前領主の娘、リノアンを
市長にいただく自由都市ターラは▼↓
子供狩りなどの帝国の悪行に
けんめいに抵抗してきた▼↓
しかし、すでに▼
パウルス将軍ひきいる
帝国軍の包囲下にあり▼↓
この劣勢をばんかいするのは
相当な困難が予想された▼↓
ターラは、グランベル帝国の北トラキア
進攻のさい、帝国に逆らわないことで▼↓
自由都市としての命脈を保ったのだが
それも、風前のともしびと思われた▼
[パウルス]
リストの姿が見えぬな・・・▼
[バルダック]
はっ、戦死したか
それとも捕虜になったのではないかと
思われます▼⇒
[パウルス]
・・・それは気の毒なことをしたな▼
[バルダック]
お言葉ではございますが
リストは司令のご命令を軽んじました
とうぜんの結果かと存じます▼⇒
[パウルス]
・・・いや
そうとばかりも言えん▼↓
わしは今回の作戦に気乗りがせず
結果としてその迷いが
多くの将兵を失わせたとも言える▼↓
・・・わしの責任だ
笑ってくれバルダック
このパウルスも老いたものよ▼
[バルダック]
司令・・・▼⇒
[パウルス]
だが、もう迷わん
わしはフリージの軍人だ
責任は果たさねばならぬ▼↓
バルダック
力を貸してくれるな?▼
[バルダック]
はっ、おまかせください
パウルス司令!▼⇒
わが第8軍団も主力が到着しました
ただちに進撃を始めましょう▼↓
[パウルス]
うむ
わしの軍団も
準備ができしだい応援にだそう▼↓
将軍のことだ
ぬかりはないと思うが
くれぐれも用心してな▼
[バルダック]
はっ、わが名誉にかけて
必ずや
ターラ攻略を成しとげてみせます!!▼
[エダ]
リノアン様
いよいよ始まりました▼
[リノアン]
帝国の総攻撃ですね
リーフ様はどうなされています?▼⇒
[エダ]
王子は
他の指揮官たちと軍議中です▼
[リノアン]
そう・・・
ディーンもいっしょなのですか?▼⇒
[エダ]
兄は
自分は軍議など性に合わんといって
南門の守りに・・・▼↓
わがままな人ですから▼
[リノアン]
ディーンを見ていると
幼いころに聞かされた
竜騎士ダインの物語を思い出します▼⇒
自由気ままで小さなことにこだわらず
大きくて、優しくて
そして、誰にも負けぬ天空の騎士・・・▼↓
[エダ]
そ、そのような立派な人間ではありません
リノアン様は誤解されてらっしゃいます▼
[リノアン]
いいえ
彼が来てくれなければ
私はもう、だめだったような気がします▼⇒
父を殺され、領主館も奪われ
私は2年間
自由に外を出歩くこともできず▼↓
残虐な代理公主は
ことあるごとに
私に王子の居場所を教えろと迫りました▼↓
そのおぞましさを思い出すと
今でも身がすくみます▼↓
そんな私を救い出してくれたのが
彼・・・ディーンでした▼↓
その後も帝国の暗殺者から私を守り続け
ともすればくじけそうになる私を
いつも明るく勇気づけてくれました▼↓
彼は笑って否定したけど、それでも
よほど名のある傭兵なのだろうと
思っていました▼↓
でも、まさか
アリオーン様の部下だったなんて・・・▼↓
[エダ]
殿下はターラの危機に心を痛められ
ひそかに兄を呼び
リノアン様の救出を命じられました▼↓
兄は殿下のご信頼の厚さを喜び
その命を果たすべく
軍を脱走したのです▼
[リノアン]
そこまでして・・・アリオーン様は・・・▼⇒
[エダ]
ご自身は国を離れるわけにもいかず
かといって
許婚のリノアン様を見殺しにもできず▼↓
・・・殿下のおなやみは
相当深かったようにお見うけしました▼↓
大丈夫です、リノアン様
ダインとノヴァは
あなたの優しさをお見捨てにはなりません▼↓
勝利を信じてお待ちください
では、私もこれより出陣します!!▼
[ホメロス]
おい、なんで身支度してんだよ
この街を出るつもりか?▼
[シャナム]
ふっ・・・
知れたことだ・・・▼⇒
[ホメロス]
おいおい、そりゃあねえだろ▼↓
街のやつら
あんたに助けてほしくて
あれだけサービスしたんだ▼↓
みんなにうらまれるぜ
特に
女のうらみはおそろしい▼
[シャナム]
い、いや、国からむかえがきたんだ・・・
俺も一国の王子だから
そうそう国を留守にできなくて・・・▼⇒
[ホメロス]
イザークの王子様ってか
よせやい
俺の目はごまかせねぇぜ▼
[シャナム]
げっ・・・
知っていたのか!?▼⇒
[ホメロス]
俺はこれでも吟遊詩人だ
シャナン王子の顔ぐらいは知ってるぜ▼↓
まあ、いいや
好きにしな
誰だって命はおしい▼↓
この街と
運命をともにする義理はねぇもんな▼
[シャナム]
じゃあ、あんたもか・・・▼⇒
[ホメロス]
ああ、明日には街を出る
今夜、ゆっくり楽しんで
その後にな・・・▼
[シャナム]
そうか、じゃあ俺は行くぜ
えんがあったらまた会おう▼⇒
[ホメロス]
ちょっと待てよ
こうして知り合ったのもなにかのえんだ
せめて、本当の名前くらい教えてくれよ▼
[シャナム]
・・・・・・シャナムだ▼⇒
[ホメロス]
名前だけは一応にてるんだな・・・
あばよ、シャナム王子▼
[トラバント]
そろそろだな・・・
マクロイ、わかっているだろうな▼↓
われらは
帝国との同盟によって参戦するのだ
まちがっても帝国軍と事はかまえるなよ▼↓
[マクロイ]
・・・そして
つかれきった帝国のスキをついて
ターラを占拠してしまう・・・▼
[トラバント]
そういうことだ
ブルーム相手の重要なカードになる
できる限り傷をつけずにな▼⇒
[マクロイ]
承知しております▼
[アリオーン]
父上
ターラを攻撃するのは
帝国を利するだけではありませんか?▼↓
市民は帝国を憎んでいます
今我々が味方をすれば
新しい両国の関係を築けるのでは・・・▼
[トラバント]
いや、だめだ
ターラと手を結んだところで
帝国には勝てん▼⇒
メルゲン谷を思いおこせ
南北トラキアのほとんどの力を集めても
帝国にはかなわなかったではないか▼↓
[アリオーン]
しかし
あれはレイドリックめの
卑劣な裏切りがあったからと・・・▼
[トラバント]
それはそうかもしれん▼⇒
しかし、あの戦いの結果
われわれは
屈辱的な和議を結ぶはめになった▼↓
せっかく手に入れた
北トラキアの領土は
帝国の手に落ち▼↓
今や、帝国の国力は
われらに10倍するといっても
過言ではないだろう▼↓
それでもあえて戦いを挑むのか?
勝てる自信はあるのか?
多くの民が死ぬぞ、それでも良いのか?▼↓
[アリオーン]
いえ・・・
父上の言われる通りです
私が軽率でした▼↓
・・・父上、一つお願いがあるのですが・・・▼
[トラバント]
なんだ?▼⇒
[アリオーン]
私にターラ攻略の
お手伝いをさせてください▼
[トラバント]
・・・なにか考えがあるようだな
まあ、よい▼⇒
この豊かな街が
トラキアのものになるのなら
その方法はとわぬ▼↓
おまえの思うようにやってみよ!▼↓
[アリオーン]
はい
ありがとうございます、父上!▼
[トラバント]
だが
あまり長引かせるなよ▼⇒
でなければ
わしの本隊を投入せねばならん
そのような手間だけはとらせるな▼↓
[アリオーン]
はっ▼↓
[アリオーン]
このままでは多くの市民が死ぬ・・・
なんとかリノアンを説得せねば・・・▼
(アリオーンがターラ城にやってくる)
[アリオーン]
リノアン! どこにいる?
私だ! アリオーンだ!!▼↓
[リノアン]
アリオーン様!?
どうしてここへ?▼
[アリオーン]
そんなことはいい
市民に武器を捨てさせろ
今、すぐに降伏するんだ▼⇒
このままでは
取り返しのつかないことになる▼↓
[リノアン]
どうして・・・どうしてなのです?
王子のお言葉とも思えません
いったい何があったのです?▼
[アリオーン]
父上が
大軍をもって攻撃の準備をされておる▼⇒
[リノアン]
!!▼
[アリオーン]
それだけではない
ロプトの僧兵団もこちらに向かっている▼⇒
あのベルクローゼン『黒バラ』がくれば
市民は一人残らず虐殺されるぞ▼↓
[リノアン]
ベルクローゼン・・・
ああっ
一番恐れていたことが・・・▼
[アリオーン]
リノアン、私にまかせろ
ターラをトラキアが占領する
市民は手厚く保護する▼⇒
むろん子供狩りなど絶対に許さない
リノアンも私が守ると約束する▼↓
[リノアン]
それでは
リーフ様や他の騎士たちは
どうなるのですか?▼
[アリオーン]
彼らには脱出してもらうしかない
帝国は王子を許さないだろうし
わが父も彼を恐れている▼⇒
[リノアン]
・・・わかりました
殿下のお言葉を信じます▼
[アリオーン]
うむ
よく決断してくれた▼⇒
[リノアン]
ですが
私はリーフ様とともに参ります▼↓
ともに戦ってくれた市民を見捨てるようで
心苦しいのですが
今はそれが一番良い方法と思います▼↓
そして
私は必ずターラヘ帰ってきます
リーフ王子とともに、帝国を討って・・・▼↓
その時には、アリオーン殿下
必ずターラを返していただけると
約束してくださいますね?▼
[アリオーン]
・・・帝国を滅ぼすか・・・
いいだろう、約束しよう▼⇒
[アリオーン]
しかし
リーフ王子とは
それほどに信頼できる男なのか?▼↓
はたして
トラキアにとって敵となるか
それとも味方となるか・・・▼↓
いずれにせよ
一度は会ってみたいものだ
アルテナも一緒にな・・・▼
※ナンナで訪れた場合
[ホメロス]
おっ・・・いいねえ
あんたのためなら
先約だってキャンセルしちゃうぜ▼
[ナンナ]
えっ?
・・・なんのことですか?▼⇒
[ホメロス]
だからさ
俺は今夜限りで街を出るんだ▼↓
みんなを愛したいけど
体は一つだからな・・・って、おい
いきなりビンタはねえだろう▼↓
俺
何か悪いこといったかよ!▼
[ナンナ]
あなたは何を考えているの!▼⇒
この街を守ろうと
お年寄りや子どもたちまで
必死になって働いているのに▼↓
あなたは
昼間っからおさけをのんで・・・
恥ずかしいとは思わないのですか!!▼↓
[ホメロス]
おい、何も泣くことはねえだろう▼↓
わかった、わかったよ
俺も手伝えばいいんだろう▼↓
だけど
俺は体が弱いから
力仕事はカンベンしてくれよな▼
※子供キャラで訪れた場合
[ホメロス]
子どもに用はない
ひるねのじゃまだ
帰ってくれ▼
※男性キャラで訪れた場合
[ホメロス]
男に用はない
とっとと帰ってくれ▼
※ナンナ以外の女性キャラで訪れた場合
[ホメロス]
うーん・・・
すまねえ
今夜はもういっぱいなんだ▼
[市民(男)]
こんなゴタゴタの多い町に
用はねえ!
とっととおさらばしてえよ!▼
[市民(男)]
ターラはもうだめなんだろうか・・・
どこか新しいところで
やりなおしたいもんだ▼
[市民(男)]
おやじもおふくろも
殺されちまった・・・
もうこんな町はたくさんだ!▼
[市民(おばさん)]
わたしは
帝国やトラキアの支配から逃れるために
この町に来たのです▼↓
帝国やトラキアに
支配されてしまうのなら
この町には用はないわ▼
[市民(女)]
これから一体どうなるのでしょう?
他の町なら
もっとふつうに暮らせるのでしょうか・・・▼
[市民(女)]
もうこんなところはイヤ!
どこか遠くに行きたい・・・▼
※ディーン以外で訪れたとき
[市民(女)]
あの・・・ディーン様は
いまどちらにおいででしょうか?▼
※ディーンで訪れたとき
[市民(女)]
あ、ディーン様
アルテナ様がお待ちです
こちらへ・・・▼↓
[アルテナ]
ディーン
ひさしぶりですね
元気そうで安心しました▼
[ディーン]
アルテナ様!?
いったいどうされたのです?▼⇒
[アルテナ]
ふふっ・・・
ディーンは相変わらずね▼↓
あなたにこの槍を渡すために
はるばるやってきたというのに▼
[ディーン]
槍?・・・
これは、アリオーン殿下の
ドラゴンランスですね▼⇒
どうしてこんな大事な物を・・・▼↓
[アルテナ]
兄はあなたに使ってほしいのです
あなたを裏切り者にしてしまった
せめてものつぐないだと言っていました▼
[ディーン]
軍を抜けるのは自分で決めたこと
お気持ちはうれしいが
これは受け取れません▼⇒
[アルテナ]
ディーン、兄の気持ちを無にしないで
それでもいやだというのなら
トラキアの王女として命令します▼
[ディーン]
フッ・・・
私はもう
トラキアの騎士ではないのだが・・・▼⇒
わかりました
アルテナ様のご命令とあれば
しかたありません▼↓
このドラゴンランス
しばらく私が
預かることにいたしましょう▼↓
[アルテナ]
よかった・・・
ディーン、リノアンをその槍で
守ってあげてね▼↓
リノアンと兄は
将来を約束された間がら・・・▼↓
本当は
兄が自分で守りたいのでしょうけれど
今は国をあけるわけにはいかないから・・・▼↓
だからあなたに
その槍をたくしたのだと思います▼
[ディーン]
私が殿下のかわり・・・?▼⇒
アルテナ様は
なにか思いちがいをされてるようだが
まあいいでしょう▼↓
リノアン公女のことは
ご心配にはおよびません
私がこの一命にかえても守ってみせます!▼
[市民(おじいさん)]
おお、おまえさんがた
解放軍の方々じゃな▼↓
すまんが、この書を
リノアン様にわたしてくれんかの▼↓
今は亡き公爵様からたくされたものじゃ
いざというときのためにと
おっしゃってな・・・▼
そうか・・・
そういうことなのか・・・
ブルーム公よ・・・
どうか・・・お気づきあれ・・・
今なら・・・まだ・・・ぐふっ
かたじけない・・・
だが、わしは
敗戦の責任をとらねばならんのだ・・・
おもしろい
きさまにこのわしが倒せるかな
ばかな・・・
なぜこんなことに・・・
(捕獲不可能)
(会話なし)
(会話なし)
(会話なし)