会話集/章別会話/エフラム編16章 荒れ果てた王都

王都ルネス。▼
久々に戻った故郷は戦争のあとも生々しく
エイリークとエフラムの心に痛みを与えた。▼
王都を守るのは
元ルネス騎士オルソン。▼
ルネスを裏切り
エイリークを罠にかけた裏切り者・・・▼
祖国再興を心に誓い
エフラムは王都ルネスへ帰還する。▼

（戦闘マップ：ルネス城周辺）
（背景：山岳森林地帯）
（左：エイリーク・エフラム　右：ゼト）

[エイリーク](左)
兄上・・・▼

[エフラム](左)
ここが　俺たちの故郷
ルネス王都なのか・・・？▼
これほどまでに
荒れ果てているとは・・・▼

[ゼト](右)
今　王都にいるのは
あの裏切り者オルソンだそうです。▼

[エフラム](左)
あの男が・・・▼
思えば　帝国が侵略してくる前から
様子がおかしかったな▼
ひどくふさぎこんでいたようだったが・・・▼

[ゼト](右)
半年ほど前に妻を亡くされたと
そう聞いています▼
オルソンの乱心も
おそらくそれが影響してのことでしょう。▼
彼の愛妻家ぶりは
騎士団の間でも有名でした。▼

[エイリーク](左)
・・・・・・▼

[ゼト](右)
今　彼は臣下に何の指示も与えず
一人で王の間にこもっているそうです。▼
誰も立ち入ることを許さず
食事もほとんどとっていないとか。▼

[エイリーク](左)
何をしているのですか　オルソンは？▼

[ゼト](右)
わかりません。▼
横行する魔物や山賊にも
オルソンは何ら対処しようとせず▼
ルネスは今
混沌とした状態にあると聞きます。▼
各地で反乱が相次ぎ
すでにオルソンの治世は崩壊しています。▼
放っておいたところで
遠からず自滅するでしょうが・・・▼

[エフラム](左)
それまで好きにさせて
おくわけにはいかない。▼
俺たちの城へ帰るぞ
エイリーク。▼

[エイリーク](左)
はい　兄上。▼

（戦闘マップ：ルネス城周辺）
（背景：山岳森林地帯）
（左：エイリーク・エフラム）

（ミルラ、右から出現）

[ミルラ](右)
あ　あの
エフラム・・・▼

[エフラム](左)
どうした？
ミルラ・・・▼

（ミルラ、歩み寄る）

[ミルラ](右)
わ　私も戦います。▼
セライナさんに返してもらった
竜石がありますから・・・▼
その力がなくなるまで
がんばれます。▼
エフラムが帰るおうちを
取り戻しましょう・・・▼

[エイリーク](左)
よろしいのですか？▼

[ミルラ](右)
二人のために・・・
私も力になりたいんです・・・▼

[エフラム](左)
わかった。
だが　これだけは約束してくれ。▼
俺たちのそばを離れるなよ。▼

[ミルラ](右)
はい・・・▼

（戦闘マップ：ルネス城玉座の間前通路）
（オルソン、通路左側から玉座の間の上部へ消える）
（リオン、ワープで玉座の間前扉に出現）
（背景：通路）

[戦士](右)
ん？　なんだお前は？▼
ここはルネスを治める
オルソン様のお部屋だぞ。▼
お前みたいなガキが
来ていい場所じゃねえ。▼

（兵士、番兵の右横に）

[兵士](右)
お　おい馬鹿！▼
この方はリオン皇子だぞ・・・▼

[戦士](右)
え？　こ　このガキが・・・？▼
し　失礼致しました！▼

[リオン](左)
・・・・・・▼
いいよ。▼
僕は敬われるような
人間じゃないから・・・▼

（戦闘マップ：ルネス城玉座の間前通路）
（リオン、敵修道士を連れて玉座の間上へ消える）
（背景：通路）

[戦士](左)
・・・なんだありゃ？
ったく　うす気味悪いガキだぜ。▼

[兵士](右)
おい・・・聞こえるぞ。▼

[戦士](左)
しかし気味悪いっていや
あのオルソンって野郎・・・▼
いったい奥で何してやがんだ？▼
倉庫番の奴からも
いろいろ妙なうわさ聞いたぜ。▼
・・・あいつ
やばいんじゃねえか？▼

[兵士](右)
知るかよ。俺は金さえもらえりゃそれでいい。▼
この城には
すげえ宝が眠ってるって噂だしな。▼
取るもん取ったらさっさと
逃げちまおうぜ。▼

（背景：暖炉の有る部屋）

[オルソン](左)
どうしたんだい　モニカ・・・？▼
今日はずいぶんと
嬉しそうじゃないか？▼
ふふ　もちろんわかってるさ。
今日はきみの誕生日だったね。▼
もちろん　贈り物は用意してあるよ。
楽しみにして・・・▼

[リオン](右場外吹き出し)
オルソン▼

[オルソン](左)
・・・・・・▼

（リオン、右から現れる）

[リオン](右)
まだ僕がわかるかい　オルソン。▼
そうだ。グラド皇子リオンだ。▼
愛する人をよびがえらせてあげた
きみの恩人だよ。▼

[オルソン](左)
・・・出て行ってくれ。▼
ここは私とモニカの場所だ。
誰にも邪魔されたくはない。▼
私は君の言う通りに
ルネスを裏切った▼
約束はもう果たしたはずだ。▼

[リオン](右)
ああ・・・
きみにはとても感謝してる。▼
今日はきみに
一つ助言をしにきたんだ。▼
エフラムが来るよ　オルソン。▼
きみたち二人の幸せを奪いに
ここへやってくる。▼

[オルソン](左)
エフラム王子が・・・▼

[リオン](右)
そうだよ　オルソン。
エフラムは怒るとこわいから▼
ルネスを裏切ったきみを
決して許さないだろう。▼
せっかく生き返ったきみの細君も
処刑されてしまうだろうね。▼

[オルソン](左)
だめだ！　そんなことは・・・▼

[リオン](右)
君に伝えたいのはそれだけだ。▼
後は　君が決めれば良い・・・▼

（リオン、消える）

[オルソン](左)
・・・モニカ
しばらくここで待っててくれ。▼
ああ　そんな寂しそうな顔をしないでくれ。
すぐ戻ってくるさ。▼
私たちの幸せのためなんだ
わかってくれるね？▼
じゃあ　行ってくるよ。▼

（編成画面へ）

＊オルソン戦闘台詞

[オルソン](左)
・・・・・・
私たちの邪魔はさせない。▼
私とモニカは
二人で幸せに過ごすのだ。▼
永遠に・・・▼

＊エフラムvsオルソン
（以降、交互にフェードインアウトします。）

[オルソン](左)
エフラム王子・・・
あきらめの悪いことだ。▼
ルネスはもはや滅びた。
今さら何もかも遅い・・・▼

[エフラム](右)
オルソン・・・
そこをどいてもらう。▼
かつて俺の父がいた
その玉座に・・・▼
座る資格はお前にはない▼

＊ゼトvsオルソン
（以降、交互にフェードインアウトします。）
[オルソン](左)
来たか・・・ゼト▼

[ゼト](右)
オルソン殿▼

[オルソン](左)
お前は大した騎士だ。
ゼト▼
国のために　主君のために
その身を捧げ・・・▼
片時も気の休まる時はない。▼
哀れで報われぬ生き方よ。
どこまでもな・・・▼

[ゼト](右)
それが我が使命。
我が望みだ。▼
オルソン殿・・・覚悟を。▼

＊フォルデvsオルソン
（以降、交互にフェードインアウトします。）

[フォルデ](右)
オルソン殿・・・▼
なんで裏切りなんて
真似したんですか？▼
亡くなられた奥さんが
泣いてますよ。▼

[オルソン](左)
違うな・・・フォルデ。▼
妻は今　幸せだ。
とても喜んでくれている・・・▼

＊カイルvsオルソン
（以降、交互にフェードインアウトします。）

[カイル](右)
オルソン殿！▼
主君であられるエフラム様を
グラドに売り渡すなど・・・▼
あなたは騎士としての
誇りを忘れたのか！▼

[オルソン](左)
カイル・・・
お前には何もわからぬ・・・▼
私は今　幸せなのだ。▼

＊散り際の台詞

[オルソン](左)
モニカ・・・▼

＊制圧後
（背景：城内通路）

[ゼト](右)
エフラム様　エイリーク様。
城内の制圧は完了しました。▼
それと・・・▼

[エフラム](左)
どうした？▼

[ゼト](右)
・・・こちらへ。
オルソンがこもっていた部屋なのですが・・・▼

（暗転）
（戦闘マップ：王の間、奥から女性ＮＰＣ）
（中央にエフラム・エイリーク・ゼト）
（背景：暖炉の有る部屋）
（右：エフラム・エイリーク）

[モニカ]（左場外吹き出し）
・・・・・・▼
あなた。▼

[エフラム](右)
お前は　オルソンの・・・▼

[エイリーク](右)
・・・・・・▼

[モニカ]（左場外吹き出し）
あなた▼
あなた▼
あなたあなたあなたあなたあなた▼

[エフラム](右)
・・・！？▼
これは　まさか・・・▼

[エイリーク](右)
・・・・・・！▼

[エフラム](右)
皇帝ヴィガルドを操ったのと
同じ魔術を使ったのか・・・▼
もう彼女は死んでいる。
その死体を・・・▼

[エイリーク](右)
こんな・・・
このようなこと・・・▼

[エフラム](右)
見ない方がいい　エイリーク。
外へ出ていろ▼

[モニカ]（左場外吹き出し）
あなた。
あなたあなた▼
（エイリークと入れ替わりにゼト）

[ゼト](右)
・・・これはもはや
生きているとは言えません。▼
私が・・・▼

[エフラム](右)
いや・・・俺がやろう。▼
・・・毎日をここで
二人で過ごしていたのか。▼
オルソンは狂っていた。
だが　幸せだったのだろうな・・・▼

（暗転）
（戦闘マップ：玉座の間）
（玉座の前にエイリーク・エフラム）
（左：エイリーク・エフラム）

[エフラム](左)
やっと・・・戻ってきたな。▼
だが・・・▼

[エイリーク](左)
はい・・・▼
荒らされた城は直せます。
奪われた財宝などなくとも構いません。▼
ですが　民たちが負った
傷が癒えることは・・・▼

[エフラム](左)
ああ。すべてが遅すぎた。▼
俺はルネスの王となり
国を立て直さねばならない。▼
だが民たちは　国を捨てた王子を
たやすく迎えてはくれないだろう。▼
失った信頼は　これから
長い時をかけて取り戻していくしか・・・▼

（ゼト、下から兄妹に駆け寄る）
（左：エイリーク・エフラム　右：ゼト）

[ゼト](右)
エイリーク様　エフラム様▼
外をご覧下さい。▼

[エフラム](左)
外・・・？▼

（暗転）
（戦闘マップ：ラウンジ）
（右から３人が中央へ）

[民衆の声](左部メッセージボックス)
エフラム様──！
エイリーク様──！▼

[民衆の声](中央部メッセージボックス)
王がお戻りになられた！
我々の王が！▼

[民衆の声](右部メッセージボックス)
ルネス万歳！
エフラム様万歳！▼

（背景：城内通路）
（左：エイリーク・エフラム　右：ゼト）

[エフラム](左)
・・・・・・▼

[ゼト](右)
・・・無論　この歓迎ぶりは
オルソンの悪政の反動によるものです。▼
決して　エフラム様の才覚を
評価してのものではありません。▼
民たちの心がこの先
どう動くことになるか・・・▼
それは　エフラム様がお決めになること。▼

[エフラム](左)
彼らを失望させるわけにはいかない。
もう二度と。▼
俺は王になる。父上の後を継ぎ
民たちの平穏のためにこの身を捧げよう。▼

[エイリーク](左)
兄上・・・私も　お手伝いいたします。▼

（暗転）
（戦闘マップ：玉座の間）
（中央の兄妹を囲う味方に下方にゼト）
（左：エイリーク・エフラム　右：ゼト）

[ゼト](右)
エフラム様　エイリーク様。▼
ファード様はルネス陥落前
私に次のお言葉を託されました。▼
『・・・王の間にて
双子の腕輪をかざせ。▼
封印が解かれたその先に
聖石は眠っている・・・』と。▼

[エフラム](左)
わかった。▼

[エイリーク](左)
私たちの持つ
腕輪をかざすのですね。▼

[エフラム](左)
行くぞ　エイリーク。▼

[エイリーク](左)
はい　兄上。▼

（戦闘マップ：玉座の間）
（照度ダウン）
（エイリーク・エフラムから光線が放され、ホワイトアウト）
（玉座が右に動き、階段が現れる）
（照度通常）
（エフラム・エイリーク、階段へ）
（暗転）
（戦闘マップ：聖石の間）
（背景：聖石の間）

[エフラム](左)
これが　ルネスの【聖石】・・・▼

[エイリーク](右)
はい。▼
かつて魔王を封じた五つの力
その一つ・・・▼

[エフラム](左)
俺たちがこの腕輪を奪われていたら
この【聖石】も今頃破壊されていただろう。▼
これは俺たち二人が守りぬいた
世界を救うための力。▼

[エイリーク](右)
はい。
私たちに残された　希望です。▼
私と兄上の・・・
そして平和を望む者すべての・・・▼

（暗転）
（戦闘マップ：聖石の間）
（背景：聖石の間）

[エフラム](左)
さあ　戻るぞ。エイリーク。▼

[エイリーク](右)
・・・？▼
兄上　見てください！
私たちの腕輪が・・・▼

[エフラム](左)
これは・・・？▼
【聖石】の輝きに
反応している・・・のか？▼

（ホワイトアウト）

[ガイダンス]
エフラムの太陽の腕輪と
エイリークの月の腕輪は
聖石に反応して輝いています。
腕輪の力でクラスチェンジが
できるようになりました。▼
エフラムを
クラスチェンジさせますか？
→はい　いいえ

→はい
（クラスチェンジへ）

→いいえ
『太陽の腕輪を手に入れた』

エフラムは
太陽の腕輪を手に入れました。
この腕輪を使うとエフラムは
クラスチェンジすること
ができます。▼

エイリークを
クラスチェンジさせますか？
→はい　いいえ

→はい
（クラスチェンジへ）

→いいえ
『月の腕輪を手に入れた』

エイリークは
月の腕輪を手に入れました。
この腕輪を使うとエイリークは
クラスチェンジすること
ができます。▼

（ホワイトアウト）
（背景：聖石の間）

[エイリーク](右)
この腕輪に・・・
このような力があったなんて。▼

[エフラム](左)
父上は・・・これを
見越しておられたのだろうか。▼
俺は昔から　国を継ぐ者としての
自覚などなかった。▼
この槍で　どこまでも強くなれれば
それでいいと思っていた・・・▼
父上にそれを叱られ
言い争ったこともあった。▼

[エイリーク](右)
・・・・・・▼

[エフラム](左)
グラドが侵略してきた時もそうだ。▼
俺が城に残っていれば
父上は・・・▼

[エイリーク](右)
兄上・・・▼
でも　父上はきっと
わかっておられたはずです。▼
私と王都にいる間　父上はずっと
兄上の身を案じておられました・・・▼

（エフラム・エイリーク、消える）
（左：ゼト　右：エフラム・エイリーク）

[ゼト](左)
はい。ファード様は
常日頃仰っておられました。▼
エフラム様は必ず
良い王になられると・・・▼

[エフラム](右)
父上・・・▼

[ゼト](左)
ではエフラム様　エイリーク様。
こちらへ。▼
ルネスの【聖石】の傍らには
【双聖器】が眠っているはずです。▼

（暗転）
（戦闘マップ：聖石の間）
（ゼト、両側の宝箱を開ける）
（左：ゼト　右：エフラム）


[ゼト](左)
この槍こそが
ルネスの【双聖器】です。▼
どうか
エフラム様がお持ちください。▼

[エフラム](右)
これがルネスの【双聖器】・・・▼
銘がほってあるな。▼
【炎槍ジークムント】・・・▼

『ジークムントを手に入れた』

（左：ゼト　右：エイリーク）

[ゼト](左)
そしてこの剣が　対をなす
もう一つの【双聖器】▼
こちらは
エイリーク様がお持ちください。▼

[エイリーク](右)
はい。▼
こちらにも銘があります。▼
【雷剣ジークリンデ】・・・▼

『ジークリンデを手に入れた』

[エフラム](右)
俺たちの遠い祖先・・・
英雄たちの武具だ。▼
ルネスの王となるものが
持つべき双聖の武具・・・▼
俺にそれを背負う資格があるか
どうかはわからない・・・▼
だがもうそんな弱音や甘えを
吐いていられる時ではない。▼
俺は戦う。▼
父上と　祖国と　民たちのために。▼

（暗転）
（戦闘マップ：玉座の間）
（左：エフラム　右：ラーチェル・ヒーニアス）

[ラーチェル](右)
どうでしたの？
聖石は残っていまして？▼

[エフラム](左)
ああ　これだ。▼

[ラーチェル](右)
まあ！
素晴らしいですわ。▼
これで魔石も
恐れるに足らずですわね。▼

[ヒーニアス](右)
我が国の聖石はすでに破壊されている。▼
事実上　このルネスの聖石が
我々の唯一の武器　か・・・▼

[ラーチェル](右)
いいえ　我がロストン聖教国を
忘れていただいては困りますわ。▼
大陸の五国に伝えられる
五つの聖石・・・▼
グラド　フレリア　ジャハナの聖石は
帝国の手によって滅ぼされましたが・・・▼
ルネスの聖石はわたくしたちの手に。▼
そしてロストンの聖石も
いまだ厳重に守られていますわ。▼
さあ皆さん　ロストンへ参りましょう。▼

[エフラム](左)
ああ　頼むラーチェル。▼

[ラーチェル](右)
ええ　皆さんを我が宮殿に
招待してさしあげます。▼

（戦闘マップ：玉座の間）
（全員、下方へ疾走）

最終更新から１年以上経っていますので、勝手ながら見やすく整理してみました。
手を加えづらくなるようでしたらごめんなさい；
当たり前ですが、もし新しく投稿される場合でもあくまで私個人の独断なので気にせず無視なさって下さいm(_ _)m