ミラージュから姉の彩羽を取り戻した、つばさを
待っていたのは鮮烈なアイドルデビュー。
雑誌などにも取り上げられ、
スターへの階段をゆっくりとのぼり始める。
そして、つばさを売り出すために
舞子が仕掛ける次の手はファッション誌の撮影!
つばさを撮るのは一流カメラマン、彫ノ澤允。
だが、彼の心はミラージュに蝕まれていた。
モデルにと旧知の舞子を連れ去った彫ノ澤に
つばさは、モデルとしての覚悟と
魅力的なポーズを披露!
無事にミラージュを倒して数日後…渋谷には
カメラの前でポーズを取るつばさの姿があった。
1章インターミッション終了†
インターミッションの終了
インターミッション中に烏頭目芸能塾に入ると
インターミッションが終了し、
メインストーリーの次の章が始まります。
インターミッション中にしかできない物事は
特にありませんので、メインストーリーを
進めたくなったら、いつでも烏頭目芸能塾を
訪れてください。
- [バリィ]
- …ワン、ツー、スリー!
ハイっ! 休憩デース。
- [つばさ]
- お疲れ様。イツキ君。
- [樹]
- すごい気合い入ってるね…ツバサ。
俺はついていくのがやっとだよ。
- [つばさ]
- 曲が決まったら、なんだか…
やるぞーっ!
…って気分になっちゃって。
- [霧亜]
- もう…レッスンはおしまい?
- [つばさ]
- キリアさん!? ど、ど、どうしてここに!?
- [霧亜]
- 特別にレッスンのコーチを引き受けたのよ。
スパルタ式で行くけど、覚悟はいい?
- [つばさ]
- はい!! キリアさんがコーチなら
スパルタ式でも何でも大歓迎です!!
- [霧亜]
- イツキも覚悟はできてる?
- [樹]
- え? …俺もですか?
- [霧亜]
- 当然よ。
それじゃ始めるわよ、2人とも。
- [つばさ]
- はい!
キリアさんビシビシ愛の鞭お願いしましゅ!!
- [樹]
- よろしくお願いします。
そしてツバサのデビューの日がやってきた…。
第2章 あの子に首ったけ†
ヒーホーマート内†
- [斗馬]
- イツキ。何読んでんだ?
何々…モデル失踪事件の謎?
- [樹]
- ああ、ちょっと気になって。
- [斗馬]
- モデル失踪ねえ…。
というか、お前がこういう記事読むなんて
珍しいな。
- [樹]
- 見出しが目に入ったんだ。
元々はこの前の106のライブの記事を
読んでたんだけど。
- [斗馬]
- お、ツバサちゃんのことも出てるじゃん!
こうやって雑誌とか街で流れるPVで
ツバサちゃん見ると、
本当にアイドルになったんだなって思うよなあ。
ま、デビュー曲がアヤハさんに聴かせた曲で、
PVが106でのツバサちゃん大活躍ってのは…
ちょっとでき過ぎな感じもするけどな。
- [樹]
- マイコさん、どこまで計算してたのかな…
自分だって危なかったはずなのに…。
- [斗馬]
- 動画撮る余裕あったのかよ!
って感じだよな。
手際がいいっつーか、機転が利くっつーか。
まあ、クラスの連中にはあのPVの出来よりも
ツバサちゃんのアイドルデビューの方が
衝撃的だったみたいだけどな。
- [樹]
- ツバサ、休み時間のたびに
みんなに囲まれてたしね。
- [斗馬]
- ほんとツバサちゃん頑張ってるよなー。
今日もレッスン場にいるはずだぜ。
たまには見に行ってやれよ。
お前がいると、ツバサちゃんは5割増しで
やる気を出すからさ。
- [樹]
- そうなのかな?
- [斗馬]
- そうなんだよ。
行って励ましぐらい言ってやれ。
《選択》
- [樹]
- 分かった。
- [樹]
- ちょっと面倒かも。
- [斗馬]
- そう言うなって、幼なじみなんだろ?
あんまり冷たいと嫌われるぜ?
- [樹]
- 分かった、後で行ってみるよ。
《共通》
- [斗馬]
- おう、そうしとけ。
斗馬「さっき話したこと 忘れるなよ
ツバサちゃん ちゃんとフォローしろよな
烏頭目芸能塾にいるはずだぜ」
斗馬「お前 時々ぼんやりすることあるから
心配だよ 俺は……」
斗馬(スタンプ)
- [コンビニ店員]
- いらっしゃいませ~!
- [樹]
- (ん?)
(えっ、お…お面?)
(着てる制服の色もなんか違うけど…
ここの店員さんなのかな?)
(ずっとあのレジの場所に立ってるけど
休止中の表示が出されたままの状態だ)
(他の店員さんもお客さんも、誰もあの人に
気づいていないのかな…?)
烏頭目芸能塾†
- [バリィ]
- ダンスは体で覚エロ!
頭で考えてたら、歌が歌えまセーン!
- [つばさ]
- は…はいっ!
- [バリィ]
- ストーップ、今日はここまでデース!
- [つばさ]
- あ、イツキ君。
《選択》
- [樹]
- お疲れ様、ツバサ。
- [つばさ]
- わざわざ見に来てくれたの?
- [樹]
- うん。
練習、すごく頑張ってるね。
- [つばさ]
- うん。
私、お姉ちゃんのことが解決したら
なんだかすっきりしちゃって…。
- [樹]
- 調子はどう?
- [つばさ]
- いい感じだよ。
お姉ちゃんのことが解決したら、
なんだかすっきりしちゃって。
《共通》
- [つばさ]
- 今は歌うことも踊ることも、
すっごく楽しいの!
- [バリィ]
- 以前よりもツバサはベターになっています。
『ディア魔女いろは』でいうと、
第7話目くらいの感じデース。
- [樹]
- そのたとえはよく分かりません…。
- [バリィ]
- Shit!
フン、しかし今のツバサならイケるでしょう。
オーマイガッ! 忘れてマーシタ!
明後日はゲーム版ディア魔女の発売日!
店舗特典が私を呼んでいる…!
急いで列に並ばなければ!
ライド・オン・ビッグウェイブ!
- [つばさ]
- 私、ほめられたってことかな?
- [樹]
- そうだと思う…。
- [男の声]
- 終わったか?
- [つばさ]
- あ、はい、すみま……。
え!?
つ、剣弥代!? 本物!!?
《選択》
- [樹]
- ツバサの知り合い?
- [つばさ]
- ししし知り合いだなんて恐れ多いよ!
- [樹]
- 誰?
《共通》
- [弥代]
- …。
俺の問いに答えるのが先じゃないのか?
- [樹]
- あ、ああ、そうだった。
すみません。
レッスンならちょうど終わったところです。
- [弥代]
- レッスン…?
俺にはただの遊びに見えたが。
《選択》
- [樹]
- 言いすぎじゃないですか?
- [樹]
- 遊びじゃない。
《共通》
- [樹]
- ツバサは一生懸命やってます。
- [弥代]
- ……?
俺はただ感想を言っただけだ。
- [樹]
- ……。
- [弥代]
- まあいい、稽古の邪魔だ。
戯れなら別の場所でやれ。
ここはプロが修練する場所…
素人の遊び場じゃない。
- [樹]
- 素人って…。
少なくともツバサは、
フォルトナエンタテイメントに
所属するアイドルだよ。
- [弥代]
- フォルトナ…。
…お前もフォルトナの人間なのか?
- [樹]
- な、なんだ…いきなり。
- [弥代]
- …答えろ。
《選択》
- [樹]
- そうだよ。
- [樹]
- タレントじゃないけど…。
《共通》
- [樹]
- 一応、フォルトナに所属してる。
と言っても、タレントとか歌手って
わけじゃないけど…。
- [弥代]
- ……。
…よく分からない男だな、お前は。
- [樹]
- …こっちにはこっちの事情があるんだ。
- [弥代]
- …そうだな…。
- [つばさ]
- も、もう行こうイツキ君!
剣さんの邪魔しちゃダメだよ!
- [弥代]
- ……ん?
待て、お前。
……どこかで会ったか?
- [つばさ]
- わ、私ですか!?
い、いえ…
会ったことないと思いますけど…。
テレビの前以外では……。
- [弥代]
- …まあいい。
もう行っていいぞ。
- [つばさ]
- は、はいいっ!
……はあ。び、びっくりした……。
イツキ君…
なんだか険悪な雰囲気になるんだもん。
- [樹]
- 先に突っかかってきたのはあっちだよ。
そっか…あの人が剣弥代…。
- [つばさ]
- 合同ライブの時はミラージュのせいで
見られなかったけど…。
剣弥代さんが今、主演してるドラマ
『ラヴラビリンス』は今期1の人気で、
しかも主題歌も歌ってる。
歌手としてはヒットチャートの常連!
俳優としては視聴率のプリンス!
って呼ばれてるくらいすごい人だよ!
《選択》
- [樹]
- 見てみたかったな…。
ツバサがそこまで言うんだったら。
- [樹]
- それでも嫌なヤツだ。
…でも、そこまで言うんだったら
見てみたかったかな…ライブ。
《共通》
- [つばさ]
- ふふふ……じゃじゃーん!
〈貴重品〉弥代のライブチケットを
手に入れた。
- [つばさ]
- マイコさんからもらったんだ。
イツキ君の分もあるよ。
ミラージュマスター…それに芸能人として
やっていくのなら、良い物には
たくさん触れるべきだ…って。
- [樹]
- マイコさん、太っ腹だね。
- [つばさ]
- 一緒に観に行こうね!
…っていけない!
私、事務所に呼ばれてたんだった!
またあとでね、イツキ君!
舞子「ちょっとー ツバサちゃん?
もうレッスン 終わってるころよね?
ずーっと待ってるんですけど!」
舞子(スタンプ)
舞子「特に何もなければ
事務所に早く 戻ってくること!
大事な話があるからね」
- [和装の女の子]
- あ、おはようございます!
- [樹]
- あ、ああ、おはようございます。
- [和装の女の子]
- マイコさんからお話聞いてます。
蒼井樹さん、ですよね。
- [樹]
- そうだけど…
ええと、きみは…?
- [まもり]
- 源まもりです。
《選択》
- [樹]
- きみも芸能人?
- [まもり]
- あ、はい、そうです。
- [樹]
- ということは…
マモリ先輩って呼んだ方がいいのかな?
- [樹]
- ここにいるってことは…
きみはマイコさんの娘さん?
- [まもり]
- ちちち違いますよ!
私もフォルトナのタレントです!
- [樹]
- ああ、そうなんだ。
- [まもり]
- はぁ…びっくりしました。
イツキさんって、不思議な人ですね。
- [樹]
- そんなことはないと思うけど…。
あ、事務所に入ったのはきみが先だから、
マモリ先輩って呼んだほうがいいのかな?
《共通》
- [まもり]
- いえ! マモリでいいので…
その、仲良くしてください!
- [樹]
- ああ、もちろん。
良かったら、マモリのことを
もう少し教えてくれないかな?
- [まもり]
- えっと…私は『レンチンアイドル・まもりん』
っていう番組に出てるんですけど…
イツキさんは、見たことありますか?
- [樹]
- ごめん、あまりテレビは見ないんだ…。
- [まもり]
- そうなんですか?
- [樹]
- ああ。でも、マモリが出てるなら
これからは見るよ。
- [まもり]
- ありがとうございます、イツキさん。
見たら感想教えてくださいね。
えと、あとはですね、私、実は歌謡曲が好きで…
歌手志望というか、
歌手デビューしてるというか…。
- [樹]
- すごいじゃないか!
- [まもり]
- そ、そんな! 全然すごくないです!
CDデビューしてるって言っても、
あんまり…。
でもでも、歌手を諦めたわけじゃないですよ!
歌のお仕事いただけるように、
私もっともっとがんばります!
- [樹]
- うん。応援してるよ、頑張って。
- [まもり]
- はい! ありがとうございます!
- [舞子]
- あ、イツキ君。聞いて聞いて。
ツバサちゃんがこれから
新しい仕事に行くのよ。
- [つばさ]
- うぅ……。
《選択》
- [樹]
- どんな仕事?
- [つばさ]
- 『nan-no』でモデルのお仕事なんだ。
うー、緊張するよー。
- [樹]
- ツバサ、緊張してる?
- [つばさ]
- 緊張してるよぉ…。
だって『nan-no』で
モデルのお仕事だよー?
- [樹]
- 『nan-no』?
確か…有名なファッション誌だよね。
スゴいじゃないか。
《共通》
- [舞子]
- 『Feel』が好評だったからね!
大手出版社から問い合わせ殺到だったの!
そしたらもう乗るしかないでしょー!
大丈夫! 誰でもみんな初めてっ!
初心者ですが何か? って
顔していけばいいのよ!
- [つばさ]
- うぅ…。
そんなこと言われましてもぉ…。
歌のお仕事ならともかく
お洋服のモデルなんて
絶対私にできないよ…。
《選択》
- 歌もモデルも変わらない。
- どんな服でも似合うと思う。
- [樹]
- 歌もモデルも変わらないと思うけど…。
どっちもお客さんに喜んでもらうために
自分を表現してるわけだし。
- [つばさ]
- そうかなぁ。
私は全然違うと思うけど…。
- [樹]
- 俺はツバサと違って何か芸能活動をした
ってわけじゃないから、なんとなく
そう思うだけなんだけどね。
- 「どんな服でも似合うと思う。」を選択(つばさの好感度上昇)
- [樹]
- ツバサなら、どんな服でも似合うと思う。
だから、そんな恥ずかしがらないでも…。
- [つばさ]
- そうかなぁ。
イツキ君がそう思ってくれるのは
嬉しいんだけど…。
- [樹]
- そうだよ。
ほら、ツバサってスタイルもいいし。
- [つばさ]
- あわわ…。
だ、ダメー!
そういうこと言っちゃダメー!!
- [樹]
- ?
《共通》
- [樹]
- でも、ツバサならなんだかんだで
しっかりやれると俺は思うよ。
マイコさんもそう思ったから、
仕事取ってきたんじゃない?
- [つばさ]
- あ……。
そうだね…。
うん…私、頑張るよ!
- [樹]
- 応援してる。
- [つばさ]
- ありがとう、イツキ君。
おかげで目が覚めたよ。
- [舞子]
- ちなみに、今回の撮影には
ツバサちゃんだけじゃなくて、
他のタレントも来るわよー。
撮影してくれるカメラマンは…
腕利きだから、きっといい写真が撮れるわ。
それじゃ、初のモデル撮影、
頑張ってきなさい。
- [つばさ]
- は、はい! 行ってきます!
- [舞子]
- それにしても…
撮影するカメラマンは、あの人か…
因果ね……。
- [樹]
- マイコさん、そのカメラマンのこと
知ってるんですか?
- [舞子]
- ええ。
彫ノ澤允…業界では有名なカメラマンよ。
女性の最も美しい瞬間と角度を捉え、
その魅力を最大限に発揮できる…
素晴らしい才能を持った益荒男。
な~んて書き立てるマスコミもいるけど、
私に言わせればモデルが良かっただけね。
- [樹]
- モデル…ですか?
- [舞子]
- ええ。
実は私、昔モデルやってたのよ。
ファッション関係の、ね。
- [樹]
- そ、そうなんですか?
- [舞子]
- ええ。その頃に何度か彫ノ澤と組んで
仕事したけど並…
より、ちょっと上くらいだったわ、うん。
まあ、さすがに今は、あの頃より腕上げて…
一流になってるのかもしれないけどね。
- [樹]
- 一流…そんなにいいカメラマンだったら、
どうしてマイコさんさっき浮かない顔
してたんですか。
- [舞子]
- ……浮かない顔?
やっだイツキ君!
そんな顔してないわよー。
- [樹]
- あ、そういえば……。
- [舞子]
- ん? どうしたの?
《選択》
- 実は雑誌に気になる記事が…。
- やっぱり何でもないです。
- [樹]
- 実は雑誌に気になる記事が…あったので。
- [樹]
- やっぱり何でもないです。
- [舞子]
- イツキく~ん。
言いかけて途中でやめるの、良くないわよー?
マイコさんとの間に秘密を作る気?
- [樹]
- 秘密とかじゃないですよ。
ちょっと雑誌読んでて
気になる記事があっただけで。
《共通》
- [舞子]
- どんな内容だったの?
- [樹]
- どうも最近
モデルの失踪事件が続いてるらしいです。
…それで、もしかしたらって思って。
- [舞子]
- 確かに…ミラージュがらみの可能性があるわね。
分かった、コネを使って
ちょっと探りを入れてみるわ。
- [樹]
- お願いします。
- [舞子]
- となると、ツバサちゃんがちょっと心配ね。
イツキ君、ボディガードってことで
ツバサちゃんのとこ行ってちょうだい。
ツバサちゃんはダイバーTV本社ビル…
だいたま展望台があるビルね。
そこのスタジオで撮影してるわ。
- [樹]
- 分かりました。
- [舞子]
- じゃあ、ツバサちゃんのこと頼んだわね。
斗馬「イツキー お前今ヒマか?」
樹「どうした?」
斗馬「それが さっきツバサちゃんを
見かけたんだよ」
斗馬「相当テンパってるみたいだった
電信柱に肩ぶつけて
平謝りするくらいにはな」
樹「重症だな」
斗馬「ツバサちゃん だいたまで
ファッション誌の撮影が
あるらしいんだ」
斗馬「心配だから見に行ってあげてくれよ」
樹「そのつもりだった
マイコさんから別件で付いていくよう
頼まれてたんだ」
斗馬「ならちょうど良かった
ちゃんとフォローするんだぜ」
樹「了解」
- [旗中]
- おや? キミは…確か106で…。
- [樹]
- あ…旗中さん?
- [旗中]
- そうか、やっぱりキミとは
106で会ってたんだな…。
え~っと、キミの名前は…。
- [樹]
- 蒼井樹です。
- [旗中]
- 蒼井君ね。
キミは、あの時106で何があったのか、
覚えているかい?
僕はどうにも、
あの時の記憶が曖昧で…。
何か奇妙な場所を彷徨っていたような…。
だが、それは夢だったような気もする…。
正直、キミとどうやって出会ったのかも
はっきり覚えていないんだ。
思い出そうとすると頭が混乱して…。
どうして僕は何も覚えていないんだ…?
- [樹]
- えっと、それは…。
- [斗馬]
- お、イツキ。ここにいたのか。
俺の方も仕事が早く終わったからさ
ツバサちゃんのこと見に
撮影スタジオに行ってきたんだ。
あれ、旗中さんじゃないですか。こんちはっす!
- [旗中]
- ああ、キミも…106が変になった時いたよね?
- [斗馬]
- すみません、旗中さん。
俺、コイツつれて急いで
行かないといけないとこあるんで。
- [樹]
- 旗中さん、それじゃ失礼します。
- [旗中]
- あ、ああ。また…。
- [樹]
- 旗中さん、イドラスフィアのこと
かなり気にしてるみたいだった。
- [斗馬]
- マジかー…。
変に深入りしてこないことを祈りたいな。
下手にミラージュに絡むのは危険だ。
- [樹]
- そうだね。
- [斗馬]
- あ、そうだ。
ツバサちゃんの撮影のことなんだけどさ。
俺、スタジオにまで行ったんだわ。
なんかトラブルがあったらしくて
撮影は中止になったらしいぜ。
- [樹]
- トラブルって…
まさかミラージュがらみ?
- [斗馬]
- いや、撮影されてたモデルの子たち、
みんな何事もなく帰って行ってた。
カメラマンの彫ノ澤さん…
…すっげー怒っててさー。
ツバサちゃん大丈夫かな…って、おい!
見ろよ、イツキ。
噂をすれば…アレが彫ノ澤さんだぜ?
- [刈り上げの男]
- じゃあな。
- [樹]
- あの人が…カメラマン…。
- [斗馬]
- ってかイツキは
なんでミラージュがらみだと思ったんだ?
- [樹]
- ほら、前にコンビニで立ち読みした雑誌に
モデルが失踪する事件が
数件起きてるってあったじゃないか。
- [斗馬]
- ああ、あの時の記事か…。
- [樹]
- ミラージュがらみって確証はないけど、
なんだか引っかかって。
で、それをマイコさんに話したら、
ボディガード代わりにツバサのところに
行くことになったんだ。
まあ、
ボディガードは必要じゃなかったみたいだけど。
- [斗馬]
- だな。さて、目的は空振りに終わったし、
俺はこの辺を少しぶらぶらして帰るよ。
んじゃな!
舞子「ツバサちゃんの撮影はどう?」
樹「終わってました」
樹「トラブルがあったらしいんですけど
ツバサも多分無事に帰ってると思います」
舞子「良かった…」
舞子「実はイツキ君が気にしてたモデル失踪事件…
被害者はみんな失踪直前に
彫ノ澤允と仕事をしてるの」
舞子「さすがに偶然とは思えないわ」
樹「それじゃツバサが狙われる可能性も?」
舞子「ええ
だから守ってあげてイツキ君」
樹「事務所に戻ってみます
ツバサ帰ってきてるかもしれないんで」
舞子「お願いね
私はもう少し彫ノ澤について
調べてみる」
- [樹]
- (…行くか)
- [樹]
- ツバサ。
- [つばさ]
- はあ……。
- [樹]
- どうかした?
- [つばさ]
- ちょっと…今日の撮影、うまくいかなくて…。
…カメラマンさん、怒って帰っちゃったの。
- [樹]
- 失敗は誰にでもあるよ。
今回のことを糧にできるといいんだろうけど。
- [つばさ]
- うん。
- [樹]
- 悩みとかあったら聞くから、遠慮しないで。
話すだけでも何か掴めるかもしれないし。
- [つばさ]
- ありがと。イツキ君。
- [樹]
- あと、少しなら愚痴も聞くよ。
- [つばさ]
- ふふ、愚痴は少しだけなんだ?
- [樹]
- ああ。それは少しだけ。
- [つばさ]
- うん…。
今回失敗したんだったら、
次は失敗しないように、
頑張るしかないもんね。
アイドルになったんだから、
これからはもっと厳しいことが
きっとたくさんある…。
でも、全部乗り越えてこそ、
本当のアイドルになれるんだから。
撮影はまた後日やり直すらしいし、
その時はもっと頑張るよ!
- [樹]
- 後日…やり直す…。
- [つばさ]
- どうしたの、イツキ君?
- [樹]
- いや、その撮影をしているカメラマン…
彫ノ澤に不穏な噂があって。
- [つばさ]
- 不穏な噂?
- [樹]
- ああ。マイコさんから聞いたんだけど、
彫ノ澤に撮影されたモデルが、
何人か行方不明になっているらしい。
- [つばさ]
- まさか…ミラージュ?
- [まもり]
- た、大変! 大変です!
- [つばさ]
- どうしたの?
- [まもり]
- 渋谷が…大変なことに
なってて…!
- [樹]
- 渋谷で何かあったの…?
- [まもり]
- 渋谷…渋谷の人たちがなんか変なんです…!
- [樹]
- …変? どんな風に?
- [まもり]
- どうしてか、みんな元気がなくて……
それから、えっと…えっと…!
- [樹]
- マモリ、落ち着いて、焦らないでいいから。
- [まもり]
- まだ昼なのに…夜みたいに暗い感じで、
どんよりしてて…。わ、私、怖くなって…
急いで帰ってきちゃって…。
- [樹]
- マモリに何もなくて良かったよ。
状況がはっきりしないけど、
取りあえず渋谷に行ってみよう。
- [つばさ]
- う、うん…!
- [樹]
- 危ないから、マモリはここに残ってて。
- [まもり]
- わ、分かりました。
イツキさんたちも気を付けてください…!
- [舞子]
- ……彫ノ澤允っ!
- [彫ノ澤]
- マイコ!
ようやくまた俺に撮られる気になったか!
- [舞子]
- 信じたくなかったけど…
やっぱり、あんたが…。
消した人たちを元に戻しなさいっ!
- [彫ノ澤]
- 有象無象のことなど知ったことか!
俺は撮りたいもの、お前を撮るだけだ!
見た者を惹きつける快感を…輝くお前自身を、
俺が思い出させてやるぞおおおおおおお!!
- [舞子]
- …っ!!
- [つばさ]
- …マイコさんっ!?
- [樹]
- あんた…マイコさんをどこにやった!?
待て!
- [つばさ]
- …カメラマンさん、たぶんこの中だよね。
- [樹]
- 行こう。
マイコさんを助けないと…!
つばさ「みんな聞いて! マイコさんが渋谷で
カメラマンさんに消されちゃった!
みんなでカメラマンさんを追いかけよう!」
つばさ「渋谷は今
『SIV-LIVE』の時みたいになってる
たぶんカメラマンさんのせいだと思う」
つばさ「カメラマンさんは
セントラル街方面に行ったよ
気をつけて!」
幻想渋谷†
- [サーリャ]
- ふふ…ふふふ…
このイドラスフィア、私好みだわ。
- [霧亜]
- …バカなこと言ってないで、
マイコを捜すわよ。
- [樹]
- (この写真に写っている女の子たち…
もしかして失踪したっていうモデル?)
(やっぱり、さっきのマイコさんみたいに
カメラマンに連れ去られたのか…)
(この人たちのことも心配だ。
早く見つけないと)
- [樹]
- あれは…?
- [つばさ]
- あ……あの人たち、
撮影の時に見た気がする…!
- [樹]
- 助けよう…!
- [ミラージュ]
- パフォーマ…ヲオオォォ……!
- [クロム]
- 彼女たちを助けるには、
まず奴を倒す必要がありそうだな。
- [樹]
- ああ。
行こう、クロム!
- [モデル]
- うぅ…ここは…?
- [つばさ]
- みんな目を覚ましたみたい。
よかった…。
モデルたちを解放した…。
- [樹]
- 捕まってた人たちも帰したし、
早くマイコさんとカメラマンを捜そう。
(幻想渋谷3丁目)
- [つばさ]
- 見て!
- [斗馬]
- なあ、おい…これって…。
- [樹]
- 行こう。マイコさんが心配だ。
(幻想渋谷3丁目・中央広場)
- [樹]
- 待て! 何をしているんだ!?
- [彫ノ澤]
- あぁん? 撮影だよ、撮影…。
やはり俺が撮るに値するのは
お前だけだ、マイコ…。
ふ…ふは! ははは……!
- [樹]
- 撮影は終わりだ…
マイコさんを返してもらう!
- [彫ノ澤]
- ん? お前は…織部つばさ!!
そうか…お前らはマイコの事務所の人間…
俺のミューズを奪いに来たのかああああ!!
- [クロム]
- くっ…!
- [樹]
- …クロム!?
クロム! どうした!?
- [つばさ]
- シーダ!? シーダ!?
ダメ…シーダが答えてくれない…。
- [樹]
- いったん退こう。
カルネージなしでは
さすがに戦えない…!
- [つばさ]
- う、うん。
- [彫ノ澤]
- この程度のハプニングで撮影を投げ出すだと!!
最近のモデルどもはゆとりか!
ゆとり世代なのか!
特に…織部つばさあああ!!
- [つばさ]
- は、はい!?
- [彫ノ澤]
- 俺はなぁ、マイコの事務所の人間だって聞いて
お前に期待してたんだよぉ。
マイコが作った事務所のタレントなら、
今どきのアイドルどもと違い、
モデル魂を持ってるんじゃないかってなあ。
- [つばさ]
- ……。
- [彫ノ澤]
- だぁが、ふたを開けてみりゃ、
お前もそこらの偽物どもと同じだった!!
写真という芸術への敬意も欲求も…
何も持ってないアイドルを寄こすんじゃねえ!
マイコの目は節穴だああああ!!
- [つばさ]
- 確かに…私はド素人で…
ダメ出しばっかりだから、
馬鹿にされても仕方ないです…でも!
それは私のせいで、
マイコさんのせいじゃない!
- [彫ノ澤]
- ああん?
- [つばさ]
- マイコさん、見る目なくないです…!
私が証明してみせましゅ!
…………っ!
と、ともかく…私だってやる時はやるんですっ!
- [彫ノ澤]
- ド素人のくせに…。そこまで言うなら、
モデルとして俺を唸らせてみせろぉ!
あー…
クソつまらねえもん撮っちまったぁ…。
ふははっ、やっぱり
俺のミューズはお前だけだぜ!!
マイコぉぉぉ!!
(渋谷・セントラル街)
- [つばさ]
- イツキ君! ここは…。
- [樹]
- 出直して来いってことか…。
そうだ、クロムは!?
- [クロムの声]
- …俺は大丈夫だ。
あの男のカメラとやらはミラージュの力を
一時的に封じる事もできるようだ。
- [霧亜]
- …厄介ね。
- [つばさ]
- ねえ見て! イツキ君!
- [樹]
- 今度は一体何だ!?
- [つばさ]
- すごい人だよ!
みんなあっちの方に…
…なにかやってるのかな。
剣弥代さんのライブ…。
そっか、今日だったんだね。
ゴタゴタのせいですっかり…。
- [樹]
- でも…なんか変だな。
街はこんな状況なのに
どうしてここだけ賑わってるんだ?
- [霧亜]
- 観ればわかるわ。
- [樹]
- え…でもこんな時にライブなんて…。
- [霧亜]
- こんな時だからこそ…よ。
忘れた? 今のあなたたちは
ミラージュマスターなのよ。
一流のパフォーマンスに触れれば
得るものは必ずあるわ…。
- [つばさ]
- な、なるほど!
- [霧亜]
- チケットは持ってるわね?
さ、行きましょ。
- [つばさ]
- …はふぅ。
すごかったね、剣さんのライブ。
- [霧亜]
- 剣弥代のパフォーマンスは本物…
彼は数少ない本物のアーティストよ。
…周りを見なさい。
- [女の声]
- ヤシロ様ー!
- [男の声]
- ああ…彼の歌で、荒んでいた心が癒された…!
世界はこんなにも輝いている…!
- [樹]
- ……すごい。
渋谷がこんな状況なのにファンは……。
- [弥代]
- …………。
- [霧亜]
- …………。
…真に優れたパフォーマンスは、
どんな状況でも客を魅せることができる。
それは彫ノ澤が言っていたことと同じ。
その意味が分かる? ツバサ。
- [つばさ]
- え? ……あ。
- [霧亜]
- ライブとモデル…表現は違えど
求めるものは同じ…
それは見る者を魅了するパフォーマンス。
- [つばさ]
- 見る者を魅了するパフォーマンス…
見た人を魅了する、写真…。
- [霧亜]
- ツバサに欠けているのは魅せ方…
そのビジョンよ。
- [つばさ]
- ビジョン…?
- [樹]
- ツバサが、どんな写真を撮ってもらいたいか…
って、ことじゃないかな?
- [つばさ]
- 撮ってほしい写真…
私は、どんな写真を撮ってもらいたい…?
チキ「あれ お兄ちゃん?
いつの間に渋谷に戻ってきてたの?
ちょっといいかな」
チキ「誰かフォルトナ事務所に
来ているみたいなんだけど…誰だろ?
わたしの知らない人みたい」
チキ(スタンプ)
(フォルトナ事務所)
- [まもり]
- あ、イツキさん。
- [旗中]
- おや、キミは…
そうか、蒼井君はフォルトナの
タレントだったのか。
- [樹]
- あ…まだ見習いって感じですけど。
どうして旗中さんがうちの事務所に?
- [旗中]
- キミんとこの社長さんに呼ばれてたんだよ。
そっちの子…
ええっと、織部つばささんの
売り出し方の相談をしたいってね。
- [つばさ]
- わ、私ですか!?
- [旗中]
- そうそう。
で、志摩崎社長はいつ戻ってくるのかな?
- [霧亜]
- ……。
しばらく帰ってこられないわ。
- [旗中]
- そうなのかい?
せっかく時間を作ったのに…弱ったなあ。
何かの打ち合わせが長引いてるとか?
- [霧亜]
- 彫ノ澤允が…。
- [旗中]
- ああ、彫ノ澤さんとの打ち合わせか。
へえ、まだ彼と繋がりがあったんだねえ。
てっきり、彼女が引退したと同時に、
切れたものだとばかり思ってたよ。
あんなことがあったらね…。
- [樹]
- あんなこと?
- [旗中]
- あの2人は昔ね、
モデル業界の名コンビだったんだよ。
- [つばさ]
- そうなんですか?
- [旗中]
- そっか、今の若い子は知らないのかあ。
これがジェネレーションギャップ…
おじさん、ちょっとショック……。
ということはもしかして…
『My COMPLEX』も知らないのかい?
- [つばさ]
- 『My COMPLEX』?
- [旗中]
- 志摩崎社長の写真集だよ!
モデルからマルチタレントに転向した
直後に出されたものなんだけどね。
アンニュイかつコケティッシュな
微笑を湛えたマイコポーズは
日本中の男を虜にしただけでなく…。
当時のファッション業界にも絶大な
影響を与えたんだよ!
…で、その写真集を撮ったのが、
彫ノ澤さんなんだよ。
細かい話は省くけど、
あの2人は名コンビだったんだ。
だから当時、深い仲だったって噂が流れてね。
そのせいで2人は一時期、
業界での立場が危うくなったんだ。
- [樹]
- マイコさんに、そんな過去が…。
- [旗中]
- と、志摩崎社長がいないんじゃ仕方ない。
次の打ち合わせもあるし、
僕はお暇させてもらうよ。
じゃ、またね。
- [霧亜]
- 彫ノ澤とマイコにそんな繋がりが…
私も知らなかったわ。
マイコの現役時代の写真を
探してみましょう。
- [樹]
- 写真…ですか?
- [霧亜]
- 現在、彫ノ澤允が魅力的な被写体として
認識してるのはマイコだけ。
マイコの写真を見れば、
その理由が分かるかもしれない。
- [樹]
- マイコさんにあってツバサにないもの…
それを見つけるヒントがきっとある。
- [霧亜]
- ええ。手分けして
旗中が言っていたマイコの写真集を
探しましょう。
- [樹]
- 『My COMPLEX』…
これが旗中さんの言ってた写真集…。
〈貴重品〉舞子の写真集を
手に入れた。
- [つばさ]
- す、すごい……
見てるだけでドキドキしてきちゃう…。
- [霧亜]
- これが…プロの作品。
撮る側も撮られる側も、
徹底的に魅せることを追求し妥協していない。
- [つばさ]
- ……。
- [樹]
- 何かつかめそう?
- [つばさ]
- マイコさんの写真を見ていて、気づいたの。
どの写真のマイコさんも…安心してるって。
トウマ君。『My COMPLEX』、
私ももっと見ていい?
- [斗馬]
- え? あ、お、おう!
- [霧亜]
- ……どうしたの?
- [斗馬]
- 男なら仕方ないんすよ!
特に…このページとか!
こう、プライベートをのぞき見してる
っていうか…恋人に見せるような仕草とか
表情にグッときちまうんです。
おっかしいなー、写ってるのは
あのマイコさんだって
わかってるハズなのに…!
…て、今の俺、興奮しすぎ?
- [霧亜]
- …そうね。
- [つばさ]
- ……あはは。
- [斗馬]
- 笑って誤魔化された…。
- [つばさ]
- と、ともかく、それって、マイコさんの
こう撮って欲しいと、彫ノ澤さんのこう
撮りたいが一緒だったからじゃ…って思った。
だからマイコさんは、
彫ノ澤さんに全て委ねて…
こんなにドキドキする写真集ができたんだよ。
それに比べて私は…
恥ずかしい早く終わって、って思いながら、
言われるままにポーズをとっただけ。
それじゃ、怒られて当然…
私を撮ってくれるスタッフにも
見てくれる読者にも失礼だよ。
『My COMPLEX』を見て、
しれが分かったから…
私、もう撮られることから逃げない。
カメラと…そして私を見てくれる人みんなに、
真っ正面からぶつかっていかないと!
- [樹]
- そっか…
うん、ツバサらしいと思う。
- [つばさ]
- それで…イツキ君にお願い。
私の考えたこう撮られたいってポーズに…
男の子目線でアドバイスして!
- [樹]
- 分かったよ、俺の意見で良ければ。
求められるのは小手先の技術じゃないと思う…
想いと魂の発露だ。
- [つばさ]
- うん、イツキ君!
- [樹]
- もっと、もっとイケるかな…
表情に憂いと恥じらいもほしい。
- [つばさ]
- こ、こう?
- [樹]
- ああ、いいと思う。
けど、ツバサならもっともっと上を目指せる。
今度はポーズに喜びと期待があれば…。
- [つばさ]
- 私…やってみせるよ!
- [樹]
- コケティッシュに…!
それでいてソウルフルに…!
- [つばさ]
- うん…これでイケるかも!
織部つばさの魂が
表現者として新たな覚醒を遂げる…。
つばさのパフォーマ
ミテホシイワタシを手に入れた!
- [つばさ]
- あ…パフォーマが…。
- [樹]
- やったな、ツバサ。
- [霧亜]
- 上出来よ。そのポーズをさらに磨けば、
きっと彫ノ澤を満足させられるわ。
チキ「ツバサお姉ちゃん がんばったね!
そのパフォーマがあれば
きっと 新しいスキルができると思う!」
- [つばさ]
- これできっと、彫ノ澤さんを
納得させることができるよね…?
- [シーダ]
- ええ。
ツバサは頑張っていたもの、
きっとうまくいくわ。
- [つばさ]
- うん! 私…やるよ!
イツキ君と一緒に考えたこのポーズで
絶対マイコさんを助けるんだ…!
- [シーダ]
- がんばって、ツバサ!
斗馬「ユニティ 無事終わったみたいだな!
じゃあ 幻想渋谷に行こうぜ
マイコさんが待ちくたびれる前にな!」
斗馬(スタンプ)
ギャンレル戦†
- [彫ノ澤]
- 本当に来るとはな…。
だが、俺は妥協を知らない男!!
価値なしと判断したら消えてもらうぞぉぉぉ!
- [つばさ]
- はい…分かってます!
…織部つばさ…行きます!
イツキ君と一緒に考えたポーズだもん…
大丈夫!
これが…今の私の最高のパフォーマンスです!
- [彫ノ澤]
- こ、これは…
す、素晴らしい……!
大好きなあの人との初デートのために
ちょっと頑張っちゃった…。
そんな元気いっぱい遊び心いっぱいの
カジュアルファッションと、照れが見え隠れする
微笑みとが混じり抜群のハーモニーを生む!
あざとい! だがしかし嫌味じゃない!
その匙加減こそが10代のリアル!
これぞまさに等身大の織部つばさだあああ!
- [つばさ]
- そうです!
こう撮って欲しいとか、私にはまだ分からない…
だから、このままの私で勝負するんです!!
- [彫ノ澤]
- これだこれだこれだこれだあああ!!
こういうのでいいんだよおぉぉ!
俺が撮りたかったのはああぁぁぁ!!
ベストショット、
いただきましたああああああああああ!!
- [ギャンレル]
- ギャハハハハ、なんだあ、小娘!?
その媚びた格好はよお!
恥ずかしくねえのか、あぁん?
- [つばさ]
- 恥ずかしくありません!
私を見てくれるみんなに…
再興の自分を見せたいから!
- [彫ノ澤]
- 彼女の言う通りだ…
アートのアの字も知らん素人が口を出すな…!
- [ギャンレル]
- おいおいおいおい、なんだよ、彫ノ澤あ!?
テメエはそんな青臭え小娘がいいのか?
そんなんで満足できるのかよ!?
- [彫ノ澤]
- ふん…
確かに彼女の技術はまだまだ未熟だ…。
だが、彼女のポーズには心がある!
意気込みがある!
初めはそれで十分だ!!
- [ギャンレル]
- おいおい、興醒めだぜ…
テメエはその程度だったのかよお!?
ぬるい男だなあ、おいぃ!
- [彫ノ澤]
- 貴様こそ、写真というアートを
理解できんようだな…!
そんな野郎が俺の中にいるなんざ…
許さん! 俺から離れろおおおっ!
- [クロム]
- イツキ!
今ならあのミラージュをカメラマンから
引き剥がすことができるのではないか!?
- [樹]
- ああ…やってみる!
- [ギャンレル]
- この…クズがあああぁぁぁっ!
ウゥゥ…
俺の邪魔をするな……
貴様らあああっ!
- [ギャンレル]
- ああ、くだらねえ…
どいつもこいつもくだらねえ…。
お前ら!
とっととオレの盾になれ!
- [樹]
- マイコさん!
- [舞子]
- う…
みんな…?
…ありがとう。
どうやら、みんなに助けられたみたいね。
- [つばさ]
- いえ、マイコさん。
助けてもらったのは、私の方です。
マイコさんの写真集がなかったら、
私、どうなってたか…。
マイコさんの写真を見たから
大切なことに気づけたんです。
- [舞子]
- 写真集…?
…もしかして、『My COMPLEX』?
- [つばさ]
- はい! あの写真集のおかげで、
自分なりにヒントを
掴むことができました!
- [舞子]
- …フフ、そっか。
ツバサちゃんの役に立って良かったわ。
- [彫ノ澤]
- マイコ…。
- [舞子]
- 允…。
- [彫ノ澤]
- …織部君。
- [つばさ]
- はいっ!?
- [彫ノ澤]
- さっきまでの俺は正気じゃなかった。
でも、きみが見せてくれた
パフォーマンスのおかげで目が覚めた。
ありがとう…俺はどこかで、
今のアイドルはダメだと決めつけていたんだな。
その曇りを…きみのガッツが晴らしてくれたよ!
今もモデル魂を持ってる子はいる!
俺は今、写真を撮りたくてたまらない…
織部君、いい写真を一緒に撮ろう!
- [つばさ]
- は…はいっ! こちらこそ…
よ、よろしくお願いしましゅ!!
- [つばさ]
- よろしくお願いします!
- [彫ノ澤]
- いいぞぉ、織部君。
- [つばさ]
- ど、どうだったかなイツキ君。
私、うまく撮影できてたかな?
《選択》
- [樹]
- 撮影の良し悪しは分からないけど…
ツバサらしくて、良かったと思うよ。
- [つばさ]
- えへへ…良かった。
でも、ここまでできるようになったのは、
イツキ君のおかげだよ。
- [樹]
- うっかり恋に落ちそうだった…!
トウマが写真集を観て
興奮してたのもわかる気がした。
- [つばさ]
- え? あの!
こここ恋って…!
急に何を言い出すのかな!?
- [樹]
- キリアさんが言ってた、
見る者を魅了するパフォーマンスって
こういうことなのかなって思ったんだ。
今のツバサの写真だったら
ファンの人たちの心もつかめると思うよ。
- [つばさ]
- うー…。
- [樹]
- どうしたの?
- [つばさ]
- なんでもないデス…。
それはそれとして…
ここまでできるようになったのは、
イツキ君のおかげだよ。
《共通》
- [つばさ]
- 本当に…いつもありがとう。
- [金髪の少女]
- ふぅ…
地方から帰ってきたばかりで
いきなり仕事なんて…人気者は辛いわね。
ん? 何よ、あなた。
あたしの顔に何かついてる?
- [樹]
- あ、いや、別に…。
- [金髪の少女]
- ……まあいいわ。
じゃあね、あたしはもう上がるから。
- [樹]
- 目立つ子だったな…
今の女の子…。
フォルトナ事務所†
- [霧亜]
- 撮影、無事にすんで良かった…
頑張ったかいがあったわね、ツバサ。
- [つばさ]
- あわわわ! ど、どうしようイツキ君!
キリアさんに褒められちゃったよ!?
- [霧亜]
- そういうところは変わらないのにね。
- [つばさ]
- え?
- [霧亜]
- …あなたの成長、楽しみにしてる。
- [つばさ]
- …………っ! ははは、はひ!!
はひがひょうごじゃりますっ!!
- [樹]
- …キリアさんって、実は面倒見いいですよね。
- [霧亜]
- そ…そんなことはないわ。
でも…今回の渋谷の一件…
前の106の時よりも、
さらに被害が広がったわ…。
敵も次第に強くなってるし…
良くない兆候よ。
- [舞子]
- ……キリアの心配も分かるわ。
このまま事件の度に後手後手に対応してたら、
被害がどんどん大きくなるでしょうし…。
やっぱり、諸悪の根源…
敵ミラージュをまとめている大将を
叩かないとダメね。
問題は、そいつをどうやって見つけるか…。
- [樹]
- そもそも…敵ミラージュのリーダーって、
どんな人なんでしょうか?
- [舞子]
- ノンノン、ミラージュは人じゃないわよ、
イツキ君。
- [樹]
- ああ、すみません。
敵のボスミラージュがとり憑くんだったら、
どんな人だろうって意味です。
- [舞子]
- そんなの、敵のボスなんだから、
芸能界のドン…。
……! そうよ…
今までの事件も、上位レベルのミラージュは
人間に憑依してたじゃない!
漠然とチキみたいな存在をイメージしてたけど…
この世界で活動するなら、
身体があった方が、圧倒的に有利だわ!
敵のリーダーは、允に接触できる立場にいる
芸能界の誰か、に憑依している可能性
大って感じ?
……って、ダメだー。
これじゃ範囲が広すぎるわ。
- [樹]
- 全員を調べる必要はないと思いますよ。
- [つばさ]
- どういうこと?
《選択》
- [樹]
- 彫ノ澤さんはミラージュに憑かれた前後で、
性格が変わっているはずです。
- [舞子]
- そうか…
允に敵が接触したとしたらその直前!
- [樹]
- 時期は絞れています。
彫ノ澤さんは、ミラージュに憑かれた前後で、
性格が変わっているはず。
その時期を調べればいいんです。
- [舞子]
- 確かに…候補を一気に絞り込める!
《共通》
- [舞子]
- ナイスよイツキ君!
よーし、私の人脈、
総動員して調べるわよーっ!
っと、そういえばそろそろ
『あの子』が来るわね…。
- [樹]
- あの子?
- [金髪の少女]
- 待たせたわね。
帰ってきたわよ、ハリウッド的に!
なんかこっちが大変みたいだから、
予定を巻きに巻いて地方から戻ってきたの。
- [舞子]
- お疲れ、エリー。
この子は弓弦エレオノーラ。
彼女もミラージュマスターで、
うちの事務所に所属する若手女優よ。
- [樹]
- 君は、撮影の時の…。
- [エレオノーラ]
- そう、あたしは今売り出し中の女優。
いずれハリウッドのトップに輝く女よ。
あなた、撮影の時もいたけど…
うちの人間だったんだ?
- [樹]
- 新米ミラージュマスターだよ。
蒼井樹、よろしく。
- [エレオノーラ]
- マスターなのね。
何を目指してるの?
- [樹]
- いや、まだ自分になんの才能があるのか
分からないから。
- [エレオノーラ]
- なんだ、じゃあ本当に
右も左も分からないひよっこなのね。
だったら、困ったことがあったら
あたしを頼りなさい。
先輩が後輩をきっちり育てるのも、
ハリウッドでは常識だからね。
- [樹]
- それはハリウッドに限ったことでは
ない気がするけど。
ところで、エレオノーラは…。
- [エレオノーラ]
- エリーでいいわ、みんなそう呼んでるし。
それがハリウッド的よ。
- [樹]
- ハリウッド的…?
- [エレオノーラ]
- そうなの。
で、何?
- [樹]
- エリーは…ハーフ?
- [エレオノーラ]
- ええ、そうよ。
ママがヨーロッパ系なの。
- [樹]
- なるほど…。
- [エレオノーラ]
- 何?
今時ハーフなんて珍しくないでしょ。
《選択》
- [樹]
- いや、エリーって綺麗だから…
映画とかドラマに出たら
映えそうだなって思ったんだ。
- [エレオノーラ]
- っ!!
そ、そうやってあたしを懐柔しようってわけね…
それくらい分かってるんだから!
- [樹]
- い、いやいや、そんな意図はないよ。
それよりエリーは、
どんな作品に出演してるんだ?
- [樹]
- 確かにそうかも。
ところで…女優だったら、
どんな作品に出演してるんだ?
《共通》
- [エレオノーラ]
- はぁ!? イツキ、本気で言ってんの!?
今期の話題を片っ端からかっさらっていく予定の
ドラマ『恋するたんぽぽ。』を知らないわけ!?
- [樹]
- 悪い、知らなかった…
そんなにすごいドラマなんだ。
- [エレオノーラ]
- そ…そうよ! それであたしも、
このドラマを足掛かりにして、
一気にメジャーになっちゃうんだから!
- [樹]
- なるほど…。
- [エレオノーラ]
- 何よ、その反応…
いいわ、これから見てなさい。
近いうちに、テレビであたしの顔を見ない日は
なくなっちゃうんだから。
- [斗馬]
- そうなるといいけどな。
- [エレオノーラ]
- …何よその上から発言。
気にいらないんだけど。
- [斗馬]
- 上ってか…お前のドラマ、視聴率いまいちの上、
話題性もなくてパッとしてねえじゃん。
- [エレオノーラ]
- こ、これからハリウッド的に
いろいろ爆上げなのよ!
バカトウマには分からないでしょうけどね!
で、そっちのあなたも新人?
- [つばさ]
- はい、織部つばさです。
よろしくお願いします、エレオノーラさん。
- [エレオノーラ]
- ツバサね。
ツバサも、あたしにことはエリーって呼んで。
ハリウッド的に。
む、きっとあたしへのオファーね!
- [舞子]
- ……はい。…はい。
よろしくお願いします。
- [エレオノーラ]
- さあ、どんな仕事が来たの?
- [舞子]
- …あー、新しい仕事のオファーよ。
……マモリちゃんの。
- [エレオノーラ]
- …………。
- [舞子]
- なんていうか…その…
…ドンマイエリー! 次があるわっ!
- [エレオノーラ]
- ……い、いいのよ!
あたし地方の仕事から帰ってきたばっかりだし!
ちょっとは休まないとね!
- [斗馬]
- ……はぁ。やれやれ、
うるさいのが帰ってきやがったな。
2章インターミッション†
舞子「最近グイグイ来てるイツキ君!
ミッション第二弾よ!」
舞子「今回のコーチはなんとー!?
気になる!? ねぇ 気になる!?」
舞子「…ナ・イ・ショ(チュッ
場所は今回も烏頭目芸能塾よ!」
舞子(MAP)
舞子「ところでイツキ君 原宿に衣装を扱っている
ANZUってお店があるの 知ってる?」
舞子「ドラマや映画で使われた衣装なんかも
商品にしてるのよ
時間があったら 覗いてみたらどうかしら」
舞子「レッスンはいつでもいいから
イツキ君の準備ができ次第
来てくれればいいわよん♪」
舞子(スタンプ)
マップ会話†
(インターミッション中)
- [バリィ]
- ツバサの姉が戻ってきたらしいデスネ!
コレで、こけら落とし消失事件の被害者が、
キリアに続きまた1人帰還しマシタ!
(インターミッション終了)
そろそろレッスンの時間デース!
中に入ってクダサ~イ!
- [おしゃれな女の子]
- SIV-LIVEが終わったばかりなのに、
ヤシロったら、またライブをやるんだって!
- [ミーハーな女子高生]
- SIV-LIVEで新人アイドルが
飛び入り参加したんだって!
折角のチャンスを見逃した~!
- [ミーハー女子の彼氏]
- SIV-LIVEでデビューした
織部つばさだけど、
もっとテレビとか出ないのかな?
- [休んでるサラリーマン]
- なんでも先日の合同ライブで、
鮮烈デビューした新人がいるらしいね!
その子に似てる子を、そこで見かけたんだ!
- [ゲームオタク]
- この間、秋葉原に行ったら、
変な外国人を発見したよ!
なんか秋葉原の方が似合ってたなぁ……。
- [アイドルオタク]
- 新人アイドル織部つばさ!
動画サイトにアップされたPVは
あっという間に10万回再生されましたぞ!
- [106前の女子大生]
- 才能がある人達ってうらやましいな。
私なんて、応援するしかできないもの。
- [コンビニ前の男]
- 剣弥代のライブ会場はセントラル街だぜ。
ま、ハコでやる分には文句言わねぇよ。
なんせ、こないだは街中だったからな。
- [ガラの悪い男]
- 通りの奥にある、渋谷オーディンは
ここらじゃ一番でかいライブハウスだよ。
今度、剣弥代が演るらしいぜ。
- [カフェ好きの女性]
- アイスコーヒーってさ、
日本生まれだって知ってた?
(異変後)
- [おしゃれな女の子]
- 何だか、気分が悪くなってきたよ……。
- [ミーハーな女子高生]
- この男、使えないのよね。
もう別れようかな……?
- [ミーハー女子の彼氏]
- ここだけの話、この女ワガママ多いし、
疲れんだよね……。
- [休んでいるサラリーマン]
- ああ、心が重くなってきた……。
……仕事したくない……。
煙になって消えてしまいたい……。
- [バリィ]
- 渋谷が変デ~ス!
このスタジオに害が及ぶ前に何とかシヤガレ!
ナニ? マイコがさらわれた?
オマエのところの社長ダロウガ!
しっかり助けヤガレ!
(2回目以降)
- [バリィ]
- しっかりマイコを助けヤガレ!
- [ゲームオタク]
- 何だか目眩が……。
気分が落ち着いたら、家に帰ってゲームしよう。
- [アイドルオタク]
- この感覚……、
以前に味わったような……?
……どうでも良いことですぞ。
- [106前の女子大生]
- どうせ、私なんて……。
- [コンビニ前の男]
- くそ……、
何だか知らないが、気分が悪ぃ……。
- [つばさ]
- 渋谷全体がこんなことになっちゃうなんて……。
早くカメラマンさんを止めて、
マイコさんを助けようね!
(イドラスフィア前)
- [つばさ]
- 早く追いかけよう!
- [ウタロに興味ある女子]
- 何だか、何もする気が起こらないの……。
- [カフェ店員]
- はぁ……。
- [ガラの悪い男]
- なんだ、コレ……?
体に力が入らねぇ……。
(エレオノーラ加入後)
- [おしゃれな女の子]
- ハチ公前辺りで雑誌の撮影があったみたいね。
私もデビューしたいなぁ~。
- [ミーハーな女子高生]
- すご~い!
彼がヤシロのPVをプレゼントしてくれたの!
ナニゲに私のこと、わかってるってカンジ?
- [ミーハー女子の彼氏]
- 彼女にヤシロのPVをプレゼントしたら、
すっごく喜んでくれたんだ!
なんだかんだで、可愛いんだよね!
- [ゲームオタク]
- 突然気分が悪くなったんだけど、
あれって何だったんだろう?
ゲームのやり過ぎってことはないだろうけど。
- [アイドルオタク]
- 駅前でアイドルのモデル撮影が
あったらしいが、まことか?
ぐぬぬ……、出遅れましたぞ!
- [106前の女子大生]
- 私も何かをしなくちゃって、
そんな焦りばかりが湧いてくるの。
でも何をしたらいいのかわからなくて……。
- [旗中]
- やあ、また会ったね。
この間のSIV-LIVEを思い出しながら、
次の構想を練っていたところだよ。
SIV-LIVEすごかっただろ?
特にKiria君のステージ演出!
隕石降らせて、空まで飛ばせてさ!
小雨の演出をして、その雨粒をスクリーンに
空中にプロジェクションマッピングしたんだ。
ステージを釣り上げたワイヤーも雨で隠してね。
さて、次のイベントは
どんな演出にしようかな……?
- [コンビニ前の男]
- 駅前で雑誌の撮影会があったんだってよ!
見に行けばよかったぜ!
- [ガラの悪い男]
- この間のヤシロのライブはすごかったよな。
ただのイケメンだけかと思ったが、
アイツこそ、スターって呼び名がピッタリだ。
- [ウタロに興味ある女子]
- ウタロイド・TIKiの
Beastie Gameってイイ曲ですよね!
実は私の知り合いが作ったんです~!
- [カフェ好きの女性]
- アイスコーヒーってさ、
日本生まれだって知ってた?
- [弥代]
- フォルトナは他人の力を借りねば何も出来ない
烏合の衆か……?
反論があるなら、行動で示してみろ。
ヒーホーマート内†
- [仮面のコンビニ店員]
- いらっしゃいホー!
ヒホマへようこそホ!
- [樹]
- か…変わった店員さんだな…。
何かのキャンペーン中なのか…?
- [仮面のコンビニ店員]
- ヒホホ…オイラに話しかけたってことは
オイラの姿が見えてるってことだホ。
キミはひょっとして
ミラージュマスターなのかホ?
- [樹]
- どうしてそれを…!?
- [仮面のコンビニ店員]
- ヒホホー! マスターであるキミには
オイラが特別なアイテムを売ってあげるホ。
異世界の敵と戦うヒーローたちの
マストアイテムなんだホ!
ヒーホーマートの妖しい店員
色違いの制服とヒーホーの仮面。
この見るからに妖しい店員に話しかけると、
一般には流通していない妖しいアイテムを
購入することができます。
ヒーホーマートの通常の商品に比べると
値段は張りますが、その分、探索やバトルで
より強力な効果を発揮するものばかりです。
財布の中身と相談しつつ活用してください。
フォルトナ事務所†
- [まもり]
- よろしくお願いします!
仲良くしてくださいね!
- [霧亜]
- ツバサのデビューは、成功といったところね。
でもアヤハが助かって、緊張感が減った今、
気がゆるんだら、ここで終わるわ。
(異変後)
- [つばさ]
- うん、急ごう!
- [まもり]
- 渋谷、大丈夫でしょうか?
仕事に行くときは、
渋谷駅以外を使うようにしますね。
(舞子失踪後)
- [霧亜]
- 『My COMPLEX』……ね。
早く探しましょう。
- [つばさ]
- マイコさんの写真集……、
どんな内容だろ?
- [彩羽]
- マイコさんがなかなか戻らないの。
……え、イドラスフィアに?
- [霧亜]
- マイコを連れ去るなんて……。
絶対に許せないわ。
(イベント後)
- [斗馬]
- ツバサちゃん、なかなか大胆だったな。
ユニティでどんなスキルが身につくんだろ?
- [つばさ]
- イツキ君のおかげで、
いいポーズが取れるようになったと思う。
チキちゃんにお願いしてユニティしようよ!
- [霧亜]
- ツバサが生み出したパフォーマで
ユニティするのよ。
(エレオノーラ加入後)
- [舞子]
- 今回はイツキ君たちに迷惑かけたわね。
でも、私なしで事件を解決できたなんて、
すごい成長ね!
- [彩羽]
- マイコさんも無事戻ってきたし、
ツバサはモデルの仕事でも
ちょっとは成長したみたいね!
- [エレオノーラ]
- 別に暇してるわけじゃないわよ!
ロケから帰ったばかりだから、休養を取るのも
ハリウッド的には必要なことよ!
- [斗馬]
- いやぁ。良かった良かった!
マイコさんも助かったし、ツバサちゃんたちの
撮影会も無事に見ら……成功したし!
ブルームパレス†
- [チキ]
- あ、お兄ちゃん、こんにちは。
- [シーダ]
- こんにちは、イツキ。
- [樹]
- こんにちは。
2人は何を話してるんだ?
- [チキ]
- シーダに、ツバサお姉ちゃんと
仲良くできてるか聞いてたんだ。
お兄ちゃんは、クロムと仲良くできてる?
《選択》
- [樹]
- 仲良しだよ。
- [クロム]
- ああ。
俺とイツキの関係はいたって良好だ。
- [樹]
- ケンカばかりかな。
- [チキ]
- え!?
- [樹]
- この前も夕暮れの中、
土手で倒れるまで殴り合ったし…。
- [チキ]
- ええ!?
- [クロム]
- 嘘を言うな、イツキ…
チキが信じ込んでしまうぞ。
- [チキ]
- 嘘…なの?
- [クロム]
- ああ。
俺とマスターの関係は良好だよ。
冗談を言えるほどにな。
《共通》
- [チキ]
- うん。みんな仲良しでよかった!
- [樹]
- 気にかけてくれてありがとう、チキ。
そういえば…
俺もクロムとシーダに聞きたいことが
あるんだけど、いいかな?
- [シーダ]
- 何かしら?
《選択》
- 俺たちの世界はどう見えてる?
- あれから記憶は戻った?
- [樹]
- クロムたちには…
俺たちの世界はどう見えてる?
- [クロム]
- どう見えているか、か…
単純な見え方という意味でならイツキと同じだ。
- [シーダ]
- 私たちは、マスターの感覚を通して
この世界を見聞きしてるの。
- [樹]
- 感覚を通して?
- [クロム]
- ああ。イツキを通して見聞きした世界は、
興味深いものばかりだ。
特に、イツキたちがやっている
歌や踊りといった…
芸能と呼ばれるものには、とても心が惹かれる。
- [樹]
- 2人ともあれから記憶は戻った?
- [シーダ]
- 残念だけど、名前以外は思い出せてないの。
- [クロム]
- 俺も同じだな。
- [樹]
- …クロムもシーダも、
記憶がないのは不安だろうね…。
- [クロム]
- 確かに、不安がないわけじゃないが…
それより今は、歌や踊りといった…
芸能と呼ばれるもぼが、とても興味深いな。
- [樹]
- 芸能が?
- [クロム]
- ああ。イツキを通して見聞きしてきたが…
芸能とは不思議なものだ。
どれも新鮮で、心が揺さぶられる。
《共通》
- [シーダ]
- ええ。ツバサが楽しそうに歌っていると、
私も楽しくなるわ。
- [樹]
- そっか。2人とも前向きで、
少し気が楽になったよ。
- [シーダ]
- 心配してくれたのね、ありがとう。
でも、大丈夫。私たちの記憶を取り戻す
手掛かり…、まったくないわけじゃないから。
- [クロム]
- ミラージュたちが起こしている事件…
その謎を追うことが、俺たち自身を知る
手掛かりになるはずなんだ。
だからイツキ…俺たちは、これからも
お前たちに手を貸すつもりだ。
- [樹]
- ありがとう、2人とも。
- [チキ]
- 私も頑張るからね、お兄ちゃん!
- [樹]
- チキもよろしく頼むよ。
(霧亜加入後)
- [女性の声]
- …………。
じー……。
- [樹]
- うん…?
- [女性の声]
- じー……。
- [チキ]
- ダメだよ、サーリャ。
お兄ちゃんと仲良くなりたいなら、
見てるだけじゃなくて話しかけないとだよ。
- [サーリャ]
- 後ろから…見ているだけじゃダメなの?
- [チキ]
- ちゃんと向かい合って
お話ししたほうが楽しいよ。
- [サーリャ]
- あなたも…そう思う?
《選択》
- [樹]
- できれば…顔を見ながら話したいかな。
- [サーリャ]
- 分かったわ…。
- [樹]
- 後ろからも悪くない…。
- [サーリャ]
- 本当?
- [樹]
- ああ。
- [サーリャ]
- ふふ…気に入ったわ、あなた。
キリアの次に気をかけて見守ってあげる。
…背後から。
- [樹]
- よし、俺の背中はサーリャに任せたから!
:[サーリャ]お任せあれ…ふふふ。
- [チキ]
- |もう、お兄ちゃん変なとこで優しいんだから…
ダメだよ、お話しする時は
顔見ながらじゃなきゃ。
《共通》
- [チキ]
- サーリャは呪術師のミラージュなの。
ちょっと変わってるけど、
魔法を使わせたら誰にも負けないんだから。
- [樹]
- キリアさんのミラージュ…だっけ。
- [サーリャ]
- ええ。
- [樹]
- …ええっと、俺は蒼井樹。
よろしく。
- [サーリャ]
- よろしく…。
…………。
- [樹]
- …? 俺の顔に何か?
- [サーリャ]
- 時々キリアがあなたの話をしてくるから
…少し気になっただけ。
- [樹]
- キリアさんが?
- [サーリャ]
- 期待しているわ…。
キリアを…助けてあげて。
あの子は…たまに危なっかしいから…。
- [樹]
- うーん……俺がキリアさんに
助けられることならあるだろうけど、
逆はあるのかな?
- [サーリャ]
- 頼んだから…。
- [樹]
- あ…。
- [チキ]
- サーリャがあんなに話すなんて、
珍しいんだよ、お兄ちゃん。
普段はすごく無口なんだから。
- [樹]
- そうなんだ…。
- [チキ]
- うん。
きっとサーリャもイツキお兄ちゃんに
きょうみしんしん、なんだと思う。
これからも時々、話しに来てあげてね。
(2章開始時)
- [クロム]
- …。
- [樹]
- どうしたんだ、クロム?
- [クロム]
- …ああ、イツキか。
いや、後手後手に回っている現状が
もどかしくてな。
この前の事件に関して、
裏で暗躍している黒幕がいるかもしれないと
マイコが言っているらしいが…。
そいつは見つけられないのか?
- [樹]
- マイコさんが捜してるけど…
難しいみたい…。
- [クロム]
- そうか…
すまないな、イツキ。
- [樹]
- ? なんで謝るんだ?
- [クロム]
- いや…俺たちが記憶を保っていれば、
敵の黒幕の正体も分かったかもしれない…。
俺もイツキと出会う前は、
その者の支配下で動いていたはずなんだ。
- [樹]
- 仕方ないさ。
それはこれからミラージュの事件を
調べていけば、いずれ分かるだろうし。
協力してくれるだろ、クロム?
- [クロム]
- ああ、もちろんだ。
(二回目以降)
- [クロム]
- …。
- [カイン]
- トウマはイツキ殿の前ではいつも以上の力を
発揮するように思う。
どうやらイツキ殿に負けたくないようだな。
(異変後)
- [クロム]
- まさか俺たちの力をかき消す能力を持った敵が
いるとは、やっかいだな。
- [シーダ]
- 街中のパフォーマを吸い取ってしまうなんて、
どれほど強力な力を持った敵なのかしら……?
- [カイン]
- 強力な敵の予感がする。
気を抜くなよ。
- [サーリャ]
- マイコを助け出す準備はいいかしら?
私の呪術、役に立ててね。
(エレオノーラ加入後)
- [クロム]
- ミラージュに取り憑かれても、
自分の信念を貫き通す……。
プロの魂といものを見たな。
- [シーダ]
- 歌を聴かせたり、自分を見せたり……、
芸能とは面白いものね。
これからのツバサがどう成長するか楽しみ。
- [カイン]
- ……わからん。
敵ミラージュたちは、パフォーマを集めて
何をしようと企んでいるんだ?
- [サーリャ]
- 無事にマイコを助け出せたわね。
……どう?
私の呪術、役に立ったかしら?
幻想渋谷†
- [ミラージュ]
- カメラの前を通るとピカッと光って
変なところに飛ばされるゾウ。
モォめんどうだモォ…。
でも、カメラの後ろを通れば、
ピカッとならないんだモォ!
…だけどオデの大きさじゃ、
カメラの後ろを通るの大変だゾウ。
- [ミラージュ]
- やられたら倍返し!
コンスタントにやり返す!! それが強さだ!
単純で分かりやすいだろ? 俺の世界じゃ、
『攻撃は最大の防御』っつー理論は通じねえ!
分かるぜー。お前、俺とやりたいんだろ?
だが、残念! 格下どころじゃねえ
世界すら違うやつとやり合うなんざ論外だ!
ってかさ、お前MHAFぐらい知ってんだろ?
ほら、幻想だいたまに行けって。
さっさと入会して来いよ。
(幻想渋谷・円形広場)
- [霧亜]
- 写真を通して、彼女たちのパフォーマを
吸い取っていたようね。
- [つばさ]
- この調子でマイコさんも助け出そうよ!
- [斗馬]
- 一歩間違えば、ツバサちゃんも彼女たちみたく
捕まっていたわけだろ?
撮影、中止になって良かったのかもな!
- [ミラージュ]
- あ~、なに~? 今忙しいの。
うざいからあっち行って。
…まったく、うざいヤツらば~っか。
アタシのパフォーマ、そんなに魅力的かな~?
- [ミラージュ]
- …なんか用なわけ?
って、アンタこの前のニンゲンじゃん。
…まだ生きてたのね。
アタシさあ、雑魚共にしつこく言い寄られて
マジでムカついてんのよ。
またヤッてくれる?
- [ミラージュ]
- え~と、それじゃ…
陰気な暗いおっさんダークマージと、
恐くて生理的に無理なスケリントン。
それから…、名前忘れたけど
キザな帽子かぶったナルシスト。
…目立ってうざい雑魚はソイツらだから。
この前と一緒だからね? ヤッてきた証拠に
ソイツらのフォースをアタシに見せて。
ハイ、よろしく~。
- [ミラージュ]
- あらアナタ、イイ男ねぇ。
ねぇ、誰の仕業か知らないけど、
いきなりカメラで撮影するなんて、失礼よね。
あっちが撮る前に、アタシが光って
逆に邪魔してあげようかしら。
たしかそんな技あったわよね。
だいたま展望台†
- [遊びに来てる男の子]
- さっきすごくカッコイイ女の人がいたんだけど、
有名人かなぁ?
(インターミッション中)
- [霧亜]
- ツバサとエリーの撮影会、成功したみたいで
良かったわね。
私は……柄じゃないから。
コメント†
- ひとまずencore版での文章を書きました。 --