3章インターミッション終了†
- [まもり]
- ふぅ……。
- [バリィ]
- オーケェーイ、オーケイです、マモリ!
いつも通り、可愛いデース!
これで次回のリサイタルショーは完璧!
きっと天使すぎるマモリに、
会場でも鼻血噴いて失神する人
続出間違いなしデース!
- [まもり]
- それは大惨事な気が…
- [バリィ]
- 次っ! イツキ、やってミロ!
- [樹]
- はい!
あーー。
- [バリィ]
- もっと腹筋を使え!
腹に力を込めろ!!
- [樹]
- あーーーーー!
- [バリィ]
- NOOOOOO!!!!
腹式呼吸! 腹式呼吸を意識しなサーイ!
今までなんの特訓してキタ!?
そんなザマじゃ、マモリのバックコーラスは
まかせられねェゾ!!
基礎体力からやり直しダ!
スクワットと腹筋、各100回!!
- [まもり]
- バリィおじちゃん…
少し厳しすぎるんじゃないですか…?
- [バリィ]
- そんなことありまセーン!
バックコーラスとはいえ、プロの仕事!
中途半端はダメデース!
- [樹]
- マモリ、ありがとう。
でも、大丈夫だよ。
- [バリィ]
- フン、ちったぁイイ目をするように
なったジャネーカ!
では、レッスン再開デース!
スクワットと腹筋、各300回!!
- [まもり]
- 回数、増えてます!?
蒼井樹は芸能人として一回り成長し
「縁の下の力持ち」になった!
蒼井樹はアドリブパフォーマンス
バックコーラスを手に入れた!
第4章 ザ・オーディション†
フォルトナ事務所†
- [つばさ]
- キリアさん、キリアさん!
伝説の初ライブの話をしてくださいっ!
- [霧亜]
- ツバサ…あなたの方が詳しいじゃない…。
- [つばさ]
- キリアさんから聞きたいんですっっ!!
- [樹]
- 興奮しすぎだよ、ツバサ…。
- [つばさ]
- でもでも…!
- [彩羽]
- もう…ツバサったら…。
いつまでもファン気分が抜けないんじゃ
ダメよ。
そういえばツバサ、
この前の数学のテスト、どうだったの?
- [つばさ]
- それは…むぐぅ。
- [彩羽]
- ツバサ。
学業と仕事、両立できてこそ
本物のアイドルよ。
- [つばさ]
- ……お姉ちゃんだって
数学苦手だったくせに。
- [彩羽]
- 次はちゃんとテスト勉強もやるのよ?
- [つばさ]
- 今もちゃんとやってるもん!
そ…それに、微分積分なんてできなくても
生きていけるもん!
- [舞子]
- おほん、ツバサちゃんに
ビッグニュースがありまーす!
- [つばさ]
- ビッグニュース、ですか?
- [舞子]
- なんとツバサちゃんが、ダイバーTVの
新作ドラマ…『ハクション刑事・魔帆』の
主役に大抜擢されました!!
- [つばさ]
- えええええ!?
- [舞子]
- どうもダイバーTVの新社長が
ツバサちゃんに目をつけたらしいのよね。
- [つばさ]
- …嘘だよね、本当のはずない…
オチ…オチがあるはず…。
- [彩羽]
- まだ駆け出しアイドルのツバサを…
本当に大抜擢ですね。
- [舞子]
- ね、ビックリよね。
演技レッスン、開始しといて良かったわ。
《選択》
- プロモのおかげかな?
- ファッション誌のおかげかな?
- [樹]
- 『Feel』のプロモのおかげかな?
- [舞子]
- あのプロモ、動画サイトにもアップされて
結構再生されてたからね~。
- [霧亜]
- そうね。あの動画、
最初はペガサスの話題ばかりだったけど…
ツバサの歌も評価され始めてるみたい。
私が行く現場でも、
最近はよくツバサのことが話題に上がるわ。
- [つばさ]
- あ…わ、分かった! これドッキリですね!
い、イツキ君。CCDカメラ探して!
どっかにあるはずだよ!
- [舞子]
- 残念ながら、ドッキリじゃないのよね~。
前々からオーディションの募集してたから。
鱈知乃九炎っていう新進気鋭の監督が撮る
笑いあり涙ありの刑事ものドラマで、
ターゲットは主に10代!
メジャーになるチャンスよ、ツバサちゃん!
- [つばさ]
- 鱈知乃九炎…
その監督のドラマ見たことある…。
そ、それ本当に私が主役なんですか?
…ひ、人違いとかじゃなくて?
- [舞子]
- 人違いでもなくツバサちゃんは主役よ。
台本も…ほら、もらってきたし。
ツバサちゃんの役は魔帆っていう、
難事件を次々に解決するスゴ腕女刑事。
でも、彼女には秘密があって…。
クシャミをすると『天然でお嬢様』な人格と
『男勝りで生意気』な人格が入れ替わっちゃう!
…ってのが、売りのヒロイン。
ちゃんと、台本読んでおくのよ?
監督、新人相手でも容赦しねえって、
言ってたから。
- [つばさ]
- あわわ…。
- [舞子]
- 今回、エリーもキャスティングされてるわ。
あの子も結構いい役よん。
- [つばさ]
- エリーちゃんも一緒なんだ…
良かったぁ。
- [舞子]
- あ、ちなみに、初回のゲストはヤシロ君よ!
胸借りるつもりで、頑張ってらっしゃい!
- [樹]
- 剣弥代が…。
- [彩羽]
- ツバサ。
精一杯やってきなさい。
- [樹]
- 応援してる、ツバサ。
- [舞子]
- イツキ君は応援してるだけじゃダメよ~。
きみもハクション刑事に出るんだから。
- [樹]
- え?
- [舞子]
- 台本もないエキストラだけどね。
人数が足りてないみたいだったから、
入れるところにぶっこんでおいたわ。
まずは撮影のリハーサルがあるから、
その日にお台場の『ダイバースタジオ』に
行ってきてね。
《選択》
- [樹]
- 分かりました。
- [彩羽]
- イツキ君も頑張ってね。
数日後…。
- [樹]
- (今日はドラマの撮影日だ…
ダイバースタジオに行こう)
舞子「ハクション刑事のこと
まとめておくわよ?」
舞子「ツバサちゃん エリー イツキ君は
ダイバースタジオに集合すること!
いいわね?」
舞子(スタンプ)
ダイバースタジオ†
- [弥代]
- …お前か。なぜここに?
- [樹]
- エキストラとして出ることになったんだ。
- [弥代]
- そうか…。
- [樹]
- 俺は台本ないから分からないんだけど、
剣はどんな役を?
- [弥代]
- …使え。
〈貴重品〉出演者用台本を
手に入れた。
- [樹]
- いいのか?
- [弥代]
- 台本はすべて頭に入っている。
- [樹]
- …すべて? 台本丸々?
- [弥代]
- 役作りのためだ…
俺はずっとこうしてきた。
お前もエキストラとはいえ演者だ。
シーンの確認くらいしておけ。
- [樹]
- わ、分かった。
剣は…犯人役。
ツバサと絡むシーンが多い役か。
- [弥代]
- …魔帆役の織部つばさは素人だな?
- [樹]
- ……。
- [弥代]
- 見れば分かる。
- [樹]
- ……剣の言うとおりだよ。
ツバサは、演技レッスンを始めたばかり…
ダイバーTVの新社長が
抜擢してくれたみたいなんだ。
- [弥代]
- あんな素人を…
何か別の意図を感じるな。
- [樹]
- 別の意図…。
このキャスティングには、
何か目的があるのかな…?
- [弥代]
- ……。
……妙な男だな、お前は。
- [樹]
- え?
- [弥代]
- なぜ俺の言葉に耳を貸す?
俺は既に一度、お前たちと敵対したんだぞ?
《選択》
- [樹]
- あんたは敵なのかな…?
- [弥代]
- …先に質問したのは俺だ。
- [樹]
- 本当に剣が敵なら、俺たちを潰して、
チキを奪っていくことだってできたはずだよ。
けど、そうしなかった。
だから俺は…敵だとは思っていない。
- [弥代]
- 根拠が薄すぎる。
- [樹]
- もしかして…お父さんのことなのか?
剣が5年前の事を調べてるっていうなら…
力になれるかもしれない…だから…。
- [弥代]
- …本当に妙な男だな、お前は。
- [樹]
- え?
- [弥代]
- ……俺の邪魔はするな。
- [鱈知乃]
- おーし、休憩終わり!
続き行くぞ!!
- [つばさ]
- すべて…連続殺人犯・ヒップハンターの
手のひらの上だったというわけですね…。
私は…あんな狡猾な犯人を
捕まえられるのでしょうか…?
…クシュン!
…おもしれえじゃねえか。
けどよ…。
アタシに捕まえられなかったホシはいねえ。
ヒップハンター、待っていやがれ。
人の道ってもんを教えてやるよ。
- [鱈知乃]
- カアアット!! 何だ、その棒演技は!
もう一度ぉ!
- [つばさ]
- す、すみません…!
すべて…連続殺人犯・ヒップハンターの
手のひらの上だったというわけですね…。
私は…あんな狡猾な犯人を
捕まえられるのでしょうか…?
- [鱈知乃]
- もっと深刻になれよぉ!
魔帆は心ん中で狡猾な犯人にビビってんだ!
晩飯で悩んでんじゃねえんだぞ!?
- [つばさ]
- は、はい…!
すべて…連続殺人犯・ヒップハンターの
手のひらの上だったというわけですね…。
- [鱈知乃]
- カットだカット! 全然ダメ!
それじゃ、ヒップハンターの
ヤバさが全然伝わってこねえよ!
皆さん、お疲れ様でした。
ドラリハはこれで終了です。
- [つばさ]
- お、お疲れ様でした…。
- [鱈知乃]
- オーディションでも言いましたが、
このドラマで俺は、
視聴率50%超えを目指してます!
なんだ、結局いつもの鱈知乃じゃん。
などと言わせるつもりはないので、
死ぬ気でついてきてください!
というわけで…織部ちょっと来い!
- [つばさ]
- え、え!? 今日は終わりなんじゃ…?
- [鱈知乃]
- 終わるわけねえだろうが!
魔帆ってキャラクターの魂が分かるまで、
お前は居残りだ!
気張れよ、織部ぇ!
- [スタッフ1]
- あ~あ…監督の巣に連れてかれた。
やっぱり鬼のしごきが始まったか…。
- [スタッフ2]
- 完璧、目つけられたよなぁ。
監督、演技できないヤツに厳しいもん。
- [弥代]
- 降板も時間の問題だな。
- [樹]
- ツバサ、大丈夫かな…?
- [エレオノーラ]
- こればっかりは、
ツバサが自分で乗り越えるしかないわね。
鱈知乃監督のしごきは、
夢に見るくらい厳しいけど…
耐えきれた役者は、グンと伸びるわ。
- [樹]
- 詳しいな…。
- [エレオノーラ]
- あたしも、鱈知乃作品に出たことあるから。
- [樹]
- そうなんだ…。
鱈知乃監督って、どんな人?
- [エレオノーラ]
- …一言で表現するなら、情熱の塊ね。
だから、とことんまで表現にこだわるの。
そのこだわりが強すぎて、
一部では反感を買ってるらしいけど…
作品の出来は文句なしにすごい。
- [樹]
- へえ…。
- [エレオノーラ]
- って、監督の話をしに来たわけじゃないのよ!
この後あたし個人レッスンするから、
イツキ付き合いなさいよ。
《選択》
- [樹]
- いいよ。
けど、俺みたいな素人に、
レッスンの相手が務まるのかな。
- [エレオノーラ]
- 別にあなたの演技力には
期待してないから、気にすることないわよ。
- [樹]
- そう言われると寂しいものがあるけど。
- [エレオノーラ]
- 気が向いたらイツキに
ハリウッド的演技の指導をしてあげるわ。
エキストラにも演技心得くらい
あったほうがいいでしょうしね。
ま、気が向いたらだけど。
それじゃ、先にレッスン場に行ってるから。
あまり待たせないでよね。
エレオノーラ「バリィ?
これからレッスン場を使いたいんだけど
いいわよね?」
エレオノーラ「確か しばらく予定は入ってなかったわよね?
そこでイツキと待ち合わせになってるから
よろしくね」
エレオノーラ(スタンプ)
- [エレオノーラ]
- 『魔帆、
そっちに犯人逃げて行ったから、気をつけて!
絶対ムチャしちゃダメだからね!』
- [樹]
- 『分かってますよ~、心配しないでください。
犯人確保は複数で行うのがセオリーで…
…くしゅん!』
- [エレオノーラ]
- 『あ…。魔帆、今クシャミしちゃった?』
- [樹]
- 『それがどうしたってんだ、あぁん?
あの外道、ぜってー捕まえてやる!
さっさと行くぜ!』
- [エレオノーラ]
- イツキ。最後の魔帆のセリフ、間違ってたわよ。
決め台詞の『人の道ってもんを教えてやるよ』が
抜けてたわ。
それと、そのセリフは魔帆が走り出しながら
しゃべってるセリフだから。
できればそれを意識して。
- [樹]
- …エリー、すごいな。
- [エレオノーラ]
- は? 何が。
- [樹]
- 魔帆のセリフまで覚えてるから。
- [エレオノーラ]
- なんだ、そんなこと。
あたし、魔帆とのかけ合いシーン多いし。
覚えてて当然よ。
- [樹]
- 俺からしたら、全然当然じゃないんだけど。
すごいよ。
- [エレオノーラ]
- は、ハリウッド的に大したことないわ。
あたし、将来の大女優だしね!
そ、それよりもツバサのことだけど!
性格が変わる前と後で、
あんまり落差をつけられてないのよね…。
- [樹]
- 確かに…クシャミの後の演技は
リテイクが多かったかもしれない。
- [エレオノーラ]
- ツバサはまだどこかセーブしてるっていうか、
役作りに迷って力を出せてないみたい。
- [樹]
- ツバサの演技、よく見てるんだ。
- [エレオノーラ]
- まあ、人の演技を見るのは
自分にとっての勉強にもなるし。
- [樹]
- あっ、TOPICだ。
つばさ「大変だよイツキ君!
ダイバースタジオに異変が起こってるの!」
樹「分かった
エリーと一緒にすぐに向かうよ」
つばさ「え!?」
つばさ「イツキ君
今エリーちゃんと一緒にいるの…?」
樹「ああ
エリーと演技の練習をしてたんだ」
つばさ「そうだったんだ…」
樹「どうした?」
つばさ「何でもないよ!」
つばさ「とにかく2人とも
- [樹]
- ダイバースタジオがミラージュに
襲われてるらしい。
- [エレオノーラ]
- さっきまであたしたちがいたところに
潜んでたなんて…いい度胸ね。
- [樹]
- 急ごう!
- [鱈知乃]
- カット! ダメダメ!!
- [つばさ]
- …か、監督さん!?
- [鱈知乃]
- カーット! ダメだー!
- [樹]
- ここの衰退の原因は、監督みたいだ…。
- [まもり]
- 早く止めないと!
どうすればいいんですか、イツキさん!?
- [樹]
- 今まで通りなら、監督の心を支配している
ミラージュを引き離して倒せば…。
- [鱈知乃]
- まったくよお…。
昨今の役者はてんでなってねえ…。
この俺のこだわりについてこれる役者が
これっぽっちもいねえじゃねえかあああ!!
次、テイク158!
俺を満足させるまでリテイクは続くぞ!
俺はなあ! 一瞬で観客を虜に
するような演技を見てえんだよ!
俺自身が、そんな役者に
魅せられたいんだぁぁぁぁ!!!!
カット! カァァァーーット!
ダメだダメだダメだダメだ……
ここじゃ俺の撮りたいもんは撮れねえ…。
スタジオを移すぞぉぉぉぉぉっ!
- [つばさ]
- あ!
- [樹]
- 追おう!
エレオノーラ「マイコ! ダイバースタジオで事件よ
あたしが尊敬する
鱈知乃監督がとり憑かれちゃったの!」
エレオノーラ「スタジオは大変なことになっていて
撮影なんて とてもできそうにないわ」
エレオノーラ「今回ばかりは ミラージュを許せない…
ギタギタにしてやるんだから!
何とか鱈知乃監督を見つけてみせるわ」
- [まもり]
- ここがダイバースタジオのイドラスフィア…
緊張します。
- [樹]
- 無理しないでいいからね、マモリ。
いざとなったら俺たちが守るから。
- [まもり]
- ありがとうございます。
でも、大丈夫です。
今の私は、以前の弱い私じゃありません。
ね、ドーガさん?
- [ドーガ]
- はい、マスター。
任せてください。
イツキ殿も、安心してください。
私がマスターの鎧となり武器となり、
共に戦っていきます。
- [樹]
- ああ。頼む、ドーガ。
- [つばさ]
- いた! 監督さん!
- [鱈知乃]
- ああん!?
- [樹]
- 正気に戻ってくれ!
監督、あなたはミラージュに
心を支配されている!
- [鱈知乃]
- 黙れ、小僧! 俺は自分の意志で
自分の目的のために行動している!
素晴らしいドラマを撮るためになあああっ!
織部ぇっ!
- [つばさ]
- は、はい!?
- [鱈知乃]
- 何をぼーっとしている!
撮影を始めるぞ!
- [つばさ]
- え!? さ、撮影!?
そんなことよりミラージュを…。
- [鱈知乃]
- そんなことだとぉ!?
撮影より大事なもんがこの世にあるのか!?
ああ!? 言ってみろや織部ぇ!
- [つばさ]
- え、えっと…。
- [鱈知乃]
- 撮影を始めるぞ!
魔帆が敵のシンジケートが作った
バイオモンスター軍団と戦うシーンだ!
魔帆は次々に迫りくるバイオモンスターの
攻撃を華麗にかわし、見事な反撃を決める…
視聴者を刮目させるアクションだ!
演れ! 織部ぇ!
- [つばさ]
- いいいいきなりそんなアクションから!?
どうしよう、イツキ君!?
《選択》
- [樹]
- トウマ、出番だ!
- [斗馬]
- おうよ!
ツバサちゃん、俺が手本を見せてやる!
しっかりついてきな!
- [つばさ]
- は、はいっ!
よろしくお願いします、トウマ先生!
- [鱈知乃]
- ほう…活きのイイのが来やがったな。
よぉし!
お前らの熱いアクション、見せてみろ!
- [カイン]
- トウマ、お前の熱い滾りを感じるぞ…っ!
斗馬「イツキ! ツバサちゃんの
アクションシーンの時は俺も参加するからな!
忘れるなよ!」
斗馬(スタンプ)
- [鱈知乃]
- 行くぞ…
よーい、アクション!!
カーット!
- [つばさ]
- ……。
- [鱈知乃]
- OKだ!!
なかなか悪くなかったぞ、織部ぇ!
- [つばさ]
- やったぁ!
ありがとう! トウマ君!
- [鱈知乃]
- そっちの赤いヤツ、お前の演技も良かったぞ!
いずれどこかの現場で会えるのを
楽しみにしてるぜ。
- [斗馬]
- あざーす!
- [樹]
- おめでとう、ツバサ、トウマ!
- [つばさ]
- うん! ありがとう、イツキ君!
- [斗馬]
- ま、ざっとこんなもんよ。
- [鱈知乃]
- じゃあ俺は次の現場に向かう。
お前ら、遅れんなよ!
- [樹]
- 監督を追おう!
- [つばさ]
- うん!
つばさ「トウマ君のアクション すごかったね
とってもドキドキしたよ!」
つばさ(スタンプ)
マップ会話†
フォルトナ事務所†
- [樹]
- マイコさん…
ちょっといいですか?
- [舞子]
- いいわよー、ご用件は何かしら?
もしかして、デートのお誘い?
- [樹]
- あ、いえ…。
- [霧亜]
- マイコ、少し時間いい…
イツキ?
- [樹]
- キリアさん?
- [舞子]
- キリアとイツキ君から
同時にアプローチされた…。
モテ期到来?
- [霧亜]
- …………。
- [舞子]
- 冗談よ、分かってるでしょ?
だからその目やめなさい。
- [霧亜]
- スイッチを切り替えて…
真面目な話よ。
- [舞子]
- はいはい。
で、どっちの話から聞けばいいのかしら?
- [霧亜]
- イツキでいいわ…
きっと内容は同じだから。
《選択》
- 旗中ヤツフサのこと。
- ダイバーTVの新社長のこと。
- [樹]
- 旗中ヤツフサのことです。
旗中さん、106の事件を
独自に調べてるみたいなんです。
この前の大東テレビの時も
現場を調べに来ていました。
- [舞子]
- ふうん…。
ちょっと厄介ね…。
- [樹]
- マイコさん…?
- [舞子]
- は~…面倒だわ。
彼、業界じゃ力を持ってる人だから、
行動や口を止めるのも難しいし。
ミラージュマスターでない人間が
事件に関わるのは本当に危ないから。
もし彼以外にも事件のこと
調べようとしている人がいたら
注意してあげてね。
- [樹]
- 分かりました。
- [舞子]
- お願いね。
- [霧亜]
- それともう1つ。旗中から聞いたことだけれど
ダイバーTVの新社長…鶴海万広は、
どうも素性がはっきりしないらしいわ。
- [舞子]
- ええ、業界内でも知ってる人が少ないのよねー。
ツバサちゃんを抜擢してくれて
感謝しないといけないんだけど…ねえ?
- [霧亜]
- …やり方が強引すぎるわ。
- [舞子]
- 決まりかけてたドラマのキャスティングに
新任の社長が口出すなんて
あまり聞いたことないものね。
- [樹]
- 単にツバサのファンなのでは…?
- [舞子]
- それだったら、ツバサちゃんにとっては
いいことづくめなんだけどね。
- [霧亜]
- ミラージュの存在を考えると、
楽観視はできないわ。
- [舞子]
- 念のため、
ツバサちゃんのこと気にかけてあげて。
- [樹]
- 分かりました。
- [舞子]
- ダイバーTVについては、
引き続き私の方で調査しておくわ。
(2回目以降)
- [舞子]
- 念のため、
ツバサちゃんのこと気にかけてあげて。
- [彩羽]
- 今回の現場はダイバースタジオよ。
イツキ君も頑張ってね。
- [霧亜]
- ツバサ大出世ね、私よりも急成長だわ。
イツキも置いていかれないように、
がんばりなさい。
ダイバースタジオ†
- [エレオノーラ]
- ツバサ、緊張してない?
- [つばさ]
- ええっ!?
き、緊張はしてないと思うけど
ちょっと頭がドキドキしてるかも…。
- [エレオノーラ]
- はぁ…。
おもいっきり緊張してるじゃない…。
いい? ツバサは主演なのよ?
だったら全力体当たりで、監督に
食らいついていきなさい!
それがハリウッドの心意気ってヤツよ!
- [つばさ]
- え、あ…でも…。
(2回目以降)
- [エレオノーラ]
- ツバサってば、緊張しすぎ。
本当に大丈夫かしら?
- [つばさ]
- うぅ……、緊張するよ……。
- [サードAD]
- ここはダイバーTVのドラマ撮影スタジオだよ。
今は鱈知乃監督の新ドラマ撮影準備中だ。
関係者は入っても大丈夫だよ。
- [女子高生役の女優]
- 私?
私は第1話の被害者役なの。
- [チンピラ役の俳優]
- キレの良いアクションを見せて、
次こそメインキャストを狙うぞ……!
- [刑事役の俳優]
- 私は主人公の同僚の刑事役だよ。
- [女刑事役の女優]
- あ~あ。
私も主役やりたかったなぁ……。
- [TVカメラマン]
- 今日は撮影しないよ。
このカメラはメイキング用。
- [マイクマン]
- ……どうも。
- [セカンドAD]
- 弓弦エレオノーラも魔帆役のオーディションを
受けていたみたいだけど、上からの一声で
役を取られちゃったんだってさ。
個人的には、ド新人アイドルよりも、
エレオノーラの方が良かったな。
演技力的な意味でもね。
- [チーフAD]
- ウチの局の新社長が、織部つばさを気に入って
監督のキャスティングに無理やりねじ込んだって
話だよ。
鱈知乃監督は作品へのこだわりが強いから、
新人アイドルには荷が重いんじゃないかなぁ?
(エレオノーラとの稽古前)
- [サードAD]
- お疲れ様。
- [女子高生役の女優]
- あの監督、厳しすぎない?
- [チンピラ役の俳優]
- あの監督に認められたら、
それは役者として一人前ってことだ!
- [TVカメラマン]
- 鱈知乃監督の厳しさが出た、
いい絵が撮れたよ。
- [刑事役の俳優]
- 主役を引き立てるのも、脇役の仕事。
とはいえ、フォローにも限度があるよ。
- [女刑事役の女優]
- だから、私が主役やったほうが良かったのよ!
- [マイクマン]
- …はぁ…。
- [セカンドAD]
- 前途多難だねぇ……。
だから弓弦エレオノーラにしておけば
良かったのよ。
- [チーフAD]
- 新社長の命令とはいえ、
監督もやってられないだろうなぁ……。
ブルームパレス†
- [樹]
- 調子はどうかな、ドーガ?
- [ドーガ]
- 万全です。お気遣い、
ありがとうございます、イツキ殿。
- [樹]
- …仲間なんだから当然だよ。
- [斗馬]
- そう言えば…
ドーガって敵に捕まってたんだよな?
敵のことで、
何か覚えてることってあったりしねえの?
- [ドーガ]
- 覚えていること…
日本、という単語が頭に残っている気が…。
- [まもり]
- 日本ですか?
- [ドーガ]
- はい、マスター。
しかし、それ以上は……。
- [つばさ]
- 日本……なんでだろう。
ここが、日本だから?
- [樹]
- 日本を狙ってる…って意味じゃないか?
- [エレオノーラ]
- なんで日本を狙うのよ?
普通、ハリウッド的にアメリカを狙わない?
- [霧亜]
- 日本の芸能の起源が神降ろしにあるから…
それが原因かもしれないわね…。
- [エレオノーラ]
- 何それ?
- [霧亜]
- 日本の古典芸能には神降ろし…
ミラージュマスターの力と似てるものがある。
シャーマニズムと呼ばれるものよ。
- [エレオノーラ]
- ふぅん…
よく分かんないけど、それがあるから
敵は日本を狙ってるかもしれない…と。
本当だとしたら…迷惑な話ね。
(2回目以降)
- [ドーガ]
- 万全です。お気遣い、
ありがとうございます、イツキ殿。
- [クロム]
- 芸能の源であるパフォーマを奪うのに、
放送局ごと襲撃するというのは理にかなうが、
やはりその先の目的が見えないな。
- [ヴィオール]
- エリー君の力が発揮されそうな予感がするよ。
もちろんキミもだよ、イツキ君。
コメント†