[ケンプフ]
オルトフ司祭
敵はレンスター王国の生き残りだ▼↓
それもどうやら指揮官は
マンスターから逃げ出した
リーフ王子らしい▼↓
これはただごとではない
俺は、帝国軍の総司令部に
報告せねばならんから▼↓
貴公
この要塞に立てこもり
時間をかせいでくれ!▼
[オルトフ]
しかし将軍
敵はすでに
要塞の中にまで進入しております▼⇒
われらだけでは
とうてい
もちこたえることはできませんが・・・▼↓
[ケンプフ]
うーむ・・・
やむをえん、最後の手段だ
マーダーホレスを発動せよ▼
[オルトフ]
・・・マーダーホレスと・・・
それではわれらに死ねと申されるか・・・▼⇒
[ケンプフ]
敵をせん滅できれば死ぬこともなかろう
そのかくごは必要だがな▼
[オルトフ]
わかりました・・・
ご命令とあらば、やむをえません・・・▼⇒
[ケンプフ]
牢獄の囚人どもの始末もわすれるなよ
下手に生きのびられると
あとでやっかいなことになる▼
[オルトフ]
はっ・・・▼⇒
[ケンプフ]
ではたのむぞ
貴公らの死は決してムダにはせぬ▼
[オルトフ]
・・・・・・▼
[市民(男の子)]
おまえ、帝国兵だな!
この悪魔!
ぼくたちを殺しにきたのか!!▼
[オルエン]
・・・ちがうわ
私はとらえられて・・・
あなたたちはどうしてここに?▼⇒
[市民(女の子)]
村が兵隊におそわれて・・・
むりやり連れてこられたの・・・
あたしたち、一体どうなるの・・・▼
[市民(男の子)]
どうなるって、決まってるさ!
暗黒神の生けにえにされるんだ▼⇒
バーハラのみやこに送られて
みんな殺される・・・▼↓
ぼくのねえちゃんも
連れていかれたまま
帰ってこないもん・・・▼↓
[市民(女の子)]
そんなのいやよ!
あたし、村に帰りたい・・・
母さんや父さんに会いたい・・・▼↓
[オルエン]
・・・これが子供狩りなの?
うわさには聞いたことがあったけど
まさか本当にあるなんて・・・▼↓
ひどい、ひどすぎる・・・
これが私の信じていた国
フリージのしわざだというの!▼↓
[市民(女の子)]
おねえちゃん、お願い!
あたしたちを助けて!!
村に返して!!▼
[オルエン]
ええ
大丈夫よ
心配しないで▼⇒
あなたたちに手出しはさせない
絶対に守ってみせるわ
たとえこの命にかえても・・・▼
[フレッド]
オルエン様!
どこにおられるのです!!
返事をしてください!!▼↓
[オルエン]
フレッド?
来てくれたのね・・・
こっちよ、子どもたちも一緒なの!!▼↓
でも
ケンプフの兵もいるから
油断しないで!!▼
[オルトフ]
ふん、命令とはいえ
みすみす死ぬのがわかっていることに
いちいちつきあっていられるか!▼↓
[オルトフ]
司令官に報告せねばならぬことができた
司令官のところに行ってくる▼⇒
[兵士(アイヒマン顔)]
それなら私が・・・▼
[オルトフ]
わしでなくてはならぬのだ!
あとはたのんだぞ▼⇒
[兵士(アイヒマン顔)]
・・・・・・
[リーフ]
子どもたちを助けてくれたようだが
きみは?▼
[オルエン]
あなたは?▼⇒
[リーフ]
ぼくはこの軍のリーダーで
・・・リーフという▼
[オルエン]
リーフ?
では
あなたがレンスターのリーフ王子?▼⇒
私は・・・
私はフリージのマージナイト
オルエンと申します▼↓
[リーフ]
フリージの?
・・・なのにどうして・・・▼
[オルエン]
何からお話すればよいのか・・・
いろんな事がありすぎて
混乱しているのですが・・・▼⇒
もし、お許しいただけるのなら
しばらく王子と
ごいっしょさせてくださいませんか?▼↓
[リーフ]
ぼくはかまわないが・・・
ドリアスやアウグストの意見も
聞かねばならない▼↓
戦いが終るまで
待っていてもらえるだろうか▼
[オルエン]
はい
無理をいって申しわけありません▼
※すでにリーフ→オルエンの会話をしている場合
[オルエン]
フレッド
私はこの人たちと
行動をともにすることにしました▼↓
だから、あなたは自由に・・・▼↓
[フレッド]
何をおっしゃいます!
私はオルエン様の副官▼↓
オルエン様が
そう決められたのなら
私もそれに従うまでです▼
[オルエン]
フレッド・・・ありがとう▼
※まだリーフ→オルエンの会話をしていない場合
[フレッド]
オルエン様!▼
[オルエン]
フレッド・・・
ありがとう、助かったわ・・・▼⇒
[フレッド]
ご無事でよかった・・・
早く脱出を・・・どうなされたのです?
お顔の色が真っ青ですよ▼
[オルエン]
フレッド、私たちは
今まで
何のために戦ってきたのかしら・・・▼⇒
[フレッド]
オルエン様、一体何を・・・▼
[オルエン]
私は今まで何をしてきたの?
まだおさない子供たちを
何の罪もない親から奪うことの手助け?▼⇒
それとも
子供たちをバーハラの都に送って
いけにえにするための手伝い?▼↓
[フレッド]
オルエン様・・・▼
[オルエン]
・・・今まで
自分がやっていることに
うたがいを持ったことなんてなかった▼⇒
兄様の背中を
追いかけてさえいれば
まちがいないと思ってた▼↓
なのに・・・今はもう、何もわからない!
何も信じられない!
私はいったいどうすれば・・・▼↓
[フレッド]
・・・一つだけ言えることは
オルエン様のいるべき場所は
帝国軍の中ではないということだけです▼↓
オルエン様
私とともにリーフ王子の軍に
加わりましょう▼
[オルエン]
リーフ王子の?
でも、彼らは今までずっと
私たちの敵・・・▼⇒
[フレッド]
・・・私はリーフ王子と面識があります
こころざしは帝国よりも
はるかにわれらに近い▼↓
オルエン様が見失われたもの・・・
それを、彼の軍で探しましょう!▼
[オルエン]
・・・わかりました
フレッドがそこまでいうのなら・・・▼
[リーフ]
ここでも子どもたちが・・・
ターラ市民が
立ち上がった気持ちがよくわかる▼↓
[ドリアス]
さよう
だからこそ、帝国も必死なのです▼↓
もし、ターラを許せば
各地で同じような反乱が起きるでしょう▼↓
街一つを完全に叩きつぶすために
各地から軍団が集められています▼↓
ゲルプリッターまで
帝都から呼び戻したという
情報もあるくらいなのですから▼
[リーフ]
ゲルプリッター
・・・フリージ家の近衛軍団か▼⇒
[ドリアス]
はい
フリージ家一族を中心とする魔法騎士団で
大陸でも1、2を争う精鋭部隊です▼↓
指揮官は
雷神と恐れられるイシュタル王女▼↓
そして、副官のラインハルト卿も
聖戦士トードの再来と称されるほどの
立派な武人です▼
[アウグスト]
子供狩りに手を貸すような男を
『立派』と?▼⇒
まったく、騎士とは困ったものよ
現実を何一つ知らぬ・・・▼↓
[ドリアス]
アウグスト
その物言いは失礼ではないか!
わしが何を知らぬと言うのだ?▼
[アウグスト]
ラインハルトはイシュタル王女の守役
イシュタルはユリウス皇子の愛人▼⇒
そして、ユリウスは
暗黒神ロプトの化身ともいわれている▼↓
つまり
やつらはみんなロプトのしもべ
この世を破壊に導くものではないか・・・▼↓
※オルエンがリーフ軍に加わっていて、かつ生存している場合のみ
[オルエン]
ちがいます!
兄は・・・ラインハルト兄様は
ロプトのしもべなどではありません!!▼
・・・そなたは?▼⇒
[オルエン]
オルエン・・・
ラインハルトの妹です・・・▼
[リーフ]
わけあってわが軍と同行する
ぼくが許したのだ▼⇒
[アウグスト]
さようか
ならばその目でしっかりと
見ておくことだ▼↓
帝国とはいったいどのようなものか
ということをな▼
ここは通さぬぞ!
くらえ!
フリージに栄光あれ・・・ぐふっ
これがレンスターの戦いかた?
わしはまちがっていたのかもしれぬ・・・