ファイアーエムブレム聖魔の光石/会話集/章別会話/エフラム編13章蛍石の誓い

疾走したミルラを追って
エフラムはザールブル湿原へ。▼
見張りの兵士の話から
ミルラが東へ向かったことを知る。
行軍の最中　付近の村人の話から▼
ミルラが帝国将軍の一人
セライナとともにいることを知る。▼
ミルラを取り戻すためには
戦いは避けられない。▼
エフラムはセライナとの
対決の覚悟を固めていた。▼

（戦闘マップ：ザールブル）
（ミルラ、村に入る）
（背景：村）

[セライナ](左)
これが【竜石】か・・・▼
確かに　私には
ただの宝石にしか見えぬな・・・▼
エフラム王子のフレリア軍は港に上陸し
もう間近まで迫っているという。▼
できることなら　今すぐにでも
攻撃を仕掛けたいところだが・・・▼
陛下のご命令である以上　一度
この石を帝都へ持ち帰らねばならぬか・・・▼

[ミルラ](右場外吹き出し)
・・・して・・・▼

[セライナ](左)
？▼

（ミルラ登場）

[ミルラ](右)
石を返してください・・・
お願いです。▼

[セライナ](左)
きみは・・・？▼

[ミルラ](右)
石を返してください・・・▼
お願い・・・何でもしますから・・・▼

[セライナ](左)
なぜこの石を？▼
貴様　何者だ？
帝国の民ではないな。どこから来た？▼

[ミルラ](右)
それがないと・・・私・・・▼
お願いです　返して。▼

[セライナ](左)
質問に答えよ！▼

[ミルラ](右)
私　ミルラといいます・・・
闇の樹海から来ました・・・▼
でも　悪い人にだまされて・・・
石をとられてしまいました。▼
その後　どこかへ
連れて行かれそうになって・・・▼
そのとき
エフラムが助けてくれて・・・▼
それから
エフラムと一緒にここまで来ました。▼

[セライナ](左)
エフラム王子と？▼
ならばこのまま返すわけにはいかんな。
私と帝都まで来てもらおうか。▼

[ミルラ](右)
待って・・・▼
あなたは帝都の人ですか？▼
あなたの知る人で・・・▼
変わってしまった人は
いませんか・・・？▼

[セライナ](左)
！▼
・・・何の話だ？▼

[ミルラ](右)
あなたのまわりに・・・▼
心が変わってしまった人は
いませんか？▼
前とは別の人のように
なってしまった人はいませんか？▼

[セライナ](左)
・・・・・・▼
なぜ　そのような・・・▼

[ミルラ](右)
それは
まがまがしい気配のせいです。▼
私はそれを止めるために
ここへ来ました・・・▼

[セライナ](左)
・・・くわしい話を聞かせてもらおう。▼
ただし　もし偽りであると
判断した時は覚悟してもらう。▼

[ミルラ](右)
はい・・・話します。▼
私の知っていること・・・
ぜんぶ話します。▼

（暗転）

[セライナ](左)
・・・・・・▼
・・・なるほど。▼
ミルラ　きみの話はよくわかった。▼

[ミルラ](右)
はい・・・▼

[セライナ](左)
だが　到底信じるわけにはいかぬ。▼
そう・・・信じるわけにはいかぬのだ。
もしそれが真であるとすれば・・・▼
すでに陛下は・・・▼

[ミルラ](右)
セライナさん・・・・▼
それは・・・？▼

[セライナ](左)
【蛍石】・・・▼
私が帝国将軍に任命された時
陛下より賜ったものだ。▼
この宝石は誇りある帝国将の証。
グラドの宝であるという証・・・▼
もう何年も前のことだが・・・
今でも昨日のようにはっきり思い出せる。▼
陛下の優しい微笑み
威厳と慈愛に満ちた声・・・▼

[ミルラ](右)
セライナさんは・・・
へいかがすきなのですね。▼

[セライナ](左)
な　なな何を・・・！？▼

[ミルラ](右)
わかります。▼
セライナさんがそれを
どんなに大切にしてるのか・・・▼

[セライナ](左)
・・・・・・▼
陛下は優しいお方だ。▼
私は平民の出だ
寒村で貧しい日々を送ってきた。▼
税を払うどころか　幼い私たちは
身を売らねば冬を越せぬ・・・▼
そんな時に　帝都から食料が届いた。
陛下が　送ってくださったという。▼
辺境の　小さな村のために。▼

[ミルラ](右)
・・・・・・▼

[セライナ](左)
他国の王たちはこれを愚策とし
つけ入れる甘さと受け取ったそうだ。▼
もちろん賢明な陛下はわかっておられた。
ご自分の立場を省み　それでも・・・▼
それでも　私たちをお救いくださったのだ。▼

[ミルラ](右)
・・・・・・▼

[セライナ](左)
私は帝都へ行き　騎士を志した。▼
あのお方のために生きたい。
そう思った。▼
あのお方の目指す夢を
同じ理想を見ていたいと・・・▼

[ミルラ](右)
セライナさん・・・▼

[セライナ](左)
ミルラ　きみの言う
まがまがしい気配の話だが・・・▼
その気配によって
人が別人のように変わってしまう・・・▼
そのようなこともありうるのか？▼

[ミルラ](右)
はい・・・▼
その人はもう
その人でなくなってしまいます・・・▼

[セライナ](左)
どうすれば　治せる？▼

[ミルラ](右)
・・・ごめんなさい。▼
治す方法は・・・ありません。▼

[セライナ](左)
・・・そうか。▼

（グラド軍兵士、ミルラの右横に）

[兵士](右)
セライナ様。
敵軍がこちらに迫っております！▼
攻撃のご命令を！▼

[セライナ](左)
わかった。
すぐに向かう。▼

（兵士消える）

[セライナ](左)
ミルラ。君を解放する。▼
エフラム王子のもとに戻りたまえ。▼

[ミルラ](右)
セライナさん・・・▼

[セライナ](左)
すまないが　きみに
【竜石】を返すことはできない。▼
二度と陛下の命に背かぬと
私はそう誓ったのだ・・・▼
【竜石】を取り戻したければ・・・
私を倒せとエフラムに伝えよ。▼

[ミルラ](右)
そんな・・・▼

[セライナ](左)
早く行け。
まもなくここは戦場となる！▼

（暗転）
（戦闘マップ：ザールブル）
（セライナ、配置へ）

[セライナ](左)
全員出撃せよ！▼
我々のグラド帝国のために！▼

（戦闘マップ：ザールブル）
（味方、初期配置に集結）
（背景：草原）
（左：エフラム　右：ゼト・ラーチェル）

[ゼト](右)
エフラム様
前方にグラド軍が布陣しています。▼
指揮官は帝国将軍・・・
【蛍石】のセライナ。▼

[ラーチェル](右)
セライナ・・・
彼女が持つサンダーストームは▼
遠くの相手にも容赦なく
攻撃を仕掛けてくると聞いていますわ。▼

[ゼト](右)
エフラム様
魔法にはくれぐれもご注意を。▼

（編成画面へ）

＊味方１ターン目直前
（戦闘マップ）
（右方にジスト・テティス）
（背景：山岳と森林）
（右：ジスト・テティス）

[ジスト](右)
ヒーニアス王子の話じゃ
ここらにいるらしいが・・・▼
で　エフラムってのは
どこにいるんだ？▼

[テティス](右)
どっちかがフレリア軍で
どっちかがグラド軍なのよね。▼
もう少し近づかないと
ここからじゃ・・・▼

（左からミルラ登場）

[ミルラ](左)
あ・・・▼

[ジスト](右)
ん？▼

[テティス](右)
あら　かわいい子ね。▼
大丈夫よ。こっちにおいで・・・▼

[ジスト](右)
こんなとこに子供とはな。
はぐれたのかい？▼

（ミルラ、後ずさる）

[ミルラ](左)
・・・・・・▼

[テティス](右)
怖がらなくていいわ。▼
このおじさん　顔は怖いけど
悪い人じゃないのよ。▼

[ジスト](右)
あー・・・なんだ。
こいつの言うとおりだ。▼
だからあんまりそう警戒されると
傷つくんだが・・・▼

[テティス](右)
お嬢ちゃん　あなたの名前は？▼

[ミルラ](左)
私はミルラです。▼
私はエフラムのところに行きたいです・・・▼

[ジスト](右)
エフラム？▼
俺たちが護衛する相手が
たしかエフラムって名前だったが・・・▼
場所はわかるかい？▼

[ミルラ](左)
はい・・・あっちです。▼

（ミルラ、消える）

[ジスト](右)
お　おいおい・・・▼

（暗転）
（戦闘マップ）
（ミルラ、味方初期配置へ）
（背景：草原）

[ミルラ](右)
エフラム▼

[エフラム](左)
ミルラ！
無事だったか・・・良かった。▼

[ミルラ](右)
エフラム・・・
ごめんなさい・・・▼
私・・・私・・・▼

[エフラム](左)
ミルラ・・・▼

[ミルラ](右)
私はエフラムにむりを言って
ついてきてしまったから・・・▼
だから・・・もう
迷惑をかけたくなくて・・・▼
でも・・・それなのに
またエフラムを心配させてしまって・・・▼
私・・・ごめんなさい・・・▼

[エフラム](左)
いいんだ　ミルラ。▼
俺こそ　お前のことを見てやれなかった。▼
戦闘が始まる。
お前は後ろに下がっていてくれ。▼

[ミルラ](右)
エフラム・・・あの人はいい人です・・・▼
私の話を聞いてくれました　だから・・・▼

[エフラム](左)
わかった。
できる限り説得してみる。▼

＊デュッセルがセライナの付近で待機した場合。

[デュッセル](左)
セライナよ。▼

[セライナ](右)
デュッセル将軍・・・▼
一言だけ
謝罪させていただきたい。▼
あなたを裏切り者呼ばわりしたのは
私の誤りでした。▼
あなたの忠誠に
揺るぎはなかった。▼

[デュッセル](左)
・・・・・・▼

[セライナ](右)
ですが　私も
引き下がるつもりはありません。▼
この上は　何も語らず
決着をつけましょう。▼

[デュッセル](左)
どうしても・・・
戦わねばならぬか？▼

[セライナ](右)
はい。
それが私の選んだ道。▼
悔いはありません。▼

[デュッセル](左)
そうか・・・▼
ならばわしも
わしの道を進もう。▼

[セライナ](右)
・・・では。

＊エフラムがセライナの付近で待機した場合。

[エフラム](左)
お前がセライナか？▼

[セライナ](右)
いかにも。
きみはエフラム王子だな。▼

[エフラム](左)
ミルラの話を聞いたはずだ。▼
兵を退け！
皇帝は今まともな状態じゃない！▼

[セライナ](右)
知っている。▼

[エフラム](左)
！？　だったらなぜ・・・！▼

[セライナ](右)
私は帝国の将。
陛下のご命令は絶対だ。▼

[エフラム](左)
馬鹿な。皇帝の乱心を知って
それでも黙って従うというのか！▼
そんな忠誠が何になる！▼

[セライナ](右)
エフラム王子　きみにはわかるまい。▼
愚かであることは百も承知。
だが私は騎士　この道しか選べぬ。▼

[エフラム](左)
セライナ・・・▼
降伏しろ　セライナ！
俺はお前を倒したくはない！▼

[セライナ](右)
私を倒す？
侮るな　ルネス王子エフラム！▼
私はここで敗れるつもりなどない。
帝国の将として全力で　きみを倒す！▼

東の村訪問
[女性](左)
セライナさんは　よく
私たちの村を見回りに来てくれます。▼
賊たちが襲ってきた時に
助けてくれたこともありました。▼
・・・・・・▼
お願いします。セライナさんを
救ってあげてください。▼

南の村訪問
[婦人](左)
おや　こんなとこまで
よく来たね。▼
外で戦いが起きてると
知らせにきてくれたのかい。▼
ありがとうね。▼
この杖を持っておいき。
くじけるんじゃないよ。▼

＊セライナ戦闘台詞
[セライナ](左)
【蛍石】・・・
それが陛下より賜った私の名。▼
だから　私は・・・▼

散り際の台詞
[セライナ](左)
ひどく・・・疲れた・・・
これで・・・私も・・・▼

＊制圧後
（戦闘マップ）
（背景：草原）

[ミルラ](右)
セライナさん・・・▼

[エフラム](左)
・・・・・・▼
セライナ将軍は
奇妙な石を所持していたそうだ。▼
ミルラ。これが
お前のなくしていた竜石か？▼

[ミルラ](右)
はい・・・そうです。▼
でも　悲しいです。▼
【竜石】を取り戻したのに・・・▼
とても悲しいです・・・▼

[エフラム](左)
ミルラ・・・▼

[ミルラ](右)
エフラム・・・なぜですか？▼
セライナさんはいい人でした。▼
へいかのことを話す時
とても幸せそうでした・・・▼
なぜセライナさんは・・・
死んでしまったのですか。▼
なぜ戦わなければ
いけなかったのですか？▼

[エフラム](左)
すまん・・・▼
説得できるものならば
それが最善だった。▼
だが　それが不可能なら・・・
倒さなければならなかったんだ。▼
たとえそれが
間違っていたとしても・・・▼
俺にも　退くことが
出来ない理由があった。▼

[ミルラ](右)
・・・ごめんなさい。▼
エフラムを・・・
責めているわけではないです。▼
でも・・・悲しいんです。▼

[エフラム](左)
・・・・・・▼

[ミルラ](右)
私は　まがまがしい気配を
追いかけて外へ出ました・・・▼
悪い気配をなくせば
それで良いと思っていました。▼
でも　外の世界の戦いは
違うのですか？▼
悪い人だけでなく　いい人も
死ななければならないのですか？▼

[エフラム](左)
ミルラ・・・▼

[ミルラ](右)
どうしたら　もう
いい人が死なずにすみますか？▼

[エフラム](左)
今は　わからない。▼
答えを見つけるために・・・
俺は帝都に進む。▼
そこで　すべてを明らかにする。▼

ジスト＆テティス⇔マリカ＆ユアン会話のみ未投稿です。

会話集/章別会話/エフラム編13章 蛍石の誓い

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