[広告]
会話集/支援会話/ローレンツ(レスター諸侯同盟)
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
[[会話集/支援会話]]
*ローレンツの支援会話 [#vc46ec2f]
#contents
**クロード [#ga8be754]
[[クロードのページへ>../クロード(レスター諸侯同盟)#xc29d6...
**ヒルダ [#v017067c]
[[ヒルダのページへ>../ヒルダ(レスター諸侯同盟)#f8c2bb5c]]
**ラファエル [#e8f3220d]
***支援C [#a43d5b9d]
:[ローレンツ]|ラファエル君。~
休憩中のところ、失礼するよ。▼~
:[ラファエル]|おう、ローレンツくん。~
オデに何か用か?▼~
:[ローレンツ]|実は……君が故郷に戻ったあと、~
家族で宿場を開いていたことを知った。▼~
そんな君が今度は家族を残して、~
ここで戦うことを選んだのはなぜか……▼~
その理由を聞きたいと思ってね。▼~
:[ラファエル]|理由? そんなの、家族を守るために~
決まってるじゃねえか。▼~
:[ローレンツ]|……? それなら尚更、宿場に留まり~
家族の近くにいるべきなのではないか?▼~
:[ラファエル]|オデも最初はそう思ってたんだけどよ、~
それだけじゃ足りねえ気がしたんだ。▼~
宿場にいれば家族の今は守ってやれるけど、~
それだけだろ? だけどよ……▼~
この戦争を終わらせて平和な世界にできれば~
家族の未来だって守れるんじゃねえかって。▼~
だから今は、マーヤと離れちまっても、~
オデはここで戦うことに決めたんだ。▼~
:[ローレンツ]|なるほどな……。▼~
君のその考えは、半分は正しく、~
半分は間違っている。▼~
確かに宿場で家族を守っているだけでは、~
真に家族を守ることにはならない。▼~
戦争を終わらせなければ、いつ宿場が~
戦火に巻き込まれぬとも限らないだろう。▼~
しかし、君は平民だ。~
平民を守るのは僕のような貴族の務め。▼~
兵士でもない平民が、家族と離れてまで~
戦場に赴く必要はないのだよ。▼~
そういうことは僕と、~
僕の部下たちに任せて……▼~
:[ラファエル]|お前、オデがここに来たことを、~
そんなに気にしてくれてたのか?▼~
ありがとなあ! でも、オデが自分で~
決めたことだ、大丈夫だぞ?▼~
:[ローレンツ]|いや、そうじゃなくてだな。~
僕は貴族の責務について話しているのだ。▼~
戦争のことは僕らに貴族に任せて、~
平民は自分の暮らしを大切にだな……▼~
:[ラファエル]|うん、だけどオデは戦うぞ。~
強え奴が戦ったほうがいいだろ?▼~
:[ローレンツ]|いや、だから……~
君は僕の話を聞いていたのか?▼~
:[ラファエル]|お前こそ、さてはオデの強さを疑ってんな?~
……うーん。▼~
そうだ!~
オデと腕比べしねえか?▼~
:[ローレンツ]|は? 腕比べ……?▼~
:[ラファエル]|おうよ! 腕の筋肉比べだ!▼~
ちょうど訓練場に運ぶ荷物があるからよ、~
どっちが多く運べるか勝負しねえか?▼~
結果を見りゃ、オデが戦ったほうがいいって~
ローレンツくんもきっとわかるぞ!▼~
:[ローレンツ]|い、いや……遠慮しておこう。その理屈では~
君の正しさが証明されてしまう。▼~
:[ラファエル]|なーんだ、オデが強えって~
わかってんじゃねえか。▼~
:[ローレンツ]|待ちたまえ。勘違いしないでくれ。~
私と君の考えはまったく違うのだ。▼~
だが、その腕が戦場で役立つことは~
確かか……。むう……いや、しかし……▼~
:[ラファエル]|おーい……まあ、いいか。~
オデの筋肉が荷物を待ってるしな!▼~
**イグナーツ [#u2b4d3b0]
***支援C [#kf701535]
(※支援会話なし)
***支援B [#ie780279]
(※支援会話なし)
***支援A [#wdb0fb87]
:[イグナーツ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|ここにいたのか、イグナーツ君。▼~
(ローレンツが来る)
:[イグナーツ]|ああ、ローレンツくん。~
ここは景色が綺麗で、落ち着きますからね。▼~
:[ローレンツ]|同感だ。~
僕もこの場所は美しいと思う。▼~
……君は今やグロスタール家の騎士で~
ありながら、この軍の一将にまでなった。▼~
昔の君は、正直に言えば少し目が利く~
商人の子という印象でしかなかったが……▼~
:[イグナーツ]|あははは……。確かにあの頃のボクは~
そうだったと思います。▼~
:[ローレンツ]|しかし、今では、~
見違えるまでに逞しくなったな。▼~
:[イグナーツ]|そう、だと嬉しいですね。~
ボクは、まだまだな気もしますが。▼~
:[ローレンツ]|戦争が始まる前、騎士として領内で~
働いていた頃の自分を覚えているか?▼~
その頃の君より……今の、各地を転戦する~
君のほうが、遥かに生き生きして見えるよ。▼~
:[イグナーツ]|生き生きして見える……ですか。▼~
:[ローレンツ]|戦闘を好んでいるわけではあるまい?~
だから、不思議ではあるがね。▼~
:[イグナーツ]|それは、きっと……。▼~
……実は、絵を描いているんです!~
行軍中、暇を見つけて、ですが。▼~
:[ローレンツ]|ほう……そうなのか?▼~
:[イグナーツ]|はい。この場所のように、フォドラの~
各地には美しい景観がたくさんあります。▼~
そういった景色を見て、形に残したいと~
思って絵にしているんです。▼~
だからかもしれません。~
君には見抜かれていたんですね。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
……すまない、イグナーツ君。▼~
:[イグナーツ]|え、どうしたんですか? 急に。▼~
:[ローレンツ]|君のためを思い、騎士の位を与えたが、~
君の本分は別にあったのかもしれないな。▼~
絵の話をしている今の君を見ていると、~
そう思わずにはいられない。▼~
:[イグナーツ]|そんな、謝らないでくださいよ。▼~
ボクはローレンツくんに~
本当に感謝しているんです。▼~
:[ローレンツ]|感謝……?~
何故、僕に感謝するのだ?▼~
:[イグナーツ]|士官学校が休止になって……道に惑っていた~
ボクを、君は騎士にしてくれました。▼~
騎士になってからのいろいろな経験は、~
ボクの人生にとって欠かせない彩りです。▼~
:[ローレンツ]|……そうか。▼~
:[イグナーツ]|これからボクがどんなふうに生きて、~
どんな絵を描いたとしても……▼~
そこに「グロスタール家の騎士」の色は、~
必ず出ます。決して消えたりはしません。▼~
ボクは、そのことを、~
とても誇りに思っているんです。▼~
:[ローレンツ]|……イグナーツ君。~
僕のほうこそ、誇りに思うよ。▼~
君のような人物が、~
グロスタールの騎士であることをね。▼~
**リシテア [#z8f0030d]
***支援C [#pecdea58]
(※支援会話なし)
***支援B [#y3ab20b3]
(※支援会話なし)
***支援A [#o91e5e48]
:[リシテア]|随分とお忙しそうですね、~
グロスタール伯爵閣下。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君か。▼~
……そうだな。爵位を継いだ者として、~
領民のすべてを担う責務は大きい。▼~
外交、軍事、産業……。僕が先頭に立って、~
皆を守ってやらねばならないからね。▼~
:[リシテア]|爵位を継いだ、責務ですか……。▼~
:[ローレンツ]|ああ。ゴネリル家もヒルダさんの兄上、~
ホルスト卿が後を継いで尽力している。▼~
-マリアンヌが自軍にいる
:[ローレンツ]|エドマンド辺境伯もマリアンヌさんへの~
継承の用意を整えていると聞く。▼~
-マリアンヌが自軍にいない
:[ローレンツ]|エドマンド辺境伯は、後継者を失った。~
この痛手は計り知れまい。▼~
《共通》~
:[ローレンツ]|コーデリア家は……爵位継承の話は~
いまだに聞かないな。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君。~
君はいつ爵位を継ぐんだ?▼~
:[リシテア]|わたしは……継ぐつもりはありません。~
コーデリア家は父の代で終わりです。▼~
:[ローレンツ]|……そうか。~
訳を聞いてもいいかな?▼~
:[リシテア]|……わたしの両親は、貴族であるがゆえに~
長い間、酷い目に遭い続けてきました。▼~
だから、父と母には貴族の責務とは無縁の~
静かな余生を送ってほしいんです。▼~
……とはいえ、そのせいで領内が~
混乱しては元も子もないですから。▼~
残された領民が困ることがないように、~
あらゆる手を打っているところです。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
ご両親を案ずるのであれば、一人で~
背負い込まず、この僕を頼りたまえ!▼~
助けが必要ならば、声を上げたらいい。~
君はもっと誰かを頼るべきだ。▼~
頼ることは、決して恥ではない。~
それが家族のためとあらば尚更だろう。▼~
:[リシテア]|わ、わたしは恥だとか、~
別にそんなこと……!▼~
:[ローレンツ]|リシテア君。僕は君に、コーデリア家の~
爵位を継いでほしいと思っている。▼~
ご両親のためを思って行動し、なおかつ~
領民への心配りさえ忘れていない。▼~
そんな君以上に領主に相応しい者が~
他にいるだろうか? いや、いまい!▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[ローレンツ]|おそらくご両親のこと以外にも、「君」に、~
何か継げない理由があるのだろう。▼~
:[リシテア]|……!▼~
:[ローレンツ]|だが、そういうことこそ仲間を頼るのだ。~
僕たちはそんなに信に足らないか?▼~
フォドラを一つにせんという仲間たちだぞ?~
どんな問題にも解決の糸口はある。▼~
何より僕が、全力で君の力になるのだ。~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールがね!▼~
:[リシテア]|わ、わかりましたって! とにかく爵位の~
話は戦争が終わった後にしてください!▼~
あんたを頼れるかは、それまでに~
しっかり見極めさせてもらいますから。▼~
:[ローレンツ]|ああ、気が済むまで存分に見極めたまえ!~
この僕の頼もしさをね! はーっはっは!▼~
:[リシテア]|……間に合うといいけど。▼~
**マリアンヌ [#a720ad6e]
***支援C [#efb08d42]
:[ローレンツ]|これはこれは、マリアンヌさん。~
ご機嫌いかがかな。▼~
:[マリアンヌ]|ローレンツさん……。~
は、はい、元気です……。▼~
:[ローレンツ]|また礼拝堂に行くのか?~
君は信仰心が篤いのだな。▼~
:[マリアンヌ]|そう、ですね……。▼~
:[ローレンツ]|……もしや、この戦争に参加したことを~
悔いているのか?▼~
確かに君が軍に参加するのは意外だったが、~
もし無理をしているなら……▼~
:[マリアンヌ]|無理は、していません……。~
別に後悔も……。▼~
:[ローレンツ]|……?▼~
:[マリアンヌ]|他に道もありませんでしたから……。▼~
学校が休止になって、義父に言われたんです。~
私も軍に加わるように、と……▼~
:[ローレンツ]|そうか……やはり君のお父上、~
エドマンド辺境伯の意向ではあったのだな。▼~
:[マリアンヌ]|……はい。▼~
:[ローレンツ]|自らの兵をあまり動かせない分、君を軍に~
入れて協力姿勢を見せておきたいのだろう。▼~
君は乗り気ではなさそうだが……、~
本当に後悔はないのだろうな?▼~
必要があれば、僕が君のお父上に話を……▼~
:[マリアンヌ]|やめてください……!▼~
私は、今のままでいいんです。~
行きたい場所もありませんし……!▼~
私は、ここに居るしかないんです。~
もう構わないでください……。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|マリアンヌさん。~
時代は今、激しく動き出している。▼~
三国を巻き込んだ大きな戦いは、~
必ずやフォドラの形を変えるだろう。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|現在の僕らは帝国と共にある。レスター~
諸侯同盟もこの流れには逆らえまい。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|レスター諸侯同盟も、今のままでは~
いられまい。いや、いてはならないのだ。▼~
《共通》~
:[マリアンヌ]|……ええと、何のために、私にその話を?▼~
:[ローレンツ]|よく聞いてくれた、マリアンヌさん。▼~
これは君が変わることのできる、~
大きな機会なのではないか……と僕は思う。▼~
この僕でさえ、変わることを迫られ、~
そしてそれに応えようとしているところだ。▼~
新たな僕と共に、新たなマリアンヌさんと~
なって、次の時代を迎えてはどうかね?~
:[マリアンヌ]|………………。~
そんな簡単に変われたら、苦労しません。▼~
……この先も、ずっと同じ。~
私には、ただ祈ることしか……。▼~
……ご、ごめんなさい。~
失礼します……。▼~
***支援B [#q3a8093c]
(※支援会話なし)
***支援A [#c625ae6a]
:[ローレンツ]|う……。▼~
:[マリアンヌ]|ローレンツさん!~
……良かった。▼~
:[ローレンツ]|ここは……うっ、医務室か。~
どうやら世話を……うぐっ!▼~
:[マリアンヌ]|
ローレンツさん、まだ寝たままで……!▼~
-マヌエラが自軍にいる
:[マリアンヌ]|傷は深くないと、マヌエラ先生が……。~
ただ頭を打ったので……。▼~
-マヌエラが自軍にいない
:[マリアンヌ]|傷は、それほど深くないと聞きました……。~
ただ頭を打ったので……。▼~
《共通》~
:[ローレンツ]|そうか……。~
迷惑をかけたな。▼~
僕としたことが、あろうことか戦場で~
意識を失ってしまうなど……。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|マリアンヌさん、どうした?~
僕は無事だったのだ、気に病む必要はない。▼~
:[マリアンヌ]|そんなこと、無理です……。▼~
ローレンツさんが怪我をしたのは、~
私のせいなんですから……。▼~
私なんか、助からなくて良かった。~
代わりに私が怪我すれば……。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
……マリアンヌさん。~
僕は幻覚を見ていたようだ。▼~
:[マリアンヌ]|え……?▼~
:[ローレンツ]|あの時、僕を射抜くような視線を感じた。~
その視線は、助けを求めているように思えた。▼~
そして確かに、見た気がしたんだ。~
君の唇が「助けて」と動くのを。▼~
……だが、そうではなかったようだね。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|だとしたら、僕が怪我をしたのは、~
自業自得だろう。▼~
君が助けを望んでいると勝手に勘違いし、~
無茶をしてしまったというだけの話さ。▼~
:[マリアンヌ]|自業自得なんかじゃありません!▼~
自業自得なんかじゃ……。~
本当は……私が、助けを……。▼~
:[ローレンツ]|マリアンヌさん……意地の悪い~
言い方をして本当にすまなかった。▼~
だが、おかげで君の本心がわかった。~
幻覚じゃなくて良かったよ。▼~
:[マリアンヌ]|ずっと、死んでもいいと思っていました。~
思っていたはずなのに……。▼~
あの時、あなたが来たのを見て、~
死にたくない、と強く思ったんです。▼~
「生きたい」と……。▼~
:[ローレンツ]|……それでいいんだ、マリアンヌさん。▼~
誰もが生きたいと思うのは当然のことだ。~
そこに資格など要らない。▼~
:[マリアンヌ]|ローレンツさん……。▼~
:[ローレンツ]|胸中を打ち明けてくれて感謝する。~
共に生き残ろう、マリアンヌさん。▼~
:[マリアンヌ]|……はい。~
私のほうこそ……ありがとうございます。▼~
**レオニー [#q442e02f]
***支援C [#oa461756]
:[レオニー]|……ふうっ!~
今日はこんなところかな。▼~
:[ローレンツ]|こんな夜更けに物音がすると思ったら……~
君だったか。▼~
:[レオニー]|ローレンツか。いつも普通の訓練の後に~
一人で鍛えてるんだよ。▼~
いつ起こるかわからない戦いにも~
備えるのが、傭兵ってもんだからね。▼~
:[ローレンツ]|そうか……すっかり心構えも傭兵だな。▼~
思えば、君が傭兵になったと知った時には~
安堵もしたが、自責の念に駆られたものだ。▼~
:[レオニー]|……ん? 何でだ?~
あんたには関係ない話だろ?▼~
:[ローレンツ]|いや、無関係とは言えない。▼~
君の出身のサウィン村は、~
我がグロスタール家の領地にある。▼~
恥ずかしながら、入学当初、君がそうだとは~
しっかり把握していなくてね……。▼~
学校が休止になった後、自領出身の生徒が~
どうなったか、気になって調べたのだよ。▼~
:[レオニー]|ほー。それで、わたしがどうなったのか、~
知ったのか。▼~
:[ローレンツ]|領民を案ずるのは当然の責務だ。▼~
ガルグ=マクに来るにも、相応の対価を~
払い、苦労を重ねてきただろう。▼~
そんな者が、苦しみに喘ぐようなことに~
なっては困るからな。▼~
:[レオニー]|教団に支払った金は、学校の休止後に~
ある程度返してもらえたんだけどね。▼~
けど、それだけだ。職の斡旋もなければ、~
領主からの助けもなかった。▼~
だから、自分でどうにか傭兵見習いとして~
入り込んで……後はまあ、運が良かったよ。▼~
:[ローレンツ]|………………。~
……すまなかった、レオニーさん。▼~
謝罪するよ。貴族としては父に代わって、~
元級友としては僕自身が、だ。▼~
:[レオニー]|やめてくれよ。~
あんたのせいじゃないんだし。▼~
わたしは自分の意志で村を出たんだ。~
この腕一本で生きていくって決めてね。▼~
村にいれば、貴族に守ってもらえたんだろ?~
でもわたしは、そうじゃない道を選んだ。▼~
平民が貴族に頼らないで生きていく。~
そういう時代が、来てもおかしくないだろ?▼~
:[ローレンツ]|……それでは君は、これから先、~
貴族は必要なくなるというのかね?▼~
:[レオニー]|そうは言っていないよ。~
あんたに守られたい平民だっているだろ?▼~
でも、平民全員を貴族が守るなんて、~
難しいと思うんだ。こんなご時世だしな。▼~
わたしみたいな人は、きっと増えてくよ。▼~
ま、ずっと先の話かもしれないけどね!▼~
:[ローレンツ]|貴族の在り方が変わる時代、か。~
平民の枠に収まらない、平民……?▼~
………………。▼~
***支援B [#t1f45b44]
:[ローレンツ]|ふう……朝から体を動かすのは、~
なかなか爽快だな。▼~
:[レオニー]|ローレンツか。こんな時間に珍しいな。~
どういう風の吹き回しだ?▼~
:[ローレンツ]|実は、レオニーさんを待っていたのだよ。~
訓練はそのついでさ。▼~
:[レオニー]|わたしを?▼~
:[ローレンツ]|ああ、少し君と話がしたくてね。以前、~
ここで話したことを覚えているだろうか。▼~
平民が貴族に頼らないで生きていく……~
そんな時代が来てもおかしくはない、と。▼~
:[レオニー]|うん、覚えてるよ。~
それがどうかしたのか?▼~
:[ローレンツ]|いや……君の言葉は、僕に少なからず~
衝撃を与えてね。いろいろと考えていた。▼~
もし君の言うことが真実ならば、~
貴族である僕はどうすべきか、と。▼~
:[レオニー]|へえ。~
それで、結論は出たのか?▼~
:[ローレンツ]|僕たち領主が平民を守ろうと広げた~
両手の指の隙間から……▼~
こぼれ落ちてしまう者たちがいる。~
今がそういう時代なのは、否定できない。▼~
ある意味、君もその一人なのだ。~
たとえ自分の意志で選んだのだとしてもな。▼~
:[レオニー]|待てよ、ローレンツ。~
こぼれ落ちるって言い方は何だよ。▼~
わたしは貴族の手の中に留まろうなんて~
してない。自分から飛び出したんだ。▼~
:[ローレンツ]|む……いや、そうだな。~
すまない。▼~
僕は貴族として、どうしても平民の立場に~
立って物事を進めることが難しいようでね。▼~
だが、そんなことでは、この先、~
領内の安定は保てまい。そこで……▼~
優秀な平民をグロスタール家に迎え入れ、~
僕を補佐してもらおうかと考えている。▼~
:[レオニー]|へえ……驚いたね。~
貴族と平民の境い目はどこへ行ったよ。▼~
:[ローレンツ]|それは変わらず、はっきりと存在するさ。~
だが、僕も理解したのだよ。▼~
貴族と平民の境界を軽々と飛び越えるような~
平民が、次々と現れる……▼~
そんな時代が、来つつあるということに。~
君がその代表例だろう。▼~
:[レオニー]|おいおい、買い被りすぎじゃないか?~
わたしはそんな大層な人間じゃないって。▼~
:[ローレンツ]|ふ……君の言葉を解釈しただけさ。~
気づかせてくれた君に感謝するよ。▼~
:[レオニー]|自分でもよくわかってないのに、~
礼なんていいよ。▼~
:[ローレンツ]|……レオニーさん。~
これは君を見込んでの提案なのだが。▼~
先程、話に出たグロスタール家に~
迎え入れる平民……▼~
そういう存在に君がなってみる、~
というのはどうかね?▼~
:[レオニー]|……お誘いどうも。▼~
光栄な話だとは思うけど、わたしには~
他にやりたいことがあるんだ。▼~
師匠みたいな傭兵になるのが夢で、~
今まさにそれを叶えてる途中なんだよ。▼~
:[ローレンツ]|……そうか。~
君の夢を壊すわけにはいかないな。▼~
君の夢の成就を願っているが……~
いつでも気が変わったら言ってくれ。▼~
:[レオニー]|ああ、心に留めておくよ。~
……ありがとな、ローレンツ。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#v6edba5e]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ローレンツの支援会話 [#vc46ec2f]
#contents
**クロード [#ga8be754]
[[クロードのページへ>../クロード(レスター諸侯同盟)#xc29d6...
**ヒルダ [#v017067c]
[[ヒルダのページへ>../ヒルダ(レスター諸侯同盟)#f8c2bb5c]]
**ラファエル [#e8f3220d]
***支援C [#a43d5b9d]
:[ローレンツ]|ラファエル君。~
休憩中のところ、失礼するよ。▼~
:[ラファエル]|おう、ローレンツくん。~
オデに何か用か?▼~
:[ローレンツ]|実は……君が故郷に戻ったあと、~
家族で宿場を開いていたことを知った。▼~
そんな君が今度は家族を残して、~
ここで戦うことを選んだのはなぜか……▼~
その理由を聞きたいと思ってね。▼~
:[ラファエル]|理由? そんなの、家族を守るために~
決まってるじゃねえか。▼~
:[ローレンツ]|……? それなら尚更、宿場に留まり~
家族の近くにいるべきなのではないか?▼~
:[ラファエル]|オデも最初はそう思ってたんだけどよ、~
それだけじゃ足りねえ気がしたんだ。▼~
宿場にいれば家族の今は守ってやれるけど、~
それだけだろ? だけどよ……▼~
この戦争を終わらせて平和な世界にできれば~
家族の未来だって守れるんじゃねえかって。▼~
だから今は、マーヤと離れちまっても、~
オデはここで戦うことに決めたんだ。▼~
:[ローレンツ]|なるほどな……。▼~
君のその考えは、半分は正しく、~
半分は間違っている。▼~
確かに宿場で家族を守っているだけでは、~
真に家族を守ることにはならない。▼~
戦争を終わらせなければ、いつ宿場が~
戦火に巻き込まれぬとも限らないだろう。▼~
しかし、君は平民だ。~
平民を守るのは僕のような貴族の務め。▼~
兵士でもない平民が、家族と離れてまで~
戦場に赴く必要はないのだよ。▼~
そういうことは僕と、~
僕の部下たちに任せて……▼~
:[ラファエル]|お前、オデがここに来たことを、~
そんなに気にしてくれてたのか?▼~
ありがとなあ! でも、オデが自分で~
決めたことだ、大丈夫だぞ?▼~
:[ローレンツ]|いや、そうじゃなくてだな。~
僕は貴族の責務について話しているのだ。▼~
戦争のことは僕らに貴族に任せて、~
平民は自分の暮らしを大切にだな……▼~
:[ラファエル]|うん、だけどオデは戦うぞ。~
強え奴が戦ったほうがいいだろ?▼~
:[ローレンツ]|いや、だから……~
君は僕の話を聞いていたのか?▼~
:[ラファエル]|お前こそ、さてはオデの強さを疑ってんな?~
……うーん。▼~
そうだ!~
オデと腕比べしねえか?▼~
:[ローレンツ]|は? 腕比べ……?▼~
:[ラファエル]|おうよ! 腕の筋肉比べだ!▼~
ちょうど訓練場に運ぶ荷物があるからよ、~
どっちが多く運べるか勝負しねえか?▼~
結果を見りゃ、オデが戦ったほうがいいって~
ローレンツくんもきっとわかるぞ!▼~
:[ローレンツ]|い、いや……遠慮しておこう。その理屈では~
君の正しさが証明されてしまう。▼~
:[ラファエル]|なーんだ、オデが強えって~
わかってんじゃねえか。▼~
:[ローレンツ]|待ちたまえ。勘違いしないでくれ。~
私と君の考えはまったく違うのだ。▼~
だが、その腕が戦場で役立つことは~
確かか……。むう……いや、しかし……▼~
:[ラファエル]|おーい……まあ、いいか。~
オデの筋肉が荷物を待ってるしな!▼~
**イグナーツ [#u2b4d3b0]
***支援C [#kf701535]
(※支援会話なし)
***支援B [#ie780279]
(※支援会話なし)
***支援A [#wdb0fb87]
:[イグナーツ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|ここにいたのか、イグナーツ君。▼~
(ローレンツが来る)
:[イグナーツ]|ああ、ローレンツくん。~
ここは景色が綺麗で、落ち着きますからね。▼~
:[ローレンツ]|同感だ。~
僕もこの場所は美しいと思う。▼~
……君は今やグロスタール家の騎士で~
ありながら、この軍の一将にまでなった。▼~
昔の君は、正直に言えば少し目が利く~
商人の子という印象でしかなかったが……▼~
:[イグナーツ]|あははは……。確かにあの頃のボクは~
そうだったと思います。▼~
:[ローレンツ]|しかし、今では、~
見違えるまでに逞しくなったな。▼~
:[イグナーツ]|そう、だと嬉しいですね。~
ボクは、まだまだな気もしますが。▼~
:[ローレンツ]|戦争が始まる前、騎士として領内で~
働いていた頃の自分を覚えているか?▼~
その頃の君より……今の、各地を転戦する~
君のほうが、遥かに生き生きして見えるよ。▼~
:[イグナーツ]|生き生きして見える……ですか。▼~
:[ローレンツ]|戦闘を好んでいるわけではあるまい?~
だから、不思議ではあるがね。▼~
:[イグナーツ]|それは、きっと……。▼~
……実は、絵を描いているんです!~
行軍中、暇を見つけて、ですが。▼~
:[ローレンツ]|ほう……そうなのか?▼~
:[イグナーツ]|はい。この場所のように、フォドラの~
各地には美しい景観がたくさんあります。▼~
そういった景色を見て、形に残したいと~
思って絵にしているんです。▼~
だからかもしれません。~
君には見抜かれていたんですね。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
……すまない、イグナーツ君。▼~
:[イグナーツ]|え、どうしたんですか? 急に。▼~
:[ローレンツ]|君のためを思い、騎士の位を与えたが、~
君の本分は別にあったのかもしれないな。▼~
絵の話をしている今の君を見ていると、~
そう思わずにはいられない。▼~
:[イグナーツ]|そんな、謝らないでくださいよ。▼~
ボクはローレンツくんに~
本当に感謝しているんです。▼~
:[ローレンツ]|感謝……?~
何故、僕に感謝するのだ?▼~
:[イグナーツ]|士官学校が休止になって……道に惑っていた~
ボクを、君は騎士にしてくれました。▼~
騎士になってからのいろいろな経験は、~
ボクの人生にとって欠かせない彩りです。▼~
:[ローレンツ]|……そうか。▼~
:[イグナーツ]|これからボクがどんなふうに生きて、~
どんな絵を描いたとしても……▼~
そこに「グロスタール家の騎士」の色は、~
必ず出ます。決して消えたりはしません。▼~
ボクは、そのことを、~
とても誇りに思っているんです。▼~
:[ローレンツ]|……イグナーツ君。~
僕のほうこそ、誇りに思うよ。▼~
君のような人物が、~
グロスタールの騎士であることをね。▼~
**リシテア [#z8f0030d]
***支援C [#pecdea58]
(※支援会話なし)
***支援B [#y3ab20b3]
(※支援会話なし)
***支援A [#o91e5e48]
:[リシテア]|随分とお忙しそうですね、~
グロスタール伯爵閣下。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君か。▼~
……そうだな。爵位を継いだ者として、~
領民のすべてを担う責務は大きい。▼~
外交、軍事、産業……。僕が先頭に立って、~
皆を守ってやらねばならないからね。▼~
:[リシテア]|爵位を継いだ、責務ですか……。▼~
:[ローレンツ]|ああ。ゴネリル家もヒルダさんの兄上、~
ホルスト卿が後を継いで尽力している。▼~
-マリアンヌが自軍にいる
:[ローレンツ]|エドマンド辺境伯もマリアンヌさんへの~
継承の用意を整えていると聞く。▼~
-マリアンヌが自軍にいない
:[ローレンツ]|エドマンド辺境伯は、後継者を失った。~
この痛手は計り知れまい。▼~
《共通》~
:[ローレンツ]|コーデリア家は……爵位継承の話は~
いまだに聞かないな。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君。~
君はいつ爵位を継ぐんだ?▼~
:[リシテア]|わたしは……継ぐつもりはありません。~
コーデリア家は父の代で終わりです。▼~
:[ローレンツ]|……そうか。~
訳を聞いてもいいかな?▼~
:[リシテア]|……わたしの両親は、貴族であるがゆえに~
長い間、酷い目に遭い続けてきました。▼~
だから、父と母には貴族の責務とは無縁の~
静かな余生を送ってほしいんです。▼~
……とはいえ、そのせいで領内が~
混乱しては元も子もないですから。▼~
残された領民が困ることがないように、~
あらゆる手を打っているところです。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
ご両親を案ずるのであれば、一人で~
背負い込まず、この僕を頼りたまえ!▼~
助けが必要ならば、声を上げたらいい。~
君はもっと誰かを頼るべきだ。▼~
頼ることは、決して恥ではない。~
それが家族のためとあらば尚更だろう。▼~
:[リシテア]|わ、わたしは恥だとか、~
別にそんなこと……!▼~
:[ローレンツ]|リシテア君。僕は君に、コーデリア家の~
爵位を継いでほしいと思っている。▼~
ご両親のためを思って行動し、なおかつ~
領民への心配りさえ忘れていない。▼~
そんな君以上に領主に相応しい者が~
他にいるだろうか? いや、いまい!▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[ローレンツ]|おそらくご両親のこと以外にも、「君」に、~
何か継げない理由があるのだろう。▼~
:[リシテア]|……!▼~
:[ローレンツ]|だが、そういうことこそ仲間を頼るのだ。~
僕たちはそんなに信に足らないか?▼~
フォドラを一つにせんという仲間たちだぞ?~
どんな問題にも解決の糸口はある。▼~
何より僕が、全力で君の力になるのだ。~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールがね!▼~
:[リシテア]|わ、わかりましたって! とにかく爵位の~
話は戦争が終わった後にしてください!▼~
あんたを頼れるかは、それまでに~
しっかり見極めさせてもらいますから。▼~
:[ローレンツ]|ああ、気が済むまで存分に見極めたまえ!~
この僕の頼もしさをね! はーっはっは!▼~
:[リシテア]|……間に合うといいけど。▼~
**マリアンヌ [#a720ad6e]
***支援C [#efb08d42]
:[ローレンツ]|これはこれは、マリアンヌさん。~
ご機嫌いかがかな。▼~
:[マリアンヌ]|ローレンツさん……。~
は、はい、元気です……。▼~
:[ローレンツ]|また礼拝堂に行くのか?~
君は信仰心が篤いのだな。▼~
:[マリアンヌ]|そう、ですね……。▼~
:[ローレンツ]|……もしや、この戦争に参加したことを~
悔いているのか?▼~
確かに君が軍に参加するのは意外だったが、~
もし無理をしているなら……▼~
:[マリアンヌ]|無理は、していません……。~
別に後悔も……。▼~
:[ローレンツ]|……?▼~
:[マリアンヌ]|他に道もありませんでしたから……。▼~
学校が休止になって、義父に言われたんです。~
私も軍に加わるように、と……▼~
:[ローレンツ]|そうか……やはり君のお父上、~
エドマンド辺境伯の意向ではあったのだな。▼~
:[マリアンヌ]|……はい。▼~
:[ローレンツ]|自らの兵をあまり動かせない分、君を軍に~
入れて協力姿勢を見せておきたいのだろう。▼~
君は乗り気ではなさそうだが……、~
本当に後悔はないのだろうな?▼~
必要があれば、僕が君のお父上に話を……▼~
:[マリアンヌ]|やめてください……!▼~
私は、今のままでいいんです。~
行きたい場所もありませんし……!▼~
私は、ここに居るしかないんです。~
もう構わないでください……。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|マリアンヌさん。~
時代は今、激しく動き出している。▼~
三国を巻き込んだ大きな戦いは、~
必ずやフォドラの形を変えるだろう。▼~
-赤焔の章
:[ローレンツ]|現在の僕らは帝国と共にある。レスター~
諸侯同盟もこの流れには逆らえまい。▼~
-黄燎の章
:[ローレンツ]|レスター諸侯同盟も、今のままでは~
いられまい。いや、いてはならないのだ。▼~
《共通》~
:[マリアンヌ]|……ええと、何のために、私にその話を?▼~
:[ローレンツ]|よく聞いてくれた、マリアンヌさん。▼~
これは君が変わることのできる、~
大きな機会なのではないか……と僕は思う。▼~
この僕でさえ、変わることを迫られ、~
そしてそれに応えようとしているところだ。▼~
新たな僕と共に、新たなマリアンヌさんと~
なって、次の時代を迎えてはどうかね?~
:[マリアンヌ]|………………。~
そんな簡単に変われたら、苦労しません。▼~
……この先も、ずっと同じ。~
私には、ただ祈ることしか……。▼~
……ご、ごめんなさい。~
失礼します……。▼~
***支援B [#q3a8093c]
(※支援会話なし)
***支援A [#c625ae6a]
:[ローレンツ]|う……。▼~
:[マリアンヌ]|ローレンツさん!~
……良かった。▼~
:[ローレンツ]|ここは……うっ、医務室か。~
どうやら世話を……うぐっ!▼~
:[マリアンヌ]|
ローレンツさん、まだ寝たままで……!▼~
-マヌエラが自軍にいる
:[マリアンヌ]|傷は深くないと、マヌエラ先生が……。~
ただ頭を打ったので……。▼~
-マヌエラが自軍にいない
:[マリアンヌ]|傷は、それほど深くないと聞きました……。~
ただ頭を打ったので……。▼~
《共通》~
:[ローレンツ]|そうか……。~
迷惑をかけたな。▼~
僕としたことが、あろうことか戦場で~
意識を失ってしまうなど……。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|マリアンヌさん、どうした?~
僕は無事だったのだ、気に病む必要はない。▼~
:[マリアンヌ]|そんなこと、無理です……。▼~
ローレンツさんが怪我をしたのは、~
私のせいなんですから……。▼~
私なんか、助からなくて良かった。~
代わりに私が怪我すれば……。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
……マリアンヌさん。~
僕は幻覚を見ていたようだ。▼~
:[マリアンヌ]|え……?▼~
:[ローレンツ]|あの時、僕を射抜くような視線を感じた。~
その視線は、助けを求めているように思えた。▼~
そして確かに、見た気がしたんだ。~
君の唇が「助けて」と動くのを。▼~
……だが、そうではなかったようだね。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|だとしたら、僕が怪我をしたのは、~
自業自得だろう。▼~
君が助けを望んでいると勝手に勘違いし、~
無茶をしてしまったというだけの話さ。▼~
:[マリアンヌ]|自業自得なんかじゃありません!▼~
自業自得なんかじゃ……。~
本当は……私が、助けを……。▼~
:[ローレンツ]|マリアンヌさん……意地の悪い~
言い方をして本当にすまなかった。▼~
だが、おかげで君の本心がわかった。~
幻覚じゃなくて良かったよ。▼~
:[マリアンヌ]|ずっと、死んでもいいと思っていました。~
思っていたはずなのに……。▼~
あの時、あなたが来たのを見て、~
死にたくない、と強く思ったんです。▼~
「生きたい」と……。▼~
:[ローレンツ]|……それでいいんだ、マリアンヌさん。▼~
誰もが生きたいと思うのは当然のことだ。~
そこに資格など要らない。▼~
:[マリアンヌ]|ローレンツさん……。▼~
:[ローレンツ]|胸中を打ち明けてくれて感謝する。~
共に生き残ろう、マリアンヌさん。▼~
:[マリアンヌ]|……はい。~
私のほうこそ……ありがとうございます。▼~
**レオニー [#q442e02f]
***支援C [#oa461756]
:[レオニー]|……ふうっ!~
今日はこんなところかな。▼~
:[ローレンツ]|こんな夜更けに物音がすると思ったら……~
君だったか。▼~
:[レオニー]|ローレンツか。いつも普通の訓練の後に~
一人で鍛えてるんだよ。▼~
いつ起こるかわからない戦いにも~
備えるのが、傭兵ってもんだからね。▼~
:[ローレンツ]|そうか……すっかり心構えも傭兵だな。▼~
思えば、君が傭兵になったと知った時には~
安堵もしたが、自責の念に駆られたものだ。▼~
:[レオニー]|……ん? 何でだ?~
あんたには関係ない話だろ?▼~
:[ローレンツ]|いや、無関係とは言えない。▼~
君の出身のサウィン村は、~
我がグロスタール家の領地にある。▼~
恥ずかしながら、入学当初、君がそうだとは~
しっかり把握していなくてね……。▼~
学校が休止になった後、自領出身の生徒が~
どうなったか、気になって調べたのだよ。▼~
:[レオニー]|ほー。それで、わたしがどうなったのか、~
知ったのか。▼~
:[ローレンツ]|領民を案ずるのは当然の責務だ。▼~
ガルグ=マクに来るにも、相応の対価を~
払い、苦労を重ねてきただろう。▼~
そんな者が、苦しみに喘ぐようなことに~
なっては困るからな。▼~
:[レオニー]|教団に支払った金は、学校の休止後に~
ある程度返してもらえたんだけどね。▼~
けど、それだけだ。職の斡旋もなければ、~
領主からの助けもなかった。▼~
だから、自分でどうにか傭兵見習いとして~
入り込んで……後はまあ、運が良かったよ。▼~
:[ローレンツ]|………………。~
……すまなかった、レオニーさん。▼~
謝罪するよ。貴族としては父に代わって、~
元級友としては僕自身が、だ。▼~
:[レオニー]|やめてくれよ。~
あんたのせいじゃないんだし。▼~
わたしは自分の意志で村を出たんだ。~
この腕一本で生きていくって決めてね。▼~
村にいれば、貴族に守ってもらえたんだろ?~
でもわたしは、そうじゃない道を選んだ。▼~
平民が貴族に頼らないで生きていく。~
そういう時代が、来てもおかしくないだろ?▼~
:[ローレンツ]|……それでは君は、これから先、~
貴族は必要なくなるというのかね?▼~
:[レオニー]|そうは言っていないよ。~
あんたに守られたい平民だっているだろ?▼~
でも、平民全員を貴族が守るなんて、~
難しいと思うんだ。こんなご時世だしな。▼~
わたしみたいな人は、きっと増えてくよ。▼~
ま、ずっと先の話かもしれないけどね!▼~
:[ローレンツ]|貴族の在り方が変わる時代、か。~
平民の枠に収まらない、平民……?▼~
………………。▼~
***支援B [#t1f45b44]
:[ローレンツ]|ふう……朝から体を動かすのは、~
なかなか爽快だな。▼~
:[レオニー]|ローレンツか。こんな時間に珍しいな。~
どういう風の吹き回しだ?▼~
:[ローレンツ]|実は、レオニーさんを待っていたのだよ。~
訓練はそのついでさ。▼~
:[レオニー]|わたしを?▼~
:[ローレンツ]|ああ、少し君と話がしたくてね。以前、~
ここで話したことを覚えているだろうか。▼~
平民が貴族に頼らないで生きていく……~
そんな時代が来てもおかしくはない、と。▼~
:[レオニー]|うん、覚えてるよ。~
それがどうかしたのか?▼~
:[ローレンツ]|いや……君の言葉は、僕に少なからず~
衝撃を与えてね。いろいろと考えていた。▼~
もし君の言うことが真実ならば、~
貴族である僕はどうすべきか、と。▼~
:[レオニー]|へえ。~
それで、結論は出たのか?▼~
:[ローレンツ]|僕たち領主が平民を守ろうと広げた~
両手の指の隙間から……▼~
こぼれ落ちてしまう者たちがいる。~
今がそういう時代なのは、否定できない。▼~
ある意味、君もその一人なのだ。~
たとえ自分の意志で選んだのだとしてもな。▼~
:[レオニー]|待てよ、ローレンツ。~
こぼれ落ちるって言い方は何だよ。▼~
わたしは貴族の手の中に留まろうなんて~
してない。自分から飛び出したんだ。▼~
:[ローレンツ]|む……いや、そうだな。~
すまない。▼~
僕は貴族として、どうしても平民の立場に~
立って物事を進めることが難しいようでね。▼~
だが、そんなことでは、この先、~
領内の安定は保てまい。そこで……▼~
優秀な平民をグロスタール家に迎え入れ、~
僕を補佐してもらおうかと考えている。▼~
:[レオニー]|へえ……驚いたね。~
貴族と平民の境い目はどこへ行ったよ。▼~
:[ローレンツ]|それは変わらず、はっきりと存在するさ。~
だが、僕も理解したのだよ。▼~
貴族と平民の境界を軽々と飛び越えるような~
平民が、次々と現れる……▼~
そんな時代が、来つつあるということに。~
君がその代表例だろう。▼~
:[レオニー]|おいおい、買い被りすぎじゃないか?~
わたしはそんな大層な人間じゃないって。▼~
:[ローレンツ]|ふ……君の言葉を解釈しただけさ。~
気づかせてくれた君に感謝するよ。▼~
:[レオニー]|自分でもよくわかってないのに、~
礼なんていいよ。▼~
:[ローレンツ]|……レオニーさん。~
これは君を見込んでの提案なのだが。▼~
先程、話に出たグロスタール家に~
迎え入れる平民……▼~
そういう存在に君がなってみる、~
というのはどうかね?▼~
:[レオニー]|……お誘いどうも。▼~
光栄な話だとは思うけど、わたしには~
他にやりたいことがあるんだ。▼~
師匠みたいな傭兵になるのが夢で、~
今まさにそれを叶えてる途中なんだよ。▼~
:[ローレンツ]|……そうか。~
君の夢を壊すわけにはいかないな。▼~
君の夢の成就を願っているが……~
いつでも気が変わったら言ってくれ。▼~
:[レオニー]|ああ、心に留めておくよ。~
……ありがとな、ローレンツ。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#v6edba5e]
#comment
ページ名:
[広告]
Amazon.co.jp