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会話集/支援会話/主人公(男性)(レスター諸侯同盟)
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[[会話集/支援会話]]
*主人公(男性)の支援会話 [#l284ad59]
#contents
**クロード [#o9fa2123]
***支援C [#r2eb561f]
:[シェズ]|お、クロード。また例の会議だったんだろ。~
もう終わったのか?▼~
:[クロード]|今日のところは、な。~
明日また続きをやることになってる。▼~
:[シェズ]|ご苦労なことだな。~
何をそんなに話し合うことがあるんだ?▼~
:[クロード]|大まかな同盟の方針が固まった後も、~
細々とした調整がいろいろあるんだよ。▼~
負担は公平であるべきだが、諸侯はそれぞれ~
国力も地理的条件も違うだろう?▼~
何をもって公平と言えるのか、~
正解がないから結論もならなか出ないのさ。▼~
:[シェズ]|そこは盟主のお前が、ビシッと決めれば~
いいんじゃないのか?▼~
:[クロード]|そうもいかないんだ。盟主と言ったって、~
五大諸侯の一人でしかないからな。▼~
素案は一応、俺が作ってはいるが、~
強制する権限は持ち合わせてないのさ。▼~
おまけに同盟諸侯ってのは、同盟領全体の~
利益よりも自領の利益を優先しがちでね。▼~
思惑がかち合うと、議論は堂々巡りだ。~
全会一致の決議なんざ、いつになるやら……▼~
:[シェズ]|おいおい、それで本当に戦争に勝てるか?~
状況に応じて即断できないと後手に回るぞ。▼~
:[クロード]|だよなあ。平和な時代ならまだしも、~
今は戦争中だってのに……本当、参るよ。▼~
おまけにこの、先の読みづらい状況……~
どう乗り切ればいいのやら。▼~
……なあ、シェズ。~
お前が盟主なら、どうする?▼~
:[シェズ]|え、俺?~
そうだな……えーと……▼~
《選択》~
-どーんと勢いで言う~
-ばーんと誤魔化す~
--「どーんと勢いで言う」を選択~
:[シェズ]|何というか、こう……~
どーんとやればいいんじゃないか?▼~
:[クロード]|なるほど。どーんとか。~
もう少し詳しく聞かせてくれないか?▼~
--「ばーんと誤魔化す」を選択~
:[シェズ]|何というか、こう……~
ばーんとやっちまえばいいんじゃないか?▼~
:[クロード]|なるほど。ばーんとね。~
もう少し詳しく聞かせてくれないか?▼~
《共通》~
:[シェズ]|つまりだな……~
そう、話すのをやめちまったらどうだ?▼~
:[クロード]|同盟の合議制を、やめるってことか?▼~
:[シェズ]|ああ。盟主が決定権を持つように変えれば、~
決断に時間はかからないだろ。▼~
今だけでもいい。平和になったら~
元の仕組みに戻すと決めれば……▼~
同盟諸侯の皆も納得……しないよな。▼~
:[クロード]|いや、なかなか核心を突いた意見だよ。~
俺も考えてないわけじゃなかったんだ。▼~
円卓会議で自領の利益を守ったところで、~
同盟領が侵されれば徒労に終わるんだ。▼~
そこさえ理解してもらえれば、な……。▼~
:[シェズ]|クロード、もしかして俺の思いつきを~
本気で考えてくれてるのか?▼~
:[クロード]|当然だろ。残念ながら、実現の可能性は~
今のところなきに等しいけどな。▼~
助かったよ、シェズ。~
また話を聞いてくれるか?▼~
:[シェズ]|ああ、もちろんだ。▼~
***支援B [#y9d7807a]
:[クロード]|シェズ、忙しくないなら、~
また少し話を聞いてくれるか?▼~
:[シェズ]|俺は構わないが、~
お前に俺と無駄話する暇があるのか?▼~
……あ、お前なんて言っちゃ不味いか。~
今や王様だもんな、陛下。▼~
:[クロード]|呼び方は好きにしてくれていい。~
俺は俺だ。何も変わっちゃいないよ。▼~
:[シェズ]|だが、お前がレスターの王になるって話を~
聞いた時には驚いたぞ。▼~
まさか同盟を国にしちまうとはな……~
想像もしてなかったから。▼~
:[クロード]|おいおい、お前だって言ってたじゃないか。~
もう忘れたのか?▼~
《選択》~
-思い出した気がする~
-覚えてないと言う~
--「思い出した気がする」を選択~
:[シェズ]|思い出したぞ、あれのことだな?▼~
:[クロード]|本当に思い出したのか?~
怪しいなあ。▼~
--「覚えてないと言う」を選択~
:[シェズ]|すまん、まったく覚えてないが。▼~
:[クロード]|本当に覚えてないのか?~
お前らしいっちゃ、お前らしいな。▼~
《共通》~
:[クロード]|すぐに決断できるように、合議制なんか~
やめたらどうだって言ってただろ。▼~
:[シェズ]|ああ……確かに言ったかもしれないが、~
連邦国を作るなんて発想はなかったぞ。▼~
:[クロード]|同じことだよ。合議制を省くために~
連邦国を建てたんだから。▼~
:[シェズ]|ふーん、そう言われればそうか。▼~
:[クロード]|しかしお前って奴は不思議だよ。~
つい本音で何でも話したくなっちまう。▼~
お前という人間に何のしがらみもないから、~
話しやすいのかもしれないな。▼~
:[シェズ]|確かに、しがらみとは無縁で生きてきた。~
天涯孤独、流浪の傭兵だからな。▼~
:[クロード]|確か……拾い子だったんだよな?▼~
:[シェズ]|ああ、拾われた頃の記憶はないが、~
母さんからはそう聞いた。▼~
:[クロード]|母さんってのは、お前を育ててくれた人か。~
どんな人だったんだ?▼~
:[シェズ]|そうだなあ……何でもできる人で、~
俺にいろんなことを教えてくれたな。▼~
山奥の小さな村で細々と暮らしてて、~
他の村人との交流も少なかったが……▼~
母さんが病で急に死んで、村の外にほっぽり~
出された俺が無事に生きてこられたのは……▼~
それまでに母さんから教わったあれそれの~
おかげなんだ。▼~
:[クロード]|その後は、独りで生きてきたのか?▼~
:[シェズ]|ああ、ずっとな。~
村を離れて、傭兵になったが……▼~
なかなか長続きする傭兵団にも出会えず、~
あちこち流浪する羽目になった。▼~
それが続いた結果、何のしがらみもない、~
俺みたいな奴が出来上がったわけだ。▼~
:[クロード]|なるほどね……お前という人間が~
少し理解できたよ。▼~
:[シェズ]|まあ、本当に何のしがらみもないのかは、~
まだわからないがな。▼~
:[クロード]|お前の、力のことを言ってるのか?▼~
:[シェズ]|そうさ。実の親も、力の正体も、~
自分では何もわかっちゃいない。▼~
:[クロード]|だとしても、お前はお前だ。~
王様になっても俺は俺ってのと同じでな。▼~
***支援A [#i830b121]
:[クロード]|よう、シェズ。~
調子はどうだ?▼~
:[シェズ]|敵を目の前にして休む暇もないだろうに、~
わざわざ俺の調子を確かめに来たのか?▼~
:[クロード]|そうとも。今がどんなに忙しかろうと、俺は~
お前の調子が気になって仕方がないのさ。▼~
:[シェズ]|冗談はよせって。~
俺に気を遣ってくれてるのか。▼~
:[クロード]|そういうわけじゃないが……折角、ソロンに~
会ったってのに何も聞けなかったんだろ?▼~
“闇に蠢く者”との対決も中途半端なまま、~
俺たちは教団と戦わなきゃならない。▼~
いくらお前でも、割り切れないところが~
あるんじゃないかと思ってさ。▼~
《選択》~
-素直に認める~
-大丈夫だと応じる~
--「素直に認める」を選択~
:[シェズ]|そりゃまあ、引っかかってはいるさ。~
自分がいったい、どういう存在なのか……▼~
答えはすぐ近くにありそうなのに、~
なかなか手が届かないわけだからな。▼~
--「大丈夫だと応じる」を選択~
:[シェズ]|今は気にしないようにしてるぞ。~
自分がどういう存在かなんて……▼~
考えたって答えが出るもんでもないし、~
次の手がかりが見つかるまで待つしかない。▼~
《共通》~
:[クロード]|悪いな……力になってやれなくて。▼~
:[シェズ]|謝るなよ。いくら俺でも、今、~
何を優先すべきかくらい理解してる。▼~
早いとこ教団との戦いに決着をつけて、~
この戦争を終わらせないとな。▼~
:[クロード]|ああ。フォドラが混乱したままじゃ、~
連中がまた何かしでかすかもしれない。▼~
奴らに隙を見せないためにも、~
一日も早く戦争を終結させるんだ。▼~
:[シェズ]|だから、忙しいんだろ?~
俺は平気だ、もう行っていいぞ。▼~
:[クロード]|わかった。~
だが、最後に一つだけ。▼~
この戦争が終わったとしても、~
“闇に蠢く者”との戦いは終わらない。▼~
奴らがこのフォドラで何かを企んでいる~
以上、俺たちは戦い続けなきゃならん。▼~
これからも、お前の力がきっと必要になる。~
頼りにさせてくれよ。▼~
:[シェズ]|ああ、任せてくれ。▼~
:[クロード]|その過程で、お前の正体がはっきりと~
わかる日が来たとしても……▼~
俺にとって、お前という存在は変わらない。~
お前はお前だ、それも覚えておいてくれ。▼~
:[シェズ]|ありがとな、クロード。~
俺にとってのお前も同じだよ。▼~
レスターの盟主だろうが、王様だろうが、~
はたまたパルミラの……▼~
:[クロード]|あ、お前!~
それはまだ口にしないでいてくれよ? な?▼~
**ヒルダ [#t4a3b4e1]
***支援C [#xcc6b199]
:[シェズ]|やっと終わったか……。▼~
:[ヒルダ]|あ、シェズくん! お疲れー。▼~
:[シェズ]|おう、ヒルダ。無事に戻ってたか。~
今日の戦いはちょっと危なかったな。▼~
:[ヒルダ]|えー? あたしは別に、~
大変じゃなかったけどー。▼~
:[シェズ]|そうか? ……まあ、戦場全体を見れば~
割と優勢だったもんな。▼~
:[ヒルダ]|そうだよー。なのに、あなたって一番~
危なそうな場所に先陣切って行くでしょ?▼~
だからいっつも、無駄に大変な思いを~
しちゃうんじゃないかなー。▼~
《選択》~
-言い返す~
-黙っている~
--「言い返す」を選択~
:[シェズ]|おいおい、無駄にってのは酷くないか?▼~
危ない場所でも、誰かが突っ込まなきゃ~
戦況は変えられないだろ。▼~
:[ヒルダ]|そうだけどー、あなたってそういう役回りを~
毎回、進んで買って出てない?▼~
--「黙っている」を選択~
:[シェズ]|………………。▼~
:[ヒルダ]|無駄じゃないって言いたい感じ?~
でも……▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|そんなに生き急いでると、~
不意に死んじゃうかもしれないわよー?▼~
:[シェズ]|いや、生き急いでるつもりはないんだが。~
傭兵なんて皆、こんなもんだぞ?▼~
後方でくすぶってたら手柄が逃げちまう。~
手柄がなけりゃ報酬にありつけないだろ。▼~
前線で派手に戦えば顔も売れるしな。~
顔が売れれば次の仕事に繋がるってわけだ。▼~
:[ヒルダ]|あなたは一軍の将として扱われてるんだし、~
今更、顔を売る必要なんてないでしょ?▼~
:[シェズ]|まあ、そうだが……そこは傭兵の性だな。~
そういう戦いに慣れてるっていうか。▼~
傭兵はゴネリル領にもたくさんいるだろ?~
喉元に常駐してる傭兵団もいたはずだ。▼~
:[ヒルダ]|うん、パルミラ軍との小競り合いは、~
わりと傭兵団頼みなところあるからねー。▼~
:[シェズ]|そいつらだって、俺と同じだろ。~
先陣を競って暴れるのを見なかったか?▼~
:[ヒルダ]|一緒に戦ったことはあんまりないからなー。~
でも、普通の騎士とはやっぱり違うかも。▼~
あの傭兵団の誰々が死んだ、みたいな話を~
兄さんからしょっちゅう聞かされてたよ。▼~
:[シェズ]|傭兵ってのは派手に暴れたがる分、~
敵に目をつけられやすいからな。▼~
:[ヒルダ]|そうでしょー?~
だから、あなたのことも心配してるのよ。▼~
もう、手柄を上げなきゃ報酬が貰えないとか~
そういう立場でもないんだしさー。▼~
ほどほどにしといたら?~
ほんとに早死にしちゃうよ。▼~
《選択》~
-気に留めて返答する~
-気にせず応じる~
--「気に留めて返答する」を選択~
:[シェズ]|そうだな、気には留めとく。~
俺だって早死にきたい訳じゃないからな。▼~
急に戦い方は変えられないかもしれないが、~
無理は控えるんで心配しないでくれ。▼~
--「気にせず応じる」を選択~
:[シェズ]|いや、報酬どうこうじゃなくて、もう~
こういう戦い方が体に染みついてるんだ。▼~
だが、簡単に死ぬつもりもないから、~
心配はしないで平気だって。▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|うーん……。▼~
:[シェズ]|傭兵を心配する貴族様なんていないぞ?~
お前はどーんと構えて見守ってりゃいい。▼~
:[ヒルダ]|どーんとって言われてもなー。~
やっぱり心配……。▼~
***支援B [#tc446f43]
:[ヒルダ]|シェズくん、生きてるー?▼~
:[シェズ]|ん? ヒルダか。見りゃわかるだろ。~
ちゃんと生きて帰ってきたぞ。▼~
:[ヒルダ]|良かった。
でも、戦い方は相変わらずだよねー。▼~
危ない場所にばっかり行って、~
先陣切って突っ込んでーって。▼~
:[シェズ]|気をつけてるんだが、あんまり効果が~
ないみたいだな……。▼~
:[ヒルダ]|でもまあ、あなたって何だかんだ強いし?~
そのやり方でも案外、死なないのかも。▼~
:[シェズ]|へえ、俺のやり方を認めてくれるのか。~
どういう心境の変化だ?▼~
:[ヒルダ]|それはね……~
先陣切って戦うのは、兄さんも同じなの。▼~
:[シェズ]|ホルストさんか。~
レスター随一の猛将だもんな。▼~
:[ヒルダ]|普通、全軍を指揮するような立場の将は~
戦場を見渡せる後方に陣取るものでしょ?▼~
でも、兄さんは違うの。もー先頭に立って~
戦わないと気が済まない人なの。▼~
だから昔は、戦場に行く度に~
心配で心配で仕方なかったんだけどー。▼~
いつからかな? 兄さんは絶対に死なない~
って確信するようになったのよねー。▼~
:[シェズ]|何でそう思うようになったんだ?▼~
:[ヒルダ]|何でかなー。でも、あの兄さんに~
勝てる人なんて、たぶんいないでしょー?▼~
そう気づいたから、心配するだけ損って、~
思うようになったのかもー。▼~
:[シェズ]|なるほど。~
むしろ敵に同情すべきってとことか。▼~
:[ヒルダ]|そういうこと。……で、あなたも~
兄さんと同じ類いの人な気がして。▼~
:[シェズ]|はは、ホルストさんと同類とは光栄だな。▼~
:[ヒルダ]|それなら心配なんて、するだけ損だし。~
どうせ、やめられないんだろうし。▼~
これからも、あたしが後ろで~
楽できるように頑張ってね!▼~
:[シェズ]|ああ、そうさせてもらうぞ。▼~
だが、最近はヒルダも、嫌がらずに前線で~
戦ってくれてないか?▼~
:[ヒルダ]|え? そう?~
あたしの場合は仕方なく、だよー。▼~
本当は一番後ろで、みんなを~
応援していたいと思ってるんだからー。▼~
誰々くん、頑張れー!~
誰々ちゃん、素敵だよー!って。▼~
このヒルダちゃんに応援されたら、~
みんなきっと発奮するでしょ?▼~
《選択》~
-同意する~
-否定する~
--「同意する」を選択~
:[シェズ]|確かに、お前に応援されたら誰だって~
発奮しそうだよな。▼~
:[ヒルダ]|でしょ? でしょでしょ?▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|どうだろう……むしろイラっとする奴も~
いるかもしれないぞ?▼~
:[ヒルダ]|そんな訳ないじゃない。~
あたしの応援の凄さを知らないんでしょう?▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|それじゃ今度、あなたのことも~
応援してあげるね。お楽しみにー!▼~
:[シェズ]|おう、わかった……楽しみにしとくな。▼~
***支援A [#h7a00bbb]
:[シェズ]|……ヒルダ、怪我はないか?▼~
:[ヒルダ]|大丈夫だよー。~
今日も勝てて良かったねー!▼~
:[シェズ]|ああ、だが、少し危ない場面もあったろ。~
あんまり無理するなよ。▼~
:[ヒルダ]|無理してたのかなー?~
全然、そんなつもりはなかったんだけど。▼~
:[シェズ]|いやいや、後ろで楽したいとか言う割に、~
先陣切ってる俺の近くで戦ってなかったか?▼~
:[ヒルダ]|えへへ……つい、あなたにつられて前に~
出ちゃってるのかもー。▼~
何だかんだ言っても、やっぱり心配だし。~
目が離せないんだから仕方ないわよねー。▼~
:[シェズ]|へえ……俺みたいな奴は、心配するだけ~
損びゃなかったのかよ。▼~
:[ヒルダ]|うーん、そのつもりだったんだけどー。~
やっぱり兄さんとあなたじゃ違うし。▼~
:[シェズ]|それって、つまり……▼~
《選択》~
-仲間と兄妹の違いか聞く~
-ホルストより頼りないならか問う~
--「仲間と兄妹の違いか聞く」を選択~
:[シェズ]|ただの仲間と兄妹の違いってことか?▼~
:[ヒルダ]|ううん、大切に思う気持ちは~
仲間も兄妹も差はないわよ。▼~
--「ホルストより頼りないならか問う」を選択~
:[シェズ]|俺がホルストさんよりも、~
頼りないってことか?▼~
:[ヒルダ]|ううん、頼りないはずないでしょ。~
最近またどんどん強くなってるみたいだし。▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|そうじゃなくって……後ろのほうで~
いくら応援しても気づいてくれないでしょ?▼~
そうこうしてるうちに、どこにいるのかも~
わからなくなっちゃうしー。▼~
:[シェズ]|まあ、そうなるだろうな。▼~
:[ヒルダ]|それなら、すぐ近くまで行って~
応援するしかないでしょー?▼~
:[シェズ]|だが、応援というか、ちゃんと共に戦って~
くれてるじゃないか。▼~
:[ヒルダ]|だって、前線は敵も多いから。不可抗力?~
戦わないと、あたしが危ないしー。▼~
っていうか、何?~
あたしが近くにいたら迷惑?▼~
《選択》~
-慌てて否定する~
-歯切れ悪く応じる~
--「慌てて否定する」を選択~
:[シェズ]|いやいや、そんなわけないだろ。▼~
:[ヒルダ]|そうよねー。このヒルダちゃんの勇姿を~
間近で見られるんだもん。嬉しいでしょ?▼~
--「歯切れ悪く応じる」を選択~
:[シェズ]|そういうわけじゃ、ないんだが……。▼~
:[ヒルダ]|煮え切らないわねー。このヒルダちゃんの~
勇姿を間近で見られて嬉しくないの?▼~
《共通》~
:[シェズ]|嬉しいというか、凄く助かってはいるさ。~
お前、かなり強いからな。▼~
流石はホルストさんの妹っていうか。~
頼もしいこと、この上ないぞ。▼~
:[ヒルダ]|えー、そういうのやめてほしいなー。~
頼りにされると苦手なんだからー。▼~
たまたま勝ててるだけで、~
あたし本当は、か弱いんだよー?▼~
:[シェズ]|今更そう言われてもな……。~
まあ、たまに危なっかしいことはあるが。▼~
:[ヒルダ]|そうなの、あたしは危なっかしいの。~
だから戦場ではちゃーんと守ってね?▼~
《選択》~
-承諾する~
-断わる~
--「承諾する」を選択~
:[シェズ]|そりゃ守るが……俺が死なないように、~
応援してくれてるんじゃなかったのか?▼~
:[ヒルダ]|もちろん、応援はしてあげるから、~
その代わりに守ってねってことー。▼~
一方的に応援だけされようなんて、~
虫が良すぎるでしょー?▼~
--「断わる」を選択~
:[シェズ]|いやいや、守れと言うなら、~
前に出てこないで下がればいいだろ。▼~
:[ヒルダ]|それじゃ応援できないって言ったでしょ。~
つべこべ言わないで守ればいいの。▼~
《共通》~
:[シェズ]|ああ、うん……。~
もう、よくわからなくなってきた。▼~
:[ヒルダ]|まあまあ、とにかくこれからも~
一緒に頑張ろうねー!▼~
**ローレンツ [#u255f918]
***支援C [#p5df57d5]
:[ローレンツ]|おや? 誰かと思えば&ruby(きみ){シェズ君};...
ちょうど良かった。▼~
:[シェズ]|……何か俺に用でも?▼~
:[ローレンツ]|いや、一度ゆっくりと話をしたいと~
思っていたのでね……まあ、楽にしたまえ。▼~
:[シェズ]|言われなくても、楽にしてるが……。▼~
:[ローレンツ]|君は出自が曖昧らしいね。~
おまけに由来不確かな力を持っている……。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|そんな君を前線の指揮官に起用するとは、~
皇帝陛下も思い切ったことをするものだ。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|そんな君を前線の指揮官に起用するとは、~
クロードも思い切ったことをするものだ。▼~
《共通》
:[シェズ]|そこまでのことじゃないだろ……?▼~
:[ローレンツ]|おや? 理解していないようだね。~
君が置かれている特異な立場というものを。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|本来、国家間の戦争というものは、貴族と~
貴族に仕える騎士が兵を動かして行われる。▼~
しかし君は騎士でもない、ただの傭兵だ。~
それが誰にも仕えず兵を動かしている。▼~
:[シェズ]|仕えちゃいないが、皇帝の指示に従って~
動いてるんだから問題ないだろ?▼~
:[ローレンツ]|ああ、問題ないとも。君は優秀だし、~
実に勇敢に戦ってくれている……しかーし!▼~
他国と戦い自国の平民を守るという役目は、~
貴族のみに課せられた責務なのだよ。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|レスターでは諸侯がそれぞれ騎士を抱え、~
諸侯の意を受けた騎士が兵を動かしている。▼~
しかし君は騎士でもない、ただの傭兵だ。~
それが誰にも仕えず兵を動かしている。▼~
:[シェズ]|仕えちゃいないが、盟主の指示に従って~
動いてるんだから問題ないだろ?▼~
:[ローレンツ]|ああ、問題ないとも。君は優秀だし、~
実に勇敢に戦ってくれている……しかーし!▼~
本来、レスターの民を守る役目は、~
貴族のみに課せられた責務なのだよ。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|君のような素性不明の傭兵上がりに頼るなど、~
屈辱と取る貴族もいるだろうね。▼~
:[シェズ]|ふうん……? 傭兵を雇って戦わせてるのも~
だいたい貴族だけどな。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|だが……陛下が自ら、平民出身の指揮官を~
積極的に起用していることも事実。▼~
人材不足の解消には確かに有効であるし、~
これが陛下の方針ならば従うほかない。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|だが……聞くところによれば、帝国では~
平民出身の指揮官が増えているという。▼~
人材不足が否めない今、同盟でも帝国に倣い~
平民の取り立てを増やすべきなのだろう。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|そうなれば特段、君を気にする必要もない、~
ということになるだろうな。▼~
:[シェズ]|話が見えないな……気にする必要が~
なくなるなら、それでいいじゃないか。▼~
:[ローレンツ]|とはいえ! 平民を守るという貴族の責務に~
何ら変わるところはない。▼~
君は出自が分からないとはいえ、~
現時点では紛うことなき平民だ。▼~
つまり、君は本来は守られる側の人間……~
無理はせず、困ったらこの僕を頼りたまえ。▼~
《選択》~
-承諾する~
-拒否する~
--「承諾する」を選択~
:[シェズ]|ああ、遠慮なく頼らせてもらうよ。~
ローレンツは優秀だし、貴族に顔も利く。▼~
--「拒否する」を選択~
:[シェズ]|いや遠慮するよ。俺は平民ではあるが、~
戦いを生業としている傭兵だからな。▼~
《共通》
:[シェズ]|……それにしても、文句を言いたいだけかと~
思ったら、親切で言ってくれてたのか。▼~
:[ローレンツ]|親切? 僕が君に? ……あっはははは!~
面白いことを言うじゃないか。▼~
いいかい、僕は名門グロスタール家を継ぐ~
貴族の中の貴族なのだよ。▼~
頼れと言ったのは親切ではない。~
平民は平民らしくあれという話だ。▼~
それが、このフォドラの~
あるべき秩序というものだからね。▼~
:[シェズ]|それは俺が秩序を乱してるってことか?~
結局、文句を言いたいのか。▼~
:[ローレンツ]|それも違う! 断じて違うぞ。~
僕がそんな器の小さな人間に見えるか?▼~
君の能力は認めるが、平民らしくあれと、~
それだけの話だ。理解してくれただろうね?▼~
《選択》~
-肯定する~
-否定する~
--「肯定する」を選択~
:[シェズ]|ああ、お前の言いたいことはわかった。~
気には留めておくよ。一応な。▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|いや、わからないな。このご時世、貴族だの~
平民だのに、こだわってる場合か?▼~
《共通》
:[シェズ]|とにかく、俺は戦うために雇われた傭兵だ。~
これ以上の気遣いは無用にしてくれるか。▼~
:[ローレンツ]|気遣っているわけでは……!~
いや、もういい。また改めて語り合おう。▼~
***支援B [#pbe66647]
:[シェズ]|よう、ローレンツ。厳しい戦いだったが、~
お互い、無事に生還できてよかったな。▼~
:[ローレンツ]|ああ……君の助けがなければ、僕は今頃~
名誉の戦死を遂げていたところだ。▼~
僕を慕う女性たちを悲しませずに済んだ。~
そのことについては礼を言っておこう。▼~
:[シェズ]|……何か引っかかる言い方だな。▼~
:[ローレンツ]|以前、君に話したことを覚えているな?~
このフォドラの、あるべき秩序についてだ。▼~
《選択》~
-覚えていると言う~
-忘れたと言う~
--「覚えていると言う」を選択~
:[シェズ]|ああ、確か……貴族は平民を守り、平民は~
おとなしく寝てろ、みたいな話だったか。▼~
:[ローレンツ]|寝てろ、とは言っていないが……~
貴族には平民を守る責務がある。▼~
--「忘れたと言う」を選択~
:[シェズ]|いや、覚えてないな……。~
あるべき秩序って何のことだ?▼~
:[ローレンツ]|まったく……貴族は平民を守る責務がある~
という、そういう話をしただろう?▼~
《共通》
:[ローレンツ]|逆に貴族が平民に庇われ、挙げ句、~
その平民が命を落としてしまったら……▼~
それはもう貴族失格と言わざるを得ない。~
危うく、僕がそうなるところだった。▼~
:[シェズ]|そうは言うが、俺が助けなきゃ、~
たぶんお前が死んでたぞ?▼~
:[ローレンツ]|僕を助けたことで、君は窮地に陥った。~
危うく君まで死ぬところだったじゃないか。▼~
:[シェズ]|だが、こうして生きてる。▼~
:[ローレンツ]|運が良かっただけだ、自覚したまえ。▼~
いいか? 平民が自らの命を投げ打ってまで~
貴族を助けようなどと、しなくてよいのだ。▼~
平民の命と引き換えに生き永らえるなど、~
僕には耐えがたい屈辱なのだよ。▼~
今回のようなことは、決して、二度と、~
しないでくれたまえ。いいね?▼~
《選択》~
-謝罪する~
-拒否する~
--「謝罪する」を選択~
:[シェズ]|ああ、悪かったよ。~
ごめんな。▼~
:[ローレンツ]|……! ま、待て。誤解しないでくれ。~
僕は何も、謝ってほしいわけではないのだ。▼~
助けてもらった相手に謝罪を求めるなど、~
僕がそんな狭量で身勝手な男に見えるか?▼~
:[シェズ]|わかったよ、なら謝ったのは取り消す。~
……面倒な奴だな。▼~
--「拒否する」を選択~
:[シェズ]|それが助けてもらった相手に言う言葉か?~
見損なったぞ、ローレンツ。▼~
:[ローレンツ]|なっ……待て、違うんだ。感謝はしている。~
ただ僕の立場を理解してほしいだけなのだ。▼~
:[シェズ]|そんな必死になるなよ。見損なったってのは~
取り消すから。……面倒な奴だな。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|面倒とは失敬な。~
僕にとっては大事なことなのだよ。▼~
:[シェズ]|先に言っとくが、次に同じようなことが~
あったら、俺はまたお前を助けるぞ?▼~
:[ローレンツ]|何だと?~
全然わかってくれていないではないか!▼~
:[シェズ]|いや、お前の言いたいことはわかるが、~
俺にも俺のやり方ってもんがある。▼~
傭兵上がりとはいえ、目の前で仲間に~
死なれたら後味が悪いことこの上ない。▼~
その仲間が俺より弱い奴なら尚更だ。~
助けてやらなきゃ仕方ないだろ?▼~
:[ローレンツ]|君より弱い……それはもしかして、~
僕のことを言っているのか?▼~
:[シェズ]|違うのか? そもそも庇われたくないなら、~
もっと強くなればいいだろ。▼~
:[ローレンツ]|……確かに、君の言うとおりだ。~
正論すぎて文句を言う気にもなれない。▼~
いいだろう、これからの僕をみていたまえ。~
僕はまだまだ伸びしろのある男なんでね。▼~
君を凌ぐ強さを身につけ、~
貴族の僕が、平民の君を助ける……▼~
そしてフォドラの秩序は守られる!~
うむ、万事解決だな。はーっはっはっ!▼~
(ローレンツが去る)
:[シェズ]|……悪い奴じゃないんだがな。▼~
***支援A [#a59347ca]
:[ローレンツ]|おい、シェズ君。▼~
:[シェズ]|ローレンツ……また何か文句か?▼~
:[ローレンツ]|なっ! 君は僕を何だと思っているのだ。~
文句しか言わない男だとでも? まさか!▼~
:[シェズ]|じゃあ、何の用だ?▼~
:[ローレンツ]|君にどう見えているかわからないが、~
僕は以前よりも格段に強くなっている。▼~
血のにじむような努力を重ねてきたからね。~
なぜだと思う?▼~
《選択》~
-戦争に勝つためだと思う~
-女性の人気を得るためだと思う~
--「戦争に勝つためだと思う」を選択~
:[シェズ]|そりゃあ、戦争に勝つためだろ?▼~
:[ローレンツ]|それはそうだが、きっかけは違う。~
君から挑戦状を叩きつけられたからだ!▼~
--「女性の人気を得るためだと思う」を選択~
:[シェズ]|そりゃあ、女性の人気を得るためだろ?▼~
:[ローレンツ]|僕は女性の人気に困ってなどいない!~
君から挑戦状を叩きつけられたからだ!▼~
《共通》
:[シェズ]|そんなもの叩きつけた覚えは……▼~
:[ローレンツ]|忘れたとは言わせんぞ。~
君は確かにこう言った……▼~
『戦場で庇われたくなければ、~
自分より強くなってみせろ』と。▼~
:[シェズ]|まあ、そんな感じのことは~
言ったかもしれないが。▼~
:[ローレンツ]|そして僕はこう答えたはずだ……▼~
『君を凌ぐ強さを身につけ、~
貴族の僕が、平民の君を助ける』とな。▼~
:[シェズ]|……そうだったかな。▼~
:[ローレンツ]|そうなんだよ! そして僕は強くなった。~
なんせ僕は有言実行の男だからね。▼~
あとは戦場で君の窮地を救うことが叶えば、~
あの時の誓いは果たされるのだ。▼~
:[シェズ]|あれは誓いだったのか。▼~
:[ローレンツ]|そうとも。密かに主に誓っていたのだよ。~
ところがどうだ?▼~
戦場で見る君の姿は、窮地に陥るどころか~
いつも一騎当千の戦いぶりじゃないか!▼~
僕は君を助けたいというのに、これでは~
助けようがない! どうしてくれるんだ?▼~
:[シェズ]|結局、文句じゃないか……。~
言っておくが、お前は勘違いをしてるよ。▼~
俺が戦場で窮地に陥らないのは、~
俺が強いからってだけじゃない。▼~
お前のような頼もしい味方が、~
そばで戦ってくれてるからなんだ。▼~
だからお前は、~
もうちゃんと誓いを果たしてるんだよ。▼~
:[ローレンツ]|なんと……そうだったのか。知らずに君を~
助けていたとは、流石僕だと言うほかない。▼~
つまり、この勝負は、~
僕の勝ちということだな!▼~
《選択》~
-肯定する~
-否定する~
--「肯定する」を選択~
:[シェズ]|ああ、そうだな。~
お前は見事に自分の目標を達成した。▼~
だが、まさか俺よりも強くなったなんて~
自惚れてはないだろうな?▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|……いや、勝負って何だよ。~
お前が自分の目標を達成したってだけだろ。▼~
いや、達成したかも疑わしいな。~
本当に俺より強くなったと思ってるのか?▼~
《共通》
:[ローレンツ]|おっと……またも僕に挑戦状かね。~
何なら今、手合わせしても構わないが?▼~
:[シェズ]|望むところだ。~
……負けても文句は言うなよ?▼~
**ラファエル [#q47ced3f]
***支援C [#f402c814]
:[ラファエル]|シェズくん、聞いたぞ。お前、~
父ちゃんも母ちゃんもいねえんだってなあ。▼~
:[シェズ]|ああ、俺を育ててくれた母さんは死んだよ。~
生みの親は顔すら覚えていないが。▼~
:[ラファエル]|……つれえか?▼~
《選択》~
-気にしてはいると答える~
-気にしていないと答える~
--「気にしてはいると答える」を選択~
:[シェズ]|つらくも寂しくもないが、実の親のことは~
気にならなくはないさ。▼~
自分が何者かわからないってのは、~
落ち着かないからな。▼~
--「気にしていないと答える」を選択~
:[シェズ]|いや、死に別れたのはだいぶ昔だし、~
今さらつらいとか寂しいとかはないさ。▼~
ただ、自分が何者なのかは気になるよ。~
実の親のことは何も記憶がないからな。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|そうなのか。自分が誰かもわからねえのに、~
明るく頑張ってて、お前は強え奴だなあ!▼~
:[シェズ]|いやいや、そういうラファエルだって、~
両親はもういないんだろ?▼~
:[ラファエル]|ああ、父ちゃんも母ちゃんも~
事故で死んじまったからなあ。▼~
:[シェズ]|それなのに、いつも笑って頑張ってる。~
ラファエルだって強いと思うぞ。▼~
:[ラファエル]|おう、オデも強えぞ! 鍛えてるしな!▼~
……今、思いついたんだけどよ、~
オデたちって似てるとこあるよなあ?▼~
両親がいねえし、平民なのに戦ってるし、~
何より……▼~
:[シェズ]|何より、何だ?~
他にあるか?▼~
:[ラファエル]|あるぞ! オデもお前も、~
いい筋肉を持ってるじゃねえか!▼~
:[シェズ]|いや……体格はだいぶ違うと思うが。▼~
:[ラファエル]|まあ、オデよりちょっと細えよな。~
頭は、オデよりちょっと賢そうだけどな。▼~
けどよ、オデも宿場を始めてから~
昔よりは賢くなったんだぞ。▼~
:[シェズ]|宿場?▼~
:[ラファエル]|ああ、士官学校が休みになってから、~
故郷に帰って家族で宿場を開いたんだ。▼~
宿場の仕事は力仕事もあるけどよ、~
割と頭も使わなきゃなんねえんだぞ。▼~
使う金より稼ぎが多くなるように、~
あれこれ計算しなきゃなんねえし……▼~
まあ、オデには無理みてえだったから、~
その辺りは妹に任せちまってたけどな。▼~
代わりに料理番をしてたんだが、これがまた~
段取りがややこしくて大変なんだ。▼~
:[シェズ]|まあ、畑違いの仕事を始めると、~
戸惑うことはいろいろあるだろ。▼~
俺も、この軍に入ってから苦労が多いよ。~
傭兵団の頃とは全然やることが違うからな。▼~
:[ラファエル]|戦うのは同じだろ? 何が違えんだ?▼~
《選択》~
-責任の重さだと答える~
-戦い方だと答える~
--「責任の重さだと答える」を選択~
:[シェズ]|傭兵は何事も自己責任なんだ。~
怠ければ報酬を貰えないってだけでさ。▼~
軍では、率いる兵に対しても責任を負う。~
そこが俺にとっちゃ大きな違いだな。▼~
--「戦い方だと答える」を選択~
:[シェズ]|傭兵団の戦いは規模も小さいし、~
それぞれが勝手に戦うことが多いんだ。▼~
軍の戦いは部隊単位で、しかも連携しながら~
戦うから、そこが俺には大きな違いだな。▼~
《共通》~
:[シェズ]|あと、軍には戦闘以外の仕事も多いだろ?~
支給された武器や物資を管理したり……。▼~
計算は苦手とは言わないが慣れてないし、~
考えることが多くて大変だよ。▼~
:[ラファエル]|お前も計算に慣れねえのか!~
ますますオデたち似てるじゃねえか。▼~
もう他人とは思えねえぞ。~
オデが応援してやるからよ、頑張れよな!▼~
:[シェズ]|ありがとな、俺もお前のこと応援するよ。~
互いに頑張ろう。▼~
***支援B [#y141820f]
:[ラファエル]|おう、シェズくん!~
ちゃんと腹一杯食べてるか?▼~
:[シェズ]|おかげ様でな。~
傭兵だった頃よりもずっといい。▼~
:[ラファエル]|ん? 昔はまともに食えなかったのか?▼~
:[シェズ]|あちこち渡り歩く生活だったからな。~
自分でどうにかするしかなかったんだ。▼~
運良く手に入った食材を煮るか焼くかして、~
美味くもない飯を食ってたよ。▼~
:[ラファエル]|お前、よくそんな生活に耐えてたなあ。~
宿場は使わなかったのか?▼~
:[シェズ]|懐に余裕があって、都合よく見つかれば、~
世話になることもあったが……▼~
とはいえ、宿場で出される食事も、~
そこまで美味いと感じたことはなかったな。▼~
:[ラファエル]|駄目な宿場ばっかり使ってたんだなあ。~
飯が不味いんじゃ何の楽しみもねえだろ。▼~
オデは、料理が評判になるような宿場を~
してえと思ってるぞ!▼~
だから、ここにいる間も、自分で料理して~
腕を磨いとこうと思ってるんだけどよ。▼~
どうも上手えこといかねえんだよなあ……。~
何でか、わかるか?▼~
《選択》~
-不器用なのではと答える~
-何でも美味く感じるからと答える~
--「不器用なのではと答える」を選択~
:[シェズ]|ふうん……ラファエルは細かい作業が~
苦手だって言ってたもんな。▼~
:[ラファエル]|そうなんだけどよ、そんだけじゃねえぞ。▼~
--「何でも美味く感じるからと答える」を選択~
:[シェズ]|ふうん……まあラファエルは何食べても~
「美味い」って言うもんな。▼~
:[ラファエル]|美味えもんと、うんめええもんの違いくらい~
わかるぞ! そういうこっちゃねえんだ。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|ここの食料庫にある肉や魚は、保存用に~
加工しちまってて新鮮じゃねえだろ?▼~
そういう食材しかねえんじゃ、~
うんめええ料理なんてできねえと思うんだ。▼~
:[シェズ]|そうか? どっかの地方の料理で、わざわざ~
腐りかけの肉を使うやつもあっただろ。▼~
:[ラファエル]|仕方なく使ってたんじゃねえのか?▼~
:[シェズ]|よくは知らないが、やり方によっちゃ~
肉の旨味が増すことがあるみたいだ。▼~
:[ラファエル]|そうなのか? その地方出身の奴に聞けば、~
やり方がわかるかもしれねえな……。▼~
:[シェズ]|それに、保存用に加工するやり方だって、~
工夫の余地はあるんじゃないか?▼~
:[ラファエル]|食材を日持ちさせるのに、~
塩漬け以外の方法があるのか?▼~
:[シェズ]|燻製ってのを聞いたことくらいあるだろ?~
塩漬け肉を煙で燻すと、更に保存が利く。▼~
:[ラファエル]|ううん……燻した肉は、煙臭くて~
食えたもんじゃねえって聞いたぞ。▼~
:[シェズ]|それが、燻し方とか使う木を変えるとか、~
やり方によっちゃ美味くなるらしいぞ。▼~
:[ラファエル]|へえ! お前、物知りだなあ!▼~
:[シェズ]|傭兵時代に、いろんな土地へ行ったからな。~
全部、中途半端な知識ですまないが。▼~
:[ラファエル]|そんなことねえよ! 手がかりをもらえて、~
オデは今、やる気まんまんだぞ!▼~
なあ、オデと一緒に、ここの食材でできる~
うんめええ料理を考えてみねえか?▼~
:[シェズ]|俺が料理を? そうだなあ……~
ラファエルの頼みだ、頑張ってみるか。▼~
:[ラファエル]|おう! お前が協力してくれるんなら、~
何か凄え料理が出来そうな気がするぞ!▼~
***支援A [#j5482ff3]
:[ラファエル]|おい、シェズくん!~
聞いてくれよ!▼~
:[シェズ]|どうしたんだ? 何だか嬉しそうだな。▼~
:[ラファエル]|最近、兵のみんなの顔が違えんだよ。~
何かこう、やる気に溢れてるんだよな。▼~
:[シェズ]|ああ、俺もそんな気はしてたよ。~
どうしたんだろうな?▼~
:[ラファエル]|オデ、気になって理由を聞いたんだけどな、~
みんな、何て言ったと思う?▼~
《選択》~
-報酬が増えたと答える~
-戦況が優勢だと答える~
--「報酬が増えたと答える」を選択~
:[シェズ]|報酬が増えたか?~
金が貰えりゃ、やる気も高まるだろ。▼~
:[ラファエル]|お前、ここの連中は金のために~
戦ってる奴ばっかりじゃねえんだぞ。▼~
:[シェズ]|そうか、傭兵とは違うもんな。▼~
--「戦況が優勢だと答える」を選択~
:[シェズ]|戦況が優勢だからだろ。~
勝ちが多けりゃ、兵の士気も上がるさ。▼~
:[ラファエル]|へえ、なるほどなあ。~
いやでも、そうじゃねえんだよ。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|みんなが言うにはよ、~
飯のおかげらしいんだ!▼~
:[シェズ]|飯の? ああ、もしかして……▼~
:[ラファエル]|おう。飯にオデたちが工夫した燻製肉とか、~
腐りかけ料理とか出るようになっただろ?▼~
:[シェズ]|おいおい……腐りかけ料理って呼び方は、~
やめろって言っただろ。▼~
だが、諦めずに工夫を重ねた甲斐あって、~
あれはなかなかの出来だよな。▼~
:[ラファエル]|だろ? うんめええよなあ!~
何度食っても全然、飽きねえぞ。▼~
それが兵士の間でも大好評でよ、~
毎日の飯が楽しみで仕方ねえって言うんだ。▼~
飯が楽しみだと、なぜだか戦いにも~
やる気が出るらしいぞ!▼~
:[シェズ]|皆に喜んでもらえて良かったさ。~
二人で苦労した甲斐があったな。▼~
:[ラファエル]|おう! やっぱり誰にとっても、~
飯は大事なんだよなあ。▼~
:[シェズ]|ああ。傭兵だった頃は、飯なんて腹さえ~
膨れればそれでいいと思ってたが……▼~
今は違うな。毎日の食事が楽しみで、~
そのために今日も頑張ろうって思える。▼~
ラファエルのおかげだ、ありがとな。▼~
:[ラファエル]|オデにしてみりゃ、お前のおかげだぞ。~
お互いにありがとうだな!▼~
……オデは騎士になるつもりで、無理やり~
金を作って士官学校に来たんだけどよ。▼~
学校がなしになっちまって、~
そんで仕方なく宿場を始めただろ?▼~
でもよ、そのおかげでいろんな大事なことに~
気づけた気がするんだよなあ。▼~
だからよ、戦争を終わらせたら、~
この道を究めてみようと思ってるんだ。▼~
:[シェズ]|宿場を生涯の仕事に、か。いいと思うぞ。~
だが料理の腕は、もっと磨かないとな。▼~
:[ラファエル]|おう、ちゃんとした料理人に習って、~
修行しねえとダメかもなあ。▼~
ついでに、オデのこの筋肉を活かした~
料理法を編み出せねえかとも考えてんだ。▼~
:[シェズ]|筋肉を活かした料理法……?~
どんなんだ、それ?▼~
:[ラファエル]|知らねえよ、これから編み出すんだからよ。~
とにかく、オデの目標は定まったぞ!▼~
お前も一緒にやらねえか?~
なかなか向いてると思うぞ。▼~
《選択》~
-保留する~
-遠慮する~
--「保留する」を選択~
:[シェズ]|そうだな……考えとくよ。~
傭兵で食ってけなくなったら頼むか。▼~
--「遠慮する」を選択~
:[シェズ]|申し出は嬉しいが、遠慮しとくよ。~
俺は傭兵稼業が性に合ってるからな。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|お前は戦争が終わっても傭兵やるのか。~
まあ、それならそれでいいけどよ。▼~
そのうちお前を招待するから、そん時は~
オデの腐りかけ料理を食いに来てくれよな!▼~
:[シェズ]|いや、だから……その呼び方はやめろって。~
楽しみにしてるぞ、ラファエル。▼~
**イグナーツ [#g5ec3407]
***支援C [#c4d91024]
:[イグナーツ]|……ふうん。▼~
(シェズが現れる)
:[イグナーツ]|……へええ。▼~
:[シェズ]|……イグナーツか。何を読んでるんだ?▼~
:[イグナーツ]|……ほわあ。▼~
:[シェズ]|ほわあって。~
全然、聞こえてないな……イグナーツ!▼~
:[イグナーツ]|うわああ! な、何ですか、急に。~
驚かさないでくださいよ……。▼~
:[シェズ]|すまんすまん。~
話しかけても反応なかったから。▼~
《選択》~
-何の本を読んでいたのか聞く~
-妙な声を出していたことを指摘する~
--「何の本を読んでいたのか聞く」を選択~
:[シェズ]|随分、熱心に読んでたけど、何の本だ?~
戦術書じゃなさそうだな。▼~
:[イグナーツ]|ええ、これは『諸遊紀行』といって、~
フォドラ周辺の世界を紹介した本です。▼~
--「妙な声を出していたことを指摘する」を選択~
:[シェズ]|本を読みながら変な声を出してたが、~
腹でも下したのか?▼~
:[イグナーツ]|違いますよ! 『諸遊紀行』を読んでると、~
驚いたり感心したりで、つい声が……▼~
《共通》~
:[シェズ]|そんな本をわざわざ持ってきてたのか?~
だが面白そうだな。▼~
:[イグナーツ]|ええ、面白いですよ! 著者は不明ですが、~
実際に各地を旅して書かれた記録なんです。▼~
土地によって、生息する動物も植物も、~
採れる鉱物だって全然違うんですよ。▼~
もちろん、そこに生きる人々の~
暮らしぶりも、本当に様々です。▼~
食べる物も、服装も……~
あ、特に面白いのは建築様式ですね。▼~
フォドラの遺跡で見られる古い様式の~
建造物が、なぜか遙か遠くの島で……▼~
:[シェズ]|わかった、わかった。もう十分だ。~
まるで自分で見てきたように話すんだな。▼~
:[イグナーツ]|あはは……いつも自分が旅をしている~
つもりで読んでいるものですから。▼~
本当はこの目で見てみたいんですけど、~
実際に行くのは難しいですからね。▼~
今のボクは、騎士になっちゃいましたし……▼~
《選択》~
-騎士が不満なのか聞く~
-聞き流す~
--「騎士が不満なのか聞く」を選択~
:[シェズ]|その言い方……~
本当はなりたくなかったのか?▼~
:[イグナーツ]|あ、いえ! そんなことは!▼~
--「聞き流す」を選択~
:[シェズ]|ふーん……。▼~
:[イグナーツ]|あ……いえ、別に騎士に不満があるとか、~
そういうことではありませんよ!?▼~
:[シェズ]|……折角、聞き流しといたのに。~
本当に不満はないのか?▼~
《共通》~
:[イグナーツ]|晴れて騎士になることができて、~
父も兄も、喜んでくれています。▼~
:[シェズ]|家族が喜んでくれるから、~
仕方なく騎士になった、と……。▼~
:[イグナーツ]|ち、違いますってば。~
僕も騎士になれて大満足です!▼~
:[シェズ]|旅にも出られないのに?▼~
:[イグナーツ]|ええ、各地を転戦していれば、~
それが旅のようなものですよ。▼~
あ、もちろん任務優先ですけどね。~
勝手に歩き回ったりはしてませんよ?▼~
:[シェズ]|つまり……~
本当は勝手に歩き回りたいんだろ?▼~
:[イグナーツ]|もう、さっきから何ですか!~
意地悪だなあ、誘導尋問ですよ。▼~
現実が不自由な分、こうして本を読んで、~
想像で好きな土地を旅していますから。▼~
ボクはそれだけで、十分なんです……。▼~
***支援B [#td52af14]
:[イグナーツ]|……ははあ。▼~
(シェズが現れる)
:[イグナーツ]|……ひやあ。▼~
:[シェズ]|また本を読んでるのか……イグナーツ!▼~
:[イグナーツ]|うわああ! 急に大きな声で呼ぶのは~
やめてくださいよおお……。▼~
:[シェズ]|すまんすまん……あれ、本が増えてないか?~
しかも、見るからに貴重そうな……。▼~
:[イグナーツ]|あはは……これ、実家の書庫にあったものを~
兄に頼んで送ってもらったんです。▼~
うちは商家なので、ここにある本は全部、~
売り物なんですけど……。▼~
もう何年も売れていないので、こっそり。~
父には内緒で……。▼~
《選択》~
-兄について聞く~
-父について聞く~
--「兄について聞く」を選択~
:[シェズ]|優しい兄さんだな。仲がいいのか?▼~
:[イグナーツ]|幼い頃はそうでもなかったんですけど……~
今はそうですね、よく手紙も書きますし。▼~
--「父について聞く」を選択~
:[シェズ]|イグナーツの父さんは厳しい人なのか?▼~
:[イグナーツ]|そういう訳でもありませんが……~
商売に関してはとても真面目な人です。▼~
まったく融通が利かないというか……~
その分、兄は話しやすんですが((ボイスは「話しやすいんです...
《共通》~
:[イグナーツ]|少し無茶なお願いをしても、兄は割と聞いて~
くれるんです。だから甘えちゃって。▼~
家の都合で騎士になったボクに、~
同情してくれているのかな……あはは。▼~
:[シェズ]|やっぱり、騎士になりたくてなったわけじゃ~
ないんだな。▼~
:[イグナーツ]|いや、そういうわけでは……~
家族の役に立ちたいとは思ってましたから。▼~
ボクがグロスタール家の騎士になったことで~
貴族の方々との繋がりも増えたようです。▼~
父や兄の商売の足しになっているなら、~
ボクも騎士になってよかったと思います。▼~
:[シェズ]|ふうん……~
それで、どんな本を借りたんだ?▼~
:[イグナーツ]|旅行記が多いですね! それに、異国から~
届いた古い書簡をまとめたものとか。▼~
こういう本を読んで想像で旅をしている間は~
どんな辛いことも忘れられるんです。▼~
:[シェズ]|それって……やっぱり、~
我慢してるんじゃないのか?▼~
本当はあちこち自由に旅して、気に入った~
風景を絵に描いたりしたいんだろ?▼~
:[イグナーツ]|え……何でそこまでわかるんですか!?▼~
:[シェズ]|見ればわかるって。こっちには画法とか、~
顔料の調合法とかの本もあるじゃないか。▼~
:[イグナーツ]|あはは……実は絵を描くのも好きで。▼~
この世界には、ボクが想像もできないような~
美しい景観がたくさんあると思うんです。▼~
それをこの目で見て、絵に残せたら……▼~
……っていうのが、ボクの夢でした。~
でも、今は違いますよ?▼~
騎士になったことに後悔はありません。~
それは家族のためだけじゃないんです。▼~
このフォドラの未来を、他人任せに~
するのではなく、自分も責任を持ちたい。▼~
戦いを重ねるうちに、そんな思いが~
強くなってきて……▼~
あ、なんか偉そうなこと言ってますね。~
ボクなんかが、恥ずかしいな……。▼~
:[シェズ]|そうはっきりと後悔がないと言えるなら、~
俺ももう、何も言わないさ。▼~
だが、戦争はいつか終わるだろうし、~
夢は持ち続けてもいいんじゃないか?▼~
:[イグナーツ]|そうでしょうか……。▼~
***支援A [#r8910645]
:[イグナーツ]|シェズくん、~
ちょっといいでしょうか。▼~
:[シェズ]|お? どうした、イグナーツ。~
いよいよ旅に出たくなったのか?▼~
:[イグナーツ]|違いますよ。~
今日は、ボクの夢のことはいいんです。▼~
君は、いつもボクの話を聞いてくれて~
自分のことをあまり話さないから……▼~
たまには、君の話を聞きたいと思って。~
興味もありますし。▼~
《選択》~
-冗談を言う~
-頷く~
--「冗談を言う」を選択~
:[シェズ]|もしかして……俺のことが好きなのか?▼~
:[イグナーツ]|は? いや、好きですよ? 好きですけど!~
その、特別な感情とかそういうのでは……!▼~
:[シェズ]|冗談だって。そんなに慌てなくても。~
俺の何を聞きたいんだ?▼~
--「頷く」を選択~
:[シェズ]|構わないが……何を聞きたいんだ?▼~
《共通》~
:[イグナーツ]|そうですね……ボクの夢は話したので、~
君の夢も教えてほしいです。▼~
:[シェズ]|俺の夢か……。▼~
《選択》~
-夢はのんびり傭兵生活と答える~
-夢なんて考えたことないと言う~
--「夢はのんびり傭兵生活と答える」を選択~
:[シェズ]|のんびり傭兵として暮らせれば、~
それでいいな。▼~
:[イグナーツ]|え、戦争が終わっても~
まだ傭兵を続けるんですか?▼~
--「夢なんて考えたことないと言う」を選択~
:[シェズ]|夢……と、言われても。~
そんなもんは考えたことがないな。▼~
:[イグナーツ]|え、そうなんですか?~
戦争が終わったらやりたいこととか……▼~
:[シェズ]|一介の傭兵として生きるさ。~
それ以外のことはできそうにないし。▼~
《共通》~
:[イグナーツ]|折角、平和な時代になるんですから、~
もう戦わなくても……。▼~
:[シェズ]|戦争が始まる前も、俺は傭兵だったんだ。~
元の暮らしに戻るだけだよ。▼~
魔物退治に、村の用心棒……~
戦争がなくても仕事には事欠かないさ。▼~
フォドラの外から敵が現れることだって、~
ないとも限らないしな。▼~
:[イグナーツ]|それはそうかもしれませんが……。~
ずっと戦い続けるのはつらくありませんか?▼~
:[シェズ]|どんな生き方をしたってつらいことはある。~
それに俺は傭兵稼業が性に合ってるんだ。▼~
どっかに腰を据えて地に足つけて暮らす……~
ってのが、どうも想像できないからな。▼~
:[イグナーツ]|なるほど、確かに……。▼~
:[シェズ]|確かにって、お前にもそう見えるのか?▼~
:[イグナーツ]|あ、すみません……。ただ、何にも縛られず~
生きているほうが、君らしい気がして。▼~
:[シェズ]|俺らしい、か…。とにかく、体が動くうちは~
この剣で食っていくつもりだぞ。▼~
イグナーツ、お前はどうなんだ?~
戦争が終わった後も騎士を続けるのか?▼~
:[イグナーツ]|それは……わかりません。~
その時になってみないと……。▼~
ただ、ボクの騎士としての役目が~
すべて終わる時が来たら……▼~
その時は、胸に秘めていた夢を、~
叶えてもいいのかなって思っています。▼~
そうしたら、&ruby(きみ){シェズくん};に~
用心棒として一緒に来てもらおうかな?▼~
:[シェズ]|その頃には、俺はフォドラ屈指の傭兵に~
なってるだろうから、高くつくぞ?▼~
:[イグナーツ]|えええー。じゃあ、頑張ってお金を~
貯めておきますよ。……君と旅したいから。▼~
:[シェズ]|言ったな? いつかお前から依頼が来る日を~
楽しみにしとくさ。▼~
**リシテア [#q5065ac5]
***支援C [#r0b898a1]
:[リシテア]|あら、シェズ。~
何か調べものでもしてるんですか。▼~
:[シェズ]|過去の戦いの記録を眺めてた。~
自分も同じ戦場で戦うかもしれないだろ。▼~
:[リシテア]|それは感心ですね。傭兵出身の人って、~
もっと行き当たりばったりな戦い方だと……▼~
……あ、ごめんなさい。~
少し失礼な言い方をしてしまいました。▼~
:[シェズ]|いや、そのとおりだぞ。~
傭兵の頃はもっと適当だったんだ。▼~
今もたいして変わりないが……~
担う責任が大きくなった分、多少はさ。▼~
自分一人の失敗で、あちこちに迷惑が~
かかっちまうと思ってな。▼~
-赤焔の章
:[リシテア]|ふうん……意外に真面目なんですね。~
エーデルガルトの信任が厚いのも納得です。▼~
-黄燎の章
:[リシテア]|ふうん……意外に真面目なんですね。~
クロードの信任が厚いのも納得です。▼~
《共通》~
:[シェズ]|信任が厚い……そうか?▼~
:[リシテア]|わたしは、そう聞いていたので、~
若いのになかなかやるなと思っていました。▼~
:[シェズ]|そいつはどうも……そういうリシテアも、~
まだ子供なのに優秀でいつも感心してるぞ。▼~
:[リシテア]|……は? 誰が子供ですって?▼~
:[シェズ]|ん? いや、リシテアが……▼~
:[リシテア]|わたしを子供扱いするのは、~
やめてもらえます!?▼~
:[シェズ]|え、そういうつもりじゃ……▼~
:[リシテア]|「子供なのに」って言ったじゃないですか。~
言いましたよね?▼~
子供扱いされることは多々ありますが、~
こうもはっきりと子供認定されるなんて!▼~
わたしは誰よりも努力を積み重ねて、~
誰よりもこの軍に貢献しているつもりです。▼~
なのに、年齢だけを見て~
子供扱いされるのは心外なんですが。▼~
:[シェズ]|す、すまん……そんなに子供扱いされるのが~
嫌いだとは知らなくて……。▼~
:[リシテア]|なっ……好きとか嫌いとか、~
そういう問題じゃありません。▼~
同じ戦場で戦う同志として、~
対等に接するべきだと言っているんです。▼~
《選択》~
-そのつもりだったと言う~
-食い下がる~
--「そのつもりだったと言う」を選択~
:[シェズ]|もちろん、そのつもりで~
褒めようとしただけなんだがなあ。▼~
:[リシテア]|それなら普通に褒めたらいいでしょう?~
子供なのに、とか、不要でしたよね?▼~
--「食い下がる」を選択~
:[シェズ]|それでも年の差はあるし、~
つい出るのは仕方ないんじゃ……▼~
:[リシテア]|仕方ないって何ですか。年齢差があれば、~
相手を下に見てもいいと言うんですか?▼~
《共通》~
:[シェズ]|……リシテアだって、俺のこと、~
若いのになかなかやるって言ったよな?▼~
若いのに、ってのは、人の年を見て~
評価してることになるんじゃないのか?▼~
:[リシテア]|若いのにと、子供のくせに、は~
全然違います!▼~
:[シェズ]|いや、子供のくせに、とは言ってないぞ。▼~
:[リシテア]|言ったも同然です! あーもう、~
あんたなんて褒めなきゃよかった!▼~
:[シェズ]|……そうやって、しつこく噛みつくのは、~
大人のすることじゃないだろ。▼~
:[リシテア]|むっ……噛みついてませんし。~
普通に話しているだけですが、何か。▼~
:[シェズ]|は? くくくっ……。▼~
***支援B [#qda2226d]
:[リシテア]|シェズ……~
ちょっとだけ、時間ありますか。▼~
:[シェズ]|ん? ちょうど休憩しようと思ってた~
ところだが……何か用か?▼~
:[リシテア]|あんたとは、ずっとギクシャクしてたので~
そろそろこの関係を解決できればと……▼~
:[シェズ]|えーと……ギクシャクしてたか?▼~
:[リシテア]|してました。~
あの一件以来、少なくともわたしは……。▼~
《選択》~
-お菓子の一件かと問う~
-お化けの一件かと問う~
--「お菓子の一件かと問う」を選択~
:[シェズ]|ああ、リシテアが隠れてこっそりお菓子を~
食べてたのを偶然見ちまった件か?▼~
--「お化けの一件かと問う」を選択~
:[シェズ]|ああ、リシテアがお化けが出たって騒ぐから~
見に行ったら、ただの枯れ木だった件か?▼~
《共通》~
:[シェズ]|そのことなら誰にも言ってないし、~
俺も何とも思ってないぞ。▼~
:[リシテア]|ち、違います! それもそうですけど、~
もっと決定的な一件があったでしょう?▼~
:[シェズ]|……もしかして、俺がお前を子供扱いして~
怒らせた件か?▼~
:[リシテア]|そう、それです。▼~
:[シェズ]|だいぶ前の話だよな……。~
それをずっと気にしてたのか。▼~
:[リシテア]|だって……あの時は、つい我慢できなくて~
屁理屈を並べて噛みついてしまったので。▼~
あやまろう、謝ろうと思いながら、なかなか~
切り出せなくて……あの、ごめんなさい。▼~
:[シェズ]|いや、こっちこそ悪かったな。~
お前が気にしてること言っちまってさ。▼~
だが、何で子供って言葉が~
そんなに引っかかるんだ?▼~
自分はもう子供じゃないと思ってるなら、~
適当に聞き流せばいいだけの話だろ。▼~
:[リシテア]|だって……実際、みんなよりも少しだけ~
年が若いですし、背も小さいですし……。▼~
顔もどちらかというと幼く見えるので……。▼~
:[シェズ]|……そうか?~
今のお前は、そんなに幼くは見えないがな。▼~
:[リシテア]|そ、そうですか?▼~
:[シェズ]|ああ、改めて見ると美人だな。~
仕草も落ち着いていて大人っぽいし。▼~
:[リシテア]|い、いえ、それほどでは……。▼~
:[シェズ]|何より、将としての実力は大人顔負け……▼~
:[リシテア]|……ちょっと。「大人顔負け」ってことは、~
結局わたしは子供ってことじゃないですか!▼~
:[シェズ]|しまった……今のは間違いだ。~
本当に言いたかったのは……▼~
:[リシテア]|またそうやって言い訳ですか。あんたが~
わたしをどう見てるかはわかりました。▼~
:[シェズ]|はあ……これじゃまた、こじれて終わるぞ?▼~
:[リシテア]|む……そうですね。ここで許すのが~
大人の対応というものなのでしょう。▼~
:[シェズ]|お、流石はリシテア!~
それでこそ本当の大人だ。▼~
:[リシテア]|何か引っかかりますが……今後も、対等な~
大人の仲間として、よろしくお願いします。▼~
***支援A [#r7fa82a6]
:[シェズ]|……いや、そんなことないだろ。▼~
:[同盟兵]|でも……。▼~
(リシテアがシェズの背後に現れる)
:[リシテア]|あれは……シェズ?▼~
:[シェズ]|全然、子供っぽくは見えないぞ。~
気にすることないな。▼~
:[同盟兵]|そ、そうでしょうか?▼~
:[シェズ]|ああ、改めて見ると美人だな。~
仕草も落ち着いていて大人っぽいし……。▼~
:[同盟兵]|え、あの、それほどでは……。▼~
:[リシテア]|……!▼~
(暗転)
:[リシテア]|ちょっと、あんた!~
どういうつもりですか!▼~
:[シェズ]|リシテア!?~
いきなり、何だよ?▼~
:[リシテア]|さっき女の子と話していたでしょう?▼~
:[シェズ]|さっき? ……ああ、話してたな。~
それがどうした?▼~
:[リシテア]|女の子に言った、あの台詞は何なんですか!▼~
:[シェズ]|台詞……?~
変なこと言ったか、俺?▼~
:[リシテア]|改めて見ると美人だな。~
仕草も落ち着いていて大人っぽいし……▼~
はあああ!? その台詞、そっくりそのまま~
わたしも言われましたけど? あんたに!▼~
何ですか、あんたは誰にでも同じ台詞を~
言うんですか。馬鹿にしないで!!▼~
:[シェズ]|ま、待て! 落ち着け。~
俺が悪かった。だが、事情があるんだ。▼~
:[リシテア]|事情?▼~
:[シェズ]|ああ、聞いてくれ。わかると思うが……~
俺は他人の相談に乗るのが得意じゃない。▼~
なのに、そんな俺になぜか悩み事を~
相談してくる奴が結構いるんだよ。▼~
困った俺は、そんな奴らにどうにか言葉を~
返すために、物語の台詞を丸暗記したんだ。▼~
その中の一つに、女の子を褒める台詞が~
あってだな……▼~
:[リシテア]|つまり、あれはあんたの言葉じゃなくて、~
架空の人物の言葉ってわけですね?▼~
:[シェズ]|ああ、そのとおりだ。~
申し訳ない。▼~
:[リシテア]|相手の悩みを、心の籠もってない言葉で~
やり過ごすなんて……信っじられない!▼~
:[シェズ]|正直に言って怒りを買うよりは、~
マシだと思ったんだ。▼~
:[リシテア]|正直に言ったほうが遥かにマシです!~
わたしのこと、本当はどう思ってるんです?▼~
《選択》~
-物語の台詞から拝借する~
-自分の言葉で話す~
--「物語の台詞から拝借する」を選択~
:[シェズ]|心の中の情景を正しく言葉に置き換えるのは~
俺にとって、とても難しいことなんだ。▼~
……ただ、これだけは言える。▼~
お前は、虚勢を張らず堂々としてればいい。
そのままのお前が一番、魅力的なんだから。▼~
:[リシテア]|……!▼~
そ、そうですか……。わかりました。~
あなたの言葉、心に留めておきます。▼~
詰め寄ってしまって、ごめんなさい。~
わたしは用があるので、これで……。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[シェズ]|また人の言葉を借りちまったが……~
本心も同じだから、許してくれないか?▼~
--「自分の言葉で話す」を選択~
:[シェズ]|いや、正直、どう思ってるかなんて~
自分でも理解できないだろ。▼~
ただ、強いて言うなら……▼~
お前はそばにいると、俺は笑顔になれる。~
興味が尽きないし、ずっと見てたい。▼~
:[リシテア]|……!▼~
そ、そうですか……。わかりました。~
あなたの言葉、心に留めておきます。▼~
詰め寄ってしまって、ごめんなさい。~
わたしは用があるので、これで……。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[シェズ]|面白くて飽きないって言おうとしたが、~
取り繕ったら変な感じになっちまったな。▼~
**マリアンヌ [#o37dd485]
***支援C [#geca31d4]
:[シェズ]|よう、マリアンヌ!~
昨日の訓練、頑張ってたな。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの……ええと……。▼~
:[シェズ]|食堂に行くんだが、お前もどうだ?~
朝からぶっ続けは流石に腹が減るだろ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[シェズ]|あ、悪いな。~
お前、飯は一人が好きなんだったか?▼~
じゃあ気にしないでくれ。~
俺は誰か他の奴と……▼~
:[マリアンヌ]|い、いえ……! あの、ご迷惑でなければ、~
ご一緒させてください……。▼~
:[シェズ]|いいのか? なら行こう。~
今日の飯は何だったか……。▼~
(暗転)
:[シェズ]|食った食った。~
ようやく生き返った心地だ。▼~
:[マリアンヌ]|そうですね……ごちそうさまでした。▼~
:[シェズ]|ところで、マリアンヌ。~
何で俺に付き合ってくれたんだ?▼~
:[マリアンヌ]|え……。▼~
:[シェズ]|いつも一人で静かに食べてるだろ。~
誰かと食べるのが嫌いなのかと。▼~
:[マリアンヌ]|一人のほうが落ち着くというのは、~
確かに、そうかもしれません……。▼~
あまり人と関わってこなかったので……~
どう接していいのかわからなくて。▼~
:[シェズ]|だとしたら尚更、俺と一緒に飯を食う気に~
なった理由が謎だが。▼~
:[マリアンヌ]|それは……。▼~
あなたは、不思議な力を持っていますよね?~
その……姿が変わるような……。▼~
:[シェズ]|ああ。その力に興味が?▼~
:[マリアンヌ]|興味というか……。あの、そういう力を~
持ってしまったこと、嫌ではありませんか?▼~
《選択》~
-気にしていないと言う~
-気にしていると言う~
--「気にしていないと言う」を選択~
:[シェズ]|自分では、たいして気にしてないな。~
この力に助けられてもいるし。▼~
--「気にしていると言う」を選択~
:[シェズ]|気になっているが……~
自分でもよくわからないんだ。▼~
《共通》~
:[シェズ]|ただ、他人に素性を怪しまれても仕方ない~
とは思ってるさ。▼~
:[マリアンヌ]|……なのに、あなたはいつも明るくて、~
この軍の皆さんからも慕われています。▼~
どうしてなんだろうって……。▼~
:[シェズ]|慕われて……るといいがな。~
それが飯に付き合った理由か?▼~
:[マリアンヌ]|知りたいと思ったんです……。~
どうすれば、あなたみたいになれるのか。▼~
:[シェズ]|俺みたいにって……マリアンヌは、別に~
得体の知れない力は持ってないだろ?▼~
:[マリアンヌ]|ええ……そう、なんですが……。▼~
:[シェズ]|もっと皆と仲良くしたいってだけなら、~
別に難しく考えることはないさ。▼~
お前のことを嫌ってる奴なんて、~
今のこの軍にだっていないだろうしな。▼~
:[マリアンヌ]|そ、そうでしょうか……? 私なんて、~
いつも皆さんのお役に立てなくて……。▼~
:[シェズ]|十分、役に立ってるって。だから、~
無理して何かする必要はないと思うぞ。▼~
:[マリアンヌ]|は、はい……ありがとうございます。▼~
***支援B [#jfe36c6d]
:[マリアンヌ]|……ごちそうさまでした。▼~
:[シェズ]|ん、まだ肉が残ってるが……食わないのか?~
珍しいオグマクズリの肉だぞ?▼~
:[マリアンヌ]|私、お肉はあんまり……~
よかったら、どうぞ。▼~
:[シェズ]|じゃあ、遠慮なく。この肉を食うと、~
不思議と力が湧いてくるんだよな。▼~
:[マリアンヌ]|ふふ……美味しそうに食べるんですね。▼~
:[シェズ]|お、お前が笑うなんて珍しいな。~
俺、そんなに面白い顔をしてるか?▼~
:[マリアンヌ]|いえ、でも見ていて幸せな気持ちになれる~
顔をしていました。▼~
:[シェズ]|他人の食ってる顔を見てるより、~
自分で食ったほうが幸せだと思うがな。▼~
:[マリアンヌ]|見ているだけでも、十分です。▼~
:[シェズ]|へえ……それはそうと、マリアンヌも~
だいぶ俺と飯を食うのに慣れたよな?▼~
:[マリアンヌ]|はい、無理して何かする必要はないって~
言われて、最初は困ったんですけど……▼~
何かわかるかと、あなたと話していたら、~
一緒に食事するのも徐々に平気に……。▼~
:[シェズ]|そうか。それなら俺とだけじゃなくて、~
他の奴らとも一緒に食べたらどうだ?▼~
食卓を囲んでると自然と話が弾むし、~
仲良くなれる良い機会だと思うんだが。▼~
俺相手でできたんだ。~
次は別の相手に歩み寄ってみるってのも……▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[シェズ]|あれ……どうかしたか?▼~
:[マリアンヌ]|いえ、ごめんなさい……。昔、養父にも~
同じようなことを言われて……。▼~
:[シェズ]|そうなのか?▼~
:[マリアンヌ]|私があまりに他人を避けるので、~
よく叱られるんです……。▼~
エドマンド家の跡継ぎならば、~
最低限の社交性は身に付けろ、と。▼~
私にとって、その最低限のことが~
どれだけ大変か、わかろうともせず……。▼~
《選択》~
-無神経だったと謝る~
-何とかなると励ます~
--「無神経だったと謝る」を選択~
:[シェズ]|……すまん。俺もお前の父さんと同じく、~
無神経なことを言っちまった。▼~
:[マリアンヌ]|あ、いえ……あなたが悪いわけでは。▼~
--「何とかなると励ます」を選択~
:[シェズ]|だが、こうして俺とは仲良くなれたし、~
少しの努力で解決できるんじゃないか?▼~
:[マリアンヌ]|それは、そうかもしれませんが……。▼~
《共通》~
:[マリアンヌ]|ただ、やっぱり私は、多くの人とは~
深く関わらないほうがいいと思うんです。▼~
:[シェズ]|何でそんなふうに思うんだ?▼~
:[マリアンヌ]|私と関わり過ぎると、誰でも~
不幸になってしまうから……▼~
:[シェズ]|そんなわけないだろ?~
何を根拠に……▼~
:[マリアンヌ]|本当に、そうなんです……!▼~
:[シェズ]|だったら、どうして俺とはこうやって普通に~
付き合ってるんだ?▼~
:[マリアンヌ]|そうですよね……本当は、あなたとも~
距離を置くべきだったのに……。▼~
あなたの優しさに、つい甘えてしまったの~
かもしれません……ごめんなさい。▼~
これからは、なるべく離れていますから……~
もう、行きますね。▼~
(マリアンヌが立ち去る)
:[シェズ]|おい、マリアンヌ!~
……参ったな。▼~
***支援A [#gbf95471]
:[マリアンヌ]|あ、シェズさん……~
これから食事ですか?▼~
:[シェズ]|ああ、マリアンヌもか?▼~
:[マリアンヌ]|はい……では、一緒に行きましょうか。▼~
:[シェズ]|あ、ああ。~
今日の飯は何だろうな。▼~
(暗転)
:[シェズ]|食った食った。毎日、美味い飯に~
ありつけるのは幸せだな。▼~
:[マリアンヌ]|そうですね……ごちそうさまでした。▼~
:[シェズ]|お前、また肉を残してるのか。~
もったいないな。▼~
:[マリアンヌ]|お野菜をたくさん食べたので……。~
よかったら、どうぞ。▼~
:[シェズ]|じゃあ、遠慮なく。……って、~
こんなやりとり、前もあったよな?▼~
:[マリアンヌ]|ふふ……そうですね。▼~
:[シェズ]|……マリアンヌ、何かあったのか?~
今日は、良い意味で普通だぞ。▼~
:[マリアンヌ]|いえ……ですが、誰かを不幸にすることを、~
気にしないようにしてみようかな、と。▼~
今日までずっとこの軍にいて、皆さんと~
浅からず付き合ってきましたが……▼~
わたしと関わったせいで不幸になったと~
言えるようなことは、何もなく……。▼~
:[シェズ]|はは……そりゃあそうだろ。▼~
:[マリアンヌ]|なので、まだ不安はありますが、~
できるだけ自然にしていようと思いまして。▼~
あなたのように、気にしない生き方を、~
私も実践してみようかと。▼~
:[シェズ]|はは……俺が適当な奴みたいに聞こえるが。~
そこはまあ、いいか。▼~
誰かに話したくなったら話せばいいし、~
一人になりたいなら、そうすりゃいい。▼~
無理をしないで自然にしてるのが、~
やっぱり一番だと思うぞ。▼~
:[マリアンヌ]|はい、私もそう思います。▼~
こんなことを言っていると、また養父に~
叱られてしまうかもしれませんが……。▼~
《選択》~
-頷く~
-否定する~
--「頷く」を選択~
:[シェズ]|確かにな。もっとしっかり努力しろと~
言われそうな気がしたいでもない。▼~
:[マリアンヌ]|そうですよね……。▼~
:[シェズ]|ただ、どうだろう……今のマリアンヌなら~
昔ほどうるさくは言われないんじゃないか?▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|そうか? 今のマリアンヌなら、~
父さんも認めてくれるんじゃないか?▼~
:[マリアンヌ]|そ、そうでしょうか……?▼~
《共通》~
:[シェズ]|自分では気づいてないかもしれないが、~
以前と比べてお前はだいぶ変わったぞ。▼~
少なくとも最低限の社交性くらいは、~
もう十分あるだろ。▼~
:[マリアンヌ]|最低限、で養父は許してくれるでしょうか。▼~
:[シェズ]|許してくれると信じたいね。まあ、お前の~
父さんのこと、俺は何も知らないがな。▼~
:[マリアンヌ]|適当ですね……でも、それがあなたの~
気にしない生き方なんですよね……。▼~
うん、私と見習わないと……!▼~
:[シェズ]|いやいや……~
そこは見習わなくてもいいと思うが。▼~
**レオニー [#n0dcb399]
***支援C [#i3999c77]
:[レオニー]|ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふいー。▼~
:[シェズ]|……ん?▼~
:[レオニー]|あー、疲れた。~
……あれ、あんたも鍛えに来たのか?▼~
:[シェズ]|いや、忘れ物を取りに来ただけだ。~
レオニーはこんな時間まで鍛錬を?▼~
:[レオニー]|まあね。このところ忙しかっただろ?~
やれる時にやっとかないとな。▼~
:[シェズ]|へえ、傭兵なのに真面目なんだな。▼~
:[レオニー]|傭兵ったって、まだ駆け出しだもん。~
怠けるわけにはいかないよ。▼~
ようやく傭兵見習いになったのが、~
士官学校が休止になった後だろ?▼~
士官学校に来る前から傭兵をやってた~
あんたとは、だいぶ差があるもんな。▼~
:[シェズ]|とはいえ、お前は頭も悪くないし腕もいい。~
並の熟練傭兵よりも頼もしいぞ。▼~
:[レオニー]|だといいけど……。いつまでも頼りない~
ままじゃ、師匠にも顔向けできないしね。▼~
-~EP.7
:[シェズ]|師匠? そんな人がいるのか。▼~
-EP.8~
:[シェズ]|師匠って……ジェラルト傭兵団の団長か。▼~
《共通》
:[レオニー]|ああ、子供の頃に村に来た師匠に、~
強引に頼み込んで弟子入りしたんだよ。▼~
迷惑だったかもしれないけど、わたしは~
どうしても村を出て独り立ちしたくてさ。▼~
最初は面倒臭そうにしてた師匠も、~
そのうち熱心に教えてくれるようになって。▼~
傭兵の心得とか、普段の鍛え方とか、~
戦術の基礎とか……全部師匠から教わった。▼~
シェズ、あんたには~
傭兵稼業の師匠はいないのか?▼~
:[シェズ]|師匠? そうだなあ……。▼~
《選択》~
-一応いると答える~
-独学と答える~
--「一応いると答える」を選択~
:[シェズ]|一応、師匠らしきものはいるぞ。~
たまに助言をくれる存在、というか……▼~
:[レオニー]|何だか微妙な言い方だな。~
まあ、師匠と言ってもいろいろか。▼~
--「独学と答える」を選択~
:[シェズ]|いや、独学というか……~
見様見真似で何とかやってただけだぞ。▼~
:[レオニー]|まあ、傭兵やってる連中は、~
だいたいそうだよな。▼~
《共通》~
:[レオニー]|何にせよ、今のわたしとあんたじゃ~
実力にだいぶ差があるのは事実だ。▼~
わたしも頑張って追いつかないとな。▼~
:[シェズ]|何か傭兵の先輩として力になれることが~
あれば、気軽に言ってくれよな。▼~
:[レオニー]|ああ、ありがとな。~
頼もしい先輩がいて助かるよ。▼~
***支援B [#sb458532]
:[レオニー]|なあ、シェズ。~
ちょっと相談があるんだけど……▼~
:[シェズ]|相談……ああ、もしかして、~
傭兵の後輩として、の相談か?▼~
:[レオニー]|そういうこと。一流と呼ばれる傭兵ってさ、~
何かしら一芸に秀でてるだろ?▼~
剣術が抜群だとか、隠密に長けてるとか。~
あんただって、持ってるよな?▼~
訳のわからない、物凄い力をさ。~
わたしも、そういうのが欲しいなって。▼~
:[シェズ]|訳のわからないって……そのとおりだが。~
レオニーは、そうだな……▼~
《選択》~
-節約術と言う~
-弓術と言う~
--「節約術と言う」を選択~
:[シェズ]|お前には、得意の節約術があるだろ。~
他の傭兵にはない、特殊な力だと思うが。▼~
:[レオニー]|おいおい……真面目に考えてくれてる?~
そんなの傭兵稼業と関係ないだろ。▼~
しかも、それで名を上げたら、~
ケチで強欲と思われちまうっての。▼~
:[シェズ]|じゃあ、やっぱり弓術か?~
レオニーの弓は達人の域だって評判だぞ。▼~
--「弓術と言う」を選択~
:[シェズ]|弓術が得意なんだよな? 一芸で名を~
上げたいなら、そこじゃないのか?▼~
《共通》~
:[レオニー]|やっぱり、そうなるよな……。狩人の村で~
育ったから、弓が手に馴染んでるんだ。▼~
けどさ、乱戦ともなれば弓はあんまり~
役に立たないだろ?▼~
一流の傭兵と認められるためには、~
弓だけじゃ足りないと思うんだよね。▼~
:[シェズ]|うーん……武具はいろいろ使えるよな?~
馬も乗れるし。▼~
:[レオニー]|そりゃまあ、ひととおりはね。~
でも飛び抜けてるものがないんだよなあ。▼~
:[シェズ]|飛び抜けてるものがないって……逆に、~
傭兵としては十分な強みなんじゃないか?▼~
:[レオニー]|え、どういうこと?▼~
:[シェズ]|何でもひととおりできて、~
苦手なことは何もないってのがさ。▼~
:[レオニー]|苦手ってのはほぼないけど……~
腕前は全部、そこそこだよ?▼~
:[シェズ]|そこそこに何でもできる傭兵って、~
実は凄くありがたいんだぞ。▼~
戦況がどう変わろうと対応できる傭兵が~
一人いるだけで、戦術の幅が広がる。▼~
逆に一芸しか持ってない傭兵なんてのは、~
戦況次第ではまるで役に立たないだろ。▼~
:[レオニー]|ああ、確かにそうかも。相性の悪い兵科に~
当たるとまるでダメって奴いるもんな。▼~
:[シェズ]|そういうこと。だから何でもできて~
対応力のある傭兵は重宝されるんだ。▼~
:[レオニー]|重宝はされるけど、一流として名を売るには~
ちょっと弱くないかなあ。▼~
:[シェズ]|そこは、もっと努力を重ねて、~
実力を底上げしてけばいいんじゃないか?▼~
どれもそこそこの腕前ってことは、~
伸びしろが十分にあるってことだろ?▼~
:[レオニー]|まあ、そう言えなくもないかも。▼~
:[シェズ]|何でもできるって強みをもっと磨いて、~
そこそこ以上の腕前を身に付ければ……▼~
:[レオニー]|うん。一芸に秀でてるだけの奴よりも~
活躍はできそうだな。▼~
:[シェズ]|そうやって、手柄を積んでいけば、~
自然と名前も売れて一流の仲間入りだ!▼~
:[レオニー]|そうか……! ありがとうな!~
すごく参考になったよ!▼~
:[シェズ]|まあ、俺もまだ一流を自称できるって~
ほどじゃないから。互いに頑張ろうな。▼~
:[レオニー]|ああ、そうだな! 二つ名がつくくらいの~
一流の傭兵になれるように、頑張ろう!▼~
***支援A [#e96f9ce8]
(灰色の悪魔、ジェラルト、アロイスが並んで会話している)
:[レオニー]|あ、師匠……。▼~
:[ジェラルト]|……ああ、やり方は任せる。~
お前にとっちゃ簡単な仕事だろう?▼~
:[灰色の悪魔]|
#region(ベレト)
わかった。~
終わったら報告する。▼~
#endregion
#region(ベレス)
わかったよ。~
終わったら報告する。▼~
#endregion
:[ジェラルト]|頼んだぜ。~
その間に俺らは別件を片づけとくからよ。▼~
(灰色の悪魔が左側に、ジェラルトとアロイスが右側に歩いて去...
:[レオニー]|うううう……。▼~
(シェズが現れる)
:[シェズ]|レオニー、何を唸ってんだ?~
腹でも下したのか?▼~
:[レオニー]|違うよ! ……師匠の傭兵団が~
わたしらの仲間に加わってくれただろ?▼~
:[シェズ]|ああ、よかったな。また一緒に戦えて。~
いや、一緒に戦うのは今回が初か。▼~
:[レオニー]|うん、子供の頃に別れて以来だからな。~
同じ戦場で味方として戦うのは初めてだ。▼~
それは嬉しいんだけどさ……。~
悔しいんだよなああああ!▼~
《選択》~
-ベレト/ベレスのことを指摘する~
-アロイスのことを指摘する~
--「ベレト/ベレスのことを指摘する」を選択~
:[シェズ]|ひょっとして、お前、&ruby(師匠の子供){ベレト/ベ...
ことを気にしてるのか?▼~
:[レオニー]|うん……。▼~
--「アロイスのことを指摘する」を選択~
:[シェズ]|お前、アロイスさんに嫉妬してるのか?~
ジェラルトさんにべったりだもんな。▼~
:[レオニー]|何でそうなるんだよ……。~
そっちじゃなくて&ruby(師匠の子供){ベレト/ベレス};だよ。▼~
《共通》~
:[レオニー]|あいつ、わたしらと年もそんなに~
変わらないってのにさ。▼~
大層な二つ名までついて、~
師匠にもすごく信頼されてるだろ?▼~
同じ傭兵だってのに……しかもさ、~
師匠の一番弟子は、わたしなんだよ?▼~
:[シェズ]|だが、あいつはジェラルトさんの~
子供なんだし……▼~
レオニーよりも若い頃から、~
鍛えられてるんじゃないのか?▼~
:[レオニー]|う……そうかも。▼~
:[シェズ]|そういや、年齢で言えば、アロイスさんは~
ずっと昔から騎士団で一緒だよな。▼~
てことは、ジェラルトさんの一番弟子は~
アロイスさんかもしれないぞ?▼~
:[レオニー]|ううっ……確かに。~
気づかなかった……。▼~
:[シェズ]|ともかく、&ruby(あいつ){ベレト/ベレス};に~
勝てないのは仕方ないさ。▼~
ずっとジェラルトさんの指導を受けながら、~
傭兵稼業を実践で学んできたわけだろ?▼~
しかも何か妙な力を持ってるし……▼~
:[レオニー]|妙な力なら、あんたにもあるだろ?▼~
:[シェズ]|あいつとは全然違うものだぞ。~
俺だって、あいつに勝ちたいんだ。▼~
ずっとそれを目標に努力してきたが、~
いまだに勝てないでいる。▼~
:[レオニー]|そうなのか……もしかしたら、わたしたち~
二人がかりでも勝てないかもな。▼~
:[シェズ]|うーん……二人がかりなら、~
流石に勝てそうな気はするぞ。▼~
いや、もう勝ってるかもしれない。~
今度、試しに挑んでみるか?▼~
:[レオニー]|やってみるか? 師匠の教えにもある。~
卑怯上等、正々堂々クソくらえ、ってね。▼~
:[シェズ]|はは……流石だな、ジェラルトさんは。~
傭兵の戦いは結果がすべてだからな。▼~
:[レオニー]|そういうこと! シェズ、~
あんたがいてくれて良かった。▼~
:[シェズ]|俺もだ。お互い腐らず、俺たちなりの~
やり方であいつを超えてやろう。▼~
**ホルスト [#m18e6d17]
***支援C [#o986d2f5]
:[シェズ]|……あ、ホルストさん。~
もしかして、これから訓練か?▼~
:[ホルスト]|ああ、そのつもりだが。▼~
:[シェズ]|ちょうど良かった!~
俺も一緒にやらせてくれよ。▼~
:[ホルスト]|それはもちろん、構わないが。~
ごく普通の基礎訓練をするだけだぞ?▼~
:[シェズ]|折角の機会だし、少しだけでも~
俺と手合わせしてくれると嬉しいんだが。▼~
アンタの噂は昔から耳にしてたんだよな。~
レスター随一の武勇の持ち主って。▼~
だから、アンタの強さの一端でも~
学び取らせてくれないか。▼~
:[ホルスト]|手合わせか……それが君にとって~
学びになるかどうか、いささか疑問だな。▼~
:[シェズ]|え、何でだ?▼~
:[ホルスト]|味方同士の手合わせで本気は出せない。~
相手を殺すわけにはいかないからな。▼~
:[シェズ]|まだ死にたくはないが、大怪我くらいは~
覚悟の上だ。アンタの本気、見せてくれ。▼~
:[ホルスト]|……本気を出せば大怪我では済まないから、~
言っている。▼~
君の実力は承知しているよ。~
手加減などすれば、私のほうが危うい。▼~
:[シェズ]|……どうしても、ホルストさんの本気は、~
見せてもらえないってことか?▼~
:[ホルスト]|そうだな……どうしても私の本気を~
見たいなら、手段は一つだけだ。▼~
《選択》~
-ヒルダに手を出す?と聞く~
-敵勢力に寝返る?と聞く~
--「ヒルダに手を出す?と聞く」を選択~
:[シェズ]|ヒルダに手を出す、とか……?▼~
:[ホルスト]|はっはっはっ、そんなことで本気で~
殺すはずがないだろう。そんなことでな。▼~
:[シェズ]|………………。▼~
:[ホルスト]|私が言っているのは、~
そういうことではない。▼~
--「敵勢力に寝返る?と聞く」を選択~
:[シェズ]|敵勢力に寝返る、とか……?▼~
:[ホルスト]|そうだ、わかっているな。▼~
《共通》~
:[ホルスト]|敵として戦場で対峙する……~
君に本気を出すとすれば、それのみだ。▼~
そもそも実戦以上に学べる場所など~
ありはしない。▼~
私自身、座学や訓練で身に付けてきた~
ものより……▼~
実戦を重ね、何度も死地をくぐり抜けて~
会得したもののほうが多いのは間違いない。▼~
さあ、君はどうする? 敵勢力に寝返り、~
私を相手に死闘を繰り広げてみるか?▼~
《選択》~
-保留する~
-否定する~
--「保留する」を選択~
:[シェズ]|……そうだな、考えておこう。▼~
:[ホルスト]|ほう、保留するか。それもまた良し。~
可能性を自ら閉ざすことはないからな。▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|……やめておく。~
今はこの軍を裏切りたくはないからな。▼~
:[ホルスト]|ほう、若いのに冷静だな。もっと~
がむしゃらに向かってくるかと思ったが。▼~
《共通》~
:[シェズ]|とりあえず、今日のところは味方としての~
訓練で満足しとくさ。▼~
:[ホルスト]|いいだろう。~
共に良い汗を流すとしよう。▼~
***支援B [#lbaeeba4]
:[ホルスト]|やあ、シェズ。~
今日はこれから何か予定はあるか?▼~
:[シェズ]|いや、別に……珍しく時間が空いたから、~
訓練でもしようと思ってたが。▼~
:[ホルスト]|それは好都合だ。~
訓練よりよほど役に立つ用件がある。▼~
付き合ってくれるだろうな?▼~
《選択》~
-即答で承知する~
-詳しく説明を聞く~
--「即答で承知する」を選択~
:[シェズ]|アンタがそう言うんなら付き合うぞ。▼~
:[ホルスト]|そう言うと思ったよ。~
さあ、出かけよう。▼~
--「詳しく説明を聞く」を選択~
:[シェズ]|いきなりそう言われても……~
訓練より役に立つって、何なんだ?▼~
:[ホルスト]|来ればわかる。~
さあ、出かけよう。▼~
《共通》~
(シェズとホルストが立ち去る)~
(暗転)
:[シェズ]|ホルストさん、ここって……▼~
:[ホルスト]|しっ……声が大きい。どこに見張りの兵が~
潜んでいるかわからないぞ。▼~
:[シェズ]|ってことは、やっぱり敵地か……。▼~
:[ホルスト]|あそこに敵の陣地があるのが見えるか?~
数日前まではなかったものだ。▼~
ここからだと、まだよく見えないが、~
そこまで大規模ではないようだな……。▼~
:[シェズ]|これって、ようは偵察任務だよな?~
何でまたホルストさん自ら……▼~
:[ホルスト]|敵がどこまで進出しているのか、~
確かめておきたかったのだ。▼~
しかし近頃は敵の警戒が厳しくなってな。~
斥候を放っても戻らないことが多い。▼~
となれば、私が自分で見に来たほうが~
手っ取り早いだろう?▼~
-~EP.8
:[シェズ]|だからって、公爵家の嫡子が~
偵察任務に出るなんて、聞いたことが……▼~
-EP.9~
:[シェズ]|だからって、公爵家の当主が~
偵察任務に出るなんて、聞いたことが……▼~
《共通》
:[ホルスト]|手っ取り早い上に、大切な部下を失う危険も~
回避でき、更には……▼~
私自身、実地での経験を積むことができる。~
まさに一石三鳥、訓練よりもよほどいい。▼~
:[シェズ]|えーと……心の準備もなく連れてこられた~
俺の危険は回避されてない気が……▼~
:[ホルスト]|君の実力は知っている。簡単には死ぬまい?~
それよりも、この経験を大事にすることだ。▼~
たかが偵察任務と侮るなかれ、~
訓練よりも得るものは多いはずだぞ。▼~
:[シェズ]|……それで?~
この後は、もっと敵陣に近づくんだよな?▼~
:[ホルスト]|ああ、何なら私たちで軽く一戦交えて、~
敵の戦力を測ってみるのも悪くない。▼~
:[シェズ]|それなら、ホルストさんの戦いを~
間近で見る好機ってことか……。▼~
わかった、付き合おう。▼~
:[ホルスト]|よろしい。~
いざ、進まん……!▼~
(シェズとホルストが駆け出す)~
(暗転)
:[帝国兵((EP.8ではパルミラ兵、EP.9以降では王国兵))]|……お...
:[ホルスト]|見つかったならば仕方あるまい。我が名は~
ホルスト=ジギスヴァルト=ゴネリル!▼~
腕に覚えのある者は、かかってこい!▼~
:[シェズ]|わざわざ敵に名乗るか?~
偵察任務に向いてないんじゃ……。▼~
***支援A [#f7339034]
:[ホルスト]|……流石に分が悪いな。~
ここは出直したほうがよかろう。▼~
:[シェズ]|ホルストさんが欲を出して、~
敵兵に話しかけたりするから……。▼~
:[ホルスト]|味方のふりをして気さくに話しかければ、~
気づくまいと思ったのだがな。▼~
:[シェズ]|だから止めたのに。アンタは、~
どう見たって一兵卒に見えないだろうよ。▼~
:[ホルスト]|しかし、これも一つの経験だ。~
得る物はあったし、引き揚げるとしよう。▼~
:[シェズ]|恐らく、敵軍の捜索部隊が複数出てる。~
二人で行動するのは目立ち過ぎるな……。▼~
ここで解散するか? ホルストさんなら、~
一人でも容易く逃げられるだろ。▼~
:[ホルスト]|異論はない。君とて、一人のほうが~
動きやすいだろうからな。▼~
それでは、ここから一番近い味方陣地の前で~
落ち合おう。夜明け前には着くはずだ。▼~
:[シェズ]|了解、武運を祈ってるぞ。▼~
:[ホルスト]|ああ、互いにな。▼~
(暗転)
:[シェズ]|やれやれ……どうにか敵に見つからず、~
味方陣地まで戻ってこられたか。▼~
思ったよりも時間がかかったな。~
ホルストさんは先に着いて……ないのか?▼~
この土地に疎い俺よりも遅いなんて、~
まさか、敵に見つかって……▼~
:[ホルスト]|………………。▼~
:[シェズ]|あれ、この音は……。~
……ホルストさん?▼~
:[ホルスト]|……むにゃ? おお、戻ってきたか。▼~
すまない、疲れて寝てしまっていた。~
夜通し戦っていたものだから。▼~
:[シェズ]|戦っていた……?~
敵に見つかったのか!?▼~
:[ホルスト]|いや、途中で敵の見張り小屋を見つけてな。~
折角だから潰しておくか、と……。▼~
壊しにかかったところ、思いのほか~
中に多くの敵兵がいたのだ。▼~
:[シェズ]|よく確かめもせずに……大胆だな。▼~
:[ホルスト]|で、そいつらと戦っているうちに、~
増援まで駆けつけてきたものだから……。▼~
:[シェズ]|ははあ……それでよく無事だったな。▼~
:[ホルスト]|無事だが、流石に疲れたよ。~
欲を出すものではないな、本当に。▼~
:[シェズ]|そういうことだ。~
また一つ、学べたな、ホルストさん。▼~
:[ホルスト]|ああ。やはり実戦で学ぶことは尽きないな。~
これだからやめられんのだ。▼~
君も、また付き合ってくれるか?~
それとも、もう呆れられたかな?▼~
《選択》~
-喜んで付き合う~
-呆れたが付き合う~
--「喜んで付き合う」を選択~
:[シェズ]|いや、喜んで付き合うさ。~
俺としても学ぶことが多いし、何より……▼~
--「呆れたが付き合う」を選択~
:[シェズ]|正直、呆れることも多いが、~
これからも付き合わせてもらうさ。▼~
《共通》~
:[シェズ]|アンタといると、まったく退屈しない。▼~
:[ホルスト]|ははは、光栄だ。君とはこれからも、~
いい付き合いができそうだな。▼~
**シャミア [#u0604ac1]
***支援C [#ae66bcc1]
:[シャミア]|……ふう。~
私はもう引き上げるが、まだやるか?▼~
:[シェズ]|いや、俺も終わりにするよ、シャミア。▼~
次の出陣に向けて、部隊の編制を~
考えなきゃならなくてな。▼~
:[シャミア]|フ……君は傭兵にしては真面目だな。▼~
稀有な存在だろう。~
他人事のようで悪いが……頑張ってくれ。▼~
《選択》~
-任せろと応じる~
-たまには手伝ってくれとねだる~
--「任せろと応じる」を選択~
:[シェズ]|ああ、任せとけ。~
それが俺の役目だしな。▼~
:[シャミア]|ま、どうしても手が足りなかったら~
声をかけてくれ。▼~
--「たまには手伝ってくれとねだる」を選択~
:[シェズ]|そう思うなら手伝ってくれてもいいんだぞ?▼~
俺の役目だが、一人でやらなきゃいけない~
ってわけでもないし。▼~
:[シャミア]|そうだな。~
……なら、次に暇な時に声をかけてくれ。▼~
《共通》~
:[シェズ]|お、いいのか?~
流石はシャミアだ。▼~
それにしても、アンタは年の割に~
落ち着いてるよな……。▼~
こうやって話してても、いつも余裕を~
感じるというか……風格すらある。▼~
:[シャミア]|風格は違うだろ。~
そういうのは、上に立つ者に言ってやれ。▼~
私は……他人への興味があまりないだけだ。~
傭兵には、そういう奴も多い。▼~
:[シェズ]|まあ、それは確かにそうだよな……。▼~
:[シャミア]|それに君も、傭兵の中でも~
さっぱりしているほうだと思うが。▼~
ずっと独りでやってきたのか?~
どこかの傭兵団に属していたんだろう?▼~
:[シェズ]|ああ、いろんなところを転々としてきた。~
一番長くいた団は……▼~
一番最後に入ったところだよ。~
ベルラン傭兵団っていうんだ。▼~
ジェラルト傭兵団とまともにやり合って、~
俺以外は、残らず死んじまったが……。▼~
:[シャミア]|……傭兵なんてやっている奴は、~
多かれ少なかれ何かを失っている。▼~
だが……信頼できる仲間の死は、堪えるな。▼~
:[シェズ]|ああ……。~
ベルラン団長、ゲッツ、リザリ……▼~
珍しく居心地の良い傭兵団だったんだ。~
あいつらと夢を追うのも悪くないってな。▼~
:[シャミア]|君が達観して見えるのも、~
そういう過去があるからかもしれん。▼~
過去を乗り越えられる者は強い。~
私はそう思うよ。▼~
:[シェズ]|ん? ってことは俺より達観して見える~
シャミアも、もしかして……▼~
:[シャミア]|傭兵の過去は、詮索しないものだ。▼~
だが……そのうち機会があれば、~
教えてやるさ。▼~
***支援B [#y45e6f5b]
(※支援会話なし)
***支援A [#lcb2bf6d]
:[シェズ]|はははっ、面白いな!~
そんな傭兵がいたのかよ。▼~
:[シャミア]|ああ、二言目には『報酬は林檎でくれ』だ。▼~
林檎の詰まった袋を引きずりながら、~
戦場を駆け回るその姿と言ったら……▼~
:[シェズ]|戦ってたら腹が減りそうな相手だな。~
実物を見てみたいもんだ。▼~
:[シャミア]|確かに、良い香りがしたかもしれん。▼~
……そういえば、前に私の過去を聞いたな。▼~
:[シェズ]|ああ。詮索して悪かった。~
それが……▼~
:[シャミア]|いや、気になるなら教えてやろうと~
思っただけだ。▼~
:[シェズ]|いいのか?▼~
:[シャミア]|ああ、たいした話でもない。~
それに……もう7年も前のことだ。▼~
私が属していたのは傭兵団というより、~
巨大な、傭兵国家とでも言うべき組織でな。▼~
傭兵同士、あまり信頼関係を築けるような~
ものでもなかった。▼~
そんな中に、相棒と呼べるような奴が~
いたんだ。▼~
:[シェズ]|………………。▼~
:[シャミア]|想像どおり、奴は死んだ。~
それだけさ。▼~
《選択》~
-拍子抜けする~
-死を悼む~
--「拍子抜けする」を選択~
:[シェズ]|それだけ!?~
流石にあっさりし過ぎじゃないか?▼~
まあ、シャミアらしいって言えば~
らしいが……。▼~
--「死を悼む」を選択~
:[シェズ]|そりゃ、そうだよな。~
昔の話だが、残念だ……。▼~
《共通》~
:[シェズ]|でも、何で急に話してくれたんだ?~
アンタは嫌いだろ、過去を語るのなんて。▼~
:[シャミア]|少し気が咎めていたんだ。あの時は、~
君の過去だけ聞きっ放しだったろう。▼~
しかし、どこの馬の骨とも知らん奴に~
教える義理はないからな……。▼~
今は、少しは信に足る相手だと思っている。~
だから教えた。……それだけだ。▼~
:[シェズ]|本当か? アンタに信に足るって~
言われるのは別格で嬉しいな。▼~
:[シャミア]|なぜだ?~
君は皆に慕われているだろ。▼~
こういうことは、言われ慣れていると~
思うが。▼~
:[シェズ]|言われ慣れてるって……言うなあ、アンタ。▼~
シャミアは俺と同じで、ずっと傭兵を~
やってきた先輩、って感じだからな。▼~
その先輩に一人前と認められたみたいで、~
感動もひとしおなんだ。▼~
:[シャミア]|……つまり、私にとっては、~
君は後輩ということか?▼~
:[シェズ]|そういうことに、なるのか……?▼~
:[シャミア]|なるほど、傭兵として対等に扱っていたが、~
後輩として可愛がったほうがよかったか。▼~
《選択》~
-後輩扱いを望む~
-対等の扱いを望む~
--「後輩扱いを望む」を選択~
:[シェズ]|可愛がるって、どうなるんだ?~
そっちのほうが嬉しいかもしれないな。▼~
:[シャミア]|傭兵流の可愛がりを知らないのか?~
酒代は全部、後輩持ちだぞ。▼~
:[シェズ]|そりゃないだろ!~
酷い先輩だな……本気じゃないよな?▼~
:[シャミア]|フ……すまない、冗談だ。~
扱いを変える予定はないさ。▼~
--「対等の扱いを望む」を選択~
:[シェズ]|あ、いや、それなら対等のほうがいいぞ。~
これまでどおり付き合ってくれよ。▼~
:[シャミア]|もとより扱いを変える予定はないさ。~
君が望もうとな。▼~
《共通》~
:[シェズ]|そうだよなあ、シャミアだし。~
そんな気はしたって!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#v38e3da5]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*主人公(男性)の支援会話 [#l284ad59]
#contents
**クロード [#o9fa2123]
***支援C [#r2eb561f]
:[シェズ]|お、クロード。また例の会議だったんだろ。~
もう終わったのか?▼~
:[クロード]|今日のところは、な。~
明日また続きをやることになってる。▼~
:[シェズ]|ご苦労なことだな。~
何をそんなに話し合うことがあるんだ?▼~
:[クロード]|大まかな同盟の方針が固まった後も、~
細々とした調整がいろいろあるんだよ。▼~
負担は公平であるべきだが、諸侯はそれぞれ~
国力も地理的条件も違うだろう?▼~
何をもって公平と言えるのか、~
正解がないから結論もならなか出ないのさ。▼~
:[シェズ]|そこは盟主のお前が、ビシッと決めれば~
いいんじゃないのか?▼~
:[クロード]|そうもいかないんだ。盟主と言ったって、~
五大諸侯の一人でしかないからな。▼~
素案は一応、俺が作ってはいるが、~
強制する権限は持ち合わせてないのさ。▼~
おまけに同盟諸侯ってのは、同盟領全体の~
利益よりも自領の利益を優先しがちでね。▼~
思惑がかち合うと、議論は堂々巡りだ。~
全会一致の決議なんざ、いつになるやら……▼~
:[シェズ]|おいおい、それで本当に戦争に勝てるか?~
状況に応じて即断できないと後手に回るぞ。▼~
:[クロード]|だよなあ。平和な時代ならまだしも、~
今は戦争中だってのに……本当、参るよ。▼~
おまけにこの、先の読みづらい状況……~
どう乗り切ればいいのやら。▼~
……なあ、シェズ。~
お前が盟主なら、どうする?▼~
:[シェズ]|え、俺?~
そうだな……えーと……▼~
《選択》~
-どーんと勢いで言う~
-ばーんと誤魔化す~
--「どーんと勢いで言う」を選択~
:[シェズ]|何というか、こう……~
どーんとやればいいんじゃないか?▼~
:[クロード]|なるほど。どーんとか。~
もう少し詳しく聞かせてくれないか?▼~
--「ばーんと誤魔化す」を選択~
:[シェズ]|何というか、こう……~
ばーんとやっちまえばいいんじゃないか?▼~
:[クロード]|なるほど。ばーんとね。~
もう少し詳しく聞かせてくれないか?▼~
《共通》~
:[シェズ]|つまりだな……~
そう、話すのをやめちまったらどうだ?▼~
:[クロード]|同盟の合議制を、やめるってことか?▼~
:[シェズ]|ああ。盟主が決定権を持つように変えれば、~
決断に時間はかからないだろ。▼~
今だけでもいい。平和になったら~
元の仕組みに戻すと決めれば……▼~
同盟諸侯の皆も納得……しないよな。▼~
:[クロード]|いや、なかなか核心を突いた意見だよ。~
俺も考えてないわけじゃなかったんだ。▼~
円卓会議で自領の利益を守ったところで、~
同盟領が侵されれば徒労に終わるんだ。▼~
そこさえ理解してもらえれば、な……。▼~
:[シェズ]|クロード、もしかして俺の思いつきを~
本気で考えてくれてるのか?▼~
:[クロード]|当然だろ。残念ながら、実現の可能性は~
今のところなきに等しいけどな。▼~
助かったよ、シェズ。~
また話を聞いてくれるか?▼~
:[シェズ]|ああ、もちろんだ。▼~
***支援B [#y9d7807a]
:[クロード]|シェズ、忙しくないなら、~
また少し話を聞いてくれるか?▼~
:[シェズ]|俺は構わないが、~
お前に俺と無駄話する暇があるのか?▼~
……あ、お前なんて言っちゃ不味いか。~
今や王様だもんな、陛下。▼~
:[クロード]|呼び方は好きにしてくれていい。~
俺は俺だ。何も変わっちゃいないよ。▼~
:[シェズ]|だが、お前がレスターの王になるって話を~
聞いた時には驚いたぞ。▼~
まさか同盟を国にしちまうとはな……~
想像もしてなかったから。▼~
:[クロード]|おいおい、お前だって言ってたじゃないか。~
もう忘れたのか?▼~
《選択》~
-思い出した気がする~
-覚えてないと言う~
--「思い出した気がする」を選択~
:[シェズ]|思い出したぞ、あれのことだな?▼~
:[クロード]|本当に思い出したのか?~
怪しいなあ。▼~
--「覚えてないと言う」を選択~
:[シェズ]|すまん、まったく覚えてないが。▼~
:[クロード]|本当に覚えてないのか?~
お前らしいっちゃ、お前らしいな。▼~
《共通》~
:[クロード]|すぐに決断できるように、合議制なんか~
やめたらどうだって言ってただろ。▼~
:[シェズ]|ああ……確かに言ったかもしれないが、~
連邦国を作るなんて発想はなかったぞ。▼~
:[クロード]|同じことだよ。合議制を省くために~
連邦国を建てたんだから。▼~
:[シェズ]|ふーん、そう言われればそうか。▼~
:[クロード]|しかしお前って奴は不思議だよ。~
つい本音で何でも話したくなっちまう。▼~
お前という人間に何のしがらみもないから、~
話しやすいのかもしれないな。▼~
:[シェズ]|確かに、しがらみとは無縁で生きてきた。~
天涯孤独、流浪の傭兵だからな。▼~
:[クロード]|確か……拾い子だったんだよな?▼~
:[シェズ]|ああ、拾われた頃の記憶はないが、~
母さんからはそう聞いた。▼~
:[クロード]|母さんってのは、お前を育ててくれた人か。~
どんな人だったんだ?▼~
:[シェズ]|そうだなあ……何でもできる人で、~
俺にいろんなことを教えてくれたな。▼~
山奥の小さな村で細々と暮らしてて、~
他の村人との交流も少なかったが……▼~
母さんが病で急に死んで、村の外にほっぽり~
出された俺が無事に生きてこられたのは……▼~
それまでに母さんから教わったあれそれの~
おかげなんだ。▼~
:[クロード]|その後は、独りで生きてきたのか?▼~
:[シェズ]|ああ、ずっとな。~
村を離れて、傭兵になったが……▼~
なかなか長続きする傭兵団にも出会えず、~
あちこち流浪する羽目になった。▼~
それが続いた結果、何のしがらみもない、~
俺みたいな奴が出来上がったわけだ。▼~
:[クロード]|なるほどね……お前という人間が~
少し理解できたよ。▼~
:[シェズ]|まあ、本当に何のしがらみもないのかは、~
まだわからないがな。▼~
:[クロード]|お前の、力のことを言ってるのか?▼~
:[シェズ]|そうさ。実の親も、力の正体も、~
自分では何もわかっちゃいない。▼~
:[クロード]|だとしても、お前はお前だ。~
王様になっても俺は俺ってのと同じでな。▼~
***支援A [#i830b121]
:[クロード]|よう、シェズ。~
調子はどうだ?▼~
:[シェズ]|敵を目の前にして休む暇もないだろうに、~
わざわざ俺の調子を確かめに来たのか?▼~
:[クロード]|そうとも。今がどんなに忙しかろうと、俺は~
お前の調子が気になって仕方がないのさ。▼~
:[シェズ]|冗談はよせって。~
俺に気を遣ってくれてるのか。▼~
:[クロード]|そういうわけじゃないが……折角、ソロンに~
会ったってのに何も聞けなかったんだろ?▼~
“闇に蠢く者”との対決も中途半端なまま、~
俺たちは教団と戦わなきゃならない。▼~
いくらお前でも、割り切れないところが~
あるんじゃないかと思ってさ。▼~
《選択》~
-素直に認める~
-大丈夫だと応じる~
--「素直に認める」を選択~
:[シェズ]|そりゃまあ、引っかかってはいるさ。~
自分がいったい、どういう存在なのか……▼~
答えはすぐ近くにありそうなのに、~
なかなか手が届かないわけだからな。▼~
--「大丈夫だと応じる」を選択~
:[シェズ]|今は気にしないようにしてるぞ。~
自分がどういう存在かなんて……▼~
考えたって答えが出るもんでもないし、~
次の手がかりが見つかるまで待つしかない。▼~
《共通》~
:[クロード]|悪いな……力になってやれなくて。▼~
:[シェズ]|謝るなよ。いくら俺でも、今、~
何を優先すべきかくらい理解してる。▼~
早いとこ教団との戦いに決着をつけて、~
この戦争を終わらせないとな。▼~
:[クロード]|ああ。フォドラが混乱したままじゃ、~
連中がまた何かしでかすかもしれない。▼~
奴らに隙を見せないためにも、~
一日も早く戦争を終結させるんだ。▼~
:[シェズ]|だから、忙しいんだろ?~
俺は平気だ、もう行っていいぞ。▼~
:[クロード]|わかった。~
だが、最後に一つだけ。▼~
この戦争が終わったとしても、~
“闇に蠢く者”との戦いは終わらない。▼~
奴らがこのフォドラで何かを企んでいる~
以上、俺たちは戦い続けなきゃならん。▼~
これからも、お前の力がきっと必要になる。~
頼りにさせてくれよ。▼~
:[シェズ]|ああ、任せてくれ。▼~
:[クロード]|その過程で、お前の正体がはっきりと~
わかる日が来たとしても……▼~
俺にとって、お前という存在は変わらない。~
お前はお前だ、それも覚えておいてくれ。▼~
:[シェズ]|ありがとな、クロード。~
俺にとってのお前も同じだよ。▼~
レスターの盟主だろうが、王様だろうが、~
はたまたパルミラの……▼~
:[クロード]|あ、お前!~
それはまだ口にしないでいてくれよ? な?▼~
**ヒルダ [#t4a3b4e1]
***支援C [#xcc6b199]
:[シェズ]|やっと終わったか……。▼~
:[ヒルダ]|あ、シェズくん! お疲れー。▼~
:[シェズ]|おう、ヒルダ。無事に戻ってたか。~
今日の戦いはちょっと危なかったな。▼~
:[ヒルダ]|えー? あたしは別に、~
大変じゃなかったけどー。▼~
:[シェズ]|そうか? ……まあ、戦場全体を見れば~
割と優勢だったもんな。▼~
:[ヒルダ]|そうだよー。なのに、あなたって一番~
危なそうな場所に先陣切って行くでしょ?▼~
だからいっつも、無駄に大変な思いを~
しちゃうんじゃないかなー。▼~
《選択》~
-言い返す~
-黙っている~
--「言い返す」を選択~
:[シェズ]|おいおい、無駄にってのは酷くないか?▼~
危ない場所でも、誰かが突っ込まなきゃ~
戦況は変えられないだろ。▼~
:[ヒルダ]|そうだけどー、あなたってそういう役回りを~
毎回、進んで買って出てない?▼~
--「黙っている」を選択~
:[シェズ]|………………。▼~
:[ヒルダ]|無駄じゃないって言いたい感じ?~
でも……▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|そんなに生き急いでると、~
不意に死んじゃうかもしれないわよー?▼~
:[シェズ]|いや、生き急いでるつもりはないんだが。~
傭兵なんて皆、こんなもんだぞ?▼~
後方でくすぶってたら手柄が逃げちまう。~
手柄がなけりゃ報酬にありつけないだろ。▼~
前線で派手に戦えば顔も売れるしな。~
顔が売れれば次の仕事に繋がるってわけだ。▼~
:[ヒルダ]|あなたは一軍の将として扱われてるんだし、~
今更、顔を売る必要なんてないでしょ?▼~
:[シェズ]|まあ、そうだが……そこは傭兵の性だな。~
そういう戦いに慣れてるっていうか。▼~
傭兵はゴネリル領にもたくさんいるだろ?~
喉元に常駐してる傭兵団もいたはずだ。▼~
:[ヒルダ]|うん、パルミラ軍との小競り合いは、~
わりと傭兵団頼みなところあるからねー。▼~
:[シェズ]|そいつらだって、俺と同じだろ。~
先陣を競って暴れるのを見なかったか?▼~
:[ヒルダ]|一緒に戦ったことはあんまりないからなー。~
でも、普通の騎士とはやっぱり違うかも。▼~
あの傭兵団の誰々が死んだ、みたいな話を~
兄さんからしょっちゅう聞かされてたよ。▼~
:[シェズ]|傭兵ってのは派手に暴れたがる分、~
敵に目をつけられやすいからな。▼~
:[ヒルダ]|そうでしょー?~
だから、あなたのことも心配してるのよ。▼~
もう、手柄を上げなきゃ報酬が貰えないとか~
そういう立場でもないんだしさー。▼~
ほどほどにしといたら?~
ほんとに早死にしちゃうよ。▼~
《選択》~
-気に留めて返答する~
-気にせず応じる~
--「気に留めて返答する」を選択~
:[シェズ]|そうだな、気には留めとく。~
俺だって早死にきたい訳じゃないからな。▼~
急に戦い方は変えられないかもしれないが、~
無理は控えるんで心配しないでくれ。▼~
--「気にせず応じる」を選択~
:[シェズ]|いや、報酬どうこうじゃなくて、もう~
こういう戦い方が体に染みついてるんだ。▼~
だが、簡単に死ぬつもりもないから、~
心配はしないで平気だって。▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|うーん……。▼~
:[シェズ]|傭兵を心配する貴族様なんていないぞ?~
お前はどーんと構えて見守ってりゃいい。▼~
:[ヒルダ]|どーんとって言われてもなー。~
やっぱり心配……。▼~
***支援B [#tc446f43]
:[ヒルダ]|シェズくん、生きてるー?▼~
:[シェズ]|ん? ヒルダか。見りゃわかるだろ。~
ちゃんと生きて帰ってきたぞ。▼~
:[ヒルダ]|良かった。
でも、戦い方は相変わらずだよねー。▼~
危ない場所にばっかり行って、~
先陣切って突っ込んでーって。▼~
:[シェズ]|気をつけてるんだが、あんまり効果が~
ないみたいだな……。▼~
:[ヒルダ]|でもまあ、あなたって何だかんだ強いし?~
そのやり方でも案外、死なないのかも。▼~
:[シェズ]|へえ、俺のやり方を認めてくれるのか。~
どういう心境の変化だ?▼~
:[ヒルダ]|それはね……~
先陣切って戦うのは、兄さんも同じなの。▼~
:[シェズ]|ホルストさんか。~
レスター随一の猛将だもんな。▼~
:[ヒルダ]|普通、全軍を指揮するような立場の将は~
戦場を見渡せる後方に陣取るものでしょ?▼~
でも、兄さんは違うの。もー先頭に立って~
戦わないと気が済まない人なの。▼~
だから昔は、戦場に行く度に~
心配で心配で仕方なかったんだけどー。▼~
いつからかな? 兄さんは絶対に死なない~
って確信するようになったのよねー。▼~
:[シェズ]|何でそう思うようになったんだ?▼~
:[ヒルダ]|何でかなー。でも、あの兄さんに~
勝てる人なんて、たぶんいないでしょー?▼~
そう気づいたから、心配するだけ損って、~
思うようになったのかもー。▼~
:[シェズ]|なるほど。~
むしろ敵に同情すべきってとことか。▼~
:[ヒルダ]|そういうこと。……で、あなたも~
兄さんと同じ類いの人な気がして。▼~
:[シェズ]|はは、ホルストさんと同類とは光栄だな。▼~
:[ヒルダ]|それなら心配なんて、するだけ損だし。~
どうせ、やめられないんだろうし。▼~
これからも、あたしが後ろで~
楽できるように頑張ってね!▼~
:[シェズ]|ああ、そうさせてもらうぞ。▼~
だが、最近はヒルダも、嫌がらずに前線で~
戦ってくれてないか?▼~
:[ヒルダ]|え? そう?~
あたしの場合は仕方なく、だよー。▼~
本当は一番後ろで、みんなを~
応援していたいと思ってるんだからー。▼~
誰々くん、頑張れー!~
誰々ちゃん、素敵だよー!って。▼~
このヒルダちゃんに応援されたら、~
みんなきっと発奮するでしょ?▼~
《選択》~
-同意する~
-否定する~
--「同意する」を選択~
:[シェズ]|確かに、お前に応援されたら誰だって~
発奮しそうだよな。▼~
:[ヒルダ]|でしょ? でしょでしょ?▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|どうだろう……むしろイラっとする奴も~
いるかもしれないぞ?▼~
:[ヒルダ]|そんな訳ないじゃない。~
あたしの応援の凄さを知らないんでしょう?▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|それじゃ今度、あなたのことも~
応援してあげるね。お楽しみにー!▼~
:[シェズ]|おう、わかった……楽しみにしとくな。▼~
***支援A [#h7a00bbb]
:[シェズ]|……ヒルダ、怪我はないか?▼~
:[ヒルダ]|大丈夫だよー。~
今日も勝てて良かったねー!▼~
:[シェズ]|ああ、だが、少し危ない場面もあったろ。~
あんまり無理するなよ。▼~
:[ヒルダ]|無理してたのかなー?~
全然、そんなつもりはなかったんだけど。▼~
:[シェズ]|いやいや、後ろで楽したいとか言う割に、~
先陣切ってる俺の近くで戦ってなかったか?▼~
:[ヒルダ]|えへへ……つい、あなたにつられて前に~
出ちゃってるのかもー。▼~
何だかんだ言っても、やっぱり心配だし。~
目が離せないんだから仕方ないわよねー。▼~
:[シェズ]|へえ……俺みたいな奴は、心配するだけ~
損びゃなかったのかよ。▼~
:[ヒルダ]|うーん、そのつもりだったんだけどー。~
やっぱり兄さんとあなたじゃ違うし。▼~
:[シェズ]|それって、つまり……▼~
《選択》~
-仲間と兄妹の違いか聞く~
-ホルストより頼りないならか問う~
--「仲間と兄妹の違いか聞く」を選択~
:[シェズ]|ただの仲間と兄妹の違いってことか?▼~
:[ヒルダ]|ううん、大切に思う気持ちは~
仲間も兄妹も差はないわよ。▼~
--「ホルストより頼りないならか問う」を選択~
:[シェズ]|俺がホルストさんよりも、~
頼りないってことか?▼~
:[ヒルダ]|ううん、頼りないはずないでしょ。~
最近またどんどん強くなってるみたいだし。▼~
《共通》~
:[ヒルダ]|そうじゃなくって……後ろのほうで~
いくら応援しても気づいてくれないでしょ?▼~
そうこうしてるうちに、どこにいるのかも~
わからなくなっちゃうしー。▼~
:[シェズ]|まあ、そうなるだろうな。▼~
:[ヒルダ]|それなら、すぐ近くまで行って~
応援するしかないでしょー?▼~
:[シェズ]|だが、応援というか、ちゃんと共に戦って~
くれてるじゃないか。▼~
:[ヒルダ]|だって、前線は敵も多いから。不可抗力?~
戦わないと、あたしが危ないしー。▼~
っていうか、何?~
あたしが近くにいたら迷惑?▼~
《選択》~
-慌てて否定する~
-歯切れ悪く応じる~
--「慌てて否定する」を選択~
:[シェズ]|いやいや、そんなわけないだろ。▼~
:[ヒルダ]|そうよねー。このヒルダちゃんの勇姿を~
間近で見られるんだもん。嬉しいでしょ?▼~
--「歯切れ悪く応じる」を選択~
:[シェズ]|そういうわけじゃ、ないんだが……。▼~
:[ヒルダ]|煮え切らないわねー。このヒルダちゃんの~
勇姿を間近で見られて嬉しくないの?▼~
《共通》~
:[シェズ]|嬉しいというか、凄く助かってはいるさ。~
お前、かなり強いからな。▼~
流石はホルストさんの妹っていうか。~
頼もしいこと、この上ないぞ。▼~
:[ヒルダ]|えー、そういうのやめてほしいなー。~
頼りにされると苦手なんだからー。▼~
たまたま勝ててるだけで、~
あたし本当は、か弱いんだよー?▼~
:[シェズ]|今更そう言われてもな……。~
まあ、たまに危なっかしいことはあるが。▼~
:[ヒルダ]|そうなの、あたしは危なっかしいの。~
だから戦場ではちゃーんと守ってね?▼~
《選択》~
-承諾する~
-断わる~
--「承諾する」を選択~
:[シェズ]|そりゃ守るが……俺が死なないように、~
応援してくれてるんじゃなかったのか?▼~
:[ヒルダ]|もちろん、応援はしてあげるから、~
その代わりに守ってねってことー。▼~
一方的に応援だけされようなんて、~
虫が良すぎるでしょー?▼~
--「断わる」を選択~
:[シェズ]|いやいや、守れと言うなら、~
前に出てこないで下がればいいだろ。▼~
:[ヒルダ]|それじゃ応援できないって言ったでしょ。~
つべこべ言わないで守ればいいの。▼~
《共通》~
:[シェズ]|ああ、うん……。~
もう、よくわからなくなってきた。▼~
:[ヒルダ]|まあまあ、とにかくこれからも~
一緒に頑張ろうねー!▼~
**ローレンツ [#u255f918]
***支援C [#p5df57d5]
:[ローレンツ]|おや? 誰かと思えば&ruby(きみ){シェズ君};...
ちょうど良かった。▼~
:[シェズ]|……何か俺に用でも?▼~
:[ローレンツ]|いや、一度ゆっくりと話をしたいと~
思っていたのでね……まあ、楽にしたまえ。▼~
:[シェズ]|言われなくても、楽にしてるが……。▼~
:[ローレンツ]|君は出自が曖昧らしいね。~
おまけに由来不確かな力を持っている……。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|そんな君を前線の指揮官に起用するとは、~
皇帝陛下も思い切ったことをするものだ。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|そんな君を前線の指揮官に起用するとは、~
クロードも思い切ったことをするものだ。▼~
《共通》
:[シェズ]|そこまでのことじゃないだろ……?▼~
:[ローレンツ]|おや? 理解していないようだね。~
君が置かれている特異な立場というものを。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|本来、国家間の戦争というものは、貴族と~
貴族に仕える騎士が兵を動かして行われる。▼~
しかし君は騎士でもない、ただの傭兵だ。~
それが誰にも仕えず兵を動かしている。▼~
:[シェズ]|仕えちゃいないが、皇帝の指示に従って~
動いてるんだから問題ないだろ?▼~
:[ローレンツ]|ああ、問題ないとも。君は優秀だし、~
実に勇敢に戦ってくれている……しかーし!▼~
他国と戦い自国の平民を守るという役目は、~
貴族のみに課せられた責務なのだよ。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|レスターでは諸侯がそれぞれ騎士を抱え、~
諸侯の意を受けた騎士が兵を動かしている。▼~
しかし君は騎士でもない、ただの傭兵だ。~
それが誰にも仕えず兵を動かしている。▼~
:[シェズ]|仕えちゃいないが、盟主の指示に従って~
動いてるんだから問題ないだろ?▼~
:[ローレンツ]|ああ、問題ないとも。君は優秀だし、~
実に勇敢に戦ってくれている……しかーし!▼~
本来、レスターの民を守る役目は、~
貴族のみに課せられた責務なのだよ。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|君のような素性不明の傭兵上がりに頼るなど、~
屈辱と取る貴族もいるだろうね。▼~
:[シェズ]|ふうん……? 傭兵を雇って戦わせてるのも~
だいたい貴族だけどな。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|だが……陛下が自ら、平民出身の指揮官を~
積極的に起用していることも事実。▼~
人材不足の解消には確かに有効であるし、~
これが陛下の方針ならば従うほかない。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|だが……聞くところによれば、帝国では~
平民出身の指揮官が増えているという。▼~
人材不足が否めない今、同盟でも帝国に倣い~
平民の取り立てを増やすべきなのだろう。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|そうなれば特段、君を気にする必要もない、~
ということになるだろうな。▼~
:[シェズ]|話が見えないな……気にする必要が~
なくなるなら、それでいいじゃないか。▼~
:[ローレンツ]|とはいえ! 平民を守るという貴族の責務に~
何ら変わるところはない。▼~
君は出自が分からないとはいえ、~
現時点では紛うことなき平民だ。▼~
つまり、君は本来は守られる側の人間……~
無理はせず、困ったらこの僕を頼りたまえ。▼~
《選択》~
-承諾する~
-拒否する~
--「承諾する」を選択~
:[シェズ]|ああ、遠慮なく頼らせてもらうよ。~
ローレンツは優秀だし、貴族に顔も利く。▼~
--「拒否する」を選択~
:[シェズ]|いや遠慮するよ。俺は平民ではあるが、~
戦いを生業としている傭兵だからな。▼~
《共通》
:[シェズ]|……それにしても、文句を言いたいだけかと~
思ったら、親切で言ってくれてたのか。▼~
:[ローレンツ]|親切? 僕が君に? ……あっはははは!~
面白いことを言うじゃないか。▼~
いいかい、僕は名門グロスタール家を継ぐ~
貴族の中の貴族なのだよ。▼~
頼れと言ったのは親切ではない。~
平民は平民らしくあれという話だ。▼~
それが、このフォドラの~
あるべき秩序というものだからね。▼~
:[シェズ]|それは俺が秩序を乱してるってことか?~
結局、文句を言いたいのか。▼~
:[ローレンツ]|それも違う! 断じて違うぞ。~
僕がそんな器の小さな人間に見えるか?▼~
君の能力は認めるが、平民らしくあれと、~
それだけの話だ。理解してくれただろうね?▼~
《選択》~
-肯定する~
-否定する~
--「肯定する」を選択~
:[シェズ]|ああ、お前の言いたいことはわかった。~
気には留めておくよ。一応な。▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|いや、わからないな。このご時世、貴族だの~
平民だのに、こだわってる場合か?▼~
《共通》
:[シェズ]|とにかく、俺は戦うために雇われた傭兵だ。~
これ以上の気遣いは無用にしてくれるか。▼~
:[ローレンツ]|気遣っているわけでは……!~
いや、もういい。また改めて語り合おう。▼~
***支援B [#pbe66647]
:[シェズ]|よう、ローレンツ。厳しい戦いだったが、~
お互い、無事に生還できてよかったな。▼~
:[ローレンツ]|ああ……君の助けがなければ、僕は今頃~
名誉の戦死を遂げていたところだ。▼~
僕を慕う女性たちを悲しませずに済んだ。~
そのことについては礼を言っておこう。▼~
:[シェズ]|……何か引っかかる言い方だな。▼~
:[ローレンツ]|以前、君に話したことを覚えているな?~
このフォドラの、あるべき秩序についてだ。▼~
《選択》~
-覚えていると言う~
-忘れたと言う~
--「覚えていると言う」を選択~
:[シェズ]|ああ、確か……貴族は平民を守り、平民は~
おとなしく寝てろ、みたいな話だったか。▼~
:[ローレンツ]|寝てろ、とは言っていないが……~
貴族には平民を守る責務がある。▼~
--「忘れたと言う」を選択~
:[シェズ]|いや、覚えてないな……。~
あるべき秩序って何のことだ?▼~
:[ローレンツ]|まったく……貴族は平民を守る責務がある~
という、そういう話をしただろう?▼~
《共通》
:[ローレンツ]|逆に貴族が平民に庇われ、挙げ句、~
その平民が命を落としてしまったら……▼~
それはもう貴族失格と言わざるを得ない。~
危うく、僕がそうなるところだった。▼~
:[シェズ]|そうは言うが、俺が助けなきゃ、~
たぶんお前が死んでたぞ?▼~
:[ローレンツ]|僕を助けたことで、君は窮地に陥った。~
危うく君まで死ぬところだったじゃないか。▼~
:[シェズ]|だが、こうして生きてる。▼~
:[ローレンツ]|運が良かっただけだ、自覚したまえ。▼~
いいか? 平民が自らの命を投げ打ってまで~
貴族を助けようなどと、しなくてよいのだ。▼~
平民の命と引き換えに生き永らえるなど、~
僕には耐えがたい屈辱なのだよ。▼~
今回のようなことは、決して、二度と、~
しないでくれたまえ。いいね?▼~
《選択》~
-謝罪する~
-拒否する~
--「謝罪する」を選択~
:[シェズ]|ああ、悪かったよ。~
ごめんな。▼~
:[ローレンツ]|……! ま、待て。誤解しないでくれ。~
僕は何も、謝ってほしいわけではないのだ。▼~
助けてもらった相手に謝罪を求めるなど、~
僕がそんな狭量で身勝手な男に見えるか?▼~
:[シェズ]|わかったよ、なら謝ったのは取り消す。~
……面倒な奴だな。▼~
--「拒否する」を選択~
:[シェズ]|それが助けてもらった相手に言う言葉か?~
見損なったぞ、ローレンツ。▼~
:[ローレンツ]|なっ……待て、違うんだ。感謝はしている。~
ただ僕の立場を理解してほしいだけなのだ。▼~
:[シェズ]|そんな必死になるなよ。見損なったってのは~
取り消すから。……面倒な奴だな。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|面倒とは失敬な。~
僕にとっては大事なことなのだよ。▼~
:[シェズ]|先に言っとくが、次に同じようなことが~
あったら、俺はまたお前を助けるぞ?▼~
:[ローレンツ]|何だと?~
全然わかってくれていないではないか!▼~
:[シェズ]|いや、お前の言いたいことはわかるが、~
俺にも俺のやり方ってもんがある。▼~
傭兵上がりとはいえ、目の前で仲間に~
死なれたら後味が悪いことこの上ない。▼~
その仲間が俺より弱い奴なら尚更だ。~
助けてやらなきゃ仕方ないだろ?▼~
:[ローレンツ]|君より弱い……それはもしかして、~
僕のことを言っているのか?▼~
:[シェズ]|違うのか? そもそも庇われたくないなら、~
もっと強くなればいいだろ。▼~
:[ローレンツ]|……確かに、君の言うとおりだ。~
正論すぎて文句を言う気にもなれない。▼~
いいだろう、これからの僕をみていたまえ。~
僕はまだまだ伸びしろのある男なんでね。▼~
君を凌ぐ強さを身につけ、~
貴族の僕が、平民の君を助ける……▼~
そしてフォドラの秩序は守られる!~
うむ、万事解決だな。はーっはっはっ!▼~
(ローレンツが去る)
:[シェズ]|……悪い奴じゃないんだがな。▼~
***支援A [#a59347ca]
:[ローレンツ]|おい、シェズ君。▼~
:[シェズ]|ローレンツ……また何か文句か?▼~
:[ローレンツ]|なっ! 君は僕を何だと思っているのだ。~
文句しか言わない男だとでも? まさか!▼~
:[シェズ]|じゃあ、何の用だ?▼~
:[ローレンツ]|君にどう見えているかわからないが、~
僕は以前よりも格段に強くなっている。▼~
血のにじむような努力を重ねてきたからね。~
なぜだと思う?▼~
《選択》~
-戦争に勝つためだと思う~
-女性の人気を得るためだと思う~
--「戦争に勝つためだと思う」を選択~
:[シェズ]|そりゃあ、戦争に勝つためだろ?▼~
:[ローレンツ]|それはそうだが、きっかけは違う。~
君から挑戦状を叩きつけられたからだ!▼~
--「女性の人気を得るためだと思う」を選択~
:[シェズ]|そりゃあ、女性の人気を得るためだろ?▼~
:[ローレンツ]|僕は女性の人気に困ってなどいない!~
君から挑戦状を叩きつけられたからだ!▼~
《共通》
:[シェズ]|そんなもの叩きつけた覚えは……▼~
:[ローレンツ]|忘れたとは言わせんぞ。~
君は確かにこう言った……▼~
『戦場で庇われたくなければ、~
自分より強くなってみせろ』と。▼~
:[シェズ]|まあ、そんな感じのことは~
言ったかもしれないが。▼~
:[ローレンツ]|そして僕はこう答えたはずだ……▼~
『君を凌ぐ強さを身につけ、~
貴族の僕が、平民の君を助ける』とな。▼~
:[シェズ]|……そうだったかな。▼~
:[ローレンツ]|そうなんだよ! そして僕は強くなった。~
なんせ僕は有言実行の男だからね。▼~
あとは戦場で君の窮地を救うことが叶えば、~
あの時の誓いは果たされるのだ。▼~
:[シェズ]|あれは誓いだったのか。▼~
:[ローレンツ]|そうとも。密かに主に誓っていたのだよ。~
ところがどうだ?▼~
戦場で見る君の姿は、窮地に陥るどころか~
いつも一騎当千の戦いぶりじゃないか!▼~
僕は君を助けたいというのに、これでは~
助けようがない! どうしてくれるんだ?▼~
:[シェズ]|結局、文句じゃないか……。~
言っておくが、お前は勘違いをしてるよ。▼~
俺が戦場で窮地に陥らないのは、~
俺が強いからってだけじゃない。▼~
お前のような頼もしい味方が、~
そばで戦ってくれてるからなんだ。▼~
だからお前は、~
もうちゃんと誓いを果たしてるんだよ。▼~
:[ローレンツ]|なんと……そうだったのか。知らずに君を~
助けていたとは、流石僕だと言うほかない。▼~
つまり、この勝負は、~
僕の勝ちということだな!▼~
《選択》~
-肯定する~
-否定する~
--「肯定する」を選択~
:[シェズ]|ああ、そうだな。~
お前は見事に自分の目標を達成した。▼~
だが、まさか俺よりも強くなったなんて~
自惚れてはないだろうな?▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|……いや、勝負って何だよ。~
お前が自分の目標を達成したってだけだろ。▼~
いや、達成したかも疑わしいな。~
本当に俺より強くなったと思ってるのか?▼~
《共通》
:[ローレンツ]|おっと……またも僕に挑戦状かね。~
何なら今、手合わせしても構わないが?▼~
:[シェズ]|望むところだ。~
……負けても文句は言うなよ?▼~
**ラファエル [#q47ced3f]
***支援C [#f402c814]
:[ラファエル]|シェズくん、聞いたぞ。お前、~
父ちゃんも母ちゃんもいねえんだってなあ。▼~
:[シェズ]|ああ、俺を育ててくれた母さんは死んだよ。~
生みの親は顔すら覚えていないが。▼~
:[ラファエル]|……つれえか?▼~
《選択》~
-気にしてはいると答える~
-気にしていないと答える~
--「気にしてはいると答える」を選択~
:[シェズ]|つらくも寂しくもないが、実の親のことは~
気にならなくはないさ。▼~
自分が何者かわからないってのは、~
落ち着かないからな。▼~
--「気にしていないと答える」を選択~
:[シェズ]|いや、死に別れたのはだいぶ昔だし、~
今さらつらいとか寂しいとかはないさ。▼~
ただ、自分が何者なのかは気になるよ。~
実の親のことは何も記憶がないからな。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|そうなのか。自分が誰かもわからねえのに、~
明るく頑張ってて、お前は強え奴だなあ!▼~
:[シェズ]|いやいや、そういうラファエルだって、~
両親はもういないんだろ?▼~
:[ラファエル]|ああ、父ちゃんも母ちゃんも~
事故で死んじまったからなあ。▼~
:[シェズ]|それなのに、いつも笑って頑張ってる。~
ラファエルだって強いと思うぞ。▼~
:[ラファエル]|おう、オデも強えぞ! 鍛えてるしな!▼~
……今、思いついたんだけどよ、~
オデたちって似てるとこあるよなあ?▼~
両親がいねえし、平民なのに戦ってるし、~
何より……▼~
:[シェズ]|何より、何だ?~
他にあるか?▼~
:[ラファエル]|あるぞ! オデもお前も、~
いい筋肉を持ってるじゃねえか!▼~
:[シェズ]|いや……体格はだいぶ違うと思うが。▼~
:[ラファエル]|まあ、オデよりちょっと細えよな。~
頭は、オデよりちょっと賢そうだけどな。▼~
けどよ、オデも宿場を始めてから~
昔よりは賢くなったんだぞ。▼~
:[シェズ]|宿場?▼~
:[ラファエル]|ああ、士官学校が休みになってから、~
故郷に帰って家族で宿場を開いたんだ。▼~
宿場の仕事は力仕事もあるけどよ、~
割と頭も使わなきゃなんねえんだぞ。▼~
使う金より稼ぎが多くなるように、~
あれこれ計算しなきゃなんねえし……▼~
まあ、オデには無理みてえだったから、~
その辺りは妹に任せちまってたけどな。▼~
代わりに料理番をしてたんだが、これがまた~
段取りがややこしくて大変なんだ。▼~
:[シェズ]|まあ、畑違いの仕事を始めると、~
戸惑うことはいろいろあるだろ。▼~
俺も、この軍に入ってから苦労が多いよ。~
傭兵団の頃とは全然やることが違うからな。▼~
:[ラファエル]|戦うのは同じだろ? 何が違えんだ?▼~
《選択》~
-責任の重さだと答える~
-戦い方だと答える~
--「責任の重さだと答える」を選択~
:[シェズ]|傭兵は何事も自己責任なんだ。~
怠ければ報酬を貰えないってだけでさ。▼~
軍では、率いる兵に対しても責任を負う。~
そこが俺にとっちゃ大きな違いだな。▼~
--「戦い方だと答える」を選択~
:[シェズ]|傭兵団の戦いは規模も小さいし、~
それぞれが勝手に戦うことが多いんだ。▼~
軍の戦いは部隊単位で、しかも連携しながら~
戦うから、そこが俺には大きな違いだな。▼~
《共通》~
:[シェズ]|あと、軍には戦闘以外の仕事も多いだろ?~
支給された武器や物資を管理したり……。▼~
計算は苦手とは言わないが慣れてないし、~
考えることが多くて大変だよ。▼~
:[ラファエル]|お前も計算に慣れねえのか!~
ますますオデたち似てるじゃねえか。▼~
もう他人とは思えねえぞ。~
オデが応援してやるからよ、頑張れよな!▼~
:[シェズ]|ありがとな、俺もお前のこと応援するよ。~
互いに頑張ろう。▼~
***支援B [#y141820f]
:[ラファエル]|おう、シェズくん!~
ちゃんと腹一杯食べてるか?▼~
:[シェズ]|おかげ様でな。~
傭兵だった頃よりもずっといい。▼~
:[ラファエル]|ん? 昔はまともに食えなかったのか?▼~
:[シェズ]|あちこち渡り歩く生活だったからな。~
自分でどうにかするしかなかったんだ。▼~
運良く手に入った食材を煮るか焼くかして、~
美味くもない飯を食ってたよ。▼~
:[ラファエル]|お前、よくそんな生活に耐えてたなあ。~
宿場は使わなかったのか?▼~
:[シェズ]|懐に余裕があって、都合よく見つかれば、~
世話になることもあったが……▼~
とはいえ、宿場で出される食事も、~
そこまで美味いと感じたことはなかったな。▼~
:[ラファエル]|駄目な宿場ばっかり使ってたんだなあ。~
飯が不味いんじゃ何の楽しみもねえだろ。▼~
オデは、料理が評判になるような宿場を~
してえと思ってるぞ!▼~
だから、ここにいる間も、自分で料理して~
腕を磨いとこうと思ってるんだけどよ。▼~
どうも上手えこといかねえんだよなあ……。~
何でか、わかるか?▼~
《選択》~
-不器用なのではと答える~
-何でも美味く感じるからと答える~
--「不器用なのではと答える」を選択~
:[シェズ]|ふうん……ラファエルは細かい作業が~
苦手だって言ってたもんな。▼~
:[ラファエル]|そうなんだけどよ、そんだけじゃねえぞ。▼~
--「何でも美味く感じるからと答える」を選択~
:[シェズ]|ふうん……まあラファエルは何食べても~
「美味い」って言うもんな。▼~
:[ラファエル]|美味えもんと、うんめええもんの違いくらい~
わかるぞ! そういうこっちゃねえんだ。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|ここの食料庫にある肉や魚は、保存用に~
加工しちまってて新鮮じゃねえだろ?▼~
そういう食材しかねえんじゃ、~
うんめええ料理なんてできねえと思うんだ。▼~
:[シェズ]|そうか? どっかの地方の料理で、わざわざ~
腐りかけの肉を使うやつもあっただろ。▼~
:[ラファエル]|仕方なく使ってたんじゃねえのか?▼~
:[シェズ]|よくは知らないが、やり方によっちゃ~
肉の旨味が増すことがあるみたいだ。▼~
:[ラファエル]|そうなのか? その地方出身の奴に聞けば、~
やり方がわかるかもしれねえな……。▼~
:[シェズ]|それに、保存用に加工するやり方だって、~
工夫の余地はあるんじゃないか?▼~
:[ラファエル]|食材を日持ちさせるのに、~
塩漬け以外の方法があるのか?▼~
:[シェズ]|燻製ってのを聞いたことくらいあるだろ?~
塩漬け肉を煙で燻すと、更に保存が利く。▼~
:[ラファエル]|ううん……燻した肉は、煙臭くて~
食えたもんじゃねえって聞いたぞ。▼~
:[シェズ]|それが、燻し方とか使う木を変えるとか、~
やり方によっちゃ美味くなるらしいぞ。▼~
:[ラファエル]|へえ! お前、物知りだなあ!▼~
:[シェズ]|傭兵時代に、いろんな土地へ行ったからな。~
全部、中途半端な知識ですまないが。▼~
:[ラファエル]|そんなことねえよ! 手がかりをもらえて、~
オデは今、やる気まんまんだぞ!▼~
なあ、オデと一緒に、ここの食材でできる~
うんめええ料理を考えてみねえか?▼~
:[シェズ]|俺が料理を? そうだなあ……~
ラファエルの頼みだ、頑張ってみるか。▼~
:[ラファエル]|おう! お前が協力してくれるんなら、~
何か凄え料理が出来そうな気がするぞ!▼~
***支援A [#j5482ff3]
:[ラファエル]|おい、シェズくん!~
聞いてくれよ!▼~
:[シェズ]|どうしたんだ? 何だか嬉しそうだな。▼~
:[ラファエル]|最近、兵のみんなの顔が違えんだよ。~
何かこう、やる気に溢れてるんだよな。▼~
:[シェズ]|ああ、俺もそんな気はしてたよ。~
どうしたんだろうな?▼~
:[ラファエル]|オデ、気になって理由を聞いたんだけどな、~
みんな、何て言ったと思う?▼~
《選択》~
-報酬が増えたと答える~
-戦況が優勢だと答える~
--「報酬が増えたと答える」を選択~
:[シェズ]|報酬が増えたか?~
金が貰えりゃ、やる気も高まるだろ。▼~
:[ラファエル]|お前、ここの連中は金のために~
戦ってる奴ばっかりじゃねえんだぞ。▼~
:[シェズ]|そうか、傭兵とは違うもんな。▼~
--「戦況が優勢だと答える」を選択~
:[シェズ]|戦況が優勢だからだろ。~
勝ちが多けりゃ、兵の士気も上がるさ。▼~
:[ラファエル]|へえ、なるほどなあ。~
いやでも、そうじゃねえんだよ。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|みんなが言うにはよ、~
飯のおかげらしいんだ!▼~
:[シェズ]|飯の? ああ、もしかして……▼~
:[ラファエル]|おう。飯にオデたちが工夫した燻製肉とか、~
腐りかけ料理とか出るようになっただろ?▼~
:[シェズ]|おいおい……腐りかけ料理って呼び方は、~
やめろって言っただろ。▼~
だが、諦めずに工夫を重ねた甲斐あって、~
あれはなかなかの出来だよな。▼~
:[ラファエル]|だろ? うんめええよなあ!~
何度食っても全然、飽きねえぞ。▼~
それが兵士の間でも大好評でよ、~
毎日の飯が楽しみで仕方ねえって言うんだ。▼~
飯が楽しみだと、なぜだか戦いにも~
やる気が出るらしいぞ!▼~
:[シェズ]|皆に喜んでもらえて良かったさ。~
二人で苦労した甲斐があったな。▼~
:[ラファエル]|おう! やっぱり誰にとっても、~
飯は大事なんだよなあ。▼~
:[シェズ]|ああ。傭兵だった頃は、飯なんて腹さえ~
膨れればそれでいいと思ってたが……▼~
今は違うな。毎日の食事が楽しみで、~
そのために今日も頑張ろうって思える。▼~
ラファエルのおかげだ、ありがとな。▼~
:[ラファエル]|オデにしてみりゃ、お前のおかげだぞ。~
お互いにありがとうだな!▼~
……オデは騎士になるつもりで、無理やり~
金を作って士官学校に来たんだけどよ。▼~
学校がなしになっちまって、~
そんで仕方なく宿場を始めただろ?▼~
でもよ、そのおかげでいろんな大事なことに~
気づけた気がするんだよなあ。▼~
だからよ、戦争を終わらせたら、~
この道を究めてみようと思ってるんだ。▼~
:[シェズ]|宿場を生涯の仕事に、か。いいと思うぞ。~
だが料理の腕は、もっと磨かないとな。▼~
:[ラファエル]|おう、ちゃんとした料理人に習って、~
修行しねえとダメかもなあ。▼~
ついでに、オデのこの筋肉を活かした~
料理法を編み出せねえかとも考えてんだ。▼~
:[シェズ]|筋肉を活かした料理法……?~
どんなんだ、それ?▼~
:[ラファエル]|知らねえよ、これから編み出すんだからよ。~
とにかく、オデの目標は定まったぞ!▼~
お前も一緒にやらねえか?~
なかなか向いてると思うぞ。▼~
《選択》~
-保留する~
-遠慮する~
--「保留する」を選択~
:[シェズ]|そうだな……考えとくよ。~
傭兵で食ってけなくなったら頼むか。▼~
--「遠慮する」を選択~
:[シェズ]|申し出は嬉しいが、遠慮しとくよ。~
俺は傭兵稼業が性に合ってるからな。▼~
《共通》~
:[ラファエル]|お前は戦争が終わっても傭兵やるのか。~
まあ、それならそれでいいけどよ。▼~
そのうちお前を招待するから、そん時は~
オデの腐りかけ料理を食いに来てくれよな!▼~
:[シェズ]|いや、だから……その呼び方はやめろって。~
楽しみにしてるぞ、ラファエル。▼~
**イグナーツ [#g5ec3407]
***支援C [#c4d91024]
:[イグナーツ]|……ふうん。▼~
(シェズが現れる)
:[イグナーツ]|……へええ。▼~
:[シェズ]|……イグナーツか。何を読んでるんだ?▼~
:[イグナーツ]|……ほわあ。▼~
:[シェズ]|ほわあって。~
全然、聞こえてないな……イグナーツ!▼~
:[イグナーツ]|うわああ! な、何ですか、急に。~
驚かさないでくださいよ……。▼~
:[シェズ]|すまんすまん。~
話しかけても反応なかったから。▼~
《選択》~
-何の本を読んでいたのか聞く~
-妙な声を出していたことを指摘する~
--「何の本を読んでいたのか聞く」を選択~
:[シェズ]|随分、熱心に読んでたけど、何の本だ?~
戦術書じゃなさそうだな。▼~
:[イグナーツ]|ええ、これは『諸遊紀行』といって、~
フォドラ周辺の世界を紹介した本です。▼~
--「妙な声を出していたことを指摘する」を選択~
:[シェズ]|本を読みながら変な声を出してたが、~
腹でも下したのか?▼~
:[イグナーツ]|違いますよ! 『諸遊紀行』を読んでると、~
驚いたり感心したりで、つい声が……▼~
《共通》~
:[シェズ]|そんな本をわざわざ持ってきてたのか?~
だが面白そうだな。▼~
:[イグナーツ]|ええ、面白いですよ! 著者は不明ですが、~
実際に各地を旅して書かれた記録なんです。▼~
土地によって、生息する動物も植物も、~
採れる鉱物だって全然違うんですよ。▼~
もちろん、そこに生きる人々の~
暮らしぶりも、本当に様々です。▼~
食べる物も、服装も……~
あ、特に面白いのは建築様式ですね。▼~
フォドラの遺跡で見られる古い様式の~
建造物が、なぜか遙か遠くの島で……▼~
:[シェズ]|わかった、わかった。もう十分だ。~
まるで自分で見てきたように話すんだな。▼~
:[イグナーツ]|あはは……いつも自分が旅をしている~
つもりで読んでいるものですから。▼~
本当はこの目で見てみたいんですけど、~
実際に行くのは難しいですからね。▼~
今のボクは、騎士になっちゃいましたし……▼~
《選択》~
-騎士が不満なのか聞く~
-聞き流す~
--「騎士が不満なのか聞く」を選択~
:[シェズ]|その言い方……~
本当はなりたくなかったのか?▼~
:[イグナーツ]|あ、いえ! そんなことは!▼~
--「聞き流す」を選択~
:[シェズ]|ふーん……。▼~
:[イグナーツ]|あ……いえ、別に騎士に不満があるとか、~
そういうことではありませんよ!?▼~
:[シェズ]|……折角、聞き流しといたのに。~
本当に不満はないのか?▼~
《共通》~
:[イグナーツ]|晴れて騎士になることができて、~
父も兄も、喜んでくれています。▼~
:[シェズ]|家族が喜んでくれるから、~
仕方なく騎士になった、と……。▼~
:[イグナーツ]|ち、違いますってば。~
僕も騎士になれて大満足です!▼~
:[シェズ]|旅にも出られないのに?▼~
:[イグナーツ]|ええ、各地を転戦していれば、~
それが旅のようなものですよ。▼~
あ、もちろん任務優先ですけどね。~
勝手に歩き回ったりはしてませんよ?▼~
:[シェズ]|つまり……~
本当は勝手に歩き回りたいんだろ?▼~
:[イグナーツ]|もう、さっきから何ですか!~
意地悪だなあ、誘導尋問ですよ。▼~
現実が不自由な分、こうして本を読んで、~
想像で好きな土地を旅していますから。▼~
ボクはそれだけで、十分なんです……。▼~
***支援B [#td52af14]
:[イグナーツ]|……ははあ。▼~
(シェズが現れる)
:[イグナーツ]|……ひやあ。▼~
:[シェズ]|また本を読んでるのか……イグナーツ!▼~
:[イグナーツ]|うわああ! 急に大きな声で呼ぶのは~
やめてくださいよおお……。▼~
:[シェズ]|すまんすまん……あれ、本が増えてないか?~
しかも、見るからに貴重そうな……。▼~
:[イグナーツ]|あはは……これ、実家の書庫にあったものを~
兄に頼んで送ってもらったんです。▼~
うちは商家なので、ここにある本は全部、~
売り物なんですけど……。▼~
もう何年も売れていないので、こっそり。~
父には内緒で……。▼~
《選択》~
-兄について聞く~
-父について聞く~
--「兄について聞く」を選択~
:[シェズ]|優しい兄さんだな。仲がいいのか?▼~
:[イグナーツ]|幼い頃はそうでもなかったんですけど……~
今はそうですね、よく手紙も書きますし。▼~
--「父について聞く」を選択~
:[シェズ]|イグナーツの父さんは厳しい人なのか?▼~
:[イグナーツ]|そういう訳でもありませんが……~
商売に関してはとても真面目な人です。▼~
まったく融通が利かないというか……~
その分、兄は話しやすんですが((ボイスは「話しやすいんです...
《共通》~
:[イグナーツ]|少し無茶なお願いをしても、兄は割と聞いて~
くれるんです。だから甘えちゃって。▼~
家の都合で騎士になったボクに、~
同情してくれているのかな……あはは。▼~
:[シェズ]|やっぱり、騎士になりたくてなったわけじゃ~
ないんだな。▼~
:[イグナーツ]|いや、そういうわけでは……~
家族の役に立ちたいとは思ってましたから。▼~
ボクがグロスタール家の騎士になったことで~
貴族の方々との繋がりも増えたようです。▼~
父や兄の商売の足しになっているなら、~
ボクも騎士になってよかったと思います。▼~
:[シェズ]|ふうん……~
それで、どんな本を借りたんだ?▼~
:[イグナーツ]|旅行記が多いですね! それに、異国から~
届いた古い書簡をまとめたものとか。▼~
こういう本を読んで想像で旅をしている間は~
どんな辛いことも忘れられるんです。▼~
:[シェズ]|それって……やっぱり、~
我慢してるんじゃないのか?▼~
本当はあちこち自由に旅して、気に入った~
風景を絵に描いたりしたいんだろ?▼~
:[イグナーツ]|え……何でそこまでわかるんですか!?▼~
:[シェズ]|見ればわかるって。こっちには画法とか、~
顔料の調合法とかの本もあるじゃないか。▼~
:[イグナーツ]|あはは……実は絵を描くのも好きで。▼~
この世界には、ボクが想像もできないような~
美しい景観がたくさんあると思うんです。▼~
それをこの目で見て、絵に残せたら……▼~
……っていうのが、ボクの夢でした。~
でも、今は違いますよ?▼~
騎士になったことに後悔はありません。~
それは家族のためだけじゃないんです。▼~
このフォドラの未来を、他人任せに~
するのではなく、自分も責任を持ちたい。▼~
戦いを重ねるうちに、そんな思いが~
強くなってきて……▼~
あ、なんか偉そうなこと言ってますね。~
ボクなんかが、恥ずかしいな……。▼~
:[シェズ]|そうはっきりと後悔がないと言えるなら、~
俺ももう、何も言わないさ。▼~
だが、戦争はいつか終わるだろうし、~
夢は持ち続けてもいいんじゃないか?▼~
:[イグナーツ]|そうでしょうか……。▼~
***支援A [#r8910645]
:[イグナーツ]|シェズくん、~
ちょっといいでしょうか。▼~
:[シェズ]|お? どうした、イグナーツ。~
いよいよ旅に出たくなったのか?▼~
:[イグナーツ]|違いますよ。~
今日は、ボクの夢のことはいいんです。▼~
君は、いつもボクの話を聞いてくれて~
自分のことをあまり話さないから……▼~
たまには、君の話を聞きたいと思って。~
興味もありますし。▼~
《選択》~
-冗談を言う~
-頷く~
--「冗談を言う」を選択~
:[シェズ]|もしかして……俺のことが好きなのか?▼~
:[イグナーツ]|は? いや、好きですよ? 好きですけど!~
その、特別な感情とかそういうのでは……!▼~
:[シェズ]|冗談だって。そんなに慌てなくても。~
俺の何を聞きたいんだ?▼~
--「頷く」を選択~
:[シェズ]|構わないが……何を聞きたいんだ?▼~
《共通》~
:[イグナーツ]|そうですね……ボクの夢は話したので、~
君の夢も教えてほしいです。▼~
:[シェズ]|俺の夢か……。▼~
《選択》~
-夢はのんびり傭兵生活と答える~
-夢なんて考えたことないと言う~
--「夢はのんびり傭兵生活と答える」を選択~
:[シェズ]|のんびり傭兵として暮らせれば、~
それでいいな。▼~
:[イグナーツ]|え、戦争が終わっても~
まだ傭兵を続けるんですか?▼~
--「夢なんて考えたことないと言う」を選択~
:[シェズ]|夢……と、言われても。~
そんなもんは考えたことがないな。▼~
:[イグナーツ]|え、そうなんですか?~
戦争が終わったらやりたいこととか……▼~
:[シェズ]|一介の傭兵として生きるさ。~
それ以外のことはできそうにないし。▼~
《共通》~
:[イグナーツ]|折角、平和な時代になるんですから、~
もう戦わなくても……。▼~
:[シェズ]|戦争が始まる前も、俺は傭兵だったんだ。~
元の暮らしに戻るだけだよ。▼~
魔物退治に、村の用心棒……~
戦争がなくても仕事には事欠かないさ。▼~
フォドラの外から敵が現れることだって、~
ないとも限らないしな。▼~
:[イグナーツ]|それはそうかもしれませんが……。~
ずっと戦い続けるのはつらくありませんか?▼~
:[シェズ]|どんな生き方をしたってつらいことはある。~
それに俺は傭兵稼業が性に合ってるんだ。▼~
どっかに腰を据えて地に足つけて暮らす……~
ってのが、どうも想像できないからな。▼~
:[イグナーツ]|なるほど、確かに……。▼~
:[シェズ]|確かにって、お前にもそう見えるのか?▼~
:[イグナーツ]|あ、すみません……。ただ、何にも縛られず~
生きているほうが、君らしい気がして。▼~
:[シェズ]|俺らしい、か…。とにかく、体が動くうちは~
この剣で食っていくつもりだぞ。▼~
イグナーツ、お前はどうなんだ?~
戦争が終わった後も騎士を続けるのか?▼~
:[イグナーツ]|それは……わかりません。~
その時になってみないと……。▼~
ただ、ボクの騎士としての役目が~
すべて終わる時が来たら……▼~
その時は、胸に秘めていた夢を、~
叶えてもいいのかなって思っています。▼~
そうしたら、&ruby(きみ){シェズくん};に~
用心棒として一緒に来てもらおうかな?▼~
:[シェズ]|その頃には、俺はフォドラ屈指の傭兵に~
なってるだろうから、高くつくぞ?▼~
:[イグナーツ]|えええー。じゃあ、頑張ってお金を~
貯めておきますよ。……君と旅したいから。▼~
:[シェズ]|言ったな? いつかお前から依頼が来る日を~
楽しみにしとくさ。▼~
**リシテア [#q5065ac5]
***支援C [#r0b898a1]
:[リシテア]|あら、シェズ。~
何か調べものでもしてるんですか。▼~
:[シェズ]|過去の戦いの記録を眺めてた。~
自分も同じ戦場で戦うかもしれないだろ。▼~
:[リシテア]|それは感心ですね。傭兵出身の人って、~
もっと行き当たりばったりな戦い方だと……▼~
……あ、ごめんなさい。~
少し失礼な言い方をしてしまいました。▼~
:[シェズ]|いや、そのとおりだぞ。~
傭兵の頃はもっと適当だったんだ。▼~
今もたいして変わりないが……~
担う責任が大きくなった分、多少はさ。▼~
自分一人の失敗で、あちこちに迷惑が~
かかっちまうと思ってな。▼~
-赤焔の章
:[リシテア]|ふうん……意外に真面目なんですね。~
エーデルガルトの信任が厚いのも納得です。▼~
-黄燎の章
:[リシテア]|ふうん……意外に真面目なんですね。~
クロードの信任が厚いのも納得です。▼~
《共通》~
:[シェズ]|信任が厚い……そうか?▼~
:[リシテア]|わたしは、そう聞いていたので、~
若いのになかなかやるなと思っていました。▼~
:[シェズ]|そいつはどうも……そういうリシテアも、~
まだ子供なのに優秀でいつも感心してるぞ。▼~
:[リシテア]|……は? 誰が子供ですって?▼~
:[シェズ]|ん? いや、リシテアが……▼~
:[リシテア]|わたしを子供扱いするのは、~
やめてもらえます!?▼~
:[シェズ]|え、そういうつもりじゃ……▼~
:[リシテア]|「子供なのに」って言ったじゃないですか。~
言いましたよね?▼~
子供扱いされることは多々ありますが、~
こうもはっきりと子供認定されるなんて!▼~
わたしは誰よりも努力を積み重ねて、~
誰よりもこの軍に貢献しているつもりです。▼~
なのに、年齢だけを見て~
子供扱いされるのは心外なんですが。▼~
:[シェズ]|す、すまん……そんなに子供扱いされるのが~
嫌いだとは知らなくて……。▼~
:[リシテア]|なっ……好きとか嫌いとか、~
そういう問題じゃありません。▼~
同じ戦場で戦う同志として、~
対等に接するべきだと言っているんです。▼~
《選択》~
-そのつもりだったと言う~
-食い下がる~
--「そのつもりだったと言う」を選択~
:[シェズ]|もちろん、そのつもりで~
褒めようとしただけなんだがなあ。▼~
:[リシテア]|それなら普通に褒めたらいいでしょう?~
子供なのに、とか、不要でしたよね?▼~
--「食い下がる」を選択~
:[シェズ]|それでも年の差はあるし、~
つい出るのは仕方ないんじゃ……▼~
:[リシテア]|仕方ないって何ですか。年齢差があれば、~
相手を下に見てもいいと言うんですか?▼~
《共通》~
:[シェズ]|……リシテアだって、俺のこと、~
若いのになかなかやるって言ったよな?▼~
若いのに、ってのは、人の年を見て~
評価してることになるんじゃないのか?▼~
:[リシテア]|若いのにと、子供のくせに、は~
全然違います!▼~
:[シェズ]|いや、子供のくせに、とは言ってないぞ。▼~
:[リシテア]|言ったも同然です! あーもう、~
あんたなんて褒めなきゃよかった!▼~
:[シェズ]|……そうやって、しつこく噛みつくのは、~
大人のすることじゃないだろ。▼~
:[リシテア]|むっ……噛みついてませんし。~
普通に話しているだけですが、何か。▼~
:[シェズ]|は? くくくっ……。▼~
***支援B [#qda2226d]
:[リシテア]|シェズ……~
ちょっとだけ、時間ありますか。▼~
:[シェズ]|ん? ちょうど休憩しようと思ってた~
ところだが……何か用か?▼~
:[リシテア]|あんたとは、ずっとギクシャクしてたので~
そろそろこの関係を解決できればと……▼~
:[シェズ]|えーと……ギクシャクしてたか?▼~
:[リシテア]|してました。~
あの一件以来、少なくともわたしは……。▼~
《選択》~
-お菓子の一件かと問う~
-お化けの一件かと問う~
--「お菓子の一件かと問う」を選択~
:[シェズ]|ああ、リシテアが隠れてこっそりお菓子を~
食べてたのを偶然見ちまった件か?▼~
--「お化けの一件かと問う」を選択~
:[シェズ]|ああ、リシテアがお化けが出たって騒ぐから~
見に行ったら、ただの枯れ木だった件か?▼~
《共通》~
:[シェズ]|そのことなら誰にも言ってないし、~
俺も何とも思ってないぞ。▼~
:[リシテア]|ち、違います! それもそうですけど、~
もっと決定的な一件があったでしょう?▼~
:[シェズ]|……もしかして、俺がお前を子供扱いして~
怒らせた件か?▼~
:[リシテア]|そう、それです。▼~
:[シェズ]|だいぶ前の話だよな……。~
それをずっと気にしてたのか。▼~
:[リシテア]|だって……あの時は、つい我慢できなくて~
屁理屈を並べて噛みついてしまったので。▼~
あやまろう、謝ろうと思いながら、なかなか~
切り出せなくて……あの、ごめんなさい。▼~
:[シェズ]|いや、こっちこそ悪かったな。~
お前が気にしてること言っちまってさ。▼~
だが、何で子供って言葉が~
そんなに引っかかるんだ?▼~
自分はもう子供じゃないと思ってるなら、~
適当に聞き流せばいいだけの話だろ。▼~
:[リシテア]|だって……実際、みんなよりも少しだけ~
年が若いですし、背も小さいですし……。▼~
顔もどちらかというと幼く見えるので……。▼~
:[シェズ]|……そうか?~
今のお前は、そんなに幼くは見えないがな。▼~
:[リシテア]|そ、そうですか?▼~
:[シェズ]|ああ、改めて見ると美人だな。~
仕草も落ち着いていて大人っぽいし。▼~
:[リシテア]|い、いえ、それほどでは……。▼~
:[シェズ]|何より、将としての実力は大人顔負け……▼~
:[リシテア]|……ちょっと。「大人顔負け」ってことは、~
結局わたしは子供ってことじゃないですか!▼~
:[シェズ]|しまった……今のは間違いだ。~
本当に言いたかったのは……▼~
:[リシテア]|またそうやって言い訳ですか。あんたが~
わたしをどう見てるかはわかりました。▼~
:[シェズ]|はあ……これじゃまた、こじれて終わるぞ?▼~
:[リシテア]|む……そうですね。ここで許すのが~
大人の対応というものなのでしょう。▼~
:[シェズ]|お、流石はリシテア!~
それでこそ本当の大人だ。▼~
:[リシテア]|何か引っかかりますが……今後も、対等な~
大人の仲間として、よろしくお願いします。▼~
***支援A [#r7fa82a6]
:[シェズ]|……いや、そんなことないだろ。▼~
:[同盟兵]|でも……。▼~
(リシテアがシェズの背後に現れる)
:[リシテア]|あれは……シェズ?▼~
:[シェズ]|全然、子供っぽくは見えないぞ。~
気にすることないな。▼~
:[同盟兵]|そ、そうでしょうか?▼~
:[シェズ]|ああ、改めて見ると美人だな。~
仕草も落ち着いていて大人っぽいし……。▼~
:[同盟兵]|え、あの、それほどでは……。▼~
:[リシテア]|……!▼~
(暗転)
:[リシテア]|ちょっと、あんた!~
どういうつもりですか!▼~
:[シェズ]|リシテア!?~
いきなり、何だよ?▼~
:[リシテア]|さっき女の子と話していたでしょう?▼~
:[シェズ]|さっき? ……ああ、話してたな。~
それがどうした?▼~
:[リシテア]|女の子に言った、あの台詞は何なんですか!▼~
:[シェズ]|台詞……?~
変なこと言ったか、俺?▼~
:[リシテア]|改めて見ると美人だな。~
仕草も落ち着いていて大人っぽいし……▼~
はあああ!? その台詞、そっくりそのまま~
わたしも言われましたけど? あんたに!▼~
何ですか、あんたは誰にでも同じ台詞を~
言うんですか。馬鹿にしないで!!▼~
:[シェズ]|ま、待て! 落ち着け。~
俺が悪かった。だが、事情があるんだ。▼~
:[リシテア]|事情?▼~
:[シェズ]|ああ、聞いてくれ。わかると思うが……~
俺は他人の相談に乗るのが得意じゃない。▼~
なのに、そんな俺になぜか悩み事を~
相談してくる奴が結構いるんだよ。▼~
困った俺は、そんな奴らにどうにか言葉を~
返すために、物語の台詞を丸暗記したんだ。▼~
その中の一つに、女の子を褒める台詞が~
あってだな……▼~
:[リシテア]|つまり、あれはあんたの言葉じゃなくて、~
架空の人物の言葉ってわけですね?▼~
:[シェズ]|ああ、そのとおりだ。~
申し訳ない。▼~
:[リシテア]|相手の悩みを、心の籠もってない言葉で~
やり過ごすなんて……信っじられない!▼~
:[シェズ]|正直に言って怒りを買うよりは、~
マシだと思ったんだ。▼~
:[リシテア]|正直に言ったほうが遥かにマシです!~
わたしのこと、本当はどう思ってるんです?▼~
《選択》~
-物語の台詞から拝借する~
-自分の言葉で話す~
--「物語の台詞から拝借する」を選択~
:[シェズ]|心の中の情景を正しく言葉に置き換えるのは~
俺にとって、とても難しいことなんだ。▼~
……ただ、これだけは言える。▼~
お前は、虚勢を張らず堂々としてればいい。
そのままのお前が一番、魅力的なんだから。▼~
:[リシテア]|……!▼~
そ、そうですか……。わかりました。~
あなたの言葉、心に留めておきます。▼~
詰め寄ってしまって、ごめんなさい。~
わたしは用があるので、これで……。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[シェズ]|また人の言葉を借りちまったが……~
本心も同じだから、許してくれないか?▼~
--「自分の言葉で話す」を選択~
:[シェズ]|いや、正直、どう思ってるかなんて~
自分でも理解できないだろ。▼~
ただ、強いて言うなら……▼~
お前はそばにいると、俺は笑顔になれる。~
興味が尽きないし、ずっと見てたい。▼~
:[リシテア]|……!▼~
そ、そうですか……。わかりました。~
あなたの言葉、心に留めておきます。▼~
詰め寄ってしまって、ごめんなさい。~
わたしは用があるので、これで……。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[シェズ]|面白くて飽きないって言おうとしたが、~
取り繕ったら変な感じになっちまったな。▼~
**マリアンヌ [#o37dd485]
***支援C [#geca31d4]
:[シェズ]|よう、マリアンヌ!~
昨日の訓練、頑張ってたな。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの……ええと……。▼~
:[シェズ]|食堂に行くんだが、お前もどうだ?~
朝からぶっ続けは流石に腹が減るだろ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[シェズ]|あ、悪いな。~
お前、飯は一人が好きなんだったか?▼~
じゃあ気にしないでくれ。~
俺は誰か他の奴と……▼~
:[マリアンヌ]|い、いえ……! あの、ご迷惑でなければ、~
ご一緒させてください……。▼~
:[シェズ]|いいのか? なら行こう。~
今日の飯は何だったか……。▼~
(暗転)
:[シェズ]|食った食った。~
ようやく生き返った心地だ。▼~
:[マリアンヌ]|そうですね……ごちそうさまでした。▼~
:[シェズ]|ところで、マリアンヌ。~
何で俺に付き合ってくれたんだ?▼~
:[マリアンヌ]|え……。▼~
:[シェズ]|いつも一人で静かに食べてるだろ。~
誰かと食べるのが嫌いなのかと。▼~
:[マリアンヌ]|一人のほうが落ち着くというのは、~
確かに、そうかもしれません……。▼~
あまり人と関わってこなかったので……~
どう接していいのかわからなくて。▼~
:[シェズ]|だとしたら尚更、俺と一緒に飯を食う気に~
なった理由が謎だが。▼~
:[マリアンヌ]|それは……。▼~
あなたは、不思議な力を持っていますよね?~
その……姿が変わるような……。▼~
:[シェズ]|ああ。その力に興味が?▼~
:[マリアンヌ]|興味というか……。あの、そういう力を~
持ってしまったこと、嫌ではありませんか?▼~
《選択》~
-気にしていないと言う~
-気にしていると言う~
--「気にしていないと言う」を選択~
:[シェズ]|自分では、たいして気にしてないな。~
この力に助けられてもいるし。▼~
--「気にしていると言う」を選択~
:[シェズ]|気になっているが……~
自分でもよくわからないんだ。▼~
《共通》~
:[シェズ]|ただ、他人に素性を怪しまれても仕方ない~
とは思ってるさ。▼~
:[マリアンヌ]|……なのに、あなたはいつも明るくて、~
この軍の皆さんからも慕われています。▼~
どうしてなんだろうって……。▼~
:[シェズ]|慕われて……るといいがな。~
それが飯に付き合った理由か?▼~
:[マリアンヌ]|知りたいと思ったんです……。~
どうすれば、あなたみたいになれるのか。▼~
:[シェズ]|俺みたいにって……マリアンヌは、別に~
得体の知れない力は持ってないだろ?▼~
:[マリアンヌ]|ええ……そう、なんですが……。▼~
:[シェズ]|もっと皆と仲良くしたいってだけなら、~
別に難しく考えることはないさ。▼~
お前のことを嫌ってる奴なんて、~
今のこの軍にだっていないだろうしな。▼~
:[マリアンヌ]|そ、そうでしょうか……? 私なんて、~
いつも皆さんのお役に立てなくて……。▼~
:[シェズ]|十分、役に立ってるって。だから、~
無理して何かする必要はないと思うぞ。▼~
:[マリアンヌ]|は、はい……ありがとうございます。▼~
***支援B [#jfe36c6d]
:[マリアンヌ]|……ごちそうさまでした。▼~
:[シェズ]|ん、まだ肉が残ってるが……食わないのか?~
珍しいオグマクズリの肉だぞ?▼~
:[マリアンヌ]|私、お肉はあんまり……~
よかったら、どうぞ。▼~
:[シェズ]|じゃあ、遠慮なく。この肉を食うと、~
不思議と力が湧いてくるんだよな。▼~
:[マリアンヌ]|ふふ……美味しそうに食べるんですね。▼~
:[シェズ]|お、お前が笑うなんて珍しいな。~
俺、そんなに面白い顔をしてるか?▼~
:[マリアンヌ]|いえ、でも見ていて幸せな気持ちになれる~
顔をしていました。▼~
:[シェズ]|他人の食ってる顔を見てるより、~
自分で食ったほうが幸せだと思うがな。▼~
:[マリアンヌ]|見ているだけでも、十分です。▼~
:[シェズ]|へえ……それはそうと、マリアンヌも~
だいぶ俺と飯を食うのに慣れたよな?▼~
:[マリアンヌ]|はい、無理して何かする必要はないって~
言われて、最初は困ったんですけど……▼~
何かわかるかと、あなたと話していたら、~
一緒に食事するのも徐々に平気に……。▼~
:[シェズ]|そうか。それなら俺とだけじゃなくて、~
他の奴らとも一緒に食べたらどうだ?▼~
食卓を囲んでると自然と話が弾むし、~
仲良くなれる良い機会だと思うんだが。▼~
俺相手でできたんだ。~
次は別の相手に歩み寄ってみるってのも……▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[シェズ]|あれ……どうかしたか?▼~
:[マリアンヌ]|いえ、ごめんなさい……。昔、養父にも~
同じようなことを言われて……。▼~
:[シェズ]|そうなのか?▼~
:[マリアンヌ]|私があまりに他人を避けるので、~
よく叱られるんです……。▼~
エドマンド家の跡継ぎならば、~
最低限の社交性は身に付けろ、と。▼~
私にとって、その最低限のことが~
どれだけ大変か、わかろうともせず……。▼~
《選択》~
-無神経だったと謝る~
-何とかなると励ます~
--「無神経だったと謝る」を選択~
:[シェズ]|……すまん。俺もお前の父さんと同じく、~
無神経なことを言っちまった。▼~
:[マリアンヌ]|あ、いえ……あなたが悪いわけでは。▼~
--「何とかなると励ます」を選択~
:[シェズ]|だが、こうして俺とは仲良くなれたし、~
少しの努力で解決できるんじゃないか?▼~
:[マリアンヌ]|それは、そうかもしれませんが……。▼~
《共通》~
:[マリアンヌ]|ただ、やっぱり私は、多くの人とは~
深く関わらないほうがいいと思うんです。▼~
:[シェズ]|何でそんなふうに思うんだ?▼~
:[マリアンヌ]|私と関わり過ぎると、誰でも~
不幸になってしまうから……▼~
:[シェズ]|そんなわけないだろ?~
何を根拠に……▼~
:[マリアンヌ]|本当に、そうなんです……!▼~
:[シェズ]|だったら、どうして俺とはこうやって普通に~
付き合ってるんだ?▼~
:[マリアンヌ]|そうですよね……本当は、あなたとも~
距離を置くべきだったのに……。▼~
あなたの優しさに、つい甘えてしまったの~
かもしれません……ごめんなさい。▼~
これからは、なるべく離れていますから……~
もう、行きますね。▼~
(マリアンヌが立ち去る)
:[シェズ]|おい、マリアンヌ!~
……参ったな。▼~
***支援A [#gbf95471]
:[マリアンヌ]|あ、シェズさん……~
これから食事ですか?▼~
:[シェズ]|ああ、マリアンヌもか?▼~
:[マリアンヌ]|はい……では、一緒に行きましょうか。▼~
:[シェズ]|あ、ああ。~
今日の飯は何だろうな。▼~
(暗転)
:[シェズ]|食った食った。毎日、美味い飯に~
ありつけるのは幸せだな。▼~
:[マリアンヌ]|そうですね……ごちそうさまでした。▼~
:[シェズ]|お前、また肉を残してるのか。~
もったいないな。▼~
:[マリアンヌ]|お野菜をたくさん食べたので……。~
よかったら、どうぞ。▼~
:[シェズ]|じゃあ、遠慮なく。……って、~
こんなやりとり、前もあったよな?▼~
:[マリアンヌ]|ふふ……そうですね。▼~
:[シェズ]|……マリアンヌ、何かあったのか?~
今日は、良い意味で普通だぞ。▼~
:[マリアンヌ]|いえ……ですが、誰かを不幸にすることを、~
気にしないようにしてみようかな、と。▼~
今日までずっとこの軍にいて、皆さんと~
浅からず付き合ってきましたが……▼~
わたしと関わったせいで不幸になったと~
言えるようなことは、何もなく……。▼~
:[シェズ]|はは……そりゃあそうだろ。▼~
:[マリアンヌ]|なので、まだ不安はありますが、~
できるだけ自然にしていようと思いまして。▼~
あなたのように、気にしない生き方を、~
私も実践してみようかと。▼~
:[シェズ]|はは……俺が適当な奴みたいに聞こえるが。~
そこはまあ、いいか。▼~
誰かに話したくなったら話せばいいし、~
一人になりたいなら、そうすりゃいい。▼~
無理をしないで自然にしてるのが、~
やっぱり一番だと思うぞ。▼~
:[マリアンヌ]|はい、私もそう思います。▼~
こんなことを言っていると、また養父に~
叱られてしまうかもしれませんが……。▼~
《選択》~
-頷く~
-否定する~
--「頷く」を選択~
:[シェズ]|確かにな。もっとしっかり努力しろと~
言われそうな気がしたいでもない。▼~
:[マリアンヌ]|そうですよね……。▼~
:[シェズ]|ただ、どうだろう……今のマリアンヌなら~
昔ほどうるさくは言われないんじゃないか?▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|そうか? 今のマリアンヌなら、~
父さんも認めてくれるんじゃないか?▼~
:[マリアンヌ]|そ、そうでしょうか……?▼~
《共通》~
:[シェズ]|自分では気づいてないかもしれないが、~
以前と比べてお前はだいぶ変わったぞ。▼~
少なくとも最低限の社交性くらいは、~
もう十分あるだろ。▼~
:[マリアンヌ]|最低限、で養父は許してくれるでしょうか。▼~
:[シェズ]|許してくれると信じたいね。まあ、お前の~
父さんのこと、俺は何も知らないがな。▼~
:[マリアンヌ]|適当ですね……でも、それがあなたの~
気にしない生き方なんですよね……。▼~
うん、私と見習わないと……!▼~
:[シェズ]|いやいや……~
そこは見習わなくてもいいと思うが。▼~
**レオニー [#n0dcb399]
***支援C [#i3999c77]
:[レオニー]|ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふいー。▼~
:[シェズ]|……ん?▼~
:[レオニー]|あー、疲れた。~
……あれ、あんたも鍛えに来たのか?▼~
:[シェズ]|いや、忘れ物を取りに来ただけだ。~
レオニーはこんな時間まで鍛錬を?▼~
:[レオニー]|まあね。このところ忙しかっただろ?~
やれる時にやっとかないとな。▼~
:[シェズ]|へえ、傭兵なのに真面目なんだな。▼~
:[レオニー]|傭兵ったって、まだ駆け出しだもん。~
怠けるわけにはいかないよ。▼~
ようやく傭兵見習いになったのが、~
士官学校が休止になった後だろ?▼~
士官学校に来る前から傭兵をやってた~
あんたとは、だいぶ差があるもんな。▼~
:[シェズ]|とはいえ、お前は頭も悪くないし腕もいい。~
並の熟練傭兵よりも頼もしいぞ。▼~
:[レオニー]|だといいけど……。いつまでも頼りない~
ままじゃ、師匠にも顔向けできないしね。▼~
-~EP.7
:[シェズ]|師匠? そんな人がいるのか。▼~
-EP.8~
:[シェズ]|師匠って……ジェラルト傭兵団の団長か。▼~
《共通》
:[レオニー]|ああ、子供の頃に村に来た師匠に、~
強引に頼み込んで弟子入りしたんだよ。▼~
迷惑だったかもしれないけど、わたしは~
どうしても村を出て独り立ちしたくてさ。▼~
最初は面倒臭そうにしてた師匠も、~
そのうち熱心に教えてくれるようになって。▼~
傭兵の心得とか、普段の鍛え方とか、~
戦術の基礎とか……全部師匠から教わった。▼~
シェズ、あんたには~
傭兵稼業の師匠はいないのか?▼~
:[シェズ]|師匠? そうだなあ……。▼~
《選択》~
-一応いると答える~
-独学と答える~
--「一応いると答える」を選択~
:[シェズ]|一応、師匠らしきものはいるぞ。~
たまに助言をくれる存在、というか……▼~
:[レオニー]|何だか微妙な言い方だな。~
まあ、師匠と言ってもいろいろか。▼~
--「独学と答える」を選択~
:[シェズ]|いや、独学というか……~
見様見真似で何とかやってただけだぞ。▼~
:[レオニー]|まあ、傭兵やってる連中は、~
だいたいそうだよな。▼~
《共通》~
:[レオニー]|何にせよ、今のわたしとあんたじゃ~
実力にだいぶ差があるのは事実だ。▼~
わたしも頑張って追いつかないとな。▼~
:[シェズ]|何か傭兵の先輩として力になれることが~
あれば、気軽に言ってくれよな。▼~
:[レオニー]|ああ、ありがとな。~
頼もしい先輩がいて助かるよ。▼~
***支援B [#sb458532]
:[レオニー]|なあ、シェズ。~
ちょっと相談があるんだけど……▼~
:[シェズ]|相談……ああ、もしかして、~
傭兵の後輩として、の相談か?▼~
:[レオニー]|そういうこと。一流と呼ばれる傭兵ってさ、~
何かしら一芸に秀でてるだろ?▼~
剣術が抜群だとか、隠密に長けてるとか。~
あんただって、持ってるよな?▼~
訳のわからない、物凄い力をさ。~
わたしも、そういうのが欲しいなって。▼~
:[シェズ]|訳のわからないって……そのとおりだが。~
レオニーは、そうだな……▼~
《選択》~
-節約術と言う~
-弓術と言う~
--「節約術と言う」を選択~
:[シェズ]|お前には、得意の節約術があるだろ。~
他の傭兵にはない、特殊な力だと思うが。▼~
:[レオニー]|おいおい……真面目に考えてくれてる?~
そんなの傭兵稼業と関係ないだろ。▼~
しかも、それで名を上げたら、~
ケチで強欲と思われちまうっての。▼~
:[シェズ]|じゃあ、やっぱり弓術か?~
レオニーの弓は達人の域だって評判だぞ。▼~
--「弓術と言う」を選択~
:[シェズ]|弓術が得意なんだよな? 一芸で名を~
上げたいなら、そこじゃないのか?▼~
《共通》~
:[レオニー]|やっぱり、そうなるよな……。狩人の村で~
育ったから、弓が手に馴染んでるんだ。▼~
けどさ、乱戦ともなれば弓はあんまり~
役に立たないだろ?▼~
一流の傭兵と認められるためには、~
弓だけじゃ足りないと思うんだよね。▼~
:[シェズ]|うーん……武具はいろいろ使えるよな?~
馬も乗れるし。▼~
:[レオニー]|そりゃまあ、ひととおりはね。~
でも飛び抜けてるものがないんだよなあ。▼~
:[シェズ]|飛び抜けてるものがないって……逆に、~
傭兵としては十分な強みなんじゃないか?▼~
:[レオニー]|え、どういうこと?▼~
:[シェズ]|何でもひととおりできて、~
苦手なことは何もないってのがさ。▼~
:[レオニー]|苦手ってのはほぼないけど……~
腕前は全部、そこそこだよ?▼~
:[シェズ]|そこそこに何でもできる傭兵って、~
実は凄くありがたいんだぞ。▼~
戦況がどう変わろうと対応できる傭兵が~
一人いるだけで、戦術の幅が広がる。▼~
逆に一芸しか持ってない傭兵なんてのは、~
戦況次第ではまるで役に立たないだろ。▼~
:[レオニー]|ああ、確かにそうかも。相性の悪い兵科に~
当たるとまるでダメって奴いるもんな。▼~
:[シェズ]|そういうこと。だから何でもできて~
対応力のある傭兵は重宝されるんだ。▼~
:[レオニー]|重宝はされるけど、一流として名を売るには~
ちょっと弱くないかなあ。▼~
:[シェズ]|そこは、もっと努力を重ねて、~
実力を底上げしてけばいいんじゃないか?▼~
どれもそこそこの腕前ってことは、~
伸びしろが十分にあるってことだろ?▼~
:[レオニー]|まあ、そう言えなくもないかも。▼~
:[シェズ]|何でもできるって強みをもっと磨いて、~
そこそこ以上の腕前を身に付ければ……▼~
:[レオニー]|うん。一芸に秀でてるだけの奴よりも~
活躍はできそうだな。▼~
:[シェズ]|そうやって、手柄を積んでいけば、~
自然と名前も売れて一流の仲間入りだ!▼~
:[レオニー]|そうか……! ありがとうな!~
すごく参考になったよ!▼~
:[シェズ]|まあ、俺もまだ一流を自称できるって~
ほどじゃないから。互いに頑張ろうな。▼~
:[レオニー]|ああ、そうだな! 二つ名がつくくらいの~
一流の傭兵になれるように、頑張ろう!▼~
***支援A [#e96f9ce8]
(灰色の悪魔、ジェラルト、アロイスが並んで会話している)
:[レオニー]|あ、師匠……。▼~
:[ジェラルト]|……ああ、やり方は任せる。~
お前にとっちゃ簡単な仕事だろう?▼~
:[灰色の悪魔]|
#region(ベレト)
わかった。~
終わったら報告する。▼~
#endregion
#region(ベレス)
わかったよ。~
終わったら報告する。▼~
#endregion
:[ジェラルト]|頼んだぜ。~
その間に俺らは別件を片づけとくからよ。▼~
(灰色の悪魔が左側に、ジェラルトとアロイスが右側に歩いて去...
:[レオニー]|うううう……。▼~
(シェズが現れる)
:[シェズ]|レオニー、何を唸ってんだ?~
腹でも下したのか?▼~
:[レオニー]|違うよ! ……師匠の傭兵団が~
わたしらの仲間に加わってくれただろ?▼~
:[シェズ]|ああ、よかったな。また一緒に戦えて。~
いや、一緒に戦うのは今回が初か。▼~
:[レオニー]|うん、子供の頃に別れて以来だからな。~
同じ戦場で味方として戦うのは初めてだ。▼~
それは嬉しいんだけどさ……。~
悔しいんだよなああああ!▼~
《選択》~
-ベレト/ベレスのことを指摘する~
-アロイスのことを指摘する~
--「ベレト/ベレスのことを指摘する」を選択~
:[シェズ]|ひょっとして、お前、&ruby(師匠の子供){ベレト/ベ...
ことを気にしてるのか?▼~
:[レオニー]|うん……。▼~
--「アロイスのことを指摘する」を選択~
:[シェズ]|お前、アロイスさんに嫉妬してるのか?~
ジェラルトさんにべったりだもんな。▼~
:[レオニー]|何でそうなるんだよ……。~
そっちじゃなくて&ruby(師匠の子供){ベレト/ベレス};だよ。▼~
《共通》~
:[レオニー]|あいつ、わたしらと年もそんなに~
変わらないってのにさ。▼~
大層な二つ名までついて、~
師匠にもすごく信頼されてるだろ?▼~
同じ傭兵だってのに……しかもさ、~
師匠の一番弟子は、わたしなんだよ?▼~
:[シェズ]|だが、あいつはジェラルトさんの~
子供なんだし……▼~
レオニーよりも若い頃から、~
鍛えられてるんじゃないのか?▼~
:[レオニー]|う……そうかも。▼~
:[シェズ]|そういや、年齢で言えば、アロイスさんは~
ずっと昔から騎士団で一緒だよな。▼~
てことは、ジェラルトさんの一番弟子は~
アロイスさんかもしれないぞ?▼~
:[レオニー]|ううっ……確かに。~
気づかなかった……。▼~
:[シェズ]|ともかく、&ruby(あいつ){ベレト/ベレス};に~
勝てないのは仕方ないさ。▼~
ずっとジェラルトさんの指導を受けながら、~
傭兵稼業を実践で学んできたわけだろ?▼~
しかも何か妙な力を持ってるし……▼~
:[レオニー]|妙な力なら、あんたにもあるだろ?▼~
:[シェズ]|あいつとは全然違うものだぞ。~
俺だって、あいつに勝ちたいんだ。▼~
ずっとそれを目標に努力してきたが、~
いまだに勝てないでいる。▼~
:[レオニー]|そうなのか……もしかしたら、わたしたち~
二人がかりでも勝てないかもな。▼~
:[シェズ]|うーん……二人がかりなら、~
流石に勝てそうな気はするぞ。▼~
いや、もう勝ってるかもしれない。~
今度、試しに挑んでみるか?▼~
:[レオニー]|やってみるか? 師匠の教えにもある。~
卑怯上等、正々堂々クソくらえ、ってね。▼~
:[シェズ]|はは……流石だな、ジェラルトさんは。~
傭兵の戦いは結果がすべてだからな。▼~
:[レオニー]|そういうこと! シェズ、~
あんたがいてくれて良かった。▼~
:[シェズ]|俺もだ。お互い腐らず、俺たちなりの~
やり方であいつを超えてやろう。▼~
**ホルスト [#m18e6d17]
***支援C [#o986d2f5]
:[シェズ]|……あ、ホルストさん。~
もしかして、これから訓練か?▼~
:[ホルスト]|ああ、そのつもりだが。▼~
:[シェズ]|ちょうど良かった!~
俺も一緒にやらせてくれよ。▼~
:[ホルスト]|それはもちろん、構わないが。~
ごく普通の基礎訓練をするだけだぞ?▼~
:[シェズ]|折角の機会だし、少しだけでも~
俺と手合わせしてくれると嬉しいんだが。▼~
アンタの噂は昔から耳にしてたんだよな。~
レスター随一の武勇の持ち主って。▼~
だから、アンタの強さの一端でも~
学び取らせてくれないか。▼~
:[ホルスト]|手合わせか……それが君にとって~
学びになるかどうか、いささか疑問だな。▼~
:[シェズ]|え、何でだ?▼~
:[ホルスト]|味方同士の手合わせで本気は出せない。~
相手を殺すわけにはいかないからな。▼~
:[シェズ]|まだ死にたくはないが、大怪我くらいは~
覚悟の上だ。アンタの本気、見せてくれ。▼~
:[ホルスト]|……本気を出せば大怪我では済まないから、~
言っている。▼~
君の実力は承知しているよ。~
手加減などすれば、私のほうが危うい。▼~
:[シェズ]|……どうしても、ホルストさんの本気は、~
見せてもらえないってことか?▼~
:[ホルスト]|そうだな……どうしても私の本気を~
見たいなら、手段は一つだけだ。▼~
《選択》~
-ヒルダに手を出す?と聞く~
-敵勢力に寝返る?と聞く~
--「ヒルダに手を出す?と聞く」を選択~
:[シェズ]|ヒルダに手を出す、とか……?▼~
:[ホルスト]|はっはっはっ、そんなことで本気で~
殺すはずがないだろう。そんなことでな。▼~
:[シェズ]|………………。▼~
:[ホルスト]|私が言っているのは、~
そういうことではない。▼~
--「敵勢力に寝返る?と聞く」を選択~
:[シェズ]|敵勢力に寝返る、とか……?▼~
:[ホルスト]|そうだ、わかっているな。▼~
《共通》~
:[ホルスト]|敵として戦場で対峙する……~
君に本気を出すとすれば、それのみだ。▼~
そもそも実戦以上に学べる場所など~
ありはしない。▼~
私自身、座学や訓練で身に付けてきた~
ものより……▼~
実戦を重ね、何度も死地をくぐり抜けて~
会得したもののほうが多いのは間違いない。▼~
さあ、君はどうする? 敵勢力に寝返り、~
私を相手に死闘を繰り広げてみるか?▼~
《選択》~
-保留する~
-否定する~
--「保留する」を選択~
:[シェズ]|……そうだな、考えておこう。▼~
:[ホルスト]|ほう、保留するか。それもまた良し。~
可能性を自ら閉ざすことはないからな。▼~
--「否定する」を選択~
:[シェズ]|……やめておく。~
今はこの軍を裏切りたくはないからな。▼~
:[ホルスト]|ほう、若いのに冷静だな。もっと~
がむしゃらに向かってくるかと思ったが。▼~
《共通》~
:[シェズ]|とりあえず、今日のところは味方としての~
訓練で満足しとくさ。▼~
:[ホルスト]|いいだろう。~
共に良い汗を流すとしよう。▼~
***支援B [#lbaeeba4]
:[ホルスト]|やあ、シェズ。~
今日はこれから何か予定はあるか?▼~
:[シェズ]|いや、別に……珍しく時間が空いたから、~
訓練でもしようと思ってたが。▼~
:[ホルスト]|それは好都合だ。~
訓練よりよほど役に立つ用件がある。▼~
付き合ってくれるだろうな?▼~
《選択》~
-即答で承知する~
-詳しく説明を聞く~
--「即答で承知する」を選択~
:[シェズ]|アンタがそう言うんなら付き合うぞ。▼~
:[ホルスト]|そう言うと思ったよ。~
さあ、出かけよう。▼~
--「詳しく説明を聞く」を選択~
:[シェズ]|いきなりそう言われても……~
訓練より役に立つって、何なんだ?▼~
:[ホルスト]|来ればわかる。~
さあ、出かけよう。▼~
《共通》~
(シェズとホルストが立ち去る)~
(暗転)
:[シェズ]|ホルストさん、ここって……▼~
:[ホルスト]|しっ……声が大きい。どこに見張りの兵が~
潜んでいるかわからないぞ。▼~
:[シェズ]|ってことは、やっぱり敵地か……。▼~
:[ホルスト]|あそこに敵の陣地があるのが見えるか?~
数日前まではなかったものだ。▼~
ここからだと、まだよく見えないが、~
そこまで大規模ではないようだな……。▼~
:[シェズ]|これって、ようは偵察任務だよな?~
何でまたホルストさん自ら……▼~
:[ホルスト]|敵がどこまで進出しているのか、~
確かめておきたかったのだ。▼~
しかし近頃は敵の警戒が厳しくなってな。~
斥候を放っても戻らないことが多い。▼~
となれば、私が自分で見に来たほうが~
手っ取り早いだろう?▼~
-~EP.8
:[シェズ]|だからって、公爵家の嫡子が~
偵察任務に出るなんて、聞いたことが……▼~
-EP.9~
:[シェズ]|だからって、公爵家の当主が~
偵察任務に出るなんて、聞いたことが……▼~
《共通》
:[ホルスト]|手っ取り早い上に、大切な部下を失う危険も~
回避でき、更には……▼~
私自身、実地での経験を積むことができる。~
まさに一石三鳥、訓練よりもよほどいい。▼~
:[シェズ]|えーと……心の準備もなく連れてこられた~
俺の危険は回避されてない気が……▼~
:[ホルスト]|君の実力は知っている。簡単には死ぬまい?~
それよりも、この経験を大事にすることだ。▼~
たかが偵察任務と侮るなかれ、~
訓練よりも得るものは多いはずだぞ。▼~
:[シェズ]|……それで?~
この後は、もっと敵陣に近づくんだよな?▼~
:[ホルスト]|ああ、何なら私たちで軽く一戦交えて、~
敵の戦力を測ってみるのも悪くない。▼~
:[シェズ]|それなら、ホルストさんの戦いを~
間近で見る好機ってことか……。▼~
わかった、付き合おう。▼~
:[ホルスト]|よろしい。~
いざ、進まん……!▼~
(シェズとホルストが駆け出す)~
(暗転)
:[帝国兵((EP.8ではパルミラ兵、EP.9以降では王国兵))]|……お...
:[ホルスト]|見つかったならば仕方あるまい。我が名は~
ホルスト=ジギスヴァルト=ゴネリル!▼~
腕に覚えのある者は、かかってこい!▼~
:[シェズ]|わざわざ敵に名乗るか?~
偵察任務に向いてないんじゃ……。▼~
***支援A [#f7339034]
:[ホルスト]|……流石に分が悪いな。~
ここは出直したほうがよかろう。▼~
:[シェズ]|ホルストさんが欲を出して、~
敵兵に話しかけたりするから……。▼~
:[ホルスト]|味方のふりをして気さくに話しかければ、~
気づくまいと思ったのだがな。▼~
:[シェズ]|だから止めたのに。アンタは、~
どう見たって一兵卒に見えないだろうよ。▼~
:[ホルスト]|しかし、これも一つの経験だ。~
得る物はあったし、引き揚げるとしよう。▼~
:[シェズ]|恐らく、敵軍の捜索部隊が複数出てる。~
二人で行動するのは目立ち過ぎるな……。▼~
ここで解散するか? ホルストさんなら、~
一人でも容易く逃げられるだろ。▼~
:[ホルスト]|異論はない。君とて、一人のほうが~
動きやすいだろうからな。▼~
それでは、ここから一番近い味方陣地の前で~
落ち合おう。夜明け前には着くはずだ。▼~
:[シェズ]|了解、武運を祈ってるぞ。▼~
:[ホルスト]|ああ、互いにな。▼~
(暗転)
:[シェズ]|やれやれ……どうにか敵に見つからず、~
味方陣地まで戻ってこられたか。▼~
思ったよりも時間がかかったな。~
ホルストさんは先に着いて……ないのか?▼~
この土地に疎い俺よりも遅いなんて、~
まさか、敵に見つかって……▼~
:[ホルスト]|………………。▼~
:[シェズ]|あれ、この音は……。~
……ホルストさん?▼~
:[ホルスト]|……むにゃ? おお、戻ってきたか。▼~
すまない、疲れて寝てしまっていた。~
夜通し戦っていたものだから。▼~
:[シェズ]|戦っていた……?~
敵に見つかったのか!?▼~
:[ホルスト]|いや、途中で敵の見張り小屋を見つけてな。~
折角だから潰しておくか、と……。▼~
壊しにかかったところ、思いのほか~
中に多くの敵兵がいたのだ。▼~
:[シェズ]|よく確かめもせずに……大胆だな。▼~
:[ホルスト]|で、そいつらと戦っているうちに、~
増援まで駆けつけてきたものだから……。▼~
:[シェズ]|ははあ……それでよく無事だったな。▼~
:[ホルスト]|無事だが、流石に疲れたよ。~
欲を出すものではないな、本当に。▼~
:[シェズ]|そういうことだ。~
また一つ、学べたな、ホルストさん。▼~
:[ホルスト]|ああ。やはり実戦で学ぶことは尽きないな。~
これだからやめられんのだ。▼~
君も、また付き合ってくれるか?~
それとも、もう呆れられたかな?▼~
《選択》~
-喜んで付き合う~
-呆れたが付き合う~
--「喜んで付き合う」を選択~
:[シェズ]|いや、喜んで付き合うさ。~
俺としても学ぶことが多いし、何より……▼~
--「呆れたが付き合う」を選択~
:[シェズ]|正直、呆れることも多いが、~
これからも付き合わせてもらうさ。▼~
《共通》~
:[シェズ]|アンタといると、まったく退屈しない。▼~
:[ホルスト]|ははは、光栄だ。君とはこれからも、~
いい付き合いができそうだな。▼~
**シャミア [#u0604ac1]
***支援C [#ae66bcc1]
:[シャミア]|……ふう。~
私はもう引き上げるが、まだやるか?▼~
:[シェズ]|いや、俺も終わりにするよ、シャミア。▼~
次の出陣に向けて、部隊の編制を~
考えなきゃならなくてな。▼~
:[シャミア]|フ……君は傭兵にしては真面目だな。▼~
稀有な存在だろう。~
他人事のようで悪いが……頑張ってくれ。▼~
《選択》~
-任せろと応じる~
-たまには手伝ってくれとねだる~
--「任せろと応じる」を選択~
:[シェズ]|ああ、任せとけ。~
それが俺の役目だしな。▼~
:[シャミア]|ま、どうしても手が足りなかったら~
声をかけてくれ。▼~
--「たまには手伝ってくれとねだる」を選択~
:[シェズ]|そう思うなら手伝ってくれてもいいんだぞ?▼~
俺の役目だが、一人でやらなきゃいけない~
ってわけでもないし。▼~
:[シャミア]|そうだな。~
……なら、次に暇な時に声をかけてくれ。▼~
《共通》~
:[シェズ]|お、いいのか?~
流石はシャミアだ。▼~
それにしても、アンタは年の割に~
落ち着いてるよな……。▼~
こうやって話してても、いつも余裕を~
感じるというか……風格すらある。▼~
:[シャミア]|風格は違うだろ。~
そういうのは、上に立つ者に言ってやれ。▼~
私は……他人への興味があまりないだけだ。~
傭兵には、そういう奴も多い。▼~
:[シェズ]|まあ、それは確かにそうだよな……。▼~
:[シャミア]|それに君も、傭兵の中でも~
さっぱりしているほうだと思うが。▼~
ずっと独りでやってきたのか?~
どこかの傭兵団に属していたんだろう?▼~
:[シェズ]|ああ、いろんなところを転々としてきた。~
一番長くいた団は……▼~
一番最後に入ったところだよ。~
ベルラン傭兵団っていうんだ。▼~
ジェラルト傭兵団とまともにやり合って、~
俺以外は、残らず死んじまったが……。▼~
:[シャミア]|……傭兵なんてやっている奴は、~
多かれ少なかれ何かを失っている。▼~
だが……信頼できる仲間の死は、堪えるな。▼~
:[シェズ]|ああ……。~
ベルラン団長、ゲッツ、リザリ……▼~
珍しく居心地の良い傭兵団だったんだ。~
あいつらと夢を追うのも悪くないってな。▼~
:[シャミア]|君が達観して見えるのも、~
そういう過去があるからかもしれん。▼~
過去を乗り越えられる者は強い。~
私はそう思うよ。▼~
:[シェズ]|ん? ってことは俺より達観して見える~
シャミアも、もしかして……▼~
:[シャミア]|傭兵の過去は、詮索しないものだ。▼~
だが……そのうち機会があれば、~
教えてやるさ。▼~
***支援B [#y45e6f5b]
(※支援会話なし)
***支援A [#lcb2bf6d]
:[シェズ]|はははっ、面白いな!~
そんな傭兵がいたのかよ。▼~
:[シャミア]|ああ、二言目には『報酬は林檎でくれ』だ。▼~
林檎の詰まった袋を引きずりながら、~
戦場を駆け回るその姿と言ったら……▼~
:[シェズ]|戦ってたら腹が減りそうな相手だな。~
実物を見てみたいもんだ。▼~
:[シャミア]|確かに、良い香りがしたかもしれん。▼~
……そういえば、前に私の過去を聞いたな。▼~
:[シェズ]|ああ。詮索して悪かった。~
それが……▼~
:[シャミア]|いや、気になるなら教えてやろうと~
思っただけだ。▼~
:[シェズ]|いいのか?▼~
:[シャミア]|ああ、たいした話でもない。~
それに……もう7年も前のことだ。▼~
私が属していたのは傭兵団というより、~
巨大な、傭兵国家とでも言うべき組織でな。▼~
傭兵同士、あまり信頼関係を築けるような~
ものでもなかった。▼~
そんな中に、相棒と呼べるような奴が~
いたんだ。▼~
:[シェズ]|………………。▼~
:[シャミア]|想像どおり、奴は死んだ。~
それだけさ。▼~
《選択》~
-拍子抜けする~
-死を悼む~
--「拍子抜けする」を選択~
:[シェズ]|それだけ!?~
流石にあっさりし過ぎじゃないか?▼~
まあ、シャミアらしいって言えば~
らしいが……。▼~
--「死を悼む」を選択~
:[シェズ]|そりゃ、そうだよな。~
昔の話だが、残念だ……。▼~
《共通》~
:[シェズ]|でも、何で急に話してくれたんだ?~
アンタは嫌いだろ、過去を語るのなんて。▼~
:[シャミア]|少し気が咎めていたんだ。あの時は、~
君の過去だけ聞きっ放しだったろう。▼~
しかし、どこの馬の骨とも知らん奴に~
教える義理はないからな……。▼~
今は、少しは信に足る相手だと思っている。~
だから教えた。……それだけだ。▼~
:[シェズ]|本当か? アンタに信に足るって~
言われるのは別格で嬉しいな。▼~
:[シャミア]|なぜだ?~
君は皆に慕われているだろ。▼~
こういうことは、言われ慣れていると~
思うが。▼~
:[シェズ]|言われ慣れてるって……言うなあ、アンタ。▼~
シャミアは俺と同じで、ずっと傭兵を~
やってきた先輩、って感じだからな。▼~
その先輩に一人前と認められたみたいで、~
感動もひとしおなんだ。▼~
:[シャミア]|……つまり、私にとっては、~
君は後輩ということか?▼~
:[シェズ]|そういうことに、なるのか……?▼~
:[シャミア]|なるほど、傭兵として対等に扱っていたが、~
後輩として可愛がったほうがよかったか。▼~
《選択》~
-後輩扱いを望む~
-対等の扱いを望む~
--「後輩扱いを望む」を選択~
:[シェズ]|可愛がるって、どうなるんだ?~
そっちのほうが嬉しいかもしれないな。▼~
:[シャミア]|傭兵流の可愛がりを知らないのか?~
酒代は全部、後輩持ちだぞ。▼~
:[シェズ]|そりゃないだろ!~
酷い先輩だな……本気じゃないよな?▼~
:[シャミア]|フ……すまない、冗談だ。~
扱いを変える予定はないさ。▼~
--「対等の扱いを望む」を選択~
:[シェズ]|あ、いや、それなら対等のほうがいいぞ。~
これまでどおり付き合ってくれよ。▼~
:[シャミア]|もとより扱いを変える予定はないさ。~
君が望もうとな。▼~
《共通》~
:[シェズ]|そうだよなあ、シャミアだし。~
そんな気はしたって!▼~
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