ファイアーエムブレム トラキア776・マスターバイブル

会話集(16章A)


■ナレーション

ドリアスの進言をいれ、海岸ぞいに
レンスターを目指すリーフたち▼↓

しかし、この公路を通って
レンスターにたどり着くためには▼↓

『ノルデン砦』と呼ばれる
帝国の砦を突破しなければならない▼↓

そこには、フリージの精鋭軍団が配備され
『解放軍』の進撃を阻もうとしていた

■オープニング1

[ニカラフ]
ケンプフ、備えは万全だろうな

[ケンプフ]
お任せください、ニカラフ将軍
やつらは解放軍などと自称しておりますが
その戦力たるや山賊以下です▼⇒

わが一軍でもって
やすやすと打ち破って
ごらんにいれましょう▼↓

[ニカラフ]
やすやすと、だと?
ほざくな! 小僧!!▼↓

ダンドラム要塞の責任者でありながら
部下を捨て置いて
一人おめおめ逃げ帰ってきたのは誰か!▼↓

やつらはレンスターのランスリッターだ▼↓

リーフ王子を盟主にいただき
また、祖国を目の前にして
その士気は天にもとどかんばかりだ▼↓

なめてかかると
死を呼ぶことになるぞ!

[ケンプフ]
はっ・・・
申し訳ありません・・・▼⇒

[ニカラフ]
きさまの部隊はここで橋を死守せよ
石弓部隊が後方より支援する▼↓

その射程から出て戦うことは許さん!
よいか、これは命令だぞ!!

[ケンプフ]
はっ・・・▼⇒

[ニカラフ]
総攻撃は
アルスターからの援軍が来てからだ
前後より挟撃し、一気に敵を撃破する

[ケンプフ]
アルスターから援軍が?▼⇒

[ニカラフ]
そうだ
コノモール伯爵が
100騎ほど従えてやってくる▼↓

敵は、北トラキア最強の軍団に
背後から攻撃を受けるというわけだ▼↓

[ケンプフ]
なるほど・・・
だが、それでは俺の手柄にはならん・・・▼↓

なんとかやつらを
俺の手で討ち取りたいものだが・・・


†100騎といいつつ、出てくるのはたったの12騎。残りの88騎は…(以下略)

■オープニング2

[アウグスト]
王子、先発した兵からの知らせです
敵の陣形はこのようになっております

[リーフ]
ノルデン砦の周辺に
石弓の大部隊か・・・
これを何とかしないと砦は落とせないな▼⇒

[アウグスト]
川向こうにわたるには
この橋を奪うしかありません▼↓

しかし、装甲軍団が守備を固めており
シューターの射程内で戦うのは
われらが不利です

[リーフ]
ということは
この装甲軍団を射程の外に
誘い出せばいいんだな▼⇒

[アウグスト]
しかし
そうやすやすと敵が動くとも
思えません

[リーフ]
だが、一考の価値はあると思う
なにかしら方法があるはずだ・・・▼⇒

※オルエンが出撃している場合のみ

[オルエン]
リーフ様、その役目、私にお与えください
私はあの指揮官を知っています
私なら彼を橋から誘い出して見せます

オルエンが!?
だめだ
そんな危険なマネはさせられない▼⇒

[オルエン]
お願いです
私は王子のお役に立ちたいのです!!


†オルエンだけじゃなくて、みんな知ってるってば。あんなに濃いキャラは一度出会ったら、忘れられない。

■2ターン目

[市民(おばさん)]
神父様、外では戦が始まるようです
今出られては危険です
もう少しこの家でお休みください

[スルーフ]
はい
ではお言葉にあまえて・・・▼⇒

■敵2ターン目

[イリオス]
ちっ・・・
なんであんなバカの前衛に
俺がつかねばならん▼↓

平民の俺は、しょせんは
貴族どもの盾に
すぎないということか・・・


†盾になるにしても、あんな貴族じゃあねぇ(笑)

■敵20ターン目

[コノモール]
よし、全軍一体となって突撃せよ
アルスターの名に恥じぬ戦いをするのだ!!▼↓

[部下(ドボルザーク顔)]
コノモール様、本当によろしいのですか?
われらは勝っても負けても
祖国を失うことになります▼↓

この機会を失えば
もう二度と祖国奪回の機会は・・・

[コノモール]
わかっている▼⇒

だが、われらが裏切れば
人質となっておられる
ミランダ姫のお命は奪われてしまう▼↓

姫はまだ15才・・・
あの暗い僧院で命を終えられるには
あまりにお若すぎると思わぬか・・・


†同い年で母親に剣を向けた娘はいましたけどね。

■カリン→イリオスの会話 (ヘッドハンター・カリン)

[カリン]
ねえねえ
おにいさんってば・・・

[イリオス]
なんだ?
おまえは?
俺の前をちょろちょろするな!▼⇒

[カリン]
ねぇ、お願いだから
私たちに味方してくれない?

[イリオス]
おいおい
とうとつになにを言い出すんだ▼⇒

ヘンなやつだな
まったく・・・▼↓

[カリン]
やっぱりだめ?・・・
まあ、だめだとは思ったけどね▼↓

じゃ、いいわ
さよなら・・・

[イリオス]
おい!
ちょっと待て!▼⇒

[カリン]
なあに?

[イリオス]
いいぜ
条件によってはねがえっても▼⇒

[カリン]
ホント!
それで、条件ってなに?

[イリオス]
そうだな
もしレンスターが復興したら
俺を貴族にするってのはどうだ▼⇒

[カリン]
そんなのは簡単だと思うけど
あなた、貴族になりたいの?▼↓

もしかして平民なの?
じゃあ、すごい努力家なのね▼↓

平民で上級騎士なんて
フリージ軍じゃめずらしいもの

[イリオス]
平民平民って言うな!▼⇒

そうだよっ
確かに俺は平民出だが
何も恥じてるわけじゃないぞ▼↓

俺は平民であることに
誇りを持っているんだ!▼↓

[カリン]
だったら
何も貴族になることはないのに

[イリオス]
まあ・・・
そうだが・・・
いいだろ、そんなことは!▼⇒

[カリン]
私はカリンって言うの
あなたのお名前は?

[イリオス]
お、俺はイリオスだ・・・▼⇒

[カリン]
名前だけはすごく貴族っぽいね
もしかして、偽名?

[イリオス]
ばかを言うな!
偽名じゃねえよ!▼⇒

オヤジが
貴族にあこがれてつけた名前だ
俺の本名だ!!▼↓

[カリン]
じゃあ
あなたの貴族コンプレックスは
その名前のせいね▼↓

変えた方がいいと思うわ
イリオスじゃなくて
オルソンにしなさいよ▼↓

その方がぜったいに
にあっているから

[イリオス]
オ、オルソンだとぅ・・・
おい、人の名前を勝手に・・・▼⇒

[カリン]
じゃ、オルソンさん
私たち今から仲間よ
よろしくね!

[イリオス]
お、おい・・・


†FE伝統のペガサスナイトによるヘッドハンティングシーン。オルエンのできそこないみたいな名前を勧めているあたりが、カリン人気の秘密だろう(違)

■オルエン→ケンプフの会話

[オルエン]
ケンプフ将軍
久しぶりですね

[ケンプフ]
おまえはオルエンだな!?
この裏切り者め!!▼⇒

[オルエン]
私が裏切り者なら
あなたは負け犬ね
いえ、おくびょう者だわ

[ケンプフ]
な、なんだと!!
俺がどうしておくびょう者なんだ▼⇒

[オルエン]
あなたには戦う勇気などないのでしょう
ダンドラムでも逃げ回っていたそうだし▼↓

今だって兵士たちの
陰に隠れてふるえているだけ▼↓

それではラインハルト兄様には
永久に勝てないわ!

[ケンプフ]
ぐぐぐ・・・言わせておけば!!▼⇒

誰か! この女を捕えろ!!
きさまら、一人残らず殺してやる・・・
殺してやるぞ!!!

[オルエン]
リーフ様
私の役目は終わりました・・・
どうか、ご武運を・・・


†オルエンの台詞から察するに、ケンプフの宿敵はラインハルト兄様のようだ。オルエンへの愛の妨げなのか?(爆)

■オルエン→ケンプフの会話直後の敵フェーズ

[ケンプフ]
おい、全軍に突撃を命じろ!
敵の首をあげたものには
賞金をやると言え!▼↓

やつらを
一人残らず討ち取るのだ!

[部下(ドボルザーク顔)]
ま、待ってください、将軍!
それでは
ニカラフ将軍のご命令に反します!▼⇒

[ケンプフ]
勝ちさえすればどうとでもなる
俺の家は王家の一門であることを
忘れたか!▼↓

全軍! 突撃せよ!!
敵を討ち取れ、一人も逃がすな!!!


†オルエンが「王家の一門」であるケンプフと結婚すれば…兄の立場も良くなり…。ごめんなさい…禁句でした(笑)

■アルスター軍を1体でも倒した直後

[コノモール]
・・・さすがは
レンスターのランスリッターだな
ここは一度ひいたほうが得策か・・・▼↓

全軍、これより撤退にうつる!

■民家(中央州)

※リーフで訪問した場合

[スルーフ]
ああ、あなたはリーフ様ですね!

[リーフ]
はい
ソルウッドの司祭から
あなたに会うように言われました▼⇒

でも、どうしてわかったのですか?▼↓

[スルーフ]
ブラギの塔で見た通りだ・・・
ツヴァイの光をもつ少年・・・大いなる力・・・▼↓

クロード様・・・
あなたのおっしゃられた通りです・・・

[リーフ]
ブラギの塔?
ツヴァイの光?
いったいなんのことですか?▼⇒

[スルーフ]
いずれ時が来れば
おわかりになるでしょう▼↓

リーフ王子
しばらく私も同行させていただきます
よろしいですね


†ツヴァイはドイツ語で「2」という意味。修飾語句はないが、ここでは「2番目の」という意味なのかもしれない。

※リーフ以外で訪問したとき

[市民(おばさん)]
神父様はお休みです
誰にも会いたくないと
おっしゃっています

■民家(左から2番目)

[市民(男)]
まったく、北トラキア王国に
このあたりが編入されてから
ろくなことはない▼↓

レンスターの時代が
なつかしいよ・・・▼↓

あのころは遠くまで
出稼ぎに行ってたが
今じゃおちおち旅もできねえ▼↓

いらなくなったから
このカギ、やるよ


†ラケシスも遠くまで出稼ぎに行ったのか!?

■民家(最も左)

[市民(女)]
え、あなたたち
レンスターゆかりの
方たちなんですか?▼↓

じゃあ
またレンスター王国の
世の中になるんですね▼↓

これ、せいすいです、使ってください
お礼なんていりません
わたしたちもお役に立ちたいんです!

■民家(中央下)

[市民(おじいさん)]
おまえさんがた
このトラキアを解放するために
戦ってくださってるそうじゃの▼↓

この『騎士の勲章』をさしあげるから
トラキアを解放できる日まで
がんばってくだされや

■制圧後

[ドリアス]
王子、おみごとです
この困難な状況に
よく打ち勝たれました▼↓

祖国レンスターは目の前です
国民は王子の帰還を
待ちわびておりますぞ

[リーフ]
レンスター・・・わが祖国・・・▼⇒

[ドリアス]
さよう、王子はまだ幼かったゆえ
覚えておられぬかも知れませぬが・・・

[リーフ]
覚えているさ
特にあの夜のことは
生涯忘れることはないだろう▼⇒

[ドリアス]
あの夜のこと?

[リーフ]
レンスターが落ちた夜・・・
空は舞い上がる炎で真っ赤だった▼⇒

ぼくはフィンの腕の中で
ただぼうぜんと空を見上げていた▼↓

始めはよくわからなかったんだ▼↓

でも、フィンの顔を見たとき
突然深い悲しみがこみあげてきた▼↓

あんなに悲しい思いをしたのは
生まれてはじめてだった・・・▼↓

[ドリアス]
フィンにはつらい役目を押し付けました
だが
彼以外に王子をたくせる者はいなかった▼↓

王子さえ無事なら
いつの日か必ずレンスターはよみがえる▼↓

そう言い聞かせて
焼け落ちる城から脱出させたのです

[リーフ]
フィンの涙を見たのは
あの日が最後だった▼⇒

あれ以来、泣くことも・・・
いや、笑うことすら
忘れてしまったようだ・・・▼⇒

[ドリアス]
彼の心は
今もレンスターにあるのでしょう▼↓

いや、彼だけではありません
われらはみな
レンスターに心をおいてきたのです・・・

※コノモールを離脱させている場合

[リーフ]
しかし
後ろからアルスターの軍が現れたときは
正直、どうなるかと思った▼⇒

[ドリアス]
敵の足なみの乱れが
われらを救ってくれました▼↓

しかし
さすがは、コノモール伯爵▼↓

利あらずと見るや
すぐに兵をまとめるあのすばやさは
敵ながら天晴れでしたな

[リーフ]
コノモール伯爵?▼⇒

[ドリアス]
アルスターきっての勇将で
義を重んじる心、祖国への愛国心も
人一倍持っている優れた騎士です

[リーフ]
なぜそれほどの男が
帝国に味方するのだろう?▼⇒

この帝国の圧政を
なんとかしようとは
思わないのだろうか?▼↓

[ドリアス]
やむにやまれぬ
事情があるのでしょう・・・▼↓

いずれにせよ
もう一度戦いたくはない相手であるのは
まちがいありませんな


†ドリアスの心配が19章で的中することになるが、彼はそのときにはもう…。

■ケンプフ初戦時

くそっ
貴様らさえいなければ
貴様らさえいなければぁっ

■ケンプフ打倒時

ばかな・・・
こ、この俺が・・・
こんなやつらに・・・

■ケンプフ解放時

おのれ・・・
このことは忘れんからな!
覚えておれ!

■ブルック初戦時

反乱軍ども!
わが刃、受けれるものなら
受けてみよ!

■ブルック打倒時

ぐぐ・・・これで終わりでは・・・
ない・・・ぞ・・

■ブルック解放時

このわしも
なめられたものだ・・・

■イリオス初戦時

俺と戦うつもりか?

ふんっ、おもしろい
貴様にこのイリオス様が
倒せるのか!

■イリオス打倒時

俺はけっきょく
平民のままで終わるのか・・・

■イリオス解放時

ちっ・・・
平民だと思って
こき使いやがって・・・

もう、やってられねぇぜ


†彼の平民コンプレックスの原因は誰のせいでもなく、彼自身なのだ。

■コノモール初戦時

おまえたちにうらみはないが
これも運命、許せ!

■コノモール打倒時

アルスターが・・・
ふたたび・・・
よみがえらんことを・・・

■コノモール解放時

ぬう・・・
生き恥をさらさねば
ならぬか・・・


[←戻る] [<15章へ] [17章Aへ>]