ドリアスの進言をいれ、海岸ぞいに
レンスターを目指すリーフたち▼↓
しかし、この公路を通って
レンスターにたどり着くためには▼↓
『ノルデン砦』と呼ばれる
帝国の砦を突破しなければならない▼↓
そこには、フリージの精鋭軍団が配備され
『解放軍』の進撃を阻もうとしていた▼
[ニカラフ]
ケンプフ、備えは万全だろうな▼
[ケンプフ]
お任せください、ニカラフ将軍
やつらは解放軍などと自称しておりますが
その戦力たるや山賊以下です▼⇒
わが一軍でもって
やすやすと打ち破って
ごらんにいれましょう▼↓
[ニカラフ]
やすやすと、だと?
ほざくな! 小僧!!▼↓
ダンドラム要塞の責任者でありながら
部下を捨て置いて
一人おめおめ逃げ帰ってきたのは誰か!▼↓
やつらはレンスターのランスリッターだ▼↓
リーフ王子を盟主にいただき
また、祖国を目の前にして
その士気は天にもとどかんばかりだ▼↓
なめてかかると
死を呼ぶことになるぞ!▼
[ケンプフ]
はっ・・・
申し訳ありません・・・▼⇒
[ニカラフ]
きさまの部隊はここで橋を死守せよ
石弓部隊が後方より支援する▼↓
その射程から出て戦うことは許さん!
よいか、これは命令だぞ!!▼
[ケンプフ]
はっ・・・▼⇒
[ニカラフ]
総攻撃は
アルスターからの援軍が来てからだ
前後より挟撃し、一気に敵を撃破する▼
[ケンプフ]
アルスターから援軍が?▼⇒
[ニカラフ]
そうだ
コノモール伯爵が
100騎ほど従えてやってくる▼↓
敵は、北トラキア最強の軍団に
背後から攻撃を受けるというわけだ▼↓
[ケンプフ]
なるほど・・・
だが、それでは俺の手柄にはならん・・・▼↓
なんとかやつらを
俺の手で討ち取りたいものだが・・・▼
[アウグスト]
王子、先発した兵からの知らせです
敵の陣形はこのようになっております▼
[リーフ]
ノルデン砦の周辺に
石弓の大部隊か・・・
これを何とかしないと砦は落とせないな▼⇒
[アウグスト]
川向こうにわたるには
この橋を奪うしかありません▼↓
しかし、装甲軍団が守備を固めており
シューターの射程内で戦うのは
われらが不利です▼
[リーフ]
ということは
この装甲軍団を射程の外に
誘い出せばいいんだな▼⇒
[アウグスト]
しかし
そうやすやすと敵が動くとも
思えません▼
[リーフ]
だが、一考の価値はあると思う
なにかしら方法があるはずだ・・・▼⇒
※オルエンが出撃している場合のみ
[オルエン]
リーフ様、その役目、私にお与えください
私はあの指揮官を知っています
私なら彼を橋から誘い出して見せます▼
オルエンが!?
だめだ
そんな危険なマネはさせられない▼⇒
[オルエン]
お願いです
私は王子のお役に立ちたいのです!!▼
[市民(おばさん)]
神父様、外では戦が始まるようです
今出られては危険です
もう少しこの家でお休みください▼
[スルーフ]
はい
ではお言葉にあまえて・・・▼⇒
[イリオス]
ちっ・・・
なんであんなバカの前衛に
俺がつかねばならん▼↓
平民の俺は、しょせんは
貴族どもの盾に
すぎないということか・・・▼
[コノモール]
よし、全軍一体となって突撃せよ
アルスターの名に恥じぬ戦いをするのだ!!▼↓
[部下(ドボルザーク顔)]
コノモール様、本当によろしいのですか?
われらは勝っても負けても
祖国を失うことになります▼↓
この機会を失えば
もう二度と祖国奪回の機会は・・・▼
[コノモール]
わかっている▼⇒
だが、われらが裏切れば
人質となっておられる
ミランダ姫のお命は奪われてしまう▼↓
姫はまだ15才・・・
あの暗い僧院で命を終えられるには
あまりにお若すぎると思わぬか・・・▼
[カリン]
ねえねえ
おにいさんってば・・・▼
[イリオス]
なんだ?
おまえは?
俺の前をちょろちょろするな!▼⇒
[カリン]
ねぇ、お願いだから
私たちに味方してくれない?▼
[イリオス]
おいおい
とうとつになにを言い出すんだ▼⇒
ヘンなやつだな
まったく・・・▼↓
[カリン]
やっぱりだめ?・・・
まあ、だめだとは思ったけどね▼↓
じゃ、いいわ
さよなら・・・▼
[イリオス]
おい!
ちょっと待て!▼⇒
[カリン]
なあに?▼
[イリオス]
いいぜ
条件によってはねがえっても▼⇒
[カリン]
ホント!
それで、条件ってなに?▼
[イリオス]
そうだな
もしレンスターが復興したら
俺を貴族にするってのはどうだ▼⇒
[カリン]
そんなのは簡単だと思うけど
あなた、貴族になりたいの?▼↓
もしかして平民なの?
じゃあ、すごい努力家なのね▼↓
平民で上級騎士なんて
フリージ軍じゃめずらしいもの▼
[イリオス]
平民平民って言うな!▼⇒
そうだよっ
確かに俺は平民出だが
何も恥じてるわけじゃないぞ▼↓
俺は平民であることに
誇りを持っているんだ!▼↓
[カリン]
だったら
何も貴族になることはないのに▼
[イリオス]
まあ・・・
そうだが・・・
いいだろ、そんなことは!▼⇒
[カリン]
私はカリンって言うの
あなたのお名前は?▼
[イリオス]
お、俺はイリオスだ・・・▼⇒
[カリン]
名前だけはすごく貴族っぽいね
もしかして、偽名?▼
[イリオス]
ばかを言うな!
偽名じゃねえよ!▼⇒
オヤジが
貴族にあこがれてつけた名前だ
俺の本名だ!!▼↓
[カリン]
じゃあ
あなたの貴族コンプレックスは
その名前のせいね▼↓
変えた方がいいと思うわ
イリオスじゃなくて
オルソンにしなさいよ▼↓
その方がぜったいに
にあっているから▼
[イリオス]
オ、オルソンだとぅ・・・
おい、人の名前を勝手に・・・▼⇒
[カリン]
じゃ、オルソンさん
私たち今から仲間よ
よろしくね!▼
[イリオス]
お、おい・・・▼
[オルエン]
ケンプフ将軍
久しぶりですね▼
[ケンプフ]
おまえはオルエンだな!?
この裏切り者め!!▼⇒
[オルエン]
私が裏切り者なら
あなたは負け犬ね
いえ、おくびょう者だわ▼
[ケンプフ]
な、なんだと!!
俺がどうしておくびょう者なんだ▼⇒
[オルエン]
あなたには戦う勇気などないのでしょう
ダンドラムでも逃げ回っていたそうだし▼↓
今だって兵士たちの
陰に隠れてふるえているだけ▼↓
それではラインハルト兄様には
永久に勝てないわ!▼
[ケンプフ]
ぐぐぐ・・・言わせておけば!!▼⇒
誰か! この女を捕えろ!!
きさまら、一人残らず殺してやる・・・
殺してやるぞ!!!▼
[オルエン]
リーフ様
私の役目は終わりました・・・
どうか、ご武運を・・・▼
[ケンプフ]
おい、全軍に突撃を命じろ!
敵の首をあげたものには
賞金をやると言え!▼↓
やつらを
一人残らず討ち取るのだ!▼
[部下(ドボルザーク顔)]
ま、待ってください、将軍!
それでは
ニカラフ将軍のご命令に反します!▼⇒
[ケンプフ]
勝ちさえすればどうとでもなる
俺の家は王家の一門であることを
忘れたか!▼↓
全軍! 突撃せよ!!
敵を討ち取れ、一人も逃がすな!!!▼
[コノモール]
・・・さすがは
レンスターのランスリッターだな
ここは一度ひいたほうが得策か・・・▼↓
全軍、これより撤退にうつる!▼
※リーフで訪問した場合
[スルーフ]
ああ、あなたはリーフ様ですね!▼
[リーフ]
はい
ソルウッドの司祭から
あなたに会うように言われました▼⇒
でも、どうしてわかったのですか?▼↓
[スルーフ]
ブラギの塔で見た通りだ・・・
ツヴァイの光をもつ少年・・・大いなる力・・・▼↓
クロード様・・・
あなたのおっしゃられた通りです・・・▼
[リーフ]
ブラギの塔?
ツヴァイの光?
いったいなんのことですか?▼⇒
[スルーフ]
いずれ時が来れば
おわかりになるでしょう▼↓
リーフ王子
しばらく私も同行させていただきます
よろしいですね▼
※リーフ以外で訪問したとき
[市民(おばさん)]
神父様はお休みです
誰にも会いたくないと
おっしゃっています▼
[市民(男)]
まったく、北トラキア王国に
このあたりが編入されてから
ろくなことはない▼↓
レンスターの時代が
なつかしいよ・・・▼↓
あのころは遠くまで
出稼ぎに行ってたが
今じゃおちおち旅もできねえ▼↓
いらなくなったから
このカギ、やるよ▼
[市民(女)]
え、あなたたち
レンスターゆかりの
方たちなんですか?▼↓
じゃあ
またレンスター王国の
世の中になるんですね▼↓
これ、せいすいです、使ってください
お礼なんていりません
わたしたちもお役に立ちたいんです!▼
[市民(おじいさん)]
おまえさんがた
このトラキアを解放するために
戦ってくださってるそうじゃの▼↓
この『騎士の勲章』をさしあげるから
トラキアを解放できる日まで
がんばってくだされや▼
[ドリアス]
王子、おみごとです
この困難な状況に
よく打ち勝たれました▼↓
祖国レンスターは目の前です
国民は王子の帰還を
待ちわびておりますぞ▼
[リーフ]
レンスター・・・わが祖国・・・▼⇒
[ドリアス]
さよう、王子はまだ幼かったゆえ
覚えておられぬかも知れませぬが・・・▼
[リーフ]
覚えているさ
特にあの夜のことは
生涯忘れることはないだろう▼⇒
[ドリアス]
あの夜のこと?▼
[リーフ]
レンスターが落ちた夜・・・
空は舞い上がる炎で真っ赤だった▼⇒
ぼくはフィンの腕の中で
ただぼうぜんと空を見上げていた▼↓
始めはよくわからなかったんだ▼↓
でも、フィンの顔を見たとき
突然深い悲しみがこみあげてきた▼↓
あんなに悲しい思いをしたのは
生まれてはじめてだった・・・▼↓
[ドリアス]
フィンにはつらい役目を押し付けました
だが
彼以外に王子をたくせる者はいなかった▼↓
王子さえ無事なら
いつの日か必ずレンスターはよみがえる▼↓
そう言い聞かせて
焼け落ちる城から脱出させたのです▼
[リーフ]
フィンの涙を見たのは
あの日が最後だった▼⇒
あれ以来、泣くことも・・・
いや、笑うことすら
忘れてしまったようだ・・・▼⇒
[ドリアス]
彼の心は
今もレンスターにあるのでしょう▼↓
いや、彼だけではありません
われらはみな
レンスターに心をおいてきたのです・・・▼
※コノモールを離脱させている場合
[リーフ]
しかし
後ろからアルスターの軍が現れたときは
正直、どうなるかと思った▼⇒
[ドリアス]
敵の足なみの乱れが
われらを救ってくれました▼↓
しかし
さすがは、コノモール伯爵▼↓
利あらずと見るや
すぐに兵をまとめるあのすばやさは
敵ながら天晴れでしたな▼
[リーフ]
コノモール伯爵?▼⇒
[ドリアス]
アルスターきっての勇将で
義を重んじる心、祖国への愛国心も
人一倍持っている優れた騎士です▼
[リーフ]
なぜそれほどの男が
帝国に味方するのだろう?▼⇒
この帝国の圧政を
なんとかしようとは
思わないのだろうか?▼↓
[ドリアス]
やむにやまれぬ
事情があるのでしょう・・・▼↓
いずれにせよ
もう一度戦いたくはない相手であるのは
まちがいありませんな▼
くそっ
貴様らさえいなければ
貴様らさえいなければぁっ
ばかな・・・
こ、この俺が・・・
こんなやつらに・・・
おのれ・・・
このことは忘れんからな!
覚えておれ!
反乱軍ども!
わが刃、受けれるものなら
受けてみよ!
ぐぐ・・・これで終わりでは・・・
ない・・・ぞ・・
このわしも
なめられたものだ・・・
俺と戦うつもりか?↓
ふんっ、おもしろい
貴様にこのイリオス様が
倒せるのか!
俺はけっきょく
平民のままで終わるのか・・・
ちっ・・・
平民だと思って
こき使いやがって・・・↓
もう、やってられねぇぜ
おまえたちにうらみはないが
これも運命、許せ!
アルスターが・・・
ふたたび・・・
よみがえらんことを・・・
ぬう・・・
生き恥をさらさねば
ならぬか・・・