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マイユニット(男性・僕)の支援会話

オリヴィエ

支援C

[オリヴィエ]
……ふぅ、これで全部ですね。▼
全部で二百五十枚…
まだまだ目標には遠いです…▼
[ルフレ]
オリヴィエ、なにをしてるんだい?▼
[オリヴィエ]
きゃっ!▼
[ルフレ]
あ、すまない。
驚かせちゃったな。▼
[オリヴィエ]
ルフレさんでしたか…。
びっくりしました…▼
[ルフレ]
あれ? なにを大事そうに
胸に抱えてるんだい?▼
[オリヴィエ]
こ、これは、その…。
お給金をこつこつ貯めた…▼
[ルフレ]
あぁ、へそくり?▼
[オリヴィエ]
うぅ…その言い方はあんまりです~。▼
私がお金に汚いみたいで
恥ずかしいじゃないですか~!!▼
[ルフレ]
あわわ…ごめんごめん!
へそくりじゃなくて、貯金だよね!▼
ちゃんと貯金してるなんて、
オリヴィエは偉いと思うよ。▼
[オリヴィエ]
えへへ…ありがとうございます。▼
ルフレさんに褒められると
とっても嬉しいです…▼
[ルフレ]
そ、そうかい?
そう言われると照れるよ…▼
[オリヴィエ]
それじゃあ私、
食事当番なのでこれで…▼
今日はお話できて楽しかったです。▼
[ルフレ]
うん、気を付けて戻って…って、
オリヴィエ! へそくり落としてる落としてる!▼
[オリヴィエ]
だからへそくりじゃありませんってば~!▼
私がお金に汚いみたいで
恥ずかしいじゃないですか~!!▼
[ルフレ]
あ~、それはわかったから早く拾って!
ああっ! 一枚飛ばされたよ!▼
[オリヴィエ]
はわわ…ま、待って下さい…!▼

支援B

[ルフレ]
どう、オリヴィエ。
お金は順調に貯まってるかい?▼
[オリヴィエ]
あ、えっと…ぼちぼちでんな。▼
[ルフレ]
…なに、それ?▼
[オリヴィエ]
え、あれ? 前に本で読んだ
返事の仕方なんですけど…▼
[ルフレ]
そ、そうなんだ。変わってるね…▼
[オリヴィエ]
うぅ…何か変だったんですね!▼
すみません…本で読んだだけの知識を
安易にひけらかしてしまって…!▼
は、恥ずかしいです~!!▼
[ルフレ]
あ、いや、そんなに恥じることじゃないよ!▼
オリヴィエの意外な一面を見られたからね!▼
たまに使う分には良いんじゃないかな!▼
[オリヴィエ]
そ…それなら良かったです…▼
[ルフレ]
ところでさ、オリヴィエは
どうして貯金をしてるんだい?▼
[オリヴィエ]
あの、私…劇場が欲しいんです。▼
[ルフレ]
劇場…って、あの舞台と観客席のある?▼
[オリヴィエ]
はい。誰もが気軽に観に来られるような
劇場を建てられたらいいなと思って…▼
[ルフレ]
そこではオリヴィエの
踊りも観られるのかい?▼
[オリヴィエ]
え…そ、そうですね。
恥ずかしいですけど…▼
[ルフレ]
だったら僕もぜひ行きたいな、その劇場。▼
[オリヴィエ]
あ、ありがとうございます。▼
[ルフレ]
でも劇場を建てるのって
すごくお金がかかるんじゃないのかい?▼
[オリヴィエ]
そうなんです。実際には、
夢のまた夢という感じで…▼
[ルフレ]
うーん…あ! じゃあいっそ、
自分たちで作る?▼
[オリヴィエ]
む、無理ですよそんな…▼
[ルフレ]
だーいじょうぶだよ!
僕、こう見えて大工仕事は得意だから!▼
そうと決まればさっそく
取りかかろう!▼
[オリヴィエ]
は、はい…頑張ります…▼

支援A

[ルフレ]
…ついに完成したね…▼
[オリヴィエ]
完成しましたね…▼
[ルフレ]
我ながらいい出来だと思うけど、
オリヴィエの感想はどう?▼
[オリヴィエ]
は、はい。私が思い描いていた
劇場より、よくできてると思います。▼
[ルフレ]
よかった。
苦労した甲斐があったよ。▼
[オリヴィエ]
ただ、その…大きさが、ちょっと…▼
[ルフレ]
…うん。▼
[オリヴィエ]
手のひらに載る大きさの劇場では
さすがに踊れませんから…▼
[ルフレ]
そうだね…これだとキリギリスが歌って
バッタが踊るくらいがせいぜいだろうね。▼
[オリヴィエ]
観客は…アリさんたちでしょうか。▼
[ルフレ]
まぁでも、小さいながらも
完成させられたわけだから▼
次はこれを大きな規模で作れば
問題ないってことだよね。▼
[オリヴィエ]
そう…ですか?▼
[ルフレ]
そうそう。ここは前向きに、ね?
次もちゃんと手伝うから。▼
[オリヴィエ]
ふふ、そうですね。
次、がんばりましょうか。▼
ルフレさんといっしょに
作業をするのはすごく楽しいし▼
長い時間をかければもしかしたら
完成させられるかもしれませんよね。▼
あ…でもそれだったら、
お金を貯めるほうが早い…かな?▼
[ルフレ]
それは言わないお約束だよ。▼
[オリヴィエ]
で、ですよね。▼
じゃあ…私、劇場の完成を祝して
一曲踊らせていただきます。▼
あの…見てもらっても、いいですか…?▼
[ルフレ]
うん、オリヴィエの踊りなら大歓迎だよ!▼
[オリヴィエ]
ふふ。恥ずかしいですけど
頑張りますね…!▼
いつか本物の劇場を建てられたら、
最初に踊ろうと思ってる踊りなんです…!▼
[ルフレ]
そっか…楽しみだなぁ。
その夢が叶うまで、ずっと応援してるからね。▼
[オリヴィエ]
ありがとうございます…!▼

支援S

[オリヴィエ]
はぁ…▼
[ルフレ]
どうしたんだい、オリヴィエ。
さっきからため息ばっかりついて。▼
[オリヴィエ]
最近、ちょっと物入りで…
貯金が全然できてないんです…▼
こんな調子じゃ、おばあちゃんになっても
目標には届きません…▼
だから…もう、劇場を建てる夢は
諦めた方がいいのかなって…▼
[ルフレ]
そんな…! だって、劇場で最初に
踊る踊りまで決めてあったのに…!?▼
[オリヴィエ]
すみません…ルフレさんには
色々応援してもらったのに…▼
[ルフレ]
いや、これからも応援し続けるよ。
それでも頑張れないかな…?▼
この前言ったよね? オリヴィエの夢が
叶うまで、ずっと応援してるって。▼
[オリヴィエ]
ふふ…嬉しいですけど、
いつ叶うかわからない夢に▼
大切な友達を
巻き込むわけにはいきません。▼
[ルフレ]
…友達じゃなかったらいいんだね?▼
[オリヴィエ]
え…?▼
[ルフレ]
僕…オリヴィエのことが好きなんだよ。▼
友達じゃなくて恋人なら、
僕を君の夢に巻き込んでくれるかい?▼
[オリヴィエ]
えっ、えぇぇっ!?▼
[ルフレ]
これ…実はずっと渡そうと思ってたんだ。
受け取ってくれないかな。▼
僕と、結婚して欲しいんだ。▼
[オリヴィエ]
うぅ…綺麗な指輪です…▼
…ルフレさん。
私の夢、ほんとに叶うかわからないですよ?▼
こうやって途中で諦めるかもしれません。
弱音だって吐いちゃうかもしれません。▼
それでも…▼
[ルフレ]
それでも、一緒にいたいよ。オリヴィエが
夢を諦めないで済むように、傍にいたいんだ。▼
[オリヴィエ]
ルフレさん…! 嬉しい…!▼
私…もう一度頑張ってみます…!
例え何年…何十年かかっても…▼
あなたがいれば…叶うと思います…!▼
[ルフレ]
良かった…オリヴィエ。
大好きだよ。▼
[オリヴィエ]
は、恥ずかしいです~! で、でも…▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[オリヴィエ]
わ、私も…あなたのこと…大好きです。
こ、こんな事…あなたにしか言えません!

セルジュ

支援C

[セルジュ]
この子は? …駄目?
じゃあ、こっちの子は?▼
なかなか男前だと思うんだけど。▼
そう…好みじゃないのね。
困ったわねぇ…▼
[ルフレ]
セルジュ?
誰と話してるんだい?▼
[セルジュ]
あら、ルフレ。
ちょうどいいところに。▼
[ルフレ]
え、なんだい?▼
[セルジュ]
ルフレのお知り合いに、
見目麗しい飛竜ちゃんはいないかしら?▼
[ルフレ]
え…飛竜の知り合い?
それ、本気で訊いてるのかい?▼
[セルジュ]
えぇ、もちろん。▼
ミネルヴァちゃんのお見合い相手を
探しているんだけど…▼
なかなかミネルヴァちゃんが
うなずいてくれる相手がいなくて。▼
[ルフレ]
ミネルヴァ…って、セルジュが飼ってる
飛竜のことだよね?▼
お見合いとか、するんだ…。
飛竜のお見合いなんて始めて聞いたよ。▼
[セルジュ]
それはそうでしょうね。私も…いえ、
おそらく人類史上初の試みでしょうし。▼
[ルフレ]
そう言われると、とてつもなく壮大な
計画が動いているように聞こえるね。▼
[セルジュ]
人類の大いなる一歩に、
協力してみる気はないかしら?▼
[ルフレ]
そ、そうだね…協力、しようかな。▼
[セルジュ]
まぁ、ルフレが協力してくれるって。
よかったわね、ミネルヴァちゃん。▼
(ミネルヴァの唸り声)
…うふふ、喜んでいるわ。▼
[ルフレ]
これ、喜んでるんだ…
猛り狂ってるようにしか見えないよ…▼

支援B

[ルフレ]
セルジュ。いろんなところから
飛竜の情報を集めてみたよ。▼
[セルジュ]
まぁ、ありがとう!
さっそく拝見してもいいかしら?▼
[ルフレ]
うん。▼
[セルジュ]
あらあら、似顔絵つきなのね…
って、ルフレ。▼
これ、みんな女の子の情報なのかしら?▼
[ルフレ]
え、そうだけど。
なにかまずかったかな?▼
[セルジュ]
…ルフレ。
ミネルヴァちゃんは女の子なのよ。▼
[ルフレ]
えぇっ、そうだったのか!?▼
僕はてっきりオス…じゃない
男の子だとばっかり…▼
[セルジュ]
もう。どこからどう見ても
かわいらしい女の子じゃないの。▼
[ルフレ]
どこをどう見たら…って、
訊いたら怒るよなあ…▼
[セルジュ]
なにか言ったかしら?▼
[ルフレ]
い、いえいえ!
ごめん、勘違いしてしまったみたいだよ!▼
次からはちゃんと、男の子の
情報を集めるようにするよ。▼
[セルジュ]
こう見える通り、ミネルヴァちゃんは
とても面食いだから▼
男前さんの情報をお願いするわね。▼
[ルフレ]
飛竜の見た目にも
良し悪しがあるんだね…▼
[セルジュ]
角の形状と長さ、うろこの艶やかさ、
牙と爪の鋭さ、羽の大きさ…▼
それに全体的な輪郭と泣き声の
美しさも重要なのよ。▼
[ルフレ]
そ、そうなのか。見極める自信は
まったくないけど…了解した。▼

支援A

[ルフレ]
セルジュ。これ、この子はどうだい?
すごく男前だと思うんだけどなあ。▼
[セルジュ]
まぁ! 絵で見る限りは
完璧に見えるわ。▼
ほら。見て、ミネルヴァちゃん。
これならあなたも満足なんじゃない?▼
(ミネルヴァの鳴き声)
…ふふふ、そう。
そんなに気に入ったの。▼
[ルフレ]
よかった…これで駄目なら
もうお手上げだったよ。▼
[セルジュ]
ありがとう、ルフレ。▼
ミネルヴァちゃんのために
こんなに親身になってくれて、嬉しいわ。▼
[ルフレ]
これで、僕も人類史上初の快挙に
名前を残せそうだね。▼
[セルジュ]
えぇ、もちろん。▼
ルフレには、
仲人として名を残してもらうわ。▼
[ルフレ]
僕が仲人!? しかも飛竜の?
人間の仲人もしたことないのに?▼
[セルジュ]
ルフレ以外には考えられないもの。▼
[ルフレ]
そう言ってもらえるのはうれしいけど
そんな大役が僕に務まるかなあ…▼
[セルジュ]
だいじょうぶよ。
これから私がみっちりと▼
飛竜についてのあれこれを
手ほどきして差し上げるわ。▼
[ルフレ]
ありがとう…と言うべきなんだろうか。
やり遂げられる気が全くしないんだけど…▼
(ミネルヴァの鳴き声)
うわぁぁっ!? な…なんだなんだ!?
耳がヘンになる…!!!▼
セ、セルジュ!! これは喜んでるのかい?
それとも猛り狂ってるのかい?!▼
[セルジュ]
いつにない勢いで猛り狂っているわね。
自分のことを見捨てるのかって。▼
[ルフレ]
えぇぇ!? そんなの脅迫じゃないか!▼
[セルジュ]
それだけ私もミネルヴァちゃんも
あなたを必要としてるということよ。▼
[ルフレ]
なんだかごまかされてるような
気がするんだけど…わかったよ。▼
乗りかかった船だし、
最後まで協力することにするよ。▼
[セルジュ]
ふふ、ありがとう。
良かったわね、ミネルヴァちゃん。▼
(ミネルヴァの鳴き声)
[ルフレ]
あぁ…喜んでいらっしゃる…▼

支援S

[セルジュ]
ルフレ、ごめんなさいね。▼
せっかく紹介してくれた飛竜ちゃんなのに、
お見合いをダメにしちゃって…▼
[ルフレ]
まさかあそこまで激しいケンカをするとはね…
この世の終わりかと思ったよ。▼
セルジュがそのケンカを止めたのには
もっとびっくりしたけど。▼
[セルジュ]
うふふ。ちょっと叱っただけよ。▼
[ルフレ]
また相手探しから始めないといけないなあ。▼
[セルジュ]
そうねぇ…ミネルヴァちゃんも私みたいに
婚期を逃しちゃったらどうしようかしら。▼
[ルフレ]
婚期…か。
セルジュは、見合いをしたことがあるのかい?▼
[セルジュ]
えぇ。でも、上手くいったことはないわ。▼
みんな、ミネルヴァちゃんを見て
逃げ出してしまうのよ。▼
私、結婚してもミネルヴァちゃんとは
一緒にいたいから…それじゃ困るのよね。▼
うふふ…こんなこと言ってるから
婚期を逃しちゃったのかしら。
[ルフレ]
いや…おかげでセルジュが
他の人に取られずにすんだよ。▼
[セルジュ]
どういう意味…?▼
[ルフレ]
こういう意味…かな。▼
[セルジュ]
まぁ…指輪…? これって…!▼
[ルフレ]
セルジュ…僕は君が好きだ。
これからもずっと、傍にいたい。▼
ミネルヴァごと大切にしてみせるから、
僕と…結婚してくれないかい?▼
[セルジュ]
ルフレ…!▼
ありがとう…
私にとって、最高のプロポーズだわ…▼
喜んで、お受け致します…▼
[ルフレ]
良かった…!
ありがとう、セルジュ…!▼
[セルジュ]
うふふ、妙な話ね。
ミネルヴァちゃんのお見合いをするはずが▼
私の方が相手を見つけてしまうなんて…▼
[ルフレ]
あとで一緒に報告に行こう?▼
[セルジュ]
そうね。きっと喜んでくれるわ。▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[セルジュ]
大好きよ…
きっと私、あなたとこうなるために
今まで生きてきたんだって、そう思えるの。▼

ヘンリー

支援C

[ヘンリー]
…………▼
[ルフレ]
あれ、ヘンリー?
あんなところにうずくまって…▼
もしかして、気分でも悪いとか!?▼
だったら大変だ…!
なぁ、ヘンリー、ヘンリー!▼
[ヘンリー]
あ、はーい。なにかあったの~?▼
[ルフレ]
あれ? なんだ…元気みたいだね。▼
そんなところでうずくまってるから、
気分でも悪いのかと思ったんだよ。▼
[ヘンリー]
あはは、心配させちゃったみたいで
ごめんね~。▼
[ルフレ]
いや、元気ならいいんだよ。
何をしてたんだい?▼
[ヘンリー]
と~っても楽しいことだよ~。
ルフレも一緒にやる~?▼
[ルフレ]
そんなに楽しいことなのかい?
どれどれ…って、うわあぁぁぁぁぁ!?▼
[ヘンリー]
あ、ごめん。びっくりさせちゃった~?
これ、屍兵の腕だよ~。▼
[ルフレ]
さっきの戦場で拾ったのかい?!
どうしてそんなものを持って来るんだよ!▼
[ヘンリー]
いや~、屍兵がどんな体をしてて、
どうやって動いてるのか興味があって。▼
ちょっと解剖して
調べてみようかなと思ったんだ~。▼
はい、ルフレもどうぞ~。
屍兵の弱点がわかるかもしれないよ~!▼
[ルフレ]
いいよ!
僕は遠慮しておくよ!▼
[ヘンリー]
あはは、残念だな~。▼

支援B

[ヘンリー]
ふん、ふん。ふんふ~ん…♪▼
[ルフレ]
ヘンリー…その、
地面に描いている魔法陣は何だい?▼
なんというか…ものすごく
不吉な予感がするんだけど。▼
[ヘンリー]
あ、ルフレ。
これはね、とってもいいものなんだよ~。▼
この魔法陣はねぇ、なんと!
屍兵を召喚する魔法陣なので~す!▼
[ルフレ]
えっ…▼
[ヘンリー]
これを使えば戦いを屍兵に任せて、
僕たちはお茶でも飲んでいられるよ~。▼
そしたら戦死者も出なくなるし、
いろいろと便利だよね~。▼
[ルフレ]
うーん…いくら戦死者が出ないといっても、
屍兵の力を借りるのは…▼
それに、召喚した屍兵を
操ることができるとは限らないよね?▼
[ヘンリー]
うん、屍兵は操れないよね~。
命ある者を襲うだけだよ~。▼
でも、魔法陣を遠くに描いておけば
僕らに被害は出ないわけだし~。▼
[ルフレ]
だけど…魔法陣の近くにある町や村は
屍兵に襲われるんじゃ…?▼
[ヘンリー]
あはは、もちろん襲われちゃうよね~。
でも、戦いには勝てるよ?▼
[ルフレ]
それは良くないよ…▼
関係ない人の命を犠牲にして
勝つなんて…▼
[ヘンリー]
良くない? どうして良くないの?▼
今までだってたくさん
人を殺してきたじゃない。▼
[ルフレ]
…それは、そうしないと僕たちが
殺されるから…やむを得なかったんだ。▼
でも、奪わなくていい命を
犠牲にして勝つのは違うと思うよ。▼
[ヘンリー]
ふーん…わかった~。
じゃあこの魔法陣は使わないね~。▼
[ルフレ]
ああ…▼

支援A

[ルフレ]
ヘンリー、
この前の戦い方は見事だったね。▼
[ヘンリー]
え? どれのこと~?▼
[ルフレ]
屍兵が現れて
小競り合いになった時のことだよ。▼
あのとき、不利な戦況にもかかわらず
町を背にして踏ん張ってくれたよね?▼
あそこで後退していたら
町にも被害が及んでいただろうから。▼
[ヘンリー]
ルフレが、奪わなくていい命は
犠牲にするなって言ってたからね~。▼
[ルフレ]
あ…覚えていてくれたんだね。▼
[ヘンリー]
もちろんだよ~。
僕は言いつけは守る子だからね~。▼
人から命令されたことや
頼まれたことには、ちゃんと従いま~す。▼
[ルフレ]
へぇ…ヘンリーって
意外と律義なんだね。▼
[ヘンリー]
あ、でも戦場で『戦うな』って
言われるのだけは、ちょっと嫌かも~。▼
そういう場合は、『戦うな』って言った人を
消してから、ウキウキ戦いま~す。▼
[ルフレ]
………
…僕は、何があってもヘンリーに▼
戦うなって指示だけは
出さないようにするよ。▼
[ヘンリー]
どうしたの~?▼
[ルフレ]
な、何でもないよ!▼
なぁ、ヘンリー、
頼まれごとは断らないんだよね?▼
なら戦術書の整理を
手伝ってもらえたりできるかな?▼
最近、量が増えてきて
困ってるんだよ!▼
[ヘンリー]
は~い、よろこんで~!▼

サイリ

支援C

[ルフレ]
やあ、サイリ。ちょっといいかい?▼
[サイリ]
ルフレ殿、何か?▼
[ルフレ]
サイリの鎧って、
珍しい形をしているよね。▼
[サイリ]
ああ…これか。▼
私が生まれた国で、
兵士の皆が装備する鎧だ。▼
[ルフレ]
そうなんだ。
形が洗練されているし、とても丈夫そうだ。▼
[サイリ]
ああ、軽さと装甲の厚さが
この鎧の利点だな。▼
私のいた国ではこのように
軽装で戦うことが多い。▼
武器も刀…片刃の剣を両手で持つから、
盾も持たないことが多いのだ。▼
[ルフレ]
そうなんだ。とても個性的な気がするよ。
…他にも何か違うことってあるかい?▼
[サイリ]
武具だけでなく、食べ物屋服装、
そのほかの文化、いろいろと異なるな。▼
[ルフレ]
今度、その話とかも聞かせてもらえる?▼
[サイリ]
ああ、故郷の話をするのは嫌いではない。
喜んで話そう。▼

支援B

[ルフレ]
サイリ、
君の国の話を聞かせてくれるかい?▼
[サイリ]
ああ。先日の件だな。
何でも聞いてくれ。▼
[ルフレ]
食べ物も
君の国とこちらでは違うのかい?▼
[サイリ]
ああ、ソンシンでは、主食がコメだった。
パンやチーズは、最近初めて食べたな。▼
[ルフレ]
へえ~、そうなんだ。▼
[サイリ]
それと、ソンシンでは生の魚も食べるな。▼
[ルフレ]
な、生の魚?
…おいしいのかい?▼
[サイリ]
ああ。鮮度のよいものなら、
とてもおいしい。▼
[ルフレ]
そうかー。食文化も随分と違うんだね。▼
でもそれだと、別の場所の
暮らしに馴染むのは、大変だよね。▼
[サイリ]
そんなことはない。だが…時々、
故郷の味が恋しくなることもあるな。▼
[ルフレ]
僕も、いつか食べてみたいよ。▼
[サイリ]
ああ、機会があれば。ぜひご馳走しよう。▼

支援A

[ルフレ]
サイリ。▼
[サイリ]
……▼
[ルフレ]
き、聞こえないのかな?▼
[ルフレ]
それに黙々と何かに集中している…
何をしているんだろう。▼
あ、絵を書いているのか。
…サイリ!▼
[サイリ]
わっ!! わっ、わっっ!!▼
[ルフレ]
あ、ご、ごめん。驚かせちゃったかい?▼
[サイリ]
あっ、ルフレ殿か!!▼
い、いやこちらこそ突然
大声を上げてしまって、すまないっ!▼
こ、これはそのっ!!▼
[ルフレ]
あ、別に絵を隠さなくてもいいのに?▼
そんなに恥ずかしがらなくても、
とても上手だと思ったよ?▼
[サイリ]
…そ、そうか、見られてしまったか。
なら仕方ない…。▼
[ルフレ]
これは…樹の絵だよね?
でも葉の色が…▼
[サイリ]
これはサクラの樹という。▼
ピンク色に見えるのは▼
葉ではなく花の色なのだ。
[ルフレ]
へえ…。珍しいね。▼
[サイリ]
これは毎年一定の時期にだけ咲く花…。
我が故郷でのみ、見る事ができる。▼
[ルフレ]
…実際に見たら綺麗なんだろうなぁ。▼
[サイリ]
ああ。故郷においても、
この樹は国の皆から愛されていた。▼
私の育ったところには、川に沿って
このサクラの樹が何本も並べられており、▼
花が咲くと、それはまさに壮観だった…。
最近よくそれを思い出すのだ…▼
[ルフレ]
サイリ…▼
[サイリ]
あ…すまない。
勝手につらつらと話してしまって。▼
しかも…何かしんみりとさせてしまったな。
こんなものは私には似合わないというのに…。▼
[ルフレ]
そんなことないよ、聞けて楽しかったよ。▼
[サイリ]
そ、そうか。それなら良かった…▼

支援S

[サイリ]
……。▼
[ルフレ]
サイリ、少し元気がないようだけど…
大丈夫?▼
[サイリ]
…ルフレ殿か。す、すまぬ。▼
最近、故郷を思い出すことが多くなってな。
…これを郷愁というのだろうか?▼
[ルフレ]
もしかして…! 僕がいろいろと
聞いてしまっているからかな?▼
…だとしたら、ご、ごめん!▼
[サイリ]
いや、そういうわけではない…。▼
もしかしたら私は、過去を思い出すことで
前に進もうとしているのかもしれないな…。▼
[ルフレ]
前に…?▼
[サイリ]
ああ、そうだ。私は故郷から離れていても、
寂しくはない。なぜなら、今は…▼
心の支えとなる大事な人ができたからだ。
だから…平気だ。▼
[ルフレ]
サイリ…。▼
[サイリ]
大事な人は…ルフレ殿、貴殿だ。▼
[ルフレ]
…!▼
[サイリ]
だから私はどこにいても、強く生きていける。
貴殿にはこれからも…傍にいて欲しい。▼
[ルフレ]
うん、もちろん…。
僕もサイリと共に生きていきたい。▼
[サイリ]
そ、そうか。それはありがたい。▼
[ルフレ]
僕も嬉しいよ。▼
でも、そうだな…戦争が終わった暁には、
僕はサイリの故郷が見てみたいよ。▼
もちろん君と一緒にね。▼
[サイリ]
あ、ああっ! もちろんだ!▼
[ルフレ]
なら、ふたりで行こう。
君の生まれたところへ。▼
[サイリ]
あぁ。そして共にサクラの花を見よう。▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[サイリ]
ふふっ…
お主と一生添い遂げるという契りが、
これほどまでに幸せなものだとはな…。

バジーリオ

支援C

[ルフレ]
あ、バジーリオ様。▼
[バジーリオ]
おう、ルフレ。なんか用か?▼
[ルフレ]
あの…ちょっと噂で聞いたんですが、▼
バジーリオ様は昔、たまに城を抜け出して
旅に出ていたというのは本当ですか?▼
[バジーリオ]
ああ。まあ、たまにな。▼
…へへ、一人で城を抜け出すなんて、
危険だと思うかい?▼
[ルフレ]
そりゃあ、そうですよ!
仮にも一国の主なんですよ、バジーリオ様は!▼
[バジーリオ]
まぁヘマをしたことは一度だってねえよ。
いつだって、無事に城に帰ってきたぜ?▼
[ルフレ]
ほ、本当ですか…?▼
[バジーリオ]
なんだルフレ、俺の言うことが
信用できないっつーのか?▼
[ルフレ]
いえ、そういうわけじゃあ…▼
[バジーリオ]
これでも慣れたもんだったさ。
昔は、身ひとつで色んなとこに行ったもんだ。▼
[ルフレ]
身ひとつで、ですか!?
よく周りがそれを許しましたね?▼
僕がバジーリオ様付きの部下だったら、
旅になんて絶対行かせませんよ!?▼
[バジーリオ]
そんなもん! あれだ!
無断で行くに決まってるじゃねぇか。▼
[ルフレ]
ええっ!? 国の代表が無断で外出!?
どうやって!?▼
[バジーリオ]
そこはほれ、色々と策があるんだよ。▼
[ルフレ]
策…ですか?▼
[バジーリオ]
耳貸しな。
………ゴニョゴニョ。▼
[ルフレ]
え、ええっ!? そんな方法で!?▼
[バジーリオ]
声がでかいぞ、ルフレ。▼
[ルフレ]
すみません…で、でも。▼
[バジーリオ]
はっはっは! まぁ人間やろうと思えば、
なんでもできるってことさ!▼
お前もあんまし
凝り固まって考えてばっかじゃあ、▼
いけねぇってことよ!
がっはっは!▼
(バジーリオ退場)
[ルフレ]
は、はぁ…▼

支援B

[ルフレ]
バジーリオ様。▼
[バジーリオ]
おうっ! ルフレか。なんだ?▼
[ルフレ]
先日、旅には慣れていると
言っていましたが…▼
以前、旅を続けていた時はどうやって
旅費を稼いでいたんですか?▼
[バジーリオ]
そうだな。傭兵団にいたこともあったし、
旅芸人の一座に置いてもらったこともあった。▼
[ルフレ]
た、旅芸人!? 国の代表が旅芸人とは…
国民が知ったら驚きますね。▼
[バジーリオ]
まぁそんなの後から言えば、
ただの笑い話さ。▼
[ルフレ]
そ、そうかもしれませんけど…▼
[バジーリオ]
旅はいいぜぇ…
窮屈な城の中にいるよりはずっといい…▼
酒、女、金…
世の中のことがよくわかるからな。▼
お前も硬いことばっか言ってないで、
旅にでも出てもっと遊んだ方がいいぜ。▼
[ルフレ]
い、いえ、僕は軍師ですから!
それに今はそんな暇なんてないですよ!▼
[バジーリオ]
まあ…今は難しいな。▼
[ルフレ]
ですよね?▼
[バジーリオ]
…ならば、女だ。▼
[ルフレ]
えっ? 何言ってるんですか?▼
[バジーリオ]
この軍には女も多いからな。▼
そこら辺の女兵士を遊びに
誘ってみたらどうだ? 楽しいぞ?▼
[ルフレ]
そっ、そんなことは…▼
あ、遊びで声をかけるなんて
不真面目ですよ!▼
[バジーリオ]
まあ、そう言うな。▼
俺がちゃんと女心をつかむ
コツってやつを教えてやるからよ。▼
[ルフレ]
べ、別にそんなのいいですってば!▼
[バジーリオ]
いいからいいから、聞いとけって!
………ゴニョゴニョ。▼
[ルフレ]
そっ、そんなことを…!?▼
[バジーリオ]
はっはっは! まあ、あとはお前の
誠意次第だ。がんばれよ!?▼
(バジーリオ退場)
[ルフレ]
バ、バジーリオ様…
あの人本当に王様だったのか…?▼

支援A

[バジーリオ]
よう、ルフレ。▼
[ルフレ]
あ、バジーリオ様。▼
[バジーリオ]
相変わらず遊びには手を出してないのか?▼
[ルフレ]
それはそうですよ。
遊んでいるヒマなんてありませんし。▼
[バジーリオ]
まったく、本当に堅物だな…▼
まぁ…お前だけじゃないな。
クロムやその周辺も、ここは堅物だらけだ。▼
[ルフレ]
ははは…戦いが終わったら、
少しは遊ぶことも考えますよ。▼
[バジーリオ]
もったいねえなあ…
若いウチは、遊ぶのだって勉強だぜ?▼
遊びは人と人との交流だ。
うまく交流できることは何にでも繋がる。▼
[ルフレ]
ま、まぁそうですけど…▼
[バジーリオ]
それに相手が男だろうが女だろうが、▼
気さくに話せる話術ってのも
ちゃんと身に着けておかないとな。▼
話がつまらない奴が軍師じゃあ、
兵士たちだって付いて来てはくれないぜ?▼
[ルフレ]
…うーん、それは説得力ありますね。
わ、わかりました…努力してみます。▼
[バジーリオ]
おいおい~、別にこれは
努力するものじゃないんだが…▼
何にせよ、自然に相手を…▼
特に女をひきつけるような男に
ならなきゃいかん。▼
[ルフレ]
ぐ、具体的には、
どうすればいいんですか?▼
[バジーリオ]
よしよし、耳を貸せ。
………▼
[ルフレ]
えっ!!! えええええっ!?
…そ、そんな、無理です! 無茶ですよ!▼
[バジーリオ]
それは、覚悟が足らんからだ。▼
[ルフレ]
か、覚悟ですか…?▼
[バジーリオ]
ああ。遊ぶために生き、遊ぶために勝つ!
ってくらいの覚悟を持て。▼
そうすりゃ、戦闘にだって
張り合いが出るぞ? がっはっは!▼
[ルフレ]
う~ん、そういうものなのかなあ…▼
[バジーリオ]
はっはっはっ!! 考えよ、そして悩めよ!
若者よっ! …なんつってなっ!▼
(バジーリオ退場)
[ルフレ]
なんだか、参考になったような
ならなかったような…▼
でも、あれぐらいの豪胆さがあるから
皆も安心してついて行けるんだろうな…▼

フラヴィア

支援C

[フラヴィア]
おや、ルフレじゃないか。
ちょっといいかい?▼
[ルフレ]
あ、フラヴィア様。なんでしょうか?▼
[フラヴィア]
前々から思っていたんだが、
あんたは軍師として、とても優秀だね。▼
状況を素早く判断し、
勝利へ導く力を持っている。▼
[ルフレ]
あ、ありがとうございます。
いきなりですけど、嬉しいなぁ。▼
[フラヴィア]
謙遜するんじゃないよ。あんたの力は
大したもんだよ。そのおかげで▼
今も私らは生きてこられてるのさ。▼
[ルフレ]
は、はい…恐縮です。▼
[フラヴィア]
フェリアにはあんたのような軍師はいない。
だから…ぜひ欲しいと思っているんだよ。▼
我が国、フェリアの軍師にね…!▼
[ルフレ]
フラヴィア様、それは…!▼
[フラヴィア]
もちろんこの戦いが終わってから、
の話だけどね。▼
[ルフレ]
えと…ど、どうしようかな?▼
そ、その時はその時ってことで…
お願いできますか?▼
[フラヴィア]
ああ、よく考えてから
答えを聞かせておくれ。▼

支援B

[ルフレ]
うーん、ここはこうして、
こうした方がいいかな?▼
[フラヴィア]
…ルフレかい?▼
[ルフレ]
あ、フラヴィア様。▼
[フラヴィア]
なんだ、みんな休んでいるのに、
あんたは一人で作戦の検討かい?▼
ふむ…▼
[ルフレ]
…あ、あの?▼
[フラヴィア]
若くて、腕が立ち、頭も回る。
度胸もあって、骨身を惜しまない…▼
十分条件はそろっているね…▼
[ルフレ]
えぇと…。▼
[フラヴィア]
ルフレ、
やっぱりフェリアに来てくれないかい?▼
[ルフレ]
それは先日の軍師の話ですよね?▼
[フラヴィア]
ああ、戦争が終わってからでいい。
我が国に骨を埋める覚悟で来て欲しいのさ。▼
[ルフレ]
そうですね…お気持ちは嬉しいですけど。
やっぱりまだ気持ちの整理がつかなくて。▼
[フラヴィア]
そうか。…やっぱりクロムかい?▼
[ルフレ]
はい。今はクロムを支えることに
集中していたいと言いますか…▼
[フラヴィア]
そうかい…ははは、今はまだ
クロムには全然敵いそうもないねぇ。▼
いいさ、いいさ。あんたらの絆の深さは、
私も近くで十分わかっているつもりさ。▼
それにこれは一生のことだからね。
迷うのは無理もない。▼
また後日、きちんと話し合おうじゃないか。▼
[ルフレ]
は、はい…▼

支援A

[フラヴィア]
ルフレ、
ちょっと聞いて欲しいんだが…。▼
[ルフレ]
あ、フラヴィア様…。
この間のお話、でしょうか?▼
申し訳ないんですけど、
まだ考えがまとまらないというか…▼
[フラヴィア]
あ、い、いやいいんだ。あれはもう。▼
[ルフレ]
え?▼
[フラヴィア]
あんたの軍師としての考え方は
迅速にして的確。その判断力は凄まじい。▼
だがね…。その力はどこでも
発揮できるわけじゃない。▼
クロムの傍にいるからこそ
導き出されるんじゃないかと、▼
最近そう考えるようになったんだよ。▼
[ルフレ]
…?▼
[フラヴィア]
最近あんたがクロムと一緒にいる様子を
色々観察していたのさ。▼
二人の絆と信頼関係があるからこそ、
お互いに強い能力を発揮できる。▼
…そんな気がしてね。▼
[ルフレ]
そ、そうかもしれませんね…▼
[フラヴィア]
現に私からのお誘いに対する判断は、
こんな風にからっきしだろう、あんた。▼
[ルフレ]
う! そ、それは…す、すみません!▼
[フラヴィア]
あはは、いや責めてるわけじゃないよ。▼
でも私もこれ以上ヤボな真似を
する気はなくなった…そういうことさ。▼
あんた、これからも頑張るんだよ!
なんたってこの私が見込んだ男なんだからね!▼
[ルフレ]
フラヴィア様…。▼

支援S

[ルフレ]
フラヴィア様。▼
[フラヴィア]
ん、なんだい? ルフレ。▼
[ルフレ]
この間のフェリアの軍師になるという話
なんですけど…▼
[フラヴィア]
あれはもういいと断ったじゃないか?
まぁ、私が断られたようなもんだが。▼
[ルフレ]
はい。確かに僕は軍師としては、
クロムとの信頼関係で成り立っています。▼
でもだからこそ僕は、
挑戦するべきなんじゃないかって。▼
…そう思い始めました。▼
[フラヴィア]
挑戦…?▼
[ルフレ]
はい、このままだと僕は
クロムがいないとダメな気がして。▼
だからこそ戦争が終わったら、
自立して新しいものを目指す▼
いい機会だと思ったんです。▼
[フラヴィア]
じ、じゃあフェリアに…?▼
[ルフレ]
は、はい。お願いします!▼
[フラヴィア]
………。▼
[ルフレ]
フラヴィア様?▼
[フラヴィア]
ありがたいんだがね…。違ったんだよ。▼
[ルフレ]
え? 違った?▼
[フラヴィア]
ああ、私はずっとあんたを
軍師として欲しがっていた。そう思っていた。▼
だが私もあれから色々と考えてね。▼
軍師として欲しがっていたわけじゃないと、
ようやく気づいたんだ…▼
私が欲しかったのは
軍師としてのあんたじゃなく、▼
伴侶としての…あんたさ。▼
[ルフレ]
ええっ? ええっ?
ちょ、ええっと?▼
[フラヴィア]
フェリア発展のために、
あんたの力が必要なんだ!っていうのは▼
私の取り繕った嘘の気持ち。▼
本当はあんたが好き、
ただそれだけだったのさ。▼
ウジウジする事が嫌いな私は、
勝手にそう思い込んでいたんだね…▼
だから軍師の話は、もう無し。
あんたはクロムと共に生きていけばいいのさ。▼
[ルフレ]
い、いえ…嫌です!▼
[フラヴィア]
えっ?▼
[ルフレ]
僕は伴侶としても…フラヴィア様のおそばに
お仕えする覚悟です!▼
[フラヴィア]
ええ? それは…何かの冗談かい?▼
[ルフレ]
いえ、冗談なんかじゃありません!▼
軍師としても伴侶としても、▼
僕はフラヴィア様と一生を共にしたいと
考えています!▼
[フラヴィア]
そ、そうかい…そ、そりゃ良かった。
私自身、諦めていただけに…▼
本当に嬉しいよ。でもいいのかい?
あんたの一生の問題だよ?▼
[ルフレ]
はい! もう決めました!▼
[フラヴィア]
そうか。それじゃあ…改めて。
ルフレ、私の元へ来てくれるかい?▼
[ルフレ]
はい!▼
[フラヴィア]
じゃあ一刻も早くこの戦争を片づけて、
平和をとりもどさなくちゃね。▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[フラヴィア]
あんたの事は、
フェリア王の名にかけて、
必ず幸せにしてみせるよ。
覚悟しときな。

ドニ

支援C

[ドニ]
うーん…やっぱりうまくいかないべ。
もっと針を小さくして…いや、でも…▼
[ルフレ]
ドニ、なにをうなっているんだい?▼
[ドニ]
釣り針を作ってたんだべ。
でも、なかなかうまくいかなくて…▼
ほら。この針だと、魚がかかっても
暴れられると外れちゃうんだべ。▼
[ルフレ]
あ、それならこの針の内側に
突起をつけるといいと思うよ。▼
ちょっと貸してみてよ。
…はい、できた。▼
[ドニ]
うわぁ…恩に着るべ!
これなら確かに外れにくそうだべ!▼
でもルフレ、
よくこんなの知ってるべな。▼
[ルフレ]
はは。この前読んだ書物に、
魚釣りの方法が書いてあったんだ。▼
[ドニ]
へぇ…さすがこの軍の人は
勉強熱心なんだべなぁー…▼
おらも何か役に立てることが
あればいいんだべが…▼
あ、でもこう見えて、山の獣を獲る罠を
作るのは得意なんだべ。▼
[ルフレ]
そうなのかい? じゃあ今度は
僕に罠の作り方を教えてよ?▼
[ドニ]
もちろんだべ!まずは一番簡単な
餌を仕掛ける箱罠から…▼
[ルフレ]
ふむふむ…▼

支援B

[ルフレ]
やあ、ドニ! ほら、見てよ。
君に教わった罠のおかげで▼
こんな大物が獲れたよ!▼
[ドニ]
おらのも見てくれ!
ルフレのおかげで▼
こんなにいっぱい魚が釣れたべさ!▼
[ルフレ]
わぁ、すごいなあ。みんなで食べても
食べきれないんじゃないかな。▼
[ドニ]
ルフレの大物も
燻製にしたらひと月ぐらいもちそうだべ。▼
[ルフレ]
だよね? あ、そうそう。
ドニが教えてくれた箱罠なんだけど▼
入り口のところにもう少し
工夫できそうな気がするんだ。▼
あとでちょっと見てよ。▼
[ドニ]
もちろんだべ。おらもルフレに
新しい釣り針を見て欲しいべ。▼
[ルフレ]
はは。僕たち、どうしてこんなに
貪欲になってるんだろうね。▼
[ドニ]
はは、ほんとだべ。
食料調達隊でもないのに変だべな。▼
[ルフレ]
僕たちが組めば最強の調達隊に
なれそうだけどね。▼
[ドニ]
すごく食い意地の張った
ふたりに見えそうだべさ。▼
[ルフレ]
まったくだよ、あはははは…▼

支援A

[ルフレ]
ドニ。料理は得意かい?▼
[ドニ]
得意じゃないべ。
ルフレは?▼
[ルフレ]
…いまいちだよ!▼
[ドニ]
そんなに胸張って言うことじゃないべ。▼
…はぁ。こんだけ獲物を獲っても、
料理できないと意味ないべ。▼
[ルフレ]
料理、してみるかい?▼
腕はいまいちだけど▼
ものすごく頑張ったら、僕も
それなりの物は作れるはずだから…。▼
[ドニ]
よし、じゃあやってみるべか。▼
(暗転)
[ルフレ]
ドニ! 焦げてる焦げてる!▼
[ドニ]
ルフレのほうも
噴きこぼれてるべーーー!▼
[ルフレ]
あ、熱っ!?▼
[ドニ]
ルフレ!?▼
[ルフレ]
だ、だいじょうぶだよ。
少し火傷しただけだから。▼
[ドニ]
だ、駄目だべ! すぐに冷やすべ!
…あぁぁ! 水が無いべ!▼
よし、汲んでくるから待ってるべ!
そこでじっとしてるんだべよ!?▼
(一瞬ドニ退場、再び画面に戻る)
[ドニ]
汲んで来たべ! 早く手を冷やすべ!▼
[ルフレ]
ありがとう、ドニ。
あ…冷たくて気持ちいいよ。▼
[ドニ]
…結局、料理は失敗だったべな。▼
[ルフレ]
いいんだよ。
ドニの意外な一面を見られたから。▼
[ドニ]
え、そうだべか?▼
[ルフレ]
うん。さっきのことで、ドニは結構
しっかりしてるってことがわかったよ。▼
…この水、ありがとう。▼
[ドニ]
そ、そんな…おらは当然のことを
したまでだべ…!▼
[ルフレ]
またそんな謙遜を…▼
…って、あれ?
なにか、焦げ臭くないかな?▼
[ドニ]
あぁっ! 魚を焼いたままだったべ!▼
[ルフレ]
ふぅ…前言撤回だね。
やっぱりどこか抜けてるよ。▼
…僕も人のこと言えないけど。▼

アンナ

支援C

[アンナ]
うふふふふ~。▼
[ルフレ]
アンナ、ご機嫌だね?▼
[アンナ]
あら、ルフレ。
嫌だわ、聞かれちゃった?▼
[ルフレ]
うん、上機嫌な笑い声がね。▼
[アンナ]
実はね、
仕入れた品が三倍の値段で売れたの!▼
[ルフレ]
そうか、それは良かったね。▼
[アンナ]
ええ、ありがとう…ああっ!▼
お金を受け取る時の、あの充実感。
ほかでは味わえないわね~。▼
[ルフレ]
そ、そうなんだ。▼
[アンナ]
うん、もう幸せ~! お金よ、お金。
お金は幸せを導いてくれるわ~。▼
[ルフレ]
え、でも…。
お金で買えないものだってあると思うよ?▼
[アンナ]
ん~、まぁそうなんだけどね。でも世の中、
お金があれば、大抵のことはできるのよ?▼
逆にお金がなければ、
困る事ってすごく多いし…▼
[ルフレ]
それはそうだけど…▼
[アンナ]
そう! お金で幸せは掴めるのよ!▼
[ルフレ]
そ、そんなことないと
思うんだけどなぁ…▼

支援B

[ルフレ]
ねえ、アンナ。▼
[アンナ]
なにかしら? ルフレ。▼
[ルフレ]
この間の話で気になったんだけどさ…。
お金で買えないものだってあるはずだよ?▼
[アンナ]
うーん、どうかしらね…?▼
だって買おうと思えば、
人の気持ちすらも、お金で買えるわ。▼
私、大金にほだされて寄ってくる人を
沢山見てきたもの…▼
たとえば…そうね。
恋愛だってお金で買えるのよ?▼
[ルフレ]
え、そ、そうなの?▼
[アンナ]
そうよ。人を好きになるって時に、
その人がお金を持っているかどうか…▼
気にしない人なんていないわよね?▼
[ルフレ]
え、えと…どうだろう?▼
[アンナ]
それに自分のお金を全額投げうってまで
その人を取るかと言われて、▼
イエスとは…なかなか言えないものよ?▼
[ルフレ]
うーん、話が極端のような…。
それに…なんか、悲しくない?▼
[アンナ]
…うん。ルフレの
言いたいことはわかるけど。▼
でも、そういう現実もあるんだって、
理解だけはしておかなくてはダメよ?▼
[ルフレ]
う、うん…わかったよ。▼

支援A

[アンナ]
ああ~、も~!
一体どういうこと!?▼
[ルフレ]
アンナ、どうしたの?▼
[アンナ]
今日、商品が全然売れなかったのよ…。
おっかしいわねぇ…▼
ちゃんといい品仕入れていたんだけどなぁ。▼
[ルフレ]
そうなんだ…▼
[アンナ]
こんな時に慰めてくれる人が
いればいいのにな…。▼
[ルフレ]
でも都合に合わせてくれる人が欲しいなら、
お金を出せばそういう人が現れるんだよね?▼
[アンナ]
な、なにそれ!
ちょっとカチンと来る言い方ね?▼
私だって本当は誰かを好きになって、
仲良くなれたらいいなって、▼
思うことくらいあるわよ!▼
[ルフレ]
…そ、そうなの?▼
[アンナ]
何よ、その反応。納得してない感じね?
ちょうどいいわ、ルフレ!▼
あなた今だけでいいから、
私の愚痴に付き合いなさい。▼
[ルフレ]
…え、でもそれって時給とか出るの?▼
[アンナ]
もー! からかわないで!▼
[ルフレ]
あははっ。いや、ごめんごめん。▼
前にアンナが自分で言ってたから、
お返ししてみただけだよ。▼
本当にそんなことするわけないよ。▼
[アンナ]
な、何よ…もう。▼
その笑顔も憎らしいわね…。
言っとくけど私の愚痴は長いから。▼
[ルフレ]
え、ええ~?
やっぱ時給欲しいなあ~。▼
[アンナ]
しつこいわよ?▼

支援S

[ルフレ]
あの、アンナ。
これなんだけど…▼
[アンナ]
くれるの?
なになに? プレゼントかしら。▼
[ルフレ]
う、うん…そんなに、
高いものじゃないんだけど…▼
[アンナ]
ありがとね。▼
でも…どうして?▼
[ルフレ]
だって今日は…
アンナの誕生日じゃないか。▼
[アンナ]
えっ!! あ…そ、そうね。
今日は私の誕生日だったわね!!▼
ルフレ…私の誕生日だって
よく覚えてたわね…?▼
[ルフレ]
大事な仲間の誕生日は
絶対に忘れないよ。▼
[アンナ]
え、その仲間って…私のこと、よね?▼
[ルフレ]
当たり前じゃないか!▼
[アンナ]
そ、そっか…うふふ。
それって悪い気はしないわね。▼
[ルフレ]
それは何よりだよ。▼
[アンナ]
………▼
[ルフレ]
…アンナ?▼
[アンナ]
…確かに。今の嬉しい気持ちは、
お金でも買えるものじゃないわね。▼
物よりも気持ちの方がうれしいなんて、
そんなこともあるのね…▼
[ルフレ]
アンナ…▼
[アンナ]
ルフレの言うとおり、▼
お金より大事なものがあることが、
…何となくわかったわ。▼
私…あなたが、ルフレが
大事よ。大好きよ。▼
[ルフレ]
ええっ!?
…と、突然だね!?▼
[アンナ]
た・だ・し! お金の次にね。▼
あなたは二番目なのよ?
いい? わかったかしら?▼
[ルフレ]
う、うん…▼
[アンナ]
うふふ、これからはもっと
私のために色々と尽くすのよ?▼
商売に失敗した時の愚痴だって、
ちゃんと聞いてちょうだいね。▼
[ルフレ]
あ、あはは…わかったよ。
ま、まあお金で済むこと以外なら何でもね。▼
[アンナ]
…ふふっ、ありがとう、ルフレ。
あなたの気持ち、とっても嬉しいわ。▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[アンナ]
私をもっと、あなたに夢中にさせてね。
いつかあなたが、お金より大事になるくらい。

チキ

支援C

[チキ]
……▼
[ルフレ]
…?▼
[チキ]
じーっ。▼
[ルフレ]
な、なんだいチキ?
さっきからずっとこっちを見て。▼
[チキ]
あ、ごめんなさい、ルフレ。
気が散ったかしら?▼
[ルフレ]
う、うん、それは気になるよ?▼
…悩みでもあるの?
僕で良かったら話してみない?▼
[チキ]
ルフレがね…ずっと昔に
知り合いだった人によく似ている気がしたの。▼
[ルフレ]
僕が?▼
[チキ]
そう…もう本当に、ずっと昔の話だけど。
その人は、マルスといってね。▼
いつも穏やかで、
それでいてとても強い人だった。▼
[ルフレ]
マルス…昔の、英雄王の名前だね。▼
[チキ]
ええ。私はそのマルス王には
とても仲良くしてもらっていたわ。▼
そのマルス王とルフレが似ていたから、
少しそれを懐かしんでいたのよ。▼
[ルフレ]
そうなんだ…▼
[チキ]
ごめんなさい。じっと見ちゃって。▼
[ルフレ]
いや、いいんだよ…でもそうか。
僕は英雄マルスに似ているのか…▼

支援B

[ルフレ]
ねえ、チキ。ちょっといいかい?▼
[チキ]
えぇ、何かしら? ルフレ。▼
[ルフレ]
この前話していた、
英雄王マルスのことだけど。▼
[チキ]
…うん。それがどうしたの?▼
[ルフレ]
それって二千年前の、
あの英雄マルスなんだよね?▼
[チキ]
…そうね。
クロムの、遠い遠い祖先だと聞いているわ。▼
[ルフレ]
それなら僕じゃなくてクロムの方が
似てると思うんだけど…?▼
[チキ]
いいえ、クロムは真っすぐで、
信じた道を突き進むような人だもの。▼
どちらかといえば、
英雄王の更に千年前…▼
私が生まれた頃の、英雄王の
祖先だった者に似ていたかもしれない。▼
英雄王はもっと柔らかくて、
全てを包み込む優しさを備えていたわ。▼
[ルフレ]
チキの話を聞いていると…似ているのは
顔と見かけの話じゃないんだね?▼
[チキ]
ええ…私が言っているのはその魂よ。▼
ルフレの周りでは優しい空気が
いつも巡っている。▼
それが英雄王マルスにそっくりなのよ。▼
[ルフレ]
…そ、そうなんだ。
それは光栄な話だね…▼
……▼
[チキ]
どうしたの、お兄ちゃん…?▼
[ルフレ]
お、お兄ちゃん!?▼
[チキ]
あっ!?
ご、ごめんなさい…!▼
私はその昔、英雄王マルスのことを、
お兄ちゃんと呼んでいたから…▼
思わず間違えてしまったわ!▼
[ルフレ]
ぼ、僕は英雄王マルスじゃないよ…?▼
[チキ]
そうだったわね…これから気をつけるわ。▼
[ルフレ]
英雄王マルスに似ている、か…
正直ちょっと荷が重い感じだな。▼
お兄ちゃんと言われるのは、頼られている
みたいで悪い気はしないけど…▼

支援A

[チキ]
あ、あの…ルフレ。▼
[ルフレ]
なんだい、チキ。▼
今日はお兄ちゃんって
呼んでくれないんだね?▼
[チキ]
えぇ…ルフレはルフレだし。
悪いかと思って…▼
それに、ルフレは
記憶がないんでしょう?▼
他の人に似てると言われて、
もしかしたらルフレが▼
気分を害しているんじゃないかと
反省していたの…▼
[ルフレ]
そ、そんなことはないよ!?▼
[チキ]
でも自分の意志や記憶がなくなるって、
とても怖いことよね…?▼
私、大昔に悪い人たちに操られたことがあって、
それは十分にわかっていたはずなのに…▼
[ルフレ]
でも、チキにそうして気遣ってもらうのは
…すごく嬉しいよ。▼
うん、じゃあ仲直りしよう。▼
[チキ]
仲直り…?▼
[ルフレ]
そう! これからチキは僕のことを
いつでもお兄ちゃんって呼んでいいよ!▼
それで仲直りは成立だ。▼
[チキ]
ふふ、考えておくわね…▼
[ルフレ]
うん、もう今回の件は、
それで終わりにしよう!▼
[チキ]
ルフレ、優しいのね。
ありがとう…▼

支援S

[チキ]
ルフレ。▼
[ルフレ]
あ、チキ…あらら?▼
もうお兄ちゃんとは
呼んでくれないんだね?▼
[チキ]
うふふ、まるでルフレの方が
そう呼んで欲しいみたいだわ。▼
[ルフレ]
え、えと、ごめん、
そんな変な意味じゃないんだ。▼
僕は記憶が無くて、
兄妹とか家族もいないから、▼
なんかそう呼ばれたのが
…すごく嬉しくなっちゃってね。▼
[チキ]
でも…ごめんなさい、ルフレ。▼
私、色々と考えたんだけど…
私は、あなたをお兄ちゃんとは呼べないわ。▼
私にとってのお兄ちゃんはやっぱり
英雄王マルスただ一人なのよ。▼
[ルフレ]
うん、それは仕方ないね。
僕は英雄王マルスにはなれないし。▼
[チキ]
でも…私にはルフレを
お兄ちゃんと呼べない理由がもう一つあるわ。▼
[ルフレ]
えっ…も、もう一つ?▼
[チキ]
えぇ。それは私が、
あなたの事を…▼
兄としてではなく、ひとりの男性として、
好きになってしまったから。▼
[ルフレ]
チ、チキ…!▼
[チキ]
だからもうお兄ちゃんではなく、
ルフレをその名で呼ばせて欲しいの。▼
[ルフレ]
そ、そうか…良かった。僕はチキに
嫌われてしまったのかと思ったよ。▼
[チキ]
…そんな、嫌いになるわけないわ!▼
[ルフレ]
うん、でも僕は正直…君を前に
少し尻込みしていたみたいなんだ。▼
[チキ]
尻込み…?▼
[ルフレ]
あぁ。何千年もその時を生き、
神話の時代をその目で見てきたチキ…▼
その君に英雄王マルスと比較されて、
怖気づいてたんだ。▼
でもそんなんじゃダメだ。英雄王の名前に
負けないくらいの人間にならなくちゃ。▼
…そうじゃないと君の事を好きになる
資格が無いって…思ったんだ。▼
[チキ]
ルフレ…▼
[ルフレ]
でもちょっとホッとしたよ。
僕は…チキを好きでいても、いいかい?▼
[チキ]
も、もちろんよ、ルフレ!▼
[ルフレ]
そうか、良かった。じゃあこれから二人で、
一緒に平和な世界を作り上げていこう!▼
[チキ]
うん、うん! ルフレ。
ありがとう、すごく嬉しいわ…▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[チキ]
好きだよ…
いつか別れる日がきても…
何千年眠ったとしても…
ずっと覚えているからね…

ギャンレル

支援C

[ルフレ]
あれ? ギャンレル?▼
[ギャンレル]
…ルフレかよ。▼
[ルフレ]
どうしたんだ、神妙な顔して?▼
[ギャンレル]
…少し昔のことを、考えてたのさ。▼
[ルフレ]
昔のことって…国王だった頃のことか?▼
[ギャンレル]
そうだ…▼
…あの頃のオレはまあ
かなりあくどい真似をやったよなあ。▼
[ルフレ]
ああ、そうだね。▼
[ギャンレル]
へっ…ハッキリ言うねえ。▼
[ルフレ]
だってひどかったから、
僕らは君を倒したんじゃないか。▼
[ギャンレル]
…まあ、そうなんだけどよ。▼
だが、あれはよ…オレらの大陸を
ヴァルム帝国から守るためなんだぜ?▼
[ルフレ]
大陸って…
イーリスやフェリア、ペレジアを?▼
[ギャンレル]
ああ。あの当時のヴァルム帝国は、
留まるところを知らねえ勢いだったからなあ。▼
奴らに対抗するには…
三国が食い合って、強い一つの大国を作る。▼
そうするしかねえのさ。▼
[ルフレ]
でも君の恐怖政治は…あまりにも強引過ぎた。▼
隣国を恐喝したり…あれじゃあ、
野盗の横暴と変わらないじゃないか。▼
[ギャンレル]
んなこた言われなくたってわかってんだよ!
オレが正しかったなんて言うつもりはねえ!▼
だが、オレは馬鹿野郎だからよ…
ほかに方法なんて思いつかねえ。▼
ちっ…なんでお前に
こんな話してやがんだ、くそっ…▼
[ルフレ]
ギャンレル…▼
[ギャンレル]
すまねぇな…くだらねえこと言った。
とっとと忘れろや。▼

支援B

[ルフレ]
ギャンレル?▼
[ギャンレル]
…ルフレか。▼
[ルフレ]
どうした、こんな所で一人でいるなんて?▼
[ギャンレル]
な、何でもねぇよ…▼
[ルフレ]
元気がないな。もしかして、
また昔のことを考えていたのか?▼
[ギャンレル]
…まあな。オレはオレなりの狙いがあって
あの戦争を仕掛けたが…▼
結局、ヴァルムの侵攻は
クロムやお前たちが食い止めちまった…▼
[ルフレ]
そうだね。▼
[ギャンレル]
あ~あ。なんだよ、それっ!
胸クソわりいったら、ありゃしねぇ!▼
オレは…ただの道化だったってことか?
しかも大勢の人間を巻き込んじまってさ…▼
どんだけ殺してきたと思ってんだよ!
それが全部無駄ってか!?▼
[ルフレ]
そうだな。君のしたことは、
決して許されることじゃない。▼
[ギャンレル]
相変わらず、容赦ねーなあ。▼
[ルフレ]
でも、それが決して自分のためじゃなくて、
民を思ってやったことだと言うのなら、▼
…卑下したり自嘲したりする暇すら、
君には与えられていないと思った方がいい。▼
[ギャンレル]
へっ。じゃあ…どーすりゃ
いいってんだよ?▼
[ルフレ]
王であることを捨てた君にできることは、
僕らと共に平和のために戦い続けることだ。▼
君には退くことも後ろを振り向くことさえも、
許されていないんだ。▼
[ギャンレル]
…なるほどな。▼
だがそんな背中を槍で突かれるような
お前の言葉ですら、▼
今のオレにゃあ、気休めに聞こえるぜ。▼
[ルフレ]
…気休め?▼
[ギャンレル]
ああ、物思いに耽っちゃいたが、
オレはオレでこの立場に満足してんのさ。▼
国王っていう重圧から解放されて、
一人のギャンレルってクズに戻った。▼
ああん!?
立ち止まることが許されない?▼
おうよ!
それはこっちがむしろ望んだことだぜぇ!▼
ルフレよぉ!▼
[ルフレ]
はははっ! それくらいの元気があれば、
心配はいらないな。▼
[ギャンレル]
ああ…ありがとよ! 見てやがれ!
オレはやってやるぜぇ~!!▼
[ルフレ]
ああ、頼んだぞ、ギャンレル!▼

支援A

[ギャンレル]
ようよう、ルフレじゃねぇかよ!▼
[ルフレ]
あっ、ギャンレル。▼
[ギャンレル]
んなトコでボケーッと突っ立ってたら、
オレが尻を蹴飛ばすぜぇ!▼
[ルフレ]
なんだ、ギャンレル。
最近はずいぶんと元気みたいだね。▼
[ギャンレル]
おうよっ! なにせオレには立ち止まることは
許されていないんだからな! って、▼
どっかの軍師様に
尻叩かれたからよっ!▼
[ルフレ]
あははっ…
そういえば、ギャンレル。▼
[ギャンレル]
んー? なんだぁ?▼
[ルフレ]
ひとつ聞きたかったんだけど…
ギャンレルってギムレー教徒だったのかい?▼
[ギャンレル]
いや、オレ自身は違ったぜ。まぁ国教だったし、
教義くらいは知っちゃいたがな。▼
その有用性を利用したのは否定しねぇが、
別に教えを信じていたわけじゃないぜ。▼
[ルフレ]
確かに、大勢の人間をひとつにまとめるには
宗教がいちばん手っ取り早いだろうね。▼
それで、インパースを使って国民の目を
一つの方向に向けていたってわけだ。▼
[ギャンレル]
…まあ、利用されていたのは
オレの方だった、というオチが付くがな。▼
[ルフレ]
宗教に対して、ペレジア国民はどういう
風に考えていたんだい?▼
[ギャンレル]
考え方なんてあったもんじゃねぇ。
オレの恐怖政治とインバースの宗教洗脳…▼
つくづく、ひどいことをしたと思うぜ…
もう言ってもしょうがねえことだがよ。▼
[ルフレ]
恐怖政治が鞭なら、ギムレーを崇拝する
宗教への傾倒を飴に見立てたってわけか。▼
[ギャンレル]
ああ、実際には飴なんてもんじゃねぇけどな。▼
[ルフレ]
そうか…でも、ありがとう。ギャンレル。▼
[ギャンレル]
へっ? なんでお前に礼を言われるんだよ?▼
[ルフレ]
だってペレジア国民の心がわからなければ
救うことだってできないじゃないか。▼
僕たちは世界を救うために戦っている。▼
それは今ギムレー教によって苛まれている
ペレジアを救うことも、▼
もちろん含まれているからさ。▼
[ギャンレル]
ルフレ…▼
お前はあんだけ自分のことを苦しめたオレら、
ペレジアの民のことも、考えてるわけか…▼
すまねぇ…な。▼
[ルフレ]
君の気持ちはわかっているつもりだ。▼
だが突き放すようだけど、
感謝している時間なんてやっぱりないぞ。▼
僕たちは一刻も早く
ペレジアの民を…▼
そして世界中の人々を
救わなければならないんだ!▼
[ギャンレル]
…へっ!
泣かせる話の後にすぐそれかよ!▼
やっぱお前みたいなのが、
本当に『飴と鞭』って言うのかもな!▼
[ルフレ]
ははっ。そうかもね!▼
[ギャンレル]
だが…オレにもわかっているさ!
絶対に過去は繰り返さねぇ!▼
そしてそれを払拭するくらいの働きで、
ペレジアの仲間たちを救い出してやるぜ!!▼
見てろよ、ルフレ!!▼
[ルフレ]
ああ、その意気だ! ギャンレル!▼

ヴァルハルト

支援C

[ルフレ]
…あっ、ヴァルハルトさん。
お一人ですか?▼
[ヴァルハルト]
………▼
[ルフレ]
あの…せっかく仲間になったんですし、
なにか…お話でもしませんか?▼
あの、もちろん、ご迷惑でなければ。
ですけど…▼
[ヴァルハルト]
…ならば、ルフレよ。
軍師である、うぬに問わせてもらう。▼
勝利に最も必要なものはなんだと思うか?▼
[ルフレ]
い、いきなりですね…ヴァルハルトさん。▼
[ヴァルハルト]
…答えよ。▼
軍師たるもの、この程度の問いに
即答できなくてどうする?▼
[ルフレ]
そ、そうですね…▼
やっぱり『仲間との絆』でしょうか?▼
[ヴァルハルト]
フン…ぬるいな。我の答えはこうだ。
勝利に必要なもの…それは、圧倒的な力。▼
[ルフレ]
力…ですか?▼
[ヴァルハルト]
ああ、全てを破壊し、全てを圧倒し、
全てを凌駕し、全てをひれ伏せる力よ。▼
[ルフレ]
…ですが。
力による勝利はひずみを生みます。▼
そしてやがて軋轢が生じ、
新たな戦いを呼び起こしてしまう。▼
[ヴァルハルト]
それは、単純にその力が足りぬからよ。▼
圧倒的な強い力で全てを抑え込めば、
そんな些事などは消え失せる。▼
…勝利には絆が必要などという
うぬには、わからぬかもしれんな。▼
[ルフレ]
…確かに、考え方がまったく違いますね。
…でも、僕は信じます。▼
仲間との絆、
それはヴァルハルトさんとだって▼
いつかきっと分かり合えるということ。
だってあなたも仲間だから!▼
[ヴァルハルト]
…ふん、面白い。今後もそうの蒙昧なる意思で、
我を口説いてみるがよかろう。▼
[ルフレ]
はい、負けませんよ!▼

支援B

[ヴァルハルト]
…ルフレ。▼
[ルフレ]
あ、ヴァルハルトさん。▼
[ヴァルハルト]
どうだ、先日の考えは変わっておらぬか?▼
仲間との絆が勝利に最も必要だという
うぬの甘い考え方のことよ。▼
[ルフレ]
…はい、変わりません。▼
[ヴァルハルト]
ふむ…もったいない話だな。▼
うぬらがその圧倒的な力で臨めば、▼
真の平和を築くことも
造作もないと思うのだが。▼
[ルフレ]
真の平和…?▼
[ヴァルハルト]
平和という言葉には食い付きがいいな。▼
究極的な平和とは、国境が無くなり、
国同士の戦争がなくなることだ。▼
これだけで、争いの大半は消えるであろう。▼
[ルフレ]
それは…確かにそうですね。▼
[ヴァルハルト]
うぬらの軍力と、
うぬの軍師としての才覚があれば、▼
世界制覇すらも、
赤子の手を捻るようなものだというのに。▼
[ルフレ]
でもその世界を統一するまでの戦争の中で、
多くの人が苦しむことになるでしょう。▼
それは僕らの望んでいることじゃない。▼
[ヴァルハルト]
だが最終的には、苦しみの総量は減る。▼
たとえ一万の人間が死のうとも、▼
代わりに百万の
人間が救われればよいではないか?▼
[ルフレ]
…人の命を、数で測ることはできません!▼
[ヴァルハルト]
ふん、だからぬるいと言うておるのだ。▼
ならば、うぬらが殺している敵軍の兵士は
いったいなんだ?▼
自分と主義主張が違えば殺すのか?▼
自分の親しい者に敵対するから殺すのか?▼
それは、小を捨てて大を取る考え方とは
違うと言い切れるのか?▼
…我には同じことにしか思えぬ!▼
[ルフレ]
!! …そ、それは!▼
[ヴァルハルト]
ルフレよ、もっと大局を見よ!▼
すべてを救うことなどできないと知れ!
より多くの者を救いたければ、力を求めよ!▼
…うぬが望むなら、いつでも我の生き方…
覇道について語り尽くしてやろう。▼
…いつでも声をかけるがよい。▼
(ヴァルハルト退場)
[ルフレ]
………▼
でも…僕は…▼

支援A

[ルフレ]
あっ…ヴァルハルトさん…▼
[ヴァルハルト]
うぬか…▼
[ルフレ]
ちょっと、お話に付き合ってもらっても
いいですか…?▼
[ヴァルハルト]
…悩んでいるな、ルフレ。▼
その悩んでいる時間すら、
我には無駄と思えるがな。▼
[ルフレ]
それは…違うと思います。▼
正しいもの、信じるべきもの…
それを考えるのは、大事なことです…▼
[ヴァルハルト]
フン…判断が遅ければ、
その間にも状況は悪化するのだぞ?▼
[ルフレ]
ヴァルハルトさんの主張もよくわかります。▼
…でも、僕にはどうしても
そこまで割り切ることができません。▼
ヴァルハルトさんの世界には、
人が…心が存在しない。▼
人間ではなく、まるで人間そっくりの
人形が生活する世界のように思えます。▼
[ヴァルハルト]
小を切り捨て大を取るという話か?▼
確かに…そういう捉え方もできる。
戦場然り、世界における人間は駒でもある。▼
[ルフレ]
でも人間でもあるんです!▼
そして人間は数値では測れない!▼
それぞれ一人一人にみんな大事な人がいて、
その大事な人を守りたいからこそ、▼
こうして頑張って戦っていけるんです!▼
…僕も、ヴァルハルトさんも、
大事な仲間がいるからこそ、▼
ここに人間として
存在していられるんです。▼
…僕は、そう思います。▼
[ヴァルハルト]
…そうか。まあ、それもよかろう。▼
[ルフレ]
えっ!? そ、そんなあっさり…?▼
[ヴァルハルト]
それを追い求めたうぬらが、
我の覇道に勝った。▼
…ただそれだけのことよ。▼
強者が勝者という理屈で言うのなら、
敗者の我はうぬらの理想に従うのみ。▼
[ルフレ]
ヴァルハルトさん…▼
[ヴァルハルト]
うぬが強い信念さえ崩さぬのなら、
我にそれを妨害する意思はない。▼
うぬらがどこまでその理想を貫けるのか、
横で見ていてやろう。▼
だが、うぬらのその意思が崩れさった時…▼
我はうぬらの理想という名の
喉元を切り裂くぞ!▼
[ルフレ]
いいえ、その必要はありません。
僕たちの理想は揺るぎないです。▼
そしてあなたにも、
その理想の中に入ってもらいます。▼
[ヴァルハルト]
ふん…その減らず口がいつまで叩けるか、
我が傍で見ていてやろう。▼
[ルフレ]
はい、望むところです!▼

エメリナ

支援C

[ルフレ]
エメリナ様。お体の具合はいかがですか?▼
[エメリナ]
………▼
[ルフレ]
…エメリナ様?▼
[エメリナ]
…エメ…リナ。▼
[ルフレ]
はい、あなたのお名前ですよ?▼
[エメリナ]
………▼
[ルフレ]
エメリナ様、僕の話を聞いてくれますか?
こんな時に言うのもおかしいですけど。▼
実を言うと…
僕はエメリナ様に憧れていたんです。▼
[エメリナ]
あこ…がれ?▼
[ルフレ]
はい、ちょっと照れちゃいますね。▼
あなたの闘いをしないという
姿勢は気高かった。▼
でも闘わなくてはいけないのも
わかっていて。▼
そんなエメリナ様にクロムは
反抗した事もありましたが、▼
…きっとそれは本心ではなかったはずです。
クロムだって平和を望む気持ちは一緒。▼
闘いは無いに越したことはない…▼
[エメリナ]
…む、むずかしい…わ。▼
[ルフレ]
あ、ご、ごめんなさい。
でも、えと、これだけは言わせて下さい。▼
いつか僕らは…エメリナ様が思い描いた
闘いのない皆が分かり合える世界を作る。▼
そのために今も頑張っているんです。▼
[エメリナ]
………▼
[ルフレ]
すみません。何か長々と話してしまって。▼
[エメリナ]
…いえ、へいき、です。▼
[ルフレ]
はい、それでは、また来ますね。
エメリナ様。▼
[エメリナ]
…は、はい。▼

支援B

[ルフレ]
エメリナ様、ご機嫌いかがですか?▼
[エメリナ]
…………▼
…ごきげん…?▼
[ルフレ]
あ、はい。
元気ですか、という意味です。▼
[エメリナ]
は、はい…。▼
[ルフレ]
そうですか、良かった。▼
何か…僕にできることはありませんか、
エメリナ様?▼
[エメリナ]
………?▼
[ルフレ]
そ、そうですよね…。あ、そうだ!▼
エメリナ様が戻る前までの
お話をしましょうか?▼
[エメリナ]
…わたしが…もどる…まえ?▼
[ルフレ]
はい、クロムはギャンレルを倒し、
ヴァルム大陸からの侵略も阻止しました。▼
確かに平和的とは言えませんでしたが、
クロムなりの平和を模索したんだと思います。▼
…エメリナ様の意志を継いで。▼
[エメリナ]
……………▼
[ルフレ]
クロムは、もう立派な王になっていますよ。▼
できれば、エメリナ様からクロムを
褒めてくれると…ありがたいです。▼
[エメリナ]
…クロムを…ほめる。▼
[ルフレ]
…はい、もうちょっと記憶が戻ってからで
いいので、ぜひお願いしますね。▼
[エメリナ]
…きおくが…もどって…から。▼
[ルフレ]
はい、クロムもきっと喜ぶと思いますよ?▼
[エメリナ]
よろこぶ…あなたも?▼
[ルフレ]
は、はい、もちろん僕も嬉しいです!▼
[エメリナ]
わかり…ました…。▼

支援A

[ルフレ]
エメリナ様、ご機嫌はいかがですか?▼
[エメリナ]
…はい、げんき、です。▼
[ルフレ]
それは良かった!
…さあ、今日は何の話をしましょうか?▼
[エメリナ]
…いつも…▼
[ルフレ]
え?▼
[エメリナ]
いつも…あり、がとう…。▼
[ルフレ]
エメリナ様!
いえ、そ、そんなことは…。▼
[エメリナ]
………▼
…あなた…▼
[ルフレ]
あ、はい。▼
[エメリナ]
あなたの…なまえ…。▼
[ルフレ]
あ、僕の名前ですか? あ、そうですね。
忘れちゃってますよね。▼
えっと、僕の名前は…。▼
[エメリナ]
……ルフレ。▼
[ルフレ]
え、ええっ!?▼
[エメリナ]
ルフレ。▼
[ルフレ]
は、はい! そ、そうです!▼
[エメリナ]
…ルフレ。ルフレ。▼
[ルフレ]
そうです! ルフレです!
…ああ、エメリナ様!▼
[エメリナ]
………▼
[ルフレ]
エメリナ様…もしかして
何かを思い出されたのですか?▼
[エメリナ]
…いいえ、おもいだせ…ない…けど。
あなたのなまえ…うかんで…きました。▼
[ルフレ]
エメリナ様! エメリナ様!▼
[エメリナ]
なか…ないで…。▼
[ルフレ]
こ、これはうれし涙です!▼
やっと、エメリナ様が…僕の名前を!
ううぅっ、ううっ!▼
[エメリナ]
………▼
[ルフレ]
…そ、そうだ。
みんなにも伝えてあげよう!▼
み、みんなー!
エメリナ様がー!!▼
(ルフレ退場)
[エメリナ]
………▼

支援S

[ルフレ]
エメリナ様。▼
[エメリナ]
………▼
…ルフレ。▼
[ルフレ]
えと…その、すみません。
今日はちょっと謝ろうと思って。▼
[エメリナ]
…どうしたの…ですか?▼
[ルフレ]
この前、僕の名前を呼んでくれた時、
あまりにも嬉しかったもので、▼
ちょっとはしゃぎ過ぎてしまいました…。
エメリナ様も疲れちゃいましたよね。▼
すみません…▼
[エメリナ]
…だいじょうぶ、です。▼
[ルフレ]
はい、ありがとうございます。▼
でも最近はエメリナ様が
元気になられたようで、嬉しいです。▼
[エメリナ]
…わたしも…うれしい。▼
[ルフレ]
これからは無理せずゆっくり、
少しずつ、治していきましょうね。▼
[エメリナ]
………▼
[ルフレ]
エメリナ様、どうかされましたか?▼
[エメリナ]
なおす…これから…。▼
[ルフレ]
はい、そうですね?▼
[エメリナ]
………▼
だから、これからも…ずっと…。▼
[ルフレ]
えっ?▼
[エメリナ]
そばに…わたしの…そばに…。
いてくれます、か?▼
[ルフレ]
エメリナ様!
はい、もちろんです!▼
僕は…ずっとエメリナ様のそばにいますよ。
いつもあなたのことをお守り致します。▼
[エメリナ]
…うれ、しい。▼
[ルフレ]
そして…僕には、いつかエメリナ様に
伝えたい気持ちがあります。▼
それが、いつになるかわからないけど、▼
僕が一人でもエメリナ様を守れるくらい
立派な男になれたら、伝えようと思っています!▼
[エメリナ]
…………▼
うん……
……まってる…▼
[ルフレ]
エメリナ様!▼
[エメリナ]
ルフレ…。
ずっと…そばに…いてね?▼
[ルフレ]
エメリナ様…も、もちろんです!▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[エメリナ]
あり…がとう… うれ…しい… あな…たのこと…だいすき…

レンハ

支援C

[ルフレ]
レンハさん、よろしいですか?▼
[レンハ]
ルフレ殿か。…なにか用か?▼
[ルフレ]
はい…なんだか、僕の知っている
レンハさんとは別人というのが不思議で。▼
できれば、未来から来たレンハさんと
もっとお話したいと思っていたんです。▼
[レンハ]
…大して話すようなことはない。
過去でも未来でも、私は亡霊にすぎぬ。▼
[ルフレ]
ぼ、亡霊だなんて、そんな…▼
でも未来であったこと、レンハさんは
心の中にちゃんと刻んでいるんでしょ?▼
戦争、国政、使命…
何か僕に話して下さいませんか?▼
[レンハ]
…使命、か。▼
…使命と言えるかはわからないが、
私はひたすらに墓を守っていた…▼
[ルフレ]
守る…お墓を?▼
[レンハ]
ああ。私の未熟ゆえに亡くなった
我が最愛の妹の墓をな…▼
[ルフレ]
…あ…す、すみません。
…僕、なんと言ったらいいのか。▼
[レンハ]
…ルフレ殿が気にする必要はない。
妹は、あの世界の運命に殉じただけだ。▼
それに私は、人から気遣われるような
器ではない…▼
ただ、自らもいつか墓に入る日までの
時間を潰していただけだ…▼
[ルフレ]
…そんなことは…言わないで下さい!▼
あなたはこの過去へとやってきて
運命が変わったはず!▼
そして世界の運命もきっと変わるんです!
僕はそう信じていますよ。▼
[レンハ]
…ルフレ殿。▼
それは…私のような者には
あまり意味を為さぬ励ましやもしれぬ。▼
だが、その優しさだけは、
私の枯れた心にも刻んでおくとしよう…▼
[ルフレ]
レンハさん…▼

支援B

[レンハ]
はっ! …はっ!▼
[ルフレ]
レンハさん、剣の稽古ですか?▼
[レンハ]
ルフレ殿か…
ああ…そうだ。▼
この命、少しでもルフレ殿たちの
役に立たねばならんからな…▼
[ルフレ]
…ありがとうございます。
でも、無理はしないでくださいね。▼
[レンハ]
いや…少しくらい無理をしてでも
私は強くあらねばならん…▼
この肉体が少しでも人の役に立つなら、
この荒んだ心も救われるというものだ…▼
[ルフレ]
………▼
…レンハさんは未来で、
ただお墓を守っていたんですか?▼
[レンハ]
…ぬっ? どういう意味だ?▼
[ルフレ]
あ、いえ…すみません、
ただあなたの言葉を聞いていたら、▼
あなたは未来でも、人々を守るために
生きていたんじゃないかって思えて…▼
[レンハ]
…ルフレ殿の
推察力には恐れ入る。▼
確かに私は…時折、人々の集落を
屍兵から守っていた。▼
生きる屍と同様の私とはいえ、
食わなければ生きていけないからな。▼
食料と引き換えに戦っていた…
それだけのことだ。▼
[ルフレ]
…そうでしょうか?▼
レンハさんは、困っている人々を
見過ごせなかったんでしょう?▼
[レンハ]
…買い被りだ。あの頃の私に、
もうそのような強い意思はない。▼
[ルフレ]
…そうですか。
でも、僕はレンハさんを信じていますよ。▼
あなたは今も昔も変わらず、
人々を守るために戦い続けているんだと。▼
[レンハ]
…否定してもルフレ殿は
聞く耳を持たぬだろうな。▼
[ルフレ]
あははっ、そうかもしれませんね。▼
それじゃ、僕はこのあたりで失礼します。
またお話ししましょうね、レンハさん。▼
(ルフレ退場)
[レンハ]
………▼

支援A

[ルフレ]
レンハさん…どうして軍の野営地から
こんなに離れた所にいるんですか?▼
[レンハ]
…私は、仲間たちと気安く
語り合えるような立場にはない…▼
私は、もっと…もっと厳しく、
自分を追い込まなければ…▼
でなければ、私のせいで命を落とした
サイリに申し訳が立たん…▼
[ルフレ]
…レンハさんが言っているのは、
未来のサイリのことですよね。▼
[レンハ]
…ああ。ふがいないこの兄のせいで
サイリを…妹を死なせてしまった…▼
兄妹として、愛する者を
守らなければならなかったのに…▼
[ルフレ]
………▼
…でも、未来のサイリだって、▼
同じようにレンハさんのことを
想っていたんじゃないですか?▼
[レンハ]
…!?▼
[ルフレ]
未来のサイリは
きっと思っていたはずです。▼
レンハさんに生き続けて欲しい…
そして幸せになって欲しいって…!▼
[レンハ]
…そうかもしれんな。
あれは昔から、優しい子だった…▼
だからこそ私は、サイリを…
そう、家族として心から愛していたのだ…▼
[ルフレ]
…だったら余計に、レンハさんのこんな姿を
サイリだって望んでいないはずですよ?▼
[レンハ]
確かに…そうかもしれぬ。▼
サイリが生きていれば、▼
今のこの覇気の失せた私を
叱りつけてくるやもしれん…▼
[ルフレ]
…だったら、
もう少し僕らに歩み寄って下さい!▼
未来のサイリはもういないけれど、▼
この時代には
僕たち仲間がいるじゃないですか!?▼
[レンハ]
ルフレ殿…そう言ってくれるか。
いや…かたじけない。▼
私は、あなたにどれほどの気苦労を
かけてしまっているのだろうか…▼
[ルフレ]
そんな! これは気苦労じゃありません。
仲間の事を考えているだけなんですから!▼
[レンハ]
そうか…。ふふっ…なるほどな。▼
[ルフレ]
レンハさん…。みんなの所へ行きませんか?▼
[レンハ]
…そうだな。和の中に入らせていただこうか。▼
…ルフレ殿。
あなたの優しさと友情に感謝する。▼
[ルフレ]
いえ、こちらこそ!
あらためてよろしくお願いしますね。▼

インバース

支援C

[ルフレ]
おば…インバース。▼
[インバース]
今、何か言ったかしら?▼
[ルフレ]
いえ…何も。
…リズ達の呼び方がうつっちゃったぞ。▼
[インバース]
何をモゴモゴ言っているのかしらぁ?
…ルフレ、何をしに来たの?▼
…監視? やっぱり私のこと
怪しいと思っているわけ?▼
[ルフレ]
そういうわけじゃないけど…。
少し様子が気になって。▼
[インバース]
それって同じことじゃない?▼
[ルフレ]
違うよ。第一、仲間になった君を疑うことは、
クロムが許さないだろうね。▼
[インバース]
さあて、どうかしらぁ?▼
[ルフレ]
………。
インバース。▼
みんなで食事をしているんだけど、
一緒に来ない?▼
[インバース]
ふふ、おかしなことを言うのね?
わからないの?▼
今まで敵だったんだから、快く思わない人が
いるに決まっているじゃないの!▼
そんな事できるわけないじゃない!▼
[ルフレ]
でも…もう少し打ち解けても
いいんじゃないかな?▼
[インバース]
…そんなのごめんこうむるわ!▼
[ルフレ]
そ、そう…。▼
[インバース]
…もう、いいかしら?
私、行くわよ…。▼
[ルフレ]
あ、…うん。▼

支援B

[ルフレ]
おばちゃ…い、いやインバース。▼
[インバース]
今何か言いかけたかしら?▼
[ルフレ]
い、いえ全く…▼
[インバース]
…今度は何よ?▼
[ルフレ]
いや、また一人でいるのかと思ってね。▼
[インバース]
なぁに? また仲間と打ち解けろと
説教でもしに来たの?▼
[ルフレ]
少なくとも就眠する時くらいは、
隊に戻っていた方がいいよ。▼
[インバース]
ははーん。隙あらば…!
とか思っているのかしら!?▼
[ルフレ]
そ、そんなことないよ?
仲間なんだから心配して当然だろう!▼
[インバース]
ふーん、紳士なのね?▼
本当にファウダー様の
血を引いているのかしらぁ?▼
[ルフレ]
それは関係ない!▼
[インバース]
…あ。ファウダー様で気づいたんだけど、
私達って兄妹なんじゃないの?▼
[ルフレ]
えっ?▼
[インバース]
どっちが上なのかしら?▼
先に生まれたのは…まぁ私だけど、
途中で養子になったわけだし…▼
じゃあ貴方が兄という事にしましょう!▼
[ルフレ]
ええっ!? ふつう逆だろう、それ!▼
[インバース]
私が妹、貴方がお兄ちゃんね!▼
[ルフレ]
もう、そんな事はどうでもいいから!
寝る時は、みんなの所に戻ってくるんだよ!▼
[インバース]
じゃあお兄ちゃんが
守ってくれたらいいじゃない~!▼
[ルフレ]
それはない!▼
[インバース]
いやーん! お兄ちゃんひどーい!
こわーい!▼
[ルフレ]
…やっぱり一人でも、
大丈夫なんじゃないかい?▼
[インバース]
うふふ、おにーちゃん、行かないで~!▼

支援A

[ルフレ]
おばちゃん…インバース。
インバース。▼
[インバース]
ついに躊躇いもなく、
おばちゃんって言ったわね。▼
いいわよ、もう言い直さなくて。▼
…ところでなあに、おにーちゃん?▼
[ルフレ]
そっちこそ、おにーちゃんって言うな!▼
[インバース]
いーじゃない二人きりの時くらい。▼
なーに?
また仲間と打ち解けろって言うつもり?▼
前も言ったけど私を信用しているやつなんて
ほとんどいないわよ。▼
[ルフレ]
そ、そんなことは…▼
[インバース]
………▼
[ルフレ]
…? どうかしたのか?▼
[インバース]
…私は、いったい何なのかしら?▼
ファウダー様にだまされ、
こうしてかつての敵に寝返った。▼
…ただの道化だわ。▼
[ルフレ]
…インバースは、インバースだろう?▼
[インバース]
…え?▼
[ルフレ]
僕だって、
血筋のこと、記憶のこと…▼
わからない事やままならない事が、
たくさんあるよ。▼
でも…、ここには僕を僕と
認めてくれる仲間がいる。▼
だから、
インバースの事もきっと認めてくれる。▼
かつての敵でもファウダーの部下でもない、
…ただのインバースとしてね。▼
だから、
過去だって捨てられるよ。▼
[インバース]
…ふっ。そうなれるといいわね。▼
[ルフレ]
少しは…悩みの解決にはなったかい?▼
[インバース]
なぁに? 気づいてたの?▼
[ルフレ]
そりゃまあ、いつも監視してますからね!▼
[インバース]
そう…
監視されるのも悪い気はしないわね。▼

支援S

[ルフレ]
あれ? インバース、
何をやっているの?▼
[インバース]
ちょっと武器の手入れと、
食糧在庫のチェックをね。▼
[ルフレ]
え、そんなにたくさん?▼
[インバース]
何よ? 私がしてちゃ悪い?▼
…打ち解けられないかもしれないけど、
少しくらい役に立たないとね。▼
[ルフレ]
インバース…▼
[インバース]
うふふ…でもね。▼
最近、本当に仲間として自覚が
出てきているつもりよ。▼
迎え入れてくれて嬉しいと思っているし、
歩み寄ってもいいんじゃないかって。▼
[ルフレ]
そ、そっか…!▼
[インバース]
それに一応兄妹もいるんだし、
同じ父親を持っている兄がね。▼
[ルフレ]
ま、またそれを言うかよ!▼
[インバース]
いいじゃない~ おにーちゃん!▼
[ルフレ]
も、もうそれや止めてって!▼
[インバース]
でもね…。本当は兄妹じゃない方が
いいんだけどね。▼
私ね、ルフレのことは、
気になっていたのよ。▼
…ずっと前からね。▼
[ルフレ]
え?▼
[インバース]
ファウダー様の息子なら
私にとってのお兄ちゃん…▼
そんな兄妹がいればいいなってね。
もちろん嫉妬や敵対心もあったけど…▼
今は別の意味で気になっているの。
その意味が少しずつわかってきたわ…▼
だったら兄妹じゃない方がいいかも。
そう思ってね。▼
[ルフレ]
えっ? つまり、どういうこと?▼
[インバース]
ちょっといい加減察しなさいよ。▼
[ルフレ]
え、そ、それじゃあ…?
………▼
インバース、もしキミさえ良ければ、
これから二人でクロムを支えないかい?▼
[インバース]
え? そ、それってあれよね?
プロポーズよね?▼
[ルフレ]
…え!!?
なんでそう受け取るのかな?▼
[インバース]
ううん、今のは絶対にプロポーズよ。
それ以外に受け取れないわぁ。▼
はい、しゅうりょー!
兄妹ごっこはこれでおしまい。▼
私たち血がつながっているわけじゃないし、
これからは晴れて恋人同士ねぇ?▼
[ルフレ]
ええ、ええええっ!!?▼
[インバース]
恋人のためにもっと頑張るからねぇ。
仲間とも打ち解けてみせるわ!▼
[ルフレ]
………。▼
[インバース]
ああ、良かった…▼
私にこんなに素晴らしい未来が
待っていたなんて、考えもしなかった…。▼
[ルフレ]
そ、それは、お、おめでとう…。▼
[インバース]
ルフレ、私達の未来は
明るいものにしましょうねぇ?▼
[ルフレ]
…まあ、いいか。▼
そんな悪い気もしないし。
わりと僕らはしっくりくるかもしれないな。▼
[インバース]
…うふふ、そうね。▼
(一枚絵表示。CV有り。)
[インバース]
これからは貴方に、全てを捧げるわ。
私、こう見えて意外と、尽くすタイプなのよ。

パリス

支援C

[パリス]
ルフレ、いいところに来たな。▼
[ルフレ]
えっ? パリスさん…
な、なんでしょう?▼
[パリス]
…お前さえ良ければ、お前に
俺の戦いの極意を伝えておきたいのだが。▼
[ルフレ]
え…ご、極意ですか!?▼
は、はい! パリスさんの教えなら、
ぜひ聞かせていただきたいです。▼
でも、どうして僕に…?▼
[パリス]
…お前は軍師だ。つまり、軍全体の運命を
握っていると言っても過言ではない。▼
だから、俺の極意を伝えることで、
少しでもお前たちの役に立てばと思ってな。▼
[ルフレ]
そ、そうですか…!
では、よろしくお願いします!▼
[パリス]
まず、戦いの基本となるのは呼吸だ。▼
[ルフレ]
呼吸…ですか?▼
[パリス]
そうだ。空気中に存在する『気』を
己の中に取り入れ、気の強さを手に入れる。▼
これが全ての始まりであり、そして
最終的に大きな差を生む点でもある。▼
そのためにどうすればいいか…わかるか?▼
[ルフレ]
え、ええと…
きれいな空気、ですか?▼
[パリス]
ほう…よくわかったな。▼
気の鍛錬を行う際の空気は、
非常に重要なものだ。▼
古来より修行者が山に入るのも、こうした
清浄な空気を手に入れんとするためだ。▼
[ルフレ]
…なんだかすごい話になってきましたね。▼
[パリス]
…そういえば、あれは何年前だったか、
初めて山籠もりをした時のこと…▼
まだ子供だった俺は、
凶暴な熊と戦った。▼
[ルフレ]
えぇっ!? 熊!?
しかも子供の頃に!?▼
[パリス]
うむ。▼
[ルフレ]
…か、勝ったんですか!?▼
[パリス]
…もし負けていたら、
俺はここに立ってはいない。▼
[ルフレ]
で、ですよね…▼
[パリス]
そう…あの熊との戦いで
勝利できたのも、▼
清浄なる山の空気が
俺を強くしてくれたおかげだ。▼
古代より脈々と受け継がれた
木々の息吹を、身体の周囲に巡らせ…▼
そして練り上げるのだ。▼
[ルフレ]
…パリスさん、いつもと違って
どこか活き活きと話しているな。▼
でも…この話はどこで終わるんだろう?▼
[パリス]
ん? …ルフレ、
何か言ったか?▼
[ルフレ]
あ、い、いえ…何でもありません。▼
[パリス]
では続きを話そう。▼
空気と筋力と気を融合させることによって、
自らの闘気として集束させ、そして放ち…▼

支援B

[ルフレ]
…さて。時間があるから、
みんなの武器の手入れでもやっておこうかな。▼
兵士たちもきちんと手入れをしてくれて
いるけど…▼
武器って、少し目を離しただけで
すぐに劣化しちゃうからなあ…▼
(パリス登場)
[パリス]
…その通りだ。
武器とは実に繊細なものなのだ。▼
[ルフレ]
わっ!
パ、パリスさん…!▼
[パリス]
美しい刀剣…
鋭く磨き抜かれた槍…▼
それらは、敵を倒す強さを秘めている一方で、
非常に脆いものでもある。▼
武器の手入れは、
己の命の手入れ…▼
それをおろそかにすると、
自らの命を落とすことにもなりえる。▼
[ルフレ]
手厳しい…
さすがはパリスさんだ…▼
[パリス]
本来、自分で使う武器は、
自分の手で鍛え上げるべきなのだ。▼
[ルフレ]
えっ? そういうものなんですか?▼
[パリス]
ああ。自らの手で武器を作り上げ、
使い込むことで自らの手に馴染ませる…▼
これがそろって、初めて『己の武器』と
言うことができる…▼
[ルフレ]
なるほど…でも、全ての兵士が
それを実行するのは難しそうですね。▼
[パリス]
だろうな…
俺も、他人にまで強制するつもりはない。▼
これはあくまで俺の信念…
生き様の問題だ。▼
しかし、極限まで使い込んだ武器は、
まるで生命を持つかのようになり…▼
[ルフレ]
パリスさん…やっぱり戦いについての
話になると、すごく活き活きするんだな。▼
物静かというか、冷徹な印象があったけど、
意外に情熱家なのかもしれないな…▼
でもこの話も…けっこう長いな。▼
[パリス]
ん? …何か言ったか?▼
[ルフレ]
あ、いえ、何でもありません。▼
[パリス]
愛着を持って物を使い続けることで、魂が
宿るという異国の伝説がある。▼
まさしくそれは武器が武器を超える時、
奇跡と言っても過言ではないだろう…▼
武器に魂が生まれ、
そして使用者との絆が…▼

支援A

[ルフレ]
今日は、久しぶりに温かい食事だな。
気分まで温かくなるよね。▼
(パリス登場)
[パリス]
…うむ。確かに兵士にとって食事は重要だ。
ありがたくいただこう。▼
[ルフレ]
あ、パリスさん!▼
[パリス]
ちょうどいい…ならば今日は、
食事の重要性について話そう。▼
[ルフレ]
えっ? 食事にもこだわりがあるんですか?▼
[パリス]
…それもまた、
戦士の心得だからな。▼
食事とは、他の生物の命をもらい、
己の中に取り込むことだ。▼
だから、食べ物を無駄にしては駄目だ。
万物に感謝しながら食わなくてはならん。▼
[ルフレ]
…パリスさん、
今日も活き活きと話してる…▼
…最近わかったけど、パリスさんって
意外と饒舌な人だったんだな…▼
[パリス]
…ん? どうした、何か言ったか?▼
[ルフレ]
あ、いえ! その…▼
パリスさんって、自分の興味ある事を
話すのが好きなんだなあ、って…▼
[パリス]
…そんなに多弁だったか? 自分では、
そういうつもりはなかったが…▼
俺も、お前たちと関わっている
うちに少しずつ変化しているのかもな…▼
だが…その変化は
果たして良いものなのか?▼
…もしかして、俺は単に
軟弱になっただけかもしれん…▼
[ルフレ]
…僕はそうは思いませんよ。▼
『軟弱かもしれない』…なんて
言葉が出るのが、その証拠です。▼
パリスさんの強さや、自分に対する厳しさは
以前のままですよ。僕が保証します。▼
[パリス]
フッ…お前の保証か。
ならば、信じる価値はあるかな?▼
[ルフレ]
ええ、もちろんです!▼
…パリスさんは、前よりちょっと親切に
なったというか優しくなった気がします。▼
たとえば、僕に戦士の極意を教えると言って
くれたのも、親切心からのことでしょう?▼
[パリス]
確かに、俺の力をお前たちの役に
立てたい…とは思ったな。▼
[ルフレ]
はい、その気持ちが優しさの表れですよ。▼
…だから、僕もしっかりパリスさんから
戦士の極意を教わりたいです!▼
これからもご教授よろしくお願いしますね!?▼
[パリス]
ああ…そうだな。お前には、俺が持つ
極意をたっぷり伝授してやらなくてはな!▼
…覚悟しておけよ、ルフレ?▼
[ルフレ]
…はい、よろしくお願いします!▼
[パリス]
では先ほどの
食事の話の続きをするとしよう。▼
食するとは…
魂を喰らうという事に他ならない。▼
[ルフレ]
そしてここから、
ちょっと長いんだよね…▼
[パリス]
それは食物における
連鎖であると共に、▼
魂が輪廻転生をして
巡るという事でもある。▼
身を鍛えるという事は、
つまり他の生き物の魂を▼
共有していくという事であり…▼

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Last-modified: 2022-02-14 (月) 14:06:07
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