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会話集/章別会話/外伝/北の果てより襲い来るもの
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[[会話集/章別会話]]
*北の果てより襲い来るもの [#kbb0576e]
#contents
*内容 [#vf9dd864]
王国の混乱を見てか、北よりスレンの民が襲来。&br;ディミト...
*オープニング [#vb993771]
:[シェズ(男性)]|はあ、寒い寒い……。この辺は~
雪がないのに、風が冷たくて堪えるな。▼~
:[シェズ(女性)]|はあ、寒い寒い……。この辺は~
雪がないのに、風が冷たくて堪えるわね。▼~
:[シルヴァン]|はは、雪が積もってないほうが~
かえって寒かったりするからなあ。▼~
~
《主人公が女性の時》
:[シルヴァン]|気をつけてくれよな? 雪が積もってない~
ほうが、かえって寒かったりするんだから。▼~
:[ディミトリ]|こんな北にまで連れてきた上、偵察まで~
任せてしまってすまないな。どうだった?▼~
:[シェズ(男性)]|異変はないな。~
そろそろ敵の姿が見えてもいいはずだが。▼~
……本当にスレンの連中は山脈を~
越えてくるのか? あんな険峻な山を……。▼~
:[シェズ(女性)]|異変はないわね。~
そろそろ敵の姿が見えてもいいはずだけど。▼~
……本当にスレンの人たちは山脈を~
越えてくるの? あんな険峻な山を……。▼~
:[ロドリグ]|来ますとも。彼らはそういう相手です。▼~
:[ディミトリ]|加えて、今回は襲撃の規模も大きい。~
率いている者が率いている者だからな。▼~
~
《選択》
-スレンの連中について聞く
-指揮官について聞く
--「スレンの連中について聞く」を選択
:[シェズ(男性)]|王都でゴタゴタがあった時にも、~
襲撃を受けたよな。▼~
やっぱりスレンとファーガスの仲は~
最悪なのか?▼~
:[シェズ(女性)]|王都でゴタゴタがあった時にも、~
襲撃を受けたのよね。▼~
やっぱりスレンとファーガスの仲は ~
最悪なの?▼~
:[シルヴァン]|最悪ってほどでもないだろうが、~
深い因縁のある相手なのは間違いないぜ。▼~
俺たちがまだほんの子供だった頃にも、~
ファーガスとスレンは正面切って戦ってる。▼~
ファーガスが勝った時、向こうの長が~
人質として身柄を差し出してきた末息子……▼~
そいつこそが、今回の襲撃の中心人物だ。▼~
--「指揮官について聞く」を選択
:[シェズ(男性)]|率いている者って……名の知れた~
将か何かなのか、スレンの指揮官は。▼~
:[シェズ(女性)]|率いている者って……名の知れた~
将か何かなの? スレンの指揮官は。▼~
:[ディミトリ]|そういうわけではない。ただ、フォドラの~
文化や軍略にはこの上なく精通している。▼~
~
《共通》
:[ロドリグ]|彼は人質としてフォドラに来てから、~
長らく辺境伯の薫陶を受けていました。▼~
辺境伯も、かつて奥方をスレン族に殺され、~
深い怨恨を抱いていたことでしょうが……▼~
スレンとの関係を改善するための一歩だと、~
彼を丁重に扱い、言葉や習俗を学ばせた。▼~
……ですが、彼はそんな考えとは裏腹に、~
ゴーティエ領を逃げ出して帰参したのです。▼~
:[シェズ(男性)]|人質が勝手に故郷に帰ったらまずいだろ。~
揉めなかったのか?▼~
:[シェズ(女性)]|人質が勝手に故郷に帰ったらまずいでしょ。~
揉めなかったの?▼~
:[シルヴァン]|父上が人を遣って責任を問うても、~
知らぬ存ぜぬを通されたんだってよ。▼~
:[ディミトリ]|だが、今回はスレンの兵を率いて~
ファーガスに攻め入ってきたのを思えば……▼~
故郷に戻り、フォドラの内情を伝えることで~
部族の仲でも立場を得たのかもしれない。▼~
:[シェズ(男性)]|北も北で大変なんだな。~
隣人がこんなに厄介だったなんて。▼~
:[シェズ(女性)]|北も北で大変なのね。~
隣人がこんなに厄介だったなんて。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|はは、我々の置かれている苦境について~
少しでも理解してもらえたのなら何よりだ。▼~
:[シルヴァン]|父上。出陣の用意なら整っていますが、~
そろそろ諸将らに招集しをかけましょうか。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|ああ。招集が完了し次第、ルスカ山脈に~
向けて出立。麓の砦に拠って陣を張る。▼~
:[ロドリグ]|此度の戦場があの砦になるとは……~
図らずも北征の再現になりましたね。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……ああ。そうなるな。~
あの砦は確か……緒戦の戦場だった。▼~
陛下、当家が始末をつけるべき件で~
お呼び立てしてしまい申し訳ございません。▼~
:[ディミトリ]|いえ。ゴーティエとフラルダリウスは~
長らく共にスレンと戦ってきた盟友……▼~
ブレーダッド家の当主として、~
この機器に参じるのは当然のことです。▼~
シルヴァン、シェズ、~
お前たちの力も頼りにしているぞ。▼~
~
《選択》
-自信満々に応じる
-不安げに応じる
--「自信満々に応じる」を選択
:[シェズ(男性)]|ああ、任せてくれ。スレンだろうが~
何だろうが、俺がぶっ飛ばしてやろう。▼~
:[シェズ(女性)]|ええ、任せて。スレンだろうが~
何だろうが、私がぶっ飛ばしてあげるわ。▼~
:[シルヴァン]|おっと、それは心強い。~
だったら俺はほどほどに……▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|………………。▼~
:[シルヴァン]|……いや。全力を尽くして戦います。~
死なない程度に。▼~
--「不安げに応じる」を選択
:[シェズ(男性)]|正直不安だな。頭の切れる指揮官なんだろ?~
まあ、やれるだけのことはやるが……。▼~
:[シェズ(女性)]|正直不安ね。頭の切れる指揮官なんでしょ?~
まあ、やれるだけのことはやるけど……。▼~
:[シルヴァン]|そう弱気になる必要はないだろ。~
お前の腕前はよく知ってる。▼~
~
《主人公が女性の時》
:[シルヴァン]|そう弱気になる必要はないさ。~
君の腕前はよく知ってる。▼~
それに、こんな顔ぶれが揃っていて、~
負ける可能性は万に一つもないだろ。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|………………。▼~
:[シルヴァン]|……いや。その万に一つを考えるのが~
指揮官の仕事ってわけだがな。ははは。▼~
~
《共通》
:[ロドリグ]|私も微力を尽くしましょう、辺境伯。~
フラルダリウス公の位を倅に譲った今、▼~
私はしがない将の一人に過ぎませんがね。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|謙遜はよせ。似合わんぞ、ロドリグ。~
互いに、我らの王に恥じぬ戦いをしよう。▼~
*戦闘マップ [#h6cfb239]
**戦闘開始 [#ucd9e795]
:[ゴーティエ辺境伯]|勇猛無比なるファーガスの精兵たちよ!~
スレンを討ち、貴公らの武威を示せ!~
**城塞内に侵入したスレン将らを撃破せよ! [#u0491da2]
:[ゴーティエ辺境伯]|本陣の防衛は私が引き受けよう。~
貴公らは敵の対処に向かってくれ。~
~《ゴーティエ辺境伯の敗走に注意せよ!(Report)》~
-ゴーティエ辺境伯が敗走危機~
:[ゴーティエ辺境伯]|……敵が、ここまでやるとはな。~
私としたことが、油断したか……?~
:[ディミトリ]|辺境伯を討たせるわけにはいかない。~
急ぎ、救援に向かわなくては……!~
-ゴーティエ辺境伯が敗走~
:[ゴーティエ辺境伯]|く……読み違えた、か……~
:[シルヴァン]|父上! ……嘘、だろ?~
~
-スレン将らを2人撃破~
:[ディミトリ]|父上と同じ戦場に立っていると思うと、~
正直……感慨深いものがあるな。~
:[シルヴァン]|同じような戦いが繰り返されるのも、~
どうなんだって話かもしれませんけどね。~
-スレン将らを6人撃破~
:[ロドリグ]|不思議なものだ。まるで若い頃の辺境伯や~
先王陛下と共に戦っているかのようですよ。~
:[シルヴァン]|父上と重ねていただけるのは光栄ですけど、~
まだまだああはなれませんよ、俺は。~
:[ディミトリ]|いつまでもそう言ってはいられまい。~
いずれ、爵位を継ぐ日は回ってくるんだぞ。~
:[シェズ(男性)]|実際に継いだ奴の言葉には、~
説得力があるな。~
:[シェズ(女性)]|実際に継いだ人の言葉には、~
説得力があるわね。~
-スレン将らを全員撃破~
~《スレン軍、増援出撃のために開門!(CAUTION)》~
:[ロドリグ]|守っているだけではキリがありませんね。~
思い切って、攻めに転じるべきかと。~
**制限時間内に砦を制圧し、敵増援の出現を阻止せよ! [#r98d...
-失敗した場合~
:[ロドリグ]|くっ、失敗か!~
~
-砦を1つ制圧~
:[シルヴァン]|あの……スレンの襲撃で死んだっていう~
父上の前妻は、どういう人だったんですか。~
:[ロドリグ]|彼女は、士官学校時代の同窓生でしてね。~
&ruby(アドラークラッセ){黒鷲の学級};の華と呼ばれていまし...
:[ディミトリ]|……辺境伯が“氷壁”などと呼ばれるように~
なったのは、彼女を失ってからだと聞いた。~
:[ロドリグ]|ええ……そうですね。昔はもっと気さくで~
明るい、賑やかな男だったのですが……。~
~《スレン軍の増援、出現!(CAUTION)》~
~《スレン将ら、砦制圧のため進軍開始!(CAUTION)》~
→[[スレン将らを撃破し、砦を防衛せよ!>#S1]]
-砦を2つ制圧
:[ロドリグ]|よし、今のところは順調だな。~
ランベールの奴にも文句は言われまい。~
:[ゴーティエ辺境伯]|……倅が、陛下やロドリグの~
足を引っ張っていないといいが。~
-砦をすべて制圧~
:[ディミトリ]|これで一段落、だな。~
問題は敵の総大将だが……。~
:[スレン大将((資料「パーソロン戦史」によると名前は「レフ...
来たようだな! ゴーティエよ!~
~《スレン軍の増援、出現!(CAUTION)》~
:[シルヴァン]|こ、声がでかい……言葉も随分と~
達者なようだし、やっぱりあいつだな。~
***スレン将らを撃破し、砦を防衛せよ! [#S1]
**スレン軍の増援を撃破せよ! [#b7b8180b]
-増援を全員撃破
:[ディミトリ]|上手くいったな!
~《スレン軍、進軍のため開門!(Report)》~
:[スレン大将]|オレたちも暮らしが懸かってるんでな!~
恨んでくれるな、フォドラの戦士たちよ!~
~《スレン大将、進軍開始!(CAUTION)》~
**スレン大将を撃破せよ! [#y1d7e451]
-VSシルヴァン(破裂の槍未装備)~
:[スレン大将]|おっとシルヴァンか、久しいな!~
貴様の兄が、死んだと聞いたが。~
:[シルヴァン]|ああ……死んだよ。だが、フォドラを~
逃げ出したあんたには関係ない話だろ?~
-VSシルヴァン(破裂の槍装備)~
:[スレン大将]|おっとシルヴァンか、久しいな!~
その槍の輝き、いつ見ても忌々しいぞ!~
:[シルヴァン]|そりゃ忌々しいだろうよ。あんたらを~
追い払うための武器みたいなもんだしな。~
**戦闘終了 [#pe172f85]
:[スレン大将]|……やはり、あの連中を信頼すべきでは~
なかったな。ここは……潔く撤退だっ!~
:[シルヴァン]|おう、もう二度と来るんじゃねえぞー!~
来るなら武器も兵もスレンに置いてこい!~
:[スレン大将]|だっははは! まあ考えておこう!~
:[ディミトリ]|………………。~
*クリア後 [#v67a0c01]
:[ディミトリ]|しかし……まるで、~
嵐のような襲撃者でしたね。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|毎度こんなものだ、と言いたいところで...
やはり今回の襲撃はいつもとは違った……。▼~
あの男にも、ファーガスに攻め込まぬ~
程度の分別はあると思っていたのですがね。▼~
~
《選択》
-誰かに焚きつけられたのではと推測する
-戦力差を見誤ったのではと推測する
--「誰かに焚きつけられたのではと推測する」を選択
:[シェズ(男性)]|もしかしたら、誰かが連中を~
焚きつけたのかもしれないな。▼~
帝国との戦いに気を取られている今なら、~
王国領を削り取るのは容易い、とか。▼~
:[シェズ(女性)]|もしかしたら、誰かがあの人たちを~
焚きつけたのかもしれないわね。▼~
帝国との戦いに気を取られている今なら、~
王国領を削り取るのは容易い、って。▼~
:[ディミトリ]|仮にそうだとすれば、彼らを焚きつけたのは~
帝国の手の者か? いや、それとも……▼~
:[ロドリグ]|コルネリアたちの一派、という線も~
捨てきれませんね。彼らは神出鬼没です。▼~
--「戦力差を見誤ったのではと推測する」を選択
:[シェズ(男性)]|俺たちとの戦力差を見誤ったんじゃないか?~
王家まで出てくるとは思わないだろ。▼~
:[シェズ(女性)]|私たちとの戦力差を見誤ったんじゃない?~
王家まで出てくるとは思わないでしょ。▼~
:[シルヴァン]|いや。北方の三家は、これまでも~
力を合わせてスレンと戦ってきた。▼~
下手に突っつけばゴーティエどころか、~
国王軍が出てくるのも承知の上だろう。▼~
:[ディミトリ]|ああ、それは間違いない。もしかすると、~
何者かに唆されたのかもしれないな。▼~
:[ロドリグ]|ううむ、帝国の策略……なのでしょうか。~
それともコルネリアたちが手を回して……。▼~
~
《共通》
:[ゴーティエ辺境伯]|真相は、これから調べねばならない。だが~
何者かがスレンと接触したのが原因なら……▼~
此度の襲撃、責任は私にあるのだろう。~
奴に教えなど授けるべきではなかった。▼~
:[シルヴァン]|……父上。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|スレンの民は、フォドラの言葉を解さな...
せめて言葉さえ教えていなければ……▼~
:[ディミトリ]|ですが、あなたが彼を教導したからこそ~
彼はシルヴァンの言葉に応えた。▼~
気のない返答でしたが、彼らの口から~
あんな言葉を聞けるとは思いませんでした。▼~
私たちは……スレンの民を、吹雪の中から~
現れる悪魔だと教えられて育ってきました。▼~
それだけ遠かった相手と、~
言葉を交わせるまでに近づけたのです。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|………………。▼~
:[シルヴァン]|俺も陛下と同意見です。少なくとも意思の~
疎通もとれないままじゃ、和平なんて遠い。▼~
戦いだけじゃ方がつかないのは、~
父上も理解しているでしょう。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|連中が何を求めて戦うのかはわかってい...
凍らぬ港、そして温暖で豊かな土地だ。▼~
ファーガスとて決して豊かな土地ではない。~
連中に売り渡してやることもできん。▼~
切れる札も限られた状況下で~
お前はどう和平など目指すつもりだ。▼~
:[シルヴァン]|それは……まだ、わかりません。~
けど俺は、一生懸けてそれを探したい。▼~
:(ゴーティエ辺境伯が背を向ける)|
:[ゴーティエ辺境伯]|……まだまだ、青いな。▼~
:(ゴーティエ辺境伯が立ち去る)|
:[ロドリグ]|辺境伯! ……まったく、仕方ない。~
私が話してきます。戻っていてください。▼~
:(ロドリグがディミトリに頭を下げ走って辺境伯を追う)|
:[ディミトリ]|まあ……辺境伯の言葉も、尤もだと思う。~
だが、お前の意思にも嘘はないのだろう?▼~
:[シルヴァン]|ええ、もちろん。やるべきことは~
自分でやるってのが、俺の信条ですから。▼~
~
《選択》
-応援する
-心配する
--「応援する」を選択
:[シェズ(男性)]|スレンとの和平か。決して叶えられない~
理想じゃないと思うぞ。俺は応援する。▼~
:[シェズ(女性)]|スレンとの和平か。決して叶えられない~
理想じゃないと思うわ。私は応援する。▼~
:[シルヴァン]|ははは、ありがとな。~
そう言ってもらえると嬉しいよ。▼~
--「心配する」を選択
:[シェズ(男性)]|本気なのか? 散々戦った相手だぞ。~
言葉が通じるのもあの総大将だけだった。▼~
:[シェズ(女性)]|本気? 散々戦った相手よ。~
言葉が通じるのもあの総大将だけだったし。▼~
:[シルヴァン]|本気さ。それにこう見えて俺は、~
スレンの言葉もちょっとは話せるんだぜ。▼~
~
《共通》
:[ディミトリ]|……まず彼らの脅威を除かなければ、~
俺たちは永遠に遺産の力から自立できない。▼~
そして、そんな脅威を除く手段が~
武力でなければならない理由はない。▼~
シルヴァン。俺は、お前の考え方が好きだ。▼~
:[シルヴァン]|あんた、戦争の申し子みたいな才能を持って~
生まれたのに、戦争は大嫌いですもんねえ。▼~
:[シェズ(男性)]|お前の父さんは大丈夫なのか?~
納得してないみたいだったが。▼~
:[シェズ(女性)]|あなたの父さんは大丈夫なの?~
納得してないみたいだったけど。▼~
:[シルヴァン]|あー……20年以上も親子をやってれば~
わかるんだが、父上も素直じゃなくてな。▼~
本気で俺を「青い」と思っていたら、~
わざわざ言わずに立ち去っておしまいだ。▼~
あの人もあの人なりに、何か~
思うところがあったんだろう。きっと。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。辺境伯の背に追いつくロドリグ)|
:[ロドリグ]|おいマティアス、待て。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……なあロドリグ。覚えているか。~
士官学校時代の……舞踏会の夜のことを。▼~
おれたち3人は早々に飽きて抜け出し、~
誰もいない訓練場で稽古に没頭した……。▼~
:[ロドリグ]|そんなこともあったな。あの夜の星空は~
見事だった。今でも鮮明に思い出せる。▼~
取り留めのない雑談に興じ……互いの夢など~
語り合ったのはあれが最初で最後だったな。▼~
:(辺境伯が振り返る)|
:[ゴーティエ辺境伯]|あの時、ランベールは「俺はスレンや~
ダスカーとも仲良くしたい」などと言った。▼~
:[ロドリグ]|ははは、そうだった。……あいつは王位に~
就いた後、それを有言実行しようとしたな。▼~
結局スレンとは戦うしかなかったが、~
ダスカーとは歩み寄ろうと努力していたよ。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|舞踏会の夜、俺はあいつに「青い」と~
言い放った。ひどく幼稚な夢に聞こえてな。▼~
だが近頃思うんだ。真に青かったのは~
俺のほうだったのかもしれない、と。▼~
あいつはただ、いつも澄んだ目で、~
フォドラの大地を見つめていただけだった。▼~
身内の血で濁った「私」の双眸では、二度と~
あいつと同じ景色は見られないのだろう。▼~
……和平。和平、か。~
そんな道が、あるのだろうか。▼~
:[ロドリグ]|はあ……~
マティアス、お前は昔からそうだな。▼~
シルヴァン殿に言い過ぎたと思っているなら~
拗れる前にさっさと謝ったほうがいいぞ。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……ああ。そうだな。▼~
*コメント [#e0e5944a]
#comment
終了行:
[[会話集/章別会話]]
*北の果てより襲い来るもの [#kbb0576e]
#contents
*内容 [#vf9dd864]
王国の混乱を見てか、北よりスレンの民が襲来。&br;ディミト...
*オープニング [#vb993771]
:[シェズ(男性)]|はあ、寒い寒い……。この辺は~
雪がないのに、風が冷たくて堪えるな。▼~
:[シェズ(女性)]|はあ、寒い寒い……。この辺は~
雪がないのに、風が冷たくて堪えるわね。▼~
:[シルヴァン]|はは、雪が積もってないほうが~
かえって寒かったりするからなあ。▼~
~
《主人公が女性の時》
:[シルヴァン]|気をつけてくれよな? 雪が積もってない~
ほうが、かえって寒かったりするんだから。▼~
:[ディミトリ]|こんな北にまで連れてきた上、偵察まで~
任せてしまってすまないな。どうだった?▼~
:[シェズ(男性)]|異変はないな。~
そろそろ敵の姿が見えてもいいはずだが。▼~
……本当にスレンの連中は山脈を~
越えてくるのか? あんな険峻な山を……。▼~
:[シェズ(女性)]|異変はないわね。~
そろそろ敵の姿が見えてもいいはずだけど。▼~
……本当にスレンの人たちは山脈を~
越えてくるの? あんな険峻な山を……。▼~
:[ロドリグ]|来ますとも。彼らはそういう相手です。▼~
:[ディミトリ]|加えて、今回は襲撃の規模も大きい。~
率いている者が率いている者だからな。▼~
~
《選択》
-スレンの連中について聞く
-指揮官について聞く
--「スレンの連中について聞く」を選択
:[シェズ(男性)]|王都でゴタゴタがあった時にも、~
襲撃を受けたよな。▼~
やっぱりスレンとファーガスの仲は~
最悪なのか?▼~
:[シェズ(女性)]|王都でゴタゴタがあった時にも、~
襲撃を受けたのよね。▼~
やっぱりスレンとファーガスの仲は ~
最悪なの?▼~
:[シルヴァン]|最悪ってほどでもないだろうが、~
深い因縁のある相手なのは間違いないぜ。▼~
俺たちがまだほんの子供だった頃にも、~
ファーガスとスレンは正面切って戦ってる。▼~
ファーガスが勝った時、向こうの長が~
人質として身柄を差し出してきた末息子……▼~
そいつこそが、今回の襲撃の中心人物だ。▼~
--「指揮官について聞く」を選択
:[シェズ(男性)]|率いている者って……名の知れた~
将か何かなのか、スレンの指揮官は。▼~
:[シェズ(女性)]|率いている者って……名の知れた~
将か何かなの? スレンの指揮官は。▼~
:[ディミトリ]|そういうわけではない。ただ、フォドラの~
文化や軍略にはこの上なく精通している。▼~
~
《共通》
:[ロドリグ]|彼は人質としてフォドラに来てから、~
長らく辺境伯の薫陶を受けていました。▼~
辺境伯も、かつて奥方をスレン族に殺され、~
深い怨恨を抱いていたことでしょうが……▼~
スレンとの関係を改善するための一歩だと、~
彼を丁重に扱い、言葉や習俗を学ばせた。▼~
……ですが、彼はそんな考えとは裏腹に、~
ゴーティエ領を逃げ出して帰参したのです。▼~
:[シェズ(男性)]|人質が勝手に故郷に帰ったらまずいだろ。~
揉めなかったのか?▼~
:[シェズ(女性)]|人質が勝手に故郷に帰ったらまずいでしょ。~
揉めなかったの?▼~
:[シルヴァン]|父上が人を遣って責任を問うても、~
知らぬ存ぜぬを通されたんだってよ。▼~
:[ディミトリ]|だが、今回はスレンの兵を率いて~
ファーガスに攻め入ってきたのを思えば……▼~
故郷に戻り、フォドラの内情を伝えることで~
部族の仲でも立場を得たのかもしれない。▼~
:[シェズ(男性)]|北も北で大変なんだな。~
隣人がこんなに厄介だったなんて。▼~
:[シェズ(女性)]|北も北で大変なのね。~
隣人がこんなに厄介だったなんて。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|はは、我々の置かれている苦境について~
少しでも理解してもらえたのなら何よりだ。▼~
:[シルヴァン]|父上。出陣の用意なら整っていますが、~
そろそろ諸将らに招集しをかけましょうか。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|ああ。招集が完了し次第、ルスカ山脈に~
向けて出立。麓の砦に拠って陣を張る。▼~
:[ロドリグ]|此度の戦場があの砦になるとは……~
図らずも北征の再現になりましたね。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……ああ。そうなるな。~
あの砦は確か……緒戦の戦場だった。▼~
陛下、当家が始末をつけるべき件で~
お呼び立てしてしまい申し訳ございません。▼~
:[ディミトリ]|いえ。ゴーティエとフラルダリウスは~
長らく共にスレンと戦ってきた盟友……▼~
ブレーダッド家の当主として、~
この機器に参じるのは当然のことです。▼~
シルヴァン、シェズ、~
お前たちの力も頼りにしているぞ。▼~
~
《選択》
-自信満々に応じる
-不安げに応じる
--「自信満々に応じる」を選択
:[シェズ(男性)]|ああ、任せてくれ。スレンだろうが~
何だろうが、俺がぶっ飛ばしてやろう。▼~
:[シェズ(女性)]|ええ、任せて。スレンだろうが~
何だろうが、私がぶっ飛ばしてあげるわ。▼~
:[シルヴァン]|おっと、それは心強い。~
だったら俺はほどほどに……▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|………………。▼~
:[シルヴァン]|……いや。全力を尽くして戦います。~
死なない程度に。▼~
--「不安げに応じる」を選択
:[シェズ(男性)]|正直不安だな。頭の切れる指揮官なんだろ?~
まあ、やれるだけのことはやるが……。▼~
:[シェズ(女性)]|正直不安ね。頭の切れる指揮官なんでしょ?~
まあ、やれるだけのことはやるけど……。▼~
:[シルヴァン]|そう弱気になる必要はないだろ。~
お前の腕前はよく知ってる。▼~
~
《主人公が女性の時》
:[シルヴァン]|そう弱気になる必要はないさ。~
君の腕前はよく知ってる。▼~
それに、こんな顔ぶれが揃っていて、~
負ける可能性は万に一つもないだろ。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|………………。▼~
:[シルヴァン]|……いや。その万に一つを考えるのが~
指揮官の仕事ってわけだがな。ははは。▼~
~
《共通》
:[ロドリグ]|私も微力を尽くしましょう、辺境伯。~
フラルダリウス公の位を倅に譲った今、▼~
私はしがない将の一人に過ぎませんがね。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|謙遜はよせ。似合わんぞ、ロドリグ。~
互いに、我らの王に恥じぬ戦いをしよう。▼~
*戦闘マップ [#h6cfb239]
**戦闘開始 [#ucd9e795]
:[ゴーティエ辺境伯]|勇猛無比なるファーガスの精兵たちよ!~
スレンを討ち、貴公らの武威を示せ!~
**城塞内に侵入したスレン将らを撃破せよ! [#u0491da2]
:[ゴーティエ辺境伯]|本陣の防衛は私が引き受けよう。~
貴公らは敵の対処に向かってくれ。~
~《ゴーティエ辺境伯の敗走に注意せよ!(Report)》~
-ゴーティエ辺境伯が敗走危機~
:[ゴーティエ辺境伯]|……敵が、ここまでやるとはな。~
私としたことが、油断したか……?~
:[ディミトリ]|辺境伯を討たせるわけにはいかない。~
急ぎ、救援に向かわなくては……!~
-ゴーティエ辺境伯が敗走~
:[ゴーティエ辺境伯]|く……読み違えた、か……~
:[シルヴァン]|父上! ……嘘、だろ?~
~
-スレン将らを2人撃破~
:[ディミトリ]|父上と同じ戦場に立っていると思うと、~
正直……感慨深いものがあるな。~
:[シルヴァン]|同じような戦いが繰り返されるのも、~
どうなんだって話かもしれませんけどね。~
-スレン将らを6人撃破~
:[ロドリグ]|不思議なものだ。まるで若い頃の辺境伯や~
先王陛下と共に戦っているかのようですよ。~
:[シルヴァン]|父上と重ねていただけるのは光栄ですけど、~
まだまだああはなれませんよ、俺は。~
:[ディミトリ]|いつまでもそう言ってはいられまい。~
いずれ、爵位を継ぐ日は回ってくるんだぞ。~
:[シェズ(男性)]|実際に継いだ奴の言葉には、~
説得力があるな。~
:[シェズ(女性)]|実際に継いだ人の言葉には、~
説得力があるわね。~
-スレン将らを全員撃破~
~《スレン軍、増援出撃のために開門!(CAUTION)》~
:[ロドリグ]|守っているだけではキリがありませんね。~
思い切って、攻めに転じるべきかと。~
**制限時間内に砦を制圧し、敵増援の出現を阻止せよ! [#r98d...
-失敗した場合~
:[ロドリグ]|くっ、失敗か!~
~
-砦を1つ制圧~
:[シルヴァン]|あの……スレンの襲撃で死んだっていう~
父上の前妻は、どういう人だったんですか。~
:[ロドリグ]|彼女は、士官学校時代の同窓生でしてね。~
&ruby(アドラークラッセ){黒鷲の学級};の華と呼ばれていまし...
:[ディミトリ]|……辺境伯が“氷壁”などと呼ばれるように~
なったのは、彼女を失ってからだと聞いた。~
:[ロドリグ]|ええ……そうですね。昔はもっと気さくで~
明るい、賑やかな男だったのですが……。~
~《スレン軍の増援、出現!(CAUTION)》~
~《スレン将ら、砦制圧のため進軍開始!(CAUTION)》~
→[[スレン将らを撃破し、砦を防衛せよ!>#S1]]
-砦を2つ制圧
:[ロドリグ]|よし、今のところは順調だな。~
ランベールの奴にも文句は言われまい。~
:[ゴーティエ辺境伯]|……倅が、陛下やロドリグの~
足を引っ張っていないといいが。~
-砦をすべて制圧~
:[ディミトリ]|これで一段落、だな。~
問題は敵の総大将だが……。~
:[スレン大将((資料「パーソロン戦史」によると名前は「レフ...
来たようだな! ゴーティエよ!~
~《スレン軍の増援、出現!(CAUTION)》~
:[シルヴァン]|こ、声がでかい……言葉も随分と~
達者なようだし、やっぱりあいつだな。~
***スレン将らを撃破し、砦を防衛せよ! [#S1]
**スレン軍の増援を撃破せよ! [#b7b8180b]
-増援を全員撃破
:[ディミトリ]|上手くいったな!
~《スレン軍、進軍のため開門!(Report)》~
:[スレン大将]|オレたちも暮らしが懸かってるんでな!~
恨んでくれるな、フォドラの戦士たちよ!~
~《スレン大将、進軍開始!(CAUTION)》~
**スレン大将を撃破せよ! [#y1d7e451]
-VSシルヴァン(破裂の槍未装備)~
:[スレン大将]|おっとシルヴァンか、久しいな!~
貴様の兄が、死んだと聞いたが。~
:[シルヴァン]|ああ……死んだよ。だが、フォドラを~
逃げ出したあんたには関係ない話だろ?~
-VSシルヴァン(破裂の槍装備)~
:[スレン大将]|おっとシルヴァンか、久しいな!~
その槍の輝き、いつ見ても忌々しいぞ!~
:[シルヴァン]|そりゃ忌々しいだろうよ。あんたらを~
追い払うための武器みたいなもんだしな。~
**戦闘終了 [#pe172f85]
:[スレン大将]|……やはり、あの連中を信頼すべきでは~
なかったな。ここは……潔く撤退だっ!~
:[シルヴァン]|おう、もう二度と来るんじゃねえぞー!~
来るなら武器も兵もスレンに置いてこい!~
:[スレン大将]|だっははは! まあ考えておこう!~
:[ディミトリ]|………………。~
*クリア後 [#v67a0c01]
:[ディミトリ]|しかし……まるで、~
嵐のような襲撃者でしたね。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|毎度こんなものだ、と言いたいところで...
やはり今回の襲撃はいつもとは違った……。▼~
あの男にも、ファーガスに攻め込まぬ~
程度の分別はあると思っていたのですがね。▼~
~
《選択》
-誰かに焚きつけられたのではと推測する
-戦力差を見誤ったのではと推測する
--「誰かに焚きつけられたのではと推測する」を選択
:[シェズ(男性)]|もしかしたら、誰かが連中を~
焚きつけたのかもしれないな。▼~
帝国との戦いに気を取られている今なら、~
王国領を削り取るのは容易い、とか。▼~
:[シェズ(女性)]|もしかしたら、誰かがあの人たちを~
焚きつけたのかもしれないわね。▼~
帝国との戦いに気を取られている今なら、~
王国領を削り取るのは容易い、って。▼~
:[ディミトリ]|仮にそうだとすれば、彼らを焚きつけたのは~
帝国の手の者か? いや、それとも……▼~
:[ロドリグ]|コルネリアたちの一派、という線も~
捨てきれませんね。彼らは神出鬼没です。▼~
--「戦力差を見誤ったのではと推測する」を選択
:[シェズ(男性)]|俺たちとの戦力差を見誤ったんじゃないか?~
王家まで出てくるとは思わないだろ。▼~
:[シェズ(女性)]|私たちとの戦力差を見誤ったんじゃない?~
王家まで出てくるとは思わないでしょ。▼~
:[シルヴァン]|いや。北方の三家は、これまでも~
力を合わせてスレンと戦ってきた。▼~
下手に突っつけばゴーティエどころか、~
国王軍が出てくるのも承知の上だろう。▼~
:[ディミトリ]|ああ、それは間違いない。もしかすると、~
何者かに唆されたのかもしれないな。▼~
:[ロドリグ]|ううむ、帝国の策略……なのでしょうか。~
それともコルネリアたちが手を回して……。▼~
~
《共通》
:[ゴーティエ辺境伯]|真相は、これから調べねばならない。だが~
何者かがスレンと接触したのが原因なら……▼~
此度の襲撃、責任は私にあるのだろう。~
奴に教えなど授けるべきではなかった。▼~
:[シルヴァン]|……父上。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|スレンの民は、フォドラの言葉を解さな...
せめて言葉さえ教えていなければ……▼~
:[ディミトリ]|ですが、あなたが彼を教導したからこそ~
彼はシルヴァンの言葉に応えた。▼~
気のない返答でしたが、彼らの口から~
あんな言葉を聞けるとは思いませんでした。▼~
私たちは……スレンの民を、吹雪の中から~
現れる悪魔だと教えられて育ってきました。▼~
それだけ遠かった相手と、~
言葉を交わせるまでに近づけたのです。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|………………。▼~
:[シルヴァン]|俺も陛下と同意見です。少なくとも意思の~
疎通もとれないままじゃ、和平なんて遠い。▼~
戦いだけじゃ方がつかないのは、~
父上も理解しているでしょう。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|連中が何を求めて戦うのかはわかってい...
凍らぬ港、そして温暖で豊かな土地だ。▼~
ファーガスとて決して豊かな土地ではない。~
連中に売り渡してやることもできん。▼~
切れる札も限られた状況下で~
お前はどう和平など目指すつもりだ。▼~
:[シルヴァン]|それは……まだ、わかりません。~
けど俺は、一生懸けてそれを探したい。▼~
:(ゴーティエ辺境伯が背を向ける)|
:[ゴーティエ辺境伯]|……まだまだ、青いな。▼~
:(ゴーティエ辺境伯が立ち去る)|
:[ロドリグ]|辺境伯! ……まったく、仕方ない。~
私が話してきます。戻っていてください。▼~
:(ロドリグがディミトリに頭を下げ走って辺境伯を追う)|
:[ディミトリ]|まあ……辺境伯の言葉も、尤もだと思う。~
だが、お前の意思にも嘘はないのだろう?▼~
:[シルヴァン]|ええ、もちろん。やるべきことは~
自分でやるってのが、俺の信条ですから。▼~
~
《選択》
-応援する
-心配する
--「応援する」を選択
:[シェズ(男性)]|スレンとの和平か。決して叶えられない~
理想じゃないと思うぞ。俺は応援する。▼~
:[シェズ(女性)]|スレンとの和平か。決して叶えられない~
理想じゃないと思うわ。私は応援する。▼~
:[シルヴァン]|ははは、ありがとな。~
そう言ってもらえると嬉しいよ。▼~
--「心配する」を選択
:[シェズ(男性)]|本気なのか? 散々戦った相手だぞ。~
言葉が通じるのもあの総大将だけだった。▼~
:[シェズ(女性)]|本気? 散々戦った相手よ。~
言葉が通じるのもあの総大将だけだったし。▼~
:[シルヴァン]|本気さ。それにこう見えて俺は、~
スレンの言葉もちょっとは話せるんだぜ。▼~
~
《共通》
:[ディミトリ]|……まず彼らの脅威を除かなければ、~
俺たちは永遠に遺産の力から自立できない。▼~
そして、そんな脅威を除く手段が~
武力でなければならない理由はない。▼~
シルヴァン。俺は、お前の考え方が好きだ。▼~
:[シルヴァン]|あんた、戦争の申し子みたいな才能を持って~
生まれたのに、戦争は大嫌いですもんねえ。▼~
:[シェズ(男性)]|お前の父さんは大丈夫なのか?~
納得してないみたいだったが。▼~
:[シェズ(女性)]|あなたの父さんは大丈夫なの?~
納得してないみたいだったけど。▼~
:[シルヴァン]|あー……20年以上も親子をやってれば~
わかるんだが、父上も素直じゃなくてな。▼~
本気で俺を「青い」と思っていたら、~
わざわざ言わずに立ち去っておしまいだ。▼~
あの人もあの人なりに、何か~
思うところがあったんだろう。きっと。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。辺境伯の背に追いつくロドリグ)|
:[ロドリグ]|おいマティアス、待て。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……なあロドリグ。覚えているか。~
士官学校時代の……舞踏会の夜のことを。▼~
おれたち3人は早々に飽きて抜け出し、~
誰もいない訓練場で稽古に没頭した……。▼~
:[ロドリグ]|そんなこともあったな。あの夜の星空は~
見事だった。今でも鮮明に思い出せる。▼~
取り留めのない雑談に興じ……互いの夢など~
語り合ったのはあれが最初で最後だったな。▼~
:(辺境伯が振り返る)|
:[ゴーティエ辺境伯]|あの時、ランベールは「俺はスレンや~
ダスカーとも仲良くしたい」などと言った。▼~
:[ロドリグ]|ははは、そうだった。……あいつは王位に~
就いた後、それを有言実行しようとしたな。▼~
結局スレンとは戦うしかなかったが、~
ダスカーとは歩み寄ろうと努力していたよ。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|舞踏会の夜、俺はあいつに「青い」と~
言い放った。ひどく幼稚な夢に聞こえてな。▼~
だが近頃思うんだ。真に青かったのは~
俺のほうだったのかもしれない、と。▼~
あいつはただ、いつも澄んだ目で、~
フォドラの大地を見つめていただけだった。▼~
身内の血で濁った「私」の双眸では、二度と~
あいつと同じ景色は見られないのだろう。▼~
……和平。和平、か。~
そんな道が、あるのだろうか。▼~
:[ロドリグ]|はあ……~
マティアス、お前は昔からそうだな。▼~
シルヴァン殿に言い過ぎたと思っているなら~
拗れる前にさっさと謝ったほうがいいぞ。▼~
:[ゴーティエ辺境伯]|……ああ。そうだな。▼~
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