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オープニングシナリオ†
オープニング†
- [村人]
- 村長! 俺ぁ悔しいよ!▼
- [村長]
- やむを得まい…奴らの頭領は
元ヴァルム帝国の将軍だというし…▼
- [クロム]
- ヴァルムの…? 失礼だが、
詳しい話を聞かせてくれないか。▼
- [村人]
- なんだ、あんた。▼
- [クロム]
- クロムという。▼
- [村長]
- クロム…イーリス国のクロム様?!▼
- [村人]
- 村長! この人なら俺たちを
助けてくれるんじゃないか?▼
- [クロム]
- 事情によっては、
手助けをさせてもらうが。▼
- [村長]
- ありがたいことです…。
じつは――▼
傭兵団の砦†
- [敵兵士]
- ご報告します!▼
ここへイーリス王子を名乗る者たちが
向かってきているとのことであります!▼
- [ネルソン]
- な、なにぃ! イーリス王子だと!?
なんだってそんな奴らが…!▼
だが、俺には部下どもがいるんだ!
誰が来たって負けるものかよ!▼
- [セレナ]
- 別に、あんたの部下になんて
なったつもりないんだけど。▼
- [ネルソン]
- わかってんだろうな、お前。
お前の大切なもんは俺が預かってる。▼
- [セレナ]
- あー、はいはい。返して欲しかったら
言うこと聞けってんでしょ。▼
わかってるっつーの。▼
- [ネルソン]
- ふん、ならいい。
ホラント。お前もわかってるな?▼
- [ホラント]
- ………▼
- [ネルソン]
- よーし、いつも通りの腹立つ反応だ。
けど器のでかい俺はなんとも思わんぞ。▼
決して、無視された回数を
城壁に刻んだりはしていない。▼
聖王代理なら、【炎の台座】ってお宝を
持ってるかも知れん。▼
あれを手に入れることができれば
俺が王様になるのも夢じゃない。▼
きびきび働いて、
俺のとこに持ってくるんだ!▼
戦闘マップ†
戦闘前†
- [クロム]
- ここが村の人たちが言っていた城か。▼
奪われたという村の人たちの財産。
すべて取り戻すぞ。▼
- (クロムの位置からセレナに画面が移る)
- [セレナ]
- はあ…なんであたしがこんなこと。
あれさえ取り返せれば…▼
そうだ。ホラントさんに話してみよう。
一緒にここを抜けようって。▼
セレナと会話†
クロムの場合†
- [クロム]
- こんなところで
子どもがなにをしている?▼
- [セレナ]
- 誰が子どもよ――って、
あなたもしかして敵の指揮官!?▼
- [クロム]
- お前たちから見れば、
そういうことになる。▼
- [セレナ]
- と、ということは、
あなたがクロム様?▼
ルキナのお父さんの。▼
- [クロム]
- ! ルキナを知っているのか?▼
そうか…お前も未来から。▼
- [セレナ]
- そうよ。話が早いじゃない。▼
ふーん…これがあのクロム様ねぇ…。
顔はまぁまぁってとこかしら。▼
- [クロム]
- 何だ、人の顔をじろじろと…。
敵じゃないとわかったら、一緒に来い。▼
- [セレナ]
- …誘い文句としてはイマイチね。
気持ちは嬉しいけど…▼
あたしはネルソンから取り返さなきゃ
ならないものがあるの。▼
それまでは一緒に行けないわ。▼
- [クロム]
- だったら、お前が取られた物も
俺たちが取り返す。▼
それで、お前がそちら側に
ついている必要はなくなるんだろう?▼
- [セレナ]
- まぁそうね。▼
…じゃあそのついでに、
あの人も助けてあげてよ。▼
ホラントさんっていう冴えないおじさん。
ちょっと訳ありなのよねー。▼
- [クロム]
- それはかまわんが、
すぐに話が通じるのか?▼
- [セレナ]
- あ、それはだいじょうぶ。
あたしが直接話せばすぐよ。▼
あと、ホラントさんは好きで
ネルソンに従ってるわけじゃないから。▼
傷つけないであげてよね。▼
- [クロム]
- …わかった。気をつける。▼
ティアモの場合†
- [セレナ]
- げっ!あんた…まさか!▼
- [ティアモ]
- ? どこかで会ったかしら?
…あたしには覚えが無いんだけど。▼
- [セレナ]
- ! あたしだって、
あんたなんか知らないわよ!▼
- [ティアモ]
- …悪いけど、クロム様の邪魔をするなら
手加減はできないわよ。▼
- [セレナ]
- !!…せっかく会えたのに…
また、あたしよりクロム様なのね…▼
- [ティアモ]
- え…?▼
- [セレナ]
- なんでもないわ!
邪魔なんかしないって言ってんの!▼
あたしはホラントさんに話があるだけよ!▼
- [ティアモ]
- ホラントさん?▼
- [セレナ]
- あっちにいる冴えないおじさんよ!▼
仲間になってあげるから、あたしが
あそこに行くのを手伝いなさい!▼
- [ティアモ]
- ご、強引な子ね…▼
- [セレナ]
- あ、それと! ホラントさんは
嫌々ネルソンに従ってるだけだから▼
絶対傷つけないであげてよね!▼
セレナとホラントの会話†
- [セレナ]
- ホラントさん!▼
- [ホラント]
- セレナ、どうしたんだ?
持場を離れると…▼
- [セレナ]
- あたし、
もうすぐこの軍を抜けます。▼
それで、その…ホラントさんも
いっしょに抜けませんか?▼
- [ホラント]
- …悪いな。
俺はここを離れるわけにはいかない。▼
こんな時代に家族を食わせていくには…
汚れ仕事もしなきゃならん。▼
- [セレナ]
- なに言ってるのよ!▼
あたし、知ってるわよ!?
ホラントさんの奥さんに赤ちゃんができたこと!▼
- [ホラント]
- …あいつ、余計なことを。▼
- [セレナ]
- 赤ちゃんのこと、愛してるんでしょ?
もちろん、奥さんのことも。▼
- [ホラント]
- ああ…もちろんだ…▼
- [セレナ]
- だったら、自分に正直になって!▼
あたしは、親がどんなに
子どもを愛するものなのか知ってる!▼
親に愛された子どもが、親を失うことが
どんなにつらいことなのか知ってる!▼
そんな悲しい子を…
これ以上増やしちゃいけないの!▼
お父さんお母さんは、子どものそばに
いてあげなくちゃいけないの!▼
- [ホラント]
- セレナ…お前もしかして…
両親を…亡くしてるのか…?▼
……▼
…そうだな、セレナの言う通りだ。
俺はここを抜ける。▼
- [セレナ]
- ほんとに?▼
- [ホラント]
- ああ。
お前と、生まれてくる子に誓う。▼
ホラント撃破後†
- [セレナ]
- ! ホラントさん…
死んじゃったんだ…▼
奥さんと赤ちゃんにも…
もう…会えない…▼
そうだよね…どうせ家族なんて…
バラバラになるしかないんだ…▼
ネルソン初戦時†
- [ネルソン]
- 部下どもは何やってる!?
ええい、使えない奴らだ!▼
ネルソン初戦時(クロム)†
- [ネルソン]
- く、くそぉ! どいつもこいつも
使えねぇ奴ばっかりだ!▼
- [クロム]
- 一番使えないのが自分だと
一度でも考えるべきだったな。▼
- [ネルソン]
- やかましい! こうなったら
お前を倒して逃げ延びてやる!▼
ネルソン戦闘時(セレナ)†
- [ネルソン]
- この裏切り者が…!▼
- [セレナ]
- 元からあんたの下についた覚えは
まったく無いんだけどねー。▼
大事な物を取られたから、
しぶしぶ言うことを聞いてただけよ。▼
女の子を怒らせたら怖いってこと、
今から教えてあげるわ…! ▼
ネルソン撃破時†
- [ネルソン]
- 俺の…大陸制覇の……野望が……▼
クリア†
クリア後†
- [村長]
- ありがとうございました、クロム様。
これで飢えずに済みます。▼
あなたは噂通りのお人でしたな。
我々民衆を助けてくれる英雄です。▼
- (暗転)
- [セレナ]
- あったあった!
よかった…壊れてない。▼
- [クロム]
- それは…指輪か?▼
- [セレナ]
- そうよ…って、何じろじろ見てんのよ。
これはあたしの宝物よ。▼
ちょっと油断したところを
ネルソンに盗られちゃったの。▼
- [クロム]
- よかったな、戻ってきて。▼
- [セレナ]
- …ふん。▼
ティアモとセレナ†
- [ティアモ]
- あら? あなたは…▼
- [セレナ]
- ! な、なによ。▼
- [ティアモ]
- さっきはありがとう。
あなたが力を貸してくれて助かったわ。▼
えっと…▼
- [セレナ]
- …セレナよ。▼
- [ティアモ]
- そう、可愛い名前ね。
名乗るのが遅れてごめんなさい。あたしは…▼
- [セレナ]
- …ティアモでしょ?▼
- [ティアモ]
- えっ? どうして知ってるの?
あたし、もうあなたに名乗ったかしら?▼
- [セレナ]
- さぁね。あたしが知ってるってことは
そうなんじゃないの?▼
- [ティアモ]
- な、何だかよくわからないけど…
一緒に戦ってくれてありがとうね、セレナ。▼
- [セレナ]
- はいはい、そんなに何度も
お礼なんか言わなくていいわよ!▼
それに、あたしは自分の宝物を
取り返すために戦っただけだから!▼
- [ティアモ]
- 宝物って…その指輪のこと?
それ…あたしの指輪と同じもの…▼
…あぁ、なるほど。そういうこと。
どうりであたしの名前を知ってるはずだわ。▼
あなた、未来から来たのね。
ルキナと同じ世界から。▼
そしてたぶん…
あたしの子ども、でしょ?▼
- [セレナ]
- …………▼
…会いたかった…▼
- [ティアモ]
- え?▼
- [セレナ]
- 会いたかった…でしょ、あたしに。
仕方ないから来てあげたわよ。▼
- [ティアモ]
- ふふ、そうね。
会えてうれしいわ。▼
- [セレナ]
- う、嘘ばっかり!
そんなことほんとは思ってないくせに!▼
- [ティアモ]
- どうしてそう思うの?
本当に会えて嬉しいと思ってるわよ?▼
- [セレナ]
- だ、だって、未来ではあたしのこと
置いて行っちゃったじゃない!▼
大切なものを守るために
戦わなくちゃいけないとか言って!▼
結局、クロム様のことが
大事だったんでしょ!▼
- [ティアモ]
- …未来のあたしのことは
正直わからないけど…▼
きっと、大切なものっていうのは
あなたのことだったんじゃないかな。▼
あなたが笑顔で暮らせる世界を
取り戻したくて戦ったんじゃないかな。▼
今のあたしなら、きっとそうするわ。▼
- [セレナ]
- …そんなのわかってる!▼
あたしのことが一番だった
ことぐらい知ってるわよ!▼
- [ティアモ]
- ごめんね。
駄目なお母さんで…ごめん。▼
- [セレナ]
- 駄目じゃない!
あたしの母さんは世界一なんだから!▼
- [ティアモ]
- セレナ…▼
- [セレナ]
- ぐすっ…う、うわぁぁぁぁっ!
会いたかったんだからね! ずっと!▼
- [ティアモ]
- うん…▼
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Last-modified: 2012-10-14 (日) 21:32:46