醒の儀なら、私が行える。
この世界の…新しきナーガとして。▼
[ギムレー]
新しきナーガ、だって…？
しかし、君は僕が殺したはずだ…！▼
[チキ]
そうね。
あなたは私の体を殺した…▼
けれど魂までは殺さなかった。▼
あなたは
気づかなかったようだけれど…▼
あの時、あなたの中のルフレが、
私の魂を救ってくれていたのよ。▼
いつか紋章が完成した時…▼
死んだこの世界のナーガの代わりに、
私が役目を果たせるように。▼
[ギムレー]
あいつ…！
どこまでも余計なことを…！▼
しかし紋章とナーガが
揃っていたとしても、▼
正式な覚醒の儀は
虹の降る山でしか行えない！▼
そこに行く前に、
全員僕が…！▼
[チキ]
…ギムレー。
あなたはひとつ勘違いをしているわ。▼
初代聖王がなぜ覚醒の儀を
虹の降る山で行なったのか…▼
それは、あの地が世界中で最も
神竜の力に満ちているから。▼
…けれど、屍兵に侵されたあの地に、
もはやその力は残り少ない。▼
むしろ、
今最もその力が強いのは…▼
神竜の巫女である私の亡骸が眠る…▼
このイーリス城よ。▼
[ギムレー]
なっ…！▼
[チキ]
あの地に侵攻したことが
裏目に出たわね、ギムレー。▼
覚醒の儀が行える地は、
世界中で今…ここだけよ。▼
…さぁ、ルキナ。
儀式の言葉は、わかるわね…？▼
[ルキナ]
…！　はい…！▼
[ギムレー]
そうはさせるか…！
こんな奴ら、覚醒の儀を行う前に…！▼
…！？
攻撃、できない…！？▼
なぜ、体が動かない！？　なぜ…！
まさか、まだ、あいつが…！？▼
そんなはず…
ソンナ…ハズハ…！！！▼
（暗転）
[ルキナ]
神竜チキよ…
我、資格を示す者。▼
その火に焼かれ、
汝の子となるを望む者なり。▼
我が声に耳を傾け、
我が祈りに応えたまえ…！▼
（暗転）
[チキ]
【覚醒の儀】を行いし者よ…▼
我が炎に洗われた心に残った願いは、
ギムレーを倒す力を欲す――▼
我が炎にも焼き尽くされぬ
強きその想い、確かに私に届きました。▼
あなたの剣に、
私の力を宿しましょう…▼
[ルキナ]
ありがとうございます…！▼
[ギムレー]
クッ…！
クソォォォォォォォッ！！▼
オ前ラごトき虫けら、
コノ体サエ動けばスグニでも…！▼
アイツめ…！
忌々シイこの体の主メ！▼
コノ期ニ及ンデ
マダ我と同化シナイトイウノカ！？▼
マダ邪魔ヲスルノカ！？
マダソノ心ガ生キテイルトイウノカ！！▼
オノレ…▼
オノレルフレーーーーー！！！▼
[チキ]
さぁ、行きなさいルキナ…いえ、
希望の未来を統べる、新しき聖王よ！▼
今のあなたになら…
邪竜を永遠に葬り去ることができる！▼
[シンシア]
よーしルキナ！　正義のヒーローの底力、
今こそ見せる時よ！！▼
[デジェル]
私たちがついてる！　みんながあなたの
力になるから…負けるはずないわ！！▼
[ノワール]
仇を討って…みんなの。
戦場で散った、私たちの大切な人の…！▼
[ンン]
みんなが今まで我慢した悲しみを…
辛さを、全部叩きつけてやるですよ！▼
[ウード]
さぁ、その剣で塗り替えろ…！
闇色の運命を、金色に輝く希望の未来に！！▼
[アズール]
終わらせよう、ルキナ…！
みんなの笑顔を奪った、この世界の絶望を！▼
[ブレディ]
最後だからって気ぃ抜くなよ！
絶対に…絶対に無事で勝って来い！！▼
[シャンブレー]
俺たちは幸せな未来を生きるんだ！
だから邪竜に負けるなんて、絶対に無い！！▼
[ロラン]
この状況は、幾つもの奇跡の結果…！
その続きを、僕たちに見せて下さい！！▼
[ジェローム]
行け。私たちの親が…
誰ひとり為し得なかったことを、叶えるために。▼
[セレナ]
あたし、信じてるからね！　ルキナ！！
負けたりしたら、許さないんだからーーー！▼
[ギムレー]
…………▼
…さぁ、終わらせてくれ…
…ルキナ…▼
[ルキナ]
私はもう…負けはしません。
ここで決着をつけます。▼
この世界に、
希望を取り戻してみせる！▼
お父様、みんな、
見ていて下さい…！！▼
（暗転、ルキナ対ギムレー戦闘）
[ギムレー]
これで…終わ…れる……▼
もう…誰も…
悲しませ……なくて……いい……▼
あり…がとう…
…みんな……▼
この…世界の……
…希望の…子供たち……▼
どうか……幸せに…
生き………▼
……………▼
……………▼
マーク…ごめ……な…
ずっと…苦労を……かけ……▼
……………▼
……………▼
↑

マイユニット(女性・あたし)†

[クロム]
やったか！？▼
[ギムレー]
グ…！！▼
グ…グ…！▼
マサカ…異界ノ者タチニ
コノような力が…！▼
…しかし、コレシキのコトデ
思イ上がる…ナヨ…▼
どう足掻コウガ…
貴様ラゴトキニ、このアタシは倒セナイ…！▼
我が力の前ニ倒レルガイイ！
コノ…虫ケラドモガァァァァァ！！！▼
[クロム]
………！！▼
…………
…………▼
攻撃…してこない？
どうして…▼
[ギムレー]
…げ…て……▼
[クロム]
…なに？▼
[ギムレー]
クロム…！　お願い、逃げて…！▼
[クロム]
！？
どういうことだ…！？▼
[ギムレー]
はやく…
早くここから逃げて！▼
あたしは、あなたを殺すわけにいかない…
あなたを目の前で失いたくないのよ、▼
…今度こそ…！！▼
[クロム]
お前、まさか…！！▼
…うわっ！？▼
（暗転)
[クロム]
いたた…
ここは、元いた世界か…！？▼
[ナーガ]
異界の戦士たち！？
いったいどうしたのですか…！？▼
[クロム]
わからない、急に飛ばされて…！▼
[ナーガ]
強制的に戻されたのですね、
あの邪竜の力で。▼
[クロム]
…だが、俺たちを
助けるためのようにも見えた…▼
？　そこに誰かいるぞ…？▼
[チキ]
…………▼
[ナーガ]
！！　チキ…！？
そんな、あなたはあの世界で…！▼
[チキ]
そうね…
今の私は魂だけの存在…▼
けれど、あなたにどうしても
伝えたいことがあって、ここまで来たの…▼
私があなたと同じ存在となり、
あの世界に縛られる…その前に。▼
[ナーガ]
私と同じ存在…？▼
[チキ]
わかるはずよ…あなたになら。
私がそうなることの意味が。▼
[ナーガ]
！！▼
[チキ]
だからもう大丈夫…
大丈夫なのよ…▼
ありがとう…ナーガ。▼
そして、勇敢な異界の戦士たち。▼
あの世界で死んだナーガに代わり、
運命を変えるために戦ってくれて。▼
ありがとう…▼
あの世界を、
助けてくれて…▼
[クロム]
…！　消えた…？
おい、あれは一体…▼
[ナーガ]
…………
救われる…▼
[クロム]
え…？▼
[ナーガ]
救われます…
あの世界は。もうすぐ。▼
[クロム]
なに…？▼
[ナーガ]
あなたたちのおかげで…▼
最悪の絶望に包まれた世界が、
最良の結果を迎えます…▼
[クロム]
救われる…！？
あの世界がか！？▼
[ナーガ]
そうです…▼
ありがとう、クロム…
ありがとう、ルフレ…▼
本当に…本当に…
あなたたちに助けを求めて、良かった…▼
（暗転）
[ルキナ]
…お父様！？
お父様…いったいどこへ！？▼
[ギムレー]
元の世界へと逃れたようね。
まだ器の心が残っていたとは…▼
全く…
余計なことをしてくれるわ。▼
あいつをこの手でもう一度
殺してやろうと思っていたのに…！▼
[ルキナ]
ギムレー！
貴様、お父様にそのようなことを…！▼
[ギムレー]
この器にとって、あなたの父親は
余程大切な者だったみたいね…▼
その命を
捨ててもいいと思えるほどに。▼
さっきの転移で力を使い果たし、
器の心は息絶えたわ。▼
…戯れの時間は終わりよ。▼
今度こそ、あなたを
愛する父親の元に送って…▼
[ギムレー]
…っ！？　なにっ…！？▼
[ルキナ]
！！　これは、まさか…！▼
[シンシア]
ただいま！　ルキナ！
遅くなってごめん！！▼
[ルキナ]
シンシア、ンン、
デジェル、ノワール！▼
みんな、無事だったのですね！？▼
良かった…！
本当に良かった…！！▼
[ギムレー]
なぜ、あなたたちが生きているの！？▼
さてはナーガの手の者が…！？
マークの奴、しくじったわね！▼
[デジェル]
うーん、さすがノワールね、
あの距離から正確に撃ち込むなんて！▼
[ノワール]
ふふ、ちゃんと守れて良かった…▼
[セレナ]
も…もう！　遅いのよ、あんたたち！
しっ…心配したんだからね…！！▼
[シンシア]
ごめんなさい…でも、
宝玉はばっちり持ってきたから！！▼
[ンン]
そうなのです！
これで覚醒の儀が行なえるですよ！▼
[ルキナ]
…！　あ…でも、
白炎と黒炎が、まだ……▼
[？？？]
その宝玉なら、ここにあるよ。▼
[ルキナ]
アズール、ウード、
ブレディ、シャンブレー！▼
[アズール]
ギムレーが見えたから急いで来たんだけど、
遅くなっちゃった…ごめんね！▼
[ジェローム]
…無事、だったか。▼
[ウード]
ふっ…待たせて悪いな！
だが真打ちは最後に現れるものだ…！▼
[ロラン]
…ふふ、皆さん、ボロボロですね…！
でも、これでやっと全員揃いました…！▼
[シャンブレー]
お、お前たちも全員無事なんだな…！
誰も絶滅してないんだな…！▼
[ブレディ]
俺たちも宝玉を無事に持って帰ったぜ！
受け取れ、ルキナ！！▼
[ルキナ]
ありがとうございます…！！▼
みんな、
本当によくやってくれました…！▼
これで…これで、炎の紋章が
再びイーリスに…！▼
[ギムレー]
ちっ…こちらを追わせたマークも
失敗したということね…▼
器を慕ってあたしの側についたくせに、
なんて使えないの…！！▼
でも、紋章を完成させたところで
このあたしには勝てないわ。▼
…この世界に、
ナーガなんて存在しないのだから。▼
[ルキナ]
え…？▼
[ギムレー]
この世界のナーガは
とうの昔に死んでいるわ。▼
あたしがその存在を抹消したの。▼
万が一紋章が完成しても、▼
二度と覚醒の儀を行うことが
できないようにね！▼
[ルキナ]
！！▼
[ギムレー]
…これでわかったでしょう？▼
ナーガの力を得ることのできない
あなたたちに、勝ち目なんて無い！▼
[ルキナ]
じゃ、じゃあ、今まで…
今まで私たちがしてきたことは…▼
全て無駄だったというの…▼
[ギムレー]
その通りよ！▼
あなたたちがどう足掻こうと、
この絶望からは逃れられないわ！！▼
あなたたちは皆、
死ぬ運命なのよ！▼
[チキ]
…いいえ、ギムレー。▼
あなたの思い通りにはならないわ。▼
[ギムレー]
！？　なにっ…！？
神竜の巫女！！？▼
[ルキナ]
チキさん…！？▼
[チキ]
覚醒の儀なら、私が行える。
この世界の…新しきナーガとして。▼
[ギムレー]
新しきナーガ、ですって…？
でも、あなたはあたしが殺したはずよ…！▼
[チキ]
そうね。
あなたは私の体を殺した…▼
けれど魂までは殺さなかった。▼
あなたは
気づかなかったようだけれど…▼
あの時、あなたの中のルフレが、
私の魂を救ってくれていたのよ。▼
いつか紋章が完成した時…▼
死んだこの世界のナーガの代わりに、
私が役目を果たせるように。▼
[ギムレー]
あいつ…！
どこまでも余計なことを…！▼
けれど紋章とナーガが
揃っていたとしても、▼
正式な覚醒の儀は
虹の降る山でしか行えない！▼
そこに行く前に、
全員あたしが…！▼
[チキ]
…ギムレー。
あなたはひとつ勘違いをしているわ。▼
初代聖王がなぜ覚醒の儀を
虹の降る山で行なったのか…▼
それは、あの地が世界中で最も
神竜の力に満ちているから。▼
…けれど、屍兵に侵されたあの地に、
もはやその力は残り少ない。▼
むしろ、
今最もその力が強いのは…▼
神竜の巫女である私の亡骸が眠る…▼
このイーリス城よ。▼
[ギムレー]
なっ…！▼
[チキ]
あの地に侵攻したことが
裏目に出たわね、ギムレー。▼
覚醒の儀が行える地は、
世界中で今…ここだけよ。▼
…さぁ、ルキナ。
儀式の言葉は、わかるわね…？▼
[ルキナ]
…！　はい…！▼
[ギムレー]
そうはさせないわ…！
こんな奴ら、覚醒の儀を行う前に…！▼
…！？
攻撃、できない…！？▼
なぜ、体が動かない！？　なぜ…！
まさか、まだ、あいつが…！？▼
そんなはず…
ソンナ…ハズハ…！！！▼
（暗転）
[ルキナ]
神竜チキよ…
我、資格を示す者。▼
その火に焼かれ、
汝の子となるを望む者なり。▼
我が声に耳を傾け、
我が祈りに応えたまえ…！▼
（暗転）
[チキ]
【覚醒の儀】を行いし者よ…▼
我が炎に洗われた心に残った願いは、
ギムレーを倒す力を欲す――▼
我が炎にも焼き尽くされぬ
強きその想い、確かに私に届きました。▼
あなたの剣に、
私の力を宿しましょう…▼
[ルキナ]
ありがとうございます…！▼
[ギムレー]
クッ…！
クソォォォォォォォッ！！▼
オ前ラごトき虫けら、
コノ体サエ動けばスグニでも…！▼
アイツめ…！
忌々シイこの体の主メ！▼
コノ期ニ及ンデ
マダ我と同化シナイトイウノカ！？▼
マダ邪魔ヲスルノカ！？
マダソノ心ガ生キテイルトイウノカ！！▼
オノレ…▼
オノレルフレーーーーー！！！▼
[チキ]
さぁ、行きなさいルキナ…いえ、
希望の未来を統べる、新しき聖王よ！▼
今のあなたになら…
邪竜を永遠に葬り去ることができる！▼
[シンシア]
よーしルキナ！　正義のヒーローの底力、
今こそ見せる時よ！！▼
[デジェル]
私たちがついてる！　みんながあなたの
力になるから…負けるはずないわ！！▼
[ノワール]
仇を討って…みんなの。
戦場で散った、私たちの大切な人の…！▼
[ンン]
みんなが今まで我慢した悲しみを…
辛さを、全部叩きつけてやるですよ！▼
[ウード]
さぁ、その剣で塗り替えろ…！
闇色の運命を、金色に輝く希望の未来に！！▼
[アズール]
終わらせよう、ルキナ…！
みんなの笑顔を奪った、この世界の絶望を！▼
[ブレディ]
最後だからって気ぃ抜くなよ！
絶対に…絶対に無事で勝って来い！！▼
[シャンブレー]
俺たちは幸せな未来を生きるんだ！
だから邪竜に負けるなんて、絶対に無い！！▼
[ロラン]
この状況は、幾つもの奇跡の結果…！
その続きを、僕たちに見せて下さい！！▼
[ジェローム]
行け。私たちの親が…
誰ひとり為し得なかったことを、叶えるために。▼
[セレナ]
あたし、信じてるからね！　ルキナ！！
負けたりしたら、許さないんだからーーー！▼
[ギムレー]
…………▼
…さぁ、終わらせて…
…ルキナ…▼
[ルキナ]
私はもう…負けはしません。
ここで決着をつけます。▼
この世界に、
希望を取り戻してみせる！▼
お父様、みんな、
見ていて下さい…！！▼
（暗転、ルキナ対ギムレー戦闘）
[ギムレー]
これで…終わ…れる……▼
もう…誰も…
悲しませ……なくて……いい……▼
あり…がとう…
…みんな……▼
この…世界の……
…希望の…子供たち……▼
どうか……幸せに…
生き………▼
……………▼
……………▼
マーク…ごめ……ね…
ずっと…苦労を……かけ……▼
……………▼
……………▼
↑

緑軍全員生存、共通†

[ルキナ]
…終わった…▼
これで、平和な未来が…▼
良かった…本当に…▼
お父様…ついにやりました…▼
[チキ]
よくやったわね、ルキナ。
これで世界は救われた…▼
なにもかも、
あなたたちのおかげだわ。▼
[ルキナ]
チキさん…！▼
いえ、これはチキさんと…▼
違う世界から来たという
援軍のおかげです…！▼
彼らが助けてくれなければ、
私たちは死んでいました。▼
この世界だって、
きっと救えなかった…▼
[チキ]
そうね…けれど、あなたたちが諦めていれば
いくら私たちが手助けをしたところで、▼
ギムレーには勝てなかったわ。▼
…だから、
もっと胸を張りなさい。▼
あなたたちはこれから、この世界の
平和の象徴となるのだから。▼
[ルキナ]
それなら、
チキさんだって…▼
[チキ]
いいえ、ルキナ。私はすぐに、
ここを去らなければならないわ。▼
役目を果たした以上、こうやって
無闇に人と接触してはいけない。▼
私はもう、
神竜の巫女ではないのだから。▼
[ルキナ]
……！▼
[チキ]
けれど私は…
ずっとあなたたちを見守っているわ。▼
英雄王や、あなたのお父様たちと共に。
とても遠くて、近い場所から。▼
この世界の…ナーガとして。▼
[ルキナ]
チキさん…▼
はい…！
見守っていて下さい！▼
私たちが希望の未来を生きる姿を…▼
永遠に続く平和を作っていく姿を！▼
[チキ]
えぇ…楽しみにしているわ。
いつかまた、会いましょう。▼
世界を絶望から救った、
１２人の英雄たちよ…▼
（暗転）
[ルキナ]
…………▼
[セレナ]
…行っちゃったわね、チキさん。▼
[ルキナ]
えぇ。少しだけ…寂しいです。
でも、きっとまた会えますよね。▼
[セレナ]
そうね。それに、これから寂しいなんて
感じる暇もないぐらい忙しくなるわよ！▼
なんたって、あたしたちは
この世界を救ったんだから！▼
どう？　父さん、母さん、悔しいでしょ？
デキの悪い娘があんたたちを超えたのよ？▼
せいぜい天国から…見てて…
見ててくれてる、わよね…▼
うっ…うぅ…ほんとは…二人にも…
今ここに…いて欲しかっ……▼
[ジェローム]
…いなくなった奴らは、戻ってこない。
だが、彼らが夢見た世界は、▼
最期まで求めた希望は、
私たちが代わりに手にすることができた。▼
守っていこう、この世界を。
彼らがそうできなかった分まで。▼
なぁ？　ミネルヴァ。▼
（ミネルヴァの鳴き声）
[ジェローム]
…そうだな。▼
きっと見ていてくれるだろう。空の上から。
そうだろう？　父さん、母さん…▼
[ロラン]
…何だか、実感がわきませんね。
これまでずっと戦ってきたはずなのに…▼
屍兵を倒し続けた日々も、
ペレジアに宝を取り返しに行ったことも、▼
まるで…
全て夢であったかのようです。▼
今までは、目が覚めるたびに
この現実が夢であればと願っていましたが、▼
これからは…目が覚めるたびに、
この現実が夢でない事を喜べるのですね。▼
[ルキナ]
はい、これはみんなで勝ちとった、
紛れもない現実です。▼
誰ひとり欠けずにいたから、
勝つことができた。▼
この中の誰か一人でもいなかったら…
私たちはきっと勝てなかったんです。▼
ありがとう…みんな。
みんなは、私の誇りです。▼
[シンシア]
それはルキナもだよ！　ルキナは
あたしたちの…この世界のヒーローだもん！▼
[デジェル]
私も、みんなを誇りに思うわ。
強かったもの…その力も、その意思も。▼
[ノワール]
みんな無事で良かった…
もう会えなかったらどうしようって…何度も…▼
[ンン]
大丈夫。これからはみんな一緒なのです。
大人になっても、ずっと一緒なのですよ…▼
[ウード]
…嬉しくて、何も言葉が出てこない…
俺としたことが…涙しか……うぅっ！▼
[アズール]
うん…今は思い切り泣いたらいいよ。
明日からみんな、笑って過ごせるんだから…▼
[ブレディ]
お、俺も…泣くのは最後にする…！
と、父さん、母さん、やったぜ、俺…！！▼
[シャンブレー]
やったぁー！　みんな絶滅しなかった！
こんな嬉しい事ってないぜーーー！▼
[ルキナ]
…では、
そろそろ行きましょうか。▼
もうすぐ…夜が来ます。
皆が初めて心から安らげる夜が。▼
少しでも多くの人に、もうこの闇に
怯える必要がない事を告げて、▼
私たちも休みましょう。▼
明日になれば、
新しい太陽が昇ります。▼
それは、倒れていった者たちが
ついに見ることの無かった光…▼
私たちはこれから、一生を賭けて
その尊い光を守っていきましょう。▼
…………▼
ありがとうございます…▼
チキさん、みんな…▼
そして…異界から来た、
もうひとりの…お父様。▼
（暗転）
[ロラン]
…皆さん、遅いですね。▼
[ノワール]
ロ、ロラン…
まだ時間よりずいぶん早いわよ。▼
[ロラン]
いいえ、集会に来るのなら
定刻きっかりには始められるよう、▼
少し前には到着しているべきでしょう！▼
自警団の重要な
定例集会に遅れるだなんて…▼
ギムレーに勝利して
まだ１年も経たないというのに、▼
皆さん早くも
平和ボケなのではないですか？▼
[ノワール]
す、すみません…▼
[ロラン]
ノワールが謝る必要はありませんよ。▼
あなたは僕よりも早くこの場所に
来ていたのですから。▼
[ノワール]
それは…待ってる間に
これを作ろうと思ってただけで…▼
[ロラン]
あぁ、ノワールは民たちに頼まれて
お守り作りを始めたのですよね。▼
僕も評判は聞いていますよ。▼
何でも『幸せになる呪い』をかけた
お守りだとかで…▼
これが作りかけの物なのですか？▼
[ノワール]
無闇に触るでない！
形が崩れるであろう！！▼
[ロラン]
す、すみません…！！▼
[デジェル]
あら、２人とも早いのね。
まだ誰もいないかと思ってたわ。▼
[ノワール]
デジェル…団員希望者たちの
試験はもう終わったの？▼
[デジェル]
えぇ。さすがあの戦災を
生き抜いただけあって、▼
なかなか骨のある奴らだったわよ。▼
あれなら私たちの仲間として相応しいわ。▼
ね、ウード。
あなたもそう思ったでしょう？▼
[ウード]
……そうだな。
すごくいい奴らだった…すごく。▼
[ノワール]
あ、あら…？
今日はいつもの話し方はしないのね？▼
それに…どうしたの？
その締まりの無い顔は…▼
[デジェル]
そりゃあ、あれだけ
みんなから褒め称えられればねぇ…▼
[ロラン]
何かあったのですか？▼
[ウード]
ついに…
ついに俺の時代が来た…▼
[ロラン]
え？▼
[ウード]
俺が『血が騒ぐー！』って言うと、
『さすがは世界を救った英雄！』とか、▼
『やはり聖王家の血筋の方は違いますね！』
とか言ってくれて…！▼
これぞ俺が長年求めていた反応！
真の英雄に向けられる称賛の言葉だ！▼
[デジェル]
単にみんな、
あんたの奇行が物珍しいだけでしょ…▼
まぁ、飽きられるまでは
楽しんでおきなさい。▼
[ウード]
ふっ…
その心配は無い。▼
今後はより英雄性を強調するために、
歌劇風の表現なんかも考えているからな。▼
俺の血が騒ぐ様を
壮大なる輪舞曲に乗せて…！▼
[ロラン]
それはちょっと…
やめた方が…▼
[デジェル]
あ、あれってアズールとブレディと
シャンブレーじゃない？▼
おーい、こっち、こっちよ！▼
[アズール]
わぁ、もうみんな集まってるー！
久しぶりだねー！！▼
[ブレディ]
てめぇら元気そうで何よりだぜ！▼
[シャンブレー]
お、お前ら大声出すなよ…▼
俺がここにいることがバレたら
どうしてくれるんだよ…！！▼
[ウード]
何故だ？　別に今更
絶滅に怯える必要など無いだろう？▼
[シャンブレー]
逆だよ！　最近保護されすぎてて
厄介なことになってるんだ…！▼
[アズール]
なんかね、シャンブレーのことを
希少な種族だって知った人たちが、▼
『タグエルを絶滅させないぞ会』とかいう
妙な会を結成したんだって。▼
[シャンブレー]
下手なもの食べようとすると
数人がかりで止められるし、▼
変身は目立つから危険だとか言われるし、
俺は愛玩動物じゃないんだぞ！▼
[ノワール]
でも…シャンブレーにとっては
願ってもない話じゃないの？▼
[シャンブレー]
嬉しいんだけど、さすがに疲れるぜ。▼
四六時中付きまとわれて
気を使うし！▼
[ンン]
私もなのです…▼
[シャンブレー]
ンン！▼
[ンン]
みんな、お久しぶりなのです…▼
[ロラン]
お、お久しぶりです…▼
[ブレディ]
ンンもなかなか疲れた顔してるな…
どうしたんだよ？▼
[ンン]
それが…チキさんが
いなくなってからというものの、▼
皆さんが今度は私を竜の巫女として
崇めるので、すごく気を使うのです…▼
おかげで外出も一苦労なのですよ。▼
[シャンブレー]
わかる！　わかるぜンン！
やっぱり異種族同士わかりあえるんだなー！▼
[ンン]
あ、でも欲しい物を言うと
何でもお供えしてくれるので、▼
その点は素晴らしいのです。
みんな欲しい物があれば私に言うですよ。▼
[シャンブレー]
え…そっちはそんな事してくれるのか？
羨ましい…▼
何だかんだいって
楽しんでるんじゃないかよ…▼
（ミネルヴァの鳴き声）
[シャンブレー]
な、なな何だ今の鳴き声は！？
敵か！？▼
（ジェローム、素顔で登場）
[ジェローム]
失礼だな。この愛らしい飛竜が、
敵であるわけがないだろう。▼
[シャンブレー]
ひ、ひぃぃ！
何か知らない奴が来たぞー！！▼
[ジェローム]
………え？▼
[ンン]
…ほ、本当なのです。
この辺りでは見かけない顔なのですよ…▼
[デジェル]
もしかして入団希望者かしら…？
い、今係の者を呼んで来るから！▼
[ジェローム]
…………▼
[ウード]
…あの、悪いんですけど、
入団希望ならまずは書類を…▼
[ジェローム]
…馬鹿かお前らは！！▼
俺はジェロームだ！！▼
[ウード]
なにっ！？　貴様ジェロームか！
そういやお前そんな顔だったな！▼
[ノワール]
ジェローム、仮面はどうしたの…？▼
[ジェローム]
もう素顔を隠す必要もないと思ってな。
最近はずっと外している。▼
あれをつけていると、
飛竜たちの顔もよく見えんしな。▼
[ノワール]
そういえば…ジェロームは
飛竜の保護をしてるんだったわね。▼
[ジェローム]
あぁ。▼
それに、仮面がないと皆
俺が誰だかわからないらしくてな。▼
英雄だ何だと呼びとめられて
煩わしい思いをするようなこともない。▼
[デジェル]
そ、それは便利だわ…！▼
私たちも日々仮面をつけて
戦うべきだったわね…▼
むしろ今からでも全員で
買いに行くべきなのかしら！？▼
[アズール]
えぇー！？
いやだよそんな仮面集団！▼
僕はこのままでもいいよ、
すぐ誰だかわかってもらえるし。▼
邪竜を倒した戦士様だーって、
踊りに行った時もウケがいいんだよね。▼
[ンン]
アズールはダンサーになれたですか？▼
[アズール]
…正確には、それらしい活動が
できるようになった程度、だけどね。▼
でもやっぱり、僕の踊りでみんなが
笑顔になってくれるのは嬉しいよ。▼
ちょっとずつだけど、小さな祭典とかで
踊って欲しいっていう依頼も増えてるんだ。▼
[ンン]
すごいのです…！▼
ではそのうち売れっ子になって、
ナンパの成功率も上がるかもですね！▼
[アズール]
んー…
それはもう、いいかな。▼
[ンン]
へ？
もうナンパはしないのですか？▼
[アズール]
うん。もうそんなことしなくても、
女の子たちみんな笑顔だからいいんだ。▼
それに、今はもっと自警団の雑務とか、
踊りの練習とか、色々やらないとね。▼
[ブレディ]
ほんとだぜ。お前、今日３曲目の
出だしで振り付け間違えただろ。▼
[アズール]
…あ、バレた？▼
[ブレディ]
バレた？　じゃねぇよ！
俺が曲を間違えたかと思っただろうが！▼
練習だったからいいけどよ、
次からは気ぃつけろよな！▼
…ま、そういう俺も完璧には
演奏できてなかったんだけどよ。▼
[アズール]
うん…途中で自分の音楽に感動して
泣き出してたもんね…▼
[ロラン]
ブレディが
曲を担当しているんですか？▼
[ブレディ]
あぁ。俺の演奏する曲に合わせて
アズールが踊りを披露する。▼
俺はずっと音楽家になりたかったから、
ちょうど良かったんだよ。▼
それに、これは…生前の母さんたちの
夢でもあったからな。▼
[ノワール]
素敵な夢だわ…
叶えられてよかったわね。▼
[ブレディ]
ありがとな。▼
…まぁ、ゆくゆくは俺の淹れた
紅茶でも飲みながら▼
楽しんでもらうってのもやりたいんだが…
それはもう少し先になるな。▼
[アズール]
次はウードも一緒に出るんだよね。
なんだっけ？　歌劇風？▼
[ウード]
あぁ！　俺の血が騒ぐ様を
曲と踊りに乗せて表現してやるんだ…！▼
[デジェル]
…それでさっき方向転換するって
言ってたのね…▼
[ロラン]
これで出席者は全員ですね？
ではそろそろ…▼
[ルキナ]
すみません。
…私も参加していいですか？▼
[ロラン]
…え！？▼
[アズール]
ルキナ…！？▼
[ブレディ]
お前、城にいなくて大丈夫なのかよ！？▼
[ルキナ]
はい。城には
信頼できる兵を置いてきました。▼
落とされることなどあり得ません。▼
[ジェローム]
いや、そうではなくて…
お前の身が平気なのかということだ。▼
いくら腕に覚えがあるとはいえ、
聖王が護衛も付けずに外出というのは…▼
[ルキナ]
護衛なら、いますよ。▼
[ジェローム]
なに…？▼
[シンシア]
ふっふーん！　新・聖天馬騎士団
シンシア、参上ーっ！▼
[デジェル]
シンシア！？
あんたいつの間に…！▼
[シンシア]
かっこいいでしょ？　天馬騎士団！
あたし、前から憧れだったんだ。▼
自警団が復活したんだから、
天馬騎士団も復活したっていいよね！▼
[ルキナ]
あまりに熱心にお願いされたので、
根負けしてしまいまして…▼
[シンシア]
へへっ、どっちにしろ
護衛は必要でしょ？▼
ルキナのことは新・聖天馬騎士団の
あたしたちが、がっちり守るんだから！▼
[ノワール]
あたしたち、って…？
シンシアの他に誰かいるの…？▼
[セレナ]
…………▼
[ノワール]
セレナ…！？
最近自警団に顔を見せないと思ったら、▼
天馬騎士団に入ってたの…！？▼
[セレナ]
な、なんか文句ある？
シンシアに誘われたから仕方なくよ！▼
別に、母さんの後を継ごうだなんて、
これっぽっちも思ってないんだから！▼
[ノワール]
うふふ、本当かしら。▼
[シンシア]
セレナはすごいんだよ！▼
槍さばきなんか誰も真似できないし、
手槍も遠くまで飛ばせるし、▼
さっすがティアモさんの娘って感じ！▼
あたしも追い抜かれないように
頑張んないとなぁー。▼
[ンン]
へぇ、それは心強いのです！▼
[ルキナ]
まぁ、そういうことですから、
私の身は大丈夫ですよ。▼
それに…寂しいじゃないですか。▼
自警団の皆が集まるのに、
私だけお城にいるだなんて。▼
[ウード]
ほんとルキナは
クロムさんそっくりだぜ。▼
けど、これで久しぶりに
１２人全員揃ったな。▼
ほらロラン、早く集会始めようぜ！▼
[ロラン]
そうですね。▼
では定刻となりましたので、
これより自警団の定例集会を始めます。▼
[ロラン]
次に、虹の降る山及び周辺地域の
復興についての報告ですが…▼
（ミネルヴァの鳴き声）
[ロラン]
…ジェローム。
集会中はお静かに願いますよ。▼
[ジェローム]
…すまん。
どうした、ミネルヴァ？▼
…！！▼
…皆、聞いてくれ。
近くに屍兵の気配があるらしい！▼
[ルキナ]
！！▼
[ジェローム]
数は数匹程度だそうだが、
まさか、まだ残っていたとは…▼
[シャンブレー]
はぁ…なかなか真の平和は
遠いなぁ…▼
[アズール]
まぁまぁ、もう少し時間がたてば
屍兵もいなくなるよ。▼
[ウード]
真の終焉まで俺たちは戦い続ける…か。
ふふん、さすがは英雄だな！▼
[ブレディ]
…上等だ。屍兵なんて
みんなボッコボコにしてやるぜ！▼
[ンン]
屍兵討伐は久しぶりなのです！
腕が鳴るのですよ！▼
[デジェル]
同感だわ…！
最後の一匹まで逃がすもんですか！▼
[ノワール]
念のため、弓を持って来て
良かったわ…▼
[ロラン]
ま、待って下さい！▼
まさか全員出撃する気ですか！？
屍兵数匹にこの人数はちょっと…▼
[ブレディ]
俺たちはどんな相手にも
全力を尽くすんだよ！▼
[シャンブレー]
近くに住んでる人達の安全も
確保しないといけないしな！▼
[ジェローム]
…まぁ、少なすぎるよりは
良いのではないか？▼
[アズール]
そうそう！　ロランもほら、
ぼーっとしてないで行くよ！▼
[ロラン]
ぼ、僕もですか…！？▼
全く…仕方ないですね。▼
[ウード]
よーし、そんじゃ
新・クロム自警団、出動だ！！▼
[シンシア]
…………
…ルキナぁ…▼
[ルキナ]
どうしたのですか、シンシア？▼
[シンシア]
大丈夫かなぁ、みんな…▼
[セレナ]
…あんた何言ってんのよ。
たった数匹にあの人数よ？▼
それに、まだみんなが行ってから
少ししか経ってないじゃない！▼
あ！　あんたまさか新しい口上を
試したいとか思ってるんじゃ…▼
[シンシア]
ち、ちちち違うもん！
あたしはただ、みんなが心配で…！▼
[ルキナ]
…はいはい、シンシア。
あなたの気持ちはわかりました。▼
聖王として、特別に出動を命じますから
みんなの様子を見て来てください。▼
[シンシア]
！！　ありがとう、ルキナ！▼
[セレナ]
…いいの？
護衛が一人減ったわよ。▼
[ルキナ]
大丈夫です。
護衛ならセレナがいますし。▼
それに…いざとなったら、
自分の身は自分で…ね？▼
[セレナ]
ずいぶん物騒な聖王様だこと。
おっかなくて誰も命なんて狙えないわ。▼
ほんとは天馬騎士団なんて
いらないんじゃないの？▼
あんた一人でもどうにかなるでしょ？▼
[ルキナ]
私は、一人では何もできませんよ。
みんながいるから…頑張れるんです。▼
[セレナ]
ほんとかしら。▼
[ルキナ]
本当ですよ。▼
[セレナ]
…まぁいいわ。▼
シンシアも行っちゃったし、
あたしたちは城で報告を待ってましょ。▼
帰りはあたしのペガサスに
乗っけてあげるわ。▼
準備するからここで待ってなさい！▼
[ルキナ]
よろしくお願いしますね、セレナ。▼
（セレナ退場）
[ルキナ]
…………▼
…今日も、綺麗な空ですね。▼
…ねぇ、お父様。
見ていて下さってますか？▼
私ね、みんなとこうやって
過ごせるのが…すごく嬉しいんです。▼
でも幸せだなって思うたび…
この瞬間が愛しいなと思うたびに、▼
お父様やお母様、そして皆さんが…
ここにいればと願ってしまうんです。▼
この剣がもう一度光って、▼
今度は本物のお父様たちが
来てくれないかなって…▼
そう、思ってしまうんですよ。▼
…ふふ。
欲張りですね、私は…▼
（セレナ再登場）
[セレナ]
ルキナ！　準備できたわよ！▼
[ルキナ]
はーい！▼
（ルキナ、セレナ退場）
[クロム]
…………▼
そうだな…
今日も綺麗な空だ。▼
俺たちが何としてでも取り戻したかった…
美しい光に満ちた空だ。▼
…ルキナ。
俺はずっと傍にいる。▼
その剣を光らせることはできなくても、
この声が届かなくても…▼
仲間と一緒に、ずっと
お前たちを見守っているから。▼
…なぁ、ルフレ。▼
↑

マイユニット(男性・僕)†

[ルフレ]
…………▼
…うん。▼
↑

マイユニット(女性・あたし)†

[ルフレ]
…………▼
…えぇ。▼
↑

緑軍に死者が出た†

↑

マイユニット(男性・僕)†

[クロム]
やったか！？▼
[ギムレー]
グ…！！▼
グ…グ…！▼
マサカ…異界ノ者タチニ
コノような力が…！▼
…しかし、コレシキのコトデ
思イ上がる…ナヨ…▼
どう足掻コウガ…
貴様ラゴトキニ、この僕は倒セナイ…！▼
我が力の前ニ倒レルガイイ！
コノ…虫ケラドモガァァァァァ！！！▼
[クロム]
………！！▼
…………
…………▼
攻撃…してこない？
どうして…▼
[ギムレー]
…て…くれ……▼
[クロム]
…なに？▼
[ギムレー]
クロム…！　逃げてくれ…！▼
[クロム]
！？
どういうことだ…！？▼
[ギムレー]
はやく…
早くここから逃げるんだ！▼
僕は、君を殺すわけにいかない…
君を目の前で失いたくないんだ、▼
…今度こそ…！！▼
[クロム]
お前、まさか…！！▼
…うわっ！？▼
[ルキナ]
お父様！？
お父様…いったいどこに！？▼
[ギムレー]
…良かった、クロム…▼
[ルキナ]
まさか、
あなたがお父様を…！？▼
[ギムレー]
…あぁ。元いた世界に戻した。
この僕に、殺されてしまう前にね。▼
[ルキナ]
…どういう、ことなんですか？
だって、あなたはギムレーじゃ…▼
[ギムレー]
…………▼
そうだね…
今から言うことを…よく聞いてほしい。▼
僕は…深手を負ったから
これから少しの間…眠ることになる。▼
だけど…そんなに長い猶予は無い。▼
僕が再び目覚めるまでに…
早く、覚醒の儀を行なってくれ。▼
[ルキナ]
なぜ、そんなことを私に…▼
[ギムレー]
倒してもらうためだよ、僕を。
その手で…間違いなく。▼
[ルキナ]
！！▼
[ギムレー]
…いいかい？
僕は…君の父親を手に掛けた。▼
数えきれないほどの
民たちを葬った。▼
人々の希望であった
神竜の巫女を奪った。▼
そして…たった今、
ずっと君と共に戦ってきた仲間を…殺した。▼
[ルキナ]
…っ！！▼
[ギムレー]
ねぇ…憎いだろう？
全て僕のせいだよ。▼
…僕さえいなければ、
こんなことにはならなかった。▼
君も剣を取ることなど無く、
愛する者に囲まれて、幸せに暮らせたんだ。▼
この僕さえ…いなければね。▼
だから…
どうかその手で僕を倒してくれ。▼
[ルキナ]
…はい。憎いです。▼
憎くてたまりません…
あなたのことが！▼
あなたさえいなければ、
みんな…死ぬ必要なんて無かったのに！▼
でも…どうしてなの。▼
さっきからあなたはずっと、
死を望んでいるように見える。▼
この世界から、ギムレーが
消滅することを望んでいるように見える。▼
それに、私はあなたと
どこかで会ったことがあるような気も…▼
もしかしてあなたは、
ギムレーに操られているだけの、▼
ただの人間なのでは…！？
もし、そうだとしたら…▼
[ギムレー]
…僕はギムレーだ！！
人間なんかじゃない！！▼
[ルキナ]
！！▼
[ギムレー]
僕は…生まれた時からずっと…
邪竜ギムレーだ…▼
僕が人間なら…▼
君たちと共に生きられる存在だったなら…
どんなに良かったか…！▼
[ルキナ]
……………▼
例えば…私がギムレーを倒して、
あなたを…▼
今私と話しているあなたを、
助けることはできないんですか。▼
[ギムレー]
…できない。
僕はギムレーで、ギムレーは僕だ。▼
今はたまたま、人としての自我が
表に出ているだけにすぎない…▼
こうやって話ができるのは最後だ。
余計な情は移さない方がいい。▼
[ルキナ]
そんな、でも…！▼
[ギムレー]
さっきも言ったけど、僕は…▼
…うっ！？▼
[ルキナ]
な、なに…！？▼
[ギムレー]
グ…ググ…ニクキ…ナーガの…コ
コロス…コロ……▼
[ルキナ]
……！！▼
[ギムレー]
…っ！
はぁ、はぁ、はぁ…！▼
…見ただろう？▼
これが僕の本性だよ。
もう分かつことなんて…できるわけがない。▼
[ルキナ]
…………▼
[ギムレー]
もう、お別れの時間だよ。▼
…さようなら、ルキナ。▼
僕は、君に倒される日を
楽しみにしているよ。▼
…心から。▼
（ギムレー消える）
[ルキナ]
…………▼
…わかりました。ギムレー。▼
次に会う時は容赦はしません。▼
私の全てを賭けて…
あなたを倒します。▼
私のこの手で、あなたを
お父様と同じ場所に送ります。▼
そして…そしてどうか…
お父様の元で…もう一度…▼
（暗転）
[ナーガ]
お帰りなさい、異界の戦士たち…▼
邪竜の手によって
戻されたようですが…大丈夫ですか？▼
[クロム]
…あぁ。
少し驚いたが…大丈夫だ。▼
[ナーガ]
…あなたたちの働きのおかげで、
邪竜は間もなく眠りにつくでしょう。▼
宝玉と台座も
無事に姫君の手に渡り、▼
滅びの運命しかなかった
あの世界に、希望の光が戻りました。▼
私の願いを聞いてくれたあなたたちには
感謝してもし足りません。▼
本当にありがとう…▼
[クロム]
だが…全員助けてやることは
できなかった。▼
俺は…なんて無力なんだ…▼
[ナーガ]
…どうか嘆かないで下さい。▼
あなたたちが助けに入らなければ
あの子たちは全員倒れていた。▼
そうならなかっただけでも、
あなたがしたことには意味があった。▼
それに…
本当に無力なのは私の方…▼
いつだって、こうして
人の子を見守ることしかできない…▼
[クロム]
！！▼
[ナーガ]
すみません。
つまらない話をしましたね。▼
…以前助けた子供たちが無事に
残りの宝玉を持ち帰ることができれば、▼
姫君は覚醒の儀を行い、
邪竜に対抗する力を得ることができるでしょう。▼
私は信じています。
きっとあの世界は救われると。▼
[クロム]
そうだな…
俺も、信じている。▼
…………▼
なぁ、あの邪竜のことなんだが…▼
[ナーガ]
どうしたのですか？▼
[クロム]
…いや、すまん。
何でもない…▼
[ナーガ]
そうですね…あの邪竜のことは、
あまり詮索しない方が良いでしょう…▼
では、今からあなたたちを
元いた大陸へと戻します。▼
あなたたちの世界も、
どうか希望の光で満ち溢れますように…▼
↑

マイユニット(女性・あたし)†

[クロム]
やったか！？▼
[ギムレー]
グ…！！▼
グ…グ…！▼
マサカ…異界ノ者タチニ
コノような力が…！▼
…しかし、コレシキのコトデ
思イ上がる…ナヨ…▼
どう足掻コウガ…
貴様ラゴトキニ、この僕アタシは倒セナイ…！▼
我が力の前ニ倒レルガイイ！
コノ…虫ケラドモガァァァァァ！！！▼
[クロム]
………！！▼
…………
…………▼
攻撃…してこない？
どうして…▼
[ギムレー]
…げ…て……▼
[クロム]
…なに？▼
[ギムレー]
クロム…！　お願い、逃げて…！▼
[クロム]
！？
どういうことだ…！？▼
[ギムレー]
はやく…
早くここから逃げて！▼
あたしは、あなたを殺すわけにいかない…
あなたを目の前で失いたくないのよ、▼
…今度こそ…！！▼
[クロム]
お前、まさか…！！▼
…うわっ！？▼
[ルキナ]
お父様！？
お父様…いったいどこに！？▼
[ギムレー]
…良かった、クロム…▼
[ルキナ]
まさか、
あなたがお父様を…！？▼
[ギムレー]
…えぇ。元いた世界に戻したわ。
このあたしに、殺されてしまう前にね。▼
[ルキナ]
…どういう、ことなんですか？
だって、あなたはギムレーじゃ…▼
[ギムレー]
…………▼
そうだ…
今から言うことを、よく聞いてほしいの。▼
あたしは…深手を負ったから
これから少しの間、眠ることになるわ。▼
だけど…そんなに長い猶予は無い。▼
あたしが再び目覚めるまでに…
早く、覚醒の儀を行なってちょうだい。▼
[ルキナ]
なぜ、そんなことを私に…▼
[ギムレー]
倒してもらうためよ、あたしを。
その手で…間違いなく。▼
[ルキナ]
！！▼
[ギムレー]
…いい？
あたしは…あなたの父親を手に掛けた。▼
数えきれないほどの
民たちを葬った。▼
人々の希望であった
神竜の巫女を奪った。▼
そして…たった今、ずっとあなたと
共に戦ってきた仲間を…殺した。▼
[ルキナ]
…っ！！▼
[ギムレー]
ねぇ…憎いでしょう？
全てあたしのせいよ。▼
…あたしさえいなければ、
こんなことにはならなかった。▼
あなたも剣を取ることなど無く、
愛する者に囲まれて、幸せに暮らせたの。▼
このあたしさえ…いなければね。▼
だから…
どうかその手であたしを倒して。▼
[ルキナ]
…はい。憎いです。▼
憎くてたまりません…
あなたのことが！▼
あなたさえいなければ、
みんな…死ぬ必要なんて無かったのに！▼
でも…どうしてなの。▼
さっきからあなたはずっと、
死を望んでいるように見える。▼
この世界から、ギムレーが
消滅することを望んでいるように見える。▼
それに、私はあなたと
どこかで会ったことがあるような気も…▼
もしかしてあなたは、
ギムレーに操られているだけの、▼
ただの人間なのでは…！？
もし、そうだとしたら…▼
[ギムレー]
…あたしはギムレーよ！！
人間なんかじゃないわ！！▼
[ルキナ]
！！▼
[ギムレー]
あたしは…生まれた時からずっと…
邪竜ギムレーよ…▼
あたしが人間なら…▼
あなたたちと共に生きられる存在だったなら…
どんなに良かったか…！▼
[ルキナ]
……………▼
例えば…私がギムレーを倒して、
あなたを…▼
今私と話しているあなたを、
助けることはできないんですか。▼
[ギムレー]
…できないわ。
あたしはギムレーで、ギムレーはあたし。▼
今はたまたま、人としての自我が
表に出ているだけにすぎないもの…▼
こうやって話ができるのは最後よ。
余計な情は移さない方がいいわ。▼
[ルキナ]
そんな、でも…！▼
[ギムレー]
さっきも言ったけど、あたしは…▼
…うっ！？▼
[ルキナ]
な、なに…！？▼
[ギムレー]
グ…ググ…ニクキ…ナーガの…コ
コロス…コロ……▼
[ルキナ]
……！！▼
[ギムレー]
…っ！
はぁ、はぁ、はぁ…！▼
…見たでしょう？▼
これがあたしの本性よ。
もう分かつことなんて…できるわけないわ。▼
[ルキナ]
…………▼
[ギムレー]
もう、お別れの時間よ。▼
…さようなら、ルキナ。▼
あたしは、あなたに倒される日を
楽しみにしているわ。▼
…心から。▼
（ギムレー消える）
[ルキナ]
…………▼
…わかりました。ギムレー。▼
次に会う時は容赦はしません。▼
私の全てを賭けて…
あなたを倒します。▼
私のこの手で、あなたを
お父様と同じ場所に送ります。▼
そして…そしてどうか…
お父様の元で…もう一度…▼
（暗転）
[ナーガ]
お帰りなさい、異界の戦士たち…▼
邪竜の手によって
戻されたようですが…大丈夫ですか？▼
[クロム]
…あぁ。
少し驚いたが…大丈夫だ。▼
[ナーガ]
…あなたたちの働きのおかげで、
邪竜は間もなく眠りにつくでしょう。▼
宝玉と台座も
無事に姫君の手に渡り、▼
滅びの運命しかなかった
あの世界に、希望の光が戻りました。▼
私の願いを聞いてくれたあなたたちには
感謝してもし足りません。▼
本当にありがとう…▼
[クロム]
だが…全員助けてやることは
できなかった。▼
俺は…なんて無力なんだ…▼
[ナーガ]
…どうか嘆かないで下さい。▼
あなたたちが助けに入らなければ
あの子たちは全員倒れていた。▼
そうならなかっただけでも、
あなたがしたことには意味があった。▼
それに…
本当に無力なのは私の方…▼
いつだって、こうして
人の子を見守ることしかできない…▼
[クロム]
！！▼
[ナーガ]
すみません。
つまらない話をしましたね。▼
…以前助けた子供たちが無事に
残りの宝玉を持ち帰ることができれば、▼
姫君は覚醒の儀を行い、
邪竜に対抗する力を得ることができるでしょう。▼
私は信じています。
きっとあの世界は救われると。▼
[クロム]
そうだな…
俺も、信じている。▼
…………▼
なぁ、あの邪竜のことなんだが…▼
[ナーガ]
どうしたのですか？▼
[クロム]
…いや、すまん。
何でもない…▼
[ナーガ]
そうですね…あの邪竜のことは、
あまり詮索しない方が良いでしょう…▼
では、今からあなたたちを
元いた大陸へと戻します。▼
あなたたちの世界も、
どうか希望の光で満ち溢れますように…▼
↑

コメント（誤字・脱字報告）†


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-08-16 (日) 07:56:24
[広告] Amazon.co.jp