ドリアスたちにおくれること一日
ようやく準備を終えたリーフたちは▼↓
アルスターへの進撃を、今、まさに
開始しようとしていた▼↓
そのとき、先発したドリアス隊から
思いがけない報告がもたらされる▼↓
それは、リーフたちがたどることになる
苦難の道の始まりを告げるものであった▼
[リーフ]
アウグスト、全員そろったようだな
ではアルスターに出陣するぞ▼
[アウグスト]
王子、城へ何者かがまいりました
おそらく
ドリアス卿の手のものかと・・・▼⇒
[ゼーベイアの部下(白マント)]
リーフ王子!
・・・無念です・・・▼↓
[リーフ]
どうしたんだ?
なにがあった?▼
[ゼーベイアの部下(白マント)]
帝国軍の反撃を受け
わが部隊は・・・全滅・・・▼⇒
[リーフ]
なんだと!
ドリアスはどこだ?
卿はどこにいる?▼
[ゼーベイアの部下(白マント)]
ドリアス卿は・・・
われらの退却を助けるため・・・▼⇒
自ら敵軍にきりこまれて・・・
む、無念の・・・ご最期を・・・▼↓
[リーフ]
!!
・・・・・・▼
[ゼーベイアの部下(白マント)]
われらの力が足りないばかりに・・・
申し訳ございません!▼⇒
[リーフ]
ばかな・・・そんなことが・・・▼
[アウグスト]
王子、味方が退却してきますぞ
急がねば全滅をまぬがれません
彼らを援護・・・▼⇒
[リーフ]
・・・ばかな・・・そんな・・・▼
[アウグスト]
王子! しっかりなされい!▼⇒
このまま味方を全滅させては
ドリアス卿の犠牲がムダになりますぞ!
可能な限り、兵を救出するのです!▼
[ブルーム]
・・・うじむしどもめ
わが帝国の力を思い知ったか!▼↓
ウォルフ、後は卿にまかす
フリージ家の名にかけて
必ずレンスターを奪還せよ!▼
[ウォルフ]
はっ、必ずや!!▼
※16章Aでコノモールを倒していない場合のみ
[コノモール]
多くの市民が死んだ・・・
だが、この私があるかぎり
アルスターは滅亡させぬ・・・▼
※17章Bでアマルダを倒していない場合のみ
[アマルダ]
私には部下の命を守る義務がある
だが
本当にこれでいいのだろうか・・・▼↓
スルーフ様、教えてください
私はどうすればよいのでしょうか・・・▼
[ミランダ]
コノモール
もうおやめなさい!▼
[コノモール]
ミランダ姫!?
どうしてこのようなところに!▼⇒
[ミランダ]
リーフ王子に救われたのです
彼は、私のもとめに応じて
アルスターを救おうとしました▼↓
そのために多くの兵と
大事な側近まで失いました▼↓
それなのに
あなたは何をしているの!▼↓
精鋭のアルスター軍をもっていながら
帝国の飼い犬になりさがって
いったい何を考えているのです!▼
[コノモール]
はっ・・・
申し訳有りません・・・▼⇒
[ミランダ]
敵はレンスターではないわ
帝国こそ、私たちの憎い敵▼↓
指揮下の騎士団に命じなさい
レンスター軍の退却を助けるの!▼↓
今よりアルスターは国をあげて
リーフ王子の北トラキア解放軍に
参加するのです!▼
[コノモール]
わかりました
では、ただちに▼⇒
[コノモール]
アルスター全軍に告ぐ!▼↓
今よりわれらは解放軍に参加する
騎士団は全力をもって
レンスター軍を助けよ!▼↓
われらはレンスターに亡命し
祖国アルスターの
奪回をめざすであろう▼↓
なおこれは
王女ミランダ姫のご命令である!▼
[スルーフ]
アマルダ様
剣を引いてください
私です、スルーフです▼
[アマルダ]
スルーフ司祭
どうしてこんなところへ?▼⇒
[スルーフ]
あなたを迎えにきたのです
リーフ王子の解放軍が
あなたをお待ちしています▼
[アマルダ]
私に国を裏切れと?▼⇒
スルーフ様、それは無理です
それができるくらいなら
こんなに苦しみはいたしません▼↓
[スルーフ]
アマルダ様
国とは王や貴族の私物ではないはずだ▼↓
もしまちがった方向にあるときは
それを正すことも騎士の努めでしょう▼↓
裏切り者の汚名を恐れて
あなたは
国の過ちを見すごすおつもりですか▼
[アマルダ]
そうではありませんが・・・▼
ただ、私の部下たちが
どうなるかと思うと・・・▼⇒
[スルーフ]
それは彼らが決めること
あなたは
ご自分の心に素直であるべきだ▼
[アマルダ]
わかりました・・・
スルーフ様
私は解放軍とともに戦います▼⇒
うばわれた子供たちを取り戻す!
それこそが、私の望みです!!▼
[市民(女)]
レンスター軍が負けたって本当ですか?
また帝国の時代に
戻ってしまうのでしょうか・・・▼↓
え、そんなことはさせない?
たのもしいわ▼↓
このせいすい
さしあげますから
役に立ててくださいな▼
[市民(おばさん)]
このあたりも
また、戦場になるのかねえ
おお、いやだいやだ▼↓
あんたたちレンスター軍の人だろ
このぎんの剣あげるからさ
なんとかしておくれよ▼
[市民(男)]
アルスターで反乱軍が
敗れたっていうじゃねえか
大丈夫なのか?▼↓
このキラーランスを持っていきな
けっこう使いやすいと思うぜ▼
[市民(男)]
なんだ、あんたら
トラキアを救うってわりには
にぶそうだな▼↓
このスピードリングをやるから
もう少しすばやくなりなよ
相手をびっくりさせるくらいに、さ▼
[市民(おじいさん)]
なに、このトラキアを解放するために
戦っているとな?▼↓
天晴れな心意気じゃ
うん、気に入った、このせいすいをやろう▼↓
帝国軍には魔法を使うものも多い
きっと役に立つじゃろうて▼
[市民(女)]
帝国軍はすごい勢いで
せまってきてるんですって?▼↓
ケガしている兵隊さんも
多いんじゃないですか?▼↓
これ、ライブの杖です
使ってください▼
[市民(おじいさん)]
やはり帝国軍は強いらしいのう・・・
じゃが負けてくださるなよ
あなたがたはわしらの希望じゃての▼↓
そうじゃ、このMアップの杖をやろう
これを使えば
もっと有利に戦えるじゃろうて▼
[市民(おばさん)]
あんたのお仲間
みんな傷だらけじゃないか▼↓
このライブの杖、あげるからさ
早くなおしておあげ▼
[市民(女)]
あのう・・・
もしよろしければ
この魔法書をお使いください▼↓
なんでもウインドとかいう
風の魔法の書だとか・・・▼↓
それで・・・その・・・
わたしたちを守ってくださいね▼
[アウグスト]
どうやら
帝国の総反撃が始まったようです▼↓
このままでは防ぎきれません
いったん
城内に退却しましょう▼
[リーフ]
アウグスト、これはぼくのミスだ
ぼくがおろかだった・・・
ドリアスはぼくが殺したようなものだ・・・▼⇒
[アウグスト]
今はそのようなことを
言っている場合ではありませんぞ▼↓
ドリアス卿にわびるのは
このレンスターを
守りきってからになされよ▼↓
とにかく今はがまんするのです▼
[リーフ]
そうだな・・・▼⇒
[アウグスト]
そう気を落とされるな
悪い話ばかりではありません▼↓
これはあくまでうわさですが
東のイザーク王国で大きな反乱が起こり
帝国相手に善戦しているということです▼↓
その反乱軍の盟主は
誰だかお分かりになりますか?▼
[リーフ]
イザークならシャナン王子だろう?
フィンから聞いたことがある▼⇒
剣士としても最高の腕を持ち
民からも愛されている
すばらしい方だとか・・・▼↓
ぼくとはおおちがいだな・・・▼↓
[アウグスト]
むろん
シャナン王子もおられるはずですが
盟主は別の方です▼
[リーフ]
え?・・・▼⇒
[アウグスト]
シアルフィのセリス公子・・・
イザーク人は
グランベルの光の公子と称えております▼
[リーフ]
セリス公子!?
・・・本当か!▼⇒
[アウグスト]
はい▼
セリス公子の父上は
王子にとっても伯父にあたる方でしたな▼↓
聖騎士シグルド・・・10年ほど前までは
逆賊あつかいだったのに
今ではたいした人気だ▼↓
彼は皇帝の野心を早くから見抜き
世界を救わんとして戦ったが
非業の死をとげられた・・・▼↓
吟遊詩人によって広められたこの話は
帝国の圧政に苦しむ人々に広がり
今や伝説的英雄となりました▼↓
その英雄の子が
けなげにも
父の遺志をつごうとしている・・・▼↓
民はうれしいでしょうな
公子のためなら死もいとわぬでしょう
まさに最高のシナリオというわけです▼
[リーフ]
・・・・・・▼
いったい何がいいたいのだ?▼⇒
[アウグスト]
少なくともセリス公子の名声は
彼自身の力によるものでは
ないということです▼↓
時代が英雄を求めている▼
その求めに従い、何者かが
公子を英雄に仕立て上げようとしている▼↓
英雄とは自らの意思でなるものではなく
必要に応じて
作り上げられるものなのです▼
[リーフ]
では、ぼくはアウグストに作られたのか?▼⇒
[アウグスト]
そう考えていただいてもけっこう▼
王子
このさいはっきりと申し上げます▼↓
ドリアス卿は、かつて
王子を救うために片腕をなくされた▼↓
そして、今また
王子の身代わりとなり
その生涯を終えられた▼↓
なぜ
そのようなことになったのですか?▼↓
あなたは
なぜそこまでして生かされるのか
人を殺してなぜ英雄と呼ばれるのか▼↓
その意味を
よく
お考えください・・・▼
※市民を全員離脱させた場合のみ
[アウグスト]
王子にご用ということじゃが
王子は今
誰にも会いたくないとのことじゃ▼↓
私が
かわりにうけたまわろう▼
[市民(男)]
わたしたちは
アルスターから逃げ出してきたものです▼⇒
帝国兵に追われ危ないところを
レンスター軍に助けていただきました▼↓
ですからお礼に
このナイトプルフを
差し上げようと・・・▼↓
[アウグスト]
・・・確かにおあずかりした
王子にご報告しておこう▼
[市民(男)]
よろしくお願いします▼⇒
貴様もわが刃の
えじきとなりたいか!
ぐわっ・・・
そんな・・・
ばかな・・・
(ウォルフの体格が20で捕獲できないので、確認できず)
直ちに兵を引きなさい!
むだに命を落とすことは
ありません!
これでいい・・・
血まみれの・・・私には・・・
無様な最期こそふさわしい・・・
私は、一体
何をしているのだ・・・
これもアルスターのため
許せ!
アルスターが・・・
ふたたび・・・
よみがえらんことを・・・
虜囚のはずかしめを
受けるとは・・・
だが今は生きねばならぬ・・・