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会話集/章別会話/序章/EP.3 急変の王都
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[[会話集/章別会話]]
*序章/EP.3 急変の王都 [#pa21e801]
#contents
*オープニング [#zf091cdd]
**ナレーション [#f7fcc093]
ガルグ=マク大修道院の書庫番トマシュは、~
にわかに姿を変じると逃亡。セイロス騎士団~
の必死の捜索も実らず行方をくらませた。~
ディミトリはこの騒動に深く関与することは~
せず、ガルグ=マクで事態の推移を見守って~
いたが、そこへファーガス神聖王国の王都~
フェルディアから急報が届けられる。~
**誘い:青獅子の学級 [#qa10ca90]
:[ラルヴァ]|トマシュの逃亡劇は、~
思わぬ結果になったね。▼~
騎士団の前で「変身」の力を使い、~
いとも容易くあの場を逃れて見せるとは。▼~
:[シェズ(男性)]|変身、か……。▼~
:[シェズ(女性)]|変身、か……。▼~
:[ラルヴァ]|言いたいことがあったら言うべきだよ。~
『自分の……僕の力と似ていた』とか。▼~
~
《選択》
-同じだと言う
-何も言わない
--「同じだと言う」を選択~
:[シェズ(男性)]|そうだ。~
ラルヴァ……お前のくれた力と同じだぞ。▼~
お前はトマシュの仲間なのか?~
この力は……何なんだ?▼~
:[シェズ(女性)]|そうよ。ラルヴァ……~
あなたのくれた力と同じじゃない。▼~
あなたはトマシュの仲間なの?~
この力は……何なのよ。▼~
:[ラルヴァ]|僕の知る限り、僕に仲間はいない。~
いるのは……運命共同体である君だけだ。▼~
しかし、あれを目の当たりにした今では、~
同じ力を持つ者の存在も否定できないな。▼~
--「何も言わない」を選択~
:[シェズ(男性)]|………………。▼~
:[シェズ(女性)]|………………。▼~
:[ラルヴァ]|何も言ってくれないのか?~
でも、そうだな……。▼~
あれを目の当たりにした今では、~
同じ力を持つ者の存在も否定できないな。▼~
~
《共通》
:[シェズ(男性)]|トマシュの様子は、皆が知った。~
俺と関連づける奴だっているだろ。▼~
教団が何も言ってこないってことは~
そこは黙ってくれてるみたいだが。▼~
:[シェズ(女性)]|トマシュの様子は、皆が知ったわ。~
私と関連づける人だっているでしょ。▼~
教団が何も言ってこないってことは~
そこは黙ってくれてるみたいだけどね。▼~
:[ラルヴァ]|そうだね。君の学級の面々は、~
君を信頼してくれているようだ。▼~
君としては……~
おっと、誰か来たみたいだね。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。ディミトリがやってくる)|
:[ディミトリ]|シェズ。
ここにいたんだな。▼~
:[シェズ(男性)]|どうした?▼~
:[シェズ(女性)]|どうしたの?▼~
:[ディミトリ]|……いや。ただ、先日の事件もあったし~
きっと不安だろうなと思って。▼~
~
《選択》
-肯定する
-否定する
--「肯定する」を選択
:[シェズ(男性)]|悩んでも仕方ないのはわかってるが、~
不安じゃないと言えば嘘になるな。▼~
:[シェズ(女性)]|悩んでも仕方ないのはわかってるけど、~
不安じゃないと言えば嘘になるわね。▼~
--「否定する」を選択
:[シェズ(男性)]|別に不安ってわけじゃないが……▼~
:[シェズ(女性)]|別に不安ってわけじゃないけど……▼~
~
《共通》
:[シェズ(男性)]|もしこの力の正体が悪いものなら、~
困りそうだなと思ってな。▼~
:[シェズ(女性)]|もしこの力の正体が悪いものなら、~
困りそうだと思ってね。▼~
:[ディミトリ]|そうだよな……。~
その、上手く言えないんだが……。▼~
力は力に過ぎない。~
その良し悪しは振るう者の心次第で変わる。▼~
俺にも人並み外れた怪力が備わっているが、~
それは誰かを守る力だと……信じている。▼~
お前は、その力で俺たちを救ってくれた。~
きっと悪いものではないと、俺は思うよ。▼~
:[シェズ(男性)]|はは……気を遣わせちまったな。~
でも、ありがとう。▼~
:[シェズ(女性)]|ふふ……気を遣わせちゃったわね。~
でも、ありがとう。▼~
:[ディミトリ]|いや、俺こそ立ち入ったことを……▼~
:[修道士]|ディミトリ殿、探したぞ。~
大司教猊下がお呼びだ。▼~
フラルダリウス公がいらしているとか……~
至急謁見の間に来るように、と。▼~
:[ディミトリ]|ロドリグが……? すぐに向かいます。~
シェズ、話はまたあとで。▼~
**動乱の予感 [#e006c0f0]
:[フェリクス]|……おい待て。~
それはどういうことだ?▼~
:[ディミトリ]|俺も先程聞いたばかりで~
まだ詳細は把握していないんだが……。▼~
とにかく、伯父上が王都を掌握し~
フラルダリウス家に宣戦したのは確かだ。▼~
動向から推察する限り、徹底的に~
フラルダリウス家を潰すつもりのようだな。▼~
:[シェズ(男性)]|待ってくれ。フラルダリウス家ってのは~
フェリクスの家じゃないか?▼~
ファーガスの重鎮なんだろ?~
それを何で王家が潰そうとするんだ。▼~
:[シェズ(女性)]|待って。フラルダリウス家っていうのは~
フェリクスの家のことよね?▼~
ファーガスの重鎮なんでしょ?~
それを何で王家が潰そうとするの?▼~
:[ディミトリ]|大方、俺の王位継承を支持する~
フラルダリウス家を排除したいのだろう。▼~
:[イングリット]|それにしても、大公殿下はなぜ~
今になって兵を起こしたのでしょう……。▼~
:[シルヴァン]|きっかけはわからないな。とにかく殿下の~
即位前に事を起こしたかったんだろうけど。▼~
:[ディミトリ]|伯父上は、フラルダリウス家が~
俺を傀儡にして操るつもりだと主張し……▼~
公爵家から俺を救い出すという名目で~
西部の諸侯に檄文を発したそうだ。▼~
:[フェリクス]|チッ……何が悲しくてフラルダリウスが~
こんな暴れ猪の手綱を取らねばならん。▼~
:[ディミトリ]|それを俺に聞くな……。~
あくまで建前だろう。▼~
:[アネット]|あの、王都が掌握されたって話ですけど~
今はどうなってるんでしょうか?▼~
:[メルセデス]|心配よねえ……。王都の人たちに~
何か被害が出ていなければいいけれど。▼~
:[ディミトリ]|まだ何かを起こせる状態ではないだろう。~
起こるとすれば、それは俺を除いたあとだ。▼~
:[シルヴァン]|まあ摂政としては良い話を聞きませんし、~
放っとくわけにもいかなそうですけどね。▼~
:[ディミトリ]|……そうだな。~
俺は……伯父上に味方するつもりはない。▼~
ただこうなった以上、ファーガスには~
戻らざるを得まい。ドゥドゥー、供を頼む。▼~
:[ドゥドゥー]|は……承知しました。▼~
:[ディミトリ]|フェリクス、お前にもすぐ話が行くはずだ。~
今はロドリグの判断を待て。▼~
:[アッシュ]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……どうした、アッシュ。▼~
:[アッシュ]|あ、ああ、いや……。ロナート様は昔、~
大公殿下の従者を務められていたから……。▼~
:[ディミトリ]|ロナート卿は情に厚い方だ。~
伯父上につく可能性も皆無とは言えまい。▼~
……いや、ロナート卿だけではないな。~
現状、誰がどの勢力につくかもわからない。▼~
軽々に振る舞いを決めるようなことはせず~
アッシュも皆も、落ち着いて過ごしてくれ。▼~
**王都へ [#k50a0754]
:[ディミトリ]|騎士団を派遣していただけると聞きました。~
ありがたいのですが……よいのですか?▼~
:[レア]|ええ。我々セイロス聖教会としても~
此度の事態は看過できないと判断しました。▼~
:[セテス]|だが心苦しいことに、今は騎士団の一部は~
出払っているのだ。数日前から別件でな。▼~
貸与できる兵力は僅かにはなるが、~
その分、腕利きの部隊を派遣しよう。▼~
:[ディミトリ]|私に縁のある人間……ああ、なるほど。~
それは何より心強いです。▼~
:[レア]|ファーガスは、その建国当初から聖教会が~
我が子のように見守り続けてきた国。▼~
それを揺るがす危機とあらば~
私たちも手を貸さぬわけにはいきません。▼~
:[ディミトリ]|……4年前、父が身罷った際にも~
教団からは多大なご助力を賜りました。▼~
この恩は……いずれお返しします。▼~
:[レア]|それからもう一つ、~
これは教団からの提案ですが……▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。教室で級友に囲まれるディミトリ)|
:[イングリット]|……なるほど。~
それで、私たちも同行するように、と。▼~
:[ディミトリ]|ああ、今回はイエリッツァ先生ではなく、~
セイロス騎士の方々が同行してくれる。▼~
:[メルセデス]|う~ん、私はかまわないけれど……~
アンやアッシュは大丈夫なの?▼~
:[アネット]|うん……あたしも一緒に行きたいけど、~
伯父さんの立場を考えると、ちょっと。▼~
ドミニク領の周りには、リュファス様を~
支持してる家も多いから……▼~
あたしが殿下についていったら、~
周りの家との関係も悪くなっちゃいそうで。▼~
:[アッシュ]|僕は……殿下と一緒に行きます。~
ロナート様のことは気になるけれど……▼~
あの方なら、自分が正しいと~
思ったことをしろと仰るだろうから。▼~
:[ディミトリ]|すまないな、難しい選択を強いて。~
シェズ、お前はどうする?▼~
~
《選択》
-自分も行くと答える
-気は進まないと答える
--「自分も行くと答える」を選択
:[シェズ(男性)]|俺も行く。士官学校で過ごして思ったが、~
実践のほうが性に合ってる気がするんだ。▼~
:[シェズ(女性)]|私も行く。士官学校で過ごして思ったけど、~
実践のほうが性に合ってる気がするのよね。▼~
--「気は進まないと答える」を選択
:[シェズ(男性)]|あまり気は進まないな。だが、~
士官学校に居残っても仕方ないし……▼~
:[シェズ(女性)]|あまり気は進まないわね。けど、~
士官学校に居残っても仕方ないし……▼~
~
《共通》
:[シェズ(男性)]|それに、俺の力が役に立つかもしれない。~
力は振るう者の心次第、だろ?▼~
:[シェズ(女性)]|それに、私の力が役に立つかもしれない。~
力は振るう者の心次第、でしょ?▼~
:[ディミトリ]|……ありがとう。▼~
:[ラルヴァ]|君はどんな揉め事にも首を突っ込むね。~
だからすぐ僕の導きが必要になるんだよ。▼~
とはいえ今回は実質、他に選択肢もない。~
思うまま、存分に力を振るうといい。▼~
:[ディミトリ]|詳しいことは、追って伝える。~
それぞれ出立の用意を済ませておいてくれ。▼~
:→[[簡易拠点会話へ>会話集/前哨基地/序章/EP.3 急変の王都]]|
**フェルディアの妖婦 [#tf0056d0]
:(手紙)|
:[ディミトリ(手紙)((リュファスによる朗読))]|「……フラルダ...
大部分が公爵によって掃討されました。」▼~
「このままでは王領内……そして~
王都での衝突は避けられないでしょう。」▼~
「今や伯父上は私にとって唯一の肉親。~
対話に臨んでくださることを願います……」▼~
:(手紙を破る音)|
~
''%%%王都フェルディア 王城・玉座の魔%%%''
:[リュファス]|……だ、そうだ。実にくだらない。~
聞こえは良いが、要は脅迫だよ。▼~
:[コルネリア]|大事な甥御からのお手紙でしょう?~
よろしいのですか、リュファス様。▼~
:[リュファス]|向こうも返事があるとは思っていまい。~
どのみち、あれは私を殺す気だろう。▼~
:[コルネリア]|ふふ……リュファス様は余程、~
ディミトリ殿下を恐れているのですわね。▼~
やはり4年前のダスカーで……~
あるいは2年前の、反乱鎮圧の折に……▼~
きちんと、殺しておくべきでしたわ。▼~
:[リュファス]|獅子の子は幼くとも獅子だ。~
下手な謀略では殺せぬと、私も学んだよ。▼~
コルネリア……私は、~
あの化け物どもの目が恐ろしくて堪らない。▼~
獰猛な獣が、なぜ人と分り合えぬのかと~
本気で悲しむ素振りを見せるのだから……▼~
……心の底から気味が悪い。▼~
:[コルネリア]|ふ……ええ、そうでしょうとも。~
そのお気持ちは、私にもよくわかります。▼~
:[リュファス]|弟を殺した日から、いつも同じ夢を見る。~
獅子が私の首を食い千切る夢だ。▼~
:[コルネリア]|あら、それはいけませんわね。~
復讐を恐れていては、疲弊するだけですわ。▼~
あなたこそファーガスの王に相応しい。~
それだけの力が今のあなたにはあるのです。▼~
王国随一の精強さを誇る王家の兵が……。~
そして他でもない、この私が。▼~
何も憂うことはありませんわ。~
今はただお休みください、我が君。▼~
:[リュファス]|……私はただ、疲れたのだよ。~
恐怖にも、己自身にも……何もかもにな。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。謎の兵と話すコルネリア)|
~
''%%%王都フェルディア 王城某所%%%''
:[コルネリア]|……それで、タレスの奴は~
いつになったら知らせを寄越す気だ?▼~
:[謎の兵]|まだ、帝都で動乱の兆しありとしか……~
何か変事が起きているのやもしれません。▼~
:[コルネリア]|チッ……のろまの爺を待っていたら~
あっという間に千年経っちまう。▼~
大至急西部諸侯の兵をまとめて、~
迎撃の用意を整えておきな。▼~
:[謎の兵]|はっ。~
御意のままに、クレオブロス様……▼~
**王都動乱 [#z1f3c357]
''%%%王都フェルディア 城外%%%''
:[ギルベルト]|斥候によれば、敵は王都市街に兵を配し~
我々を待ち構えている模様です。▼~
:[ロドリグ]|ふむ、城下の民を盾にするつもりですね。~
これはなかなか趣味が悪い。▼~
:[ディミトリ]|……やはり市街戦は避けられないか。~
よく考えて作戦を練る必要があるな。▼~
ここで民に犠牲を出しては本末転倒だ。~
兵は、慎重かつ迅速に動かさねばなるまい。▼~
……ドゥドゥー。~
伯父上から、返答はあったか?▼~
:[ドゥドゥー]|いえ、今のところは何も。▼~
:[ディミトリ]|そうか。……そうだろうな。▼~
:[ギルベルト]|殿下……リュファス様を、討てますか。▼~
:[ディミトリ]|……それが、俺の務めだからな。▼~
:(青獅子の生徒たちがやってくる)|
:[イングリット]|殿下、こちらの用意は整いました。▼~
:[メルセデス]|きっと王都の人たちも待ってるわ~。~
早く行きましょう、ディミトリ。▼~
:[ディミトリ]|ああ……わかった。▼~
:[フェリクス]|チッ……葬式にでも行くような表情だな。~
総大将が辛気臭い顔をしてどうする。▼~
:[ディミトリ]|そう見えたならすまない。~
少し、考え事をしていただけだ。▼~
……さあ、最後の軍議を始めよう。▼~
:(ディミトリとシェズ以外が去る)|
:[シェズ(男性)]|大丈夫か、顔色が悪いぞ。~
肉親と戦うのがつらいのか?▼~
:[シェズ(女性)]|大丈夫? 顔色が悪いわよ。~
肉親と戦うのはつらい?▼~
:[ディミトリ]|心配は無用だ。薄々想像はしていたからな。~
いずれ伯父上と戦うことになる、と。▼~
:[シェズ(男性)]|じゃあ、何が問題なんだ?▼~
:[シェズ(女性)]|じゃあ、何が問題なの?▼~
:[ディミトリ]|……いざ王都が戦場になると思うと~
自分の行動が正しいのか、わからなくて。▼~
ありがたいことに、王都に暮らす民の多くは~
歴代の王を支持してきてくれた。▼~
それは俺の父ランベールをはじめ、国王が~
王都の平穏を保ち、守り続けてきたからだ。▼~
だが伯父上が国政の実権を握り、~
民は放埒な統治に苦しむことになった。▼~
人々には、早く王位を継げと求められた。~
正統な王ならば悪政を正せるはずだ、と。▼~
:[シェズ(男性)]|わからないな。~
無理にでも即位しちまえばよかっただろ。▼~
:[シェズ(女性)]|わからないわね。~
無理にでも即位しちゃえばよかったんじゃ。▼~
:[ディミトリ]|それは国を二分した内乱に繋がる。~
今回、そうなりかけているようにな。▼~
かと言って伯父上の即位を認めれば、~
きっと王都の民は反乱を起こすだろう。▼~
反乱を防ぐには、王都を攻めて~
伯父上を討つしかないが……▼~
それは同時に父祖が守ろうとしてきた~
民の平穏を乱すことを意味する。▼~
:[シェズ(男性)]|どっちにしろ平穏が乱れるなら、~
躊躇ってたって意味ないだろ?▼~
なら、戦わない理由なんてない。~
割り切ったらいいさ、ディミトリ。▼~
:[シェズ(女性)]|どっちにしろ平穏が乱れるなら、~
躊躇ってたって意味ないでしょ?▼~
なら、戦わない理由なんてないわ。~
割り切れる? ディミトリ。▼~
:[ディミトリ]|……そうだな、すまない。~
こうして逐一思い悩むのは、俺の悪癖だ。▼~
折角、皆が力を貸してくれているんだ。~
笑って見せなければな。……さあ、行こう。▼~
*戦闘マップ(フェルディア動乱) [#c99e7924]
**戦闘開始 [#p6b29877]
:[イングリット]|やはり城下の兵が領民を盾に……。~
言語道断ですね……!~
:[ディミトリ]|……先に城下の安全を確保する。~
伯父上を……討つのは、その後だ。~
まずは王都外縁の敵兵を掃討する。~
さあ、進軍開始だ!~
**王都外縁部の砦を制圧せよ! [#a15f09a6]
:[シルヴァン]|ここは二手に分かれて進んだほうが~
手っ取り早く片づきそうですね。~
-砦に侵入~
:[大公兵]|き、来たぞ! 守りを固めろ!~
-砦を一つ制圧~
:[フェリクス]|歯応えのない……。~
さっさと次に行くぞ!~
-砦を全て制圧~
《王都外縁部の砦の制圧に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFUL)》~
:[ディミトリ]|無事に制圧が完了したな。~
これで背後を突かれることもない……。~
門を開け! これより城下の制圧に移る!~
民衆に危害を及ばさぬよう、慎重を期せ!~
~《城壁の門、開門!(Good News)》~
**城下町の大公軍を撃破せよ! [#u2c6a372]
:[ドゥドゥー]|……フェルディアの街は広大です。~
手分けして制圧に当たるべきかと。~
:[シェズ(男性)]|
:[シェズ(女性)]|そういえば、正門が封鎖されたままよね。~
開放すれば援軍を呼び込めるんじゃない?~
:[シルヴァン]|流石、そいつは良い案だ。~
何かあった時の退路としても使えるしな。~
→[[砦を制圧し城下町の正門を開門せよ!>#S1]]
-城下町に侵入~
:[リュファス]|……ふ、勇猛なことだ。~
やはりあの男の息子だな。~
:[メルセデス]|王都の人たちを戦いに巻き込むなんて……~
早く決着をつけなくっちゃ。~
-大公軍を1人撃破~
:[フェリクス]|フン、イーハの将はこの程度か?~
もう少しやるものだと思っていたが。~
-大公軍を全て撃破~
~《城下町の大公軍の撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)》~
:[大公軍将]|大公殿下……~
も、申し訳、ありません……~
:[ディミトリ]|………………。~
:[コルネリア]|ふふ、敵もなかなかやりますわねえ……。~
クレイマン子爵、対処に向かいなさい。~
~《クレイマン子爵ら、出現!(CAUTION!)》~
:[クレイマン子爵]|任せてくれたまえ、コルネリア。~
傀儡となった殿下を我らでお救いするのだ!~
~《大公軍、増援出現のため開門!(CAUTION!)》~
~《クレイマン子爵ら、城下町へ進軍開始!(CAUTION!)》~
→[[クレイマン子爵らを撃破せよ!>#M1]]
***砦を制圧し城下町の正門を開門せよ! [#S1]
-正門広場を制圧~
:[シルヴァン]|よし、開門だ! ……なんて、~
こういう号令をかけるのは殿下の仕事か?~
~《城下町の正門の開門に成功!(SIDE MISSION)》~
~《取り残されていた兵士たち、砦の制圧により救出!(Good Ne...
:[王国将]|殿下! ああ、ご無事でしたか!~
我々家中騎士の力が及ばず、このような……~
:[ディミトリ]|お前たちが責任を感じることではない。~
……手を貸してくれ。王都を取り戻す。~
~《救出した兵士たち、王国軍に協力開始!(Good News)》~
**クレイマン子爵らを撃破せよ! [#M1]
:[フェリクス]|チッ、鬱陶しい……!~
挟撃されるまえに片づけるぞ!~
:[ロドリグ]|殿下、ここは再度兵を分けて~
それぞれに迎え撃つのが上策かと!~
-クレイマン子爵を撃破~
:[クレイマン子爵]|殿下、どうか目をお覚ましください!~
我らは我らの務めを果たしたまで……~
:[ディミトリ]|……捕らえておけ。~
尋問すべきことが山ほどある。~
:[王国兵]|はっ!~
~《王国軍、クレイマン子爵を捕縛!(Report)》~
-増援を2人撃破~
:[フェリクス]|造作もない……こんなくだらん戦いは~
さっさと終わらせるぞ。~
-増援を4人撃破~
:[メルセデス]|ふう……街の人たちを~
巻き込まずに済んで、一安心ね~。~
-クレイマン子爵らを全員撃破~
~《クレイマン子爵らの撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)...
:[アッシュ]|これで、ひとまず城下町は安全ですよね。~
このまま王城に向かいましょう!~
:[ドゥドゥー]|……城内に侵入したいところだが、~
跳ね橋が上がっているようだな。~
:[リュファス]|砦から打って出よ。~
敵は寡兵だ……押し潰してやるがいい。~
~《大公軍、迎撃のため開門!(CAUTION!)》~
:[ディミトリ]|城門の近くに跳ね橋を制御する装置がある。~
この機に乗じて、中から開けてしまおう。~
**城内の制御装置を操作し、跳ね橋を開通せよ! [#be0a438c]
:[王国兵]|報告! 王城を逃れていた部隊が、~
各所の砦に取り残されているようです!~
:[ディミトリ]|放ってはおけないな。城下の安全を~
確保するためにも、砦の制圧に向かおう。~
→[[城下町のすべての砦を制圧せよ!>#S2]]
-制御装置のある砦に侵入~
~《砦を制圧し、制御装置を解除せよ!(Report)》~
:[ディミトリ]|流石に、正門は塞がれているな。~
別の通路を当たる必要がありそうだ。~
-武器庫を制圧~
:[イングリット]|やりましたね、制圧完了です。~
さあ、早く跳ね橋を下ろさねば……~
-武器庫の制御装置を操作~
~《東側の跳ね橋、開通!(Good News)》~
-宝物庫を制圧
:[シルヴァン]|早く跳ね橋を下ろしちまいましょう。~
さて、制御装置はどこかな……。~
-宝物庫の制御装置を操作~
~《西側の跳ね橋、開通!(Good News)》~
-制御装置を1つ操作~
:[ディミトリ]|よし……これでいいな。もう片方の砦も~
下ろせば、城内の敵を挟撃できるだろう。~
:[コルネリア]|チッ……坊ちゃんを侮り過ぎたか。~
だが、調子に乗ってられるのもここまでだ。~
~《大公軍の増援、出現!(CAUTION!)》~
-制御装置を両方操作~
:[ディミトリ]|これで東西の跳ね橋を確保できたな……。~
これより王城に踏み込み、逆賊を……討つ!~
:[コルネリア]|こうなっては仕方ありませんわね。~
私が、出迎えて差し上げましょう。~
:[リュファス]|ふふ、死ぬのは私か、奴か……~
いずれにせよ、これですべてが終わる……。~
~《コルネリア、迎撃のため出現!(CAUTION!)》~
~《リュファス、玉座の間を開門!(CAUTION!)》~
→[[リュファスとコルネリアを撃破せよ!>#M2]]
***城下町のすべての砦を制圧せよ! [#S2]
-城下の砦を制圧するごと~
~《取り残されていた兵士たち、砦の制圧により救出!(Good Ne...
~《救出した兵士たち、王国軍に協力開始!(Good News)》~
-城下の砦を1つ制圧~
:[王国兵]|おお、助けていただけるとは……!~
ここからは我らもお力添えさせてください!~
-城下の砦を3つ制圧~
:[ディミトリ]|よし、ここの制圧は済んだな。~
どうやら間に合ったようだ。~
-城下の砦を4つ制圧~
:[ドゥドゥー]|……これでいいだろう。~
-城下の砦をすべて制圧~
:[ディミトリ]|よし、砦はこれですべてだな。~
少しは城下も落ち着くだろう……。~
**リュファスとコルネリアを撃破せよ! [#M2]
-コルネリアに接近~
:[コルネリア]|あらあら、怖い顔ですわねえ……。~
もてなしがお気に召さなかったのかしら?~
-シェズがコルネリアに接近~
:[コルネリア]|っ……あら? あなた……へえ。~
面白い力を持っているのねえ?~
:[シェズ(男性)]|
:[シェズ(女性)]|面白い力、ね……。~
この力頼みだと思ったら大間違いよ。~
-ディミトリがコルネリアに接近~
:[コルネリア]|まったく、本当に目障りですわねえ……~
あの時、死んでおけばよかったのに。~
:[ディミトリ]|は、貴様と意見は合うとは業腹だが、~
生き残った以上……果たすべき務めがある。~
-ドゥドゥーがコルネリアに接近~
:[コルネリア]|まったく、本当に目障りですわねえ……~
あの時、死んでおけばよかったのに。~
:[ドゥドゥー]|……死ぬのは貴様だ、コルネリア。~
~《コルネリアのHP75%以下》~
:[コルネリア]|ああ、皆様ったら、揃いも揃って~
救えないほどの愚か者ですわねえ……。~
~《コルネリアのHP50%以下》~
:[コルネリア]|……ふふ。勝負事は、少し押されている~
くらいでないと楽しくないでしょう……?~
:[ドゥドゥー]|この勢いで、押し切る……!~
~《コルネリアのHP25%以下》~
:[コルネリア]|チッ……獣どもが、小癪な真似を。~
それもこれもタレスの爺が……。~
-コルネリア撃破時~
~《コルネリアを撃破!(Good News)》~
:[コルネリア]|遊びに熱中してしまうのは私の悪癖……~
このくらいで切り上げるとしましょうか。~
:[ドゥドゥー]|……女狐め。~
-玉座の間に侵入~
:[リュファス]|……ようやく来たか。~
お前たちの求める首は、ここにあるぞ。~
:[ディミトリ]|伯父上……ご覚悟を。~
~《大公軍の増援、出現!(CAUTION!)》~
:[大公軍将]|我らが主君はリュファス殿下ただ一人!~
騎士の誇りに懸けて、主を守り抜け!~
-ディミトリがリュファスに接近~
:[ディミトリ]|……いつかあなたとわかり合える日が~
来ると……私は、信じていたかった。~
:[リュファス]|そんなものは来ない。人と怪物が、~
理解し合えるはずなどないのだからな。~
-フェリクスがリュファスに接近~
:[フェリクス]|まったく、フラルダリウス公爵家も~
とんでもない嫌疑をかけられたものです。~
:[リュファス]|事実だろう? お前たちはあの猛獣を操り~
玉座に座らせようとしているのだから。~
~《リュファスのHP75%以下》~
:[ディミトリ]|伯父上に降伏の意志はない、か。~
ならばやはり、こうするしか……。~
~《リュファスのHP50%以下》~
:[リュファス]|……その人間離れした力で、人間を~
統制しようというのだろう、お前たちは。~
~《リュファスのHP25%以下》~
:[リュファス]|やはり……ダスカーで、西部の反乱で、~
殺しておくべきだった……!~
-リュファス撃破時~
:[リュファス]|くく……私を殺すか? 怪物よ。~
父の仇を討ちたいのだろう?~
:[ディミトリ]|……捕らえておけ~
-二人を撃破
~《リュファスとコルネリアの撃破に成功!(MAIN MISSION SUCC...
**戦闘終了 [#x4dfcb01]
:[ギルベルト]|殿下、リュファス様を牢へ移送します。~
すぐに尋問の用意を整えましょう。~
:[ディミトリ]|ああ……頼む。~
俺もすぐに向かおう。~
……皆、勝ち鬨を上げよ!~
貴公らの奮戦、見事であった!~
*クリア後 [#q9dd4f16]
**ムービー「決別」 [#cf4cac98]
(ざわつきながら階段の上を見上げる民衆)~
(シェズがアップになる)~
:[フェリクス]|何か言いたげだな~
~
(民衆たちの中にいるフェリクスとシェズ)~
(シェズが小さく顔をそらす)~
(後ろ手に縛られて座らされたリュファス)~
:[フェリクス]|反逆者は討つ~
~
(剣を持ったディミトリがリュファスの背後から現れる)~
(ディミトリの全身が映る)~
:[フェリクス]|最低限の義務だ~
~
(ディミトリの上半身がアップになる)~
(背後で槍を持ったドゥドゥーとギルベルトが画面外にはけてい...
:[ディミトリ]|……伯父上~
~
(リュファスの背)~
:[リュファス]|知っていることは、すべて話しただろう?
(瞬きをするディミトリ)~
:[リュファス]|肉親を殺すのが、怖いのか~
~
(ディミトリがリュファスの言葉を聞いて目を見開く)~
(リュファスにカメラが戻る)~
:[リュファス]|意外だよ……~
お前のような怪物にも、人の心があったとは~
~
(ディミトリがリュファスの横に移動する)~
(剣を構えるディミトリ)~
:[ディミトリ]|……ええ~
私も、そう思います。~
~
(引きの画になり、夕日を背景に剣を振りかぶるディミトリ)~
(リュファスの顔がアップになる)~
:[リュファス]|まあ……~
私には、相応しい結末か……~
~
(リュファスの視界となり夕日と城壁が映る)~
(剣の音と首が落ちる音)~
(首が上を向いたのか空が映る)~
(音に驚いたのか鳥たちが飛び立っていく)~
(リュファスの死体とディミトリの足)~
(引きの画になり、城壁の向こうに沈んでいく夕日と倒れ込んだ...
(ディミトリの横顔の目元から下だけの画になる)~
(字幕にならない小さな息を吐くディミトリ)~
(ディミトリが無言で天を見上げる)~
**覚悟 [#x123ced3]
:[???]|……そしてエリデュア、~
マテウス、クレイマン。▼~
彼らをはじめ、西部の有力諸侯の多くが~
先王陛下の暗殺に加担したと考えられます。▼~
どうやら大公らは帝国貴族から多くの~
金や物資を受け取っていたようですが……▼~
これはダスカーでの暗殺の見返りでしょう。~
大公と、帝国貴族らとの関係を洗うと……▼~
1171年、魔道士コルネリアの手引きで~
帝国のさる大貴族が王国を訪れています。▼~
:[ディミトリ]|アランデル公……義伯父上と、~
エーデルガルトの亡命だな。▼~
:[???]|ええ。背後にいるのは、皇家とも関係深い~
摂政アランデル公とその一派でしょう。▼~
:[ディミトリ]|……やはりか。よく調べてくださいました、~
ゴーティエ辺境伯。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|恐縮です、殿下。▼~
:[ロドリグ]|この調子で情報が搾り取れるなら、~
いずれ事件の全容も明らかになるでしょう。▼~
:[ディミトリ]|そうだな。ダスカーでの虐殺についても、~
伯父上の側近たちに吐かせねばなるまい。▼~
しかしこうなった以上、西部諸侯も~
沈黙を決め込むわけにはいかないだろう。▼~
何らかの手段で、彼らを~
権力から遠ざける必要があるな。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|それについてはご心配なく。手段さえ~
選ばなければ、どうとでもなりましょう。▼~
:[ディミトリ]|………………。~
後でゆっくり聞かせてもらいます。▼~
ひとまず今回の顛末は広く布告しろ。~
ある程度の牽制にはなるだろう。▼~
:[ギルベルト]|……しかし殿下、よろしかったのですか?▼~
大公殿下が“ダスカーの悲劇”に~
関与していたと明かしてしまって……。▼~
:(ドゥドゥ―がうつむく)|
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ディミトリ]|知り得たすべてを民に明かす。~
それを曲げるつもりはない。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……殿下らしいお言葉ですが、~
国内はさぞ荒れることでしょう。▼~
:[ディミトリ]|真実を伏せるのは容易い。だが仮にそれが~
暴かれれば、民の信頼を大きく損なう。▼~
……これは血塗られた過去との決別であり、~
我が国が決して避けては通れない道だ。▼~
:[ギルベルト]|立派な志ではありますが、~
ダスカーの民は納得しないでしょう。▼~
そしてファーガスの民にも~
容易に受け入れられぬ者は多いはずです。▼~
:[ロドリグ]|はは、まあそう言われるだろうと思って、~
私と殿下の間で、一つ策を講じましてね。▼~
生前のうちに、公爵位を嫡男に~
譲り渡すのを認めていただきました。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……おい待てロドリグ。~
お前までそんな突飛なことを……▼~
:[ロドリグ]|突飛でも何でもないぞ、マティアス!~
誰かがあの事件の責を負わねばならんのだ。▼~
初めに責を問われるのは殿下だろうが~
殿下には国主として国を導く使命がある。▼~
ならば泥を被り、矢面に立つべきは誰か……~
私以上の適任は他にいない。そうだろう?▼~
:[ディミトリ]|ロドリグには爵位を捨て、ドゥドゥーと共に~
双方の民の融和を目指して動いてもらう。▼~
命をもって責を負うのではなく、~
命を懸けて責を果たすんだ。▼~
:[ギルベルト]|……そうなると、問題はやはり王位。~
すぐに戴冠を行ったほうがよいでしょう。▼~
:[ディミトリ]|そうだな。士官学校での学びは~
貴重な機会だったが、仕方あるまい。▼~
それと……後でフェリクスを呼んでくれ。~
あいつも士官学校には戻れなくなるだろう。▼~
:[ロドリグ]|なに、既にあれとも話し合ったことですし、~
改めて殿下が謝られる必要もないでしょう。▼~
:[ディミトリ]|そういうわけにもいかない。~
……それからギュスタヴ、お前も国に戻れ。▼~
:[ギルベルト]|! ……いえ。~
一度この国を捨てた私に、居場所など……▼~
:[ディミトリ]|俺が作る。いま一度、力を貸してくれ。~
レア様もきっと認めてくださるだろう。▼~
:[ギルベルト]|……は。~
有難きお言葉です、殿下。▼~
:[ディミトリ]|ではギュスタヴ、聖教会と諸侯らに通達を。~
南方への連絡はガラテア伯が担ってくれる。▼~
それから、我が軍の人員編成を再考したい。~
折角の機会だ、お前たちにも意見を……▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。部屋にディミトリとシェズの二人だけが...
:[シェズ(男性)]|……おいディミトリ、大丈夫か?~
あれからしばらく寝ないで働いてるだろ?▼~
:[シェズ(女性)]|……ちょっとディミトリ、大丈夫?~
あれからしばらく寝ずに働いてるでしょ▼~
:[ディミトリ]|大丈夫だ。……ああ、それよりも、~
ちょうどお前に頼みたいことがあったんだ。▼~
少し先の話にはなるが~
新しく私兵団を組織しようと思っている。▼~
それをまとめる役割を、~
引き受けて貰えないかと思って。▼~
:[シェズ(男性)]|私兵団……?~
どういう風の吹き回しだ?▼~
:[シェズ(女性)]|私兵団……?~
どういう風の吹き回し?▼~
:[ディミトリ]|王家に仕えていた騎士の多くは、~
伯父上の息のかかった者たちだった。▼~
彼らのすべてが悪とは言えないが……~
賄賂などが横行していたのは事実だ。▼~
それで、人員の入れ替えを機に~
軍の大規模な再編を検討している。▼~
……今後数年は、内乱の時代になるだろう。~
少数でも、俺の随意に動く精鋭が欲しい。▼~
:[シェズ(男性)]|へえ……なかなか面白そうな話だな。~
けど俺でいいのか? ただの傭兵だぞ。▼~
:[シェズ(女性)]|へえ……なかなか面白そうな話ね。~
でも私でいいの? ただの傭兵よ。▼~
:[ディミトリ]|お前がいいんだ。人員は、騎士や貴族でなく~
平民たちからも取り立てるつもりだから……▼~
下手な貴族よりも信頼に足る傭兵が、~
適役なのではないかと思って。▼~
もちろん、強制するつもりはない。~
士官学校に戻りたいなら、それでもいい。▼~
:[シェズ(男性)]|いや。その話、受けさせてもらう。~
これからよろしく頼む、ディミトリ。▼~
:[シェズ(女性)]|いいえ。その話、受けさせてもらうわ。~
これからよろしく、ディミトリ。▼~
**月の幕間 [#k3131881]
摂取リュファスの内乱を鎮圧し、彼を処断し~
たディミトリは、“ダスカーの悲劇”の真相~
に近づくと共に、王位継承に向けて動き出す~
ことになった。~
その直前にはアドラステア帝国では権力闘~
争に端を発する騒乱が帝都の宮城内で勃発。~
更にレスター諸侯同盟領には東よりパルミラ~
の大軍勢が押し寄せる事態が発生する。~
各地で変事となり、その対処を貴族の子弟でも~
ある生徒たちも担わなければならなくなった~
事態を受け、大司教レアは士官学校の休止を~
決断。すべての生徒が母国へと帰還する。~
-----------------------------------------
CENTER:[[←EP.2 三つの学級(王国)>会話集/章別会話/序章/EP.2...
[[簡易拠点>会話集/前哨基地/序章/EP.3 急変の王都]]
[[EP.4 戦乱の幕開け→>会話集/章別会話/青燐の章/EP.4 戦乱の...
*コメント [#ye0420b2]
#comment
終了行:
[[会話集/章別会話]]
*序章/EP.3 急変の王都 [#pa21e801]
#contents
*オープニング [#zf091cdd]
**ナレーション [#f7fcc093]
ガルグ=マク大修道院の書庫番トマシュは、~
にわかに姿を変じると逃亡。セイロス騎士団~
の必死の捜索も実らず行方をくらませた。~
ディミトリはこの騒動に深く関与することは~
せず、ガルグ=マクで事態の推移を見守って~
いたが、そこへファーガス神聖王国の王都~
フェルディアから急報が届けられる。~
**誘い:青獅子の学級 [#qa10ca90]
:[ラルヴァ]|トマシュの逃亡劇は、~
思わぬ結果になったね。▼~
騎士団の前で「変身」の力を使い、~
いとも容易くあの場を逃れて見せるとは。▼~
:[シェズ(男性)]|変身、か……。▼~
:[シェズ(女性)]|変身、か……。▼~
:[ラルヴァ]|言いたいことがあったら言うべきだよ。~
『自分の……僕の力と似ていた』とか。▼~
~
《選択》
-同じだと言う
-何も言わない
--「同じだと言う」を選択~
:[シェズ(男性)]|そうだ。~
ラルヴァ……お前のくれた力と同じだぞ。▼~
お前はトマシュの仲間なのか?~
この力は……何なんだ?▼~
:[シェズ(女性)]|そうよ。ラルヴァ……~
あなたのくれた力と同じじゃない。▼~
あなたはトマシュの仲間なの?~
この力は……何なのよ。▼~
:[ラルヴァ]|僕の知る限り、僕に仲間はいない。~
いるのは……運命共同体である君だけだ。▼~
しかし、あれを目の当たりにした今では、~
同じ力を持つ者の存在も否定できないな。▼~
--「何も言わない」を選択~
:[シェズ(男性)]|………………。▼~
:[シェズ(女性)]|………………。▼~
:[ラルヴァ]|何も言ってくれないのか?~
でも、そうだな……。▼~
あれを目の当たりにした今では、~
同じ力を持つ者の存在も否定できないな。▼~
~
《共通》
:[シェズ(男性)]|トマシュの様子は、皆が知った。~
俺と関連づける奴だっているだろ。▼~
教団が何も言ってこないってことは~
そこは黙ってくれてるみたいだが。▼~
:[シェズ(女性)]|トマシュの様子は、皆が知ったわ。~
私と関連づける人だっているでしょ。▼~
教団が何も言ってこないってことは~
そこは黙ってくれてるみたいだけどね。▼~
:[ラルヴァ]|そうだね。君の学級の面々は、~
君を信頼してくれているようだ。▼~
君としては……~
おっと、誰か来たみたいだね。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。ディミトリがやってくる)|
:[ディミトリ]|シェズ。
ここにいたんだな。▼~
:[シェズ(男性)]|どうした?▼~
:[シェズ(女性)]|どうしたの?▼~
:[ディミトリ]|……いや。ただ、先日の事件もあったし~
きっと不安だろうなと思って。▼~
~
《選択》
-肯定する
-否定する
--「肯定する」を選択
:[シェズ(男性)]|悩んでも仕方ないのはわかってるが、~
不安じゃないと言えば嘘になるな。▼~
:[シェズ(女性)]|悩んでも仕方ないのはわかってるけど、~
不安じゃないと言えば嘘になるわね。▼~
--「否定する」を選択
:[シェズ(男性)]|別に不安ってわけじゃないが……▼~
:[シェズ(女性)]|別に不安ってわけじゃないけど……▼~
~
《共通》
:[シェズ(男性)]|もしこの力の正体が悪いものなら、~
困りそうだなと思ってな。▼~
:[シェズ(女性)]|もしこの力の正体が悪いものなら、~
困りそうだと思ってね。▼~
:[ディミトリ]|そうだよな……。~
その、上手く言えないんだが……。▼~
力は力に過ぎない。~
その良し悪しは振るう者の心次第で変わる。▼~
俺にも人並み外れた怪力が備わっているが、~
それは誰かを守る力だと……信じている。▼~
お前は、その力で俺たちを救ってくれた。~
きっと悪いものではないと、俺は思うよ。▼~
:[シェズ(男性)]|はは……気を遣わせちまったな。~
でも、ありがとう。▼~
:[シェズ(女性)]|ふふ……気を遣わせちゃったわね。~
でも、ありがとう。▼~
:[ディミトリ]|いや、俺こそ立ち入ったことを……▼~
:[修道士]|ディミトリ殿、探したぞ。~
大司教猊下がお呼びだ。▼~
フラルダリウス公がいらしているとか……~
至急謁見の間に来るように、と。▼~
:[ディミトリ]|ロドリグが……? すぐに向かいます。~
シェズ、話はまたあとで。▼~
**動乱の予感 [#e006c0f0]
:[フェリクス]|……おい待て。~
それはどういうことだ?▼~
:[ディミトリ]|俺も先程聞いたばかりで~
まだ詳細は把握していないんだが……。▼~
とにかく、伯父上が王都を掌握し~
フラルダリウス家に宣戦したのは確かだ。▼~
動向から推察する限り、徹底的に~
フラルダリウス家を潰すつもりのようだな。▼~
:[シェズ(男性)]|待ってくれ。フラルダリウス家ってのは~
フェリクスの家じゃないか?▼~
ファーガスの重鎮なんだろ?~
それを何で王家が潰そうとするんだ。▼~
:[シェズ(女性)]|待って。フラルダリウス家っていうのは~
フェリクスの家のことよね?▼~
ファーガスの重鎮なんでしょ?~
それを何で王家が潰そうとするの?▼~
:[ディミトリ]|大方、俺の王位継承を支持する~
フラルダリウス家を排除したいのだろう。▼~
:[イングリット]|それにしても、大公殿下はなぜ~
今になって兵を起こしたのでしょう……。▼~
:[シルヴァン]|きっかけはわからないな。とにかく殿下の~
即位前に事を起こしたかったんだろうけど。▼~
:[ディミトリ]|伯父上は、フラルダリウス家が~
俺を傀儡にして操るつもりだと主張し……▼~
公爵家から俺を救い出すという名目で~
西部の諸侯に檄文を発したそうだ。▼~
:[フェリクス]|チッ……何が悲しくてフラルダリウスが~
こんな暴れ猪の手綱を取らねばならん。▼~
:[ディミトリ]|それを俺に聞くな……。~
あくまで建前だろう。▼~
:[アネット]|あの、王都が掌握されたって話ですけど~
今はどうなってるんでしょうか?▼~
:[メルセデス]|心配よねえ……。王都の人たちに~
何か被害が出ていなければいいけれど。▼~
:[ディミトリ]|まだ何かを起こせる状態ではないだろう。~
起こるとすれば、それは俺を除いたあとだ。▼~
:[シルヴァン]|まあ摂政としては良い話を聞きませんし、~
放っとくわけにもいかなそうですけどね。▼~
:[ディミトリ]|……そうだな。~
俺は……伯父上に味方するつもりはない。▼~
ただこうなった以上、ファーガスには~
戻らざるを得まい。ドゥドゥー、供を頼む。▼~
:[ドゥドゥー]|は……承知しました。▼~
:[ディミトリ]|フェリクス、お前にもすぐ話が行くはずだ。~
今はロドリグの判断を待て。▼~
:[アッシュ]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……どうした、アッシュ。▼~
:[アッシュ]|あ、ああ、いや……。ロナート様は昔、~
大公殿下の従者を務められていたから……。▼~
:[ディミトリ]|ロナート卿は情に厚い方だ。~
伯父上につく可能性も皆無とは言えまい。▼~
……いや、ロナート卿だけではないな。~
現状、誰がどの勢力につくかもわからない。▼~
軽々に振る舞いを決めるようなことはせず~
アッシュも皆も、落ち着いて過ごしてくれ。▼~
**王都へ [#k50a0754]
:[ディミトリ]|騎士団を派遣していただけると聞きました。~
ありがたいのですが……よいのですか?▼~
:[レア]|ええ。我々セイロス聖教会としても~
此度の事態は看過できないと判断しました。▼~
:[セテス]|だが心苦しいことに、今は騎士団の一部は~
出払っているのだ。数日前から別件でな。▼~
貸与できる兵力は僅かにはなるが、~
その分、腕利きの部隊を派遣しよう。▼~
:[ディミトリ]|私に縁のある人間……ああ、なるほど。~
それは何より心強いです。▼~
:[レア]|ファーガスは、その建国当初から聖教会が~
我が子のように見守り続けてきた国。▼~
それを揺るがす危機とあらば~
私たちも手を貸さぬわけにはいきません。▼~
:[ディミトリ]|……4年前、父が身罷った際にも~
教団からは多大なご助力を賜りました。▼~
この恩は……いずれお返しします。▼~
:[レア]|それからもう一つ、~
これは教団からの提案ですが……▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。教室で級友に囲まれるディミトリ)|
:[イングリット]|……なるほど。~
それで、私たちも同行するように、と。▼~
:[ディミトリ]|ああ、今回はイエリッツァ先生ではなく、~
セイロス騎士の方々が同行してくれる。▼~
:[メルセデス]|う~ん、私はかまわないけれど……~
アンやアッシュは大丈夫なの?▼~
:[アネット]|うん……あたしも一緒に行きたいけど、~
伯父さんの立場を考えると、ちょっと。▼~
ドミニク領の周りには、リュファス様を~
支持してる家も多いから……▼~
あたしが殿下についていったら、~
周りの家との関係も悪くなっちゃいそうで。▼~
:[アッシュ]|僕は……殿下と一緒に行きます。~
ロナート様のことは気になるけれど……▼~
あの方なら、自分が正しいと~
思ったことをしろと仰るだろうから。▼~
:[ディミトリ]|すまないな、難しい選択を強いて。~
シェズ、お前はどうする?▼~
~
《選択》
-自分も行くと答える
-気は進まないと答える
--「自分も行くと答える」を選択
:[シェズ(男性)]|俺も行く。士官学校で過ごして思ったが、~
実践のほうが性に合ってる気がするんだ。▼~
:[シェズ(女性)]|私も行く。士官学校で過ごして思ったけど、~
実践のほうが性に合ってる気がするのよね。▼~
--「気は進まないと答える」を選択
:[シェズ(男性)]|あまり気は進まないな。だが、~
士官学校に居残っても仕方ないし……▼~
:[シェズ(女性)]|あまり気は進まないわね。けど、~
士官学校に居残っても仕方ないし……▼~
~
《共通》
:[シェズ(男性)]|それに、俺の力が役に立つかもしれない。~
力は振るう者の心次第、だろ?▼~
:[シェズ(女性)]|それに、私の力が役に立つかもしれない。~
力は振るう者の心次第、でしょ?▼~
:[ディミトリ]|……ありがとう。▼~
:[ラルヴァ]|君はどんな揉め事にも首を突っ込むね。~
だからすぐ僕の導きが必要になるんだよ。▼~
とはいえ今回は実質、他に選択肢もない。~
思うまま、存分に力を振るうといい。▼~
:[ディミトリ]|詳しいことは、追って伝える。~
それぞれ出立の用意を済ませておいてくれ。▼~
:→[[簡易拠点会話へ>会話集/前哨基地/序章/EP.3 急変の王都]]|
**フェルディアの妖婦 [#tf0056d0]
:(手紙)|
:[ディミトリ(手紙)((リュファスによる朗読))]|「……フラルダ...
大部分が公爵によって掃討されました。」▼~
「このままでは王領内……そして~
王都での衝突は避けられないでしょう。」▼~
「今や伯父上は私にとって唯一の肉親。~
対話に臨んでくださることを願います……」▼~
:(手紙を破る音)|
~
''%%%王都フェルディア 王城・玉座の魔%%%''
:[リュファス]|……だ、そうだ。実にくだらない。~
聞こえは良いが、要は脅迫だよ。▼~
:[コルネリア]|大事な甥御からのお手紙でしょう?~
よろしいのですか、リュファス様。▼~
:[リュファス]|向こうも返事があるとは思っていまい。~
どのみち、あれは私を殺す気だろう。▼~
:[コルネリア]|ふふ……リュファス様は余程、~
ディミトリ殿下を恐れているのですわね。▼~
やはり4年前のダスカーで……~
あるいは2年前の、反乱鎮圧の折に……▼~
きちんと、殺しておくべきでしたわ。▼~
:[リュファス]|獅子の子は幼くとも獅子だ。~
下手な謀略では殺せぬと、私も学んだよ。▼~
コルネリア……私は、~
あの化け物どもの目が恐ろしくて堪らない。▼~
獰猛な獣が、なぜ人と分り合えぬのかと~
本気で悲しむ素振りを見せるのだから……▼~
……心の底から気味が悪い。▼~
:[コルネリア]|ふ……ええ、そうでしょうとも。~
そのお気持ちは、私にもよくわかります。▼~
:[リュファス]|弟を殺した日から、いつも同じ夢を見る。~
獅子が私の首を食い千切る夢だ。▼~
:[コルネリア]|あら、それはいけませんわね。~
復讐を恐れていては、疲弊するだけですわ。▼~
あなたこそファーガスの王に相応しい。~
それだけの力が今のあなたにはあるのです。▼~
王国随一の精強さを誇る王家の兵が……。~
そして他でもない、この私が。▼~
何も憂うことはありませんわ。~
今はただお休みください、我が君。▼~
:[リュファス]|……私はただ、疲れたのだよ。~
恐怖にも、己自身にも……何もかもにな。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。謎の兵と話すコルネリア)|
~
''%%%王都フェルディア 王城某所%%%''
:[コルネリア]|……それで、タレスの奴は~
いつになったら知らせを寄越す気だ?▼~
:[謎の兵]|まだ、帝都で動乱の兆しありとしか……~
何か変事が起きているのやもしれません。▼~
:[コルネリア]|チッ……のろまの爺を待っていたら~
あっという間に千年経っちまう。▼~
大至急西部諸侯の兵をまとめて、~
迎撃の用意を整えておきな。▼~
:[謎の兵]|はっ。~
御意のままに、クレオブロス様……▼~
**王都動乱 [#z1f3c357]
''%%%王都フェルディア 城外%%%''
:[ギルベルト]|斥候によれば、敵は王都市街に兵を配し~
我々を待ち構えている模様です。▼~
:[ロドリグ]|ふむ、城下の民を盾にするつもりですね。~
これはなかなか趣味が悪い。▼~
:[ディミトリ]|……やはり市街戦は避けられないか。~
よく考えて作戦を練る必要があるな。▼~
ここで民に犠牲を出しては本末転倒だ。~
兵は、慎重かつ迅速に動かさねばなるまい。▼~
……ドゥドゥー。~
伯父上から、返答はあったか?▼~
:[ドゥドゥー]|いえ、今のところは何も。▼~
:[ディミトリ]|そうか。……そうだろうな。▼~
:[ギルベルト]|殿下……リュファス様を、討てますか。▼~
:[ディミトリ]|……それが、俺の務めだからな。▼~
:(青獅子の生徒たちがやってくる)|
:[イングリット]|殿下、こちらの用意は整いました。▼~
:[メルセデス]|きっと王都の人たちも待ってるわ~。~
早く行きましょう、ディミトリ。▼~
:[ディミトリ]|ああ……わかった。▼~
:[フェリクス]|チッ……葬式にでも行くような表情だな。~
総大将が辛気臭い顔をしてどうする。▼~
:[ディミトリ]|そう見えたならすまない。~
少し、考え事をしていただけだ。▼~
……さあ、最後の軍議を始めよう。▼~
:(ディミトリとシェズ以外が去る)|
:[シェズ(男性)]|大丈夫か、顔色が悪いぞ。~
肉親と戦うのがつらいのか?▼~
:[シェズ(女性)]|大丈夫? 顔色が悪いわよ。~
肉親と戦うのはつらい?▼~
:[ディミトリ]|心配は無用だ。薄々想像はしていたからな。~
いずれ伯父上と戦うことになる、と。▼~
:[シェズ(男性)]|じゃあ、何が問題なんだ?▼~
:[シェズ(女性)]|じゃあ、何が問題なの?▼~
:[ディミトリ]|……いざ王都が戦場になると思うと~
自分の行動が正しいのか、わからなくて。▼~
ありがたいことに、王都に暮らす民の多くは~
歴代の王を支持してきてくれた。▼~
それは俺の父ランベールをはじめ、国王が~
王都の平穏を保ち、守り続けてきたからだ。▼~
だが伯父上が国政の実権を握り、~
民は放埒な統治に苦しむことになった。▼~
人々には、早く王位を継げと求められた。~
正統な王ならば悪政を正せるはずだ、と。▼~
:[シェズ(男性)]|わからないな。~
無理にでも即位しちまえばよかっただろ。▼~
:[シェズ(女性)]|わからないわね。~
無理にでも即位しちゃえばよかったんじゃ。▼~
:[ディミトリ]|それは国を二分した内乱に繋がる。~
今回、そうなりかけているようにな。▼~
かと言って伯父上の即位を認めれば、~
きっと王都の民は反乱を起こすだろう。▼~
反乱を防ぐには、王都を攻めて~
伯父上を討つしかないが……▼~
それは同時に父祖が守ろうとしてきた~
民の平穏を乱すことを意味する。▼~
:[シェズ(男性)]|どっちにしろ平穏が乱れるなら、~
躊躇ってたって意味ないだろ?▼~
なら、戦わない理由なんてない。~
割り切ったらいいさ、ディミトリ。▼~
:[シェズ(女性)]|どっちにしろ平穏が乱れるなら、~
躊躇ってたって意味ないでしょ?▼~
なら、戦わない理由なんてないわ。~
割り切れる? ディミトリ。▼~
:[ディミトリ]|……そうだな、すまない。~
こうして逐一思い悩むのは、俺の悪癖だ。▼~
折角、皆が力を貸してくれているんだ。~
笑って見せなければな。……さあ、行こう。▼~
*戦闘マップ(フェルディア動乱) [#c99e7924]
**戦闘開始 [#p6b29877]
:[イングリット]|やはり城下の兵が領民を盾に……。~
言語道断ですね……!~
:[ディミトリ]|……先に城下の安全を確保する。~
伯父上を……討つのは、その後だ。~
まずは王都外縁の敵兵を掃討する。~
さあ、進軍開始だ!~
**王都外縁部の砦を制圧せよ! [#a15f09a6]
:[シルヴァン]|ここは二手に分かれて進んだほうが~
手っ取り早く片づきそうですね。~
-砦に侵入~
:[大公兵]|き、来たぞ! 守りを固めろ!~
-砦を一つ制圧~
:[フェリクス]|歯応えのない……。~
さっさと次に行くぞ!~
-砦を全て制圧~
《王都外縁部の砦の制圧に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFUL)》~
:[ディミトリ]|無事に制圧が完了したな。~
これで背後を突かれることもない……。~
門を開け! これより城下の制圧に移る!~
民衆に危害を及ばさぬよう、慎重を期せ!~
~《城壁の門、開門!(Good News)》~
**城下町の大公軍を撃破せよ! [#u2c6a372]
:[ドゥドゥー]|……フェルディアの街は広大です。~
手分けして制圧に当たるべきかと。~
:[シェズ(男性)]|
:[シェズ(女性)]|そういえば、正門が封鎖されたままよね。~
開放すれば援軍を呼び込めるんじゃない?~
:[シルヴァン]|流石、そいつは良い案だ。~
何かあった時の退路としても使えるしな。~
→[[砦を制圧し城下町の正門を開門せよ!>#S1]]
-城下町に侵入~
:[リュファス]|……ふ、勇猛なことだ。~
やはりあの男の息子だな。~
:[メルセデス]|王都の人たちを戦いに巻き込むなんて……~
早く決着をつけなくっちゃ。~
-大公軍を1人撃破~
:[フェリクス]|フン、イーハの将はこの程度か?~
もう少しやるものだと思っていたが。~
-大公軍を全て撃破~
~《城下町の大公軍の撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)》~
:[大公軍将]|大公殿下……~
も、申し訳、ありません……~
:[ディミトリ]|………………。~
:[コルネリア]|ふふ、敵もなかなかやりますわねえ……。~
クレイマン子爵、対処に向かいなさい。~
~《クレイマン子爵ら、出現!(CAUTION!)》~
:[クレイマン子爵]|任せてくれたまえ、コルネリア。~
傀儡となった殿下を我らでお救いするのだ!~
~《大公軍、増援出現のため開門!(CAUTION!)》~
~《クレイマン子爵ら、城下町へ進軍開始!(CAUTION!)》~
→[[クレイマン子爵らを撃破せよ!>#M1]]
***砦を制圧し城下町の正門を開門せよ! [#S1]
-正門広場を制圧~
:[シルヴァン]|よし、開門だ! ……なんて、~
こういう号令をかけるのは殿下の仕事か?~
~《城下町の正門の開門に成功!(SIDE MISSION)》~
~《取り残されていた兵士たち、砦の制圧により救出!(Good Ne...
:[王国将]|殿下! ああ、ご無事でしたか!~
我々家中騎士の力が及ばず、このような……~
:[ディミトリ]|お前たちが責任を感じることではない。~
……手を貸してくれ。王都を取り戻す。~
~《救出した兵士たち、王国軍に協力開始!(Good News)》~
**クレイマン子爵らを撃破せよ! [#M1]
:[フェリクス]|チッ、鬱陶しい……!~
挟撃されるまえに片づけるぞ!~
:[ロドリグ]|殿下、ここは再度兵を分けて~
それぞれに迎え撃つのが上策かと!~
-クレイマン子爵を撃破~
:[クレイマン子爵]|殿下、どうか目をお覚ましください!~
我らは我らの務めを果たしたまで……~
:[ディミトリ]|……捕らえておけ。~
尋問すべきことが山ほどある。~
:[王国兵]|はっ!~
~《王国軍、クレイマン子爵を捕縛!(Report)》~
-増援を2人撃破~
:[フェリクス]|造作もない……こんなくだらん戦いは~
さっさと終わらせるぞ。~
-増援を4人撃破~
:[メルセデス]|ふう……街の人たちを~
巻き込まずに済んで、一安心ね~。~
-クレイマン子爵らを全員撃破~
~《クレイマン子爵らの撃破に成功!(MAIN MISSION SUCCESSFU)...
:[アッシュ]|これで、ひとまず城下町は安全ですよね。~
このまま王城に向かいましょう!~
:[ドゥドゥー]|……城内に侵入したいところだが、~
跳ね橋が上がっているようだな。~
:[リュファス]|砦から打って出よ。~
敵は寡兵だ……押し潰してやるがいい。~
~《大公軍、迎撃のため開門!(CAUTION!)》~
:[ディミトリ]|城門の近くに跳ね橋を制御する装置がある。~
この機に乗じて、中から開けてしまおう。~
**城内の制御装置を操作し、跳ね橋を開通せよ! [#be0a438c]
:[王国兵]|報告! 王城を逃れていた部隊が、~
各所の砦に取り残されているようです!~
:[ディミトリ]|放ってはおけないな。城下の安全を~
確保するためにも、砦の制圧に向かおう。~
→[[城下町のすべての砦を制圧せよ!>#S2]]
-制御装置のある砦に侵入~
~《砦を制圧し、制御装置を解除せよ!(Report)》~
:[ディミトリ]|流石に、正門は塞がれているな。~
別の通路を当たる必要がありそうだ。~
-武器庫を制圧~
:[イングリット]|やりましたね、制圧完了です。~
さあ、早く跳ね橋を下ろさねば……~
-武器庫の制御装置を操作~
~《東側の跳ね橋、開通!(Good News)》~
-宝物庫を制圧
:[シルヴァン]|早く跳ね橋を下ろしちまいましょう。~
さて、制御装置はどこかな……。~
-宝物庫の制御装置を操作~
~《西側の跳ね橋、開通!(Good News)》~
-制御装置を1つ操作~
:[ディミトリ]|よし……これでいいな。もう片方の砦も~
下ろせば、城内の敵を挟撃できるだろう。~
:[コルネリア]|チッ……坊ちゃんを侮り過ぎたか。~
だが、調子に乗ってられるのもここまでだ。~
~《大公軍の増援、出現!(CAUTION!)》~
-制御装置を両方操作~
:[ディミトリ]|これで東西の跳ね橋を確保できたな……。~
これより王城に踏み込み、逆賊を……討つ!~
:[コルネリア]|こうなっては仕方ありませんわね。~
私が、出迎えて差し上げましょう。~
:[リュファス]|ふふ、死ぬのは私か、奴か……~
いずれにせよ、これですべてが終わる……。~
~《コルネリア、迎撃のため出現!(CAUTION!)》~
~《リュファス、玉座の間を開門!(CAUTION!)》~
→[[リュファスとコルネリアを撃破せよ!>#M2]]
***城下町のすべての砦を制圧せよ! [#S2]
-城下の砦を制圧するごと~
~《取り残されていた兵士たち、砦の制圧により救出!(Good Ne...
~《救出した兵士たち、王国軍に協力開始!(Good News)》~
-城下の砦を1つ制圧~
:[王国兵]|おお、助けていただけるとは……!~
ここからは我らもお力添えさせてください!~
-城下の砦を3つ制圧~
:[ディミトリ]|よし、ここの制圧は済んだな。~
どうやら間に合ったようだ。~
-城下の砦を4つ制圧~
:[ドゥドゥー]|……これでいいだろう。~
-城下の砦をすべて制圧~
:[ディミトリ]|よし、砦はこれですべてだな。~
少しは城下も落ち着くだろう……。~
**リュファスとコルネリアを撃破せよ! [#M2]
-コルネリアに接近~
:[コルネリア]|あらあら、怖い顔ですわねえ……。~
もてなしがお気に召さなかったのかしら?~
-シェズがコルネリアに接近~
:[コルネリア]|っ……あら? あなた……へえ。~
面白い力を持っているのねえ?~
:[シェズ(男性)]|
:[シェズ(女性)]|面白い力、ね……。~
この力頼みだと思ったら大間違いよ。~
-ディミトリがコルネリアに接近~
:[コルネリア]|まったく、本当に目障りですわねえ……~
あの時、死んでおけばよかったのに。~
:[ディミトリ]|は、貴様と意見は合うとは業腹だが、~
生き残った以上……果たすべき務めがある。~
-ドゥドゥーがコルネリアに接近~
:[コルネリア]|まったく、本当に目障りですわねえ……~
あの時、死んでおけばよかったのに。~
:[ドゥドゥー]|……死ぬのは貴様だ、コルネリア。~
~《コルネリアのHP75%以下》~
:[コルネリア]|ああ、皆様ったら、揃いも揃って~
救えないほどの愚か者ですわねえ……。~
~《コルネリアのHP50%以下》~
:[コルネリア]|……ふふ。勝負事は、少し押されている~
くらいでないと楽しくないでしょう……?~
:[ドゥドゥー]|この勢いで、押し切る……!~
~《コルネリアのHP25%以下》~
:[コルネリア]|チッ……獣どもが、小癪な真似を。~
それもこれもタレスの爺が……。~
-コルネリア撃破時~
~《コルネリアを撃破!(Good News)》~
:[コルネリア]|遊びに熱中してしまうのは私の悪癖……~
このくらいで切り上げるとしましょうか。~
:[ドゥドゥー]|……女狐め。~
-玉座の間に侵入~
:[リュファス]|……ようやく来たか。~
お前たちの求める首は、ここにあるぞ。~
:[ディミトリ]|伯父上……ご覚悟を。~
~《大公軍の増援、出現!(CAUTION!)》~
:[大公軍将]|我らが主君はリュファス殿下ただ一人!~
騎士の誇りに懸けて、主を守り抜け!~
-ディミトリがリュファスに接近~
:[ディミトリ]|……いつかあなたとわかり合える日が~
来ると……私は、信じていたかった。~
:[リュファス]|そんなものは来ない。人と怪物が、~
理解し合えるはずなどないのだからな。~
-フェリクスがリュファスに接近~
:[フェリクス]|まったく、フラルダリウス公爵家も~
とんでもない嫌疑をかけられたものです。~
:[リュファス]|事実だろう? お前たちはあの猛獣を操り~
玉座に座らせようとしているのだから。~
~《リュファスのHP75%以下》~
:[ディミトリ]|伯父上に降伏の意志はない、か。~
ならばやはり、こうするしか……。~
~《リュファスのHP50%以下》~
:[リュファス]|……その人間離れした力で、人間を~
統制しようというのだろう、お前たちは。~
~《リュファスのHP25%以下》~
:[リュファス]|やはり……ダスカーで、西部の反乱で、~
殺しておくべきだった……!~
-リュファス撃破時~
:[リュファス]|くく……私を殺すか? 怪物よ。~
父の仇を討ちたいのだろう?~
:[ディミトリ]|……捕らえておけ~
-二人を撃破
~《リュファスとコルネリアの撃破に成功!(MAIN MISSION SUCC...
**戦闘終了 [#x4dfcb01]
:[ギルベルト]|殿下、リュファス様を牢へ移送します。~
すぐに尋問の用意を整えましょう。~
:[ディミトリ]|ああ……頼む。~
俺もすぐに向かおう。~
……皆、勝ち鬨を上げよ!~
貴公らの奮戦、見事であった!~
*クリア後 [#q9dd4f16]
**ムービー「決別」 [#cf4cac98]
(ざわつきながら階段の上を見上げる民衆)~
(シェズがアップになる)~
:[フェリクス]|何か言いたげだな~
~
(民衆たちの中にいるフェリクスとシェズ)~
(シェズが小さく顔をそらす)~
(後ろ手に縛られて座らされたリュファス)~
:[フェリクス]|反逆者は討つ~
~
(剣を持ったディミトリがリュファスの背後から現れる)~
(ディミトリの全身が映る)~
:[フェリクス]|最低限の義務だ~
~
(ディミトリの上半身がアップになる)~
(背後で槍を持ったドゥドゥーとギルベルトが画面外にはけてい...
:[ディミトリ]|……伯父上~
~
(リュファスの背)~
:[リュファス]|知っていることは、すべて話しただろう?
(瞬きをするディミトリ)~
:[リュファス]|肉親を殺すのが、怖いのか~
~
(ディミトリがリュファスの言葉を聞いて目を見開く)~
(リュファスにカメラが戻る)~
:[リュファス]|意外だよ……~
お前のような怪物にも、人の心があったとは~
~
(ディミトリがリュファスの横に移動する)~
(剣を構えるディミトリ)~
:[ディミトリ]|……ええ~
私も、そう思います。~
~
(引きの画になり、夕日を背景に剣を振りかぶるディミトリ)~
(リュファスの顔がアップになる)~
:[リュファス]|まあ……~
私には、相応しい結末か……~
~
(リュファスの視界となり夕日と城壁が映る)~
(剣の音と首が落ちる音)~
(首が上を向いたのか空が映る)~
(音に驚いたのか鳥たちが飛び立っていく)~
(リュファスの死体とディミトリの足)~
(引きの画になり、城壁の向こうに沈んでいく夕日と倒れ込んだ...
(ディミトリの横顔の目元から下だけの画になる)~
(字幕にならない小さな息を吐くディミトリ)~
(ディミトリが無言で天を見上げる)~
**覚悟 [#x123ced3]
:[???]|……そしてエリデュア、~
マテウス、クレイマン。▼~
彼らをはじめ、西部の有力諸侯の多くが~
先王陛下の暗殺に加担したと考えられます。▼~
どうやら大公らは帝国貴族から多くの~
金や物資を受け取っていたようですが……▼~
これはダスカーでの暗殺の見返りでしょう。~
大公と、帝国貴族らとの関係を洗うと……▼~
1171年、魔道士コルネリアの手引きで~
帝国のさる大貴族が王国を訪れています。▼~
:[ディミトリ]|アランデル公……義伯父上と、~
エーデルガルトの亡命だな。▼~
:[???]|ええ。背後にいるのは、皇家とも関係深い~
摂政アランデル公とその一派でしょう。▼~
:[ディミトリ]|……やはりか。よく調べてくださいました、~
ゴーティエ辺境伯。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|恐縮です、殿下。▼~
:[ロドリグ]|この調子で情報が搾り取れるなら、~
いずれ事件の全容も明らかになるでしょう。▼~
:[ディミトリ]|そうだな。ダスカーでの虐殺についても、~
伯父上の側近たちに吐かせねばなるまい。▼~
しかしこうなった以上、西部諸侯も~
沈黙を決め込むわけにはいかないだろう。▼~
何らかの手段で、彼らを~
権力から遠ざける必要があるな。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|それについてはご心配なく。手段さえ~
選ばなければ、どうとでもなりましょう。▼~
:[ディミトリ]|………………。~
後でゆっくり聞かせてもらいます。▼~
ひとまず今回の顛末は広く布告しろ。~
ある程度の牽制にはなるだろう。▼~
:[ギルベルト]|……しかし殿下、よろしかったのですか?▼~
大公殿下が“ダスカーの悲劇”に~
関与していたと明かしてしまって……。▼~
:(ドゥドゥ―がうつむく)|
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ディミトリ]|知り得たすべてを民に明かす。~
それを曲げるつもりはない。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……殿下らしいお言葉ですが、~
国内はさぞ荒れることでしょう。▼~
:[ディミトリ]|真実を伏せるのは容易い。だが仮にそれが~
暴かれれば、民の信頼を大きく損なう。▼~
……これは血塗られた過去との決別であり、~
我が国が決して避けては通れない道だ。▼~
:[ギルベルト]|立派な志ではありますが、~
ダスカーの民は納得しないでしょう。▼~
そしてファーガスの民にも~
容易に受け入れられぬ者は多いはずです。▼~
:[ロドリグ]|はは、まあそう言われるだろうと思って、~
私と殿下の間で、一つ策を講じましてね。▼~
生前のうちに、公爵位を嫡男に~
譲り渡すのを認めていただきました。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……おい待てロドリグ。~
お前までそんな突飛なことを……▼~
:[ロドリグ]|突飛でも何でもないぞ、マティアス!~
誰かがあの事件の責を負わねばならんのだ。▼~
初めに責を問われるのは殿下だろうが~
殿下には国主として国を導く使命がある。▼~
ならば泥を被り、矢面に立つべきは誰か……~
私以上の適任は他にいない。そうだろう?▼~
:[ディミトリ]|ロドリグには爵位を捨て、ドゥドゥーと共に~
双方の民の融和を目指して動いてもらう。▼~
命をもって責を負うのではなく、~
命を懸けて責を果たすんだ。▼~
:[ギルベルト]|……そうなると、問題はやはり王位。~
すぐに戴冠を行ったほうがよいでしょう。▼~
:[ディミトリ]|そうだな。士官学校での学びは~
貴重な機会だったが、仕方あるまい。▼~
それと……後でフェリクスを呼んでくれ。~
あいつも士官学校には戻れなくなるだろう。▼~
:[ロドリグ]|なに、既にあれとも話し合ったことですし、~
改めて殿下が謝られる必要もないでしょう。▼~
:[ディミトリ]|そういうわけにもいかない。~
……それからギュスタヴ、お前も国に戻れ。▼~
:[ギルベルト]|! ……いえ。~
一度この国を捨てた私に、居場所など……▼~
:[ディミトリ]|俺が作る。いま一度、力を貸してくれ。~
レア様もきっと認めてくださるだろう。▼~
:[ギルベルト]|……は。~
有難きお言葉です、殿下。▼~
:[ディミトリ]|ではギュスタヴ、聖教会と諸侯らに通達を。~
南方への連絡はガラテア伯が担ってくれる。▼~
それから、我が軍の人員編成を再考したい。~
折角の機会だ、お前たちにも意見を……▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。部屋にディミトリとシェズの二人だけが...
:[シェズ(男性)]|……おいディミトリ、大丈夫か?~
あれからしばらく寝ないで働いてるだろ?▼~
:[シェズ(女性)]|……ちょっとディミトリ、大丈夫?~
あれからしばらく寝ずに働いてるでしょ▼~
:[ディミトリ]|大丈夫だ。……ああ、それよりも、~
ちょうどお前に頼みたいことがあったんだ。▼~
少し先の話にはなるが~
新しく私兵団を組織しようと思っている。▼~
それをまとめる役割を、~
引き受けて貰えないかと思って。▼~
:[シェズ(男性)]|私兵団……?~
どういう風の吹き回しだ?▼~
:[シェズ(女性)]|私兵団……?~
どういう風の吹き回し?▼~
:[ディミトリ]|王家に仕えていた騎士の多くは、~
伯父上の息のかかった者たちだった。▼~
彼らのすべてが悪とは言えないが……~
賄賂などが横行していたのは事実だ。▼~
それで、人員の入れ替えを機に~
軍の大規模な再編を検討している。▼~
……今後数年は、内乱の時代になるだろう。~
少数でも、俺の随意に動く精鋭が欲しい。▼~
:[シェズ(男性)]|へえ……なかなか面白そうな話だな。~
けど俺でいいのか? ただの傭兵だぞ。▼~
:[シェズ(女性)]|へえ……なかなか面白そうな話ね。~
でも私でいいの? ただの傭兵よ。▼~
:[ディミトリ]|お前がいいんだ。人員は、騎士や貴族でなく~
平民たちからも取り立てるつもりだから……▼~
下手な貴族よりも信頼に足る傭兵が、~
適役なのではないかと思って。▼~
もちろん、強制するつもりはない。~
士官学校に戻りたいなら、それでもいい。▼~
:[シェズ(男性)]|いや。その話、受けさせてもらう。~
これからよろしく頼む、ディミトリ。▼~
:[シェズ(女性)]|いいえ。その話、受けさせてもらうわ。~
これからよろしく、ディミトリ。▼~
**月の幕間 [#k3131881]
摂取リュファスの内乱を鎮圧し、彼を処断し~
たディミトリは、“ダスカーの悲劇”の真相~
に近づくと共に、王位継承に向けて動き出す~
ことになった。~
その直前にはアドラステア帝国では権力闘~
争に端を発する騒乱が帝都の宮城内で勃発。~
更にレスター諸侯同盟領には東よりパルミラ~
の大軍勢が押し寄せる事態が発生する。~
各地で変事となり、その対処を貴族の子弟でも~
ある生徒たちも担わなければならなくなった~
事態を受け、大司教レアは士官学校の休止を~
決断。すべての生徒が母国へと帰還する。~
-----------------------------------------
CENTER:[[←EP.2 三つの学級(王国)>会話集/章別会話/序章/EP.2...
[[簡易拠点>会話集/前哨基地/序章/EP.3 急変の王都]]
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