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オープニングシナリオ

[クロム]
教わった場所は
この辺りのはずだが…▼
[行商人]
あら、いらっしゃい!
あなたたちがクロム自警団御一行様ね!▼
[クロム]
異界の温泉リゾート、というのは
ここで合っているのか?▼
[行商人]
えぇ。姉妹から聞いて
来てくれたみたいね?▼
[クロム]
ああ。
いきなり妙な行商人が現れて、▼
いつも異界の平和を
守ってくれてありがとうと言われた。▼
それで、お礼に温泉に招待するから
そこで日頃の疲れを癒してこいと…▼
[行商人]
その通りよ! 今度はちゃんと
話が伝わっていて良かったわ。▼
改めまして、
異界の温泉リゾートにようこそ。▼
ここにはいろんな種類のお湯が
湧いてるから、ぜひ楽しんでいってね。▼
あなたたちみたいな有名人に
来ていただけるなんて光栄だわ。▼
[クロム]
有名人…俺たちがか?▼
[行商人]
そうよ。あなたたちの異界での活躍は
ほとんどの住人が知っているわ。▼
最近じゃ団員の人気投票なんかも
開催されたりしちゃってるんだから。▼
[クロム]
その話、
この前行った場所でも聞いたな…▼
あの時は水着とかいう薄布を
身につける羽目になって大変だった…▼
[行商人]
確かにあの恰好は
初めてだと抵抗があるかもしれないわね。▼
でも安心して。今回はもっと
身につけやすい素敵な衣装…▼
浴衣をご用意しているわ。▼
[クロム]
ゆかた…?▼
[行商人]
あら、浴衣を知らないの?
私が着てるみたいな服のことよ。▼
ゆったりした布に帯を巻きつけるっていう
独特な着方をするのが特徴ね。▼
極端な肌の露出は無いから、
水着よりは馴染みやすいんじゃないかしら?▼
[クロム]
確かに、これなら
抵抗なく着られそうだな…▼
[行商人]
でしょう? 温泉では
この格好で過ごすのが一番なの!▼
あら、あなたの軍のソードマスターさんたちは
もう着替えに行っちゃったわね。▼
普段から似たような服を着ているから、
勝手がわかっているのかしら?▼
それじゃ、あなたも早く着替えないとね。
この聖痕をあしらった浴衣なんかどう?▼
[クロム]
またその柄か!
なぜ俺はいつもそれなんだ!▼
[行商人]
え? だって姉妹から、
あなたはこの柄が似合うって聞いて…▼
[クロム]
…この前の奴か!▼
[リズ]
お兄ちゃん!!▼
[クロム]
リズ、どうした?▼
[行商人]
もしかしてこの浴衣が着たいの!?▼
[クロム]
そうなのか? だがお前にはもっと
ちんまい寸法のものでないと…▼
[リズ]
ちんまい言うな!▼
ていうか、
そんなことしてる場合じゃないよ!▼
いま温泉を見に行ってみたら、
化け物がいっぱいいたの!!▼
[クロム]
屍兵か…!▼
[行商人]
はぁ…また出たのね。▼
この地域は寒いから、
あったかい所に集まってくるのよ。▼
まったく迷惑な野生動物だわ…▼
[リズ]
や、野生動物って扱いなんだ…
もっと危険なものだと思うんだけどなぁ…▼
とにかくお兄ちゃん、
このままじゃ温泉に入れないよ!▼
早く退治しよう!!▼
[クロム]
そうだな…
いつ凶暴化して人を襲うかわからん。▼
よし、すぐに討伐するぞ!!
みんな温泉に向かえ!!▼
[行商人]
あらら…行っちゃった。▼
ソードマスターさんたち、元の服に
着替える暇無かったみたいだけど…▼
まぁ、大丈夫よね!▼
せっかくの浴衣なのに、髪をちゃんと
してあげられなかったのが残念だわ。▼
やっぱり浴衣を着るなら、
この私が開発した…▼
温泉の空気にぴったりの
特別な髪色が一番似合うと思うの。▼

戦闘中

1ターン目開始前

[ルキナ]
ここが温泉ですね。
こんなに大きなお風呂があるだなんて…!▼
こんなの、未来では
見たことがありませんでした。▼
色づいた葉が水面に浮かんで、
なんて綺麗…!▼
戦いが終わったら、
皆で入ってみたいですね…▼
[行商人]
えー業務連絡、業務連絡!!
自警団のみなさん聞こえますかー!?▼
[ルキナ]
な、なんですか、この声は!?
いったい、どこから…!?▼
[行商人]
あら、驚かせちゃったみたいで
ごめんなさい。▼
アンナ商会の発明した
音声増幅魔法で話しかけてるのよ。▼
これを使うと温泉全体に声が届くから、▼
はぐれた連れ合いを探すときなんかに、
すごく便利なの!▼
ちなみにそっちの声は
その辺に置いてある魔法具で拾ってるわ。▼
[ルキナ]
なるほど…ここには
そんなものまであるのですね。▼
ところで、その魔法を使って
私たちに何の御用でしょうか?▼
[行商人]
さっきこの世界で人気投票を
したって言ってたでしょう?▼
実はそれの上位入賞者4名には、
特別なお楽しみを用意してるのよ!▼
[ルキナ]
あの、上位入賞…とは?▼
[行商人]
平たく言うと、色んな人から
好かれてるってことよ!▼
だから入賞したら
名誉なことだと思ってくれていいわ。▼
それじゃあ入賞者を発表するわよ~?▼
子世代男性の部
上位入賞者…▼
ウード。▼
アズール。▼
続いて子世代女性の部
上位入賞者…▼
ルキナ。▼
セレナ。▼
以上4名が該当者になるわ。▼
いま名前を呼んだ人が
今日ここに来てるなら…▼
[行商人]
この場所に行って待機すると
いいことがあるわよ!▼
もしかしたら、いつもと違う
自分になれちゃうかも…▼
[ルキナ]
いつもと違う自分…?▼
[行商人]
それは来てのお楽しみよ!▼
じゃあ私はここで待ってるから、
早く来てちょうだいね!▼
[ルキナ]
な、なんだったんでしょう…▼

1ターン開始直後

[行商人]
ねえ、ルフレ。
ちょっと気になることがあるんだけど…▼
敵のソードマスターたち、
みんな温泉から出ようとしないの。▼
よっぽど温泉好きなのかしら?
屍兵なのにね。▼
今のうちに、弓や魔法で
攻撃する手もありかもしれないわね。▼

敵のソードマスターは
7ターン目までは行動しません。
8ターン目から
行動するようになります。

戦闘前

マイユニット(男性・僕)

[ルフレ]
ここが温泉か…
雰囲気があって綺麗な場所だね。▼
早く屍兵たちを片付けて、
みんなに休んでもらわないと。▼
最近、連戦続きだったから、
少しでも静養になればいいけど…▼

マイユニット(女性・あたし)

[ルフレ]
ここが温泉かぁ…
雰囲気があって綺麗な場所ね。▼
早く屍兵たちを片付けて、
みんなに休んでもらわないと。▼
最近、連戦続きだったから、
少しでも静養になればいいけど…▼

クロム

[クロム]
こんな平和そうな場所にまで
屍兵が現れるとはな…▼
せっかくの温泉だというのに、
一時の休息も許されないというのか。▼
だが、俺たちのやるべきことはひとつだ。
こいつらを倒し、この地の平和を取り戻す!▼

リズ

[リズ]
うふふ、温泉、温泉~。
やっぱり大きなお風呂っていいよね!▼
戦いが終わったら、
みんなと一緒に入ろっと。▼
それで女の子同士の秘密のお話とか、
しちゃおうっかな~?▼

フレデリク

[フレデリク]
ここは水気が多いせいで非常に
足元が滑りやすくなっていますね。▼
クロム様やリズ様が、
滑って転ばなければ良いのですが。▼
後で乾いた布をお持ちして、足元の
水分を全て拭き取って差し上げないと…▼

ヴィオール

[ヴィオール]
おやおや、こんなところにまで
屍兵が入り込んでいるとはね。▼
せっかくの美しい景観を
台無しにしないでくれたまえよ。▼
憩いの場を荒らす無粋者には
少々仕置きが必要なようだね?▼

ソワレ

[ソワレ]
参ったね…屍兵に温泉に入られたら、
お湯が汚れてしまうじゃないか!▼
後からみんなで気持ち良く入るためにも、
君たちにはさっさと退散してもらうよ!▼
さぁ、湯けむりに紛れていないで
正々堂々と勝負だ!▼

ソール

[ソール]
君たち、こんなところにまで沸いてくるの?
屍兵の温泉旅行ってわけじゃないよね…▼
もしかして、人が魅力を感じる場所に
屍兵も集まってくるのかなぁ?▼
あのさ、お願いだから…
ご飯を食べる場所には現れないでね。▼

ヴェイク

[ヴェイク]
おうおう!
良さそうな湯加減じゃねぇか!▼
さっさと湯に浸かって、そのあとは
のんびり旨いもんでも食いてぇもんだな!▼
よし、さっさとお前らぶっ飛ばして、
一番風呂を浴びてやるぜ!▼

ミリエル

[ミリエル]
温泉…その成分には
非常に興味深いものがあります。▼
源泉の種類によって効能が違うというのも、
また興味深い…▼
しかし眼鏡がこうも曇ってしまうとは…
すでに何度拭き直したことでしょう…▼

スミア

[スミア]
夕暮れの空気に、色づいた葉…
この温泉はとても美しいのですね。▼
でも、この湯けむりのおかげで
足場がとっても滑りやすいです。▼
戦う時に転んでしまわないよう、
気をつけないと…▼

カラム

[カラム]
わぁ…ここの湯けむりはすごいなぁ…
前が霞んで見えないよ…▼
そこにいるのは…敵かな?
湯気で隠れてぼんやりとしか…▼
はっ…! もしかして、いつもの僕って
皆にこんな感じで見えてるのかな…▼

ロンクー

[ロンクー]
この湯気と蒸し暑さ、
それに滑りやすい足場…▼
ここは良い修行場に
なるかもしれんな。▼
だが、まずは屍兵どもを片付けて、
湯に浸かり、身体を温めるとするか。▼

リヒト

[リヒト]
このいい匂いは温泉のものかな…
きっと癒しの効果が含まれてるんだね。▼
この成分を使って、
何か新しい薬品とか作れないかな…▼
よーし、早く敵をやっつけて、
色々実験しちゃおっと!▼

ルキナ

[ルキナ]
屍兵たちは、なぜいつも人々の集う
安らぎの場を襲うのでしょう。▼
まさか、この者たちにも
人の心が残っている可能性が…?▼
いえ、憶測で物事を語るのは
止めておきましょう。行きますよ…!▼

ウード

[ウード]
ふっ…血が…俺の内なる血が
いつもにも増して騒ぐ…!▼
なぜだ…? 戦いではない、
俺の血をたぎらせる何かが…!▼
別に向こうにある女湯の看板が
気になるわけでは断じてないぞ…?▼

アズール

[アズール]
屍兵は厄介だけど、お風呂の入る前に
現れてくれたのがせめてもの救いだよ。▼
こんなお湯の中で敵襲に遭ったら
桶を投げて戦うしかないからね…▼
…ん? でもそれって、結構楽しそう…
みんなで入った時に、試してみようかな?▼

ブレディ

[ブレディ]
てめぇら、何でよりによって
こんな癒しの場に登場しやがるんだよ!▼
観光に来たじいさんばあさんが
びっくりして転びでもしたらどうすんだ!▼
みんなの健康を脅かす奴らは
この俺がボッコボコにしてやるぜ!▼

デジェル

[デジェル]
私も結構強くなってきたことだし、
そろそろ新しい修行が必要ね…▼
ここでは足場が悪いことくらいしか
枷にならないけど…やってみようかしら。▼
けれどその前に屍兵を倒さないとね。
実戦がもっとも効果のある修業だもの!▼

シンシア

[シンシア]
じゃっ、じゃ~ん!
霧の中から颯爽と登場するシルエット!▼
秘湯の戦乙女こと、みんなのヒーロー
シンシアちゃん登っ場!▼
屍兵達よ、退くなら今のうちよ!!
…よーし、久々に全部言えたーっ!▼

セレナ

[セレナ]
またぞろぞろと出てきたわね…
全く、懲りない連中なんだから。▼
いい!? あたし後から
この温泉に入ろうとしてるんだからね!▼
お湯を汚くしたら
ほんと承知しないわよ!▼

マーク男

[マーク]
記憶を失う前はどうかわかりませんが、
温泉には初めて来ました!▼
こういう場所は、
家族で来る方が多いと聞いています。▼
僕もたまにはこういう場所で母さんに
ゆっくり親孝行がしたいですね~!▼

マーク女

[マーク]
記憶を失う前はどうかわかりませんが、
温泉には初めて来ました!▼
こういう場所は、
家族で来る方が多いと聞いています。▼
私もたまにはこういう場所で父さんに
ゆっくり親孝行がしたいですね~!▼

ジェローム

[ジェローム]
…苦境の中で生きる人々には、
時に休息する時間も必要だ。▼
この地を乱す不逞の輩を、
許すわけにはいかない…▼
さぁ…消えてもらおうか。▼

シャンブレー

[シャンブレー]
ひょえぇー! 湯けむりの中から
屍兵がでてきたーーー!!▼
今日はせっかく平和に
ゆっくりできると思ったのにー!!▼
俺、お湯に濡れるの苦手だから
なるべく静かに戦ってくれよな!?▼

ロラン

[ロラン]
せっかく興味深い秘湯の成分を
分析しようと思っていたのに…▼
め、眼鏡が曇って
研究が手につきません…!!▼
しかもまたあなた達と来ましたか!
邪魔をするなら…わかっていますね!?▼

ノワール

[ノワール]
も、もう…
どうしてこんなひどいこと…▼
みんなの憩いの場所である
温泉を滅茶苦茶にしようとするなんて…▼
腐れ外道どもが! そこに直れ!
全員まとめて湯の中に沈めてくれるわ!▼

ンン

[ンン]
もう…行く先々で屍兵が邪魔をして、
正直うんざりなのです。▼
いったい、あなたたちはどこから
沸いてきてるですか?▼
まさか温泉から…?
そ、そんなわけないですよね…▼

ギャンレル

[ギャンレル]
ここが噂に聞いた秘湯かよ!
なかなか良さそうなトコじゃねぇか。▼
まぁ、今はちっとゴミが沸いてるがな。
しょうがねぇ…▼
ゴミにはゴミ同然のオレが相手してやるよ。
死に急ぎてぇゴミ野郎はてめぇか?▼

エメリナ

[エメリナ]
おん…せん…?▼
おゆ…あったかい…▼
みんな…いっしょ…はいる…?▼

指定の場所に到達

ルキナ

[ルキナ]
ここが先ほどお知らせいただいた
場所…ですよね。▼
いったい何があるんでしょうか…?▼
[行商人]
あら、いらっしゃい!
来てくれたのねー嬉しいわ!▼
子世代女性の部、
上位入賞おめでとう!▼
実は全ての女性の中で、
あなたが一番人気だったのよ?▼
[ルキナ]
えぇっ!? 私のような者が
そのような評価を受けるだなんて…▼
な、何だかおこがましいような
気がするのですが…▼
でも、その…ありがとうございます。▼
[行商人]
うふふ、ほんとにおめでとう。▼
入賞者には特別な浴衣を
着てもらうことになってるのよ。▼
それから、もう一つのお楽しみも
体験してもらっちゃうから!▼
あなたには特に新鮮に
思えるんじゃないかしら?▼
[ルキナ]
…?▼
[行商人]
さ、とにかく建物の中に入って!
着付けは私がやってあげるから!▼
[ルキナ]
あ、はい。
よろしくお願いしますね。▼
(暗転)
[ルキナ]
特別な浴衣、ですか。
一体どんなものなんでしょう…▼
あら? あれは…▼
[行商人]
それじゃあ着付けを始めるわよ!
あなたに着てもらうのはこの…▼
…?? ルキナ、
何か気になるものでもあった?▼
[ルキナ]
あの浴衣…いいですね。▼
[行商人]
あれ…って、もしかして、
クロムに勧めた聖痕柄の浴衣!?▼
で、でもあれは
デザインがちょっと…▼
[ルキナ]
そんなことはありません!
とっても素敵です…!▼
私、着るならあれがいいです!▼
[行商人]
そ、そう…? そこまで言うのなら
同じ柄の女物があるから、それにする?▼
[ルキナ]
ぜひお願いします!▼
[行商人]
わかったわ、
じゃあそこに立っていて。▼
[ルキナ]
わかりました…!▼
…………▼
…………▼
わぁ…! やっぱり素敵ですね!
ありがとうございます!▼
[行商人]
よ、喜んでもらえてよかったわ…▼
それじゃあ最後に、
髪を染めさせてもらうわね!▼
[ルキナ]
髪を…ですか?▼
[行商人]
そうよ。浴衣を着る時はやっぱり、
星空みたいに輝く色でないと!!▼
私も元々は他の姉妹と同じ
赤髪だったんだけど、▼
特別に作った魔法の薬で
浴衣に似合う色に染めちゃったのよ。▼
だからあなたの髪も、
私と同じ色に染めてあげる。▼
[ルキナ]
なるほど…
それは一度試してみたいです。▼
それに、あなたの髪の色、
とても素敵だなと思って見ていたので。▼
[行商人]
あら、褒めてくれてありがとう。▼
それじゃあ失礼して
薬をかけさせてもらうわね。▼
[ルキナ]
!! ちょっと冷たいですね…
それに何か、ヒリヒリします…▼
[行商人]
これでも改良した方なのよ、
もう少しだけ我慢してね。▼
この状態でしばらく待つと
すぐに髪色が変わるわ。▼
…ほら、もう完成よ!▼
[ルキナ]
す、すごいです…!
これが、私…!?▼
[行商人]
とっても素敵よ、ルキナ。
それじゃあ外に出ましょうか!▼
(一枚絵表示)
[ルキナ]
ど、どうですか…?▼
お父様と同じ柄の浴衣…
ちゃんと私に似合っているでしょうか?▼
[行商人]
ええ、とってもいい感じよ!
思っていたよりずっといいわ!▼
こうやって見ると、デザインの面も
全然気にならないし。▼
やっぱり着る人がいいと
浴衣もそれなりに見えるものね。▼
[ルキナ]
うふふ、
そう言っていただけると嬉しいです。▼
無理を言ってこの浴衣を
着させていただいてすみません。▼
…ですが、これはもう、
すぐに着替えさせていただきますね。▼
[行商人]
えっ、もう着替えるの?▼
せっかくそんなに似合うんだから、
もう少し楽しんでいけばいいのに。▼
[ルキナ]
いえ、皆さんが戦っているのに、
私だけこうしているわけにはいきません。▼
それに…早くこの温泉の
平和を取り戻さないと、▼
あなたに申し訳なくて…▼
[行商人]
私に? どうして…?▼
[ルキナ]
だって…あの化け物たちは、
私たちが来たのを計ったように現れました。▼
だからまるで、私があの化け物を
連れてきてしまったようで…!▼
[行商人]
…………▼
…ふふ。▼
[ルキナ]
な、何がおかしいんです?▼
[行商人]
あなたはとっても
優しい子なんだなって思って。▼
安心して、あいつらは別に
あなたが来たから現れたわけじゃないわ。▼
たまたまこの時に沸いて出ちゃっただけ。
申し訳ないのはこっちの方よ。▼
責任感が強いのはいいけど、
たまには息抜きも必要よ?▼
そう、今のあなたみたいにね?▼
[ルキナ]
…!▼
確かに、そうですね…▼
こんなに素敵な浴衣を髪色を
試させて下さり、とても楽しかったです。▼
本当に…ありがとうございました。▼
[行商人]
いいえ、私も楽しかったわ。
さて、それじゃ元の服に着替えましょ。▼
[ルキナ]
はい…!▼
(暗転)
[行商人]
来てくれてありがとね、ルキナ。
ちょうど髪色も元に戻ったわね。▼
[ルキナ]
え? あ…本当です…!
こんなにすぐ戻るものなのですね。▼
[行商人]
えぇ。あなたに使ったのは
すぐに効力が切れるやつだから。▼
ご希望なら、
もう一度染め直すこともできるけど…▼
[ルキナ]
いえ、せっかくですが…▼
[行商人]
そうね。
あなたはそう言うと思ったわ。▼
悔しいけど、あなたにはやっぱり
その色が一番似合ってる。▼
あなたのお父上とお揃いの、
綺麗な青い髪がね。▼
[ルキナ]
…ありがとうございます。▼
それでは、私は戦ってきますね。▼
その…終わったら息抜きに、
また浴衣を見に行ってもいいですか…?▼
[行商人]
もちろんよ。
ぜひまた来てちょうだい。▼
あなたに気に入ってもらえるような、
個性的な柄を取り揃えて待ってるわ。▼

ウード

[ウード]
ここが定められし約束の場所か…▼
しかし俺をこんなところに呼んで、
一体何をする算段なんだ…?▼
[行商人]
あら、いらっしゃい!
来てくれたのねー嬉しいわ!▼
子世代男性の部、
上位入賞おめでとう!▼
子世代の男性では、
あなたが一番人気だったのよ?▼
[ウード]
なにっ…? さては奴らめ、
この俺に秘められし力を見抜いて…▼
[行商人]
入賞者には特別な浴衣を
着てもらうことになってるのよ。▼
それから、もう一つのお楽しみも
体験してもらっちゃうから!▼
[ウード]
え? あ、あのー…
俺の秘められし力がですね…▼
[行商人]
説明は以上よ。ほら建物の中に入って!
着付けは私がやってあげるから!▼
[ウード]
わ、わかりました…▼
(暗転)
[ウード]
はぁ…出鼻をくじかれてしまったな…
だが、俺の見せ場はこれからだ…!▼
特別な衣を纏い、
俺はこの地で…覚醒する!▼
[行商人]
それじゃあ着付けさせてもらうわよ?
今回あなたに着てもらう浴衣はこれ!▼
[ウード]
こ、これは…!▼
この色彩、この紋様は…!!
まさに俺の求めていた、伝説の…!?▼
ま、待て…この魔力に呑まれるな!
せめて封印の帯が施されるまでは…!▼
[行商人]
はいはい、妙なポーズはやめて
普通に立っててねー。▼
[ウード]
あ、はい…▼
…………▼
…………▼
…終わったか。何とか暴走しなかったな。
できるだけ長く保ってくれればいいが…▼
[行商人]
それじゃあ最後に、
髪を染めさせてもらうわね!▼
[ウード]
…へ?▼
[行商人]
髪よ髪! 浴衣を着る時はやっぱり、
宵闇のような神秘的な色でないと!!▼
[ウード]
よ、宵闇…!?
なんだ、その魂に響く言霊は…!▼
[行商人]
私と同じ髪色のことよ!▼
私も元々は他の姉妹と同じ
赤髪だったんだけど、▼
特別に作った魔法の薬で
浴衣に似合う色に染めちゃったのよ!▼
だからあなたの髪も、
私と同じ色に染めてあげる!▼
[ウード]
!! 貴様…!
この俺を宵闇に染めるというのか…!?▼
そんな…だが俺の中に眠る
もう一人の俺が解放を望んでいる…!?▼
…いいだろう。俺も堕ちてやろう。
貴様と同じ、宵闇の色に…▼
[行商人]
そこまで大袈裟な
ものじゃないんだけど…▼
まぁいいわ、それじゃあ薬を
髪にかけさせていただきまーす!▼
[ウード]
う、うわっ!? なんだこの薬!?
冷たいしなんか妙な匂いが!?▼
[行商人]
これでも改良した方なのよ、
もう少しだけ我慢して!▼
この状態でしばらく待つと
すぐに髪色が変わるわ。▼
…ほら、もう完成よ!▼
[ウード]
…っ! これが、
もう一人の俺の姿…?▼
[行商人]
うん、なかなか決まってるわ!
じゃあ外に出ましょうか!▼
(一枚絵表示)
[ウード]
さぁ見るがいい…
これが宵闇に染まりし俺の姿だ…▼
この地の白煙にも決して隠されぬ、
刃のごとき輝きを放っているだろう…?▼
[行商人]
そうね。そのどぎつい色彩の帯と
奇抜な模様の浴衣のおかげで、▼
温泉地のどこにいても
目立つと思うわ。▼
うんうん、髪色もよく似合ってる!▼
[ウード]
くっ…! 血が騒いできた…!
まさかこの衣の魔力に共鳴しているのか?▼
だめだ…この力を解放してしまえば、
この地など一瞬で滅びてしまう…!▼
[行商人]
あら? 聞こえてないみたい。
相当お気に召したみたいね…▼
ねぇ、そんなに気に入ったのなら
その浴衣、買って帰る?▼
[ウード]
なにっ…!? 俺にこの衣との
契約を交わせというのか…!?▼
なかなか危険な儀になるだろうが、
貴様が望むのならそうしてやってもいい。▼
この衣に宿る魔力を御せるのは、
もはや俺以外にはいないだろうからな…▼
[行商人]
つまり購入を希望するってことね?
毎度あり!▼
お値段はこんな感じになるんだけど…▼
[ウード]
…………▼
うわあぁ!? こ、この浴衣…
そんな値段するのかよ!?▼
[行商人]
そうよ。あなたのお気に召すように、
一流の素材を使ったからね。▼
[ウード]
あわわ…ありがとうございます…
で、でも袖を通せただけで満足したんで!▼
すぐに着替えますから、
この話は無かったことに…▼
[行商人]
買わなくていいの?
あんなに気に入ってたのに…▼
[ウード]
いいですいいです!▼
こんな高い買い物したことが知れたら、
母さんに何て言われるか…!▼
[行商人]
あら残念。でももし気が変わったら、
いつでも私に言いに来てね!▼
(暗転)
[行商人]
来てくれてありがとね。
楽しんでいただけたみたいで何よりだわ。▼
[ウード]
あれ…?
髪色が元に戻ってる…?▼
[行商人]
えぇ。あなたに使ったのは
すぐに効力が切れるやつだから。▼
お客さんにはいつもこれを使うのよ。
ご希望なら、もう一度さっきの薬を…▼
[ウード]
い、いや…宵闇色の髪も良かったが、
俺はこのままでいい。▼
やはり俺は…亡き父より受け継ぎし
この髪色が気に入っているのでな。▼
[行商人]
なるほどね。わかったわ。▼
そうそう、さっきの浴衣は
しばらく取っておいてあげるから、▼
お母さんにちゃんと相談して、
買っていいよって言われたらまた来てね。▼
[ウード]
や、やめろよその言い方!
俺が子供みたいじゃねーかよ!▼
あ、あの衣との契約に至るには
不覚にも力が及ばなかった…それだけだ。▼
だがこれから俺が経験を積み、
金色に煌く膨大な力を手にした暁には、▼
きっとあの魔の衣を迎えに来ると
約束しよう…▼
[行商人]
はいはい、
お金が貯まるまで待ってるわ。▼
[ウード]
礼を言うぞ、
魔の衣の守護者よ…▼

アズール

[アズール]
来て欲しいって言われたのって、
この場所で合ってるのかな…?▼
な、なんだかドキドキしちゃうなぁ、
女の子から呼び出しを受けるなんて。▼
[行商人]
あら、いらっしゃい!
来てくれたのねー嬉しいわ!▼
子世代男性の部、
上位入賞おめでとう!▼
入賞者には特別な浴衣を
着てもらうことになってるのよ。▼
それから、もう一つのお楽しみも
体験してもらっちゃうから!▼
[アズール]
ん? 浴衣を着るだけじゃなくて…
他にも何かあるってこと?▼
[行商人]
そうよ。さあ早く建物の中に入って!
着付けは私がやってあげるから!▼
[アズール]
そうなんだ、ありがとう。▼
…って、君も一緒に入るの?
着替えてるところに!?▼
[行商人]
そういうことになるわね。
大丈夫よ、変なことはしないから!▼
[アズール]
えぇ!?
…それ言うの、普通逆じゃない?▼
(暗転)
[アズール]
えっと…あのー、お姉さん。
僕やっぱり自分で着替えるから、▼
一人にしてくれないかな…?
後で帯だけ締めてもらっても…▼
[行商人]
そういうわけにはいかないわ、
あなた完璧に着る自信があるの?▼
うちの商品を身につける以上、
中途半端な着方じゃ困るのよ!▼
[アズール]
は、はい、すみません!▼
[行商人]
よろしい。じゃあ着付けさせてもらうわよ?
今回あなたに着てもらう浴衣はこれ!▼
[アズール]
わ、わぁー、すごく綺麗な色の浴衣だね。
こういうのが着られるなんて嬉しいなぁ。▼
…でもさ、君ってもしかして
どのお客さんにもこんな感じなの?▼
[行商人]
こんな感じってなに?▼
[アズール]
そ、その…ちょっと強引というか、
乱暴というか…▼
もうちょっと控え目にした方が
男の人にはモテるんじゃないかなーなんて…▼
…っ!?▼
ちょ、ちょっとお姉さん…!?
帯、きつく縛りすぎ…!▼
[行商人]
あらごめんなさい、
ちょっと手元が狂っちゃって!▼
…ほら、これぐらいでどうかしら?▼
[アズール]
あ、うん…これなら大丈夫。
はぁ、苦しかったぁ…▼
このお姉さんには
下手なこと言わない方が良さそうだね…▼
[行商人]
それじゃあ着付けも終わったことだし、
最後に髪を染めさせてもらうわね!▼
[アズール]
…髪?▼
[行商人]
そうよ。浴衣を着る時はやっぱり、
星空みたいに輝く色でないと!!▼
私も元々は他の姉妹と同じ
赤髪だったんだけど、▼
特別に作った魔法の薬で
浴衣に似合う色に染めちゃったのよ!▼
まぁまぁ、何事も経験よ!
騙されたと思って試してみましょ?▼
[アズール]
わ、わかったよ…
断ったら何されるかわかんないし…▼
[行商人]
よしよし、物分かりのいい子ね。
それじゃあ薬をかけるわよ!▼
[アズール]
わっ…冷たっ…!
背筋がぞくってしちゃったよ…▼
それに、なんかべたべたするし…
これほんとに大丈夫なの?▼
[行商人]
大丈夫よ。最初は気持ち悪いけど
少しの辛抱だから。▼
この状態でしばらく待つと
すぐに髪色が変わるわ。▼
…ほら、もう完成よ!▼
[アズール]
!! ほんとだ…すごい…!
なんだか僕じゃないみたい。▼
[行商人]
そうね、素敵になったと思うわ。
じゃあ外に出ましょうか!▼
[アズール]
えぇっ!? だ、ダメだよ!
まだちょっと心の準備が…!▼
ちょ、ちょっと引っ張らないで、
浴衣はだけちゃうから…!▼
(一枚絵表示)
[アズール]
うぅ…や、やっぱり恥ずかしいよ…!
あ、あんまり見ないで…!▼
[行商人]
もう…何言ってるのよ。
全然恥ずかしがる必要なんてないわ。▼
髪の色も浴衣も、
あなたにとっても似合ってる。▼
今のあなたなら
きっと女の子にモテモテよ?▼
[アズール]
ほ、ほんとに?▼
[行商人]
ええ。何千人ものお客様を
着付けてきた私が保証するわ。▼
[アズール]
…そっか。それなら嬉しいな。
ありがとう、お姉さん。▼
おかげでちょっと自信が持てたよ。
たまにはこういう格好もいいものだね。▼
[行商人]
気に入ってくれて良かったわ。
何なら買って帰ってもいいのよ?▼
こんな衣装、元の世界に戻ったら
きっと手に入らないんだから!▼
ダンスの練習をするときなんかにも
きっとお役に立つんじゃないかしら?▼
[アズール]
確かに、この衣装で踊れば
いつもと違う振付けが浮かぶかも…▼
[行商人]
でしょでしょ? 今なら特別に
さっきの薬も付けてあげるから!▼
そうすれば
ダンスの練習に役立つ上に、▼
あなたの大切な人に
いつでもこの姿を見せられちゃうのよ?▼
[アズール]
大切な人…▼
[行商人]
あら~?
今、誰の顔を思い浮かべたの?▼
好きな子? それとも彼女の顔かしら?
その人に今の姿、見せたくない?▼
[アズール]
えっ…!? そ、それは…▼
[行商人]
きっとその人、喜んでくれるわよ。
あなたのこともっと好きになっちゃうかも。▼
その時ばかりは恥じらってるのは好印象ね。
できればそのまま距離を詰めて、▼
『君のために着たんだよ』って
耳元で囁けば大抵の子は…▼
[アズール]
!! や、やめてよ!
そんな恥ずかしい事できないよ…!▼
…もう浴衣姿は
見せたんだからいいでしょ?▼
僕もう着替えるから!
次は入ってこないでよね…!▼
[行商人]
あっ、アズール!?
あーあ…建物の中に戻っちゃった。▼
浴衣を売る作戦は
失敗しちゃったみたいね。▼
(暗転)
[行商人]
お疲れ様、アズール。
来てくれてありがとね。▼
それと、さっきはごめんなさい。▼
あなたがあまりにも似合うから、
ついつい商売根性に火がついちゃって。▼
[アズール]
商売根性…そうなんだ。▼
確かにちょっと恥ずかしかったけど、
謝るほどのことじゃないよ。▼
浴衣、似合うって言ってくれて
ありがとう。▼
それより、さっき突然髪の色が戻ったんだけど、
これってこういうものなの?▼
[行商人]
えぇ。あなたに使ったのは
すぐに効力が切れるやつだから。▼
お客さんにはいつもこれを使うのよ。
ご希望なら、もう一度戻しましょうか?▼
[アズール]
んー、せっかくだけどもういいや。
さっきの髪色も良かったけど、▼
僕はやっぱり、父さんとおんなじ
この髪色が落ち着くから。▼
[行商人]
わかったわ。でも必要ならすぐに言ってね。
本当は浴衣とセットで売ってるんだけど、▼
あなたになら
この薬だけでも安く売ってあげる。▼
今なら特別に効果の長く続くのを
同じ値段で…▼
[アズール]
…お姉さんの商売根性の火、
なかなか消えないね…▼

セレナ

[セレナ]
さっき言ってたのってこの場所かしら?▼
全く…戦闘中に呼び出すなんて
どういうつもりよ。▼
くだらない用事だったら
すぐに帰ってやるんだから…▼
[行商人]
あら、いらっしゃい!
来てくれたのねー嬉しいわ!▼
子世代女性の部、
上位入賞おめでとう!▼
入賞者には特別な浴衣を
着てもらうことになってるのよ。▼
それから、もう一つのお楽しみも
体験してもらっちゃうから!▼
[セレナ]
ゆ、浴衣…お楽しみ…!?
なんか乙女心をくすぐられるわね…▼
け、けどあたしだけ
ここで楽しむわけには…▼
[行商人]
それじゃあ建物の中に入って!
着付けは私がやってあげるから!▼
[セレナ]
えっ!?
まだ着るって言ってないわよ!?▼
ちょ、ちょっと押さないで!
人の話聞きなさいってばー!▼
(暗転)
[セレナ]
ちょっとあんた何すんのよ!▼
無理やり押し込むから
髪も服も乱れちゃったじゃない!▼
[行商人]
ごめんなさいね。▼
ぐずぐずしてると、あなたは
帰っちゃいそうだったから。▼
とにかく、この浴衣を
あなたに見て欲しかったの。▼
[セレナ]
!! これって…▼
[行商人]
そうよ。あなたのお母さんの服と
おんなじ色の浴衣。▼
あなたに絶対似合うと思って。
これなら、着替えてくれるかしら?▼
[セレナ]
…………▼
し、仕方ないわね…ちょっとだけなら、
付き合ってあげてもいいわ。▼
[行商人]
ありがとね。
それじゃあそこに立ってて。▼
[セレナ]
わ、わかったわよ…▼
…………▼
…………▼
ふーん…なかなか上手じゃない。
帯の結び方も…まあまあだわ。▼
[行商人]
お褒めにあずかり光栄だわ。▼
それじゃあ最後に、
髪を染めさせてもらうわね!▼
[セレナ]
はぁ!? 髪を染めるって…
あたしのこの色じゃ不満なわけ!?▼
[行商人]
もちろんあなたの髪色も
とっても素敵なんだけど…▼
浴衣を着る時はやっぱり、
星空みたいに輝く色でないと!!▼
私も元々は他の姉妹と同じ
赤髪だったんだけど、▼
特別に作った魔法の薬で
浴衣に似合う色に染めちゃったの。▼
髪を染めるなんて、ここでしかできない
最先端のお洒落なのよ?▼
[セレナ]
…なるほどね。▼
一生そのままってわけじゃないんだったら
試してみてもいいわ…▼
べ、別に最先端のお洒落って言葉に
釣られたわけじゃないんだからね?▼
[行商人]
はいはい、わかってるわ。▼
それじゃあ失礼して、
薬をかけさせてもらうわね。▼
[セレナ]
ちょっ…! 何よこれ、
冷たいし沁みるし最悪!!▼
この薬もうちょっと
どうにかならなかったわけ!?▼
[行商人]
これでも改良した方なのよ、
もう少しだけ我慢してね。▼
この状態でしばらく待つと
すぐに髪色が変わるわ。▼
…ほら、もう完成よ!▼
[セレナ]
わ…! ほんとに変わった…!
すごい…こんなの初めてだわ…!▼
[行商人]
うん、とっても可愛いわよセレナ。
それじゃあ外に出ましょうか!▼
[セレナ]
んもう、
だからいちいち押さないでってば!▼
(一枚絵表示)
[セレナ]
ほ、ほら、外に出てやったわよ。
どうなのよ、似合うの? 似合わないの?▼
[行商人]
もちろん似合うに決まってるじゃない!
すごく可愛いわよ、セレナ。▼
あなたはお母さんに似て、
とっても美人よね。▼
[セレナ]
に、似てないわよ、全然…!
冗談言うの、やめてよね。▼
この浴衣だって、どうせ
母さんのほうが綺麗に着こなせるわ…▼
[行商人]
あら、確かにそれはそうかもね。▼
[セレナ]
ほら、やっぱり…▼
[行商人]
あぁ、そういう意味じゃないの。
浴衣は胸が無い方が似合うから。▼
浴衣の胸元はやっぱり、
ストンとしてたほうが綺麗なの。▼
[セレナ]
えっ…!!
そ、そうなの!?▼
じゃあ母さんにとっちゃ最高じゃない!
いつだって胸元ストンとしてるもの!▼
[行商人]
あ、あなた…お母さんのこと
尊敬してるのか見下してるのか、▼
よくわからないわね…▼
[セレナ]
ふん、どっちだっていいでしょ?▼
けど…
あなたの判定だと、▼
母さんよりあたしの方が
胸が大きいってことよね?▼
[行商人]
えぇと…まぁそうね。
どんぐりの背比べのようなものだけど…▼
[セレナ]
ふーん、そっか~。
そうなのね、うふふ!▼
初めて母さんに勝てるところが
見つかって嬉しい!▼
[行商人]
喜んでるとこ悪いんだけど…
お母さんより胸があるってことは、▼
浴衣の着こなしに関しては
お母さんに負けてるってことよ?▼
[セレナ]
ちょ、ちょっと! 人がせっかく
いい気分だったのに、▼
水を差すようなこと言わないでよ!
あんたそれでも商売人なわけ!?▼
[行商人]
うふふ、ごめんなさい。
あなたってからかうと面白くて。▼
でも、さっきのは冗談よ。
今のあなたは本当に素敵。▼
それこそ、あなたの憧れるお母さんより
ずっとずっと綺麗よ、セレナ。▼
[セレナ]
!! な、なな何言ってんのよ!
褒めたって何も出ないんだから!▼
あ、わかった、そんなこと言って
この浴衣売りつける気でしょ!?▼
そうはいかないんだから!
あ、あたしもう着替える!!▼
[行商人]
あらあら、照れちゃって。
可愛いところもあるのねー。▼
(暗転)
[行商人]
あら、浴衣きちんと畳んで
返してくれたのね。ありがとう。▼
[セレナ]
わざわざ礼なんて言わなくていいわよ。
返す時に綺麗にするのは当然でしょ。▼
…それより、髪の色って
こんなにすぐ戻るもんなのね。▼
[行商人]
えぇ。あなたに使ったのは
すぐに効力が切れるやつだから。▼
もしさっきの色が良かったら、
特別にもう一度薬を…▼
[セレナ]
せっかくだけど、いらないわ。
さっきの髪色も素敵だったけど…▼
やっぱりあたしは、この髪の色が
一番お洒落だと思ってるから。▼
[行商人]
そうね。あなたの大好きな
お父さんと同じ色だものね。▼
[セレナ]
べ、別にそういう意味じゃないわよ!
ただあたしの好きな色だってだけ!▼
…それじゃ、あたしはもう戻るから。
あとさ…その…▼
[行商人]
あら、何かしら?▼
[セレナ]
えっと…髪と浴衣、ありがとね。
なかなか…楽しかったわよ。▼
[行商人]
…ふふ。
それなら良かったわ。▼

クリア後

[クロム]
…終わったか。▼
[行商人]
賊を追い払ってくれたのね、
ありがとう!▼
…でも、せっかく遊びに来てもらったのに、
こんなことになってごめんなさい。▼
[クロム]
いや、気にするな。
この地の平和が守れたのなら良かった。▼
[行商人]
そう言ってくれるのね、
本当にありがとう。▼
まだまだ時間はあるから、
思う存分ゆっくりしていってちょうだい。▼
[クロム]
わかった。礼を言う。▼
(クロム退場)
[行商人]
…………▼
行ったわね…▼
それじゃあ姉妹に頼まれてる
あのお仕事をしないと!▼
アンナ商会が発明した、
風景を焼き付ける魔法…▼
これを使って、温泉を楽しむ
自警団御一行様の姿を残しておいて、▼
本にして売り出すって話だったわね。
うんうん、確かにお金の匂いがするわ。▼
じゃあ早速始めるとしますか!▼

マイユニット(男性・僕)

[行商人]
うふふ、なかなかいい光景を
集められたわ!▼
これは一獲千金間違いなしね!▼
さてさて~、ではお次はいよいよ
団体様の貴重な入浴シーンよ!▼
それじゃ、失礼しまーす!▼
[ルフレ]
?? みんな、もう来たのかい?
早かったね…って、▼
うわあああああああ!?
なななんで君が入って来てるんだ!?▼
[行商人]
うわぁ、私ったらツイてるわ!▼
団員の要、天才軍師ルフレの
入浴姿が拝めるなんて!▼
あ、私のことは気にしないで、
もっと自然にしててちょうだい。▼
[ルフレ]
自然になんてできないよ!!
何のつもりかわからないけど、早く出ていけ!▼
[行商人]
あら、それは無理な相談よ。▼
この光景を魔道書に焼き付けるまでは
ここを出ていけないわ。▼
[ルフレ]
なんだって!?
…そうはさせないよ!▼
[行商人]
へぇ、丸腰のあなたに
何ができるのかしら?▼
[ルフレ]
読みが甘いね!!▼
[行商人]
あーーーーーー!!
魔道書がびしょびしょ!!▼
くーっ、そっちがその気なら
こっちだって…▼
サービスしちゃうわ!!▼
[ルフレ]
うわあああ!?▼
くっ…
卑怯な真似を…!!▼
せ、戦局を変える!!!▼
[行商人]
わっぷ!?
な、なかなかやるわねあなた…!▼
でも、こっちもまだまだ…!▼
[ルフレ]
お、やる気かい!?
よーし、受けて立つよ!▼
(暗転、暗転)
[クロム]
…温泉でのぼせたって?▼
[ルフレ]
うん…▼
[クロム]
軍師のお前が
そんなことになるなんて珍しいな。▼
見ていた奴らの話だと、行商人と
お湯をかけ合って遊んでいたそうじゃないか。▼
[行商人]
遊んでたんじゃないわ。
戦ってたのよね、ルフレ。▼
[ルフレ]
出た…▼
[行商人]
出たとは何よ失礼ね!▼
あーぁ。あなたのおかげで
魔道書がだめになっちゃったわ。▼
まったく、商売あがったりよ。▼
…でも、最後にあなたが言った言葉は、
なかなか嬉しかったわ。▼
[クロム]
?? 何を言ったんだ?▼
[ルフレ]
ここに招待してくれて
ありがとう、って言ったんだよ…▼
楽しんでもらおうっていう
その気持ちが、とても嬉しかったって…▼
[行商人]
素っ裸でね。▼
[ルフレ]
そ、それを言うなよ…!▼
[行商人]
へぇ、照れちゃって可愛いわね。
あれに免じて今回は許してあげるわ。▼
さ、お食事の準備ができたから
向こうの建物に急いでちょうだい。▼
食べたことのない料理ばかりのはずだから、
きっと喜んでもらえると思うわ。▼
[クロム]
それは楽しみだな。
すぐに向かう。▼
[ルフレ]
それじゃ僕も…▼
[行商人]
ちょっと待って、ルフレ。▼
[ルフレ]
え?▼
[行商人]
…今日は負けを認めてあげるけど、
次に来た時は、負けないわよ。▼
[ルフレ]
…こっちこそ!▼

マイユニット(女性・あたし)

[行商人]
うふふ、なかなかいい光景を
集められたわ!▼
これは一獲千金間違いなしね!▼
さてさて~、ではお次はいよいよ
団体様の貴重な入浴シーンよ!▼
それじゃ、失礼しまーす!▼
[ルフレ]
?? みんな、もう来たの?
早かったわね…って、▼
あら、行商人さん?
服着たままでどうしたの?▼
[行商人]
うわぁ、私ったらツイてるわ!▼
団員の要、天才軍師ルフレの
入浴姿が拝めるなんて!▼
あ、私のことは気にしないで、
もっと自然にしててちょうだい。▼
[ルフレ]
し、自然にって…どういうこと?
あなた、温泉に入りに来たんじゃないの?▼
[行商人]
えぇ。私は温泉に入る人に
用があってきたのよ。▼
この光景を魔道書に焼き付けて、
記念に残させてもらうおうと思って。▼
[ルフレ]
えぇっ!? 焼き付けるって…
あたしが温泉に入ってるところを!?▼
そ、そうはさせないわよ!▼
[行商人]
へぇ、丸腰のあなたに
何ができるのかしら?▼
[ルフレ]
読みが甘いわ!!▼
[行商人]
あーーーーーー!!
魔道書がびしょびしょ!!▼
くーっ、そっちがその気なら
こっちだって…▼
サービスしちゃうわ!!▼
[ルフレ]
きゃあああ!?▼
くっ…
卑怯な真似を…!!▼
せ、戦局を変えるわ!!!▼
[行商人]
わっぷ!?
な、なかなかやるわねあなた…!▼
でも、こっちもまだまだ…!▼
[ルフレ]
あら、まだやる気なの!?
よーし、受けて立つわよ!▼
(暗転、暗転)
[クロム]
…温泉でのぼせたって?▼
[ルフレ]
えぇ…▼
[クロム]
軍師のお前が
そんなことになるなんて珍しいな。▼
見ていた奴らの話だと、行商人と
お湯をかけ合って遊んでいたそうじゃないか。▼
[行商人]
遊んでたんじゃないわ。
戦ってたのよね、ルフレ。▼
[ルフレ]
出たわね…▼
[行商人]
出たとは何よ失礼ね!▼
あーぁ。あなたのおかげで
魔道書がだめになっちゃったわ。▼
まったく、商売あがったりよ。▼
…でも、最後にあなたが言った言葉は、
なかなか嬉しかったわ。▼
[クロム]
?? 何を言ったんだ?▼
[ルフレ]
ここに招待してくれて
ありがとう、って言ったのよ…▼
楽しんでもらおうっていう
その気持ちが、すごく嬉しかったって…▼
[行商人]
素っ裸でね。▼
[ルフレ]
そ、それを言わないでよ…!▼
[行商人]
へぇ、照れちゃって可愛いわね。
あれに免じて今回は許してあげるわ。▼
さ、お食事の準備ができたから
向こうの建物に急いでちょうだい。▼
食べたことのない料理ばかりのはずだから、
きっと喜んでもらえると思うわ。▼
[クロム]
それは楽しみだな。
すぐに向かう。▼
[ルフレ]
それじゃ、あたしも…▼
[行商人]
ちょっと待って、ルフレ。▼
[ルフレ]
え?▼
[行商人]
…今日は負けを認めてあげるけど、
次に来た時は、負けないわよ。▼
[ルフレ]
…こっちこそ!▼

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Last-modified: 2020-09-06 (日) 18:19:02
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