トラキア大河をこえたリーフたちは
そのまま一気にマンスターを目指す▼↓
一方マンスターでは、リーフたちの動きに
呼応して、市民たちが次々と脱出をはかり▼↓
それを支援するセティ率いる『マギ団』と
阻止しようとするマンスター軍の間で▼↓
連日、激しい戦いがくりひろげられていた▼
[マギ団?市民?(女)]
セティ様
最後のアジトもレイドリックに
見つかってしまいました▼↓
このままでは子供たちが・・・▼
[セティ]
私が連れて逃げることが
できればよいのだが▼⇒
それでは反乱の指揮をとるものが
いなくなってしまう
誰か信頼できる者がいればよいのだが・・・▼↓
[サイアス]
そのお役目、私がしましょうか?▼
[セティ]
だれだ!・・・
おまえは何者だ!?▼⇒
[サイアス]
ただの通りすがりのものですが
お話は聞かせていただきました▼↓
子どもたちを城外に
ひなんさせたいのなら
私がお手伝いしましょうか?▼↓
それとも私は信用できませんか?▼
[セティ]
いや・・・
あなたは優しい風に包まれている▼⇒
悪意のある方ではないようだが
あなたは何者なのです?
見たところ、帝国の司祭のようだが・・・▼↓
[サイアス]
残念だが、今は何も申せません
だが、信用していただけるなら
子供達は私が守りましょう▼
[セティ]
わかりました・・・
では、お願いします
それともうひとつ、この剣をどうか・・・▼⇒
[サイアス]
剣?・・・▼↓
これは『ブラギの剣』ですね
城内にあるとは聞いてましたが
よく手に入れることができましたね▼
[セティ]
ええ、レイドリックは
『ロプトの剣』で守られている▼⇒
この剣でなければ
やつを倒すことはできないのです▼↓
[サイアス]
なるほど・・・
それで私にどうしろと?▼
[セティ]
この剣は聖戦士の血を持つ
剣士にしか使えません▼⇒
この城に向かっているという
解放軍のリーフ王子に
たくしてほしいのです▼↓
[サイアス]
わかりました
もし会うことがかなえば
渡しておきましょう▼
[セティ]
よろしくお願いします▼
あっ・・・司祭!
せめてお名前を・・・▼⇒
[サイアス]
これは失礼しました
ヴェルトマーの
サイアスと申します・・・▼
[レイドリック]
なにっ、このマンスターから
逃げ出しているものたちがおるだと!▼
[部下(アイヒマン顔)]
はっ
どうやらマギ団の手のものが
ひそかに子供たちを逃がしているようです▼⇒
[レイドリック]
おのれ
子供は帝国にささげねばならぬ
大切なシロモノだというに・・・▼↓
ファーデン
このさいだ
逃げる子供たちを始末してしまえ▼↓
城に残っている市民どもに
逃げ出せばどういうことになるのか
見せつけてやるのだ▼
[ファーデン]
おまかせください▼⇒
[アルファン]
レイドリック卿
お呼びとうかがいましたが・・・▼↓
[レイドリック]
アルファンか
お前はマンスター城の城門を守れ▼↓
レンスターのこせがれが
マンスターめがけて
進軍していると聞く▼↓
それに
城内におるマギ団の連中も侮れん▼↓
いずれにせよ
やつらに城門を渡してはならん
よいな!▼
[アルファン]
はい
では早速城門の守りにつきます▼
[リーフ]
いよいよマンスターだな▼
[アウグスト]
・・・どうやらマンスターでは
マギ団とマンスター軍の間で
こぜりあいが続いている様子▼⇒
以前よりは勢力が衰えているとはいえ
マンスター軍はいぜん強力です▼↓
マギ団の助けがなければ
攻略は不可能でしょう▼↓
・・・おや
そのマンスターでなにやら動きが・・・▼↓
どうやら
子供たちが逃げ出してきたようですな▼↓
[リーフ]
なんだって!
すぐに助け出そう!▼
[アルテナ]
コルータ
マンスターの様子はどうか?▼
[コルータ]
今のところ大きな動きはありませんな
しかし、われらの情報が正しければ
近日中にも大きな動きがあるはず▼⇒
そのチャンスをみはからって
一気に・・・▼↓
[アルテナ]
しかし、そのために
市民を巻き込むというのは・・・▼↓
帝国の手から
マンスターが解放されれば
それはそれでわが国の利になること▼↓
それならそれで
よいのではないか?▼
[コルータ]
はあ・・・
しかし
これは陛下のご命令ですので・・・▼⇒
[アルテナ]
・・・父上は
私がなんとか説得してみよう▼↓
[コルータ]
アルテナ様はお甘い・・・
マンスターを手に入れるには
今が最高のチャンスなのだ▼↓
陛下も王女殿下にはお甘いが
今回のことではさすがに
耳をお貸しにならぬと聞く▼↓
ここは、そのまま
陛下の命令にしたがって動くのが
一番だな・・・▼
[部下(アイヒマン顔)]
およびでございますか
アルファン様▼↓
[アルファン]
おい
わしの魔道書が見つからぬのだ
ちょっと探してこい▼
[部下(アイヒマン顔)]
えっ、またですか・・・▼⇒
[アルファン]
なんじゃ?
今、何か言ったか?▼
[部下(アイヒマン顔)]
いえ、なにも・・・
して、今度は何の魔道書です?▼⇒
[アルファン]
・・・ポイズンという魔道書じゃ
あれがないと遠くの敵を攻撃できぬ▼
[部下(アイヒマン顔)]
わかりました
探してまいりますのでお待ちください▼⇒
この前より見つかりやすい場所に
あればいいんだが・・・▼↓
[部下(アイヒマン顔)]
アルファン様
見つかりましたぞ!▼↓
[アルファン]
本当か! でかした!▼↓
[アルファン]
見ておれ反乱軍め
この魔法の恐ろしさを
思い知らしてやる!▼↓
[部下(アイヒマン顔)]
その前に魔道書くらい
ちゃんと片付けとけってんだ・・・▼
[コルータ]
むっ!
どうやらマンスターで
大きな動きがあったようだ▼↓
チャンスです!
われらは
これよりマンスターへ攻めこみます▼↓
[アルテナ]
待て!
今、マンスターに攻めこめば
市民までまきこむことになる▼↓
私がなんとか
降伏するよう説得を・・・▼
[コルータ]
これは国王陛下のご命令です!
王女殿下といえど口出しご無用!▼⇒
[アルテナ]
指揮官は私だ!
[コルータ]
この部隊は私の部隊です!
それにアルテナ様がどう言おうと攻撃を
ゆるめてはならぬと陛下のご命令です!▼⇒
[アルテナ]
なっ・・・▼
[コルータ]
・・・おいやなら
ここに残って見ておられればよい▼⇒
[コルータ]
全軍、行くぞ!▼↓
[アルテナ]
コルータ! 待て! コルータ!▼⇒
なんとか父上を説得して
攻撃を中止させねば・・・▼
※アルファン生存時のみ
[アルファン]
むうっ!
なんだ貴様は!▼
[セティ]
私はマギ団のセティだ
マンスターは城内の一部をのぞいて
わがマギ団が制圧した▼⇒
おとなしくわれわれに降伏すれば
命は保障するが・・・▼↓
[アルファン]
ふざけるなっ!
そんなたわごと、誰が信じるか!▼
[リーフ]
あなたは?・・・
勇者セティ!?▼
[セティ]
リーフ王子!?・・・
やっと来てくれたのか!▼⇒
[リーフ]
おそくなって申し訳ありません▼↓
セティ王子には
助けていただいたお礼も
まだ申し上げていないのに・・・▼
[セティ]
そんなことはいいが
私が王子だとなぜ知っている?
あっ、カリンから聞いたのか?▼⇒
[リーフ]
はい
本当ならば何をおいても
国へ戻らねばならないのに▼↓
マンスターの人々を守るために
やむなく残られたのだと聞きました▼↓
ぼくがふがいないばかりに
本当に申し訳ありません▼
[セティ]
王子がわびることではないさ▼
もっとはやく
解放するつもりだったが▼⇒
このフォルセティをもってしても
レイドリックの『ロプトの剣』は
やぶれなかった▼↓
そのために、救わねばならぬ
多くの者を失ってしまったのだ▼↓
すべては私の力がいたらぬゆえ・・・
王子の責任などではない▼↓
[リーフ]
いえ・・・
ぼくはあなたがうらやましい▼↓
勇者とよばれるそのお力は
まさしく聖戦士セティのもの
ぼくにはそんな力はありません▼↓
ぼくは・・・
セリス公子やあなたとはちがう▼↓
ぼくは・・・
聖戦士ではないのです・・・▼
[セティ]
リーフ王子?・・・
いったい何を言っている!?▼⇒
聖戦士とはいったい何だ?
単に神器を受け継ぐ者のことか
そうではないだろう▼↓
かつてこのユグドラルは
数百年のながきにわたり▼↓
暗黒神ロプトウスを信仰する
悪の帝国に支配されていた▼↓
その支配から人々を救い出した者達
それが聖戦士とよばれた英雄たちだ▼↓
リーフ王子はその戦いを
もう一年にわたって続けている
苦しく困難な戦いだったろう▼↓
だが人々を救うために
王子はこの聖戦を戦ってきたのだ▼↓
私は、セリス公子や私が
きみよりえらいとは思わない▼↓
いちばん年下だったきみが
もっとも困難な中で成長し
誰よりも長く戦ってきた▼↓
それが聖戦士でなくして
いったい何だというのだ!▼↓
リーフ王子
もっと自信を持て!▼↓
きみはまぎれもなく
ノヴァの意志をつぐ聖戦士なんだ!▼↓
[リーフ]
セティ王子・・・
ありがとうございます▼↓
セリス公子やあなたにお会いして
その大きさのちがいに圧倒されて
それでつい弱気に・・・▼↓
ぼくはまだまだ
子どもなのかも知れません▼
[セティ]
そんなことはないさ
それとも、私は子どもに
助けられたとでも言うのか▼⇒
[リーフ]
あっ・・・
いえ、そんなことは・・・▼
[セティ]
ははは・・・
いや、冗談を言っている
場合ではなかったな▼⇒
レイドリックのことだが
城内のかたすみに
追いつめることはできた▼↓
だがヤツは子供を人質にして
たてこもっている▼↓
マギ団は
市街の制圧に手いっぱいで
戦えるほどの余力は残っていない▼↓
リーフ王子
力を貸してもらえるな?▼↓
[リーフ]
もちろんです!
レイドリックはぼくにとっても憎い敵▼↓
あなたとともに戦えるなら
これほど
うれしいことはありません▼
[セティ]
そうか
さすがはレンスターの王子だ
私もたのしみにしているぞ!▼
[リーフ]
司祭!?
あなたが子供達を?▼
[サイアス]
ええ
マギ団のセティどのに頼まれました▼⇒
助けていただき
ありがとうございます▼↓
[リーフ]
いえ
礼を言うのはぼくの方です
よく子供達を助けてくださいました▼↓
あとは私達に任せて
司祭は安全な場所へお下がりください▼
[サイアス]
はい・・・
初めてお目にかかりますが
あなたはリーフ王子ですね▼⇒
[リーフ]
ええ、そうですが
どうしてそれが・・・▼
[サイアス]
やはり・・・
ではこの剣をお受け取りください▼⇒
これは『ブラギの剣』といい
レイドリックと戦うためには
なくてはならないものです▼↓
[リーフ]
これを?
ぼくに・・・▼
[サイアス]
はい
セティどのから
あなたに渡すようにと・・・▼⇒
この剣は聖戦士の血を持つものしか
あつかえぬ聖剣です▼↓
しかしセティどのは剣が使えぬゆえ
あなたに託されたのでしょう▼↓
[リーフ]
聖剣・・・
これがブラギの聖剣!・・・▼↓
わかりました
レイドリックを倒すための剣とあれば
願ってもないことです▼↓
司祭様
感謝いたします▼
[サイアス]
次なる戦いでは
どうぞお忘れなきように・・・
ではリーフどの、また後ほど・・・▼
[リーフ]
なにっ、マギ団が全滅しただって?▼
[アウグスト]
リーダーを失ったマギ団は総崩れとなり
マンスターはトラキアにより
制圧されたようです▼⇒
マギ団の協力がなければ
われらのマンスター攻略は
不可能です・・・▼
[アウグスト]
リーフ王子、なんとか城門に
たどりつくことはできましたが
これからどのように?▼
[リーフ]
市街は
マギ団が制圧したそうだから
心配はないが▼⇒
レイドリックは子供達を人質にして
王宮に逃げ込んだらしい
あいかわらずひきょうなやつだ▼↓
[アウグスト]
レイドリックはロプトの魔剣によって
守られているそうです
もし事実なら対策を考えねばなりません▼
※ブラギの剣を手に入れている場合
[リーフ]
そのことなら大丈夫だ
城内から逃げのびてきた司祭から
剣をあずかった▼⇒
『ロプトの剣』と対をなす
『ブラギの剣』とよばれるものらしい▼↓
その剣ならばロプトの剣とも
ごかくに戦えると言っていた▼↓
[アウグスト]
ふむ・・・
それはよかったですな▼↓
では次なる戦いにおいては
『ブラギの剣』は
必ず王子が装備なさいますように!▼↓
※ブラギの剣を手に入れていない場合
[アウグスト]
リーフ様
このまま進むのは
無謀ではありませんか?▼
[リーフ]
ではアウグストは
どうしろというのだ?▼⇒
[アウグスト]
もう一度考えてみるのです▼
何か大事なことを忘れていないか
大事なものを失ってはいないか▼↓
城内に進むのは
それからでも
おそくはありませぬぞ▼
※サイアス生存時のみ
[サイアス]
そのことならご心配はいりません
セティどのから
この剣をあずかっております▼↓
聖戦士の血をもつリーフどのなら
使いこなせることでしょう▼
[リーフ]
この剣は?▼⇒
[サイアス]
『ロプトの剣』と対をなす
『ブラギの剣』とよばれるもの▼↓
この剣ならばロプトの剣とも
ごかくに戦えるでしょう▼
[リーフ]
ブラギの聖剣・・・
なんと見事な剣なんだ!
サイアス司祭、感謝いたします▼⇒
[サイアス]
礼はセティどのに
私はただ
おあずかりしていただけです▼
[リーフ]
はい・・・▼⇒
※サイアス生存時のみ
[リーフ]
ところで司祭はこれから
どうされるのですか?▼↓
[サイアス]
私にはもう帰る場所はありません
ただ・・・ひとつだけ
やりのこしたことがあります▼↓
その神託をえるために
ブラギの塔へ行くつもりです▼
[リーフ]
・・・事情を聞いても
話してはくれないのですね▼⇒
[サイアス]
はい
今はまだなにも・・・▼
[リーフ]
司祭、もし急ぐ旅でないなら
もう少しだけ私たちにお力を
貸していただけませんか?▼⇒
私たちにはあなたが必要なのです▼↓
※セティを仲間にしているとき
[サイアス]
申し訳ありませんが
今はその気にはなれません▼↓
リーフどの
あなたのご武運を
遠くブラギの塔よりお祈りしております▼↓
それでは、私はこれで・・・▼
※セティを仲間にしていないとき
[サイアス]
レイドリックを倒すために?・・・▼↓
・・・・・・わかりました▼
これも神のご意志となれば
やむをえません▼↓
いましばらく
とどまることにいたしましょう▼
[市民(女)]
解放軍のみなさん
どうか私たちを
帝国から救ってください!▼↓
これ、きずぐすりです
みなさんのお役に立てれば
いいんですけど・・・▼
[市民(おじいさん)]
マンスターに攻めこみなさるか
では、このせいすいを
もっていきなされ▼↓
マンスターはロプトの僧でいっぱいじゃ
用心にこしたことはないて▼
[市民(おばさん)]
マンスターから逃げ出した人たち
大丈夫かしらね
無事に逃げれればいいんだけど▼↓
あなた
このリブローの杖をあげるからさ
あぶなくなったら助けてあげてよ▼
[市民(おじいさん)]
レイドリックを侮ってはならぬぞ▼↓
あの男はロプト教団を味方につけ
『ロプトの剣』といわれる
恐ろしい剣を持っておる▼↓
あの剣を相手にして
まともに戦っては勝ち目はないぞ▼↓
以前なら
それに対抗できる剣が
城にあったのじゃが・・・▼↓
それも今は
どこぞに失われたという話じゃ▼
[市民(コーエン顔)]
闇の力は恐ろしい・・・
生きとし生けるものを石に変えてしまう
力があるからの▼↓
じゃが、伝承によれば
石になったものを元に戻す力も
また、闇にはあるということじゃ▼↓
もっとも
そのためには特別な力を持つ
杖が必要らしいがの▼
ふふふ・・・
悪いが、死んでもらうぞ
・・・トラキアに
・・・栄光あれ!
・・・ぐふっ
・・・次はこうはいかん
助けたことを
必ず後悔させてやる!
な、なんと
このような
ところにまで・・・
ぐわっ・・・
まだ・・・
死にとうない・・・
助けてくれるのか!
そうか
ありがたい・・・
反乱軍かっ!
われらがマンスター軍の力
思い知らせてやる!
うぐっ・・・
こんなはずでは・・・
すまん、恩にきる・・・
ぢこさん