オープニングシナリオ†
- [ナーガ]
- …よく来てくれました、
異界の戦士たち。▼
- [クロム]
- 俺たちを呼んだという事は…
あの世界が危ないんだな?▼
- [ナーガ]
- そうです。以前あなたたちの救った
4人の子供たちよりも少し遅れて…▼
つい先程、別の4人が
白と黒の宝玉を手にしました。▼
ですが彼らに残された時間は
もう後僅か。▼
放っておけば、追っ手の屍兵に襲われ、
全員命を落としてしまう運命…▼
彼らがせっかく手にした宝玉も
奪われてしまいます。▼
- [クロム]
- …………▼
- [ナーガ]
- 宝が揃わないとあの世界の
未来は絶望的です…▼
どうかあの4人を助けてくれませんか。▼
- [クロム]
- もちろんだ。▼
- [ナーガ]
- …ありがとう。異界の戦士たち。▼
それでは、今からあなたたちを
終末の世界へと飛ばします。▼
以前もお話ししましたが…▼
今から飛ぶ世界は、
あなたたちの世界とよく似た世界。▼
もしかしたら、あなたたちの大切な者と
同じ存在に出会うかもしれません…▼
もし勇気づけてやりたいのならば、
近くで戦ってあげて下さい。▼
では信じていますよ、異界の戦士たち。
どうか世界の運命を…変えて下さい。▼
戦闘中†
1ターン目開始前†
- [ウード]
- はぁ、はぁ、はぁ…
屍兵は、まだ追ってくるか…!?▼
- [アズール]
- うん、残念だけどもう
すぐ後ろまで迫ってるよ…!▼
- [シャンブレー]
- えぇぇ!? ほ、ほんとかよ!?
俺もう走れないよ絶滅するー!!▼
- [ブレディ]
- るっせーなお前はよぉ!
それでも逃げんだよ!!▼
この白炎と黒炎は
何があってもイーリスに戻すんだ!▼
俺たちには世界の命運がかかってんだよ!
わかったらさっさと走りやがれ!▼
- [シャンブレー]
- ひいぃー!!▼
- [ウード]
- なにっ…! 前からも屍兵が!?
ちっ…挟み撃ちかよ…!▼
- [アズール]
- こっち! 吊り橋があるよ!
でも、向こうにも屍兵がいたら…▼
- [ウード]
- よし、ブレディとシャンブレーは
向こうに敵がいないか見てきてくれ!▼
その間、
ここは俺とアズールで食い止める!▼
- [ブレディ]
- あぁ、わかった!▼
- [シャンブレー]
- た、高いところ怖いよー!!▼
- (暗転)
- [ウード]
- !! 来たか…
気をつけろよ、アズール!▼
- [アズール]
- わかってる!
こいつらには、ここを渡らせないよ!▼
- [ブレディ]
- …どうだシャンブレー、
近くに屍兵はいるか?▼
- [シャンブレー]
- えっと…南の方に、少しいるみたいだけど…
この数なら逃げられると思う。▼
ただ、西には結構な数の気配があるんだ。
しかも、こっちに向かって来てる!▼
逃げるなら、早くしないと…!▼
- [ブレディ]
- …そうか。
ありがとな、シャンブレー。▼
おい! ウード! アズール!
このまま南に逃げるぞ!▼
西から屍兵が迫ってるから
急いで渡ってこい!!▼
- [アズール]
- ウード、聞こえた?
僕たちも早く向こう岸に…▼
- [ウード]
- ………▼
- [アズール]
- ウード?▼
- [ウード]
- …おい。こいつら、俺たちが向こう岸に
渡ったら、一緒についてくるよな…▼
- [アズール]
- …うん。
間違いなく追いかけてくるだろうね。▼
- [ウード]
- 追いかけてくるだけならいい方だ。
最悪、背を向けた瞬間にやられるぞ。▼
- [アズール]
- …そう、だね。▼
- [ウード]
- かといってこいつらを渡らせないように
後退しながらだと、時間がかかり過ぎる。▼
ブレディのやつ…武器持ってなかったよな。
あいつを守りながら3人でこいつらと、▼
西から迫ってくる奴らを相手にして、
勝ち目があると思うか?▼
- [アズール]
- かなり不利な戦いになると思う。
でも、やるしかないよ…▼
- [ウード]
- …俺にいい策がある。▼
- [アズール]
- え、何?▼
- [ウード]
- 俺がこいつらの相手をするから、
お前はその隙に橋を渡って…▼
…向こう岸から、この橋を落とせ。▼
- [アズール]
- !! 何言ってるの、ウード!
そんなことしたら、君が…!▼
- [ウード]
- いいから行けって! 今なら逃げられる!
ごちゃごちゃ言ってるヒマなんてないんだ!▼
ここで全滅するのと、俺ひとり死ぬのと、
どっちがいいかなんてわかるだろ!?▼
- [アズール]
- …!!▼
- [ウード]
- …悪い。怒鳴ったりして…
でもわかってくれ。▼
俺たちは、
ここで失敗するわけにはいかないんだ。▼
- [アズール]
- …本気なの、ウード。▼
- [ウード]
- あぁ。▼
- [アズール]
- 一緒に何とかして
ここを渡るって選択肢は…無いんだね?▼
- [ウード]
- …あぁ。▼
- [アズール]
- …………▼
…そっか。▼
- [ウード]
- すまん、アズール。お前には
辛い役目を押し付けることになるが…▼
俺はお前と…みんなといられて良かった。
宝玉を、この世界を…頼んだぞ。▼
…さぁ、早く行け!▼
- [アズール]
- …………▼
- [ウード]
- 行けよ! アズール!!▼
- [アズール]
- …ごめんね、ウード。
僕には、できないや。▼
- [ウード]
- え…?▼
- [アズール]
- …ブレディ! シャンブレーっ!!
先に行ってて!!▼
- (吊り橋が落ちる)
- [シャンブレー]
- ひぇぇ!?
つ、吊り橋が!!▼
- [ブレディ]
- お、おい、何やってんだよ、
アズールっ!!▼
- [ウード]
- アズール!?▼
そんなことしたらお前まで…
お前まで死ぬことになるんだぞ!?▼
わかってんのか…
この、馬鹿野郎…っ!!▼
- [アズール]
- 馬鹿なのはウードだよ!!▼
- [ウード]
- なにっ…!?▼
- [アズール]
- 確かに、宝玉を返すためには、
君の策が最善かもしれない!▼
でもウードが犠牲になって、それで
みんなが納得するとでも思ったの!?▼
ウードのお父さんとお母さんは、
そんなことのために君を守ったの!?▼
…違うよね? 誰ひとり、君をここで
失いたくなんかないんだよ…!▼
- [ウード]
- それは…▼
- [アズール]
- ねぇウード、みんなで生きて帰ろうよ。
みんなで平和な未来を掴もう?▼
僕は…宝玉も、仲間の命も、
どっちも諦められないんだよ。▼
君が残るなら、僕も一緒に戦う。
二人でならきっと勝てる。▼
勝てるから…だから…お願い、
こんな所で死ぬなんて…▼
僕たちを逃がして、
独りで死ぬなんて言わないでよ…!▼
- [ウード]
- …………▼
…あぁ、悪かったよ。
もう死ぬなんて言わない。約束する。▼
一緒に戦ってくれるか、アズール。
こいつらを倒して、イーリスに帰るぞ!▼
- [アズール]
- …うん!▼
- [ブレディ]
- …あいつら…▼
- [シャンブレー]
- ブレディ! 早く!
早く助けに戻ろう!!▼
- [ブレディ]
- …………▼
…いや、先に行こう。▼
- [シャンブレー]
- え!?▼
- [ブレディ]
- 先にイーリスに行くぞって言ってんだ。
ぐずぐずしてっと屍兵が来る。▼
- [シャンブレー]
- …なに、言ってんだよ…▼
なに言ってんだよ、ブレディ!!▼
このままじゃ、あいつら
死んじゃうかもしれないんだぞ!?▼
これまでずっと一緒だったのに、
もう二度と会えなくなるんだぞ!?▼
それなのに、ブレディは
あいつらを見殺しにすんのかよ!?▼
- [ブレディ]
- …見殺しだなんて言うな!!!▼
- [シャンブレー]
- !!▼
- [ブレディ]
- 俺だって…俺だって今すぐ
助けに向かいたいに決まってる!!▼
…けどよ、あいつらが
どういう気持ちで残ったと思う?▼
俺たちを逃がすためだ。
俺たちを生きてイーリスまで戻すため…▼
この宝玉をルキナに渡して、
世界を救うためなんだよ!!▼
なのに俺たちがここで犬死にしたら、
あいつらが残った意味がねぇだろうが!▼
- [シャンブレー]
- …う、うぅ…▼
- [ブレディ]
- …それに、俺は信じてる。
ウードとアズールは死なない。▼
仲間を置いて、
こんな所で、死ぬわけがないんだ。▼
だから…
先に行こう、シャンブレー。▼
- [シャンブレー]
- …………▼
…………▼
……わかった。▼
- [ブレディ]
- よし、じゃあ…行くぞ。▼
- [シャンブレー]
- …おーい、ウード!アズール!!
聞こえるか!?▼
宝玉は俺たちが必ずイーリスに戻す!
だから安心しろ!!▼
でも…でも絶対に死ぬなよ!
約束だぞ! わかったな!?▼
タグエルは嘘つく奴が
大嫌いなんだからなーーー!?▼
- [ウード]
- ああ、必ず生きて合流するぜ!▼
- [アズール]
- ちょっと遅れるかもしれないけど、
イーリスで会おうね、絶対!!▼
- [シャンブレー]
- …あぁ。約束だからな。▼
…………▼
これで最後なんかじゃないよな、
ウード、アズール…▼
緑軍の隣に血縁者を待機させると、
会話が発生することがあります。
緑軍ブレディ、戦場から離脱†
- [ブレディ]
- …どうやら、屍兵は撒けたようだな。
あとはイーリスまで、この宝玉を…!▼
緑軍シャンブレー、戦場から離脱†
- [シャンブレー]
- ウード、アズール…死んだりしてないよな…
先に行って、待ってるからな…!▼
???と会話†
マイユニット(男性・僕)†
- [???]
- !! あなたは…!▼
- [ルフレ]
- え?▼
- [???]
- ど、どうして
このような所にいるのですか!?▼
ここは危険です!
早く祭壇にお戻りください!▼
- [ルフレ]
- な、何を言ってるんだ…?▼
- [???]
- あ…あれ?
あなたはギムレー様じゃ…ない?▼
- [ルフレ]
- 誰と勘違いしているのかは
わからないけど…▼
その人と僕は
おそらく別人だよ。▼
僕はこの世界の人間じゃない。
さっきここに来たばかりの異界の者なんだ。▼
- [???]
- 異界…!
では、あなたは異界の…!?▼
…まさか、異界から援軍が来ているとは…
早くギムレー様に報告しないと…▼
…でも…▼
- [ルフレ]
- どうしたんだい?▼
- [???]
- …いえ、なんでもありません。▼
それよりあなた、
なぜそんな情報を私に?▼
私はあなたの敵かもしれませんよ。▼
戦場で相手にむやみに情報を与えるのは
得策とは言えませんね。▼
- [ルフレ]
- そうだね…君は顔も見えないし、
正直ちょっと怪しい。▼
でも、敵とは思えないんだよね…▼
- [???]
- …なんですか、その根拠は。
軍師とは思えない判断ですね。▼
- [ルフレ]
- へぇ、どうして僕が
軍師だってわかったの?▼
- [???]
- …それは。▼
- [ルフレ]
- やっぱり、君は僕のことを…▼
いや、この世界の
僕のことを知っているんだね?▼
そして、さっきの言動から察するに…
それは君のとても大切な人だ。▼
…違うかな?▼
- [???]
- だとしたらどうするんですか。
脅しでもして情報を吐かせますか?▼
悪いですが、私はどんな目に遭っても
何も言いませんよ。▼
私は、自分の意思で決めたんです。
あの人についていくって。▼
何があっても、
最後まで信じるって!▼
- [ルフレ]
- …そっか。この世界の僕が
何をしているのかは知らないけど、▼
君がそこまで
信じてくれているのなら、▼
この世界の僕は…
きっと幸せだね。▼
- [???]
- …!!▼
そ、そんなこと…
あなたには…関係ありません。▼
- [ルフレ]
- そうだね…少し立ち入り過ぎたよ。
すまない。▼
…お詫びに、これをあげる。▼
- [???]
- これは…▼
- [ルフレ]
- 僕の愛用してる本だよ。
簡単な戦術が書いてあるんだけど、▼
もし…軍師の傍にいるのなら
必ず役に立つから。▼
- [???]
- …いいんですか?
私にこんなものを渡して。▼
ここに書いてあることを
全て敵に教えるかもしれませんよ。▼
…いえ、もしかしたらこの策を使って
私があなたを…!▼
- [ルフレ]
- …いや、
君はそんなことしないよ。▼
- [???]
- どうしてそう言い切れるんですか!?▼
- [ルフレ]
- 君も…似てるんだよ。
僕のすごく大事な人に。▼
だから…きっとそんなことはしない。▼
こんなこと言ったら、何の根拠もないって
また呆れられるかな?▼
- [???]
- …………▼
- [ルフレ]
- …長く話しすぎたね。
それじゃ、僕はもう行くよ。▼
君と話せて、良かった。▼
- (ルフレ退場)
- [???]
- あっ、ちょっと待ってくださ…!▼
…………▼
この本、もう持ってるんですよね…
ずっと前に、あなたがくれたんですよ。▼
この書き込みも、
ページの折り目も…おんなじ、ですね。▼
参りました…
こんなことされたら、もう、戦えません…▼
今まで誰に何を言われても
揺らがなかったのに、▼
仲間や友達を手に掛けてでも
この道を貫くと決めたのに…▼
あなたのせいですよ…
…父さん。▼
優しかった頃のあなたに、
私が逆らえるわけがない…▼
ギムレー様…すみません。
私は撤退します。▼
ですが、あなたへの忠誠は
決して揺るぎません。▼
この罪を償うため、どんな罰でも
受け入れる覚悟はできています…▼
マイユニット(女性)†
- [???]
- !?
あれは、ギムレー様…!?▼
いや、でもまさかそんな…▼
だって、この姿はもう
随分昔の…!▼
もしかして、ナーガが異界から
呼び寄せた援軍…なのでしょうか。▼
あの竜…どこまでも
面倒な真似をしてくれますね…▼
ですが、気付いてしまった以上、
私はこの人とは戦えません。▼
すみません、ギムレー様。
私は撤退します…▼
???と初戦闘時†
- [???]
- ギムレー様…私だけは、
あなたを絶対に裏切りません…▼
例えあなたがどんな姿になっても、
最後までついていくと決めているんです。▼
だから…邪魔をする者は、
全て私が排除します!!▼
???撃破時†
- [???]
- ごめんなさい…
ギムレー様…▼
私…もっと勉強…
しますから…▼
また…一緒に…
戦術…を……▼
緑軍死亡†
ウード†
- [ウード]
- 母さん…父さん…俺は、世界を…
2人の…英雄の血を…守れなかっ……▼
アズール†
- [アズール]
- ごめん…ね…僕は…もう…
みんなは…どうか…笑って…て……▼
ブレディ†
- [ブレディ]
- こんなとこで…倒れてる…場合じゃ…
早く…宝玉を…イーリス…に……▼
シャンブレー†
- [シャンブレー]
- いいんだ…俺は…絶滅…しても……
…だけど…みんな…は……▼
クリア後†
緑軍全員生存、血縁者と会話した†
- [アズール]
- 終わっ…た…?
僕たち、勝てたんだね…▼
ウードも、無事みたい。良かった…
これで、一緒に国に帰れるよ…▼
ブレディとシャンブレーも、
きっとうまく逃げてくれてるはずだから、▼
早く合流して
安心させてあげないと。▼
それにしても…
さっきの援軍、何だったんだろう…▼
まるで、死んだ父さんと母さんが、僕を
死なせまいと送ってくれたみたいだった。▼
まだこっちに来るなって…生きろって、
そう言ってくれてるの? 二人とも…▼
今日会えたのは本物じゃないけど、
それでも、もう一度会えたような気がしたよ。▼
言いたいことはたくさんあった。
本当はもう少し、一緒にいたかった…▼
でも、一目逢えた奇跡で、僕は頑張れる。
だから…遠い場所から、どうか見ていてね…▼
- [ウード]
- …どうやら勝てたみたいだな。
異界から来た戦士のおかげで。▼
あいつらが来てくれてなかったら、
俺も、アズールも、きっと死んでいた。▼
俺の身勝手な行動で、
あいつを死なせてしまうところだった。▼
…父さん、母さん。
また守ってくれて、ありがとうな。▼
あの援軍は、天国の二人が
送ってくれたものなのかもしれない。▼
本物の二人にはもう、会えないけど…
それでも、嬉しかった。▼
同じ存在に会えて、
言葉を交わせて…共に戦えた。▼
今までのどんな空想よりも
ずっと非現実的なことだけど…▼
どんな空想よりも…
ずっと強い力になった。▼
ありがとう…俺はもう、二度と諦めないから。
二人にもらったこの命と、そして世界を。▼
- [ブレディ]
- …終わったか。
あいつら、まさか死んじゃいねぇだろうな?▼
絶対合流するとか約束しておいて、
もし駄目だったらボコボコにしてやる!▼
…いや、悪い風に考えるのはよそう。
きっとあいつらは無事だ。▼
別人とはいえ、
俺の親が力を貸してくれたんだ…▼
絶対にあいつらを守ってくれてる。
俺はそう信じてる。▼
…そうだよな。さっきは必死で
あまり話せなかったが…▼
会えたんだよな。もう一度。
俺の大切な人と、同じ存在に。▼
今頃、天国の父さんと母さん、
不思議そうな顔してやがるだろうな…▼
悪いが俺はそっちに行くのが遅れそうだ。
恨むなら異界の戦士を恨んでくれ。▼
その代わり…次に会う時は、聞かせてやるよ。
平和な未来での、思い出話をな。▼
- [シャンブレー]
- お、終わったのか…!?
屍兵の奴ら、いなくなったのか!?▼
助かった…全速力で
逃げた甲斐が………▼
…いや、違う。生き残ったのは
異界から来た、あの人たちのおかげだ。▼
まるで死んだ父ちゃんと母ちゃんが
心配して守りに来てくれたみたいだった。▼
…情けないな、俺は。
いつも誰かに守られて、生かされてる。▼
でも、今日からは違う。守られたこの命で、
今度は俺が誰かを守ってみせるんだ!▼
…そ、そうだ、ウードとアズールは!?
あいつら生きてるのか!? えっと…▼
…………
…………!▼
き、聞こえたぞ、あいつらの声!
良かった、生きてるんだな!!▼
よーし、早く合流しないと!
みんな揃って、イーリスに帰るんだ…!▼
緑軍全員生存、共通†
- [シャンブレー]
- うわぁぁ良かった二人とも!!
生きてて良かったぁぁー!!▼
ちゃんと触れるよな!
幽霊じゃないよな!!▼
- [アズール]
- あはは、もちろんだよ。
そっちも無事で良かった…!▼
- [ブレディ]
- ったく…無茶なことしやがって。▼
援軍が来てくれたおかげで
生きて帰れたからいいけどよ、▼
もう二度とすんじゃねぇぞ。
あんなこと。▼
- [アズール]
- ごめんね、2人とも。
心配かけちゃって…▼
確かに、あの人たちが来てくれなかったら
僕たちは危なかっただろうね…▼
- [ウード]
- そういや、あの援軍って、
どこいったんだ?▼
- [ブレディ]
- さぁな。礼を言う前に
どこかに消えちまった。▼
- [ウード]
- へぇ…礼も受けずに去っていく、か…
なかなかやるな。▼
奴らはまさに、破滅の刻に現れし救世主…
こいつは血が騒ぐぜ…▼
- [ブレディ]
- あぁん!? てめぇ助かったからって
何いきなり茶番やってんだよ!▼
そもそも、お前らが囮になって
残ったりするから…こんなことに…うぅっ!▼
- [ウード]
- おい…ブレディ泣いてんのか?▼
- [ブレディ]
- う、うるせぇよ! 悪いかよ!
俺は本当に心配したんだ…!▼
お、お前たちが、もしかしたら、
し、死んじまうんじゃないかって…!▼
それをなぁ…!▼
- [ウード]
- わ、悪かったよ。
もうしない、もうしないから。▼
もう自分を犠牲にするようなことはしない。
男同士の約束だ!▼
- [シャンブレー]
- ほ、ほんとだなウード!?
もし約束破ったりしたら、▼
ウードの秘密とか
撃てもしない必殺技とかが書いてある▼
『超絶必殺神名の書』ってやつを、
みんなの前で朗読するからな!▼
- [ウード]
- ぐ、ぐあぁぁぁ! それだけは
それだけはやめてくれ!!▼
というか、なんでお前がその書の存在を
知っているんだ!? まさか…▼
- [アズール]
- …………▼
- [ウード]
- アズール! 貴様か!
貴様があの書の存在を▼
この絶滅危惧種に吹聴したのか!?▼
- [アズール]
- いやー、だってあんな面白い物、
僕だけで楽しむのは気が引けるから…▼
- [ウード]
- 貴様ぁぁぁ!!▼
- [シャンブレー]
- でも、ウードもアズールの
踊りの振り付けを書いた紙とか、▼
ブレディの作曲中の楽譜とかを
俺に見せてきたりしてたぜ…?▼
- [アズール]
- えぇぇぇ!? ちょっとウード!!▼
- [ブレディ]
- ちょっ…それ本当なのかよ
シャンブレー!!▼
- [ウード]
- ばらすなよシャンブレー!
そんなこと言ったら、▼
お前の絶滅しないぞ体操の
動きを書いた紙もこいつらに見せるぞ!▼
- [シャンブレー]
- ひぃぃー! 絶滅するー!!▼
- [ウード]
- …………▼
- [シャンブレー]
- …………▼
- [ウード]
- …ぷっ。あははは!!
何やってんだろうな、俺たち!▼
- [シャンブレー]
- はは…確かに、さっきまで戦ってたのに
緊張感無いかもな!▼
- [アズール]
- でも、こうやって笑えるのは
本当に久しぶりだよ。▼
ここ最近ずっと、冗談を言い合う
ことなんて無かったからね。▼
- [ブレディ]
- あぁ。しばらく、そんなこと
忘れてたよな…▼
早くこの世界を平和にして、
いつもみんなで、▼
こうやって気兼ねなく
馬鹿やれるような日が来るといいな。▼
- [アズール]
- …きっと来るよ。
もうすぐ。絶対に。▼
そのために僕たちは、
戦ってるんだから。▼
- [ブレディ]
- そうだな…▼
- [アズール]
- よーし、じゃあみんな揃って
イーリスに戻ろう!▼
思ったより時間がかかっちゃった。
きっとルキナ、待ちくたびれてるね。▼
ほら、ここをまっすぐ行けば、
イーリスの国境はもうすぐだよ!▼
- [ブレディ]
- そんじゃ、もう少しだけ頑張るか!▼
- [シャンブレー]
- ひょえぇ…! もう帰れるのか!?
う、嬉しすぎて絶滅…▼
い、いや、もう絶滅なんかしない!
生きてイーリスに帰るぞーっ!▼
- [ウード]
- …………▼
…一時は諦めちまったが、
やっぱりこうやって…▼
仲間と共に帰れるってのは
すげー嬉しいな。▼
…礼を言うぜ、
異界よりの使者たちよ。▼
きっともう会うことはないだろうが…
今日起こった奇跡は、ずっと忘れない。▼
- (暗転)
- [ナーガ]
- よくやってくれました、
異界の戦士たち。▼
あなたたちのおかげで
あの4人は死の運命から逃れられました。▼
きっと無事にイーリスまで
宝玉を持ち帰ってくれる事でしょう。▼
- [クロム]
- そうか。
力になれたのなら良かった。▼
- [ナーガ]
- ですが、これで完全に未来が
変わったわけではありません。▼
このまま姫君に
2つの宝玉が渡ったとしても、▼
残りの宝玉と台座が無ければ
何の意味もありません。▼
全ての宝を揃えるために、
もう少しだけ、協力してくれますね…?▼
- [クロム]
- あぁ、もちろんだ。▼
- [ナーガ]
- ありがとう、異界の戦士たち。
あなたたちに助けを求めて良かった…▼
どうかこの先もあの世界の
運命を変え続けて下さい。▼
あの世界が希望で満たされるか
絶望に塗りつぶされるかは▼
あなたたちの
その手にかかっています。▼
- (暗転)
- [チキ]
- …………▼
- [ルキナ]
- 貴様ぁぁぁ! よくも…
よくもチキさんを!!▼
- [ルキナ]
- !? 消えた…!?▼
- [チキ]
- ……ルキナ…▼
- [ルキナ]
- !! チキさん! チキさん…っ!
ごめんなさい、私を庇って…!▼
今すぐ杖の使える者を呼んできます!
だからそれまで…▼
- [チキ]
- その必要はないわ…
この傷なら…私はもう手遅れ。▼
杖や…薬は、残り少ないのだから…
助かる見込みのある者に使いなさい…▼
- [ルキナ]
- !?
それは、どういう…▼
- [チキ]
- ふふ…今まで数えきれないほどの人に
置いていかれたけど…▼
私が誰かを
置いていくのは初めてね…▼
思ったより早くその時が
来てしまったのは…残念だけれど…▼
- [ルキナ]
- いや…いやです!!
いかないでください、チキさん!!▼
お父様もお母様も…みんな死んでしまって、
頼れるのはもう、あなただけなのに…!▼
イーリスの民たちも、神竜の巫女である
あなたがいたから戦ってこれた…!▼
あなたという希望を失ったら…
私たちはどうしたら…!!▼
- [チキ]
- いいえルキナ…希望は私じゃない…
あなたと…あなたの仲間たちこそが希望…▼
皆が…宝玉と台座を持って…
無事に戻って来てくれれば…▼
覚醒の儀を行って…
この世界の…闇を照らせる…▼
- [ルキナ]
- わかってる…わかっています…でも、
でもみんな、みんな帰ってこないもの!▼
ほんとはずっと考えていた…!
もしかしたら…もしかしたらみんなは、▼
みんなはもう、いないのかもしれない!
もう帰ってこないのかもしれない!▼
このまま二度と逢えないのかもしれない!
必ず帰ると言って死んだお父様と同じように!▼
- [チキ]
- ダメよルキナ…
あなたが信じてあげなくて…どうするの…▼
彼らは生きているわ…
こうしている間にも…▼
あなたに…宝を渡すために…
必死で…戦っている……▼
どうか…信じて…
人はまだ…負けていないと…▼
- [ルキナ]
- …チキさん…?▼
- [チキ]
- 頼んだ…わよ…ルキナ…
未来を…運命を…変えて…▼
英雄王の…目指した…平和を、
今度こそ…守…て……▼
…………▼
…………▼
- [ルキナ]
- チキさん!?
うそ、うそですよね、チキさんっ!▼
チキさぁぁぁぁぁぁん!!!▼
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!▼
緑軍に死者が出た†
- [ナーガ]
- お帰りなさい、異界の戦士たち。▼
- [クロム]
- すまん、精一杯戦ったのだが…
全員救ってやることはできなかった…▼
- [ナーガ]
- 仕方がありません。
元々あの子たちは全員死ぬ運命だった…▼
それが少しでも変わったのなら
喜ぶべきなのでしょう…▼
- [クロム]
- しかし…!▼
- [ナーガ]
- 過ぎたことを悔やんでも
仕方がありません。▼
犠牲は出てしまいましたが、
宝玉は生き残った者が回収しました。▼
宝玉が敵の手に渡らずに済んだのは
あなたたちの働きのおかげです。▼
あとは無事に姫君の元に
戻ることを願うのみ…▼
あなたたちはよくやってくれました。▼
- [クロム]
- …………▼
- [ナーガ]
- ですが、これで完全に未来が
変わったわけではありません。▼
このまま姫君に
2つの宝玉が渡ったとしても、▼
残りの宝玉と台座が無ければ
何の意味もありません。▼
全ての宝玉と台座を揃えるために、
もう少しだけ、協力してくれますね…?▼
- [クロム]
- …あぁ、もちろんだ…▼
- [ナーガ]
- ありがとう、異界の戦士たち。▼
犠牲となった者も、
きっと喜んでいることでしょう…▼
緑軍全員死亡†
- [クロム]
- …………▼
- [ナーガ]
- ………
お帰りなさい、異界の戦士たち…▼
あなたたちは
力を尽くしてくれましたが…▼
残念ながら子供たちは全員死に、
宝玉も敵の手に戻りました。▼
宝玉が揃わない以上、
あの世界の未来は絶望的です。▼
- [クロム]
- …っ!! すまない…!▼
- [ナーガ]
- …いいえ。あの世界は元々
滅ぶ運命であった世界。▼
誰もあなたたちを
責めることなどできません。▼
- [クロム]
- しかし…!▼
- [ナーガ]
- 過ぎたことを悔やんでも
仕方がありません。▼
ひと時の希望が見られただけでも
良しとするべきなのでしょう…▼
せめてあなたたちの世界は
同じような結末にならないことを祈ります。▼
死んでしまったあの子たちの分まで、
精一杯戦いぬいて下さい。▼
- [クロム]
- …………▼
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